(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023060509
(43)【公開日】2023-04-28
(54)【発明の名称】トイレシステム
(51)【国際特許分類】
A47K 17/00 20060101AFI20230421BHJP
E03D 9/00 20060101ALI20230421BHJP
【FI】
A47K17/00
E03D9/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021170149
(22)【出願日】2021-10-18
(71)【出願人】
【識別番号】000003621
【氏名又は名称】株式会社竹中工務店
(74)【代理人】
【識別番号】100154726
【弁理士】
【氏名又は名称】宮地 正浩
(72)【発明者】
【氏名】尾形 直志
(72)【発明者】
【氏名】日浅 英成
(72)【発明者】
【氏名】正木 雄太
(72)【発明者】
【氏名】福元 寛成
(72)【発明者】
【氏名】金坂 敏通
【テーマコード(参考)】
2D037
2D038
【Fターム(参考)】
2D037AA02
2D037EA01
2D038KA02
2D038ZA03
(57)【要約】
【課題】使用者が複数のトイレブースの中から使用するトイレブースを選択し易いトイレシステムを提供する。
【解決手段】使用者がトイレブース4から出たことを退出センサ5が検知するのに伴ってトイレブース4の扉を閉じ状態でロックしてトイレブース4内を殺菌し、トイレブース4内の殺菌が終了した後に扉のロックを解除する自動殺菌動作を実行し、トイレブース4をトイレ室の内部に複数備え、トイレブース4前で当該トイレブース4の情報を表示自在なブース前表示部35と、情報入力部にて入力されたトイレブース4の情報を表示させるようにブース前表示部35を制御する表示制御部とを備え、表示制御部は、自動殺菌動作に基づいて情報入力部にてトイレブース4の情報として入力されたトイレブース4の殺菌情報を表示させるようにブース前表示部35を制御し、ブース前表示部35を、複数のトイレブース4毎に設ける。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トイレブースと、使用者が前記トイレブースから出たことを検知する退出センサと、前記トイレブース内を殺菌する自動殺菌手段とを備え、
前記自動殺菌手段は、前記使用者が前記トイレブースから出たことを前記退出センサが検知するのに伴って前記トイレブースの扉を閉じ状態でロックして前記トイレブース内を殺菌し、前記トイレブース内の殺菌が終了した後に前記扉のロックを解除する自動殺菌動作を実行するように構成されているトイレシステムであって、
前記トイレブースがトイレ室の内部に複数備えられ、
前記トイレブース前で当該トイレブースの情報を表示自在なブース前表示部と、
前記トイレブースの情報が入力される情報入力部と、
前記情報入力部にて入力された前記トイレブースの情報を表示させるように前記ブース前表示部を制御する表示制御部とが備えられ、
前記表示制御部は、前記自動殺菌手段による前記自動殺菌動作に基づいて前記情報入力部にて前記トイレブースの情報として入力された前記トイレブースの殺菌情報を表示させるように前記ブース前表示部を制御し、
前記ブース前表示部は、前記複数のトイレブース毎に設けられているトイレシステム。
【請求項2】
前記トイレブースに設置されている便器内を水洗する自動水洗手段と、前記使用者が前記便器から離席したことを検知する離席センサとを備え、
前記自動水洗手段は、前記使用者が前記便器から離席したことを前記離席センサが検知するのに伴って当該便器に備えられている便蓋を閉め、前記便蓋を閉めた状態で前記便器内を水洗する自動水洗動作を実行するように構成されている請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項3】
前記トイレブースの情報として、前記トイレブースの殺菌情報に加えて前記トイレブースの清掃情報があり、
前記表示制御部は、前記情報入力部に入力された前記トイレブースの清掃情報を表示させるように前記ブース前表示部を制御する請求項1又は2に記載のトイレシステム。
【請求項4】
前記トイレブースの情報として、前記トイレブースの殺菌情報に加えて前記トイレブースの使用可否情報があり、
前記表示制御部は、前記情報入力部に入力された前記トイレブースの使用可否情報を表示させるように前記ブース前表示部を制御する請求項1から3のいずれか一項に記載のトイレシステム。
【請求項5】
前記トイレ室の入口の外側に設けられて前記複数のトイレブースの情報を表示自在なトイレ室前表示部が備えられ、
前記表示制御部は、前記情報入力部に入力された前記複数のトイレブースの情報を表示させるように前記トイレ室前表示部を制御する請求項1から4のいずれか一項に記載のトイレシステム。
【請求項6】
前記使用者の携帯端末に向けて情報を送信する送信部を備え、
