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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022088102
(43)【公開日】2022-06-14
(54)【発明の名称】搬送装置
(51)【国際特許分類】
B29C 33/02 20060101AFI20220607BHJP
B29D 30/06 20060101ALI20220607BHJP
【ＦＩ】
B29C33/02
B29D30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】ＯＬ
(21)【出願番号】P 2020200361
(22)【出願日】2020-12-02
(71)【出願人】
【識別番号】000183233
【氏名又は名称】住友ゴム工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000280
【氏名又は名称】特許業務法人サンクレスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】村山 翔士
【テーマコード（参考）】
4F202
4F215
【Ｆターム（参考）】
4F202AA45
4F202AH20
4F202AP06
4F202AQ01
4F202AR07
4F202CA21
4F202CZ02
4F202CZ10
4F215AH20
4F215VD01
4F215VL27
4F215VM06
4F215VP30
(57)【要約】
【課題】省スペース化が可能となる搬送装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る搬送装置１は、未加硫タイヤＴを加硫機２へ搬送する搬送コンベア１０と、搬送コンベア１０によって搬送される未加硫タイヤＴを回転させることにより未加硫タイヤＴの位相を加硫機２に応じた位置に調整する位相合わせ機構１２と、を備える。搬送コンベア１０は、搬送方向に直交する方向に離間し、上面１４ａ、１５ａで未加硫タイヤＴを搬送する一対の搬送ベルト１４、１５を備える。位相合わせ機構１２は、未加硫タイヤＴを保持する回転テーブル２４と、一対の搬送ベルト１４、１５の間に配置され、回転テーブル２４を、上面１４ａ、１５ａよりも下方の格納位置と、上面１４ａ、１５ａよりも上方で未加硫タイヤＴを保持し位相を調整するための調整位置と、の間で昇降させる昇降機構２６と、を備える。
【選択図】図４
【解決手段】本発明に係る搬送装置１は、未加硫タイヤＴを加硫機２へ搬送する搬送コンベア１０と、搬送コンベア１０によって搬送される未加硫タイヤＴを回転させることにより未加硫タイヤＴの位相を加硫機２に応じた位置に調整する位相合わせ機構１２と、を備える。搬送コンベア１０は、搬送方向に直交する方向に離間し、上面１４ａ、１５ａで未加硫タイヤＴを搬送する一対の搬送ベルト１４、１５を備える。位相合わせ機構１２は、未加硫タイヤＴを保持する回転テーブル２４と、一対の搬送ベルト１４、１５の間に配置され、回転テーブル２４を、上面１４ａ、１５ａよりも下方の格納位置と、上面１４ａ、１５ａよりも上方で未加硫タイヤＴを保持し位相を調整するための調整位置と、の間で昇降させる昇降機構２６と、を備える。
【選択図】図４
【特許請求の範囲】
【請求項1】
未加硫タイヤを加硫機へ搬送する搬送コンベアと、
前記搬送コンベアによって搬送される前記未加硫タイヤを回転させることにより前記未加硫タイヤの位相を前記加硫機に応じた位置に調整する位相合わせ機構と、を備え、
前記搬送コンベアは、搬送方向に直交する方向に離間し、上面で前記未加硫タイヤを搬送する一対の搬送ベルトを備え、
前記位相合わせ機構は、
前記未加硫タイヤを保持する回転テーブルと、
前記一対の搬送ベルトの間に配置され、前記回転テーブルを、前記上面よりも下方の格納位置と、前記上面よりも上方で前記未加硫タイヤを保持し前記位相を調整するための調整位置と、の間で昇降させる昇降機構と、を備える
搬送装置。
前記搬送コンベアによって搬送される前記未加硫タイヤを回転させることにより前記未加硫タイヤの位相を前記加硫機に応じた位置に調整する位相合わせ機構と、を備え、
前記搬送コンベアは、搬送方向に直交する方向に離間し、上面で前記未加硫タイヤを搬送する一対の搬送ベルトを備え、
前記位相合わせ機構は、
前記未加硫タイヤを保持する回転テーブルと、
前記一対の搬送ベルトの間に配置され、前記回転テーブルを、前記上面よりも下方の格納位置と、前記上面よりも上方で前記未加硫タイヤを保持し前記位相を調整するための調整位置と、の間で昇降させる昇降機構と、を備える
搬送装置。
【請求項2】
前記搬送コンベアは、
前記一対の搬送ベルトのうちの一方の搬送ベルトを駆動する第１駆動機構と、
前記一対の搬送ベルトのうちの他方の搬送ベルトを駆動する第２駆動機構と、を備える
請求項１に記載の搬送装置。
前記一対の搬送ベルトのうちの一方の搬送ベルトを駆動する第１駆動機構と、
前記一対の搬送ベルトのうちの他方の搬送ベルトを駆動する第２駆動機構と、を備える
