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特開2023-130052情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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  • 特開-情報処理装置、情報処理方法及びプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023130052
(43)【公開日】2023-09-20
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 30/398 20200101AFI20230912BHJP
   G06F 11/32 20060101ALI20230912BHJP
   G06F 30/31 20200101ALI20230912BHJP
【FI】
G06F30/398
G06F11/32 110
G06F30/31
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022034495
(22)【出願日】2022-03-07
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】呂 暁萍
【テーマコード(参考)】
5B042
5B146
【Fターム(参考)】
5B042KK13
5B042KK15
5B042KK17
5B146AA21
5B146GQ01
5B146GQ07
(57)【要約】
【課題】エラーが発生した箇所を効果的に表示する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、モニタと、プロセッサと、を備える。モニタは、画像を表示する。プロセッサは、電気回路図を検証し、前記電気回路図上に前記電気回路図に生じたエラーの位置を図示するエラー表示画面を前記モニタに表示する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示するモニタと、
電気回路図を検証し、
前記電気回路図上に前記電気回路図に生じたエラーの位置を図示するエラー表示画面を前記モニタに表示する、
プロセッサと、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記エラー表示画面は、前記エラーの内容とエラーを解決するための提案とを表示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記エラー表示画面は、前記エラーの位置を示すアイコンを表示する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記アイコンへのタップを受け付けると、前記アイコンに対応する前記エラーの内容と前記エラーを解決するための提案とを表示する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
操作の入力を受け付ける操作部を備え、
前記プロセッサは、
前記操作部を通じて、エラーの種類を示すエラー情報を入力し、
前記エラー情報に基づいて、エラーリストを生成し、
前記エラーリストを前記モニタに表示し、
前記操作部を通じて、前記エラーリストからエラーを選択する操作を入力し、
選択された前記エラーの内容と前記エラーを解決するための提案とを表示する前記エラー表示画面を前記モニタに表示する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記エラーは、接点呼び合い、回路種別、電源電圧、ケーブル、器具属性、線番号マトリクス又は線番号呼び合いに関連する、
請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
プロセッサによって実行される情報処理方法であって、
電気回路図を検証し、
前記電気回路図上に前記電気回路図に生じたエラーの位置を図示するエラー表示画面をモニタに表示する、
情報処理方法。
【請求項8】
プロセッサによって実行されるプログラムであって、
前記プロセッサに、
電気回路図を検証する機能と、
前記電気回路図上に前記電気回路図に生じたエラーの位置を図示するエラー表示画面をモニタに表示する機能と、
を実現させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
電気回路図を作成する電気CAD(computer aided design)が提供されている。電気CADがインストールされた情報処理装置は、入力された電気回路図を検証するものがある。そのような情報処理装置は、接点構成の間違いなどのエラーを検出すると、検出されたエラーを示すリストを表示する。
【0003】
従来、情報処理装置は、電気回路図においてエラーが発生した箇所を図示することができないという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003-132114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の課題を解決するため、エラーが発生した箇所を効果的に表示する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、情報処理装置は、モニタと、プロセッサと、を備える。モニタは、画像を表示する。プロセッサは、電気回路図を検証し、前記電気回路図上に前記電気回路図に生じたエラーの位置を図示するエラー表示画面を前記モニタに表示する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理装置が表示する画面の例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理装置が表示する画面の例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る情報処理装置が表示する画面の例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
