(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022008117
(43)【公開日】2022-01-13
(54)【発明の名称】プログラム、端末及びイベント支援システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20120101AFI20220105BHJP
A63F 13/80 20140101ALI20220105BHJP
A63F 13/426 20140101ALI20220105BHJP
A63F 13/2145 20140101ALI20220105BHJP
A63F 13/53 20140101ALI20220105BHJP
G09B 5/02 20060101ALI20220105BHJP
G06Q 50/20 20120101ALI20220105BHJP
G06F 15/00 20060101ALI20220105BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20220105BHJP
G06F 3/01 20060101ALI20220105BHJP
H04N 7/15 20060101ALI20220105BHJP
【FI】
G06Q10/10
A63F13/80 D
A63F13/426
A63F13/2145
A63F13/53
G09B5/02
G06Q50/20
G06F15/00 440Z
G06F3/0484
G06F3/01 560
H04N7/15
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021088667
(22)【出願日】2021-05-26
(31)【優先権主張番号】P 2020097199
(32)【優先日】2020-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2020155140
(32)【優先日】2020-09-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (1)公開日: 令和2年4月10日 公開先: 日本テレビ放送網株式会社(東京都港区東新橋一丁目6-1) (2)公開日: 令和2年4月30日 令和2年5月12日 公開先: 日本放送協会(東京都渋谷区神南2-2-1) 株式会社ワットエバー(東京都港区六本木7丁目2番8号) (3)放送日: 令和2年6月7日 令和2年6月14日 令和2年7月5日 令和2年7月12日 放送番組: 日本放送協会(東京都渋谷区神南二丁目2番1号) シブヤノオト (4)ウェブサイトの掲載日: 令和2年6月9日 ウェブサイトのアドレス: https://connectedflip.com/ (5)ウェブサイトの掲載日: 令和2年6月9日 ウェブサイトのアドレス:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000059561.html (6)開催日: 令和2年6月16日 集会名: コネフリ体験会 (7)放送日: 令和2年8月3日 放送番組: J-WAVE STEP ONE (8)公開日: 令和2年8月7日 令和2年8月19日 令和2年8月25日 ウェブサイトのアドレス: https://apps.apple.com/jp/app/id1518164308 ウェブサイトのアドレス:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.bascule.connectedflip (9)開催日: 令和2年8月23日 集会名: 教養クイズアカデミーマネークエスト2020 SUMMER (10)公開日: 令和2年11月1日 イベント名: 「DCC第8回全国高等学校ダンス部選手権」決勝大会 (11)放送日: 令和2年11月6日 放送番組: 「クイズ!ニュースLIVE~今週の日経読んだ?~」株式会社BSテレビ東京 (12)公開日: 令和2年11月7日 イベント名: 一青窈のオフィシャルファンクラブ「大家族(ダージャーズ)」会員限定オンラインイベント (13)公開日(放送日):令和2年11月15日(令和2年12月11日) 放送番組: 「第40回全国高等学校クイズ選手権」(日本テレビ放送網株式会社) (14)公開日: 令和2年11月28日 イベント名: 「ミワンダフル:メイクスマイル」(オンラインによるイベント) (15)公開
(71)【出願人】
【識別番号】517127908
【氏名又は名称】株式会社バスキュール
(74)【代理人】
【識別番号】100079005
【弁理士】
【氏名又は名称】宇高 克己
(74)【代理人】
【識別番号】100154405
【弁理士】
【氏名又は名称】前島 大吾
(74)【代理人】
【識別番号】100201341
【弁理士】
【氏名又は名称】畠山 順一
(72)【発明者】
【氏名】朴 正義
(72)【発明者】
【氏名】中山 誠基
(72)【発明者】
【氏名】前川 和久
(72)【発明者】
【氏名】茆原 大志
【テーマコード(参考)】
2C028
5C164
5E555
5L049
【Fターム(参考)】
2C028BB01
2C028BC01
5C164FA10
5C164FA21
5C164UB81S
5C164VA06P
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5C164VA21S
5E555AA22
5E555AA61
5E555BA02
5E555BA04
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5E555BB04
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5E555DC31
5E555DC35
5E555FA00
5L049AA12
5L049CC34
(57)【要約】
【課題】インタラクティブなオンラインミーティングを実現すること。
【解決手段】出題情報に対する解答情報が入力される端末のプログラムである。プログラムは、端末を、解答情報が入力可能なエリアであり、参加者の全端末において共通のアスペクト比の描画エリアを、端末の表示部が備えるタッチ操作パネルに設定し、描画エリアを含む解答情報入力画面を表示する入力制御手段、参加者による描画エリアに対する接触の軌跡に応じた描画を表示部に表示し、参加者による描画エリアに対する接触の離接毎に、描画エリアの画像をキャプチャし、参加者の全端末において共通の解像度の描画エリア画像を生成する出力画像生成手段、キャプチャした順序で、描画エリア画像を送信する送信手段として機能させる。描画エリア画像は、各参加者の解答情報として、イベントの管理者の端末に、キャプチャした順序により表示される。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
イベントの参加者の端末であり、前記参加者に提示された出題情報に対する解答情報が入力される端末のプログラムであって、前記プログラムは、前記端末を、
前記解答情報が入力可能なエリアであり、前記参加者の全端末において共通のアスペクト比の描画エリアを、前記端末の表示部が備えるタッチ操作パネルに設定し、前記描画エリアを含む解答情報入力画面を表示する入力制御手段、
前記参加者による前記描画エリアに対する接触の軌跡に応じた描画を前記表示部に表示し、前記参加者による前記描画エリアに対する接触の離接毎に、前記描画エリアの画像をキャプチャし、前記参加者の全端末において共通の解像度の描画エリア画像を生成する出力画像生成手段、
キャプチャした順序で、前記描画エリア画像を送信する送信手段、
として機能させ、
前記描画エリア画像は、各参加者の解答情報として、前記イベントの管理者の端末に、キャプチャした順序により表示される、
プログラム。
【請求項2】
前記入力制御手段は、前記参加者に認識可能に、前記描画エリアを前記表示部に表示する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記入力制御手段は、前記イベントの管理者の端末の制御により、前記参加者の接触による解答の選択が可能な多肢選択画面を前記表示部に表示する、
請求項1又は請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記入力制御手段は、前記管理者の端末からの制御により、出題情報が表示される出題情報表示画面と、前記解答情報入力画面と、を切り替えて、前記端末の表示部に表示する、
請求項1から請求項3のいずれかに記載のプログラム。
【請求項5】
前記入力制御手段は、前記解答情報入力画面の一部領域に、出題情報を表示する、
請求項1から請求項4のいずれかに記載のプログラム。
【請求項6】
前記入力制御手段は、前記解答情報入力画面の一部領域に、テキストの出題情報を表示する、
請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記入力制御手段は、前記解答情報に対して与えられるポイントを、前記表示部に表示する、
請求項1から請求項6のいずれかに記載のプログラム。
【請求項8】
出題情報に対する解答情報を、イベントの参加者の端末から取得し、各参加者の端末から取得した解答情報を表示する管理者の端末のプログラムであって、前記プログラムは、前記端末を、
前記参加者の端末の表示部が備えるタッチ操作パネルに、前記解答情報が入力可能なエリアであり、前記参加者の全端末において共通のアスペクト比により設定された描画エリアに対する前記参加者の接触の軌跡に応じた描画画像であって、前記参加者の離接毎に、前記描画エリアをキャプチャして生成された、前記参加者の全端末において共通の解像度の描画エリア画像を、各参加者の端末から取得する取得手段、
取得した各参加者の描画画像を、キャプチャされた順序により、各参加者の解答情報表示エリアに表示する表示制御手段、
として機能させるプログラム。
【請求項9】
前記プログラムは、前記端末を、
前記参加者の端末の前記描画エリアを含む解答情報入力画面に、前記参加者の接触による解答の選択が可能な多肢選択画面を表示させる端末入力制御手段
として機能させる請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記表示制御手段は、
前回の解答情報が正解の参加者の解答情報のみを表示し、参加者の解答情報表示エリアの数を出題毎に減少させる
請求項8又は請求項9に記載のプログラム。
【請求項11】
前記プログラムは、前記端末を、
前記各参加者の端末に表示する、前記出題情報を表示する出題情報表示画面と前記描画エリアを含む解答情報入力画面との切り替えを制御する表示切換制御手段
として機能させる請求項8又は請求項9に記載のプログラム。
【請求項12】
前記プログラムは、前記端末を、
前記参加者の端末の前記描画エリアを含む解答情報入力画面の一部領域に、出題情報を表示させるように制御する出題情報表示制御手段
として機能させる請求項8から請求項11のいずれかに記載のプログラム。
【請求項13】
前記プログラムは、前記端末を、
各参加者の解答情報に応じて与えるポイントを、前記参加者の端末の表示部に表示するように制御するポイント表示制御手段
として機能させる請求項8から請求項12のいずれかに記載のプログラム。
【請求項14】
イベントの参加者の端末であり、前記参加者に提示された出題情報に対する解答情報が入力される端末であって、
表示手段と、
前記解答情報が入力可能なエリアであり、前記参加者の全端末において共通のアスペクト比の描画エリアを、前記表示手段が備えるタッチ操作パネルに設定し、前記描画エリアを含む解答情報入力画面を表示する入力制御手段と、
前記参加者による前記描画エリアに対する接触の軌跡に応じた描画を前記表示手段に表示し、前記参加者による前記描画エリアに対する接触の離接毎に、前記描画エリアの画像をキャプチャし、前記参加者の全端末において共通の解像度の描画エリア画像を生成する出力画像生成手段と、
キャプチャした順序で、前記描画エリア画像を送信する送信手段と、
を備え、
前記描画エリア画像は、各参加者の解答情報として、前記イベントの管理者の端末に、キャプチャした順序により表示される、
端末。
【請求項15】
出題情報に対する解答情報を、イベントの参加者の端末から取得し、各参加者の端末から取得した解答情報を表示する管理者の端末であって、
前記参加者の端末の表示部が備えるタッチ操作パネルに、前記解答情報が入力可能なエリアであり、前記参加者の全端末において共通のアスペクト比により設定された描画エリアに対する前記参加者の接触の軌跡に応じた描画画像であって、前記参加者の離接毎に、前記描画エリアをキャプチャして生成された、前記参加者の全端末において共通の解像度の描画エリア画像を、各参加者の端末から取得する取得手段と、
取得した各参加者の描画画像を、キャプチャされた順序により、各参加者の解答情報表示エリアに表示する表示制御手段と、
を備える端末。
【請求項16】
イベントに参加する参加者の端末であり、前記参加者に提示された出題情報に対する解答情報が入力される参加者端末と、前記解答情報を、前記参加者端末から取得し、各参加者の端末から取得した解答情報を表示する管理者端末と、を備え、
前記参加者端末は、
表示手段と、
前記解答情報が入力可能なエリアであり、前記参加者の全端末において共通のアスペクト比の描画エリアを、前記表示手段が備えるタッチ操作パネルに設定し、前記描画エリアを含む解答情報入力画面を表示する入力制御手段と、
前記参加者による前記描画エリアに対する接触の軌跡に応じた描画を前記表示手段に表示し、前記参加者による前記描画エリアに対する接触の離接毎に、前記描画エリアの画像をキャプチャし、前記参加者の全端末において共通の解像度の描画エリア画像を生成する出力画像生成手段と、
を備え、
前記管理者端末は、
各参加者端末から、描画エリア画像を取得する取得手段と、
