(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023061338
(43)【公開日】2023-05-01
(54)【発明の名称】自動投資売買システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/06 20120101AFI20230424BHJP
【FI】
G06Q40/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021186011
(22)【出願日】2021-10-19
(71)【出願人】
【識別番号】521498944
【氏名又は名称】中江 敏貴
(72)【発明者】
【氏名】中江 敏貴
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055BB55
(57)【要約】 (修正有)
【課題】破綻確率を激減させるロット管理方法を用いる自動投資売買システムを提供する。
【解決手段】自動投資売買システムにおいて、売買するかを決める売買タイミング判定手段001と、売買金額計算手段002と、ロット管理においてモンテカルロ法を用いたとき、絶えず、ロット計算の初期値を現在価格に対する比を用いる手段を設け実行する手段である売買金額調整手段003と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動投資売買システムとして、売買タイミング判定手段と、売買金額計算手段と、売買金額調整手段と、売買の実行を有する手段を設け、掛け金を求めるとき、ロット数を計算する前記売買金額計算手段に加え、前記売買金額調整手段によって、ロット数の割合を現在価格からの比重で調整する手段を備えたロット管理法。
【請求項2】
前記売買金額計算手段としてモンテカルロ法の処理部を搭載した自動投資売買システム。
【発明の詳細な説明】
【背景】
自動投資売買システムにおいて、売買アルゴリズムだけでは無く、ロット管理も重要である。安易なロット管理では、すぐに、破綻してしまう。
【目的】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ロット管理においてモンテカルロ法を用いたとき、絶えず、ロット計算の初期値を現在価格に対する比を用いる手段を設ける実行することで、破綻確率を激減させるというロット管理方法を提供するものである。
【技術分野】
【0001】
本発明は自動投資売買システムにおけるロットの管理方法、具体的には、為替、株、CDF,オプションなどの自動投資売買システムなどに関するものである。
【0002】
為替、株、CDF、オプションなどを自動で売買する自動投資売買システムにおいて、売り買いするタイミングをアルゴリズムだけで算出するだけではなく、所持金に対して、いくらの金額分を掛け金として用いるかの計算手法も組み入れられている。
【0003】
金額分を掛け金として用いるかの計算手法においてバイナンピンとして、1回負ければ、初期掛け金の2倍を掛け金として、2回連続で負ければ、初期掛け金の4倍を掛け金として、3回連続で負ければ、初期掛け金の8倍を掛け金として、過去の負け金を取り戻そうとするのが一般的である。
また、より高度な掛け金算出法としてモンテカルロ法を用いる場合もある。1回で損失を取り戻すのではなく複数回に分け取り戻すというものである。
【0004】
このように、為替、株、CDF、オプションなどを自動で売買する自動投資売買システムにおいて、売り買いするタイミングをアルゴリズムだけで算出するだけではなく、所持金に対して、いくらの金額分を掛け金として用いるかを今までの勝敗の結果によって、バイナンピンやモンテカルロ法の計算手法も組み入れられている。
【0005】
しかしながら、上記従来の構成では、負けが連続して発生すると、指数関数的に、掛け金の金額が増えていき、すぐに破綻してしまう。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、常時、ロット数を計算する手段に加え、常時ロット数の割合を現在価格からの比重で再度調整する手段を有し実行することで、破綻率を抑えるロット管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の自動投資売買システムにおけるロット管理方法は、モンテカルロ法によるロット数を計算する手段に加え、前記ロット数を計算する手段の結果をもとに、常時、現在の所持金からの比重で再度掛け金を調整する手段を実行し、安全な掛け金を出力することを特徴とする。
以下、本発明の自動投資売買システムにおけるロット管理方法を、具体的な各実施の形態に基づいて説明する。
【0008】
図1は売買金額調整手段を有するの自動投資売買システムである。001は、売買するかを決める売買タイミング判定手段、002は売買金額計算手段、003は売買金額調整手段、004は実行部であり売買の実行を有する手段である。