実施形態に係る情報処理装置は、電気回路図を作成する電気CADを実行する。電気CADは、電気回路図の作成を支援するCADである。情報処理装置は、電気CADの動作として、オペレータから電気回路図の入力を受け付ける。情報処理装置は、入力された電気回路図を検証する。情報処理装置は、検証結果として、接点構成の間違いなどのエラーをオペレータに提示する。
【0009】
図1は、実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示す。図1が示すように、情報処理装置10は、プロセッサ11、ROM12、RAM13、NVM14、通信部15、操作部16及び表示部17などを備える。
【0010】
プロセッサ11と、ROM12、RAM13、NVM14、通信部15、操作部16及び表示部17と、は、データバス又はインターフェースなどを介して互いに接続する。
なお、情報処理装置10は、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、情報処理装置10から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0011】
プロセッサ11は、情報処理装置10全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ11は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ11は、内部メモリ、ROM12又はNVM14が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0012】
なお、プロセッサ11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
【0013】
ROM12は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM12に記憶される制御プログラム及び制御データは、情報処理装置10の仕様に応じて予め組み込まれる。
【0014】
RAM13は、揮発性のメモリである。RAM13は、プロセッサ11の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM13は、プロセッサ11からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM13は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
【0015】
NVM14は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVM14は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM14は、情報処理装置10の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
【0016】
通信部15は、外部装置と通信するためのインターフェースである。たとえば、通信部15は、インターネットなどのネットワークを通じて外部装置に接続する。たとえば、通信部15は、有線又は無線のLAN(Local Area Network)接続をサポートするインターフェースである。
【0017】
操作部16は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部16は、入力された操作を示す信号をプロセッサ11へ送信する。たとえば、操作部16は、キーボード、マウス又はタッチパネルなどから構成される。
【0018】
表示部17は、プロセッサ11からの画像データを表示する。たとえば、表示部17は、液晶モニタから構成される。操作部16がタッチパネルから構成される場合、表示部17は、操作部16としてのタッチパネルと一体的に形成される。
【0019】
次に、情報処理装置10が実現する機能について説明する。情報処理装置10が実現する機能は、プロセッサ11が内部メモリ、ROM12又はNVM14などに格納されるプログラム(たとえば、電気CADなど)を実行することで実現される。
【0020】
まず、プロセッサ11は、電気回路図を入力する機能を有する。
プロセッサ11は、操作部16を通じて電気回路図を入力する操作を受け付ける。たとえば、プロセッサ11は、操作部16を通じて、電気回路図を入力する操作として、電子部品の配置、電子シンボルの配置、配線の入力、線番の入力などを示す操作を受け付ける。
【0021】
なお、プロセッサ11は、通信部15を通じて外部装置から電気回路図の入力を受け付けてもよい。また、プロセッサ11は、NVM14から電気回路図を取得するものであってもよい。
【0022】
また、プロセッサ11は、電気回路図の検証を行う機能を有する。
電気回路図を入力をすると、プロセッサ11は、操作部16を通じて、検証を行う操作の入力を受け付ける。たとえば、プロセッサ11は、検証を実行するアイコンへのタップを受け付ける。
【0023】
当該操作を受け付けると、プロセッサ11は、電気回路図の検証を行う。たとえば、プロセッサ11は、線番号、接点のデバイス番号若しくはコンポーネントの入力漏れ、又は、接点の構成間違えなどを検証して、電気回路図にエラーが含まれているかを判定する。たとえば、エラーは、接点呼び合い、回路種別、電源電圧、ケーブル、器具属性、線番号マトリクス又は線番号呼び合いに関連する。