取得した各参加者の描画エリア画像を、前記参加者端末において生成された順序により、各参加者の解答情報表示エリアに、解答情報として表示する表示制御手段と、
を備える、
イベント支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、端末及びイベント支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、端末を用いてミーティング用資料を共有しながら会議を行うオンラインミーティングシステムが一般的になっている(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1の発明は、複数の端末が直接またはネットワークを通じて切換装置100に接続される。切換装置の出力は、共有表示装置に接続される。各端末はプレゼンテーションに使用する映像データを切換装置に出力する。切換装置は、受け取った映像データを共有表示装置に表示する順番をキューに登録する。登録の順番は、切換装置が映像データを受け取った順番とすることができる。切換装置は、所定のタイミングでキューの順番に従って共有表示装置に表示する映像データを切り換えるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の技術は、ひとつの情報を、ミーティングに参加する参加者が共有するものであり、各参加者の情報を参加者全員が共有するものではなく、インタラクティブに各参加者が情報を発信できるものではなかった。
【0006】
そこで、本発明は上記課題に鑑みて発明されたものであって、その目的は、インタラクティブなイベント、オンラインミーティングを実現するプログラム、端末及びイベント支援システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、イベントの参加者の端末であり、前記参加者に提示された出題情報に対する解答情報が入力される端末のプログラムであって、前記プログラムは、前記端末を、前記解答情報が入力可能なエリアであり、前記参加者の全端末において共通のアスペクト比の描画エリアを、前記端末の表示部が備えるタッチ操作パネルに設定し、前記描画エリアを含む解答情報入力画面を表示する入力制御手段、前記参加者による前記描画エリアに対する接触の軌跡に応じた描画を前記表示部に表示し、前記参加者による前記描画エリアに対する接触の離接毎に、前記描画エリアの画像をキャプチャし、前記参加者の全端末において共通の解像度の描画エリア画像を生成する出力画像生成手段、キャプチャした順序で、前記描画エリア画像を送信する送信手段、として機能させ、前記描画エリア画像は、各参加者の解答情報として、前記イベントの管理者の端末に、キャプチャした順序により表示される、プログラムである。
【0008】
本発明の一態様は、出題情報に対する解答情報を、イベントの参加者の端末から取得し、各参加者の端末から取得した解答情報を表示する管理者の端末のプログラムであって、前記プログラムは、前記端末を、前記参加者の端末の表示部が備えるタッチ操作パネルに、前記解答情報が入力可能なエリアであり、前記参加者の全端末において共通のアスペクト比により設定された描画エリアに対する前記参加者の接触の軌跡に応じた描画画像であって、前記参加者の離接毎に、前記描画エリアをキャプチャして生成された、前記参加者の全端末において共通の解像度の描画エリア画像を、各参加者の端末から取得する取得手段、取得した各参加者の描画画像を、キャプチャされた順序により、各参加者の解答情報表示エリアに表示する表示制御手段、として機能させるプログラムである。
【0009】
本発明の一態様は、イベントの参加者の端末であり、前記参加者に提示された出題情報に対する解答情報が入力される端末であって、表示手段と、前記解答情報が入力可能なエリアであり、前記参加者の全端末において共通のアスペクト比の描画エリアを、前記表示手段が備えるタッチ操作パネルに設定し、前記描画エリアを含む解答情報入力画面を表示する入力制御手段と、前記参加者による前記描画エリアに対する接触の軌跡に応じた描画を前記表示手段に表示し、前記参加者による前記描画エリアに対する接触の離接毎に、前記描画エリアの画像をキャプチャし、前記参加者の全端末において共通の解像度の描画エリア画像を生成する出力画像生成手段と、キャプチャした順序で、前記描画エリア画像を送信する送信手段と、を備え、前記描画エリア画像は、各参加者の解答情報として、前記イベントの管理者の端末に、キャプチャした順序により表示される、端末である。
【0010】
本発明の一態様は、出題情報に対する解答情報を、イベントの参加者の端末から取得し、各参加者の端末から取得した解答情報を表示する管理者の端末であって、前記参加者の端末の表示部が備えるタッチ操作パネルに、前記解答情報が入力可能なエリアであり、前記参加者の全端末において共通のアスペクト比により設定された描画エリアに対する前記参加者の接触の軌跡に応じた描画画像であって、前記参加者の離接毎に、前記描画エリアをキャプチャして生成された、前記参加者の全端末において共通の解像度の描画エリア画像を、各参加者の端末から取得する取得手段と、取得した各参加者の描画画像を、キャプチャされた順序により、各参加者の解答情報表示エリアに表示する表示制御手段と、
を備える端末である。
【0011】
本発明の一態様は、イベントに参加する参加者の端末であり、前記参加者に提示された出題情報に対する解答情報が入力される参加者端末と、前記解答情報を、前記参加者端末から取得し、各参加者の端末から取得した解答情報を表示する管理者端末と、を備え、前記参加者端末は、表示手段と、前記解答情報が入力可能なエリアであり、前記参加者の全端末において共通のアスペクト比の描画エリアを、前記表示手段が備えるタッチ操作パネルに設定し、前記描画エリアを含む解答情報入力画面を表示する入力制御手段と、前記参加者による前記描画エリアに対する接触の軌跡に応じた描画を前記表示手段に表示し、前記参加者による前記描画エリアに対する接触の離接毎に、前記描画エリアの画像をキャプチャし、前記参加者の全端末において共通の解像度の描画エリア画像を生成する出力画像生成手段と、を備え、前記管理者端末は、各参加者端末から、描画エリア画像を取得する取得手段と、取得した各参加者の描画エリア画像を、前記参加者端末において生成された順序により、各参加者の解答情報表示エリアに、解答情報として表示する表示制御手段と、を備える、イベント支援システムである。
【発明の効果】
【0012】
本発明はインタラクティブなイベントや、オンラインミーティングを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は本実施の形態におけるオンラインミーティング支援システムの概略図である。
【
図2】
図2はオンラインミーティング用管理者端末3、参加者端末4、管理支援端末5及び参加者支援端末6の一例であるスマートフォンの装置構成例を示す図である。
【
図3】
図3は管理者支援端末5の機能構成例を示すブロック図である。
【
図4】
図4は参加者支援端末6の機能構成例を示すブロック図である。
【
図5】
図5は端末管理サーバ2のブロック図である。
【
図6】
図6はルーム管理テーブルの一例を示した図である。
【
図7】
図7はオンラインミーティング支援システムの動作のシーケンス図である。
【
図8】
図8はオンラインミーティング支援システムのログイン画面へのアクセスのために参加者に提示される画面の一例を示す図である。
【
図9】
図9は管理者Aの管理者支援端末5に表示される管理画面の一例を示す図である。
【
図10】
図10は参加者支援端末6に表示される入力画面の一例を示す図である。
【
図11】
図11は管理者Aが全ての参加者の解答を選択した場合に、各参加者のオンラインミーティング用参加者端末4で視聴される映像の一例を示す図である。
【
図12】
図12は管理者Aが参加者B3の解答を選択した場合に、各参加者のオンラインミーティング用参加者端末4で視聴される映像の一例を示す図である。
【
図13】
図13は管理者支援端末6に表示される管理画面の一例である。
【
図14】
図14は管理者Aの管理者支援端末5に表示される管理画面の一例を示す図である。
【
図15】
図15は管理者Aの管理者支援端末5に表示される管理画面の一例を示す図である。
【
図16】
図16は管理者Aの管理者支援端末5に表示される管理画面の一例を示す図である。
【
図17】
図17は管理者Aの管理者支援端末5に表示される管理画面の一例を示す図である。
【
図18】
図18は多肢選択方式の解答モードを選択した場合における、各参加者支援端末6に表示される入力画面の一例を示した図である。
【
図19】
図19は管理者Aの管理者支援端末5に表示される管理画面の一例を示す図である。
【
図20】
図20は管理者Aの管理者支援端末5に表示される管理画面の一例を示す図である。
【
図21】
図21は勝抜きモードを選択した場合の管理者支援端末5の管理画面の一例を示した図である。
【
図22】
図22は、参加者支援端末6の解答情報の送信方法を説明するための図である。
【
図23】
図23は全参加者の参加者支援端末6において共通のアスペクト比を16:9とし、アスペクト比が16:9の描画エリアを設定する方法を説明するための図である。
【
図24】
図24は、全参加者の参加者支援端末6において共通のアスペクト比を16:9とし、アスペクト比が16:9の描画エリアを設定する方法を説明するための図である。
【
図25】
図25は、全参加者の参加者支援端末6において共通のアスペクト比を16:9とし、アスペクト比が16:9の描画エリアを設定する方法を説明するための図である。
【
図26】
図26は出力画像生成部62による描画エリア画像の生成を説明するための図である。
【
図27】
図27は各参加者支援端末6の描画エリア画像を生成から、描画エリア画像が管理者支援端末5における解答表示エリア100の各参加者の解答エリアに表示されるまでの動作を説明するための図である。
【
図28】
図28は出題情報等を視聴(閲覧)する第1の表示方法を説明するための図である。
【
図29】
図29は出題情報等を視聴(閲覧)する第2の表示方法を説明するための図である。
【
図30】
図30は第3の実施の形態における管理者支援端末5のブロック図である。
【
図31】
図31は第3の実施の形態における管理画面の一例を示す図である。
【
図32】
図32は第4の実施の形態における管理者支援端末5のブロック図である。
【
図33】
図33は第4の実施の形態の動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
<本発明の実施の形態>
<第1の実施の形態>
本発明の実施の形態を説明する。
[全体構成]
本実施の形態のオンラインミーティング支援システムを説明する。
【0015】
図1は本実施の形態におけるオンラインミーティング支援システムの概略図である。
図1中、1はオンラインミーティングサーバであり、2は端末管理サーバであり、3は管理者Aのオンラインミーティング用管理者端末であり、4は複数の参加者Bのオンラインミーティング用参加者端末であり、5は管理者Aの管理者支援端末であり、6は複数の参加者Bの参加者支援端末である。
【0016】
オンラインミーティングサーバ1と、管理者Aのオンラインミーティング用管理者端末3と、複数の参加者Bのオンラインミーティング用参加者端末4とは、通信回線Nに接続可能で、相互に通信可能である。同様に、端末管理サーバ2と、管理者支援端末5と、複数の入力参加者支援端末6とは、通信回線Nに接続可能で、相互に通信可能である。
【0017】
通信回線Nは、データ通信が可能な通信路を意味する。すなわち、通信回線Nは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLANの他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含み、通信方法については有線/無線を問わない。
オンラインミーティングサーバ1及び端末管理サーバ2は、単数又は複数のサーバ装置や記憶装置等を含んで構成されたサーバシステムである。
【0018】
オンラインミーティングシステムは、オンラインミーティングサーバ1と、オンラインミーティング用管理者端末3と、複数のオンラインミーティング用参加者端末4とにより構成される。オンラインミーティングサーバ1は、オンラインミーティング用管理者端末3と、複数のオンラインミーティング用参加者端末4と接続され、オンラインミーティング用管理者端末3とオンラインミーティング用参加者端末4との間、又は、オンラインミーティング用参加者端末4の間で、ビデオ、音声のやり取りを制御する。
【0019】
オンラインミーティング用管理者端末3は、オンラインミーティングの管理者A及び参加者Bが共有する共有情報を提示することが可能な共有機能を備えている。参加者Bは、オンラインミーティング用参加者端末4により、提示された共有情報を視聴可能である。
【0020】
このようなオンラインミーティングシステムの例として、Zoomミーティング、Skype(登録商標) for BusinessやWebEx(登録商標)、Microsoft Teams(登録商標)などを挙げることができるが、本発明の適用においては特に限定するものではない。
【0021】
オンラインミーティング支援システムは、端末管理サーバ2と、管理者支援端末5と、複数の参加者支援端末6とにより構成される。端末管理サーバ2は、管理者支援端末5と複数の参加者支援端末6と接続され、管理者Aと参加者Bとの管理を行うとともに、管理端末5と複数の入力端末6との間の入力データや制御データの送受信を行う。
【0022】