請求項１に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記搬送コンベアは、前記一対の搬送ベルトの間隔を調整する調整機構を備える
請求項２に記載の搬送装置。
請求項２に記載の搬送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、未加硫タイヤを加硫機へ搬送する搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
タイヤの製造においては、未加硫タイヤを、加硫機のモールドに投入し加圧及び加熱する工程が含まれる。未加硫タイヤとは、トレッド、サイドウォール等の部材を組み合わせて形成される未加硫状態のタイヤである。
未加硫タイヤ及びモールドは、それぞれ周方向に基準点を有する。
上記工程において、未加硫タイヤは、未加硫タイヤの周方向における基準点（位相）と、モールドの周方向における基準点（位相）とが所定の位置関係となるように、モールドに投入される。
このように、未加硫タイヤをモールドに投入する際に、未加硫タイヤの位相とモールドの位相とを合わせる工程を「位相合わせ」という。
未加硫タイヤ及びモールドは、それぞれ周方向に基準点を有する。
上記工程において、未加硫タイヤは、未加硫タイヤの周方向における基準点（位相）と、モールドの周方向における基準点（位相）とが所定の位置関係となるように、モールドに投入される。
このように、未加硫タイヤをモールドに投入する際に、未加硫タイヤの位相とモールドの位相とを合わせる工程を「位相合わせ」という。
【0003】
位相合わせは、例えば、タイヤ品質の１つの尺度であるユニフォミティに影響する。
このため、タイヤ品質の向上の観点から、位相合わせを含む、加硫機への未加硫タイヤの供給方法について、様々な方法が検討されている。
このため、タイヤ品質の向上の観点から、位相合わせを含む、加硫機への未加硫タイヤの供給方法について、様々な方法が検討されている。
【0004】
特許文献１には、ストレージ装置に収容されているグリーンタイヤ（未加硫タイヤ）の位相角度を、加硫機の基準点に合わせて調整する位相合わせ装置を用いた供給方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平５－１７７６３７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
位相合わせ装置は、例えば、加硫機の直前に配置される。この場合、位相合わせ装置によって位相合わせされた未加硫タイヤは、加硫機のローダ等によってピックアップされる。
また、加硫機へ未加硫タイヤを供給するために、未加硫タイヤを搬送する搬送装置が設置されることがある。搬送装置には、複数の未加硫タイヤが積載される。搬送装置は、これら未加硫タイヤを待機させつつ順次加硫機へ搬送する。搬送装置は、位相合わせ装置と組み合わせて用いられる。
また、加硫機へ未加硫タイヤを供給するために、未加硫タイヤを搬送する搬送装置が設置されることがある。搬送装置には、複数の未加硫タイヤが積載される。搬送装置は、これら未加硫タイヤを待機させつつ順次加硫機へ搬送する。搬送装置は、位相合わせ装置と組み合わせて用いられる。
【0007】
ここで、位相合わせ装置と搬送装置とを組み合わせて加硫機への未加硫タイヤの供給路を構成する場合、これらを並べて配置することになるため、前記供給路が長くなり占有スペースが比較的大きくなるという問題を有していた。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、省スペース化が可能な搬送装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の搬送装置は、未加硫タイヤを加硫機へ搬送する搬送コンベアと、前記搬送コンベアによって搬送される前記未加硫タイヤを回転させることにより前記未加硫タイヤの位相を前記加硫機に応じた位置に調整する位相合わせ機構と、を備え、前記搬送コンベアは、搬送方向に直交する方向に離間し、上面で前記未加硫タイヤを搬送する一対の搬送ベルトを備え、前記位相合わせ機構は、前記未加硫タイヤを保持する回転テーブルと、前記一対の搬送ベルトの間に配置され、前記回転テーブルを、前記上面よりも下方の格納位置と、前記上面よりも上方で前記未加硫タイヤを保持し前記位相を調整するための調整位置と、の間で昇降させる昇降機構と、を備える。
【0010】
上記構成の搬送装置によれば、格納位置と調整位置との間で回転テーブルを昇降させる昇降機構が一対の搬送ベルトの間に配置されているので、搬送ベルト上の未加硫タイヤに対して位相合わせを行うことができる。このため、搬送装置に対して別途位相合わせ装置を組み合わせる必要がない。さらに、昇降機構が一対の搬送ベルトの間に配置されているので、上記従来例のように、搬送装置と位相合わせ装置とを並べて配置した場合と比較して、加硫機への未加硫タイヤの供給路の短縮化を図ることができ、省スペース化が可能となる。
【0011】
また、上記搬送装置において、前記搬送コンベアは、前記一対の搬送ベルトのうちの一方の搬送ベルトを駆動する第１駆動機構と、前記一対の搬送ベルトのうちの他方の搬送ベルトを駆動する第２駆動機構と、を備えていてもよい。
