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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023039937
(43)【公開日】2023-03-22
(54)【発明の名称】イヤデバイスの音量コントロール
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/01 20060101AFI20230314BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20230314BHJP
   H04R 1/10 20060101ALI20230314BHJP
【FI】
G06F3/01 570
G06F3/16 540
H04R1/10 104E
H04R1/10 101B
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022142825
(22)【出願日】2022-09-08
(31)【優先権主張番号】17/471,101
(32)【優先日】2021-09-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100210239
【弁理士】
【氏名又は名称】富永 真太郎
(72)【発明者】
【氏名】セイン エム ミラー
(72)【発明者】
【氏名】ジョン グリーア イライアス
(72)【発明者】
【氏名】ジェイコブ エル マトリック
【テーマコード(参考)】
5D005
5E555
【Fターム(参考)】
5D005BB03
5E555AA04
5E555AA12
5E555BA16
5E555BB16
5E555BC01
5E555CA15
5E555CA44
5E555CB14
5E555CB18
5E555CB66
5E555DA21
5E555FA00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】イヤデバイスを容易に音量コントロールするための方法およびデバイスを提供する。
【解決手段】方法は、イヤデバイスのモーションセンサによって収集されたセンサデータに基づいて、イヤデバイスの基準姿勢を決定することと、基準姿勢を記憶することと、少なくとも1つのプロセッサを用いて、イヤデバイスの音量コントロールモードに関するユーザ要求を示す第1のユーザ入力を受信することと、回転入力を受信することと、少なくとも1つのプロセッサを用いて、回転入力による基準姿勢に対する姿勢変化に基づいて、音量レベルの増加/減少の量を決定することと、音量レベルの増加/減少に従ってイヤデバイスの音量レベルを調整することと、音量コントロールモードを解除するための第2のユーザ要求を示す第2のユーザ入力を受信することと、を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
イヤデバイスの少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記イヤデバイスのモーションセンサによって収集されたセンサデータに基づいて、前記イヤデバイスの基準姿勢を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記基準姿勢を記憶することと、
少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記イヤデバイスの音量コントロールモードに関するユーザ要求を示す第1のユーザ入力を受信することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、回転入力を受信することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記回転入力による前記基準姿勢に対する姿勢変化に基づいて、音量レベルの増加又は減少の量を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記音量レベルの増加又は減少に従って前記イヤデバイスの音量レベルを調整することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記音量コントロールモードを解除するための第2のユーザ要求を示す第2のユーザ入力を受信することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のユーザ入力は、プレスアンドホールド入力である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のユーザ入力は、プレスアンドホールド解除入力である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のユーザ入力を受信した後、前記イヤデバイスは、ラウドスピーカを通して、前記イヤデバイスが音量コントロールモードに遷移したことを示すトーン又はメッセージを再生する