(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023021092
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】自動車教習所システム及び自動車教習所用プログラム
(51)【国際特許分類】
G09B 5/02 20060101AFI20230202BHJP
G09B 19/00 20060101ALI20230202BHJP
G06Q 50/20 20120101ALI20230202BHJP
【FI】
G09B5/02
G09B19/00 H
G06Q50/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022121885
(22)【出願日】2022-07-29
(31)【優先権主張番号】P 2021125426
(32)【優先日】2021-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】521046963
【氏名又は名称】株式会社プロフィット
(74)【代理人】
【識別番号】100166372
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 博明
(72)【発明者】
【氏名】野村 美波
(72)【発明者】
【氏名】生島 亮哉
(72)【発明者】
【氏名】野村 航大
【テーマコード(参考)】
2C028
5L049
【Fターム(参考)】
2C028AA10
2C028BB01
2C028BC02
5L049CC34
(57)【要約】
【課題】自動車教習所の教習に関する種々のサービスを教習生に提供できる自動車教習所システムを提供する。
【解決手段】この自動車教習所システムは、技能教習の受講状況に応じて受講することが好ましい学科教習の推奨基準と教習生の技能教習の受講履歴を記憶する記憶媒体300と、記憶媒体300の記憶内容を確認して当該教習生に推奨すべき学科教習を特定する特定手段240と、特定手段240によって特定された学科教習を示す推奨情報をクライアント装置100に送信する送信手段210と、を備えるサーバ装置200と、を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
技能教習の受講状況に応じて受講することが好ましい学科教習の推奨基準を記憶する第1記憶媒体と、
教習生の技能教習の受講履歴を記憶する第2記憶媒体と、
前記第1及び第2記憶媒体の記憶内容を確認して当該教習生に推奨すべき学科教習を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された学科教習を示す推奨情報をクライアント装置に送信する送信手段と、
を備える、自動車教習所システム。
【請求項2】
幾つかの前記学科教習の収録データを記憶する第3記憶媒体と、
前記第3記憶媒体に記憶されている収録データのうち前記推奨情報に係る学科教習の収録データをクライアント装置に送信する送信手段と、
を備える請求項1記載の自動車教習所システム。
【請求項3】
前記幾つかの収録データを各々の学科教習の講義を担当した教習指導員を特定可能な態様で登録する登録手段と、
前記幾つかの収録データの一を視聴した各教習生に対して当該一の収録データの学科教習の習得度を確認するテストを実行する実行手段と、
前記実行手段によって実行されたテストの採点結果を前記教習指導員毎に集計する集計手段と、
を備える請求項2記載の自動車教習所システム。
【請求項4】
前記集計手段によって集計した結果を教習生に提示する提示手段を備える、請求項3記載の自動車教習所システム。
【請求項5】
前記教習生から技能教習の予約を受け付ける受付手段を備える、請求項1記載の自動車教習所システム。
【請求項6】
技能教習の受講状況に応じて受講することが好ましい学科教習の推奨基準と教習生の学科教習の受講履歴とに基づいて当該教習生に推奨される学科教習を示す推奨情報を受信する機能と、
前記受信した推奨情報を教習生に報知する機能と、
前記報知した推奨情報に基づいて教習生から指定された収録データの送信を要求する機能と、
を前記教習生が有する携帯端末に実行させる自動車教習所用プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車教習所システム及び自動車教習所用プログラムに関し、特に、自動車教習所の教習に関するサービスを教習生に提供する自動車教習所システム及び自動車教習所用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車教習所における教習は、教習所の教室で交通規則や安全知識を学ぶ「学科教習」と、実車などで運転技術を習得する「技能教習」とを含む。「学科教習」は、通常、特定のものを除いて順不同で受講できるように規定されていることが多い。このため、教習生は、受講可能な学科教習を、適宜、受講していくことが多い。
【0003】
