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特開2023-41630コンテンツアクセスに対するユーザインタフェースに基づく制限
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023041630
(43)【公開日】2023-03-24
(54)【発明の名称】コンテンツアクセスに対するユーザインタフェースに基づく制限
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/62 20130101AFI20230316BHJP
   G06F 21/31 20130101ALI20230316BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20230316BHJP
【FI】
G06F21/62 318
G06F21/31
G06F3/0481
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022135121
(22)【出願日】2022-08-26
(31)【優先権主張番号】63/243,694
(32)【優先日】2021-09-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/589,891
(32)【優先日】2022-01-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】デヴァ, ベティム
(72)【発明者】
【氏名】クムリ, ムファダール ワイ.
(72)【発明者】
【氏名】チェン, イン
(72)【発明者】
【氏名】ケッターマン, ジェイソン ピー.
(72)【発明者】
【氏名】チャオ, チエン
(72)【発明者】
【氏名】シュミット, エドワード ティー.
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA51
5E555BA02
5E555BA46
5E555BA88
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC16
5E555CA47
5E555CB64
5E555FA00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】サーバのメディアコンテンツへのアクセスをクライアントデバイスのユーザインタフェースに基づいて提供するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】電子デバイス102及びサーバ109を含むネットワーク環境100において、ユーザは、楽曲、アルバム、プレイリスト、ステーションなどの特定のメディアコンテンツに対する要求が特定のユーザインタフェースを介して開始された場合に、かつ、そのユーザがサーバのサービスへの低減サブスクリプション層の加入者である場合にのみ、そのコンテンツにアクセスすることができる。このようにアクセスを制限するために、それぞれのメディアコンテンツのサーバにおいて、インタフェース固有トークンが生成される。インタフェース固有トークンはユーザデバイスによって受信され、サーバのメディアコンテンツへの更なるアクセスに使用される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディアコンテンツに対する第1の要求であって、前記第1の要求がデバイスのユーザインタフェースを示す情報を含み、前記ユーザインタフェースが前記第1の要求に関連付けられている、前記第1の要求を前記デバイスからサーバに提供することと、
前記第1の要求を提供したことに応じて、前記メディアコンテンツに関連付けられているインタフェース固有トークンを前記サーバから取得することと、
前記メディアコンテンツに対する第2の要求の中で前記インタフェース固有トークンを前記サーバに提供することと、
前記サーバによる前記インタフェース固有トークンの検証に応じて、前記メディアコンテンツを前記サーバから受信することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記インタフェース固有トークンが前記メディアコンテンツに固有である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザインタフェースが前記デバイスの音声ユーザインタフェースであり、前記方法が、
前記メディアコンテンツに対する音声要求を前記デバイスのユーザから前記音声ユーザインタフェースで受信することと、
前記音声要求を受信したことに応じて、仮想アシスタントサーバを介して前記第1の要求を前記サーバに提供することによって前記第1の要求を前記サーバに提供することと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザインタフェースが推奨コンテンツインタフェースであり、前記第1の要求を前記サーバに提供することが、前記デバイスで推奨コンテンツインタフェースを介してユーザ入力を受信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記デバイスがサブスクリプションに関連付けられているか前記サーバによって判定するために、前記第1の要求がユーザアカウントの認証情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記デバイスが前記サブスクリプションに関連付けられており、かつ別のサブスクリプションに関連付けられていないと前記サーバによって判定された場合に、前記インタフェース固有トークンが取得される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記デバイスにおいて、前記メディアコンテンツを受信した後に、前記メディアコンテンツを再生するためのユーザ要求を受信することと、
前記インタフェース固有トークンと、前記メディアコンテンツへのアクセスに対する第3の要求とを前記サーバに提供することと、
前記サーバによる前記インタフェース固有トークンの検証に応じて、前記メディアコンテンツへの前記アクセスを前記サーバから受信することと
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記インタフェース固有トークンがプレフィックス及び署名を含み、前記署名が、前記メディアコンテンツに関連付けられている一意の識別子及び前記デバイスのユーザに関連付けられている一意の識別子を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記メディアコンテンツが楽曲を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記メディアコンテンツが少なくとも2編の前記メディアコンテンツを含み、前記メディアコンテンツに関連付けられている前記インタフェース固有トークンを取得することが、前記少なくとも2編の前記メディアコンテンツのうち所定数の各々について、それぞれのインタフェース固有トークンを取得することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記デバイスから前記サーバへ、前記インタフェース固有トークンを更新する要求を提供することと、
前記要求、及び、前記サーバが前記インタフェース固有トークンを検証したことに応じて、前記要求に応じて前記サーバが生成した更新済みインタフェース固有トークンであって、前記更新済みインタフェース固有トークンが前記メディアコンテンツに関連付けられている、更新済みインタフェース固有トークンを受信することと
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記デバイスにおいて、前記メディアコンテンツを再生するユーザ要求を受信することと、
前記更新済みインタフェース固有トークンと、前記メディアコンテンツへのアクセスに対する第3の要求とを前記サーバに提供することと、
前記サーバによる前記更新済みインタフェース固有トークンの検証に応じて、前記メディアコンテンツへの前記アクセスを前記サーバから受信することと
を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記サーバからの前記メディアコンテンツに関連付けられている更新済みインタフェース固有トークンを要求せずに、前記サーバが前記インタフェース固有トークンを検証したことに応じて、前記メディアコンテンツに関連付けられている前記更新済みインタフェース固有トークンを受信することを更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項14】
命令を記憶している非一時的機械可読媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されると前記1つ以上のプロセッサに動作を実行させ、前記動作が、
メディアコンテンツに対する第1の要求あって、前記第1の要求がデバイスのユーザインタフェースを示す情報を含み、前記ユーザインタフェースが前記第1の要求に関連付けられている、第1の要求を前記デバイスからサーバに提供することと、
前記第1の要求を提供したことに応じて、前記メディアコンテンツに関連付けられているインタフェース固有トークンを前記サーバから取得することと、
前記メディアコンテンツに対する第2の要求の中で前記インタフェース固有トークンを前記サーバに提供することと、
前記サーバによる前記インタフェース固有トークンの検証に応じて、前記メディアコンテンツを前記サーバから受信することと、を含む、
非一時的機械可読媒体。
【請求項15】
前記インタフェース固有トークンが、前記メディアコンテンツに固有である、請求項14に記載の非一時的機械可読媒体。
【請求項16】
前記ユーザインタフェースが推奨コンテンツインタフェースであり、前記第1の要求を前記サーバに提供することが、前記デバイスで推奨コンテンツインタフェースを介してユーザ入力を受信することを含む、請求項14に記載の非一時的機械可読媒体。
【請求項17】
前記ユーザインタフェースが前記デバイスの音声ユーザインタフェースであり、前記動作が、
前記メディアコンテンツに対する音声要求を前記デバイスのユーザから前記音声ユーザインタフェースで受信することと、
