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特開2023-35472情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023035472
(43)【公開日】2023-03-13
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/34 20120101AFI20230306BHJP
【FI】
G06Q50/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021142349
(22)【出願日】2021-09-01
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】澁谷 高広
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC55
(57)【要約】
【課題】ユーザが競技に投票しやすくする。
【解決手段】情報処理装置10は、競技に投票する際の賭式の指定、及び競技に出場する競技体のうちユーザが選択した競技体である投票対象の指定を受け付ける投票受付部111と、指定された賭式で指定する必要がある投票対象の数よりも受け付けた投票対象の数が少ない場合に、指定された投票対象と異なる投票対象の指定を支援するための支援情報を情報端末20に表示させる表示制御部112と、を有する。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
競技に投票する際の賭式の指定、及び前記競技に出場する競技体のうちユーザが選択した競技体である投票対象の指定を受け付ける投票受付部と、
指定された賭式で指定する必要がある投票対象の数よりも受け付けた投票対象の数が少ない場合に、指定された投票対象と異なる投票対象の指定を支援するための支援情報を情報端末に表示させる表示制御部と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記投票受付部が前記賭式の指定を受け付けた時刻、又は前記投票受付部が投票対象の指定を最後に受け付けた時刻から所定の時間が経過した後に前記支援情報を前記情報端末に表示させる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記支援情報に含まれる投票対象を示す画像を前記投票受付部が受け付けた投票対象を示す画像と異なる表示態様で情報端末に表示させる、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記投票受付部がユーザから受け付けた投票対象を含む複数の競技体に投票した他のユーザを示す情報を前記ユーザが選択したことに応じて、前記他のユーザが指定した複数の投票対象のうち、受け付けた投票対象と異なる投票対象を示す前記支援情報を表示させる、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、複数の前記他のユーザのうち、前記ユーザと所定の関係にある前記他のユーザが指定した複数の投票対象のうち、前記ユーザが指定した投票対象と異なる投票対象の画像を表示させる、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記ユーザが設定した投票条件に基づいて、前記ユーザが競技に投票する投票額又は前記ユーザが前記競技に投票する投票数の少なくともいずれかに対応する競技体の数に応じた数の投票対象の指定を支援するための支援情報を通知する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記投票受付部が前記ユーザから受け付けた投票対象を含む複数の投票対象に投票した複数の他のユーザを特定する特定部をさらに有し、
前記表示制御部は、前記特定部が特定した前記他のユーザの投票内容に関する統計値を示す統計情報を表示させる、
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記特定部は、前記投票受付部が受け付けた投票対象を含む複数の投票対象に投票した、前記ユーザと所定の関係にある複数のユーザを前記複数の他のユーザとして特定する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
競技に投票する際の賭式の指定、及び前記競技に出場する競技体のうちユーザが選択した競技体である投票対象の指定をコンピュータが受け付け、
指定された賭式で指定する必要がある投票対象の数よりも受け付けた投票対象の数が少ない場合に、受け付けた投票対象と異なる投票対象の指定を支援するための支援情報をコンピュータが情報端末に表示させる、
情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
競技に投票する際の賭式の指定、及び前記競技に出場する競技体のうちユーザが選択した競技体である投票対象の指定を受け付けるステップと、
指定された賭式で指定する必要がある投票対象の数よりも受け付けた投票対象の数が少ない場合に、受け付けた投票対象と異なる投票対象の指定を支援するための支援情報を情報端末に表示させるステップと、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、競輪、競馬又は競艇等の各種の競技において、投票者が情報端末を用いて投票することができる投票システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-306749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