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記回転入力は、前記イヤデバイスを着用しているユーザの頭部に対する前記イヤデバイスの回転である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記回転入力は、前記イヤデバイスを着用しているユーザの頭部と共になった前記イヤデバイスの、単一ユニットとして回転である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記回転入力は、前記ユーザの頭部の頷きによるものである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記回転入力は、前記ユーザの頭部の頂部に対して垂直な回転軸を中心とした前記ユーザの頭部の回転によるものである、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記基準姿勢に対する姿勢変化に基づいて、音量レベルの増加又は減少の量を決定することは、
音量が姿勢変化と共に指数関数的に増加又は減少するように、前記姿勢変化に対数音量スケーリング関数を適用すること
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1又は第2の入力は、タッチ入力又はジェスチャである、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
イヤデバイスであって、
ユーザの外耳の上に又はそれにかぶせて、あるいは前記ユーザの外耳道内に着用されるように構成されたハウジングを備え、
前記ハウジングには、
ラウドスピーカと、
少なくとも1つの慣性センサと、
入力デバイスと、
少なくとも1つのプロセッサと、
メモリであって、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記少なくとも1つの慣性センサによって収集されたセンサデータに基づいて、前記イヤデバイスの基準姿勢を決定することと、
前記メモリに前記基準姿勢を記憶することと、
前記入力デバイスを用いて、前記イヤデバイスの音量コントロールモードに関するユーザ要求を示す第1のユーザ入力を受信することと、
前記少なくとも1つの慣性センサを用いて、回転入力を受信することと、
前記回転入力による前記基準姿勢に対する姿勢変化に基づいて、音量レベルの増加又は減少の量を決定することと、
前記音量レベルの増加又は減少に従って前記イヤデバイスの音量レベルを調整することと、
前記音量コントロールモードを解除するための第2のユーザ要求を示す第2のユーザ入力を受信することと、
を含む動作を実行させる命令を記憶する、メモリと、
が含まれる、
イヤデバイス。
【請求項12】
前記第1のユーザ入力は、プレスアンドホールド入力である、請求項10に記載のイヤデバイス。
【請求項13】
前記第2のユーザ入力は、プレスアンドホールド解除入力である、請求項10に記載のイヤデバイス。
【請求項14】
前記第1のユーザ入力を受信した後、前記イヤデバイスは、ラウドスピーカを通して、前記イヤデバイスが音量コントロールモードに遷移したことを示すトーン又はメッセージを再生する、請求項10に記載のイヤデバイス。
【請求項15】
前記回転入力は、前記イヤデバイスを着用しているユーザの頭部に対する前記イヤデバイスの回転である、請求項10に記載のイヤデバイス。
【請求項16】
前記回転入力は、前記イヤデバイスを着用しているユーザの頭部と共になった前記イヤデバイスの、単一ユニットとして回転である、請求項10に記載のイヤデバイス。
【請求項17】
前記回転入力は、前記ユーザの頭部の頷きによるものである、請求項16に記載のイヤデバイス。
【請求項18】
前記回転入力は、前記ユーザの頭部の頂部に対して垂直な回転軸を中心とした前記ユーザの頭部の回転によるものである、請求項16に記載のイヤデバイス。
【請求項19】
前記基準姿勢に対する姿勢変化に基づいて音量レベルの増加又は減少の量を決定することは、
音量が姿勢変化と共に指数関数的に増加又は減少するように、前記姿勢変化に対数音量スケーリング関数を適用すること
を更に含む、請求項10に記載のイヤデバイス。
【請求項20】
前記第1又は第2の入力は、タッチ入力又はジェスチャである、請求項10に記載のイヤデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、イヤデバイスの音量コントロールに関する。
【背景技術】
【0002】
