(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023017843
(43)【公開日】2023-02-07
(54)【発明の名称】果樹園、ブドウ園、およびプランテーション作物における植物病原性真菌を制御するための殺真菌剤としての非環式ピコリンアミド化合物の使用
(51)【国際特許分類】
A01N 43/40 20060101AFI20230131BHJP
A01N 25/00 20060101ALI20230131BHJP
A01P 3/00 20060101ALI20230131BHJP
【FI】
A01N43/40 101E
A01N25/00 102
A01P3/00
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022172521
(22)【出願日】2022-10-27
(62)【分割の表示】P 2019560243の分割
【原出願日】2018-05-02
(31)【優先権主張番号】62/500,175
(32)【優先日】2017-05-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIPLOC
(71)【出願人】
【識別番号】501035309
【氏名又は名称】コルテバ アグリサイエンス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100095360
【弁理士】
【氏名又は名称】片山 英二
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100126354
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 尚
(72)【発明者】
【氏名】ボスコ,バレンティノ
(72)【発明者】
【氏名】ギャラップ,コートニー
(72)【発明者】
【氏名】ユ,アリサ,イェ
(72)【発明者】
【氏名】ダ,クーニャ,ルイス,クラウディオ,ビエイラ
(72)【発明者】
【氏名】ラミレス,アレハンドロ,セデノ
(72)【発明者】
【氏名】カリスト,アレハンドロ
(72)【発明者】
【氏名】マーティン,マーシャ
(72)【発明者】
【氏名】マッケイ,アリステア
(72)【発明者】
【氏名】リッヒバーグ,ジョン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】農業的に有用な果樹園等における真菌病害を制御するための化合物を提供する。
【解決手段】病害を受けるリスクがある果樹園、ブドウ園、およびプランテーション作物における真菌病害を制御する方法であって、植物の少なくとも一部分および/または植物に隣接する領域を、化合物Iを含む組成物と接触させるステップを含み、
前記化合物が、植物病原体に対して有効である、方法とする。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
病害を受けるリスクがある果樹園、ブドウ園、およびプランテーション作物における真
菌病害を制御する方法であって、植物の少なくとも一部分および/または植物に隣接する
領域を、化合物Iを含む組成物と接触させるステップを含み、
【化1】
前記化合物が、植物病原体に対して有効である、方法。
【請求項2】
【請求項3】
前記組成物が、殺虫剤、除草剤、および殺真菌剤からなる群から選択される、1つの追
加の農学的活性成分のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記真菌病原体が、花および核果類の果実の褐色腐朽病(Monilinia lax
aおよびMonilinia fructicola)、核果類の果実腐朽病(Rhiz
opus stolonifer)、リンゴうどんこ病(Podosphaera le
ucotricha)、リンゴ斑点病(Alternaria mali)、セイヨウナ
シ黒星病(Venturia pyrina)、セイヨウナシすす病(Capnodiu
m sp.)、ブドウうどんこ病(Erysiphe necator)、イチゴおよび
ブドウの灰色かび病(Botrytis cinerea)、バナナ黒シガトカ病(My
cosphaerella fijiensis)、サクランボうどんこ病(Podos
phaera clandestina、PODOCL)、ペカン黒星病(Clados
porium caryigenum、CLADCA)、アーモンド黒星病(Clado
sporium carpopilum、CLADSP)、アーモンド穿孔病(Stig
mina carpophila、STIGCA)、さび病(Tranzschelia
discolor、TRANDI)、ならびにアーモンド外皮腐朽病(jacket
rot)(Botrytis、Rhizopus、およびMonolinia)の病因か
らなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記組成物が、殺虫剤、除草剤、および殺真菌剤からなる群から選択される、1つの追
加の農学的活性成分のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記真菌病原体が、花および核果類の果実の褐色腐朽病(Monilinia lax
aおよびMonilinia fructicola)、核果類の果実腐朽病(Rhiz
opus stolonifera)、リンゴうどんこ病(Podosphaera l
eucotricha)、リンゴ斑点病(Alternaria mali)、セイヨウ
ナシ黒星病(Venturia pyrina)、セイヨウナシすす病(Capnodi
um sp.)、ブドウうどんこ病(Erysiphe necator)、イチゴおよ
びブドウの灰色かび病(Botrytis cinerea)、バナナ黒シガトカ病(M
ycosphaerella fijiensis)、サクランボうどんこ病(Podo
sphaera clandestina、PODOCL)、ペカン黒星病(Clado
sporium caryigenum、CLADCA)、アーモンド黒星病(Clad
osporium carpopilum、CLADSP)、アーモンド穿孔病(Sti
gmina carpophila、STIGCA)、さび病(Tranzscheli
a discolor、TRANDI)、ならびにアーモンド外皮腐朽病(jacket
rot)(Botrytis、Rhizopus、およびMonolinia)の病因
からなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連特許出願の相互参照
本出願は、2017年5月2日出願の米国仮特許出願第62/500175号の利益を
主張するものであり、この仮特許出願は、参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
【0002】
本開示は、果樹園、ブドウ園、およびプランテーション作物における真菌病害を制御す
るための(S)-1,1-ビス(4-フルオロフェニル)プロパン-2-イル(3-アセ
トキシ-4-メトキシピコリノイル)-Lアラニネートの使用の分野に関する。
【背景技術】
【0003】
背景技術および発明の概要
殺真菌剤は、農業的に関連する真菌によって引き起こされる損害に対して植物を保護お
よび治療するように作用する、天然または合成起源の化合物である。一般に、単一の殺真
菌剤が全ての状況で有用であるということはない。結果として、より良好な性能を有し得
、使用がより容易であり、かつ費用がより低い殺真菌剤を製造するための研究が継続して
いる。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、(S)-1,1-ビス(4-フルオロフェニル)プロパン-2-イル(3-
アセトキシ-4-メトキシピコリノイル)-L-アラニネート(化合物I)および殺真菌
剤としてのその使用に関する。化合物Iは、子嚢菌(ascomycete)、担子菌(
basidiomycete)、および不完全菌(deuteromycete)に対す
る保護を提供し得る。
本開示の一実施形態は、病原体から病害を受けるリスクがある植物における病原体誘導
性病害を制御する方法を含み、本方法は、植物または植物に隣接する領域を、化合物Iを
含む組成物と接触させることを含む。
【0005】
本開示の別の実施形態は、植物病原性生物による攻撃に対する植物の保護、または植物
病原性生物によって外寄生された植物の処理のための、化合物Iの使用であり、本使用は
、化合物I、または化合物Iを含む組成物を、土壌、植物、植物の一部、葉、および/ま
たは種子に適用することを含む。
【0006】
加えて、本開示の別の実施形態は、植物病原性生物による攻撃に対する植物の保護およ
び/または植物病原性生物によって外寄生された植物の処理に有用な組成物であり、本組
成物は、化合物Iと、植物学的に(phytologically)許容される担体材料
と、を含む。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本開示の例示的な一実施形態は、真菌の成長を制御するための混合物を含み、本混合物
は、化合物Iを含む。
【化1】
【0008】
本開示の化合物Iは、化合物Iとして、または化合物Iを含む製剤としてのいずれかで
、様々な既知の技術のうちのいずれによっても適用され得る。例えば、化合物Iを植物の
根、茎、種子、花、または葉に適用して、その植物の商業値を損害することなく、様々な
真菌を制御することができる。化合物Iはまた、葉面噴霧、化学溶液灌、土壌灌注、土壌
注入、土壌噴霧、または種子処理としても適用することができる。材料は、一般に使用さ
れる製剤の種類のうちのいずれかの形態で、例えば、溶液、粉塵、水和剤、流動性濃縮物
、または乳化性濃縮物として適用することができる。
【0009】
好ましくは、本開示の化合物Iは、植物学的に許容される担体とともに化合物Iを含む
製剤の形態で適用される。濃縮製剤は、適用のために水もしくは他の液体に分散させても
よく、または製剤は、さらなる処理なしで適用され得る粉塵様または顆粒であってもよい
。製剤は、農業化学技術分野において従来的である手順に従って調製することができる。
【0010】
本開示は、殺真菌剤としての送達および使用のために化合物Iが製剤化され得る、全て
のビヒクルを企図する。典型的には、製剤は、水性懸濁液または乳化液として適用される
。そのような懸濁液または乳化液は、水溶性、水懸濁性、または乳化性製剤から製造する
ことができ、それらは、通常、水和剤として知られる固体、または通常、乳化性濃縮物、
水性懸濁液、もしくは懸濁濃縮物として知られる液体である。容易に理解されるように、
化合物Iが添加され得る任意の材料を使用することができるが、但し、それが、抗真菌剤
としての化合物Iの活性を有意に干渉することなく、所望の有用性をもたらすことを条件
とする。
【0011】
水和剤は、水分散性顆粒を形成するために圧縮されてもよく、化合物Iと、不活性担体
と、界面活性剤と、を含む、均質混合物を含む。水和剤中の化合物Iの濃度は、水和剤の
総重量に基づいて約10重量パーセント~約90重量パーセント、より好ましくは約25
重量パーセント~約75重量パーセントである。水和剤製剤の調製において、化合物Iは
、プロフィライト(prophyllite)、タルク、チョーク、石膏、フラー土、ベ
ントナイト、アタパルジャイト、デンプン、カゼイン、グルテン、モンモリロナイト粘土
、珪藻土、または精製シリケートなどの任意の微粉化固体と化合され得る。そのような操
作では、微粉化担体および界面活性剤は、典型的には、化合物Iとブレンドされ、粉砕さ
れる。
【0012】
化合物Iの乳化性濃縮物は、濃縮物の総重量に基づいて、好適な液体中に、約10重量
パーセント~約50重量パーセントなどの簡便な濃度の化合物Iを含み得る。化合物Iは
、水混和性溶媒、または水不混和性有機溶媒と乳化剤との混合物のいずれかである、不活
性担体中に溶解させてもよい。濃縮物を水および油で希釈して、水中油型乳化液の形態の
噴霧混合物を形成してもよい。有用な有機溶媒には、芳香族、特に石油の高沸点ナフタレ
ン部分およびオレフィン部分(重質芳香族ナフサなど)が含まれる。他の有機溶媒、例え
ば、テルペン溶媒(ロジン誘導体を含む)、脂肪族ケトン(シクロヘキサノンなど)、お
よび複合アルコール(2-エトキシエタノールなど)などもまた使用することができる。
【0013】
本明細書で有利に用いられ得る乳化剤は、当業者であれば容易に決定することができ、
それらには、様々な非イオン性、陰イオン性、陽イオン性、および両性の乳化剤、または
2つ以上の乳化剤のブレンドが含まれる。乳化性濃縮物を調製する上で有用な非イオン性
乳化剤の例には、ポリアルキレングリコールエーテル、ならびにアルキルおよびアリール