オンラインミーティング用管理者端末3、オンラインミーティング用参加者端末4、管理者支援端末5及び参加者支援端末6は、所定のプログラムを実行することのできるコンピュータであり、無線通信基地局等を介して通信回線Nに接続し、オンラインミーティングサーバ1及び端末管理サーバ2とデータ通信を行うことができる。オンラインミーティング用管理者端末3、オンラインミーティング用参加者端末4、管理者支援端末5及び参加者支援端末6の例は、デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット型コンピュータ、スマートフォンや、携帯電話機、等である。
【0023】
図2は、オンラインミーティング用管理者端末3、オンラインミーティング用参加者端末4、管理者支援端末5及び参加者支援端末6の一例であるスマートフォンの装置構成例を示す図である。
図2に示すように、スマートフォンは、ディスプレイ11と、ディスプレイ11と一体構成されるタッチ操作パネル12と、スピーカ13とを備える。また、プレーヤ端末1には、図示されていない制御基板、内蔵バッテリー、電源ボタン、音量調節ボタン等が設けられている。
【0024】
制御基板には、CPUやGPU、DSP等の各種マイクロプロセッサ、ASIC、VRAMやRAM、ROM等の各種ICメモリ、携帯電話基地局と無線通信するための無線通信モジュール等が搭載されている。また、制御基板には、タッチ操作パネル12のドライバ回路といった、いわゆるI/F回路(インターフェース回路)等が搭載されている。これら制御基板に搭載されている各要素は、それぞれがバス回路等を介して電気的に接続され、データの読み書きや信号の送受信が可能に接続されている。
【0025】
[機能構成]
管理者支援端末5の構成を説明する。
図3は管理者支援端末5の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、管理者支援端末5は、操作入力部30と、処理部31と、画像表示部32と、音出力部33と、通信部34と、記憶部35とを備える。
【0026】
操作入力部30は、管理者Aが管理者支援端末5によって各参加者Bの参加者支援端末6の制御及び参加者支援端末6に入力された入力情報に対する各種操作を入力するためのものであり、操作入力に応じた操作入力信号を処理部31に出力する。操作入力部30の機能は、例えば、キーボード、タッチ操作パッド、ホームボタン、ボタンスイッチや、ジョイスティック、トラックボールといった直接プレーヤAが指で操作する素子はもちろん、加速度センサや角速度センサ、傾斜センサ、地磁気センサといった、運動や姿勢を検知する素子等によっても実現できる。
図2では、タッチ操作パネル12がこれに該当する。
【0027】
処理部31は、記憶部35に格納されるプログラムやデータ、操作入力部30からの操作入力信号等に基づいて管理者支援端末5の動作を統括的に制御する。処理部31の機能は、例えば、CPUやGPU等のマイクロプロセッサ、ASIC、ICメモリ等の電子部品によって実現できる。この処理部30は、主な機能部として、演算部40と、画像生成部41と、音生成部42と、通信制御部43とを備える。
【0028】
演算部40は、本実施形態のオンラインミーティング支援システムを実現するための種々の処理を実行し、画像生成部41と、音生成部42と、通信制御部43とに出力する。演算部40は、ユーザ情報管理部50と、ルーム管理部51と、端末入力制御部52と、表示制御部53と、解答区別部54と、解答選択部55と、参加者解答情報生成部56と、エフェクト制御部57とを含む。
【0029】
ユーザ情報管理部50は、管理者A(司会者)と参加者Bのユーザ情報データを用いて、各ユーザの情報を管理する。管理する情報は、ユーザ(管理者A、参加者B)のニックネームや、システム内ユーザ識別情報(ユーザID)等の基本的なユーザ情報である。
【0030】
ルーム管理部51は、オンラインミーティングのルームを管理する部である。具体的には、ルームに参加する参加者のユーザ情報を管理し、ルームに参加する参加者の参加者支援端末6との間で必要な情報の送受信を行う。
【0031】
端末入力制御部52は、オンラインミーティングのオンラインミーティング用管理者端末3から提示され、オンラインミーティング用参加者端末4において表示(視聴)された出題情報(共有情報)に対する解答情報(入力情報)を入力するための入力画面を、参加者Bの参加者支援端末6の表示部に表示させる制御を行う。入力画面は、参加者が入力画面をタッチしながら解答情報を手書きで入力する手書き入力画面(手書き入力モード)と、いくつかの選択肢(2択(〇×)、3択、4択)を与えて、その中から適当なものを選択させる多肢選択画面(選択入力モード)とのいずれかの解答モードを選択可能である。
【0032】
また、端末入力制御部52は、参加者支援端末6の入力画面への解答情報の入力を制御する入力制御情報を生成する。そして、ルーム管理部51を介して、各参加者支援端末6に送信する。具体的には、入力制御情報は、参加者Bの参加者支援端末6の入力画面への情報の入力を許可する入力許可情報と、入力を不許可にする入力不許可情報とがある。
【0033】
また、端末入力制御部52は、参加者支援端末6の入力画面に入力された解答情報をクリア(表示を消去)する場合、消去制御情報を生成する。そして、ルーム管理部51を介して、各参加者支援端末6に送信する。
【0034】
表示制御部53は、画像表示部32に管理画面を表示するとともに、管理画面の解答表示エリアに、受信した各参加者支援端末6からの解答情報を表示する。管理画面は、後述する機能を選択するボタン等のユーザインタフェースからなる基本管理画面のレイヤーと、受信した各参加者支援端末6からの解答情報を表示する解答表示エリアを含む解答情報画面のレイヤーと、背景画面のレイヤーとが合成されたひとつ画面である。
【0035】
また、表示制御部53は、解答区別部54により、正解と不正解とに区別された解答情報について、正解の解答情報と不正解の解答情報とを異なる表示形態で表示する。例えば、正解の解答情報は赤色で表示し、不正解の解答情報は青色で表示する。本例は異なる表示形態の一例であり、他の表示形態でもよい。
【0036】
解答区別部54は、受信した解答情報を、正解の解答情報と不正解の解答情報とに区別する。区別する方法としては、解答方法が手書きの入力モードの場合は、管理者が、解答表示エリアに表示されている解答情報を目視で確認して、正解の解答情報をタッチ又はクリックして選択することにより、正解の解答情報と不正解の解答情報とに区別する。また、解答方法が選択入力モードの場合は、正解となる記号や数を解答区別部54に予め記憶しておき、解答区別部54が正解となる記号や数と、解答情報の記号や数とを、機械的に比較することにより、正解又は不正解の区別を自動的に行うことができる。
【0037】
解答選択部55は、受信した解答情報から、オンラインミーティングシステム側の共有情報として参加者に提示する解答情報を選択する。選択する方法としては、管理者が解答表示エリアに表示されている解答情報をタッチ又はクリックして選択することにより、提示する解答情報を個別に選択する方法と、解答表示エリアに表示されている解答情報の全てを自動的に選択する方法とがある。
【0038】
参加者解答情報生成部56は、解答選択部55により選択された解答情報を含む参加者解答情報を生成する。参加者解答情報の生成方法としては、管理画面を構成するレイヤーのうち、解答情報画面のレイヤーのみを抽出して、解答情報画面をオンラインミーティングの共有情報として、オンラインミーティング用管理者端末3に出力する。また、参加者解答情報生成部56は、出題する問題の正解を記憶しており、必要に応じて、問題の正解をオンラインミーティングの共有情報として、オンラインミーティング用管理者端末3に出力する。尚、出力する映像の選択又は合成は、OBS(Open Broadcaster Software)等を用いることができる。
【0039】
エフェクト制御部57は、解答情報の正解又は不正解に応じて異なるエフェクトを、参加者支援端末6から出力させ、参加者支援端末6の入力画面に入力された解答の正誤を通知する。エフェクト制御部57は、ルーム管理部51を介して、解答情報の正解又は不正解に応じて異なるエフェクトを出力させるため、解答選択部55により正解とされた解答情報の参加者支援端末6には、正解を通知するエフェクト制御情報を通知し、解答選択部55により不正解とされた解答情報の参加者支援端末6には、不正解を通知するエフェクト制御情報を通知する。ここで、エフェクトの手法としては、音、振動、動画又は静止画がある。そして、エフェクト制御情報は、解答情報の正解又は不正解に応じて、参加者支援端末6から効果音を出力させる情報、参加者支援端末6を振動(バイブレーション)させる情報、参加者支援端末6の画面にエフェクト画像を表示させる情報等である。
【0040】
画像生成部41は、演算部40の処理結果に基づいて1フレーム時間(例えば1/60秒)で1枚の画像を生成し、生成した画像信号を画像表示部32に出力する。画像生成部41の機能は、例えば、GPUやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等のプロセッサ、ビデオ信号IC、ビデオコーデック等のプログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ、テクスチャデータの展開用に使用されるICメモリ等によって実現できる。
【0041】
音生成部42は、演算部40の処理結果に基づいて効果音、各種操作音等の音信号を生成し、音出力部33に出力する。音生成部42の機能は、例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)や音声合成IC等のプロセッサ、音声ファイルを再生可能なオーディオコーデック等によって実現できる。
【0042】
通信制御部43は、端末管理サーバ2とのデータ通信のための通信接続及びデータ処理を行う。
【0043】
画像表示部32は、画像生成部41から入力される画像信号に基づいて画面を表示する。画像表示部32の機能は、例えば、液晶又は有機ディスプレイ、フラットパネルディスプレイ、ブラウン管(CRT)、プロジェクター、ヘッドマウントディスプレイといった表示装置によって実現できる。
図2では、画像表示部32は、ディスプレイ11に該当する。
【0044】
音出力部33は、音生成部42から入力される音信号に基づいて効果音等を音出力するためのものである。
図2では、音出力部33は、スピーカ13に該当する。
【0045】
通信部34は、通信回線Nと接続して通信を実現する。通信部34の機能は、例えば、無線通信機、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現できる。
【0046】
記憶部35には、管理者支援端末5を動作させ、管理者支援端末5が備える種々の機能を実現するためのプログラムや、このプログラムの実行中に使用されるデータ等が予め記憶され、或いは処理の都度一時的に記憶される。記憶部35は、例えばRAMやROM、フラッシュメモリ等のICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD-ROMやDVD等の光学ディスク等によって実現できる。具体的には、記憶部35には、システムプログラムと、管理者支援端末5を制御する管理プログラムとが格納される。システムプログラムは、管理者支援端末5のコンピュータとしての基本機能を実現するためのプログラムである。管理プログラムは、処理部31の演算部40(ユーザ情報管理部50、ルーム管理部51、端末入力制御部52、表示制御部53、解答区別部54、解答選択部55、参加者解答情報生成部56及びエフェクト制御部57)として機能させるためのプログラムである。また、記憶部35には、上述したユーザ情報データも格納される。
【0047】
次に、参加者支援端末6の構成を説明する。
図4は参加者支援端末6の機能構成例を示すブロック図である。
【0048】
参加者支援端末6の構成は、基本的には管理者支援端末5の構成と同様なものであるが、演算部40の構成が管理者支援端末5と異なる。尚、管理者支援端末5と同様な構成のものについては、同じ符号とし、詳細な説明を省略する。
演算部40は、ユーザ情報管理部60と、入力制御部61と、出力画像生成部62と、エフェクト出力制御部63とを含む。
【0049】
ユーザ情報管理部60は、参加者Bのユーザ情報データを用いて、ユーザの情報を管理する。管理する情報は、ユーザ(参加者B)のニックネームや、システム内ユーザ識別情報(ユーザID)等の基本的なユーザ情報である。
【0050】
入力制御部61は、管理者支援端末5の端末入力制御部52により指定された入力画面を、画像表示部32に表示する。そして、管理者支援端末5からの入力制御情報により、参加者Bによる入力画面への情報の入力の許可又は不許可を制御する。ここで、入力される情報は、操作入力部30を操作して入力した文字又は画像や、選択問題による解答の選択である。
また、入力制御部61は、管理者支援端末5からの消去制御情報により、参加者Bにより入力された入力画面への情報をクリアする。
【0051】
出力画像生成部62は、参加者Bが操作入力部30を操作して入力された情報に用いて、その情報の出力画像を生成し、画像表示部32の入力画面に出力する。また、その情報を、管理者支援端末5に送信する。
【0052】
エフェクト出力制御部63は、管理者支援端末5からのエフェクト制御情報により、音出力部33から効果音を出力したり、参加者支援端末6を振動(バイブレーション)させたり、効果画像を画像表示部32に出力する。エフェクトは解答の正誤によって異なるため、参加者は、エフェクトにより、入力画面から入力した解答の正誤を知ることができる。
【0053】
