(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022051987
(43)【公開日】2022-04-04
(54)【発明の名称】持ち手の下で切る包丁
(51)【国際特許分類】
B26B 3/00 20060101AFI20220328BHJP
【FI】
B26B3/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020158068
(22)【出願日】2020-09-23
(71)【出願人】
【識別番号】720008298
【氏名又は名称】石原 浩行
(72)【発明者】
【氏名】石原 浩行
【テーマコード(参考)】
3C061
【Fターム(参考)】
3C061AA02
3C061BB01
3C061BB07
3C061EE13
(57)【要約】 (修正有)
【課題】刃を必要最小限に抑え、より、安心安全な使い方ができる包丁を提供する。
【解決手段】本発明は、持ち手1の下で食材を切るように改良した包丁である。刃2は必要最小限に抑え、刀のような形状はしていない。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
刃の延長上に持ち手が来る従来品に対し、刃の上に持ち手が来る包丁である。持ち手の下で食材を切る構造をしている。
(1)
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、持ち手の下で食材を切るように改良した包丁に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来品は、刃の延長上に持ち手が来る。刃の利用方法は広い半面、危険であり、食材等によっては使い辛い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来品は、日常生活で利用されるあらゆる食材に対応しようとしているため、多くの場合、刃が対象とする食材に対して必要以上に大きい。そのために包丁自体に重量があるが、切断する部分(力点)は、持ち手から離れてしまっている。体重をかけて切断する場合は、持ち手と逆の手で力点や刃の先端部分の上を押さえるような形になるため、片手で体重をかけることができない。筋力が乏しい者や、片手が不自由な者には不向きな構造である。更に、包丁自体が鋭利な刃物であり、子供や精神不安定な者が日常的に利用するのは危険であると同時に、周囲の者もかなりの気を遣うことになるため、刃は必要最小限に抑えることも必要である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、持ち手の下で食材を切るように改良した包丁である。刃は必要最小限に抑え、刀のような形状はしていない。まな板の上で、厚みの無い食材を切るのに適した構造としたことにより問題点を解決している。
【発明の効果】
【0005】
大きさ、重量ともに、従来品よりもコンパクトになっている。切断する部分(力点)は、持ち手の下に来るため、そのまま体重をかけた切り方が可能である。刀の形状はしておらず、刃は必要最小限に抑えており、より、安心安全な使い方ができる。
(2)
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、本発明である包丁を示す図である。うち、1は持ち手、2は食材を切る部分を示す。
【0007】
【
図2】
図2は、本発明である包丁を示す図(従来品との比較)である。うち、1は本発明、2は従来品(一例)を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
持ち手の下で食材を切るため、切る部分に力が入りやすい。主に子供や高齢者を対象とするほか、片手が不自由な者、精神不安定者が家庭内に存在する家庭等にも向いている。なお、本発明は万能包丁ではないため、従来品との併用は有り得る。
【実施例0009】
図1に従って実施例(使用例)を説明する。1持ち手を持つ。2刃で食材を切る。