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特開2022-77498観光案内方法、装置、電子機器および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022077498
(43)【公開日】2022-05-23
(54)【発明の名称】観光案内方法、装置、電子機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/14 20120101AFI20220516BHJP
   G06T 15/20 20110101ALI20220516BHJP
   G06T 19/00 20110101ALI20220516BHJP
【FI】
G06Q50/14
G06T15/20 500
G06T19/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021168950
(22)【出願日】2021-10-14
(31)【優先権主張番号】202011254365.9
(32)【優先日】2020-11-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】董 玉▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】秦 子文
(72)【発明者】
【氏名】李 照虎
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲趙▼梁
(72)【発明者】
【氏名】王 志昊
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲はお▼星
【テーマコード(参考)】
5B050
5B080
5L049
【Fターム(参考)】
5B050AA03
5B050BA06
5B050CA01
5B050DA07
5B050EA19
5B050FA02
5B080AA17
5B080BA00
5B080CA00
5B080FA00
5B080GA00
5L049CC26
(57)【要約】
【課題】本発明は、観光案内方法、装置、電子機器および記憶媒体を開示し、拡張現実および画像等の人工知能の技術分野に関する。
【解決手段】具体的な形態として、アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信し、収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定し、拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくともアプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれ、アプリケーション側機器が現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをユーザに提供するように、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをアプリケーション側機器に送信する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信することと、
前記収集したビデオストリームおよび予め記憶された前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定し、前記拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくとも前記アプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれていることと、
前記アプリケーション側機器が前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供するように、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記アプリケーション側機器に送信することと、を含む、
観光案内方法。
【請求項2】
前記収集したビデオストリームおよび予め記憶された前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定する前に、
前記収集したビデオストリームを分類し、前記収集したビデオストリームに対応する視覚マップデータカテゴリを取得することと、
前記収集したビデオストリームに対応する視覚マップデータカテゴリに基づき、予め構築された視覚マップデータベースから前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを抽出することと、を更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記収集したビデオストリームおよび予め記憶された前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定することは、
前記収集したビデオストリームおよび前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、軽量な3次元視覚マップ生成モデルによって、前記現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータを確定することと、
前記現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータに応じ、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを取得することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信する前に、
生産側機器から送信された前記対象スポットについて録画したビデオを受信することと、
前記対象スポットについて録画したビデオに基づいて前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを生成し、前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを前記視覚マップデータベースに記憶することと、を更に含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
生産側機器から送信された前記対象スポットについて録画したビデオを受信することは、
前記対象スポットが単一の壁である場合、前記生産側機器から送信された前記対象スポットについて単一の壁に対応するデータ収集方法で録画したビデオを受信することと、
前記対象スポットが単一の建物である場合、前記生産側機器から送信された前記対象スポットについて単一の建物に対応するデータ収集方法で録画したビデオを受信することと、
前記対象スポットが庭園型の建物である場合、前記生産側機器から送信された前記対象スポットについて庭園型の建物に対応するデータ収集方法で録画したビデオを受信することと、を含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記対象スポットについて録画したビデオに基づいて前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを生成する前に、
前記対象スポットについて録画したビデオに基づいて実行可能性の分析を行い、前記対象スポットについて録画したビデオの実行可能性の分析結果を取得することと、
前記対象スポットについて録画したビデオの実行可能性の分析結果が実行可能である場合、前記対象スポットについて録画したビデオに基づいて前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを生成する動作を実行することと、を更に含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項7】
ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを取得することと、
前記サービス側機器が前記収集したビデオストリームおよび予め記憶された前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づいて前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定するように、前記収集したビデオストリームをサービス側機器に送信し、前記拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくとも前記アプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれていることと、
前記サービス側機器から送信された前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを受信し、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供することと、を含む、
観光案内方法。
【請求項8】
前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供することは、