【0024】
なお、プロセッサ11が検証する項目及びエラーの構成は、特定の構成に限定されるものではない。
【0025】
また、プロセッサ11は、エラーの種類を示すエラー情報を入力する機能を有する。
【0026】
電気回路図を検証すると、プロセッサ11は、エラー情報の入力を受け付ける。ここでは、プロセッサ11は、電気回路図にエラーが含まれていると判定したものとする。
【0027】
図2は、プロセッサ11がエラー情報の入力を受け付けるための画面(入力画面)の例を示す。プロセッサ11は、電気回路図の検証を完了すると、入力画面を表示部17に表示する。
【0028】
図2が示すように、入力画面は、表示領域21、及び、アイコン22乃至24などを備える。
【0029】
表示領域21は、エラーの種類を選択するためのラジオボタンを表示する。ここでは、表示領域21は、接点呼び合い、回路種別、電源電圧、ケーブル、器具属性、線番号マトリクス及び線番号呼び合いをそれぞれ選択するためのラジオボタンを表示する。
【0030】
アイコン22は、選択されたエラーの種類を確定するためのアイコンである。アイコン22は、後述するエラーリストを表示する画面に遷移するためのアイコンである。
【0031】
アイコン23は、全てのエラーを表示するためのアイコンである。
アイコン24は、動作を終了させるためのアイコンである。
【0032】
ここでは、プロセッサ11は、入力画面において、アイコン22へのタップを受け付けるものとする。アイコン22へのタップを受け付けると、プロセッサ11は、表示領域21において選択されているエラーの種類を示すエラー情報の入力を受け付ける。
【0033】
また、プロセッサ11は、エラー情報に基づいてエラーリストを表示する機能を有する。
【0034】
エラー情報を入力すると、プロセッサ11は、電気回路図に含まれるエラーからエラー情報が示す種類と同種類のエラーを抽出する。同種類のエラーを抽出すると、プロセッサ11は、抽出されたエラーを示すエラーリストを生成する。
【0035】
エラーリストを生成すると、プロセッサ11は、エラーリストを表示部17に表示する。
【0036】
図3は、プロセッサ11がエラーリストを表示する画面(リスト画面)の例を示す。図3の例では、プロセッサ11は、エラーの種類として「線番号呼び合い」を示すエラー情報の入力を受け付けたものとする。
【0037】
図3が示すように、リスト画面は、エラーリストとして「線番号(呼び合いID)」と「シート行」とを対応付けて表示する。
【0038】
「線番号(呼び合いID)」は、エラーが生じている線番号を示す。
「シート行」は、エラーが生じている箇所を示す。ここでは、「シート行」は、電気回路図のシートを示すシート番号(たとえば、test-3など)と当該シートにおけるエラー箇所の座標(たとえば、JWなど)とを含む。
【0039】
たとえば、リスト画面は、シート番号「test-3」のシートにおいて「JW」に線番号呼び合いエラーが生じていることを示す。
【0040】
また、「シート行」は、エラー箇所を図示する画面(後述するエラー表示画面)に遷移するリンクを含む。
図3が示す例では、リスト画面は、「シート行」として、リンク31乃至34を含む。
【0041】
リンク31は、「test-3JW」の文字列に設定されたリンクである。リンク31は、「test-3JW」(「N24R1」)に生じたエラーの詳細を示すエラー表示画面に遷移するリンクである。即ち、プロセッサ11は、リンク31がタップにされると、「test-3JW」のエラーの詳細を表示するエラー表示画面に遷移する。
【0042】
リンク32は、「test-3JV」の文字列に設定されたリンクである。リンク32は、「test-3JV」(「P24R1」)に生じたエラーの詳細を示す画面に遷移するリンクである。
【0043】
リンク33は、「test-3JR」の文字列に設定されたリンクである。リンク33は、「test-3JR」(「TRI01」)に生じたエラーの詳細を示すエラー表示画面に遷移するリンクである。
【0044】
リンク34は、「test-3JS」の文字列に設定されたリンクである。リンク34は、「test-3JS」(「YTI01」)に生じたエラーの詳細を示すエラー表示画面に遷移するリンクである。
【0045】
なお、リスト画面の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
【0046】
また、プロセッサ11は、エラー箇所を図示する機能を有する。
プロセッサ11は、図示されるエラーを選択する操作の入力として、「シート行」の何れか1つのリンクへのタップを受け付ける。タップを受け付けると、プロセッサ11は、タップされたリンクに基づいて、入力されたエラーの位置(エラー箇所)などを図示する画面(エラー表示画面)を表示する。
【0047】
図4は、プロセッサ11が図示するエラー表示画面の例を示す。図4が示す例では、プロセッサ11は、リンク33又は34へのタップを受け付けたものとする。図4が示すように、エラー表示画面は、電気回路図を表示する。エラー表示画面は、電気回路図上に文字列41並びに42及びアイコン410並びに420を表示する。
【0048】
ここでは、「YRI01」及び「YTI01」には、互いに対応するエラーが生じているものとする。
また、「N24R1」及び「P24R1」には、互いに対応するエラーが生じているものとする。
【0049】
図4は、「YRI01」及び「YTI01」のエラーの詳細を示すエラー表示画面の例である。
【0050】
文字列41は、エラーが発生した線番号を示す。文字列41は、「YRI01」及び「YTI01」のエラー箇所に表示される。文字列41は、「YRI01」及び「YTI01」から構成される。文字列41は、所定の色(たとえば、黄色)を付けられている。即ち、エラー表示画面は、文字列41を色付けすることで、「YRI01」及び「YTI01」のエラー箇所を色で表示する。