この場合、一対の搬送ベルトを第１駆動機構及び第２駆動機構といった互いに独立した機構によって駆動するので、両駆動機構の間を繋ぐための構成等を配置する必要がない。この結果、昇降機構を一対の搬送ベルトの間に配置する際の配置の自由度を高めることができる。
この場合、一対の搬送ベルトを第１駆動機構及び第２駆動機構といった互いに独立した機構によって駆動するので、両駆動機構の間を繋ぐための構成等を配置する必要がない。この結果、昇降機構を一対の搬送ベルトの間に配置する際の配置の自由度を高めることができる。
【0012】
また、上記搬送装置において、前記搬送コンベアは、前記一対の搬送ベルトの間隔を調整する調整機構を備えていてもよい。
この場合、未加硫タイヤのサイズに応じて一対の搬送ベルトの間隔を調整することができ、種々のサイズの未加硫タイヤの搬送が可能となる。
この場合、未加硫タイヤのサイズに応じて一対の搬送ベルトの間隔を調整することができ、種々のサイズの未加硫タイヤの搬送が可能となる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、省スペース化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、好ましい実施形態について図面を参照しつつ説明する。
〔全体構成について〕
図１は、実施形態に係る未加硫タイヤの搬送装置の一例を示す図である。
図１中、搬送装置１は、未加硫状態のタイヤ（未加硫タイヤＴ）を台車４から、加硫機２まで搬送する機能を有する。
未加硫タイヤＴとは、成形機（図示せず）によってトレッド、サイドウォール等の部材を組み合わせて形成された加硫前のタイヤである。
〔全体構成について〕
図１は、実施形態に係る未加硫タイヤの搬送装置の一例を示す図である。
図１中、搬送装置１は、未加硫状態のタイヤ（未加硫タイヤＴ）を台車４から、加硫機２まで搬送する機能を有する。
未加硫タイヤＴとは、成形機（図示せず）によってトレッド、サイドウォール等の部材を組み合わせて形成された加硫前のタイヤである。
【0016】
図１中、台車４、搬送装置１、及び加硫機２は、図１中の矢印に示す方向に沿って、並べて設置される。
なお、以下の説明では、図１中の矢印に示すように、台車４から加硫機２へ向かう方向を搬送方向とし、搬送方向に直交する水平方向を幅方向とする。
なお、以下の説明では、図１中の矢印に示すように、台車４から加硫機２へ向かう方向を搬送方向とし、搬送方向に直交する水平方向を幅方向とする。
【0017】
台車４によって搬送される未加硫タイヤＴは、作業者又はコンベア等によって搬送装置１へ載せ換えられる。未加硫タイヤＴが積載された搬送装置１は、搬送方向に沿って、未加硫タイヤＴを搬送方向上流端から下流端まで搬送する。
また、搬送装置１は、未加硫タイヤＴを搬送する機能の他、未加硫タイヤＴの位相合わせを行うための機能も有する。
また、搬送装置１は、未加硫タイヤＴを搬送する機能の他、未加硫タイヤＴの位相合わせを行うための機能も有する。
【0018】
搬送装置１の搬送方向下流端まで搬送された未加硫タイヤＴは、搬送装置１が有する位相合わせの機能によって位相合わせされた後、加硫機２のローダ（図示省略）によってピックアップされる。その後、未加硫タイヤＴは、加硫機２のモールドに投入され、加圧及び加熱される。
このように、搬送装置１は、未加硫タイヤＴを加硫機２へ供給する供給路を構成する。
このように、搬送装置１は、未加硫タイヤＴを加硫機２へ供給する供給路を構成する。
【0019】
図２は、搬送装置１の斜視図を示しており、図３は、搬送装置１の平面図を示している。
図２及び図３に示すように、搬送装置１は、本体フレーム８と、搬送コンベア１０と、位相合わせ機構１２とを備える。
搬送コンベア１０は、未加硫タイヤＴを加硫機２へ搬送する機能を有しており、一対の搬送ベルト１４、１５と、第１駆動機構１６と、第２駆動機構１８とを備える。
図２及び図３に示すように、搬送装置１は、本体フレーム８と、搬送コンベア１０と、位相合わせ機構１２とを備える。
搬送コンベア１０は、未加硫タイヤＴを加硫機２へ搬送する機能を有しており、一対の搬送ベルト１４、１５と、第１駆動機構１６と、第２駆動機構１８とを備える。
【0020】
一対の搬送ベルト１４、１５は、無端帯状であり、搬送方向及びその反対方向に沿って周回する。
一対の搬送ベルト１４、１５のうち、一方の搬送ベルト１４は、第１駆動機構１６によって駆動される。また、他方の搬送ベルト１５は、第２駆動機構１８によって駆動される。
一対の搬送ベルト１４、１５のうち、一方の搬送ベルト１４は、第１駆動機構１６によって駆動される。また、他方の搬送ベルト１５は、第２駆動機構１８によって駆動される。
【0021】
第１駆動機構１６は、搬送方向上流側に配置された駆動プーリ１６ａと、搬送方向下流側に配置された従動プーリ１６ｂと、駆動プーリ１６ａを駆動するモータ１６ｃと、搬送ベルト１４を支持するガイド１６ｄと、第１駆動機構１６に含まれる各部が設けられるフレーム１６ｅとを備える。
搬送ベルト１４は、駆動プーリ１６ａと従動プーリ１６ｂとの間に架け渡されている。これにより、搬送ベルト１４は、搬送方向に沿うように延びている。