フェノール、脂肪族アルコール、脂肪族アミン、または脂肪酸と、エチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド(エトキシ化アルキルフェノールなど)、およびポリオールまたはポリ
オキシアルキレンで可溶化されたカルボン酸エステルとの縮合生成物が含まれる。陽イオ
ン性乳化剤には、四級アンモニウム化合物および脂肪族アミン塩が含まれる。陰イオン性
乳化剤には、アルキルアリールスルホン酸の油溶性塩(例えば、カルシウム)、油溶性塩
または硫酸化ポリグリコールエーテル、およびリン酸化ポリグリコールエーテルの適切な
塩が含まれる。
【0014】
本発明の化合物Iの乳化性濃縮物を調製する上で用いられ得る代表的な有機液体は、芳
香族液体(キシレン、プロピルベンゼン画分など);または混合ナフタレン画分、鉱物油
、置換芳香族有機液体(フタル酸ジオクチルなど);灯油;様々な脂肪酸のジアルキルア
ミド、特に脂肪族グリコールおよびグリコール誘導体のジメチルアミド(ジエチレングリ
コールのn-ブチルエーテル、エチルエーテル、もしくはメチルエーテル、およびトリエ
チレングリコールのメチルエーテルなど)である。2つ以上の有機液体の混合物もまた、
乳化性濃縮物を調製する上で用いることができる。有機液体には、キシレン画分およびプ
ロピルベンゼン画分が含まれ、場合によっては、キシレンが最も好ましい。表面活性分散
剤は、典型的には、液体製剤中で、分散剤と化合物Iとの合計重量に基づいて、0.1~
20重量パーセントの量で用いられる。製剤はまた、他の適合性がある添加剤、例えば、
植物成長調節剤および農業で使用される他の生物学的活性化合物を含有してもよい。
【0015】
化合物Iを含む水性懸濁液は、水性懸濁液の総重量に基づいて、約5重量%~約50重
量%の範囲内の濃度で水性ビヒクル中に分散され得る。懸濁液は、化合物Iを細かく粉砕
し、水および上記に考察される同じ種類のものから選択される界面活性剤で構成されるビ
ヒクルに、粉砕した材料を勢いよく混合することによって調製される。無機塩および合成
または天然ガムなどの他の構成成分を添加して、水性ビヒクルの密度および粘度を増加さ
せてもよい。
【0016】
化合物Iはまた、顆粒製剤として適用することもでき、これは、土壌への適用に特に有
用である。顆粒製剤は一般に、全体または大部分が粗粉化不活性材料(アタパルジャイト
、ベントナイト、珪藻土、粘土、または類似の安価な物質など)からなる不活性担体中に
分散された、顆粒製剤の総重量に基づいて、約0.5~約10重量%の化合物を含有する
。そのような製剤は、通常、好適な溶媒中に化合物Iを溶解させ、それを約0.5~約3
mmの範囲内の適切な粒径に事前形成された顆粒担体に適用することによって調製される
。好適な溶媒は、化合物Iが実質的にまたは完全に可溶性である溶媒である。そのような
製剤はまた、担体および化合物Iおよび溶媒の生地またはペーストを作製し、所望の顆粒
粒子を得るために粉砕し、乾燥させることによっても調製することができる。
【0017】
化合物Iを含有する粉塵は、粉末形態の化合物Iを、好適な粉塵状農業用担体(例えば
、カオリン粘土および粉砕火山岩など)と均質に混合することによって調製することがで
きる。粉塵は、粉塵の総重量に基づいて、約1~約10重量%の化合物Iを好適に含有す
ることができる。
【0018】
製剤は、標的作物および生物への化合物Iの堆積、湿潤、および浸透を増強するための
アジュバント界面活性剤をさらに含有してもよい。これらのアジュバント界面活性剤は、
任意で、製剤の構成成分として用いても、タンク混合物として用いてもよい。アジュバン
ト界面活性剤の量は、典型的には、水の噴霧体積に基づいて、0.01~1.0体積パー
セント、好ましくは0.05~0.5体積パーセントで変動する。好適なアジュバント界
面活性剤には、エトキシ化ノニルフェノール、エトキシ化合成アルコールまたはエトキシ
化天然アルコール、エステルまたはスルホコハク酸の塩、エトキシ化有機ケイ素、エトキ
シ化脂肪族アミン、および界面活性剤と鉱物油または植物油とのブレンドが含まれるが、
これらに限定されない。製剤はまた、米国特許出願第11/495,228号に開示され
るものなどの水中油型乳化液を含んでもよく、この特許出願の開示は、参照により本明細
書に明示的に組み込まれる。
【0019】
特定の例では、化合物Iの製剤が、航空機またはヘリコプターを使用する空中適用を介
して噴霧されることが有益である。これらの空中適用の正確な構成成分は、処理される作
物に依存する。穀類用の空中適用は、好ましくは、水の噴霧量に基づいて、0.05~1
5パーセントの非イオン性界面活性剤、有機ケイ素、または作物油などの標準的な展着剤
型または浸透剤型のアジュバントを有する、好ましくは、15~50L/haの噴霧量を
利用する。バナナなどの結実作物への空中適用は、好ましくは、脂肪酸、ラテックス、脂
肪族アルコール、作物油、および無機油などの粘着剤アジュバントの形態の、より高いア
ジュバント濃度で、より低い適用量を利用してもよい。結実作物への典型的な噴霧量は、
好ましくは、水の噴霧量に基づいて、15~30L/haであり、アジュバント濃度は、
最大30%に達する。典型的な例には、30%のパラフィン油粘着剤アジュバント濃度(
例えば、Spraytex CT)を有する、23L/haの適用量が含まれ得るが、こ
れに限定されない。
【0020】
製剤は、任意で、他の殺虫化合物を含有する組み合わせを含んでもよい。そのような追
加の殺虫化合物は、適用のために選択される培地中の本発明の化合物と適合性があり、か
つ本化合物の活性に拮抗しない、殺真菌剤、殺虫剤、除草剤、抗線虫剤、殺ダニ剤、殺節
足動物剤、殺菌剤、またはそれらの組み合わせであり得る。したがって、そのような実施
形態では、他の殺虫化合物は、そのような実施形態のための、または異なる殺虫用途のた
めの補助的な毒物として用いられる。化合物Iおよび殺虫化合物の組み合わせは一般に、
1:100~100:1の重量比で存在することができる。
【0021】
本開示の化合物Iを他の殺真菌剤と組み合わせて、殺真菌性混合物およびそれらの相乗
的な混合物を形成することもできる。本開示の化合物Iは、多くの場合、より多様な望ま
しくない病害を制御するために、1つ以上の他の殺真菌剤と組み合わせて適用される。他
の殺真菌剤(複数可)と組み合わせて使用される場合、現在主張されている化合物Iは、
他の殺真菌剤(複数可)とともに製剤化されても、他の殺真菌剤(複数可)とタンク混合
されても、他の殺真菌剤(複数可)と連続して適用されてもよい。そのような他の殺真菌
剤には、2-(チオシアノメチルチオ)-ベンゾチアゾール、2-フェニルフェノール、
8-ヒドロキシキノリンスルフェート、アメトクトラジン、アミスルブロム、アンチマイ
シン、Ampelomyces quisqualis、アザコナゾール、アゾキシスト
ロビン、Bacillus subtilis、Bacillus subtilis株
QST713、ベナラキシル、ベノミル、ベンチアバリカルブ-イソプロピル、ベンジル
アミノベンゼン-スルホン酸(BABS)塩、炭酸水素塩、ビフェニル、ビスメルチアゾ
ール、ビテルタノール、ブラストサイジン-S、ホウ砂、ボルドー混合物、ボスカリド、
ブロムコナゾール、ブピリメート、多硫化カルシウム、カプタホール、キャプタン、カル
ベンダジム、カルボキシン、カルプロパミド、カルボン、クラザフェノン、クロロネブ、
クロゾリネート、Coniothyrium minitans、水酸化銅、オクタン酸
銅、塩基性塩化銅、硫酸銅、硫酸銅(三塩基性)、酸化第一銅、シアゾファミド、シフル
フェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、ダゾメット、デバカルブ
、二アンモニウムエチレンビス-(ジチオカルバメート)、ジクロフルアニド、ジクロロ
フェン、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコ
ナゾール、ジフェンゾクワットイオン、ジフルメトリム、ジメトモルフ、ジモキシストロ
ビン、ジニコナゾール、ジニコナゾール-M、ジノブトン、ジノカップ、ジフェニルアミ
ン、ジチアノン、ドデモルフ、ドデモルフアセテート、ドジン、ドジン遊離塩基、エデフ
ェノホス、エネストロビン、エネストロブリン、エポキシコナゾール、エタボキサム、エ
トキシキン、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェンアミドン、フェナリモル、フェ
ンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェノキサニル、フェンピクロニル
、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンピラザミン、フェンチン、フェンチン
アセテート、フェンチンヒドロキシド、ファーバム、フェリムゾン、フルアジナム、フル
ジオキソニル、フルモルフ、フルオピコリド、フルオピラム、フルオロイミド、フルオキ
サストロビン、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルチアニル
、フルトラニル、フルトリアホル、フルキサピロキサド、フォルペット、ホルムアルデヒ
ド、ホセチル、ホセチル-アルミニウム、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル
、グアザチン、グアザチンアセテート、GY-81、ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナ
ゾール、ヒメキサゾール、イマザリル、イマザリルスルフェート、イミベンコナゾール、
イミノクタジン、イミノクタジントリアセテート、イミノクタジントリス(アルベシレー
ト)、ヨードカルブ、イプコナゾール、イプフェンピラゾロン、イプロベンホス、イプロ
ジオン、イプロバリカルブ、イソプロチオラン、イソピラザム、イソチアニル、カスガマ
イシン、カスガマイシン塩酸塩水和物、クレソキシム-メチル、ラミナリン、マンカッパ
ー、マンコゼブ、マンジプロパミド、マネブ、メフェノキサム、メパニピリム、メプロニ
ル、メプチル-ジノカップ、塩化第二水銀、酸化水銀、塩化第一水銀、メタラキシル、メ
タラキシル-M、メタム、メタム-アンモニウム、メタム-カリウム、メタム-ナトリウ
ム、メトコナゾール、メタスルホカルブ、ヨウ化メチル、イソチオシアン酸メチル、メチ
ラム、メトミノストロビン、メトラフェノン、ミリジオマイシン、ミクロブタニル、ナー
バム、ニトロタール-イソプロピル、ヌアリモル、オクチリノン、オフレース、オレイン
酸(脂肪酸)、オリサストロビン、オキサジキシル、オキシン-銅、オキスポコナゾール
フマレート、オキシカルボキシン、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、ペ
ンフルフェン、ペンタクロルフェノール、ペンタクロロフェニルラウレート、ペンチオピ
ラド、酢酸フェニル水銀、ホスホン酸、フタリド、ピコキシストロビン、ポリオキシンB
、ポリオキシン、ポリオキソリム、炭酸水素カリウム、カリウムヒドロキシキノリンスル
フェート、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロパモカ
ルブ塩酸塩、プロピコナゾール、プロピネブ、プロキナジド、プロチオコナゾール、ピラ
クロストロビン、ピラメトストリビン、ピラオキシストロビン、ピラゾホス、ピリベンカ
ルプ、ピリブチカルブ、ピリフェノックス、ピリメタニル、ピリオフェノン、ピロキロン
、キノクラミン、キノキシフェン、キントゼン、Reynoutria sachali
nensis抽出物、セダキサン、フェナミノスルフ、シメコナゾール、ナトリウム2-
フェニルフェノキシド、炭酸水素ナトリウム、ナトリウムペンタクロロフェノキシド、ス
ピロキサミン、硫黄、SYP-Z048、タール油、テブコナゾール、テブフロキン、テ
クナゼン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネート-メチ
ル、チラム、チアジニル、トルクロホス-メチル、トリルフルアニド、トリアジメホン、
トリアジメノール、トリアゾキシド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフロキシス
トロビン、トリフルミゾール、トリホリン、水酸化トリフェニルスズ、トリチコナゾール
、バリダマイシン、バリフェナレート、バリフェナール、ビンクロゾリン、ジネブ、ジラ
ム、ゾキサミド、Candida oleophila、Fusarium oxysp
orum、Gliocladium spp.、Phlebiopsis gigant
ea、Streptomyces griseoviridis、Trichoderm