前記表示制御部は、前記情報入力部に入力された前記複数のトイレブースの情報を前記使用者の前記携帯端末に向けて送信するように前記送信部を制御する請求項1から5のいずれか一項に記載のトイレシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレブースと、使用者が前記トイレブースから出たことを検知する退出センサと、前記トイレブース内を殺菌する自動殺菌手段とを備えたトイレシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、使用者がトイレブース7から出たことを検出装置11,14が検出するに伴ってドア12を閉じ状態でロックしてトイレブース7内を殺菌し、トイレブース内の殺菌が終了した後にドア12のロックを解除するトイレシステムが開示されている。
このようなトイレシステムでは、使用者がトイレブースを使用した後、他の使用者がトイレブースに入ることを規制しながらトイレブース内を自動的に殺菌することができ、次にトイレブースを使用する使用者は、殺菌されたトイレブースを使用することができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、トイレブースにこのような自動的に殺菌する機能が備えられていることを知らない使用者は、トイレブース内が適切に殺菌されているか否かを判断することができなかった。また、トイレ室に複数のトイレブースがある場合には、使用者は、複数のトイレブースのうちのどのトイレブースが適切に殺菌されているか判断することができず、複数のトイレブースの中から使用するトイレブースを選択し難かった。
【0005】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、使用者が複数のトイレブースの中から使用するトイレブースを選択し易いトイレシステムを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1特徴構成は、トイレブースと、使用者が前記トイレブースから出たことを検知する退出センサと、前記トイレブース内を殺菌する自動殺菌手段とを備え、
前記自動殺菌手段は、前記使用者が前記トイレブースから出たことを前記退出センサが検知するのに伴って前記トイレブースの扉を閉じ状態でロックして前記トイレブース内を殺菌し、前記トイレブース内の殺菌が終了した後に前記扉のロックを解除する自動殺菌動作を実行するように構成されているトイレシステムであって、
前記トイレブースがトイレ室の内部に複数備えられ、
前記トイレブース前で当該トイレブースの情報を表示自在なブース前表示部と、
前記トイレブースの情報が入力される情報入力部と、
前記情報入力部にて入力された前記トイレブースの情報を表示させるように前記ブース前表示部を制御する表示制御部とが備えられ、
前記表示制御部は、前記自動殺菌手段による前記自動殺菌動作に基づいて前記情報入力部にて前記トイレブースの情報として入力された前記トイレブースの殺菌情報を表示させるように前記ブース前表示部を制御し、
前記ブース前表示部は、前記複数のトイレブース毎に設けられている点にある。
【0007】
本構成によれば、使用者がトイレブースを使用した後、自動殺菌手段によって他の使用者がトイレブースに入ることを規制しながらトイレブース内を自動的に殺菌することができ、次にトイレブースを使用する使用者は、殺菌されたトイレブースを使用することができる。そして、表示制御部の制御によってブース前表示部にトイレブースの殺菌情報が表示されるため、使用者はトイレブースに入る前にそのトイレブース内が適切に殺菌されているか否かを判断することができる。
また、トイレブース毎に設けられているブース前表示部に殺菌情報が表示されるため、使用者は、複数のトイレブースのうちのどのトイレブースが適切に殺菌されているか容易に判断することができ、複数のトイレブースの中から使用するトイレブースを選択し易くなる。
【0008】
本発明の第2特徴構成は、前記トイレブースに設置されている便器内を水洗する自動水洗手段と、前記使用者が前記便器から離席したことを検知する離席センサとを備え、
前記自動水洗手段は、前記使用者が前記便器から離席したことを前記離席センサが検知するのに伴って当該便器に備えられている便蓋を閉め、前記便蓋を閉めた状態で前記便器内を水洗する自動水洗動作を実行するように構成されている点にある。
【0009】
本構成によれば、使用者が便器を使用した後に便器から離席することで、自動水洗手段によって自動的に便蓋が閉められて便器内が水洗されるため便蓋を開けた状態で水洗することによる飛沫を確実に防止できる。
【0010】
本発明の第3特徴構成は、前記トイレブースの情報として、前記トイレブースの殺菌情報に加えて前記トイレブースの清掃情報があり、
前記表示制御部は、前記情報入力部に入力された前記トイレブースの清掃情報を表示させるように前記ブース前表示部を制御する点にある。
【0011】