記憶部35には、参加者支援端末6を動作させ、参加者支援端末6が備える種々の機能を実現するためのプログラムや、このプログラムの実行中に使用されるデータ等が予め記憶され、或いは処理の都度一時的に記憶される。記憶部35は、例えばRAMやROM、フラッシュメモリ等のICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD-ROMやDVD等の光学ディスク等によって実現できる。具体的には、記憶部35には、システムプログラムと、参加者支援端末6を制御する管理プログラムとが格納される。システムプログラムは、参加者支援端末6のコンピュータとしての基本機能を実現するためのプログラムである。管理プログラムは、処理部31の演算部40(ユーザ情報管理部60、入力制御部61、出力画像生成部62及びエフェクト出力制御部63)として機能させるためのプログラムである。また、記憶部35には、上述したユーザ情報データも格納される。
【0054】
端末管理サーバ2について説明する。
図5は端末管理サーバ2のブロック図である。
端末管理サーバ2は、処理部70と、通信部71と、記憶部72とを備える。
処理部70は、ユーザ管理部80と、ルーム管理部81とを備える。
【0055】
ユーザ情報管理部80は、オンラインミーティング支援システムを利用するユーザ情報を管理する。管理する情報は、ユーザのニックネームや、システム内ユーザ識別情報(ユーザID)等の基本的なユーザ情報である。
【0056】
ルーム管理部81は、管理者Aからのルームの開設要求を受けて、ルーム管理テーブルを生成し、ルームを管理する。ルーム管理テーブルは、ルームの管理者となる管理者Aのユーザ情報と、そのルームに参加する参加者のユーザ情報とを有するテーブルである。
図6はルーム管理テーブルの一例を示した図である。
図6のルーム管理テーブルでは、ルームに参加する各ユーザのユーザIDと、ニックネームと、管理者権限とが関連付けられている。尚、管理者権限を有するユーザには、管理者権限のフィールドに“1”のフラグが立てられる。
また、ルーム管理部81は、管理者支援端末5と参加者支援端末6との間でやり取りされる入力情報及び制御情報の送受信を制御する。
【0057】
通信部71は、通信回線Nと接続して通信を実現する。
【0058】
記憶部72には、システムプログラムと、機能プログラムとが格納される。システムプログラムは、端末管理サーバ2のコンピュータとしての基本機能を実現するためのプログラムである。機能プログラムは、処理部70を、ユーザ管理部80とルーム管理部81として機能させるためのプログラムである。また、記憶部72には、ユーザ情報及びルーム管理テーブルも格納される。
【0059】
[動作の説明]
【0060】
オンラインミーティング支援システムの動作を説明する。以下の説明では、管理者Aが司会となり、オンラインミーティングシステムを開催し、そのオンラインミーティングにおいて、管理者Aがオンラインミーティングに参加する参加者Bにオンラインミーティングシステムの共有情報として問題を出題する。各参加者Bは、オンラインミーティング支援システムにより、出題された問題に解答する。そして、その解答を再びオンラインミーティングシステムを介して参加者B全員で閲覧するミーティング(クイズ番組)に適用した場合を説明する。
図7はオンラインミーティング支援システムの動作のシーケンス図である。
【0061】
まず、管理者Aは、オンラインミーティング用管理者端末3を用いて、オンラインミーティングのルーム(ミーティングルーム)の開設をオンラインミーティングサーバ1に要求する(Step1)。オンラインミーティングサーバ1は、ルームを開設する管理者A、開設するルームに参加する参加者BのユーザIDを管理し、開設したルームを管理する(Step2)。一方、各参加者Bは、オンラインミーティング用参加者端末4を用いて、ルームに参加する(Step3)。これにより、管理者A及び参加者Bにより、オンラインミーティングを開催することができる。
【0062】
同様に、管理者Aは、管理者支援端末5を用いて、参加者Bの参加者支援端末6を管理するルーム(ミーティング支援ルーム)の開設を端末管理サーバ2に要求する(Step4)。端末管理サーバ2は、要求を受信すると、ルーム管理部81がルーム管理テーブルを作成し、ルームを開設する管理者A、開設するルームに参加する参加者BのユーザIDを管理し、開設したルームを管理する(Step5)。一方、各参加者Bは、参加者支援端末6を用いて、ルームに参加する(Step6)。これにより、参加者Bは参加者支援端末6を用いて情報(解答)を入力することができ、管理者Aは各参加者Bの参加者支援端末6を制御することができる。
【0063】
ここで、各参加者Bのミーティング支援ルームへの参加方法の一例を説明する。
【0064】
まず、管理者支援端末5のルーム管理部51は、オンラインミーティング用管理者端末3に、ミーティング支援ルームにログインするためのURL(Uniform Resource Locator)及びユーザIDを含む二次元バーコードの画像を出力する。オンラインミーティング用管理者端末3は、オンラインミーティングサーバ1を介して、共有情報として二次元バーコードの画像を、各参加者Bのオンラインミーティング用参加者端末4に出力する。各参加者Bのオンラインミーティング用参加者端末4の表示部(ディスプレイ)には、共有情報として、
図8に示すような二次元バーコードの画像が表示される。各参加者は、参加者支援端末6を用いて、表示された二次元バーコードを読み取り、そのURLにアクセスすることにより、ミーティング支援ルームのログイン画面を表示することができる。そして、参加者Bは、参加者支援端末6を用いて、ログイン画面において、ニックネーム等を入力することにより、参加者Bは、ミーティング支援ルームにログインすることができる。
【0065】
次に、オンラインミーティング支援システムにおける、管理者Aの管理者支援端末5に表示される管理画面と、各参加者Bの参加者支援端末6に表示される入力画面とについて説明する。
【0066】
まず、管理者Aの管理者支援端末5に表示される管理画面について説明する。
図9は管理者Aの管理者支援端末5に表示される管理画面の一例を示す図である。
図9によれば、管理者支援端末5の操作入力部30と兼ねる画像表示部32には、管理画面が表示されている。管理画面には、各参加者Bの解答が表示される解答表示エリア100と、全参加者Bの解答を解答表示エリア100に表示するための全員表示ボタン101と、個別の参加者Bの解答を解答表示エリア100に表示するための個別表示ボタン102と、全参加者Bの解答をクリアさせるための解答クリアボタン103と、参加者支援端末6にエフェクト制御情報を送信するためのエフェクト送信ボタン104と、全参加者Bに解答を送信する解答送信ボタン105と、参加者Bの情報(解答)の入力の許可又は不許可を制御する入力制御情報を送信するための入力制御ボタン106とが配置されている。
【0067】
上記のように、管理者支援端末5の表示制御部53は、解答表示エリア100、全員表示ボタン101、個別表示ボタン102、解答クリアボタン103、エフェクト送信ボタン104、解答送信ボタン105及び入力制御ボタン106のユーザインタフェースからなる基本管理画面のレイヤーと、解答表示エリア100を含む解答情報画面のレイヤーと、背景画面のレイヤーとを合成した管理画面を、画像表示部32に表示する。
【0068】
次に、各参加者Bの参加者支援端末6に表示される入力画面について説明する。
図10は参加者支援端末6に表示される入力画面の一例を示す図である。
図10の例によれば、参加者支援端末6の操作入力部30と兼ねる画像表示部32に、入力画面が表示されている。入力画面には、タッチ操作により解答を入力する(手書きモード)フリップ記入エリア200を中心に、参加者Bが自らルームを退室する場合の退室ボタン201と、フリップ記入エリア200に入力した文字又は画像を参加者Bが削除するための削除ボタン202と、入力する文字又は画像の色を選択する色選択ボタン204と、フリップ記入エリア200に文字又は画像の入力ができるか否かの状態を示すアイコン203(入力が許可されている場合は鍵が解除されているアイコンであり、入力が不許可されている場合は鍵がロックされているアイコン)が配置されている。
【0069】
参加者支援端末6の入力制御部61は、管理者支援端末5からの制御により、操作入力部30に上記のような入力画面を出力する。
【0070】
ミーティングが開始されると、管理者Aは、オンラインミーティング用管理者端末3を用いて、問題を出題する。管理者Aのオンラインミーティング用管理者端末3のカメラなどにより撮影された出題映像、又は、管理者支援端末5に予め用意された出題画像がオンラインミーティング用管理者端末3に出力され、オンラインミーティング用管理者端末3から出題映像としてオンラインミーティングサーバ1に送信される(Step7)。オンラインミーティングサーバ1は、ミーティング処理を行い、出題映像を、共有情報として、各参加者Bのオンラインミーティング用参加者端末4に送信する(Step8)。各参加者Bは、オンラインミーティング用参加者端末4を用いて、出題映像を視聴する(Step9)。
【0071】
出題した問題に対する解答の開始時刻になると、管理者Aは、管理画面の入力制御ボタン106を選択し、各参加者Bの参加者支援端末6への入力を許可する。管理画面の入力制御ボタン106が選択されると、管理者支援端末5の入力端末制御部52は、参加者支援端末6の入力画面への入力を許可する入力制御情報を、端末管理サーバ2に送信する(Step10)。
【0072】
端末管理サーバ2は、入力制御情報を受信し、ルームの各参加者Bの参加者支援端末6に送信する(Step11)。
【0073】
入力制御情報を受信した参加者支援端末6の入力制御部61は、フリップ記入エリア200への文字又は画像の入力を許可する。そして、各参加者Bは、オンラインミーティング用端末3に表示された問題に対する解答を、フリップ記入エリア200に文字又は画像で入力する(Step12)。フリップ記入エリア200に入力された文字又は画像の解答は、出力画像制御部62により、端末管理サーバ2に送信される(Step13)。
【0074】
端末管理サーバ2は、各参加者支援端末6の文字又は画像の入力情報を、管理者支援端末5に送信する(Step11)。
【0075】
管理者支援端末5は、各参加者支援端末6の文字又は画像の入力情報を受信し、表示制御部53は各参加者Bが入力した文字又は画像を、解答表示エリア100に表示する(Step14)。
図9の解答表示エリア100には、参加者B1から参加者B6までの6人の参加者のそれぞれのニックネームと解答(各参加者B1から参加者B6の参加者支援端末6で入力された解答)とが表示されている。
【0076】
解答可能時間が終了すると、管理者Aは、管理画面の入力制御ボタン106を選択し、各参加者Bの参加者支援端末6の入力画面への入力を不許可にする。管理者支援端末5の入力端末制御部52は、参加者支援端末6の入力画面への入力を不許可にする入力制御情報を、端末管理サーバ2に送信する(Step15)。
【0077】
端末管理サーバ2は、入力制御情報を受信し、ルームの各参加者Bの参加者支援端末6に送信する(Step11)。
【0078】
入力制御情報を受信した参加者支援端末6の入力制御部61は、フリップ記入エリア200への文字又は画像の入力を不許可にする(Step16)。これにより、参加者Bは、フリップ記入エリア200への文字又は画像の入力ができなくなる。
【0079】
管理者Aは、解答表示エリア100に表示されている解答を閲覧し、各参加者Bに視聴させたい解答を選択する。解答表示エリア100に表示されている全ての解答を視聴させたい場合は全員表示ボタン101を選択し、解答表示エリア100に表示されている解答のうち希望する解答を視聴させたい場合は個別表示ボタン102を選択し、視聴させたい解答を解答表示エリア100の解答から選択することにより行われる(Step17)。そして、解答選択部55は、選択された解答を解答表示エリア100に表示する。参加者解答情報生成部56は、解答表示エリア100を含む解答情報画面のレイヤーの映像を、管理者Aのオンラインミーティング用管理者端末3に出力する(Step17)。
【0080】
オンラインミーティング用管理者端末3は、解答情報画面の映像をオンラインミーティングサーバ1に送信する(Step18)。
オンラインミーティングサーバ1は、解答情報画面の映像を、各参加者Bのオンラインミーティング用参加者端末4に送信する(Step8)。
【0081】
各参加者Bは、オンラインミーティング用参加者端末4を用いて、解答情報画面の映像を視聴する(Step19)。
図11、12は各参加者のオンラインミーティング用参加者端末4で視聴される解答情報画面の映像の一例である。
図11は管理者Aが全ての参加者の解答を選択した場合に、各参加者のオンラインミーティング用端末4で視聴される解答情報画面の映像の一例である。
図12は管理者Aが参加者B3の解答を選択した場合に、各参加者のオンラインミーティング用参加者端末4で視聴される解答情報画面の映像の一例である。
【0082】
また、必要に応じて、問題の正解を全参加者Bに送信する場合は、管理者Aが解答送信ボタン105を押下することにより、参加者解答情報生成部56は、記憶している問題の正解をオンラインミーティングの共有情報として、オンラインミーティング用管理者端末3に出力する。
【0083】
更に、管理者Aは、各参加者Bの参加者支援端末6に、各参加者の解答の正解又は不正解を伝えるためのエフェクトを与える場合、エフェクト制御情報を送信する(Step20)。尚、エフェクトを与える参加者支援端末6の選択は、解答区別部54により、解答表示エリア100に表示されている正解又は不正解を選択することにより行われる。そして、表示制御部53は、正解の解答情報と不正解の解答情報とを異なる表示形態で表示する。例えば、
