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特開2022-89733大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法
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  • 特開-大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022089733
(43)【公開日】2022-06-16
(54)【発明の名称】大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法
(51)【国際特許分類】
   E01D 21/10 20060101AFI20220609BHJP
   E01D 1/00 20060101ALI20220609BHJP
【FI】
E01D21/10
E01D1/00 D
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021019582
(22)【出願日】2021-02-10
(31)【優先権主張番号】202011417358.6
(32)【優先日】2020-12-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521063339
【氏名又は名称】中鉄北京工程局集団第二工程有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】劉文生
(72)【発明者】
【氏名】李鳳成
(72)【発明者】
【氏名】馮超
(72)【発明者】
【氏名】梁鵬
(72)【発明者】
【氏名】尚亜新
(72)【発明者】
【氏名】蘇力
(72)【発明者】
【氏名】閔坤
(72)【発明者】
【氏名】謝磊
(72)【発明者】
【氏名】陳雲明
【テーマコード(参考)】
2D059
【Fターム(参考)】
2D059AA08
2D059BB39
2D059CC03
2D059CC06
2D059CC09
(57)【要約】      (修正有)
【課題】大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法における荷重不均衡を少なくする施工方法を提供する。
【解決手段】予定方法によって重量配置バランス荷重を設計し、アーチ補剛連続梁マゲモーメントバランスを実現する工程(S1)と、予定計画によって大スパンアーチ補剛連続梁不平衡重量配置の施工を完成する工程(S2)と、を含む。大スパン不対称断面荷重および移動作業、防護施工条件下では、セグメント分割でバランス重量配置およびカウンター重量配置によって、一方側で大きな不平衡モーメントが発生することを回避でき、施工過程中における主梁の線型性の大きな偏差が発生することを防止できる。カンチレバー架設の荷重不平衡連続梁打設は、「対称的打設+セグメント分割荷重」施工法を採用している。アーチ補剛連続梁における設計または施工による荷重不平衡発生問題を解決できる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法であって、
S1 予定方法によって重量配置バランス荷重を設計し、アーチ補剛連続梁マゲモーメン
トバランスを実現する工程と、
S2 予定計画によって大スパンアーチ補剛連続梁不平衡重量配置の施工を完成する工程
と、
を含む、ことを特徴とする大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法。
【請求項2】
前記予定計画は、打設前に、予圧ブロックによって前セグメント上で予圧重量配置をし、
現在のセグメントの打設完成、かつテンション前に、前セグメントの相応重量の重量ブロ
ックを現在のセグメントに移動し、
前記予圧ブロックは、標準予圧ブロックとし、重量が3トンであり、前記重量ブロックの
重量計算は、毎梁段をユニットとし打設対称段の重量差を算出し、0番目ブロックの中間
点をモーメント零点とし、重量配置によって両側累計モーメントがゼロになるように行い
、理論的重量配置を算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法。
【請求項3】
前記アーチ補剛連続梁マゲモーメントバランス式は、
であり、ただし、
ΣM1 サイドスパン各段ウェイトモーメントの和
ΣM2 サイドスパン各段打設モーメントの和
M3 作業車および施工荷重モーメント
M4 作業車重量モーメント
M5 0番目段のアーチ補剛うけモーメント
ΣM6 ミドスパン段の打設モーメント
M7 防護棚付作業車モーメント
