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特開2022-85823情報処理システム、サーバ、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022085823
(43)【公開日】2022-06-08
(54)【発明の名称】情報処理システム、サーバ、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20120101AFI20220601BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20220601BHJP
   G16Y 20/40 20200101ALI20220601BHJP
   G16Y 40/20 20200101ALI20220601BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
G06F13/00 650B
G16Y20/40
G16Y40/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021089118
(22)【出願日】2021-05-27
(62)【分割の表示】P 2021054442の分割
【原出願日】2020-11-27
(71)【出願人】
【識別番号】516377348
【氏名又は名称】株式会社Arblet
(72)【発明者】
【氏名】清水 滉允
【テーマコード(参考)】
5B084
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA02
5B084AA16
5B084AA17
5B084AB11
5B084AB39
5B084BB15
5B084DB01
5B084DC02
5B084DC03
5B084EA03
5B084EA07
5L049CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】多くのユーザと接点を持ちながら、集団思考が発生しにくく、ユーザ間のコミュニケーションがスムーズに行われる情報処理システムを提供する。
【解決手段】管理サーバと、複数のユーザ端末装置とが、ネットワークを介して接続する情報処理システムにおいて、管理サーバ100は、少なくともテキスト文章を含む投稿情報をユーザ端末装置の夫々から受信するか又はユーザ端末装置のそれぞれからの投稿情報要求に応じて投稿情報を送信する投稿送受信部131と、投稿情報に対するユーザ端末装置からの返信実行要求を受信する返信実行要求受信部133と、返信実行要求の受信に応じて、投稿情報に関連付けられた投稿ユーザ情報と、返信実行要求に関連付けられた返信ユーザ情報とを互いに関連付けるユーザ関連付け部134と、関連付けに応じて、両ユーザが個別領域において個別メッセージを相互に送受信可能とする個別メッセージ送受信部135と、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザが各ユーザ端末装置を介してネットワーク上でのコミュニケーションを可能とする情報処理システムであって、
少なくともテキスト文章を含む投稿情報を前記ユーザ端末装置のそれぞれから受信する、または、前記ユーザ端末装置のそれぞれからの投稿情報要求に応じて投稿情報を送信する投稿送受信部と、
前記投稿情報に対する前記ユーザ端末装置からの返信実行要求を受信する返信実行要求受信部と、
前記返信実行要求の受信に応じて、前記投稿情報に関連付けられた投稿ユーザ情報と、前記返信実行要求に関連付けられた返信ユーザ情報とを互いに関連付けるユーザ関連付け部と、
前記関連付けに応じて、両ユーザが個別領域において個別メッセージを相互に送受信可能とする個別メッセージ送受信部と、
を備える、
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記ユーザ関連付け部は、前記投稿情報のそれぞれに関連付けられた投稿ユーザ情報に関連付け可能な返信ユーザ情報の数が制限されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記投稿情報は、さらに閲覧対象ユーザを決定する閲覧対象情報が関連付けられている、
ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記閲覧対象情報は、少なくとも疾病者とユーザの関係属性を示す関係属性情報を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
複数の前記投稿情報を所定規則情報に基づき並べた投稿群表示を生成する投稿表示生成部をさらに有し、
