(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023129458
(43)【公開日】2023-09-14
(54)【発明の名称】まつ毛エクステンションを収納するためのケースおよびその使用方法と製造方法
(51)【国際特許分類】
A45C 11/00 20060101AFI20230907BHJP
A41G 5/02 20060101ALI20230907BHJP
A45D 44/00 20060101ALI20230907BHJP
【FI】
A45C11/00 G
A41G5/02
A45D44/00 B
【審査請求】有
【請求項の数】22
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023112954
(22)【出願日】2023-07-10
(62)【分割の表示】P 2022000089の分割
【原出願日】2019-10-19
(31)【優先権主張番号】62/748,335
(32)【優先日】2018-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】518343176
【氏名又は名称】ラシファイ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Lashify, Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100128428
【弁理士】
【氏名又は名称】田巻 文孝
(72)【発明者】
【氏名】サハラ ロッティ
(57)【要約】
【課題】まつ毛エクステンションを収納するためのケースおよびその使用方法と製造方法を提供する。
【解決手段】アプリケーターは、凸状部が設置された第1の内側を有する円弧形の第1のクランプ先端を有する第1のアームと、凹状部が設置された第2の内側を有する円弧形の第2のクランプ先端を有する第2のアームとを含み、前記第1の内側は第2の内側に面し、第1のアームと第2のアームがデフォルト位置にある場合、凸状部と凹状部がお互いに分離し、第1のアームと第2のアームが把持位置である場合、凸状部と凹状部は緊密にはめ合う。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
蓋と、
ガスケットと、
蓋に連結され、蓋との間に窓が形成され、ガスケットが蓋との間に位置される本体と、を含み、
前記窓は、ガスケットがまつ毛エクステンションのベースまたは毛に弾性的に接触することで、ベースと複数の毛を有するまつ毛エクステンションを窓から突き出すように配置されることを特徴とするケース。
【請求項2】
前記蓋は、内側面を有し、前記ガスケットは、蓋の内側面に連結されることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項3】
前記蓋の外側面には目印が設置され、前記目印は方向指示印であることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項4】
前記まつ毛エクステンションは第1のまつ毛エクステンションであり、前記ベースは第1のベースであり、前記毛は複数の第1の毛であり、前記まつ毛エクステンションは、第2のベースと複数の第2の毛を有する第2のまつ毛エクステンションをさらに含み、前記第2の毛は前記第2のベースから延伸し、ガスケットが第2のベースまたは第2の毛を接触すると、第2の毛は前記窓から突き出されることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項5】
前記第1の毛と第2の毛は同じ平面に位置することを特徴とする請求項4に記載のケース。
【請求項6】
前記本体は、前記窓に通じる底板を有し、前記蓋が前記本体に連結されていないとき、前記底板は、前記ベースおよび毛を支持し、前記底板は傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項7】
前記底板は、外側に傾斜していることを特徴とする請求項6に記載のケース。
【請求項8】
前記本体は、前記窓に通じる底板を有し、前記蓋が前記本体に連結されていないとき、前記底板は、前記ベースおよび毛を支持し、前記底板は粗い部分を有することを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項9】
前記本体が前記蓋に連結されると、前記窓は、前記本体と前記蓋とによって形成される一組の窓の1つであることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項10】
前記蓋は、内側面を有し、前記内側面は、そこから延伸する壁を有し、前記ベースは、前記窓と前記壁との間に延伸し、前記ガスケットの少なくとも一部は、前記壁と前記窓との間に延伸することを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項11】
前記ガスケットは、弾性バンドであることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項12】
前記ガスケットは、弾性を有することを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項13】
前記ガスケットは、連続的であることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項14】
前記蓋は、内側面を有し、前記内側面は、そこから延伸する壁を有し、前記ベースの少なくとも一部は、前記窓と前記壁との間に延伸し、前記ガスケットの少なくとも一部は、前記壁と前記窓との間に延伸し、前記ガスケットは閉合形状であるが、壁に取り付ける前は明確な形状にならず、壁に取り付けた後は壁の形状に対応するように明確な形状になることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項15】
前記蓋は、内側面を有し、前記内側面は、そこから延伸する壁を有し、前記ベースは、前記窓と前記壁との間に延伸し、前記ガスケットは、前記壁と前記窓との間に延伸し、前記ガスケットは壁の形状に対応するように壁に取り付ける前は明確な形状になっていることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項16】