である、ことを特徴とする請求項2に記載の大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法
【請求項4】
前記予定計画によって大スパンアーチ補剛連続梁不平衡重量配置の施工を完成する工程は
、さらに、
S21 起始段施工工程と、
S22 標準段施工工程と、
S23 サイドスパン閉合段施工工程と、
S24 ミドル閉合段重量配置工程と、
S25 仮設構造および重量配置の除去工程と、
を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法
【請求項5】
前記起始段施工工程は、さらに、
S211 仮設控え壁、仮設アンカーおよび型枠を取付け、そして型枠を予圧する工程と

S212 脚頭で恒久的支座配置後、足場にて0番目梁段およびアーチ補剛連続上アーチ
受けを打設するとともに等強度でテンションさせてグラウチングする工程と、
S213 順次に作業車を移動変位し、A1またはB1梁段施工を完成する工程と、
S214 0番目ブロックおよびA1またはB1梁段において作業車を取付および予圧す
るとともに、中央脚に仮設アンカーを実施する工程と、
S215 作業車にてA2またはB2梁段を対称的にカンチレバー打設する工程と、
S216 縦方向プレストレス鋼線およびA1またはB1梁段の縦方向および横方向プレ
ストレス鋼線のテンションおよびアンカー固定する工程と、
S217 打設過程中でA1サイドスパン梁段をA2サイドスパン梁段に近隣させるとと
もに対称的平衡に依って遂一にウェイトブロックを加える工程と、
を含む、ことを特徴とする請求項4に記載の大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法
【請求項6】
前記標準段施工工程は、さらに、
S221 当段で縦方向プレストレス施工が完了すると、作業車を次段に移動する工程と

S221 作業車にてAnまたはBn梁段を対称的にカンチレバー打設するとともに、A
nまたはBn梁段の縦方向プレストレス鋼線およびAn-1またはBn-1梁段の縦方向
と横方向プレストレス鋼のテンションとアンカー固定する工程と、
S223 対称段のモーメント差によって、現場で相応梁段梁面に予圧ブロックを配置す
ることによって毎段の不平衡重量を相殺する工程と、
S224 打設過程中でサイドスパンAn-1梁段におけるサイドスパンAnと近隣梁段
で対称バランスに基づいて遂一に相応重量を加える工程と、
S225 順次にS221、S222、S223およびS224を繰り返し、サイドスパ
ン閉合段まで終わる工程と、
を含む、ことを特徴とする請求項4に記載の大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法
【請求項7】
前記サイドスパン閉合段施工は、「螺旋鋼管+型鋼」方式とし、5本直径630mm、肉
厚8mmの鋼管により足場を構成し、鋼管横方向間距は3.1mであり、鋼管上部に二合
わせI56a工字鋼を配置し荷重横梁とし、荷重横梁上で縦方向にI25a配布梁を布設
し、配布梁上で底型系を取付る、ことを特徴とする請求項4に記載の大スパンアーチ補剛
不対称断面連続梁施工法。
【請求項8】
前記ミド閉合段の重量配置工程は、さらに、
S241 サイド脚近傍の仮設控え除去、そしてサイド脚支座の仮設ロック解除工程と、
S242 中空作業車を移動し、B19梁段コンクリート打設工程と、
S243 橋梁線型連合測定、閉合段両側の標高および位置偏差の確定工程と、
を含む、ことを特徴とする請求項4に記載の大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法
【請求項9】
前記仮設構造および重量配置の除去工程は、さらに、
S251 中央脚の仮設控え壁の除去、システム転換完成、および作業車の除去工程と、
S252 底板に残ったプレストレス鋼線のテンションおよびアンカー固定工程と、
S253 対称スパン鋼線の対称的かつ同時テンション、およびサイドスパンとメインス
パン鋼線の交互テンション工程と、
S254 上板鋼線のテンション工程と、
S255 吊り点横梁対称圧重の除去工程と、
を含む、ことを特徴とする請求項4に記載の大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大スパンアーチ連続梁施技術分野に関し、特に、大スパンアーチ補剛不対称断
面連続梁施工法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、連続梁施工法は、主として、足場工法、押し出し工法、スイング工法、カンチレバ
ー架設工法がある。そのうち、足場工法は、連続梁の打設位置の下方に仮設支保工を布設