図13に示すように、正解の解答情報の背景を黒地にし、不正解の解答情報の背景を白地にして表示する。管理者Aが正解又は不正解の解答の選択後にエフェクト送信ボタン104を押下することにより、エフェクト制御部57により、選択した解答(正解又は不正解)の種類に応じたエフェクト制御情報が、参加者支援端末6に送信される。例えば、エフェクト制御信号は、正解した参加者の参加者支援端末6に対して正解の効果音を出力させたり、不正解の参加者の参加者支援端末6に対して不正解の効果音を出力させたりするエフェクトを与えるエフェクト制御信号である。このとき、エフェクト制御信号は、効果音に合わせて参加者支援端末6を振動(バイブレーション)させるような情報を含めても良い。さらに、正解の場合は、フリップ記入エリア200の周りを囲む赤等の色の矩形を、参加者支援端末6に表示させるエフェクト制御信号でも良い。端末管理サーバ2は、エフェクト制御情報を各参加者Bの参加者支援端末6に送信する。
【0084】
エフェクト制御信号を受信した各参加者Bの参加者支援端末6のエフェクト出力制御部63は、エフェクト制御する(Step21)。例えば、エフェクト出力制御部63は、正解した参加者の参加者支援端末6に対して正解の効果音を出力し、不正解の参加者の参加者支援端末6に対して不正解の効果音を出力する。また、エフェクト制御部63は、効果音に合わせて参加者支援端末6を振動(バイブレーション)させる。さらに、エフェクト制御部63は、フリップ記入エリア200の周りを囲む赤等の色の矩形を、参加者支援端末6に表示したりする。これらのエフェクトにより、各参加者Bは、自分の解答が正解又は不正解であるかを理解することができる。
【0085】
その後、管理者Aは、各参加者Bの参加者支援端末6の入力画面上の解答をクリアする場合、解答クリアボタン103を押下することにより、各参加者Bの参加者支援端末6の入力画面上の解答はクリアされる。
【0086】
尚、上述した実施の形態では、エフェクト送信ボタン104と解答送信ボタン105とを別個に設ける例を説明したが、これに限られない。エフェクト送信ボタン104と解答送信ボタン105とをひとつのボタンとし、問題に対する正解情報とともに、各参加者Bへの正解又は不正解に応じたエフェクト制御信号を送信し、各参加者の参加者支援端末6に各参加者への正解又は不正解に応じたエフェクトを与えるようにしても良い。
【0087】
また、各参加者Bは、自己の問題の解答に対する正解又は不正解に応じたエフェクトにより、自己の問題の解答が正解又は不正解であることが理解できるので、問題に対する正解情報を送ることなく、エフェクト制御信号のみを送信し、各参加者の参加者支援端末6に各参加者への正解又は不正解に応じたエフェクト(正解又は不正解に応じた表示形態、効果音、振動(バイブレーション)等)のみを与えるようにしても良い。
【0088】
次に、オンラインミーティング支援システムの他の形態の動作を説明する。
【0089】
上述した実施の動作と異なる所は、管理者支援端末5の表示制御部53において表示する解答数を選択できる点と、端末入力制御部52において、解答方式として、手書き入力モード解答選択入力モードとを選択できる点である。
【0090】
図14は管理者Aの管理者支援端末5に表示される管理画面の一例を示す図である。
図14によれば、管理者支援端末5の操作入力部30と兼ねる画像表示部32には、管理画面が表示されている。管理画面には、全員表示ボタン101と、個別表示ボタン102と、解答クリアボタン103と、エフェクト送信ボタン104と、解答送信ボタン105と、入力制御ボタン106とに加えて、解答表示エリア100に表示する解答数を選択する表示数選択ボタン110と、解答モードを選択する解答モード選択ボタン111と、解答の正誤の判定を実行する正誤判定ボタン112とが配置されている。
【0091】
表示数選択ボタン110をクリックすると、1画面の解答表示エリア100に表示する解答数を選択することができる。
図15では、表示数が20、30、60及びAutoが選択可能な一例である。
図15の例では、表示数が20を選択した場合の例であり、1画面に20個の解答が表示されている。このとき、参加者数が1画面に表示する解答数よりも多い場合は、複数の画面(ページ)に分けて表示する。各画面(ページ)の切り替えは、前画面表示ボタン113と、次画面表示ボタン114とを選択することにより、表示画面を切り替える。
【0092】
表示数選択ボタン110ではAutoも選択可能である。このAutoを選択した場合は、参加者の人数に応じて、解答表示エリア100に対してのひとつの解答の大きさとそのレイアウトが適切に表示されるように、表示制御部53が自動的に解答表示数とそのレイアウトを決定する。Autoを選択した場合、例えば、
図16に示すように、3個の参加者の解答情報を解答表示エリア100に表示する場合、上段に2個の解答情報を配置し、下段の中央に1個の解答情報を配置する。また、7個の参加者の解答情報を解答表示エリア100に表示する場合、上段に3個の解答情報を配置し、中段に3個の解答情報を配置し、下段の中央に1の解答情報を配置する。また、10個の参加者の解答情報を解答表示エリア100に表示する場合、上段に4個の解答情報を配置し、中段に4個の解答情報を配置し、下段の中央に2の解答情報を配置する。
【0093】
また、オンラインミーティング支援システムの他の形態では、参加者支援端末6の入力画面の入力方式(解答モード)について、上述した手書きモードに加えて、参加者が多肢選択方式により解答を選択できる選択入力モードを選択することができる。解答モードの選択は、解答モード選択ボタン111から希望の解答モードを選択する。
図17の例では、解答モードとして、手書きモード、〇×モード(問題が〇か×かの選択)、2択モード(正解を2つの解答肢から選択)、3択モード(正解を3つの解答肢から選択)及び4択モード(正解を4つの解答肢から選択)が選択可能である。
【0094】
図18は、多肢選択方式の解答モードを選択した場合における、各参加者支援端末6に表示される入力画面の一例を示した図である。〇×モードを選択した場合は、入力画面には「〇」と「×」とが表示され、参加者は「〇」と「×」とのいずれかを選択することにより、解答する。2択モードを選択した場合は、入力画面には「解答A」と「解答B」とが表示され、参加者は「解答A」と「解答B」とのいずれかを選択することにより、解答する。3択モードを選択した場合は、入力画面には「解答A」と「解答B」と「解答C」とが表示され、参加者は「解答A」と「解答B」と「解答C」とのいずれかを選択することにより、解答する。4択モードを選択した場合は、入力画面には「解答A」と「解答B」と「解答C」と「解答D」とが表示され、参加者は「解答A」と「解答B」と「解答C」と「解答D」とのいずれかを選択することにより、解答する。
【0095】
多肢選択方式の解答モードを選択した場合も、参加者の解答に対する入力方法が異なるだけで、参加者支援端末5の基本的な動作は上述した動作と同様である。
【0096】
一方、多肢選択方式の解答モードを選択した場合は、管理者支援端末5において、正解又は不正解を自動で選択することができる。管理者支援端末5の解答区別部54は、正解となる記号や数を予め記憶しておき、正解となる記号や数と、各参加者支援端末6から受信した解答情報の記号や数とを、機械的に比較することにより、解答情報の正解又は不正解の区別を自動的に行う。そして、管理者支援端末5の表示制御部53は、正解の解答情報と不正解の解答情報とが異なる表示形態で表示する。例えば、
図19に示すように、正解の解答情報の「〇」の背景を黒地にし、不正解の解答情報の「×」の背景を白地にして表示する。
【0097】
以上のごとく、本実施の形態は、従来のオンラインミーティングシステムのように、ひとつの情報を参加者全員が共有するだけでなく、各参加者が入力した入力情報を集約し、各参加者の入力情報の全て又は特定の参加者の入力情報を、参加者全員で閲覧することができる。また、各参加者の入力情報に対する評価を、参加者支援端末を介して、各参加者にエフェクトで伝えることができる。このように、本オンラインミーティング支援システムは、既存のオンラインミーティングシステムを支援(利用)することにより、既存のオンラインミーティングシステムだけでは得られないインタラクティブなやり取りができるという効果を有する。
【0098】
上述した例では、本発明のオンラインミーティング支援システムをクイズ番組に適用した実施の形態を説明したが、これに限られることなく、本発明のオンラインミーティング支援システムは、例えば、管理者が先生、各参加者が生徒となるようなオンライン学習にも適用することができる。
【0099】
<第1の実施の形態の変形例1>
【0100】
上述した実施の形態では、管理者側の端末を、オンラインミーティング用管理者端末3と管理者支援端末5との二つの構成とした。しかし、オンラインミーティング用管理者端末3と管理者支援端末5とをひとつの端末(コンピュータ)とすることも可能である。この場合、ひとつの端末(コンピュータ)の中に、オンラインミーティング用管理者端末3の機能と、管理者支援端末5の機能とを設け、マルチタスクで処理できるようにする。また、オンラインミーティング用管理者端末3の機能と、管理者支援端末5の機能とを備えるひとつのアプリケーションとしても良い。
【0101】
同様に、参加者側の端末を、オンラインミーティング用参加者端末4と参加者支援端末6とをひとつの端末(コンピュータ)とすることも可能である。この場合、ひとつの端末(コンピュータ)の中に、オンラインミーティング用参加者端末の機能と、参加者支援端末6の機能とを設け、マルチタスクで処理できるようにする。また、オンラインミーティング用参加者端末の機能と、参加者支援端末6の機能とを備えるひとつのアプリケーションとしても良い。
【0102】
更に、オンラインミーティング用管理者端末3と、オンラインミーティング用参加者端末4と、管理者支援端末5と、参加者支援端末6との機能をひとつにまとめ、ひとつの端末(コンピュータ)にすることも可能である。
【0103】
<第1の実施の形態の変形例2>
【0104】
上述した実施の形態では、管理者を固定にしたが、ルームに参加する参加者が順番に管理者になることも可能である。この場合、各参加者が変形例1に示したように、管理者支援端末5と、参加者支援端末6との機能をひとつにまとめた端末を、各参加者が使用する。そして、管理者の権限を委譲できるように、端末管理サーバ2のルーム管理テーブルの管理者権限の書き換えを可能にする。
このようにすることにより、参加者全員が進行役の司会や出題者になることができる。
<第1の実施の形態の変形例3>
【0105】
多数の者が参加する大規模なイベントに、本発明のミーティング支援システムを適用する場合、多数の解答情報が表示され、管理者の解答情報の確認、選択等の負担も大きくなる。そこで、実施の形態の変形例3は、出題に対する解答の正誤の判定及び通知後であり、次の出題に対する解答情報を表示する際、前出題に正解した参加者の解答情報のみを表示するようにする。
【0106】
このような機能を実現するために、管理者支援端末5の管理画面に、
図20に示すように、勝抜きモード選択ボタン115と、復活モード選択ボタン116とを配置する。
【0107】
管理者Aにより、勝抜きモード選択ボタン115が選択されると、管理者支援端末5の表示制御部53は、出題に対する解答が正解である参加者のニックネーム又はユーザIDを記憶し、次回の出題に対する解答情報を表示する際、記憶されているニックネーム又はユーザIDに対する解答情報のみを表示するようにする。この表示選別のタイミングであるが、エフェクト送信ボタン104が選択され、各参加者支援端末5に解答の正誤が通知された後に行われることが好ましい。そこで、表示制御部53は、エフェクト送信ボタン104が選択されたタイミングで、出題に対する解答が正解である参加者のニックネーム又はユーザIDを記憶するようにする。
【0108】
尚、正誤の判定であるが、管理者が正解の解答を選択しても良いが、多肢選択方式の解答モードの場合は上述したように、自動的に正誤の判定を行うことが、多数の参加者の解答を処理する点からも好ましい。
【0109】
図21は勝抜きモードを選択した場合の管理者支援端末5の管理画面の一例を示した図である。
図21に示すように、エフェクト送信ボタン104が選択後、正解した参加者の解答情報のみが表示されている。そして、次の問題に対する解答の表示では、正解した参加者の解答情報のみが表示される。この処理を問題ごとに行う。一方、勝抜きモードを解除し、解答の正解又は不正解に限らず、全ての参加者の解答情報を表示させたい場合は、復活モード選択ボタン116を選択することにより、不正解により表示されなくなった参加者も含めて全参加者の解答情報を表示することもできる。
<第1の実施の形態の変形例4>
【0110】
実施の形態の変形例4は、参加者支援端末6の解答情報の送信方法に関するものである。
図22は、参加者支援端末6の解答情報の送信方法を説明するための図である。
【0111】
参加者支援端末6の入力制御部61は、入力方式として手書きモードが選択された場合、参加者Bが入力したデータの送信について、参加者Bの入力画面に対するひとつの入力単位毎に入力されたデータ(入力画面の座標位置、入力に際して選択された色等)を送信する。ここで、ひとつの入力単位は、参加者Bの入力画面への指などによる接触からその指等が接離するまでをひとつの入力単位とする。例えば、一筆で書く線、曲線がひとつの入力単位である。
【0112】
図22では、手書きで、入力画面に「三」を入力する場合を示した例である。入力画面に、「三」のうち、最初の「一」を入力するための最初の入力画面の指の接触から入力画面から指を離す接離までをひとつの入力単位としている。そして、参加者支援端末6の入力制御部61は、最初の「一」の接離のタイミングで、それまでの入力データを管理者支援端末5に送信する。この動作を、
図22に示すように、最後の「一」の完了まで行う。
【0113】
管理者支援端末5の表示制御部53は、参加者支援端末6からの入力データの受信毎に、解答表示エリア100に入力データを表示していく。