モータ１６ｃは、駆動プーリ１６ａの下方に設けられている。
モータ１６ｃの回転力は、駆動プーリ１６ａに一体回転可能に設けられたスプロケット１６ｆ、及びスプロケット１６ｆに巻き掛けられるチェーンや歯付きベルト等の伝達部材１６ｇを介して駆動プーリ１６ａに伝達する。
搬送ベルト１４は、駆動プーリ１６ａと従動プーリ１６ｂとの間に架け渡されている。これにより、搬送ベルト１４は、搬送方向に沿うように延びている。
モータ１６ｃは、駆動プーリ１６ａの下方に設けられている。
モータ１６ｃの回転力は、駆動プーリ１６ａに一体回転可能に設けられたスプロケット１６ｆ、及びスプロケット１６ｆに巻き掛けられるチェーンや歯付きベルト等の伝達部材１６ｇを介して駆動プーリ１６ａに伝達する。
【0022】
駆動プーリ１６ａは、モータ１６ｃの回転力によって回転し、搬送ベルト１４を走行させることができる。このとき、従動プーリ１６ｂは、搬送ベルト１４が走行することで、従動回転する。
ガイド１６ｄは、駆動プーリ１６ａと従動プーリ１６ｂとの間に設けられた長尺の部材であり、搬送ベルト１４の内周面を下方から支持することで、搬送ベルト１４が走行する上側走行路を構成する。
搬送ベルト１４は、上側走行路を搬送方向上流側から下流側へ向かって走行するように駆動される。
ガイド１６ｄは、駆動プーリ１６ａと従動プーリ１６ｂとの間に設けられた長尺の部材であり、搬送ベルト１４の内周面を下方から支持することで、搬送ベルト１４が走行する上側走行路を構成する。
搬送ベルト１４は、上側走行路を搬送方向上流側から下流側へ向かって走行するように駆動される。
【0023】
フレーム１６ｅは、搬送方向に平行に延びて駆動プーリ１６ａや従動プーリ１６ｂ等を支持する部材であり、本体フレーム８において幅方向に平行に延びる梁８ａに設けられている。
フレーム１６ｅは、本体フレーム８に沿って幅方向に平行移動可能に設けられている。
フレーム１６ｅは、本体フレーム８に沿って幅方向に平行移動可能に設けられている。
【0024】
第２駆動機構１８は、搬送方向上流側に配置された駆動プーリ１８ａと、搬送方向下流側に配置された従動プーリ１８ｂと、駆動プーリ１８ａを駆動するモータ１８ｃと、搬送ベルト１５を支持するガイド１８ｄと、第２駆動機構１８に含まれる各部が設けられるフレーム１８ｅとを備える。
搬送ベルト１５は、駆動プーリ１８ａと従動プーリ１８ｂとの間に架け渡されている。これにより、搬送ベルト１５は、搬送方向に沿うように延びている。
モータ１８ｃは、駆動プーリ１８ａの下方に設けられている。
モータ１８ｃの回転力は、駆動プーリ１８ａに一体回転可能に設けられたスプロケット１８ｆ、及びスプロケット１８ｆに巻き掛けられるチェーンや歯付きベルト等の伝達部材１８ｇを介して駆動プーリ１８ａに伝達する。
搬送ベルト１５は、駆動プーリ１８ａと従動プーリ１８ｂとの間に架け渡されている。これにより、搬送ベルト１５は、搬送方向に沿うように延びている。
モータ１８ｃは、駆動プーリ１８ａの下方に設けられている。
モータ１８ｃの回転力は、駆動プーリ１８ａに一体回転可能に設けられたスプロケット１８ｆ、及びスプロケット１８ｆに巻き掛けられるチェーンや歯付きベルト等の伝達部材１８ｇを介して駆動プーリ１８ａに伝達する。
【0025】
駆動プーリ１８ａは、モータ１８ｃの回転力によって回転し、搬送ベルト１５を走行させることができる。このとき、従動プーリ１８ｂは、搬送ベルト１５が走行することで、従動回転する。
ガイド１８ｄは、駆動プーリ１８ａと従動プーリ１８ｂとの間に設けられた長尺の部材であり、搬送ベルト１５の内周面を下方から支持することで、搬送ベルト１５が走行する上側走行路を構成する。
搬送ベルト１５は、上側走行路を搬送方向上流側から下流側へ向かって走行するように駆動される。
ガイド１８ｄは、駆動プーリ１８ａと従動プーリ１８ｂとの間に設けられた長尺の部材であり、搬送ベルト１５の内周面を下方から支持することで、搬送ベルト１５が走行する上側走行路を構成する。
搬送ベルト１５は、上側走行路を搬送方向上流側から下流側へ向かって走行するように駆動される。
【0026】
フレーム１８ｅは、搬送方向に平行に延びて駆動プーリ１８ａや従動プーリ１８ｂ等を支持する部材であり、本体フレーム８において幅方向に平行に延びる梁８ａに設けられている。
フレーム１８ｅは、本体フレーム８に沿って幅方向に平行移動可能に設けられている。
フレーム１８ｅは、本体フレーム８に沿って幅方向に平行移動可能に設けられている。
【0027】
第１駆動機構１６及び第２駆動機構１８は、それぞれ搬送ベルト１４、１５を駆動するモータ１６ｃ、１８ｃを備えている。よって、第１駆動機構１６及び第２駆動機構１８は、相互に回転力を伝達するための伝達軸等で連結されることなく、互いに独立している。
【0028】
第１駆動機構１６及び第２駆動機構１８は、搬送方向に沿って互いに平行に設けられている。よって、一対の搬送ベルト１４、１５は、互いに搬送方向に直交する方向に離間している。
未加硫タイヤＴは、上側走行路を走行する搬送ベルト１４、１５の上面１４ａ、１５ａに積載される。未加硫タイヤＴは、一対の搬送ベルト１４、１５の両方に架け渡されるように積載される。このとき、未加硫タイヤＴは、搬送ベルト１４、１５を支持するガイド１６ｄ、１８ｄによって支持される。