する必要があり、長打設梁多数段の場合、地理的環境が大きな影響因子となり、施工時間
が伸びる。押し出し工法およびスイング工法は、大スパンアーチ補剛荷重不平衡連続梁の
施工にあたって、付加荷重が大きく、ミドスパンおよびサイドスパン荷重が不均衡である
。カンチレバー架設工法は、架設が長いほど不平衡の荷重が大きく、施工線型性がコント
ロールしにくく、両方側の不平衡モーメントはバランスさせ難く、危険性が大きい。総じ
て、以上の方法はコスト面でも、工事期間の面でも、現場施工過程面でも、大きな欠陥を
有してあり、工事作業の需要を満たせなく、特に大スパン荷重不平衡連続梁の場合は、低
リスク、高効率の施工実現は困難である。
【0003】
カンチレバー架設施工は、現在、連続梁橋で最も使用される施工法でああ。急峻な谷地形
など特殊な施工条件下で著しい優勢を持っている。カンチレバー架設工法は、一般的に一
対のカンチレバーの移動作業車(「掛け籠」や、単に作業車とも言う。)を用いて対称的
に打設するのであるが、設計構造の受力要求や現場条件の複雑さによって、カンチレバー
打設梁部(架設部)の重量対称性問題に必至する。また現在、大スパンアーチ補剛荷重不
平衡連続梁の施工過程では、材料の消費が大きく、施工時間が長く、リスクが大きく、ま
た効率が低いなどの欠陥がある。
【0004】
従来の双道大スパンアーチ補剛連続梁は、アーチ補剛連続梁は高速道路をまたぐよう設計
されている。ミドスパンのカンチレバー作業車施工は高速道路上方で、安全のため、施工
作業面は完全に閉じて防護的施工が必要である。また、設計梁部の吊り横梁とボックスガ
ーダ内歯の不均一的分布のため、サイド・ミドスパン両方側の荷重偏差が大きく、連続梁
のカンチレバー施工段の荷重不平衡が発生する。
【0005】
なお、大スパンアーチ補剛連続梁橋の施工は、両側アンバランス受力は、主に両方面で現
れている。一は、構造設計の原因である。その1)は、橋脚両側連続梁とアーチ補剛連続
梁は設計構造が異なり、アーチ補剛連続梁側は補剛横梁とアンカーブロックがある。その
2)は、0番目ブロックの上面は、アーチ補剛連続梁のアーチうけ設計のため、両側に小
さな偏心荷重がある。二は、施工面の原因である。ほとんどの施工は、完全的対称とは、
理想的状態であるとわかられるが、主脚両方側の打設施工のブロック・段(セグメント)
は同様であるが、施工現場では高速道路をまたぐように作業車を防護棚設計とすべく、施
工荷重の不平衡をもたらす。
【0006】
かかる従来技術中における関連課題に関してはまだ解決できる手段が提出されていない現
状である。
【発明の概要】
【0007】
本発明の目的は従来の技術における欠陥を克服するために、大スパンアーチ補剛不対称断
面連続梁施工法を提供することである。
【0008】
大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法は、
S1 予定方法によって重量配置バランス荷重を設計し、アーチ補剛連続梁マゲモーメン
トバランスを実現する工程と、
S2 予定計画によって大スパンアーチ補剛連続梁不平衡重量配置の施工を完成する工程
と、
を含む。
【0009】
好ましくは、前記予定計画は、打設前に、予圧ブロックによって前セグメント上で予圧重
量配置をし、現在のセグメントの打設完成、かつテンション前に、前セグメントの相応重
量の重量ブロックを現在のセグメントに移動し、前記予圧ブロックは、標準予圧ブロック
とし、重量が3トンである。前記重量ブロックの重量計算は、毎梁段をユニットとし打設
対称段の重量差を算出し、0番目ブロックの中間点をモーメント零点とし、重量配置によ
って両側累計モーメントがゼロになるように行い、理論的重量配置を算出する。
【0010】
好ましくは、前記アーチ補剛連続梁マゲモーメントバランス式は、
であり、ただし、
ΣM1 サイドスパン各段ウェイトモーメントの和
ΣM2 サイドスパン各段打設モーメントの和
M3 作業車および施工荷重モーメント
M4 作業車重量モーメント
M5 0番目段のアーチ補剛うけモーメント
ΣM6 ミドスパン段の打設モーメント
M7 防護棚付作業車モーメント
である。
【0011】
好ましくは、前記予定計画によって大スパンアーチ補剛連続梁不平衡重量配置の施工を完
成することは、さらに、
S21 起始段施工工程と、
S22 標準段施工工程と、
S23 サイドスパン閉合段施工工程と、
S24 ミドル閉合段重量配置工程と、
S25 仮設構造および重量配置の除去工程と、
を含む。
【0012】
好ましくは、前記起始段施工は、さらに、
S211 仮設控え壁、仮設アンカーおよび型枠を取付け、そして型枠を予圧する工程と