前記蓋は、内側面を有し、前記内側面は、そこから延伸する壁を有し、前記ベースは、前記窓と前記壁との間に延伸し、前記ガスケットは、前記壁と前記窓との間に延伸し、前記壁への弾性摩擦力または前記壁への内部に向けた圧力により、前記ガスケットを元の位置に保持することを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項17】
前記蓋は、内側面を有し、前記内側面は、そこから延伸する壁を有し、前記ベースは、前記窓と前記壁との間に延伸し、前記ガスケットは、前記壁と前記窓との間に延伸し、前記ガスケットは、前記壁に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項18】
前記蓋は、お互いに離間され、ガスケットに沿って延伸する複数の突起を有し、前記本体が前記蓋に連結すると、少なくとも1つの前記突起は、前記ベースまたは毛に接合し、前記本体が前記蓋に連結すると、少なくとも1つの突起は、ガスケットと窓との間に位置することを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項19】
少なくとも1つの前記突起は、ガスケットが位置する領域に近接し、前記領域は、前記領域がまつ毛エクステンションに接触したとき、まつ毛エクステンションの移動を摩擦によって制限することを助けるように配置されることを特徴とする請求項18に記載のケース。
【請求項20】
ガスケットがベースまたは毛に弾性的に接触すると、前記毛が窓の外に突き出ることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項21】
前記ガスケットは、前記蓋および前記本体と分離していることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項22】
前記ガスケットは、1つの壁および複数のタブを含み、前記タブは、壁から放射状に伸びており、少なくとも1つのタブは、ベースまたは毛に接触していることを特徴とする請求項21に記載のケース。
【請求項23】
前記少なくとも1つのタブは、ベースまたは毛に接触する突起を有することを特徴とする請求項22に記載のケース。
【請求項24】
前記少なくとも1つのタブは、L字型で壁から伸びていることを特徴とする請求項23に記載のケース。
【請求項25】
まつ毛エクステンションを収納するためのケースの製造方法であって、
蓋を提供することと、
ガスケットを提供することと、
本体を提供することと、
本体と蓋が窓を形成するように、蓋を本体に連結させ、ガスケットを蓋または本体に連結し、ガスケットが蓋と本体との間に位置させることとを含み、
前記窓は、ガスケットがまつ毛エクステンションのベースまたは毛に弾性的に接触することにより、ベースと複数の毛を有するまつ毛エクステンションを窓から突き出すように配置されることを特徴とするケースの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
「関連出願の相互参照」
本出願は、2018年10月19日に提出された、米国仮出願番号US62/748335に対して優先権を主張する。本出願は、当該出願の全体が参照によりここに組み込まれる。
【0002】
本発明は、まつ毛エクステンションを収納するためのケースに関する。
【背景技術】
【0003】
まつ毛エクステンションは、ケースに収納できる。しかし、輸送過程において、まつ毛エクステンションがケースから取り外れて、まつ毛エクステンションの損傷または紛失を引き起こす可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
広義には、本発明は、まつ毛エクステンションを収納するための様々なケース、前記ケースの使用方法および製造方法を開示する。特に、これらのケースは、ガスケットまたは傾斜した底板を含み、まつ毛エクステンションが輸送中にケースからずれないようにすることを助けることができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施例において、ケースは、蓋と、ガスケットと、蓋に連結され、蓋との間に窓が形成され、且つガスケットが蓋との間に位置される本体とを含み、前記窓は、ガスケットがまつ毛エクステンションのベースまたは毛に弾性的に接触することで、ベースと複数の毛を有するまつ毛エクステンションが窓から突き出すように配置される。
【0006】
まつ毛エクステンションを収納するためのケースの製造方法の一実施例として、蓋を提供することと、ガスケットを提供することと、本体を提供することとを含んでもよい。本体と蓋が窓を形成するように、蓋を本体に連結することができる。ガスケットは蓋または本体に連結され、ガスケットは蓋と本体との間に位置することができる。ここで、窓は、ガスケットがまつ毛エクステンションのベースまたは毛に弾性的に接触することで、ベースと複数の毛を有するまつ毛エクステンションを窓から突き出すように配置されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の複数のまつ毛エクステンションを収納するためのケースの一実施例の模式図を示す。
【
図2】本発明の複数のまつ毛エクステンションを収納するためのケースの一実施例の模式図を示す。
【
図3】本発明の複数のまつ毛エクステンションを収納するためのケースの一実施例の模式図を示す。
【
図4】本発明の複数のまつ毛エクステンションを収納するためのケースの一実施例の模式図を示す。
【
図5】本発明の複数のまつ毛エクステンションを収納するためのケースの一実施例の模式図を示す。
【
図6】本発明の複数のまつ毛エクステンションを収納するためのケースの一実施例の模式図を示す。
【
図7】本発明の目印を有する蓋の一実施例の模式図を示す。
【
図8】本発明の蓋および本体の一実施例の模式図を示す。
【
図9】本発明のガスケットと傾斜した底板の一実施例の模式図を示す。
【