全地球測位システムGPSの位置サービスLBSに基づき、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供すること、または、
文字を音声に変換するTTSの音声アナウンスサービスに基づき、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供することを含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
第1受信モジュールと、確定モジュールと、第1送信モジュールとを備え、
前記第1受信モジュールは、アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信することに用いられ、
前記確定モジュールは、前記収集したビデオストリームおよび予め記憶された前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定することに用いられ、前記拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくとも前記アプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれ、
前記第1送信モジュールは、前記アプリケーション側機器が前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供するように、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記アプリケーション側機器に送信することに用いられる、
観光案内装置。
【請求項10】
前記収集したビデオストリームを分類し、前記収集したビデオストリームに対応する視覚マップデータカテゴリを取得し、前記収集したビデオストリームに対応する視覚マップデータカテゴリに基づき、予め構築された視覚マップデータベースから前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを抽出するための抽出モジュールを更に備える、
請求項9に記載の装置。
【請求項11】
確定サブモジュールと、取得サブモジュールとを備え、
前記確定サブモジュールは、前記収集したビデオストリームおよび前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、軽量な3次元視覚マップ生成モデルによって、前記現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータを確定することに用いられ、
前記取得サブモジュールは、前記現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータに応じ、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを取得することに用いられる、
請求項9に記載の装置。
【請求項12】
生産側機器から送信された前記対象スポットについて録画したビデオを受信し、前記対象スポットについて録画したビデオに基づいて前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを生成し、前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを前記視覚マップデータベースに記憶するための記憶モジュールを更に備える、
請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記記憶モジュールは、具体的に、
前記対象スポットが単一の壁である場合、前記生産側機器から送信された前記対象スポットについて単一の壁に対応するデータ収集方法で録画したビデオを受信することと、
前記対象スポットが単一の建物である場合、前記生産側機器から送信された前記対象スポットについて単一の建物に対応するデータ収集方法で録画したビデオを受信することと、
前記対象スポットが庭園型の建物である場合、前記生産側機器から送信された前記対象スポットについて庭園型の建物に対応するデータ収集方法で録画したビデオを受信することとに用いられる、
請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記記憶モジュールは、更に、
前記対象スポットについて録画したビデオに基づいて実行可能性の分析を行い、前記対象スポットについて録画したビデオの実行可能性の分析結果を取得することと、
前記対象スポットについて録画したビデオの実行可能性の分析結果が実行可能である場合、前記対象スポットについて録画したビデオに基づいて前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを生成する動作を実行することとに用いられる、
請求項12に記載の装置。
【請求項15】
取得モジュールと、第2送信モジュールと、第2受信モジュールとを備え、
前記取得モジュールは、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを取得することに用いられ、
前記第2送信モジュールは、前記サービス側機器が前記収集したビデオストリームおよび予め記憶された前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づいて前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定するように、前記収集したビデオストリームをサービス側機器に送信することに用いられ、前記拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくとも前記アプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれ、
前記第2受信モジュールは、前記サービス側機器から送信された前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを受信し、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供することに用いられる、
観光案内装置。
【請求項16】
前記第2受信モジュールは、具体的に、
全地球測位システムGPSの位置サービスLBSに基づき、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供すること、または、
文字を音声に変換するTTSの音声アナウンスサービスに基づき、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供することに用いられる、
請求項15に記載の装置。
【請求項17】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されたメモリと、を備え、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~6または7~8のいずれか1項に記載の方法を実行可能であるように、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されることを特徴とする、
電子機器。
【請求項18】
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令は、請求項1~6または7~8のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させることに用いられることを特徴とする、
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
コンピュータプログラムが含まれ、
前記コンピュータプログラムがプロセッサに実行されると、請求項1~6または7~8のいずれか1項に記載の方法を実現する、
コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人工知能の技術分野に関し、更に、拡張現実および画像技術に関し、特に、観光案内方法、装置、電子機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
観光業の高速な発展に伴い、ますます多くの人は、個人旅行の方式で旅に出ることを選択し、人文、建築、歴史等を主題とするスポットは、旅行の知識および楽しみを増加するために、特に観光案内の連れ合いに依存する。また、あるスポットも観光客に有料の音声解説装置を提供し、観光客は、指定された観光ルートに従ってボタンをクリックして特定のスポットに対する解説を聞いたり、ブルートゥース(登録商標)およびテザリングWi-Fiに基づいて音声解説を行ったりすることができる。
【0003】