S212 脚頭で恒久的支座配置後、足場にて0番目梁段およびアーチ補剛連続上アーチ
受けを打設するとともに等強度でテンション(tension)させてグラウチングする工程と

S213 順次に作業車を移動変位し、A1またはB1梁段施工を完成する工程と、
S214 0番目ブロックおよびA1またはB1梁段において作業車を取付および予圧す
るとともに、中央脚に仮設アンカーを実施する工程と、
S215 作業車にてA2またはB2梁段を対称的にカンチレバー打設する工程と、
S216 縦方向プレストレス鋼線およびA1またはB1梁段の縦方向および横方向プレ
ストレス鋼線のテンションおよびアンカー固定する工程と、
S217 打設過程中でA1サイドスパン梁段をA2サイドスパン梁段に近隣させるとと
もに対称的平衡に依って遂一にウェイトブロックを加える工程と、
を含む。
【0013】
好ましくは、前記標準段施工は、さらに、
S221 当段で縦方向プレストレス施工が完了すると、作業車を次段に移動する工程と

S221 作業車にてAnまたはBn梁段を対称的にカンチレバー打設するとともに、A
nまたはBn梁段の縦方向プレストレス鋼線およびAn-1またはBn-1梁段の縦方向
と横方向プレストレス鋼のテンションとアンカー固定する工程と、
S223 対称段のモーメント差によって、現場で相応梁段梁面に予圧ブロックを配置す
ることによって毎段の不平衡重量を相殺する工程と、
S224 打設過程中でサイドスパンAn-1梁段におけるサイドスパンAnと近隣梁段
で対称バランスに基づいて遂一に相応重量を加える工程と、
S225 順次にS221、S222、S223およびS224を繰り返し、サイドスパ
ン閉合段まで終わる工程と、
を含む。
【0014】
好ましくは、前記サイドスパン閉合段施工は、「螺旋鋼管+型鋼」方式の控えとし、5本
直径630mm、肉厚8mmの鋼管により足場を構成し、鋼管横方向間距は3.1mであ
り、鋼管上部に二合わせI56a工字鋼を配置し荷重横梁とし、荷重横梁上で縦方向にI
25a配布梁を布設し、配布梁上で底型系を取付る。
【0015】
好ましくは、前記ミド閉合段の重量配置は、さらに、
S241 サイド脚近傍の仮設控え除去、そしてサイド脚支座の仮設ロック解除工程と、
S242 中空作業車を移動し、B19梁段コンクリート打設工程と、
S243 橋梁線型連合測定、閉合段両側の標高および位置偏差の確定工程と、
を含む。
【0016】
好ましくは、前記仮設構造および重量配置の除去は、さらに、
S251 中央脚の仮設控え壁の除去、システム転換完成、および作業車の除去工程と、
S252 底板に残ったプレストレス鋼線のテンションおよびアンカー固定工程と、
S253 対称スパン鋼線の対称的かつ同時テンション、およびサイドスパンとメインス
パン鋼線の交互テンション工程と、
S254 上板鋼線のテンション工程と、
S255 吊り点横梁対称圧重の除去工程と、
を含む。
【0017】
本発明は、従来の技術に比べて、以下の技術効果を有する。
大スパン不対称断面荷重および移動作業、防護施工条件下では、セグメント分割で(段分
けて)バランス重量(ウェイト)配置およびカウンター重量配置によって一方側で大きな
不平衡モーメントが発生することを回避でき、施工過程中における主梁の線型性の大きな
偏差が発生することを防止できる。それによって、全橋範囲での順調閉合を保障できる。
主梁の所望橋成線型性を達成できる。有効に重量配置による断面上板引張応力を減少させ
、裂け目の発生を避けることができる。
本発明は、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁のカンチレバー架設の荷重不平衡連続梁
打設は、「対称的打設+セグメント分割荷重」施工法を採用している。アーチ補剛連続梁
における設計または施工による荷重不平衡発生問題を解決できる。該方法は、0番目ブロ
ック、1番目ブロック施工時には、0番目ブロック打設時における上面アーチ補剛のアー
チうけの荷重不平衡を考慮すべきである。仮設足場と仮設アンカー系を布設してバランス
させる。その打設が終わって、0番目、1番目の上面梁面にてカンチレバー作業車を取付
ける。モーメント平衡計算によって、セグメント的カンチレバー施工と同時に、相応梁段
の梁面に予圧ブロックを配置することで各セグメントの不平衡モーメントを相殺する。重
量のロードは、主に2種類を含む。一は、付加的重量配置である。閉合段の施工時にカン
チレバー作業車の移位による不均衡荷重を相殺する。二は、バランス重量配置である。ア
ーチ補剛側の構造アーチの吊り杆における吊り杆横梁設計によって、サイド・ミドスパン
断面の差異に至り、重量配置によりサイド・ミドスパンにおいてモーメントバランスを達