競技に投票する場合、投票者(以下、「ユーザ」という)は、自身が選択した賭式に対応する所定の数の競技者を選択する。しかしながら、ユーザは、選択したい競技者の数が賭式に対応する競技者の数よりも少ない場合がある。このような場合、複数の競技者のうち、どの競技者を選択すればよいかを判断できないことにより、選択した賭式で投票をすることができないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザが競技に投票しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、競技に投票する際の賭式の指定、及び前記競技に出場する競技体のうちユーザが選択した競技体である投票対象の指定を受け付ける投票受付部と、指定された賭式で指定する必要がある投票対象の数よりも受け付けた投票対象の数が少ない場合に、指定された投票対象と異なる投票対象の指定を支援するための支援情報を情報端末に表示させる表示制御部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザが競技に投票しやすくするという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
図2】情報処理装置10のハードウェア構成例を示す図である。
図3】情報端末20のハードウェア構成例を示す図である。
図4】ユーザが競技に投票するための操作をする画面の一例を示す図である。
図5】情報端末20が支援情報を表示した画面の一例を示す図である。
図6】情報端末20が他のユーザの投票内容を表示した画面の一例を示す図である。
図7】情報端末20が他のユーザの投票内容に関する統計値を表示した画面の一例を示す図である。
図8】情報処理装置10の機能ブロック構成例を示す図である。
図9】情報処理装置10における動作の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<情報処理システム1の概要>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示す情報処理システム1は、情報処理装置10と、一以上の情報端末20(第1情報端末20-1、第2情報端末20-2、第3情報端末20-3)とを備える。情報処理装置10及び複数の情報端末20は、インターネット、イントラネット、無線LAN(Local Area Network)、又は移動体通信網等のネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。
【0010】
情報処理装置10は、例えばコンピュータであり、一又は複数の物理的なサーバから構成されている。情報処理装置10は、ハイパーバイザ(hypervisor)上で動作する仮想的なサーバを用いて構成されていてもよく、クラウドサーバを用いて構成されていてもよい。
【0011】
情報処理装置10は、投票対象に対して投票が可能な競技に対する投票を受け付ける装置であり、例えば情報端末20を使用するユーザである投票者が、競技に勝つと予想した競技体に所定価値を賭けて投票するための支援をする装置である。所定価値は、金銭、電子通貨又はポイントのように、ユーザが物品又はサービスを得るために使用可能な有形物又は無形物である。
【0012】
競技は、例えば競輪、オートレース、競馬、競艇、又はエレクトロニック・スポーツであり、投票対象に対してユーザが投票可能な競技である。投票対象は、ユーザが所定価値を投票する対象であり、投票対象の候補となる複数の競技体(競技者、競技車体、又は動物を含む)のうち、勝利するとユーザが予想する競技体と賭式(投票方式)との組み合わせにより定められる。
【0013】
具体的には、投票の対象となる競技が競輪である場合、投票対象は、例えば賭式「2連単」において選択された「1着が5番、2着が3番」、又は賭式「3連複」において選択された「1番、2番及び5番」である。なお、2連単とは、1着と2着の競技体を着順どおりに予想することであり、3連複とは、着順を問わずに1着から3着までに入る競技体を予想することである。
【0014】
情報端末20は、情報処理システム1を利用して競技に投票するユーザが使用する装置であり、例えば携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット端末又はパーソナルコンピュータ等の装置である。
【0015】
情報端末20には、例えばユーザが、競技における投票対象に投票したり、競技又は競技体に関する情報を取得したりするための専用のアプリケーションプログラム(以下、「専用アプリ」という)がインストールされている。ユーザは、専用アプリを介して、競技における投票対象に投票したり、競技又は競技体に関する情報を取得したりすることができる。
【0016】
ユーザは、競技に対する投票において、自身が投票したい競技体の数よりも自信が指定した賭式に対応する競技体の数が多い場合がある。具体的には、投票したい競技体の数が2であるにも関わらず、ユーザが賭式「3連複」を指定した場合である。このような場合、ユーザは、自身が投票したい競技体のほかに、どの競技体を選択すればよいかを判断できないことにより、賭式「3連複」で投票することができず、投票の機会を逸してしまうことがある。
【0017】
これに対し、情報処理システム1においては、ユーザが指定した賭式とユーザが選択した競技体とを情報処理装置10が情報端末20から受け付ける。そして、ユーザが指定した賭式に対応する競技体の数よりも、ユーザが選択した競技体の数が少ない場合、情報処理装置10は、情報端末20から受け付けた競技体と異なる他の競技体をユーザが選択するための支援情報を情報端末20に表示させる。