前記音声要求を受信したことに応じて、仮想アシスタントサーバを介して前記第1の要求を前記サーバに提供することによって前記第1の要求を前記サーバに提供することと、を更に含む、
請求項14に記載の非一時的機械可読媒体。
【請求項18】
メモリと、
1つ以上のプロセッサと、
を含む電子デバイスであって、前記1つ以上のプロセッサが、
メディアコンテンツに対する第1の要求であって、前記第1の要求が前記電子デバイスのユーザインタフェースを示す情報を含み、前記ユーザインタフェースが前記第1の要求に関連付けられている、第1の要求を、からサーバに提供し、
前記第1の要求を提供したことに応じて、前記メディアコンテンツに関連付けられているインタフェース固有トークンを前記サーバから取得し、
前記メディアコンテンツに対する第2の要求の中で前記インタフェース固有トークンを前記サーバに提供し、
前記サーバによる前記インタフェース固有トークンの検証に応じて、前記メディアコンテンツを前記サーバから受信するように構成されている、
電子デバイス。
【請求項19】
前記ユーザインタフェースが推奨コンテンツインタフェースであり、前記第1の要求を前記サーバに提供することが、前記電子デバイスで推奨コンテンツインタフェースを介してユーザ入力を受信することを含む、請求項18に記載の電子デバイス。
【請求項20】
前記ユーザインタフェースが前記電子デバイスの音声ユーザインタフェースであり、前記1つ以上のプロセッサが、前記音声ユーザインタフェースで前記電子デバイスのユーザから前記メディアコンテンツに対する音声要求を受信し、
前記音声要求から前記第1の要求を生成し、
前記音声要求を受信したことに応じて、仮想アシスタントサーバを介して前記第1の要求を前記サーバに提供することによって、前記第1の要求を前記サーバに提供するように構成されている、
請求項18に記載の電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【関連出願への相互参照】
【0001】
本出願は、2021年9月13日出願の「User Interface-Based Restriction On Content Access」と題する米国仮特許出願第63/243,694号の優先権の利益を主張し、その開示の全体が本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本説明は一般に、メディアコンテンツ及びサービスへの電子デバイスのアクセスに対する、ユーザインタフェースに基づく制限に関する。
【背景技術】
【0003】
電子デバイスのユーザは、電子デバイス上のアプリケーションを介してサービスによって提供されるメディアコンテンツ(例えば、楽曲又はアルバム)に頻繁にアクセスする。アプリケーションはユーザインタフェースを提供し、そのユーザインタフェースを通して、サービス又はサーバに要求が送信されることが可能である。
【発明の概要】
【0004】
ユーザがユーザインタフェースを使用して、特定のメディアコンテンツへのユーザの電子デバイスを介したアクセスを得るためには、典型的にはサービスに加入する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【0005】
本願の技術の特定の特徴を、添付の特許請求の範囲に示している。ただし、説明の目的で、本願の技術のいくつかの実装形態を以下の図に示す。
図1】1つ以上の実装形態によるネットワーク環境の例を示す図である。
図2】1つ以上の実装形態による、方法を実行し得る電子デバイスの例を示す図である。
図3A】1つ以上の実装形態による、方法を実行し得る電子デバイス及びサーバを示す図である。
図3B】1つ以上の実装形態による、方法を実行し得る電子デバイス及びサーバを示す図である。
図4】1つ以上の実装形態による、方法を実行し得る電子デバイス及びサーバを更に示す図である。
図5】1つ以上の実装形態による、メディアコンテンツへのユーザインタフェースに基づくアクセスのためのプロセス例のフローチャートである。
図6】1つ以上の実装形態による、メディアコンテンツへのユーザインタフェースに基づくアクセスのための別のプロセス例のフローチャートである。
図7】1つ以上の実装形態による、インタフェース固有トークンの更新のためのプロセス例のフローチャートである。
図8】1つ以上の実装形態による、メディアコンテンツのインタフェース固有トークンが更新された後にメディアコンテンツを再生するためのプロセス例800のフローチャートである。
図9】1つ以上の実装形態による、本願の技術の態様が実装され得る電子システム例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下に述べる詳細な説明は、本願の技術の様々な構成の説明として意図されており、本願の技術を実施できる唯一の構成を表すことを意図するものではない。添付の図面は本明細書に組み込まれており、詳細な説明の一部を構成する。詳細な説明は、主題の技術の完全な理解を提供するために特定の詳細を含む。しかしながら、本願の技術は、本明細書で示された特定の詳細には限定されず、1つ以上の他の実装形態を使用して実施することができる。1つ以上の実装形態では、本願の技術の概念を不明瞭にすることを避けるために、構造及び構成要素がブロック図形式で示されている。
【0007】
本願の技術は、インタフェースに基づく、メディアコンテンツへの制御されたアクセスを提供し、そのインタフェースを通してメディアコンテンツが要求される。
【0008】
複数の態様において、電子デバイス(例えば、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、又はウェアラブルデバイス)のユーザは、例えば、ストリーミングオーディオ及び/又は音楽コンテンツサービスなどのサービスを提供するコンテンツサーバからのメディアコンテンツを要求することができる。サービスは、例えば少なくともフル(レギュラー)サブスクリプション層及び低減サブスクリプション層などの、1つ以上のサブスクリプション層を有してもよい。理解すべき点として、サービスは3つ以上のサブスクリプション層を有してもよく、それらは異なる価格、異なるコンテンツへのアクセス、及び/又は、サービスがユーザに提供される他の様式において多様であり得る事項に関連付けられていてもよい。本開示の態様の目的では、サブスクリプション層のタイプ及び数に関係なく、ユーザがサービスによって提供されるフルユーザ体験に対して加入していないとされるように、ユーザは低減サブスクリプション層の加入者とみなされる。
【0009】
様々な実装形態において、あるユーザがコンテンツサーバによって提供されるサービスの低減サブスクリプション層の加入者である場合、そのユーザが低減されたユーザインタフェースのセットを通してのみメディアコンテンツにアクセスできるようにする方法が提供される。低減サブスクリプション層のメディアコンテンツにアクセスするために使用可能なユーザインタフェースのセットは、例えば、音声ユーザインタフェース(メディアコンテンツに対する、音声により開始された要求を受信することができる)又は推奨コンテンツインタフェース(そのユーザに推奨されているメディアコンテンツに対する要求を受信することができる)を含んでもよい。いくつかの実装形態では、音声ユーザインタフェース(音声/グラフィカルユーザインタフェースであってもよい)及び推奨コンテンツインタフェースは、例えば、あるアプリケーションの同じ総合ユーザインタフェースの一部であってもよい。
【0010】
当該メディアコンテンツにアクセスするためにどのユーザインタフェースを使用できるかを強制するために、当該メディアコンテンツに関連付けられているインタフェース固有トークンを、例えばメディアコンテンツサーバに関連付けられているメディアアプリケーションプログラミングインタフェース(API)サービスなどのメディアサーバ(又はサービス)から取得してもよい。いくつかの例では、メディアAPIサービスは、電子デバイスにおいて承認済みのインタフェースを介してユーザの電子デバイスからメディアコンテンツが要求されたときに、インタフェース固有トークンを生成する。各メディアコンテンツ項目(例えば、楽曲、アルバム、プレイリスト、又はステーション)が当該メディアコンテンツアイテムに対して生成されたインタフェース固有トークンを有するように、生成されたインタフェース固有トークンは、要求されたメディアコンテンツに固有であってもよい。
【0011】
いくつかの実装形態では、メディアコンテンツに対する別の要求が、インタフェース固有トークンと共にコンテンツサーバに提供されてもよい。それに応じて、コンテンツサーバは、インタフェース固有トークンを検証し、検証が成功すると、要求されたメディアコンテンツをユーザの電子デバイスに返してもよい。インタフェース固有トークンを発行する前に、サーバは、ユーザの電子デバイスが特定のインタフェースを使用してサーバからのコンテンツにアクセスすることを認証されているか、また、ユーザ(又はユーザの電子デバイス)が、コンテンツサーバによって提供されるサービスへの、低減サブスクリプション層であるサブスクリプションを有するか、検証してもよい。低減サブスクリプション層に加入しているユーザがメディアコンテンツにアクセスするには、インタフェース固有トークンが必要であってもよい。このようにして、メディアコンテンツに対してインタフェース固有トークンが使用されない場合には、ユーザは使用事例において、どのようなインタフェースを介してもサーバのメディアコンテンツへの直接のアクセスをさまたげられる。
【0012】
いくつかの実装形態では、インタフェース固有トークンは、サービスの継続性を提供するために、更新可能トークンであってもよい。
【0013】
図1は、本開示の1つ以上の実装形態による、様々なデバイスを含むネットワーク環境の例100を示す。しかしながら、描写された構成要素の全てが全ての実装形態において使用されなくてもよく、また、1つ以上の実装形態は、図に示されたものに追加の又は異なる構成要素を含んでもよい。本明細書で示された特許請求の範囲の趣旨又は範囲から逸脱することなく、構成要素の構成及びタイプの変形を行うことができる。追加の構成要素、異なる構成要素、又はより少ない構成要素が提供されてもよい。
【0014】