成できるようにする。バランス重量は、閉合段のコンクリート打設時はアンロードしなく
、コンクリートの強度が100%に達し、プレストレスの引張が完全に完了してから、ア
ンロードする。該法によって、施工過程中における主梁の線型性の大きな偏差発生を防止
できる。施工過程中では、主として施工モニタと重量増加が執行することで、構造のバラ
ンス状態を維持し、不安定の不都合がないように確保できる。
なお、カンチレバー施工法は、一般的に一対のカンチレバーちの作業車によって対称的に
打設するので、特殊な地形条件下で大きな優勢を持っている。重量ブロックの調整によっ
て閉合段両側の高度差の正確的調整を実現可能であり、調整精度が高く、作業しやすく、
施工の正確性を向上できる。集中的重量配置の場合、重量配置が大きくなるほど連続梁断
面上板応力が漸次的に大きくなる。それに比べて、セグメント分割重量配置は、有効に断
面上板の引張応力を減少させることができるので、裂け目発生を防止できる。セグメント
分割重量配置は、連続不対称施工時における一方側の大きな不平衡マゲモーメント発生問
題を解決できる。それによって、施工過程中における主梁線型性の大きな偏差発生を防止
でき、全橋の順調閉合を確保でき、主梁の所望橋成線型性を達成できる。該法によって、
低エネルギー消費、高精度、高速、低リスクを達成できる大スパン不平衡連続梁橋のカン
チレバー打設施工が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本発明の実施形態または先行技術における技術案をより明確に説明するために、以下、実
施形態において必要とされる図面を簡単に紹介するが、以下の説明における図面は本発明
の一部の実施形態にすぎず、本分野の一般的な技術者にとって、創造的な労働を行わない
前提として、これらの図面から他の図面も入手できることは明白である。
【0019】
図1】本発明の一実施形態に係る、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法のフローチャートである。
図2】本発明の一実施形態に係る、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法における予圧ブロックの構成図である。
図3】本発明の一実施形態に係る、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法における0番目ブロック足場の配置図のその一である。
図4】本発明の一実施形態に係る、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法における0番目ブロック足場の配置図のその二である。
図5】本発明の一実施形態に係る、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法における標準段の施工図である。
図6】本発明の一実施形態に係る、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法におけるサイドスパンの概略図である。
図7】本発明の一実施形態に係る、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法におけるサイドスパンの概略図である。
図8】本発明の一実施形態に係る、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法におけるサイドスパン閉合段の概略図である。
図9】本発明の一実施形態に係る、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法におけるバランス的重量配置の概略図である。
図10】本発明の一実施形態に係る、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法におけるバランス的重量配置の概略図である。
図11】本発明の一実施形態に係る、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法におけるミドル閉合段の概略図である。
図12】本発明の一実施形態に係る、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法におけるミドル閉合段を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
さらに各実施形態を説明するために、本発明の図面を開示するが、これらの図面は、本発
明の開示内容の一部であり、主に実施形態を説明するために用いられ、本発明の関連した
説明にととも実施形態の動作原理を説明し、これらの内容を参照するために提供される。