【0018】
情報処理装置10及び情報端末20がこのように動作することで、ユーザは、情報端末20に表示された支援情報を参考にしながら、指定した賭式において必要な数の競技体を選択することができるため、競技に投票しやすくなる。その結果、情報処理システム1は、ユーザが賭式に対応する数の競技体を選択できないことにより投票の機会を逸してしまうことを防ぐことができる。
【0019】
本明細書において、賭式、競技体、又は投票対象を「指定する」とは、情報端末20に表示された競技に投票をする画面において、ユーザが競技に投票をする操作を実行する前に賭式、競技体、又は投票対象を選択することを含む。
以下、情報処理装置10及び情報端末20の構成及び動作を詳細に説明する。
【0020】
<ハードウェア構成>
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成例を示す図である。情報処理装置10は、プロセッサ11、記憶部12、通信IF(Interface)13、入力デバイス14、及び出力デバイス15を有する。
【0021】
プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はGPU(Graphical
Processing Unit)であり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0022】
記憶部12は、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を有する。記憶部12は、プロセッサ11が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、ユーザが競技に投票する際に指定した賭式とユーザが競技に投票する際に選択した競技体とを含む投票内容を記憶する。
【0023】
通信IF13は、ネットワークNを介して情報端末20との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信IF13は、情報端末20から受信したデータをプロセッサ11に通知する。また、通信IF13は、プロセッサ11から入力されたデータを情報端末20に送信する。
【0024】
入力デバイス14は、例えば情報処理装置10の管理者から入力操作を受け付ける。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス15は、例えば情報処理装置10の管理者に対して情報を出力する。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。
【0025】
図3は、情報端末20のハードウェア構成例を示す図である。情報端末20は、プロセッサ21、記憶部22、通信IF23、入力デバイス24、及び出力デバイス25を有する。
【0026】
プロセッサ21は、例えばCPUであり、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0027】
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体を有する。記憶部22は、プロセッサ21が実行するプログラムを記憶する。
【0028】
通信IF23は、ネットワークNを介して情報処理装置10との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信IF23は、情報処理装置10から受信したデータをプロセッサ21に通知する。また、通信IF23は、プロセッサ21から入力されたデータを情報処理装置10に送信する。
【0029】
入力デバイス24は、例えばユーザから入力操作を受け付ける。入力デバイス24は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス25は、例えばユーザに対して情報を出力する表示部及び音声出力部等である。出力デバイス25は、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。
【0030】
<情報端末20の表示画面の例>
図4から図7は、情報端末20に表示される画面の例を示す図である。図4は、ユーザが競技に投票するための操作をする画面の一例を示す図である。図4に示す画面には、表示領域251、表示領域252、表示領域253、複数の操作用画像254(操作用画像254a、操作用画像254b)、操作用画像255及び操作用画像256が含まれている。
【0031】
表示領域251は、ユーザが投票をする競技の競技名を表示するための領域である。図4においては競技名「広島7R」が示されている。表示領域252は、競技に対する投票においてユーザが賭式を選択するための領域である。図4においては賭式「3連単」が選択されている。情報端末20のユーザは、例えば表示領域252に表示されている操作用画像「3連単」を押すことで、表示領域251に表示されている競技名「広島7R」に対応する競技への投票において賭式「3連単」を指定することができる。
【0032】
表示領域253は、競技に対する投票においてユーザが競技体を選択するための領域である。表示領域253においては、ユーザが選択した競技体の着順も指定することができる。図4においては、競技体である出場選手「佐藤太郎」が着順「1着」であり、出場選手「山田次郎」が着順「2着」であることをユーザが予想している。図4においては、ユーザが操作用画像254aを押すことにより、出場選手「佐藤太郎」を選択し、ユーザが操作用画像254bを押すことにより、出場選手「山田次郎」を選択している。
