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  • 特開-冷蔵庫 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023000695
(43)【公開日】2023-01-04
(54)【発明の名称】冷蔵庫
(51)【国際特許分類】
   F25D 21/04 20060101AFI20221222BHJP
   F25D 23/02 20060101ALI20221222BHJP
【FI】
F25D21/04 H
F25D23/02 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021101667
(22)【出願日】2021-06-18
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】弁理士法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】村上 崚
(72)【発明者】
【氏名】垣内 翔太
【テーマコード(参考)】
3L102
【Fターム(参考)】
3L102JA01
3L102KA06
3L102LE02
(57)【要約】
【課題】本開示は、結露防止のためのヒータへの入力を低減し、省エネ性の高い冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本開示は、貯蔵室を備えた冷蔵庫本体1と、貯蔵室の前面開口部1Aの片側に設けられた観音開き式の第一扉6Aと、貯蔵室の前面開口部1Aの反対側に設けられた観音開き式の第二扉6Bと、を備え、第一扉6Aと第二扉6Bとが回動自在に軸支された冷蔵庫50において、第一扉6Aと第二扉6Bの閉塞時に対向する面に外気の熱を搬送するための熱伝導率が高いシートを備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
貯蔵室を備えた冷蔵庫本体と、
前記貯蔵室の前面開口部の片側に設けられた観音開き式の第一扉と、
前記貯蔵室の前面開口部の反対側に設けられた観音開き式の第二扉と、を備え、
前記第一扉と前記第二扉とが回動自在に軸支された冷蔵庫において、
前記第一扉と前記第二扉の閉塞時に対向する面に外気の熱を搬送するための熱伝導率が高いシートを備えた
ことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項2】
前記熱伝導率が高いシートは、前記第一扉と前記第二扉の閉塞時に対向する面におけるもっとも低温となる箇所に設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記熱伝導率が高いシートは、グラファイトシートである
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記熱伝導率が高いシートは、アルミシートである
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、回転仕切体の表面に発生する結露を防止する冷蔵庫を開示する。この冷蔵庫は、扉によって開閉自在な冷蔵室、冷凍室、野菜室等の貯蔵室を備え、大型の冷蔵庫では、観音開き式の扉と、左右いずれか一方の扉の開閉に連動して回動する回転仕切体を設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-249491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、結露防止のためのヒータへの入力を低減し、省エネ性の高い冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示における冷蔵庫は、貯蔵室を備えた冷蔵庫本体と、前記貯蔵室の前面開口部の片側に設けられた観音開き式の第一扉と、前記貯蔵室の前面開口部の反対側に設けられた観音開き式の第二扉と、を備え、前記第一扉と前記第二扉とが回動自在に軸支される。この冷蔵庫は、前記第一扉と前記第二扉の閉塞時に対向する面に外気の熱を搬送するための熱伝導率が高いシートを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本開示における冷蔵庫は、熱輸送手段により外気の熱が、閉鎖時の第一扉と第二扉との間を搬送されるので、回転仕切体の結露を防止するヒータへの入力を低減し、省エネ性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施の形態1における冷蔵庫の斜視図
