(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023115785
(43)【公開日】2023-08-21
(54)【発明の名称】インクジェットプリンタ
(51)【国際特許分類】
B41J 2/01 20060101AFI20230814BHJP
【FI】
B41J2/01 303
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022018187
(22)【出願日】2022-02-08
(71)【出願人】
【識別番号】000116057
【氏名又は名称】ローランドディー.ジー.株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121500
【弁理士】
【氏名又は名称】後藤 高志
(74)【代理人】
【識別番号】100121186
【弁理士】
【氏名又は名称】山根 広昭
(74)【代理人】
【識別番号】100189887
【弁理士】
【氏名又は名称】古市 昭博
(74)【代理人】
【識別番号】100218084
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊光
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 広信
【テーマコード(参考)】
2C056
【Fターム(参考)】
2C056EA28
2C056FA10
2C056HA15
2C056HA37
(57)【要約】
【課題】インクヘッドをより効果的に冷却すること。
【解決手段】プリンタは、プラテンに載置された記録媒体にインクを吐出するインクヘッド70と、インクヘッド70を搭載したキャリッジ42と、を備える。キャリッジ42は、インクヘッド70が取り付けられる取付プレート43と、取付プレート43と共にインクヘッド70を収容する収容空間60を区画するキャリッジカバー45と、収容空間60内に設けられインクヘッド70に空気を送るファン55と、キャリッジカバー45に形成された吸気口48と、吸気口48に接続されたダクト50と、を備える。ダクト50は、収容空間60内に配置されると共にファン55に向けて開口した開口部52と、収容空間60の外部に連通した他の開口部53とを有する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体が載置される載置台と、
前記載置台に載置された前記記録媒体にインクを吐出するインクヘッドと、
前記インクヘッドを搭載したキャリッジと、を備え、
前記キャリッジは、
前記インクヘッドが取り付けられる取付プレートと、
前記取付プレートに取り付けられ、前記取付プレートと共に前記インクヘッドを収容する収容空間を区画するキャリッジカバーと、
前記収容空間内に設けられ、前記インクヘッドに空気を送るファンと、
前記キャリッジカバーに形成された吸気口と、
前記収容空間内に配置されると共に前記ファンに向けて開口した開口部と、前記収容空間の外部に連通した他の開口部とを有し、前記吸気口に接続されたダクトと、を備えている、インクジェットプリンタ。
【請求項2】
前記ダクトは、可撓性を有している、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
【請求項3】
前記吸気口は、前記キャリッジカバーの上面に形成され、
前記ダクトは、上下方向に伸びる、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
【請求項4】
前記開口部の少なくとも一部は、上面視で前記ファンと重なる、請求項3に記載のインクジェットプリンタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、インクを吐出するインクヘッドと、インクヘッドを搭載しかつ主走査方向に移動可能なキャリッジとを備え、インクジェット方式により記録媒体上に所定の印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。ここで、インクヘッドは使用により熱を発生する部材であるため、適切に動作させるために冷却する必要がある。例えば特許文献1には、インクヘッドを収容する筐体の内部に筐体の外部からファンによって空気を取り入れることで、インクヘッドを冷却する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、外部から取り入れた比較的温度の低い空気をインクヘッドに送るまでに、筐体の内部において低温の空気とインクヘッドから発生した熱とが混ざり合ってしまい、低温の空気をインクヘッドに送ることができないという問題がある。即ち、インクヘッドを十分に冷却することができないという問題が生じ得る。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、インクヘッドをより効果的に冷却することができるインクジェットプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るインクジェットプリンタは、記録媒体が載置される載置台と、前記載置台に載置された前記記録媒体にインクを吐出するインクヘッドと、前記インクヘッドを搭載したキャリッジと、を備えている。前記キャリッジは、前記インクヘッドが取り付けられる取付プレートと、前記取付プレートに取り付けられ前記取付プレートと共に前記インクヘッドを収容する収容空間を区画するキャリッジカバーと、前記収容空間内に設けられ前記インクヘッドに空気を送るファンと、前記キャリッジカバーに形成された吸気口と、前記吸気口に接続されたダクトと、を備えている。前記ダクトは、前記収容空間内に配置されると共に前記ファンに向けて開口した開口部と、前記収容空間の外部に連通した他の開口部とを有している。