【0033】
操作用画像255は、ユーザが競技に投票をするための操作用画像である。ユーザは、操作用画像255を押すことにより、表示領域251に示されている競技に対して、表示領域252において指定した賭式で、及び表示領域253において選択した競技体に投票をする。情報端末20は、ユーザが操作用画像255を押すことにより、表示領域251に示す競技名、表示領域252に示す賭式及び表示領域253に示す競技体を情報処理装置10に送信する。
【0034】
操作用画像256は、ユーザが、図4に表示されている競技に対する投票を中止するための操作用画像である。情報端末20は、例えばユーザが操作用画像256を押すことにより、図4に示す画面と異なる画面(例えば他の競技に投票するための画面)を表示する。
【0035】
図4においては、表示領域252に示すように賭式「3連単」が選択されている。そして、表示領域253に示すように、ユーザは、着順「1着」が出場選手「佐藤太郎」であることと、着順「2着」が出場選手「山田太郎」であることと、を予想している。しかしながら、図4においては、着順「3着」に対応する出場選手が選択されていないため、ユーザは、競技に投票することができない。そこで、情報処理装置10は、ユーザが賭式に対応する数の投票対象を指定することを支援するための支援情報を情報端末20に表示させることにより、ユーザが着順「3着」に対応する出場選手を予想しやすくする。
【0036】
図5は、情報端末20が支援情報を表示した画面の一例を示す図である。情報端末20は、例えば、図4に示した画面においてユーザが操作用画像254a又は操作用画像254bを押してから所定の時間が経過したことにより図5に示す画面を表示する。情報端末20は、表示領域252で選択された賭式で投票するために必要な競技体が選択されていない状態で操作用画像255が押されたことにより図5に示す画面を表示してもよい。図5に示す画面においては、支援画像257が表示されているという点で、図4に示した画面と異なる。
【0037】
支援画像257は、情報処理装置10が情報端末20に表示させる支援情報の一例である。図5においては、情報端末20が支援画像257を表示することにより、競技体である出場選手「伊藤四郎」が着順「3着」であることをユーザが予想するように促している。
【0038】
図6は、情報端末20が他のユーザの投票内容を表示した画面の一例を示す図である。図6に示す画面は、情報端末20を使用するユーザと異なる他のユーザが競技に投票した投票内容を支援情報として表示した画面である。図6に示す画面においては、複数の予想者画像258(予想者画像258a、予想者画像258b、予想者画像258c)が表示されているという点で、図5に示した画面と異なる。
【0039】
予想者画像258は、情報端末20を使用するユーザと異なる他のユーザを示す画像である。他のユーザは、例えば競技を予想する予想者であってユーザがお気に入りの予想者として登録した予想者、又はユーザと相互に承認することによりユーザが登録した他のユーザを含む。
【0040】
情報端末20を使用するユーザが予想者画像258を押すと、情報端末20は、当該予想者画像258に対応するユーザが競技に投票した投票内容に基づく支援情報を表示する。図6においては、着順「3着」が出場選手「伊藤四郎」であることを予想者画像258aに対応するユーザが予想したことを示すために、支援画像257を表示している。情報端末20を使用するユーザは、支援画像257を押すことにより、着順「3着」が出場選手「伊藤四郎」であることを予想した投票をすることができる。
【0041】
図7は、情報端末20が他のユーザの投票内容に関する統計値を表示した画面の一例を示す図である。図7に示す画面は、情報端末20を使用するユーザと異なる複数のユーザが競技に投票した投票内容に関する統計値を支援情報として表示した画面である。統計値は、例えば複数の他のユーザのうち複数の競技体それぞれに投票した他のユーザの人数、又は複数の競技体それぞれに投票した他のユーザの投票額の平均値である。図7に示す画面においては、複数の画像259(画像259a、画像259b)が表示されているという点で、図4に示した画面と異なる。
【0042】
画像259は、表示領域253に表示された複数の競技体(すなわち出場選手)それぞれに投票した複数のユーザに関する統計値を示す画像である。図7においては、出場選手「古賀三郎」に投票したユーザの人数を示す画像259aと、出場選手「伊藤四郎」に投票したユーザの人数を示す画像259bとが表示されている。情報端末20を使用するユーザは、複数の画像259が示す統計値を参照しながら、着順「3着」に対応する競技体を予想することができる。
【0043】
<機能ブロック構成>
図8は、情報処理装置10の機能ブロック構成例を示す図である。プロセッサ11は、投票受付部111と、表示制御部112と、特定部113と、を有する。プロセッサ11は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、投票受付部111、表示制御部112及び特定部113として機能する。
【0044】
記憶部12は、複数のユーザそれぞれが投票をした投票内容を記憶する。記憶部12は、複数のユーザそれぞれが投票をする前に指定した投票対象を記憶してもよい。記憶部12は、複数の情報端末20それぞれを使用するユーザがお気に入りの予想者として登録した予想者、及びユーザと相互に承認することによりユーザが登録した他のユーザを、それぞれ登録予想者、及び登録ユーザとして当該ユーザに関連付けて記憶している。