図2】冷蔵庫の観音開き式扉の一つを示す斜視図
図3】冷蔵庫の観音開き式扉と回転仕切体との要部断面図
図4】実施の形態2における冷蔵庫の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、一般に冷蔵庫は、扉によって開閉自在な冷蔵室、冷凍室、野菜室等の貯蔵室を備えている。それぞれの貯蔵室は扉によって開閉自在となっている。大型の冷蔵庫では、冷蔵室の扉は観音開き式の扉となっている。そして、この観音開き式扉には、その左右いずれか一方の扉の開閉に連動して回動する回転仕切体を設けている。これにより、当該冷蔵庫では、扉閉止時に生じる扉端面同士間の隙間を塞いで気密を確保している。また、回転仕切体の内面には、ヒータが貼付され、回転仕切体の表面に発生する結露を防止している(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
しかしながら、上記従来の冷蔵庫の構成では、ヒータの熱の一部が、回転仕切体を介して、冷蔵室内に侵入していた。このため、回転仕切体の表面に発生する結露を防止するためのヒータへの入力が、増大するという課題があった。
そこで、本開示は、回転仕切体の結露を防止するヒータへの入力を低減し、省エネ性の高い冷蔵庫を提供する。
【0010】
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
【0011】
(実施の形態1)
以下、図1図3を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.冷蔵庫の構成]
図1は、実施の形態1における冷蔵庫の斜視図である。
図1において、本実施の形態に係る冷蔵庫50は、前方を開口した冷蔵庫本体1を備えている。この冷蔵庫本体1は、金属製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3で構成されている。内箱3の内部は、仕切板4、5等によって複数の貯蔵室に仕切られている。また、冷蔵庫本体1の各貯蔵室は、冷蔵庫本体1と同様の断熱構成を採用した扉によって閉塞される。各扉は、開閉自在である。冷蔵庫50では、これらの扉の内、観音開き式扉6が冷蔵室14を閉塞する。
【0012】
[1-1-2.観音開き式扉の構成]
次に、観音開き式扉6について説明する。
図1に示すように、冷蔵室14を閉塞する観音開き式扉6は、第一扉6Aと第二扉6Bからなる。第一扉6Aと第二扉6Bは、それぞれ冷蔵庫本体1の前面開口部1Aに扉ヒンジで回動自在に軸支されている。
【0013】
図2は、第一扉6Aを示す斜視図である。
図2に示すように、第一扉6Aは、樹脂製の扉内枠21と、樹脂製の扉外周枠22と、外装板23と、回転仕切体7とを備えている。
扉内枠21は、第一扉6Aにおいて、冷蔵庫本体1の貯蔵室に面して配置される矩形のパネル状の部材である。
【0014】
外装板23は、第一扉6Aにおいて、扉内枠21に対向して配置される矩形の板状部材であり、当該外装板23は、第一扉6A、及び冷蔵庫50の外表面を形成する。この外装板23は、例えばガラス板等で形成される。
【0015】
扉外周枠22は、矩形の枠状に形成された部材である。扉内枠21の各縁部と、外装板23の各縁部とは、この扉外周枠22によって互いに連結されている。このため、扉外周枠22は、第一扉6Aの天面、底面、及び両側面を形成する。
【0016】
このように第一扉6Aは、全体として箱状に形成されている。扉内枠21と、扉外周枠22と、外装板23とで囲まれる第一扉6Aの内部の空間部分には、硬質発泡ウレタン等の扉用発泡断熱材が充填されている。
【0017】
図3は、冷蔵庫50の観音開き式扉6と回転仕切体7との要部断面図である。この図3は、観音開き式扉6と回転仕切体7とを冷蔵庫50の水平方向に沿って切断した断面図である。
図3に示すように、内枠21の冷蔵室14側に位置する面には、扉内枠21の周縁全体に沿って、ガスケット13Aが設けられている。このガスケット13Aは、第一扉6Aが冷蔵室14を閉塞した場合に、冷蔵庫本体1との間に生じる隙間を塞ぐための樹脂製の封止部材である。ガスケット13Aの内、第一扉6Aが軸支されている側の側面とは反対側に位置する側面8Aに沿って延びる箇所には、内部に線状の磁石が収められている。
【0018】