【0007】
ここに開示するインクジェットプリンタによれば、インクヘッドを収容する収容空間には、インクヘッドに空気を送るファンが設けられている。ダクトは、ファンに向けて開口した開口部を備え、吸気口に接続されている。ファンは、ダクト内の空気をインクヘッドに送る。ダクト内を通過する空気は、収容空間から離隔されている。そのため、インクヘッドの熱によって収容空間の温度が上昇しても、ダクト内の空気の温度上昇は少ない。ここに開示するインクジェットプリンタによれば、ダクト内の温度の低い空気をファンによってインクヘッドに送ることができる。これにより、インクヘッドを効果的に冷却することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、インクヘッドをより効果的に冷却することができるインクジェットプリンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、一実施形態に係るインクジェットプリンタを示す正面図である。
【
図2】
図2は、一実施形態に係るインクヘッドユニットを示す上面図である。
【
図3】
図3は、一実施形態に係るインクヘッドユニットを示す正面図である。
【
図4】
図4は、一実施形態に係るキャリッジカバーに形成されたダクトを示す斜視図である。
【
図5】
図5は、一変形例に係るインクヘッドユニットを示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明に係るインクジェットプリンタ(以下、プリンタという。)の実施形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。
【0011】
図1は、本実施形態に係るプリンタ100の正面図である。以下の説明において、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、プリンタ100を正面から見たときの前、後、左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。図面中の符号Yは主走査方向を示し、図面中の符号X(
図2参照)は副走査方向を示している。本実施形態では、主走査方向Yは左右方向である。副走査方向Xは、前後方向であり、平面視において主走査方向Yと直交する方向である。ただし、これら方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ100の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。
【0012】
プリンタ100は、記録媒体5に対して印刷を行うものである。本実施形態では、記録媒体5はロール状の記録紙であり、いわゆる、ロール紙である。しかしながら、記録媒体5は、ロール状の記録紙に限定されない。例えば記録媒体5は、普通紙やインクジェット用印刷紙などの紙類以外に、ポリ塩化ビニルやポリエステルなどの樹脂製のシートやフィルム、板材、織布や不織布などの布帛、その他の媒体であってもよい。
【0013】
図1に示すように、プリンタ100は、プリンタ本体10と、プラテン13と、搬送機構20と、ガイドレール15と、ヘッド移動機構30と、インクヘッドユニット40と、を備えている。
【0014】
プリンタ本体10は、主走査方向Yに延びたケーシングを有している。プラテン13は、記録媒体5を支持する。プラテン13には、記録媒体5が載置され、プラテン13上において印刷が行われる。プラテン13は、主走査方向Yおよび副走査方向Xに広がったものである。プラテン13は、載置台の一例である。
【0015】
搬送機構20は、プラテン13に載置された記録媒体5を副走査方向Xに搬送する。搬送機構20の構成は特に限定されない。本実施形態では、搬送機構20は、ピンチローラ21と、グリットローラ22と、フィードモータ23とを備えている。ピンチローラ21は、プラテン13の上方かつガイドレール15の下方に配置され、記録媒体5を上から押さえ付ける部材である。グリットローラ22は、上部がプラテン13から上方に露出した状態で、プラテン13に設けられている。グリットローラ22は、ピンチローラ21と対向している。なお、ピンチローラ21およびグリットローラ22のそれぞれの設置位置および数は特に限定されない。
【0016】
ここでは、グリットローラ22には、フィードモータ23が接続されている。ピンチローラ21とグリットローラ22との間に記録媒体5が挟まれた状態で、フィードモータ23が駆動すると、グリットローラ22が回転する。これにより、記録媒体5は、副走査方向Xに搬送される。
【0017】
図1に示すように、ガイドレール15は、プラテン13の上方に配置されている。ガイドレール15は、プラテン13と平行に配置され、主走査方向Yに延びている。ガイドレール15には、インクヘッドユニット40の後述するキャリッジ42が係合している。キャリッジ42は、ガイドレール15に摺動可能に設けられている。