前記所定規則情報は、少なくとも返信数情報を含む、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記投稿表示生成部は、異なる2以上の所定規則情報に基づき投稿群表示を生成する、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
複数のユーザが各ユーザ端末装置を介してネットワーク上でのコミュニケーションを可能とするサーバであって、
少なくともテキスト文章を含む投稿情報を前記ユーザ端末装置のそれぞれから受信する、または、前記ユーザ端末装置のそれぞれからの投稿情報要求に応じて投稿情報を送信する投稿送受信部と、
前記投稿情報に対する前記ユーザ端末装置からの返信実行要求を受信する返信実行要求受信部と、
前記返信実行要求の受信に応じて、前記投稿情報に関連付けられた投稿ユーザ情報と、前記返信実行要求に関連付けられた返信ユーザ情報とを互いに関連付けるユーザ関連付け部と、
前記関連付けに応じて、両ユーザが個別領域において個別メッセージを相互に送受信可能とする個別メッセージ送受信部と、
を備える、
ことを特徴とするサーバ。
【請求項8】
複数のユーザが各ユーザ端末装置を介してネットワーク上でのコミュニケーションを可能とする情報処理方法であって、
投稿送受信部により、少なくともテキスト文章を含む投稿情報を前記ユーザ端末装置のそれぞれから受信する、または、前記ユーザ端末装置のそれぞれからの投稿情報要求に応じて投稿情報を送信するステップと、
返信実行要求受信部により、前記投稿情報に対する前記ユーザ端末装置からの返信実行要求を受信するステップと、
ユーザ関連付け部により、前記返信実行要求の受信に応じて、前記投稿情報に関連付けられた投稿ユーザ情報と、前記返信実行要求に関連付けられた返信ユーザ情報とを互いに関連付けるステップと、
個別メッセージ送受信部により、前記関連付けに応じて、両ユーザが個別領域において個別メッセージを相互に送受信可能とするステップと、
を含む、
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
複数のユーザが各ユーザ端末装置を介してネットワーク上でのコミュニケーションを可能とする情報処理方法をコンピュータにおいて実行するプログラムであって、
前記情報処理方法は、
投稿送受信部により、少なくともテキスト文章を含む投稿情報を前記ユーザ端末装置のそれぞれから受信する、または、前記ユーザ端末装置のそれぞれからの投稿情報要求に応じて投稿情報を送信するステップと、
返信実行要求受信部により、前記投稿情報に対する前記ユーザ端末装置からの返信実行要求を受信するステップと、
ユーザ関連付け部により、前記返信実行要求の受信に応じて、前記投稿情報に関連付けられた投稿ユーザ情報と、前記返信実行要求に関連付けられた返信ユーザ情報とを互いに関連付けるステップと、
個別メッセージ送受信部により、前記関連付けに応じて、両ユーザが個別領域において個別メッセージを相互に送受信可能とするステップと、
を実行する、
ことを特徴とするプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、サーバ、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、SNS(Social Networking Service)などのネットワークサービスが普及し、ユーザ間のコミュニケーションが簡便に行うことが可能になってきている。
【0003】
このようなネットワークサービスにおけるコミュニケーション方法としては、例えば、特許文献1に示されるように、ユーザが投稿者としてテキスト文書をタイムラインに投稿し、それを閲覧した他のユーザが当該投稿に対して返信投稿(いわゆるリプライ)としてテキスト文書が投稿可能であり、さらに他のユーザが当該返信投稿も含めて投稿者の投稿を閲覧可能である形態が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-188051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に示される形態により、投稿者の投稿や当該投稿への返信投稿に対してさらに返信投稿がされるなどして、ユーザ間のコミュニケーションが活発化する。一方で、このような形態においては、ネガティブな返信投稿が多くなった場合など、集団思考により同調圧力が発生しやすい場面もあり、投稿者にとって投稿が全ユーザ共通で閲覧可能であることが好ましくない場合もあり得る。
【0006】
また、同じネットワークサービスを利用するユーザ間において、プライベート領域(個別領域)で直接テキスト等のメッセージを送受信可能なダイレクトメッセージ機能も存在する。しかしながら、相手のプロフィールから得られる情報のみでは、直接メッセージを送付することへの心理的な障壁を高いと感じるユーザも一定数存在する。ウェブログ(いわゆるブログ)のようなウェブサイト上で日記等の個人的な情報も公開されているが、各ユーザのウェブページへ移動する必要が生じるため閲覧容易性が低く、多くのユーザと接点を持つ機会を得ることは難しい。