ネットワーク環境100は、ネットワーク108(例えば、広域又はローカルネットワーク)によって通信可能に結合された、ユーザインタフェース161を有する電子デバイス102及び、サーバ109などの1つ以上のサーバを含む。ただし、本開示は、電子デバイス102と1つ以上のサーバ及び/又はサービスとの相互通信を可能にする、多種多様なネットワーク構成を使用して実装することができる。例示の目的で、ネットワーク環境100は、電子デバイス102及び単一のサーバ109を含むとして図1に示されている。ただし、理解しておくべき点として、ネットワーク環境100は、どのような数の電子デバイス及び/又はオーディオデバイスでも、並びに、どのような数のサーバでも、又は複数のサーバを含むデータセンターでも含むことができる。
【0015】
図1の例では、サーバ109は、サーバ149(例えばコンテンツサーバ)及びサーバ151(例えば仮想アシスタントサーバ)を含む。この例では、サーバ149は、コンテンツサービス106及びメディアAPIサービス112を含んでもよい。この例では、サーバ151は、仮想アシスタントサーバであってもよく、仮想アシスタントサービス105を含んでもよい。
【0016】
電子デバイス102は、クライアントデバイスであり、例えば、スマートフォン、ラップトップコンピュータなどの携帯型コンピューティングデバイス、タブレットデバイス、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、スマートバンドなどであってもよい。理解しておくべき点として、電子デバイス102は図1では単に例示の目的でモバイルスマートフォンデバイスとして示されており、電子デバイス102は他のどのような適切なデバイスであってもよく、例えば、コンテンツサービス106、メディアAPIサービス112及び/若しくは仮想アシスタントサービス105を含むサーバ109、並びに/又は、それ以外のサービス及びサーバ若しくはデバイスと通信するための、処理回路及び通信回路が挙げられる。1つ以上の実装形態において、電子デバイス102は、ユーザインタフェース161を提示してもよく、そのユーザインタフェースを通して電子デバイス102によって出力(再生)するための音楽コンテンツを要求することができる。ユーザインタフェース161は、例えば、電子デバイス102のユーザが加入しているサブスクリプションベースの音楽ストリーミングサービス(コンテンツサービス106によって提供される)などのサービスと通信する、アプリケーション(例えば、ストリーミング音楽サービスアプリケーション)によって提示されてもよい。よって、電子デバイス102を(例えば、コンテンツサービス106及び/又はコンテンツサーバに結合された別のサーバにおいて)、コンテンツサービス106が提供する1つ以上のサービスに加入しているユーザアカウントに関連付けることができる。
【0017】
コンテンツサービス106はメディアストリーミングサーバ(例えば、サーバ149)によって提供されてもよく、コンテンツサービス106は、メディアコンテンツの再生を実行することができ、かつ、コンテンツサービス106の提供する1つ以上のサービスのサブスクリプションの適切な認可及びタイプを有する電子デバイス102などの電子デバイス又はそれ以外の好適なデバイスに提供することのできる、様々なメディアコンテンツを記憶し、かつ/又はそれらのコンテンツへのアクセスを有する。一実装形態では、コンテンツサービス106は、クラウドストレージサーバとして機能してもよい。
【0018】
メディアAPIサービス112は、好適なAPIサービス構成要素であり、1つ以上の実装形態において、楽曲、アルバム、プレイリスト、ステーション(例えば、ラジオステーション又は放送メディアチャネルなどであり、ユーザが作製したラジオステーションであることもできる)などの、それぞれのメディアコンテンツに関連付けられているインタフェース固有トークン110を生成する。いくつかの実装形態では、メディアAPIサービス112はまた、インタフェース固有トークンを検証すること、ユーザ(又はユーザの要求情報、ユーザのアカウント、及び/又はユーザのデバイス)を認証すること、及び要求元の電子デバイスに関連付けられているアカウントについてサービスのサブスクリプション加入の有無及びタイプをチェックすることのうちの1つ以上を実行する。
【0019】
いくつかの実装形態では、図1に概略的に示されるように、メディアAPIサービス112及びコンテンツサービス106は、同じサーバ(例えば、サーバ149)によって提供されてもよい。実装形態において、サーバ109は、コンテンツサービス106と、メディアAPIサービス112とを提供する、別個のサーバを含んでもよい。1つ以上の実装形態において、仮想アシスタントサービス105は、別個のサーバ151によって提供されてもよいし、同じサーバ149によって提供されてもよい。1つ以上の実装形態において、メディアコンテンツにアクセスするためのユーザアカウント及び/又はトークンの、検証及び/又は妥当性検査のために、サーバ149とサーバ151との間で通信が交換されてもよい。いくつかの実装形態では、メディアAPIサービス112はコンテンツサービス106に関連付けられているAPIであり、メディアAPIサービス112は、コンテンツサービス106によって記憶されているか、コンテンツサービス106によってアクセス可能な機能及びデータ(例えば、様々なメディアコンテンツ)へのアクセスを可能にする。メディアAPIサービス112は、例えば、インタフェース固有トークンの生成、ユーザデバイス(例えば電子デバイス102)の認証の生成、あるサービス(例えば低減サブスクリプション層)が提供するサブスクリプションの必須タイプをデバイスが有しているかの判定、及び、それ以外の好適な機能などの、サーバ149(及び/又はサーバ109の他のサーバ)に関する様々な機能を実行するように構成されてもよい。
【0020】
サーバ149及び/又はサーバ151は、クラウドコンピューティング又はデータセンタの実装形態などにおいて、コンピュータのネットワーク又はサーバのグループ(図示せず)の全て又は一部を形成していてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、サーバ149は、データ(例えば、メディアコンテンツ)及びソフトウェアを記憶し、また、オーディオ及びビデオなどのコンテンツの生成及びレンダリングのためのハードウェア(例えば、プロセッサ、通信回路など)を含む。一実装形態では、サーバ149はクラウドストレージサーバとして機能してもよい。
【0021】
いくつかの実装形態では、ユーザインタフェース161は、音楽プレーヤアプリケーションなどのアプリケーションのグラフィカルユーザインタフェースであってもよい。図示するように、電子デバイス102は、電子デバイス102の音声ユーザインタフェースとして機能し得る仮想アシスタントアプリケーション165(例えば、人工知能(AI)駆動仮想アシスタント)などのユーザインタラクションのための、他のインタフェースもまた提供してもよい。図示するように、ユーザインタフェース161は、ユーザインタフェース要素104及びユーザインタフェース要素163などの様々なユーザインタフェース要素を含んでもよい。例えば、ユーザインタフェース要素104は、ユーザに対してメディアコンテンツに関する推奨又は類似項目を表示又は別様に提供する、推奨コンテンツインタフェースであってもよい。例えば一実装形態では、推奨コンテンツインタフェースは、電子デバイス102のユーザのアカウントのために、楽曲、アルバム、プレイリスト、ステーション又はそれらの組み合わせのパーソナライズされた推奨を提供するメニューバーアイテム又はタブメニューが選択されると提供されてもよい。パーソナライズされた推奨は、ユーザのアカウントに関連付けられているそれ以前の活動(例えば、それ以前のメディアコンテンツの選択、「いいね」、「よくないね」など)に基づいて、電子デバイス102及び/又はサーバ109で生成された推奨であってもよい。1つ以上の実装形態において、ユーザインタフェース要素104に推奨されているコンテンツを再生せよとの要求は、以下で更に詳細に説明するようにインタフェース固有トークンの生成を介して許可されてもよい。1つ以上の実装形態において、仮想アシスタントアプリケーション165を介して受信される、コンテンツを再生せよとの要求は、以下で更に詳細に説明するようにインタフェース固有トークンの生成を介して許可されてもよい。1つ以上の実装形態において、ユーザインタフェース要素163に推奨されているコンテンツを再生せよとの要求は、電子デバイス102に関連付けられているアカウントが低減サブスクリプション層に加入している場合には、却下されることもある。例えば、ユーザインタフェース要素163は、コンテンツサービス106から利用可能な楽曲及び/若しくは他のコンテンツをブラウズするためのユーザインタフェース要素であってもよいし、又はコンテンツサービス106から利用可能な楽曲及び/若しくは他のコンテンツを検索するためのユーザインタフェース要素であってもよい。
【0022】
ユーザインタフェース161、ユーザインタフェース要素104及び163、並びに仮想アシスタントアプリケーション165は図1との関連で説明されているが、本開示の実装形態はこの点で限定されないので、様々な他のユーザインタフェース要素及び/又は構成要素が電子デバイス102によって提供され得ることが理解される。
【0023】
図2は、1つ以上の実装形態による、方法を実行し得る電子デバイス例を示す。例えば、図2のデバイス200は、図1の電子デバイス102及び/又はコンテンツサービス106に対応し得る。ただし、図示された構成要素の全てが全ての実装形態で使用されなくてもよく、また、1つ以上の実装形態が図2に示されたものに加えて、又は異なる構成要素を含んでもよい。本明細書で示された特許請求の範囲の趣旨又は範囲から逸脱することなく、構成要素の構成及びタイプの変形を行うことができる。追加の構成要素、異なる構成要素、又はより少ない構成要素が提供されてもよい。
【0024】
図2に示すように、電子デバイス200は、プロセッサ202、メモリ206、インタフェース構成要素204、通信インタフェース208、及び、1つ以上の入力デバイス210を含んでもよい。プロセッサ202は、データの処理、及び/又は電子デバイス200の動作制御を可能にする好適なロジック、回路、及び/又はコードを含んでもよい。これに関して、プロセッサ202は、電子デバイス200の様々な他の構成要素に制御信号を提供することが可能であってもよい。プロセッサ202はまた、電子デバイス200の様々な部分間でのデータの転送を制御してもよい。加えて、プロセッサ202は、電子デバイス200の動作を管理するために、オペレーティングシステムの実行形態を可能にするか、又は他の方法でコードを実行してもよい。本明細書に記載の機能のいずれかを実行するために、プロセッサ202は、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体(例えばメモリ206)に記憶された1つ以上のコンピュータ実行可能命令を実行してもよい。
