(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023065141
(43)【公開日】2023-05-12
(54)【発明の名称】ヒューズ、複合ヒューズおよび電気接続箱
(51)【国際特許分類】
H01H 85/157 20060101AFI20230502BHJP
H02G 3/16 20060101ALI20230502BHJP
【FI】
H01H85/157
H02G3/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021175775
(22)【出願日】2021-10-27
(71)【出願人】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】三谷 健一
【テーマコード(参考)】
5G361
5G502
【Fターム(参考)】
5G361BA03
5G361BB01
5G361BC01
5G502AA01
5G502BA04
5G502BC03
5G502BC05
5G502BD03
5G502CC13
5G502CC26
5G502FF08
(57)【要約】
【課題】小型化を可能としたヒューズ、複合ヒューズおよび電気接続箱を提供すること。
【解決手段】ヒューズ41の固定タブ44は、第1方向に延びる第1接続部51と、第1接続部51の先端51aから第1方向と直交する第2方向に延びる第2接続部52と、第2接続部52の先端52aに接続された固定部53と、を有する。固定部53は、第1方向に延びる固定軸53AXに沿って貫通する固定孔53aを有する。固定部53は、複数の固定片54を有する。複数の固定片54は、固定軸53AXを中心とする周方向に配列されている。各固定片54は、固定軸53AXを中心とする円弧状に形成されている。固定部53は、複数の固定片54を第1方向にずらして配置することによって周方向に所定角度毎に段差54aを有するとともに、周方向において所定の間隔にて離れた第1環状端53bおよび第2環状端53cを有する開いた環状に形成されている。
【選択図】
図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端面と第2端面とを有する円柱状の本体部と、
前記第1端面に設けられたオスタブと、
前記第2端面に設けられた固定タブと、
を備え、
前記本体部は、前記オスタブと前記固定タブとの間において、規定以上の電流によって溶断する構成を有するヒューズであって、
前記固定タブは、前記本体部が延びる第1方向に延びる第1接続部と、前記第1接続部の先端から前記第1方向と直交する第2方向に延びる第2接続部と、前記第2接続部の先端に接続され、前記第1方向に延びる固定軸に沿って貫通する固定孔を有する固定部と、を有し、
前記固定部は、前記固定軸を中心とする周方向に配列され、前記固定軸を中心とする円弧状に形成された複数の固定片を有し、前記複数の固定片を前記第1方向にずらして配置することによって前記周方向に所定角度毎に段差を有するとともに、前記周方向において所定の間隔にて離れた第1環状端および第2環状端を有する開いた環状に形成されている、
ヒューズ。
【請求項2】
前記複数の固定片は、前記周方向に等角度間隔で配置されている、請求項1に記載のヒューズ。
【請求項3】
前記複数の固定片の各々は、前記固定軸を中心として120度の大きさに形成されている、請求項1または請求項2に記載のヒューズ。
【請求項4】
前記複数の固定片の各々は、前記固定軸を中心として90度の大きさに形成されている、請求項1または請求項2に記載のヒューズ。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された複数のヒューズを備える複合ヒューズであって、
前記複数のヒューズは、それぞれの前記固定軸を互いに同軸状とするように配置され、
前記複数のヒューズの各々の前記本体部は、それぞれの前記固定軸に沿った方向において互いに同位置に配置されるとともに、それぞれの前記固定軸を中心とする同一円周上に互いに配置されている、
複合ヒューズ。
【請求項6】
金属製の筐体と、
前記筐体に収容されたプラス側バスバーと、
前記筐体に収容され、前記プラス側バスバーを囲むように形成されたマイナス側バスバーと、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された複数のヒューズと、
を備える電気接続箱であって、
前記複数のヒューズは、前記マイナス側バスバーに囲まれており、
前記複数のヒューズの各々の前記本体部は、それぞれの前記固定軸に沿った方向において互いに同位置に配置されるとともに、それぞれの前記固定軸を中心とする同一円周上に互いに配置され、
前記複数のヒューズの各々の前記固定タブは、それぞれの前記固定軸を互いに同軸状として接するように重ねられている、
電気接続箱。
【請求項7】
前記ヒューズの前記オスタブは、前記プラス側バスバーと同電位である、請求項6に記載の電気接続箱。
【請求項8】
前記ヒューズの前記固定タブは、前記プラス側バスバーに電気的に接続されている、請求項7に記載の電気接続箱。