【0007】
そこで、本開示では、多くのユーザと接点を持ちながら、集団思考が発生しにくく、ユーザ間のコミュニケーションがスムーズに行われるネットワークサービスを提供することが可能となる情報処理システム、サーバ、情報処理方法及びプログラムについて説明する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様における情報処理システムは、複数のユーザが各ユーザ端末装置を介してネットワーク上でのコミュニケーションを可能とする情報処理システムであって、少なくともテキスト文章を含む投稿情報を前記ユーザ端末装置のそれぞれから受信する、または、前記ユーザ端末装置のそれぞれからの投稿情報要求に応じて投稿情報を送信する投稿送受信部と、前記投稿情報に対する前記ユーザ端末装置からの返信実行要求を受信する返信実行要求受信部と、前記返信実行要求の受信に応じて、前記投稿情報に関連付けられた投稿ユーザ情報と、前記返信実行要求に関連付けられた返信ユーザ情報とを互いに関連付けるユーザ関連付け部と、前記関連付けに応じて、両ユーザが個別領域において個別メッセージを相互に送受信可能とする個別メッセージ送受信部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、多くのユーザと接点を持ちながら、集団思考が発生しにくく、ユーザ間のコミュニケーションがスムーズに行われるネットワークサービスを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示の一実施形態に係る情報処理システムを示すブロック構成図である。
図2図1の管理サーバ100のハードウェア構成を示す図である。
図3図2の記憶部120および制御部130の機能を例示したブロック図である。
図4図1の情報処理システム1の処理の例を示すフローチャートである。
図5】本実施の形態における情報処理システム1の表示の一例を示す図である。
図6】本実施の形態における情報処理システム1の表示の一例を示す図である。
図7】本実施の形態における情報処理システム1の表示の一例を示す図である。
図8】本実施の形態における情報処理システム1の表示の一例を示す図である。
図9】本実施の形態における情報処理システム1の表示の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の実施の形態による情報処理システムは、以下のような構成を備える。
【0012】
[項目1]
複数のユーザが各ユーザ端末装置を介してネットワーク上でのコミュニケーションを可能とする情報処理システムであって、
少なくともテキスト文章を含む投稿情報を前記ユーザ端末装置のそれぞれから受信する、または、前記ユーザ端末装置のそれぞれからの投稿情報要求に応じて投稿情報を送信する投稿送受信部と、
前記投稿情報に対する前記ユーザ端末装置からの返信実行要求を受信する返信実行要求受信部と、
前記返信実行要求の受信に応じて、前記投稿情報に関連付けられた投稿ユーザ情報と、前記返信実行要求に関連付けられた返信ユーザ情報とを互いに関連付けるユーザ関連付け部と、
前記関連付けに応じて、両ユーザが個別領域において個別メッセージを相互に送受信可能とする個別メッセージ送受信部と、
を備える、
ことを特徴とする情報処理システム。
[項目2]
前記ユーザ関連付け部は、前記投稿情報のそれぞれに関連付けられた投稿ユーザ情報に関連付け可能な返信ユーザ情報の数が制限されている、
ことを特徴とする項目1に記載の情報処理システム。
[項目3]
前記投稿情報は、さらに閲覧対象ユーザを決定する閲覧対象情報が関連付けられている、
ことを特徴とする項目1または2のいずれかに記載の情報処理システム。
[項目4]
前記閲覧対象情報は、少なくとも疾病者とユーザの関係属性を示す関係属性情報を含む、
ことを特徴とする項目3に記載の情報処理システム。
[項目5]
複数の前記投稿情報を所定規則情報に基づき並べた投稿群表示を生成する投稿表示生成部をさらに有し、
前記所定規則情報は、少なくとも返信数情報を含む、
ことを特徴とする項目1ないし4のいずれかに記載の情報処理システム。
[項目6]
前記投稿表示生成部は、異なる2以上の所定規則情報に基づき投稿群表示を生成する、
ことを特徴とする項目5に記載の情報処理システム。
[項目7]
複数のユーザが各ユーザ端末装置を介してネットワーク上でのコミュニケーションを可能とするサーバであって、
少なくともテキスト文章を含む投稿情報を前記ユーザ端末装置のそれぞれから受信する、または、前記ユーザ端末装置のそれぞれからの投稿情報要求に応じて投稿情報を送信する投稿送受信部と、
