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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023033676
(43)【公開日】2023-03-13
(54)【発明の名称】包装用容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 1/34 20060101AFI20230306BHJP
   B65D 43/06 20060101ALI20230306BHJP
【FI】
B65D1/34 ZBP
B65D43/06 200
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021139518
(22)【出願日】2021-08-30
(71)【出願人】
【識別番号】390041058
【氏名又は名称】シーピー化成株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000707
【氏名又は名称】弁理士法人市澤・川田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】込山 和馬
【テーマコード(参考)】
3E033
3E084
【Fターム(参考)】
3E033AA10
3E033BA15
3E033BA16
3E033BA17
3E033BA18
3E033BA22
3E033CA20
3E033DA02
3E033DD05
3E033FA04
3E033GA03
3E084AA05
3E084AA14
3E084AA24
3E084AA25
3E084AA26
3E084BA01
3E084CA03
3E084CC03
3E084CC04
3E084CC05
3E084DA03
3E084DB13
3E084DC03
3E084DC04
3E084DC05
3E084FA09
3E084FC04
3E084GA08
3E084GB12
(57)【要約】
【課題】摘み部を浮き上がらせるポッチなどを設けず、また、摘み部が小さくても開封しやすくした包装用容器を提供する。
【解決手段】包装用容器は、容器本体2に被せる蓋体3を備え、容器本体2の周縁に、下方に向かう本体スカート部24と、蓋体3の周縁に、本体スカート部24に重なり合う蓋体スカート部34と、本体スカート部24を、下方に延長した延出部24aと、延出部24aの下端部に、外向きに張り出す平板状の本体摘み部25と、本体摘み部25付近の本体スカート部24を内向きに凹ませ、及び/又は、本体摘み部25付近の蓋体スカート部34を外向きに膨らませて形成し、本体スカート部24と蓋体スカート部34との間に設けた指先が挿入される空間部Sと、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体に被せる蓋体を備えた包装用容器であって、
該容器本体の周縁に、下方に向かう本体スカート部と、
該蓋体の周縁に、該本体スカート部に重なり合う蓋体スカート部と、
該本体スカート部を、下方に延長した延出部と、
該延出部の下端部に、外向きに張り出す平板状の本体摘み部と、
該本体摘み部付近の該本体スカート部を内向きに凹ませ、及び/又は、該本体摘み部付近の該蓋体スカート部を外向きに膨らませて形成し、該本体スカート部と該蓋体スカート部との間に設けた指先が挿入される空間部と、
を備えた包装用容器。
【請求項2】
前記蓋体スカート部の下端部に、前記本体摘み部と対面する平板状の蓋体摘み部を備えた請求項1に記載の包装用容器。
【請求項3】
前記本体摘み部を、凹凸状面として形成した請求項1又は2に記載の包装用容器。
【請求項4】
前記包装用容器を平面視丸隅多角形状とし、少なくとも一つの隅部付近に前記空間部を設け、該少なくとも一つの隅部を形成する二つの辺を延長した線で囲まれる領域内に前記本体摘み部が納まるようにした請求項1~3のいずれかに記載の包装用容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、摘み部を大きくしなくても開蓋しやすくした包装用容器に関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどにおいて、弁当や総菜などの食料品を包装するのに用いる容器としては、薄肉樹脂シートを熱成形した容器が主流である。
このような容器は、開封しやすくするために、例えば、容器本体及び蓋体に外向きに張り出す舌片状の摘み部を設け、それらを摘み、相反する方向に引くことにより開封できるようにしてある。
【0003】
摘み部を設けた容器において、開封しやすくするために摘み部を大きくして摘まみやすくすることも行われている。
しかし、摘み部を大きくすると容器から張り出す部分ができ、見栄え的に悪くなり、デザイン性に問題が生じることがあった。また、輸送する際に摘み部が他の容器と干渉し、容器を配列しにくくなるという問題が生じることもあった。
