特開 2023-106047 梱包体及びジョイントアセンブリ

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2023106047

(43)【公開日】2023-08-01

(54)【発明の名称】梱包体及びジョイントアセンブリ

(51)【国際特許分類】

   B65D 85/00 20060101AFI20230725BHJP

   F16L 21/06 20060101ALI20230725BHJP

   F16L 47/03 20060101ALN20230725BHJP

【ＦＩ】

B65D85/00 P

F16L21/06

F16L47/03

【審査請求】未請求

【請求項の数】5

【出願形態】ＯＬ

(21)【出願番号】P 2022007162

(22)【出願日】2022-01-20

(71)【出願人】

【識別番号】000002174

【氏名又は名称】積水化学工業株式会社

(74)【代理人】

【識別番号】100161207

【弁理士】

【氏名又は名称】西澤 和純

(74)【代理人】

【識別番号】100152272

【弁理士】

【氏名又は名称】川越 雄一郎

(74)【代理人】

【識別番号】100147267

【弁理士】

【氏名又は名称】大槻 真紀子

(74)【代理人】

【識別番号】100188592

【弁理士】

【氏名又は名称】山口 洋

(72)【発明者】

【氏名】北 勇真

(72)【発明者】

【氏名】池田 基

【テーマコード（参考）】

3E068

3H015

3H019

【Ｆターム（参考）】

3E068AA24

3E068AC02

3E068BB15

3E068CC22

3E068CE06

3E068DD27

3H015DA03

3H019GA02

(57)【要約】

【課題】袋に収容される筒状ジョイント又はクランプの損傷を抑制できる梱包体及びジョイントアセンブリを提供できる。
【解決手段】梱包体１００は、一端に形成され、樹脂管を挿通可能な第１受口部１１と、管軸Ｐから離れる方向に突出する突起部１２と、を有する筒状ジョイント１０と、突起部１２に係止可能な係止部２１と、樹脂管を把持する環状帯部２２と、を有するクランプ２０と、筒状ジョイント１０及びクランプ２０を収容する袋３０と、を備えている。そして、クランプ２０は、突起部１２に係止部２１を係止し、管軸Ｐを環状帯部２２に通した状態で、袋３０に収容される。
【選択図】図２

【特許請求の範囲】

【請求項1】

一端に形成され、樹脂管を挿通可能な第１受口部と、管軸に交差する方向に突出する突起部と、を有する筒状ジョイントと、
前記突起部に係止可能な係止部と、前記樹脂管を把持する環状帯部と、を有するクランプと、
前記筒状ジョイント及び前記クランプを収容する袋と、を備え、
前記クランプは、前記突起部に前記係止部を係止し、前記管軸を前記環状帯部に通した状態で、前記袋に収容される
梱包体。

【請求項2】

前記筒状ジョイントは、前記第１受口部とは反対側の他端に形成された第２受口部に挿通される接続管を備え、
前記袋は、前記筒状ジョイント、前記クランプ、及び、前記接続管を収容する
請求項１に記載の梱包体。

【請求項3】

前記環状帯部は、前記第１受口部と対向する位置に配置される
請求項１又は請求項２に記載の梱包体。

【請求項4】

前記環状帯部は、前記接続管を通した状態で配置される
請求項２に記載の梱包体。

【請求項5】

一端に形成され、樹脂管を挿通可能な第１受口部と、管軸に交差する方向に突出する突起部と、を有する筒状ジョイントと、
前記突起部に係止可能な係止部と、前記樹脂管を把持する環状帯部と、を有するクランプと、を備え、
前記クランプは、前記突起部に前記係止部を係止し、前記管軸を前記環状帯部に通した状態である
ジョイントアセンブリ。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、梱包体及びジョイントアセンブリに関する。

【背景技術】

【0002】

従来、クランプ部材及び樹脂管の梱包体があった（特許文献１）。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【特許文献1】特開２０２０－９３８０３号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

従来の梱包体は、金属製の接続管が一体形成された樹脂製の本管から突出する２本のターミナル突起部を有するスクリュージョイントと、略Ｃ字状に形成されたクランプ部材と、スクリュージョイント及びクランプ部材を梱包するビニール袋と、を有するものであった。そして、従来の梱包体は、クランプ部材を本管の側方に配置した状態でビニール袋に梱包したものであるので、複数の梱包体を積み重ねた場合、隣り合う一方の梱包体に梱包されたクランプ部材は、他方の梱包体に梱包されたスクリュージョイント又はクランプ部材に干渉することがあった。そのため、スクリュージョイント又はクランプ部材が損傷する懸念があった。