【請求項9】
前記マイナス側バスバーは、前記ヒューズの前記オスタブと対向配置されたバスバー側オスタブを有する、請求項7または請求項8に記載の電気接続箱。
【請求項10】
前記プラス側バスバーは、プラス側接続タブを有し、
前記マイナス側バスバーは、前記プラス側接続タブと対向配置されたマイナス側接続タブを有する、
請求項6から請求項9のいずれか一項に記載の電気接続箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒューズ、複合ヒューズおよび電気接続箱に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1,2に開示されるように、自動車等の車両には、ジャンクションボックス等の電気接続箱が設けられている。電気接続箱には、車体に設けられたバッテリや各種の電気部品と繋がる電線が接続される。また、特許文献3に開示されるように、電気自動車等の車両には、高圧電線が接続される高圧回路を備えた電気接続箱(ジャンクションボックス等)が設けられている。電気接続箱は、車体に設けられたバッテリや各種の電気部品と繋がる高圧電線が接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-044835号公報
【特許文献2】特開2005-033882号公報
【特許文献3】特開2014-212608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のように高圧電線が接続される電気接続箱では、例えば、高圧電圧に基づく電磁ノイズ対策として金属製の筐体が必要となるため、小型化する点で改善の余地がある。
【0005】
本開示の目的は、小型化を可能としたヒューズ、複合ヒューズおよび電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のヒューズは、第1端面と第2端面とを有する円柱状の本体部と、前記第1端面に設けられたオスタブと、前記第2端面に設けられた固定タブと、を備え、前記本体部は、前記オスタブと前記固定タブとの間において、規定以上の電流によって溶断する構成を有し、前記固定タブは、前記本体部が延びる第1方向に延びる第1接続部と、前記第1接続部の先端から前記第1方向と直交する第2方向に延びる第2接続部と、前記第2接続部の先端に接続され、前記第1方向に延びる固定軸に沿って貫通する固定孔を有する固定部と、を有し、前記固定部は、前記固定軸を中心とする周方向に配列され、前記固定軸を中心とする円弧状に形成された複数の固定片を有し、前記複数の固定片を前記第1方向にずらして配置することによって前記周方向に所定角度毎に段差を有するとともに、前記周方向において所定の間隔にて離れた第1環状端および第2環状端を有する開いた環状に形成されている。
【0007】
また、本開示の複合ヒューズは、上記の複数のヒューズを備え、前記複数のヒューズは、それぞれの前記固定軸を同軸状とするように配置され、前記複数のヒューズの前記本体部は、前記固定軸に沿った方向において同位置に配置されるとともに、前記固定軸を中心とする同一円周上に配置されている。
【0008】
また、本開示の電気接続箱は、金属製の筐体と、前記筐体に収容されたプラス側バスバーと、前記筐体に収容され、前記プラス側バスバーを囲むように形成されたマイナス側バスバーと、上記の複数のヒューズと、を備え、前記複数のヒューズは、前記マイナス側バスバーに囲まれており、前記複数のヒューズの前記本体部は、前記固定軸に沿った方向において同位置に配置されるとともに、前記固定軸を中心とする同一円周上に配置され、前記複数のヒューズの前記固定タブは、それぞれの前記固定軸を同軸状として接するように重ねられている。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、小型化を可能としたヒューズ、複合ヒューズおよび電気接続箱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、第1実施形態の電気接続箱の斜視図である。
【
図2】
図2は、第1実施形態の電気接続箱の斜視図である。
【
図3】
図3は、第1実施形態の電気接続箱の内部構成を示す斜視図である。
【
図4】
図4は、第1実施形態の電気接続箱の内部構成を示す斜視図である。
【
図5】
図5は、第1実施形態の電気接続箱の断面図である。
【
図6】
図6は、バスバー及びヒューズを示す側面図である。
【
図7】
図7は、
図1の電気接続箱の接続を示すブロック回路図である。
【
図9】
図9は、
図8の複合ヒューズを固定タブの側から視た側面図である。
【
図10】
図10は、
図8の複合ヒューズの固定タブを本体部の側から視た説明図である。
【
図11】
図11は、
図8の複合ヒューズを構成する1つのヒューズを示す斜視図である。
【
図16】
図15のヒューズを組み合わせた状態を示す斜視図である。
【
図18】
図16に示す組み合わせたヒューズの固定タブを示す説明図である。
【
図19】