ヘッドホン(headphone)は、ユーザの耳の上に又はそれにかぶせて着用されるラウドスピーカドライバである。イヤホン(earbud)、イヤピース(earpiece)、又はインイヤモニタ(in-ear monitor、IEM)は、ユーザの外耳道にはめ込まれるラウドスピーカドライバである。骨伝導ヘッドホンは、典型的には、頭部の後部を包み、外耳道の前に静止する。ヘッドセットは、ラウドスピーカ及びマイクロホンが含み、ラウドスピーカは、ヘッドホン又はIEMであり得る。これらのデバイスの各々(以下、集合的に「イヤデバイス」)は、有線接続又は無線接続(例えば、Bluetooth接続)によってコンパニオンオーディオデバイス(例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ)に接続することができる。いくつかの最新のイヤデバイスは、慣性センサ(例えば、加速度計)及びタッチインターフェースを有し、タッチインターフェースは、ユーザが、オーディオトラックのスキップ又はポーズなどの限定された数の機能を実行することを可能にする。
【0003】
これらのイヤデバイスの多くでは、ユーザは、機械入力デバイス(例えば、ダイヤル又はスライダ)を移動させることによって、又はタッチインターフェース(例えば、仮想ダイヤル又は仮想スライダ)上のアフォーダンスを移動させることによって、コンパニオンオーディオデバイスでイヤデバイスを通して再生されるオーディオの音量レベルをコントロールする。無線イヤデバイスを使用する場合、ユーザの手が占有され、ユーザがコンパニオンオーディオデバイスで音量レベルを調整することを妨げる場合がある。例えば、ユーザは、運動又は他の身体活動に従事しており、そのためコンパニオンオーディオデバイスにアクセスして音量レベルを調整することが困難又は不便になる可能性がある。
【発明の概要】
【0004】
イヤデバイスの音量コントロールのための実施形態が開示される。一実施形態では、方法は、イヤデバイスのモーションセンサによって収集されたセンサデータに基づいて、イヤデバイスの基準姿勢を決定することと、基準姿勢を記憶することと、少なくとも1つのプロセッサを用いて、イヤデバイスの音量コントロールモードに関するユーザ要求を示す第1のユーザ入力を受信することと、回転入力を受信することと、少なくとも1つのプロセッサを用いて、回転入力による基準姿勢に対する姿勢変化に基づいて、音量レベルの増加/減少の量を決定することと、音量レベルの増加/減少に従ってイヤデバイスの音量レベルを調整することと、音量コントロールモードを解除するための第2のユーザ要求を示す第2のユーザ入力を受信することと、を含む。
【0005】
一実施形態では、第1のユーザ入力は、プレスアンドホールド入力である。
【0006】
一実施形態では、第2のユーザ入力は、プレスアンドホールド解除入力である。
【0007】
一実施形態では、第1のユーザ入力を受信した後、イヤデバイスは、ラウドスピーカを通して、イヤデバイスが音量コントロールモードに遷移したことを示すトーン又はメッセージを再生する。
【0008】
一実施形態では、回転入力は、イヤデバイスを着用しているユーザの頭部に対するイヤデバイスの回転である。
【0009】
一実施形態では、回転入力は、イヤデバイスを着用しているユーザの頭部と一緒になったイヤデバイスの、単一ユニットとして回転である。
【0010】
一実施形態では、回転入力は、ユーザの頭部の頷きによるものである。
【0011】
一実施形態では、回転入力は、ユーザの頭部の頂部に対して垂直な回転軸を中心としたユーザの頭部の回転によるものである。
【0012】
一実施形態では、基準姿勢に対する姿勢変化に基づいて、音量レベルの増加又は減少の量を決定することは、音量が姿勢変化と共に指数関数的に増加又は減少するように、姿勢変化に対数音量スケーリング関数を適用することを更に含む。
【0013】
一実施形態では、イヤデバイスは、ユーザの外耳の上に又はそれにかぶせて、あるいはユーザの外耳道内に着用されるように構成されたハウジングを備え、ハウジングには、ラウドスピーカと、少なくとも1つの慣性センサと、入力デバイスと、少なくとも1つのプロセッサと、メモリであって、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、少なくとも1つの慣性センサによって収集されたセンサデータに基づいて、イヤデバイスの基準姿勢を決定することと、メモリに基準姿勢を記憶することと、入力デバイスを用いて、イヤデバイスの音量コントロールモードに関するユーザ要求を示す第1のユーザ入力を受信することと、少なくとも1つの慣性センサを用いて、回転入力を受信することと、回転入力による基準姿勢に対する姿勢変化に基づいて、音量レベルの増加又は減少の量を決定することと、音量レベルの増加又は減少に従ってイヤデバイスの音量レベルを調整することと、音量コントロールモードを解除するための第2のユーザ要求を示す第2のユーザ入力を受信することと、を含む動作を実行させる命令を記憶する、メモリと、が含まれる。
【0014】
他の実施形態は、装置、コンピューティングデバイス、及び非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。
【0015】
本明細書に説明する特定の実施形態は、以下の利点のうちの1つ以上を提供することができる。イヤデバイスの音量コントロールのための開示された実施形態は、タッチインターフェース及び慣性センサなどの多くのイヤデバイス内の既存のハードウェアを使用して、容易かつ繰り返し可能な音量レベルの変更を可能にする。これにより、ユーザは、コンパニオンオーディオデバイスにアクセスすることなく、オーディオコンテンツの音量を調整することができる。
