(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022081598
(43)【公開日】2022-05-31
(54)【発明の名称】アプリケーション制御プログラム、アプリケーション制御システム及びアプリケーション制御方法
(51)【国際特許分類】
A63F 13/54 20140101AFI20220524BHJP
A63F 13/79 20140101ALI20220524BHJP
A63F 13/86 20140101ALI20220524BHJP
G06F 3/16 20060101ALI20220524BHJP
【FI】
A63F13/54
A63F13/79
A63F13/79 500
A63F13/86
G06F3/16 540
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022035843
(22)【出願日】2022-03-09
(62)【分割の表示】P 2019185988の分割
【原出願日】2014-10-30
(71)【出願人】
【識別番号】504437801
【氏名又は名称】グリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】森山 美登里
(57)【要約】
【課題】興趣を向上させたアプリケーションを提供する。
【解決手段】制御部21に、アプリケーションを用いるユーザがサウンドの提供条件を満たした場合には、ユーザに関連付けて、提供条件に対応するサウンドのサウンドファイルを記憶部に記録するステップと、サウンドファイルに関連付けられたユーザがイベントに参加した場合にサウンドの出力条件が満たされたと判定し、イベントに参加する参加ユーザの人数を特定するステップと、参加ユーザの人数に基づいてサウンドの多重度を決定するステップと、決定した多重度に基づいてサウンドを調整し、調整したサウンドをイベントにおいて再生するステップと、を実行させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部と、サウンドの再生を管理する制御部とを用いて、アプリケーションを制御するためのプログラムであって、
前記制御部に、
前記アプリケーションを用いるユーザがサウンドの提供条件を満たした場合には、前記ユーザに関連付けて、前記提供条件に対応するサウンドのサウンドファイルを前記記憶部に記録するステップと、
前記サウンドファイルに関連付けられた前記ユーザがイベントに参加した場合に前記サウンドの出力条件が満たされたと判定し、前記イベントに参加する参加ユーザの人数を特定するステップと、
前記参加ユーザの人数に基づいて前記サウンドの多重度を決定するステップと、
決定した前記多重度に基づいて前記サウンドを調整し、調整した前記サウンドを前記イベントにおいて再生するステップと、を実行させるアプリケーション制御プログラム。
【請求項2】
前記制御部に、
前記参加ユーザの属性データに基づいて前記サウンドの音量を決定するステップをさらに実行させ、
前記サウンドを再生するステップでは、決定した前記多重度及び前記音量に基づいて前記サウンドを調整し、調整した前記サウンドを前記イベントにおいて再生する、請求項1に記載のアプリケーション制御プログラム。
【請求項3】
前記参加ユーザの前記属性データは、前記参加ユーザに関連付けられたパラメータである、請求項2に記載のアプリケーション制御プログラム。
【請求項4】
前記サウンドを再生するステップでは、前記サウンドを前記参加ユーザが集合する集合場所で再生する、請求項1~3のいずれか1項に記載のアプリケーション制御プログラム。
【請求項5】
前記サウンドの前記提供条件が満たされた場合には、前記サウンドファイルとともに前記サウンドに関連付けられた動作ファイルを前記記憶部に記録する、請求項1~4のいずれか1項に記載のアプリケーション制御プログラム。
【請求項6】
前記制御部に、
前記動作ファイルを前記ユーザに対応するキャラクタに適用して再生させるステップをさらに実行させる、請求項5に記載のアプリケーション制御プログラム。
【請求項7】
前記サウンドの前記提供条件は、前記ユーザに対応するキャラクタが所定のアイテムを装着し、且つミッションをクリアすることである、請求項1~6のいずれか1項に記載のアプリケーション制御プログラム。
【請求項8】
アプリケーションを制御するためのシステムであって、
前記アプリケーションを用いるユーザがサウンドの提供条件を満たした場合には、前記ユーザに関連付けて、前記提供条件に対応するサウンドのサウンドファイルを記憶部に記録するファイル記録部と、
前記サウンドファイルに関連付けられた前記ユーザがイベントに参加した場合に前記サウンドの出力条件が満たされたと判定し、前記イベントに参加する参加ユーザの人数を特定する特定部と、
前記参加ユーザの人数に基づいて前記サウンドの多重度を決定する調整部と、
決定した前記多重度に基づいて前記サウンドを調整し、調整した前記サウンドを前記イベントにおいて再生する再生部と、を備えるアプリケーション制御システム。
【請求項9】
記憶部と、サウンドの再生を管理する制御部とを用いて、アプリケーションを制御するための方法であって、
前記制御部が、
前記アプリケーションを用いるユーザがサウンドの提供条件を満たした場合には、前記ユーザに関連付けて、前記提供条件に対応するサウンドのサウンドファイルを前記記憶部に記録するステップと、
前記サウンドファイルに関連付けられた前記ユーザがイベントに参加した場合に前記サウンドの出力条件が満たされたと判定し、前記イベントに参加する参加ユーザの人数を特定するステップと、
前記参加ユーザの人数に基づいて前記サウンドの多重度を決定するステップと、