【0004】
また、摘み部を設けた容器において、摘み部の先端が浮き上がるようにして隙間を設け、指を入れやすくした容器もある。
例えば、下記特許文献1には、摘み部に下方に突出するポッチを形成し、ポッチが容器本体の傾斜面部に当接することにより、摘み部が傾斜面部から浮き上がるようにして指先を入れる隙間を形成した容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2014-51325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1の容器は、摘み部の先端が浮き上がり、指先を入れる隙間があるため摘まみやすくなる。しかし、摘まみやすさを追求し、ポッチを大きく膨らませて隙間を大きくすると、容器を成形しにくくなるなど製造上に問題があった。また、摘み部が大きく浮き上がる構造であると、その部分が目立ち容器のデザイン性を損なうこともあった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、摘み部を浮き上がらせるポッチなどを設けず、また、摘み部が小さくても開封しやすくした包装用容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一形態の包装用容器は、容器本体に被せる蓋体を備えた包装用容器であって、容器本体の周縁に、下方に向かう本体スカート部と、蓋体の周縁に、本体スカート部に重なり合う蓋体スカート部と、本体スカート部を、下方に延長した延出部と、延出部の下端部に、外向きに張り出す平板状の本体摘み部と、本体摘み部付近の本体スカート部を内向きに凹ませ、及び/又は、本体摘み部付近の蓋体スカート部を外向きに膨らませて形成し、本体スカート部と蓋体スカート部との間に設けた指先が挿入される空間部と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
上記形態の包装用容器は、蓋体スカート部と本体スカート部との間に空間部を設け、この空間部に指先を挿入できるようにしたため、例えば、空間部に一方の手の親指を挿入し他方の手で本体摘み部を摘まむことにより、蓋体スカート部を捲り上げるようにして蓋体を外せ、開封を容易に行うことができる。また、本体摘み部は容器本体を支持するために摘まめる程度の大きさであればよいので、小さくても機能を果たし、デザイン性を高めることができる。
【0010】
上記形態の包装用容器は、蓋体スカート部の下端部に、本体摘み部と対面する平板状の蓋体摘み部を備えることができる。
このようにすることにより、蓋体スカート部を捲り上げやすくなり、開封を容易に行うことができる。
【0011】
上記形態の包装用容器は、本体摘み部を、凹凸状面として形成することができる。
このようにすることにより、本体摘み部を摘まむ際の滑り止めになるとともに、本体摘み部が撓むなど変形しにくく、容器が開封しやすくなる。
【0012】
上記形態の包装用容器は、包装用容器を平面視丸隅多角形状とし、少なくとも一つの隅部付近に空間部を設け、少なくとも一つの隅部を形成する二つの辺を延長した線で囲まれる領域内に本体摘み部が納まるようにすることができる。
このように容器を平面視多角形状内に納まる形状にすることができ、容器のデザイン性を高めるとともに、小さな本体摘み部でも空間部により開封が容易な容器になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態の包装用容器を示し、(A)は開蓋状態、(B)は閉蓋状態での正面図である。
図2図1の包装用容器の容器本体の平面図である。
図3図1の包装用容器の蓋体の平面図である。
図4図1の包装用容器の平面中心横断面を部分的に拡大した図である。
図5図1の包装用容器において、摘み部付近を切断した部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の包装用容器の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
本発明の一実施形態の包装用容器1は、図1に示すとおり、容器本体2と、容器本体2に被せる蓋体3とを備える。
包装用容器1は、横長直方体箱状に形成してあり、特に限定するものではないが、高さ50mm~150mm、長さ50mm~300mm、幅50mm~150mm程度の大きさにすることができ、例えば、総菜、果物、野菜、ご飯類、麺類などの食料品を収容するのに適している。但し、収容物はこれらに限定されるものではない。
【0016】
包装用容器1は、上記形状に限定されるものではなく、例えば、平面視において、円形状、長円形状の他、三角形状、正方形・長方形・平行四辺形などの四角形状、五角形状、六角形状や八角形状などの平面視多角形状にすることができ、角部を丸隅状にするのが好ましい。
【0017】
