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特開2023-113314帳票生成装置、帳票生成方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023113314
(43)【公開日】2023-08-16
(54)【発明の名称】帳票生成装置、帳票生成方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20230101AFI20230808BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022015588
(22)【出願日】2022-02-03
(71)【出願人】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100139686
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 史朗
(74)【代理人】
【識別番号】100169764
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼木 龍
(72)【発明者】
【氏名】武 孝
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 雄太
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA20
(57)【要約】      (修正有)
【課題】帳票作成にかかるユーザの負担を軽減することが可能な帳票生成装置、帳票生成方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】帳票生成サーバ30は、帳票の生成対象である対象物に関する情報を示す対象物情報のうち帳票に表示される情報の項目と帳票のテンプレートにおいて項目の情報が入力される入力領域とを対応付けた設定情報と、入力領域を含むテンプレートを示すテンプレート情報とを記憶する記憶部320と、少なくとも1つの対象物に関する情報を含む対象物情報を取得する取得部331と、設定情報に基づき、取得された対象物情報のうち帳票に表示される情報をテンプレートの入力領域に入力して帳票を生成する帳票生成部332と、を備える。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
帳票の生成対象である対象物に関する情報を示す対象物情報のうち前記帳票に表示される情報の項目と前記帳票のテンプレートにおいて前記項目の情報が入力される入力領域とを対応付けた設定情報と、前記入力領域を含む前記テンプレートを示すテンプレート情報とを記憶する記憶部と、
少なくとも1つの前記対象物に関する情報を含む前記対象物情報を取得する取得部と、
前記設定情報に基づき、前記取得された対象物情報のうち前記帳票に表示される情報を前記テンプレートの前記入力領域に入力して前記帳票を生成する帳票生成部と、
を備える帳票生成装置。
【請求項2】
前記帳票生成部は、前記設定情報に基づき、前記対象物情報のうち前記テンプレートの前記入力領域への入力対象となる情報を、加工してから各々の情報に対応する前記入力領域へ入力する、
請求項1に記載の帳票生成装置。
【請求項3】
前記設定情報は、前記入力対象に含まれる文字情報を前記入力領域に応じて加工するための情報を示す文字加工設定情報を含み、
前記帳票生成部は、前記文字加工設定情報に基づき、前記入力対象に含まれる文字情報を前記入力領域に応じて加工した加工文字情報を生成し、前記加工文字情報を前記入力領域へ入力する、
請求項2に記載の帳票生成装置。
【請求項4】
前記帳票生成部は、前記入力領域が複数の領域に分割されている場合、前記文字加工設定情報に基づき、前記複数の領域に合わせて前記文字情報を分割して複数の加工文字情報を生成し、前記複数の加工文字情報を前記複数の領域の対応する領域へそれぞれ入力する、
請求項3に記載の帳票生成装置。
【請求項5】
前記設定情報は、前記入力対象を前記入力領域へ入力するための情報を示す入力設定情報を含み、
前記帳票生成部は、前記入力設定情報に基づき、前記入力対象を前記入力領域へ入力する、
請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の帳票生成装置。
【請求項6】
前記入力設定情報は、前記入力対象の入力先となる前記入力領域を示す入力領域指定情報を含み、
前記帳票生成部は、前記入力領域指定情報に基づき、前記入力対象を指定された前記入力領域へ入力する、
請求項5に記載の帳票生成装置。
【請求項7】
前記入力設定情報は、複数のシートで構成された前記テンプレートにおいて前記入力対象の入力先となる前記入力領域が含まれる前記シートを示すシート指定情報を含み、
前記帳票生成部は、前記シート指定情報及び前記入力領域指定情報に基づき、前記入力対象を指定された前記シートにおける指定された前記入力領域へ入力する、
請求項6に記載の帳票生成装置。
【請求項8】
前記入力設定情報は、1つの前記テンプレートにおいて前記対象物情報を入力可能な前記対象物の数を示す入力上限数情報を含み、
前記帳票生成部は、前記入力上限数情報に基づき、前記取得された対象物情報に含まれる前記対象物の数に応じて前記テンプレートを複製する、
請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の帳票生成装置。
【請求項9】
前記帳票生成部は、前記入力対象が画像である場合、前記画像を入力する前記入力領域のサイズに合わせて前記画像のサイズを調整してから、前記画像を前記入力領域へ入力する、
請求項2から請求項8のいずれか1項に記載の帳票生成装置。
【請求項10】
前記帳票生成部は、前記画像の縦のサイズが前記入力領域の縦のサイズよりも大きい場合、又は前記画像の横のサイズが前記入力領域の横のサイズよりも大きい場合、前記画像の縦横比を維持したまま前記画像のサイズを縮小する、
請求項9に記載の帳票生成装置。
【請求項11】
前記帳票生成部は、前記入力対象に含まれる文字情報の表示条件が前記入力領域に設定されている場合、前記文字情報を前記入力領域に入力して前記表示条件に基づき加工された文字情報を前記帳票に表示する、
請求項2から請求項10のいずれか1項に記載の帳票生成装置。
【請求項12】
前記帳票生成部は、前記入力領域に計算式が設定されている場合、前記入力対象を前記入力領域に入力して前記計算式に基づき算出された算出結果を前記帳票に表示する、
請求項2から請求項11のいずれか1項に記載の帳票生成装置。
【請求項13】
前記帳票生成部は、前記入力領域が算出結果を入力する領域であるが前記入力領域に計算式が設定されていない場合、前記入力対象に基づき算出した算出結果を前記入力領域へ入力して帳票に表示する、
請求項2から請求項12のいずれか1項に記載の帳票生成装置。
【請求項14】
記憶部が、帳票の生成対象である対象物に関する情報を示す対象物情報のうち前記帳票に表示される情報の項目と前記帳票のテンプレートにおいて前記項目の情報が入力される入力領域とを対応付けた設定情報と、前記入力領域を含む前記テンプレートを示すテンプレート情報とを記憶する記憶過程と、
取得部が、少なくとも1つの前記対象物に関する情報を含む前記対象物情報を取得する取得過程と、
帳票生成部は、前記設定情報に基づき、前記取得された対象物情報のうち前記帳票に表示される情報を前記テンプレートの前記入力領域に入力して前記帳票を生成する帳票生成過程と、
を含む帳票生成方法。
【請求項15】
コンピュータを、
帳票の生成対象である対象物に関する情報を示す対象物情報のうち前記帳票に表示される情報の項目と前記帳票のテンプレートにおいて前記項目の情報が入力される入力領域とを対応付けた設定情報と、前記入力領域を含む前記テンプレートを示すテンプレート情報とを記憶する記憶手段と、
少なくとも1つの前記対象物に関する情報を含む前記対象物情報を取得する取得手段と、
前記設定情報に基づき、前記取得された対象物情報のうち前記帳票に表示される情報を前記テンプレートの前記入力領域に入力して前記帳票を生成する帳票生成手段と、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、帳票生成装置、帳票生成方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、メーカー(製造業者)は、自社の商品に関して多様な帳票を作成している。例えば、メーカーは、卸売業者や小売業者などの流通業者に自社の商品が採用されると、採用された商品の商品情報を示す商品提案書を作成して流通業者に提出する。この商品提案書は、採用された商品ごとに作成する必要がある。そのため、商品が採用される度に商品提案書を一から作成することは、メーカーの担当者にとって手間であった。そこで、商品提案書の作成を支援する技術が各種提案されている。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、過去に作成した商品提案書を流用して新しい商品提案書を作成することが可能な技術が開示されている。当該技術では、ユーザは、データベースに蓄積された過去の商品提案書に対して新しい商品情報を入力して編集することで、新しい商品提案書を容易に作成することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7-129691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、ユーザは手作業で商品提案書を作成する必要がある。商品提案書などの帳票のテンプレートは流通業者ごとに異なる場合がある。この場合、ユーザは同一のデータをテンプレートごとに入力する必要がある。また、入力するデータが複数ある場合、ユーザはデータの数だけ入力作業を繰り返す必要がある。また、手作業では入力ミスが生じる可能性が高く、ユーザは入力ミスを手作業で修正する必要がある。このように、帳票の作成では入力作業を複数回行う場合が多く、その入力を手作業で行うことはユーザにとって大きな負担がかかる作業であった。