扉外周枠22の側面8Aは、平板状に形成されている。この側面8Aの長手方向に沿って延びる両縁には、側面8A側から当該側面8Aの反対側に位置する側面、すなわち第一扉6Aが軸支されている側に位置する側面に向かって、所定の幅寸法で延びる板状の扉外周枠フランジ部24が設けられている。
【0019】
また、扉外周枠22において、側面8Aの第一扉6Aの内部の空間部分側に位置する面である扉外周枠内側10には、熱輸送手段11が設けられている。この熱輸送手段11は、グラファイトシートや、アルミシート等といった熱伝導率の高いシートで形成されている。
本実施の形態では、熱輸送手段11は、側面8Aの長手方向全体に亘って設けられている。この熱輸送手段11は、幅方向に位置する両縁が一対の扉外周枠フランジ部24によって、当該熱輸送手段11の幅方向に位置する両縁から挟み込まれるように保持されている。
【0020】
扉内枠21において、側面8A側に位置する縁部には、回転仕切体7が設けられている。回転仕切体7は、第一扉6Aの側面8Aの長手方向に沿って延びる短冊状の細長い部材である。
回転仕切体7は、上下両端がヒンジ部材25によって第一扉6Aの扉内枠21に軸支されている。回転仕切体7は、第一扉6Aの開閉に連動して回転する。
【0021】
回転仕切体7は、内部に空間が設けられた扁平な箱状に形成されている。この回転仕切体7の内部には、当該回転仕切体7の上下方向に沿って延びる一対の線状の磁石と、結露防止用ヒータ9とが収められている。
結露防止用ヒータ9は、電力が供給されることで発熱し、回転仕切体7を加熱して結露や凍結が生じることを抑制するものである。本実施の形態では、結露防止用ヒータ9は、線状に形成され、回転仕切体7の上下方向全体に亘って、ループ状に配置されている。
また、回転仕切体7の内部は、硬質発泡ウレタン等の発泡断熱材が充填されている。
【0022】
第二扉6Bは、冷蔵庫50の正面視で、第一扉6Aと鏡像関係にある対称形状となるように、形成されている。この第二扉6Bは、第一扉6Aと同様に、樹脂製の扉内枠21と、樹脂製の扉外周枠22と、外装板23とを備え、回転仕切体7が省略されている。
【0023】
第二扉6Bは、当該第二扉6Bが軸支されている側の側面とは反対側に位置する側面8Bを備えている。側面8Bは、第一扉6Aの側面8Aと略同一形状に形成される。
【0024】
さらに、第二扉6Bは、扉外周枠22において、側面8Aの第一扉6Aの内部の空間部分側に位置する面である扉外周枠内側10には、熱輸送手段11が設けられている。この熱輸送手段11は、グラファイトシートや、アルミシート等といった熱伝導率の高いシートで形成されている。
本実施の形態では、熱輸送手段11は、側面8Aの長手方向全体に亘って設けられている。この熱輸送手段11は、幅方向に位置する両縁が一対の扉外周枠フランジ部24によって、当該熱輸送手段11の幅方向に位置する両縁から挟み込まれるように保持されている。
【0025】
[1-2.作用]
以上のように構成された実施の形態1の冷蔵庫50について、以下その動作、作用について説明する。
冷蔵庫50において、第一扉6Aと第二扉6Bとが閉塞されると、側面8Aと側面8Bとが対向するように配置される。
また、回転仕切体7は、回動し、側面8Aと側面8Bに接近した箇所で、第一扉6Aが備えるガスケット13Aと、第二扉6Bが備えるガスケット13Bに当接する。さらに、回転仕切体7の内部に収められた磁石とガスケット13A、13Bの内部に収められた磁石とが磁力によって互いに引かれ合うことで、回転仕切体7がガスケット13A、13Bに密着する。これによって、回転仕切体7と、第一扉6Aと第二扉6Bとの隙間が封止される。
【0026】
上述のように、第一扉6Aと第二扉6Bとが備える扉外周枠内側10には、熱輸送手段11が設けられる。第一扉6Aと第二扉6Bとが閉塞された状態において、熱輸送手段11は、第一扉6Aと第二扉6Bとがそれぞれ備える各扉内枠21に接近した箇所である各扉外周枠近傍12にまで延在することにより、冷蔵庫本体1の設置外気の熱をガスケット13A、ガスケット13Bまで輸送することが可能となっている。これによって、冷蔵庫50では、結露防止用ヒータ9の入力を低減することができる。
【0027】
[1-3.効果等]
以上のように本実施の形態の冷蔵庫50は、冷蔵室14(貯蔵室)を備えた冷蔵庫本体1と、観音開き式の第一扉6Aと、第二扉6Bを備えている。冷蔵庫本体1では、冷蔵室14の前面開口部1Aの片側に第一扉6Aが、反対側に第二扉6Bがそれぞれ回動自在に軸支されている。
【0028】
冷蔵庫50は、第一扉6Aと第二扉6Bの閉塞時に対向する側面8の内部に外気の熱を搬送する熱輸送手段11を備えている。
