(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023026257
(43)【公開日】2023-02-24
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230216BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021147033
(22)【出願日】2021-09-09
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-01-12
(31)【優先権主張番号】P 2021132070
(32)【優先日】2021-08-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】521092203
【氏名又は名称】株式会社セントラル・アイランド
(74)【代理人】
【識別番号】100134430
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 卓士
(72)【発明者】
【氏名】中島 基裕
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC18
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ユーザ端末により読み取られる情報に紐づいた複数の異なる情報を、ユーザに効率的に提供する情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とを記憶するURL群記憶部と、ユーザ端末が媒体から読み取った情報をユーザ端末から受信する情報受信部と、受信した情報に基づいてURL群記憶部を参照し、情報を読み取ったユーザ端末に対して、URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とを記憶するURL群記憶部と、
前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信部と、
受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記URL群は、店舗に対応する複数の情報提供場所をそれぞれ指示する店舗用URL群から、前記店舗に設けられた座席ごとに選定される請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記URL群は、前記媒体が取り付けられた座席ごとに設定される請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記情報は連絡先URLを含み、
前記URL群記憶部は、前記座席に対応する前記連絡先URLと、前記連絡先URLに紐づいた前記URL群とを記憶する請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記情報は識別情報を含み、
前記URL群記憶部は、
前記座席に対応して、前記URL群を記憶する第1記憶部と、
前記識別情報と、前記第1記憶部を指示する連絡先URLとを紐づけて記憶する第2記憶部と、
を含む請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
複数の座席全体に対する前記座席に特有の前記URL群を、前記URL群記憶部に設定するための画面を表示させる設定画面表示制御部をさらに備える請求項4または5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記設定画面表示制御部は、前記URL群のそれぞれを前記座席に対して設定するための複数の設定用枠と、前記設定用枠に対応して、前記座席全体に亙って前記設定用枠への入力によって設定された座席全体のURL群と、を一画面に表示させる請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記複数のアイコンから選択されたアイコンに埋め込まれたURLを用いて、前記情報を読み取った前記ユーザ端末が前記座席に対応する情報を取得するよう、前記ユーザ端末を制御する情報取得制御部をさらに備える請求項3から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記情報取得制御部は、前記ユーザにより前記ユーザ端末から入力されたパスワードがあらかじめ記憶されたパスワードと合致する場合に、前記ユーザ端末に対し前記座席に対応する情報を提供するよう制御する請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記アイコン表示制御部は、前記複数のアイコンの表示順を設定するための画面を表示させるアイコン順制御部をさらに備える請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記情報は、座席が有するバーコード、または、NFCを含むICタグから前記ユーザ端末により読み取られる請求項1から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とをURL群記憶部に記憶するURL群記憶ステップと、
前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信ステップと、
受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御ステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項13】
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とをURL群記憶部に記憶するURL群記憶ステップと、
前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信ステップと、
受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
上記技術分野において、特許文献1には、非接触電子タグの読取によって、ユーザの属性に合う情報を効果的に配信する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記文献に記載の技術では、非接触電子タグの読取によって、ユーザに複数の異なる情報を配信することができなかった。すなわち、非接触電子タグからユーザ端末により読み取られる識別情報に紐づいた複数の異なる情報を効率的に提供することができなかった。
【0005】
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とを記憶するURL群記憶部と、
前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信部と、
受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御部と、
を備える。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とをURL群記憶部に記憶するURL群記憶ステップと、
前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信ステップと、
受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御ステップと、
を含む。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理プログラムは、
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とをURL群記憶部に記憶するURL群記憶ステップと、
前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信ステップと、
受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御ステップと、
をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザ端末により読み取られる情報に紐づいた複数の異なる情報を、ユーザに効率的に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】第1実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【
図2】第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの概要を示す図である。
【
図3】第2実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【
図4A】第2実施形態に係る情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。
【
図4B】
図4AのステップS413の詳細な動作手順を示すシーケンス図である。
【
図5A】第2実施形態に係る情報処理装置としての情報管理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【
図5B】
図5Aの識別情報に紐付いたURL群生成部と、URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成部との機能構成を示す図である。
【
図6A】第2実施形態に係る店舗構成情報の構成を示す図である。
【
図6B】第2実施形態に係るオペレータ端末における表示および操作を示す図である。
【
図6C】第2実施形態に係るオペレータ端末の操作と提供データ情報の構成の一部との関連を示す図である。
【
図6D】第2実施形態に係る提供データ情報の構成の一部とオペレータ端末の表示との関連を示す図である。
【
図6E】第2実施形態に係る提供データ情報の構成の一部を示す図である。
【
図6F】第2実施形態に係るアイコン情報の構成を示す図である。
【
図6G】第2実施形態に係るパスワード設定の操作および構成を示す図である。
【
図6H】第2実施形態に係るデータ提供元情報の構成を示す図である。
【
図6I】第2実施形態に係る画像庫サーバの構成を示す図である。
【
図7】第2実施形態に係る情報管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図8】第2実施形態に係る情報管理サーバの処理手順を示すフローチャートである。
【
図9A】第2実施形態に係るアイコン群生成処理の手順を示すフローチャートである。
【
図9B】
図9AのステップS917およびS921の手順を示すフローチャートである。
【
図9C】
図9AのステップS925の手順を示すフローチャートである。
【
図9D】第2実施形態に係るアイコン群提供処理の手順を示すフローチャートである。
【
図9E】第2実施形態に係るURL群変更処理の手順を示すフローチャートである。
【
図10A】第3実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの概要を示す図である。
【
図10B】第3実施形態に係る情報処理装置における、
図5Aの識別情報に紐付いたURL群生成部と、URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成部との機能構成を示す図である。
【
図10C】第3実施形態に係るアイコン情報の構成を示す図である。
【
図10D】第3実施形態に係る情報処理装置における、
図9AのステップS925の手順を示すフローチャートである。
【
図11A】第4実施形態に係る美容室における座席の例を示す図である。
【
図11B】第4実施形態のユーザ端末の表示画面を示す図である。
【
図11C】第4実施形態に係る提供データ情報の構成を示す図である。
【
図11D】第4実施形態に係るアイコン情報の構成を示す図である。
【
図12A】第5実施形態に係るコンタクトレンズ販売店における座席の例を示す図である。
【
図12B】第5実施形態のユーザ端末の表示画面を示す図である。
【
図12C】第5実施形態に係る提供データ情報の構成を示す図である。
【
図12D】第5実施形態に係るアイコン情報の構成を示す図である。
【
図13A】第6実施形態に係るホテルにおける座席の例を示す図である。
【
図13B】第6実施形態のユーザ端末の表示画面を示す図である。
【
図13C】第6実施形態に係る提供データ情報の構成を示す図である。
【
図13D】第6実施形態に係るアイコン情報の構成を示す図である。
【
図14A】第7実施形態に係る競技場の座席の一例を示す図である。
【
図14B】第7実施形態に係る劇場の座席の他例を示す図である。
【
図14C】第7実施形態に係る提供データ情報の構成を示す図である。
【
図14D】第7実施形態に係るアイコン情報の構成およびユーザ端末の表示を示す図である。
【
図15A】第8実施形態に係る飛行機の座席の一例を示す図である。
【
図15B】第8実施形態に係る提供データ情報の構成を示す図である。
【
図15C】第8実施形態に係るアイコン情報の構成およびユーザ端末の表示を示す図である。
【
図16】第9実施形態に係る情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。
【
図17】第9実施形態に係る情報処理装置としての情報管理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【
図18】第9実施形態に係る情報管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図19】第9実施形態に係る情報管理サーバの処理手順を示すフローチャートである。
【
図20A】第9実施形態に係るアイコン群生成処理の手順を示すフローチャートである。
【
図20B】第9実施形態に係るアイコン群提供処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、本明細書における文言「座席」は、ユーザが用いる椅子や机などの器具や座る場所(シート)を示す他、ユーザが利用するあらゆる場所を含む概念である。もちろんユーザが立って利用する場所でもよい。例えば、バス、タクシー、飛行機、電車、映画館などの座席はもちろんのこと、バーのカウンターや居酒屋のテーブル、役所の窓口、商店の商品棚、病院のベッドや待合室、薬局のカウンターやベンチ、図書館の本棚や机、インターネットカフェのコンピュータ端末、カラオケルーム、町中や遊園地の掲示板や街路図、ホテルの受付や部屋、公園のベンチ、不動産会社の店頭の掲示板、バス停の看板なども含まれる。スタンプラリーやオリエンテーリングなどの使い方も可能である。また、本明細書における文言「媒体」は、情報が記憶される媒体と情報が記載される媒体とを含む。情報が記憶される媒体としては、情報の記憶機能および非接触の近距離無線通信機能を有するICタグやICチップ、例えば、NFC(Near Field Communication)タグやRFID(Radio Frequency Identification)タグなどが含まれる。なお、非接触の近距離無線通信機能としては、静電結合方式、電磁結合方式、電磁誘導方式、電波方式、光通信方式などを含む。ICタグは、ICチップを紙媒体や繊維媒体などに埋め込んだシール形状であっても、コイン型、ラベル型、リストバンド型、カード型などであってもよい。また、情報が記載される媒体としては、バーコードやQRコード(登録商標)などの情報を含む撮像対象が印刷や刻印された媒体、あるいは印刷物が設置あるいは接着された媒体を含む。印刷や刻印される媒体媒体としては、バーコードやQRコード(登録商標)が印刷可能な紙媒体、繊維媒体、木媒体、金属媒体、プラスチックなどの化合物媒体が含まれる。そして、情報が記載される媒体は、椅子やテーブルの一部、機器の一部、壁などの室内の一部、表示板の一部などに配置される。なお、媒体に記憶される情報は、バーコードやQRコード(登録商標)などに限定されず、媒体に印刷または刻印された文字、数字、記号などであって撮像して文字認識によって取得されるものであってもよい。さらに、媒体に記憶される情報は音声(音声信号)であって、音声を取得し音声認識によって取得されるものであってもよい。