当業者は、他の可能な実施形態及び本発明の利点を理解することができるはずである。同
じような部品に付された符号は通常、同じような部品を表すために使用される。
【0021】
本発明は、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工法を提供する。
図1に示されるように、本発明実施例にかかる大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁施工
法は、以下工程を含む。
S1 予定方法によって重量配置バランス荷重を設計し、アーチ補剛連続梁マゲモーメン
トバランスを実現する。
連続梁のカンチレバー対称的打設施工中において、不平衡モーメントの発生制御は非常に
重要である。実際の施工では、どのようにカンチレバー打設モーメントの不平衡を有効に
抑制することは、カンチレバー架設の施工重点である。一般的に、作業車底部の重量配置
調整および施工時における対応セグメントのサイド・ミドスパン同期施工によってバラン
スを取るようにできるが、大スパンアーチ補剛連続不対称断面にあたっては、実施困難で
あり、カンチレバー施工段長の増加につれて制御難度が増大するし、段長の増加につれて
不平衡マゲモーメントと偏重の感度も増加する。これを踏まえ、解決すべきのは、毎対称
段の施工が終 了し作業車を次段に移動する中で、サイド・ミドスパンのモーメント平衡
の始終的保証である。したがって、本願発明は予定方法を用いることによって、各対称梁
段でも両側バランス的施工が可能となる。
【0022】
S2 予定計画によって大スパンアーチ補剛連続梁不平衡重量配置の施工を完成する。
図1に示されるように、前記予定計画は、打設前に、予圧ブロックによって前セグメント
上で予圧重量配置をする。現在のセグメントの打設完成、かつテンション前に、前セグメ
ントの相応重量の重量ブロックを現在のセグメントに移動する。
【0023】
前記予圧ブロックは、標準予圧ブロックとし、重量が3トンである。前記重量ブロックの
重量計算は、毎梁段をユニットとし打設対称段の重量差を算出し、0番目ブロックの中間
点をモーメント零点とし、重量配置によって両側累計モーメントがゼロになるように行う
。これによって理論的重量配置を算出する。
【0024】
前記アーチ補剛連続梁マゲモーメントバランス式は、
ただし、
ΣM1 サイドスパン各段ウェイトモーメントの和
ΣM2 サイドスパン各段打設モーメントの和
M3 作業車および施工荷重モーメント
M4 作業車重量モーメント
M5 0番目段のアーチ補剛うけモーメント
ΣM6 ミドスパン段の打設モーメント
M7 防護棚付作業車モーメント
【0025】
前記予定計画によって大スパンアーチ補剛連続梁不平衡重量配置の施工を完成することは
、さらに以下工程を含む。
S21 起始段施工
S22 標準段施工
S23 サイドスパン閉合段施工
S24 ミドル閉合段重量配置
S25 仮設構造および重量配置の除去
【0026】
図3~4に示されるように、前記起始段施工は、さらに以下工程を含む。
S211 仮設控え壁、仮設アンカーおよび型枠を取付け、そして型枠を予圧すること
S212 脚頭で恒久的支座配置後、足場にて0番目梁段およびアーチ補剛連続上アーチ
受けを打設するとともに等強度でテンションさせてグラウチング(grouting)す
ること
S213 順次に作業車を移動変位し、A1またはB1梁段施工を完成すること
S214 0番目ブロックおよびA1またはB1梁段において作業車を取付および予圧す
るとともに、中央脚に仮設アンカーを実施すること
S215 作業車にてA2またはB2梁段を対称的にカンチレバー打設すること
S216 縦方向プレストレス鋼線およびA1またはB1梁段の縦方向および横方向プレ
ストレス鋼線のテンションおよびアンカー固定
S217 打設過程中でA1サイドスパン梁段をA2サイドスパン梁段に近隣させるとと
もに対称的平衡に依って遂一にウェイトブロックを加えること
ここで、0番目ブロックと1番目ブロック足場は上縦梁、横梁と立柱からなる。そのうち
、0番目ブロック足場の立柱は仮設控え壁と併用する。施工時は、まず毎列仮設控え壁の
上端に橋向に沿って2m下の位置に三合わせI56a型鋼を配置しブラケットとし足場系
を構成する。0番目梁段打設時に、正式的支座と仮設控え壁ともに配置後、支座を動いて
ロックする。
【0027】
図5に示されるように、前記標準段施工は以下工程をさらに含む。
S221 当段で縦方向プレストレス施工が完了すると、作業車を次段に移動すること
S221 作業車にてAnまたはBn梁段を対称的にカンチレバー打設するとともに、A
nまたはBn梁段の縦方向プレストレス鋼線およびAn-1またはBn-1梁段の縦方向