図19は、他の変更例のヒューズを固定タブの側から視た側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]第1端面と第2端面とを有する円柱状の本体部と、前記第1端面に設けられたオスタブと、前記第2端面に設けられた固定タブと、を備え、前記本体部は、前記オスタブと前記固定タブとの間において、規定以上の電流によって溶断する構成を有するヒューズであって、前記固定タブは、前記本体部が延びる第1方向に延びる第1接続部と、前記第1接続部の先端から前記第1方向と直交する第2方向に延びる第2接続部と、前記第2接続部の先端に接続され、前記第1方向に延びる固定軸に沿って貫通する固定孔を有する固定部と、を有し、前記固定部は、前記固定軸を中心とする周方向に配列され、前記固定軸を中心とする円弧状に形成された複数の固定片を有し、前記複数の固定片を前記第1方向にずらして配置することによって前記周方向に所定角度毎に段差を有するとともに、前記周方向において所定の間隔にて離れた第1環状端および第2環状端を有する開いた環状に形成されている。
【0012】
この構成によれば、同じ形状の複数のヒューズを用いる場合に、固定タブの固定部を互いに周方向にずらして重ねることで、複数の本体部を立体的に配置することが可能となる。このため、複数のヒューズを高密度に配置することができる。したがって、複数のヒューズを備える機器、たとえば電気接続箱の小型化に好適なヒューズを提供できる。
【0013】
[2]前記複数の固定片は、前記周方向に等角度間隔で配置されていることが好ましい。
この構成によれば、複数のヒューズを用い、その複数のヒューズの本体部を等間隔に配置することにより、複数のヒューズを高密度に配置することができる。
【0014】
[3]前記複数の固定片の各々は、前記固定軸を中心として120度の大きさに形成されていることが好ましい。
この構成によれば、3つのヒューズを高密度に配置することが可能となる。そして、3つのヒューズの固定タブを周方向にずらして重ねることで、第1方向において位置が揃った3つのオスタブとすることができる。
【0015】
[4]前記複数の固定片の各々は、前記固定軸を中心として90度の大きさに形成されていることが好ましい。
この構成によれば、4つのヒューズを高密度に配置することが可能となる。そして、4つのヒューズの固定タブを周方向にずらして重ねることで、第1方向において位置が揃った4つのオスタブとすることができる。
【0016】
[5]複数のヒューズを備える複合ヒューズであって、前記複数のヒューズは、それぞれの前記固定軸を互いに同軸状とするように配置され、前記複数のヒューズの各々の前記本体部は、それぞれの前記固定軸に沿った方向において互いに同位置に配置されるとともに、それぞれの前記固定軸を中心とする同一円周上に互いに配置されている。
【0017】
この構成によれば、複数のヒューズを高密度に配置できる。これにより、複数のヒューズを備える複合ヒューズの小型化を図ることができる。そして、複合ヒューズを備える機器、たとえば電気接続箱の小型化を図ることができる。
【0018】
[6]金属製の筐体と、前記筐体に収容されたプラス側バスバーと、前記筐体に収容され、前記プラス側バスバーを囲むように形成されたマイナス側バスバーと、複数のヒューズと、を備える電気接続箱であって、前記複数のヒューズは、前記マイナス側バスバーに囲まれており、前記複数のヒューズの各々の前記本体部は、それぞれの前記固定軸に沿った方向において互いに同位置に配置されるとともに、それぞれの前記固定軸を中心とする同一円周上に互いに配置され、前記複数のヒューズの各々の前記固定タブは、それぞれの前記固定軸を互いに同軸状として接するように重ねられている。
【0019】
この構成によれば、プラス側バスバーを囲むマイナス側バスバーと金属製の筐体とがノイズ遮蔽の役割を果たすため、金属製の筐体の厚さを薄くできる。また、複数のヒューズを高密度に配置できる。これらにより、電気接続箱の小型化を図ることができる。
【0020】
[7]前記ヒューズの前記オスタブは、前記プラス側バスバーと同電位であることが好ましい。
この構成によれば、プラス側バスバーと同電位となる部分がマイナス側バスバーにより囲まれ、ノイズが抑制される。
【0021】
[8]前記ヒューズの前記固定タブは、前記プラス側バスバーに電気的に接続されていることが好ましい。
この構成によれば、ヒューズのオスタブをプラス側バスバーと同電位とすることができる。
【0022】
[9]前記マイナス側バスバーは、前記ヒューズの前記オスタブと対向配置されたバスバー側オスタブを有することが好ましい。
この構成によれば、対向配置されたオスタブとバスバー側オスタブが対をなして接続端子を構成するため、機器を直接、または電線を介して接続することができる。
【0023】
[10]前記プラス側バスバーはプラス側接続タブを有し、前記マイナス側バスバーは前記プラス側接続タブと対向配置されたマイナス側接続タブを有することが好ましい。
この構成によれば、対向配置されたプラス側接続タブとマイナス側接続タブが対をなして接続端子を構成するため、機器を直接、または電線を介して接続することができる。