近年、特許文献1に開示されているように、「学科教習」については、教習所の教室で受講するのみならず、オンライン受講することができるようになった。特許文献1に記載のオンライン学習システムは、受講者端末からの配信要求を受け付け、講義データ記憶部に記憶された講義動画を配信する配信制御部と、受講者端末により撮影された画像に基づいて、講義動画の再生中に受講者の顔認証を行う認証処理部と、講義動画の再生中に受講者の顔認証の失敗が所定の条件を超えて続いた場合、前記受講者による当該講義動画の受講は未修了であるものとする受講進捗管理部とを備え、認証処理部は、受講者端末により撮影された画像において認識枠で規定された範囲内の画像に基づいて顔認識を行う、というものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のように、「学科教習」は順不同で受講できるが、そうであるならば、例えば、自動車教習所及び/又は教習生にとって好適な順番で受講するとよいともいえるが、通学形態で対面受講する学科教習の場合、教室のキャパシティの問題があるし、また、全ての学科教習が毎日実施されるわけではないため、特定の「技能教習」の受講前に特定の「学科教習」を受講することが困難な場合が少なくない。
【0006】
しかし、特許文献1に開示されているオンライン学習システムは、学科教習をオンライン受講できるから、自動車教習所及び/又は教習生にとって好適な順番で、教習生に学科教習を受講させるように促そうと思えば促せる筈であるにも拘わらず、このような観点について全く考察がされていない。
【0007】
そこで、本発明は、このような観点も考慮して、自動車教習所の教習に関する種々のサービスを教習生に提供できる自動車教習所システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の自動車教習所システムは、
技能教習の受講状況に応じて受講することが好ましい学科教習の推奨基準を記憶する第1記憶媒体と、
教習生の技能教習の受講履歴を記憶する第2記憶媒体と、
前記第1及び第2記憶媒体の記憶内容を確認して当該教習生に推奨すべき学科教習を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された学科教習を示す推奨情報を送信する送信手段と、
を備える。
【0009】
また、幾つかの前記学科教習の収録データを記憶する第3記憶媒体と、
前記第3記憶媒体に記憶されている収録データのうち前記推奨情報に係る学科教習の収録データを送信する送信手段と、
を備えることもできる。
【0010】
さらに、前記幾つかの収録データを各々の学科教習の講義を担当した教習指導員を特定可能な態様で登録する登録手段と、
前記幾つかの収録データの一を視聴した各教習生に対して当該一の収録データの学科教習の習得度を確認するテストを実行する実行手段と、
前記実行手段によって実行されたテストの採点結果を前記教習指導員毎に集計する集計手段と、
を備えてもよい。
【0011】
前記集計手段によって集計した結果を教習生に提示する提示手段を備えることもできる。
【0012】
前記教習生から技能教習の予約を受け付ける受付手段を備えてもよい。
【0013】
また、本発明の自動車教習所用プログラムは、
技能教習の受講状況に応じて受講することが好ましい学科教習の推奨基準と教習生の学科教習の受講履歴とに基づいて当該教習生に推奨される学科教習を示す推奨情報を受信する機能と、
前記受信した推奨情報を教習生に報知する機能と、
前記報知した推奨情報に基づいて教習生から指定された収録データの送信を要求する機能と、
を前記教習生が有する携帯端末に実行させる。
【発明の実施の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同様の部分には同一符号を付している。
【0015】
図1は、本発明の実施形態の自動車教習所システムの模式的な構成を示すブロック図である。
図1には、以下説明する、クライアント装置100と、サーバ装置200と、記憶媒体300と、ネットワーク400と、を示している。
【0016】
クライアント装置100は、自動車教習所の教習生が有する、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレット装置、PDA、携帯電話機などの総称である。クライアント装置100は、学科教習の収録データの視聴などに必要な処理を行う計算機能、及び、サーバ装置200との間で各種データ又は情報の送受信に必要な処理を行う通信機能を有してさえいれば、これらに限定されるものではない。以下、本実施形態では、主として、スマートフォン100をクライアント装置100の例として説明する。
【0017】
サーバ装置200は、本実施形態の自動車教習所の担当者又は自動車教習所システムの管理者などによって管理、操作されるものである。サーバ装置200は、主として、記憶媒体300の記憶内容に基づいて、スマートフォン100を通じて自動車教習所の教習に関する種々のサービスを教習生に提供するものである。なお、記憶媒体300は、サーバ装置200内に設けることもできる。
【0018】