【0006】
上述の課題を鑑み、本発明の目的は、帳票作成にかかるユーザの負担を軽減することが可能な帳票生成装置、帳票生成方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するために、本発明の一態様に係る帳票生成装置は、帳票の生成対象である対象物に関する情報を示す対象物情報のうち前記帳票に表示される情報の項目と前記帳票のテンプレートにおいて前記項目の情報が入力される入力領域とを対応付けた設定情報と、前記入力領域を含む前記テンプレートを示すテンプレート情報とを記憶する記憶部と、少なくとも1つの前記対象物に関する情報を含む前記対象物情報を取得する取得部と、前記設定情報に基づき、前記取得された対象物情報のうち前記帳票に表示される情報を前記テンプレートの前記入力領域に入力して前記帳票を生成する帳票生成部と、を備える。
【0008】
本発明の一態様に係る、帳票生成方法は、記憶部が、帳票の生成対象である対象物に関する情報を示す対象物情報のうち前記帳票に表示される情報の項目と前記帳票のテンプレートにおいて前記項目の情報が入力される入力領域とを対応付けた設定情報と、前記入力領域を含む前記テンプレートを示すテンプレート情報とを記憶する記憶過程と、取得部が、少なくとも1つの前記対象物に関する情報を含む前記対象物情報を取得する取得過程と、帳票生成部は、前記設定情報に基づき、前記取得された対象物情報のうち前記帳票に表示される情報を前記テンプレートの前記入力領域に入力して前記帳票を生成する帳票生成過程と、を含む。
【0009】
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、帳票の生成対象である対象物に関する情報を示す対象物情報のうち前記帳票に表示される情報の項目と前記帳票のテンプレートにおいて前記項目の情報が入力される入力領域とを対応付けた設定情報と、前記入力領域を含む前記テンプレートを示すテンプレート情報とを記憶する記憶手段と、少なくとも1つの前記対象物に関する情報を含む前記対象物情報を取得する取得手段と、前記設定情報に基づき、前記取得された対象物情報のうち前記帳票に表示される情報を前記テンプレートの前記入力領域に入力して前記帳票を生成する帳票生成手段と、として機能させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、帳票作成にかかるユーザの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本実施形態に係る帳票生成システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2】本実施形態に係る商品情報フォーマットと商品情報の一例を示す図である。
図3】本実施形態に係る帳票テンプレートの一例を示す図である。
図4】本実施形態に係る設定画面の一例を示す図である。
図5】本実施形態に係る設定画面の一例を示す図である。
図6】本実施形態に係る加工設定画面の一例を示す図である。
図7】本実施形態に係る加工設定画面の一例を示す図である。
図8】本実施形態に係る加工設定画面の一例を示す図である。
図9】本実施形態に係る帳票生成サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。
図10】本実施形態に係る帳票の一例を示す図である。
図11】本実施形態に係る処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図12】本実施形態に係る帳票生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図13】本実施形態に係る文字加工処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図14】本実施形態に係る入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図15】本実施形態に係る商品画像入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図16】本実施形態に係る加工文字情報入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
【0013】
<1.帳票生成システムの構成>
図1から図8を参照して、本実施形態に係る帳票生成システム1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る帳票生成システム1の構成の一例を示すブロック図である。
【0014】
(1)帳票生成システム1
帳票生成システム1は、帳票のひな形を示すテンプレート(以下、「帳票テンプレート」とも称される)と設定情報に基づき、対象物情報から必要な情報を抽出して帳票を生成するシステムである。
対象物情報は、帳票の生成対象である対象物に関する情報を示す情報である。対象物情報には、例えば、対象物を示す文字情報や対象物を示す画像などが含まれる。対象物情報には、少なくとも帳票に表示される情報が含まれ、帳票に表示されない情報が含まれていてもよい。
【0015】
テンプレート情報は、入力領域を含む帳票テンプレートを示す情報である。帳票テンプレートは、少なくとも1枚のシートで構成される。帳票テンプレートは、例えば、マイクロソフト社のエクセルを用いて作成されたものである。この場合、1つの入力領域は、1つのセル又は複数のセルが結合されたセルである。
帳票テンプレートには、例えば4種類の帳票テンプレートが存在する。1種類目は、1枚のシートで構成され、1枚のシートに1つの対象物の対象物情報を表示する帳票テンプレートである。2種類目は、1枚のシートで構成され、1枚のシートに複数の対象物の対象物情報を表示する帳票テンプレートである。3種類目は、複数のシートで構成され、複数のシートに1つの対象物の対象物情報を表示する帳票テンプレートである。4種類目は、複数のシートで構成され、複数のシートに複数の対象物情報を表示する帳票テンプレートである。なお、4種類目の帳票テンプレートは、複数の対象物情報を表示するシートと1つの対象物情報のみを表示するシートとを組み合わせた帳票テンプレート、又は、複数の対象物情報を表示するシートと複数の対象物情報を表示するシートとを組み合わせた帳票テンプレートにさらに分類できる。
【0016】
設定情報は、対象物情報のうち帳票に表示される情報の項目(以下、「表示項目」とも称される)と、帳票テンプレートにおいて項目の情報が入力される領域(以下、「入力領域」とも称される)とを対応付けた情報である。設定情報には、文字加工設定情報と入力設定情報が含まれる。
文字加工設定情報は、対象物情報のうち帳票テンプレートの入力領域へ入力される対象となる情報(以下、「入力対象」とも称される)に含まれる文字情報を、前記入力領域に応じて加工するための情報を示す情報である。
入力設定情報は、入力対象を入力領域へ入力するための情報を示す情報である。入力設定情報は、例えば、入力領域指定情報、シート指定情報、入力上限数情報などを含む。入力領域指定情報は、入力対象の入力先となる入力領域を示す情報である。シート指定情報は、複数のシートで構成された帳票テンプレートにおいて入力対象の入力先となる入力領域が含まれるシートを示す情報である。入力上限数情報は、1つの帳票テンプレートにおいて対象物情報を入力可能な対象物の数を示す情報である。
【0017】
以下、本実施形態では、一例として、対象物が商品であり、対象物情報が商品情報であり、帳票が商品提案書である例について説明する。商品提案書は、メーカー(製造業者)などの企業の営業担当者が、商品の商品情報を1点ごとに記入して卸売業者や小売業者などの流通業者に提出する書類である。営業担当者は、例えば、流通業者に自社の商品が採用された際に商品提案書を作成して提出する。なお、対象物、対象物情報、及び帳票は、かかる例に限定されない。
【0018】
図1に示すように、帳票生成システム1は、ユーザ端末10と、管理者端末20と、帳票生成サーバ30とを備える。
ユーザ端末10と管理者端末20は、ネットワークNWを介して、通信可能に接続されている。帳票生成サーバ30は、ネットワークNWを介して、ユーザ端末10及び管理者端末20と通信可能に接続されている。
【0019】
(1)ユーザ端末10
ユーザ端末10は、帳票生成システム1のユーザによって利用される端末である。帳票生成システム1のユーザは、例えば、企業の営業担当者などである。ユーザ端末10は、入力装置(マウス、キーボード、タッチパネルなど)、出力装置(ディスプレイ、スピーカなど)、中央処理装置などを備える。ユーザ端末10には、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレットなどのいずれの端末が用いられてもよい。
【0020】
ユーザ端末10は、ネットワークNWを介して、商品情報フォーマットと帳票テンプレートを管理者端末20へ送信する。商品情報フォーマットは、商品情報に含まれる情報の項目を示す情報である。商品情報フォーマットは、例えば、CSV(Comma Separated Value)形式のデータである。商品情報フォーマットと帳票テンプレートは、ユーザによって予め用意される。なお、商品情報フォーマットと帳票テンプレートには、サンプルとして商品情報が入力されていてもよい。