と横方向プレストレス鋼のテンションとアンカー固定
S223 対称段のモーメント差によって、現場で相応梁段梁面に予圧ブロックを配置す
ることによって毎段の不平衡重量を相殺すること
S224 打設過程中でサイドスパンAn-1梁段におけるサイドスパンAnと近隣梁段
で対称バランスに基づいて遂一に相応重量を加えること
S225 順次にS221、S222、S223およびS224を繰り返し、サイドスパ
ン閉合段まで終わること
ここで、鋼筋取付過程中では、まず前セグメント上で所要配置の1/2重量の予圧ブロッ
クを配置する。コンクリート打設過程中で、前セグメントの重心位置にテーブル中に従う
重量を配置し遂一に予圧ブロックを加える。現在のセグメントの打設完成、かつテンショ
ン前に、前セグメントの相応重量の重量ブロックを現在のセグメントに移動する。偏重を
防ぐために、予圧ブロックをできる限りセグメント中心に配置するとともに、対称的にす
るように確保する。
【0028】
図6~10に示されるように、前記サイドスパン閉合段施工は、「螺旋鋼管+型鋼」方式
の控えとし、5本直径630mm、肉厚8mmの鋼管により足場を構成する。鋼管横方向
間距は3.1mである。鋼管上部に二合わせI56a工字鋼を配置し荷重横梁とし、荷重
横梁上で縦方向にI25a配布梁を布設し、配布梁上で底型系を取付る。
ここで、サイドスパン閉合にかかる重量配置(ウェイトロード)は、主に4種類ある。一
は、付加的重量配置である。二はバランス的重量配置である。重量配置のロードはいずれ
も標準予圧ブロックを用いる。サイドスパン付加的重量配置は、コンクリート打設過程中
で打設ボリュームによってアンロードしてもよい。バランス的重量配置は、サイドスパン
閉合段のコンクリート打設時にアンロードしなく、コンクリート強度が100%に達し、
プレストレステンションが始まってからアンロードしても良い。
閉合段はウェイトのロードおよびアンロード期間上で、両側の対称的進行を確保すべきで
ある。即ちミド・サイドスパン閉合段の前段で同時にバランス的な重量のロードを行うべ
きである。コンクリート打設時にサイドスパン側のバランス重量配置は同期にアンロード
すべきである。
【0029】
1)許容範囲内(±2cm)であれば、付加的重量のロードをしない。
2)高度差が許容範囲を超え、且つ前セグメントの端部梁底が理論値より大きけば、前セ
グメント上で付加的重量配置を加える。具体的数量は実測高度差に基づいてモニター部門
の模擬計算を加味して確定する。
3)高度差が許容範囲を超え、且つ前セグメントの端部梁底が理論値より小さければ、前
セグメント上でバランス重量を減少させることによって実現すべきである。サイドスパン
閉合段のバランス重量配置は、前もってロードすることによって、閉合段コンクリート打
設時における荷重増加による梁体変形を相殺する。サイドスパン閉合の鋼筋施工前に、ミ
ド・サイドスパン側閉合段の前セグメントの梁面でそれぞれサイドスパン閉合段コンクリ
ートの1/2重量相当の予圧ブロックを加える。バランス重量配置は、コンクリート打設
過程中でアンロードし、アンロードの速度は打設速度と基本的に同期である。サイドスパ
ン閉合時はただサイドスパン側のバランス重量をアンロードし、ミドスパン側のバランス
重量はそのままにする。
【0030】
図11-12に示されるように、前記ミド閉合段の重量配置はさらに以下工程を含む。
S241 サイド脚近傍の仮設控え除去、そしてサイド脚支座の仮設ロック解除
S242 中空作業車を移動し、B19梁段コンクリート打設
ここで、大距離側作業車は端先から1セグメントにて後退し、作業車後退前で全体0.8
メートル降下し、底車と外滑梁の水平状態を確保し、作業車の順調後退を保証する。小距
離側作業車は閉合側に移動し、底型系は32mm精密圧延ネジ鋼とし、両側隣合段の底板
に残された孔でアンカーする。側型は32mm精密圧延ネジにより両側隣合段上板に残さ
れた孔でアンカーする。
S243 橋梁線型連合測定、閉合段両側の標高および位置偏差の確定。
ここで、ミドスパン閉合重量ロードは、主に2種類ある。一は付加的重量配置である。二
はバランス的重量配置である。バランス重量配置は、サイドスパン閉合施工時点で、既に
ミドスパン建築段においてロード終了となっている。重量ブロックを閉合段隣合段に移動
し実測データによって重量ブロックを増減する。付加的重量配置は、サイドスパンプレス
トレステンション後における閉合段隣合段のミドスパン梁底の高度差によって決定する。
ミドスパン閉合前に両側梁端の標高を測定する。データをモニタ部門にフィードバックす
る。モニタ部門から相応両側の付加配置重量の値を提供する。両側の高度差が2cmより