【0016】
主題の1つ以上の実装形態の詳細は、添付図面及び下掲の明細書に記載されている。本主題の他の特徴、態様、及び利点は、明細書、図面、及び特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1A】一実施形態による、イヤデバイスの音量コントロールを示す。
図1B】一実施形態による、イヤデバイスの音量コントロールを示す。
図1C】一実施形態による、イヤデバイスの音量コントロールを示す。
図1D】一実施形態による、イヤデバイスの音量コントロールを示す。
図2A】一実施形態による、音量レベルを増加/減少させるための回転方法を示す。
図2B】一実施形態による、音量レベルを増加/減少させるための回転方法を示す。
図2C】一実施形態による、音量レベルを増加/減少させるための回転方法を示す。
図3】一実施形態による、イヤデバイスの音量コントロールのプロセスのフロー図である。
図4】一実施形態による、例示的なイヤデバイスを示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1A図1Cは、一実施形態による、イヤデバイスの音量コントロールを示す。図1Aを参照すると、外耳道101に挿入されたイヤデバイス100が示されている。ユーザは、イヤデバイス100のステム内の力センサ(例えば、図4の力センサ410)を、親指及び人差し指102でプレスアンドホールドする。プレスアンドホールドの動作の前に、イヤデバイス100の慣性センサ(例えば、図4のIMU405)によって出力されるセンサデータを、イヤデバイス100のプロセッサ(例えば、図4のプロセッサ406)によって使用して、イヤデバイス100の現在の姿勢データ(ロール、ピッチ、ヨー)を決定及び記憶する(例えば、イヤデバイス100のキャッシュメモリに記憶する)。現在の姿勢データは、例えば、身体座標系に対するイヤデバイス101の現在の配向を表し、身体座標系の原点は、イヤデバイス100の質量中心にあり、身体座標系の3つの直交軸は、イヤデバイス100と共に回転するイヤデバイス100の主軸である。
【0019】
記憶された姿勢データは、図1Cに示すように、ユーザがイヤデバイス100を回転させる際に、音量レベルの変更が測定される基準姿勢データとして使用される。例えば、ユーザがイヤデバイス100を回転させると、基準姿勢からの姿勢(ヨー、ピッチ、及びロール)の変化が測定される。一実施形態では、角度変化は、デルタ四元数として表すことができる。一実施形態では、調整可能な音量レベルの範囲は、音量レベルが増分角度変位の関数として増分マウントによって増加/減少し、かつ、回転変位の全範囲を利用するように、回転角度変位範囲と同一の広がりを持つことができる。例えば、回転角度変位の範囲は、ユーザの外耳道からイヤデバイス100が外れる可能性がある大きな回転をユーザが行う必要がないように、制限され得る。音量レベルLの変更は、角度変位と共に、線形関数又は非線形関数f()に従って増加/減少することができる。
L=f(α,β,γ), [1]
式中、α,β,γは、それぞれロール、ピッチ、及びヨーである。ロール回転、ピッチ回転及びヨー回転がユーザの頭部のモーションの軸と整列しない場合、センサデータを、ユーザの頭部に固定された基準フレームへと回転させることができる。
【0020】
上述のように、音量レベルは、限定されるものではないが、頷くこと(頭部を上下に動かすこと)、旋回すること(頭部を左右に動かすこと)、傾けること(頭部を肩に向かって動かすこと)を含む、ユーザの頭部姿勢に基づいて調整することができる。一実施形態では、タッチアンドホールド(又は同様の入力)は、時間ベースのジェスチャとして使用され、頭部姿勢は、最初に音量変更の方向を決定するために使用され、その結果、ユーザは、それらの頭部を非中立位置に保持する必要はない。一実施形態では、音量レベルは、頭部位置と連続的にマッピングされる。
【0021】
一実施形態では、ユーザは、音量レベルを上げるか又は下げるかを示す方向に頭部を移動させ、次いで、音量レベルを繰り返し増分/減分するために頭部位置を保持する。この実施形態の例示的なステップは、以下のとおりである。
1.入力(例えば、タッチ、スクイーズ、及びホールドなど)を介した音量変更コントロールモードの開始を示すユーザインタラクションを待つ。
2.第1のモーションセンササンプルをベースライン姿勢として記憶する。
3.各後続のサンプルについて、ベースラインを適用して相対回転を得る。
4.アクティブ軸(ヨー、ピッチ、ロール)の周りの回転を抽出する。
5.相対回転が、ある正の閾値よりも大きい場合、
a.音量アップを増分させる
b.音量変更方向を増加側に設定する
c.繰り返しタイマを開始する
6.相対回転が、ある負の閾値未満である場合、
a.音量アップを減分させる
b.音量変更方向を減少側に設定する
c.繰り返しタイマを開始する