ユーザ端末10は、ネットワークNWを介して、商品情報を帳票生成サーバ30へ送信する。商品情報は、例えば、商品情報フォーマットに少なくとも1つ以上の商品の情報が入力された状態で、ユーザによって予め用意される。
ユーザ端末10は、ネットワークNWを介して、帳票生成サーバ30から帳票を受信し、ディスプレイなどの表示装置に帳票を表示したり、プリンターなどの印刷装置で帳票を印刷したりする。
本実施形態では、帳票生成サーバ30からWebアプリ(ウェブアプリケーション)が提供される。Webアプリは、帳票生成を支援するアプリケーションプログラムである。ユーザは、ユーザ端末10でWebアプリを利用することで、商品情報のアップロードや帳票の表示などを行うことができる。
【0021】
ここで、図2を参照して、本実施形態に係る商品情報フォーマットと商品情報の一例について説明する。図2は、本実施形態に係る商品情報フォーマットと商品情報の一例を示す図である。図2には、商品情報フォーマット40と、商品情報PI1と、商品情報PI2とが示されている。
【0022】
図2に示すように、商品情報フォーマット40は、商品情報の項目を複数有している。図2には、商品情報フォーマット40が有する商品情報の項目の一部として、商品コードと、商品名と、商品名(カナ)と、希望小売価格と、賞味期限と、商品サイズ(縦)と、商品サイズ(横)と、商品サイズ(高さ)とが示されている。なお、商品情報フォーマット40が有する商品情報の項目は、かかる例に限定されない。
【0023】
商品情報PI1には、具体的に、商品コードが「01023045607890」、商品名が「クッキー塩カラメル味」、商品名(カナ)が「クッキーシオカラメルアジ」、希望小売価格が「300」、賞味期限が「5」、商品サイズ(縦)が「10」、商品サイズ(横)が「100」、商品サイズ(高さ)が「150」である例が示されている。
商品情報PI2には、具体的に、商品コードが「02034056708910」、商品名が「りんごジュース」、商品名(カナ)が「リンゴジュース」、希望小売価格が「100」、賞味期限が「1」、商品サイズ(縦)が「40」、商品サイズ(横)が「50」、商品サイズ(高さ)が「120」である例が示されている。
【0024】
ここで、図3を参照して、本実施形態に係る帳票テンプレートの一例について説明する。図3は、本実施形態に係る帳票テンプレートの一例を示す図である。図3には、商品提案書のテンプレートを示す帳票テンプレート50が示されている。帳票テンプレート50は、図2に示した商品情報フォーマット40と対応する商品提案書のテンプレートである。
【0025】
図3に示すように、帳票テンプレート50には、入力領域IA1からIA18までの18つの入力領域が示されている。
入力領域IA1は、商品画像が入力される領域である。入力領域IA2は、商品名(カナ)が入力される領域である。入力領域IA3は、商品名が入力される領域である。入力領域IA4は、商品コードが入力される領域である。
入力領域IA5は、JAN(Japanese Article Number)コードが入力される領域である。入力領域IA6は、ITF(Interleaved Two of Five)コードが入力される領域である。
入力領域IA7は、発売年月日(年)が入力される領域である。入力領域IA8は、発売年月日(月)が入力される領域である。入力領域IA9は、発売年月日(日)が入力される領域である。入力領域IA10は、希望小売価格が入力される領域である。入力領域IA11は、賞味期限が入力される領域である。入力領域IA12は、商品サイズ(縦)が入力される領域である。入力領域IA13は、商品サイズ(横)が入力される領域である。入力領域IA14は、商品サイズ(高さ)が入力される領域である。入力領域IA15は、内容量が入力される領域である。
入力領域IA16は、商品コメントが入力される領域である。入力領域IA17は、メーカー情報が入力される領域である。入力領域IA18は、備考が入力される領域である。
【0026】
(2)管理者端末20
管理者端末20は、帳票生成システム1の管理者によって利用される端末である。管理者端末20は、入力装置(マウス、キーボード、タッチパネルなど)、出力装置(ディスプレイ、スピーカなど)、中央処理装置などを備える。管理者端末20には、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレットなどのいずれの端末が用いられてもよい。
【0027】
管理者端末20は、ネットワークNWを介して、商品フォーマットと帳票テンプレートをユーザ端末10から受信する。管理者は、商品フォーマットと帳票テンプレートに基づき、設定情報を作成する。管理者端末20は、ネットワークNWを介して、設定情報と帳票テンプレートを帳票生成サーバ30へ送信する。
【0028】
管理者は、帳票テンプレートにある入力領域の各々と、入力領域に入力される情報の項目と同一の商品フォーマットに含まれる項目とを対応付けることで、設定情報を作成する。一例として、管理者は、帳票テンプレートにおいて商品名が入力される入力領域と、商品フォーマットに含まれる商品名の項目とを対応付ける。管理者は、帳票テンプレートにある全ての入力領域について商品フォーマットの対応する項目と対応付けを行う。
【0029】
管理者は、文字加工設定情報と入力設定情報も予め作成する。管理者は、商品情報を入力領域へ入力するために商品情報の加工が必要な場合、加工内容を示す文字加工設定情報を作成する。商品情報の加工では、例えば、文字の分割、文字の結合、文字の置換、改行の挿入、文字の切り取り、文字の抜き出し、文字埋め、空白の除去、全角変換、半角変換、大文字変換、小文字変換、文字長の取得、日付の取得、日付の変換、数値の区切り文字の挿入、四則演算、剰余算、切捨て、切上げ、四捨五入、IF関数を用いた情報の出力、ある文字列から指定した文字列と一致する部分の取得などが行われる。管理者は、帳票テンプレートの構成、シートの数、商品の数などに応じて、入力領域指定情報、シート指定情報、入力上限数情報などを含む入力設定情報を作成する。
【0030】
管理者は、管理者端末20でWebアプリを利用することで、帳票テンプレートのアップロードや帳票の設定(設定情報の作成)などを行うことができる。
ここで、図4図8を参照して、管理者が設定情報を作成する際に操作するWebアプリの画面について説明する。図4及び図5は、本実施形態に係る設定画面の一例を示す図である。図6から図8は、本実施形態に係る加工設定画面の一例を示す図である。
【0031】
図4に示す設定画面SSでは、文字加工設定情報と入力設定情報を設定することができる。表示領域DA21には、設定情報の設定対象となる帳票テンプレートが表示されている。なお、表示領域DA21に表示されている帳票テンプレートは、図3に示した帳票テンプレート50と同一である。表示領域DA21では、設定した設定情報に基づき商品情報が入力された帳票テンプレートを確認することができる。図4では、商品情報の入力前の帳票テンプレートが表示されている。
【0032】
表示領域DA22には、設定情報が表示されている。表示領域DA22には、設定情報の項目の一例として、「No.」、「シート」、「セル」、「データ項目」、「画像」、「加工設定」が示されている。
「No.」は、入力対象に対して順に付与された番号をしている。なお、図4では、説明の便宜上、商品情報の中から抜粋した一部の項目を入力対象として示している。抜粋された項目は、具体的に、商品名、希望小売価格、商品コメント、商品画像であり、それぞれ「1」~「4」の番号が付与されている。
【0033】
「シート」は、入力対象の入力先となるシートを示している。「シート」には、例えば、エクセルのシート名が入力される。図4に示す例では、具体的に、入力先として「sheet 1」が設定されている。
管理者端末20では、取り込んだ帳票テンプレートに含まれるシートのシート名が取得される。帳票テンプレートが複数のシートで構成され、複数のシート名が取得された場合、各シート名はプルダウンなどによって選択可能に表示される。一例として、帳票テンプレートが「商品一覧、商品詳細PD1、商品詳細PD2、・・・、商品詳細PD10」の合計11枚のシートで構成されている場合、11個のシート名のいずれかを選択可能なプルダウンが設定画面SSに表示される。これにより、管理者は、設定情報の設定対象となるシートを選択することができ、シートごとに設定情報を設定することができる。
【0034】
「セル」は、入力対象の入力先となるセルを示している。「セル」には、例えば、エクセルのセル番号が入力される。図4に示す例では、具体的に、商品名の入力先として「C10」、希望小売価格の入力先として「R10」、商品コメントの入力先として「C26」、商品画像の入力先として「X9」が設定されている。
【0035】
「データ項目」は、入力対象を示している。「データ項目」では、入力対象を参照値又は固定値のどちらで入力するかを設定することが可能である。参照値は、例えば、商品情報の対応する項目を参照して得られる情報である。参照値を設定可能とすることで、入力対象を入力する手間を省くことができる。固定値は、予め管理者によって設定される情報であり、例えば企業名などの文字列や作成日付などである。固定値を設定可能とすることで、商品情報にない項目を入力可能とすることができる。
参照値と固定値は、各々を区別可能とするために、異なる表示態様で「データ項目」に表示される。例えば、入力対象として参照値を入力することが選択された「データ項目」は、図4に示す(商品名)、(希望小売価格)、(商品コメント)、(商品画像)のように括弧を付された状態で表示される。一方、入力対象として固定値を入力することが選択された「データ項目」は、入力する固定値が括弧を付されていない状態で表示される。