【0005】

本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、袋に収容される筒状ジョイント又はクランプの損傷を抑制できる梱包体及びジョイントアセンブリを提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0006】

上述の課題を解決する手段は、次のとおりである。
（１）本発明の一態様に係る梱包体は、一端に形成され、樹脂管を挿通可能な第１受口部と、管軸に交差する方向に突出する突起部と、を有する筒状ジョイントと、前記突起部に係止可能な係止部と、前記樹脂管を把持する環状帯部と、を有するクランプと、前記筒状ジョイント及び前記クランプを収容する袋と、を備え、前記クランプは、前記突起部に前記係止部を係止し、前記管軸を前記環状帯部に通した状態で、前記袋に収容される。
（２）上記（１）において、前記筒状ジョイントは、前記第１受口部とは反対側の他端に形成された第２受口部に挿通される接続管を備え、前記袋は、前記筒状ジョイント、前記クランプ、及び、前記接続管を収容してよい。
（３）上記（１）又は（２）において、前記環状帯部は、前記第１受口部と対向する位置に配置されてよい。
（４）上記（２）において、前記環状帯部は、前記接続管を通した状態で配置されてよい。
（５）本発明の一態様に係るジョイントアセンブリは、一端に形成され、樹脂管を挿通可能な第１受口部と、管軸に交差する方向に突出する突起部と、を有する筒状ジョイントと、前記突起部に係止可能な係止部と、前記樹脂管を把持する環状帯部と、を有するクランプと、を備え、前記クランプは、前記突起部に前記係止部を係止し、前記管軸を前記環状帯部に通した状態である。

【発明の効果】

【0007】

本発明によれば、袋に収容される筒状ジョイント又はクランプの損傷を抑制できる梱包体及びジョイントアセンブリを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【0008】

【図1】第１実施形態に係る筒状ジョイントの斜視図である。

【図2】第１実施形態に係る梱包体の説明図である。

【図3】第２実施形態に係る筒状ジョイントの斜視図である。

【図4】第２実施形態に係る梱包体の説明図である。

【発明を実施するための形態】

【0009】

（第１実施形態）
以下、図面を参照し、第１実施形態に係る梱包体１００を説明する。
図１は、第１実施形態に係る筒状ジョイント１０の斜視図である。図２は、第１実施形態に係る梱包体１００の説明図である。

【0010】

図２に示すように、第１実施形態に係る梱包体１００は、筒状ジョイント１０と、クランプ２０と、筒状ジョイント１０及びクランプ２０を収容する袋３０と、を備えている。

【0011】

筒状ジョイント１０は、図１に示すように、一端に形成され、樹脂管Ｓを挿通可能な第１受口部１１と、管軸Ｐに交差する方向（筒状ジョイント１０の中心から径方向に離れる方向）に突出する突起部１２と、を有している。管軸Ｐは、筒状ジョイント１０に形成された円柱状の空洞の断面の図心を直線状に結ぶ仮想線である。突起部１２は、例えば、管軸Ｐに直交する方向に延びる熱融着用電熱線に給電するための端子（不図示）の周囲を囲うようにして、管軸Ｐに直交する方向に延びる筒状体である。なお、熱融着用電熱線は、差し込まれる樹脂管Ｓに接する筒状ジョイント１０の第１受口部１１に配置されている。突起部１２は、管軸Ｐに沿う方向に離れた２箇所に設けられている。筒状ジョイント１０は、例えば、ポリプロピレン等の樹脂製である。筒状ジョイント１０は、第１受口部１１に挿通された樹脂管Ｓと融着可能になっている。