7.ステップ5又は6で閾値を超えた場合、ユーザは、音量コントロールに影響を与えることなく、自分の頭部をより自然な位置に戻すことができる。
8.繰り返しタイマがアクティブ化すると、ステップ5又は6において設定された方向に応じて音量を増加又は減少させる。
9.音量変更モードを停止することをユーザが要求すると、繰り返しタイマを停止し、音量変更コントロールモードを終了する。
位置対音量のマッピング
【0022】
一実施形態では、音量コントロールは、絶対配向とは対照的に、頭部の相対回転に基づく。モーションセンサが、任意のゼロ基準配向に対する絶対配向を出力する場合、センサデータは、以下のように現在の相対回転データに変換され得る。
1.センサ測定値が(タッチ又は他のゲートを介して)音量コントロールモードを開始した後の第1の測定値である場合、測定値は、後続の回転を測定するためのベースラインとしてメモリに記憶される。
2.ベースラインを(新しい測定値から差し引かれた)新しい測定値に適用して、現在の相対回転を得る。
3.アクティブ軸の周りで回転を抽出する(ヨー、ピッチ、ロール)。
4.相対回転が、ある正の閾値よりも大きい場合、
a.音量レベルを増分させる
b.現在の絶対回転を新しいベースラインとして設定する
5.相対回転が、ある負の閾値未満である場合、
a.音量レベルを減分させる
b.現在の絶対回転を新しいベースラインとして設定する
【0023】
一実施形態では、表Iの例示的なパラメータを使用して、ユーザインタラクションの感度及び粒度を調整することができる。これらのパラメータは相互に関連しているので、独立して設定する必要があるのは2つのパラメータのみであり、次いで他のパラメータを決定する。
【表1】
連続的対離散的
【0024】
一実施形態では、音量レベルは、(物理的音量ボタンによるような)離散的な増分で、又は(スライダによるように)連続的にコントロールすることができる。ジッタを回避するために、入来するセンサデータをフィルタリングすることができる(例えば、平均化する)。
非対称マッピング
【0025】
音量を上げるときのマッピングは、音量を下げるときとは異なり得る。これは、人が(例えば、けがの結果として)1つの方向における首の移動を限定されている場合、又は中央にいないでインタラクションを開始する場合に役立ち得る。
非線形マッピング
【0026】
一実施形態では、音量レベル調整の感度は、ユーザの頭部のモーションの範囲又は音量範囲全体にわたって均一ではない。例えば、偶発的なトリガを拒絶するのを助けるために第1の増分を超えるより大きな閾値が存在してもよく、音量変更は、聴覚安全性のためにレート制限されてもよく、感度は、頭部モーションの速度と共に変化してもよく、感度は、音量範囲の終わり近くに対してインタラクションの開始時により高く、又は低くなり得る。
フィードバック
【0027】
一実施形態では、ユーザインタラクション中にオーディオフィードバックが使用される。例えば、任意の数及びタイプの音を、音量増分/減分(上昇は下降とは異なる可能性がある)のために、かつ、音量レベル限界(最小及び最大)に達したときに使用することができる。音は、任意の好適な音量レベルであり得、オーディオと混合され得る。一実施形態では、触覚フィードバック(例えば、振動)が、音量増分/減分を示すために、及び/又は音量レベル限界に達したときに使用される。
偶発的なトリガ
【0028】
一実施形態では、偶発的なトリガを拒絶することができる。上述のように、より大きな初期閾値を使用することができる。閾値は、他のモーション、つまり静止対歩行対走行の検出に依存し得る。2つのイヤホンのモーション間の相関を使用して、一方が調整されている場合の偶発的なトリガを拒絶することができる。デバイスの形態因子は、偶発事故において重要な役割を果たす(例えば、インタラクションからのフィット調整の分離)。偶発事故に対する耐性がより高いゲートを設計する。
例示的なゲート
【0029】
タッチアンドホールドジェスチャは、本明細書では、音量コントロールモードに入る、及び出るためのゲートとして説明されてきたが、タッチ、力、ボタン、タップ、近接及び音声、並びにタッチ、タッチアンドホールド、タップ、ダブルタップ、及びタップアンドハーフなどの各々の異なる変形を含むが、これらに限定されない、インタラクションをゲーティングするいくつかの異なるオプションを使用することができる。
【0030】
図1Bを参照すると、ユーザは、指102でイヤデバイス100の突出ステムをプレスアンドホールドすることが示されている。示される実施形態では、突出ステムは、前述のように圧力に応答する力センサ410を含む。他の実施形態では、イヤデバイス100の突出ステム、又はイヤホン100のハウジングの任意の部分は、タッチセンサ(例えば、容量性センサ)を含むことができる。N秒(例えば、N=1秒又は2秒)の連続プレスアンドホールド入力(又はタッチアンドホールド入力)の後、イヤデバイス100は、イヤデバイス100が音量レベル変更モードになったことをユーザに示すトーン及び/又はオーディオメッセージを再生する。次いで、ユーザは、図2A図2Cを参照して説明したように、自分の頭部に対してイヤデバイス100を回転させて、又は自分の頭部及びイヤデバイスを単一ユニットとして頷かせ/回転させて、音量を調整することができる。ユーザがプレスアンドホールド入力を停止した後、図1Dに示すように、新しい音量レベルが有効になる。