なお、参照値と固定値の表示態様の違いは、括弧を付されるか付されないかの違いに限定されない。例えば、参照値と固定値の表示態様は、色(文字自体の色又は表示領域の色)が異なっていてもよい。
【0036】
「画像」は、入力対象が画像であるか否かを示している。例えば、「画像」にチェックが入っている項目は画像であり、チェックが入っていない項目は画像でないことを示す。図4では、商品画像にチェックが入っており、商品画像が画像であることが分かる。
「加工設定」は、入力対象に対する文字加工設定の内容を示している。文字加工設定を行いたい項目のこの欄を選択すると、加工設定画面が表示される。文字加工設定が行われると、この欄に文字加工設定の内容が表示される。
【0037】
入力領域IA20は、入力上限数を入力する領域である。入力上限数は、1枚のシートに商品情報を入力可能な商品の数の上限を示す値である。図4に示す帳票テンプレートは1枚のシートのみで構成され、このシートには1つの商品の商品情報のみを入力可能なため、入力上限数として「1」が入力されている。1枚のシートに複数の商品の商品情報を入力可能な場合、入力領域IA20に2以上の数値が入力される。入力領域IA20に2以上の数値が入力された場合、表示領域DA22にて複数の商品の各々の設定情報を設定可能となる。例えば、表示領域DA22の下部に入力上限数の数だけタブが表示され、表示領域DA22の表示を商品ごとに切り替えることができる。一例として、1枚のシートに10個の商品の商品情報を入力可能な場合、入力領域IA20には入力上限数として10が入力され、表示領域DA22の下部には10個のタブが表示される。
【0038】
帳票テンプレートが複数のシートで構成される場合、入力領域IA20には、各シートにおける入力上限数のうちの最大値が入力される。一例として、帳票テンプレートが「商品一覧、商品詳細PD1、商品詳細PD2、・・・、商品詳細PD10」の合計11枚のシートで構成されており、「商品一覧」のシートには10個の商品の商品情報を入力可能であり、「商品詳細PD1、商品詳細PD2、・・・、商品詳細PD10」のシートにはそれぞれ1つの商品の商品情報を入力可能であるとする。この場合、入力領域IA20には入力上限数として10が入力され、表示領域DA22の下部には10個のタブが表示される。
【0039】
2番目以降の商品に関する商品情報の入力設定と加工設定は、1番目の商品に関する商品情報の入力設定と加工設定を引き継いて設定することが可能である。これにより、設定作業にかかる手間と時間を削減することができる。また、引き継いだ設定が示す入力先のセルの全てを1セルずつずらすといった設定も可能である。
入力領域IA21は、複製方法を選択する領域である。図4では、複製方法として「シート」が選択されている。
【0040】
ボタンBT1は、入力内容を確認するためのボタンである。ボタンBT1を押下すると、表示領域DA22にて設定した入力設定と文字加工設定に基づき、表示領域DA21の帳票テンプレートに商品情報が入力される。
図5には、ボタンBT1を押下後の設定画面SSが示されている。図5に示すように、表示領域DA21に表示された帳票テンプレートには、入力領域IA1に商品画像、入力領域IA3に商品名、入力領域IA10に希望小売価格、入力領域IA16に商品コメントが入力されている。なお、商品情報の希望小売価格は「300」であるが、文字加工設定によって「¥」と「300」が結合されて「¥300」が入力領域IA10に入力されている。
【0041】
図6は、図5に示した設定画面SSの表示領域DA22の加工設定の部分が押下されることによって表示される加工設定画面PSである。表示領域DA22の加工設定の部分は、行ごとに押下可能である。加工設定画面PSは、例えば、設定画面SS上にポップアップ表示される。
ボタンBT2は、設定画面SSでの設定内容をキャンセルし、設定画面SSを閉じるためのボタンである。ボタンBT3は、設定画面SSでの設定内容を確定するためのボタンである。
表示領域DA23は、設定中の加工設定を入力対象に施した場合の結果を表示する領域である。表示領域DA24は、設定中の加工設定を統合した最終的な加工設定を表示する領域である。表示領域DA25は、設定した加工設定を表示する領域である。加工内容は、複数表示可能である。
表示領域DA26は、加工設定に関する情報を表示する領域である。表示領域DA26には、入力対象に対して設定可能な加工設定を示す加工設定一覧が表示される。加工設定一覧は、加工内容を選択(クリック)されると表示領域DA26に表示される。加工設定一覧は、ボタンBT4~BT16のように、加工設定の内容ごとにボタンで表示される。また、表示領域DA26には、表示領域DA26に表示された加工設定を絞り込むためのキーワードを入力する領域である入力領域IA22も表示されている。
表示領域DA26の表示は、ボタンBT4~BT16のいずれかが押下されると、押下されたボタンが示す加工設定の詳細を設定するための表示に切り替わる。
【0042】
図7は、図6に示した加工設定画面PSのボタンBT4が押下されることによって表示領域DA26の表示が切り替わった加工設定画面PSである。
表示領域DA26であった場所には、ボタンBT17、ボタンBT18、入力領域IA23~IA25、表示領域DA27が表示されている。
ボタンBT17は、表示領域DA26に表示を切り替えるボタンである。ボタンBT18は、設定した加工内容を確定するボタンである。ボタンBT18が押下されると、表示領域DA26の表示に切り替わり、確定した加工内容が表示領域DA25に表示される。
【0043】
入力領域IA23~IA25は、結合する文字を入力する領域である。入力領域IA23~25には、図4に示した「データ項目」と同様に、参照値又は固定値を入力することが可能である。例えば、入力領域IA23には「¥」(固定値)が入力され、入力領域IA24には「(希望小売価格)」(参照値)が入力されている。これは、「¥」と(希望小売価格)が示す値とが結合されることを意味している。
なお、図7に示す入力領域IA23~IA25のように加工設定を入力する領域の数は、3つに限定されない。この加工設定を入力する領域の数は、例えば、図6に示した表示領域DA26にて選択された加工設定の内容に応じた数であってもよい。
表示領域DA27は、加工内容の説明や設定例を表示する領域である。
【0044】
図8は、図7に示した加工設定画面PSのボタンBT18が押下されることによって表示領域DA26が再度表示された加工設定画面PSである。
表示領域DA25には、図7に示した加工設定画面PSで確定した加工内容として、「文字結合(¥,(希望小売価格))が表示されている。また、1つ目の加工内容が設定されたことで、2つ目の加工内容の設定と表示を行うための表示領域DA28が新しく表示されている。図8では表示領域DA25に示す加工内容のみが設定されているため、当該加工内容が最終的な加工設定として表示領域DA24に表示されている。表示領域DA23には、表示領域DA24に表示された加工設定を入力対象に施した結果として、「¥300」と表示されている。
【0045】
(3)帳票生成サーバ30
帳票生成サーバ30は、帳票を生成するコンピュータ装置であり、帳票生成装置の一例である。帳票生成サーバ30は、中央処理装置を備え、入力装置(マウス、キーボード、タッチパネルなど)や出力装置(ディスプレイ、スピーカなど)を任意に備える。
【0046】
帳票生成サーバ30は、ネットワークNWを介して、設定情報と帳票テンプレートを管理者端末20から受信する。帳票生成サーバ30は、受信した設定情報と帳票テンプレートを記憶装置に記憶する。帳票生成サーバ30は、ネットワークNWを介して、商品情報をユーザ端末10から受信する。帳票生成サーバ30は、記憶装置に記憶している設定情報と帳票テンプレートに基づき、受信した商品情報に関する帳票を生成する。帳票生成サーバ30は、ネットワークNWを介して、生成した帳票をユーザ端末10へ送信する。
【0047】
帳票生成サーバ30は、ユーザ端末10や管理者端末20へWebアプリを提供する。帳票生成サーバ30は、Webアプリを介して、ユーザ端末10や管理者端末20からのアクセスに応じた情報を各端末に表示させる。例えば、帳票生成サーバ30は、作成する帳票を選択する画面、商品情報をアップロードする画面、帳票の作成履歴を示す画面などをユーザ端末10に表示させる。また、帳票生成サーバ30は、帳票テンプレートや商品情報フォーマットをアップロードする画面、帳票の設定を検索する画面、帳票の設定を行う画面(設定画面や加工設定画面)などを表示する。
【0048】
<2.帳票生成サーバの機能構成>
以上、本実施形態に係る帳票生成システム1の構成について説明した。続いて、図9を参照して、本実施形態に係る帳票生成サーバ30の機能構成について説明する。図9は、本実施形態に係る帳票生成サーバ30の機能構成の一例を示すブロック図である。
図9に示すように、帳票生成サーバ30は、通信部310と、記憶部320と、制御部330とを備える。
【0049】
(1)通信部310
通信部310は、各種情報の送受信を行う機能を有する。例えば、通信部310は、ネットワークNWを介して、ユーザ端末10と、管理者端末20と通信を行う。
通信部310は、ユーザ端末10との通信において、商品情報を受信し、帳票を送信する。通信部310は、管理者端末20との通信において、設定情報と帳票テンプレートを受信する。
【0050】
(2)記憶部320
記憶部320は、各種情報を記憶する機能を有する。記憶部320は、帳票生成サーバ30がハードウェアとして備える記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access read/write Memory)、ROM(Read Only Memory)、又はこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