決定した前記多重度に基づいて前記サウンドを調整し、調整した前記サウンドを前記イベントにおいて再生するステップと、を実行する、アプリケーション制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アプリケーション制御プログラム、アプリケーション制御システム及びアプリケーション制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
今日、スマートフォン等のコンピュータ端末を利用するユーザに対して、各種ゲーム等のアプリケーションソフトが提供されている。このようなゲームアプリケーションの中には、サウンドを利用する技術も公開されている(例えば、特許文献1参照)。この文献に記載された技術においては、仮想空間上で展開されるゲーム内で音声を録音し再生することによりアイテムとして利用する。
【0003】
また、ゲームにおけるメリットとして、サウンドを提供する技術も検討されている(例えば、特許文献2参照)。この文献に記載された技術においては、クイズ形式の広告情報を読み出して端末装置に送信し表示させ、端末装置から広告情報を含むクイズの回答情報を受信する。そして、電子データであるゲームにおけるメリットを、ネットワークを介して端末装置に送信する。この場合、メリットは、エサ、アイテム、ポイント、キャラクター、サウンド又はストーリーを用いる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009-247405号公報
【特許文献2】特開2003-19360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
多くのゲームにおけるサウンドは、全ユーザ共通に設定されているものが多かった。特許文献1、2においては、アイテムとしてサウンドがユーザに対して提供されている。しかしながら、これらのサウンドの利用において、自由度が低い場合、利用者の興趣を高めることが困難であった。なお、この課題はゲーム等のアプリケーションで再生されるサウンドだけでなく、アプリケーションに登場するキャラクタの動作等にも共通するものである。
【0006】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、興趣を向上させたアプリケーションを実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するアプリケーション制御プログラムは、記憶部と、サウンドの再生を管理する制御部とを用いて、アプリケーションを制御するためのプログラムであって、前記制御部に、前記アプリケーションを用いるユーザがサウンドの提供条件を満たした場合には、前記ユーザに関連付けて、前記提供条件に対応するサウンドのサウンドファイルを前記記憶部に記録するステップと、前記サウンドファイルに関連付けられた前記ユーザがイベントに参加した場合に前記サウンドの出力条件が満たされたと判定し、前記イベントに参加する参加ユーザの人数を特定するステップと、前記参加ユーザの人数に基づいて前記サウンドの多重度を決定するステップと、決定した前記多重度に基づいて前記サウンドを調整し、調整した前記サウンドを前記イベントにおいて再生するステップと、を実行させる。
【0008】
上記課題を解決するアプリケーション制御システムは、アプリケーションを制御するためのシステムであって、前記アプリケーションを用いるユーザがサウンドの提供条件を満たした場合には、前記ユーザに関連付けて、前記提供条件に対応するサウンドのサウンドファイルを前記記憶部に記録するファイル記録部と、前記サウンドファイルに関連付けられた前記ユーザがイベントに参加した場合に前記サウンドの出力条件が満たされたと判定し、前記イベントに参加する参加ユーザの人数を特定する特定部と、前記参加ユーザの人数に基づいて前記サウンドの多重度を決定する調整部と、決定した前記多重度に基づいて前記サウンドを調整し、調整した前記サウンドを前記イベントにおいて再生する再生部と、を備える。
【0009】
上記課題を解決するアプリケーション制御方法は、記憶部と、サウンドの再生を管理する制御部とを用いて、アプリケーションを制御するための方法であって、前記制御部が、前記アプリケーションを用いるユーザがサウンドの提供条件を満たした場合には、前記ユーザに関連付けて、前記提供条件に対応するサウンドのサウンドファイルを前記記憶部に記録するステップと、前記サウンドファイルに関連付けられた前記ユーザがイベントに参加した場合に前記サウンドの出力条件が満たされたと判定し、前記イベントに参加する参加ユーザの人数を特定するステップと、前記参加ユーザの人数に基づいて前記サウンドの多重度を決定するステップと、決定した前記多重度に基づいて前記サウンドを調整し、調整した前記サウンドを前記イベントにおいて再生するステップと、を実行する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、興趣を向上させたアプリケーションを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図2】本実施形態のユーザ情報記憶部に記録された情報の説明図。
【
図3】本実施形態のアイテム情報記憶部に記録された情報の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
〔第1の実施形態〕
以下、ゲーム処理方法の一実施形態を
図1~
図5に従って説明する。本実施形態では、サウンドを利用するゲームアプリケーションを提供する場合を想定する。
【0013】
図1に示すように、本実施形態では、ネットワークに接続されたユーザ端末10及び管理サーバ20を用いる。