a spp.、(RS)-N-(3,5-ジクロロフェニル)-2-(メトキシメチル)
-スクシンイミド、1,2-ジクロロプロパン、1,3-ジクロロ-1,1,3,3-テ
トラフルオロアセトン水和物、1-クロロ-2,4-ジニトロナフタレン、1-クロロ-
2-ニトロプロパン、2-(2-ヘプタデシル-2-イミダゾリン-1-イル)エタノー
ル、2,3-ジヒドロ-5-フェニル-1,4-ジチ-イン1,1,4,4-テトラオキ
シド、2-メトキシエチル水銀アセテート、2-メトキシエチル水銀クロライド、2-メ
トキシエチル水銀シリケート、3-(4-クロロフェニル)-5-メチルロダニン、4-
(2-ニトロプロパ-1-エニル)フェニルチオシアナテメ、アミノピリフェン、アンプ
ロピルホス、アニラジン、アジチラム、多硫化バリウム、Bayer32394、ベノダ
ニル、ベンキノックス、ベンタルロン、ベンザマクリル;ベンザマクリル-イソブチル、
ベンザモルフ、ベンゾビンジフルピル、ビナパクリル、ビス(メチル水銀)スルフェート
、ビス(トリブチルスズ)オキシド、ブチオベート、カドミウムカルシウム銅亜鉛クロメ
ートスルフェート、カルバモルフ、CECA、クロベンチアゾン、クロラニホルメタン、
クロルフェナゾール、クロルキノックス、クリンバゾール、銅ビス(3-フェニルサリチ
レート)、銅亜鉛クロメート、クモキシストロビン、クフラネブ、第二銅ヒドラジニウム
スルフェート、クプロバム、シクラフラミド、シペンダゾール、シプロフラム、デカフェ
ンチン、ジクロベンチアゾクス、ジクロン、ジクロゾリン、ジクロブトラゾール、ジメチ
リモール、ジノクトン、ジノスルホン、ジノテルボン、ジピメティトロン、ジピリチオン
、ジタリムホス、ドジシン、ドラゾキソロン、EBP、エノキサストロビン、ESBP、
エタコナゾール、エテム、エチリム、フェナミノスルフ、フェナミンストロビン、フェナ
パニル、フェニトロパン、フェンピコキサミド、フルインダピル、フルオピモミド、フル
オトリマゾール、フルフェノキシストロビン、フルカルバニル、フルコナゾール、フルコ
ナゾール-シス、フルメシクロックス、フロファネート、グリオジン、グリセオフルビン
、ハラクリネート、Hercules3944、ヘキシルチオホス、ICIA0858、
インピルフルキサム、イプフェントリフルコナゾール、イプフルフェノキン、イソフェタ
ミド、イソフルシプラム、イソパムホス、イソバレジオン、マンデストロビン、メベニル
、メカルビンジド、メフェントリフルコナゾール、メタゾキソロン、メトフロキサム、メ
チル水銀ジシアンジアミド、メトスルフォバックス、メチルテトラプロール、ミルネブ、
ムコクロリン酸無水物、ミクロゾリン、N-3,5-ジクロロフェニル-スクシンイミド
、N-3-ニトロフェニルイタコンイミド、ナタマイシン、N-エチルメルクリオ-4-
トルエンスルホンアニリド、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)、OCH、キ
サチアピプロリン、フェニル水銀ジメチルジチオカルバメート、フェニル水銀ナイトレー
ト、ホスジフェン、ピカルブトラゾクス、プロチオカルブ;プロチオカルブ塩酸塩、ピジ
フルメトフェン、ピラカルボリド、ピラプロポイン、ピラジフルミド、ピリダクロメチル
、ピリジニトリル、ピリソキサゾール、ピロキシクロル、ピロキシフル、キナセトール、
キナセトールスルフェート、キナザミド、キンコナゾール、キノフメリン、ラベンザゾー
ル、サリチルアニリド、SSF-109、スルトロペン、テコラム、チアジフルオル、チ
シオフェン、チオクロルフェンフィム、チオファネート、チノキノックス、チオキシミド
、トリアミホス、トリアリモル、トリアズブチル、トリクラミド、トリクロピリカルブ、
トリフルメゾピリム、ウルバシド、ザリラミド、およびそれらの任意の組み合わせが含ま
れ得る。
【0022】
加えて、本発明の化合物Iを、適用のために選択される培地中の本発明の化合物Iと適
合性があり、かつ化合物Iの活性に拮抗しない、他の殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺節
足動物剤、殺菌剤、またはそれらの組み合わせと組み合わせて、殺虫混合物およびそれら
の相乗的な混合物を形成することができる。本開示の化合物Iは、多くの場合、より多様
な望ましくない病害を制御するために、1つ以上の他の殺虫剤と組み合わせて適用するこ
とができる。他の殺虫剤(複数可)と組み合わせて使用される場合、現在主張されている
化合物Iは、他の殺虫剤(複数可)とともに製剤化されても、他の殺虫剤(複数可)とタ
ンク混合されても、他の殺虫剤(複数可)と連続して適用されてもよい。典型的な殺虫剤
には、抗生物質系殺虫剤(アロサミジンおよびスリンジエンシン(thuringien
sin)など)、大環状ラクトン系殺虫剤(スピノサドおよびスピネトラムなど)、エバ
ーメクチン系殺虫剤(アバメクチン、ドラメクチン、エマメクチン、エプリノメクチン、
イベルメクチン、およびセラメクチンなど)、ミルベマイシン系殺虫剤(レピメクチン、
ミルベマイシン、ミルベマイシンオキシム、およびモキシデクチンなど)、カルバメート
系殺虫剤(ベンジオカルブおよびカルバリルなど)、ベンゾフラニルメチルカルバメート
系殺虫剤(ベンフラカルブ、カルボフラン、カルボスルファン、デカルボフラン、および
フラチオカルブなど)、ジメチルカルバメート系殺虫剤(ジミタン、ジメチラン、ヒキン
カルブ、およびピリミカルブ)、オキシムカルバメート系殺虫剤(アラニカルブ、アルジ
カルブ、アルドキシカルブ、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、メソミル、ニト
リラカルブ、オキサミル、タジムカルブ、チオカルボキシム、チオジカルブ、およびチオ
ファノックスなど)、フェニルメチルカルバメート系殺虫剤(アリキシカルブ、アミノカ
ルブ、ブフェンカルブ、ブタカルブ、カーバノレート、クロエトカルブ、ジクレシル、ジ
オキサカルブ、EMPC、エチオフェンカルブ、フェネタカルブ、フェノブカルブ、イソ
プロカルブ、メチオカルブ、メトルカルブ、メキサカルベート、プロマシル、プロメカル
ブ、プロポキスル、トリメタカルブ、XMC、およびキシリルカルブなど)、防湿剤殺虫
剤(ホウ酸、珪藻土、およびシリカゲルなど)、ジアミド系殺虫剤(ブロフラニリド、ク
ロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、シクラニリプロール、シハロジアミ
ド、フルベンジアミド、テトラクロラントラニリプロール、およびテトラニリプロールな
ど)、ジアリルイソキサゾリン系殺虫剤(フルキサメタミドなど)、ジニトロフェノール
系殺虫剤(ジネキス、ジノプロップ、ジノサム、およびDNOCなど)、フッ素系殺虫剤
(ヘキサフルオロケイ酸バリウム、氷晶石、フッ化ナトリウム、ヘキサフルオロケイ酸ナ
トリウム、およびスルフルラミドなど)、ホルムアミジン系殺虫剤(アミトラズ、クロル
ジメホルム、ホルメタネート、およびホルムパラネートなど)、燻蒸剤殺虫剤(アクリロ
ニトリル、二硫化炭素、四塩化炭素、クロロホルム、クロロピクリン、パラ-ジクロロベ
ンゼン、1,2-ジクロロプロパン、ギ酸エチル、二臭化エチレン、二塩化エチレン、エ
チレンオキシド、シアン化水素、ヨードメタン、臭化メチル、メチルクロロホルム、塩化
メチレン、ナフタレン、ホスフィン、フッ化スルフリル、およびテトラクロロエタンなど
)、無機殺虫剤(ホウ砂、多硫化カルシウム、オレイン酸銅、塩化第一水銀、チオシアン
酸カリウム、およびチオシアン酸ナトリウムなど)、キチン合成阻害剤(ビストリフルロ
ン、ブプロフェジン、クロルフルアズロン、シロマジン、ジフルベンズロン、フルシクロ
クスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフ
ルムロン、ペンフルロン、テフルベンズロン、およびトリフルムロンなど)、幼若ホルモ
ン模倣剤(エポフェノナン、フェノキシカルブ、ヒドロプレン、キノプレン、メトプレン
、ピリプロキシフェン、およびトリプレンなど)、幼若ホルモン(幼若ホルモンI、幼若
ホルモンII、および幼若ホルモンIIIなど)、メソイオン系殺虫剤(ジクロロメゾチ
アズおよびトリフルメゾピリムなど)、脱皮ホルモンアゴニスト(クロマフェノジド、ハ
ロフェノジド、メトキシフェノジド、およびテブフェノジドなど)、脱皮ホルモン(α-
エクジソンおよびエクジステロンなど)、脱皮阻害剤(ジオフェノランなど)、プレコセ
ン(プレコセンI、プレコセンII、およびプレコセンIIIなど)、未分類の昆虫成長
調節因子(ジシクラニルなど)、ネライストキシン類似体系殺虫剤(ベンスルタップ、カ
ルタップ、チオシクラム、およびチオスルタップなど)、ピリジルピラゾール系殺虫剤(
チクロピラゾフロルなど)、ニコチノイド系殺虫剤(フロニカミド)、ニトログアニジン
系殺虫剤(クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、およびチアメトキサムな
ど)、ニトロメチレン系殺虫剤(ニテンピラムおよびニチアジンなど)、ピリジルメチル
-アミン系殺虫剤(アセタミプリド、シクロキサプリド、イミダクロプリド、ニテンピラ
ム、およびチアクロプリドなど)、有機塩素系殺虫剤(ブロモ-DDT、カンフェクロル
、DDT、pp’-DDT、エチル-DDD、HCH、ガンマ-HCH、リンデン、メト
キシクロル、ペンタクロルフェノール、およびTDEなど)、シクロジエン系殺虫剤(ア
ルドリン、ブロモシクレン、クロルビシクレン、クロルデン、クロルデコン、ディルドリ
ン、ジロール、エンドスルファン、アルファ-エンドスルファン、エンドリン、HEOD
、ヘプタクロル、HHDN、イソベンザン、イソドリン、ケレバン、およびマイレックス
など)、有機リン酸系殺虫剤(ブロムフェンビンホス、クロルフェンビンホス、クロトキ
シホス、ジクロルボス、ジクロトホス、ジメチルビンホス、ホスピレート、ヘプテノホス
、メトクロトホス、メビンホス、モノクロトホス、ナレド、ナフタロホス、ホスファミド
ン、プロパホス、TEPP、およびテトラクロルビンホスなど)、有機チオリン酸系殺虫
剤(ジオキサベンゾホス、ホスメチラン、およびフェントエートなど)、脂肪族有機チオ
リン酸系殺虫剤(アセチオン、アミトン、カズサホス、クロルエトキシフォス、クロルメ
ホス、デメフィオン、デメフィオン-O、デメフィオン-S、デメトン、デメトン-O、
デメトン-S、デメトン-メチル、デメトン-O-メチル、デメトン-S-メチル、デメ
トン-S-メチルスルホン、ジスルホトン、エチオン、エトプロホス、IPSP、イソチ
オエート、マラチオン、メタクリホス、オキシデメトン-メチル、オキシフィオンホス、
オキシジスルホトン、ホレート、スルフォテプ、テルブホス、およびチオメトンなど)、
脂肪族アミド有機チオリン酸系殺虫剤(アミジチオン、シアントエート、ジメトエート、
エトエート-メチル、ホルモチオン、メカルバム、オメトエート、プロトエート、ソファ
ミド、およびバミドチオンなど)、オキシム有機チオリン酸系殺虫剤(クロルホキシム、
ホキシム、およびホキシム-メチルなど)、複素環有機チオリン酸系殺虫剤(アザメチホ
ス、クマホス、クミトエート、ジオキサチオン、エンドチオン、メナゾン、モルホチオン
、ホサロン、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、およびキノチオンなど)、ベンゾチオ
ピラン有機チオリン酸系殺虫剤(ジチクロホスおよびチクロホスなど)、ベンゾトリアジ
ン有機チオリン酸系殺虫剤(アジンホス-エチルおよびアジンホス-メチルなど)、イソ
インドール有機チオリン酸系殺虫剤(ジアリホスおよびホスメットなど)、イソキサゾー
ル有機チオリン酸系殺虫剤(イソキサチオンおよびゾラプロホスなど)、ピラゾロピリミ
ジン有機チオリン酸系殺虫剤(クロルプラゾホスおよびピラゾホスなど)、ピリジン有機
チオリン酸系殺虫剤(クロルピリホスおよびクロルピリホス-メチルなど)、ピリミジン
有機チオリン酸系殺虫剤(ブタチオホス、ダイアジノン、エトリムホス、リリムホス、ピ
リミホス-エチル、ピリミホス-メチル、ピリミドホス、ピリミテート、およびテブピリ
ミホスなど)、キノキサリン有機チオリン酸系殺虫剤(キナルホスおよびキナルホス-メ
チルなど)、チアジアゾール有機チオリン酸系殺虫剤(アチダチオン、リチダチオン、メ
チダチオン、およびプロチダチオンなど)、トリアゾール有機チオリン酸系殺虫剤(イサ
ゾホスおよびトリアゾホスなど)、フェニル有機チオリン酸系殺虫剤(アゾトエート、ブ
ロモホス、ブロモホス-エチル、カルボフェノチオン、クロルチオホス、シアノホス、シ
チオエート、ジカプトン、ジクロフェンチオン、エタホス、ファムフル、フェンクロルホ
ス、フェニトロチオン、フェンスルホチオン、フェンチオン、フェンチオン-エチル、ヘ
テロホス、ヨドフェンホス、メスルフェンホス、パラチオン、パラチオン-メチル、フェ