【0024】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のヒューズおよび電気接続箱の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0025】
[電気接続箱]
以下、一実施形態の電気接続箱について、
図1~
図7に従って説明する。
図1、
図2に示すように、本実施形態の電気接続箱1は、円柱状に形成された筐体10を有している。筐体10は、金属製である。筐体10は、円形状の第1端面10a及び第2端面10bを有している。本実施形態において、第1端面10aが向く方向をX方向とし、円形状の第1端面10aの半径方向のうちの1つの方向をY方向、X方向及びY方向と直交する方向をZ方向とする。本実施形態の筐体10は、X方向に中心軸を有する円柱状に形成されている。
【0026】
筐体10の第1端面10aには第1接続凹部11が形成されている。電気接続箱1は、第1接続凹部11内に設けられた第1外部端子13(第1接続端子)を有している。第1外部端子13は、プラス側接続タブ32とマイナス側接続タブ22とを備えている。
【0027】
筐体10の第2端面10bには、第2接続凹部12が形成されている。電気接続箱1は、第2接続凹部12内に設けられた第2外部端子14(第2接続端子)を有している。第2外部端子14は、複数対のオスタブ43およびバスバー側オスタブ23を備えている。本実施形態において、第2外部端子14は、3対のオスタブ43及びバスバー側オスタブ23を備えている。
【0028】
第1接続凹部11は、
図7に示すコネクタ81を差し込むためのものである。コネクタ81は、電気接続箱1と機器71とを接続するワイヤハーネス80に設けられたものである。ワイヤハーネス80は、コネクタ81と、機器71と接続されるコネクタ82と、コネクタ81とコネクタ82との間のプラス側電線83aおよびマイナス側電線83bと、を備えている。
【0029】
なお、電気接続箱1は、車両に備えられる機器71に直接接続される構成であってもよい。たとえば、電気接続箱1の第1接続凹部11は、機器71のコネクタ71aの端子に対して、
図2に示す第1外部端子13(プラス側接続タブ32およびマイナス側接続タブ22)を直接接続する。電気接続箱1は、たとえば機器71の筐体に固定される。このように構成することで、ワイヤハーネス80を省略でき、機器71と電気接続箱1との間を容易に接続できる。
【0030】
機器71は、車両に設けられる電気機器であり、例えばバッテリパック、バッテリパックに接続される充放電制御器、等である。機器71は、プラス側端子とマイナス側端子とを備え、プラス側端子とマイナス側端子は、プラス側電線83aとマイナス側電線83bとにそれぞれ接続されている。電気接続箱1は、ワイヤハーネス80により、機器71に接続される。電気接続箱1の第1外部端子13のプラス側接続タブ32は、ワイヤハーネス80のプラス側電線83aにより、機器71のプラス側端子に接続される。電気接続箱1の第1外部端子13のマイナス側接続タブ22は、ワイヤハーネス80のマイナス側電線83bにより、機器71のマイナス側端子に接続される。
【0031】
図2に示す第2端面10bの第2接続凹部12は、
図7に示すコネクタ91を差し込むためのものである。
図7に示すように、コネクタ91は、電気接続箱1と複数の機器72とを接続するワイヤハーネス90に設けられたものである。ワイヤハーネス90は、コネクタ91と、機器72と接続されるコネクタ92と、コネクタ91とコネクタ92との間のプラス側電線93aおよびマイナス側電線93bと、を備えている。
【0032】
機器72は、車両に設けられる電気機器であり、例えばモータ、モータを駆動するユニット、電圧変換器、低圧バッテリユニット、等である。機器72の各々は、プラス側端子とマイナス側端子とを備える。機器72と電気接続箱1は、ワイヤハーネス90により電気的に接続される。機器72のプラス側端子は、ワイヤハーネス90のプラス側電線93aにより、電気接続箱1の第2外部端子14を構成するオスタブ43と接続される。機器72のマイナス側端子は、ワイヤハーネス90のマイナス側電線93bにより、電気接続箱1の第2外部端子14を構成するとバスバー側オスタブ23と接続される。
【0033】
図3~
図6に示すように、電気接続箱1は、マイナス側バスバー20、プラス側バスバー30、複合ヒューズ40を備え、それらは筐体10に収容されている。
図3に示すように、本実施形態の複合ヒューズ40は、3つのヒューズ41により構成されている。3つのヒューズ41は、同一形状である。
【0034】
図6に示すように、ヒューズ41は、本体部42、オスタブ43、固定タブ44を備えている。本体部42は、円柱状に形成され、第1端面42aと第2端面42bとを有している。本体部42は、オスタブ43と固定タブ44との間において、規定以上の電流が流れることによって溶断する構成を有している。
【0035】