ユーザ端末10は、ゲームを行なうユーザが利用するゲーム処理システム(スマートフォン等の情報処理端末)である。このユーザ端末10は、CPU、RAM及びROM等からなる制御部、記憶部、タッチパネルディスプレイ、スピーカを備えている。
【0014】
制御部は、記憶部に格納されたアプリケーションの制御や、タッチパネルディスプレイへの情報出力や入力情報の取得等の制御を行なう。本実施形態では、管理サーバ20から画面データやアイテムファイルを取得し、タッチパネルディスプレイやスピーカを介して出力を行なう。
【0015】
入出力部であるタッチパネルディスプレイは、出力手段及び入力手段として機能する。具体的には、パネル上に情報を出力するとともに、画面に触れる操作(タッチ)、画面から指を離す操作(リリース)等のタッチ状況に応じた各種操作等を行なうことができる。
【0016】
管理サーバ20は、ユーザ端末10に対して、ゲームを提供するコンピュータシステムである。この管理サーバ20は、制御部21、ユーザ情報記憶部22、アイテム情報記憶部23を備えている。
【0017】
制御部21は、制御手段(CPU、RAM、ROM等)を備え、後述する処理(ログイン管理段階、ゲーム管理段階、アイテム管理段階、再生管理段階の各処理)を行なう。そのための管理プログラムを実行することにより、制御部21は、
図1に示すように、ログイン管理部210、ゲーム管理部211、アイテム管理部212、再生管理部213として機能する。
【0018】
ログイン管理部210は、ユーザ端末10のアクセスに基づいて、ユーザを認証する処理を実行する。
ゲーム管理部211は、ログインしたユーザのユーザ端末10に対して、ゲーム(例えば、ブラウザゲーム)を提供する処理を実行する。本実施形態では、このゲームでは、ユーザのアバタ(自分の分身となるキャラクタ)を用いて、複数の場面(マイページ画面、レッスン画面等)を利用することができる。ここでは、他のユーザのマイページを訪問することも可能である。また、ゲーム管理部211は、レッスン画面においては、ダンスゲームを提供し、このダンスゲームにおいて、所定のゲームクリア条件の合格判定を行なう。
【0019】
アイテム管理部212は、ユーザ端末10に提供する装着アイテムやサウンドを管理する処理を実行する。アイテム管理部212は、ユーザが取得した装着アイテムやサウンドをユーザ情報記憶部22に登録する。本実施形態では、サウンドとしてデジタル音源を用いる。例えば、MP3、WMA、AAC(Advanced Audio Coding)、ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)等のデジタル音源を用いる。
再生管理部213は、ユーザ端末10において、サウンドを出力する処理を実行する。この再生管理部213は、ユーザ情報記憶部22に記録された情報を用いて、サウンドを調整する。この場合、サウンドレイヤの重ね合わせや、音質の調整により、音質や音の厚みを調整する。
【0020】
図2に示すように、ユーザ情報記憶部22には、ユーザ管理データ220が記録される。このユーザ管理データ220は、ユーザ登録が行なわれた場合に記録され、ゲーム状況に応じて更新される。このユーザ管理データ220は、ユーザID、パスワードに関するデータを含む。更に、ユーザIDに関連付けられて、フレンドリスト、ゲームIDに関するデータが記録される。更に、ゲームIDに関連付けられて、ステータス、取得アイテム、アイテム設定に関するデータが記録される。
【0021】
ユーザIDデータ領域には、各ユーザを特定するための識別子に関するデータが記録される。
パスワードデータ領域には、ログイン時にユーザを認証するためのパスワードに関するデータが記録される。
【0022】
フレンドリストには、このユーザによって指定された友達(フレンド)を特定するための識別子(ユーザID)に関するデータが記録される。
ゲームIDデータ領域には、このユーザが利用するゲームを特定するための識別子に関するデータが記録される。
【0023】
ステータスデータ領域には、このユーザにおけるゲームの進捗状況に関するデータが記録される。ステータスデータ領域には、アバタの所在(場面)や体力等に関するデータを記録する。
【0024】
取得アイテムデータ領域には、ユーザが取得したアイテムを特定するための識別子に関するデータが記録される。
アイテム設定データ領域には、取得したアイテムの設定情報に関するデータが記録される。このアイテム設定データ領域には、取得したダンスやサウンドを特定するための識別子(アイテムID)に対して、サウンドの出力条件として、このダンスやサウンドを再生する場面(例えば、マイページ)に関するデータ(場面ID)が記録される。
【0025】
図3に示すように、アイテム情報記憶部23には、アイテム管理データ230が記録される。このアイテム管理データ230は、ユーザに提供するアイテムが登録された場合に記録される。このアイテム管理データ230は、ゲームID、アイテムID、アイテム管理情報、アイテムファイルを含んで構成される。
【0026】
ゲームIDデータ領域には、各種アイテムを提供するゲームを特定するための識別子に関するデータが記録される。
アイテムIDデータ領域には、各アイテムを特定するための識別子に関するデータが記録される。
【0027】
アイテム管理情報には、提供条件、アイテム属性、アイテム効果、アイテム調整に関するデータが記録される。
提供条件データ領域には、このアイテムをユーザに対して提供するための条件に関するデータが記録される。例えば、アイテム「ダンス」の提供条件としては、「ダンスレッスンを受講し、合格すること」を設定する。また、「ダンス」に関連付けられたサウンドの提供条件としては、「ダンス」の提供条件に加えて、更に「所定のアイテムを装着していたこと」を設定する。