本構成によれば、トイレブース毎に設けられているブース前表示部には、表示制御部の制御によってトイレブース内の清掃情報が表示されているため、使用者は、ブース前表示部に表示されているトイレブース内の清掃情報から、複数のトイレブースのうちのどのトイレブースが適切に清掃されているか容易に判断することができ、複数のトイレブースの中から使用するトイレブースを選択し易くなる。
【0012】
本発明の第4特徴構成は、前記トイレブースの情報として、前記トイレブースの殺菌情報に加えて前記トイレブースの使用可否情報があり、
前記表示制御部は、前記情報入力部に入力された前記トイレブースの使用可否情報を表示させるように前記ブース前表示部を制御する点にある。
【0013】
本構成によれば、トイレブース毎に設けられているブース前表示部には、表示制御部の制御によってトイレブースの使用可否情報が表示されているため、使用者は、ブース前表示部に表示されているトイレブースの使用可否情報から、複数のトイレブースのうちのどのトイレブースが使用可能か容易に判断することができ、複数のトイレブースの中から使用するトイレブースを選択し易くなる。
【0014】
本発明の第5特徴構成は、前記トイレ室の入口の外側に設けられて前記複数のトイレブースの情報を表示自在なトイレ室前表示部が備えられ、
前記表示制御部は、前記情報入力部に入力された前記複数のトイレブースの情報を表示させるように前記トイレ室前表示部を制御する点にある。
【0015】
本構成によれば、トイレ室の入口の外側に設けられているトイレ室前表示部には、表示制御部の制御によって複数のトイレブースの情報が表示されているため、使用者は、トイレ室前表示部に表示されている複数のトイレブースの情報から、トイレ室に入る前にそのトイレ室に備えられている複数のトイレブースの情報を知ることができ、トイレブースの状況によってトイレ室内に入るか否かの判断をすることができる。
【0016】
本発明の第6特徴構成は、前記使用者の携帯端末に向けて情報を送信する送信部を備え、
前記表示制御部は、前記情報入力部に入力された前記複数のトイレブースの情報を前記使用者の前記携帯端末に向けて送信するように前記送信部を制御する点にある。
【0017】
本構成によれば、表示制御部の制御によって送信部から使用者の携帯端末に向けて複数のトイレブースの情報が送信されており、複数のトイレブースの情報を使用者が携帯端末に表示させることができるため、使用者は、トイレブースの前やトイレ室の前に行くことなく携帯端末からトイレブースの情報を取得できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図3】使用者が外側扉操作部を操作した状態を示すトイレブースの側面図
【
図4】使用者がトイレブースに入った状態を示すトイレブースの側面図
【
図5】使用者が便器を使用している状態を示すトイレブースの側面図
【
図6】使用者が便器から離席した状態を示すトイレブースの側面図
【
図7】使用者がトイレブースから出た状態を示すトイレブースの側面図
【
図8】トイレブースを殺菌している状態を示すトイレブースの側面図
【
図10】清掃者がブース前表示装置を操作している状態を示す図トイレブースの側面図
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明に係るトイレシステムの実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、トイレシステム1はトイレ室2に備えられており、トイレ室2の内部には複数のトイレブース4が備えられている。複数のトイレブース4の夫々は、コンクリート壁やパーティション等で仕切られた個室となっている。トイレ室2には、使用者Uが出入りするためのトイレ室出入口3が形成されている。
【0020】
図2に示すように、トイレシステム1は、トイレブース4と、トイレブース4内の使用者Uの存否を検知可能な人感センサ5と、トイレブース4内を殺菌する自動殺菌手段6とを備えている。人感センサ5は、トイレブース4内に入った人を検知する赤外線センサによって構成されており、トイレブース4内に人が存在する(使用者Uがトイレブース4に入った)ことと、トイレブース4内に人が存在しない(使用者Uがトイレブース4から出た)ことを検知可能となっている。このように、人感センサ5は、使用者Uがトイレブース4に入ったことを検知することに加えて、使用者Uがトイレブース4から出たことを検知可能となっており、使用者Uがトイレブース4から出たことを検知する退出センサとして備えられている。
【0021】
図7及び
図8に示すように、自動殺菌手段6は、使用者Uがトイレブース4から出たことを人感センサ5が検知するのに伴ってトイレブース4の扉7を閉じ状態でロックしてトイレブース4内を殺菌し、トイレブース4内の殺菌が終了した後に扉7のロックを解除する自動殺菌動作を実行するように構成されている。
【0022】
また、
図1から
図8及び