図10】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図11】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図12】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図13】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図14】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図15】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図16】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図17】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図18】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図19】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図20】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図21】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図22】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図23】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図24】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図25】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図26】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図27】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図28】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図29】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図30】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図31】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図32】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【
図33】本発明のケースの一実施例の模式図を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
総括すると、本発明は、まつ毛エクステンションを収納するための様々なケース、前記ケースの使用方法および製造方法を開示する。特に、これらのケースは、ガスケットまたは傾斜した底板を含み、まつ毛エクステンションが輸送中にケースからずれることを防ぐことに役立ち得る。
【0009】
図1~
図6は、本発明の複数のまつ毛エクステンションを収納するためのケースの一実施例の模式図を示す。
図7は、本発明の目印を有する蓋の一実施例の模式図を示す。
図8は、本発明の蓋と本体の一実施例の模式図を示す。
図9は、本発明のガスケットと傾斜した底板の一実施例の模式図を示す。具体的に、ケース100は、蓋102と本体、ケースまたはベース104を有する。
【0010】
蓋102は、プラスチックを含むが、金属、ゴム、木材、発泡体、または他のものなどの他の材料を含んでもよい。蓋102は、不透明であるが、透明または半透明であってもよい。蓋102は目の形であるが、開放形状でも閉合形状でもよく、対称でも非対称でもよい。例えば、円形、正方形、長方形、五角形、八角形、三角形、台形またはその他の多角形などの他の形状も可能である。蓋102は、本体に着座又は寄りかかり、蓋102を本体に接合、締結、インターロック、接着、磁化、シャックル、またはその他の方法で固定的に連結するように、蓋102と本体との間の連結は堅固である。
【0011】
蓋102は、外側面106を有し、当該外側面106は、ブランドマーク、方向指示印、まつ毛エクステンションのスタイルまたはサブスタイルまたは他のしるしなどの様々な目印108を載せることができる。目印108は、ペースト、圧印、刻印、エンボス、ホログラフィック、バーコード、QRコード(登録商標)、拡張現実のしるし、または他のタイプのしるしであるかどうかにかかわらず、英文字、数字および画像を含むことができる。例えば、キット、パッケージ、容器、封筒、ボックス、複合輸送容器またはシステムは、複数のまつ毛エクステンション110のスタイルを含むことができ、それぞれのスタイルはすべてケース100に独立に載せられることができ、ケース100の蓋102は、まつ毛エクステンション110のスタイルの目印108またはほかのしるし(例えば、B.12またはA.14またはC.10)を載せることができる。外側面106は、内向き中心凹部112を有するが、平坦な表面、または中心に位置しもしくは偏心したバンプ、または偏心した内向き凹部も可能である。内向き中心凹部112には、目印108を載せることができる。
【0012】
本体104は、プラスチックを含むが、金属、ゴム、木材、発泡体、または他のものなどの他の材料を含んでもよい。本体104は、半透明であるが、不透明または透明であってもよい。本体104は、蓋102を支持するように配置され、蓋102の連結は、接合、締結、インターロック、接着、磁化、シャックル、またはその他の方法などによって、堅固である。本体104の内部構造は、蓋102の内向き中心凹部112を収納することができる。
【0013】
本体104は、外部側壁114を有し、外部側壁114の外縁は、縦目形状であり、もちろん、開放形状でも閉合形状でもよく、対称でも非対称でもよい。例えば、円形、正方形、長方形、五角形、八角形、三角形、台形またはその他の多角形などの他の形状も可能である。外部側壁114は、複数の垂直隔板116を有し、複数の垂直隔板116は、複数の収納スロット118(例えば、窓枠)を形成し、前記収納スロット118は、例えば、まつ毛エクステンション110を1対1対応で収納するように構成されるが、他のタイプの対応も可能である。例えば、1つの収納スロット118は、少なくとも2つのまつ毛エクステンション110を収容することができ、ここで、1つのまつ毛エクステンション110は、他のまつ毛エクステンションの上に積み重ねられるか、任意の方向に並べて配置される。少なくとも1つの垂直隔板116は、内向きであろうか、外向きであろうかにかかわらず、水平または傾斜した頂面を有する。例えば、少なくとも1つの垂直隔板116は、正方形、長方形、楕円形、円弧形、三角形、ピラミッド形、ドーム形、くさび形、または他の形状であってもよい。