【0031】
いくつかの実施形態では、プレスアンドホールドではなく、ユーザは、通信インターフェースをタップ又はスワイプするなど、異なるタイプのタッチコントロールを使用することができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、通信インターフェース上のタッチ/ジェスチャ及び音声コマンドの組み合わせを使用することができる。いくつかの実施形態では、音量変更以外の他の機能を実行することができる。例えば、イヤデバイス100を回転させて、又は頭部を頷かせ/回転させて、ユーザは、早送り若しくは巻き戻し、トラックのスキップ、又は任意の他の機能を実行することができる。
【0032】
図2Aを参照すると、第1の実施形態では、トーン又はメッセージが再生された後、ユーザは、示されるように、耳101に対して垂直(外耳道の長手方向の長さと平行)である回転軸(例えば、ピッチ軸)を中心にユーザの頭部に対してイヤデバイス100を回転させることができる。一実施形態では、回転軸を中心に時計回りに回転することにより、音量を減少させ、反時計回りに回転することにより、音量を増加させ、又はその逆も同様である。
【0033】
図2B及び図2Cを参照すると、第2の実施形態では、トーン又はメッセージが再生された後、ユーザは、イヤデバイス100及びユーザの頭部が単一のユニットとして回転するように、回転軸を中心に頭部を頷かせることができる。一実施形態では、回転軸を中心に時計回りに頭部を頷かせることにより音量を減少させ、反時計回りに頭部を頷かせることにより音量を増加させ、又はその逆も同様である。ユーザは、イヤデバイス100と自分の頭部が1つのユニットとして一緒に回転することを確実にするために、自分の頬に手を置いてもよいことに留意されたい。そうでなければ、力センサ410をプレスアンドホールドしながらユーザが頭部を頷かせると、イヤデバイス100は頭部と共に回転しないようにできる。
【0034】
図2Cを参照すると、第3の実施形態では、トーン又はメッセージが再生された後、ユーザは、示されるように、ユーザの頭部の頂部に対して垂直な回転軸(例えば、ヨー軸)を中心に頭部を回転させることができる。
【0035】
図3は、一実施形態による、イヤデバイス100の音量コントロールのプロセス300のフロー図である。プロセス300は、図4を参照して説明するように、無線ヘッドセットの一方又は両方のイヤホンによって実装することができる。
【0036】
プロセス300は、ユーザの外耳の上に又はそれにかぶせて、あるいはユーザの外耳道内に着用されたイヤデバイスの基準姿勢をキャプチャすることによって開始する(301)。例えば、姿勢のスナップショットが、センサデータ(例えば、加速度データ)に基づいてイヤデバイス内のプロセッサによって行われ、例えば、イヤデバイスのフラッシュ又はプロセッサキャッシュメモリ(図示せず)に記憶され得る。加速度データを使用して、当該技術分野で知られている技術を使用して加速度データから差し引かれ得る重力ベクトルを決定することができることに留意されたい。
【0037】
プロセス300は、イヤデバイスのユーザから第1のユーザ入力(例えば、プレスアンドホールド入力)を受信することによって継続する(302)。例えば、ユーザは、図4を参照して説明するように、力センサ又は容量性タッチセンサをプレスアンドホールドすることができる。いくつかの実施形態では、タッチ感知面上のタップ及びスワイプなど、他のタッチ入力及び/又はジェスチャを使用することができる。いくつかの実施形態では、タッチ/ジェスチャ入力は、ユーザによって発話された音声コマンドなどの他の入力と組み合わせて使用することができる。
【0038】
プロセス300は、1つ又は両方のイヤデバイスのラウドスピーカを通して音量コントロールトーン/メッセージを再生することによって継続する(303)。一実施形態では、トーンは、1つ以上のビープ又は任意の他のトーンパターンであり得る。一実施形態では、「音量コントロール」というフレーズ又は任意の他の適切なフレーズを再生するなど、オーディオメッセージを再生することができる。別の実施形態では、トーン及びオーディオメッセージを再生することができる。
【0039】
プロセス300は、ユーザから回転入力を受信することによって継続する(304)。例えば、力センサ又はタッチ表面をプレスアンドホールドしながら、ユーザは、ユーザの耳に対して垂直な回転軸を中心にイヤデバイスを回転させることができる。回転は、イヤデバイス内の1つ以上の慣性センサ(例えば、IMU405)によって感知される。時計回りの回転は、音量を減少させることができ、反時計回りの回転は、音量を増加させることができ、又はその逆も同様である。別の実施形態では、ユーザは、図2A図2Cを参照して説明したように、頭部を頷かせる又は回転させる。回転角度及び方向は、プロセッサによって、センサデータに基づいて、例えば、身体系座標におけるデルタ四元数として計算することができる。