図13に示すように、トイレシステム1は、トイレブース4に設置されている便器8内を水洗する自動水洗手段9(
図13参照)と、使用者Uが便器8に着座しているか否かを検知可能な着座センサ10とを備えている。着座センサ10は、便座20に作用する圧力を検知する感圧センサによって構成されており、便座20に作用する圧力が設定値以上となった(使用者Uが便座20(便器8)に着席した)ことや、便座20に作用する圧力が設定値未満となった(使用者Uが便座20(便器8)から離席した)ことを検知可能となっている。このように、着座センサ10は、使用者Uが便器8に着席したことを検知することに加えて、使用者Uが便器8から離席したことも検知可能となっており、使用者Uが便器8から離席したことを検知する離席センサとして備えられている。
【0023】
図5及び
図6に示すように、自動水洗手段9は、使用者Uが便器8から離席したことを着座センサ10が検知するのに伴って当該便器8に備えられている便蓋21を閉め、便蓋21を閉めた状態で便器8内を水洗する自動水洗動作を実行するように構成されている。
【0024】
次に、
図2から
図8に基づいて、トイレブース4について説明を加えると共に、使用者Uがトイレブース4を使用する場合について説明する。
図1から
図8に示すように、トイレブース4は、閉じ姿勢(使用者Uが出入りするブース出入口13を閉じる姿勢)と開き姿勢(ブース出入口13を開けた姿勢)とに開閉自在な扉7と、扉7を開閉操作する扉駆動部14と、扉7を閉じ姿勢にロックする状態とロックを解除した状態とに切り換え自在なロック装置15と、ロック装置15を操作するロック装置駆動部16(
図13参照)と、便器8とを備えている。
【0025】
図2から
図8に示すように、便器8は、便壺19と便座20と便蓋21とを備えている。また、
図13に示すように、便器8は、便座20や便蓋21を揺動操作する便器駆動部22と、便壺19内(便器8内)を水洗する水洗装置23と、便座20を殺菌する便座用殺菌装置24と、着座センサ10とを備えている。便座20は、使用者Uが使用する使用姿勢と、この使用姿勢から上方側に揺動させて退避させた退避姿勢(図示省略)とに揺動可能に構成されている。便蓋21は、便器8を閉じた姿勢(
図2、
図3、
図6から
図8参照)と、この姿勢から上方側に揺動させて便器8を開いた姿勢(
図4及び
図5参照)とに揺動可能に構成されている。便座用殺菌装置24は、
図8に示すように便座20を使用姿勢とし且つ便蓋21を閉じた姿勢としている状態で、便座20を含む便器8内の殺菌を行えるように、便蓋21の内面(閉じた姿勢で下方を向く面)に備えられている。
【0026】
また、
図2から
図8に示すように、トイレブース4は、人感センサ5と、トイレブース4の外側からの操作により扉7を開閉させるための外側扉操作部26と、トイレブース4の内側からの操作により扉7を開閉させるための内側扉操作部27と、トイレブース4内を天井から殺菌するブース用殺菌装置28とを備えている。更に、
図13に示すように、トイレブース4は、後述するトイレ室送受信部31に情報を送信可能なブース送受信部29と、扉駆動部14、ロック装置駆動部16、便器駆動部22、水洗装置23、及びブース送受信部29を制御するブース制御部30とが備えている。
【0027】
図3は、使用者Uが外側扉操作部26を操作して扉7を開いた状態を示している。
ブース制御部30は、外側扉操作部26の操作を検出するに伴って、扉7がロック装置15によってロックされていない状態であれば扉駆動部14を駆動させて扉7を開き姿勢とし、扉7がロック装置15によってロックされている状態であれば扉駆動部14を駆動させずに扉7を閉じ姿勢に維持するように、扉駆動部14を制御する。外側扉操作部26は、非接触式のセンサによって構成されており、使用者Uは外側扉操作部26に触れることなく外側扉操作部26の操作が可能となっている。そのため、使用者Uは、扉7がロック装置15によって閉じ姿勢にロックされていない状態であれば、外側扉操作部26に手を近づけることで閉じ姿勢の扉7を開き姿勢に操作できる。また、使用者Uは、扉7がロック装置15によって閉じ姿勢にロックされている状態であれば、外側扉操作部26に手を近づけても扉7を開き姿勢にできない。
【0028】
図4は、使用者Uがトイレブース4に入るに伴って自動的に便蓋21が開いた状態を示している。また、
図4は、使用者Uがトイレブース4に入った後に内側扉操作部27を操作することで扉7が閉じると共に扉7が閉じ姿勢でロックされた状態を示している。
ブース制御部30は、人感センサ5によって使用者Uがトイレブース4に入ったことが検知されるに伴って、便器駆動部22を駆動させて便蓋21を開き操作するように便器駆動部22を制御する。また、ブース制御部30は、内側扉操作部27の操作を検出するに伴って、扉駆動部14を駆動させて扉7を閉じ姿勢とした後にロック装置駆動部16を駆動させて閉じ姿勢の扉7をロック装置15によってロックするように、扉駆動部14とロック装置駆動部16とを制御する。そして、内側扉操作部27は、非接触式のセンサによって構成されており、使用者Uは内側扉操作部27に触れることなく内側扉操作部27の操作が可能となっている。そのため、使用者Uは、トイレブース4内に入ることで、自動的に便蓋21が開くことができ、内側扉操作部27に手を近づけることで開き姿勢の扉7を閉じ姿勢に操作できると共にその閉じ姿勢の扉7をロック装置15によってロックできる。