記憶媒体300は、自動車教習所の教習に関する種々のサービスを教習生に提供するために必要な様々な情報及びデータを記憶するものである。記憶対象は、以下説明する、(1)推奨基準情報、(2)教習生情報、(3)収録データに大別される。なお、記憶媒体300は、物理的に一つである必要はなく、これらの(1)~(3)の各々を物理的に別個に記憶するというように、例えば3つの記憶媒体300とすることができる。また、これらの(1)~(3)の各々を、1又は複数の記憶媒体300で論理的に記憶することもできる。
【0019】
(1)推奨基準情報とは、技能教習の受講状況に応じて受講することが好ましい学科教習の推奨基準を示す情報である。推奨基準情報は、第一段階、第二段階毎に作成されている。推奨基準情報については、更に
図4を用いて具体的に後述する。
【0020】
(2)教習生情報とは、例えば各教習生の氏名・住所・電話番号などの連絡先、各教習生が本実施形態の自動車教習所システムの利用のために割り当てたログインIDと自動車教習所システムの利用に先立って必要なパスワードとのセット、各教習生の顔画像、後掲するテストの採点結果を含む各教習生の学科教習及び技能教習の受講履歴などの情報のことである。これらの情報は、教習生毎に相互に紐付けされた状態で記憶される。
【0021】
(3)収録データとは、複数の学科教習のうち幾つかの収録データをいい、典型的には、通学形態で対面受講することが法令等によって義務付けられていない学科教習についての収録データのことである。また、一の収録データは複数の教習指導員が講習を担当することもでき、本実施形態では一の各収録データをその担当した教習指導員を特定可能な態様で記憶しておくようにしている。
【0022】
ここで、自動車教習所の規模が大きくなればなるほど、教習指導員の数も多くなることが一般的であるが、教習指導員は、その経験などによってスキルの成熟度が異なる。また、教習生にとっては、教習指導員との相性の良し悪しもあろう。したがって、例えば、「学科教習」を担当する教習指導員を選択できるとなれば、学科教習の学習効果の向上、受講マインド向上などの利点がある。そこで、本実施形態では、教習指導員を選択できるように、一の各収録データをその担当した教習指導員を特定可能な態様で記憶するようにしている。
【0023】
ネットワーク400は、インターネット、携帯電話網などの各種ネットワークの総称である。なお、ネットワーク400には、Wi-Fiやブルートゥースなどの無線ネットワーク、自動車教習所内などを含む各所に局所的に設けられたローカルエリアネットワークも含む。
【0024】
図2は、
図1のクライアント装置(スマートフォン)100の模式的な構成を示すブロック図である。
図2には、以下説明する、送信手段110と、受信手段120と、予約手段130と、返答手段140と、を示している。
【0025】
送信手段110は、サーバ装置200に対して、教習生がオンライン受講を希望する学科教習の収録データの配信要求などを送信するものである。この収録データには、教習生の技能教習の受講状況に応じて特定される当該教習生に推奨すべき学科教習を特定した推奨情報に基づいて指定されるものも含む。この推奨情報とは、典型的には、教習生が次に受講することが推奨される学科教習を示す情報である。送信手段110は、教習生が指定した収録データを示す情報に、当該教習生に割り当てられているログインIDを付加してサーバ装置200に送信する。また、送信手段110は、推奨情報の受領確認もサーバ装置200に送信する。
【0026】
受信手段120は、送信手段110によって配信要求が送信された結果、サーバ装置200から配信される学科教習の収録データを受信するものである。また、受信手段120は、サーバ装置200から送信される推奨情報も受信するものである。
【0027】
予約手段130は、サーバ装置200に対して、学科教習のうちオンライン受講が不可であるとされているもの及び対面受講を希望するものと、技能教習との予約を行うものである。予約手段130は、教習生が指定する日時を示す情報に、当該教習生に割り当てられているログインIDを付加してサーバ装置200に送信する。
【0028】
返答手段140は、後述する実行手段250によって実行されるテストの問題データにおける質問に対する回答を返答するものである。返答手段140は、教習生が入力又は選択した回答に、当該教習生に割り当てられているログインIDを付加してサーバ装置200に送信する。
【0029】
図3は、
図1のサーバ装置200の模式的な構成を示すブロック図である。
図3には、以下説明する、受信手段210と、送信手段220と、登録手段230と、特定手段240と、実行手段250と、集計手段260と、提示手段270と、を示している。
【0030】
受信手段210は、スマートフォン100の送信手段110によって送信される、教習生がオンライン受講を希望する学科教習の収録データの配信要求を受信するものである。また、受信手段210は、送信手段110によって送信される推奨情報の受領確認を受信するものである。
【0031】
送信手段220は、受信手段210によって受信される配信要求に従って、教習生がオンライン受講を希望する学科教習の収録データを送信するものである。また、送信手段220は、特定手段240によって特定された学科教習を示す推奨情報をスマートフォン100に送信するものである。