音声観光案内は、全地球測位システム(Global Positioning System、GPSと略称される)/Wi-Fi/ブルートゥース(登録商標)測位に基づく音声解説製品であり、事前に録画されたスポット毎に分けられた音声素材を繰り返し再生することによりサービスを実現し、音声解説しか提供できず、ガイドさんのように、リアルなシナリオ下で指定の位置や細かいところに対して解説することができず、使用上で一定の制限があり、更に使用中に、現在再生している音声コンテンツが目に入っているコンテンツと合致しないという問題が生じやすい。また、画像検索の認識に基づいたトリガによるサービスは、音声解説に類似し、トリガしたコンテンツは写真・文字形式のスポット説明である可能性もあり、実景と合わせて見ながら聞くことができない。また、2D画像認識および追跡タイプに基づくAR情報拡張の適用シナリオには制限性があり、包装、印刷等のシナリオに適用され、スポット、建築物等の大型のシナリオに適用されず、複数の角度から認識してトリガすることができず、方位感知により知能的にトリガして連続的な体験を向上させることができない。更に、大型スポットおよび複雑なスポットで、多くの小さな置物および小物が観光客の目の前に置かれ、この時、観光客はこれらの小さな置物および小物に注目しやすく、音声解説のコンテンツにかまう暇がなく、観光客の視線と音声解説のコンテンツとが完璧にリアルタイムに合致することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、観光案内方法、装置、電子機器および記憶媒体を提供し、複数の方位および複数の角度からサービスをトリガし、観光客の視線と解説のコンテンツとのリアルタイムな合致を確保することができ、ユーザの観光体験を向上させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
態様1では、本発明は、
アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信することと、
前記収集したビデオストリームおよび予め記憶された前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定し、前記拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくとも前記アプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれていることと、
前記アプリケーション側機器が前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供するように、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記アプリケーション側機器に送信することと、を含む、
観光案内方法を提供する。
【0006】
態様2では、本発明は、
ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを取得することと、
前記サービス側機器が前記収集したビデオストリームおよび予め記憶された前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づいて前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定するように、前記収集したビデオストリームをサービス側機器に送信し、前記拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくとも前記アプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれていることと、
前記アプリケーション側機器から送信された前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを受信し、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供することと、を含む、
観光案内方法を提供する。
【0007】
態様3では、本発明は、
第1受信モジュールと、確定モジュールと、第1送信モジュールとを備え、
前記第1受信モジュールは、アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信することに用いられ、
前記確定モジュールは、前記収集したビデオストリームおよび予め記憶された前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定することに用いられ、前記拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくとも前記アプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれ、
前記第1送信モジュールは、前記アプリケーション側機器が前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供するように、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記アプリケーション側機器に送信することに用いられる、
観光案内装置を提供する。
【0008】
態様4では、本発明は、
取得モジュールと、第2送信モジュールと、第2受信モジュールとを備え、
前記取得モジュールは、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを取得することに用いられ、
前記第2送信モジュールは、前記サービス側機器が前記収集したビデオストリームおよび予め記憶された前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づいて前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定するように、前記収集したビデオストリームをサービス側機器に送信することに用いられ、前記拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくとも前記アプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれ、
前記第2受信モジュールは、前記サービス側機器から送信された前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを受信し、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供することに用いられる、
観光案内装置を提供する。
【0009】
態様5では、本発明の実施例は、
1つのまたは複数のプロセッサと、
1つのまたは複数のプログラムを記憶するためのメモリと、を備え、
前記1つのまたは複数のプログラムが前記1つのまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つのまたは複数のプロセッサは、本発明のいずれかの実施例に係る拡張現実に基づく観光案内方法を実現する、
電子機器を提供する。
【0010】
態様6では、本発明の実施例は、
プロセッサにより実行されると、本発明のいずれかの実施例に係る拡張現実に基づく観光案内方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されている、
記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の技術により、従来のナビゲーション方法における複数の角度から認識してトリガすることができず、観光客の視線と音声解説のコンテンツとがリアルタイムに合致することができないという技術的問題を解決し、本発明に係る技術案は、複数の方位および複数の角度からサービスをトリガし、観光客の視線と解説のコンテンツとのリアルタイムな合致を確保することができ、ユーザの観光体験を向上させることができる。
【0012】
本発明に記載されたコンテンツは、本発明の実施例のキーとなるまたは重要な特徴を標識するためのものではなく、本発明の範囲を限定するものでもないことが理解されるべきである。本発明の他の特徴は、以下の明細書により容易に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図面は、本形態をより良く理解するためのものであり、本発明を限定するものではない。
【0014】
図1】本発明の実施例に係る観光案内方法のフローチャート1である。
図2】本発明の実施例に係る観光案内方法のフローチャート2である。
図3】本発明の実施例に係る単一の壁に対応するデータ収集方法を採用した録画の模式図である。
図4】本発明の実施例に係る単一の建物に対応するデータ収集方法を採用した録画の模式図である。
図5】本発明の実施例に係る庭園型の建物に対応するデータ収集方法を採用した録画の模式図である。
図6】本発明の実施例に係る観光案内方法のフローチャート3である。
図7】本発明の実施例に係る観光案内装置の構造模式図1である。
図8】本発明の実施例に係る確定モジュールの構造模式図である。
図9】本発明の実施例に係る観光案内装置の構造模式図2である。
図10】本発明の実施例の観光案内方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら本発明の例示的な実施例について説明し、ここで、理解を容易にするために、本発明の実施例の様々な詳細を含み、それらが例示的なものに過ぎないと見なされるべきである。従い、当業者は、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、ここで記載される実施例に対して様々な変更および修正を行うことができることを認識すべきである。それと同様に、明瞭かつ簡単にするために、以下の記述において公知の機能および構造についての説明を省略する。