オスタブ43は、本体部42の第1端面42aに設けられている。固定タブ44は、本体部42の第2端面42bに設けられている。本実施形態において、オスタブ43は、本体部42の第1端面42aから突出するように形成されている。本実施形態において、固定タブ44は、本体部42の第2端面42bから突出するように形成されている。本実施形態において、3つのヒューズ41の固定タブ44は、ボルト61とナット62とによって互いに連結される。
【0036】
3つのヒューズ41は、1つのボルト61及びナット62によって互いに連結されている。このようなヒューズ41は、3次元(3D)状に配列されている。詳述すると、ヒューズ41は、ボルト61を中心とする円の周方向に沿って等角度間隔に配置されている。言い換えると、3つのヒューズ41は、ボルト61を中心とする正三角形の各辺(各頂点)に配置されている。つまり、3つのヒューズ41は、正三角形の1つの辺に沿った方向と、その辺と異なる1つの辺に沿った方向とに配列されている。このように、3つのヒューズ41を3D状に配置することで、3つのヒューズ41を一列に並べる場合と比べ、高密度化することができ、3つのヒューズ41が締める体積を小さくでき、電気接続箱1を小型化できる。
【0037】
図6に示すように、プラス側バスバー30は、固定部31とプラス側接続タブ32とを有している。固定部31とプラス側接続タブ32は、互いに直交する方向に延びている。これにより、固定部31とプラス側接続タブ32とにより、プラス側バスバー30は、L字状に形成されている。固定部31は、複合ヒューズ40を構成する各ヒューズ41の固定タブ44と電気的に接続されている。
【0038】
本実施形態において、プラス側バスバー30は、ボルト61およびナット62により、各ヒューズ41の固定タブ44と連結されている。プラス側バスバー30の固定部31には、貫通孔31aが形成されている。貫通孔31aは、ヒューズ41を固定するボルト61が挿通される。つまり、本実施形態のヒューズ41の固定タブ44とプラス側バスバー30は、ボルト61とナット62とによって互いに連結される。これにより、各ヒューズ41の固定タブ44は、プラス側バスバー30と同電位となる。さらに、各ヒューズ41のオスタブ43は、プラス側バスバー30と同電位となる。
【0039】
マイナス側バスバー20は、プラス側バスバー30を囲むように形成されている。詳述すると、マイナス側バスバー20は、プラス側バスバー30と同電位となる部分を囲むように形成されている。つまり、マイナス側バスバー20は、プラス側バスバー30と、プラス側バスバー30に接続された各ヒューズ41を囲むように形成されている。
【0040】
マイナス側バスバー20は、金属製である。金属製のマイナス側バスバー20は、マイナス側バスバー20が囲むプラス側バスバー30及びヒューズ41に対する電磁ノイズ対策、つまりノイズ遮蔽の役割を果たす。マイナス側バスバー20、プラス側バスバー30、ヒューズ41を収容する金属製の筐体10は、電磁ノイズ対策、つまりノイズ遮蔽の役割を果たす。本実施形態の電気接続箱1は、金属製の筐体10と金属製のマイナス側バスバー20がノイズ遮蔽の役割を果たす。このため、金属製の筐体10を薄くすることができ、電気接続箱1を小型化できる。
【0041】
マイナス側バスバー20は、金属製である。本実施形態のマイナス側バスバー20は、概略円筒状に形成されている。例えば、マイナス側バスバー20は、金属製の平板を丸めて円筒状に形成されている。
【0042】
マイナス側バスバー20は、本体部21と、1つのマイナス側接続タブ22と、3つのバスバー側オスタブ23とを備えている。本体部21は、円筒状に形成され、筐体10の第1端面10aの側の第1端部21aと、筐体10の第2端面10bの側の第2端部21bとを有している。マイナス側接続タブ22は、本体部21の第1端部21aから突出するように形成されている。3つのバスバー側オスタブ23は、本体部21の第2端部21bから突出するように形成されている。3つのバスバー側オスタブ23は、円筒状の本体部21の円周面に沿って等角度間隔に配置されている。バスバー側オスタブ23は、ヒューズ41のオスタブ43と対向して配置される。
【0043】
プラス側接続タブ32とマイナス側接続タブ22は、対となり、
図7に示すプラス側電線83aとマイナス側電線83bとを接続する接続端子として機能する。また、オスタブ43とバスバー側オスタブ23は、対となり、
図7に示すプラス側電線93aとマイナス側電線93bとを接続する接続端子として機能する。
【0044】
[複合ヒューズおよびヒューズ]
次に、一実施形態の複合ヒューズ40および各ヒューズ41について、
図8~
図14に従って説明する。
【0045】
図8~
図10に示すように、複合ヒューズ40は、3つのヒューズ41により構成されている。3つのヒューズ41は、同一形状である。
各ヒューズ41は、本体部42、オスタブ43、固定タブ44を備えている。各ヒューズ41の固定タブ44は、それぞれを互いに組み合わせることにより、上述したように、本体部42を3次元(3D)状に配列するように構成されている。
【0046】
図11~