例えば、記憶部320は、設定情報と、テンプレート情報と、生成された帳票を記憶する。
これにより、ユーザは、予め様々な帳票テンプレートとその設定情報を登録しておくことができる。これにより、帳票を作成する度に帳票テンプレートや設定情報を用意する必要がないため、ユーザは作業時間を削減することができる。
【0051】
(3)制御部330
制御部330は、帳票生成サーバ30の動作全般を制御する機能を有する。制御部330は、例えば、帳票生成サーバ30がハードウェアとして備えるCPU(Central Processing Unit)にプログラムを実行させることによって実現される。
図9に示すように、制御部330は、取得部331と、帳票生成部332と、出力制御部333とを備える。
【0052】
(3-1)取得部331
取得部331は、各種の情報を取得する機能を有する。取得部331は、各種の情報をユーザ端末10や記憶部320から取得する。
【0053】
例えば、取得部331は、商品情報を取得する。具体的に、取得部331は帳票生成時に、通信部310を介して、少なくとも1つの商品に関する情報を含む商品情報をユーザ端末10から取得する。取得部331は、取得した商品情報を帳票生成部332へ出力する。
【0054】
また、取得部331は、設定情報と帳票テンプレートを取得する。具体的に、取得部331は、通信部310を介して、設定情報と帳票テンプレートを管理者端末20から取得する。取得部331は、取得した設定情報と帳票テンプレートを記憶部320へ書き込んで、記憶させる。取得部331は帳票生成時に、取得した商品情報に対応する設定情報と帳票テンプレートを記憶部320から取得する。取得部331は、取得した設定情報と帳票テンプレートを帳票生成部332へ出力する。
【0055】
(3-2)帳票生成部332
帳票生成部332は、帳票を生成する機能を有する。帳票生成部332は、設定情報に基づき、取得部331によって取得された商品情報のうち商品提案書に表示される情報を帳票テンプレートの入力領域に入力して、帳票を生成する。商品情報に複数の商品の情報が含まれる場合、帳票生成部332は、全ての商品の情報について帳票を生成する。これにより、ユーザは帳票を生成したい商品が複数ある場合、全ての商品の情報を1つの商品情報にまとめて用意し、ユーザ端末10から帳票生成サーバ30へ送信すると、帳票生成サーバ30は1回の処理で全ての商品の帳票を生成する。よって、ユーザは、商品情報のデータ数に関わらず、一度の作業で帳票の作成作業を完了することができ、作業時間を大幅に削減することができる。
【0056】
商品情報を帳票テンプレートに入力する際、帳票生成部332は、設定情報に基づき、商品情報のうち帳票テンプレートの入力領域への入力対象となる情報を、加工してから各々の情報に対応する入力領域へ入力する。これにより、ユーザが手作業で商品情報の加工や入力を行う必要がなくなるため、入力ミスの発生を低減することができる。
【0057】
入力対象を加工する際、帳票生成部332は、文字加工設定情報に基づき、入力対象に含まれる文字情報を入力領域に応じて加工した加工文字情報を生成し、加工文字情報を入力領域へ入力する。
例えば、帳票生成部332は、入力領域が複数の領域に分割されているとする。この場合、帳票生成部332は、文字加工設定情報に基づき、複数の領域に合わせて文字情報を分割して複数の加工文字情報を生成する。そして、帳票生成部332は、複数の加工文字情報を複数の領域の対応する領域へそれぞれ入力する。
【0058】
入力対象を入力する際、帳票生成部332は、入力設定情報に基づき、入力対象を入力領域へ入力する。
例えば、帳票生成部332は、入力設定情報に含まれる入力領域指定情報に基づき、入力対象を指定された入力領域へ入力する。これにより、帳票生成部332は、入力領域が複数ある帳票テンプレートにおいて、入力対象を間違いなく正しい入力領域へ入力することができる。
【0059】
また、帳票生成部332は、入力設定情報に含まれるシート指定情報及び入力領域指定情報に基づき、入力対象を指定されたシートにおける指定された入力領域へ入力する。これにより、帳票生成部332は、複数のシートで構成された帳票テンプレートにおいて、入力対象を間違いなく正しいシートの入力領域へ入力することができる。
【0060】
また、帳票生成部332は、入力設定情報に含まれる入力上限数情報に基づき、取得された商品情報に含まれる商品の数に応じて帳票テンプレートを複製する。
一例として、4つの商品の商品情報を入力可能な帳票テンプレート(即ち入力上限数情報は4を示す)に対して9つの商品の商品情報を入力する必要があるとする。この場合、帳票生成部332は、帳票テンプレートを2つ複製して合計3つの帳票テンプレートとする。そして、帳票生成部332は、1つ目と2つ目の帳票テンプレートにそれぞれ4つの商品の商品情報を入力し、3つ目の帳票テンプレートに1つの商品の商品情報を入力する。これにより、帳票生成部332は、9つの商品の商品情報を全て帳票テンプレートに入力することができる。
【0061】
なお、帳票生成部332は、入力上限数情報に基づき、取得された商品情報に含まれる商品の数に応じて帳票テンプレートが有するシートを複製してもよい。
一例として、2つの商品の商品情報を入力可能なシートを有する帳票テンプレート(即ちシートの入力上限数情報は2、帳票テンプレートの入力上限数情報は2を示す)に対して6つの商品の商品情報を入力する必要があるとする。この場合、帳票生成部332は、シートを2枚複製して合計3枚のシートを有する帳票テンプレートとする。そして、帳票生成部332は、各シートにそれぞれ2つの商品の商品情報を入力する。これにより、帳票生成部332は、6つの商品の商品情報を全て帳票テンプレートに入力することができる。帳票テンプレートに複数のシートが含まれる場合、入力上限数情報は帳票テンプレートが有しているシートの中で最も多くの商品情報を流し込む数値に合わせる。例えば、帳票テンプレートが4枚のシートを有し、1枚目のシートは、3つの商品情報を流し込めるとし、2~4枚目のシートは、1つの商品情報を流し込めるとする。この帳票テンプレートでは、流し込める商品情報の数が最も多い1枚目のシートに合わせて、入力上限数情報は3となる。
【0062】
シートを複製する場合について具体的な例を2つ説明する。
1つ目の例では、帳票テンプレートが複数のシートを有し、各シートの入力上限数情報が同じであるが、各シートの内容が異なるものとする。具体的に、帳票テンプレートが2枚のシートを有し、1枚目のシートは、入力上限数情報が1を示し、簡単な商品情報(例えば商品名や価格など)を入力するシートであるとする。また、2枚目のシートは、入力上限数情報が1を示し、詳細な商品情報(例えばアレルギーや栄養成分など)を入力するシートであるとする。
この帳票テンプレートに対して、例えば5つの商品の商品情報を入力する必要がある場合、帳票生成部332は、1枚目のシートと2枚目のシートをそれぞれ4枚ずつ複製し、合計10枚のシートを有する帳票として複製処理を行う。
【0063】
2つ目の例では、帳票テンプレートが複数のシートを有し、入力上限数情報と内容が他のシートとは異なるシートが含まれるものとする。具体的に、帳票テンプレートが4枚のシートを有し、1枚目のシートは、入力上限数情報が3を示し、商品の一覧情報(例えば各商品の商品名や価格など)を入力するシートであるとする。また、2~4枚目のシートは、入力上限数情報が1を示し、詳細な商品情報(例えばアレルギーや栄養成分など)を入力するシートであるとする。この帳票テンプレートでは、1枚目のシートの入力上限数情報が3であることに合わせて、詳細な商品情報を入力するシートが3枚(2~4枚目のシート)用意されている。
この帳票テンプレートに対して、例えば7つの商品の商品情報を入力する必要がある場合、帳票生成部332は、1枚目のシートと2枚目のシートをそれぞれ2枚ずつ複製し、3枚目のシートと4枚目のシートをそれぞれ1枚ずつ複製し、合計10枚のシートを有する帳票として複製処理を行う。
【0064】
なお、シートの複製時、帳票生成部332は、複製元のシートに画像が含まれている場合には、画像情報のリンク先を複製先のシートへ付け替える処理を行ってもよい。また、帳票生成部332は、シートタブの選択状態を解除する処理を行ってもよい。
【0065】
入力対象が画像である場合、帳票生成部332は、画像を入力する入力領域のサイズに合わせて画像のサイズを調整してから、画像を入力領域へ入力する。
例えば、画像の縦のサイズが入力領域の縦のサイズよりも大きいとする。この場合、帳票生成部332が画像をそのままのサイズで入力領域へ入力しても、画像の縦方向が入力領域に収まらない。また、画像の横のサイズが入力領域の横のサイズよりも大きいとする。この場合、帳票生成部332が画像をそのままのサイズで入力領域へ入力しても、画像の横方向が入力領域に収まらない。そのため、帳票生成部332は、画像が入力領域に収まらない場合、入力領域に収まるように画像を縮小する。
【0066】
具体的に、帳票生成部332は、入力対象が画像である場合、入力領域のサイズ情報を取得し、入力領域の縦横比を算出する。入力領域のサイズ情報の取得において入力領域の横幅の情報を得るために、帳票生成部332は、例えばエクセルの標準フォントを読み取り、標準フォントのフォント名とフォントサイズに基づき、横幅を算出する。
また、帳票生成部332は、画像のサイズ情報を取得し、画像の縦横比を算出する。入力領域のサイズ情報と画像のサイズ情報は、例えば、各々の縦のピクセル数と横のピクセル数によって示される。