ンカプトン、ホスニクロル、プロフェノホス、プロチオホス、スルプロホス、テメホス、
トリクロルメタホス-3、およびトリフェノホスなど)、ホスホン酸系殺虫剤(ブトネー
トおよびトリクロルホンなど)、ホスホンチオ酸系殺虫剤(メカルホンなど)、フェニル
エチルホスホンチオ酸系殺虫剤(ホノホスおよびトリクロロナトなど)、フェニルフェニ
ルホスホンチオ酸系殺虫剤(シアノフェンホス、EPN、およびレプトホスなど)、ホス
ホルアミデート殺虫剤(クルホメート、フェナミホス、フォスチエタン、メホスホラン、
ホスホラン、およびピリメタホスなど)、ホスホルアミドチオエート殺虫剤(アセフェー
ト、イソカルボホス、イソフェノホス、イソフェノホス-メチル、メタミドホス、および
プロペタムホスなど)、ホスホロジアミド殺虫剤(ジメホックス、マジドックス、ミパホ
ックス、およびシュラーダンなど)、オキサジアジン殺虫剤(インドキサカルブなど)、
オキサジアゾリン殺虫剤(メトキサジアゾンなど)、フタルイミド殺虫剤(ジアリホス、
ホスメット、およびテトラメトリンなど)、ピラゾール殺虫剤(テブフェンピラド、トレ
フェンピラドなど)、フェニルピラゾール殺虫剤(アセトプロール、エチプロール、フィ
プロニル、ピラフルプロール、ピリプロール、およびバニリプロールなど)、ピレスロイ
ドエステル殺虫剤(アクリナトリン、アレトリン、ビオアレトリン、バルトリン、ビフェ
ントリン、カッパ-ビフェントリン、ビオエタノメチリン、クロロプラレトリン、シクレ
トリン、シクロプロトリン、シフルトリン、ベータ-シペルメトリン、シータ-シペルメ
トリン、ゼータ-シペルメトリン、シフェノトリン、デルタメトリン、ジメフルトリン、
ジメトリン、エンペントリン、フェンフルトリン、フェンピリトリン、フェンプロパトリ
ン、フェンバレレート、エスフェンバレレート、フルシトリネート、フルバリネート、タ
ウ-フルバリネート、フレトリン、ヘプタフルトリン、イミプロトリン、メペルフルトリ
ン、メトフルトリン、イプシロン-メトフルトリン、モンフルオロトリン、イプシロン-
モンフルオロトリン、ペルメトリン、ビオペルメトリン、トランスペルメトリン、フェノ
トリン、プラレトリン、プロフルトリン、ピレスメトリン、レスメトリン、ビオレスメト
リン、シスメトリン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、テラレトリン、テトラメト
リン、テトラメチルフルトリン、トラロメトリン、およびトランスフルトリンなど)、ピ
レトロイドエーテル殺虫剤(エトフェンプロックス、フルフェンプロックス、ハルフェン
プロックス、プロトリフェンブト、およびシラフルオフェンなど)、ピリミジンアミン殺
虫剤(フルフェネリムおよびピリミジフェンなど)、ピロール殺虫剤(クロルフェナピル
など)、テトラミン酸系殺虫剤(スピロピジオンおよびスピロテトラマトなど)、テトロ
ン酸系殺虫剤(スピロメシフェンなど)、チオ尿素殺虫剤(ジアフェンチウロンなど)、
尿素殺虫剤(フルコフロンおよびスルコフロンなど)、未分類の殺線虫剤(フルアザイン
ドリジンおよびチオキサザフェンなど)、ならびに未分類の殺虫剤(ベンズピリモキサン
、クロサンテル、ナフテン酸銅、クロタミトン、EXD、フェナザフロル、フェノキサク
リム、フルヘキサホン、フルピリミン、ヒドラメチルノン、イソプロチオラン、マロノベ
ン
、メタフルミゾン、ニフルリジド、オキサゾールスルフィル、プリフェネート、ピリダベ
ン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ラホキサニド、スルホキサフロル、トリアラテン、
およびトリアザメートなど)、ならびにそれらの任意の組み合わせが含まれるが、これら
に限定されない。
【0023】
加えて、本発明の化合物Iを、適用のために選択される培地中の本発明の化合物Iと適
合性があり、かつ化合物Iの活性に拮抗しない、除草剤と組み合わせて、殺虫混合物およ
びそれらの相乗的な混合物を形成することができる。本開示の殺真菌性化合物Iは、多く
の場合、多様な望ましくない植物を制御するために、1つ以上の他の除草剤と組み合わせ
て適用することができる。除草剤と組み合わせて使用される場合、現在主張されている化
合物Iは、除草剤(複数可)とともに製剤化されても、除草剤(複数可)とタンク混合さ
れても、除草剤(複数可)と連続して適用されてもよい。典型的な除草剤には、アミド系
除草剤(アリドクロル、ベフルブタミド、ベンザドクス、ベンジプラム、ブロモブチド、
カフェンストロール、CDEA、シプラゾール、ジメテナミド、ジメテナミド-P、ジフ
ェナミド、エプロナズ、エトニプロミド、フェントラザミド、フルポキサム、ホメサフェ
ン、ハロサフェン、イソカルバミド、イソキサベン、ナプロパミド、ナプタラム、ペトキ
サミド、プロピザミド、キノナミド、テブタム、およびチアフェナシルなど)、アニリド
系除草剤(クロラノクリル、シサニリド、クロメプロップ、シプロミド、ジフルフェニカ
ン、エトベンザニド、フェナスラム、フルフェナセト、フルフェニカン、メフェナセト、
メフルイジド、メタミホップ、モナリド、ナプロアニリド、ペンタノクロル、ピコリナフ
ェン、およびプロパニルなど)、アリールアラニン系除草剤(ベンゾイルプロップ、フラ
ムプロップ、およびフラムプロップ-Mなど)、クロロアセトアニリド系除草剤(アセト
クロル、アラクロル、ブタクロル、ブテナクロル、デラクロル、ジエタチル、ジメタクロ
ル、メタザクロル、メトラクロル、S-メトラクロル、プレチラクロル、プロパクロル、
プロピソクロル、プリナクロル、テルブクロル、テニルクロル、およびキシラクロルなど
)、スルホンアニリド系除草剤(ベンゾフルオル、ペルフルジオン、パーフルイドン、ピ
リミスルファン、およびプロフルアゾールなど)、スルホンアミド系除草剤(アシュラム
、カルバスラム、フェナスラム、およびオリザリンなど)、チオアミド系除草剤(クロル
チアミドなど)、抗生物質系除草剤(ビアラホスなど)、安息香酸系除草剤(クロランベ
ン、ジカンバ、2,3,6-TBA、およびトリカンバなど)、ピリミジニルオキシ安息
香酸系除草剤(ビスピリバックおよびピリミノバックなど)、ピリミジニルチオ安息香酸
系除草剤(ピリチオバックなど)、フタル酸系除草剤(クロルタールなど)、ピコリン酸
系除草剤(アミノピラリド、クロピラリド、フロルピラウキシフェン、ハラウキシフェン
、およびピクロラムなど)、キノリンカルボン酸系除草剤(キンクロラックおよびキンメ
ラックなど)、ヒ素系除草剤(カコジル酸、CMA、DSMA、ヘキサフルレート、MA
A、MAMA、MSMA、亜ヒ酸カリウム、および亜ヒ酸ナトリウムなど)、ベンゾイル
シクロヘキサンジオン系除草剤(フェンキノトリオン、ランコトリオン、メソトリオン、
スルコトリオン、テフリルトリオン、およびテンボトリオンなど)、ベンゾフラニルアル
キルスルホネート系除草剤(ベンフレセートおよびエトフメセートなど)、ベンゾチアゾ
ール系除草剤(ベンザゾリンなど)、カルバメート除草剤(アシュラム、カルボキサゾー
ル、クロルプロカルブ、ジクロメート、フェナスラム、カルブチレート、およびテルブカ
ルブなど)、カルバニレート系除草剤(バルバン、BCPC、カルバスラム、カルベタミ
ド、CEPC、クロルブファム、クロルプロファム、CPPC、デスメジファム、フェニ
ソファム、フェンメジファム、フェンメジファム-エチル、プロファム、およびスウェッ
プなど)、シクロヘキセンオキシム系除草剤(アロキシジム、ブトロキシジム、クレトジ
ム、クロプロキシジム、シクロキシジム、プロホキシジム、セトキシジム、テプラロキシ
ジム、およびトラルコキシジムなど)、シクロプロピルイソオキサゾール系除草剤(イソ
キサクロロトールおよびイソキサフルトールなど)、ジカルボキシミド系除草剤(シニド
ン-エチル、フルメジン、フルミクロラック、フルミオキサジン、およびフルミプロピン
など)、ジニトロアニリン系除草剤(ベンフルラリン、ブトラリン、ジニトラミン、エタ
ルフルラリン、フルクロラリン、イソプロパリン、メタルプロパリン、ニトラリン、オリ
ザリン、ペンジメタリン、プロジアミン、プロフルラリン、およびトリフルラリンなど)
、ジニトロフェノール系除草剤(ジノフェネート、ジノプロップ、ジノサム、ジノセブ、
ジノテルブ、DNOC、エチノフェン、およびメジノテルブなど)、ジフェニルエーテル
系除草剤(エトキシフェンなど)、ニトロフェニルエーテル系除草剤(アシフルオルフェ
ン、アクロニフェン、ビフェノックス、クロメトキシフェン、クロルニトロフェン、エト
ニプロミド、フルオロジフェン、フルオログリコフェン、フルオロニトロフェン、ホメサ
フェン、フリルオキシフェン、ハロサフェン、ラクトフェン、ニトロフェン、ニトロフル
ロフェン、およびオキシフルオルフェンなど)、ジチオカーバメート系除草剤(ダゾメッ
トおよびメタムなど)、ハロゲン化脂肪族系除草剤(アロラック、クロロポン、ダラポン
、フルプロパネート、ヘキサクロロアセトン、ヨードメタン、臭化メチル、モノクロロ酢
酸、SMA、およびTCAなど)、イミダゾリノン系除草剤(イマザメタベンズ、イマザ
モックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、およびイマザイマゼタピルなど)、
無機除草剤(スルファミン酸アンモニウム、ホウ砂、塩素酸カルシウム、硫酸銅、硫酸第
一鉄、アジ化カリウム、シアン酸カリウム、アジ化ナトリウム、塩素酸ナトリウム、およ
び硫酸など)、ニトリル系除草剤(ブロモボニル、ブロモキシニル、クロロキシニル、シ
クロピラニル、ジクロベニル、ヨードボニル、イオキシニル、およびピラクロニルなど)
、有機リン酸系除草剤(アミプロホス-メチル、アニロホス、ベンスリド、ビラナホス、
ブタミホス、2,4-DEP、DMPA、EBEP、ホサミン、グルホシネート、グルホ
シネート-P、グリホセート、およびピペロホスなど)、フェノキシ系除草剤(ブロモフ
ェノキシム、クロメプロップ、2,4-DEB、2,4-DEP、ジフェノペンテン、ジ
スル、エルボン、エトニプロミド、フェンテラコール、およびトリホプシムなど)、オキ
サジアゾリン系除草剤(メタゾール、オキサジアルギル、オキサジアゾンなど)、オキサ
ゾール系除草剤(フェノキサスルホンなど)、フェノキシ酢酸系除草剤(4-CPA、2
,4-D、3,4-DA、MCPA、MCPA-チオエチル、および2,4,5-Tなど
)、フェノキシ酪酸系除草剤(4-CPB、2,4-DB、3,4-DB、MCPB、お
よび2,4,5-TBなど)、フェノキシプロピオン酸系除草剤(クロプロップ、4-C
PP、ジクロプロップ、ジクロプロップ-P、3,4-DP、フェノプロップ、メコプロ
ップ、およびメコプロップ-Pなど)、アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤
(クロラジホップ、クロジナホップ、クロホップ、シハロホップ、ジクロホップ、フェノ
キサプロップ、フェノキサプロップ-P、フェンチアプロップ、フルアジホップ、フルア
ジホップ-P、ハロキシホップ、ハロキシホップ-P、イソキサピリホップ、メタミホッ
プ、プロパキザホップ、キザロホップ、キザロホップ-P、およびトリホップなど)、フ
ェニレンジアミン系除草剤(ジニトラミンおよびプロジアミンなど)、ピラゾール系除草
剤(ピロキサスルホンなど)、ベンゾピラゾール系除草剤(ベンゾフェナップ、ピラスル
ホトール、ピラゾリネート、ピラゾキシフェン、トルピラレート、およびトプラメゾンな
ど)、フェニルピラゾール系除草剤(フルアゾレート、ニピラクロフェン、ピオキサデン
、およびピラフルフェンなど)、ピリダジン系除草剤(クレダジン、シクロピリモレート
、ピリダホール、およびピリデートなど)、ピリダジノン系除草剤(ブロムピラゾン、ク
ロリダゾン、ジミダゾン、フルフェンピル、メトフルラゾン、ノルフルラゾン、オキサピ
ラゾン、およびピダノンなど)、ピリジン系除草剤(アミノピラリド、クリオジナート、
クロピラリド、ジチオピル、フロルピラウキシフェン、フルロキシピル、ハラウキシフェ
ン、ハロキシジン、ピクロラム、ピコリナフェン、ピリクロール、チアゾピル、およびト
リクロピルなど)、ピリミジンジアミン系除草剤(イプリミダムおよびチオクロリムなど
)、四級アンモニウム系除草剤(シペルコート、ジエタムコート、ジフェンゾコート、ジ
コート、モルファムコート、およびパラコートなど)、チオカーバメート系除草剤(ブチ
レート、シクロエート、ジ-アレート、EPTC、エスプロカルブ、エチオレート、イソ
ポリネート、メチオベンカルブ、モリネート、オルベンカルブ、ペブレート、プロスルホ
カルブ、ピリブチカルブ、スルファレート、チオベンカルブ、チオカルバジル、トリ-ア
レート、およびベルノレートなど)、チオカーボネート系除草剤(ジメキサ、EXD、お
よびプロキサンなど)、チオ尿素系除草剤(メチウロンなど)、トリアジン系除草剤(ジ
プロペトリン、インダジフラム、トリアジフラム、およびトリヒドロキシトリアジンなど