【0012】

クランプ２０は、突起部１２に係止可能な係止部２１と、樹脂管Ｓを把持する環状帯部２２と、を有している。

【0013】

係止部２１は、突起部１２を通すことができる大きさの孔を有する環状体である。係止部２１は、環状帯部２２の端から、環状帯部２２の中心軸に沿って延びるように設けられている。係止部２１の環状の中心軸は、環状帯部２２の中心軸に対して略直交していることが好ましい。これにより、係止部２１を突起部１２に通して係止すると、環状帯部２２を、突起部１２に係止された係止部２１の環状の中心軸を中心として回動させることができる。よって、環状帯部２２の中心を、管軸Ｐに沿わせることができるので、筒状ジョイント１０に対してクランプ２０を適切な位置に配置できる。

【0014】

環状帯部２２は、樹脂管Ｓを通すことができる大きさの孔を有する、環状の帯状体である。環状帯部２２は、両端を向い合せた状態で、周方向の一か所で開くことができるようになっている。環状帯部２２は、略Ｃ字形状である。環状帯部２２は、一端に係合部２２ａを有し、他端に、係合部２２ａに係合される被係合部２２ｂを有している。これにより、環状帯部２２は、樹脂管Ｓを通した状態で縮径し、樹脂管Ｓを把持できる。

【0015】

袋３０は、周縁の一部に開閉自在な封止部３１を有している。袋３０は、２枚のシートを重ね合わせて、封止部３１を除く周縁を閉じたものであってよい。袋３０は、袋３０に包まれた筒状ジョイント１０又はクランプ２０の存在を目視で確認できるようにするため、例えば、透明又は半透明の樹脂製のシートで形成されている。袋３０は、クランプ２０を係止した筒状ジョイント１０を収容した状態で、封止部３１を閉じることができる大きさを有している。

【0016】

ところで、図１に示すように、筒状ジョイント１０とクランプ２０とを組み立てた状態のジョイントアセンブリＡＳＳＹとしてよい。具体的には、ジョイントアセンブリＡＳＳＹは、一端に形成され、樹脂管Ｓを挿通可能な第１受口部１１と、管軸Ｐに交差する方向に突出する突起部１２と、を有する筒状ジョイント１０と、突起部１２に係止可能な係止部２１と、樹脂管Ｓを把持する環状帯部２２と、を有するクランプ２０と、を備えている。そして、クランプ２０は、突起部１２に係止部２１を係止し、管軸Ｐを環状帯部２２に通した状態となっている。これにより、筒状ジョイント１０と樹脂管Ｓとの施工現場での接続作業の際に、樹脂管Ｓを環状帯部２２及び第１受口部１１に同時に通せるように、クランプ２０の環状帯部２２を適切に配置できる。また、筒状ジョイント１０とクランプ２０とのセットであるジョイントアセンブリＡＳＳＹを一つの単位として保管したり運搬したりすることができる。さらに、筒状ジョイント１０とクランプ２０とのセットであるジョイントアセンブリＡＳＳＹを一つの単位として数量を管理することができる。また、クランプ２０の環状帯部２２を筒状ジョイント１０の側方に配置されない状態で袋３０に収容できる。そして、ジョイントアセンブリＡＳＳＹが袋３０に収容された場合、筒状ジョイント１０又はクランプ２０の損傷を抑制できる。

【0017】

ここで、図２に示すように、クランプ２０は、突起部１２に係止部２１を係止し、管軸Ｐを環状帯部２２に通した状態で、袋３０に収容されている。すなわち、管軸Ｐは、環状帯部２２に囲まれた状態になっている。そして、筒状ジョイント１０及びクランプ２０は、環状帯部２２の配置が大きくずれない程度に余裕を持って拘束された状態で、袋３０に収容されている。このように、筒状ジョイント１０とクランプ２０とを収容した状態で、袋３０の封止部３１は、閉じている。これにより、クランプ２０の環状帯部２２を筒状ジョイント１０の側方に配置されない状態で袋３０に収容できる。このため、複数の梱包体１００を積み重ねた場合であっても、隣り合う一方の梱包体１００に収容されたクランプ２０が、他方の梱包体１００に収容された筒状ジョイント１０又はクランプ２０に局所的に干渉して接触圧力が集中することを抑制できる。よって、袋３０に収容される筒状ジョイント１０又はクランプ２０の損傷を抑制できる。また、袋３０からクランプ２０が係止された筒状ジョイント１０を取り出してすぐに、樹脂管Ｓをクランプ２０の環状帯部２２と筒状ジョイント１０の第１受口部１１とに通し、樹脂管Ｓを第１受口部１１に差し込み、環状帯部２２で樹脂管Ｓを把持して安定させた状態にして、樹脂管Ｓと筒状ジョイント１０とを熱融着により接続できる。