帳票生成部332は、算出した入力領域の縦横比と画像の縦横比とを比較する。画像の縦のサイズが入力領域の縦のサイズよりも大きい場合、又は画像の横のサイズが入力領域の横のサイズよりも大きい場合、帳票生成部332は、画像をそのまま入力領域へ入力しても、画像が入力領域に収まらないと判定する。
帳票生成部332は、画像のサイズを縮小する。縮小時、帳票生成部332は、画像の縦横比を維持したまま画像のサイズを縮小する。画像の縦のサイズ又は横のサイズのどちらか一方のみが入力領域のサイズよりも大きい場合、帳票生成部332は、入力領域のサイズよりも大きいサイズの方を基準として縮小を行う。画像の縦のサイズ及び横のサイズの両方が入力領域のサイズよりも大きい場合、帳票生成部332は、画像の縦のサイズ又は横のサイズのどちらを縮小の基準とするかを算出してから、縮小を行う。
そして、帳票生成部332は、縮小後の画像を入力領域に入力する。入力時、帳票生成部332は、画像の中心と入力領域の中心が重なるように、画像を入力領域に配置する。帳票生成部332は、画像の中心と入力領域の中心を、それぞれのサイズ情報に基づき算出する。
【0067】
入力対象に含まれる文字情報の表示条件が入力領域に設定されている場合、文字情報は、入力された入力領域に設定されている表示条件に基づき加工されて帳票に表示される。文字情報の表示条件は、例えば、文字の書体、文字のサイズ、文字の色などである。
【0068】
入力領域に計算式が設定されている場合、帳票生成部332は、入力対象と計算式に基づき算出された算出結果を帳票に表示する。当該計算式は、例えば、エクセルのセルに設定されている計算式である。エクセルで計算式が設定されているセルでは、エクセルが開かれている場合に計算を行いセルの表示が更新される。しかしながら、帳票生成サーバ30ではエクセルを開く処理が行われない。そこで、帳票生成部332は、文字加工設定情報と入力設定情報を用いることで、帳票生成サーバ30がエクセルを開く処理を行わなくても帳票に算出結果を正しく表示することを可能としている。
一例として、帳票テンプレートのエクセルに税込み価格を表示するセルと税抜き価格を表示するセルがあり、税込み価格を表示するセルには計算式が設定されているとする。この場合、帳票テンプレートの税抜き価格の入力領域には、入力対象である税抜き価格をそのまま入力するよう入力設定情報が設定される。帳票テンプレートの税込み価格の入力領域には、入力対象を計算式で加工することが文字加工設定情報として設定され、税抜き価格の入力領域に入力される値を入力対象として計算式へ入力し、算出された値を税込み価格の入力領域に入力することが入力設定情報として設定される。これにより、帳票生成部332は、帳票生成サーバ30が帳票テンプレートのエクセルを開かなくとも、計算式に税抜き価格を代入して算出された税込み価格を、帳票に正しく表示することができる。
よって、帳票生成サーバ30は、帳票テンプレートの入力領域に計算式が設定されており、帳票テンプレートのファイルを開く処理を行わない場合であっても、当該計算式によって算出された値を帳票に正しく表示することができる。
なお、計算式による算出結果の表示に関するこの処理は必須の処理ではなく、帳票テンプレートをエクセルとは異なるファイル形式(例えばPDF(Portable Document Format))に変換して帳票を出力する場合に行われる処理であってもよい。これにより、帳票生成サーバ30は、帳票テンプレートを異なるファイル形式に変換した場合であっても、計算式によって算出された値を帳票に正しく表示することができる。
また、エクセルのファイル形式のまま帳票を出力する場合には、この処理は行われなくてもよい。この場合、ユーザがエクセルのファイル形式の帳票をダウンロードし、ユーザ端末10にて帳票を開くことで、帳票には計算式によって算出された正しい値が表示される。
【0069】
一方、入力領域が算出結果を入力する領域であるが入力領域に計算式が設定されていない場合、帳票生成部332は、あらかじめ用意された算出結果を入力領域へ入力して帳票に表示する。例えば、入力対象が税抜き価格であり入力領域が税込み価格を入力する領域であるが、入力領域に税込み価格を算出する計算式が設定されていない場合、あらかじめ算出された税込み価格が入力対象として用意されている。そのため、帳票生成部332は、入力対象である税抜き価格を税抜き価格の入力領域へ入力し、あらかじめ用意された税込み価格を税込み価格の入力領域へ入力する。これにより、あらかじめ用意された税込み価格が税込み価格の入力領域の値として帳票に表示される。
【0070】
入力対象が数値以外(例えば文字)である場合、帳票生成部332は、共有文字列領域を用いて入力対象を入力領域へ入力する。共有文字列領域は、数値以外の入力対象を入力領域へ入力する際に入力対象を格納する領域である。帳票生成部332は、数値以外の入力対象を入力領域へ入力する際に、まず、共有文字列領域に入力対象と同じ値が既に存在するか否かを確認する。既に存在する場合、帳票生成部332は、共有文字列領域を参照して得られるその値(以下、「参照値」とも称される)を入力領域へ入力する。一方、存在しない場合、帳票生成部332は、入力対象を新たに共有文字列領域へ追加し、追加した入力対象の参照値を入力領域へ入力する。
このように、共有文字列領域を用いることで、過去に入力したことがある入力対象については共有文字列領域の参照値を入力領域へ入力することができる。これにより、容量圧迫の軽減や処理速度の低下を避けることができる。
【0071】
ここで、図10を参照して、帳票生成部332によって生成される帳票の一例について説明する。図10は、本実施形態に係る帳票の一例を示す図である。図10には、図2に示した商品情報PI1が図3に示した帳票テンプレート50に入力されて生成された帳票60が示されている。なお、帳票60に示す表示領域DA1からDA18は、図3に示した帳票テンプレート50の入力領域IA1からIA18とそれぞれ対応している。
【0072】
図10に示すように、表示領域DA1には、商品画像として「商品画像IMG」が表示されている。「商品画像IMG」は、帳票生成部332によって入力領域IA1に入力された画像である。「商品画像IMG」は、画像サイズに応じて縮小されていてもよいし、そのままのサイズであってもよい。
表示領域DA2には、商品名(カナ)として「クッキーシオカラメルアジ」が表示されている。「クッキーシオカラメルアジ」は、帳票生成部332によって分割された上で入力領域IA2に入力された文字情報である。
表示領域DA3には、商品名として「クッキー塩カラメル味」が表示されている。「クッキー塩カラメル味」は、帳票生成部332によってそのまま入力領域IA3に入力された文字情報である。
【0073】
表示領域DA4には、商品コードとして「01023045607890」が表示されている。「01023045607890」は、帳票生成部332によって分割された上で入力領域IA4に入力された文字情報である。
表示領域DA5には、JANコードとして「4912345678910」が表示されている。「4912345678910」は、帳票生成部332によって分割された上で入力領域IA5に入力された文字情報である。
表示領域DA6には、ITFコードとして「0104912345678910」が表示されている。「0104912345678910」は、帳票生成部332によって分割された上で入力領域IA6に入力された文字情報である。
【0074】
表示領域DA7には、発売年月日(年)として「21」が表示されている。「21」は、帳票生成部332によってそのまま入力領域IA7に入力された文字情報である。
表示領域DA8には、発売年月日(月)として「12」が表示されている。「12」は、帳票生成部332によってそのまま入力領域IA8に入力された文字情報である。
表示領域DA9には、発売年月日(日)として「23」が表示されている。「23」は、帳票生成部332によってそのまま入力領域IA9に入力された文字情報である。
表示領域DA10には、希望小売価格として「300」が表示されている。「300」は、帳票生成部332によってそのまま入力領域IA10に入力された文字情報である。
表示領域DA11には、賞味期限として「5」が表示されている。「5」は、帳票生成部332によってそのまま入力領域IA11に入力された文字情報である。
表示領域DA12には、商品サイズ(縦)として「10」が表示されている。「10」は、帳票生成部332によってそのまま入力領域IA12に入力された文字情報である。
表示領域DA13には、商品サイズ(横)として「100」が表示されている。「100」は、帳票生成部332によってそのまま入力領域IA13に入力された文字情報である。
表示領域DA14には、商品サイズ(高さ)として「150」が表示されている。「150」は、帳票生成部332によってそのまま入力領域IA14に入力された文字情報である。
表示領域DA15には、内容量として「200」が表示されている。「200」は、帳票生成部332によってそのまま入力領域IA15に入力された文字情報である。
【0075】
表示領域DA16には、商品コメントとして「人気のクッキーに塩カラメル味のラインナップを追加しました。塩とカラメルの意外な取り合わせをお楽しみください。」が表示されている。「人気のクッキーに塩カラメル味のラインナップを追加しました。塩とカラメルの意外な取り合わせをお楽しみください。」は、帳票生成部332によってそのまま入力領域IA16に入力された文字情報である。
表示領域DA17には、メーカー情報として「AAA株式会社 〒123-4567 東京都BB区CC8丁目9番 TEL:03-1234-5678」が表示されている。「AAA株式会社 〒123-4567 東京都BB区CC8丁目9番 TEL:03-1234-5678」は、帳票生成部332によって、「AAA株式会社」の後と、「〒123-4567」の後と、「東京都BB区CC8丁目9番」の後とで改行された上で入力領域IA17に入力された文字情報である。