【0028】
アイテム属性データ領域には、このアイテムの種類、名称等に関するデータが記録される。本実施形態では、アイテム属性により、装着アイテムやサウンドの種類を識別する。
アイテム効果データ領域には、アイテム利用時の効果に関するデータが記録される。例えば、アイテム効果として、アイテムを装着したアバタの動作(例えば、ダンスを踊る)がある。また、サウンドを再生した場合のアイテム効果として、アバタの体力の回復スピードアップがある。
【0029】
アイテム調整データ領域には、アイテム(ここでは、サウンド)を調整するための情報(サウンド調整情報)が記録される。サウンド調整情報としては、調整条件パラメータに対して調整効果が記録される。調整条件パラメータとしては、装着アイテム、ステータス(例えば、アバタの体力)、フレンド数等を用いる。これらの調整条件パラメータに対する調整効果として、サウンドのテンポ、音階、音質(例えば、周波数特性、歪率、SN比、ダイナミックレンジ)、音源数(例えば、楽器数)、音響チャンネル数(サラウンド効果)等が記録される。本実施形態では、この調整効果により、サウンド内容を調整する。例えば、テンポのアップダウン、曲調の明暗、音質、音の厚み(音源数、チェンネル数)を調整する。ここでは、装着アイテムの強さ、体力量の多さ、フレンド数の多さにより、アップテンポ、明るい曲調、音の厚みを増す方向に調整する。
【0030】
アイテムファイルデータ領域には、装着アイテムの画像ファイル、動作(例えば、ダンス)を実行させるための動作ファイル、サウンドを再生するためのサウンドファイルが記録される。このサウンドファイルにおいては、音源やチャンネル毎にサウンドレイヤを構成しておく。これにより、レイヤ数を調整することにより、再生時のサウンドの音源数やチャンネル数を変更することができる。また、高音質のサウンドを記録しておくことにより、再生時のサウンドの音質を変更することができる。
【0031】
次に、管理サーバ20において実行される処理を説明する。ここでは、アイテム提供処理(
図4)、サウンド再生処理(
図5)の順番に説明する。
(アイテム提供処理)
まず、
図4を用いて、ユーザに対してアイテム(サウンド)を提供する処理を説明する。本実施形態では、所定のゲームにおいてレッスンを受講し、レッスンに合格した場合にアイテムを提供する。
【0032】
まず、管理サーバ20の制御部21は、ログイン処理を実行する(ステップS1-1)。具体的には、ユーザがゲームを利用する場合には、ユーザ端末10を用いて、管理サーバ20にアクセスする。この場合、管理サーバ20の制御部21のログイン管理部210は、ユーザ端末10に認証画面を出力する。そして、ログイン管理部210は、認証画面に入力されたユーザID、パスワードを取得する。取得したユーザID、パスワードがユーザ情報記憶部22に登録されている場合には、ログイン管理部210は、ユーザ認証を完了し、ユーザIDを特定する。
【0033】
次に、管理サーバ20の制御部21は、マイページ出力処理を実行する(ステップS1-2)。この場合、制御部21のゲーム管理部211は、ユーザ端末10のタッチパネルディスプレイに、マイページ画面を出力する。そして、レッスンを受講する場合には、マイページ画面内のレッスン受講アイコンを選択する。この場合、ゲーム管理部211は、ユーザ管理データ220に記録されているアイテムを表示したアイテムリストをタッチパネルディスプレイに出力する。そして、ユーザは、アイテムリストにおいて、レッスン受講に必要なアイテムを選択する。この場合、ゲーム管理部211は、ユーザのアバタにアイテムを装着する。
【0034】
次に、管理サーバ20の制御部21は、レッスン受講処理を実行する(ステップS1-3)。具体的には、制御部21のゲーム管理部211は、ユーザ端末10のタッチパネルディスプレイに、レッスン画面を出力する。本実施形態では、レッスン画面において、ダンスゲームを行なう。
【0035】
次に、管理サーバ20の制御部21は、合格かどうかについての判定処理を実行する(ステップS1-4)。具体的には、制御部21のゲーム管理部211は、レッスン画面において、ダンスゲームをクリアした場合には、合格と判定する。
【0036】
ダンスゲームをクリアできず、合格でないと判定した場合(ステップS1-4において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、アイテム提供処理を終了する。
一方、合格と判定した場合(ステップS1-4において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、アイテムの登録処理を実行する(ステップS1-5)。ここでは、提供条件「ダンスレッスンを受講し、合格すること」に対してアイテム「ダンス」を提供する。具体的には、制御部21のアイテム管理部212は、ユーザ管理データ220に「ダンス」のアイテムIDを記録する。
【0037】
次に、管理サーバ20の制御部21は、サウンド提供条件を満足しているかどうかについての判定処理を実行する(ステップS1-6)。具体的には、制御部21のゲーム管理部211は、レッスン受講時に、アイテム管理データ230の提供条件に記録されているアイテムが装着されていたかどうかを判定する。そして、ゲーム管理部211は、所定のアイテムを装着して、レッスンを受講した場合には、サウンド提供条件を満足していると判定する。
【0038】
サウンド提供条件を満足していると判定した場合(ステップS1-6において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、サウンドの登録処理を実行する(ステップS1-7)。具体的には、制御部21のアイテム管理部212は、提供条件に対応するサウンドのアイテムIDを、ユーザ管理データ220に記録する。