【実施例0016】
図1は、本発明の実施例に係る観光案内方法のフローチャート1であり、該方法は、観光案内装置またはサービス側機器により実行でき、該装置またはサービス側機器は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの方式で実現でき、該装置またはサービス側機器は、任意のネットワーク通信機能を持つスマートデバイスに集積できる。図1に示すように、観光案内方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0017】
S101において、アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信する。
【0018】
本ステップにおいて、サービス側機器は、アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信する。具体的には、ユーザは、対象スポットの現在位置領域内でカメラをオンにし、ビデオストリームをローカルでリアルタイムに収集し、連続的な視覚測位検索を行うことができる。例えば、ユーザは、泰山を観光する時、ユーザが東門から入って西へ100m歩いたと仮定すると、ユーザは、モバイル端末を用いて歩きながらビデオストリームを収集し、収集したビデオストリームをサービス側機器にリアルタイムに送信してもよく、この時、サービス側機器は、アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信することができる。
【0019】
S102において、収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定し、拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくともアプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれている。
【0020】
本ステップにおいて、サービス側機器は、収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定することができ、ここで、拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくともアプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれている。具体的には、サービス側機器は、まず、収集されたビデオストリームおよび対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、軽量な3次元視覚マップ生成モデルによって、現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータを確定し、その後、現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータに応じ、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを取得してもよい。具体的には、サービス側機器は、まず、ユーザにより収集されたビデオストリームから該ビデオストリームの局所的な特徴を抽出し、その後、該ビデオストリームの局所的な特徴を対象スポットの3次元ポイントクラウドデータの複数の特徴と合致してもよく、該ビデオストリームの局所的な特徴と対象スポットの3次元ポイントクラウドデータの少なくとも1つの特徴との合致が成功すれば、サービス側機器は、合致が成功した特徴に基づいて現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータを確定することができる。本発明の実施例において、拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくともアプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれ、このように、ARコンテンツを実際のシナリオにより合わせ、臨場感をより高めることができる。
【0021】
S103において、アプリケーション側機器が現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをユーザに提供するように、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをアプリケーション側機器に送信する。
【0022】
本発明の具体的な実施例において、サービス側機器は、アプリケーション側機器が現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをユーザに提供するように、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをアプリケーション側機器に送信してもよい。具体的には、アプリケーション側機器は、全地球測位システムGPSの位置サービスLBSに基づき、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをユーザに提供してもよいし、アプリケーション側機器は、文字を音声に変換するTTSの音声アナウンスサービスに基づき、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをユーザに提供してもよい。
【0023】
具体的には、サービス側機器は、GPSに基づくLBSマップ測位サービスを使用する際、百度の既存のマップ測位サービスと合わせて屋外GPS初期測位を行い、興味ポイント(POI:Point Of Interest)のカバー範囲が広くマップのデータ量が大きい場合、検索範囲を縮小することにより視覚検索サービスの効率を向上させることができる。代替案として、ユーザは自分でスポットを選択して指定してから体験するか、またはデータ量が小さくて使用しない。また、サービス側機器は、TTSの音声アナウンスサービスを使用する際、百度の既存のTTSテキストから音声への変換サービスと合わせ、スポットのARインタラクションコンテンツの作成および表示する時、インタラクション型の音声コンテンツ放送サービスを提供してもよい。代替案として、録音されたMP3音声でコンテンツ放送を行う。
【0024】
本発明の実施例に係る観光案内方法において、サービス側機器は、まず、アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信し、その後、サービス側機器は、収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定し、サービス側機器は、更に、アプリケーション側機器が現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをユーザに提供するように、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをアプリケーション側機器に送信する。つまり、本発明に係る形態を採用すると、観光客がどの位置にいても、どのような姿勢でビデオストリームを収集しても、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを取得することができる。拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットは、ユーザのためにリアルタイムに観光案内することができる。従来の観光案内方法において、複数の角度から認識してトリガすることができず、観光客の視線と音声解説のコンテンツとがリアルタイムに合致することができない。本発明は、収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づいて現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定する技術手段を採用するため、従来のナビゲーション方法における複数の角度から認識してトリガすることができず、観光客の視線と音声解説のコンテンツとがリアルタイムに合致することができないという技術的問題を克服し、本発明に係る技術案は、複数の方位および複数の角度からサービスをトリガし、観光客の視線と解説のコンテンツとのリアルタイムな合致を確保することができ、ユーザの観光体験を向上させることができ、且つ、本発明の実施例の技術案は、簡単に実現でき、普及しやすく、適用範囲がより広い。
【実施例0025】
図2は、本発明の実施例に係る観光案内方法のフローチャート2である。図2に示すように、観光案内方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0026】
S201において、アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信する。
【0027】