容器本体2は、図1図2又は図4に示すように、深皿状に形成してあり、底面部21と、底面部21を囲うように底面部21の周縁から立ち上がる周壁面部22と、周壁面部22の上端縁を本体外側に折り返し、蓋体3を嵌合する本体嵌合部23と、を備え、図4又は図5に示すように、本体嵌合部23の本体外側に位置する面を本体スカート部24としてある。
【0018】
底面部21は、図2に示すように、平面視長円形状にしてあり、左右に、平面視C字状で下方に突出した脚部21aを設けてある。また、底面部21の中央付近を、図1に示すように、アーチ状に上方に膨らませてある。脚部21aの底面には、本体内側に突出する凸条部21bが設けてあり、放射方向に配列してある。
【0019】
周壁面部22は、底面部21の周縁から上方に向かい拡開するように形成し、開口部が平面視丸隅長方形状になるようにしてある。
周壁面部22の各隅部の上半分は、図2又は図5に示すように、階段状に上方に向かい拡開するようにしてあり、周壁面部22を補強する構造としてある。
【0020】
本体嵌合部23は、周壁面部22の上縁に設け、図4に示すように、下方に開口した断面コの字状に折り返して形成してあり、蓋体3が嵌合して容器本体2の開口部を覆うようにしてある。本体嵌合部23は、内側及び外側の面を逆テーパ状とし、蓋体3が内外嵌合するようにしてある。
【0021】
本体嵌合部23の外側の面を本体スカート部24としてあり、本体スカート部24は、本実施形態では、下方に向かう略垂直面としてある。
本体スカート部24の一部は、他の部分よりも下方に延長した延出部24aとしてあり、図1に示すように、本体スカート部24の下端部がなだらかに下るように延長させて形成してある。延出部24aは、本実施形態では、対向する隅部の2か所に設けてある。
【0022】
延出部24aの下端部には、外側に舌片状に突出する平板状の本体摘み部25が設けてある。本体摘み部25は、図5に示すように、段部25aを設けて階段状面として形成してあり、摘まむ際の滑り止めになるとともに、撓みにくくしてある。本実施形態では、段部25aを設けた段差面としてあるが、凸条部や凹溝部などを設けた凹凸状面にしてあれば、同様の効果を奏する。
【0023】
本体摘み部25は、包装用容器1を平面視丸隅多角形状とした場合、隅部に設けるのが好ましく、この際、本体摘み部25が位置する隅部を形成する二つの辺を延長した線(図2の一点鎖線)で囲まれる領域内に納まる大きさにするのが好ましい。本体摘み部25の突出幅を小さくしてデザイン性を向上させることができる。
【0024】
本体摘み部25付近の本体スカート部24は、内側に一段凹ませて凹陥部26を設けてあり、後述する空間部Sを形成するようにしてある。
【0025】
蓋体3は、図1図3又は図4に示すように、低高の変形台形台状に形成してあり、天面部31と、天面部31の周縁から下方に向かう周壁面部32と、周壁面部32の下端部の周囲に設けた、本体嵌合部23に嵌合する蓋体嵌合部33と、を備え、蓋体嵌合部33の外側に位置する面を蓋体スカート部34としてある。
【0026】
天面部31は、平面視長円形状にしてあり、左右に、平面視C字状で下方に凹ませた凹受け部31aを設け、容器本体2の脚部21aが載るようにしてある。
周壁面部32は、天面部31の周縁から下方に向かい拡開する傾斜面とし、その下端部を外側に張り出す水平面状に形成してある。
【0027】
蓋体嵌合部33は、周壁面部32の周囲に設けてあり、下方が開口した断面コの字状とし、本体嵌合部23に内外嵌合できるようにしてある。
蓋体嵌合部33の外側の面を蓋体スカート部34としてあり、蓋体スカート部34は、本実施形態では、下方に向かう略垂直面としてあり、蓋体3を容器本体2に嵌合した状態で、本体スカート部24に重なり合うようにしてある。
なお、本実施形態では、蓋体3が容器本体2に内外嵌合する形態としてあるが、これに限定されるものではなく、外嵌合や内嵌合などする形態にしてもよい。
【0028】
蓋体スカート部34の下端部には、外側に舌片状に突出する平板状の蓋体摘み部35を設け、本体摘み部25と対面するようにしてあり、蓋体摘み部35と本体摘み部25との間隔を指先が挿入できる程度にしてある。蓋体摘み部35は、本実施形態では、本体摘み部25よりも小さな突出幅としてあるが、これに限定されるものではない。
蓋体摘み部35は、本体摘み部25と同様に凹凸状面にすることができる。
【0029】
蓋体摘み部35付近の蓋体スカート部34は、外側に膨らませて膨出部36を設けてあり、図5に示すように、凹陥部26と合わせて指先が挿入できる空間部Sを形成するようにしてある。本実施形態では、膨出部36を平面視変形M字状に膨らませて形成してあるが、これに限定されるものではない。
【0030】
また、本実施形態では、凹陥部26及び膨出部36の両方を設けて空間部Sを形成してあるが、指先が挿入できる空間部Sを形成できれば、凹陥部26、膨出部36のどちらか一方を設けてあればよい。
【0031】
以下、容器本体2及び蓋体3の製造方法の一例を説明する。