【0012】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての情報処理装置100について、
図1を用いて説明する。情報処理装置100は、ユーザ端末へのコンテンツの提供を制御する装置である。
【0013】
図1に示すように、情報処理装置100は、URL群記憶部101と、情報受信部102と、アイコン表示制御部103と、を含む。URL群記憶部101は、媒体110に記憶または記載され、ユーザ端末120により読み取られる情報111と、当該情報111に紐づいたURL群112とを記憶する。情報受信部102は、ユーザ端末120が媒体110から読み取った情報121をユーザ端末120から受信する。アイコン表示制御部103は、受信した情報121に基づいてURL群記憶部101を参照し、情報121を読み取ったユーザ端末120に対して、URL群112に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコン132を複数表示させる。
【0014】
本実施形態によれば、ユーザ端末により読み取られる識別情報に紐づいた複数の異なる情報を、ユーザに効率的に提供することができる。
【0015】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、座席に特有の座席用URL群を、複数の座席全体に対して設定するための画面を表示し、当該画面からの簡易な設定により、座席に対応して座席用URL群を記憶する。その座席用URL群は、座席からユーザ端末が読み取った識別情報に紐づいた連絡先URLにより指示される。したがって、ユーザ端末における座席用URL群を埋め込んだ複数のアイコンからの選択に対応するURLを用いて、識別情報を読み取ったユーザ端末に対し座席に対応する情報を提供できる。そして、本実施形態では、座席用URL群は、店舗に対応する複数の情報提供場所をそれぞれ指示する店舗用URL群から座席ごとに選定される。
【0016】
<情報処理システム>
以下、
図2~
図4Bを参照して、情報処理装置としての情報管理サーバ220を含む情報処理システム200の構成および動作を説明する。
【0017】
(システム概要)
図2は、本実施形態に係る情報管理サーバ220を含む情報処理システム200の概要を示す図である。
【0018】
情報処理システム200は、遊技場としての店舗202内の各遊技機203に配置されたNFC(Near field communication)シール211~213と、ユーザ端末231~233と、情報管理サーバ220と、情報提供サーバ240と、を備える。
【0019】
ユーザ端末231~233のそれぞれは、NFCシール211~213から識別情報と連絡先URLを読み取る。取得した識別情報を情報管理サーバ220に送信すると、情報管理サーバ220は、識別情報に紐づいた各遊技機203に対応する複数情報の提供元を指示するURL(Uniform Resource Locator)群を取得する。そして、情報管理サーバ220は、URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群を生成して、当該識別情報を読み取ったユーザ端末231~233にアイコン画面を送信する。ユーザ端末231~233では、表示したアイコン画面のアイコン群からユーザが選択したアイコンに対応する情報を、埋め込まれたURLを用いて情報管理サーバ220または情報提供サーバ240から読み込んでユーザに提供する。なお、提供する情報は、画像や動画であっても、文書であっても、音声や音楽であっても、それらが混在する情報であってもよい。
【0020】
図2において、ユーザ端末231によりNFCシール211から読み取った識別情報を情報管理サーバ220に送った場合、ユーザ端末231には、背景画像234とアイコン群235とが表示される。アイコン群235においては、店舗に提供されたアイコン群の全てが表示されている。ユーザ端末232によりNFCシール212から読み取った識別情報を情報管理サーバ220に送った場合、ユーザ端末232には、背景画像236とアイコン群237とが表示される。アイコン群237においては、店舗に提供されたアイコン群から「今日の運勢」のアイコンが不使用として省かれ、表示されている。ユーザ端末233によりNFCシール213から読み取った識別情報を情報管理サーバ220に送った場合、ユーザ端末233には、背景画像238とアイコン群239とが表示される。アイコン群239においては、店舗に提供されたアイコン群から「限定商品」のアイコンが不使用として省かれ、表示されている。
【0021】
ここで、
図2では、背景画像234と背景画像236と背景画像238とは異なっているが、同じ背景画像が選択されて表示されてもよい。また、背景動画であってもよい。また、
図2では、アイコン群235とアイコン群237とアイコン群239とは、同じ店舗では同じアイコン群であるが、使用するアイコンと不使用のアイコンとを座席ごとに設定することで、各座席に特有のアイコンを選択表示している。しかしながら、アイコン群そのものが異なっていてもよい。なお、各店舗に対応する背景画像やアイコン群の設定、あるいは、アイコン群の表示順の設定変更は、情報管理サーバ220においてオペレータ端末(不図示)に表示された一画面における操作で効率的に実施される。また、図示しないが、各遊技機203に対応する背景画像やアイコン群の使用/不使用の選定は、店舗202の店舗PC(Personal Computer:不図示)から情報管理サーバ220と同様の画面において行われてもよい。
【0022】
図2において、NFCシール211~213は、二次元バーコードを含むQRコード(登録商標)も含んでいる。QRコード(登録商標)は、ユーザ端末231~233のカメラで撮像することで識別情報と連絡先URLを読み取る。なお、ユーザ端末が識別情報と連絡先URLを読み取る対象は、NFCシールに限定されない。バーコード(二次元や三次元を含む)、または、NFCやRFIDを含むICタグから選択される、識別情報をユーザ端末231~233に提供するものであればよい。また、シールに限定されることなく、座席に取り付けた物や座席に印刷した物などでもよい。
【0023】
(システム構成)
図3は、本実施形態に係る情報処理システム200の構成を示すブロック図である。
【0024】
情報処理システム200は、複数の店舗202を含む。各店舗202は、各遊技機203にそれぞれ配置されたNFCシール210(
図2のNFCシール211~213を代表する)を有する。そして、店舗Aには、店舗PC311が設置され、店舗内にユーザ端末231、232がある。また、店舗Bには、店舗PC312が設置され、店舗内にユーザ端末233がある。
【0025】
情報処理システム200は、店舗PC311、312およびユーザ端末231~233とネットワーク350を介して接続されるサーバ群として、情報処理装置としての情報管理サーバ220と、画像庫サーバ330と、情報提供サーバ241、242と、を備える。情報管理サーバ220は、識別情報321に紐づくURL群322を有する。画像庫サーバ330は、画像タグ331に紐づく画像データ332を有する。情報提供サーバ241は、データタグ343に紐づくデータ344を有し、情報提供サーバ242は、データタグ345に紐づくデータ346を有する。また、情報処理システム200は、オペレータが情報管理サーバ220を操作するためのオペレータ端末320を備える。
【0026】
なお、情報管理サーバ220と画像庫サーバ330とは、専用回線で接続されていてもよい。また、情報管理サーバ220とオペレータ端末320とが、専用回線(あるいは有線)で接続されていてもよいし、オペレータ端末320が情報管理サーバ220の表示部/操作部として一体化されていてもよい。
【0027】
(動作シーケンス)
図4Aは、本実施形態に係る情報処理システム200の動作手順を示すシーケンス図である。
【0028】
各店舗PC311、312は、ステップS401において、各店舗の構成情報(遊技機の機種や数や配置)を情報管理サーバ220に通知し、情報管理サーバ220は、ステップS403において、店舗の構成情報を取得する。また、画像庫サーバ330は、ステップS405において、画像庫内に画像を格納して各画像に画像タグを割り振って、画像庫を生成する。そして、画像庫サーバ330は、ステップS407において、画像タグを情報管理サーバ220に通知する。また、情報提供サーバ241、242は、ステップS409において、提供するデータを格納して各データにデータタグを割り振って、提供データを生成する。そして、情報提供サーバ241、242は、ステップS411において、データタグを情報管理サーバ220に通知する。かかる、ステップS401~S411の動作は、識別情報とURL群とを紐づけるためのデータを準備する過程であり、ステップの前後は入替え可能である。
【0029】
情報管理サーバ220は、ステップS412において、店舗構成情報に基づいて座席と識別情報と連絡先URLとを紐づけて、NFCシールの情報を発行して、各店舗PC311、312に通知する。店舗では、座席に対応するNFCシールを貼る作業を実施する。
【0030】
情報管理サーバ220は、ステップS413において、各店舗PC311、312に通知した座席と識別情報とを用いて、各店舗構成に基づいて、各座席のユーザに提供すべき情報の提供元を指示するための、当該座席から読取られる識別情報に紐付いたURL群を生成する。そして、情報管理サーバ220は、ステップS415において、画像庫サーバ330のアイコン画像を用いて、URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群を生成する。なお、ステップS413においては、店舗単位に各座席に対応するURL群の設定をオペレータ端末320の一画面からオペレータが簡易な操作で行うことができる。そして、ステップS415においても、各座席に対応するURL群に対応するアイコン画像の表示順序を、オペレータ端末320の画面からオペレータが簡易な操作で行うことができる。また、本実施形態においては、具体的には、生成されたアイコン群(あるいは、URL群)を取り出すために、識別情報に対応づいた連絡先URLを生成している。ここまでの処理によって、情報管理サーバ220におけるユーザ端末への遊技機に対応する複数の情報を提供するための準備が完了する。
【0031】
ユーザ410が、ステップS421において、ユーザ端末231を操作して座席(遊技機203)から識別情報と連絡先URLを読み取ると、ユーザ端末231は、ステップS423において、識別情報を情報管理サーバ220に送信する。情報管理サーバ220は、ステップS425において、連絡先URLを受信する。情報管理サーバ220は、ステップS427において、識別情報に紐付いたURL群を埋め込んだアイコン群を生成し、ユーザ端末231に送信する。なお、本実施形態においては、具体的には、識別情報に対応づいた連絡先URLによって、生成されたアイコン群(あるいは、URL群)を取り出す。
【0032】
ユーザ端末231は、ステップS429において、受信したアイコン群を表示する。なお、詳説はしないが、アイコン群と共に背景画像あるいはそのURLなどを受信してもよい。ユーザ端末231は、ステップS431において、表示されたアイコン群からのユーザ410による選択を受け付ける。そして、ユーザ端末231は、ステップS433において、選択されたアイコンに埋め込まれたURLを用いて、情報提供サーバ241、242、あるいは、情報管理サーバ220や画像庫サーバ330から所望の情報提供を受ける。
【0033】
また、各店舗において、座席に対応するURL群の変更を望む場合は、各店舗PC311、312から、ステップS441においてURL群の変更を要求する。その場合、情報管理サーバ220は、ステップS443において、ステップS413と同様に、店舗単位に各座席に対応するURL群の設定の一画面を店舗PC311、312に表示させ、店舗管理のユーザが簡易な操作で行うことができる。
【0034】
なお、
図4Aでは、ステップS415において、あらかじめアイコン群を生成して、そのアイコン群を識別情報に対応して読み出してユーザ端末に送信する例を記載した。しかし、ステップS415のアイコン群の生成は、ステップS425とS427との間に移動して識別情報を受信するたびに、識別情報に対応して設定されたURL群からアイコン群を生成してもよい。
【0035】
図4Bは、
図4AのステップS413における識別情報に紐づいたURL群を生成する詳細な動作手順を示すシーケンス図である。
【0036】
ステップS451において、情報管理サーバ220とオペレータ端末320とで、座席対応サービス設定アプリケーションが起動される。オペレータ端末320からは、ステップS453において、オペレータ421により座席対応サービスを設定する対象の法人IDと店舗IDとが入力される。情報管理サーバ220は、ステップS455において、法人IDと店舗IDとが示す対象店舗の構成情報に従って、デフォルトの座席対応サービス設定用画面を生成してオペレータ端末320に送信する。オペレータ端末320は、ステップS457において、座席対応サービス設定用画面を表示する。
【0037】
オペレータ421がオペレータ端末320に表示された座席対応サービス設定用画面を操作して、ステップS459において、オペレータ端末320で情報提供元の各URLの設定単位である各pageについて、サイト名称が設定され登録が指示される。サイト名称が設定され登録が指示されると、情報管理サーバ220は、ステップS461において、サイト名称に対応する設定用枠を取得して、座席対応サービス設定用画面の各pageの設定用として組み込む。このステップS459とS461とを繰り返して、オペレータ421による所望の座席対応サービス設定用画面が生成される。
【0038】
情報管理サーバ220は、ステップS463において、生成されたオペレータ421による所望の座席対応サービス設定用画面をオペレータ端末320に送信する。オペレータ端末320は、ステップS465において、受信したオペレータ421による所望の座席対応サービス設定用画面を表示する。
【0039】
オペレータ421の操作により、オペレータ端末320は、ステップS467において、背景画像を設定するpage設定用枠から背景画像を提供する提供元URLや画像タグなどを設定して登録を指示する。なお、提供元URLや画像タグなどの設定は、座席ごとに行われても、座席グループごとに行われても、全座席一括して行われてもよい。また、page設定用枠からの設定は、提供元URLや画像タグそのものであっても、提供元URLや画像タグに紐づいた識別子であってもよい。
【0040】
情報管理サーバ220は、ステップS469において、オペレータ端末320からの登録指示に応じて、店舗内の各座席に背景画像取得用URL(画像タグを含む)を設定する。そして、情報管理サーバ220は、ステップS471において、各座席に背景画像取得用URL(画像タグを含む)が設定された座席対応サービス設定用画面をオペレータ端末320に送信する。オペレータ端末320は、ステップS473において、各座席に背景画像取得用URL(画像タグを含む)が設定された座席対応サービス設定用画面を表示する。
【0041】