【0045】
以下、プロセッサ11により実現される各部の構成を説明する。
投票受付部111は、競技に投票する際の賭式の指定、及び競技に出場する競技体のうちユーザが選択した競技体である投票対象の指定を受け付ける。投票受付部111は、図4に示した画面においてユーザが操作用画像255を押すことにより投票操作をした場合、又は図4に示した画面においてユーザが賭式及び競技体を選択した場合、情報端末20から賭式の指定と投票対象の指定とを受け付ける。
【0046】
表示制御部112は、ユーザが指定した賭式に対してユーザが指定した投票情報に不足がある場合、不足した投票情報をユーザが指定することを支援するための支援情報を情報端末20に表示させる。表示制御部112は、指定された賭式で指定する必要がある投票対象の数よりも受け付けた投票対象の数が少ない場合に、指定された投票対象と異なる投票対象の指定を支援するための支援情報を情報端末20に表示させる。表示制御部112は、未指定の競技体のうち少なくとも1つの競技体を支援情報として表示する。支援情報は、例えば図5に示した画面における支援画像257が示す情報である。支援画像257は「伊藤四郎」を投票対象に指定するように支援するための操作用画像である。
【0047】
表示制御部112は、例えば記憶部12に記憶されている複数のユーザが投票した複数の投票内容を参照することにより、投票受付部111が受け付けた投票対象と異なる他の投票対象を指定した複数の他のユーザを特定する。表示制御部112は、特定した複数の他のユーザが投票した複数の投票対象のうち、もっとも投票数が多い投票対象を特定する。表示制御部112は、特定した投票対象の指定を支援するための支援情報を情報端末20に表示させる。
【0048】
具体的には、ユーザが図5に示すような投票操作をした場合、投票受付部111は、賭式「3連単」と着順「1着」に対応する出場選手「佐藤太郎」と着順「2着」に対応する出場選手「山田次郎」とを取得する。表示制御部112は、投票受付部111が受け付けた賭式「3連単」を指定した場合に必要な投票対象の数である「3」よりも、投票受付部111が受け付けた投票対象の数「2」が少ないことにより、支援情報を情報端末20に表示させる。
【0049】
表示制御部112は、指定された投票対象である「佐藤太郎」及び「山田次郎」と異なる投票対象のいずれか(すなわち、図5に示す「古賀三郎」又は「伊藤四郎」)を投票対象に指定するように支援するための支援情報を情報端末20に表示させる。表示制御部112は、記憶部12を参照することにより「古賀三郎」に投票したユーザの数よりも「伊藤四郎」に投票したユーザの数が大きいことを特定した場合、「伊藤四郎」を指定するように支援するための支援画像257を情報端末20に表示させる。
【0050】
表示制御部112がこのように動作することで、表示制御部112は、情報端末20を使用するユーザが競技への投票において指定する投票対象を決められない場合であっても、当該ユーザが投票しやすくなるための支援情報を表示させることで、ユーザが投票対象を指定するように促すことができる。その結果、情報端末20のユーザは、表示された支援情報を参照にしながら競技に投票をすることができるため、競技に投票する機会を逸してしまうことを防ぐことができる。
【0051】
表示制御部112は、例えば投票受付部111が賭式の指定を受け付けた時刻、又は投票受付部111が投票対象の指定を最後に受け付けた時刻から所定の時間が経過した後に支援情報を情報端末20に表示させる。所定の時間は、情報端末20を使用するユーザが投票対象を決定できないことにより投票をする操作を中断しているとみなすことが可能な時間であり、例えば30秒である。表示制御部112は、ユーザが情報端末20を操作することにより設定した所定の時間を情報端末20から取得してもよい。
【0052】
表示制御部112は、投票受付部111が賭式の指定を受け付けた時刻、又は投票受付部111が投票対象の指定を最後に受け付けた時刻から所定の時間が経過した時刻までの間に、投票受付部111がユーザから所定の動作を受け付けなかった場合、支援情報を情報端末20に表示させる。所定の動作は、例えばユーザが情報端末20を操作することにより投票対象をさらに指定する動作である。
【0053】
具体的には、図5に示す画面において、ユーザが操作用画像254bを押したことによる投票対象の指定を投票受付部111が受け付けた時刻から所定の時間が経過した時刻までの間にユーザが新たに投票対象を指定しなかった場合、表示制御部112は支援画像257を表示させる。一方、ユーザが操作用画像254bを押したことによる投票対象の指定を投票受付部111が受け付けた時刻から所定の時間が経過した時刻までの間にユーザが新たな投票対象を指定した場合、表示制御部112は支援画像257を表示させない。
【0054】
表示制御部112がこのように動作することで、表示制御部112は、指定する投票対象を決定できないユーザであって支援情報を必要としているユーザが使用する情報端末20に支援情報を表示させることができる。その結果、ユーザは、支援情報を参考にしながら投票対象を決定することができるため、競技に投票をしやすくなる。
【0055】
表示制御部112は、支援情報に含まれる投票対象を示す画像を投票受付部111が受け付けた投票対象を示す画像と異なる表示態様で情報端末20に表示させてもよい。表示制御部112は、例えば図5に示す画面において、投票受付部111が受け付けた投票対象を示す画像である操作用画像254と異なる画像である支援画像257を、支援情報に含まれる投票対象を示す画像として情報端末20に表示させる。
【0056】