【0039】
一方、サウンド提供条件を満足していないと判定した場合(ステップS1-6において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、サウンドの登録処理(ステップS1-7)をスキップする。
【0040】
次に、管理サーバ20の制御部21は、アイテム設定処理を実行する(ステップS1-8)。具体的には、制御部21のアイテム管理部212は、ユーザ端末10に、アイテム設定画面を出力する。このアイテム設定画面においては、取得したアイテム(ダンス、サウンド)を再生する場面を設定することができる。そして、アイテム管理部212は、アイテム設定画面において指定された場面(例えば、マイページ画面の場面ID)に関するデータを取得する。この場合、制御部21のアイテム管理部212は、取得したアイテムのアイテムIDに関連付けて、アイテム設定データ領域に場面IDを記録する。
【0041】
次に、
図5を用いて、サウンド再生処理を説明する。ここでは、所定の場面においてサウンドを再生する。
(サウンド再生処理)
ここで、まず、管理サーバ20の制御部21は、場面の検知処理を実行する(ステップS2-1)。具体的には、制御部21のゲーム管理部211は、アバタの所在場面(例えば、マイページ画面)の場面IDを特定する。
【0042】
次に、管理サーバ20の制御部21は、サウンド設定があるかどうかについての判定処理を実行する(ステップS2-2)。具体的には、制御部21の再生管理部213は、ユーザ管理データ220において、検知した場面IDに関連付けられたアイテムIDの有無を確認する。ここで、ユーザ管理データ220において、特定した場面IDに関連付けて、サウンドのアイテムIDが記録されている場合には、サウンド設定があると判定する。例えば、マイページ画面の場面IDに対して、アイテム(ダンス、サウンド)のアイテムIDが記録されている場合を想定する。
【0043】
サウンド設定があると判定した場合(ステップS2-2において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、調整条件パラメータの特定処理を実行する(ステップS2-3)。具体的には、制御部21の再生管理部213は、アイテム情報記憶部23において、この場面IDに関連付けられたアイテムIDが記録されたアイテム管理データ230を抽出する。そして、再生管理部213は、抽出したアイテム管理データ230のアイテム調整データ領域に記録された調整条件パラメータを取得する。次に、再生管理部213は、調整条件パラメータについて、ユーザ管理データ220からパラメータ値を取得し、メモリに仮記憶する。
【0044】
次に、管理サーバ20の制御部21は、サウンド調整処理を実行する(ステップS2-4)。具体的には、制御部21の再生管理部213は、アイテム管理データ230を用いて、ユーザ管理データ220から取得したパラメータ値に対応する調整効果を特定する。そして、再生管理部213は、調整効果に応じて、アイテムファイルのサウンドを調整する。
【0045】
次に、管理サーバ20の制御部21は、サウンドの提供処理を実行する(ステップS2-5)。具体的には、制御部21の再生管理部213は、調整されたアイテムファイルをユーザ端末10に提供する。
【0046】
なお、サウンド設定がないと判定した場合(ステップS2-2において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、調整条件パラメータの特定処理(ステップS2-3)~サウンドの提供処理(ステップS2-5)をスキップする。
【0047】
次に、管理サーバ20の制御部21は、画面出力処理を実行する(ステップS2-6)。具体的には、制御部21のゲーム管理部211は、ユーザ端末10のタッチパネルディスプレイに、指定された場面の画面(マイページ画面)を出力する。この場合、ユーザ端末10は、管理サーバ20から取得したアイテムファイルを再生する。例えば、ダンスの動作ファイルにより、アバタをダンスさせる。また、サウンドファイルを取得した場合には、ユーザ端末10は、ダンスに合わせてサウンドを出力する。
【0048】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、レッスン受講処理を実行する(ステップS1-3)。そして、レッスン受講において合格と判定し、サウンド提供条件を満足していると判定した場合(ステップS1-6において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、サウンドの登録処理を実行する(ステップS1-7)。これにより、アイテムとしてのサウンドを取得することができる。
【0049】
(2)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、アイテム設定処理を実行する(ステップS1-8)。これにより、取得したサウンドを、ユーザが希望する場面で再生することができる。
【0050】
(3)本実施形態では、サウンド再生処理においてサウンド設定があると判定した場合(ステップS2-2において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、調整条件パラメータの特定処理を実行する(ステップS2-3)。これにより、ユーザ情報に基づいて、再生するサウンドを変更することができる。
【0051】
〔第2の実施形態〕
次に、