S202において、収集したビデオストリームおよび対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、軽量な3次元視覚マップ生成モデルによって、現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータを確定する。
【0028】
本ステップにおいて、サービス側機器は、収集されたビデオストリームおよび対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、軽量な3次元視覚マップ生成モデルによって、現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータを確定してもよい。具体的には、サービス側機器は、まず、ユーザにより収集されたビデオストリームから該ビデオストリームの局所的な特徴を抽出し、その後、該ビデオストリームの局所的な特徴を対象スポットの3次元ポイントクラウドデータの複数の特徴と合致してもよく、該ビデオストリームの局所的な特徴と対象スポットの3次元ポイントクラウドデータの少なくとも1つの特徴との合致が成功すれば、サービス側機器は、合致が成功した特徴に基づいて現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータを確定することができる。
【0029】
S203において、現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータに基づき、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを取得し、ここで、拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくともアプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれている。
【0030】
本ステップにおいて、サービス側機器は、現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータに基づき、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを取得してもよく、ここで、拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくともアプリケーション側機器の6自由度姿勢データを含む。具体的には、サービス側機器は、予め構築された視覚マップデータベースから現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータを検索し、視覚マップデータベースから現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータを検索した場合、予め構築された視覚マップデータベースから現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを取得してもよい。
【0031】
S204において、アプリケーション側機器が現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをユーザに提供するように、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをアプリケーション側機器に送信する。
【0032】
本発明の具体的な実施例において、収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定する前に、サービス側機器は、更に、収集されたビデオストリームを分類し、収集されたビデオストリームに対応する視覚マップデータカテゴリを取得し、その後、収集されたビデオストリームに対応する視覚マップデータカテゴリに基づき、予め構築された視覚マップデータベースから対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを抽出してもよい。
【0033】
本発明の具体的な実施例において、サービス側機器は、更に、生産側機器から送信された対象スポットについて録画したビデオを受信し、その後、対象スポットについて録画したビデオに基づいて対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを生成し、対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを視覚マップデータベースに記憶してもよい。生産側に取り付けられた収集ツールAppにより、収集する必要のあるスポットの全方位の完全なビデオリソースを録画し、スポットレベル(例えば、大型建築物、四合院等)の視覚情報の録画収集の方法指導を提供する。この方法は、ユーザのスポットにおける最適な体験領域を定義し、体験領域内で体験者の異なる方位における視野角を模倣して移動してデータを動的に収集することにより、最終的に3次元再構成するおよびリアルタイムな応用で画像照合計算する時、実際の応用時に体験者の所在位置および見ている視野角を推定することができる。好ましくは、対象スポットが単一の壁である場合、サービス側機器は、生産側機器から送信された対象スポットについて単一の壁に対応するデータ収集方法で録画したビデオを受信することができ、対象スポットが単一の建物である場合、サービス側機器は、生産側機器から送信された対象スポットについて単一の建物に対応するデータ収集方法で録画したビデオを受信することができ、対象スポットが庭園型の建物である場合、サービス側機器は、生産側機器から送信された対象スポットについて庭園型の建物に対応するデータ収集方法で録画したビデオを受信することができる。
【0034】
好ましくは、本発明の具体的な実施例において、対象スポットについて録画したビデオに基づいて対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを生成する前に、サービス側機器は、対象スポットについて録画したビデオに基づいて実行可能性の分析を行い、対象スポットについて録画したビデオの実行可能性の分析結果を取得してもよい。対象スポットについて録画したビデオの実行可能性の分析結果が実行可能である場合、サービス側機器は、対象スポットについて録画したビデオに基づいて対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを生成する動作を実行することができ、対象スポットについて録画したビデオの実行可能性の分析結果が実行不可である場合、サービス側機器は、対象スポットについて録画したビデオを破棄することができる。
【0035】
図3は、本発明の実施例に係る単一の壁に対応するデータ収集方法を採用した録画の模式図である。図3に示すように、対象スポットが単一の壁のようなものであるシナリオで、図3における小さな矢印は、カメラの向きを表し、ユーザが収集機器を横方向に移動する必要があり、その場で回転することができない。このようなシナリオで、カメラを壁に向ける必要がある。なお、ビデオを録画する際、収集機器がターゲットに向く必要があり、生産側機器を手に持っているユーザは、「S」状に移動して遠くから近くまでターゲットに近づいてもよい。
【0036】
図4は、本発明の実施例に係る単一の建物に対応するデータ収集方法を採用した録画の模式図である。図4に示すように、対象スポットが1つの独立した建築物のようなものであるシナリオで、生産側機器がターゲットに向いてからターゲット周りに回転する必要がある。なお、走らないで等速で歩ければよい。このようなシナリオで、カメラを3つの建築物に向ける必要がある。
【0037】
図5は、本発明の実施例に係る庭園型の建物に対応するデータ収集方法を採用した録画の模式図である。図5に示すように、対象スポットが四合院のようなものであるシナリオで、生産者機器のカメラは四合院の真ん中に向き、生産側機器を手に持っているユーザは、その場で回転せず、四合院の周辺に沿って等速で一周する。このようなシナリオで、カメラを走行経路の両側にそれぞれ向ける必要がある。
【0038】
本発明の実施例に係る観光案内方法において、サービス側機器は、まず、アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信し、その後、サービス側機器は、収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定し、サービス側機器は、更に、アプリケーション側機器が現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをユーザに提供するように、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをアプリケーション側機器に送信する。つまり、本発明に係る形態を採用すると、観光客がどの位置にいても、どのような姿勢でビデオストリームを収集しても、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを取得することができ、拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットは、ユーザのためにリアルタイムに観光案内することができる。従来の観光案内方法において、複数の角度から認識してトリガすることができず、観光客の視線と音声解説のコンテンツとがリアルタイムに合致することができない。本発明は、収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づいて現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定する技術手段を採用するため、従来のナビゲーション方法における複数の角度から認識してトリガすることができず、観光客の視線と音声解説のコンテンツとがリアルタイムに合致することができないという技術的問題を克服し、本発明に係る技術案は、複数の方位および複数の角度からサービスをトリガし、観光客の視線と解説のコンテンツとのリアルタイムな合致を確保することができ、ユーザの観光体験を向上させることができ、且つ、本発明の実施例の技術案は、簡単に実現でき、普及しやすく、適用範囲がより広い。