【0032】
登録手段230は、記憶媒体300に対して、例えば、技能教習の受講状況に応じて受講することが好ましい学科教習を受講する推奨基準と、教習生の技能教習及び学科教習の受講履歴と、幾つかの前記学科教習の収録データと、を登録するものである。なお、登録手段230は、既述のように、各収録データを各々の学科教習の講義を担当した教習指導員を特定可能な態様で登録するものでもある。また、登録手段230は、実行手段250によって実行されるテストの問題データを、それに対応する収録データに紐付けて登録するものでもある。
【0033】
特定手段240は、記憶媒体300の記憶内容を確認して、教習生に推奨すべき学科教習を特定するものである。具体的には、特定手段240は、技能教習の受講状況に応じて受講することが好ましい学科教習の推奨基準と教習生の学科教習の受講履歴とに基づいて当該特定を行う。
【0034】
実行手段250は、収録データを視聴した教習生に対して、当該収録データに対応する学科教習の習得度を確認するテストを実行するものである。具体的には、実行手段250は、当該収録データに紐付けて登録されている対応するテストの問題データをスマートフォン100に送信して、その質問に対する回答を教習生に促す。なお、当該問題データは、教習指導員らが作成すればよく、また、適宜、差替又は編集などしてもよい。もっとも、問題の内容は、収録データに対応するテストとしなくてもよい。例えば、教習生が収録データをきちんと視聴しているか否かを確認することを目的として、簡単な計算問題をとすることもできる。
【0035】
集計手段260は、実行手段250によって実行されたテストの採点結果を、教習指導員毎に集計するものである。したがって、採点結果の良い教習生が受講した学科教習の収録データの講義を担当した教習指導員の講義の受講希望者が増えることが想定される。また、集計手段260による集計結果は、教習指導員毎の給与査定などにも用いることが可能となる。
【0036】
提示手段270は、集計手段260によって集計した結果を教習生に提示するものである。これにより、上記のように、採点結果の良い教習生が受講した学科教習の講義を担当した教習指導員の講義の収録データを、オンライン受講の際に指定する動機付けを、教習生に対して付与することができる。
【0037】
図4(a)は、典型的な第一段階(1段階)の「学科教習」のカリキュラムを示す図であり、教習生が使用するテキストの目次などに掲載されているものである。
図4(a)には、以下説明する、「教程番号」、「項目番号」、「項目名」を一組で示している。
【0038】
「教程番号」とは、「項目名」に対して割り当てられた「1-1」~「1-10」の連番である。例えば「1-1」という教程番号の表記は、「第『一』段階」を示す「1」と「『1』時限目」を示す「1」をハイフンで結んだものである。教習生は、「第一段階」の「学科教習」の受講順番については、教程番号「1-1」の項目の講義を最初とすることを必須とし、その後の教程番号「1-2」~「1-10」の項目の講義は、通常、順不同で受講できるところ、本実施形態では、予約の混雑具合などにもよるが、これを順不同とせずに、極力それらの受講順番又は受講時期を推奨する。
【0039】
「項目番号」とは、「項目名」に対して割り当てられた「1」~「14」の連番であって、道路交通法によって規定された全国統一の番号である。この例では、一部について取り上げると、「項目番号」の「1」~「4」はそれぞれ「教程番号」の「1-1」~「1-4」に属しており、「項目番号」の「6」は「教程番号」の「1-5」に属しており、「項目番号」の「5」「7」「14」は「教程番号」の「1-6」に属している。
【0040】
「項目名」とは、学科教習の教習内容を示すものである。例えば、「運転者の心得」という「項目名」には「項目番号」の「1」及び「教習番号」の「1-1」が割り当てられており、「信号に従うこと」という内容には「項目番号」の「2」及び「教習番号」の「1-2」が割り当てられている。
【0041】
図4(b)は、
図4(a)に示すカリキュラムを、技能教習の受講状況に応じて自動車教習所及び/教習生にとって受講することが好ましい学科教習の推奨基準に基づいて並び替えた例を示す図である。換言すると、記憶媒体300には、
図4(b)に例示する推奨情報が登録されることになる。
【0042】
図5は、第一段階の普通免許のマニュアル車用「技能教習」のカリキュラム例を示す図である。「技能教習」の受講順番については自動車教習所が決定する。通常、例えば「1時限目」の「技能教習」の受講が完了したら次に「2時限目」の「技能教習」を受講することができ、同様に、例えば「5時限目」の「技能教習」の受講が完了したら次に「6時限目」の「技能教習」を受講することができる、というように、カリキュラムの例に示す順番で技能教習を受講していくことになる。
【0043】
つぎに、推奨基準の意義について説明する。
図5に示す例では、例えば「10時限目」の「項目名」は、「オートマチック車の運転(項目番号:21)」、及び、「オートマチック車の急加速と急発進時の措置(項目番号:22)」である。
【0044】
一方、
