(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023161529
(43)【公開日】2023-11-07
(54)【発明の名称】水流フィルター簡易調整装置
(51)【国際特許分類】
A01K 63/04 20060101AFI20231030BHJP
A01K 63/00 20170101ALI20231030BHJP
【FI】
A01K63/04 A
A01K63/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022081159
(22)【出願日】2022-04-25
(71)【出願人】
【識別番号】516354051
【氏名又は名称】ガードナー株式会社
(72)【発明者】
【氏名】福山 克義
【テーマコード(参考)】
2B104
【Fターム(参考)】
2B104AA08
2B104CA03
2B104ED21
2B104EE05
(57)【要約】
【課題】 室内観賞水槽で水流の中でゴミフィルターを容易にできる装置。
【解決手段】 不織布付Oリングでゴミを捕獲する
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
円柱筒Bの下に円筒水槽Cが組み合わされた水槽について、円筒水槽の最下部には水中ポンプEが配置されその電源は配線DによりUSB電源程度で可動する。
水中ポンプEは水を吸い上げ円筒花瓶Bの中に水を満たしていく。円筒花瓶Bから溢れ出た水は円筒花瓶Bの外側を流れ落ちる。
そのとき不織布付OリングFの位置にたどり着いたとき、水流は乱れ落ち、水面4に叩きつけられる。
Oリングは上下に移動可能であり、円筒花瓶Bの中央高さくらいから下が好ましい。
OリングFを下げると水の乱れは小さくなってゆき、泡は消え、水面4と同位置もしくはそれよりも低くなると水音は殆どしなくなる。
逆にOリングFを上に上げると、OリングFと水面4の落差は大きくなり、水流の乱れにより水音は大きくなる。
この不織布付OリングFを水が通過するとき魚の糞やエサその他のゴミを不織布が拾い水槽の中の水は清潔さが確保されるというものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家の中でメダカや金魚など観賞水槽の水循環により落下する水の途中に不織布がありゴミを拾い取るものである。
Oリングを上下することで、そのうち水の音量や泡の量を調整可能とするものである。
【背景技術】
【0002】
従来、循環型フィルターは以前からあった。
ただし、その水の流れの途中にあるフィルターは水中にあるものばかりであった。
水中にフィルターがあるとどうしても水中ポンプの力に影響を与えてしまい、電力の無駄とモーター音の雑音が心地よくなかった。
【0003】
今般、外出が規制される世の中で、家の中の癒やしがいろいろな形で求められる
そこに心安らぐ水音を手軽に操作できて、尚且つゴミを拾い取る装置をコンパクトに安価にできるものを作り出す必要があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水が循環することにより、ゴミを拾い取る構造を提供するものである。その水に発生する泡や音を簡単に操作できるものである。
【0005】
その水音の高さや音質を、水量やゴミ拾いを同時に行うのは簡単ではないものでコストもかかるものであった。
【課題を解決しようとするための手段】
【0006】
本発明は請求項1に述べるように円柱筒Bおよび円筒水槽Cの二重の花瓶が作り出す水をポンプで循環する際にでてくる水音を調整するものである。
【0007】
円柱筒Bは透明ガラスや透明プラスチックでできており、円柱筒Bにはポンプで組み上げられた水で常に満杯になっており、上部では水が溢れ続けている。
【0008】
そのため円柱筒Bから溢れ出た水1-1は円筒花瓶Bの外側伝わり1-2を落下していく。
【0009】
2の部分の水は不織布付OリングFに当たりフィルターを通り円柱筒Bより少し離れて落下してしまう。
【0010】
落下した水は水面4にあたり水3は水音および泡を発するのである。
【0011】
不織布付OリングFは円柱筒Bに巻いているだけで上下に移動するのは容易である。
【発明の効果】
【0012】
本発明にあたっては、不織布付OリングFによりゴミを拾い、その高さ調整によって泡の量や水音の大きさ調整可能にするものである。
【0013】
不織布付OリングFを円柱筒Bの中央部より下にさげていくと、水音及び泡は小さくなっていく、水面4までたどり着くと、泡および水音は殆どなくなる。
【0014】
不織布付OリングFを円柱筒Bの中央部の上にあげていくと、乱れた水流1-2はOリングFの高さと水面4の高さの落差が大きくなり、泡は多くなり、大きな音でまた落ち着かない音に変わっていく。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
このシステムには円筒水槽Cの内側にほのかなLEDライトを設置可能になっている。
【0016】
このシステムには水Gの中にいる小魚に餌をやると水は循環し、エサや糞で汚れてしまう。
【0017】
しかし、円柱筒の途中にある不織布付Oリングでゴミは捕獲されてしまう。
【0018】
水を循環させるシステムは水量にもよるが、通常の花瓶の大きさで、実際には24時間で100ml~200mlの水を蒸発させることができる。
この蒸発した水量というのは、部屋に与えた水分に等しい。つまり十分な加湿器になっているのである。
【図面の簡単な説明】
【
図1】請求項1の花瓶全体を投射する図である。不織布付OリングA、透明である円柱筒B、不透明である円筒水槽C、動力電源となるUSBコードDからなっている。
【
図2】請求項1の円柱筒Bおよび円筒水槽Cの断面図である。円柱筒B、円筒水槽C、上下に移動可能な不織布付OリングF、水中ポンプE、水Gの中で水流5は水中ポンプに引き込まれ、水流6となり上部方向へでていき円柱筒Bのなかに水が満たされる。そのあと円柱筒Bの最上部1-1から水は溢れでて落下し円柱筒Bの外側を伝わって不織布付OリングFに当たり水は、不織布を通り乱れ落ち水流3にたどりつく水流3と水流5の水は繋がっており上記の循環を繰り返す。
【符号の説明】
A 不織布付Oリング
B 透明円柱筒
C 透明円筒水槽
D USB電源
E 小型水中ポンプ
F 上下に移動可能な不織布付Oリング
G 循環する花瓶のなかの水
1-1 溢れ出る水
1-2 落下する水
2 Oリングにぶつかった水
3 水面に落ちた水
4 水面高さ
5 水中ポンプに引き込まれる水
6 水中ポンプから吐き出される水
【手続補正書】
【提出日】2022-07-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒花瓶Bの下に円筒花瓶Cが組み合わされた花瓶について、円筒花瓶の最下部には水中ポンプEが配置されその電源は配線DによりUSB電源程度で可動する。水中ポンプEは水を吸い上げ円筒花瓶Bの中に水を満たしていく。円筒花瓶Bから溢れ出た水は円筒花瓶Bの外側を流れ落ちる。
そのときOリングFの位置にたどり着いたとき、水流は乱れ落ち、水面4に叩きつけられる。
Oリングは上下に移動可能であり、円筒花瓶Bの中央高さくらいから下が好ましい。
OリングFを下げると水の乱れによる水流3の水音は小さくなってゆき、水面4と同位置もしくはそれよりも低くなると水音は殆どしなくなる。
逆にOリングFを上に上げると、OリングFと水面4の落差は大きくなり、水流の乱れにより水音は大きくなる。
このOリングFの高さ調整により水音の大きさを調整可能とするものである。