【0029】
図5は、使用者Uが便座20に着座した状態を示している。
図6は、使用者Uが便座20から離席するに伴って自動的に便蓋21が閉じた後に便器8内が水洗された状態を示している。
ブース制御部30は、着座センサ10が使用者Uの便座20への着席を検知している状態からその着席を検知しなくなるに伴って自動水洗手段9による自動水洗動作を実行する。この自動水洗動作では、使用者Uが便座20から立ち上がって便器8から離席したことを着座センサ10が検知するのに伴って当該便器8に備えられている便蓋21を閉め、便蓋21を閉めた状態で便器8内を水洗する。つまり、使用者Uは、便座20に座った後に便座20から立ち上がることで、自動的に便蓋21を閉じた状態での便器8内の水洗を行うことができる。
このように、
図13に示すように、自動水洗動作を実行する自動水洗手段9は、便器8内を水洗する水洗装置23と、便蓋21を閉じ操作する便器駆動部22と、着座センサ10の検知情報に基づいて自動水洗動作を実行するべく水洗装置23及び便器駆動部22を制御するブース制御部30とを備えて構成されている。
【0030】
このように、使用者Uが便器8を使用した後に便器8から離席することで、自動水洗手段9によって自動的に便蓋21を閉められ便器8内が水洗されるため便蓋21を開けた状態で水洗することによる飛沫を確実に防止できる。
【0031】
図6は、使用者Uが内側扉操作部27を操作して扉7を開いた状態を示している。また、
図7は、使用者Uがトイレブース4から出るに伴って自動的に扉7が閉じた後に扉7がロックされた状態を示している。
ブース制御部30は、内側扉操作部27の操作を検出するに伴って、扉7がロック装置15によってロックされていない状態であれば扉駆動部14を駆動させて扉7を開き操作し、扉7がロック装置15によってロックされている状態であればロック装置駆動部16を駆動させてロック装置15によるロックを解除した後に扉駆動部14を駆動させて扉7を開き操作するように、扉駆動部14及びロック装置駆動部16を制御する。そのため、使用者Uは、扉7がロック装置15によってロックされているか否かに関わらず、内側扉操作部27に手を近づけることで閉じ姿勢の扉7を開き姿勢に開き操作できる。
【0032】
図8は、扉7が閉じ姿勢でロックされた状態で殺菌装置Sによってトイレブース4内が殺菌されている状態を示している。
ブース制御部30は、人感センサ5が使用者Uを検知している状態から検知しなくなる状態に切り換わるに伴って、自動殺菌手段6による自動殺菌動作を実行する。この自動殺菌動作では、扉駆動部14を駆動させて扉7を閉じ姿勢とした後にロック装置駆動部16を駆動させて閉じ姿勢の扉7をロック装置15によってロックし、その後、殺菌装置S(ブース用殺菌装置28及び便座用殺菌装置24)を作動させてトイレブース4内の殺菌を開始する。そして、ブース制御部30は、殺菌を開始してから予め設定した設定時間経過するのに伴って殺菌装置Sによる殺菌を終了した後、ロック装置駆動部16を駆動させてロック装置15による扉7に対するロックを解除する。つまり、使用者Uは、トイレブース4から出ることで自動的に自動殺菌手段6に自動殺菌動作を実行させることができる。
図13に示すように、自動殺菌動作を実行する自動殺菌手段6は、扉7を閉じる扉駆動部14と、閉じ姿勢の扉7をロックするロック装置15と、そのロック装置15を操作するロック装置駆動部16と、トイレブース4内を殺菌する殺菌装置Sと、人感センサ5の検知情報に基づいて扉駆動部14、ロック装置駆動部16、殺菌装置Sを制御するブース制御部30とを備えて構成されている。
なお、本実施形態では、ブース用殺菌装置28や便座用殺菌装置24は、深紫外線(UV-C)を照射する深紫外線LEDで構成されている。
【0033】
このように、使用者Uがトイレブース4を使用した後、自動殺菌手段6によって他の使用者Uがトイレブース4に入ることを規制しながらトイレブース4内を自動的に殺菌することができ、次にトイレブース4を使用する使用者Uは、殺菌されたトイレブース4を使用することができる。
【0034】
図9や
図11に示すように、トイレシステム1には、トイレブース4の情報を表示自在なブース前表示装置38やトイレ室前表示装置45が備えられているとともに、トイレブース4の情報を使用者Uの携帯端末49に向けて送信する機能が備えられている。以下、表示装置にトイレブース4の情報を表示する構成や携帯端末49に向けてトイレブース4の情報を送信する構成について説明する。
【0035】