オペレータ421の操作により、オペレータ端末320は、ステップS475において、page_1を設定するpage設定用枠から機種情報を提供する提供元URLや画像タグなどを設定して登録を指示する。なお、提供元URLや画像タグなどの設定は、座席ごとに行われても、座席グループごとに行われても、全座席一括して行われてもよい。また、page設定用枠からの設定は、提供元URLや画像タグそのものであっても、提供元URLや画像タグに紐づいた識別子であってもよい。
【0042】
情報管理サーバ220は、ステップS477において、オペレータ端末320からの登録指示に応じて、店舗内の各座席に機種情報取得用URL(検定番号を含む)を設定する。そして、情報管理サーバ220は、ステップS479において、各座席に機種情報取得用URL(検定番号を含む)が設定された座席対応サービス設定用画面をオペレータ端末320に送信する。オペレータ端末320は、ステップS481において、各座席に機種情報取得用URL(検定番号を含む)が設定された座席対応サービス設定用画面を表示する。
【0043】
以下、あらかじめ設定されたpage数、あるいは、オペレータ421が所望するpage数の情報取得用URL(画像タグやデータタグを含む)が、オペレータ421によりオペレータ端末320に設定されて、情報管理サーバ220に座席ごとにpage数だけのURL群が登録される。なお、座席ごとにpage数だけのURL群に対応するアイコン群のユーザ端末231~233への表示順については、
図4AのステップS415において座席ごとに設定することができる。
【0044】
<情報管理サーバの機能構成>
図5Aは、本実施形態に係る情報処理装置としての情報管理サーバ220の機能構成を示すブロック図である。
【0045】
情報管理サーバ220は、通信制御部501と、データベース502と、データ提供元情報取得部503と、店舗構成情報取得部504と、識別情報紐付部505と、識別情報に紐付いたURL群生成部506と、URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成部507と、を備える。また、情報管理サーバ220は、識別情報受信部508と、アイコン群取得部509と、アイコン群送信部510と、URL群変更部511と、を備える。
【0046】
通信制御部501は、店舗PC311、312、ユーザ端末231~233、画像庫サーバ330、情報提供サーバ241、242との通信を制御する。データベース502は、情報管理サーバ220の各構成機能部が処理したデータを格納し、格納したデータを各構成機能部に提供する。データベース502は、店舗構成情報521と、データ提供元情報522と、提供データ情報523と、アイコン情報524と、を格納する。店舗構成情報521は、例えば、座席番号と識別情報とを含む。データ提供元情報522は、例えば、データタグを含むURL群と画像タグとを含む。提供データ情報523は、識別情報と連絡先URLとURL群とを含む。ここで、連絡先URLは、識別情報とURL群とを連絡するために用いられる。アイコン情報524は、アイコン群と、アイコン群に埋め込まれたURL群とを含む。
【0047】
データ提供元情報取得部503は、情報提供サーバ241、242、あるいは、画像庫サーバ330から、提供可能なデータを示す情報(URL、データタグ、画像タグなど)を取得して、データベース502のデータ提供元情報522として格納する。店舗構成情報取得部504は、各店舗PC311、312から各店舗の情報(座席数、座席番号、遊技機の機種など)を取得する。識別情報紐付部505は、オペレータ端末320からのオペレータの指示により、NFCシールを発行するために座席とNFCシールの識別番号とを紐づけて、データベース502に店舗構成情報521として格納する。
【0048】
識別情報に紐付いたURL群生成部506は、オペレータ端末320からのオペレータの指示により、各識別情報に紐づくURL群を生成して、データベース502に提供データ情報として格納する。なお、本実施形態においては、各識別情報と各URL群とは連絡先URLによって紐づけられる。URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成部507は、オペレータ端末320からのオペレータの指示により、各識別情報に紐づけて、URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群を生成して、データベース502にアイコン情報として格納する。
【0049】
識別情報受信部508は、座席から読み取った識別情報を、ユーザ端末231~233から受信する。アイコン群取得部509は、受信した識別情報に紐づいたアイコン群を取得する。なお、本実施形態では、受信した識別情報から連絡先URLを介して、データベース502のアイコン情報524からアイコン群を取得する。アイコン群送信部510は、取得したアイコン群を識別情報の受信元のユーザ端末に送信する。URL群変更部511は、特に、各店舗PC311、312からの座席に対応するURL群の変更要求に応答して、オペレータ端末320の表示部/操作部と同様の画面を店舗PC311、312に送る。そして、店舗管理ユーザの操作に従い座席に対応するURL群の変更を実施して、提供データ情報523およびアイコン情報524のURL群を更新する。
【0050】
オペレータ端末320は、表示画面、キーボード、マウスなどを含む表示または操作機能を有し、特に、オペレータによる、識別情報と座席との紐づけ、識別情報に紐づいたURL群の生成、URL群が埋め込まれたアイコン群の生成、に使用される。なお、オペレータ端末320の表示部/操作部はタッチパネルであってもよい。
【0051】
図5Bは、
図5Aの識別情報に紐付いたURL群生成部506と、URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成部507との機能構成を示す図である。
【0052】
(識別情報に紐付いたURL群生成部)
識別情報に紐付いたURL群生成部506は、座席対応サービス設定用画面生成部561と、座席対応サービス設定用画面送信部562と、を有する。また、識別情報に紐付いたURL群生成部506は、店舗または座席に対する各サイト名称、および、URL(画像タグ)受信部563と、座席対応サービス設定用画面設定部564と、を有する。また、識別情報に紐付いたURL群生成部506は、全座席に対するURL設定完了受信部565と、座席対応サービス取得用URL登録部566と、を有する。
【0053】
座席対応サービス設定用画面生成部561は、データベース502からの店舗構成情報521に従って、デフォルトの座席対応サービス設定用画面を生成する。また、座席対応サービス設定用画面生成部561は、座席対応サービス設定用画面設定部564からの、オペレータ端末320からのオペレータの設定に対応した設定用枠、設定用枠への入力に基づく座席ごとのURL群を組み込んだ座席対応サービス設定用画面を生成する。座席対応サービス設定用画面送信部562は、座席対応サービス設定用画面生成部561が生成した一画面にまとめられた座席対応サービス設定用画面をオペレータ端末320に送信する。
【0054】
店舗または座席に対する各サイト名称、および、URL(画像タグ)受信部563は、オペレータ端末320に表示されたデフォルトの座席対応サービス設定用画面において、オペレータ421が設定した各pageのサイト名称をオペレータ端末320から受信する。また、座席に対する各サイト名称、および、URL(画像タグ)受信部563は、サイト名称に対応する各pageの設定用枠からオペレータ421が設定したURL(画像タグやデータタグを含む)をオペレータ端末320から受信する。座席対応サービス設定用画面設定部564は、座席に対する各サイト名称、および、URL(画像タグ)受信部563が受信した各サイト名称に対応する設定用枠を座席対応サービス設定用画面に組み込む。また、座席対応サービス設定用画面設定部564は、座席に対する各サイト名称、および、URL(画像タグ)受信部563が受信したURL(画像タグ)を座席ごとのURL群として登録する。そして、座席対応サービス設定用画面設定部564は、デフォルトの座席対応サービス設定用画面に対して各サイト名称に対応する設定用枠や座席ごとのURL群を設定し、オペレータ端末320の表示画面は設定結果を反映した座席対応サービス設定用画面に変更される。
【0055】
全座席に対するURL設定完了受信部565は、全座席に対するURL設定が完了したことをオペレータ端末320から受信する。かかる完了通知は、所定ボタンの押下に応答しても、座席対応サービス設定用画面のクローズに応答してもよい。座席対応サービス取得用URL登録部566は、全座席に対するURL設定完了通知時の座席対応サービス取得用URLを選択された店舗の全座席について、データベース502に提供データ情報523として登録する。
【0056】
(URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成部)
URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成部507は、各座席の情報取得用URL群取得部571と、各座席の情報取得用URL群画面送信部572と、情報取得用URL群の並び順受信部573と、情報取得用URL群の並び順に従ったアイコン群登録部574と、を有する。
【0057】
対象店舗の情報取得用URL群取得部571は、データベース502の提供データ情報523から、URL群を設定する対象店舗について情報取得用URL群を取得する。対象店舗の情報取得用URL群画面送信部572は、対象店舗の座席について情報取得用URL群を表示する画面を生成して、オペレータ端末320に送信して表示させる。情報取得用URL群の並び順受信部573は、オペレータ端末320に表示された対象店舗における情報取得用URL群の並び順についてのオペレータ421の設定を受信する。情報取得用URL群の並び順に従ったアイコン群登録部574は、対象店舗における情報取得用URL群の並び順に従って、ユーザ端末231~233に表示するアイコン群を、データベース502にアイコン情報524として登録する。
【0058】
(店舗構成情報)
図6Aは、本実施形態に係る店舗構成情報521の構成を示す図である。店舗構成情報521は、各店舗における座席と、座席からユーザ端末が読み取る識別情報との関係を記憶する。店舗構成情報521は、通し番号611に従い、座席番号612に対応づけて識別番号613と、座席別番号614と、を記憶する。なお、座席別番号614は、本実施形態では、(店舗チェーンを経営する法人番号-店舗番号-座席番号)で表されており、座席を特定する。
【0059】
(オペレータ端末の表示部/操作部)
図6Bは、本実施形態に係る情報管理サーバ220のオペレータ端末320の表示部/操作部における表示および操作を示す図である。オペレータは、オペレータ端末320の表示部/操作部に表示された座席対応サービス設定用画面620において、簡易な操作により全座席(全識別情報)と情報提供元のURL群(および画像タグやデータタグ)とを紐付けて、各座席のURL群を生成することができる。すなわち、情報管理サーバ220は、URL群のそれぞれを座席に対して設定するための複数の設定用枠621~625と、座席全体に亙って設定用枠への入力によってpage単位に設定されたURL群626とを、オペレータ端末320の表示部において一画面の座席対応サービス設定用画面620に表示させる。
【0060】
オペレータ端末320の表示部/操作部に表示された座席対応サービス設定用画面620は、矢印627のようにスクロールが可能であり、本実施形態におけるアイコン群の総数に対応するURL群と、全座席番号とが一覧できる。座席対応サービス設定用画面620には、ユーザ端末に表示される背景画像の設定用枠621と、アイコン群を示すpage1(622)からpage4(625)までが表示されている。
【0061】
上ブロックの設定用枠621~625は、背景画像の設定用枠621と、page1(622)からpage4(625)までとの設定指示入力領域である。それぞれのデータの提供元のURLの設定や、複数の座席に対して一括設定するか/各座席に個別に設定するかの選択も可能である。また、このアイコンに埋め込まれたURLからの情報を表示可能な表示時間(開始日時、終了日時)も設定可能である。特に、page2の「今日の運勢」については、URLをランダムに設定するか個別に設定するかも設定できる。このように、各pageについて、その表示内容に適切な選択や設定が可能となっている。
【0062】
下ブロックのURL群626は、店舗内の全座席(全遊技機)のそれぞれに対応して、各pageにおいて、どのURLのどのデータタグまたは画像タグのデータを提供するかの設定結果が一覧表示される。
【0063】
したがって、オペレータ(または、店舗管理ユーザ)は、この画面のみで、店舗内の全座席(全遊技機)のそれぞれに対応するURL群を設定および確認をすることができる。同じ機種には、同じ機種情報が表示されればよい。また、複数座席や全座席に同じ情報を提供する場合は、一括して同じURLおよびデータタグ、画像タグを設定すればよく、設定操作の手間が省かれる。
【0064】
(提供データ情報)
図6Cは、本実施形態に係るオペレータ端末320に表示された座席対応サービス設定用画面620の設定用枠621~625への設定操作と提供データ情報523の構成の一部523Aとの関連を示す図である。
図6Cにおいては、
図6Bのpage2の「今日の運勢」の設定用枠623とpage3の「新台入替」の設定用枠624とを例に説明するが、他のpageも同様である。
【0065】
設定用枠623および設定用枠624の構成の概要を説明する。「サイト名称」は、オペレータがソフトにて設定をする際に、どのアイコンなのかを分かりやすくするための枠である。設定用枠623の「URL設定・ランダム設定」は、「今日の運勢」において、おみくじや占いなど座席ごとにランダムに画像を振り分ける際に使用される枠である。一方、設定用枠624の「全台統一URL」は、全座席に統一の情報を送るのか、それとも、座席によって異なった情報を送るのかの選択を可能にする枠である。
【0066】
「表示時間設定」は、以下の開始時間および終了時間と共に、当該アイコンを表示する時間を定めるための枠である。時間帯でターゲットとなる客層が変化する際などに使用すると便利である。例えば、朝の時間は主婦層、夕方から夜にかけてはサラリーマン層など時間を区切り表示が可能となる。「アイコン表示・URL」は、ユーザ端末に表示させるアイコンを自由に選択する枠である。これにより、店舗のオリジナル性を演出できるようになる。「自動アウト」は、NFCシールから識別情報を読み取った後、自動アウト時間で選択された時間を経過すると、アイコンが表示されなくなる機能を設定する枠である。例えば、来店しないと情報を取得できないと言う使用方法が可能となる。なお、設定用枠は、
図6Bおよび
図6Cの構成に限定されない、オペレータが座席対応サービス設定用画面620から設定しやすい構成、あるいは、各pageの特徴に合致させた構成であるのが望ましい。
【0067】
設定用枠623や設定用枠624などからのオペレータの設定に従って、データベース502の提供データ情報523の一部523Aが生成される。提供データ情報523の一部523Aは、設定用枠623や設定用枠624の「サイト名称」に紐づいた項目(背景、page_1、page_2、…)に対応付けて、以下のデータを記憶する。すなわち、設定用枠623や設定用枠624でオペレータにより設定された、サイト名称と、サイト名称に対応する設定用枠(入力枠)と、を記憶する。また、設定用枠623の「URL設定・ランダム設定」や設定用枠624の「全台統一URL」の設定に対応するランダム/個別/統一のフラグ、データ取得先URL、画像タグ/データタグ、を記憶する。また、「表示時間設定」の枠から設定された表示時間と、「自動アウト」の枠から設定された自動カットフラグと、「アイコン表示・URL」の枠から設定されたアイコン画像取得先URLおよびアイコンの画像タグ/データタグと、を記憶する。なお、URLのランダム設定や個別設定の場合は、複数のデータ取得先URLが記憶される。そして、提供データ情報523の一部523Aの構成は、設定用枠に従って変更される。