【0025】
メモリ206は、受信されたデータ、生成されたデータ、コード、及び/又は構成された情報などの様々なタイプの情報の記憶を可能にする、好適なロジック、回路、及び/又はコードを含んでもよい。メモリ206は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュ、及び/又は磁気記憶装置を含んでもよい。
【0026】
1つ以上の実装形態において、電子デバイス200が電子デバイス102(図1)に対応する場合は、メモリ206は、1つ以上のアプリケーション及び/又はサービスのための1つ以上のユーザアカウントに関連付けられている認証情報を、メモリ206にローカルに記憶されたデータを使用して記憶してもよい。更に、入力デバイス210は、オーディオ入力(例えば、マイクロフォンを介して受信される音声要求)、リモート制御入力、タッチスクリーン入力、キーボード入力などの入力をキャプチャするための好適なロジック、回路、及び/又はコードを含んでもよい。
【0027】
図2に示すように、電子デバイス200は、電子デバイス200のユーザが電子デバイス200と相互作用して様々なアクションを行えるようにするインタフェース構成要素204を含む。例えば、1つ以上の実装形態では、インタフェース構成要素204は、電子デバイス200のユーザからオーディオ入力(例えば、音声入力)を受信するマイクロフォン、並びに/又は、アイコン及び/若しくは1つ以上のアプリケーションに関連付けられているそれ以外の情報を表示し、並びに/又は、図1のユーザインタフェース161を介してユーザがアイコン及び/若しくは関連しているアプリケーションで相互作用することのできるタッチ入力を受信する、タッチ感応ディスプレイなどのディスプレイを含んでもよい。
【0028】
通信インタフェース208は、電子デバイス200が様々な他のデバイス、サービス、及びサーバと通信できるようにする。通信インタフェース208は、電子デバイス102と、仮想アシスタントサービス105、メディアAPIサービス112及び/又はコンテンツサービス106(同じサーバ/サービスの一部であってもよい)との間などの、ネットワーク108を介した有線又は無線の通信を可能にする、好適なロジック、回路、及び/又はコードを含んでもよい。いくつかの実装形態では、通信インタフェース208は無線通信インタフェースである。いくつかの実装形態では、通信インタフェース208は、例えば、セルラーインタフェース、Bluetooth通信インタフェース、NFCインタフェース、Zigbee通信インタフェース、WLAN通信インタフェース、USB通信インタフェースのうちの1つ以上、又は一般的にどのような好適な通信インタフェースを含んでもよい。
【0029】
1つ以上の実装形態において、ホストプロセッサ202、メモリ206、インタフェース構成要素204、通信インタフェース208、入力デバイス210のうち1つ以上、及び/又は、それらの1つ以上の部分は、ソフトウェア(例えば、サブルーチン及びコード)に実装されてもよく、ハードウェア(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、コントローラ、ステートマシン、ゲートロジック、個別ハードウェア構成要素、又はそれ以外の好適なデバイス)に実装されてもよく、かつ/又はその両方の組み合わせに実装されてもよい。
【0030】
図3A図3B、及び図4は、本開示の1つ以上の実装形態による方法を実行することの一部として、電子デバイス及び1つ以上のサーバが通信する使用事例を示す。図3Aの例では、電子デバイス102のユーザが仮想アシスタントアプリケーション165を使用して、メディアコンテンツを再生するための音声要求を行う。図3Bの例では、電子デバイス102のユーザがユーザインタフェース要素104を使用して、再生のための推奨メディアコンテンツを選択する。これらの例では、電子デバイス102(ユーザインタフェース要素104及び仮想アシスタントアプリケーション165を含む)、並びに、仮想アシスタントサービス、メディアAPIサービス112及びコンテンツサービス106が、例示の目的で示されている。ただし、理解しておくべき点として、他のタイプ及びデバイス、サービス、及びサーバが追加的又は代替的に使用されてもよい。
【0031】
図3Aの例では、メディアコンテンツに対する第1の要求を、電子デバイス102の仮想アシスタントアプリケーション165から(例えば、矢印303で示すように)、仮想アシスタントサービス105(例えば、複数サーバ109のうちサーバ151にある)に提供することができる。1つ以上の実装形態において、仮想アシスタントサービス105(例えば、サーバ151にある)が、要求を(例えば、要求が仮想アシスタントアプリケーション165を介して受信されたことの指示と共に)、メディアAPIサービス112(例えば、サーバ149にある)に提供してもよい。1つ以上の実装形態において、要求は、仮想アシスタントサービスからコンテンツサービス106に提供されてもよく、コンテンツサービス106の代わりにメディアAPIサービス112(コンテンツサービス106のためのAPIサービスであってもよい)が第1の要求を受信する。それに応じて、メディアAPIサービス112及び/又はコンテンツサービス106は、要求されたメディアコンテンツのためのインタフェース固有トークンを生成し、そのインタフェース固有トークンを仮想アシスタントサービス105に提供してもよい。次いで、電子デバイス102は、当該メディアコンテンツに関連付けられているインタフェース固有トークン110(本明細書では「音声起動トークン」又は「トークン」とも呼ばれる)を受信してもよい(例えば、矢印305によって示されるように)。
【0032】
図3Aに示すように、仮想アシスタントサービス105からインタフェース固有トークンを受信すると、電子デバイス102は、メディアコンテンツに対する第2の要求を、仮想アシスタントサービス105から受信したインタフェース固有トークンと共にコンテンツサービス106に提供してもよい(例えば、矢印307で示すように)。理解すべき点として、いくつかの実装形態では、第2の要求はコンテンツサービス106のAPIによって受信され、コンテンツサービス106は、例えばメディアAPIサービス112であり得る。第2の要求を受信したことに応じて、サービス106は、電子デバイス102(例えば、電子デバイスがサインインしているか、又は登録されているアカウント)を認証し、コンテンツサービス106のサービスのサブスクリプションにデバイス(例えば、アカウント)が加入しているかチェックしてもよい。電子デバイス102が認証され、かつ、デバイス102がサービスへの低減サブスクリプション層を有すると判定された場合、コンテンツサービス106は、要求されたメディアコンテンツのインタフェース固有トークン110を検証する。検証が成功すれば、電子デバイス102のユーザがメディアコンテンツを視聴するか、又は他の方法で出力できる(かつ/又はメディアコンテンツに関連付けられているビデオを閲覧できる)ように、電子デバイス102はメディアコンテンツを受信する(例えば、矢印309で示すように)。
【0033】
図3Bの例では、メディアコンテンツに対する第1の要求を、電子デバイス102のユーザインタフェース要素104(例えば、推奨コンテンツインタフェース)からメディアAPIサービス112に提供することができる(例えば、矢印321で示すように)。第1の要求は、コンテンツサービス106に向けたものであることができ、コンテンツサービス106の代わりにメディアAPIサービス112(コンテンツサービス106のためのAPIサービスであり得る)が第1の要求を受信してもよい。それに応じて、電子デバイス102は、そのメディアコンテンツに関連付けられているインタフェース固有トークン110を(例えば、矢印323によって示されるように)受信してもよい。
【0034】
図3Bの例では、メディアAPIサービス112からインタフェース固有トークンを受信すると、電子デバイス102は、メディアコンテンツに対する第2の要求を、メディアAPIサービスから受信したインタフェース固有トークンと共にコンテンツサービス106に提供してもよい(例えば、矢印325で示すように)。理解すべき点として、いくつかの実装形態では、第2の要求はコンテンツサービス106のAPIによって受信され、サービス106は、例えばメディアAPIサービス112であり得る。第2の要求を受信したことに応じて、サービス106は、電子デバイス102(例えば、電子デバイスがサインインしているか、又は登録されているアカウント)を認証し、コンテンツサービス106のサービスのサブスクリプションにデバイス(例えば、アカウント)が加入しているかチェックしてもよい。電子デバイス102が認証され、かつ、デバイス102がサービスへの低減サブスクリプション層を有すると判定された場合、コンテンツサービス106は、要求されたメディアコンテンツのインタフェース固有トークン110を検証する。検証が成功すれば、電子デバイス102のユーザがメディアコンテンツを視聴するか、又は他の方法で出力できる(かつ/又はメディアコンテンツに関連付けられているビデオを閲覧できる)ように、電子デバイス102はメディアコンテンツを受信する(例えば、矢印327で示すように)。
【0035】
1つ以上の実装形態において、このインタフェース固有トークンは図1に示されるインタフェース固有トークン110に対応し、第1の要求が1つ以上の特定のインタフェース(例えば、ユーザインタフェース要素104又は仮想アシスタントアプリケーション165)のみによって開始されたとき、かつ、コンテンツサービス106の提供するサービスの低減サブスクリプション層(例えば、音楽又は他のコンテンツサービス)の加入者に対してのみ、生成され得る。このようにして、コンテンツサービス106からのサービスの低減されたセットへのアクセスを、インタフェース固有トークンを使用して提供することができる。いくつかの実装形態では、上述したように、ユーザインタフェース要素104は推奨コンテンツインタフェースであり、メディアコンテンツに対する要求は、そのタイプのインタフェースから開始されることが必要で、例えば、ユーザインタフェース要素104のタブ、アイコン、又は他のインタラクティブな特徴(又は別の好適なインタフェース)に関して受信されたユーザ入力を介さなければならない。留意しておくべき点として、いくつかの実装形態では、推奨コンテンツインタフェースは別のユーザインタフェース161の一部であることができ、また、推奨コンテンツインタフェースは、メディアコンテンツに対する要求に関してユーザ入力の受信ができる、タブ、アイコン、メニュー、又は別の特徴(複数可)を提供するインタフェースであるか、又はそれを含むことができる。一般に、本開示の態様により、電子デバイス102のユーザ(及び/又はユーザの電子デバイス102)が、例えば低減サブスクリプション層などのサービスへの特定のサブスクリプション加入に関連付けられている場合、どのユーザインタフェースを使用してメディアコンテンツにアクセスできるかを制御できるようになる。