図13に示すように、トイレシステム1には、管理部47が備えられており、この管理部47には、情報を送受信可能なトイレ室送受信部31と、トイレ室送受信部31が受信した情報を記憶する記憶部32と、インターネットNに接続されている外部送受信部33と、トイレ室送受信部31、記憶部32、及び外部送受信部33を制御するトイレ室制御部34とを備えている。尚、本実施形態では、トイレ室送受信部31や外部送受信部33は、情報の送受信を無線で行っているが情報の送受信を有線で行ってもよい。
【0036】
図13に示すように、トイレシステム1には、複数のトイレブース4毎に設けられてトイレブース4前で当該トイレブース4の情報を表示自在なブース前表示部35と、トイレブース4の情報が入力されるブース前情報入力部36と、ブース前情報入力部36に入力されたトイレブース4の情報を表示させるようにブース前表示部35を制御するブース前制御部37とが備えられている。
【0037】
本実施形態では、ブース前表示部35、ブース前情報入力部36、及びブース前制御部37は、ブース前表示装置38に内装されている。ブース前情報入力部36として、トイレ室送受信部31との間で情報を送受信可能なブース前送受信部39と、トイレブース4の情報をブース前表示装置38に直接に入力するためのブース前情報入力操作部40とを備えている。本実施形態では、ブース前表示部35はタッチパネルを備えており、このブース前表示部35はブース前情報入力操作部40(ブース前情報入力部36)としての機能を備えている。
図1に示すように、ブース前表示装置38は、複数のトイレブース4の夫々に対して1台ずつ設置されており、対応するトイレブース4の外側で且つ対応するトイレブース4に備えられている扉7に隣接する位置に設置されている。
【0038】
図10及び
図13に示すように、ブース前表示装置38は、ブース前情報入力操作部40(ブース前表示部35)の操作により、ブース前表示装置38にトイレブース4の情報を直接入力可能に構成されている。本実施形態では、トイレブース4内を清掃した清掃者Cがブース前情報入力操作部40を操作して清掃情報を入力する。清掃情報は、トイレブース4の清掃が完了した時刻を示す情報である。
ブース前制御部37は、ブース前情報入力操作部40によって清掃情報が入力された場合、その清掃情報をトイレ室送受信部31に送信するべくブース前送受信部39を制御する。
【0039】
また、
図13に示すように、トイレシステム1には、トイレ室2の入口の外部に設けられて複数のトイレブース4の情報を表示自在なトイレ室前表示部42と、複数のトイレブース4の情報が入力されるトイレ室前情報入力部43と、トイレ室前情報入力部43に入力された複数のトイレブース4の情報を表示させるようにトイレ室前表示部42を制御するトイレ室前制御部44とが備えられている。
【0040】
本実施形態では、トイレ室前表示部42、トイレ室前情報入力部43、及びトイレ室前制御部44は、トイレ室前表示装置45に内装されている。トイレ室前情報入力部43として、トイレ室送受信部31との間で情報を送受信可能なトイレ室前送受信部46が備えられている。
図1に示すように、トイレ室前表示装置45は、1つのトイレ室2に対して1台のみ設置されており、トイレ室出入口3(トイレ室2の入口)の外側で且つトイレ室出入口3の横に設置されている。
【0041】
ブース制御部30は、ロック装置15の状態及び殺菌装置Sの状態に基づいて使用可否情報や殺菌情報をトイレ室送受信部31に送信するべくブース送受信部29を制御する。
使用可否情報は、トイレブース4が使用可能か否かを示す情報であり、トイレブース4が使用できることを示す使用可能情報や、トイレブース4が使用できないことを示す使用不可情報である。ブース制御部30は、使用者Uによって内側扉操作部27が操作されて扉7をロックしてから自動殺菌動作が終了して扉7のロックを解除するまでは、使用可否情報として使用不可情報をトイレ室送受信部31に送信する。なお、上述のように使用者Uがトイレブース4に入って扉7をロックしてから自動殺菌動作が完了して扉7のロックを解除するまでの間に、使用者Uがトイレブース4から出るために一時的に扉7のロックが解除されるが、この間も使用不可情報を送信するようにしている。また、ブース制御部30は、自動殺菌動作が完了して扉7のロックを解除してから次の使用者Uによって内側扉操作部27が操作されて扉7をロックするまでの間は、使用可否情報として使用可能情報を送信する。
また、殺菌情報は、自動殺菌動作が実行中か自動殺菌動作の実行が完了した後かを示す情報であり、自動殺菌動作が実行中であることを示す殺菌中情報や、自動殺菌動作が完了した後であることを示す殺菌完了情報である。ブース制御部30は、自動殺菌動作を実行を開始してから完了するまでは、殺菌情報として殺菌中情報をトイレ室送受信部31に送信し、自動殺菌動作が完了してから次の自動殺菌動作が開始するまでは、殺菌情報として殺菌完了情報を送信する。
【0042】