【0018】
図1に示すように、インクヘッドユニット40は、キャリッジ42と、インクヘッド70(
図2参照)とを有する。
図2に示すように、インクヘッド70は、キャリッジ42に搭載されている。インクヘッド70は、インクを吐出する部材である。インクヘッド70は、プラテン13に載置された記録媒体5にインクを吐出する。なお、インクヘッド70の数は特に限定されないが、本実施形態では、2つである。2つのインクヘッド70は、主走査方向Yに並んで配置されている。
【0019】
図1に示すように、ヘッド移動機構30は、インクヘッドユニット40(即ちキャリッジ42およびインクヘッド70)を主走査方向Yに移動させる機構である。本実施形態では、ヘッド移動機構30は、左側のプーリ31aと、右側のプーリ31bと、ベルト32と、キャリッジモータ33とを備えている。左側のプーリ31aは、ガイドレール15の左端部の近傍に設けられている。右側のプーリ31bは、ガイドレール15の右端部の近傍に設けられている。ベルト32は、例えば無端状であり、左側のプーリ31aと右側のプーリ31bとに巻き掛けられている。ベルト32には、キャリッジ42が取り付け固定されている。ただし、ヘッド移動機構30の構成は特に限定されない。
【0020】
図1に示すように、右側のプーリ31bには、キャリッジモータ33が接続されている。キャリッジモータ33が駆動することで、右側のプーリ31bが回転し、ベルト32が左側のプーリ31aと右側のプーリ31bとの間で走行する。このことで、キャリッジ42およびインクヘッド70は、ガイドレール15に沿って主走査方向Yに移動する。
【0021】
図1に示すように、キャリッジ42は、ボトムプレート43と、キャリッジカバー45と、吸気口48(
図3参照)と、ダクト50(
図4参照)と、ファン55(
図3参照)とを備えている。
【0022】
ボトムプレート43は、プラテン13と平行に配置される板状の部材である。
図3に示すように、ボトムプレート43には、インクヘッド70が取り付けられる。ボトムプレート43には、インクヘッド70が取り付けられる開口43Hが形成されており、インクヘッド70のノズル面70Nは開口43Hから露出する。
【0023】
図1に示すように、キャリッジカバー45はボトムプレート43に取り付けられる。キャリッジカバー45はボトムプレート43の上方に位置する。キャリッジカバー45は、ボトムプレート43と共にインクヘッド70を収容する収容空間60を区画する。収容空間60は、ボトムプレート43とキャリッジカバー45とによって囲われた空間である。
【0024】
ファン55は、収容空間60内に設けられ、インクヘッド70に空気を送る。ファン55は、インクヘッド70の上方に固定されている。ここでは、1つのインクヘッド70に対して1つのファン55が設けられている。ファン55は、例えば、軸流ファンである。ただし、ファン55の種類は、特に限定されない。
【0025】
図2に示すように、吸気口48は、キャリッジカバー45に形成されている。吸気口48は、収容空間60の外部の空気を取り入れる。ファン55が駆動されると、収容空間60の外部の空気(比較的温度の低い空気)は、
図3の矢印FLで示すように吸気口48を介して収容空間60に流れ込む。吸気口48は、例えば、上面視で矩形状に形成されている。なお、吸気口48の形状は、矩形状に限定されず、円形状や楕円形状等であってもよい。吸気口48は、上面視でファン55と重なる。本実施形態では、吸気口48はキャリッジカバー45の上面45Uに形成されているが、吸気口48はキャリッジカバー45のどの面に形成されていてもよい。
【0026】
図4に示すように、ダクト50は収容空間60に設けられている。なお、
図4では、ファン55およびインクヘッド70の図示を省略している。
図3に示すように、1つのインクヘッド70に対して1つのダクト50が設けられている。本実施形態では、2つのダクト50が収容空間60に設けられている。ダクト50は、吸気口48に接続され、吸気口48と連通している。ダクト50は、キャリッジカバー45と別体に形成されていてもよく、キャリッジカバー45と一体に形成されていてもよい。ダクト50は、収容空間60内に配置されると共にファン55に向けて開口した送風口52と、収容空間60の外部に連通した上端部53とを有する。上端部53は、ここでは、吸気口48に接続されている。ただし、上端部53は、吸気口48よりもキャリッジカバー45の外部に突出していてもよい。ファン55が駆動すると、ダクト50内の空気は、
図3の矢印FLで示すように送風口52を介して収容空間60に流れ込む。
図2に示すように、送風口の52少なくとも一部は、上面視でファン55と重なる。ここでは、送風口52の全体が上面視でファン55と重なる。
図3に示すように、本実施形態では、ダクト50の下端部(即ち送風口52)とファン55とは離隔して配置されているが、連結されていてもよい。送風口52の開口面積と吸気口48の開口面積は同じである。なお、送風口52の開口面積は吸気口48の開口面積より大きくてもよいし小さくてもよい。ダクト50は上下方向に延びる。ダクト50は、可撓性を有している。ダクト50は、例えば、蛇腹構造を有する。蛇腹構造により、ダクト50は、ファン55に対する相対的な位置を変更可能である。ダクト50は、例えばゴムのような伸縮性を有する材料を含むことにより、可撓性を有していてもよい。