【0036】
1つ以上の実装形態において、電子デバイス102がインタフェース固有トークン110のコンテンツを開くか、若しくはそれ以外の方法でアクセス若しくは解釈することはない、かつ/又はできないという点で、インタフェース固有トークン110は電子デバイス102にとって「不透明」であってもよい。いくつかの実装形態では、インタフェース固有トークン110は署名を含み、かつ/又はメディアコンテンツに関連付けられている一意の識別子を含むことができる。インタフェース固有トークン110はまた、デバイスのユーザに関連付けられている一意の識別子を含んでもよい。よって、特定のユーザに対して生成されたインタフェース固有トークンは、別のユーザによってメディアコンテンツアクセスに使用されることが防がれ得る。
【0037】
1つ以上の実装形態において、インタフェース固有トークン110は、メディアコンテンツのコンテンツ識別子、ユーザ識別子、及びタイムスタンプを含む。
【0038】
図4は、電子デバイス102が(例えば、図3A及び/又は3Bの矢印309及び/又は327で示すように)メディアコンテンツを受信した後、続いてメディアコンテンツを再生するためのユーザ要求が電子デバイス102で受信されたとき、電子デバイス102がコンテンツサービス106に、インタフェース固有トークン110と、メディアコンテンツへのアクセスに対する第3の要求とを提供してもよい(例えば、矢印403で示すように)ことを示す。コンテンツサービス106によるインタフェース固有トークン110の検証が行われると、図4の矢印405で示すように、電子デバイス102は、コンテンツサービス106からメディアコンテンツへのアクセスを受信する。
【0039】
図5は、1つ以上の実装形態による、電子デバイス(図5並びに本開示全体を通して、互換的に「デバイス」と呼ばれる)によってメディアコンテンツへのインタフェースに基づくアクセスのために実行することのできる、プロセス例500を示す。説明の目的で、本明細書ではプロセス500は主として図1の構成要素を参照しながら(特に電子デバイス102及びサーバ109に関して)記載され、このプロセスは、図1の電子デバイス102及び/又はサーバ109の1つ以上のプロセッサによって実行されてもよい。ただし、プロセス500は電子デバイス102に限定されず、プロセス500の1つ以上のブロック(又は動作)は、好適なデバイス及び/又は1つ以上のサーバの1つ以上の他の構成要素によって実行されてもよい。更に、説明の目的で、プロセス500のブロックは、本明細書では逐次的、又は順次に発生するものとして説明されている。ただし、プロセス500の複数のブロックが並行して発生してもよい。加えて、プロセス500のブロックは図示された順序で実行される必要はなく、並びに/又は、プロセス500の1つ以上のブロックは実行されなくてもよく、かつ/若しくは他の動作によって置き換えることができる。
【0040】
プロセス500は、電子デバイス(例えば、電子デバイス102)が、ユーザインタフェースを介して受信したユーザ入力に応じてサーバ(例えば、サーバ109のうちの1つ以上)からのメディアコンテンツを要求したときに、開始することができる。図5に示すように、プロセス500は、ブロック502で、デバイス(例えば、電子デバイス102)からサーバに(例えば、サーバ149などのサーバ109のうちの1つ以上)、メディアコンテンツに対する第1の要求を提供することを含み、この要求は、第1の要求に関連付けられているユーザインタフェースを示す情報を含む。いくつかの実装形態では、第1の要求は、電子デバイス102(図1)のユーザインタフェース要素104又は仮想アシスタントアプリケーション165などのユーザインタフェースを介して受信することができる。1つ以上の実装形態において、ユーザインタフェースは、メディアコンテンツに対する音声要求をデバイスのユーザから受信するように構成された音声ユーザインタフェース(例えば、仮想アシスタントアプリケーション165を含む)である。1つ以上の実装形態において、ユーザインタフェースは、音声ユーザインタフェースとグラフィカルユーザインタフェースとの組み合わせである。1つ以上の実装形態において、ユーザインタフェースは、推奨コンテンツインタフェースである。1つ以上の実装形態において、ブロック502での処理は、音声要求を受信したことに応じて第1の要求をサーバに提供することを含んでもよい。
【0041】
1つ以上の実装形態において、インタフェース固有トークンは、メディアコンテンツに固有である。1つ以上の実装形態において、ユーザインタフェースは、デバイスの音声ユーザインタフェース(例えば、マイクロフォン及び/又はマイクロフォンを介して発話入力を受信する仮想アシスタントアプリケーションを含む)である。1つ以上の実装形態において、デバイスは、メディアコンテンツに対する音声要求をデバイスのユーザから音声ユーザインタフェースで受信することができる。デバイスは、音声要求に基づいて第1の要求を生成してもよく(例えば、音声要求内の1つ以上の単語を認識し、認識された1つ以上の単語を含むデジタル要求を生成することによって)、音声要求を受信したことに応じて仮想アシスタントサーバ(例えば、サーバ151)を介して第1の要求をサーバ(例えば、サーバ149)に提供することによって第1の要求をサーバに提供してもよい。1つ以上の実装形態において、サーバは、仮想アシスタントサーバから要求を受信してもよく、また、要求されたコンテンツ及び音声ユーザインタフェースに対応する1つ以上のインタフェース固有トークンを、仮想アシスタントサーバを介して電子デバイスに戻すために生成してもよい。
【0042】
1つ以上の実装形態において、ユーザインタフェースは推奨コンテンツインタフェースであり、第1の要求をサーバに提供することは、デバイスで推奨コンテンツインタフェースを介してユーザ入力を受信することを含む。1つ以上の実装形態において、デバイスがサブスクリプションに関連付けられているかサーバによって判定するために、第1の要求は、ユーザアカウントの認証情報(例えば、パスワード、アカウントトークン、又は生体認証情報)を含む。1つ以上の実装形態において、インタフェース固有トークンは、デバイスがサブスクリプション(例えば、低減されたサブスクリプション)に関連付けられており、かつ別のサブスクリプション(例えば、フルサブスクリプション)に関連付けられていないとサーバによって判定された場合に取得される。
【0043】
1つ以上の実装形態において、インタフェース固有トークンは署名を含み、署名は、メディアコンテンツに関連付けられている一意の識別子及びデバイスのユーザに関連付けられている一意の識別子を含む。1つ以上の実装形態において、メディアコンテンツは楽曲を含む。
【0044】
プロセス500は、図5のブロック504で、第1の要求を提供したことに応じて、メディアコンテンツに関連付けられているインタフェース固有トークンを取得することを含む。いくつかの実装形態では、メディアコンテンツは少なくとも2編のメディアコンテンツを含み、メディアコンテンツに関連付けられているインタフェース固有トークンを取得することは、少なくとも2編のメディアコンテンツのうち所定数の各々について、それぞれのインタフェース固有トークンを取得することを含む。例えば、メディアコンテンツは1つ以上の楽曲を含むアルバムであり得、アルバムの各曲について、及びアルバム自体についてインタフェース固有トークンが生成される。別の例として、メディアコンテンツは1つ以上の楽曲を含むプレイリストであり得、プレイリスト内の各曲について、及びプレイリストについてインタフェース固有トークンが生成される。同様に、ステーションについて、及びステーション内の各メディアコンテンツ項目について、インタフェース固有トークンを生成することができる。いくつかの実装形態では、アルバム、プレイリスト、及びステーションは、メディアコンテンツを含むコンテナと称され得る。
【0045】
ブロック506で、インタフェース固有トークンは、メディアコンテンツに対する第2の要求の中でサーバ(例えば、同じサーバ又は別のサーバ)に提供される。サーバは、メディアコンテンツに対する第2の要求の中でサーバが受信したインタフェース固有トークンを、検証することができる。1つ以上の実装形態において、プロセス500は、ブロック508で、サーバによるインタフェース固有トークンの検証に応じて、メディアコンテンツをサーバから受信することを含んでもよい。
【0046】
図6は、1つ以上の実装形態による、メディアコンテンツを再度再生するために電子デバイス(例えば、図1の電子デバイス)によって実行することのできる、プロセス例600を示す。プロセス600は、例えば、ユーザがインタフェース固有トークンを使用して以前にアクセスしたメディアコンテンツ(例えば、楽曲、アルバム、プレイリスト、又はステーション)の再生を要求したときに実行することができる。いくつかの実装形態では、本開示の実装形態によるプロセスを使用してメディアコンテンツへのアクセスが受信されると(例えば、上述した図5のプロセス500に関して示したように)、プレイリスト又はステーションにメディアコンテンツが(自動的に、又は手動で)追加され得る。次いで、そのプレイリストから、そのメディアコンテンツの再生が、ユーザによって1回以上要求され得る。プロセス600はブロック602で、デバイスにおいて、メディアコンテンツを受信した後に、そのメディアコンテンツを再生するためのユーザ要求を受信することを含む。ブロック604で、インタフェース固有トークンと、メディアコンテンツへのアクセスに対する第3の要求とがサーバに提供される。サーバによるインタフェース固有トークンの検証に応じて、図6のブロック606で、電子デバイスはメディアコンテンツへのアクセスをサーバから受信する。
【0047】