【0114】
このような動作を行うことで、管理者は参加者が解答をその場で入力しているような映像を視聴することができる。そして、解答に参加しない他の視聴者に対してその映像を視聴させることにより、他の視聴者に対して臨場感溢れる演出を提供することができる。
【0115】
<第1の実施の形態の変形例5>
管理者支援端末5は、出題の解答毎に解答の正誤数を記録し、この記録から解答の統計情報を生成しても良い。
【0116】
生成した統計情報は、共有情報として、オンラインミーティング用管理者端末3に出力するようにしても良い。このようにすれば、各参加者Bのオンラインミーティング用参加者端末4により、各参加者Bは解答の統計情報を視聴することができる。
【0117】
<第1の実施の形態の変形例6>
上述した第1の実施の形態におけるオンラインミーティングサーバ1、管理者端末3及び参加者端末4から構成されるオンラインミーティングシステムを、例えば、Clubhouse、ラジオ等の音声メディアのシステムに置換することも可能である。この場合、音声メディアのシステムによって、出題情報や解答結果が、参加者に通知される。
【0118】
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態を説明する。
クイズ番組などのイベントに参加する参加者が使用する参加者支援端末6の種類は様々である。そして、その端末の種類によって、画面のサイズ、アスペクト比、解像度は異なる。このような様々な種類の端末を用いて参加者がイベントに参加し、手書きモードで解答情報を入力する場合、それらの端末の種類に応じて、ユーザが入力画面に入力した描画の情報(例えば、入力画面の座標位置等)は異なる形式のものとなる。その結果、解答情報を表示する管理者支援端末5では、処理が複雑となり、負荷も大きくなる。
【0119】
そこで、第2の実施の形態は、第1の実施の形態の変形例4を発展させ、参加者が使用する端末の種類に起因する処理の複雑化や負荷を解消する例を説明する。尚、以下の説明において、第1の実施の形態と同様な構成のものについては、同じ符号とし、詳細な説明を省略する場合がある。
【0120】
まず、参加者支援端末6について説明する。
ユーザ情報管理部60とエフェクト出力制御部63とは、第1の実施の形態と同様である。
【0121】
入力制御部61は、解答情報が入力可能なエリアであり、全参加者の参加者支援端末6において共通のアスペクト比のフリップ記入エリア200(以下、描画エリアと記載する場合がある)を、参加者支援端末6の操作入力部30(タッチ操作パネル12)に設定する。描画エリアは、参加者が描画エリアに対して指などで接触することにより、その接触の軌跡に応じた描画が出力画像生成部62により、画像表示部32に表示(出力)される。
【0122】
ここで、共通のアスペクト比の描画エリアとは、イベントに参加する参加者が保有する参加者支援端末6の操作入力部30(タッチ操作パネル12)のサイズ及びアスペクト比の種類に関係なく、共通のアスペクト比の描画エリアを設定するということを意味する。
【0123】
図23、24及び25は、全参加者の参加者支援端末6において共通のアスペクト比を16:9とし、アスペクト比が16:9の描画エリアを設定する方法を説明するための図である。
図23は、画像表示部32(ディスプレイ11)と一体となった操作入力部30(タッチ操作パネル12)のアスペクト比が16:9の端末を示した図であり、
図24は、画像表示部32(ディスプレイ11)と一体となった操作入力部30(タッチ操作パネル12)のアスペクト比が4:3の端末を示した図であり、
図25は、画像表示部32(ディスプレイ11)と一体となった操作入力部30(タッチ操作パネル12)のアスペクト比が20:9の端末を示した図である。尚、共通のアスペクト比とした16:9は一例であり、他の比率のアスペクト比でも良い。
【0124】
図23に示すように、操作入力部30(タッチ操作パネル12)のアスペクト比が共通のアスペクト比と同じ16:9の端末の場合、入力制御部61は、操作入力部30(タッチ操作パネル12)の全体のエリアにフリップ記入エリア200(描画エリア)を設定する。これにより、フリップ記入エリア200(描画エリア)のアスペクト比は16:9となる。
【0125】
図24に示すように、共通のアスペクト比の比率に対して操作入力部30(タッチ操作パネル12)のアスペクト比の短手方向の比が大きい4:3の端末の場合、入力制御部61は、操作入力部30(タッチ操作パネル12)の長手方向の長さを描画エリアの長手方向の長さとし、この長さを共通のアスペクト比の長手方向の比である16とし、短手方向の長さが9となるようにフリップ記入エリア200(描画エリア)を設定する。これにより、フリップ記入エリア200(描画エリア)のアスペクト比は16:9となる。
【0126】
図25に示すように、共通のアスペクト比の比率に対して端末のアスペクト比の長手方向の比が大きい20:9の端末の場合、入力制御部61は、操作入力部30(タッチ操作パネル12)の短手方向の長さを描画エリアの短手方向の長さとし、この長さを共通のアスペクト比の短手方向の比である9とし、長手方向の長さが16となるようにフリップ記入エリア200(描画エリア)を設定する。これにより、フリップ記入エリア200(描画エリア)のアスペクト比は16:9となる。
【0127】
尚、描画エリアは、
図23、24及び25に示すように、端末の操作入力部30(タッチ操作パネル12)の少なくとも一辺と接するように設定する必要はなく、全参加者の参加者支援端末6において共通のアスペクト比であるならば、
図10のように、いずれの辺とも接することなく、フリップ記入エリア200(描画エリア)を設定しても良い。
【0128】
入力制御部61は、設定したフリップ記入エリア200(描画エリア)の外周又は内部に各種のボタン(上述した退室ボタン201、削除ボタン202、アイコン203及び色選択ボタン204等)を配置し、解答情報入力画面が構成される。例えば、描画エリアの外周に各種のボタンが配置された例は
図10であり、描画エリアの内部に各種のボタンが配置された例は
図23である。尚、描画エリア、各種のボタンは、レイヤー構成にしても良い。また、入力制御部61は、描画エリアを、参加者に認識可能に画像表示部32(ディスプレイ11)に表示することが好ましい。例えば、フリップ記入エリア200(描画エリア)の色を他の領域の色と相違させる、フリップ記入エリア200(描画エリア)を線などで囲む等の方法である。
【0129】
出力画像生成部62は、参加者によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触の軌跡に応じた描画を画像表示部32(ディスプレイ11)に表示する。
【0130】
また、出力画像生成部62は、参加者によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触の離接毎に、フリップ記入エリア200(描画エリア)の画像をキャプチャし、全参加者支援端末6において共通の解像度の描画エリア画像を生成する。ここで、参加者によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触の離接毎に、フリップ記入エリア200(描画エリア)の画像をキャプチャするとは、上述した実施の形態の変形例4にて述べたように、参加者のフリップ記入エリア200(描画エリア)への指等による接触からその指等が接離する毎(一筆書き毎)に、フリップ記入エリア200(描画エリア)の画像をキャプチャするということである。そして、キャプチャした画像から、全参加者支援端末6において共通の定められた解像度の描画エリア画像を生成する。尚、描画エリア画像の解像度は、描画エリアのキャプチャ時に共通の解像度でキャプチャすることにより、共通の解像度の描画エリア画像を生成しても良いし、キャプチャした画像を共通の解像度に変更することにより描画エリア画像を生成しても良い。
【0131】
更に、出力画像生成部62は、生成した描画エリア画像を、キャプチャした順序で、管理者支援端末5に送信する。
【0132】
図26は出力画像生成部62による描画エリア画像の生成を説明するための図である。
図26は、手書きで、入力画面に「テ」を入力する場合を示した例である。また、本例は、全参加者支援端末6において共通の解像度を、432×243pxとしている。
【0133】
出力画像生成部62は、参加者の指によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触を検知すると、指の離接の検知を開始する。指の離接が検知されると、そのタイミングで、フリップ記入エリア200(描画エリア)を、432×243pxの解像度でキャプチャし、描画エリア画像A1を生成する。ここで、描画エリア画像A1は、フリップ記入エリア200(描画エリア)に描画された「一」の描画画像である。そして、出力画像生成部62は、描画エリア画像A1を、管理者支援端末5に送信する。
【0134】
続いて、出力画像生成部62は、指の離接後、再度、指によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触を検知すると、指の離接の検知を開始する。指の離接が検知されると、そのタイミングで、フリップ記入エリア200(描画エリア)を、432×243pxの解像度でキャプチャし、描画エリア画像A2を生成する。ここで、描画エリア画像A2は、フリップ記入エリア200(描画エリア)に描画された「二」の描画画像である。そして、出力画像生成部62は、描画エリア画像A2を、管理者支援端末5に送信する。
【0135】
更に、出力画像生成部62は、指の離接後、再度、指によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触を検知すると、指の離接の検知を開始する。指の離接が検知されると、そのタイミングで、フリップ記入エリア200(描画エリア)を、432×243pxの解像度でキャプチャし、描画エリア画像A3を生成する。ここで、描画エリア画像A3は、フリップ記入エリア200(描画エリア)に描画された「テ」の描画画像である。そして、出力画像生成部62は、描画エリア画像A3を、管理者支援端末5に送信する。
【0136】
このようにして、出力画像生成部62は、第1の実施の形態の変形例4のように、参加者の指によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触から離接までをひとつの単位として、フリップ記入エリア200(描画エリア)を共通の解像度でキャプチャし、描画エリア画像を生成する。そして、出力画像生成部62は、描画エリア画像を、管理者支援端末5に送信する。
【0137】
管理者支援端末5について説明する。
基本的な構成は、第1の実施の形態と同様であるが、表示制御部53の動作が異なる。
【0138】
表示制御部53は、取得した各参加者の描画エリア画像を、描画エリア画像がキャプチャされた順序に従って、解答表示エリア100の各参加者の解答エリアに表示する。ここで、描画エリア画像がキャプチャされた順序は、基本的には、各参加者の参加者支援端末6から送信される描画エリア画像を受信した順序であるが、各描画エリア画像にシーケンス番号が付されている場合はそのシーケンス番号を参照して表示順序を決定する。
【0139】
各参加者の描画エリア画像の解答表示エリア100の各参加者の解答エリアへの表示であるが、各参加者の描画エリア画像のアスペクト比は共通である。従って、解答表示エリア100の各参加者の解答エリアのアスペクト比を、描画エリア画像のアスペクト比と同一に設定すれば、表示制御部53は、描画エリア画像のアスペクト比を変更することなく、そのまま用いることができる。また、各参加者の描画エリア画像の解像度は共通である。従って、各参加者の描画エリア画像の解像度を解答表示エリア100の各参加者の解答エリアの対応する解像度に変更する場合であっても、表示制御部53は、受信した全ての描画エリア画像に対して同一の解像度の変更処理を行うことができる。
【0140】
次に、各参加者支援端末6の描画エリア画像を生成から、描画エリア画像が管理者支援端末5における解答表示エリア100の各参加者の解答エリアに表示されるまでの動作を説明する。
図27は各参加者支援端末6の描画エリア画像を生成から、描画エリア画像が管理者支援端末5における解答表示エリア100の各参加者の解答エリアに表示されるまでの動作を説明するための図である。
【0141】
管理者支援端末5からフリップ記入エリア200(描画エリア)への解答情報の入力を許可された各参加者は、参加者支援端末6のフリップ記入エリア200(描画エリア)に解答情報を手書きで入力していく。
【0142】
(1)まず、参加者B1が指でフリップ記入エリア200(描画エリア)に接触すると、出力画像生成部62は、参加者B1の指によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触を検知し、指の離接の検知を開始する。指の離接が検知されると、そのタイミングで、フリップ記入エリア200(描画エリア)を、432×243pxの解像度でキャプチャし、描画エリア画像B11を生成する。ここで、描画エリア画像B11は、フリップ記入エリア200(描画エリア)に描画された「一」の描画画像である。そして、出力画像生成部62は、描画エリア画像B11を、管理者支援端末5に送信する。管理者支援端末5の表示制御部53は、描画エリア画像B11を取得し、解答表示エリア100の参加者B1の解答エリアに、「一」の描画エリア画像B11を表示する。
【0143】