【0018】

図１及び図２に示すように、環状帯部２２は、第１受口部１１と対向する位置に配置されていることが好ましい。これにより、複数の梱包体１００を積み重ねた場合であっても、隣り合う梱包体１００同士で損傷し合うことを抑制できるとともに、袋３０から、第１受口部１１と対向する位置に環状帯部２２を配置した筒状ジョイント１０を取り出してすぐに、第１受口部１１に樹脂管Ｓを接続できる。そして、その後すぐに、環状帯部２２で接続した樹脂管Ｓを把持することができる。よって、袋３０から筒状ジョイント１０を取り出してから筒状ジョイント１０に樹脂管Ｓを接続（融着）するまでに生じる作業の無駄を極力省くことができ、作業時間を短縮できる。

【0019】

筒状ジョイント１０は、第１受口部１１とは反対側の他端に形成された第２受口部１３に挿通された接続管４０を備えていてもよい。そして、袋３０は、接続管４０を収容してよい。すなわち、袋３０は、筒状ジョイント１０及びクランプ２０に加えて、接続管４０を収容してよい。なお、接続管４０は、筒状ジョイント１０に融着されていてもよく、融着されていなくてもよい。なお、接続管４０は、第２受口部１３に接続される端部とは反対側の他端部に、ねじ等の締結部を有していてよい。このように、筒状ジョイント１０は、第１受口部１１とは反対側の他端に形成された第２受口部１３に挿通された接続管４０を備えているので、接続管４０を筒状ジョイント１０の第２受口部１３に挿通した状態で、袋３０に収容できる。よって、袋３０からクランプ２０が係止された筒状ジョイント１０を取り出してすぐに、筒状ジョイント１０に樹脂管Ｓを接続できる。

【0020】

（第２実施形態）
次に、図面を参照し、第２実施形態に係る梱包体２００を説明する。なお、第２実施形態の説明において、第１実施形態と共通する機能を有する特徴部には、同じ符号が付される場合がある。なお、第２実施形態の説明において、第１実施形態と共通する機能を有する特徴部の説明は、省略される場合がある。
図３は、第２実施形態に係る筒状ジョイント１０の斜視図である。図４は、第２実施形態に係る梱包体２００の説明図である。

【0021】

図４に示すように、第２実施形態に係る梱包体２００は、第１実施形態に係る梱包体１００と同様に、筒状ジョイント１０と、クランプ２０と、筒状ジョイント１０及びクランプ２０を収容する袋３０と、を備えている。

【0022】

筒状ジョイント１０は、図３に示すように、一端に形成され、樹脂管Ｓを挿通可能な第１受口部１１と、管軸Ｐに交差する方向に突出する突起部１２と、を有している。
筒状ジョイント１０は、第１受口部１１とは反対側の他端に形成された第２受口部１３に挿通された接続管４０を備えている。

【0023】

クランプ２０は、突起部１２に係止部２１を係止し、管軸Ｐを環状帯部２２に通した状態で、袋３０に収容されている。

【0024】

第２実施形態に係る梱包体２００は、筒状ジョイント１０に対するクランプ２０の環状帯部２２の配置の点で、第１実施形態に係る梱包体１００と異なる。
ここで、環状帯部２２は、接続管４０を通した状態で配置されている。環状帯部２２は、第２受口部１３に対向する位置に設けられている。このように、筒状ジョイント１０は、第１受口部１１とは反対側の他端に形成された第２受口部１３に挿通された接続管４０を備えている。そして、環状帯部２２は、接続管４０を通した状態で配置されている。したがって、筒状ジョイント１０に接続された接続管４０をクランプ２０の環状帯部２２に通した状態で、筒状ジョイント１０とクランプ２０とを袋３０に収容できる。よって、複数の梱包体２００を積み重ねた場合であっても、隣り合う梱包体２００同士で損傷し合うことを抑制できる。また、袋３０からクランプ２０が係止された筒状ジョイント１０を取り出してすぐに、接続管４０に接続する不図示の樹脂管を環状帯部２２に通して、樹脂管と接続管４０とを接続できる。