上述したように、いくつかの実装形態では、インタフェース固有トークンは更新されてもよい(例えば、ユーザ体験の継続性を提供するために)。例えば、電子デバイスのユーザが特定のアプリケーション(例えば、音楽アプリケーション又はメディアプレーヤアプリケーション)にアクセスすると、そのアクセスを示す情報がサーバ109などの1つ以上のサーバに伝えられて、ユーザによって再生されるメディアコンテンツ(例えば、プレイリスト)のいずれかのインタフェース固有トークンの更新を引き起こしてもよい。他の例では、音楽アプリケーションが電子デバイスのユーザによって特定の頻度(例えば、一例として1週間に1回)でアクセスされる場合は、ユーザによって再生されたメディアコンテンツのインタフェース固有トークンが定期的に更新されてもよい。
【0048】
図7は、1つ以上の実装形態による、インタフェース固有トークンの更新のプロセス例700を示す。図7の例では、プロセス700はブロック702で、デバイス(例えば、図1の電子デバイス102)からサーバ(例えば、図1のサーバ109のうちの1つ以上)に、インタフェース固有トークンを更新せよとの要求を提供することを含む。実装形態において、更新要求は、ユーザが、ユーザのスマートフォン又は別のデバイスなどのデバイス(例えば、図1の電子デバイス)上でそれぞれのアプリケーションを起動したとき、又はユーザがトークンに関連付けられているメディアコンテンツにアクセスしたときに提供される。アプリケーション及び/又はメディアコンテンツの起動によって、以前に要求及び/又は再生されたいずれかのメディアコンテンツのインタフェース固有トークンを更新する必要があるか判定するように、デバイスが促されてもよい。1つ以上の実装形態において、あるメディアコンテンツのために生成されたインタフェース固有トークンを複数回更新することができる。
【0049】
図7の例のブロック704で、サーバ(図7の例ではメディアAPIサービス112であり、コンテンツサービス106のAPIサービスであり得る)がインタフェース固有トークンを検証したことに応じて、電子デバイスは、サーバが要求に応じて生成した更新済みインタフェース固有トークンを受信する。
【0050】
図7のプロセス例700では、更新済みインタフェース固有トークンは、インタフェース固有トークンの更新を求めるデバイスからサーバへの要求に基づいて、サーバによって生成される。いくつかの実装形態では、更新済みインタフェース固有トークンは、インタフェース固有トークンの更新を求めるデバイスからの要求なしで生成される。そのような実装形態では、サーバがインタフェース固有トークンを検証したことに応じて、デバイス(例えば、図1の電子デバイス102)は、メディアコンテンツに関連付けられている更新済みインタフェース固有トークンを受信する。
【0051】
インタフェース固有トークンが更新される具体的な方法には関係なく、更新済みインタフェース固有トークンを、その更新済みインタフェース固有トークンに関連付けられているメディアコンテンツのその後の再生に使用することができる。図8は、1つ以上の実装形態による、トークンの更新後にメディアコンテンツを再生するためのプロセス例800を示す。このプロセス800は、使用事例において、例えば、デバイス(例えば図1の電子デバイス102)が、上述したように、更新済みインタフェース固有トークンをサーバから(例えば、サーバ109などの、サーバ149のうち1つ以上に実装された、図1のコンテンツサービス106から)取得した場合に実行することができる。図8の例では、プロセス800はブロック802で、メディアコンテンツをデバイスで再生するためのユーザ要求を受信することを含む。ブロック802で受信した要求に応じて、ブロック804で、更新済みインタフェース固有トークンと、メディアコンテンツへのアクセスに対する第3の要求とがサーバに提供されてもよい。メディアコンテンツへのアクセスに対する要求は、この例では「第3の」要求と呼ばれ、メディアコンテンツへのアクセスに対する少なくとも2つの先行する要求が以前に提供されており、かつ、更新済みインタフェース固有トークンが生成される前に、元の、又は初期のインタフェース固有トークンが生成されている(例えば、図5のプロセス500を参照)ことを示す。図8のブロック806で、プロセス800は、更新済みインタフェース固有トークンのサーバによる検証に応じて、メディアコンテンツへのアクセスをサーバから受信することを含む。
【0052】
図9は、本願の技術の1つ以上の実装形態を実施することのできる電子システム900を示す。電子システム900は、図1の電子デバイス102、コンテンツサービス106、メディアAPIサービス112のうちの1つ以上、又は本開示のいくつかの実装形態によるプロセスを実装可能なそれ以外のサービス及び/又はサーバであることもでき、かつ/又はその一部であることもできる。電子システム900は、様々なタイプのコンピュータ可読媒体、及び様々な他のタイプのコンピュータ可読媒体用のインタフェースを含んでもよい。電子システム900は、バス908、1つ以上の処理ユニット(単数又は複数)912、システムメモリ904(及び/若しくはバッファ)、ROM910、永久記憶デバイス902、入力デバイスインタフェース914、出力デバイスインタフェース906、並びに1つ以上のネットワークインタフェース916、又はそのサブセット若しくは変形を含む。
【0053】
バス908は、電子システム900の多数の内部デバイスを通信可能に接続する全てのシステム、周辺機器、及びチップセットバスを集合的に表す。1つ以上の実装形態では、バス908は、1つ以上の処理ユニット(単数又は複数)912を、ROM910、システムメモリ904、及び永久記憶装置902と通信可能に接続する。1つ以上の処理ユニット912は、これらの様々なメモリユニットから、本開示のプロセスを実行するために、実行すべき命令及び処理すべきデータを取得する。1つ以上の処理ユニット912は、様々な実装形態において、シングルプロセッサ又はマルチコアプロセッサであることができる。
【0054】
ROM910は、1つ以上の処理ユニット912及び電子システム900の他のモジュールが必要とする静的なデータ及び命令を記憶する。一方、永久記憶デバイス902は、読み出し及び書き込みメモリデバイスであってもよい。永久記憶デバイス902は、電子システム900がオフであるときでも命令及びデータを記憶する、不揮発性メモリユニットであってもよい。1つ以上の実装形態において、永久記憶デバイス902として、大容量記憶デバイス(磁気ディスク又は光ディスク、及びそれに対応するディスクドライブなど)が使用されてもよい。
【0055】
1つ以上の実装形態において、永久記憶デバイス902として、取り外し可能記憶デバイス(フロッピディスク、フラッシュドライブ、及びそれに対応するディスクドライブなど)が使用されてもよい。永久記憶デバイス902と同様に、システムメモリ904は、読み出し及び書き込みメモリデバイスであってもよい。ただし、システムメモリ904は永久記憶デバイス902とは異なり、ランダムアクセスメモリなどの揮発性の読み出し及び書き込みメモリであってもよい。システムメモリ904は、実行時に1つ以上の処理ユニット912が必要とし得る命令及びデータのいずれかを記憶してもよい。1つ以上の実装形態では、本開示のプロセスは、システムメモリ904、永久記憶デバイス902、及び/又はROM910内に記憶される。1つ以上の処理ユニット912は、1つ以上の実装形態のプロセスを実行するために、実行すべき命令及び処理すべきデータをこれらの様々なメモリユニットから取得する。
【0056】
バス908はまた、入力デバイスインタフェース914及び出力デバイスインタフェース906に接続している。入力デバイスインタフェース914により、ユーザは、電子システム900に対して、情報を伝え、コマンドを選択することができる。入力デバイスインタフェース914と共に使用されてもよい入力デバイスとして、例えば、英数字キーボード及びポインティングデバイス(「カーソル制御デバイス」とも呼ばれる)が挙げられ得る。出力デバイスインタフェース906により、例えば、電子システム900によって生成された画像の表示が可能になる。出力デバイスインタフェース906と共に使用されてもよい出力デバイスとして、例えば、プリンタ及び、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、発光ダイオード(light emitting diode、LED)ディスプレイ、有機発光ダイオード(organic light emitting diode、OLED)ディスプレイ、フレキシブルディスプレイ、フラットパネルディスプレイ、ソリッドステートディスプレイ、プロジェクタなどの表示デバイス又は情報を出力するためのそれ以外のデバイスなどが挙げられ得る。1つ以上の実装形態は、タッチスクリーンなどの、入力及び出力デバイスの両方として機能するデバイスを含むことができる。これらの実装形態では、ユーザに提供されるフィードバックは、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、触覚フィードバックなどの任意の形態の感覚フィードバックであることができ、ユーザからの入力は、音響入力、音声入力、又は触覚入力を含む任意の形態で受信することができる。
【0057】
最後に、図9に示すように、バス908はまた、1つ以上のネットワークインタフェース916を通して、電子システム900を1つ以上のネットワークに、及び/又は、コンテンツサービス(図1)106などの1つ以上のサーバに結合する。このようにして、電子システム900は、コンピュータのネットワーク(LAN、広域ネットワーク(「WAN」)など)、又はイントラネット、又はインターネットなどの複数のネットワーク中のネットワークの、一部であることができる。当業者が理解するように、図9に示されていない構成要素を含め、電子システム900のいずれか又は全ての構成要素は、本開示に関連して使用することができる。
【0058】
本明細書に記載するように、本願技術の態様は、アプリケーションから他のコンピューティングデバイスへのデータの収集及び転送を含んでもよい。本開示では、いくつかの事例において、この収集されたデータが、特定の人物を一意に特定する、又は特定するために使用できる個人情報データを含み得ることが企図されている。そのような個人情報データは、デモグラフィック属性データ、位置ベースのデータ、メディアインタラクションデータ、オンライン識別子、電話番号、電子メールアドレス、音声データ、オーディオデータ、自宅住所、画像、ユーザの健康若しくはフィットネスレベルに関するデータ若しくは記録(例えば、バイタルサイン測定、服薬情報、運動情報)、生年月日、又はそれ以外の個人情報を含み得る。