支援情報に含まれる投票対象を示す画像は、支援画像257に示す○(丸形)のマークと異なるマークであってもよく、例えば◎(二重丸)又は△(三角)のマークであってもよい。支援情報に含まれる投票対象を示す画像は、例えば操作用画像254に示すマークと同じ形状のマークであって当該マークよりも薄い(又は濃い)色のマーク、王冠等のデザインを示すマーク、又は操作用画像254の枠の色と異なる色の枠を示すマークであってもよい。
【0057】
表示制御部112がこのように動作することで、情報端末20を使用するユーザは、当該ユーザが指定した投票態様と支援情報に含まれる投票対象とを容易に区別することができる。その結果、ユーザは、支援情報に含まれる投票対象を参照しやすくなる。
【0058】
ところで、ユーザが大きい投票額を賭けたり投票数を多くしたりしたい場合、1つの競技体を示す支援情報では不足することが考えられる。そこで、表示制御部112は、ユーザが設定した投票条件に基づいて、ユーザが競技に投票する投票額又はユーザが競技に投票する投票数の少なくともいずれかに対応する競技体の数に応じた数の投票対象の指定を支援するための支援情報を通知してもよい。投票条件は、例えばユーザが投票する投票額又は投票数を含む。情報処理装置10においては、記憶部12が、投票額及び投票数と、支援する競技体の数とを関連付けたデータを記憶している。
【0059】
表示制御部112は、ユーザが情報端末20を操作することにより設定した投票額又は投票数を情報端末20から取得する。表示制御部112は、記憶部12を参照することにより、情報端末20から取得した投票額又は投票数に関連付けられた、支援する競技体の数を特定する。表示制御部112は、特定した競技体の数の投票対象の指定を支援するための支援情報を情報端末20に通知する。
【0060】
表示制御部112は、例えば図4に示した画面において、支援する競技体の数が「2」であることを特定した場合、競技体である出場選手「古賀三郎」及び出場選手「伊藤四郎」を投票対象として指定することを支援するための支援情報を情報端末20に通知する。表示制御部112がこのように動作することで、表示制御部112は、ユーザの投票額又は投票数に適した支援情報を情報端末20に表示させることができる。その結果、ユーザは、自身が投票したい投票額又は投票数に応じた投票をしやすくなる。
【0061】
[他のユーザの投票内容の表示]
表示制御部112は、投票受付部111がユーザから受け付けた投票対象を含む複数の競技体に投票した他のユーザを示す情報をユーザが選択したことに応じて、他のユーザが指定した複数の投票対象のうち、受け付けた投票対象と異なる投票対象を示す支援情報を表示させてもよい。他のユーザを示す情報は、例えば図6に示した画面における予想者画像258である。
【0062】
投票受付部111は、例えば第1ユーザが使用している情報端末20から、図6に示す画面において選択された予想者画像258に基づいて、第1ユーザが選択した第2ユーザを特定する。表示制御部112は、記憶部12を参照することにより第2ユーザが投票をした投票内容に含まれる投票対象、又は第2ユーザが投票をする前に指定した投票対象を特定する。表示制御部112は、特定した投票対象のうち第1ユーザが指定していない投票対象を示す支援情報を、第1ユーザが使用している情報端末20に表示させる。
【0063】
具体的には、投票受付部111は、例えば図6に示した画面において第1ユーザが予想者画像258aを押したことにより、予想者画像258aが押されたことを示す情報を情報端末20から取得し、予想者画像258aに対応する第2ユーザを特定する。表示制御部112は、記憶部12を参照することにより、第2ユーザが、着順「1着」に出場選手「佐藤太郎」、着順「2着」に出場選手「山田次郎」、着順「3着」に出場選手「伊藤四郎」を指定したことを特定する。表示制御部112は、第1ユーザが着順「3着」に対応する出場選手を指定していないことにより、第2ユーザが着順「3着」に指定した出場選手「伊藤四郎」を示す支援画像257を情報端末20に表示させる。
【0064】
表示制御部112がこのように動作することで、表示制御部112は、指定する投票対象を決定できないユーザが使用している情報端末20に、他のユーザが指定した投票対象を表示させることができる。その結果、ユーザは、他のユーザが指定した投票対象と同じ投票対象を指定することができるため、自身では投票対象を決定できない場合であっても投票をしやすくなる。
【0065】
表示制御部112は、複数の他のユーザのうち、ユーザと所定の関係にある他のユーザが指定した複数の投票対象のうち、ユーザが指定した投票対象と異なる投票対象の画像を表示させてもよい。所定の関係は、例えばユーザがお気に入りの予想者として登録した登録予想者、又はユーザと相互に承認することによりユーザが登録した登録ユーザ(いわゆるフレンド関係にあるユーザ)である。表示制御部112がこのように動作することで、表示制御部112は、ユーザが好む他のユーザ又は予想者が投票した投票内容を情報端末20に表示させることができる。そして、ユーザは、自身が好む他のユーザ又は予想者が指定した投票対象と同じ投票対象を指定することができる。
【0066】
[統計情報の表示]
ところで、ユーザは、他のユーザが投票した投票対象又は他のユーザが投票した投票額を知りたい場合がある。そこで、特定部113は、投票受付部111がユーザから受け付けた投票対象を含む複数の投票対象に投票した複数の他のユーザを特定する。特定部113は、ユーザが図7に示す画面のように情報端末20を操作した場合、投票受付部111が投票を受け付けた複数の他のユーザのうち、着順「1着」に出場選手「佐藤太郎」、着順「2着」に出場選手「山田次郎」を投票対象として指定した他のユーザを特定する。表示制御部112は、特定部113が特定した他のユーザの投票内容に関する統計値を示す統計情報を表示させる。統計値は、例えば他のユーザの人数、又は他のユーザが投票をした投票額の平均値を含む。