)、クロロトリアジン系除草剤(アトラジン、クロラジン、シアナジン、シプラジン、エ
グリナジン、イパジン、メソプラジン、プロシアジン、プログリナジン、プロパジン、セ
ブチラジン、シマジン、テルブチラジン、およびトリエタジンなど)、メトキシトリアジ
ン系除草剤(アトラトン、メトメトン、プロメトン、セクブメトン、シメトン、およびテ
ルブメトンなど)、メチルチオトリアジン系除草剤(アメトリン、アジプロトリン、シア
ナトリン、デスメトリン、ジメタメトリン、メトプロトリン、プロメトリン、シメトリン
、およびテルブトリンなど)、トリアジノン系除草剤(アメチジオン、アミブジン、ヘキ
サジノン、イソメチオジン、メタミトロン、メトリブジン、およびトリフルジモキサジン
など)、トリアゾール系除草剤(アミトロール、カフェンストロール、エプロナズ、およ
びフルポキサムなど)、トリアゾロン系除草剤(アミカルバゾン、ベンカルバゾン、カル
フェントラゾン、フルカルバゾン、イプフェンカルバゾン、プロポキシカルバゾン、スル
フェントラゾン、およびチエンカルバゾン-メチルなど)、トリアゾロピリミジン系除草
剤(クロランスラム、ジクロスラム、フロラスラム、フルメトスラム、メトスラム、ペノ
キススラム、およびピロキシスラムなど)、ウラシル系除草剤(ベンズフェンジゾン、ブ
ロマシル、ブタフェナシル、フルプロパシル、イソシル、レナシル、サフルフェナシル、
およびテルバシルなど)、尿素系除草剤(ベンズチアズロン、クミルロン、シクルロン、
ジクロラル尿素、ジフルフェンゾピル、イソノルロン、イソウロン、メタベンズチアズロ
ン、モニソウロン、およびノルロンなど)、フェニル尿素系除草剤(アニスロン、ブツロ
ン、クロルブロムロン、クロレツロン、クロロトルロン、クロロクスロン、ダイムロン、
ジフェノクスロン、ジメフロン、ジウロン、フェヌロン、フルオメツロン、フルオチウロ
ン、イソプロツロン、リヌロン、メチウロン、メチルダイムロン、メトベンズロン、メト
ブロムロン、メトキスロン、モノリヌロン、モヌロン、ネブロン、パラフルロン、フェノ
ベンズロン、シズロン、テトラフルロン、およびチジアズロンなど)、ピリミジニルスル
ホニル尿素系除草剤(アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン、クロリム
ロン、シクロスルファムロン、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルセトスルフ
ロン、フルピルスルフロン、ホラムスルフロン、ハロスルフロン、イマゾスルフロン、メ
ソスルフロン、メタゾスルフロン、ニコスルフロン、オルソスルファムロン、オキサスル
フロン、プリミスルフロン、プロピリスルフロン、ピラゾスルフロン、リムスルフロン、
スルホメツロン、スルホスルフロン、およびトリフロキシスルフロンなど)、トリアジニ
ルスルホニル尿素系除草剤(クロルスルフロン、シノスルフロン、エタメトスルフロン、
ヨードスルフロン、イオフェンスルフロン、メトスルフロン、プロスルフロン、チフェン
ス
ルフロン、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリフルスルフロン、およびトリトスルフ
ロンなど)、チアジアゾリル尿素系除草剤(ブチウロン、エチジジムロン、テブチウロン
、チアザフルロン、およびチジアズロンなど)、ならびに未分類の除草剤(アクロレイン
、アリルアルコール、アミノシクロピラクロール、アザフェニジン、ベンタゾン、ベンゾ
ビシクロン、ビシクロピロン、ブチダゾール、カルシウムシアナミド、カンベンジクロー
ル、ロルフェナック、クロルフェンプロップ、クロルフルラゾール、クロルフルレノール
、シンメチリン、クロマゾン、CPMF、クレゾール、シアナミド、シクロピリモレート
、オルソ-ジクロロベンゼン、ジメピペレート、エンドタール、フルオロミジン、フルリ
ドン、フルロクロリドン、フルルタモン、フルチアセット、インダノフアン、イソチオシ
アン酸メチル、OCH、オキサジクロメホン、ペンタクロルフェノール、ペントキサゾン
、酢酸フェニル水銀、プロスルファリン、ピリベンゾキシム、ピリフタリド、キノクラミ
ン、ロデタニル、スルグリカピン、チジアジミン、トリジファン、トリメツロン、トリプ
ロピンダン、およびトリタックなど)が含まれるが、これらに限定されない。
【0024】
本発明の化合物Iはまた、さらなる活性化合物を含んでも、それらと一緒にかつ/また
は連続して適用されてもよい。これらのさらなる化合物は、有機化合物、無機肥料、もし
くは微量栄養素供与体などの植物の健康刺激剤、または植物の成長に影響を与える他の調
製物(接種材料など)であり得る。
【0025】
別の実施形態では、化合物Iはまた、Bacillus株、例えば、Bacillus
subtilisvar.amyloiquefaciens FZB24(TAEG
RP(登録商標))およびBacillus amyloiquefaciens FZ
B42(RHIZOVITAL(登録商標))、VotiVo(商標)Bacillus
firmus、Clariva(商標)(Pasteuria nishizawae
)、Bacillus thuringiensis、Trichoderma spp
.、、ならびに/または昆虫、ダニ、線虫、および/もしくは植物病原体に対する活性を
呈する、それぞれの株の変異体および代謝物からなる群などであるがこれらに限定されな
い、他の生物学的生物を含んでも、それらと一緒にかつ/または連続して適用されてもよ
い。
【0026】
本開示の一実施形態は、真菌攻撃を制御または予防するための方法である。この方法は
、土壌、植物、根、葉、種子、もしくは真菌の部位、または寄生を予防するべき部位(例
えば、穀類もしくはブドウ植物への適用)に、殺真菌有効量の化合物Iを適用することを
含む。化合物Iは、低い植物毒性を呈しながら、殺真菌レベルで様々な植物を処理するの
に好適である。化合物Iは、保護および/または除虫様式の両方で有用であり得る。
【0027】
式Iの化合物は、特に農業用途のために有意な殺真菌効果を有することが見出されてい
る。式Iの化合物は、農業作物および園芸植物とともに使用するのに特に有効である。追
加の利益には、植物の健康の改善、植物の収率の改善(例えば、バイオマスの増加および
/または価値ある成分の含有量の増加)、植物の活力の改善(例えば、植物の成長の改善
および/またはより青々とした葉)、植物の品質の改善(例えば、特定の成分の含有量ま
たは組成の改善)、ならびに植物の非生物的ストレスおよび/または生物的ストレスに対
する耐性の改善が含まれ得るが、これらに限定されない。
【0028】
具体的には、本組成物は、有用な果樹園、ブドウ園、およびプランテーション作物に感
染する様々な望ましくない真菌を制御する上で有効である。本組成物は、例えば、以下の
代表的な真菌種を含む、様々なAscomyceteおよびBasidiomycete
真菌に対して使用することができる。
【0029】
核果類および仁果類に対するもの:斑点病(Mycosphaerella cers
ella、Mycosphaerella pyri、Cercospora rubr
otincta)、炭疽病(Glomerella cingulata、Glomer
ella acutata)、サクランボ斑点病(Blumeriella jaapi
i)、うどんこ病(Podosphaeria leucotricha、Podosp
haeria pannosa)、Alternaria腐朽病/黒斑病(Altern
aria alternata、A.gaisen)、ゴム病(Botryosphae
ria spp.)、果実腐朽病(Botrytis cinerea)、黒星病(Ve
nturia inequalis、V.pirinia、V.carpophila、
V.nashicola、Venturia spp.)、白絹病(Sclerotiu
m rolfsii)、黒腐れ病(Botryosphaeria obtusa)、A
lternaria斑点落葉病および腐朽病(Alternaria mali、Alt
ernaria spp.)、赤星病(cedar apple rust)(Gymn
osporangium juniper-virginianae)、アメリカサンザ
シさび病(American hawthorn rust)(Gymnosporag
ium globosum)、ニホンナシさび病(Gymnosporangium a
siaticum)、セイヨウナシさび病(Gymnosporangium sabi
nae)、ケルンナシさび病(Gymnosporangium kernianum)
、太平洋沿岸ナシさび病(Gymnosporangium libocedri)、ロ
ッキー山脈ナシさび病(Gymnosporangium nelsoni)、炭疽病(
bitter rot)(Colletotrichum spp.)、白腐れ病(Bo
tryosphaeria dothidea)、黒腐れ病(Diplodia ser
iata)、すす点病およびフライスペック病(flyspeck)(Dothideo
mycetesおよびSordariomycetesを含む病原体複合体)、Fabr
aea斑点病(Fabraea maculata、Diplocarpon mesp
ili)、褐点病(Stemphylium vesicarium)、ブルックス果実
斑点病(Mycosphaerella pomi)、Phoma斑点病および果実斑点
病(Phoma spp.)、斑点落葉病(Phyllosticta solitar
ia)、黒色瘡痂病および水疱潰瘍病(blister canker)(Ellise
mbia asterinum)、リンゴ輪紋病(Botryosphaeria sp
p.)、マルメロ尻腐病(Sclerotinia sclerotiorum)、Mo
nilinia葉枯れ病および褐色腐朽病(Monilinia spp.)、Mars
sonina斑点落葉病(Diplocarpon mali)、青かび病(Penic
illium spp.)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、ならび
に潰瘍病およびand 木材腐朽病(Neonectria spp.、Neofabr
aea spp.、Diaporthe spp.、Valsa spp.、Botry
osphaeria spp.、Armilllaria spp.、Chondros
tereum spp.、Schizophylum spp.、Stereum sp
p.、Trametes spp.);
【0030】
ブドウに対するもの:黒腐れ病(Guignardia bidwellii、Phy
llosticta ampelicida)、炭疽病(bitter rot)(Gr
eeneria uvicola)、Eutypa枝枯れ病(Eutypa lata)
、Botryosphaeria枝枯れ病およびMacrophoma腐朽病(Botr
yosphaeria spp.)、Botrytis果房腐朽病および胴枯れ病(Bo
trytis cinerea)、Phomopsis茎斑点病および斑点病(Phom
opsis viticola、Cryptosporella viticola)、
ロットブレンナー(Rotbrenner)病(Pseudopezicula tra
cheiphila、Pseudopeziza tracheiphila)、炭疽病
(anthracnose)(Elsinoe ampelina)、さび病(Phak
opsora ampelopsidis、Phakopsora euvitis)、
Septoria斑点病(Septoria ampelina)、葉枯れ病(Pseu
docercospora vitis)、斑点落葉病(Briosia ampelo
phaga)、うどんこ病(Erysiphe necator)、白腐れ病(Coni
ella diplodiella、Pilidiella diplodiella)
、晩腐病(Colletotrichum spp.)、液果腐朽病およびかび病(Al
ternaria spp.、Cladosporium spp.、Botrytis
cinerea, Colletotrichum spp.、Diplodia s
pp.、Greeneria spp.、Phomopsis spp.、Asperg
illus spp.、Penicillium spp.、Rhizopus spp
.、Fusarium spp.、Stemphyilium spp.、Ascoch
yta spp.);
【0031】
イチゴに対するもの:Septoria硬化病および斑点病(Septoria sp
p.)、うどんこ病(Sphaerotheca macularis、Podosph
aera macularis)、炭疽病(Colletotrichum spp.)