図4(b)に示す例では、例えば「教程番号」の「1-6」の「項目名」は、「オートマチック車の運転(項目番号:14)」である。この「項目名」は、字句どおり、「技能教習」の「10時限目」の「項目名」に示す「オートマチック車の運転(項目番号:21)」、及び、「オートマチック車の急加速と急発進時の措置(項目番号:22)」に関連するものである。
【0045】
したがって、
図5に示す「10時限目」の「技能教習」の受講に先立って、
図4(b)に示す「教程番号」の「1-6」の「学科教習」の受講をしておくと、当該「技能教習」の学習効果を高められる。このことは、直接的には教習生にとって好適であるが、技能教習の再受講率を減らすことによって教習生の滞留を低下させることが期待できるから、間接的には自動車教習所にとっても好適であるといえる。
【0046】
また、
図5に示す例では、例えば「11時限目」の「項目名」は、「通行位置の選択と進路変更(項目番号:12)」、及び、「障害物への対応(項目番号:13)」である。
【0047】
一方、
図4(b)に示す例では、例えば「教程番号」の「1-8」の「項目名」は「進路変更等(項目番号:10)」であり、「教程番号」の「1-9」の「項目名」は「追い越し(項目番号:11)」である。これらの「項目名」は、いずれも「技能教習」の「11時限目」の「通行位置の選択と進路変更(項目番号:12)」、及び「障害物への対応(項目番号:13)」に関連するものである。
【0048】
したがって、
図5に示す「11時限目」の「技能教習」の受講に先立って、
図4(b)に示す「教程番号」の「1-8」及び「1-9」の「学科教習」の受講をしておくと、当該「技能教習」の学習効果を高められるから、既述のように、自動車教習所及び/又は教習生にとって利点がある。
【0049】
同様のことは、
図5に示す「12時限目」の「技能教習」の受講に先立って、
図4(b)に示す「教程番号」の「1-3」及び「1-2」の「学科教習」を受講する場合にも当てはまり、
図5に示す「13時限目」の「技能教習」の受講に先立って、
図4(b)に示す「教程番号」の「1-5」の「学科教習」を受講する場合にも当てはまる。
【0050】
これらに対し、
図4(b)に示す「教程番号」の「1-4」、「1-7」及び「1-10」の「学科教習」については、いずれかの「技能教習」との関連性に乏しいため、受講基準は例えば後回ししても「技能教習」の学習効果を左右しない。
【0051】
もっとも、
図4(b)に示す「教程番号」の「1-4」、「1-7」及び「1-10」の「学科教習」のうち幾つかについては、例えば、
図5に示す「9時限目」までの「技能教習」の受講と並行して受講していくことも可能であり、そのようにすると、修了検定、卒業検定までの時間を短縮化することができる。
【0052】
また、「技能教習」の学習効果をより高めるためには、教習生が学科教習の講義内容を時間の経過とともに忘却していくことを考慮すると、相互に関連する「学科教習」と「技能教習」との受講時間を短くすることは好適である。
【0053】
したがって、本実施形態では、仮に教習生が「教程番号」の「1-6」の「オートマチック車の運転(項目番号:14)」の「学科教習」を受講していない状態で、
図5に示す「10時限目」よりも少し前の例えば「8時限目」の「技能教習」の予約を要求した場合などのタイミングで、サーバ装置200は、「『10時限目』の『技能教習』を受講する前に『教程番号』の『1-6』の『オートマチック車の運転(項目番号:14)』の『学科教習』を受講しておくことをオススメします」というようなメッセージを、スマートフォン100に送信することとしている。
【0054】
さらに、
図5に示す例えば「8時限目」の「技能教習」の受講が完了したタイミング、又は、そのテストの回答の送信が完了したタイミングで、その教習生が「教程番号」の「1-6」の「オートマチック車の運転(項目番号:14)」の「学科教習」を受講していない場合には、上記のようなメッセージをスマートフォン100に送信して、再度、関連する学科教習の事前受講を推奨することもできる。
【0055】
特に、このような各メッセージを送信したにもかかわらず、教習生が例えば「教程番号」の「1-10」が割り当てらえている「学科教習」の収録データの配信要求をしてきた場合には、教習生が推奨意図を把握していない可能性があるとも考えられるので、「1-10」の「学科教習」は「13時限目」の「技能教習」後に受講すれば十分であることを示すメッセージなども併せて当該教習生に送信することも一法である。なお、このような各メッセージは、教習生がログインした後のいわゆるマイページに表示したり、登録済みの教習生のメールアドレス宛に送信したりすることが挙げられる。
【0056】
また、自動車教習所及び/又は教習生にとって好適な順番というのは、技能教習の学習効果を高めることだけに限られない。例えば、仮免許学科試験の合格率を高めるために、仮免許学科試験の点数アップに寄与すると考えられる「教程番号」が「1-4」の「車の通行するところ」、「車が通行してはいけないところ」といった学科教習を可能な限り後に(例えば「11時限目」以降)受講することを推奨することも一法である。
【0057】
図6(a)及び