図6に従って、本発明を具体化したゲーム処理システムの第2の実施形態を説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のサウンド再生処理を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
【0052】
上記第1の実施形態では、サウンド再生処理においては、サウンドの提供前に調整されたサウンドを再生するが、本実施形態では、サウンド再生時に、状況に応じて動的にサウンドを調整する。
図6を用いて、このサウンド再生処理を説明する。このサウンド再生処理は、第1の実施形態のサウンド再生処理に引き続いて行われる。
【0053】
(サウンド再生処理)
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、ステップS2-3と同様に、調整条件パラメータの特定処理を実行する(ステップS3-1)。
【0054】
次に、管理サーバ20の制御部21は、状態が変化したかどうかについての判定処理を実行する(ステップS3-2)。具体的には、制御部21の再生管理部213は、新たに取得した調整条件パラメータのパラメータ値と、メモリに記録されたパラメータ値とを比較する。パラメータ値が一致している場合には、状態変化がないと判定する。
【0055】
状態が変化していないと判定した場合(ステップS3-2において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、調整条件パラメータの特定処理(ステップS3-1)に戻る。
【0056】
一方、新たに取得した調整条件パラメータのパラメータ値と、メモリに記録されたパラメータ値とが異なり、状態変化したと判定した場合(ステップS3-2において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、ステップS2-4と同様に、サウンド調整処理を実行する(ステップS3-3)。
そして、管理サーバ20の制御部21は、ステップS2-5と同様に、サウンドの提供処理を実行する(ステップS3-4)。
【0057】
本実施形態によれば、上記(1)~(3)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(4)本実施形態では、状態が変化したと判定した場合(ステップS3-2において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、ステップS2-4と同様に、サウンド調整処理を実行する(ステップS3-3)。これにより、ユーザは、状態変化をサウンドにより把握することができる。
【0058】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、サウンド再生処理において、管理サーバ20の制御部21は、調整条件パラメータの特定処理を実行する(ステップS2-3,S3-1)。ここでは、アイテム管理データ230のアイテム調整データ領域に記録された調整条件パラメータについて、ユーザ管理データ220からパラメータ値を取得する。このパラメータ値の取得元はユーザ管理データ220に限定されるものではない。例えば、サウンドの出力条件としてイベント参加を用い、ユーザが参加するイベント状況に応じて、サウンドを調整するようにしてもよい。この場合には、管理サーバ20の制御部21のゲーム管理部211は、複数のユーザが参加するソーシャルネットワークゲームにおいてイベントを開催し、このイベントにおいてグループ(ギルド)で参加するユーザを管理する。この場合、参加ユーザのユーザ情報を用いて、サウンド調整処理を行なう。
【0059】
(サウンド調整処理)
図7を用いて、サウンド調整処理を説明する。ここでは、サウンドに関するアイテムを取得しているユーザがイベントに参加する場合を想定する。例えば、サウンドとしては、雄叫び、拍手、歓声、応援、ざわめきを用いる。
【0060】
ここでは、まず、管理サーバ20の制御部21は、参加人数の特定処理を実行する(ステップS4-1)。具体的には、制御部21の再生管理部213は、ゲーム管理部211から、イベントに参加しているユーザの参加人数を算出する。
【0061】
次に、管理サーバ20の制御部21は、参加者の属性の特定処理を実行する(ステップS4-2)。具体的には、制御部21の再生管理部213は、このイベントに参加しているすべてのユーザのユーザ管理データ220においてユーザ情報を取得する。例えば、ユーザ情報として、各ユーザのユーザ管理データ220に記録されているステータス(体力情報)を取得する。
【0062】
次に、管理サーバ20の制御部21は、参加人数、属性に基づいて、サウンド調整処理を実行する(ステップS4-3)。具体的には、制御部21の再生管理部213は、参加人数に応じて、サウンドの多重度(音源数)を決定する。更に、再生管理部213は、各参加ユーザの体力情報を用いて、それぞれの参加ユーザに割り当てた音源についてのサウンドの音量を決定する。そして、再生管理部213は、決定した多重度、音量に基づいて調整したサウンドファイルをユーザ端末10に提供する。
これにより、イベントにおいて参加ユーザが多いグループ(ギルド)の集合場所で流れるサウンドは音の厚みが増し、場の雰囲気を高めることができる。
【0063】
・上記各実施形態では、サウンド再生処理において、管理サーバ20の制御部21は、調整条件パラメータの特定処理を実行する(ステップS2-3,S3-1)。ここで、他のユーザとの関係に基づいて、サウンドを調整するようにしてもよい。例えば、サウンドの出力条件としてマイページへの入室を用い、所定のユーザ(訪問者ユーザ)が他のユーザ(訪問先ユーザ)の部屋に入室した場合を想定する。この場合、訪問者ユーザのユーザ情報と訪問先ユーザのユーザ情報とを用いて、サウンド調整処理を行なう。
【0064】
(サウンド調整処理)