(2)参加者B3が指でフリップ記入エリア200(描画エリア)に接触すると、出力画像生成部62は、参加者B3の指によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触を検知し、指の離接の検知を開始する。指の離接が検知されると、そのタイミングで、フリップ記入エリア200(描画エリア)を、432×243pxの解像度でキャプチャし、描画エリア画像B31を生成する。ここで、描画エリア画像B31は、フリップ記入エリア200(描画エリア)に描画された「|」の描画画像である。そして、出力画像生成部62は、描画エリア画像B31を、管理者支援端末5に送信する。管理者支援端末5の表示制御部53は、描画エリア画像B31を取得し、解答表示エリア100の参加者B3の解答エリアに、「|」の描画エリア画像B31を表示する。
【0144】
(3)参加者B2が指でフリップ記入エリア200(描画エリア)に接触すると、出力画像生成部62は、参加者B2の指によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触を検知し、指の離接の検知を開始する。指の離接が検知されると、そのタイミングで、フリップ記入エリア200(描画エリア)を、432×243pxの解像度でキャプチャし、描画エリア画像B21を生成する。ここで、描画エリア画像B21は、フリップ記入エリア200(描画エリア)に描画された「フ」の描画画像である。そして、出力画像生成部62は、描画エリア画像B21を、管理者支援端末5に送信する。管理者支援端末5の表示制御部53は、描画エリア画像B21を取得し、解答表示エリア100の参加者B2の解答エリアに、「フ」の描画エリア画像B21を表示する。
【0145】
(4)参加者B1のフリップ記入エリア200(描画エリア)から最初の指の離接後、再度、参加者B1が指でフリップ記入エリア200(描画エリア)に接触すると、出力画像生成部62は、参加者B1の指によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触を検知し、指の離接の検知を開始する。指の離接が検知されると、そのタイミングで、フリップ記入エリア200(描画エリア)を、432×243pxの解像度でキャプチャし、描画エリア画像B12を生成する。ここで、描画エリア画像B12は、フリップ記入エリア200(描画エリア)に描画された「二」の描画画像である。そして、出力画像生成部62は、描画エリア画像B12を、管理者支援端末5に送信する。管理者支援端末5の表示制御部53は、描画エリア画像B12を取得し、解答表示エリア100の参加者B1の解答エリアに、描画エリア画像B11に代えて「二」の描画エリア画像B12を表示する。
【0146】
(5)参加者B3のフリップ記入エリア200(描画エリア)から最初の指の離接後、再度、参加者B3が指でフリップ記入エリア200(描画エリア)に接触すると、出力画像生成部62は、参加者B3の指によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触を検知し、指の離接の検知を開始する。指の離接が検知されると、そのタイミングで、フリップ記入エリア200(描画エリア)を、432×243pxの解像度でキャプチャし、描画エリア画像B32を生成する。ここで、描画エリア画像B32は、フリップ記入エリア200(描画エリア)に描画された「ト」の描画画像である。そして、出力画像生成部62は、描画エリア画像B32を、管理者支援端末5に送信する。管理者支援端末5の表示制御部53は、描画エリア画像B32を取得し、解答表示エリア100の参加者B3の解答エリアに、描画エリア画像B31に代えて「ト」の描画エリア画像B32を表示する。
【0147】
(6)参加者B2のフリップ記入エリア200(描画エリア)から最初の指の離接後、再度、参加者B2が指でフリップ記入エリア200(描画エリア)に接触すると、出力画像生成部62は、参加者B2の指によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触を検知し、指の離接の検知を開始する。指の離接が検知されると、そのタイミングで、フリップ記入エリア200(描画エリア)を、432×243pxの解像度でキャプチャし、描画エリア画像B22を生成する。ここで、描画エリア画像B22は、フリップ記入エリア200(描画エリア)に描画された「ス」の描画画像である。そして、出力画像生成部62は、描画エリア画像B22を、管理者支援端末5に送信する。管理者支援端末5の表示制御部53は、描画エリア画像B22を取得し、解答表示エリア100の参加者B2の解答エリアに、描画エリア画像B21に代えて「ス」の描画エリア画像B22を表示する。
【0148】
(7)参加者B1のフリップ記入エリア200(描画エリア)から二回目の指の離接後、再度、参加者B1が指でフリップ記入エリア200(描画エリア)に接触すると、出力画像生成部62は、参加者B1の指によるフリップ記入エリア200(描画エリア)に対する接触を検知し、指の離接の検知を開始する。指の離接が検知されると、そのタイミングで、フリップ記入エリア200(描画エリア)を、432×243pxの解像度でキャプチャし、描画エリア画像B13を生成する。ここで、描画エリア画像B13は、フリップ記入エリア200(描画エリア)に描画された「テ」の描画画像である。そして、出力画像生成部62は、描画エリア画像B13を、管理者支援端末5に送信する。管理者支援端末5の表示制御部53は、描画エリア画像B13を取得し、解答表示エリア100の参加者B1の解答エリアに、描画エリア画像B12に代えて「テ」の描画エリア画像B13を表示する。
【0149】
このような動作を行うことで、管理者は参加者が解答をその場で入力しているような映像を視聴することができる。また、参加者や他の視聴者に対してその映像を、参加者端末4や他の端末に表示することにより、参加者の描画がリアルタイムで表示され、臨場感溢れる演出を提供することができる。
以上で、動作の説明を終わる。
【0150】
第2の実施の形態は、第1の実施の形態の変形例4に述べたように、フリップ記入エリア200(描画エリア)から各参加者の指などが離接する毎に、フリップ記入エリア200(描画エリア)をキャプチャして描画エリア画像を生成し、その描画エリア画像を管理者支援端末5又は参加者端末4や他の端末に表示することができるので、各参加者の描画(解答情報)を、ある程度のリアルタイム性を持って表示することができる。また、各参加者のフリップ記入エリア200(描画エリア)からの指などが離接するタイミングは同一ではなく、時間的に相違するので、各参加者の参加者支援端末6から送信される描画エリア画像も同時に集中することなく、分散して管理者支援端末5が受信することなり、結果として、管理者支援端末5の処理の分散化を図ることができる。更に、第2の実施の形態の描画エリア画像のアスペクト比及び解像度は、全参加者支援端末6において共通であるため、描画エリア画像を各参加者の解答エリアに表示するための処理を共通化することができ、管理者支援端末5の処理の負荷を軽減することができる。
【0151】
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態を説明する。
【0152】
上述した実施の形態では、参加者は、出題情報等を視聴(閲覧)するオンラインミーティング用参加者端末4と解答情報を入力する参加者支援端末6とを用いる場合を説明した。しかし、参加者が1台の端末で出題情報等を視聴(閲覧)することができれば、便利であり、上述した第1の実施の形態において述べたように、参加者側の端末を、オンラインミーティング用参加者端末4と参加者支援端末6とをひとつの端末(コンピュータ)とすることも可能である。そこで、第3の実施の形態は、参加者支援端末6が出題情報等を視聴(閲覧)する機能と解答情報を入力する機能とを備える場合を説明する。
【0153】
参加者が1台の端末で、出題情報等を視聴(閲覧)することができ、解答情報も入力することができる方法としては、以下の方法がある。
【0154】
(1)第1の方法は、
図28に示すように、参加者支援端末6に表示する画面を、出題情報表示画面300と解答情報入力画面210とを切り替えて表示する方法である。この方法は、参加者が出題情報を視聴する間は出題情報が記述された出題情報表示画面300を表示し、参加者が解答情報を入力する間は解答情報を入力することができる解答情報入力画面210を表示する方法である。この方法は、出題情報を表示する領域を大きく取れるので、長文の問題や図などが必要な出題情報にも対応することができる。一方、解答する場合には、解答情報入力画面210に切り替えなければならないので、参加者が、解答情報を入力しながら、出題情報を視聴することができないという欠点がある。
【0155】
(2)第2の方法は、
図29に示すように、解答情報入力画面210の一部の領域に、出題情報を表示する出題情報表示領域310を設ける方法である。例えば、テキストならば、解答情報入力画面210の下部の領域に、テキストを表示する。テキストの文字数が多い場合は、テキストが自動的にスクロールするようにしても良い。この表示方法は、同一画面で、参加者が解答の入力と問題の視聴とを行うことができる利点がある。一方、多くの情報を必要とする出題には対応することができないという欠点がある。
【0156】
第1の方法と第2の方法とは、双方の方法を一緒に用いることも可能であり、また、いずれか一方の方法のみを採用することも可能である。
【0157】
図30は第3の実施の形態における管理者支援端末5のブロック図である。第3の実施の形態における管理者支援端末5は、第1の実施の形態に加えて、表示切替制御部58と、出題情報表示制御部59とを備える。
【0158】
表示切替制御部58は、参加者支援端末6における出題情報表示画面300と解答情報入力画面210との切替を制御するものであって、参加者支援端末6に表示する出題情報表示画面300を、参加者支援端末6に送信する。出題情報表示画面300は、例えば、イメージデータである。参加者支援端末6における出題情報表示画面300と解答情報入力画面210との切替は、基本的には管理者支援端末5で行われるが、後述するように、参加者支援端末6で切り替えても良い。
【0159】
出題情報表示制御部59は、参加者支援端末6における解答情報入力画面210の出題情報表示領域310に表示する出題情報(テキスト)を、参加者支援端末6に送信するものである。
【0160】
これらの機能を持った管理者支援端末5に表示される管理画面の一例を、
図31に示す。
図31の管理画面は、出題情報表示画面300のイメージ画像を登録する登録ボタン121と、それをクリアするクリアボタン122と、出題情報表示画面300のイメージ画像を送信する送信ボタン123と、参加者支援端末6に出題情報表示画面300を表示させる出題表示ボタン124と、参加者支援端末6に解答情報入力画面210を表示させる解答入力ボタン125とが、新たに設けられている。更に、参加者支援端末6における解答情報入力画面210の出題情報表示領域310に表示する出題情報(テキスト)を入力するテキスト入力欄130と、入力されたテキストを参加者支援端末6に送信する送信ボタン131と、テキスト入力欄130のテキストをクリアするクリアボタン132とが、新たに設けられている。
【0161】
管理者は、出題情報表示画面300として登録したい画像を選択して登録ボタン121を押下することにより登録する。そして、管理者が送信ボタンを押下することにより、表示切替制御部58は登録された出題情報表示画面300を参加者支援端末6に送信する。管理者は、参加者支援端末6に出題情報表示画面300を表示させる場合、出題表示ボタン124を押下することにより、表示切替制御部58は参加者支援端末6に切替制御情報を送信する。参加者支援端末6の入力制御部61は、切替制御情報により、受信している出題情報表示画面300を、画像表示部32(ディスプレイ11)に表示する。
【0162】
管理者が解答入力の時間になると、解答入力ボタン125を押下すると、表示切替制御部58は参加者支援端末6の表示画面を解答情報入力画面210に切り替える切替制御情報を送信する。参加者支援端末6の入力制御部61は、切替制御情報により、解答情報入力画面210を、画像表示部32(ディスプレイ11)に表示する。
【0163】
一方、参加者支援端末6における解答情報入力画面210の表示時において、出題情報表示領域310にテキストの出題情報を表示させたい場合、管理者は、テキスト入力欄130に、出題情報のテキストを入力し、送信ボタン131を押下する。すると、出題情報表示制御部59は、参加者支援端末6にテキスト情報(出題情報)を送信する。参加者支援端末6の入力制御部61は、受信したテキスト情報(出題情報)を、解答情報入力画面210の出題情報表示領域310に表示する。
【0164】
第3の実施の形態は、参加者が1台の端末により、出題情報の視聴(閲覧)と解答情報の入力とをすることができるので、利便性が高い。
【0165】
<第3の実施の形態の変形例>
上述した第3の実施の形態は、参加者支援端末6に表示する、出題情報表示画面300と解答情報入力画面210との表示切替を、管理者側の制御により行う例を説明した。しかし、参加者支援端末6側において、切替可能に制御することも可能である。
【0166】
例えば、出題情報表示画面300は、管理者側から参加者支援端末6に一度送信してしまえば、参加者支援端末6において一時的に保存可能(キャッシュ)である。そして、出題情報表示画面300及び解答情報入力画面210に表示を切り替える切替ボタンを設ける。参加者により切替ボタンが押下されると、入力制御部61は、現在表示されている出題情報表示画面300から解答情報入力画面210に、又は、現在表示されている解答情報入力画面210から出題情報表示画面300に表示を切替える。出題情報表示画面300はキャッシュされている画像を用いることができる。このような構成にすることにより、参加者は、解答中であっても、出題情報を視聴することができ、利便性が高まる。
【0167】