【0068】
図6Dは、
図6Cで生成された本実施形態に係る提供データ情報523の構成の一部523Aと、オペレータ端末320に表示された座席対応サービス設定用画面620のURL群626への表示との関連を示す図である。
【0069】
提供データ情報523の構成の一部523Aの項目にそれぞれ紐づいて、全座席のそれぞれに対応するデータ取得元URL(画像タグやデータタグを含む)が一覧表示される。
【0070】
図2B~
図2Dを参照して説明したように、オペレータ端末320を操作するオペレータ、あるいは、店舗PC311,312を操作するユーザは、
図6Bの一画面で、設定用枠の設定とその設定結果のデータ取得元URLの一覧をリアルタイムに確認できる。したがって、座席からユーザ端末により読み取られる識別情報に紐づいた複数の異なる情報を、効率的に生成することができる。
【0071】
図6Eは、本実施形態に係る提供データ情報523の一部523Bの構成を示す図である。提供データ情報523の一部523Bでは、店舗構成情報521における各座席(各識別番号)に連絡先URL635が紐づいている。連絡先URL635は、ユーザ端末が読み取った識別情報を、
図6Bによって生成された各座席のURL群に連絡するためのURLである。
【0072】
(アイコン情報)
図6Fは、本実施形態に係るアイコン情報524の構成を示す図である。アイコン情報524は、
図6Bの画面からの操作によって生成された各座席のURL群と、URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群を示す。ここで、使用/不使用のフラグは、○の場合はアイコンを表示し、Xの場合はアイコンを表示しない。そして、表示しないアイコンの領域は詰めて上限のアイコンが表示される。
【0073】
図6FのURL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群は、それぞれ、
図2のユーザ端末231~233に表示されたアイコン群に対応している。また、
図6Fのアイコン群(URL群)は、
図6Eの識別番号(0000001~0000003)・座席別番号(0001-001-1~0001-001-3)に対応する連絡先URL635により紐づけられている。そのことが、各URLのサブディレクトリ(下線付き太字)が同一であることにより表されている。例えば、ユーザ端末231には、背景画像234とアイコン群235(page 1:機種情報、page 2:今日の運勢、page 3:新台入替、page 4:限定商品、page 5:台データ、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。ユーザ端末232には、背景画像236と、「page 2:今日の運勢」を不使用としたアイコン群237(page 1:機種情報、page 3:新台入替、page 4:限定商品、page 5:台データ、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。ユーザ端末231には、背景画像238と、「page 4:限定商品」を不使用としたアイコン群239(page 1:機種情報、page 2:今日の運勢、page 3:新台入替、page 5:台データ、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。
【0074】
なお、図示しないが、複数のアイコンの表示順を設定するための画面がオペレータ端末320の表示部/操作部に表示されて、オペレータによりアイコン群の順序が設定される。
【0075】
(パスワード設定)
図6Gは、本実施形態に係るパスワード設定の構成を示す図である。
【0076】
図6Gにおいて、オペレータ端末320の表示部/操作部に表示された画面641は、各pageの提供情報についてパスワードの要否およびパスワードを設定する画面である。また、
図6Gのアイコン情報524は、
図6Eのアイコン情報524と共にパスワードを管理し、利用が設定されたアイコンの選択時にパスワードを要求する。そして、ユーザによりユーザ端末から入力されたパスワードがあらかじめ記憶されたパスワードと合致する場合に、ユーザ端末に対し座席に対応する情報を提供するが、合致しない場合は、エラー報知となる。なお、パスワードはユーザ単位でなく、店舗単位に店舗に入ったユーザに提供するようにしてもよい。あるいは、ユーザのクラスを考慮してパスワードの要否を設定してもよい。
【0077】
このように、パスワードを設定することにより、ユーザによる店舗外からの情報閲覧などの不正を防止することができる。
【0078】
(データ提供元情報)
図6Hは、本実施形態に係るデータ提供元情報522の構成を示す図である。データ提供元情報522は、情報提供サーバ241、242や画像庫サーバ330からの提供可能な情報とその格納位置情報(URLとデータタグや画像タグ)とから、ユーザ端末231~233に提供すべき情報を検索して設定するために使用される。
【0079】
データ提供元情報522は、ユーザ端末231~233に提供すべき情報としての必要データ651に対応づけて、少なくとも1つのデータ提供元652と、各データ提供元652の少なくとも1つのURL653とを記憶する。そして、各URL653に対応付けて、画像であれば画像タグ654を記憶し、画像以外のデータであればデータタグ655を記憶する。
【0080】
(画像庫サーバ)
図6Iは、本実施形態に係る画像庫サーバ330の構成を示す図である。画像庫サーバ330には、情報処理システム200において、情報管理サーバ220が使用する画像データが画像タグにより検索可能に格納されている。
【0081】
例えば、
図6Iには、
図2のユーザ端末231~233において背景画像234、236、238として使用された、画像データ661、662、663が格納されている。
【0082】
なお、画像庫としては、情報管理サーバ220が使用するもの以外に、各店舗が独占して使用する店舗用の画像庫を設けてもよい。
【0083】
<情報管理サーバのハードウェア構成>
図7は、本実施形態に係る情報管理サーバ220のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0084】
図7で、CPU(Central Processing Unit)710は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで
図5の機能構成部を実現する。ROM(Read Only Memory)720は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。ネットワークインタフェース730は、店舗PC311、312、ユーザ端末231~233、画像庫サーバ330、情報提供サーバ241、242との、ネットワーク350を介する通信を制御する。
【0085】
RAM(Random Access Memory)740は、CPU710が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM740には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。法人・店舗情報741は、各店舗PC311、312から取得した法人および店舗情報である。店舗構成情報742は、各店舗PC311、312から取得した店舗の構成にかかる情報であり、店舗内の座席数や座席配置などを含み、データベース502の店舗構成情報521として格納される。座席対応サービス設定用画面743は、オペレータ端末320や店舗PC311、312に表示される、座席ごとに複数の座席対応サービスの提供元URLを設定するための画面データである。識別情報に紐付いたURL群744は、
図6Bの画面からの操作によって生成された識別情報に紐づいたURL群であって、データベース502の提供データ情報523として格納される。URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群745は、生成されたURL群744を埋め込んだアイコン群であって、データベース502のアイコン情報524として格納される。受信した識別情報746は、ユーザ端末231~233が座席から読み取って送信した識別情報である。取得したアイコン群747は、受信した識別情報746に紐づいて取得したアイコン群である。入出力データ748は入出力インタフェース760を介して、オペレータ端末320の表示部/操作部に対して入出力するデータである、送受信データ749は、ネットワークインタフェース730およびネットワーク350を介して送受信するデータである。
【0086】
ストレージ750には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。店舗構成情報521、データ提供元情報522、提供データ情報523およびアイコン情報524は、
図5および
図6A~
図6Eで説明したデータベース502に格納されるデータである。ストレージ750には、以下のプログラムが格納される。情報管理サーバの制御プログラム751は、情報管理サーバ220の全体を制御するプログラムである。識別情報に紐付いたURL群生成モジュール752は、
図6Bの画面からの操作に従って、識別情報に紐付いたURL群を生成するモジュールである。URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成モジュール753は、生成されたURL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群を生成して、座席(識別情報)に紐づけて格納するモジュールである。受信識別情報に紐付いたアイコン群取得送信モジュール754は、ユーザ端末231~233から受信した識別情報に対応するアイコン群を取得して、識別情報の送信元のユーザ端末に送信するモジュールである。URL群変更モジュール755は、識別情報に紐付いたURL群生成モジュール752が生成したURL群を変更するためのモジュールである。
【0087】
入出力インタフェース760は、オペレータ端末320の表示部/操作部とのインタフェースを制御する。なお、
図7のRAM740やストレージ750には、情報管理サーバ220が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関連するプログラムやデータは図示されていない。
【0088】
<情報管理サーバの処理手順>
図8は、本実施形態に係る情報管理サーバ220の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、情報管理サーバ220のCPU710がRAM740を使用して実行し、
図5の機能構成部を実現する。
【0089】
情報管理サーバ220は、ステップS811において、識別情報に対応してユーザ端末に送信するアイコン群の生成であるか否かを判定する。アイコン群の生成であれば、情報管理サーバ220は、ステップS813において、アイコン群生成処理を実行する。アイコン群の生成でなければ、情報管理サーバ220は、ステップS821において、ユーザ端末からの識別情報の受信であるか否かを判定する。識別情報の受信であれば、情報管理サーバ220は、ステップS823において、アイコン群提供処理を実行する。アイコン群の生成でも識別情報の受信でもなければ、情報管理サーバ220は、ステップS831において、店舗PCからのURL群の変更要求であるか否かを判定する。URL群の変更要求であれば、情報管理サーバ220は、ステップS833において、URL群変更処理を実行する。
【0090】
(アイコン群生成処理)
図9Aは、本実施形態に係るアイコン群生成処理S813の手順を示すフローチャートである。
【0091】
情報管理サーバ220は、ステップS911において、店舗PCから店舗構成情報を取得して識別情報と紐づけてデータベース502に格納する。情報管理サーバ220は、ステップS913において、情報提供サーバ241、242や画像庫サーバ330からURL、画像タグ、データタグを取得して、必要とするデータをキーに検索可能となるように格納する。情報管理サーバ220は、ステップS915において、店舗の座席および座席から読取られる識別情報と、連絡先URLとを対応付けて記憶する。情報管理サーバ220は、ステップS917において、各店舗の座席に紐付けてURL群を設定するための
図6Bの画面を表示する。
【0092】
情報管理サーバ220は、ステップS919において、オペレータによる
図6Bの画面からのURL群の設定指示であるか否かを判定する。URL群の設定指示であれば、情報管理サーバ220は、ステップS921において、オペレータの指示に従って、座席に対応するURL群を設定して、画面を更新する。そして、情報管理サーバ220は、ステップS923において、全座席に対してURL群の設定が完了したか否かを判定する。ステップS919でURL群の設定指示でなければ、あるいは、ステップS923で全座席に対してURL群の設定が完了してなければ、情報管理サーバ220は、ステップS917に戻って、次の設定を待つ。
【0093】
全座席に対してURL群の設定が完了すれば、情報管理サーバ220は、ステップS925において、各座席(各識別情報)の連絡先URLに紐付けて、各座席に対応するURL群を埋め込んだアイコン群を生成して格納する。
【0094】
図9Bは、
図9AのステップS917およびS921の手順を示すフローチャートである。ステップS917は、各店舗の座席に紐付けてURL群を設定するための画面を生成して、オペレータ端末320に表示させるステップである。ステップS921は、オペレータの指示に従って、座席に対応するURL群を設定して、オペレータ端末320の画面を更新させるステップである。
【0095】
ステップS917においては、情報管理サーバ220が、ステップS971で、店舗の構成情報を取得する。店舗の構成情報には、例えば、総台数、機種、各機種の台数、各台の配置、などが含まれる。情報管理サーバ220は、ステップS973において、各座席へ情報取得用URLを設定するための背景・各ページの設定用枠621~625を生成する。また、情報管理サーバ220は、ステップS975において、背景・各ページに対応して登録された全座席の情報取得用URLのURL群626を生成する。そして、情報管理サーバ220は、ステップS977において、背景・各ページにおける、設定用枠621~625と登録された情報取得用URLのURL群626とを対応付けた一画面の座席対応サービス設定用画面620を生成して表示する。
【0096】
ステップS921においては、情報管理サーバ220が、ステップS981で、各設定用枠621~625への入力データを取得する。情報管理サーバ220は、ステップS983において、入力データを座席に紐づけて登録する指示を待つ。登録する指示があったら、情報管理サーバ220は、ステップS985において、設定用枠621~625に対応して登録された情報取得用URLのURL群626を設定して表示する。
【0097】
図9Cは、
図9AのステップS925の手順を示すフローチャートである。ステップS925は、各座席(各識別情報)の連絡先URLに紐付けて、各座席に対応するURL群を埋め込んだアイコン群を生成して格納するステップである。
【0098】
ステップS925においては、情報管理サーバ220が、ステップS991で、各座席(識別情報)に対応する連絡先URLに紐付いたURL群を生成する。情報管理サーバ220は、ステップS993において、連絡先URLに紐付いた、URL群を埋め込んだアイコン群を生成する。そして、情報管理サーバ220は、ステップS995において、URL群を埋め込んだアイコン群をオペレータ端末320に表示するように指示を送る。