図13に示すように、固定タブ44は、第1接続部51、第2接続部52、固定部53を有している。第1接続部51は、本体部42の第2端面42bから、本体部42の延びる第1方向であるX方向に延びている。第1接続部51は、本体部42とは反対側の先端51aを有している。第2接続部52は、第1接続部51の先端51aから、第1方向であるX方向と直交する第2方向である方向、
図11~
図13ではZ方向に延びている。第2接続部52は、第1接続部51とは反対側の先端52aを有している。
【0047】
固定部53は、第2接続部52の先端52aに接続されている。
固定部53は、第1方向であるX方向に延びる固定軸53AXにおいて、固定部53を貫通する固定孔53aを有している。固定孔53aは、
図6に示すボルト61を挿通可能に形成されている。つまり、固定孔53aは、ボルト61を挿通する挿通孔である。
【0048】
図11~
図13に示すように、固定部53は、複数の固定片54を有している。
図11、
図13に示すように、固定片54は、固定軸53AXを中心とする周方向に配列されている。各固定片54は、固定軸53AXを中心とする円弧状に形成されている。本実施形態において、固定部53は3つの固定片54を有している。各固定片54は、固定軸53AXの延びる方向から視て、互いの一部が重なるように配置されている。そして、各固定片54は、重なる部分において、互いに一体的に連結されている。
図12に示すように、固定部53は、3つの固定片54を固定軸53AXに沿った方向にずらして配置されている。これにより、固定部53は、周方向に段差54aを有している。そして、固定部53は、周方向において、所定の間隔にて離れた第1環状端53bおよび第2環状端53cを有する開いた環状に形成されている。
【0049】
本実施形態では、
図13に示すように、各固定片54は、固定軸53AXを中心とする円の周方向にずらして配置等角度間隔で配置されている。各固定片54は、固定軸53AXを中心として120度の大きさに形成されている。言い換えると、各固定片54は、中心角を120度とする円弧状に形成されている。そして、第1環状端53bと第2環状端53cとの間に形成される開口部55を有している。開口部55は、固定軸53AXの延びる方向から視て、周方向に隣り合う2つの固定片54における重なり部分56に対応する形状であり、本実施形態では2つの重なり部分56に対応する大きさに形成されている。
【0050】
このような形状の固定部53を有する固定タブ44を備えたヒューズ41は、
図8~
図10に示すように、固定部53を互いに周方向にずらして重ねるように組み合わせられる。そして、固定部53は、それ構成する複数の固定片54を周方向に組み合わせられる。たとえば、3つのヒューズ41において、第2接続部52に接続された固定片54は、1つの円環を構成するようになる他の固定片54についても同様である。このように固定片54が円環を構成することにより、固定片54が接続された第2接続部52は、固定軸53AXの延びる方向において、同一位置に配置される。つまり、同一形状の3つのヒューズ41では、固定軸53AXの延びるX方向において、第2接続部52の位置が同一となる。つまり、3つのヒューズ41において、本体部42およびオスタブ43の位置が、固定軸53AXの延びるX方向において同一となる。これにより、複数のヒューズ41において、オスタブ43の位置を揃えることができる。
【0051】
そして、3つのヒューズ41により円環を構成する各固定片54は、固定軸53AXの延びるX方向に重ねられる。それら固定片54の重なる数は、固定軸53AXの周方向において同じである。したがって、ボルト61およびナット62の周方向において重ねられた3つの固定部53が同じ厚さである。このため、3つのヒューズ41の固定タブ44とプラス側バスバー30とをボルト61およびナット62にて連結する際に、周方向において締結力が同じとなり、良好な連結とすることができる。
【0052】
(作用・効果)
以上記述したように、一実施形態の電気接続箱1およびヒューズ41は、以下に示す作用・効果を奏する。
【0053】
(1)ヒューズ41は、第1端面42aと第2端面42bとを有する円柱状の本体部42と、第1端面42aに設けられたオスタブ43と、第2端面42bに設けられた固定タブ44とを備える。固定タブ44は、第1方向に延びる第1接続部51と、第1接続部51の先端51aから第1方向と直交する第2方向に延びる第2接続部52と、第2接続部52の先端52aに接続された固定部53と、を有する。固定部53は、第1方向に延びる固定軸53AXに沿って貫通する固定孔53aを有している。また、固定部53は、複数の固定片54を有する。複数の固定片54は、固定軸53AXを中心とする周方向に配列されている。各固定片54は、固定軸53AXを中心とする円弧状に形成されている。固定部53は、複数の固定片54を第1方向にずらして配置することによって周方向に所定角度毎に段差54aを有するとともに、周方向において所定の間隔にて離れた第1環状端53bおよび第2環状端53cを有する開いた環状に形成されている。
【0054】