【実施例0039】
図6は、本発明の実施例に係る観光案内方法のフローチャート3であり、該方法は、観光案内装置またはアプリケーション側機器により実行でき、該装置またはアプリケーション側機器は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの方式により実現でき、該装置またはアプリケーション側機器は、任意のネットワーク通信機能を持つスマートデバイスに集積できる。図6に示すように、観光案内方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0040】
S601において、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを取得する。
【0041】
本ステップにおいて、アプリケーション側機器は、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを取得してもよい。具体的には、ユーザは、対象スポットの現在位置領域内でカメラをオンにし、ビデオストリームをローカルでリアルタイムに収集し、連続的な視覚測位検索を行うことができる。例えば、ユーザは、泰山を観光する時、ユーザが東門から入って西へ100m歩いたと仮定すると、ユーザは、モバイル端末を用いて歩きながらビデオストリームを収集し、収集したビデオストリームをサービス側機器にリアルタイムに送信してもよい。
【0042】
S602において、サービス側機器が収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づいて現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定するように、収集されたビデオストリームをサービス側機器に送信し、拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくともアプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれている。
【0043】
本ステップにおいて、アプリケーション側機器は、サービス側機器が収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づいて現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定するように、収集されたビデオストリームをサービス側機器に送信してもよく、ここで、拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくともアプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれている。好ましくは、アプリケーション側機器は、まず、集されたビデオストリームをローカルデータベースに記憶し、その後、ローカルデータベースに基づいて収集されたビデオストリームをサービス側機器に送信してもよく、このように、アプリケーション側機器は、ビデオストリームを送信する過程において収集し続け、リアルタイムに観光案内するという目的を達成することができる。
【0044】
S603において、サービス側機器から送信された現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを受信し、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをユーザに提供する。
【0045】
本ステップにおいて、アプリケーション側機器は、サービス側機器から送信された現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを受信し、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをユーザに提供してもよい。具体的には、スマートフォン等のアプリケーションレベルのApp製品は、視覚測位サービス付きのインタフェースを介してクラウドVPS視覚測位APIサービス、一眼カメラに基づくクライアントSLAM/VO即時測位およびマップ構築、および3DコンテンツレンダリングエンジンモジュールのSDK(Software Development Kit)を呼び出すことができ、カスタマイズされたスポットのAR拡張現実コンテンツリソースパケットの呼び出しおよび表示をサポートし、インテリジェント端末機器のユーザ向けのインテリジェントのスポットのAR連れ合いアプリケーションサービスを提供することができる。
【0046】
本発明は、大規模シナリオの視覚マップ検索と測位サービスと画像に基づく追跡技術とを合わせてスポットのスマート観光案内シナリオに適用し、複数のスポットPOIの視覚検索およびAR拡張現実のコンテンツトリガサービスを実現する。ユーザと複数の実景の知識点との間の距離および視野角の見積もりを用いて拡張コンテンツの推薦および順次表示を行い、コンテンツの閲覧体験を向上させる。テキストから音声への変換の放送サービスと合わせ、開発コストを低減し、スポットに含まれる知識点をユーザにより良く理解させ、インタラクション動作体験を向上させる。GPSに基づくLBSマップ測位サービスを導入して初期測位を行い、視覚マップ検索の効率を向上させる。本発明に係る技術案は、市場上の全てのスマートフォン機器に対応することができ、一般的なカメラを使用するだけでリアルタイムな視覚測位および追跡サービスを行うことができる。
【0047】
本発明の実施例に係る観光案内方法において、サービス側機器は、まず、アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信し、その後、サービス側機器は、収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定し、サービス側機器は、更に、アプリケーション側機器が現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをユーザに提供するように、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをアプリケーション側機器に送信する。つまり、本発明に係る形態を採用すると、観光客がどの位置にいても、どのような姿勢でビデオストリームを収集しても、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを取得することができる。拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットは、ユーザのためにリアルタイムに観光案内することができる。従来の観光案内方法において、複数の角度から認識してトリガすることができず、観光客の視線と音声解説のコンテンツとがリアルタイムに合致することができない。本発明は、収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づいて現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定する技術手段を採用するため、従来のナビゲーション方法における複数の角度から認識してトリガすることができず、観光客の視線と音声解説のコンテンツとがリアルタイムに合致することができないという技術的問題を克服し、本発明に係る技術案は、複数の方位および複数の角度からサービスをトリガし、観光客の視線と解説のコンテンツとのリアルタイムな合致を確保することができ、ユーザの観光体験を向上させることができ、且つ、本発明の実施例の技術案は、簡単に実現でき、普及しやすく、適用範囲がより広い。
【実施例0048】
図7は、本発明の実施例に係る観光案内装置の構造模式図1である。図7に示すように、前記装置700は、第1受信モジュール701と、確定モジュール702と、第1送信モジュール703とを備える。
【0049】
前記第1受信モジュール701は、アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信することに用いられる。
【0050】
前記確定モジュール702は、前記収集したビデオストリームおよび予め記憶された前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定することに用いられ、前記拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくとも前記アプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれている。