【0014】
各収納スロット118は、一対の垂直隔板116の間で延伸する底板120を有し、それによりU字型またはC字型またはV字型またはW字型の領域(例えば、少なくとも1つの垂直隔板116は、底板120との間で鋭角、鈍角、直角を形成することができる)を形成する。底板120は、上向きに内側壁126の外縁まで延伸し、内側壁126は、(例えば、鋭角、鈍角、直角で)内部中心底板124に接触し、内部中心底板124は、内向き中心凹部112の内向き突出部に面し、
図8に示したとおりである。内部中心底板124は、欠けてもよく、これにより内向き中心凹部112の内向き突出部が露出するようにすることに留意されたい。内側壁126の外縁は、縦目形状であり、
図5および
図8に示したとおりである。開放形状でも閉合形状でもよく、対称でも非対称でもよい。例えば、円形、正方形、長方形、五角形、八角形、三角形、台形またはその他の多角形などの他の形状も可能である。例えば、少なくとも1つの収納スロット118は、台形、正方形、または長方形の領域を有することができる。内側壁126の外縁は、構造的に延伸されて、外部側壁114の外縁を模倣する。内側壁126は、蓋102の内向き中心凹部112の突出した内部領域を限定する。内部領域は、液体、ゲル、粉末、物理的なアイテムまたは他のアイテムなどを収納するために使用されることができる。底板120は、摩擦増強または摩擦低減コーティング層でコーティングされてもされなくてもよい。例えば、摩擦増強コーティング層はゴムであってよい。例えば、摩擦低減コーティング層は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、シリコン、または他のものであり得る。
【0015】
底板120は、内側または外側にもかかわらず、外部側壁114に対して垂直または傾斜していてもよい(例えば、底板120は、外部側壁114に対して鋭角、鈍角、または直角を形成してもよい)。
図9に示したように、傾斜角は、約90度未満、約75度未満、約60度未満、約50度未満、約45度未満、約30度未満、約15度未満、約10度未満、約7度未満、約5度未満、約3度未満、または中間値を含むその他の値であってよい。例えば、底板120が外部側壁114に対して約30度または約30度未満の角度でケース100の中心に内向きに急傾斜している場合、そこに収納されたまつ毛エクステンション110を上方に支持するか、又は上方向きの傾斜角を形成することができ、使用中(例えば、輸送ケース)に脱落しにくくなる。
【0016】
底板120は、滑らかでも粗くてもよい。例えば、底板120は、ケース100の輸送などの使用中のまつ毛エクステンション110の移動を低減するために、テクスチャ(例えば、平行線、交差線)処理することができる。底板120は、内側または外側にかかわらず、ローレット(knurling)、シェーディング、スパイク、バンプ、または他の形態などの様々な方法でテクスチャリングすることができる。底板120は、溝が付けられていても、隆起していてもよい。例えば、底板120は、外部側壁114に向かって放射状にまたは非放射状に(例えば、太陽光のように)延伸される複数の縦方向の突起が形成されてもよい。例えば、底板120は、U字型、C字型、D字型、B字型、W字型、V字型、または任意の他の形状の突起を有する少なくとも2つの平行または非平行、直線または非直線、連続または不連続の突起を収容することができる。
【0017】
蓋102が本体104に配置される時、収納スロット118の体積は、等しくても等しくなくてもよく、逆も同様である。蓋102が本体104に配置される時、収納スロット118は、窓122と同じまたは異なる形状および/またはサイズ(例えば、異なる長さまたは高さ)を有することができる。収納スロット118が本体104のコーナー部に近づくにつれて、収納スロット118の体積、面積または窓122の形状は、縮小されてもされなくてもよい(例えば、中心に位置するまつ毛エクステンション110の長さ、幅、または厚さは、コーナー部の長さ、幅、または厚さとは異なる場合があり、またはまつ毛エクステンション110は、ユーザーによって混合および適合され得る)。収納スロット118は、同じサイズまたは同じ構造のまつ毛エクステンション110を収納してもよく、まつ毛エクステンション110は、同じスタイルであっても、同じスタイルを避けてもよい。収納スロット118は、異なるサイズまたは異なる構造のまつ毛エクステンション110を収納することができ、まつ毛エクステンションは、同じスタイルであっても、同じスタイルであることを避けてもよい。例えば、ケース100は、同じサイズまたは同じ構造のまつ毛エクステンション110(例えば、特定のまつ毛エクステンションスタイル、またはベースから延伸される同じ長さの毛、または同じ長さのベース、または各ベースまたは毛の厚さが同じ数の毛のクラスタ)を収納することができる。例えば、融合した毛の数は、約30から約40の間、または約30から35の間、または約31から33の間であり得る。
【0018】
蓋102が本体104に固定され、収納スロット118にまつ毛エクステンション110が収容されると、蓋102と本体104は、構造的にお互いに協働して、まつ毛エクステンション110に過度の圧力が加わることを回避する(例えば、まつ毛エクステンション110のカールを保護して、蓋102の下向きの圧力を最小限に抑える)が、まつ毛エクステンション110がケース100から落ちないように、構造は依然として互いに協働する必要がある。
【0019】
図8は、本発明によるケース100の一実施例を示し、この図は、開かれたケース100の模式図であり、ケース100は、互いに分離された蓋102および本体104を有する。蓋102は不透明であるが、透明または半透明であってもよい。本発明で説明されるように、蓋102は、内側面(例えば、底面)を有し、内側面は、内向き中心凹部112に対応する中心が外側に突出した領域128を有する。本発明で説明されるように、中心が外側に突出した領域128の中央には目印108が設置され、前記目印108は、ケース100に収納されたまつ毛エクステンションのスタイルに対応する。目印108はまた、非中心位置に配置されてもよいことに留意されたい。中心が外側に突出した領域128は、平坦または内向きの凹面などの非突出であってもよい。
【0020】