図6(b)は、それぞれ、
図4(a)及び
図4(b)に対応する第二段階(2段階)の「学科教習」のカリキュラム等を示す図である。
図7は、
図5に対応する第二段階の普通免許のマニュアル車用「技能教習」のカリキュラム例を示す図である。なお、
図6(a),
図6(b)に示す「教程番号」が「2-1」~「2-4」の「学科教習」については、オンライン受講が認められておらず、対面受講をすることが警察庁の通達によって義務付けられている。
【0058】
また、教習生は、「第二段階」の「学科教習」の受講順番についても、「第一段階」と同様に、教程番号「2-1」~「2-16」の項目の講義は、通常、順不同で受講できるところ、本実施形態では、予約の混雑具合などにもよるが、これを順不同とせずに、極力それらの受講順番又は時期を推奨する。
【0059】
まず、「第二段階」においても、
図4~
図5を用いて説明したように、例えば、
・「8時限目」の「駐・停車(項目番号:9)」の受講に先立って、「教程番号」が「2-12」の「駐車と停車(項目番号:11)」を受講しておくこと、
・「11時限目」の「危険を予測した運転(項目番号:13)」の受講に先立って、「教程番号」が「2-5」の「死角と運転(項目番号:4)」及び「2-10」の「特徴的な事故と事故の悲惨さ(項目番号:9)」を受講しておくこと、
・「16時限目」の「特別項目(項目番号:15)」の受講に先立って、「教程番号」が「2-9」の「悪条件下での運転(項目番号:8)」を受講しておくこと、
を推奨する。
【0060】
さらに、「第二段階」の「学科教習」には、特定の「技能教習」の受講との関係で、受講時期が制限されているものがあるので、この点も考慮した推奨を行う。受講時期の制限というのは、例えば、
・「教程番号」の「2-1」の「学科教習」の受講を、最初とすることを必須とし、
・「教程番号」の「2-15」の「学科教習」の受講を、「13時限目」の「技能教習」の受講日前の例えば30日以内にしておく必要があること、
・「教程番号」の「2-16」の「学科教習」の受講を、「17時限目」の「技能教習」の受講日前の例えば30日以内にしておく必要があること、
が挙げられる。
【0061】
図8は、
図1に示す自動車教習所システムの主要な動作例を示す流れ図である。ここでは、事前に教習生に対してログインID及びパスワードのセットを割り当て、記憶媒体300に対して既述の各種データ及び各種情報が記憶された状態で、
図4(b)に示す「学科教習」の教程番号「1-1」の「運転者の心得」について受講済みの教習生のスマートフォン100とサーバ装置200とのやり取りを例に説明する。
【0062】
教習生が、教程番号「1-2」~「1-10」の「学科教習」のいずれかについてオンライン受講をしようと考えて、スマートフォン100を操作することによってログインIDとパスワードとのセットを入力すると、スマートフォン100はそれらを受け付ける(ステップS1)。
【0063】
つづいて、スマートフォン100では、送信手段110が、それらのログインIDとパスワードとのセットを含むログイン要求を、ネットワーク400を介してサーバ装置200に向けて送信する(ステップS2)。
【0064】
サーバ装置200は、ネットワーク400を介して送信されてくるログイン要求を受信すると、それに含まれるログインID等と記憶媒体300における記憶内容と照合して、ログイン認証をするといったログイン処理を実行する(ステップS3)。
【0065】
その結果、ログイン認証ができた場合には、サーバ装置200の送信手段220が、ログイン処理が完了したことをスマートフォン100に対して送信する(ステップS4)。
【0066】
なお、スマートフォン100は、ログイン認証の際に教習生の顔画像をカメラを用いて撮像し、ログインID及びパスワードのセットに代えて、又は、これとともに顔画像をサーバ装置200に対して送信し、サーバ装置200では、顔画像を用いたログイン認証をすることも可能である。
【0067】
つづいて、教習生が、スマートフォン100を操作することによって、必要に応じて学科教習の講義を担当した教習指導員を特定し、オンライン受講を希望する学科教習の教程番号を指定すると、スマートフォン100はそれを受け付ける(ステップS5)。
【0068】
この際、教習生が教程番号を指定し易いように、例えば、学科教習の「教程番号」及び「項目名」を大項目、講義の「担当教習指導員名」を中項目、当該各註項目に対応する後述の「集計結果」を小項目として、マイページに一覧表示するとともに、各小項目に対応する指定ボタンを表示する画面を、サーバ装置200の提示手段270によってスマートフォン100に提示することも一法である。
【0069】
つぎに、スマートフォン100の送信手段110は、教習生が指定した教程番号に、当該教習生に割り当てられているログインIDを付加した、学科教習の収録データの配信要求をサーバ装置200に送信する(ステップS6)。
【0070】
サーバ装置200では、受信手段210が、スマートフォン100の送信手段110によって送信される配信要求を受信すると、特定手段240が、当該配信要求に含まれる教習生のログインIDに基づいて記憶媒体300を参照し、特定手段240は、以下に示すような手法によって、当該ログインIDに対応する技能教習の受講履歴を確認し、当該教習生が次に受講を推奨すべき学科教習を特定する(ステップS7)。