表示領域DA18には、備考として何も表示されていない。これは、帳票生成部332によって入力領域IA18に何も入力されなかったためである。
【0076】
(3-3)出力制御部333
出力制御部333は、各種の出力を制御する機能を有する。例えば、出力制御部333は、帳票生成部332によって生成された帳票をユーザ端末10へ出力する。具体的に、出力制御部333は、通信部310を介して、帳票をユーザ端末10へ送信する。
【0077】
<3.処理の流れ>
以上、本実施形態に係る帳票生成サーバ30の機能構成について説明した。続いて、図11から図16を参照して、本実施形態に係る処理の流れについて説明する。
【0078】
(1)処理の流れ
まず、図11を参照して、本実施形態に係る処理の流れについて説明する。図11は、本実施形態に係る処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【0079】
図11に示すように、まず、ユーザは、ユーザ端末10を操作して、予め用意した商品情報フォーマットと帳票テンプレートを管理者端末20へ送信する(ステップS101)。
管理者は、管理者端末20を操作して、ユーザから送られてきた商品情報フォーマットと帳票テンプレートに基づき設定情報を作成する(ステップS102)。
管理者は、管理者端末20を操作して、帳票テンプレートと設定情報を帳票生成サーバ30へ送信する(ステップS103)。
帳票生成サーバ30は、通信部310が管理者端末20から受信した帳票テンプレートと設定情報を記憶部320に書き込んで記憶する(ステップS104)。
ステップS101からステップS104は、帳票生成サーバ30にて帳票を生成するための事前準備にあたる処理である。
【0080】
事前準備後、ユーザは、ユーザ端末10を操作して、予め用意した商品情報を帳票生成サーバ30へ送信する(ステップS201)。
帳票生成サーバ30の帳票生成部332は、通信部310がユーザ端末10から受信した商品情報に基づき、帳票生成処理を行う(ステップS202)。なお、帳票生成処理の詳細については後述する。
帳票生成処理後、ユーザは、ユーザ端末10を操作して、帳票をダウンロードするためのリクエストを帳票生成サーバ30へ送信する(ステップS203)。
帳票生成サーバ30の出力制御部333は、ユーザにリクエストされた帳票をユーザ端末10へ送信する(ステップS204)。
そして、ユーザ端末10は、帳票生成サーバ30から受信した帳票を出力する(ステップS205)。
【0081】
(2)帳票生成処理
次に、図12を参照して、本実施形態に係る帳票生成処理の流れについて説明する。図12は、本実施形態に係る帳票生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0082】
図12に示すように、まず、帳票生成サーバ30の取得部331は、通信部310がユーザ端末10から受信した商品情報を取得する(ステップS301)。
次いで、帳票生成サーバ30は、開始処理を行う(ステップS302)。開始処理は、取得部331や帳票生成部332によって、初期処理、帳票ジョブIDの確認、ジョブステータスの更新、記憶部320に記憶されている帳票テンプレートや設定情報の取得などが行われる。
次いで、帳票生成部332は、文字加工処理を行う(ステップS303)。なお、文字加工処理の詳細については後述する。
次いで、帳票生成部332は、入力処理を行う(ステップS304)。なお、入力処理の詳細については後述する。
次いで、帳票生成部332は、帳票登録処理を行う(ステップS305)。具体的に、帳票生成部332は、生成した帳票を記憶部320に書き込んで記憶させる。
そして、帳票生成部332は、エラー処理を行う(ステップS306)。例えば、帳票生成処理にてエラーが発生した場合、エラー情報(例えばログ)を書き出して、記憶部320に書き込んで記憶させる。エラー処理後、帳票生成部332は、帳票生成処理を終了する。
【0083】
(3)文字加工処理
次に、図13を参照して、本実施形態に係る文字加工処理の流れについて説明する。図13は、本実施形態に係る文字加工処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0084】
図13に示すように、まず、帳票生成部332は、商品情報から加工する文字情報を取得する(ステップS401)。
次いで、帳票生成部332は、開始処理にて取得部331によって取得された文字加工設定情報と入力設定情報を取得する(ステップS402)。
次いで、帳票生成部332は、ステップS404からステップS406の処理を、商品情報に含まれる商品の数だけ繰り返す(ステップS403)。
ステップS404からステップS406の処理では、帳票生成部332は、ステップS405とステップS406の処理を文字加工設定情報の項目の数だけ繰り返す(ステップS404)。
具体的に、まず、帳票生成部332は、入力設定情報に基づき、文字情報から入力対象となる文字情報をさらに抽出する(ステップS405)。
次いで、帳票生成部332は、文字加工設定情報に基づき、入力対象の文字情報を加工して加工文字情報を生成する(ステップS406)。
加工文字情報の生成後、帳票生成部332は、処理をステップS404へ戻し、次の文字加工設定情報の項目についてステップS405とステップS406の処理を行う。
【0085】
1つの商品について文字加工設定情報の全ての項目に対してステップS405とステップS406の処理が終了した場合、帳票生成部332は、処理をステップS403へ戻し、次の商品についてステップS404からステップS406の処理を行う。全ての商品についてステップS404からステップS406の処理が終了した場合、帳票生成部332は、処理をステップS407へ進める。
【0086】
処理がステップS407へ進んだ場合、帳票生成部332は、加工文字情報を登録する(ステップS407)。例えば、帳票生成部332は、ステップS403からステップS406の処理にて生成した加工文字情報を記憶部320に書き込んで記憶させる。登録後、帳票生成部332は、文字加工処理を終了する。
【0087】
(4)入力処理
次に、図14を参照して、本実施形態に係る入力処理の流れについて説明する。図14は、本実施形態に係る入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0088】
図14に示すように、まず、帳票生成部332は、加工文字情報を取得する(ステップS501)。
次いで、帳票生成部332は、商品画像の取得処理を行う(ステップS502)。例えば、帳票生成部332は、商品情報に商品画像が含まれる場合は商品画像を入力対象として取得する。
次いで、帳票生成部332は、開始処理にて取得部331によって取得された帳票テンプレートを取得する(ステップS503)。
次いで、帳票生成部332は、開始処理にて取得部331によって取得された入力設定情報を取得する(ステップS504)。
次いで、帳票生成部332は、帳票テンプレートの複製処理を行う(ステップS505)。具体的に、帳票生成部332は、入力設定情報に含まれる入力上限数情報に基づき、必要に応じて帳票テンプレート又はシートの複製を行う。
【0089】
次いで、帳票生成部332は、ステップS507からステップS512の処理を、商品情報に含まれる商品の数だけ繰り返す(ステップS506)。
ステップS507からステップS512の処理では、帳票生成部332は、ステップS508からステップS512の処理を入力対象の数だけ繰り返す(ステップS507)。
【0090】
具体的に、まず、帳票生成部332は、1つの入力対象について入力領域を指定する(ステップS508)。具体的に、帳票生成部332は、入力設定情報に含まれるシート指定情報及び入力領域指定情報に基づき、入力対象の入力領域を指定する。
次いで、帳票生成部332は、入力対象が商品画像であるか否かを確認する(ステップS509)。入力対象が商品画像である場合(ステップS509/YES)、帳票生成部332は、処理をステップS510へ進める。一方、入力対象が商品画像でない場合(ステップS509/NO)、帳票生成部332は、処理をステップS512へ進める。
【0091】
処理がステップS510へ進んだ場合、帳票生成部332は、商品画像があるか否かを確認する(ステップS510)。商品画像がある場合(ステップS510/YES)、帳票生成部332は、処理をステップS511へ進める。一方、商品画像がない場合(ステップS510/NO)、帳票生成部332は、処理をステップS507へ戻し、次の入力対象についてステップS508からステップS512の処理を行う。なお、ステップS502にて商品画像が取得された場合は処理がステップS511へ進み、商品画像が取得されなかった場合は処理がステップS507へ戻る。
【0092】
処理がステップS511へ進んだ場合、帳票生成部332は、商品画像入力処理を行う(ステップS511)。なお、商品画像入力処理の詳細については後述する。商品画像入力処理後、帳票生成部332は、処理をステップS507へ戻し、次の入力対象についてステップS508からステップS512の処理を行う。
【0093】
処理がステップS512へ進んだ場合、帳票生成部332は、加工文字情報入力処理を行う(ステップS512)。なお、加工文字情報入力処理の詳細については後述する。加工文字情報入力処理後、帳票生成部332は、処理をステップS507へ戻し、次の入力対象についてステップS508からステップS512の処理を行う。
【0094】