中心が外側に突出した領域128は、蓋102の内側(例えば、直角、鋭角、鈍角)から延伸された壁130(例えば、連続、不連続、中実、穿孔)によって囲まれている。壁130は、縦目形状であり、もちろん、開放形状でも閉合形状でもよく、対称でも非対称でもよい。例えば、円形、正方形、長方形、五角形、八角形、三角形、台形またはその他の多角形などの他の形状も可能である。
【0021】
壁130は、弾性バンド132によって囲まれていてもよいが、弾性、可撓性、変形可能、屈曲可能、または非剛性の部材も可能である。本発明で説明されるように、弾性バンド132は、まつ毛エクステンション110に対するガスケットとして機能することができる。弾性バンド132は、ゴム、発泡体、またはプラスチックを使用できるが、膨張式バルーン、あるいは流体(例えば、液体または気体)、または砂、粉末、またはビーズ/球体(例えば、剛性または可撓性または弾性など)または他の材料を収容した管状容器も使用できる。
【0022】
弾性バンド132は、壁130の周長に沿って縦方向に連続している。しかし、弾性バンド132は、互いに離間した、例えば不連続な複数の弾性ストリップであってもよい。弾性バンド132の形状は、任意の閉合形または開放形(例えば、O字型、C字型、U字型、V字型、J字型、D字型、目の形状、円形、正方形、三角形、五角形、六角形、八角形、多角形、対称、非対称、略楕円形(oval)、楕円形(ellipse)、卵形)であり得る。弾性バンド132は、一般に閉合形であるが、壁130に取り付けられる前は特定の形状を有していない(例えば、固定された方法に従って動的に変化する)。壁130に取り付けられた後、壁130の形状に対応する特定の形状に形成される。弾性バンド132は、壁130の形状に対応するように、壁130に取り付ける前に特定の形状に形成されてもよい。弾性摩擦力または壁130を内側に押すことにより、弾性バンド132を固定位置に保持することができる。弾性バンド132は、内側に連結または固定することができる(例えば、付着、接着、接合、フック、締結、インターロック、ブラケット)。弾性バンド132は、蓋102と視覚的に異なっていても異なることを避けてもよい(例えば、色、影、パターン)。
【0023】
蓋102の内側には、縦方向に互いに間隔を置いて配置され、弾性バンド132の周りに縦方向に延伸された複数の突起134が設置される。突起134は、蓋102の内側から外向きに延伸されたため、両者の間に複数の中空の収納部144(例えば、U字型、V字型、C字型)が形成される。しかし、蓋102の内側の2つの頂点では、前記突起134の間に一対のリフトスロット136またはオープンスペース(例えば、三角形、V字型、台形)が形成され、これにより、蓋102を本体104から取り外すことに役立ち、逆も同様である(例えば、分離力を印加するための1つのグリップ領域の形成)。突起134は、蓋102の内側(例えば、加圧成形、3Dプリント、鋳造、プレス加工、配線)と一体化され、同じ材料(例えば、プラスチック、ゴム、金属)を使用する。しかし、突起134は、蓋102の内側に連結されてもよい(例えば、接着、磁化、取り付け、インターロック、嵌合、結合)。
【0024】
各縦方向側の突起134の形状または体積は、互いに同じであっても異なっていてもよい。突起134の形状は、対称または非対称にかかわらず、ブロック形状(例えば、台形、直方体、コニカル、D字型)である。各縦方向側の突起134の体積または形状は変更されてもよい(例えば、コーナー部に近い突起134の体積または形状は、コーナー部から離れた突起134より小さい)。
【0025】
蓋102が本体104上に配置されるか、またはその逆であり、本体104の収納スロット118にまつ毛エクステンション110が収納されると、少なくとも1つの突起134は、まつ毛エクステンション110に面し、まつ毛エクステンション110に接触する外側面を有する。当該外側面は、弾性バンド132に近いラフ領域138と、弾性バンド132から離れたスムーズ領域140とを有する。ラフ領域138とスムーズ領域140は互いに隣接しているが、もちろん、ラフ領域138とスムーズ領域140は、中間領域によって分離されることもできる。ラフ領域138は、摩擦増強材料(例えば、ゴム、プラスチック、発泡体)でコーティングされるか、またはテクスチャ部分(例えば、平行線、交差線)を含み得る。ラフ領域138が収納スロット118中のまつ毛エクステンション110と接触しているとき、収納スロット118中のまつ毛エクステンション110の移動を制限するか、またはまつ毛エクステンション110が収納スロット118から取り外れることを防ぐのに役立つ。テクスチャ部分は、内側または外側にかかわらず、ローレット、シェーディング、スパイク、バンプ、または他の形態などの様々な方法でテクスチャリングすることができる。しかし、突起134のこの側面はまた、スムーズ領域140またはラフ領域138を欠いている場合があることに留意されたい。
【0026】
本体104は、蓋102の突出した領域128に面する内部中心底板124(例えば、平坦な、内側に凹んだ、外側に突出した)を含む。しかし、内部中心底板124を欠いていてもよい。内部中心底板124は不透明であるが、透明または半透明であってもよい。内部中心底板124は、複数の隔板116が内側壁126から径方向に延伸されて、複数のまつ毛エクステンション110を収納するための複数のスロット118を形成する。内側壁126は、一対の頂部隔板142(例えば、三角形、V字型、台形)を有し、頂部隔板142は、蓋102のリフトスロット136に対応し、逆も同様である。
【0027】