小さければ付加的重量配置を用いなく、直接閉合してもよい。閉合段両側高度差制限超過
の主要因子は、閉合段隣合段の施工偏差、両側作業車前移、後退による高差変化がある。
付加的重量は、コンクリートの打設過程でアンロードする。アンロードの速度は打設速度
とほぼ同期である。
前記仮設構造および重量配置の除去は、さらに以下工程を含む。
S251 中央脚の仮設控え壁の除去、システム転換完成、および作業車の除去
S252 底板に残ったプレストレス鋼線のテンションおよびアンカー固定
S253 対称スパン鋼線の対称的かつ同時テンション、およびサイドスパンとメインス
パン鋼線の交互テンション
S254 上板鋼線のテンション
S255 吊り点横梁対称圧重の除去
【0031】
大スパン不対称断面荷重および移動作業、防護施工条件下では、セグメント分割で(段分
けて)バランス重量(ウェイト)配置およびカウンター重量配置によって一方側で大きな
不平衡モーメントが発生することを回避でき、施工過程中における主梁の線型性の大きな
偏差が発生することを防止できる。それによって、全橋範囲での順調閉合を保障できる。
主梁の所望橋成線型性を達成できる。有効に重量配置による断面上板引張応力を減少させ
、裂け目の発生を避けることができる。本発明は、大スパンアーチ補剛不対称断面連続梁
のカンチレバー架設の荷重不平衡連続梁打設は、「対称的打設+セグメント分割荷重」施
工法を採用している。アーチ補剛連続梁における設計または施工による荷重不平衡発生問
題を解決できる。該方法は、0番目ブロック、1番目ブロック施工時には、0番目ブロッ
ク打設時における上面アーチ補剛のアーチうけの荷重不平衡を考慮すべきである。仮設足
場と仮設アンカー系を布設してバランスさせる。その打設が終わって、0番目、1番目の
上面梁面にてカンチレバー作業車を取付ける。モーメント平衡計算によって、セグメント
的カンチレバー施工と同時に、相応梁段の梁面に予圧ブロックを配置することで各セグメ
ントの不平衡モーメントを相殺する。重量のロードは、主に2種類を含む。一は、付加的
重量配置である。閉合段の施工時にカンチレバー作業車の移位による不均衡荷重を相殺す
る。二は、バランス重量配置である。アーチ補剛側の構造アーチの吊り杆における吊り杆
横梁設計によって、サイド・ミドスパン断面の差異に至り、重量配置によりサイド・ミド
スパンにおいてモーメントバランスを達成できるようにする。バランス重量は、閉合段の
コンクリート打設時はアンロードしなく、コンクリートの強度が100%に達し、プレス
トレスの引張が完全に完了してから、アンロードする。該法によって、施工過程中におけ
る主梁の線型性の大きな偏差発生を防止できる。施工過程中では、主として施工モニタと
重量増加が執行することで、構造のバランス状態を維持し、不安定の不都合がないように
確保できる。
【0032】
なお、カンチレバー施工法は、一般的に一対のカンチレバーちの作業車によって対称的に
打設するので、特殊な地形条件下で大きな優勢を持っている。重量ブロックの調整によっ
て閉合段両側の高度差の正確的調整を実現可能であり、調整精度が高く、作業しやすく、
施工の正確性を向上できる。集中的重量配置の場合、重量配置が大きくなるほど連続梁断
面上板応力が漸次的に大きくなる。それに比べて、セグメント分割重量配置は、有効に断
面上板の引張応力を減少させることができるので、裂け目発生を防止できる。セグメント
分割重量配置は、連続不対称施工時における一方側の大きな不平衡マゲモーメント発生問
題を解決できる。それによって、施工過程中における主梁線型性の大きな偏差発生を防止
でき、全橋の順調閉合を確保でき、主梁の所望橋成線型性を達成できる。該法によって、
低エネルギー消費、高精度、高速、低リスクを達成できる大スパン不平衡連続梁橋のカン
チレバー打設施工が可能である。
【0033】
以上述べたのは本発明のより良い実施形態にすぎず、本発明を限定するものではなく、本
発明の精神と原則の中で、実施したいかなる修正、均等置換、改善等も、本発明の保護範
囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2022-02-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
大スパンアーチ橋補剛不対称断面連続梁施工法であって、
S1 予定方法によって重量配置バランス荷重を設計し、アーチ橋補剛連続梁曲げモーメ
ントバランスを実現する工程と、
S2 予定計画によって大スパンアーチ橋補剛連続梁不平衡重量配置の施工を完成する工
程と、
を含み
前記不対称断面とは橋脚から両側に張り出す際の張り出し形状が不対称である、
ことを特徴とする大スパンアーチ橋補剛不対称断面連続梁施工法。