搬送ベルト１４、１５の上面１４ａ、１５ａに積載される未加硫タイヤＴは、搬送ベルト１４、１５が走行することによって、搬送方向上流側から下流側へ搬送される。
未加硫タイヤＴは、上側走行路を走行する搬送ベルト１４、１５の上面１４ａ、１５ａに積載される。未加硫タイヤＴは、一対の搬送ベルト１４、１５の両方に架け渡されるように積載される。このとき、未加硫タイヤＴは、搬送ベルト１４、１５を支持するガイド１６ｄ、１８ｄによって支持される。
搬送ベルト１４、１５の上面１４ａ、１５ａに積載される未加硫タイヤＴは、搬送ベルト１４、１５が走行することによって、搬送方向上流側から下流側へ搬送される。
【0029】
また、搬送コンベア１０は、一対の搬送ベルト１４、１５の間隔を調整する調整機構２０を備える。
調整機構２０は、フレーム１６ｅ及びフレーム１８ｅを連結する第１シャフト２０ａと、第２シャフト２０ｂとを備える。第１シャフト２０ａ及び第２シャフト２０ｂは、幅方向に沿って設けられている。両シャフト２０ａ、２０ｂは、本体フレーム８に対して軸心回りに回転可能に設けられている。
両シャフト２０ａ、２０ｂの外周面には、フレーム１６ｅに螺合する雄ねじ部と、フレーム１８ｅに螺合する雄ねじ部とが設けられている。フレーム１６ｅに螺合する雄ねじ部及びフレーム１８ｅに螺合する雄ねじ部のうち、一方は正ねじとされ、他方は逆ねじとされている。
このため、両シャフト２０ａ、２０ｂを一方向に回転させると、フレーム１６ｅとフレーム１８ｅとが、互いに接近するように幅方向に平行移動し、両シャフト２０ａ、２０ｂを他方向に回転させると、フレーム１６ｅとフレーム１８ｅとが、互いに離間するように幅方向に平行移動する。つまり、両シャフト２０ａ、２０ｂを回転させることで、フレーム１６ｅとフレーム１８ｅとの間隔を調整することができ、一対の搬送ベルト１４、１５の間隔を調整することができる。
調整機構２０は、フレーム１６ｅ及びフレーム１８ｅを連結する第１シャフト２０ａと、第２シャフト２０ｂとを備える。第１シャフト２０ａ及び第２シャフト２０ｂは、幅方向に沿って設けられている。両シャフト２０ａ、２０ｂは、本体フレーム８に対して軸心回りに回転可能に設けられている。
両シャフト２０ａ、２０ｂの外周面には、フレーム１６ｅに螺合する雄ねじ部と、フレーム１８ｅに螺合する雄ねじ部とが設けられている。フレーム１６ｅに螺合する雄ねじ部及びフレーム１８ｅに螺合する雄ねじ部のうち、一方は正ねじとされ、他方は逆ねじとされている。
このため、両シャフト２０ａ、２０ｂを一方向に回転させると、フレーム１６ｅとフレーム１８ｅとが、互いに接近するように幅方向に平行移動し、両シャフト２０ａ、２０ｂを他方向に回転させると、フレーム１６ｅとフレーム１８ｅとが、互いに離間するように幅方向に平行移動する。つまり、両シャフト２０ａ、２０ｂを回転させることで、フレーム１６ｅとフレーム１８ｅとの間隔を調整することができ、一対の搬送ベルト１４、１５の間隔を調整することができる。
【0030】
第１シャフト２０ａの一端には、ハンドル２０ｄが設けられている。両シャフト２０ａ、２０ｂの幅方向中央には、スプロケット２０ａ１、２０ｂ１が設けられている。
また、両シャフト２０ａ、２０ｂは、チェーン２０ｃによって同期回転可能に構成されている。
よって、ハンドル２０ｄを回転させると、両シャフト２０ａ、２０ｂを同期して回転させることができ、この結果、一対の搬送ベルト１４、１５の間隔を調整することができる。
また、両シャフト２０ａ、２０ｂは、チェーン２０ｃによって同期回転可能に構成されている。
よって、ハンドル２０ｄを回転させると、両シャフト２０ａ、２０ｂを同期して回転させることができ、この結果、一対の搬送ベルト１４、１５の間隔を調整することができる。
【0031】
位相合わせ機構１２は、第１駆動機構１６と第２駆動機構１８との間に配置されている。
位相合わせ機構１２は、搬送コンベア１０によって搬送される未加硫タイヤＴを水平方向に沿って回転させることにより未加硫タイヤＴの位相を加硫機２に応じた位置に調整する「位相合わせ」を行う機能を有する。
位相合わせ機構１２は、回転テーブル２４と、昇降機構２６とを備える。
回転テーブル２４は、長方形状のテーブル本体２８と、テーブル本体２８に設けられた一対の保持体３０とを備える。
テーブル本体２８は、回転テーブル２４が有する回転機構（後に説明する）によってテーブル本体２８の中心を通過する垂直な中心軸Ｓ回りに回転可能とされている。
テーブル本体２８の上面２８ａ側には、保持体３０を介して未加硫タイヤＴが積載、保持される。
位相合わせ機構１２は、搬送コンベア１０によって搬送される未加硫タイヤＴを水平方向に沿って回転させることにより未加硫タイヤＴの位相を加硫機２に応じた位置に調整する「位相合わせ」を行う機能を有する。
位相合わせ機構１２は、回転テーブル２４と、昇降機構２６とを備える。
回転テーブル２４は、長方形状のテーブル本体２８と、テーブル本体２８に設けられた一対の保持体３０とを備える。