この構成によれば、同じ形状の複数のヒューズ41を用いて複合ヒューズ40を構成する。この場合に、固定タブ44の固定部53を互いに周方向にずらして重ねることで、複数の本体部42を立体的に配置することが可能となる。このため、複数のヒューズ41を高密度に配置することができ、複数のヒューズ41を備える電気接続箱1の小型化を図ることができる。
【0055】
(2)複数の固定片54は、周方向に等角度間隔で配置されている。これにより、複数のヒューズ41の本体部42を周方向に沿って等間隔に配置することができ、複数のヒューズ41を高密度に配置することができる。
【0056】
(3)複数の固定片54は、固定軸53AXを中心として120度の大きさに形成されている。これにより、3つのヒューズ41を高密度に配置することが可能となる。そして、3つのヒューズ41の固定タブ44を周方向にずらして重ねることで、第1方向において3つのオスタブ43の位置を揃えることができる。
【0057】
(4)電気接続箱1は、金属製の筐体10と、筐体10に収容されたプラス側バスバー30と、筐体10に収容され、プラス側バスバー30を囲むように形成されたマイナス側バスバー20と、を備えた。プラス側バスバー30を囲むマイナス側バスバー20は、金属製の筐体10とともにノイズ遮蔽の役割を果たす。したがって、プラス側バスバー30を囲むマイナス側バスバー20を備えることで、マイナス側バスバー20とプラス側バスバー30とを収容する金属製の筐体10の厚さを薄くでき、電気接続箱1の小型化を図ることができる。そして、電気接続箱1を小型化することにより、搭載する車両において、電気接続箱1の配置の自由度を向上できる。
【0058】
(5)電気接続箱1は、マイナス側バスバー20に囲まれた3つのヒューズ41を備える。ヒューズ41はそれぞれ、円柱状の本体部42を有し、ヒューズ41は、本体部42を第1方向に沿って延びるように配置されるとともに、第1方向と交差するとともに互いに交差する第2方向及び第3方向に沿って配列されている。これにより、複数のヒューズ41を高密度に配置でき、電気接続箱1の小型化を図ることができる。
【0059】
(6)ヒューズ41は、本体部42の第1端面42aのオスタブ43と、本体部42の第2端面42bの固定タブ44とを有し、オスタブ43は、プラス側バスバー30と同電位である。プラス側バスバー30と同電位となる部分がマイナス側バスバー20により囲まれ、ノイズを抑制できる。
【0060】
(7)ヒューズ41の固定タブ44は、プラス側バスバー30に電気的に接続されている。したがって、ヒューズ41のオスタブ43をプラス側バスバー30と同電位にできる。
【0061】
(8)マイナス側バスバー20は、ヒューズ41のオスタブ43と対向配置されたバスバー側オスタブ23を有する。対向配置されたオスタブ43とバスバー側オスタブ23が対をなして第2外部端子14を構成し、電気接続箱1と機器72とを容易に接続することができる。
【0062】
(9)プラス側バスバー30は、プラス側接続タブ32を有し、マイナス側バスバー20は、プラス側接続タブ32と対向配置されたマイナス側接続タブ22を有する。この構成によれば、対向配置されたプラス側接続タブ32とマイナス側接続タブ22が対をなして第1外部端子13を構成し、電気接続箱1と機器71とを容易に接続することができる。
【0063】
(変更例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
【0064】
・上記実施形態において、ヒューズ41の数を適宜変更してもよい。例えば、上記実施形態の電気接続箱1において、2つまたは4つ以上のヒューズ41を組み合わせた複合ヒューズ40を備える構成としてもよい。その際、組み合わせるヒューズ41の数に応じて、固定タブ44の形状を変更することもできる。
【0065】
図15は、1つのヒューズ141を示し、
図16~
図18は、
図15のヒューズ141を4つ含む複合ヒューズ140を示す。
ヒューズ141は、本体部142、オスタブ143、固定タブ144を備えている。本体部42は、円柱状に形成され、第1端面42aと第2端面42bとを有している。本体部42は、オスタブ43と固定タブ44との間において、規定以上の電流が流れることによって溶断する構成を有している。
【0066】
オスタブ43は、本体部42の第1端面42aに設けられている。固定タブ144は、本体部142の第2端面142bに設けられている。この変更例において、オスタブ143は、本体部142の第1端面142aから突出するように形成されている。また、固定タブ144は、本体部142の第2端面142bから突出するように形成されている。
【0067】
各ヒューズ141の固定タブ144は、それぞれを互いに組み合わせることにより、上記実施形態のヒューズ41と同様に、本体部142を3次元(3D)状に配列するように構成されている。
【0068】
この変更例のヒューズ141は、4つの固定片154から構成される固定部153を有している。固定部153は、固定軸53AXに沿って固定部153を貫通する固定孔153aを有している。各固定片154は、固定軸53AXの延びる方向から視て、互いの一部が重なるように配置されている。そして、各固定片154は、重なる部分において、互いに一体的に連結されている。