図8を用いて、サウンド調整処理を説明する。
ここでは、まず、管理サーバ20の制御部21は、サウンド設定があるかどうかについての判定処理を実行する(ステップS5-1)。具体的には、制御部21の再生管理部213は、訪問先ユーザのユーザ管理データ220において、サウンド設定が記録されているかどうかを確認する。
【0065】
サウンド設定がないと判定した場合(ステップS5-1において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、サウンド調整処理を終了する。
一方、サウンド設定があると判定した場合(ステップS5-1において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、共通性があるかどうかについての判定処理を実行する(ステップS5-2)。具体的には、制御部21の再生管理部213は、訪問者ユーザのユーザ管理データ220に含まれる各項目と、訪問先ユーザのユーザ管理データ220に含まれる各項目とを比較する。項目としては、取得アイテム、フレンドリストを用いることができる。そして、両ユーザのユーザ管理データ220において、共通する項目を特定する。
【0066】
共通性があると判定した場合(ステップS5-3において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、共通性に基づいてサウンド調整処理を実行する(ステップS5-4)。具体的には、制御部21の再生管理部213は、両ユーザのユーザ管理データ220において、共通する項目に基づいて、訪問先ユーザにおいてサウンド設定されたサウンドの調整を行なう。例えば、共通項目数が基準数以上の場合には、音質や音源数を上げて、音質や音の厚みを向上させる。更に、コーラスが設定されている場合には、歌唱数を増やすようにしてもよい。また、各ユーザが取得しているサウンドに応じて、音階を調整するようにしてもよい。
【0067】
一方、共通性がないと判定した場合(ステップS5-3において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、デフォルト設定処理を実行する(ステップS5-5)。具体的には、制御部21の再生管理部213は、訪問先ユーザのユーザ管理データ220においてサウンド設定されているサウンドをユーザ端末10に提供する。
これにより、ユーザ間の相性に基づいて、サウンドを調整して、ユーザの興趣を高めることができる。
【0068】
・上記各実施形態では、サウンド提供処理において、管理サーバ20の制御部21は、レッスン受講処理(ステップS1-3)において合格し、サウンド提供条件を満足していると判定した場合(ステップS1-6において「YES」の場合)、サウンドの登録処理を実行する(ステップS1-7)。ここで、サウンドの提供条件として、サウンドに関するクイズを提供するようにしてもよい。この場合には、管理サーバ20の制御部21は、レッスン受講処理(ステップS1-3)の代わりに、或いはレッスン受講処理に加えて、クイズ処理を実行する。具体的には、制御部21のアイテム管理部212は、アイテム情報記憶部23に記録されたサウンドに基づいたクイズを生成する。例えば、再生速度や音階を変更したサウンドファイルを生成する。また、特定の音階を抜き出したサウンドファイルを生成するようにしてもよい。そして、アイテム管理部212は、生成したサウンドファイルをユーザ端末10に提供する。
【0069】
更に、アイテム管理部212は、ユーザ端末10においてサウンドファイルを再生するとともに、生成したアイテムファイルに関するクイズ画面(例えば、名称に関する質問)をタッチパネルディスプレイに出力する。ユーザは、タッチパネルディスプレイに出力されたクイズの回答を入力する。アイテム管理部212は、ユーザ端末10のクイズ画面に入力された回答を取得し、正解と判定した場合、サウンドの登録処理を実行する(ステップS1-7)。
【0070】
・上記第1の実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、サウンドの提供処理を実行する(ステップS2-5)。ここで、サウンドを出力する場合には、そのサウンドの属性情報(アイテムの名称)や取得方法(提供条件)に関する情報を出力するようにしてもよい。
【0071】
・上記各実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、画面出力処理を実行する(ステップS2-6)。この場面において、サウンドを再生する。ここで、設定しているサウンドに対応させてアバタのステータスを変動させても良い。例えば、アップテンポの曲を設定しておくと体力の回復を早くする。この場合には、再生管理部213に、サウンドを構成する音要素(テンポ、音階、曲調)に対応したアイテム効果を記録した効果テーブルを保持させておく。そして、再生管理部213は、再生されたサウンドの音要素を算出し、効果テーブルを用いて、音要素に対応したアイテム効果をアバタに適用する。
【0072】
・上記各実施形態では、サウンド再生処理において、管理サーバ20の制御部21は、調整条件パラメータの特定処理を実行する(ステップS2-3,S3-1)。ここで、アバタが装着しているアイテムの種類や数によって、サウンドを調整するようにしてもよい。この場合には、装着しているアイテムの種類が和風のものが多ければ和風の曲が流れたり、装着しているアイテムの数によって重奏にしたりする。
【0073】