テーブル本体２８は、回転テーブル２４が有する回転機構（後に説明する）によってテーブル本体２８の中心を通過する垂直な中心軸Ｓ回りに回転可能とされている。
テーブル本体２８の上面２８ａ側には、保持体３０を介して未加硫タイヤＴが積載、保持される。
【0032】
一対の保持体３０は、中心軸Ｓを中心とする円弧状の部材であり、積載される未加硫タイヤＴの下側の外周縁に当接し、未加硫タイヤＴを保持する。一対の保持体３０は、ＭＣナイロンによって形成されており、これにより、未加硫タイヤＴに対する適度な離間性を一対の保持体３０へ与えることができる。この結果、一対の保持体３０に保持された未加硫タイヤＴが加硫機２のローダによってピックアップされる際に、一対の保持体３０と、未加硫タイヤＴとが強固に密着するのを防止でき、未加硫タイヤＴを適切にピックアップさせることができる。
一対の保持体３０は、リニアガイド等を介してテーブル本体２８に設けられており、手動操作又はアクチュエータ等によって径方向に移動可能である。
よって、未加硫タイヤＴの外径に応じて一対の保持体３０の位置を調整することで、外径の異なる複数種類の未加硫タイヤＴを、一対の保持体３０に適切に保持させることができる。
一対の保持体３０は、リニアガイド等を介してテーブル本体２８に設けられており、手動操作又はアクチュエータ等によって径方向に移動可能である。
よって、未加硫タイヤＴの外径に応じて一対の保持体３０の位置を調整することで、外径の異なる複数種類の未加硫タイヤＴを、一対の保持体３０に適切に保持させることができる。
【0033】
昇降機構２６は、回転テーブル２４を上下方向に昇降させる機能を有する。
図４は、搬送装置１を正面から見たときの位相合わせ機構１２の部分を拡大した図であり、図４（ａ）は、回転テーブル２４が下降している状態、図４（ｂ）は、回転テーブル２４が上昇している状態を示している。なお、図４（ａ）、図４（ｂ）では、理解容易のため、従動プーリ１８ｂ等の第２駆動機構１８を構成する部材を省略して示している。
図４は、搬送装置１を正面から見たときの位相合わせ機構１２の部分を拡大した図であり、図４（ａ）は、回転テーブル２４が下降している状態、図４（ｂ）は、回転テーブル２４が上昇している状態を示している。なお、図４（ａ）、図４（ｂ）では、理解容易のため、従動プーリ１８ｂ等の第２駆動機構１８を構成する部材を省略して示している。
【0034】
回転テーブル２４は、テーブル本体２８の下方に回転機構３２を有する。回転機構３２は、テーブル本体２８を支持する支持フレーム３２ａと、支持フレーム３２ａに設けられテーブル本体２８を回転駆動するモータ３２ｂとを備える。
【0035】
昇降機構２６は、図４（ｂ）に示すように、昇降テーブル２６ａと、ベース２６ｂと、リンク機構２６ｃとを備える。ベース２６ｂは、本体フレーム８に固定されている。昇降テーブル２６ａは、リンク機構２６ｃを介してベース２６ｂに連結されている。リンク機構２６ｃは、アクチュエータ（図示省略）によって昇降テーブル２６ａを上下方向に昇降させることができる。昇降テーブル２６ａの上面には回転テーブル２４が固定されている。
昇降機構２６は、昇降テーブル２６ａを昇降させることで、回転テーブル２４を本体フレーム８に対して上下方向に昇降させることができる。
昇降機構２６は、回転テーブル２４を、搬送ベルト１４（１５）の上面１４ａ（１５ａ）よりも低い格納位置と、上面１４ａ、１５ａよりも高い調整位置との間で昇降させる。
図４（ａ）は、回転テーブル２４が格納位置に位置している状態を示している。
回転テーブル２４は、格納位置においては、図２、図３に示すように、搬送ベルト１４、１５の間に配置される。
また、テーブル本体２８における中心軸Ｓ回りの回転方向の位置は、図２、図３に示すように、長辺が搬送方向に平行となるように調整される。これにより、第１駆動機構１６と第２駆動機構１８との間隔をテーブル本体２８の長辺よりも狭くすることができ、搬送可能な未加硫タイヤＴの外径の自由度を高めることができる。
昇降機構２６は、昇降テーブル２６ａを昇降させることで、回転テーブル２４を本体フレーム８に対して上下方向に昇降させることができる。
昇降機構２６は、回転テーブル２４を、搬送ベルト１４（１５）の上面１４ａ（１５ａ）よりも低い格納位置と、上面１４ａ、１５ａよりも高い調整位置との間で昇降させる。
図４（ａ）は、回転テーブル２４が格納位置に位置している状態を示している。
回転テーブル２４は、格納位置においては、図２、図３に示すように、搬送ベルト１４、１５の間に配置される。
また、テーブル本体２８における中心軸Ｓ回りの回転方向の位置は、図２、図３に示すように、長辺が搬送方向に平行となるように調整される。これにより、第１駆動機構１６と第２駆動機構１８との間隔をテーブル本体２８の長辺よりも狭くすることができ、搬送可能な未加硫タイヤＴの外径の自由度を高めることができる。
【0036】
図４（ｂ）は、回転テーブル２４が調整位置に位置している状態を示している。
調整位置に位置する回転テーブル２４は、未加硫タイヤＴを保持する。
回転テーブル２４に保持された未加硫タイヤＴは、調整位置において位相合わせがなされる。つまり、調整位置は、未加硫タイヤＴの位相を調整するための位置である。