【0067】
具体的には、図7に示す画面のようにユーザが情報端末20を操作した場合、特定部113は、特定した他のユーザのうち、出場選手「古賀三郎」を着順「3着」に対応する競技体として指定した他のユーザの第1人数を特定する。特定部113は、特定した他のユーザのうち、出場選手「伊藤四郎」を着順「3着」に対応する競技体として指定した他のユーザの第2人数を特定する。
【0068】
表示制御部112は、例えば第1人数及び第2人数を統計値として情報端末20に通知することにより、第1人数を示す画像259aと第2人数を示す画像259bとを情報端末20に表示させる。表示制御部112及び特定部113がこのように動作することで、表示制御部112は、ユーザが投票対象を指定するために参照する情報を多くすることができる。そして、ユーザは、支援情報と統計情報とを参考にしながら指定する投票対象を決定しやすくなる。
【0069】
特定部113は、投票受付部111が受け付けた投票対象を含む複数の投票対象に投票した、ユーザと所定の関係にある複数のユーザを複数の他のユーザとして特定してもよい。所定の関係は、例えばユーザがお気に入りの予想者として登録した登録予想者、又はユーザと相互に承認することによりユーザが登録した登録ユーザである。表示制御部112は、例えばユーザが登録した複数の登録ユーザ又は複数の登録予想者の投票内容に関する統計値を示す統計情報を表示させる。
【0070】
表示制御部112及び特定部113がこのように動作することで、表示制御部112は、ユーザが好む他のユーザ又はユーザが好む予想者が指定した投票対象に関する情報をユーザに提供することができる。そして、ユーザは、支援情報と、好みの他のユーザ又は予想者が指定した投票対象に関する統計情報と、を参考しながら指定する投票対象を決定することができる。
【0071】
<情報処理装置10における動作の流れ>
図9は、情報処理装置10における動作の流れを示すフローチャートである。図9に示すフローチャートは、情報処理装置10が情報端末20から賭式及び投票対象の指定を受け付けてから、情報処理装置10が情報端末20に支援情報を表示させるまでの動作を示している。
【0072】
投票受付部111は、情報端末20からユーザが指定した賭式及び投票対象を受け付ける処理を実行する。投票受付部111が情報端末20から賭式及び投票対象を受け付けていない場合(S11のNO)、投票受付部111は、情報端末20から賭式及び投票対象を受け付ける処理を繰り返す。
【0073】
投票受付部111が情報端末20から賭式及び投票対象を受け付けた場合(S11のYES)、表示制御部112は、投票受付部111が情報端末20から受け付けた賭式で指定する必要がある投票対象の数である必要投票対象数と、投票受付部111が情報端末20から受け付けた投票対象の数である指定投票対象数とを特定する。
【0074】
表示制御部112は、指定対象投票数が必要投票対象数以上である場合(S12のNO)、支援情報を情報端末20に表示させるための処理を実行しない。指定対象投票数が必要投票対象数未満である場合(S12のYES)、表示制御部112は、投票受付部111が賭式及び投票対象を受け付けた時刻から所定の時間が経過したか否かを判定する。所定の時間が経過していない場合(S13のNO)、表示制御部112は、所定の時間が経過したか否かを判定する処理を繰り返す。
【0075】
所定の時間が経過した場合(S13のYES)、表示制御部112は、情報端末20に表示させるための支援情報を生成する(S14)。表示制御部112は、例えば記憶部12に記憶されている複数のユーザが投票した複数の投票内容を参照することにより、投票受付部111が情報端末20から受け付けた投票対象と異なる他の投票対象を指定した複数の他のユーザを特定する。表示制御部112は、特定した複数の他のユーザが投票した複数の投票対象のうち、もっとも投票数が多い投票対象を特定する。表示制御部112は、特定した投票対象を支援するための支援情報を生成する。表示制御部112は、生成した支援情報を情報端末20に通知することにより、支援情報を情報端末20に表示させる(S15)。
【0076】
情報処理装置10は、処理を終了する操作が行われていない場合(S16のNO)、S11からS15までの処理を繰り返す。処理を終了する操作が行われた場合(S16のYES)、情報処理装置10は、処理を終了する。
【0077】
<情報処理装置10による効果>
以上説明したように、情報処理装置10は、競技に投票する際の賭式の指定、及び競技に出場する競技体のうちユーザが選択した競技体である投票対象の指定を受け付ける投票受付部111を有する。そして、表示制御部112が、指定された賭式で指定する必要がある投票対象の数よりも受け付けた投票対象の数が少ない場合に、指定された投票対象と異なる投票対象の指定を支援するための支援情報を情報端末20に表示させる。
【0078】
情報処理装置10がこのように構成されることで、ユーザは、情報端末20に表示された支援情報を参考にしながら投票対象を指定することができるため、競技に投票をしやすくなる。ユーザは、指定した賭式において必要な数の競技体を選択することが困難な場合であっても、支援情報を参照することにより、必要な数の競技体を投票対象として指定することができる。したがって、情報処理装置10は、ユーザが賭式に対応する数の競技体を選択できないことにより投票の機会を逸してしまうことを防ぐことができる。