【0040】
プロセス300は、記憶された基準姿勢に対する姿勢の変化(例えば、ピッチ角の変化)に基づいて、音量レベルの増加又は減少の量を決定することによって継続することができる(305)。
【0041】
プロセス300は、決定された音量増加/減少の量に従って音量レベルを調整することによって継続することができる(306)。例えば、イヤデバイス内のオーディオ増幅器は、音量レベルを増加/減少させるように調整することができる。
【0042】
プロセス300は、第2のユーザ入力(例えば、プレスアンドホールド解除入力)を受信することによって継続することができる(307)。第2のユーザ入力に応答して、新しい音量がイヤデバイスにおいて有効となる。
【0043】
図4は、一実施形態による、例示的なイヤデバイスを示す。この例では、イヤデバイスは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第9,913,022号に記載されている無線ヘッドセットのイヤホンである。
【0044】
図4を参照すると、無線ヘッドセットのイヤホン400は、ユーザの右耳に着用される。同様のイヤホンをユーザの左耳に装着することができる。イヤホン400は、ラウドスピーカ402、前部マイクロホン403、後部マイクロホン404、IMU405、プロセッサ406、通信インターフェース407、バッテリデバイス408、端部マイクロホン409、及び力センサ410を含む、ハウジング401を含む。前部マイクロホン403は、鼓膜の方向に向き、後部マイクロホンは、鼓膜の反対方向に向いている。端部マイクロホン409は、ユーザの口に近いイヤホン401の端部に位置する。一実施形態では、ビームフォーマパターンは、それぞれユーザの発話(左パターン)をキャプチャし、周囲ノイズ(右パターン)をキャプチャする後部マイクロホン404及び端部マイクロホン409を使用して形成される。
【0045】
一実施形態では、プロセッサ406は、ラウドスピーカ402にオーディオ信号を提供し、マイクロホン403、404、409のうちの少なくとも1つによってキャプチャされたノイズ及び風切り音のレベルを処理し、端部マイクロホン409によってキャプチャされた発話コマンドを処理する、デジタル信号処理(DSP)チップであり得る。プロセッサ406はまた、IMU405からセンサデータを受信するなど、IMU405からの出力をキャプチャ及び処理し、IMU405の慣性センサによって提供されるセンサデータ(例えば、加速度データ、回転速度)に基づいて、身体系座標におけるロール角、ピッチ角、及びヨー角の変化を決定する。IMU405は、1つ以上の加速度計及び/又は1つ以上のジャイロセンサなどの1つ以上の慣性センサを含むことができる。プロセッサ406はまた、力センサ410の出力をキャプチャ及び処理して、前述のように、プレスアンドホールド入力又はプレスアンドホールド解除などの、特定のタイプの入力がユーザによって提供されたかどうかを判定する。プロセッサ406は、図1A図1Dを参照して説明された基準姿勢データ(例えば、デルタ四元数)などのデータを記憶するためのキャッシュメモリを含むことができる。
【0046】
通信インターフェース407は、スマートフォン又はコンピュータなどのコンパニオンデバイスと双方向に通信するための無線トランシーバチップ(例えば、Bluetooth(商標)チップ)を含むことができる。
【0047】
バッテリデバイス408は、充電式バッテリ及び関連する充電回路を含むことができ、限定するものではないが、キャリングケースを通してイヤデバイスを誘導充電するための電力管理回路及び誘導充電回路を含む。
【0048】
力センサ410は、ユーザからの入力を受信するために使用される。力センサ410は、入力された機械的圧縮又は圧力を電気出力信号に変換するトランスデューサである。この出力は、前述のように、ユーザによって入力されたプレスをカウントしホールドを検出することができるプロセッサ406に結合することができる。図1A図1D及び図2A図2Cを参照して説明したように、右及び左のイヤホンの一方又は両方に1つ以上の力センサ410があり得、各力センサは、プレスアンドホールド入力を検出することによって、トラックのスキップ、ノイズキャンセルの呼び出し、透過モードへの切り替え、及び音量のコントロールなどの異なる機能を実行することができる。いくつかの実施形態では、タッチ入力又はジェスチャを受信するために、タッチセンサ(例えば、容量性センサ)もまたイヤホン401に含まれ得る。
【0049】