【0059】
本開示は、本技術におけるそのような個人情報データの使用がユーザの利益になる使用であり得る点を認識するものである。例えば、低減されたインタフェースセットを介したメディアコンテンツへのアクセスを提供する際に、個人情報データが使用され得る。更に、ユーザにとって有益な、個人情報データの他の使い方もまた、本開示によって企図されている。例えば、健康及びフィットネスのデータは、ユーザの好みに従って使用することで、一般的なウェルネスへの洞察を提供したり、ウェルネス目標を追求する技術を使用した個人に対する正のフィードバックとして使用したりすることができる。
【0060】
本開示では、そのような個人情報データの収集、分析、開示、転送、記憶、又は他の使用の責任を負うエンティティが、十分に確立されたプライバシーポリシー及び/又はプライバシー慣行を遵守することが企図されている。具体的には、そのようなエンティティは、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は上回ると一般に認識されるプライバシー慣行を実現し、一貫して適用することが予想されるであろう。個人データの使用に関するそのような情報は、ユーザによって顕著に、容易にアクセス可能であるべきであり、かつ、データの収集及び/又は使用が変化するにつれて更新されるべきである。ユーザからの個人情報は、正当な使用のためのみに収集されるべきである。更に、そのような収集/共有は、ユーザの承諾を受けた後に、又は適用可能な法律に明記された他の正当な根拠に基づいて行われるべきである。その上、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護及び安全化し、個人情報データへのアクセス権を有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を忠実に守ることを保証するための、あらゆる必要な措置を講じることを考慮するべきである。更に、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、サードパーティによる評価を自らが受けることができる。加えて、ポリシー及び慣行は、収集及び/又はアクセスされる具体的な個人情報データのタイプに適合されるべきであり、かつ、より高い基準を課す役割を担い得る管轄権固有の考慮事項を含めた、適用可能な法令及び基準に適合されるべきである。例えば、米国では、特定の健康データの収集又はそれへのアクセスは、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)などの、連邦法及び/又は州法によって管理されてもよく、その一方で、他国における健康データは、他の規制及びポリシーの対象となり得るものであり、それに従って対処されるべきである。
【0061】
上記にも関わらず、本開示では、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを、ユーザが選択的に阻止する実装形態もまた企図されている。すなわち、本開示では、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するために、ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素が提供され得ることが企図されている。例えば、低減されたインタフェースのセットを介したメディアコンテンツへのアクセスを提供する事例では、本技術は、個人情報の収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を、サービスへの登録時又は後の随時にユーザが選択できるように構成することができる。「オプトイン」及び「オプトアウト」の選択肢を提供することに加えて、本開示では、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することが企図されている。例えば、ユーザの個人情報データがアクセスさせるアプリがダウンロードされるとユーザに通知が行われ、その後、個人情報データがアプリによってアクセスされる直前に再びユーザに注意が促されてもよい。
【0062】
更には、本開示の意図は、個人情報データを、非意図的若しくは無許可アクセス又は使用の危険性を最小限に抑える方法で、管理及び処理するべきであるという点である。データの収集を制限し、データがもはや必要とされなくなると削除することにより、リスクを最小化することができる。加えて、かつ、特定の健康関連アプリケーションにおいて適用可能な場合、ユーザのプライバシーを保護するために、データの匿名化を使用することができる。非特定化は、適切な場合には、識別子を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を制御すること(例えば、位置データを住所レベルよりも都市レベルで収集すること)、データがどのように記憶されるかを制御すること(例えば、データをユーザ全体にわたって集約すること)、及び/又は差分プライバシーなどの他の方法によって、容易にしてもよい。
【0063】
したがって、本開示は1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するために、個人情報データの使用に幅広く対応しているが、本開示ではまた、そうした様々な実施形態が、そのような個人情報データにアクセスする必要なく実施できることもまた企図されている。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分が欠如することにより、動作不可能にされるものではない。
【0064】
本開示の態様によれば、方法が提供され、この方法は、メディアコンテンツに対する第1の要求であって、第1の要求がデバイスのユーザインタフェースを示す情報を含み、そのユーザインタフェースが第1の要求に関連付けられている、第1の要求をデバイスからサーバに提供することと、第1の要求を提供したことに応じて、そのメディアコンテンツに関連付けられているインタフェース固有トークンをサーバから取得することと、メディアコンテンツに対する第2の要求の中でインタフェース固有トークンをサーバに提供することと、インタフェース固有トークンのサーバによる検証に応じて、メディアコンテンツをサーバから受信することと、を含む。
【0065】
本開示の態様によれば、1つ以上のプロセッサによって実行されると1つ以上のプロセッサに動作を実行させる命令を記憶している、非一時的な機械可読媒体が提供され、これらの動作は、メディアコンテンツに対する第1の要求であって、第1の要求がデバイスのユーザインタフェースを示す情報を含み、そのユーザインタフェースが第1の要求に関連付けられている、第1の要求をデバイスからサーバに提供することと、第1の要求を提供したことに応じて、そのメディアコンテンツに関連付けられているインタフェース固有トークンをサーバから取得することと、メディアコンテンツに対する第2の要求の中でインタフェース固有トークンをサーバに提供することと、インタフェース固有トークンのサーバによる検証に応じて、メディアコンテンツをサーバから受信することと、を含む。
【0066】
本開示の態様によれば、メモリ及び1つ以上のプロセッサを含む電子デバイスが提供され、1つ以上のプロセッサは、メディアコンテンツに対する第1の要求であって、デバイスのユーザインタフェースを示す情報を含み、そのユーザインタフェースが第1の要求に関連付けられている、第1の要求をデバイスからサーバに提供し、第1の要求を提供したことに応じて、そのメディアコンテンツに関連付けられているインタフェース固有トークンをサーバから取得し、メディアコンテンツに対する第2の要求の中でインタフェース固有トークンをサーバに提供することと、インタフェース固有トークンのサーバによる検証に応じて、メディアコンテンツをサーバから受信するように構成されている。
【0067】
本開示の態様によれば、方法が提供され、この方法は、メディアコンテンツに対する音声要求をデバイスのユーザから音声ユーザインタフェースで受信することと、音声要求を受信したことに応じて、仮想アシスタントサーバを介して第1の要求をサーバに提供することによって第1の要求をサーバに提供することと、を含む。
【0068】
本開示の態様によれば、方法が提供され、この方法は、デバイスにおいて、メディアコンテンツを受信した後に、そのメディアコンテンツを再生するためのユーザ要求を受信することと、インタフェース固有トークンと、メディアコンテンツへのアクセスを求める第3の要求とをサーバに提供することと、インタフェース固有トークンのサーバによる検証に応じて、メディアコンテンツへのアクセスをサーバから受信することと、を含む。
【0069】
本開示の態様によれば、方法が提供され、この方法は、インタフェース固有トークンを更新せよとの要求をデバイスからサーバに提供することと、サーバがインタフェース固有トークンを検証したことに応じて、サーバが要求に応じて生成した更新済みインタフェース固有トークンであって、更新済みインタフェース固有トークンが当該メディアコンテンツに関連付けられている、更新済みインタフェース固有トークンを受信することと、を含む。
【0070】
本開示の態様によれば、方法が提供され、この方法は、デバイスにおいて、メディアコンテンツを再生するためのユーザ要求を受信することと、更新済みインタフェース固有トークンと、メディアコンテンツへのアクセスを求める第3の要求とをサーバに提供することと、更新済みインタフェース固有トークンのサーバによる検証に応じて、メディアコンテンツへのアクセスをサーバから受信することと、を含む。
【0071】
いくつかの実装形態では、方法が提供され、この方法は、サーバからのメディアコンテンツに関連付けられている更新済みインタフェース固有トークンを要求せずに、サーバがインタフェース固有トークンを検証したことに応じて、メディアコンテンツに関連付けられている更新済みインタフェース固有トークンを受信することを含む。
【0072】
本開示の範囲内の実装形態は、1つ以上の命令を符号化する有形のコンピュータ可読記憶媒体(又は1つ以上のタイプの、複数の有形のコンピュータ可読記憶媒体)を使用して、部分的に又は完全に実現することができる。有形のコンピュータ可読記憶媒体はまた、事実上、非一時的なものであってもよい。
【0073】