トイレ室送受信部31は、ブース送受信部29から送信された使用可否情報や殺菌情報を受信すると共に、ブース前送受信部39から送信された清掃情報を受信する。トイレ室制御部34は、トイレ室送受信部31が受信した使用可否情報、殺菌情報、及び清掃情報を記憶部32に記憶させる。
また、トイレ室制御部34は、トイレ室送受信部31が受信した1つのトイレブース4についての使用可否情報や殺菌情報を、これら使用可否情報や殺菌情報を送信してきたトイレブース4に対応するブース前表示装置38のブース前送受信部39に送信するように、トイレ室送受信部31を制御する。
また、トイレ室制御部34は、トイレ室送受信部31が受信した複数のトイレブース4についての使用可否情報や殺菌情報や清掃情報をトイレ室前送受信部46に送信するようにトイレ室送受信部31を制御すると共に、受信した複数のトイレブース4についての使用可否情報や殺菌情報や清掃情報をインターネットNを介してサーバー48に送信するように外部送受信部33を制御する。
このように、ブース前表示装置38には、1つのトイレブース4についての使用可否情報や殺菌情報が送信され、トイレ室前表示装置45やサーバー48には、複数のトイレブース4についての使用可否情報や殺菌情報や清掃情報が送信される。
尚、トイレ室制御部34は、情報入力部(ブース前情報入力部36やトイレ室前情報入力部43)に入力された複数のトイレブース4の情報を使用者Uの携帯端末49に向けて送信するように外部送受信部33(送信部)を制御する表示制御部に相当する。
【0043】
ブース前制御部37は、ブース前送受信部39が受信した1つのトイレブース4についての使用可否情報や殺菌情報をブース前表示部35に表示するように、ブース前表示部35を制御する。また、ブース前制御部37は、ブース前情報入力操作部40によって入力された清掃情報をブース前表示部35に表示するように、ブース前表示部35を制御する。
図9に示すように、本実施形態では、使用可否情報である使用可能情報は、ブース前表示部35における「状態:」の横に「使用可能」と文字列で表示され、使用可否情報である使用不可情報は、ブース前表示部35における「状態:」の横に「使用不可」と文字列で表示(図示省略)される。また、殺菌情報である殺菌完了情報は、ブース前表示部35における「殺菌:」の横に「完了」と文字列で表示され、殺菌情報である殺菌中情報は、ブース前表示部35における「殺菌:」の横に「殺菌中」と文字列で表示(図示省略)される。また、清掃情報は、ブース前表示部35における「清掃:」の横に清掃が完了した時刻が文字列で表示される。
【0044】
トイレブース4の情報として、トイレブース4の使用可否情報やトイレブース4の殺菌情報に加えてトイレブース4の清掃情報がある。
そして、ブース前制御部37は、情報入力部に入力されたトイレブース4の殺菌情報や使用可否情報や清掃情報を表示させるようにブース前表示部35を制御する表示制御部に相当する。
【0045】
トイレ室前制御部44は、トイレ室前送受信部46が受信した複数のトイレブース4(トイレ室2に備えられている全てのトイレブース4)についての使用可否情報や殺菌情報をトイレ室前表示部42に表示するように、トイレ室前表示部42を制御する。
本実施形態では、トイレ室前表示部42には、トイレ室2内のレイアウトを示すレイアウト図形が表示され、使用可否情報である使用可能情報は、レイアウト図形におけるトイレブース4の部分がトイレブース4内が白色の図形で表示され、殺菌情報である殺菌完了情報は、レイアウト図形におけるトイレブース4の部分にダイヤ印を付加した図形で表示され、使用可否情報である使用不能情報や殺菌情報である殺菌中情報は、レイアウト図形におけるトイレブース4内の部分が灰色の図形で表示される。
尚、トイレ室前制御部44は、情報入力部に入力された複数のトイレブース4の情報を表示させるようにトイレ室前表示部42を制御する表示制御部に相当する。
【0046】
外部送受信部33は、トイレブース4の情報をインターネットNを介してサーバー48に送信するように構成されている。そして、使用者Uは、トイレシステム1用のアプリケーションがインストールされている携帯端末49の操作によって、サーバー48から使用可否情報や殺菌情報や清掃情報を取得することや、
図12に示すように取得した殺菌情報や使用可否情報を携帯端末49の端末表示部50に表示させることが可能となっている。
トイレブース4の情報の表示については、本実施形態では、携帯端末49の端末表示部50には、トイレ室前表示部42と同様に、トイレ室2内のレイアウトを示すレイアウト図形と共に、複数のトイレブース4の使用可否情報や殺菌情報が表示される。また、このように複数のトイレブース4の使用可否情報や殺菌情報を端末表示部50に表示させる場合に、建物におけるトイレ室2の位置を認識できるように、トイレ室2が設置されている建物のフロアの形状を示すフロア図と共に、そのフロア図におけるトイレ室2の位置が示される。
【0047】