【0027】
図3に示すように、ファン55は、ダクト50とインクヘッド70との間に設けられている。ファン55が駆動することによって、収容空間60の外部の空気が吸気口48からダクト50内に取り入れられ、ダクト50の送風口52からファン55を介してインクヘッド70に収容空間60の外部の空気が直接的に送られるように構成されている。即ち、ファン55は、収容空間60の外部の空気をダクト50を介してインクヘッド70に直接的に送ることで、インクヘッド70を冷却することができる。
【0028】
以上のように、本実施形態のプリンタ100によれば、インクヘッド70を収容する収容空間60には、インクヘッド70に空気を送るファン55が設けられている。ダクト50は、ファン55に向けて開口した送風口52を備え、吸気口48に接続されている。ファン55は、ダクト50内の空気をインクヘッド70に送る。ダクト50内を通過する空気は、収容空間60から離隔されている。そのため、インクヘッド70の熱によって収容空間60の温度が上昇しても、ダクト50内の空気の温度上昇は少ない。よって、本実施形態に係るプリンタ100によれば、ダクト50内の温度の低い空気をファン55によってインクヘッド70に送ることができ、インクヘッド70を効果的に冷却することができる。言い換えると、収容空間60の外部の空気をダクト50およびファン55によって、収容空間60内に配置されたインクヘッド70に直接的に送ることができる。これにより、インクヘッド70を適切な温度域で稼働することができるため、印刷品質を高度に保つことができる。また、収容空間60内に排気用のファンを設けなくてもインクヘッド70を十分に冷却することができるため、排気用のファンが不要となりキャリッジ42の軽量化およびコストの低減を実現することができる。
【0029】
本実施形態のプリンタ100では、ダクト50は、可撓性を有している。これにより、ダクト50の位置を容易に調整することができ、ファン55に向けてダクト50内の空気を効率よく送ることができる。吸気口48とファン55との位置関係は若干のばらつきを含み得るため、ダクト50の位置を調整することにより、このばらつきの影響を低減することもできる。
【0030】
本実施形態のプリンタ100では、吸気口48は、キャリッジカバー45の上面45Uに形成され、ダクト50は、上下方向に伸びる。よって、吸気口48から吸い込まれた空気は、ダクト50内を下方に向かって流れる。インクヘッド70によって暖められた空気はインクヘッド70の上方に滞留する傾向があるため、ダクト50内を下方に向かって流れ上方からインクヘッド70に吹き付ける空気によって、インクヘッド70によって暖められた空気を効率的に押し流すことができる。
【0031】
本実施形態のプリンタ100では、ダクト50は、収容空間60に連通する送風口52を有し、送風口52の少なくとも一部は、上面視でファン55と重なる。これにより、ファン55を介してダクト50内の空気を効率よくインクヘッド70に送ることができる。
【0032】
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
【0033】
図5は、一変形例に係るインクヘッドユニット40を示す正面図である。なお、以下の変形例の説明においても、上記した実施形態と同じ機能を奏する部材には、実施形態と共通の符号を使用する。
図5に示すように、本変形例では、ファン55は、インクヘッド70の側方に配置されている。収容空間60の外部の空気(比較的温度の低い空気)は、
図5の矢印FLで示すように吸気口48を介して収容空間60内に流れ込み、インクヘッド70を経由してファン55に吸い込まれる。本変形例では、インクヘッド70は、風の流れ方向に関して、ダクト50の送風口52とファン55との間(送風口52の下流であってファン55の上流)に配置されている。「ファン55がインクヘッド70に空気を送る」ことには、このように、ファン55に吸い込まれる空気がファン55の上流側に配置されたインクヘッド70に吹きつけることも含まれる。また、「ダクト50の送風口52がファン55に向けて開口する」ことには、このように、送風口52がファン55と正対するのではない場合も含まれる。「ダクトの送風口がファンに向けて開口する」とは、ファンが送風口よりも送風方向の前方に配置されており、ファンの吸引力によってダクト内の空気が引っ張られるような構成を広く意味する。
【0034】
インクヘッド70の冷却をより効果的に行うために、インクヘッド70とファン55との間には放熱板が設けられていてもよい。
【0035】
また、吸気口48からダクト50内により多くの空気を取り入れるために、吸気口48にファン55とは異なる空気取り入れ用のファンを設けてもよい。
【符号の説明】
【0036】
5 記録媒体
10 プリンタ本体
13 プラテン
15 ガイドレール
20 搬送機構
21 ピンチローラ
22 グリットローラ
23 フィードモータ
30 ヘッド移動機構
31a 左側のプーリ
31b 右側のプーリ
32 ベルト
33 キャリッジモータ
40 インクヘッドユニット
42 キャリッジ
43 ボトムプレート(取付プレート)
43H 開口
45 キャリッジカバー
45U 上面
48 吸気口
50 ダクト
52 送風口(開口部)
53 上端部(他の開口部)
55 ファン
60 収容空間
70 インクヘッド
70N ノズル面
100 プリンタ(インクジェットプリンタ)