【0099】
情報管理サーバ220は、ステップS997において、オペレータによる店舗に対して設定されたアイコン群の各アイコンの使用/不使用の設定を待つ。オペレータ端末320から各アイコンの使用/不使用の設定を受信すると、情報管理サーバ220は、ステップS999において、各アイコンの使用/不使用を取得して、
図6Fのように登録する。
【0100】
(アイコン群提供処理)
図9Dは、本実施形態に係るアイコン群提供処理S823の手順を示すフローチャートである。
【0101】
情報管理サーバ220は、ステップS931において、ユーザ端末から受信した識別情報に対応付けた連絡先URLを取得する。情報管理サーバ220は、ステップS933において、連絡先URLにより座席に対するアイコン群を取得する。そして、情報管理サーバ220は、ステップS935において、アイコン群を識別情報の送信元のユーザ端末に送信する。
【0102】
(URL群変更処理)
図9Eは、本実施形態に係るURL群変更処理833Sの手順を示すフローチャートである。
【0103】
情報管理サーバ220は、ステップS941において、変更要求をした店舗PCを有する店舗について、当該店舗の座席に紐付けてURL群が設定された画面(
図6Bと同様の画面)を店舗PCに送信する。情報管理サーバ220は、ステップS943において、店舗PCからURL群の変更入力を待つ。URL群の変更入力があれば、情報管理サーバ220は、ステップS945において、対応するURL群の変更を実施する。情報管理サーバ220は、ステップS947において、URL群の変更が完了したか否かを判定する。URL群の変更が完了してなければ、情報管理サーバ220は、ステップS941に戻って、変更した画面を表示して次の変更を待つ。URL群の変更が完了した場合は、情報管理サーバ220は、ステップS949において、連絡先URLに紐付いたURL群を変更して変更されたアイコン群を生成する。
【0104】
本実施形態によれば、座席からユーザ端末により読み取られる識別情報に紐づいた複数の異なる情報を、ユーザに効率的に提供することができる。特に、複数の座席全体に対して、各座席に提供すべき座席に特有の複数の異なる情報を一画面から設定することができるので、操作性に富んでいる。
【0105】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態と比べると、各店舗単位ではなく、各座席単位に異なる座席用URL群およびURLに対応するアイコンの表示順序が設定できる点で異なる。すなわち、本実施形態においては、座席用URL群は座席ごとに設定される。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0106】
(システム概要)
図10Aは、本実施形態に係る情報管理サーバ1020を含む情報処理システム1000の概要を示す図である。なお、
図10Aにおいて、
図2と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
【0107】
情報処理システム200は、遊技場としての店舗202内の各遊技機203に配置されたNFC(Near field communication)シール211~213と、ユーザ端末231~233と、情報管理サーバ1020と、情報提供サーバ240と、を備える。
【0108】
図10Aにおいて、ユーザ端末231によりNFCシール211から識別情報を読み取った場合、ユーザ端末231には、背景画像234とアイコン群1035とが表示される。アイコン群1035においては、NFCシール211の有る座席に対して設定されたアイコン群が表示されている。ユーザ端末232によりNFCシール212から識別情報を読み取った場合、ユーザ端末232には、背景画像236とアイコン群1037とが表示される。アイコン群1037においては、NFCシール212の有る座席に対して設定されたアイコン群が表示されている。ユーザ端末233によりNFCシール213から識別情報を読み取った場合、ユーザ端末233には、背景画像238とアイコン群1039とが表示される。アイコン群1039においては、NFCシール213の有る座席に対して設定されたアイコン群が表示されている。
【0109】
ここで、
図10Aでは、アイコン群1035とアイコン群1037とアイコン群1039とは、同じアイコン群の表示順序が入れ替わっている。しかしながら、アイコン群そのものが異なっていてもよい。これらの、各遊技機203に対応する背景画像やアイコン群の設定、あるいは、アイコン群の表示順の設定変更は、情報管理サーバ220においてオペレータ端末(不図示)に表示された一画面における操作で効率的に実施される。また、図示しないが、各遊技機203に対応する背景画像やアイコン群の設定は、店舗202の店舗PC(Personal Computer:不図示)から情報管理サーバ220と同様の画面から行われてもよい。
【0110】
(アイコン情報)
図10Bは、本実施形態に係るアイコン情報1024の構成を示す図である。アイコン情報1024は、
図6Bの画面からの操作によって生成された各座席のURL群と、URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群を示す。なお、
図10Bにおいて、
図6Fと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
【0111】
図10BのURL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群は、それぞれ、
図10Aのユーザ端末231~233に表示されたアイコン群1035、1037,1039にその順番も含めて対応している。また、
図10Bのアイコン群(URL群)は、
図6Eの識別番号(0000001~0000003)・座席別番号(0001-001-1~0001-001-3)に対応する連絡先URL635により紐づけられている。そのことが、各URLのサブディレクトリ(下線付き太字)が同一であることにより表されている。例えば、ユーザ端末231には、背景画像234とアイコン群1035(page 1:機種情報、page 3:新台入替、page 4:限定商品、page 5:台データ、page 2:今日の運勢、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。ユーザ端末232には、背景画像236とアイコン群1037(page 1:機種情報、page 5:台データ、page 3:新台入替、page 2:今日の運勢、page 4:限定商品、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。ユーザ端末233には、背景画像238とアイコン群1039(page 1:機種情報、page 2:今日の運勢、page 4:限定商品、page 3:新台入替、page 5:台データ、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。
【0112】
なお、図示しないが、複数のアイコンの表示順を設定するための画面がオペレータ端末320の表示部/操作部に表示されて、オペレータによりアイコン群の順序が設定される。
【0113】
(識別情報に紐付いたURL群生成部、および、識別情報に紐付いたURL群生成部)
図10Cは、本実施形態の情報管理サーバ1020における、
図5Aの識別情報に紐付いたURL群生成部506と、URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成部1007との機能構成を示す図である。
【0114】
(URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成部)
URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成部1007は、各座席の情報取得用URL群取得部1071と、各座席の情報取得用URL群画面送信部1072と、情報取得用URL群の並び順受信部1073と、情報取得用URL群の並び順に従ったアイコン群登録部1074と、を有する。
【0115】
各座席の情報取得用URL群取得部1071は、データベース502の提供データ情報523から、各座席について情報取得用URL群を取得する。各座席の情報取得用URL群画面送信部1072は、各座席について情報取得用URL群を表示する画面を生成して、オペレータ端末320に送信して表示させる。情報取得用URL群の並び順受信部1073は、オペレータ端末320に表示された各座席における情報取得用URL群の並び順についてのオペレータ421の設定を受信する。情報取得用URL群の並び順に従ったアイコン群登録部1074は、各座席における情報取得用URL群の並び順に従って、ユーザ端末231~233に表示するアイコン群を、データベース502にアイコン情報1024として登録する。
【0116】
図10Dは、本実施形態の情報管理サーバ1020における、
図9AのステップS925の手順を示すフローチャートである。ステップS925は、各座席(各識別情報)の連絡先URLに紐付けて、各座席に対応するURL群を埋め込んだアイコン群を生成して格納するステップである。
【0117】
情報管理サーバ1020は、ステップS1097において、オペレータによるアイコンの並び順の設定を待つ。オペレータ端末320からアイコンの並び順の設定を受信すると、情報管理サーバ1020は、ステップS1099において、アイコンの並び順を取得して、
図10Bのように登録する。
【0118】
本実施形態によれば、各座席に対して異なるアイコン群を設定できるので、よりバラエティに富んだ、より座席に適応したアイコン群を提供することができる。
【0119】
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態および第3実施形態と比べると、本発明を美容室の座席に適用する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態から第3実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0120】
(美容室における座席)
図11Aは、本実施形態に係る美容室1100における座席の例を示す図である。
図11Aにおいては、例えば、NFCシール1111~1113が、レジ周り、待合席、施術席に設置されて、ユーザが来店時や施術中に使用してもらう例を示している。
【0121】
美容室1100の受付1110では、ユーザ1141のユーザ端末1131で、レジ周りのNFCシール1111から識別情報を読み取ることによって、ユーザ端末1131にはレジ周りでの提供が適切な複数のデータ提供用のアイコンが表示される。そして、ユーザ1141のアイコン選択に従ってアイコンに埋め込まれたデータ取得先URLによってユーザ端末1131にサービスデータが提供される。また、ユーザ1142のユーザ端末1132で、待合室のNFCシール1112から識別情報を読み取ることによって、ユーザ端末1132には待合室での提供が適切な複数のデータ提供用のアイコンが表示される。そして、ユーザ1142のアイコン選択に従ってアイコンに埋め込まれたデータ取得先URLによってユーザ端末1132にサービスデータが提供される。
【0122】
また、美容室1100の施術室1120の各施術席では、ユーザ1143のユーザ端末1133で、各施術席のNFCシール1113から識別情報を読み取ることによって、ユーザ端末1133には各施術席での提供が適切な複数のデータ提供用のアイコンが表示される。そして、ユーザ1143のアイコン選択に従ってアイコンに埋め込まれたデータ取得先URLによってユーザ端末1133にサービスデータが提供される。
【0123】
図11Aにおいて、NFCシール1111~1113は、QRコード(登録商標)も含んでいる。QRコード(登録商標)は、ユーザ端末1131~1133のカメラで撮像することで識別情報を読み取る。なお、ユーザ端末が識別情報を読み取る対象は、NFCシールに限定されない。バーコード(二次元や三次元を含む)、または、NFCやRFIDを含むICタグから選択される、識別情報をユーザ端末1131~1133に提供するものであればよい。また、シールに限定されることなく、座席に取り付けた物や座席に印刷した物などでもよい。
【0124】
(ユーザ端末の表示画面)
図11Bは、本実施形態のユーザ端末1131~1133の表示画面を示す図である。美容室1100においてユーザ端末1131~1133に提供するサービスデータとしては、以下の情報が含まれる。例えば、会社HP・最新情報・キャンペーン情報、クーポン配信、レディースヘアカタログ・メンズヘアカタログ、提携サイトコラム、提携サイトタイアップ記事、店舗物販・ECサイト、次回来店予約、店舗のインスタグラム・フェイスブック・LINE等のSNS、バナー広告などが含まれる。しかしながら、サービスデータはこれらに限定はされない。
【0125】
図11Bにおいては、NFCシール1111から識別情報を読み取ったユーザ端末1131に、上から順に「バナー広告」、「会社HP・最新情報・キャンペーン情報」、「クーポン配信」、「レディース/メンズ・ヘアカタログ」のデータ取得先URLが埋め込まれたアイコン群1134が表示されている。また、NFCシール1112から識別情報を読み取ったユーザ端末1132に、上から順に「バナー広告」、「レディース/メンズ・ヘアカタログ」、「提携サイトコラム」、「提携サイトタイアップ記事」、のデータ取得先URLが埋め込まれたアイコン群1135が表示されている。また、NFCシール1113から識別情報を読み取ったユーザ端末1133に、上から順に「バナー広告」、「提携サイトタイアップ記事」、「店舗物販・ECサイト」、「次回来店予約」、「店舗のインスタグラム」、「店舗のLINE」、のデータ取得先URLが埋め込まれたアイコン群1136が表示されている。なお、アイコン群1134、アイコン群1135、アイコン群1136は、上下にスクロールが可能であり、他のアイコンを選択することができる。
【0126】
(提供データ情報)
図11Cは、本実施形態に係る提供データ情報1123Bの構成を示す図である。ここで、提供データ情報1123Bは、
図6Eの提供データ情報523Bに相当し、
図6Eと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
【0127】
提供データ情報1123Bにおいては、美容室1100の各座席番号612(各識別番号613)に基づいて生成された座席別番号1114に、連絡先URL1115が紐づいている。連絡先URL1115は、ユーザ端末が読み取った識別情報を各座席のURL群に連絡するためのURLである。
【0128】
(アイコン情報)
図11Dは、本実施形態に係るアイコン情報1124の構成を示す図である。ここで、アイコン情報1124は、
図11Bのユーザ端末1131~1133のアイコン群1134~1136の表示に対応し、
図6Fのアイコン情報524に相当する。なお、
図11Dにおいて、アイコン群1134と1135とは、第2実施形態における、店舗に設定されたアイコン群からの各座席に対応するアイコンの使用/不使用の設定を表している。また、アイコン群1136は、第3実施形態における、各座席に対応するアイコン群および表示順序の設定を表している。
【0129】
図11Dのアイコン群(URL群)は、