本発明で説明されるように、ケース100が閉じられると、本体104は、まつ毛エクステンション110を隔板116との間のスロット118に収納し、蓋102は、本体104に着座又は寄りかかり、蓋102と本体との間の連接は堅固である。この状態において、蓋102の内壁130は、本体104の内側壁126に同心的に接合する(例えば、本体104の内側壁126は、弾性バンド132と蓋102の内壁130との間に同心的に配置される)。本体の隔板116は、収納部144に収容される。リフトスロット136は、頂部隔板142に面する。突起134は、収納スロット118に面し、まつ毛エクステンション110に接触し、内側のラフ領域138とまつ毛エクステンション110の摩擦接合によって、同時にまつ毛エクステンション110が収納スロット118から脱落しないことを確保する。しかし、弾性バンド132は動的にまたは弾性的にまたは変形可能に(例えば、ガスケットまたは動的バリアのように)曲がるので、まつ毛エクステンション110に不適切な圧力を加えることを避ける必要があり、特にまつ毛エクステンション110が異なるスタイル(例えば、長さ、幅、厚さ、髪の毛の材料が異なる)である場合、または本体104の各縦方向側のまつ毛エクステンション110が同じスタイルでない場合(例えば、コーナー部に近づくまつ毛エクステンション110とコーナー部から離れたまつ毛エクステンション110が異なる場合)。まつ毛エクステンション110に過度の圧力を加えることを回避し、同時まつ毛エクステンション110が収納スロット118から落ちないことを確保するために、弾性バンド132は使用しなくてもよいが、蓋102の構造化は必要があることに留意されたい(例えば、蓋102とまつ毛エクステンション110との間に十分な隙間を残すために傾斜した底板120を設置)。例えば、一実施例において、まつ毛エクステンション110が収納スロット118から脱落することを防ぐのを助けるために、底板120に接着剤または摩擦コーティング層を設置することができる。もちろん、接着剤の量および種類は、まつ毛エクステンション110が収納スロット118から取り外されたときに、まつ毛エクステンション110が損傷されないようなものであり得る。
【0028】
ケース100は、金属、プラスチック、または他の何らかの材料(例えば、発泡体)から部分的または全体的に構成され得る。例えば、いくつかの実施例において、ケース100は、(例えば、美観および改善された洗浄性のための)滑らかな粉末コーティング層を有する(例えば、強度および耐久性のための)モールド金属本体を含む。他の実施例において、ケース100は、長期間(例えば、数ヶ月または数年)使用される代わりに、リサイクル可能(例えば、使い捨て)であるプラスチック本体を含む。当業者は、任意の適切な材料が使用され得ることを認識する。例えば、いくつかの実施例において、プラスチックはリサイクル可能であり、まつ毛エクステンションを個人のまつげに固定する前にまつげ融合に使用される接着剤の粘着性に抵抗できるため、望ましい場合がある。
【0029】
なお、ケース100の外面は、実質的に滑らかで連続的であり得る。したがって、これらの部品の外面には、ギャップ、隆起、または留め具が基本的にない場合があり、これらのギャップ、隆起、または留め具は、洗浄を困難にし、または誤ってまつげを捉えたりする場合がある。
【0030】
図10~
図33は、本発明のケースの実施例を示し、そのガスケットは、蓋および本体とは別個である。ケース200は、サイズおよび機能においてケース100と同様であるが、いくつかの著しい違いがある。具体的に、
図18、
図21~
図26、および
図29~
図33に示したように、ケース200は蓋102および本体104を有し、蓋102および本体104はガスケット202とは別個である。なお、
図12、
図17、
図20、
図25、
図28、および
図33に示したように、内部中心底板124は、側壁114から離間される。この構造はより少ない材料の使用に有利である。また、ガスケット202は、
図18、
図21~
図26、および
図29~
図33に示したように、本体104と協働するか、または逆も同様である。
【0031】
ガスケット202は、底板204、側壁206および複数のタブ208を有する。底板204は一体であるが、組み立てることができる(例えば、パズル、マッチング、インターロック、接着、磁化、固定)。側壁206は、一体であるが、組み立てることができる(例えば、パズル、マッチング、インターロック、接着、磁化、固定)。少なくとも1つのタブ208は一体であるが、組み立てることができる(例えば、パズル、マッチング、インターロック、接着、磁化、固定)。底板204、側壁206、および少なくとも1つのタブ208のうちの少なくとも1つは、プラスチック、金属、ゴム、発泡体、合金、木材、または他の材料を含む。タブ208は、本発明によってさらに提供されるように、まつ毛エクステンションをスロット118内に維持するために、可撓性または変形可能でなければならない。
【0032】
底板204は目の形であるが、開放形状または閉合形状、対称または非対称にもかかわらず、異なる形状(例えば、正方形、長方形、円形、楕円形、三角形、五角形、六角形、八角形、U字型、C字型、D字型)を有することができる。側壁206は底板204から延伸されて、内部キャビティ210を形成することができる。側壁206と底板204は一体であるが、組み立てることができる(例えば、固定、マッチング、インターロック、磁化)。側壁206は目の形であるが、開放形状または閉合形状、対称または非対称にもかかわらず、異なる形状(例えば、正方形、長方形、円形、楕円形、三角形、五角形、六角形、八角形、U字型、C字型、D字型)を有することができる。したがって、内部キャビティ210は目の形であるが、開放形状または閉合形状、対称または非対称にもかかわらず、異なる形状(例えば、正方形、長方形、円形、楕円形、三角形、五角形、六角形、八角形、U字型、C字型、D字型)を有することができる。底板204は、中央開口部212を有するが、中央開口部212を穿孔設置ことを回避することも可能である。中央開口部212は、円形であるが、開放形状または閉合形状、対称または非対称にもかかわらず、異なる形状(例えば、正方形、長方形、円形、楕円形、三角形、五角形、六角形、八角形、U字型、C字型、D字型)を有することができる。
【0033】
タブ208は、互いに離間しており、底板204または内部キャビティ210を超えることなく、側壁206から径方向に沿って、内部キャビティ210から外向きに延伸される。例えば、少なくとも1つのタブ208は、L字型で側壁206から延伸される。窓122を正面から見ると、タブ208が見える。タブ208は側壁206と一体であるが、組み立てることができる(例えば、固定、マッチング、インターロック、接着、磁化)。タブ208はV字型であるが、開放形状または閉合形状、対称または非対称にもかかわらず、異なる形状(例えば、I字型、L字型、U字型、C字型、W字型、M字型、D字型、S字型、J字型、Y字型、P字型)を有することができる。例えば、タブ208はV字型であるため、各タブ208は、各スロット118内の各まつ毛エクステンション110を弾性的に固定する中心頂点を有し、それにより各まつ毛エクステンション110を各スロット118に弾性的に接合することができる。
【0034】
図18、
図21~
図26および
図29~