図15に示すように、固定部153は、4つの固定片154を固定軸53AXに沿った方向にずらして配置されている。これにより、固定部153は、周方向に段差154aを有している。そして、固定部153は、周方向において、所定の間隔にて離れた第1環状端153bおよび第2環状端153cを有する開いた環状に形成されている。
【0069】
各固定片154は、固定軸53AXを中心として90度の大きさに形成されている。言い換えると、各固定片154は、中心角を90度とする円弧状に形成されている。そして、第1環状端153bと第2環状端153cとの間に形成される開口部155を有している。開口部155は、固定軸53AXの延びる方向から視て、周方向に隣り合う2つの固定片154における重なり部分156に対応する形状であり、本実施形態では3つの重なり部分156に対応する大きさに形成されている。
【0070】
このような形状の固定部153を有する固定タブ144を備えたヒューズ141は、
図16~
図18に示すように、固定部153を互いに周方向にずらして重ねるように組み合わせられる。そして、固定部153は、それ構成する複数の固定片154を周方向に組み合わせられる。たとえば、4つのヒューズ141において、第2接続部152に接続された固定片154は、1つの円環を構成するようになる他の固定片154についても同様である。このように固定片154が円環を構成することにより、固定片154が接続された第2接続部152は、固定軸53AXの延びる方向において、同一位置に配置される。つまり、同一形状の4つのヒューズ141では、固定軸53AXの延びるX方向において、第2接続部152の位置が同一となる。つまり、3つのヒューズ141において、本体部142およびオスタブ143の位置が、固定軸53AXの延びるX方向において同一となる。これにより、複数のヒューズ141において、オスタブ43の位置を揃えることができる。
【0071】
・上記実施形態では、
図13,
図14に示すように、固定部53を構成する複数の固定片54を、周方向において第2接続部52から1方向に配列したが、第2接続部52に接続する固定片54を適宜変更してもよい。たとえば、上記実施形態では、第1環状端53bを構成する固定片54を第2接続部52に接続するように固定部53を構成したが、第2環状端53cを構成する固定片54を第2接続部52に接続するように固定部53を構成してもよい。この場合、各固定片54は、固定軸53AXに沿って、第2接続部52から本体部42に向けて配列される。また、
図19に示すように、第1環状端53bおよび第2環状端53cを構成しない固定片54を第2接続部52に接続するように固定部53を構成してもよい。
【0072】
・上記実施形態では、各ヒューズ41の固定タブ44とプラス側バスバー30とをボルト61及びナット62により接続したが、例えば溶接等により固定タブ44とプラス側バスバー30とを接続してもよい。
【0073】
・上記実施形態では、マイナス側バスバー20を概略円筒状としたが、他の形状、例えば四角筒状としてもよい。また、マイナス側バスバー20に囲まれる複合ヒューズ40の形状に応じて、マイナス側バスバー20の形状を変更することもできる。
【0074】
・上記実施形態では、電気接続箱1の筐体10を円柱状としたが、他の形状、例えば四角筒状、四角形箱状、等としてもよい。
・今回開示された実施形態及び変更例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0075】
1 電気接続箱
10 筐体
10a 第1端面
10b 第2端面
11 第1接続凹部
12 第2接続凹部
13 第1外部端子
14 第2外部端子
20 マイナス側バスバー
21 本体部
21a 第1端部
21b 第2端部
22 マイナス側接続タブ
23 バスバー側オスタブ
30 プラス側バスバー
31 固定部
31a 貫通孔
32 プラス側接続タブ
40 複合ヒューズ
41 ヒューズ
42 本体部
42a 第1端面
42b 第2端面
43 オスタブ
44 固定タブ
51 第1接続部
51a 先端
52 第2接続部
52a 先端
53 固定部
53a 固定孔
53AX 固定軸
53b 第1環状端
53c 第2環状端
54 固定片
54a 段差
55 開口部
56 重なり部分
61 ボルト
62 ナット
71 機器
71a コネクタ
72 機器
80 ワイヤハーネス
81 コネクタ
82 コネクタ
83a プラス側電線
83b マイナス側電線
90 ワイヤハーネス
91 コネクタ
92 コネクタ
93a プラス側電線
93b マイナス側電線
140 複合ヒューズ
141 ヒューズ
142 本体部
142a 第1端面
142b 第2端面
143 オスタブ
144 固定タブ
152 第2接続部
153 固定部
153a 固定孔
153b 第1環状端
153c 第2環状端
154 固定片
154a 段差
155 開口部
156 重なり部分
X 方向(第1方向)
Y 方向(第2方向)
Z 方向