、一般的な斑点病(Mycosphaerella fragariae)、Cerco
spora斑点病(Cercospora spp.)、葉さび病(Phragmidi
um potentillae、Frommeella tormentillae)、
Sclerotinia根頭腐敗病および果実腐朽病(Sclerotinia scl
erotiorum)、Alternaria果実腐朽病および黒斑病(Alterna
ria spp.)、葯および雌ずい胴枯れ病/黒根腐れ病/硬化褐色腐朽病(Rhiz
octonia spp.)、炭腐れ病(Macrophomina phaseoli
na)、Coniothyrium病(Coniothyrium fuckelii、
Coniella fragariae)、Dematophora根頭腐敗病および根
腐れ病/白根腐れ病(Rosellinia necatrix)、Diplodina
腐敗病/葉腐れ病および茎腐れ病(Phoma lycopersici)、果実腐朽病
(Aspergillus niger、Cladosporium spp.、Pen
icillium spp.)、Byssochlamys腐朽病(Byssochla
mys fulva)、果実汚斑病(Peronospora potentillae
、Sphaeropsis malorum、Sclerotium rolfsii、
Schizoparme straminea)、灰色かび葉枯れ病(Gray mol
d leaf blight)および根頭乾腐病(Botrytis cinerea)
、葉枯れ病(leaf scorch)(Diplocarpon earlianum
)、Pestalotia果実腐朽病(Pestalotia sp.)、葉枯れ病(L
eaf blight)(Phomopsis obscurans)、Posthar
vest腐朽病(Botrytis cinerea、Pichia spp.、Sac
charomyces spp.)、白絹病(Sclerotium rolfsii)
;
【0032】
バナナに対するもの:炭疽病(Colletotrichum musae、Armi
llariaトウモロコシ腐朽病(Armillaria mellea、Armill
aria tabescens)、黒十字病(Phyllachora musicol
a)、黒根腐れ病(Rosellinia bunodes)、黒シガトカ病(Myco
sphaerella fijiensis)、褐色斑点落葉病(Brown blot
ch)(Pestalotiopsis leprogena)、褐斑病(Cercos
pora hayi)、Ceratocystis果実腐朽病(Ceratocysti
s paradoxa)、シガーエンド病(Cigar-end)(Verticill
ium theobromae、Trachysphaera fructigena)
、Cladosporiumスペックル病(speckle)(Cladosporiu
m musae)、トウモロコシ乾腐病(Junghuhnia vincta)、Co
rdana斑点病(Cordana johnstonii、Cordana musa
e)、根頭腐敗病(Colletotrichum musae、Verticilli
um theobromae、Fusarium spp.、Acremonium s
pp.)、Cylindrocladium根腐れ病(Cylindrocladium
spp.)、Deightoniella果実スペックル病、立ち枯れ病、斑点病、お
よび先腐れ病(Deightoniella torulosa)、ダイアモンド斑点病
(Diamond spot)(Cercospora hayi、Fusarium
spp.)、サンジャクバナナ先腐れ病(Nattrassia mangiferae
)、眼紋病(Drechslera gigantean)、果実小斑点(Guigna
rdia musae)、果実腐朽病(Botryosphaeria ribis)、
真菌性根腐れ病(Fusarium spp.、Rhizoctonia spp.)、
真菌性葉枯病(Colletotrichum musae)、葉さび病(Uredo
musae、Uromyces musae)、葉スペックル病(Acrodontiu
m simplex)、斑点病(Curvularia eragrostidis、D
rechslera musae-sapientum、Leptosphaeria
musarum、Pestalotiopsis disseminata)、主茎腐れ
病(Ceratocystis paradoxa)、マレー斑点病(Haplobas
idion musae)、Marasmiellus腐朽病(Marasmiellu
s inoderma)、パナマ病(Fusarium oxysporum f.sp
.cubense)、花柄腐朽病(Lasiodiplodia theobromae
、Fusarium spp.、Verticillium theobromae)、
Pestalotiopsis斑点病(Pestalotiopsis palmaru
m)、Phaeoseptoria斑点病(Phaeoseptoria musae)
、ピッテイング病(Pitting)(Pyricularia grisea)、偽茎
心腐病(Fusarium moniliforme)、根腐れ病および腐敗病(Cyl
indrocarpon musae)、Sclerotinia果実腐朽病(Scle
rotinia sclerotiorum)、Septoria斑点病(Septor
ia eumusae)、葉鞘腐敗病(Nectria foliicola、Myco
sphaerella musicola)、すす病(Limacinula tenu
is)、スペックル病(Mycosphaerella musae)、尻腐れ病(Ni
grospora sphaerica)、軸腐れ病(Colletotrichum
musae)、熱帯性スペックル病(Ramichloridium musae)、V
erticillium先腐れ病(Verticillium theobromae)
、ならびに黄シガトカ病(Mycosphaerella musicola)。
【0033】
化合物Iは、農業的に有用な果樹園、ブドウ園、およびプランテーション作物の植物病
原性真菌に対する有意な殺真菌効果を有することが見出されている。これらの病害には、
特に農業用途のための、核果類の花および果実の褐色腐朽病を引き起こすMonilin
ia laxaおよびMonilinia fructicola、核果類の果実腐朽病
を引き起こすRhizopus stolonifera、リンゴうどんこ病を引き起こ
すPodosphaera leucotricha、リンゴ斑点病を引き起こすAlt
ernaria mali、ナシ黒星病を引き起こすVenturia pyrina、
ナシすす病を引き起こすCapnodium spp.、ブドウうどんこ病を引き起こす
Erysiphe necator、イチゴおよびブドウの灰色かび病を引き起こすBo
trytis cinerea、ならびにバナナ黒シガトカ病を引き起こすMycosp
haerella fijiensisが含まれる。化合物Iは、農業作物および園芸植
物とともに使用するのに特に有効である。
【0034】
化合物Iは、殺真菌剤として幅広い有効性を有する。適用される活性材料の正確な量は
、適用される特定の活性材料だけでなく、所望される特定の作用、制御される真菌種、お
よびそれらの成長段階、ならびに化合物と接触させられる植物または他の製品の部分にも
依存する。したがって、化合物I、およびそれを含有する製剤は、同様の濃度でも、また
は同じ真菌種に対してでも、等しく有効ではない場合がある。
【0035】
化合物Iは、病害を阻害し、植物学的に許容される量で、植物とともに使用するのに有
効である。「病害を阻害し、植物学的に許容される量」という用語は、制御が所望される
植物の病害を殺滅または阻害するが、その植物に対しては有意な毒性がない、化合物の量
を指す。この量は一般に、約0.1~約1000ppm(百万分率)であり、1~500
ppmが好ましい。必要とされる化合物の正確な濃度は、制御される真菌病害、用いられ
る製剤の種類、適用方法、特定の植物種、および気候条件などとともに変動する。好適な
適用量は、典型的には、1エーカーあたり約0.10~約4ポンド(1平方メートルあた
り約0.01~0.45グラム(g/m2))の範囲内である。
【0036】
本明細書で提供される任意の範囲または所望の値は、本明細書の教示の理解のために当
業者に明らかであるように、求められる効果を失うことなく、拡張または改変することが
できる。
【実施例0037】
【0038】
核果類における花の褐色腐朽病(MONILA、Monilinia laxa)に対す
る化合物Iの圃場評価:
5%のEC製剤中に適用され、アジュバント(Trycol、0.2%v/vで50%
w/w)とタンク混合した化合物Iを含有する殺真菌処理を、1ヘクタールあたり50、
100、および150グラムの活性成分量(g ai/ha)で、開花期間中に2回、ア
ンズの植物群落(PRNAR、Protici品種)に噴霧した。適用を7日間隔で行い
、最終(保護的)適用時に病害接種を行った。この処理は、4つの複製および約4.7×
3.1mのプロットを有するランダム化完全ブロックとして設計した実験的試験の一部で
あり、化合物Iを、単独バックパック適用機であるMISTBLOWを使用して、500
L/haの水量で適用した。
【0039】
1本の木あたり10本の事前に印を付けた枝で、花に対するMONILAの病害を評価
した。感染した花の数を計数し、結果として、発生率パーセントを計算した。目視での感
染を、試験中に3回、第2の適用の10、14、および20日後に評価した。記録した重
症度データセットを使用して、各プロットの病害進行曲線下面積(AUDPC)を計算し
た。相対的なAUDPC(AUDPCに基づく制御%)を、未処理の対照のパーセントと
して計算した。結果を、表1に提供する。
【0040】
核果類の褐色腐朽病(MONIFC、Monilinia fructicola)に対
する化合物Iの圃場評価:
5%のEC製剤中に適用され、アジュバント(Trycol、0.2%v/vで50%
w/w)とタンク混合した化合物Iを含有する殺真菌処理を、1ヘクタールあたり50、
100、および150グラムの活性成分量(g ai/ha)で、果実成熟期間中に2回
、ネクタリンの植物群落(PRNPN、Calfornia品種)に噴霧した。適用を8
日間隔で行い、第1の(治療的)適用の12日前に病害接種を行った。この処理は、4つ
の複製および約4.3×6.0mのプロットを有するランダム化完全ブロックとして設計
した実験的試験の一部であり、化合物Iを、単独バックパック適用機であるMISTBL
OWを使用して、800L/haの水量で適用した。
【0041】
この試験から収集した材料(干からびたもの)を免疫アッセイし、その後PCRアッセ
イすることによって、病原体が、Monilinia fructicola(MONI
FC)であることを認定した。適用Bの8日後(8DAAB)、収穫時の褐色腐朽病を、
1プロットあたり100個のランダムに摘み取った果実について評価し、病害を有する果
実の発生率、および次いでAbbottsを使用して制御パーセントを計算した。次いで
、1プロットあたり60個の目視して健康な果実試料を、胞状プレートに置き、低温貯蔵
で5日間保持した。次いで、試料を、20℃で14日間維持した(貯蔵有効期間)。いく
つかの評価を行って、貯蔵有効期間のシミュレーション中の病害の発生を確認した。具体
的には、低温貯蔵から出した時点(冷蔵5日後、13DAAB)、その後15、17、2
0、および23DAABに、腐敗した果実のパーセンテージを確認した。病害を有する果
実のパーセント(発生率)を計算し、次いで、Abbottsを使用して制御パーセント
を計算した。収穫および貯蔵有効期間のシミュレーション結果を、表2に提供する。
【0042】
アンズの褐色腐朽病(MONIFC、Monilinia fructicola)およ
びRhizopus腐朽病(RIZPST、Rhizopus stolonifer)
に対する化合物Iの圃場評価:
核果類の腐朽病に対する化合物Iの有用性を評価する圃場試験を、アンズを使用して、
マイクロプロット法で行い、実験的試験の一部を、4つの複製を有するランダム化完全ブ
ロックとして設計した。マイクロプロット法では、複製全体を使用する代わりに、各複製
(合計10個の複製)について、単一の枝の2個の成熟果実、または果実の房を選択した
。色付きフラグ付けにより、処理を特定した。5%のEC製剤中に適用され、アジュバン
ト(Trycol、0.2%v/vで50%w/w)とタンク混合した化合物Iを含有す
る殺真菌処理を、1ヘクタールあたり50、100、および150グラムの活性成分量(
g ai/ha)で、アンズ(PRNAR)に噴霧した。選択した成熟アンズへの適用を
、手持ち式手動噴霧瓶を使用して、500L/haの水量で、収穫の7日前に行った。適
用の1日後、ZipLoc製プラスチック袋を果実または果実の房を覆うようにかけ、果
実の覆いの内側に、MONIFC(Rhizopusは、果樹園内に存在する天然の集団
であった)の接種混合物を噴霧した。プラスチック袋を、24時間後に取り外した。収穫
時、圃場で果実を収集し、プラスチック製Tupperware容器内に入れた。150
mLの脱イオン水をTupperware容器の底部に注ぎ込み、果実に微細な水のミス