【0025】

また、図３に示すように、筒状ジョイント１０とクランプ２０とを組み立てた状態のジョイントアセンブリＡＳＳＹとしてよい。具体的には、ジョイントアセンブリＡＳＳＹは、一端に形成され、樹脂管Ｓを挿通可能な第１受口部１１と、他端に形成され、接続管４０を挿通可能な第２受口部１３と、管軸Ｐに交差する方向に突出する突起部１２と、を有する筒状ジョイント１０と、突起部１２に係止可能な係止部２１と、接続管４０を通した状態で配置される環状帯部２２と、を有するクランプ２０と、を備えている。そして、クランプ２０は、突起部１２に係止部２１を係止し、管軸Ｐを環状帯部２２に通した状態となっている。これにより、筒状ジョイント１０とクランプ２０と接続管４０のセットであるジョイントアセンブリＡＳＳＹを一つの単位として保管したり運搬したりすることができる。さらに、筒状ジョイント１０とクランプ２０と接続管４０のセットであるジョイントアセンブリＡＳＳＹを一つの単位として数量を管理することができる。そして、ジョイントアセンブリＡＳＳＹが袋３０に収容された場合、筒状ジョイント１０又はクランプ２０の損傷を抑制できる。

【0026】

以上説明したように、実施形態に係る梱包体１００，２００は、一端に形成され、樹脂管Ｓを挿通可能な第１受口部１１と、管軸Ｐから離れる方向に突出する突起部１２と、を有する筒状ジョイント１０と、突起部１２に係止可能な係止部２１と、樹脂管Ｓを把持する環状帯部２２と、を有するクランプ２０と、筒状ジョイント１０及びクランプ２０を収容する袋３０と、を備えている。そして、クランプ２０は、突起部１２に係止部２１を係止し、管軸Ｐを環状帯部２２に通した状態で、袋３０に収容される。これにより、クランプ２０の環状帯部２２を筒状ジョイント１０の側方に配置されない状態で袋３０に収容できる。このため、複数の梱包体１００，２００を積み重ねた場合であっても、隣り合う一方の梱包体１００，２００に収容されたクランプ２０が、他方の梱包体１００，２００に収容された筒状ジョイント１０又はクランプ２０に局所的に干渉して接触圧力が集中することを抑制できる。よって、袋３０に収容される筒状ジョイント１０又はクランプ２０の損傷を抑制できる。

【0027】

実施形態に係るジョイントアセンブリＡＳＳＹは、一端に形成され、樹脂管Ｓを挿通可能な第１受口部１１と、管軸Ｐに交差する方向に突出する突起部１２と、を有する筒状ジョイント１０と、突起部１２に係止可能な係止部２１と、樹脂管Ｓを把持する環状帯部２２と、を有するクランプと、を備えている。そして、クランプ２０は、突起部１２に係止部２１を係止し、管軸Ｐを環状帯部２２に通した状態である。これにより、筒状ジョイント１０と樹脂管Ｓとの施工現場での接続作業の際に、樹脂管Ｓを環状帯部２２及び第１受口部１１に同時に通せるように、クランプ２０の環状帯部２２を適切に配置できる。また、筒状ジョイント１０とクランプ２０とのセットであるジョイントアセンブリＡＳＳＹを一つの単位として保管したり運搬したりすることができる。さらに、筒状ジョイント１０とクランプ２０とのセットであるジョイントアセンブリＡＳＳＹを一つの単位として数量を管理することができる。また、クランプ２０の環状帯部２２を筒状ジョイント１０の側方に配置されない状態で袋３０に収容できる。そして、ジョイントアセンブリＡＳＳＹが袋３０に収容された場合、筒状ジョイント１０又はクランプ２０の損傷を抑制できる。

【0028】

なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。

【0029】

その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。

【符号の説明】

【0030】

１００，２００ 梱包体
１０ 筒状ジョイント
１１ 第１受口部
１２ 突起部
１３ 第２受口部
２０ クランプ
２１ 係止部
２２ 環状帯部
２２ａ 係合部
２２ｂ 被係合部
３０ 袋
３１ 封止部
４０ 接続管
Ｐ 管軸
Ｓ 樹脂管
ＡＳＳＹ ジョイントアセンブリ

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】