コンピュータ可読記憶媒体は、命令を実行することができる任意の処理電子機器及び/又は処理回路を含む、汎用又は専用コンピューティングデバイスによって読み取られ、書き込まれ、又は他の方法でアクセスされ得る任意の記憶媒体とすることができる。例えば、限定はしないが、コンピュータ可読媒体は、RAM、DRAM、SRAM、T-RAM、Z-RAM、及びTTRAMなどの任意の揮発性半導体メモリを含むことができる。コンピュータ可読媒体はまた、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、NVRAM、フラッシュ、nvSRAM、FeRAM、FeTRAM、MRAM、PRAM、CBRAM、SONOS、RRAM、NRAM、レーストラックメモリ、FJG、及びミリピードメモリなどの任意の不揮発性半導体メモリを含むことができる。
【0074】
更に、コンピュータ可読記憶媒体は、光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置、磁気テープ、他の磁気記憶デバイス、又は1つ以上の命令を記憶できるそれ以外の媒体などの、どのような非半導体メモリでも含むことができる。1つ以上の実装形態では、有形のコンピュータ可読記憶媒体はコンピューティングデバイスに直接的に結合することができ、他の実装形態では、有形のコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、1つ以上の有線接続、1つ以上の無線接続、又はそれらの任意の組み合わせを介して、コンピューティングデバイスに間接的に結合することができる。
【0075】
命令は直接実行可能とすることができ、又は実行可能命令を開発するために使用することができる。例えば、命令は、実行可能又は非実行可能なマシンコードとして、又は実行可能又は非実行可能なマシンコードを生成するようにコンパイルされ得る高級言語の命令として、実現することができる。更に、命令はまた、データとして実現される又はデータを含むこともできる。コンピュータ実行可能命令はまた、ルーチン、サブルーチン、プログラム、データ構造、オブジェクト、モジュール、アプリケーション、アプレット、関数などを含む任意のフォーマットで構造化することができる。当業者によって認識されるように、命令の数、構造、順序、及び構造を含むがこれに限定はされない詳細は、基本的なロジック、機能、処理、及び出力を変更することなく大幅に変えることができる。
【0076】
上記の検討は、主として、ソフトウェアを実行するマイクロプロセッサ又はマルチコアプロセッサに言及しているが、1つ以上の実装形態は、ASIC又はFPGA(単数又は複数)などの、1つ以上の集積回路によって実行される。1つ以上の実装形態では、そのような集積回路は、その回路自体に記憶されている命令を実行する。
【0077】
当業者であれば、本明細書で説明される様々の例示的なブロック、モジュール、エレメント、構成要素、方法、及びアルゴリズムが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はそれら両方の組み合わせとして実装され得ることを理解するであろう。上記では、ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を示すために、様々の例示的なブロック、モジュール、エレメント、構成要素、方法、及びアルゴリズムを、それらの機能性の点から一般的に説明してきた。そのような機能性がハードウェア又はソフトウェアとして実装されるかは、システム全体に課される設計上の制約や個別のアプリケーションに依存する。当業者であれば、個別のアプリケーション毎に様々な方法で、説明した機能性を実行することができるであろう。様々な構成要素及びブロックは、本願の技術の範囲から全く逸脱することなく、異なるように(例えば、異なる順序で配置されるか、又は異なる方法で分割されて)配置されてもよい。
【0078】
開示されたプロセスにおけるブロックのいかなる特定の順序又は階層も、例示的なアプローチの一例であることが理解されよう。設計の選好に基づいて、プロセス内のブロックの特定の順序又は階層は並び替えられてもよいこと、又は例示されているブロックが全て実行されてもよいことが理解される。ブロックのうちのいずれかが同時に実行されてもよい。1つ以上の実装形態では、マルチタスク及び並列処理が有利であり得る。更に、上述した実装形態における様々なシステム構成要素の分離は、全ての実装形態においてそのような分離が必要とされていると理解すべきではない。記載されたプログラム構成要素及びシステムは、単一のソフトウェアプロダクトに統合されてもよく、又は複数のソフトウェア製品にパッケージ化されてもよいことを理解すべきである。
【0079】
本出願の本明細書及び特許請求の範囲で使用するとき、用語「基地局」、「受信機」、「コンピュータ」、「サーバ」、「プロセッサ」、及び「メモリ」は全て、電子的又は他の技術的デバイスを指す。これらの用語は、人又は人のグループを除外する。本明細書の目的上、「表示する(display)」又は「表示すること(displaying)」という用語は、電子デバイス上に表示することを意味する。
【0080】
本明細書で使用するとき、一連の項目に先行する「少なくとも1つ」というフレーズは、項目のいずれかを分離する「及び」又は「又は」という用語と共に、リストの各要素(すなわち、各項目)ではなく、全体としてリストを修飾する。「少なくとも1つ」というフレーズは、リスト化された各項目の少なくとも1つの選択を必要とはせず、むしろ、そのフレーズは、項目のうちのいずれか1つの少なくとも1つ、及び/又は項目の任意の組み合わせのうちの少なくとも1つ、及び/又は項目のそれぞれのうちの少なくとも1つ、を含む意味を可能にする。例として、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」又は「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」というフレーズは、それぞれが、Aのみ、Bのみ、又はCのみ、A、B、及びCの任意の組み合わせ、並びに/又は、A、B、及びCのそれぞれのうちの少なくとも1つを指す。
【0081】
「~ように構成された(configured to)」、「~ように動作可能な(operable to)」、及び「~ようにプログラムされた(programmed to)」という述語は、対象物の特有の有形又は無形の改変を意味するものではなく、むしろ交換可能に使用されることを意図している。1つ以上の実装形態では、動作若しくは構成要素を監視及び制御するように構成されたプロセッサとは、プロセッサが、動作を監視及び制御するようにプログラムされていること、又はプロセッサが、動作を監視及び制御するように動作可能であることも意味し得る。同様に、コードを実行するように構成されたプロセッサは、コードを実行するようにプログラムされた、又はコードを実行するように動作可能なプロセッサ、として解釈することができる。
【0082】
一態様、その態様、別の態様、いくつかの態様、1つ以上の態様、一実装形態、その実装形態、別の実装形態、いくつかの実装形態、1つ以上の実装形態、構成、その構成、別の構成、いくつかの構成、1つ以上の構成、主題の技術、開示、本開示、それらの他の変形例、及び同様のフレーズは便宜上のものであり、そのようなフレーズに関する開示が主題の技術に不可欠である、又はそのような開示が主題の技術の全ての構成に適用されることを含意するものではない。そのようなフレーズに関する開示は、全ての構成又は1つ以上の構成に該当することがある。そのようなフレーズに関する開示は、1つ以上の例を提供することがある。態様又はいくつかの態様などのフレーズは、1つ以上の態様を指すことができ、その逆も同様であり、これは他の前述のフレーズと同様に適用される。
【0083】
単語「例示的(exemplary)」は、本明細書において、「例、事例、又は実例の役割を果たすこと」を意味するために使用される。「例示的」又は「例」として本明細書で説明されたいかなる実施形態も、必ずしも他の実装形態を超えて好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。更に、「含む(include)」、「有する(have)」などの用語が明細書又は特許請求の範囲で使用される限りにおいて、そのような用語は、「含む/備える(comprise)」が特許請求の範囲において移行語として使用されるときに解釈されるように、「含む/備える」という用語と同様の方法で包括的であることを意図する。
【0084】
当業者に知られているか又は後に知られるようになる、本開示を通じて説明される様々な態様のエレメントに対する全ての構造的及び機能的な均等物は、参照により明示的に本明細書に組み込まれ、かつ、特許請求の範囲に包含されるものと意図する。更に、本明細書で開示されたいかなるものも、そのような開示が特許請求の範囲に明白に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなる特許請求の範囲のエレメントも、エレメントがフレーズ「~のための手段(means for)」を使用して明示的に列挙されるか、又は方法の請求項の場合には、エレメントがフレーズ「~のためのステップ(step for)」を使用して列挙されない限り、米国特許法第112条(f)の規定に基づいて解釈されるべきではない。
【0085】
前述の説明は、本明細書で説明した様々な態様を当業者が実施することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な変更は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般的な原理は、他の態様にも適用することができる。それゆえ、請求項は、本明細書に示される態様への限定を意図しておらず、文言による請求項に合致した全範囲を認められるべきであり、単数形によるエレメントへの言及は、特に断りのない限り、「唯一の(one and only one)」を意味することを意図しておらず、むしろ、「1つ以上の(one or more)」を意味することを意図している。特記しない限り、「いくつかの(some)」という用語は、1つ以上のものを指す。男性形(例えば、彼)の代名詞は、女性及び中性の性別(例えば、彼女及びその)を含み、並びにその逆も同様である。もしあれば、見出し及び小見出しは、便宜上のみに使用され、本願の開示を限定するものではない。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【外国語明細書】