また、解答情報入力画面210から出題情報表示画面300に表示を切替える際には、フリップ記入エリア200(描画エリア)に描画が存在するならば、描画エリア画像をキャッシュしておき、再度、出題情報表示画面300から解答情報入力画面210に戻った時、フリップ記入エリア200(描画エリア)にキャッシュした描画エリア画像を表示するようにすることが好ましい。表示切替毎に描画したものが削除されると、解答の入力が煩雑になるからである。
【0168】
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態を説明する。
第4の実施の形態は、参加者の解答に応じて、参加者にポイントを付与するポイント付与機能を設けたことを特徴とする。
【0169】
図32は第4の実施の形態における管理者支援端末5のブロック図である。第4の実施の形態における管理者支援端末5は、第1の実施の形態に加えて、ポイント付与部65を備える。
【0170】
ポイント付与部65は、参加者の解答に応じて参加者にポイントを付与する機能を持つ。付与するポイント数は、管理者が解答に応じて選択可能である。例えば、正解には+5のポイントを付与し、不正解にはポイントを付与しない。この場合、解答区別部54と連携し、正解の参加者のみに、管理者が決定したポイントを付与するように行う。
【0171】
図33を用いて具体的に説明する。
図33は第4の実施の形態の動作を説明するための図である。
管理者は、解答表示エリア100に表示されている各参加者の解答に対して、正解又は不正解の区別を行う。正解又は不正解の区別は、上述した第1の実施の形態と同様である。
【0172】
次に、管理者は、解答が正解である参加者に与えるポイントを決定する。この決定は、管理画面の付与ポイントボタン400によって設定する。
図33の例は、正解者に付与するポイント数が+5であり、不正解の参加者にはポイントを付与しない場合を示している。
【0173】
付与するポイントが決定され、管理者がエフェクト送信ボタン104を押下すると、ポイント付与部65は、各参加者に付与されるポイント数を、参加者支援端末5に送信する。参加者支援端末5のエフェクト出力制御部63は、解答に応じて、正誤のエフェクトとともに、付与されるポイントを、画像表示部32(ディスプレイ11)に表示する。また、ポイント付与部65は、各参加者の蓄積ポイント数を記憶する。
第4の実施の形態は、解答の正誤に応じてポイント付与されるイベント等に適している。
【0174】
尚、第1の実施の形態から第4の実施の形態を説明したが、適時、各実施の形態を組み合わせて実施することが可能である。
以上、好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することが出来る。
また、上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されるが、以下には限られない。
【0175】
[付記1]
オンラインミーティングに参加する各参加者の端末であり、共有情報を視聴可能なオンラインミーティング用参加者端末と、前記オンラインミーティングの管理者の端末であり、前記共有情報を前記各オンラインミーティング用参加者端末に提示するオンラインミーティング用管理者端末と、を備えるオンラインミーティングシステムを支援するオンラインミーティングシステム支援システムであって、
前記参加者の参加者支援端末と、前記管理者の管理者支援端末と、を備え、
前記参加者支援端末は、
前記オンラインミーティング用参加者端末において共有情報として提示される出題情報に対する解答情報を入力するための入力画面を表示し、前記解答情報の前記入力画面への入力の可否が前記管理者支援端末の制御により制御可能な入力手段と、
前記管理者支援端末の制御により、エフェクトを出力可能なエフェクト出力手段と、
を備え、
前記管理者支援端末は、
前記参加者支援端末の前記入力手段における、前記解答情報の前記入力画面への入力の可否を制御する端末入力制御手段と、
前記参加者支援端末からの解答情報を受信する受信手段と、
受信した解答情報を表示する表示制御手段と、
受信した解答情報を、正解の解答情報と不正解の解答情報とに区別する解答区別手段と、
受信した解答情報から、前記共有情報として参加者に提示する解答情報を選択する解答選択手段と、
選択した解答情報を含む参加者解答情報を生成し、前記共有情報として、前記オンラインミーティング用管理者端末に出力する参加者解答情報生成手段と、
前記参加者支援端末のエフェクト出力手段を制御し、前記参加者支援端末の入力画面に入力された解答情報の正解又は不正解に応じて異なるエフェクトを前記参加者支援端末から出力させ、前記解答情報の正誤を通知するエフェクト制御手段と、
を備えるオンラインミーティングシステム支援システム。
【0176】
[付記2]
前記管理者支援端末の表示制御手段は、
前記管理者支援端末の解答区別手段により区別された、正解の解答情報と不正解の解答情報とを異なる表示形態で表示する
付記1に記載のオンラインミーティングシステム支援システム。
【0177】
[付記3]
前記管理者支援端末の端末入力制御手段は、
前記参加者支援端末の入力手段に、入力画面として、前記参加者による手書きの入力画面、又は、多肢選択方式による解答の多肢選択画面を表示させる
付記1又は付記2に記載のオンラインミーティングシステム支援システム。
【0178】
[付記4]
前記入力画面が前記多肢選択方式による多肢選択画面である場合、
前記管理者支援端末の解答区別手段は、参加者が選択した解答により、自動的に正解の解答情報と不正解の解答情報とを区別する
付記3に記載のオンラインミーティングシステム支援システム。
【0179】
[付記5]
前記管理者支援端末の表示制御手段は、
前記管理者支援端末のエフェクト制御手段による前記解答情報の正誤の通知後、前記解答情報が正解の参加者の解答情報のみを表示し、表示する参加者の解答情報の数を、順次減少させる
付記1から付記4のいずれかに記載のオンラインミーティングシステム支援システム。
【0180】
[付記6]
オンラインミーティングに参加する各参加者の端末であり、共有情報を視聴可能なオンラインミーティング用参加者端末と、前記オンラインミーティングの管理者の端末であり、前記共有情報を前記各オンラインミーティング用参加者端末に提示するオンラインミーティング用管理者端末と、を備えるオンラインミーティングシステムを支援する前記管理者の管理者支援端末であって、
前記オンラインミーティング用参加者端末において共有情報として提示される出題情報に対する解答情報を入力するための入力画面を、前記オンラインミーティング用参加者端末とは異なる前記各参加者の参加者支援端末に表示し、前記入力画面への前記解答情報の入力の可否を制御する端末入力制御手段と、
前記参加者支援端末の入力画面において入力された解答情報を受信する受信手段と、
受信した解答情報を表示する表示制御手段と、
受信した解答情報を、正解の解答情報と不正解の解答情報とに区別する解答区別手段と、
受信した解答情報から、前記共有情報として参加者に提示する解答情報を選択する解答選択手段と、
選択した解答情報を含む参加者解答情報を生成し、前記共有情報として、前記オンラインミーティング用管理者端末に出力する参加者解答情報生成手段と、
前記参加者支援端末を制御し、前記参加者支援端末の入力画面に入力された解答情報の正解又は不正解に応じて異なるエフェクトを前記参加者支援端末から出力させ、前記解答情報の正誤を通知するエフェクト制御手段と、
を備える管理者支援端末。
【0181】
[付記7]
前記表示制御手段は、
前記解答区別手段により区別された、正解の解答情報と不正解の解答情報とを異なる表示形態で表示する
付記6に記載の管理者支援端末。
【0182】
[付記8]
前記端末入力制御手段は、
前記参加者支援端末の表示部に、入力画面として、前記参加者による手書きの入力画面、又は、多肢選択方式による解答の多肢選択画面を表示させる
付記6又は付記7に記載の管理者支援端末。
【0183】
[付記9]
前記入力画面が前記多肢選択方式による多肢選択画面である場合、
前記解答区別手段は、参加者が選択した解答により、自動的に正解の解答情報と不正解の解答情報とを区別する
付記8に記載の管理者支援端末。
【0184】
[付記10]
前記表示制御手段は、
前記エフェクト制御手段による前記解答情報の正誤の通知後、前記解答情報が正解の参加者の解答情報のみを表示し、表示する参加者の解答情報の数を、順次減少させる
付記6から付記9のいずれかに記載の管理者支援端末。
【0185】
[付記11]
オンラインミーティングに参加する各参加者の端末であり、共有情報を視聴可能なオンラインミーティング用参加者端末と、前記オンラインミーティングの管理者の端末であり、前記共有情報を前記各オンラインミーティング用参加者端末に提示するオンラインミーティング用管理者端末と、を備えるオンラインミーティングシステムを支援する前記管理者の管理者支援端末のプログラムであって、
前記プログラムは、前記管理者支援端末を、
前記オンラインミーティング用参加者端末において共有情報として提示される出題情報に対する解答情報を入力するための入力画面を、前記オンラインミーティング用参加者端末とは異なる前記各参加者の参加者支援端末に表示し、前記入力画面への前記解答情報の入力の可否を制御する端末入力制御手段と、
前記参加者支援端末の入力画面において入力された解答情報を受信する受信手段と、
受信した解答情報を表示する表示制御手段と、
受信した解答情報を、正解の解答情報と不正解の解答情報とに区別する解答区別手段と、
受信した解答情報から、前記共有情報として参加者に提示する解答情報を選択する解答選択手段と、
選択した解答情報を含む参加者解答情報を生成し、前記共有情報として、前記オンラインミーティング用管理者端末に出力する参加者解答情報生成手段と、
前記参加者支援端末を制御し、前記参加者支援端末の入力画面に入力された解答情報の正解又は不正解に応じて異なるエフェクトを前記参加者支援端末から出力させ、前記解答情報の正誤を通知するエフェクト制御手段と、
として機能させるプログラム。
【0186】
[付記12]
前記表示制御手段は、
前記解答区別手段により区別された、正解の解答情報と不正解の解答情報とを異なる表示形態で表示する手段として機能する
付記11に記載のプログラム。
【0187】
[付記13]
前記端末入力制御手段は、
前記参加者支援端末の表示部に、入力画面として、前記参加者による手書きの入力画面、又は、多肢選択方式による解答の多肢選択画面を表示させる手段として機能する
付記11又は付記12に記載のプログラム。
【0188】
[付記14]
前記入力画面が前記多肢選択方式による多肢選択画面である場合、
前記解答区別手段は、参加者が選択した解答により、自動的に正解の解答情報と不正解の解答情報とを区別する手段として機能する
付記13に記載のプログラム。
【0189】
[付記15]
前記表示制御手段は、
前記エフェクト制御手段による前記解答情報の正誤の通知後、前記解答情報が正解の参加者の解答情報のみを表示し、表示する参加者の解答情報の数を、順次減少させる手段として機能する
付記11から付記14のいずれかに記載のプログラム。
【0190】
[付記16]
オンラインミーティングに参加する各参加者の端末であり、共有情報を視聴可能なオンラインミーティング用参加者端末と、前記オンラインミーティングの管理者の端末であり、前記共有情報を前記各オンラインミーティング用参加者端末に提示するオンラインミーティング用管理者端末と、を備えるオンラインミーティングシステムを支援する前記参加者の参加者支援端末のプログラムであって、
前記プログラムは、前記参加者支援端末を、
前記オンラインミーティング用参加者端末において共有情報として提示される出題情報に対する解答情報を入力するための入力画面を表示し、前記解答情報の前記入力画面への入力の可否が、前記管理者の管理者支援端末の制御情報により制御可能な入力手段と、
前記管理者支援端末の制御情報により、前記入力画面に入力された解答情報の正解又は不正解に応じて異なるエフェクトを出力可能なエフェクト出力手段と
して機能させるプログラム。
【0191】
[付記17]
前記入力手段は、前記管理者支援端末の制御により、入力画面として、前記参加者による手書きの入力画面、又は、多肢選択方式による解答の多肢選択画面を表示させる
付記16に記載のプログラム。
【0192】
[付記18]
前記入力手段は、前記入力画面が手書きの入力画面である場合、前記参加者による入力画面の接触から接触解除まで毎に、入力データを、前記管理者支援端末に送信する
付記17に記載のプログラム。
【0193】
[付記19]
オンラインミーティングに参加する各参加者の端末であり、共有情報を視聴可能なオンラインミーティング用参加者端末と、前記オンラインミーティングの管理者の端末であり、前記共有情報を前記各オンラインミーティング用参加者端末に提示するオンラインミーティング用管理者端末と、を備えるオンラインミーティングシステムを支援する前記参加者の参加者支援端末であって、
前記オンラインミーティング用参加者端末において共有情報として提示される出題情報に対する解答情報を入力するための入力画面を表示し、前記解答情報の前記入力画面への入力の可否が、前記管理者の管理者支援端末の制御情報により制御可能な入力手段と、
前記管理者支援端末の制御情報により、前記入力画面に入力された解答情報の正解又は不正解に応じて異なるエフェクトを出力可能なエフェクト出力手段と
を備える参加者支援端末。
【0194】
本出願は、2020年6月3日に出願された日本出願特願2020-097199号、及び、2020年9月16日に出願された日本出願特願2020-155140を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0195】
1 オンラインミーティングサーバ
2 端末管理サーバ
3 オンラインミーティング用管理者端末
4 オンラインミーティング用参加者端末
5 管理者支援端末
6 参加者支援端末