前記投稿情報に対する前記ユーザ端末装置からの返信実行要求を受信する返信実行要求受信部と、
前記返信実行要求の受信に応じて、前記投稿情報に関連付けられた投稿ユーザ情報と、前記返信実行要求に関連付けられた返信ユーザ情報とを互いに関連付けるユーザ関連付け部と、
前記関連付けに応じて、両ユーザが個別領域において個別メッセージを相互に送受信可能とする個別メッセージ送受信部と、
を備える、
ことを特徴とするサーバ。
[項目8]
複数のユーザが各ユーザ端末装置を介してネットワーク上でのコミュニケーションを可能とする情報処理方法であって、
投稿送受信部により、少なくともテキスト文章を含む投稿情報を前記ユーザ端末装置のそれぞれから受信する、または、前記ユーザ端末装置のそれぞれからの投稿情報要求に応じて投稿情報を送信するステップと、
返信実行要求受信部により、前記投稿情報に対する前記ユーザ端末装置からの返信実行要求を受信するステップと、
ユーザ関連付け部により、前記返信実行要求の受信に応じて、前記投稿情報に関連付けられた投稿ユーザ情報と、前記返信実行要求に関連付けられた返信ユーザ情報とを互いに関連付けるステップと、
個別メッセージ送受信部により、前記関連付けに応じて、両ユーザが個別領域において個別メッセージを相互に送受信可能とするステップと、
を含む、
ことを特徴とする情報処理方法。
[項目9]
複数のユーザが各ユーザ端末装置を介してネットワーク上でのコミュニケーションを可能とする情報処理方法をコンピュータにおいて実行するプログラムであって、
前記情報処理方法は、
投稿送受信部により、少なくともテキスト文章を含む投稿情報を前記ユーザ端末装置のそれぞれから受信する、または、前記ユーザ端末装置のそれぞれからの投稿情報要求に応じて投稿情報を送信するステップと、
返信実行要求受信部により、前記投稿情報に対する前記ユーザ端末装置からの返信実行要求を受信するステップと、
ユーザ関連付け部により、前記返信実行要求の受信に応じて、前記投稿情報に関連付けられた投稿ユーザ情報と、前記返信実行要求に関連付けられた返信ユーザ情報とを互いに関連付けるステップと、
個別メッセージ送受信部により、前記関連付けに応じて、両ユーザが個別領域において個別メッセージを相互に送受信可能とするステップと、
を実行する、
ことを特徴とするプログラム。
【0013】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である。
【0014】
(実施形態1)
<構成>
図1は、本開示の実施形態1に係る情報処理システム1を示すブロック構成図である。この情報処理システム1は、例えば、ネットワークNWを介してユーザ端末装置200から少なくともテキスト文章を含む投稿を管理サーバ100にて受信し、各ユーザ端末装置200から共通で閲覧可能なように、所定の法則に基づき、各投稿を共通領域に並べて表示する情報処理システムである。
【0015】
情報処理システム1は、管理サーバ100と、複数のユーザ端末装置200と、ネットワークNWと、を有している。管理サーバ100と、ユーザ端末装置200とは、ネットワークNWを介して接続される。ネットワークNWは、インターネット、イントラネット、ブロックチェーンネットワーク、無線LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、BLE(Bluetooth Low Energy)等により構成される。
【0016】
管理サーバ100は、例えば、ネットワークを介してユーザ端末装置200にネットワークサービスを提供するサーバ装置である。詳細については後述する。
【0017】
ユーザ端末装置200は、ユーザが所持する、例えばパーソナルコンピュータやタブレット端末、スマートフォン、スマートウォッチ、携帯電話、PHS、PDA等の情報処理装置である。
【0018】
<管理サーバ100>
図2は、管理サーバ100のハードウェア構成を示す図である。図3は、記憶部120および制御部130の機能を例示したブロック図である。管理サーバ100は、例えばパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。
【0019】
管理サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130と、入出力部140とを備える。これらの機能部は、管理サーバ100用の所定のプログラムを実行することにより実現される。
【0020】
通信部110は、ユーザ端末装置200と通信を行うための通信インタフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。
【0021】