トを噴霧した。容器を研究室に移し、大きなゴミ袋内に封入して湿度を高く保持し、研究
室の実験台上、約23℃でインキュベートした。目視での病害発生率を、試験中、適用の
9日後および16日後に評価した。記録した発生率データを使用して、各プロットの病害
進行曲線下面積(AUDPC)を計算した。相対的なAUDPC(AUDPCに基づく制
御%)を、未処理の対照のパーセントとして計算した。結果を、表3に提供する。
【0043】
モモの褐色腐朽病(MONIFC、Monilinia fructicola)および
Rhizopus腐朽病(RIZPST、Rhizopus stolonifer)に
対する化合物Iの圃場評価:
核果類の腐朽病に対する化合物Iの有用性を評価する圃場試験もまた、モモに対して、
マイクロプロット法で行い、実験的試験の一部を、4つの複製を有するランダム化完全ブ
ロックとして設計した。マイクロプロット法では、複製全体を使用する代わりに、各複製
(合計10個の複製)について、単一の枝の2個の成熟果実、または果実の房を選択した
。色付きフラグ付けにより、処理を特定した。第1の適用の1日前、ZipLoc製プラ
スチック袋を果実または果実の房を覆うようにかけ、果実の覆いの内側に、MONIFC
の接種混合物を噴霧した。プラスチック袋を、24時間後に取り外した。次いで、24時
間後、5%のEC製剤中に適用され、アジュバント(Trycol、0.2%v/vで5
0%w/w)とタンク混合した化合物Iを含有する殺真菌処理を、1ヘクタールあたり5
0、100、および150グラムの活性成分量(g ai/ha)で、モモ(PRNPS
)に2回噴霧した。選択した成熟モモへの適用を、CO2駆動式接種噴霧銃を使用して、
500L/haの水量で、収穫の14日前および7日前に行った。収穫時、圃場で果実を
収集し、プラスチック製Tupperware容器内に入れた。150mLの脱イオン水
をTupperware容器の底部に注ぎ込み、果実に微細な水のミストを噴霧した。容
器を研究室に移し、大きなゴミ袋内に封入して湿度を高く保持し、研究室の実験台上、約
23℃でインキュベートした。目視での病害発生率および重症度のパーセンテージを、試
験中、第1の適用の17日後に評価した。結果を、表4に提供する。
【0044】
リンゴに対するPodosphaera leucotricha(PODOLE)の圃
場評価:
リンゴに対するPODOLEの化合物Iの評価を、2つの別個の圃場試験で実行した。
第1の試験では、化合物Iの5%のEC製剤に加えてアジュバント(ETHOMEEN
T18H、1.0%v/vで50%w/w)を含有する殺真菌処理を、成長期間中に7回
、リンゴ(MABSD、Imperatore Dallago品種)の植物群落に噴霧
し、第1の適用が、開放圃場条件下でのうどんこ病の天然感染下、植物成長期のBBCH
61であるようにした。以下の6回の適用を、約10日間隔で適用した。化合物Iの製剤
を、1ヘクタールあたり100、150、および200グラムの活性成分量(g ai/
ha)で適用した。この処理は、4つの複製および約4.2×7.5mのプロットを有す
るランダム化完全ブロックとして設計した実験的試験の一部であった。化合物Iの製剤を
、パックバックプロット噴霧機(TRACKSP、Andreoli Engineer
ing)を使用して、800L/haの水量で適用し、450kPaで加圧した。
【0045】
第2の試験では、化合物Iの5%のEC製剤に加えてアジュバント(ETHOMEEN
T18H、1.0%v/vで50%w/w)を含有する殺真菌処理を、成長期間中に7
回、リンゴ(MABSD、Imperatore Dallago品種)の植物群落に噴
霧し、第1の適用が、開放圃場条件下でのうどんこ病の天然感染下、植物成長期のBBC
H61であるようにした。以下の6回の適用を、約10日間隔で適用した。化合物Iの製
剤を、1ヘクタールあたり100、150、および200グラムの活性成分量(g ai
/ha)で適用した。この処理は、4つの複製および約4.2×7.5mのプロットを有
するランダム化完全ブロックとして設計した実験的試験の一部であった。化合物Iの製剤
を、自動推進式マルチプロットトラック噴霧機(TRACKSP、Andreoli E
ngineering)を使用して、800L/haの水量で適用し、450kPaで加
圧した。
【0046】
両試験における病害重症度を、ランダムに選択した100枚の葉の、葉発生率および葉
感染のパーセンテージとして評価した。第1の試験では、うどんこ病感染を、3回、適用
Dの3日後(3DAAD)、7DAAF、および5DAAGに評価した。第2の試験では
、うどんこ病感染を、4回、6DAAB、2DAAD、7DAAF、および5DAAGに
評価した。記録した目視での感染データセットを使用して、各プロットの病害進行曲線下
面積(AUDPC)を計算した。相対的なAUDPC(AUDPCに基づく制御%)を、
未処理の対照のパーセントとして計算した。結果を、表5に提供する。
【0047】
リンゴに対するAlternaria mali(ALTEMA)の圃場評価:
保護的および治療的様式の両方での、リンゴ斑点病(ALTEMA)に対する化合物I
の評価を、2つの別個の圃場試験で実行した。保護的試験では、単独でまたはアジュバン
ト(Agnique BP420、0.3%v/vで50%w/w、またはETHOME
EN T18H、0.2%v/vで50%w/w)とともに、化合物Iの10%のEC製
剤を含有する殺真菌処理を、リンゴの成長期間中に6回、リンゴ(Hongxing品種
)の植物群落に噴霧し、各適用が、15日間隔になるようにした。アジュバントありまた
はなしの化合物Iの製剤を、1ヘクタールあたり100、125、および150グラムの
活性成分量(g ai/ha)で適用し、4500L/haの水量で適用した。実験プロ
ットに、斑点病病原体を3回接種し、第1の接種を、第1の適用の2日後(適用A、2D
AAA)に実行し、その後の適用を、2DAACおよび2DAADに実行した。この処理
は、3つの複製および3本分の木のプロットサイズを有するランダム化完全ブロックとし
て設計した実験的試験の一部であった。
【0048】
治療的試験では、単独でまたはアジュバント(Agnique BP420、0.3%
v/vで50%w/w、またはETHOMEEN T18H、0.2%v/vで50%w
/w)とともに、化合物Iの10%のEC製剤を含有する殺真菌処理を、リンゴの成長期
間中に6回、リンゴ(Hongxing品種)の植物群落に噴霧し、各適用が、15日間
隔になるようにした。アジュバントありまたはなしの化合物Iの製剤を、1ヘクタールあ
たり100、125、および150グラムの活性成分量(g ai/ha)で適用し、4
500L/haの水量で適用した。実験プロットに、斑点病病原体を3回接種し、第1の
接種を、第1の適用の5日前に実行した。第2の接種は、第3の適用の5日前であり、第
3の接種は、第4の適用の5日前になった。この処理は、3つの複製および3本分の木の
プロットサイズを有するランダム化完全ブロックとして設計した実験的試験の一部であっ
た。
【0049】
病害発生率を、1つの植物あたりの葉病害のパーセンテージとして評価された。リンゴ
斑点病感染を、6回評価し、最終評価が、第1の適用の90日後になるようにした。記録
した目視での感染データセットを使用して、各プロットの病害進行曲線下面積(AUDP
C)を計算した。相対的なAUDPC(AUDPCに基づく制御%)を、未処理の対照の
パーセントとして計算した。結果を、表6に提供する。
【0050】
ナシに対するVenturia pyrina(VENTPI)およびCapnodiu
m sp.(CAPDSP)の圃場評価:
化合物Iの10%のSC製剤を、3つの異なるアジュバント、Agnique BP4
20(0.3%v/vで50%w/w)、Ethomeen T18H(0.15%v/
vで50%w/w)、およびTrycol(0.3%v/vで50%w/w)とタンク混
合した。化合物Iの製剤を、1ヘクタールあたり50、100、150、および200グ
ラムの活性成分量(g ai/ha)で、約2.5mの高さのナシ(Highland品
種)の植物群落に噴霧した。この試験は、開放圃場条件での天然のナシ黒星病およびすす
病感染で、約12日間隔での成長期間中の6回の葉面適用に基づいた。この処理は、4つ
の複製および約3×5mのプロットを有するランダム化完全ブロックとして設計した実験
的試験の一部であった。化合物Iの製剤を、SOLOミスト機噴霧機を用いて、1500
L/haの水量で適用した。
【0051】
VENTPI評価では、制御パーセントを、1プロットあたり50個のランダムに選択
した果実の、未処理の対照に対する、果実の評価における発生率および重症度に基づいて
計算した。CAPDSP評価では、制御パーセントを、Abbottsおよび未処理の対
照を使用して、葉の重症度パーセントから計算した。両方の病害の制御パーセントを、1
1DAAE、7DAAF、および15DAAFに計算した。結果を、表7に提供する。
【0052】
ブドウに対するErysiphe necator(UNCINE)の圃場評価:
5%のEC製剤中に適用され、アジュバント(Trycol、0.2%v/vで50%
w/w)とタンク混合した化合物Iを含有する殺真菌処理を、1ヘクタールあたり50、
100、および150グラムの活性成分量(g ai/ha)で、ブドウの植物群落(V
ITVI、Chardonnay品種)に噴霧した。この試験は、開放圃場条件での天然
感染で、約10日間隔での成長期間中の6回の葉面適用に基づいた。この処理は、4つの
複製および約3.0×7.0mのプロットを有するランダム化完全ブロックとして設計し
た実験的試験の一部であった。化合物Iの製剤を、自動推進式マルチプロットトラック噴
霧機(TRACTAIR、Andreoli Engineering)を使用して、1
000L/haの水量で適用し、400kPaで加圧した。
【0053】
病害の評価を、病害を有する葉および果実のパーセント(発生率)、ならびに葉および
果実の病害面積パーセント(重症度、100個のランダムな葉および果房を使用)として
記録した。ブドウうどんこ病を、3回評価し、初回評価が、第4の適用の2日後になるよ
うにした。記録した重症度データセットを使用して、各プロットの病害進行曲線下面積(
AUDPC)を計算した。相対的なAUDPC(AUDPCに基づく制御%)を、未処理
の対照のパーセントとして計算した。結果を、表8に提供する。
【0054】
イチゴおよびブドウに対するBotrytis cinerea(BOTRCI)の圃場
評価:
イチゴに対するもの:5%のEC製剤中に適用され、アジュバント(Trycol、0
.2%v/vで50%w/w)とタンク混合した化合物Iを含有する殺真菌処理を、1ヘ
クタールあたり50、150、および200グラムの活性成分量(g ai/ha)で、
イチゴ植物(FRAAN、Candonga品種)に噴霧した。この試験は、約10日間
隔での成長期間中の4回の散布適用に基づき、灰色かび病接種が、最終適用後(植物成長
期B85)になるようにした。この処理は、4つの複製および約2.0×5.0mのプロ
ットサイズを有するランダム化完全ブロックとして設計した実験的試験の一部であった。
化合物Iの製剤を、パックバックプロット噴霧機(BKPCKENG、Solo433;
HCSOLID-Albutz ATR80黄色ノズル)を使用して、800L/haの
水量で適用し、300kPaで加圧した。
【0055】
病害重症度を、1プロットあたり100個のランダムな果実試料の、果実損害の果実発
生率のパーセンテージとして記録した。灰色かび病感染を、2回、第3の適用(10DA
AC)の10日後および10DAADに評価した。記録した発生率データを使用して、各
プロットの病害進行曲線下面積(AUDPC)を計算した。相対的なAUDPC(AUD
PCに基づく制御%)を、未処理の対照のパーセントとして計算した。結果を、表9に提
供する。
【0056】
イチゴの貯蔵有効期間のシミュレーション(3回反復):殺真菌処理を、遮光室内で栽
培したイチゴ植物に適用して、健康な果実を得た。成熟後、健康な果実を収穫し、貯蔵シ
ミュレーション研究のために研究室に移動させた。研究室では、果実を除染して、残留化
学物質の残渣を除去した。5%のEC製剤中に適用され、アジュバント(Trycol、
0.2%v/vで50%w/w)と混合した化合物Iを、1ヘクタールあたり50、10
0、および150グラムの活性成分量(g ai/ha)で、健康なイチゴに噴霧し、完
全に乾燥させた。次いで、果実に灰色かび病を接種し、研究室の実験台上、20℃でイン
キュベートした。
【0057】
病害重症度を、果実感染の評価のパーセンテージとして記録した。灰色かび病感染を、
初回接種後に2回、感染の4日後(4DAI)および6DAIに評価した。記録した重症
度データセットを使用して、各反復の病害進行曲線下面積(AUDPC)を計算した。相
対的なAUDPC(AUDPCに基づく制御%)を、未処理の対照のパーセントとして計
算した。結果を、表9に提供する。
【0058】
ブドウに対するもの:5%のEC製剤中に適用され、アジュバント(Trycol、0
.2%v/vで50%w/w)とタンク混合した化合物Iを含有する殺真菌処理を、1ヘ
クタールあたり50、150、および200グラムの活性成分量(g ai/ha)で、
ブドウ植物(VITVI、Pinot grey品種)の果房部分のみに噴霧した。この
試験は、開放圃場条件での、28日間離れた2回の適用に基づき、病害接種は、最終適用
の3日後(植物成長期B83)になるようにした。この処理は、4つの複製および約2.