【0051】
アイコン410は、「YRI01」及び「YTI01」の位置(エラー箇所)及びエラーの詳細を示す。ここでは、アイコン410は、吹き出しである。アイコン410の角は、エラー箇所を示す。アイコン410は、文字列41と同様の色で表示されている。
【0052】
アイコン410は、表示領域411及び412などを備える。
【0053】
表示領域411は、エラーの内容を表示する。ここでは、表示領域411は、「線番号の呼び合い先が存在しません」を表示する。
【0054】
なお、表示領域411は、エラーの内容に応じて、「回路種別と電源電圧が一致していません」、「呼び合い指定がなされていますが、呼び合い元(先)が存在しません」、「デバイスが設定されていません」、「コイルのDev.NO 入力モレ」などのコメントを表示するものであってもよい。表示領域411が表示するコメントの構成は、特定の構成に限定されるものではない。
【0055】
表示領域412は、エラーを解決するための提案を表示する。ここでは、表示領域412は、3つの提案を表示する。なお、表示領域412が表示するコメントの構成は、特定の構成に限定されるものではない。
【0056】
文字列42は、エラーが発生した線番号を示す。文字列42は、「N24R1」及び「P24R1」のエラー箇所に表示される。文字列42は、「N24R1」及び「P24R1」から構成される。文字列42は、所定の色(たとえば、緑)を付けられている。即ち、エラー表示画面は、文字列42を色付けすることで、「N24R1」及び「P24R1」のエラー箇所を色で表示する。
【0057】
アイコン420は、「N24R1」及び「P24R1」の位置(エラー箇所)及びエラーの詳細を示す。アイコン420は、吹き出しである。アイコン420の角は、エラー箇所を示す。アイコン420は、文字列42と同様の色で表示されている。
【0058】
ここでは、アイコン420は、エラーの詳細を含まずに縮小した状態で表示されている。アイコン420は、タップされると、拡大して「N24R1」及び「P24R1」のエラーの詳細を表示する。
【0059】
アイコン420は、タップされると、アイコン410と同様に「N24R1」及び「P24R1」のエラーの詳細を表示する。
【0060】
アイコン420がタップされて拡大すると、アイコン410は、縮小する。即ち、アイコン410は、アイコン420と同様に縮小する。この状態で、アイコン410がタップされると、アイコン410は、拡大し、アイコン420は、縮小する。
【0061】
なお、エラー表示画面は、初期状態において、縮小されたアイコン410及び縮小されたアイコン420を表示するものであってもよい。エラー表示画面は、アイコン410又はアイコン420がタップされると、タップされたアイコンを拡大してエラーの詳細を表示するものであってもよい。
【0062】
次に、情報処理装置10の動作例について説明する。
図5は、情報処理装置10の動作例について説明するためのフローチャートである。
【0063】
まず、情報処理装置10のプロセッサ11は、電気回路図を入力する(S11)。電気回路図を入力すると、プロセッサ11は、入力された電気回路図を検証する(S12)。ここでは、プロセッサ11は、電気回路図を検証した結果、エラーを検出したものとする。
【0064】
入力された電気回路図を検証すると、プロセッサ11は、操作部16を通じて、エラー情報を入力する(S13)。エラー情報を入力すると、プロセッサ11は、入力されたエラー情報に基づいてエラーリストを生成する(S14)。
【0065】
エラーリストを生成すると、プロセッサ11は、生成されたエラーリストを表示部17に表示する(S15)。エラーリストを表示すると、プロセッサ11は、図示されるエラーの選択を受け付ける(S16)。
【0066】
エラーの選択を受け付けると、プロセッサ11は、選択されたエラーの位置などを図示するアイコンを含むエラー表示画面を表示部17に表示する(S17)。
【0067】
エラー表示画面を表示すると、プロセッサ11は、他のアイコンがタップされたかを判定する(S18)。
【0068】
他のアイコンがタップされていないと判定すると(S18、NO)、プロセッサ11は、S18に戻る。
【0069】
他のアイコンがタップされたと判定すると(S18、YES)、プロセッサ11は、タップされたアイコンを拡大してエラーの詳細を表示する(S19)。エラーの詳細を表示すると、プロセッサ11は、S18に戻る。
【0070】
なお、プロセッサ11は、エラー表示画面の表示を終了する操作の入力を受け付けるまで、S18及び19を繰り返してもよい。また、プロセッサ11は、操作部16に入力される操作に従って、S13又はS15に戻ってもよい。
【0071】
また、プロセッサ11は、複数のエラー情報を入力するものであってもよい。この場合、プロセッサ11は、複数種類のエラーを示すエラーリストを生成するものであってもよい。
【0072】
以上のように構成された情報処理装置は、電気回路図を検証してエラーを検出する。情報処理装置は、オペレータの操作に基づいて、電気回路図上にエラーの位置を図示するエラー表示画面を表示する。その結果、情報処理装置は、エラーが発生した箇所を効果的に表示することができる。
【0073】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0074】
10…情報処理装置、11…プロセッサ、12…ROM、13…RAM、14…NVM、15…通信部、16…操作部、17…表示部、21…表示領域、22…アイコン、23…アイコン、24…アイコン、31…リンク、32…リンク、33…リンク、34…リンク、41…文字列、42…文字列、410…アイコン、411…表示領域、412…表示領域、420…アイコン。
図1
図2
図3
図4
図5