1つの商品について全ての入力対象に対してステップS508からステップS512の処理が終了した場合、帳票生成部332は、処理をステップS506へ戻し、次の商品についてステップS507からステップS512の処理を行う。全ての商品についてステップS507からステップS512の処理が終了した場合、帳票生成部332は、入力処理を終了する。
【0095】
(5)商品画像入力処理
次に、図15を参照して、本実施形態に係る商品画像入力処理の流れについて説明する。図15は、本実施形態に係る商品画像入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0096】
図15に示すように、まず、帳票生成部332は、入力領域のサイズ情報を取得する(ステップS601)。
次いで、帳票生成部332は、入力領域のサイズ情報に基づき、入力領域の縦横比を算出する(ステップS602)。
次いで、帳票生成部332は、商品画像のサイズ情報を取得する(ステップS603)。
次いで、帳票生成部332は、商品画像のサイズ情報に基づき、商品画像の縦横比を算出する(ステップS604)。
【0097】
次いで、帳票生成部332は、商品画像が入力領域に収まるか否かを確認する(ステップS605)。商品画像が入力領域に収まる場合(ステップS605/YES)、帳票生成部332は、処理をステップS607へ進める。一方、商品画像が入力領域に収まらない場合(ステップS605/NO)、帳票生成部332は、処理をステップS606へ進める。
【0098】
処理がステップS606へ進んだ場合、帳票生成部332は、商品画像のサイズを縮小する(ステップS606)。縮小後、帳票生成部332は、処理をステップS607へ進める。
【0099】
処理がステップS607へ進んだ場合、帳票生成部332は、商品画像の中心と入力領域の中心を各サイズ情報に基づき算出する(ステップS607)。
そして、帳票生成部332は、商品画像の中心と入力領域の中心とが重なるように、商品画像を入力領域に配置し(ステップS608)、商品画像入力処理を終了する。
【0100】
(6)加工文字情報入力処理
次に、図16を参照して、本実施形態に係る加工文字情報入力処理の流れについて説明する。図16は、本実施形態に係る加工文字情報入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0101】
図16に示すように、まず、帳票生成部332は、入力領域に計算式が設定されているか否かを確認する(ステップS701)。計算式が設定されていない場合(ステップS701/NO)、帳票生成部332は、処理をステップS702へ進める。計算式が設定されている場合(ステップS701/YES)、帳票生成部332は、処理をステップS706へ進める。
【0102】
処理がステップS702へ進んだ場合、帳票生成部332は、入力対象が文字又は数値のどちらであるかを確認する(ステップS702)。入力対象が文字である場合、帳票生成部332は、処理をステップS703へ進める。一方、入力対象が数値である場合、帳票生成部332は、処理をステップS706へ進める。
【0103】
処理がステップS703へ進んだ場合、帳票生成部332は、共有文字列領域に入力対象と同じ値が存在するか否かを確認する。存在しない場合(ステップS703/NO)、帳票生成部332は、処理をステップS704へ進める。一方、存在する場合(ステップS703/YES)、帳票生成部332は、処理をステップS705へ進める。
処理がステップS704へ進んだ場合、帳票生成部332は、入力対象を共有文字列領域へ入力する(ステップS704)。入力後、帳票生成部332は、処理をステップS705へ進める。
処理がステップS705へ進んだ場合、帳票生成部332は、共有文字列領域への参照値を入力領域へ入力し(ステップS705)、加工文字情報入力処理を終了する。
【0104】
処理がステップS706へ進んだ場合、帳票生成部332は、入力対象を入力領域へ入力し(ステップS706)、加工文字情報入力処理を終了する。
【0105】
以上説明したように、本実施形態に係る帳票生成サーバ30は、記憶部320と、取得部331と、帳票生成部332とを備える。
記憶部320は、帳票の生成対象である対象物に関する情報を示す対象物情報のうち帳票に表示される情報の項目と帳票のテンプレートにおいて項目の情報が入力される入力領域とを対応付けた設定情報と、入力領域を含むテンプレートを示すテンプレート情報とを記憶する。
取得部331は、少なくとも1つの対象物に関する情報を含む対象物情報を取得する。
帳票生成部332は、設定情報に基づき、取得された対象物情報のうち帳票に表示される情報をテンプレートの入力領域に入力して帳票を生成する。
【0106】
かかる構成により、ユーザは、商品提案書などの帳票を手作業で作成する必要がなくなる。これにより、流通業者ごとに異なるテンプレートが存在する場合に同一のデータをテンプレートごとに入力する作業や、入力するデータが複数ある場合にデータの数だけ繰り返し入力する作業を行う必要がなくなり、ユーザの作業時間を大幅に削減することができる。また、ユーザが入力を手作業で行わなくなることにより、入力ミスの発生を低減することもできる。さらに、入力ミスが低減することで入力ミスに対する修正作業にかかる時間も削減することができる。
【0107】
よって、本実施形態に係る帳票生成サーバ30は、帳票作成にかかるユーザの負担を軽減することを可能とする。
【0108】
<4.変形例>
以上、本発明の実施形態について説明した。続いて、本発明の実施形態の変形例について説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本発明の実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本発明の実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本発明の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本発明の実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
【0109】
上述の実施形態では、帳票が商品提案書である例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、帳票は、POP(Point of purchase advertising)やメニュー表などであってもよい。
【0110】
また、上述の実施形態では、管理者が帳票の設定(設定情報の作成)を行う例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、ユーザが帳票の設定を行うことが可能であってもよい。この場合、帳票生成サーバ30は、Webアプリを介して、帳票テンプレートや商品情報フォーマットをアップロードする画面、帳票の設定を検索する画面、帳票の設定を行う画面(設定画面や加工設定画面)などを、管理者端末20と同様にユーザ端末10に表示する。これにより、ユーザは、ユーザ端末10でWebアプリを利用することで、管理者と同様に帳票テンプレートのアップロードや帳票の設定(設定情報の作成)などを行うことができる。
管理者が帳票の設定を行った場合、ユーザに設定内容を確認してもらう必要がある。ユーザの想定とは異なる設定(例えば入力する値や入力先が異なるなど)であった場合、ユーザは、管理者に修正箇所を伝えて再度帳票の設定をするよう修正依頼を行う必要がある。ユーザによる確認と修正依頼は複数回発生する可能性が高く、確認と修正依頼を行うユーザと、修正依頼に対応する管理者の双方に負担がかかってしまう。
また、既存の帳票の設定に変更を加える必要が生じた場合、ユーザは、管理者へ変更箇所を正確に伝えるための労力がかかり、変更が完了するまでにタイムラグも発生してしまう。例えば、提出先の意向による帳票テンプレートの変更やユーザの商品情報の変更などによって、既存の帳票の設定に変更を加える必要が生じる。
そこで、ユーザ自身が帳票の設定を行うことができるようにすることで、ユーザによる設定内容の確認と修正依頼の作業や、管理者による修正依頼への対応作業をなくすことができる。また、管理者が帳票の設定を行ってユーザが設定の内容を確認する場合であっても、ユーザは、帳票の設定に変更が必要であることが判明した際に管理者を介することなく自身で帳票の設定を変更することができる。そのため、ユーザによる修正依頼の作業や、管理者による修正依頼への対応作業をなくすことができる。
このように、ユーザ自身が帳票の設定を行うことができるようにすることで、ユーザと管理者との間でのやり取りを削減することができ、帳票の設定を変更するためにユーザと管理者にかかる負担を軽減することや、迅速かつ正確に帳票の設定を変更することができる。
【0111】
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、上述した実施形態における帳票生成サーバ30(帳票生成装置)の一部又は全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
【0112】
以上、図面を参照してこの発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
【符号の説明】
【0113】
1…帳票生成システム、10…ユーザ端末、20…管理者端末、30…帳票生成サーバ、40…商品情報フォーマット、50…帳票テンプレート、60…帳票、310…通信部、320…記憶部、330…制御部、331…取得部、332…帳票生成部、333…出力制御部、DA1~DA18…表示領域、IA1~IA18…入力領域、PI1,PI2…商品情報、IMG…商品画像、NW…ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16