図11Cの識別番号(0000001,0000002,0000005)・座席別番号(0001-001-1,0001-001-2,0001-001-5)に対応する連絡先URL1115に紐づけられている。そのことが、各URLのサブディレクトリ(下線付き太字)が同一であることにより表されている。例えば、ユーザ端末1131には、アイコン群1134(広告:バナー広告、page 1:会社HP・最新情報・キャンペーン情報、page 2:クーポン配信、page 3:レディース/メンズ・ヘアカタログ、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。また、ユーザ端末1132には、page 1やpage 2は不使用としたアイコン群1135(広告:バナー広告、page 3:レディース/メンズ・ヘアカタログ、page 4:提携サイトコラム、page 5:提携サイトタイアップ記事、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。これに対して、ユーザ端末1133には、施術席bに対して設定されたアイコン群1136(広告:バナー広告、page 5:提携サイトタイアップ記事、page 6:店舗物販・ECサイト、page 7:次回来店予約、page 10:店舗インスタグラム、page 8:店舗LINE、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。
【0130】
本実施形態によれば、本発明に技術思想が美容室に適用されても、媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる識別情報に紐づいた複数の異なる情報を、ユーザに効率的に提供することができる。特に、複数の座席全体に対して、各座席に提供すべき座席に特有の複数の異なる情報を一画面から設定することができるので、操作性に富んでいる。
【0131】
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態から第4実施形態と比べると、本発明をコンタクトレンズ販売店の座席に適用する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態から第4実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0132】
(コンタクトレンズ販売店における座席)
図12Aは、本実施形態に係るコンタクトレンズ販売店1200における座席の例を示す図である。
図12Aにおいては、例えば、NFCシール1211~1213が、店頭POP、商品棚に設置、あるいは、紙面のパンフレットの代わりや告知用に設置されて、ユーザが来店時に使用してもらう例を示している。
【0133】
コンタクトレンズ販売店1200では、ユーザ1241のユーザ端末1231で、店頭POPのNFCシール1211から識別情報を読み取ることによって、ユーザ端末1231には店頭POPでの提供が適切な複数のデータ提供用のアイコンが表示される。そして、ユーザ1241のアイコン選択に従ってアイコンに埋め込まれたデータ取得先URLによってユーザ端末1231にサービスデータが提供される。また、ユーザ1242のユーザ端末1232で、商品棚のNFCシール1212から識別情報を読み取ることによって、ユーザ端末1232には商品棚での提供が適切な複数のデータ提供用のアイコンが表示される。そして、ユーザ1242のアイコン選択に従ってアイコンに埋め込まれたデータ取得先URLによってユーザ端末1232にサービスデータが提供される。また、ユーザ1243のユーザ端末1233で、パンフレットなどのNFCシール1213から識別情報を読み取ることによって、ユーザ端末1233には各パンフレットに対応して提供が適切な複数のデータ提供用のアイコンが表示される。そして、ユーザ1243のアイコン選択に従ってアイコンに埋め込まれたデータ取得先URLによってユーザ端末1233にサービスデータが提供される。
【0134】
図12Aにおいて、NFCシール1211~1213は、QRコード(登録商標)も含んでいる。QRコード(登録商標)は、ユーザ端末1231~1233のカメラで撮像することで識別情報を読み取る。なお、ユーザ端末が識別情報を読み取る対象は、NFCシールに限定されない。バーコード(二次元や三次元を含む)、または、NFCやRFIDを含むICタグから選択される、識別情報をユーザ端末1231~1233に提供するものであればよい。また、シールに限定されることなく、座席に取り付けた物や座席に印刷した物などでもよい。
【0135】
(ユーザ端末の表示画面)
図12Bは、本実施形態のユーザ端末1231~1233の表示画面を示す図である。コンタクトレンズ販売店1200おいてユーザ端末1231~1233に提供するサービスデータとしては、例えば、会社HP、クーポン配信、最新情報、製品詳細情報・パンフレット、コラム、キャンペーン情報、初心者ガイド、などが含まれるが、これらに限定はされない。
【0136】
図12Bにおいては、NFCシール1211から識別情報を読み取ったユーザ端末1231に、上から順に「会社HP」、「会員登録」、「最新情報」のデータ取得先URLが埋め込まれたアイコン群1234が表示されている。また、NFCシール1212から識別情報を読み取ったユーザ端末1232に、上から順に「会員登録」、「最新情報」、「製品詳細情報・パンフレット」、「コラム」、のデータ取得先URLが埋め込まれたアイコン群1235が表示されている。また、NFCシール1213から識別情報を読み取ったユーザ端末1233に、上から順に「会社HP」、「コラム」、「キャンペーン情報」、「初心者ガイド」、のデータ取得先URLが埋め込まれたアイコン群1236が表示されている。なお、アイコン群1234、アイコン群1235、アイコン群1236は、上下にスクロールが可能であり、他のアイコンを選択することができる。
【0137】
(提供データ情報)
図12Cは、本実施形態に係る提供データ情報1223Bの構成を示す図である。ここで、提供データ情報1223Bは、
図6Eの提供データ情報523Bに相当し、
図6Eと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
【0138】
提供データ情報1223Bにおいては、コンタクトレンズ販売店1200の各座席番号612(各識別番号613)に基づいて生成された座席別番号1214に、連絡先URL1215が紐づいている。連絡先URL1215は、ユーザ端末が読み取った識別情報を各座席のURL群に連絡するためのURLである。
【0139】
(アイコン情報)
図12Dは、本実施形態に係るアイコン情報1224の構成を示す図である。ここで、アイコン情報1224は、
図12Bのユーザ端末1231~1233のアイコン群1234~1236の表示に対応し、
図6Fのアイコン情報524に相当する。なお、
図12Dにおいて、アイコン群1234と1235とは、第2実施形態における、店舗に設定されたアイコン群からの各座席に対応するアイコンの使用/不使用の設定を表している。また、アイコン群1236は、第3実施形態における、各座席に対応するアイコン群および表示順序の設定を表している。
【0140】
図12Dのアイコン群(URL群)は、
図12Cの識別番号(0000001,0000002,0000003)・座席別番号(0001-001-1,0001-001-2,0001-001-3)に対応する連絡先URL1215に紐づけられている。そのことが、各URLのサブディレクトリ(下線付き太字)が同一であることにより表されている。例えば、ユーザ端末1231には、対象店舗に対して設定された表示順序のアイコン群1234(page 1:会社HP、page 5:クーポン配信、page 2:会員登録、page 3:最新情報、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。また、ユーザ端末1232には、page 5は不使用としたアイコン群1235(page 1:会社HP、page 2:会員登録、page 3:最新情報、page 4:製品詳細情報・パンフレット、page 7:コラム、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。これに対して、ユーザ端末1233には、紙面のパンフレットに対して設定されたアイコン群1236(page 1:会社HP、page 7:コラム、page 6:キャンペーン情報、page 8:初心者ガイド、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。
【0141】
本実施形態によれば、本発明に技術思想がコンタクトレンズ販売店に適用されても、媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる識別情報に紐づいた複数の異なる情報を、ユーザに効率的に提供することができる。特に、複数の座席全体に対して、各座席に提供すべき座席に特有の複数の異なる情報を一画面から設定することができるので、操作性に富んでいる。
【0142】
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態から第5実施形態と比べると、本発明をホテルの座席に適用する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態から第5実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0143】
(ホテルにおける座席)
図13Aは、本実施形態に係るホテル1300における座席の例を示す図である。
図13Aにおいては、例えば、NFCシール1311~1313が、フロント、客室内のテーブル、エレベータに設置、あるいは、ロビーにある紙面のパンフレットやレストランメニューブックの代わりとして設置されている。そして、ユーザがチェックイン時、滞在中、チェックアウト時に使用してもらう例を示している。
【0144】
ホテル1300のフロント1310では、ユーザ1341のユーザ端末1331で、フロントのNFCシール1311から識別情報を読み取ることによって、ユーザ端末1331にはフロントでの提供が適切な複数のデータ提供用のアイコンが表示される。そして、ユーザ1341のアイコン選択に従ってアイコンに埋め込まれたデータ取得先URLによってユーザ端末1331にサービスデータが提供される。
【0145】
また、ホテル1300のエレベータ1320では、ユーザ1342のユーザ端末1332で、エレベータ1320内のNFCシール1312から識別情報を読み取ることによって、ユーザ端末1332にはエレベータ1320での提供が適切な複数のデータ提供用のアイコンが表示される。そして、ユーザ1342のアイコン選択に従ってアイコンに埋め込まれたデータ取得先URLによってユーザ端末1332にサービスデータが提供される。
【0146】
また、ホテル1300の客室1330内のテーブルでは、ユーザ1343のユーザ端末1333で、各客室1330内のテーブルのNFCシール1313から識別情報を読み取ることによって、ユーザ端末1333には各客室1330での提供が適切な複数のデータ提供用のアイコンが表示される。そして、ユーザ1343のアイコン選択に従ってアイコンに埋め込まれたデータ取得先URLによってユーザ端末1333にサービスデータが提供される。なお、複数のデータ提供用のアイコンは、各客室1330のユーザ1343に対応して選択されて表示されてもよい。また、NFCシールが各客室1330内の複数の場所(テーブル、寝台、浴室、…)に配置され、場所に適した異なるデータ提供用のアイコン群を表示してもよい。
【0147】
図13Aにおいて、NFCシール1311~1313は、QRコード(登録商標)も含んでいる。QRコード(登録商標)は、ユーザ端末1331~1333のカメラで撮像することで識別情報を読み取る。なお、ユーザ端末が識別情報を読み取る対象は、NFCシールに限定されない。バーコード(二次元や三次元を含む)、または、NFCやRFIDを含むICタグから選択される、識別情報をユーザ端末1331~1333に提供するものであればよい。また、シールに限定されることなく、座席に取り付けた物や座席に印刷した物などでもよい。
【0148】
(ユーザ端末の表示画面)
図13Bは、本実施形態のユーザ端末1331~1333、1337の表示画面を示す図である。なお、ユーザ端末1337は、例えば、ロビーにある紙面のパンフレットやレストランメニューブックのNFCシールを読み取った場合である。ホテル1300においてユーザ端末1231~1333、1337に提供するサービスデータとしては、以下の情報が含まれる。例えば、会社HP・最新情報、会員登録サイト、ホテル施設案内、提携レストラン・周辺レストラン情報、館内図・フロアマップ、館内の混雑状況、Wi-FiのIDおよびパスワード、貸し出し備品案内、ホテルのインスタグラム・フェイスブック・LINE等のSNS、キャンペーン情報、周辺観光マップ、お土産情報、バナー広告、などが含まれる。しかしながら、サービスデータはこれらに限定はされない。
【0149】
図13Bにおいては、NFCシール1311から識別情報を読み取ったユーザ端末1331に、上から順に「会社HP・最新情報」、「会員登録サイト」、「クーポン配信」、「ホテル施設案内」、「提携レストラン・周辺レストラン情報」、のデータ取得先URLが埋め込まれたアイコン群1334が表示されている。また、NFCシール1312から識別情報を読み取ったユーザ端末1332に、上から順に「会社HP・最新情報」、「提携レストラン・周辺レストラン情報」、「館内図・フロアマップ」、「館内の混雑状況」、「Wi-FiのIDおよびパスワード」、のデータ取得先URLが埋め込まれたアイコン群1335が表示されている。また、NFCシール1313から識別情報を読み取ったユーザ端末1333に、上から順に「会社HP・最新情報」、「貸し出し備品案内」、「SNS接続」、「キャンペーン情報」、「周辺観光マップ」、のデータ取得先URLが埋め込まれたアイコン群1336が表示されている。
【0150】
また、ロビーにある紙面のパンフレットやレストランメニューブックの代わりとして設置されたNFCシール(図示なし)識別情報を読み取ったユーザ端末1337に、上から順に「HP・最新情報」、「周辺観光マップ(ウォーキングマップ)」、「お土産情報」、「キャンペーン情報」、のデータ取得先URLが埋め込まれたアイコン群1338が表示されている。なお、アイコン群1334、アイコン群1335、アイコン群1336、アイコン群1338は、上下にスクロールが可能であり、他のアイコンを選択することができる。
【0151】
(提供データ情報)
図13Cは、本実施形態に係る提供データ情報1323Bの構成を示す図である。ここで、提供データ情報1323Bは、
図6Eの提供データ情報523Bに相当し、
図6Eと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
【0152】
提供データ情報1323Bにおいては、ホテル1300の各座席番号612(各識別番号613)に基づいて生成された座席別番号1314に、連絡先URL1315が紐づいている。連絡先URL1315は、ユーザ端末が読み取った識別情報を各座席のURL群に連絡するためのURLである。
【0153】
(アイコン情報)
図13Dは、本実施形態に係るアイコン情報1324の構成を示す図である。ここで、アイコン情報1324は、
図13Bのユーザ端末1331~1333のアイコン群1334~1336の表示に対応し、
図6Fのアイコン情報524に相当する。なお、
図13Dにおいて、アイコン群1334と1335とは、第2実施形態における、ホテルに設定されたアイコン群からの各座席に対応するアイコンの使用/不使用の設定を表している。また、アイコン群1336は、第3実施形態における、各座席に対応するアイコン群および表示順序の設定を表している。また、煩雑になるため、
図13Bのユーザ端末1337のアイコン群1338に対応するアイコン情報は省略している。
【0154】
図13Dのアイコン群(URL群)は、