【0079】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【0080】
上記実施形態に加えて、さらに以下を付記する。
(付記1)
競技に投票する際の賭式の指定、及び競技に出場する競技体のうちユーザが選択した競技体である投票対象の指定を受け付ける投票受付部と、
指定された賭式で指定する必要がある投票対象の数よりも受け付けた投票対象の数が少ない場合に、指定された投票対象と異なる投票対象の指定を支援するための支援情報を情報端末に表示させる表示制御部と、
を有する情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、支援情報をユーザが参考にしながら競技に投票しやすくなる。
(付記2)
表示制御部は、投票受付部が賭式の指定を受け付けた時刻、又は投票受付部が投票対象の指定を最後に受け付けた時刻から所定の時間が経過した後に支援情報を情報端末に表示させる、
付記1に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、支援情報を必要としているユーザが使用している情報端末に支援情報を表示させることができる。
(付記3)
表示制御部は、支援情報に含まれる投票対象を示す画像を投票受付部が受け付けた投票対象を示す画像と異なる表示態様で情報端末に表示させる、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザは、当該ユーザが指定した投票対象と支援情報に含まれる投票対象とを容易に区別することができる。
(付記4)
表示制御部は、投票受付部がユーザから受け付けた投票対象を含む複数の競技体に投票した他のユーザを示す情報をユーザが選択したことに応じて、他のユーザが指定した複数の投票対象のうち、受け付けた投票対象と異なる投票対象を示す支援情報を表示させる、
付記1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザは、他のユーザが指定した投票対象と同じ投票対象を指定することができる。
(付記5)
表示制御部は、複数の他のユーザのうち、ユーザと所定の関係にある他のユーザが指定した複数の投票対象のうち、ユーザが指定した投票対象と異なる投票対象の画像を表示させる、
付記4に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザは、自身が好む他のユーザが指定した投票対象と同じ投票対象を指定することができる。
(付記6)
表示制御部は、ユーザが設定した投票条件に基づいて、ユーザが競技に投票する投票額又はユーザが競技に投票する投票数の少なくともいずれかに対応する競技体の数に応じた数の投票対象の指定を支援するための支援情報を通知する、
付記1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザが投票する投票額又は投票数に適した支援情報を通知することができるため、ユーザは、自身が投票したい投票額又は投票数に応じた投票をしやすくなる。
(付記7)
投票受付部がユーザから受け付けた投票対象を含む複数の投票対象に投票した複数の他のユーザを特定する特定部をさらに有し、
表示制御部は、特定部が特定した他のユーザの投票内容に関する統計値を示す統計情報を表示させる、
付記1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることで、ユーザが投票対象を指定するために参照可能な情報を多くすることができる。
(付記8)
特定部は、投票受付部が受け付けた投票対象を含む複数の投票対象に投票した、ユーザと所定の関係にある複数のユーザを複数の他のユーザとして特定する、
付記7に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることで、ユーザは、自身が好む他のユーザ又は予想者が指定した投票対象に関する統計情報を参考にしながら投票対象を指定することができる。
(付記9)
競技に投票する際の賭式の指定、及び競技に出場する競技体のうちユーザが選択した競技体である投票対象の指定をコンピュータが受け付け、
指定された賭式で指定する必要がある投票対象の数よりも受け付けた投票対象の数が少ない場合に、受け付けた投票対象と異なる投票対象の指定を支援するための支援情報をコンピュータが情報端末に表示させる、
情報処理方法。
このように情報処理方法が構成されていることにより、支援情報をユーザが参考にしながら競技に投票しやすくなる。
(付記10)
コンピュータに、
競技に投票する際の賭式の指定、及び競技に出場する競技体のうちユーザが選択した競技体である投票対象の指定を受け付けるステップと、
指定された賭式で指定する必要がある投票対象の数よりも受け付けた投票対象の数が少ない場合に、受け付けた投票対象と異なる投票対象の指定を支援するための支援情報を情報端末に表示させるステップと、
を実行させるためのプログラム。
このようにプログラムが構成されていることにより、支援情報をユーザが参考にしながら競技に投票しやすくなる。
【符号の説明】
【0081】
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 プロセッサ
12 記憶部
13 通信IF
14 入力デバイス
15 出力デバイス
20 情報端末
21 プロセッサ
22 記憶部
23 通信IF
24 入力デバイス
25 出力デバイス
111 投票受付部
112 表示制御部
113 特定部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9