本明細書は、多数の特定の実装詳細を含むが、これらは、任意の発明の範囲又は特許請求され得る範囲の制限として解釈されるべきではなく、特定の発明の特定の実施形態に固有である特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態のコンテキストで本明細書に記載されている特定の特徴どうしを組み合わせて、単一の実施形態に実装することもできる。その逆に、単一の実施形態のコンテキストで記載されている様々な特徴をそれぞれ別個に複数の実施形態に、又は任意の好適な部分的組み合わせにて実装することもできる。更に、特徴が特定の組み合わせで作用するものとして上に記載されている場合もあれば、更には当初からにもそのようなものとして主張されている場合もあるが、いくつかの実例においては、主張された組み合わせの1つ以上の特徴をその組み合わせから削除することもできる。また、主張された組み合わせを部分的組み合わせ又は部分的組み合わせの変形態様に向けることもできる。
【0050】
同様に、図面において、動作は、特定の順番で表されているが、望ましい結果を達成するために、これらの動作が示された順番、若しくは逐次的順番、又は示された動作が全て実行されることを必要としていると理解すべきではない。特定の状況において、多重タスク処理及び並列処理が、有利な場合がある。そのうえ、上述した実施形態における様々なシステム構成要素の分離は、あらゆる実施形態においてそのような分離が要求されるものとして理解されるべきではなく、説明したプログラム構成要素及びシステムを概してまとめて単一のソフトウェア製品に一体化してもよいし、又は複数のソフトウェア製品にパッケージ化してもよいことは理解されるべきである。
【0051】
上記のように、本明細書の主題のいくつかの態様は、モバイルデバイスがユーザに提供できるサービスを向上させるために、様々なソースから入手可能なデータを収集及び使用することを含む。本開示は、いくつかの場合では、この収集されたデータは、デバイスの使用に基づいて特定の位置又はアドレスを特定できることを想到する。このような個人情報データとしては、位置ベースデータ、アドレス、加入者アカウント識別子、又は他の識別情報を挙げることができる。
【0052】
本開示は、そのような個人情報データの収集、分析、開示、転送、記憶、又は他の使用目的の責任を負うエンティティが、適切に規定されたプライバシーのポリシー及び/又はプライバシーの慣行に準拠すると更に想到する。具体的には、そのようなエンティティは、個人情報データを秘密として厳重に保守するための、業界又は政府の要件を満たしているか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し、一貫して使用するべきである。例えば、ユーザからの個人情報は、そのエンティティの合法的かつ正当な使用のために収集されるべきであり、それらの合法的使用を除いて、共有又は販売されるべきではない。更には、そのような収集は、ユーザに告知して同意を得た後にのみ実施するべきである。加えて、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護して安全化し、その個人情報データへのアクセス権を有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を遵守することを保証するための、あらゆる必要な措置を講じるであろう。更に、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、サードパーティによる評価を自らが受けることができる。
【0053】
公示配信サービスの場合、本開示はまた、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを、ユーザが選択的に阻止する実施形態も想到する。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するために、ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素が提供され得ることを意図している。例えば、広告配信サービスの場合において、本技術は、ユーザが、サービスの登録の間、個人情報データの収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を選択することを可能とするように構成することができる。
【0054】
それゆえ、本開示は、1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための、個人情報データの使用を広範に網羅するものであるが、本開示はまた、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに、それらの様々な実施形態を実施することも可能であることを想到する。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分が欠如することにより、動作不可能にされるものではない。例えば、コンテンツは、ユーザに関連付けられたデバイスによりリクエストされたコンテンツ、コンテンツ配信サービスで使用可能な他の非個人情報、若しくは公的に使用可能な情報などの、非個人情報データ又は個人情報の最小限の量のみに基づいて選好を推測することにより、選択してユーザに配信することができる。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図2C
図3
図4
【外国語明細書】