図13Cの識別番号(0000001,0000008,0000004)・座席別番号(0001-001-1,0001-001-8,0001-001-4)に対応する連絡先URL1315に紐づけられている。そのことが、各URLのサブディレクトリ(下線付き太字)が同一であることにより表されている。例えば、ユーザ端末1331には、対象ホテルに対して設定された表示順序のアイコン群1334(page 1:会社HP・最新情報、page 2:会員登録サイト、page 4:ホテル施設案内、page 8:提携レストラン・周辺レストラン情報、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。また、ユーザ端末1332には、page 2とpage 4とpage 10は不使用としたアイコン群1335(page 1:会社HP・最新情報、page 8:提携レストラン・周辺レストラン情報、page 5:館内図・フロアマップ、page 6:館内の混雑状況、page 11:FREE Wi-Fi接続、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。これに対して、ユーザ端末1333には、客室Cのテーブルに対して設定されたアイコン群1336(page 1:会社HP・最新情報、page 7:貸し出し備品案内、page 12:SNS接続、page 3:キャンペーン情報、page 9:周辺観光マップ、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。
【0155】
本実施形態によれば、本発明に技術思想がホテルに適用されても、媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる識別情報に紐づいた複数の異なる情報を、ユーザに効率的に提供することができる。特に、複数の座席全体に対して、各座席に提供すべき座席に特有の複数の異なる情報を一画面から設定することができるので、操作性に富んでいる。
【0156】
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態から第6実施形態と比べると、本発明を競技場や劇場などの座席に適用する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態から第6実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0157】
<競技場や劇場などの座席例>
図14Aは、本実施形態に係る座席の一例である競技場1410の座席の構成を示す図である。競技場1410の座席では、例えば、自由席や指定席の区別があり、指定席にもランクがあり、さらに、ラウンジ付きシートなどがある。本発明を競技場1410に適用する場合には、競技場1410を第2実施形態における「法人」に対応させ、座席のランク付け(領域)を「店舗」に対応させて、競技場ID-座席ランク-座席番号との「座席別番号」を付す。これによって、第2実施形態と同様のユーザ端末への、座席ランクの相違および座席番号の相違に対応する複数の異なる情報提供が可能となる。
【0158】
図14Bは、本実施形態に係る座席の他例である劇場1420の座席の構成を示す図である。劇場1420の座席では、例えば、1等席や3等席などの区別があり、1階席や3階席なの区別がある。本発明を劇場1420に適用する場合には、劇場1420を第2実施形態における「法人」に対応させ、座席のランク付け(等級や階数)を「店舗」に対応させて、劇場ID-座席ランク-座席番号との「座席別番号」を付す。これによって、第2実施形態と同様のユーザ端末への、座席ランクの相違および座席番号の相違に対応する複数の異なる情報提供が可能となる。
【0159】
(提供データ情報)
図14Cは、本実施形態に係る提供データ情報1423の一部1423Bの構成を示す図である。
図14Cは、
図14Aの競技場1410に提供した場合を図示している。ここで、提供データ情報1423Bは、
図6Eの提供データ情報523Bに相当し、
図6Eと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
【0160】
提供データ情報1423Bにおいては、競技場1410の各座席番号612(各識別番号613)に基づいて生成された座席別番号1414に、連絡先URL1415が紐づいている。連絡先URL1415は、ユーザ端末が読み取った識別情報を各座席のURL群に連絡するためのURLである。
【0161】
(アイコン情報)
図14Dは、本実施形態に係るアイコン情報1424の構成およびユーザ端末1431におけるアイコン群1434の表示を示す図である。ここで、アイコン情報1424は、ユーザ端末1431のアイコン群1434の表示に対応し、
図6Fのアイコン情報524に相当する。なお、
図14Dにおいては、第2実施形態における、競技場の座席ランクに設定されたアイコン群からの各座席に対応するアイコンの使用/不使用の設定を表しているが、第3実施形態における、各座席に対応するアイコン群および表示順序の設定であってもよい。
【0162】
図14Dのアイコン群(URL群)は、
図14Cの識別番号(0000004)・座席別番号(0001-00S-1)に対応する連絡先URL1415に紐づけられている。そのことが、各URLのサブディレクトリ(下線付き太字)が同一であることにより表されている。例えば、ユーザ端末1431には、アイコン群1434(page 1:実況情報、page 2:イベント案内、page 3:会員登録サイト、page 4:競技場施設案内、page 5:応援グッズ情報、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。
【0163】
本実施形態によれば、本発明の技術思想を競技場や劇場の座席などに適用しても、ユーザ端末により読み取られる識別情報に紐づいた複数の異なる情報を、ユーザに効率的に提供することができることが分かる。
【0164】
[第8実施形態]
次に、本発明の第8実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態から第7実施形態と比べると、本発明を飛行機などの運搬手段の座席に適用する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態から第7実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0165】
<飛行機の座席例>
図15Aは、本実施形態に係る飛行機1500における座席の一例を示す図である。飛行機1500の座席では、例えば、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスなどの区別がある。本発明を飛行機1500に適用する場合には、飛行便を第2実施形態における「法人」に対応させ、座席のランク付け(領域)を「店舗」に対応させて、飛行便-座席ランク-座席番号との「座席別番号」を付す。これによって、第2実施形態と同様のユーザ端末への、座席ランクの相違および座席番号の相違に対応する複数の異なる情報提供が可能となる。
【0166】
(提供データ情報)
図15Bは、本実施形態に係る提供データ情報1523の一部1523Bの構成を示す図である。ここで、提供データ情報1523Bは、
図6Eの提供データ情報523Bに相当し、
図6Eと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
【0167】
提供データ情報1523Bにおいては、飛行機1500の各座席番号612(各識別番号613)に基づいて生成された座席別番号1514に、連絡先URL1515が紐づいている。連絡先URL1515は、ユーザ端末が読み取った識別情報を各座席のURL群に連絡するためのURLである。
【0168】
(アイコン情報)
図15Cは、本実施形態に係るアイコン情報1524の構成およびユーザ端末1531の表示を示す図である。ここで、アイコン情報1524は、ユーザ端末1531のアイコン群1534の表示に対応し、
図6Fのアイコン情報524に相当する。なお、
図15Cにおいては、第2実施形態における、飛行機の座席ランクに設定されたアイコン群からの各座席に対応するアイコンの使用/不使用の設定を表しているが、第3実施形態における、各座席に対応するアイコン群および表示順序の設定であってもよい。
【0169】
図15Cのアイコン群(URL群)は、
図15Bの識別番号(0000008)・座席別番号(0001-00B-3)に対応する連絡先URL1515に紐づけられている。そのことが、各URLのサブディレクトリ(下線付き太字)が同一であることにより表されている。例えば、ユーザ端末1531には、アイコン群1534(page 1:会社HP・最新情報、page 2:テレビ映画案内、page 3:機内サービス案内(食事)、page 5:機内施設案内、page 6:機内土産情報、…)が、データ取得先URLが埋め込まれて表示されている。
【0170】
本実施形態によれば、本発明の技術思想を、飛行機を含む交通機関の座席などに適用しても、ユーザ端末により読み取られる識別情報に紐づいた複数の異なる情報を、ユーザに効率的に提供することができることが分かる。
【0171】
[第9実施形態]
次に、本発明の第9実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態と比べると、座席用URL群は、座席からユーザ端末が読み取って情報管理サーバに送信された連絡先URLにより指示される。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。なお、第3実施形態から第8実施形態の動作を第9実施形態に従って実施することができる。
【0172】
<情報処理システムの動作シーケンス>
図16は、本実施形態に係る情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。なお、
図16において、
図4Aと同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明は省略する。
【0173】
情報管理サーバ1620は、ステップS1613において、各店舗PC311、312に通知した座席と識別情報と連絡先URLとを用いて、各店舗構成に基づいて、各座席のユーザに提供すべき情報の提供元を指示するための、当該座席から読取られる連絡先URLに紐付いたURL群を生成する。
【0174】
ユーザ端末1631~1633は、ステップS1623において、連絡先URLを情報管理サーバ1620に送信する。情報管理サーバ1620は、ステップS1625において、連絡先URLを受信する。情報管理サーバ1620は、ステップS1627において、連絡先URLに紐付いたURL群を埋め込んだアイコン群を生成して、ユーザ端末1631に送信する。なお、本実施形態においては、連絡先URLによって、生成されたアイコン群(あるいは、URL群)を取り出す。
【0175】
<情報管理サーバの機能構成>
図17は、本実施形態に係る情報処理装置としての情報管理サーバ1620の機能構成を示すブロック図である。なお、
図17において、
図5と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
【0176】
連絡先URLに紐付いたURL群生成部1706は、
図6B~
図6Dに従って、オペレータ端末320からのオペレータの指示により、各連絡先URLに紐づくURL群を生成して、データベース502に提供データ情報として格納する。なお、URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成部507は、オペレータ端末320からのオペレータの指示により、各連絡先URLに紐づけて、URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群を生成して、データベース502にアイコン情報として格納する。なお、連絡先URLに紐付いたURL群生成部1706の詳細については、
図5Bおよびその説明において、識別情報に紐付いたURL群生成部506を連絡先URLに紐付いたURL群生成部1706と読み替えることによって示される。
【0177】
また、連絡先URL受信部1708は、座席から読み取った連絡先URLを、ユーザ端末1631~1633から受信する。アイコン群取得部509は、受信した連絡先URLに紐づいたアイコン群を取得する。なお、本実施形態では、受信した連絡先URLに基づいて、データベース502のアイコン情報524からアイコン群を取得する。アイコン群送信部510は、取得したアイコン群を連絡先URLの受信元のユーザ端末に送信する。
【0178】
<情報管理サーバのハードウェア構成>
図18は、本実施形態に係る情報管理サーバ1620のハードウェア構成を示すブロック図である。
図18において、
図7と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
【0179】
RAM1840の連絡先URLに紐付いたURL群1844は、
図6Bの画面からの操作によって生成された連絡先URLに紐づいたURL群であって、データベース502の提供データ情報523として格納される。URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群745は、生成されたURL群1844を埋め込んだアイコン群であって、データベース502のアイコン情報524として格納される。受信した連絡先URL1846は、ユーザ端末1631~1633が座席から読み取って送信した連絡先URLである。取得したアイコン群747は、受信した連絡先URL1846に紐づいて取得したアイコン群である。
【0180】
ストレージ1850の連絡先URLに紐付いたURL群生成モジュール1852は、
図6Bの画面からの操作に従って、連絡先URLに紐付いたURL群を生成するモジュールである。URL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群生成モジュール753は、生成されたURL群のそれぞれを埋め込んだアイコン群を生成して、座席(連絡先URL)に紐づけて格納するモジュールである。受信した連絡先URLに紐付いたアイコン群取得送信モジュール1854は、ユーザ端末1631~1633から受信した連絡先URLに対応するアイコン群を取得して、連絡先URLの送信元のユーザ端末に送信するモジュールである。URL群変更モジュール755は、連絡先URLに紐付いたURL群生成モジュール1852が生成したURL群を変更するためのモジュールである。
【0181】
<情報管理サーバの処理手順>
図19は、本実施形態に係る情報管理サーバ1620の処理手順を示すフローチャートである。なお、
図19において、
図8と同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。
【0182】
アイコン群の生成であれば、情報管理サーバ1620は、ステップS1913において、アイコン群生成処理を実行する。アイコン群の生成でなければ、情報管理サーバ1620は、ステップS1921において、ユーザ端末からの連絡先URLの受信であるか否かを判定する。連絡先URLの受信であれば、情報管理サーバ1620は、ステップS1923において、アイコン群提供処理を実行する。アイコン群の生成でも連絡先URLの受信でもなければ、情報管理サーバ1620は、ステップS831において、店舗PCからのURL群の変更要求であるか否かを判定する。
【0183】
(アイコン群生成処理)
図20Aは、本実施形態に係るアイコン群生成処理S1913の手順を示すフローチャートである。なお、
図20Aにおいて、
図9Aと同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。情報管理サーバ1620は、ステップS2015において、店舗の座席と、座席から読取られる識別情報および連絡先URLとを対応付けて記憶する。