記憶部120は、各種制御処理や制御部130内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、図3に示されるように、記憶部120は、ネットワークサービスを利用するにあたり事前に登録されたユーザ情報をユーザ識別情報に関連付けて記憶するユーザ情報DB121と、少なくともテキスト文章を含む投稿をユーザ識別情報及び時間情報、その他の関連情報の少なくともいずれかと関連付けて投稿情報として記憶する投稿情報DB122と、返信実行要求を送信された投稿に対して投稿主であるユーザのユーザ識別情報と返信者であるユーザのユーザ識別情報との関連付け状態を示す関連付け情報として管理して記憶する関連付け情報DB123と、を含む。さらに、記憶部120は、ユーザ端末装置200と通信を行ったデータを一時的に記憶する。
【0022】
ユーザ情報は、例えば、ユーザ名、メールアドレス、性別情報、年齢情報、年代情報、疾病情報、病歴情報、脳疾病患者の機能不全内容情報、疾病者本人か疾病者関係者(例えば、親族、パートナー、医療従事者、介助者など)などのユーザの関係属性を示す関係属性情報などが含まれるが、これに限定されない。
【0023】
制御部130は、管理サーバ100の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)等から構成される。また、図3に示されるように、制御部130は、投稿送受信部131、投稿表示生成部132、返信実行要求操作受信部133、ユーザ関連付け部134、個別メッセージ送受信部135、データ管理部136といった機能部を含む。
【0024】
投稿送受信部131は、ユーザ端末装置200からの投稿(投稿情報)を受け付けて、当該投稿と投稿主であるユーザのユーザ識別情報、投稿を受け付けた時間の時間情報、その他の関連情報の少なくともいずれかと関連付けて投稿情報として投稿情報DB122に記憶する。例えば、図5に例示されるように、新規投稿部53が表示領域50に配置されており、新規投稿部53がユーザにより選択されることに応じて、図6に例示されるような新規投稿入力領域55が表示され、投稿内容を入力可能となってもよい。
【0025】
ここで、ユーザはユーザ端末装置200からの投稿時に閲覧対象情報をさらに投稿に関連付けるように設定可能であってもよく、当該閲覧対象情報も併せて投稿情報として投稿情報DB122に記憶されてもよい。閲覧対象情報は、例えば、前述のユーザ情報(性別情報、年齢情報、年代情報、疾病情報、病歴情報、脳疾病患者の機能不全内容情報、疾病者本人や疾病者関係者(例えば、親族、パートナー、医療従事者、介助者など)などの疾病者とユーザの関係属性を示す関係属性情報など)からユーザが適宜選択できるようにしてもよい。例えば、図6に例示されるように、新規投稿入力領域55に配置される閲覧対象選択部56がユーザにより選択されることにより、図7に例示されるような公開先設定選択領域57が表示され、例えば関係属性情報を選択できるように構成されていてもよいが、予め設定されている公開先設定はこれに限らず、いずれのユーザ情報に基づく公開先設定であってもよい。さらに、図8に例示されるように、ユーザがユーザ端末上でカスタム設定領域58にて公開先設定を任意で設定できるように構成されていてもよい。
【0026】
投稿表示生成部132は、管理サーバ100のユーザ情報DB121またはユーザ端末装置200の記憶部に記憶された所定規則情報に基づき、複数のユーザ端末装置200より閲覧可能な共通領域に複数の投稿を並べた投稿群表示を生成する。なお、当該投稿表示生成部132は、図3においては管理サーバ100の機能部として示されているが、ユーザ端末装置200の機能部(例えばSNSアプリケーションの機能など)であってもよい。
【0027】
所定規則情報とは、例えば時間情報であって、図5に例示されるように、当該時間情報に基づき共有領域に複数の投稿を並べた投稿群表示を生成するようにしてもよい(いわゆるタイムライン)。この他、所定規則情報とは、例えば閲覧ユーザがユーザ端末装置200により指定したユーザ識別情報であって、当該ユーザ識別情報に基づくソートを行った投稿群表示を生成してもよいし、返信数情報(例えば、返信数情報の値が大きい順など)であって、当該返信数情報に基づくソートを行った投稿群表示を生成してもよい。
【0028】
さらに、より好ましくは、異なる所定規則情報でソートを行った投稿群を複数混ぜて投稿群表示を生成してもよい。より具体的には、例えば、時間情報に基づき投稿時間が現在時間に近い順に並べた所定数の投稿群と、返信数情報に基づき返信数が多い順に並べた投稿群とを、交互に、または、ランダムに並べた投稿群表示を生成してもよい。または、異なる所定規則情報を選択的に切り替えられるような規則選択部(不図示)を設けるようにしてもよいし、異なる所定規則情報でソートを行った投稿群を隣接して並べた投稿群表示を生成するようにしてもよい。
【0029】