このように構成したため、前記売買金額計算手段002においてモンテカルロ法計算を用いたとしても、絶えず、売買金額調整手段003において現在の所持金との比率で調整される。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、本発明において、破綻確率が少なくなるような自動投資売買システムを、売買金額調整手段003を有することで実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
モンテカルロ法を利用した自動投資売買システムにおいて破綻確率を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【符号の説明】
001 売買タイミング判定手段
002 売買金額計算手段
003 売買金額調整手段
004 売買の実行を有する手段
【手続補正書】
【提出日】2022-05-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正の内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】自動投資売買システム
背景
自動投資売買システムにおいて、売買アルゴリズムだけでは無く、ロット管理も重要である。安易なロット管理では、すぐに、破綻してしまう。
目的
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ロット管理においてモンテカルロ法を用いたとき、絶えず、ロット計算の初期値を現在価格に対する比を用いる手段を設ける実行することで、破綻確率を激減させるというロット
管理方法を提供するものである。
技術分野
【0001】
本発明は自動投資売買システムにおけるロットの
管理方法、具体的には、為替、株、CDF,オプションなどの自動投資売買システムなどに関するものである。
【0002】
為替、株、CDF、オプションなどを自動で売買する自動投資売買システムにおいて、売り買いするタイミングをアルゴリズムだけで算出するだけではなく、所持金に対して、いくらの金額分を掛け金として用いるかの計算手法も組み入れられている。
【0003】
金額分を掛け金として用いるかの計算手法においてバイナンピンとして、1回負ければ、初期掛け金の2倍を掛け金として、2回連続で負ければ、初期掛け金の4倍を掛け金として、3回連続で負ければ、初期掛け金の8倍を掛け金として、過去の負け金を取り戻そうとするのが一般的である。
また、より高度な掛け金算出法としてモンテカルロ法を用いる場合もある。1回で損失を取り戻すのではなく複数回に分け取り戻すというものである。
【0004】
このように、為替、株、CDF、オプションなどを自動で売買する自動投資売買システムにおいて、売り買いするタイミングをアルゴリズムだけで算出するだけではなく、所持金に対して、いくらの金額分を掛け金として用いるかを今までの勝敗の結果によって、バイナンピンやモンテカルロ法の計算手法も組み入れられている。
【0005】
しかしながら、上記従来の構成では、負けが連続して発生すると、指数関数的に、掛け金の金額が増えていき、すぐに破綻してしまう。
発明が解決しようとする課題
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、常時、ロット数を計算する手段に加え、常時ロット数の割合を現在価格からの比重で再度調整する手段を有し実行することで、破綻率を抑えるロット管理方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
【0007】
本発明の自動投資売買システムにおけるロット管理方法は、モンテカルロ法によるロット数を計算する手段に加え、前記ロット数を計算する手段の結果をもとに、常時、現在の所持金からの比重で再度掛け金を調整する手段を実行し、安全な掛け金を出力することを特徴とする。
以下、本発明の自動投資売買システムにおけるロット管理方法を、具体的な各実施の形態に基づいて説明する。
【0008】
図1は売買金額調整手段を有するの自動投資売買システムである。001は、売買するかを決める売買タイミング判定手段、002は売買金額計算手段、003は売買金額調整手段、004は実行部であり売買の実行を有する手段である。
このように構成したため、前記売買金額計算手段002においてモンテカルロ法計算を用いたとしても、絶えず、売買金額調整手段003において現在の所持金との比率で調整される。
発明の効果
【0009】
以上のように、本発明において、破綻確率が少なくなるような自動投資売買システムを、売買金額調整手段003を有することで実現することができる。
発明を実施するための最良の形態
モンテカルロ法を利用した自動投資売買システムにおいて破綻確率を削減できる。
図面の簡単な説明
【0010】
【
図1】システム図
【符号の説明】
001 売買タイミング判定手段
002 売買金額計算手段
003 売買金額調整手段
004 売買の実行を有する手段