図33に示したように、蓋102が本体104に連結され、まつ毛エクステンション110がスロット118内に配置され、壁130が中央開口部212の周りに設置された底板204に面し、接触し、または接合されると、ガスケット202は蓋102と本体104との間に挟まれ、同時に底板204は蓋102の突出した領域128と本体104の底板124との間に位置することができる。同様に、タブ208は、隔板116の間に形成されたスロット118内で底板120に延伸され、タブ208がスロット118内のまつ毛エクステンション110に弾性的に接合し、それによりまつ毛エクステンション110をスロット118内に弾性的に固定する。したがって、ユーザーがまつ毛エクステンション110を手動またはアプリケーターによってスロット118から取り外したい場合、まつ毛エクステンション110はタブ208によってスロット118に弾性的に固定されているので、ユーザーはタブ208から離れた方向(例えば、径方向、横方向)で、まつ毛エクステンション110をタブ208とスロット118の間から取り出すことができる。別の選択として、または同時に、ユーザーはタブ208を持ち上げてまつ毛エクステンション110の弾性を解放し、次にまつ毛エクステンションをタブ208から離れる方向(例えば、径方向、横方向)に引っ張って、まつ毛エクステンション110をスロット118からすべるようにして抜け出すことができる。一実施例において、蓋102は、ガスケット202に押し付けられてガスケット202を押し下げるように構成され、それにより、タブ208がタブ208と底板118との間に設置されたまつ毛エクステンション110に圧力を加えることができる。蓋102が持ち上げられているが、本体104から取り外されていない場合、ガスケット202への圧力が減少し、それにより、まつ毛エクステンション110に対するタブ208の圧力が減少する。
【0035】
タブ208はスロット118と1対1の対応関係で示されているが、これは変更することができる(例えば、単一のスロット118内に複数のタブ208を設置する)。なお、タブ208は互いに離間して複数のタブ208を形成するが、この構成は変更されてもよく、複数のスロット118は同じタブ208を共有してもよい(例えば、タブ208は互いに離間せず、単一のタブ208を形成する)。また、内向き中心凹部112は、中央開口部212および凸部214(例えば、対称軸、回転軸)と軸方向に位置合わせされてもよいことに留意されたい。
【0036】
本体104が1つの凸部214(例えば、突起、ポスト、ベース)を有する場合、凸部214は内部が中空または中実であってもよく、ガスケット202を凸部214に挿入することにより、ガスケット202と本体104とを緊密にはめ合うようにすることができる。凸部214はまた、
図18、
図21~
図26および
図29~
図33に示されたように、中央開口部212に延びることができる締結部を有することができ、または逆も同様である。しかし、逆の構造も可能である。ガスケット202は、1つの凸部216(例えば、ポスト、ベース、内部が中空または中実であり得る)を有し、本体104は、1つの中央開口部218を有する。同様に、ガスケット202を凸部216に挿入して、ガスケット202と本体104を緊密にはめ合うようにすることができる。
図18、
図21~
図26および
図29~
図33に示したように、凸部216は、中央開口部218に延びることができる締結部を有することもでき、または逆も同様である。中央開口部212または中央開口部218はまた、偏心していてもよいことに留意されたい。同様に、凸部214または凸部216は、偏心していてもよい。
【0037】
ガスケット202は、本体104内に密接に配置されても、または密接に配置されなくてもよい。
図18、
図21~
図26、および
図29~
図33に示したように、側壁206には、複数の連結部220が設置される。同様に、連結部220が凸部(例えば、突起、ポスト、ベース)である場合、内側壁126の内側は、連結部220に密接に嵌合できる複数の凹部222(例えば、窪み、開口部)を有する。逆に、連結部220が凹部(例えば、窪み、開口部)である場合、内側壁126の内側は、連結部220に密接に嵌合できる複数の凸部(例えば、突起、ポスト、ベース)を有する。したがって、ガスケット202が本体104内に密接することを可能にする。例えば、ガスケット202は、本体104にスナップ留めすることができ、逆も同様である。しかし、連結部220が存在しない場合、ガスケット202は、本体104内に密接(例えば、自由に)に配置されない場合がある。なお、本体104およびガスケット202の形状により、ガスケット202は依然として本体104内に密接することができることに留意されたい。例えば、ガスケット202と本体104は目の形状であるため、ガスケット202は依然として密接した状態を維持することができ、本体104内で回転することができない。ガスケット202が本体104から取り外された場合にのみ、ガスケット202を回転させ、その後、本体104に挿入して戻すことができる。複数の連結部220を互いに離間させてもよいし、連結部220を離間させずに単一の連結部220を形成してもよい。一実施例において、ガスケット202は、ケースが2つまたは実際には2つの構成要素(すなわち、本体104および蓋102/ガスケット202)から構成されるように、蓋102の一部であるか、蓋102に連結され得る。
【0038】
まつ毛エクステンションを収納するためのケースの製造方法の一実施例として、蓋を提供することと、ガスケットを提供することと、本体を提供することとを含むことができる。本体と蓋が窓を形成するように、蓋を本体に連結することができる。ガスケットを蓋または本体に連結し、ガスケットが蓋と本体との間に位置することができる。窓は、ガスケットがまつ毛エクステンションのベースまたは毛に弾性的に接触する時、ベースと複数の毛を有するまつ毛エクステンションを窓から突き出すように配置されることができる。
【0039】
本発明の
図1~
図33の説明によれば、本発明のいくつかの実施例が示されている。しかし、本発明は、多くの異なる形態で具体化することができ、本発明で開示された実施例に必ずしも限定されると解釈されるべきではない。逆に、これらの実施例を提供することにより、本発明の開示を完全かつ完全にすることができ、本発明に開示された様々な概念を当業者に完全に伝えることができる。
【0040】