【0051】
前記第1送信モジュール703は、前記アプリケーション側機器が前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供するように、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記アプリケーション側機器に送信することに用いられる。
【0052】
更に、前記装置700は、前記収集したビデオストリームを分類し、前記収集したビデオストリームに対応する視覚マップデータカテゴリを取得し、前記収集したビデオストリームに対応する視覚マップデータカテゴリに基づき、予め構築された視覚マップデータベースから前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータを抽出することに用いられる抽出モジュール704(図示せず)を更に備える。
【0053】
図8は、本発明の実施例に係る確定モジュールの構造模式図である。図8に示すように、前記確定モジュール702は、確定サブモジュール7021と、取得サブモジュール7022とを備える。
【0054】
前記確定サブモジュール7021は、前記収集したビデオストリームおよび前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、軽量な3次元視覚マップ生成モデルによって、前記現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータを確定することに用いられる。
【0055】
前記取得サブモジュール7022は、前記現在位置領域の3次元ポイントクラウドデータに応じ、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを取得することに用いられる。
【0056】
上記観光案内装置は、本発明の実施例1および実施例2に係る方法を実行でき、方法の実行に対応する機能モジュールおよび有益な効果を有する。本実施例で詳しく説明されていない技術詳細は、本発明の実施例1および実施例2に係る観光案内方法を参照することができる。
【実施例0057】
図9は、本発明の実施例に係る観光案内装置の構造模式図2である。図9に示すように、前記装置900は、取得モジュール901と、第2送信モジュール902と、第2受信モジュール903とを備える。
【0058】
前記取得モジュール901は、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを取得することに用いられる。
【0059】
前記第2送信モジュール902は、前記サービス側機器が前記収集したビデオストリームおよび予め記憶された前記対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づいて前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定するように、前記収集したビデオストリームをサービス側機器に送信することに用いられ、前記拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットには、少なくとも前記アプリケーション側機器の6自由度姿勢データが含まれている。
【0060】
前記第2受信モジュール903は、前記アプリケーション側機器から送信された前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを受信し、前記現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを前記ユーザに提供することに用いられる。
【0061】
上記拡張現実に基づく観光案内装置は、本発明の実施例3に係る方法を実行でき、方法の実行に対応する機能モジュールおよび有益な効果を有する。本実施例で詳しく説明されていない技術詳細は、本発明の実施例3に係る観光案内方法を参照することができる。
【実施例0062】
本発明の実施例によれば、本発明は、電子機器および可読記憶媒体を更に提供する。
【0063】
図10に示すように、本発明の実施例による観光案内方法の電子機器のブロック図である。電子機器は、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピュータのような各形式のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、携帯端末、携帯電話、スマートフォン、ウェララブル機器および他の類似する計算装置のような各形式の移動装置を表すこともできる。本発明に示されたコンポーネント、それらの接続、関係、およびそれらの機能は例示的なものに過ぎず、本発明に記載および/または要求される本発明の実現を限定するものではない。
【0064】
図10に示すように、該電子機器は、1つのまたは複数のプロセッサ1001と、メモリ1002と、各コンポーネントを接続するための高速インタフェースおよび低速インタフェースを含むインタフェースとを備える。各コンポーネントは、異なるバスで互に接続され、共通のマザーボードに取り付けられるかまたは必要に応じて他の方式で取り付けることができる。プロセッサは、電子機器内で実行される命令を処理することができ、メモリ内またはメモリ上に記憶されて外部の入力/出力装置(例えば、インタフェースにカップリングされた表示機器)にGUIのグラフィクス情報を表示するための命令を含む。他の実施形態において、必要がある場合、複数のプロセッサおよび複数本のバスと、複数のメモリとを共に使用することができる。それと同様に、複数の電子機器に接続することができ、各機器は、一部の必要な動作(例えば、サーバアレイ、ブレードサーバ群、またはマルチプロセッサシステムとする)を提供する。図10において、1つのプロセッサ1001を例とする。
【0065】
メモリ1002は、本発明に係る非一時的なコンピュータ可読記憶媒体である。ここで、本発明に係る観光案内方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させるために、前記メモリには少なくとも1つのプロセッサにより実行可能な命令が記憶されている。本発明の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ命令を記憶し、該コンピュータ命令は、本発明に係る音声パケット推薦方法をコンピュータに実行させることに用いられる。
【0066】
メモリ1002は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体として、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータ実行可能プログラムおよびモジュール、例えば、本発明の実施例における観光案内方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、図7に示す第1受信モジュール701、確定モジュール702および第1送信モジュール703)を記憶するように構成されてもよい。プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶された非一時的なソフトウェアプログラム、命令およびモジュールを実行することにより、サーバの各機能アプリケーションおよびデータ処理を実行し、即ち、上記方法実施例における観光案内方法を実現する。
【0067】
メモリ1002は、プログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを備えてもよく、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、観光案内方法の電子機器の使用により作成されたデータ等を記憶することができる。また、メモリ1002は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶機器、フラッシュメモリ、または他の非一時的な固体記憶機器のような非一時的なメモリを更に含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ1002は、プロセッサ1001に対してリモートに設けられたメモリを含むことが好ましく、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して観光案内方法の電子機器に接続することができる。上記ネットワークの実例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワークおよびその組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。
【0068】
観光案内方法の電子機器は、入力装置1003と、出力装置1004とを更に備えてもよい。プロセッサ1001、メモリ1002、入力装置1003および出力装置1004は、バスまたは他の方式で接続することができ、図10において、バスを介して接続することを例とする。
【0069】