【0071】
図9は、
図8に示すステップS7の特定手段240の処理例を示すフローチャートである。特定手段240は、まず、当該教習生が何時限目の技能教習まで受講が完了しているかを確認する(ステップS21)。
【0072】
ステップS21の確認の結果、「第一段階」の例では、既述の理由により、例えば「8時限目」の技能教習の受講が完了しているか否かを判断し(ステップS22)、ステップS22の判断の結果、例えば「8時限目」の技能教習の受講が完了している場合には、「10時限目」の技能教習の受講に先立って受講しておくことが望ましい、「教程番号」の「1-6」の学科教習の受講が完了しているか否かを判断する(ステップS23)。
【0073】
ステップS23の判断の結果、「教程番号」の「1-6」の学科教習の受講が完了している場合には、「教程番号」の「1-8」及び「1-9」の学科教習の受講が完了しているか否かを判断し(ステップS24)、ステップS24の判断の結果、「教程番号」の「1-8」及び「1-9」の学科教習の受講が完了している場合には、「教程番号」の「1-3」及び「1-2」の学科教習の受講が完了しているか否かを判断する(ステップS25)。
【0074】
ステップS25の判断の結果、「教程番号」の「1-3」及び「1-2」の学科教習の受講が完了している場合には、「教程番号」の「1-5」の学科教習の受講が完了しているか否かを判断し(ステップS26)、ステップS26の判断の結果、「教程番号」の「1-5」の学科教習の受講が完了している場合には、教習生が配信要求している収録データは、「教程番号」の「1-4」、「1-7」及び「1-10」のいずれかが割り当てられた学科教習ということになるところ、それらの「学科教習」は、「技能教習」の受講履歴との関係で受講順番又は時期に優劣はないから、教習生が希望しているとおりの「教程番号」の学科教習を次に受講を推奨すべき学科教習であると特定して、
図9のステップS11に移行する(ステップS27)。
【0075】
また、ステップS22の判断の結果、例えば「8時限目」の技能教習が完了していない場合には、「10時限目」~「13時限目」の技能教習の受講までには時間的余裕があるので、この場合にも、ステップS27に移行するとよい。
【0076】
一方、ステップS23の判断の結果、「教程番号」の「1-6」の学科教習の受講が完了していない場合には、「10時限目」の技能教習の受講までには時間的余裕がないので、「1-6」の学科教習を次に受講を推奨すべき学科教習であると特定する(ステップS28)。
【0077】
また、ステップS24の判断の結果、「教程番号」の「1-8」及び「1-9」の学科教習の受講が完了していない場合には、「11時限目」の技能教習の受講までには時間的余裕がないので、「1-8」又は「1-9」の学科教習を次に受講を推奨すべき学科教習であると特定する(ステップS29)。
【0078】
さらに、ステップS25の判断の結果、「教程番号」の「1-3」及び「1-2」の学科教習の受講が完了していない場合にも、「12時限目」の技能教習の受講までには時間的余裕がないので、「1-3」及び「1-2」のいずれかの学科教習を次に受講を推奨すべき学科教習であると特定する(ステップS30)。
【0079】
またさらに、ステップS26の判断の結果、「教程番号」の「1-5」の学科教習の受講が完了していない場合にも、「13時限目」の技能教習の受講までには時間的余裕がないので、「1-5」の学科教習を次に受講を推奨すべき学科教習であると特定する(ステップS31)。
【0080】
図9のフローチャートに示す手法によれば、当該教習生に対して次に受講を推奨すべき学科教習を特定することができる。なお、
図9に示す例は、あくまで単なる一例にすぎず、例えば、技能教習の受講履歴については、ステップS22の処理において「8時限目」の技能教習の完了の有無のみを確認する例を示しているが、更に例えば「5時限目」の技能教習の完了の有無を確認するというように緻密な処理をすることもできる。
【0081】
この場合、例えば「5時限目」の技能教習が完了していない教習生に対しては、時間的余裕があるうちに、技能教習との関連性に乏しい、「教程番号」の「1-4」、「1-7」及び「1-10」という学科教習の受講を推奨することも可能となる。
【0082】
また、例えば、ステップS22の処理に先立って「13時限目」の技能教習の受講が完了しているか否かについて判断するステップを付加してもよい。このステップを実行した結果、「13時限目」の技能教習の受講が完了している場合には、ステップS22~ステップS26を実行する必要がないのでステップS27に移行すればよい。
【0083】
図8に戻ると、
図9に示す処理を実行した場合にはステップS7に移行するが、サーバ装置200の送信手段220は、特定手段240によって特定された推奨情報をスマートフォン100に送信する(ステップS8)。
【0084】