調整位置に位置する回転テーブル２４は、未加硫タイヤＴを保持する。
回転テーブル２４に保持された未加硫タイヤＴは、調整位置において位相合わせがなされる。つまり、調整位置は、未加硫タイヤＴの位相を調整するための位置である。
【0037】
なお、搬送装置１は、制御装置（図示省略）を備えている。この制御装置は、搬送ベルト１４、１５を駆動するモータ１６ｃ、１８ｃ、テーブル本体２８を回転駆動するモータ３２ｂ、及び回転テーブル２４を昇降させるアクチュエータを制御する。
制御装置は、モータ１６ｃ、１８ｃを同期して動作させるとともに、各部を制御することで、以下に示す動作を実現する。
制御装置は、モータ１６ｃ、１８ｃを同期して動作させるとともに、各部を制御することで、以下に示す動作を実現する。
【0038】
〔搬送装置１の動作について〕
搬送装置１は、搬送コンベア１０の搬送方向上流側に積載された未加硫タイヤＴを搬送コンベア１０の下流側まで搬送する。このとき、回転テーブル２４は格納位置となるように制御される。
搬送装置１は、搬送コンベア１０の搬送方向上流側に積載された未加硫タイヤＴを搬送コンベア１０の下流側まで搬送する。このとき、回転テーブル２４は格納位置となるように制御される。
【0039】
その後、未加硫タイヤＴが搬送され、図４（ａ）に示すように、未加硫タイヤＴの中心ｔ１と中心軸Ｓとが一致する位置に未加硫タイヤＴが到達すると、搬送装置１は、搬送コンベア１０を停止させ、回転テーブル２４を上昇させる。
なお、搬送装置１は、未加硫タイヤＴが、未加硫タイヤＴの中心ｔ１と中心軸Ｓとが一致する位置に到達したことを検知するセンサを備えている。
なお、搬送装置１は、未加硫タイヤＴが、未加硫タイヤＴの中心ｔ１と中心軸Ｓとが一致する位置に到達したことを検知するセンサを備えている。
【0040】
回転テーブル２４は、格納位置から調整位置へ上昇する際に、搬送コンベア１０の下流側に積載された未加硫タイヤＴをテーブル本体２８で保持し、図４（ｂ）に示すように、未加硫タイヤＴを保持した状態で調整位置に到達する。
【0041】
回転テーブル２４が調整位置に到達すると、搬送装置１は、未加硫タイヤＴの位相合わせを行う。
図５は、調整位置において位相合わせを行う際の位相合わせ機構１２の動作を説明するための図であり、図５（ａ）は、調整位置において位相合わせ前の未加硫タイヤＴを示す平面図、図５（ｂ）は、調整位置において位相合わせ後の未加硫タイヤＴを示す平面図である。
図５は、調整位置において位相合わせを行う際の位相合わせ機構１２の動作を説明するための図であり、図５（ａ）は、調整位置において位相合わせ前の未加硫タイヤＴを示す平面図、図５（ｂ）は、調整位置において位相合わせ後の未加硫タイヤＴを示す平面図である。
【0042】
図５に示すように、未加硫タイヤＴには、識別子４０が付されている。この識別子４０は、バーコードやＱＲコード（登録商標）であり、未加硫タイヤＴの位相合わせに関する位相情報を含む。識別子４０は、バーコード等が印刷されたシールであってもよいし、バーコード等が直接未加硫タイヤＴに印刷されていてもよい。
【0043】
搬送装置１は、識別子４０を読み取り検知するための検知手段（図示省略）を備える。
まず、搬送装置１は、未加硫タイヤＴを保持する回転テーブル２４を調整位置まで上昇させると、前記検知手段によって識別子４０に含まれる位相情報を読み取る。つまり、搬送装置１は、図５（ａ）に示す状態で、識別子４０の位相情報を読み取る。
次いで、搬送装置１は、図５（ｂ）に示すように、位相情報に基づいて、モータ３２ｂ（図４）を制御し、未加硫タイヤＴの位相が加硫機２のモールドに投入する際の位相となるようにテーブル本体２８を回転させる。
これによって、搬送装置１の位相合わせ機構１２は、未加硫タイヤＴの位相を加硫機２に応じた位置に調整することができる。
まず、搬送装置１は、未加硫タイヤＴを保持する回転テーブル２４を調整位置まで上昇させると、前記検知手段によって識別子４０に含まれる位相情報を読み取る。つまり、搬送装置１は、図５（ａ）に示す状態で、識別子４０の位相情報を読み取る。
次いで、搬送装置１は、図５（ｂ）に示すように、位相情報に基づいて、モータ３２ｂ（図４）を制御し、未加硫タイヤＴの位相が加硫機２のモールドに投入する際の位相となるようにテーブル本体２８を回転させる。
これによって、搬送装置１の位相合わせ機構１２は、未加硫タイヤＴの位相を加硫機２に応じた位置に調整することができる。
【0044】
位相合わせ機構１２によって位相合わせがなされた未加硫タイヤＴは、加硫機２のローダによってピックアップされて加硫機２のモールドに投入される。
【0045】
上記構成の搬送装置１によれば、位相合わせ機構１２を備えているので、上記従来例のように、位相合わせ装置と組み合わせて加硫機２への未加硫タイヤＴの供給路を構成する必要がない。
さらに、回転テーブル２４を昇降させる昇降機構２６が搬送ベルト１４、１５の間に配置されているので、上記従来例のように、搬送装置と位相合わせ装置とを並べて配置した場合と比較して、加硫機２への未加硫タイヤＴの供給路の短縮化を図ることができ、省スペース化が可能となる。