入力装置1003は、入力された数字または文字情報を受信し、ユーザインタラクション方法の電子機器のユーザ設定および機能制御に関連するキー信号入力を生成することができ、例えば、タッチパネル、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、インジケータ、1つまたは複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティック等の入力装置である。出力装置1004は、表示機器、補助照明装置(例えば、LED)、および触覚フィードバック装置(例えば、振動モータ)等を含んでもよい。該表示機器は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、およびプラズマディスプレイを含んでもよいが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、表示機器はタッチパネルであってもよい。
【0070】
ここで説明するシステムおよび技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向けASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせで実現できる。これらの各実施形態は以下を含んでもよい。1つまたは複数のコンピュータプログラムに実施され、該1つまたは複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムで実行および/または解釈することができ、該プログラマブルプロセッサは、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、および少なくとも1つの出力装置からデータおよび命令を受信し、且つデータおよび命令を、該ストレージシステム、該少なくとも1つの入力装置、および該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる専用または汎用のプログラマブルプロセッサであってもよい。
【0071】
これらの計算プログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとも呼ばれる)は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含み、且つ、高度なプロセスまたはオブジェクト指向プログラミング言語、および/またはアセンブリ/機械言語を用いてこれらの計算プログラムを実施することができる。本発明に使用されるように、「機械可読媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、機器、および/または装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブル論理機器(PLD))を意味し、機械可読信号としての機械命令を受信する機械可読媒体を含む。「機械可読信号」という用語は、機械命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意の信号を意味する。
【0072】
ユーザとのインタラクションを提供するために、ここで説明するシステムおよび技術をコンピュータで実施することができ、該コンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、ユーザがそれにより入力をコンピュータに提供することができるキーボードおよび指向装置(例えば、マウスまたはトラックボール)とを有する。他の種類の装置は、更にユーザとのインタラクションを提供するために使用され得る。例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であってもよく、且つ、任意の形式(音入力、音声入力または、触覚入力を含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0073】
ここで説明するシステムおよび技術を、バックグラウンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、または中間コンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、またはフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、ユーザがそれによりここで説明するシステムおよび技術の実施形態とインタラクションできるグラフィカルユーザインタフェースまたはネットワークブラウザを有するユーザコンピュータ)、またはこのようなバックグラウンドコンポーネント、中間コンポーネント、またはフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムに実施することができる。任意の形式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)により、システムのコンポーネントを互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ブロックチェーンネットワーク、およびインターネットを含む。
【0074】
コンピューティングシステムはクライアントおよびサーバを含んでもよい。クライアントとサーバとは、一般的に互いに離れ、且つ、通常、通信ネットワークを介してインタラクションを行う。対応するコンピュータで実行されて互いにクライアント-サーバ関係を持つコンピュータプログラムにより、クライアントとサーバとの関係を生成する。サーバはクラウドサーバであってもよく、クラウドコンピューティングサーバまたはクラウドホストとも呼ばれ、クラウドコンピューティングサービス体系における1つのホスト製品であり、従来の物理ホストおよびVPSサービスに存在する管理しにくく、トラフィックの拡張性が弱いという欠陥を解決するために使用される。
【0075】
本発明の実施例の技術案によれば、サービス側機器は、まず、アプリケーション側機器から送信されたビデオストリームであって、ユーザが対象スポットの現在位置領域内で収集したビデオストリームを受信し、その後、サービス側機器は、収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づき、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定し、サービス側機器は、更に、アプリケーション側機器が現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをユーザに提供するように、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットをアプリケーション側機器に送信する。つまり、本発明に係る形態を採用すると、観光客がどの位置にいても、どのような姿勢でビデオストリームを収集しても、現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを取得することができ、拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットは、ユーザのためにリアルタイムに観光案内することができる。従来の観光案内方法において、複数の角度から認識してトリガすることができず、観光客の視線と音声解説のコンテンツとがリアルタイムに合致することができない。本発明は、収集されたビデオストリームおよび予め記憶された対象スポットの3次元ポイントクラウドデータに基づいて現在位置領域に対応する拡張現実に基づくコンテンツリソースパケットを確定する技術手段を採用するため、従来のナビゲーション方法における複数の角度から認識してトリガすることができず、観光客の視線と音声解説のコンテンツとがリアルタイムに合致することができないという技術的問題を克服し、本発明に係る技術案は、複数の方位および複数の角度からサービスをトリガし、観光客の視線と解説のコンテンツとのリアルタイムな合致を確保することができ、ユーザの観光体験を向上させることができ、且つ、本発明の実施例の技術案は、簡単に実現でき、普及しやすく、適用範囲がより広い。
【0076】
上記に示す様々な形式のフローを用い、ステップを並べ替え、追加または削除することができることを理解すべきである。例えば、本発明に記載された各ステップは、並列に実行されてもよいし、順に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよく、本発明に開示された技術案の所望する結果を達成できる限り、本発明はここで限定しない。
【0077】
上記具体的な実施形態は、本発明の保護範囲を限定するものではない。当業者は、設計要求および他の要因に基づき、様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせおよび代替が可能であることを理解すべできる。本発明の精神および原則内で行われる任意の修正、均等置換および改良等は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれているべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10