これにより、スマートフォン100では、受信手段120が、サーバ装置200から送信される推奨情報を受信する。スマートフォン100は、その推奨情報をディスプレイに表示したり、スピーカから音声を出力したりして教習生に報知する(ステップS9)。
【0085】
この際、教習生がステップS8に係る推奨情報に従った学科教習の収録データの配信指示を選択することも、また、ステップS5において指定済みの収録データの配信要指示を選択することもできるようにし、かつ、教習生による配信要求対象の選択の便宜のため、その選択ボタンを表示するなどしてもよい。
【0086】
そして、教習生がいずれかの配信要求対象の選択を行うと、スマートフォン100の送信手段110は、受領確認も兼ねて教習生による選択結果をサーバ装置200に対して送信する(ステップS10)。
【0087】
サーバ装置200では、受信手段210によって当該選択結果を受信するか、又は、
図9に示す処理がステップS27を含む場合には、送信手段220が、ユーザによる選択結果又は特定手段240による特定結果に従った収録データを送信する(ステップS11)。
【0088】
その後、教習生が収録データの視聴を完了すると、サーバ装置200では、実行手段250が、当該収録データに紐付けて登録されている対応するテストの問題データを読み出して、スマートフォン100に送信する(ステップS12)。
【0089】
ここで、スマートフォン100とサーバ装置200との間の通信が何らかの事情によって行えなくなった場合、通信エラーが発生したタイミングでサーバ装置200にて収録データの送信を停止して強制終了するとともに、スマートフォン100で通信エラーが発生した旨を通知するとともにこともできる。或いは、そのタイミングでサーバ装置200にて収録データを一時停止として通信エラーが解消した場合に送信を再開することもできる。
【0090】
なお、ここでいう通信エラーには、スマートフォン100、サーバ装置200、ネットワーク400、或いは、例えば無線ルータなど物理的な異常はもとより、外部要因などによってIPアドレスが変わること、スマートフォン100のスペックが不足していること(例えば、メモリ不足)、或いは、スマートフォン100が省電力モードに設定されていることに起因して発生するものも含むものとする。本実施形態の自動車教習所用プログラムは、いわゆるスマホアプリでもブラウザの機能を用いて実現できることは言うまでもないが、前者の場合にはスマホアプリを強制的に再起動して、通信エラーを解消するようにしてもよい。
【0091】
このテストの質問に対して教習生が回答をすると、スマートフォン100の返答手段140は、当該教習生に割り当てられているログインIDを付加した回答結果をサーバ装置200に送信する(ステップS13)。
【0092】
サーバ装置200では、集計手段260が、実行手段250によって実行されたテストの採点結果を教習指導員毎に集計し、登録手段230が、記憶媒体300に記憶されている当該教習生の受講履歴をその採点結果も含める態様で更新する(ステップS14)。
【0093】
以上、
図8,
図9では、「第一段階」における処理を想定したものであるが、これらの各処理は「第二段階」においても同様に行われる。
【0094】
加えて、スマートフォン100の予約手段130は、
図8,
図9に示す処理とは別に、ログインをした上で、教習生が指定する日時を示す情報に、当該教習生に割り当てられているログインIDを付加してサーバ装置200に送信することによってサーバ装置200に対して、技能教習等の予約を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【
図1】本発明の実施形態の自動車教習所システムの模式的な構成を示すブロック図である。
【
図2】
図1のクライアント装置(スマートフォン)100の模式的な構成を示すブロック図である。
【
図3】
図1のサーバ装置200の模式的な構成を示すブロック図である。
【
図4】典型的な第一段階の「学科教習」のカリキュラム及び技能教習の受講状況に応じて自動車教習所及び/教習生にとって受講することが好ましい学科教習の推奨基準に基づいて並び替えたカリキュラムを示す図である。
【
図5】第一段階の普通免許のマニュアル車用「技能教習」のカリキュラム例を示す図である。
【
図6】典型的な第二段階の「学科教習」のカリキュラム及び技能教習の受講状況に応じて自動車教習所及び/教習生にとって受講することが好ましい学科教習の推奨基準に基づいて並び替えたカリキュラムを示す図である。
【
図7】第二段階の普通免許のマニュアル車用「技能教習」のカリキュラム例を示す図である。
【
図8】
図1に示す自動車教習所システムの主要な動作例を示す流れ図である。
【
図9】
図8に示すステップS5の特定手段240の処理例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0096】
100 クライアント装置
110 送信手段
120 受信手段
130 予約手段
140 返答手段
200 サーバ装置
210 受信手段
220 送信手段
230 登録手段
240 特定手段
250 実行手段
260 集計手段
270 提示手段
300 記憶媒体
400 ネットワーク