返信実行要求操作受信部133は、例えば図5に例示されるタイムラインに表示される投稿領域52に配置される返信実行要求部54をユーザがユーザ端末装置上で選択する返信実行要求操作を受信する。
【0030】
ユーザ関連付け部134は、返信実行要求操作を検出すると、新規の個別領域を生成し、当該個別領域に対して、投稿に関連付けられた投稿ユーザ情報と、当該投稿に対する返信実行要求に関連付けられた返信ユーザ情報とを互いに関連付ける。なお、当該関連付けは、例えば投稿1つに対して返信ユーザ3人などの所定数の人数制限を設定することが望ましい。これにより、個別領域における相互メッセージ(いわゆるダイレクトメッセージ)の量が投稿者の想定内に収まるため、メッセージ管理が煩雑となることがなく、より限定的で密な連絡を行うことが可能となる。また、同じ投稿ユーザの投稿が複数存在する場合には、それぞれにおいて返信実行要求操作が可能であり、投稿ごとに人数制限が設けられていてもよい。
【0031】
個別メッセージ送受信部135は、関連付けに応じて、両ユーザが個別領域において個別メッセージを相互に送受信可能とする。例えば、図9に例示されるように、個別領域60において、ユーザAのメッセージ61とユーザBのメッセージ62が送信されたタイミングで更新され順次時系列で表示される。より好ましくは、同じユーザとの個別領域60であっても、いずれの投稿に対する個別領域60かが判別可能なように、個別領域60のいずれかの部分、具体例としては、ダイレクトメッセージの1つとして、返信対象の投稿63が表示されていてもよい。また、上述のように関連付けの人数を制限する構成であったとしても、各個別領域60が残っていれば、引き続き相互にメッセージが送付可能であってもよいし、メッセージ投稿可能数やメッセージ投稿可能期間が個別領域60ごとに設定されており、設定値に達した場合に関連付けが消去されて同様の投稿に対する相互メッセージが個別領域60内で送信できなくなるようにしてもよい。この時、メッセージの履歴は、残してもよいし、これも削除されるようにしてもよい。
【0032】
データ管理部136は、ユーザ情報等の各種情報をユーザ情報DB121、投稿情報DB122、関連付け情報DB123において各種情報が適切に記憶されるように管理する。
【0033】
入出力部140は、キーボード・マウス類等の情報入力機器、及びディスプレイ等の出力機器である。
【0034】
<処理の流れ>
図4-9を参照しながら、改めて、情報処理システム1が実行する情報処理方法の処理の流れについて説明する。図4は、図1の情報処理システム1の処理の例を示すフローチャートである。
【0035】
ステップS101の処理として、投稿送受信部131では、ユーザ端末装置200Bからの投稿情報を受信する。
【0036】
ステップS102の処理として、投稿送受信部131では、ユーザ端末装置200Aから投稿情報取得要求を受信する。
【0037】
そして、ステップS103の処理として、投稿送受信部131では、ユーザ端末装置200Aに前回要求時以降の投稿情報を送信する。差分の投稿情報を全て送信してもよいし、最新の投稿情報から所定の投稿数分または投稿期間分の投稿情報だけを一旦送信し、それ以外は更なる要求があった場合にさらに一部または残り全部を送信するようにしてもよい。
【0038】
ステップS104の処理として、返信実行要求操作受信部133では、ユーザ端末装置200Aからユーザ端末装置200Bの投稿に対する返信実行要求操作を受信する。
【0039】
ステップS105の処理として、ユーザ関連付け部134により、返信実行要求操作を受信に応じて、新規の個別領域を生成し、ステップS106の処理として、当該個別領域に対して、投稿に関連付けられた投稿ユーザ情報と、当該投稿に対する返信実行要求に関連付けられた返信ユーザ情報とを互いに関連付ける。
【0040】
ステップS107-110の処理として、個別メッセージ送受信部135により、関連付けに応じて、両ユーザが個別領域において個別メッセージを相互に送受信可能とする。
【0041】
<効果>
以上のように、本実施形態に係る情報処理システムは、多くのユーザと接点を持ちながら、集団思考が発生しにくく、ユーザ間のコミュニケーションがスムーズに行われるネットワークサービスを提供することが可能となる。
【0042】
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行なって実施することが出来る。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0043】
1 情報処理システム
100 管理サーバ
200 ユーザ端末装置
300 測定装置
400 担当者端末装置
NW ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9