・上記各実施形態では、ユーザ端末10及び管理サーバ20を用いて、ゲーム処理方法を実現した。ゲーム処理方法を実現するためのハードウェア構成は、サーバ・クライアント方式に限定されるものではない。例えば、ユーザ端末に格納されたアプリケーションにより、ゲーム処理方法を実現してもよい。この場合には、制御部21の各手段を、ユーザ端末10の制御部に設ける。ユーザ端末10の制御部は、ユーザの操作により、ユーザ端末10に格納されたサウンドの提供可否を判定し、このサウンドの出力条件をメモリに記録する。そして、出力条件を満足した場合、ユーザ端末10は、出力条件に対応したサウンドを再生する。
【0074】
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下に追記する。
[1]
記憶部と、サウンドの再生を管理する制御部とを用いて、アプリケーションを制御するためのプログラムであって、
前記制御部に、
サウンドの提供条件を満足した場合には、ユーザに関連付けて、前記提供条件に対応するサウンドのサウンドファイルを、当該サウンドを再生するユーザ画面と関連付けて前記記憶部に記録するステップと、
ユーザに関連付けられたユーザ画面を他のユーザが視聴する場合には、当該ユーザ画面にサウンドが関連付けられているか否かを判定するステップと、
前記ユーザ画面にサウンドが関連付けられている場合には、当該サウンドを前記ユーザが用いる装置及び前記他のユーザが用いる装置で再生させるステップと、を実行させる、アプリケーション制御プログラム。
[2]
前記ユーザ画面に対する入力操作に応じて、前記ユーザに関連付けられたアイテムのリストを表示するステップと、
前記リストに含まれるアイテムの選択を受け付けるステップと、
前記選択されたアイテムを、前記リスト以外の前記ユーザ画面に表示するステップと、を前記制御部にさらに実行させる、[1]に記載のアプリケーション制御プログラム。
[3]
前記ユーザ及び前記ユーザ画面を視聴する他のユーザの関係に基づいて、サウンドを調整するステップを前記制御部にさらに実行させる、[1]又は[2]に記載のアプリケーション制御プログラム。
[4]
前記再生されるサウンドに対応させて、前記ユーザに関連付けられたパラメータを変化させる、[1]~[3]のいずれか1項に記載のアプリケーション制御プログラム。
[5]
記憶部と、制御部とを用いて、アプリケーションを制御するためのプログラムであって、
前記制御部に、
前記アプリケーションを利用するユーザ毎に対応付けられたキャラクタを含む画面をユーザが用いる装置のディスプレイに出力するステップと、
前記キャラクタの動作ファイルの提供条件を満足した場合には、ユーザに関連付けて、前記提供条件に対応する動作ファイルを記録するステップと、
前記動作ファイルの出力条件を満足した場合、前記動作ファイルを前記キャラクタに適用した画面を、前記ユーザが用いる装置及び前記画面を視聴する他のユーザが用いる装置で再生させるステップと、を実行させる、アプリケーション制御プログラム。
[6]
アプリケーションを制御するためのシステムであって、
サウンドの提供条件を満足した場合には、ユーザに関連付けて、前記提供条件に対応するサウンドのサウンドファイルを、当該サウンドを再生するユーザ画面と関連付けて記憶部に記録するサウンドファイル記録部と、
ユーザに関連付けられたユーザ画面を他のユーザが視聴する場合には、当該ユーザ画面にサウンドが関連付けられているか否かを判定する判定部と、
前記ユーザ画面にサウンドが関連付けられている場合には、当該サウンドを前記ユーザが用いる装置及び前記他のユーザが用いる装置で再生させるサウンド再生制御部と、を備える、アプリケーション制御システム。
[7]
アプリケーションを制御するためのシステムであって、
前記アプリケーションを利用するユーザ毎に対応付けられたキャラクタを含む画面をユーザが用いる装置のディスプレイに出力する出力制御部と、
前記キャラクタの動作ファイルの提供条件を満足した場合には、ユーザに関連付けて、前記提供条件に対応する動作ファイルを記録する動作ファイル記録部と、
前記動作ファイルの出力条件を満足した場合、前記動作ファイルを前記キャラクタに適用した画面を、前記ユーザが用いる装置及び前記画面を視聴する他のユーザが用いる装置に出力させる画面制御部と、を備える、アプリケーション制御システム。
[8]
記憶部と、サウンドの再生を管理する制御部とを用いて、アプリケーションを制御するための方法であって、
前記制御部が、
サウンドの提供条件を満足した場合には、ユーザに関連付けて、前記提供条件に対応するサウンドのサウンドファイルを、当該サウンドを再生するユーザ画面と関連付けて前記記憶部に記録するステップと、
ユーザに関連付けられたユーザ画面を他のユーザが視聴する場合には、当該ユーザ画面にサウンドが関連付けられているか否かを判定するステップと、
前記ユーザ画面にサウンドが関連付けられている場合には、当該サウンドを前記ユーザが用いる装置及び前記他のユーザが用いる装置で再生させるステップと、を実行する、アプリケーション制御方法。
[9]
記憶部と、制御部とを用いて、アプリケーションを制御するための方法であって、
前記制御部が、
前記アプリケーションを利用するユーザ毎に対応付けられたキャラクタを含む画面をユーザが用いる装置のディスプレイに出力するステップと、
前記キャラクタの動作ファイルの提供条件を満足した場合には、ユーザに関連付けて、前記提供条件に対応する動作ファイルを記録するステップと、
前記動作ファイルの出力条件を満足した場合、前記動作ファイルを前記キャラクタに適用した画面を、前記ユーザが用いる装置及び前記画面を視聴する他のユーザが用いる装置で再生させるステップと、を実行する、アプリケーション制御方法。
【符号の説明】
【0075】
10…ユーザ端末、20…管理サーバ、21…制御部、210…ログイン管理部、211…ゲーム管理部、212…アイテム管理部、213…再生管理部、22…ユーザ情報記憶部、23…アイテム情報記憶部。