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  • 特開-省資源紙モップ(掃除用具) 図1
  • 特開-省資源紙モップ(掃除用具) 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023035757
(43)【公開日】2023-03-13
(54)【発明の名称】省資源紙モップ(掃除用具)
(51)【国際特許分類】
   A47L 13/16 20060101AFI20230306BHJP
   A47L 13/24 20060101ALI20230306BHJP
【FI】
A47L13/16 A
A47L13/24 A
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021163114
(22)【出願日】2021-08-31
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
(71)【出願人】
【識別番号】515227095
【氏名又は名称】株式会社創遊
(72)【発明者】
【氏名】村石 武勝
【テーマコード(参考)】
3B074
【Fターム(参考)】
3B074AA04
3B074AB01
3B074EE01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】従来交換用紙は一方の面の一部と、もう一方の面の一部だけしか使われていない。表部分のこれまで使用しなかった部分、裏のこれまで使用しなかった部分を利用可能とした掃除具を提供する。
【解決手段】基盤はこの種の掃除具に使われる用紙1に合わせた大きさとする。表面2A裏面2Bとし、2A側に用紙1を乗せ、用紙の縁は基盤を巻くように裏面2Bに回す。裏面2Bは基盤の長辺に平行に凹部を設ける。凹部はマジックテープ状に加工されており2A側より回って来た用紙1の縁を止めることができる。更に取り外し可能の押さえ板を設ける。押さえ板で床との摩擦で用紙が引き抜かれるのを防ぐ。基盤からシャフト3を設けスティック6に接続、スティックを手にして本具を操作し、床の埃を用紙に付着させる。まず2Aが汚れたら基盤面を回転させ2B。2Bが汚れたら用紙1を裏返しし2A、2Bという手順で床掃除する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
取替用紙を保持し、用紙越しに床などの掃除面に接する板状の部材を基盤と称する。
基盤の片面(表面)に用紙を乗せ、もう片面(裏面)には基盤の長辺に平行に、又は長辺の側面に凹部を施し、その凹部に表面から基盤を回って来た用紙の縁を落とし込む。凹部はマジックテープ状に加工し紙の縁を捉えやすくする。と同時に凹部を押さえ板で蓋をして清掃の際、用紙にかかる引き抜き力に耐えられるようにする。蓋を施しても基盤面より高くならない。以上の構造を特徴する。
【請求項2】
基盤の短辺の側面にクランク状の部材(シャフト)を設け、その延長に手元で基盤に動きを与える棒状の部材(スティック)設ける。或いはスティックを直接基盤の側面に取り付けるようにする。何れの方法であろうが、基盤との取り付け部位を支点として基盤は表裏に回転できるようにする。以上の構造を特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は商品名「クイックル」に代表される紙モップです。従来だと一枚の交換用紙は構造上2回までしか使えないが、構造を変え一枚の用紙を4回まで使えるようにした省資源タイプのモップである。
【背景技術】
【0002】
従来、交換用紙は表の一部1回、裏の一部1回しか使えない。用紙の取り付け部分を本発明にすることで、表部分のこれまで使用しなかった部分、裏のこれまで使用しなかった部分を利用可能とし、紙資源の省資源化を図れる。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】
【非特許文献1】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の紙モップは次のような欠点があった。
(イ) 紙モップ用紙は紙の取り付け部の構造から表1回、裏1回を使用し破棄していた。正確に表現すると紙の表約半分と約裏半分しか使用しないで破棄している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
取替用紙を(1)とする。紙を取付ける基盤は表面(凹部が無い・2A)と裏面(凹部がある・2B)とする。
シャフト(3)は基盤とスティック(6)接続する部材。
2Bの凹部(4)は基盤の長辺と平行に作る。また凹部はマジックテープ状に加工され用紙(1)の縁を効率的に捉えることができ、さらに凹部に押さえ板(5)をはめ込み、掃除の際床の摩擦抵抗で用紙(1)の縁が引き抜かれるのを防ぐ。
まず(2A)に用紙(1)を乗せ用紙(1)の縁を(2B)側に基盤を巻くようにして凹部に置く。(2A)の面で床拭きが終了したら、シャフト(3)の軸を支点として基盤を回転させ(2B)面で床拭く。床拭きの操作はスティック(6)を手に持ち行う。
用紙(1)の裏表で上記の操作を行えば従来の倍に用紙(1)が使える。
【発明の効果】
【0006】
取替用紙のほぼすべてを使うことにより、使用回数でいままでの倍使うことができ用紙の使用量が半減する。用紙ゴミが半減する。それに関わる全てのエネルギーが半減することで、資源節約等地球規模でのエコになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の全体図(斜視図) 1・用紙 2A・基盤の表面 2B・基盤の裏面 3・シャフト 4・凹部 5・押さえ板 6・スティック
図2】本考案の核となる部分の図である。(斜視図) 2A・基盤の表面。2B・基盤の裏面。3・シャフト。4・凹部。5・押さえ板。6・スティック
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
基盤の大きさはこの種の掃除具に使われる用紙(1)に合わせたものとする。
表面(凹部がない面・2A)裏面(凹部がある面・2B)とし、(2A)側より用紙(1)を乗せ、用紙(1)の縁を裏面(2B)側に回す。裏面(2B)には基盤の長辺に平行に凹部(4)を設ける。凹部(4)はマジックテープ状に加工され、(2A)側より回って来た用紙(1)の縁を止めることができる。また使用の際床との摩擦で用紙が引き抜かれるのを防ぐため押さえ板(5)をはめ込む作りとする。
以上のような構造にして(2A)の面で床拭きが終了したら、シャフト(3)の軸を支点として(2A)から(2B)面に回転させる。
基盤に設けたシャフト(3)でスティック(6)に接続、スティックを手にして本具を操作し、床の埃を用紙に付着させる。
用紙(1)の裏表で行えば従来の裏表で行う掃除の倍に用紙を使うことができる。
本発明は以上のような特徴を持つ構造である。
【符号の説明】
【0009】
1・取替用紙 2A・基盤の表面 2B・基盤の裏面 3・シャフト 4・凹部
5・押さえ板 6・スティック
図1
図2