5×7.0mのプロットを有するランダム化完全ブロックとして設計した実験的試験の一
部であった。化合物Iの製剤を、パックバックプロット噴霧機(AIRATOM、Sol
o433;Airatomノズル)を使用して、500L/haの水量で適用した(果房
のみ)。
【0059】
病害重症度を、1プロットあたり100個のランダムな果房試料の、果実損害の発生率
および感染のパーセンテージとして記録した。灰色かび病感染を、3回、最終適用の22
日後に第1回目(22DAAB)、28DAABおよび36DAABに、第2回目および
第3回目を評価した。記録した重症度データセットを使用して、各プロットの病害進行曲
線下面積(AUDPC)を計算した。相対的なAUDPC(AUDPCに基づく制御%)
を、未処理の対照のパーセントとして計算した。結果を、表9に提供する。
【0060】
バナナに対するMycosphaerella fijiensis(MYCOFI)の
圃場評価:
化合物Iの5%のEC製剤のアリコートを、水で希釈し、Spraytex CT鉱物
油(6L CP/Ha)と混合して、25、50、100、および150g ai/Ha
の活性成分量を得た。これらの処理を、9×12センチメートルの適用面積を有するプラ
スチック成形品を通して、Aerograph噴霧機によって、単葉の葉面の病害領域に
送達した(40L/Haの適用量)。単一適用を、葉1(予防的かつ非常に早期治療的)
、および葉3(治療的効果)に送達した。実験設計は、ランダム化完全ブロックおよび4
つの複製に基づいた。MYCOFIの症状は、天然の接種および伝染病の発生から生じた
。
【0061】
未処理の葉と比較した、処理した葉の病害重症度の比率を使用して、病害制御パーセン
トを計算した。黒シガトカ病感染を、試験中に5回、適用の31日後(31DAA)、3
8DAA、45DAA、52DAA、および59DAAに評価した。記録した重症度デー
タセットを使用して、各プロットの病害進行曲線下面積(AUDPC)を計算した。相対
的なAUDPC(AUDPCに基づく制御%)を、未処理の対照のパーセントとして計算
した。結果を、表10および11に提供する。
【0062】
表1~11の各事例では、AUDPCに基づく制御パーセントの評価尺度は、以下のと
おりである。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【0063】
サクランボにおけるPodosphaera clandestina(PODOCL)
の圃場評価:
SC製剤(MSO一体型)中に適用され、アジュバント(Agnique BP-42
0、0.2%v/vで50%w/w、またはAdsee C80W、80%)とタンク混
合した化合物Iを含有する殺真菌処理を、60、120、150、および180g ai
/haで、成長期(中間花弁落花、花退色、花弁落花;BBCH67-85)のサクラン
ボの木(PRNAV、Sentennial品種)に噴霧した。実験プロットは、天然寄
生で実行した。この処理は、4つの複製および約4×6mのプロットを有するランダム化
完全ブロック(RCB)として設計した実験的試験の一部であった。化合物Iを、Air
blast噴霧機を用いて、1000L/haの水量で適用した。
【0064】
病害重症度(プロット全体の目視での葉面(葉)病害パーセンテージ)および病害発生
率を、適用5の14日後(14DAA5)に評価した。病害感染を記録した。病害を、病
害を有する葉のパーセント(発生率)、葉病害面積パーセント(重症度、病害指数を計算
(発生率パーセント(%)×重症度パーセント(%))として評価し、次いで、Abbo
ttsを使用して、病害指数値から制御パーセント(%)を計算した。結果を、表12に
提供する。
【0065】
ペカンにおけるCladosporium caryigenum(CLADCA)の2
つの試験の圃場評価:
SC製剤(MSO一体型)中に適用され、アジュバント(Agnique BP-42
0、0.2%v/vで50%w/w、またはAdsee C80W、80%)とタンク混
合した化合物Iを含有する殺真菌処理を、60、120、150、および180g ai
/haで、開花前から木の実硬化までペカンの木(CYAIL、Desirable品種
)に噴霧した。実験プロットは、天然寄生で実行した。この処理は、それぞれ4つの複製
および約40×40フィートのプロットを有するランダム化完全ブロック(RCB)とし
て設計した実験的試験の一部であった。1つの試験では、化合物Iを、Airblast
噴霧機(HollowconeソリッドディスクD10/45ノズル)を使用して、1エ
ーカーあたり94~115ガロン(gal/acre)の水量で9回の適用で適用し、4
6~54psiで加圧した。第2の試験では、化合物Iを、Handgun噴霧機(Ho
llowconeソリッドストリームノズル)を使用して、gal/acreの水量で8
回の適用で適用し、300psiで加圧した。両試験は、14日間隔の適用を標的とした
。
【0066】
病害の評価を、1つの試験(各3回の評価、9回の適用)において、木の実発生率%お
よび重症度%として、ならびに第2の試験(それぞれ2回および3回の評価、8回の適用
)において、木の実発生率%および葉重症度%として行った。記録した重症度および発生
率データを使用して、各プロットの病害進行曲線下面積(AUDPC)を計算した。相対
的なAUDPC(AUDPCに基づく制御%)を、未処理の対照のパーセントとして計算
した。結果を、表13に提供する。
【0067】
アーモンドにおけるCladosporium carpopilum(CLADSP)
の圃場評価:
SC製剤(MSO一体型)中に適用され、アジュバント(Agnique BP-42
0、0.2%v/vで50%w/w、またはAdsee C80W、80%)とタンク混
合した化合物Iを含有する殺真菌処理を、60、120、150、および180g ai
/haで、単一適用としてアーモンドの木(PRNDU、Winter品種)に噴霧した
。実験プロットは、天然寄生で実行した。この処理は、3つの複製および約16×22フ
ィートのプロットを有するランダム化完全ブロック(RCB)として設計した実験的試験
の一部であった。化合物Iを、ミスト機噴霧機(オリフィスノズル2.3設定)を使用し
て、100gal/acreの水量で適用した。
【0068】
木の実発生率(プロット全体の1本の木あたり10個の木の実あたりの目視での木の実
病害数)を、適用Aの121日後(121DAAA)に評価した。Abbottsを使用
して、未処理の木の実に対する処理した木の実の木の実発生率%を使用して、制御%を計
算した。結果を、表14に提供する。
【0069】
アーモンドにおけるStigmina carpophila(STIGCA)の圃場評
価:
SC製剤(MSO一体型)中に適用され、アジュバント(Adsee C80W、80
%)とタンク混合した化合物Iを含有する殺真菌処理を、60、120、150、および
180g ai/haで、成長期BBCH67および72に、2回の適用でアーモンドの
木(PRNDU、Butte品種)に噴霧した。実験プロットは、天然寄生下で実行した
。この処理は、3つの複製および約16×22フィートのプロットを有するランダム化完
全ブロック(RCB)として設計した実験的試験の一部であった。化合物Iを、電動バッ
クパック噴霧機(オリフィスノズル2.3設定)を使用して、100gal/acreの
水量で適用した。
【0070】
葉発生率(プロット全体の1本の木あたり20枚の葉あたりの目視での葉病害数)を、
適用Aの121日後(121DAAA)に評価した。結果を、表15に提供する。
【0071】
木の実発生率(プロット全体の1本の木あたり10個の木の実あたりの目視での木の実
病害数)を、適用Aの121日後(121DAAA)に評価した。結果を、表16に提供
する。
【0072】
アーモンドにおけるStigmina carpophila(STIGCA)の2つの
試験の圃場評価:
2つの試験において、SC製剤(MSO一体型)中に適用され、アジュバント(Agn
ique BP-420、0.2%v/vで50%w/w、またはAdsee C80W
、80%)とタンク混合した化合物Iを含有する殺真菌処理を、60、120、150、
および180g ai/haで、成長期BBCH71および72に、アーモンドの木(P
RNDU、Winters品種またはCarmel品種)に噴霧した。実験プロットは、
天然寄生で実行した。この処理は、3つの複製および約14×20フィートのプロットを
有するランダム化完全ブロック(RCB)として設計した実験的試験の一部であった。両
試験とも、化合物Iを、ミスト機噴霧器(オリフィスノズル0.125設定)を使用して
、100gal/acreの水量で適用した。
【0073】
葉発生率パーセント(プロット全体の1本の木あたり30枚(Winters)または
50枚(Carmel)の葉あたりの目視での葉病害数から計算)を、試験中に3回また
は4回評価した。記録した葉発生率データを使用して、各プロットの病害進行曲線下面積
(AUDPC)を計算した。Abbottsを使用して、相対制御パーセントを、未処理
の対照のパーセントとしてAUDPCから計算した。結果を、表17に提供する。
【0074】
アーモンドにおけるTranzschelia discolor(TRANDI)の圃
場評価:
SC製剤(MSO一体型)中に適用され、アジュバント(Adsee C80W、80
%)とタンク混合した化合物Iを含有する殺真処理を、60、120、150、および1
80g ai/haで、成長期BBCH67-69およびBBCH69-72に、2回の
適用でアーモンドの木(PRNDU、Butte品種)に噴霧した。実験プロットは、天
然寄生下で実行した。この処理は、3つの複製および約16×22フィートのプロットを
有するランダム化完全ブロック(RCB)として設計した実験的試験の一部であった。化
合物Iを、電動バックパック噴霧機を使用して、100gal/acreの水量で適用し
た。
【0075】
葉発生率パーセント(1本の木あたり50枚の葉あたりの目視での葉病害数から計算)
を、適用Aの105日後(105DAAA)に評価し、記録した。結果を、表18に提供
する。
【0076】
アーモンドにおけるBotrytis(BOTRSP)の圃場評価:
SC製剤(MSO一体型)中に適用された化合物Iを含有する殺真菌処理を、60、1
20、150、および180g ai/haで、開花期、花弁落下期、ならびに花弁落下
から約3および5週間後に、アーモンドの木(Prunus spp.)に噴霧した。実
験プロットは、Botrytisの天然寄生で実行した。この処理は、3つの複製および
約18×18フィートのプロットを有するランダム化完全ブロック(RCB)として設計
した実験的試験の一部であった。化合物Iを、Airblast噴霧機を使用して、10
0gal/acreの水量で適用した。
【0077】
木の実感染(プロット全体の1本の木あたりで計数された合計の木の実あたりの、目視
での木の実病害数)を、適用4の17日後(17DAA4)に評価し、記録した。Abb
ottsを使用して、相対制御パーセントを、未処理の対照のパーセントとして計算した
。結果を、表19に提供する。
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】