本発明で使用される用語「約」および/または「基本的に」は、公称値/用語からの±10%の変化を指す。そのような変更が具体的に言及されているかどうかに関係なく、そのような変更は、本発明によって指定される任意の所与の値/用語に常に含まれる。
【0041】
本発明は好ましい実施例を詳細に説明し記載したが、当業者は本発明の開示から逸脱することなく様々な修正、追加、置換などを行うことができ、したがって、特許請求の範囲に記載されているように、これらは本開示の範囲内であると見なされる。
【手続補正書】
【提出日】2023-07-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
まつ毛エクステンションを収納するためのケースであって、
本体を備え、
前記本体は、
第1の外部側壁と、
前記本体に凹状に形成されると共に前記第1の外部側壁から内方に延びる第1の複数のスロットと、を有し、
前記ケースは、さらに、固定位置で前記本体に固定され、前記第1の複数のスロット内で第1の複数のまつ毛エクステンションを解放可能に保持するよう構成された蓋を備える、ことを特徴とするケース。
【請求項2】
前記本体は、さらに、前記第1の複数のスロットを形成する第1の複数の垂直隔板を備える、請求項1に記載のケース。
【請求項3】
前記固定位置において、前記蓋と前記第1の複数のスロットは、前記ケースの外面に第1の複数の窓を形成するように構成される、請求項1に記載のケース。
【請求項4】
前記蓋は、第1の複数の突起を含み、前記固定位置において、前記蓋の前記第1の複数の突起は、前記第1の複数のまつ毛エクステンションを前記第1の複数のスロット内に解放可能に保持するように構成される、請求項1に記載のケース。
【請求項5】
前記固定位置において、前記蓋の前記第1の複数の突起は、前記第1の複数のスロットのそれぞれのスロット内で延びる、請求項4に記載のケース。
【請求項6】
前記第1の複数の突起の各々は、ラフ部分を有する、請求項4に記載のケース。
【請求項7】
前記本体は、さらに、前記第1の外部側壁の反対側の第2の外部側壁を備え、前記第1の外部側壁は第1の湾曲面を有し、前記第2の外部側壁は第2の湾曲面を有し、
さらに、前記第2の外部側壁の内方に延びる第2の複数のスロットを備え、前記第1の複数のスロットの各々は、前記第1の湾曲面から内方に延びる第1の底板を含み、前記第2の複数のスロットの各々は、それぞれの前記湾曲面から内方に延びる第2の底板を有し、
前記固定位置において、前記蓋が、前記第2の複数のスロット内で第2の複数のまつげエクステンションを解放可能に保持するように構成される、請求項2に記載のケース。
【請求項8】
前記本体は、さらに、前記第2の複数のスロットを形成する第2の複数の垂直隔板を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項9】
前記第1の複数のスロットの前記第1の複数の底板の各々は、前記第1の複数の垂直隔板のそれぞれ隣接する対の間に配置され、
前記第2の複数のスロットの前記第2の複数の底板の各々は、前記第2の複数の垂直隔板のそれぞれ隣接する対の間に配置されている、請求項8に記載のケース。
【請求項10】
前記第1の複数のスロットおよび前記第2の複数のスロットは、まつ毛エクステンションの少なくとも一部分がそれぞれのスロット内で延びるよう構成される、請求項7に記載のケース。
【請求項11】
前記第1の複数のスロットおよび前記第2の複数のスロットは、まつ毛エクステンションの全体がそれぞれの収納スロット内で延びるよう構成される、請求項10に記載のケース。
【請求項12】
まつ毛エクステンションを収納するためのケースの製造方法であって、
本体を形成するステップを有し、
前記本体は、
第1の外部側壁と、
前記本体に凹状に形成されると共に前記第1の外部側壁から内方に延びる第1の複数のスロットと、を有し、
さらに、固定位置で前記本体に固定され、前記第1の複数のスロット内で第1の複数のまつ毛エクステンションを解放可能に保持するよう構成された蓋を形成するステップと、備える、ことを特徴とするケースの製造方法。
【請求項13】
前記本体は、さらに、前記第1の複数のスロットを形成する第1の複数の垂直隔板を備える、請求項12に記載のケースの製造方法。
【請求項14】
前記固定位置において、前記蓋と前記第1の複数のスロットは、前記ケースの外面に第1の複数の窓を形成するように構成される、請求項12に記載のケースの製造方法。
【請求項15】
前記蓋は、第1の複数の突起を含み、前記固定位置において、前記蓋の前記第1の複数の突起は、前記第1の複数のまつ毛エクステンションを前記第1の複数のスロット内に解放可能に保持するように構成される、請求項12に記載のケースの製造方法。
【請求項16】
前記固定位置において、前記蓋の前記第1の複数の突起は、前記第1の複数のスロットのそれぞれのスロット内で延びる、請求項15に記載のケースの製造方法。
【請求項17】
前記第1の複数の突起の各々は、ラフ部分を有する、請求項15に記載のケースの製造方法。
【請求項18】
前記本体は、さらに、前記第1の外部側壁の反対側の第2の外部側壁を備え、前記第1の外部側壁は第1の湾曲面を有し、前記第2の外部側壁は第2の湾曲面を有し、
さらに、前記第2の外部側壁の内方に延びる第2の複数のスロットを備え、前記第1の複数のスロットの各々は、前記第1の湾曲面から内方に延びる第1の底板を含み、前記第2の複数のスロットの各々は、それぞれの前記湾曲面から内方に延びる第2の底板を有し、
前記固定位置において、前記蓋が、前記第2の複数のスロット内で第2の複数のまつげエクステンションを解放可能に保持するように構成される、請求項13に記載のケースの製造方法。
【請求項19】
前記本体は、さらに、前記第2の複数のスロットを形成する第2の複数の垂直隔板を備える、請求項18に記載のケースの製造方法。
【請求項20】
前記第1の複数のスロットの前記第1の複数の底板の各々は、前記第1の複数の垂直隔板のそれぞれ隣接する対の間に配置され、
前記第2の複数のスロットの前記第2の複数の底板の各々は、前記第2の複数の垂直隔板のそれぞれ隣接する対の間に配置されている、請求項19に記載のケース。
【請求項21】
前記第1の複数のスロットおよび前記第2の複数のスロットは、まつ毛エクステンションの少なくとも一部分がそれぞれのスロット内で延びるよう構成される、請求項18に記載のケース。
【請求項22】
前記第1の複数のスロットおよび前記第2の複数のスロットは、まつ毛エクステンションの全体がそれぞれの収納スロット内で延びるよう構成される、請求項21に記載のケース。
【外国語明細書】