容器本体2及び蓋体3は、特に限定するものではないが、合成樹脂シートを熱成形して製造することができる。合成樹脂シートは、薄肉の非発泡樹脂シート、薄肉の発泡樹脂シートのいずれでもよいが、非発泡樹脂シートが好ましい。
非発泡樹脂シートの場合には、具体的には、厚みが0.1mm~2.0mmの範囲内、特に0.2mm~1.2mmの範囲内のシートを用いるのが好ましい。
発泡樹脂シートの場合には、厚みが0.5mm~4.0mmの範囲内、特に0.7mm~2.2mmの範囲内のシートを用いるのが好ましい。また、発泡樹脂シートの場合には、発泡倍率を1.05倍~20.0倍、特に1.5倍~15.0倍にするのが好ましい。
【0032】
非発泡樹脂シートとしては、例えば、ポリエチレン系樹脂シート・ポリプロピレン系樹脂シートなどのポリオレフィン系樹脂シート、ポリスチレン系樹脂シート、ポリエチレンテレフタレート系樹脂シート・耐熱性を付与した変性ポリエチレンテレフタレート系樹脂シートなどのポリエステル系樹脂シートなどの熱可塑性樹脂シートを用いることができる。また、電子レンジの加熱に耐え得るもの、例えば、耐熱性ポリスチレン系樹脂シート、ポリプロピレン系樹脂シート、耐熱性を付与した変性ポリエチレンテレフタレート系樹脂シートを用いてもよい。
【0033】
発泡樹脂シートとしては、例えば、発泡ポリオレフィン系樹脂シート、発泡ポリスチレン系樹脂シート、発泡ポリエチレンテレフタレートなどの発泡ポリエステル系樹脂シートを用いることができる。
合成樹脂シートを積層した積層シートを用いることもでき、積層シートとしては、例えば、非発泡樹脂シート又は発泡樹脂シートに樹脂フィルムを熱ラミネートした積層シート、共押出法による積層シート、押出ラミネート法による積層シートなどを挙げることができる。
【0034】
非発泡樹脂シート、発泡樹脂シート及び積層シートとして、バイオマスプラスチックを用いてもよい。
バイオマスプラスチックとは、原料として再生可能な有機資源由来の物質を含み,化学的又は生物学的に合成することにより得られる高分子材料をいう。バイオマスプラスチックは、石油由来の樹脂と比して、大気中への二酸化炭素の排出量を抑えることができ、環境への負荷を低減できる。
バイオマスプラスチックとしては、例えば、ポリ乳酸樹脂、バイオマスポリエチレン、バイオマスポリエチレンテレフタレートなどが挙げられる。
【0035】
熱成形としては、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、熱板成形などを挙げることができる。
【0036】
容器本体2及び蓋体3は、黒色や白色などの有色でもよいが、内部が視認できるように透明乃至半透明であることが好ましい。蓋体3は透明乃至半透明、容器本体2は黒色などの非透明にしてもよい。また、容器本体2及び蓋体3の表面に、透明乃至半透明の場合は視認性を妨げない程度に、文字、絵柄などの印刷や刻印を施してもよく、補強のためのリブを適宜位置に設けることや滑り止めのためのシボ加工を施してもよい。
容器本体2及び蓋体3に、立方体乃至直方体状などに膨出させたスタック用突起を設けることもできる。
【0037】
以下、包装用容器1の使用方法の一例を説明する。
包装用容器1は、容器本体2に食料品などの収容物を収容し、蓋体3を容器本体2に被せて上方から押圧し、蓋体嵌合部33を本体嵌合部23に嵌合させて使用することができる。
【0038】
包装用容器1を開蓋するには、例えば、右手の親指と人差し指で容器本体2の本体摘み部25を摘み、左手の親指を蓋体摘み部35と本体摘み部25との間に入れ、指先を上方に折り曲げて蓋体スカート部34と本体スカート部24との間の空間部Sに挿入し、蓋体3の蓋体スカート部34を捲り上げるようにして両嵌合部23,33の外側の嵌合を解除し、その状態で引き上げることにより内側の蓋体嵌合部33が撓みながら本体嵌合部23との嵌合を解除して蓋体3を容器本体2から外し、開封することができる。
【0039】
本体摘み部25に段部25aを設けるなど凹凸状面にしておけば、本体摘み部25を滑りづらく摘まめるとともに、撓みにくくなるため、力が抜けずに開封することができる。
【0040】
また、本体摘み部25及び蓋体摘み部35の突出幅を小さくすることができ、摘み部を小さくしても空間部Sにより開封性を損なうことがない。
【0041】
上記実施形態の構成態様は、本発明を限定するものとして挙げたものではなく、技術目的を共通にする限り変更は可能であり、本発明はそのような変更を含むものである。
【符号の説明】
【0042】
1 包装用容器
2 容器本体
21 底面部
21a 脚部
21b 凸条部
22 周壁面部
23 本体嵌合部
24 本体スカート部
24a 延出部
25 本体摘み部
25a 段差部
26 凹陥部
3 蓋体
31 天面部
31a 凹受け部
32 周壁面部
33 蓋体嵌合部
34 蓋体スカート部
35 蓋体摘み部
36 膨出部
S 空間部
図1
図2
図3
図4
図5