さらに、回転テーブル２４を昇降させる昇降機構２６が搬送ベルト１４、１５の間に配置されているので、上記従来例のように、搬送装置と位相合わせ装置とを並べて配置した場合と比較して、加硫機２への未加硫タイヤＴの供給路の短縮化を図ることができ、省スペース化が可能となる。
【0046】
また、本実施形態では、搬送ベルト１４、１５を第１駆動機構１６及び第２駆動機構１８といった互いに独立した機構によって駆動するので、搬送ベルト１４、１５及び両駆動機構１６、１８の間を繋ぐための構成等を配置する必要がない。
例えば、図３に示すように、従動プーリ１６ｂと、従動プーリ１８ｂとの間には、これらを繋ぐ構成が存在しないので、昇降機構２６を、従動プーリ１６ｂと従動プーリ１８ｂとの間に配置することができ、昇降機構２６をできるだけ、搬送方向下流側へ寄せて配置することができる。
このように、本実施形態では、昇降機構２６を搬送ベルト１４、１５の間に配置する際の配置の自由度を高めることができる。
例えば、図３に示すように、従動プーリ１６ｂと、従動プーリ１８ｂとの間には、これらを繋ぐ構成が存在しないので、昇降機構２６を、従動プーリ１６ｂと従動プーリ１８ｂとの間に配置することができ、昇降機構２６をできるだけ、搬送方向下流側へ寄せて配置することができる。
このように、本実施形態では、昇降機構２６を搬送ベルト１４、１５の間に配置する際の配置の自由度を高めることができる。
【0047】
また、本実施形態の搬送装置１は、搬送ベルト１４、１５の間隔を調整する調整機構２０を備えているので、未加硫タイヤＴのサイズに応じて搬送ベルト１４、１５の間隔を調整することができ、種々のサイズの未加硫タイヤＴの搬送が可能となる。
さらに、上述したように、回転テーブル２４の一対の保持体３０は径方向に沿って位置調整が可能であるので、搬送コンベア１０によって搬送される種々のサイズの未加硫タイヤＴを適切に保持し、位相合わせを行うことができる。
さらに、上述したように、回転テーブル２４の一対の保持体３０は径方向に沿って位置調整が可能であるので、搬送コンベア１０によって搬送される種々のサイズの未加硫タイヤＴを適切に保持し、位相合わせを行うことができる。
【0048】
〔その他〕
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
上記実施形態では、昇降機構２６がリンク機構２６ｃによって昇降テーブル２６ａ及び回転テーブル２４を昇降する場合を例示したが、上下方向に伸縮する油圧シリンダ等、リンク以外の他の機構によって昇降テーブル２６ａ及び回転テーブル２４を昇降する構成としてもよい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
上記実施形態では、昇降機構２６がリンク機構２６ｃによって昇降テーブル２６ａ及び回転テーブル２４を昇降する場合を例示したが、上下方向に伸縮する油圧シリンダ等、リンク以外の他の機構によって昇降テーブル２６ａ及び回転テーブル２４を昇降する構成としてもよい。
【0049】
本開示の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0050】
１ 搬送装置
２ 加硫機
４ 台車
８ 本体フレーム
８ａ 梁
１０ 搬送コンベア
１２ 位相合わせ機構
１４ 搬送ベルト
１４ａ 上面
１５ 搬送ベルト
１５ａ 上面
１６ 第１駆動機構
１６ａ 駆動プーリ
１６ｂ 従動プーリ
１６ｃ モータ
１６ｄ ガイド
１６ｅ フレーム
１６ｆ スプロケット
１６ｇ 伝達部材
１８ 第２駆動機構
１８ａ 駆動プーリ
１８ｂ 従動プーリ
１８ｃ モータ
１８ｄ ガイド
１８ｅ フレーム
１８ｆ スプロケット
１８ｇ 伝達部材
２０ 調整機構
２０ａ 第１シャフト
２０ａ１ スプロケット
２０ｂ 第２シャフト
２０ｂ１ スプロケット
２０ｃ チェーン
２０ｄ ハンドル
２４ 回転テーブル
２６ 昇降機構
２６ａ 昇降テーブル
２６ｂ ベース
２６ｃ リンク機構
２８ テーブル本体
２８ａ 上面
３０ 保持体
３２ 回転機構
３２ａ 支持フレーム
３２ｂ モータ
４０ 識別子
Ｓ 中心軸
Ｔ 未加硫タイヤ
ｔ１ 中心
２ 加硫機
４ 台車
８ 本体フレーム
８ａ 梁
１０ 搬送コンベア
１２ 位相合わせ機構
１４ 搬送ベルト
１４ａ 上面
１５ 搬送ベルト
１５ａ 上面
１６ 第１駆動機構
１６ａ 駆動プーリ
１６ｂ 従動プーリ
１６ｃ モータ
１６ｄ ガイド
１６ｅ フレーム
１６ｆ スプロケット
１６ｇ 伝達部材
１８ 第２駆動機構
１８ａ 駆動プーリ
１８ｂ 従動プーリ
１８ｃ モータ
１８ｄ ガイド
１８ｅ フレーム
１８ｆ スプロケット
１８ｇ 伝達部材
２０ 調整機構
２０ａ 第１シャフト
２０ａ１ スプロケット
２０ｂ 第２シャフト
２０ｂ１ スプロケット
２０ｃ チェーン
２０ｄ ハンドル
２４ 回転テーブル
２６ 昇降機構
２６ａ 昇降テーブル
２６ｂ ベース
２６ｃ リンク機構
２８ テーブル本体
２８ａ 上面
３０ 保持体
３２ 回転機構
３２ａ 支持フレーム
３２ｂ モータ
４０ 識別子
Ｓ 中心軸
Ｔ 未加硫タイヤ
ｔ１ 中心
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】