このように、トイレ室制御部34の制御によって外部送受信部33からサーバー48に送信したトイレブース4の情報を携帯端末49が取得できるようになっており、トイレ室制御部34は、情報入力部に入力された複数のトイレブース4の情報を使用者Uの携帯端末49に向けて送信するように外部送受信部33(送信部)を制御する。
【0048】
尚、外部送受信部33が、携帯端末49に向けて情報を送信する送信部に相当する。
また、ブース前情報入力部36及びトイレ室前情報入力部43が、トイレブース4の情報が入力される情報入力部に相当する。
【0049】
このように、トイレブース4に対して1つずつ設けられているブース前表示部35に、対応する1つのトイレブース4の情報が表示されている。そのため、使用者Uは、トイレブース4に入る前に、そのトイレブース4が使用可能か否かや、トイレブース4内が適切に殺菌や清掃が行われているか否かを判断することができる。
また、トイレ室2の入口の外側に設けられているトイレ室前表示部42に複数のトイレブース4の情報が表示されるため、使用者Uは、トイレ室2に入る前に、複数のトイレブース4が使用可能か否かや、複数のトイレブース4内が適切に殺菌や清掃が行われているか否かを判断することができる。
また、使用者Uの携帯端末49に複数のトイレブース4の情報が表示されるため、使用者Uは、トイレブース4の前やトイレ室2の前に行くことなく、複数のトイレブース4が使用可能か否かや、複数のトイレブース4内が適切に殺菌や清掃が行われているか否かを判断することができる。
【0050】
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
【0051】
(1)上記実施形態では、ブース前表示部35に表示するトイレブース4の情報を文字列で表示する例を説明したが、ブース前表示部35に表示するトイレブース4の情報の形態は適宜変更してもよい。例えば、殺菌情報を殺菌中であるか殺菌が完了しているかを認識できる画像を表示する等、ブース前表示部35にトイレブース4の情報を画像で表示してもよく、また、例えば、使用可否情報を「〇」や「×」で表示する等、ブース前表示部35にトイレブース4の情報を記号で表示してもよい。また、ブース前表示部35に使用可否情報と殺菌情報と清掃情報とを同時に表示させるのではなく、時間経過によって使用可否情報と殺菌情報と清掃情報とを順次表示させるようにしてもよい。更に、ブース前表示部35に表示させるトイレブース4の情報として、使用可否情報と殺菌情報と清掃情報とに加えて、過去数回分のトイレブース4を清掃した時刻の情報である清掃履歴情報を表示するようにしてもよい。
【0052】
(2)上記実施形態では、トイレ室前表示部42に表示するトイレブース4の情報をトイレ室2のレイアウト図形と共に表示する例を説明したが、トイレ室前表示部42に表示するトイレブース4の情報の形態は適宜変更してもよい。例えば、複数のトイレブース4に割り当てられたトイレブース4の番号と共に、トイレブース4の情報を文字列や図形や記号で表示するようにしてもよい。更に、トイレ室前表示部42に表示させるトイレブース4の情報として、使用可否情報と殺菌情報と清掃情報とに加えて、過去数回分の清掃した時刻の情報である清掃履歴情報を表示するようにしてもよい。
【0053】
(3)上記実施形態では、便蓋21を閉じた状態で便座用殺菌装置24によって便座20を殺菌するようにしたが、便座用殺菌装置24を備えずに、便蓋21を開いた状態でブース用殺菌装置28によって便蓋21を殺菌するようにしてもよい。
【0054】
(4)上記実施形態では、ブース前表示装置38のブース前情報入力操作部40の操作によって清掃情報をブース前表示装置38に入力するようにしたが、このような構成に限定されない。例えば、清掃者Cの清掃者用端末の操作によって清掃情報を清掃者Cの清掃者用端末に入力し、その清掃情報を清掃者用端末からブース前送受信部39に送信するようにして、清掃情報をブース前表示装置38に入力するようにしてもよい。
【0055】
(5)上記実施形態では、ブース用殺菌装置28や便座用殺菌装置24を深紫外線LEDで構成する例を説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、ブース用殺菌装置28や便座用殺菌装置24の一方又は双方を、紫外線ランプで構成する、又は、殺菌剤を噴出して殺菌を行う装置で構成する等、ブース用殺菌装置28や便座用殺菌装置24の構成は適宜変更してもよい。
【符号の説明】
【0056】
1 トイレシステム
2 トイレ室
4 トイレブース
5 人感センサ(退出センサ)
6 自動殺菌手段
7 扉
9 自動水洗手段
10 着座センサ(離席センサ)
21 便蓋
33 外部送受信部(送信部)
34 トイレ室制御部(表示制御部)
35 ブース前表示部
36 ブース前情報入力部(情報入力部)
37 ブース前制御部(表示制御部)
42 トイレ室前表示部
43 トイレ室前情報入力部(情報入力部)
44 トイレ室前制御部(表示制御部)
49 携帯端末
U 使用者