【0184】
(アイコン群提供処理)
図20Bは、本実施形態に係るアイコン群提供処理S1923の手順を示すフローチャートである。なお、
図20Bにおいて、
図9Dと同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。
図20Bは、ステップS931を有しない。情報管理サーバ1620は、ステップS2035において、アイコン群を連絡先URLの送信元のユーザ端末に送信する。
【0185】
本実施形態によれば、座席からユーザ端末により読み取られる連絡先URLに紐づいた複数の異なる情報を、ユーザに効率的に提供することができる。
【0186】
[他の実施形態]
なお、上述の第2実施形態においては、ユーザ端末から情報管理サーバに媒体から読み取った識別情報を送信して、識別情報に対応するURL群を取得した。一方、上述の第9実施形態においては、ユーザ端末から情報管理サーバに媒体から読み取った連絡先URLを送信して、連絡先URLに対応するURL群を取得した。他の実施形態として、ユーザ端末から情報管理サーバに媒体から読み取った識別情報および連絡先URLを送信して、識別情報および連絡先URLを用いてURL群を取得してもよい。また、上述の第2実施形態および第9実施形態では、ユーザ端末が媒体から識別情報および連絡先URLを読み取るように記載したが、第2実施形態では識別情報のみ、第9実施形態では連絡先URLのみを読み取る構成でもよい。
【0187】
本発明は、上記実施形態に係る座席に対して適用されるばかりでなく、ユーザが座る座席に対応して、ユーザに複数の情報を選択可能に提供するあらゆるシテュエーションにおいて、座席からユーザ端末により読み取られる識別情報に紐づいた複数の異なる情報を、ユーザに効率的に提供することができる。すなわち、直接スマートフォンをシールに当てて利用するという性質上、店舗を構える業態や交通機関、官公庁など人が日常的に使うサービスにおいてはどの場面においても利用することができる。
【0188】
例えば、・「娯楽業」としては、パチンコ店、映画館、興行場、競輪・競馬場、スポーツ施設提供業・ゴルフ場・フィットネスクラブ、公園・遊園地、カラオケボックス、プレイガイド・観光案内所などで、本発明を適用できる。・「対個人サービス業」としては、理容院、美容院、エステティックサロン、浴場、旅行代理店、衣服クリーニング店、衣服修理店、物品預り所、結婚式場、結婚相談所、写真現像店、家事サービスなどで、本発明を適用できる。・「小売業」としては、コンビニエンスストア、百貨店、スーパーマーケット、ホームセンター、ワンプライスショップ、ディスカウントショップ、ドラッグストア、衣料品店、移動販売、訪問販売、靴・履物小売、衣食料品小売、酒小売、各種食料品小売、食肉小売、鮮魚小売、乾物小売、野菜・果実小売、米穀類小売、菓子・パン小売、自動車・自転車用品小売、自転車小売、家庭電器機械器具小売、家具・インテリア小売、金物・荒物小売、陶磁器、ガラス器小売、家庭用品小売、医薬品・化粧品小売、農耕用品小売、ガソリンスタンド・燃料小売、書籍・新聞、文具小売、スポーツ用品・玩具・楽器小売、カメラ・写真材料小売、時計・メガネ・光学機械小売、リサイクルショップ・中古品小売、花・植木・貴金属小売、健康食品、金券ショップ、各種自動販売機などで、本発明を適用できる。・「運輸業」としては、バス、タクシー、鉄道、航空機、フェリー、バス待合所・駅・空港・フェリー乗り場等の各種交通機関施設などで、本発明を適用できる。・「飲食店」としては、食堂、レストラン、専門料理店、そば・うどん店、すし店、酒場、ビヤホール、バー、キャバレー、ナイトクラブ、喫茶店、その他の飲食店などで、本発明を適用できる。・「金融業」としては、銀行業・クレジットカード業等の店舗などで、本発明を適用できる。・「宿泊業」としては、旅館、ホテル、簡易宿所、下宿業、リゾートクラブ等で、本発明を適用できる。・「たばこ製造業」においては、喫煙所、喫煙室、灰皿などに、本発明を適用できる。・「不動産業」としては、建物売買業、土地売買業、不動産代理業・仲介業、不動産賃貸業・貸家業・貸間業、駐車場業、不動産管理業等の不動産業事業所などで、本発明を適用できる。・「専門・技術サービス業」としては、法律事務所、特許事務所、公証人役場、司法書士事務所、土地家屋調査士事務所、行政書士事務所、公認会計士事務所、税理士事務所、社会保険労務士事務所などで、本発明を適用できる。・「教育・学習支援事業」としては、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、高等教育機関、専修学校、各種学校、学校教育支援機関、社会教育、職業・教育支援施設、学習塾、などで、本発明を適用できる。・「医療業・保健衛生」としては、病院、一般診療所、歯科診療所、保健所、健康相談施設などで、本発明を適用できる。・「複合サービス業」としては、郵便局、農林水産業協同組合、事業協同組合などで、本発明を適用できる。・「官公庁・行政サービス」としては、都道府県庁、区役所、市役所、税務署、法務局、消防署、警察署、交番、労働基準監督署、ハローワーク等の各種行政サービス提供機関などで、本発明を適用できる。
【0189】
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の技術的範囲で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0190】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に供給され、内蔵されたプロセッサによって実行される場合にも適用可能である。本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるサーバも、プログラムを実行するプロセッサも本発明の技術的範囲に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の技術的範囲に含まれる。
【手続補正書】
【提出日】2021-10-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とを記憶するURL群記憶部と、
前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信部と、
受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御部と、
前記URL群を、複数の媒体に対して設定し、前記URL群記憶部に記憶させるための画面を表示させる設定画面表示制御部と、
を備え、
前記設定画面表示制御部は、1つの前記アイコンに埋め込まれるURLを前記複数の媒体に設定する操作を行い、前記操作によって設定されたURL群と前記媒体の識別情報または前記媒体が取り付けられた媒体取付対象物との対応関係を表示する画面を表示させる情報処理装置。
【請求項2】
前記媒体取付対象物は座席であって、
前記URL群は、前記媒体が取り付けられた前記座席ごとに設定される請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記URL群は、店舗に対応する複数の情報提供場所をそれぞれ指示する店舗用URL群から、前記店舗に設けられた前記座席ごとに選定される請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記情報は、前記識別情報と前記URL群とを連絡するために用いられる連絡先URLを含み、
前記URL群記憶部は、前記媒体取付対象物に対応する前記連絡先URLと、前記連絡先URLに紐づいた前記URL群とを記憶する請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記情報は前記識別情報を含み、
前記URL群記憶部は、
前記媒体取付対象物に対応して、前記URL群を記憶する第1記憶部と、
前記識別情報と、前記識別情報と前記URL群とを連絡するために用いられ、前記第1記憶部を指示する連絡先URLとを紐づけて記憶する第2記憶部と、
を含む請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とを記憶するURL群記憶部と、
前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信部と、
受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御部と、
を備え、
前記URL群を、複数の媒体に対して設定し、前記URL群記憶部に記憶させるための画面を表示させる設定画面表示制御部をさらに備え、
前記設定画面表示制御部は、
前記媒体の識別情報または前記媒体が取り付けられた媒体取付対象物のそれぞれに対して前記URL群を設定するための複数の設定用枠と、
前記設定用枠への入力によって設定された、複数の前記媒体に対応する複数のURL群と、
を一画面に表示させる情報処理装置。
【請求項7】
複数のアイコンから選択されたアイコンに埋め込まれたURLを用いて、前記情報を読み取った前記ユーザ端末が前記媒体取付対象物に対応する情報を取得するよう、前記ユーザ端末を制御する情報取得制御部をさらに備える請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記情報取得制御部は、ユーザにより前記ユーザ端末から入力されたパスワードがあらかじめ記憶されたパスワードと合致する場合に、前記ユーザ端末に対し前記媒体取付対象物に対応する情報を提供するよう制御する請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記アイコン表示制御部は、複数のアイコンの表示順を設定するための画面を表示させるアイコン順制御部をさらに備える請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記情報は、前記媒体取付対象物が有するバーコード、または、NFCを含むICタグから前記ユーザ端末により読み取られる請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とをURL群記憶部に記憶するURL群記憶ステップと、
情報受信部が、前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信ステップと、
アイコン表示制御部が、受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御ステップと、
設定画面表示制御部が、前記URL群を、複数の媒体に対して設定し、前記URL群記憶部に記憶させるための画面を表示させる設定画面表示制御ステップと、
を含み、
前記設定画面表示制御ステップにおいては、1つの前記アイコンに埋め込まれるURLを前記複数の媒体に設定する操作を行い、前記操作によって設定されたURL群と前記媒体の識別情報または前記媒体が取り付けられた媒体取付対象物との対応関係を表示する画面を表示させる情報処理方法。
【請求項12】
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とをURL群記憶部に記憶するURL群記憶ステップと、
前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信ステップと、
受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御ステップと、
前記URL群を、複数の媒体に対して設定し、前記URL群記憶部に記憶させるための画面を表示させる設定画面表示制御ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラムであって、
前記設定画面表示制御ステップにおいては、1つの前記アイコンに埋め込まれるURLを前記複数の媒体に設定する操作を行い、前記操作によって設定されたURL群と前記媒体の識別情報または前記媒体が取り付けられた媒体取付対象物との対応関係を表示する画面を表示させる情報処理プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とを記憶するURL群記憶部と、
前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信部と、
受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御部と、
前記URL群を、複数の媒体に対して設定し、前記URL群記憶部に記憶させるための画面を表示させる設定画面表示制御部と、
を備え、
前記設定画面表示制御部は、1つの前記アイコンに埋め込まれるURLを前記複数の媒体に設定する操作を行い、前記操作によって設定されたURL群と前記媒体の識別情報または前記媒体が取り付けられた媒体取付対象物との対応関係を表示する画面を表示させる。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とを記憶するURL群記憶部と、
前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信部と、
受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御部と、
を備え、
前記URL群を、複数の媒体に対して設定し、前記URL群記憶部に記憶させるための画面を表示させる設定画面表示制御部をさらに備え、
前記設定画面表示制御部は、
前記媒体の識別情報または前記媒体が取り付けられた媒体取付対象物のそれぞれに対して前記URL群を設定するための複数の設定用枠と、
前記設定用枠への入力によって設定された、複数の前記媒体に対応する複数のURL群と、
を一画面に表示させる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とをURL群記憶部に記憶するURL群記憶ステップと、
情報受信部が、前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信ステップと、
アイコン表示制御部が、受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御ステップと、
設定画面表示制御部が、前記URL群を、複数の媒体に対して設定し、前記URL群記憶部に記憶させるための画面を表示させる設定画面表示制御ステップと、
を含み、
前記設定画面表示制御ステップにおいては、1つの前記アイコンに埋め込まれるURLを前記複数の媒体に設定する操作を行い、前記操作によって設定されたURL群と前記媒体の識別情報または前記媒体が取り付けられた媒体取付対象物との対応関係を表示する画面を表示させる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理プログラムは、
媒体に記憶または記載され、ユーザ端末により読み取られる情報と、当該情報に紐づいたURL群とをURL群記憶部に記憶するURL群記憶ステップと、
前記ユーザ端末が前記媒体から読み取った前記情報を前記ユーザ端末から受信する情報受信ステップと、
受信した前記情報に基づいて前記URL群記憶部を参照し、前記情報を読み取った前記ユーザ端末に対して、前記URL群に含まれるそれぞれのURLを埋め込んだアイコンを複数表示させるアイコン表示制御ステップと、
前記URL群を、複数の媒体に対して設定し、前記URL群記憶部に記憶させるための画面を表示させる設定画面表示制御ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラムであって、
前記設定画面表示制御ステップにおいては、1つの前記アイコンに埋め込まれるURLを前記複数の媒体に設定する操作を行い、前記操作によって設定されたURL群と前記媒体の識別情報または前記媒体が取り付けられた媒体取付対象物との対応関係を表示する画面を表示させる。