これにより、側面8では、冷蔵庫50の外部である高温外気の熱を冷蔵室14の内部側である低温部へ熱輸送できるので、回転仕切体7、ガスケット13A、13Bが結露することを抑制できる。また、冷蔵庫50では、結露防止用ヒータ9の電力の入力を低減することができる。
【0029】
さらに、冷蔵庫50は、第一扉6Aと第二扉6Bの閉塞時に対向する側面8において、熱輸送手段11を保持する扉外周枠フランジ部24を備えている。
これにより、冷気漏れを防止するガスケット13A、13Bの端部を、効率よく加温することができる。また、第一扉6Aと第二扉6Bのそれぞれの側面8A、8Bの間にある隙間を閉塞する回転仕切体7を介して、熱輸送手段11の熱の一部が冷蔵室14に伝わることを抑制できる。
【0030】
本実施の形態のように、熱輸送手段11を形成する熱伝導率が高いシートは、グラファイトシートであってもよい。これにより、熱輸送手段11は、異方性の熱伝導特性を有する材料で形成される。そのため、熱輸送手段11は、より効率よく、側面8の内部に外気の熱を搬送することができる。
【0031】
本実施の形態のように、熱輸送手段11を形成する熱伝導率が高いシートは、アルミシートであってもよい。これにより、熱輸送手段11は、柔軟性、加工性に優れた材料で形成される。そのため、冷蔵庫50では、熱輸送手段11をより低コストで形成することができる。
【0032】
(実施の形態2)
以下、図4を用いて、実施の形態2を説明する。
[2―1.構成]
図4は、実施の形態2における冷蔵庫50の斜視図である。図4において、図1と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
上記実施の形態1では、熱輸送手段11が各側面8A、8Bの長手方向全体に亘って設けられていた。これに対して、本実施の形態では、熱輸送手段11は、各側面8A、8Bの長手方向において、その一部にのみ設けられている。
【0033】
詳述すると、図4に示すように、第一扉6A、及び第二扉6Bには、各側面8A、8Bの長手方向において、四角の点線で囲まれている領域Rに重なる範囲にのみ熱輸送手段11が設けられ、他の範囲では省略されている。
【0034】
[2-2.動作]
以上のように構成された実施の形態2の冷蔵庫について、以下その動作、作用について説明する。
冷蔵庫50において、観音開き式扉6の長手方向(上下方向)では、上部付近よりも下部付近が庫内の空気の流れにより低い温度となるため、側面8の温度分布は不均一になりやすい。
すなわち、図4に示すように、観音開き式扉6の長手方向では、上部付近よりも領域Rに重なる範囲が庫内の空気の流れにより低い温度となるため、側面8の温度分布が不均一になりやすい。
【0035】
本実施の形態では、観音開き式扉6の長手方向の最冷部である領域Rに重なる範囲にのみに熱輸送手段11を備えることで、均一な温度になる。そのため、本実施の形態では、実施形態1と比べて、コストを抑えて熱輸送手段11を設け、結露防止用ヒータ9の入力を低減することができる。
【0036】
[2-3.効果等]
以上のように実施の形態2の冷蔵庫50は、一対の第一扉6A、及び第二扉6Bの対向する側面8A、8Bの内、最も低温となる箇所のみに高熱伝導率を有するシートが設けられている。
このように、冷蔵庫50では、観音開き式扉6の側面8の最冷部のみに熱輸送手段を備えることで、側面8の長手方向の温度分布を均一にできる。そして、結露防止用ヒータ9の電力の入力は、最冷部が結露しないようになる値を与えられているため、冷蔵庫50では、当該結露防止用ヒータ9の入力を低減することができる。
【0037】
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1及び2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1及び2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
【0038】
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本開示は、熱輸送手段で搬送される外気の熱で回転仕切体の結露を抑制することで結露防止用ヒータへの入力を低減し、省エネ性を向上させることができるので、回転仕切体を備えた家庭用及び業務用など様々な種類及び大きさの冷蔵庫に適用することができる。
【符号の説明】
【0040】
1 冷蔵庫本体
1A 前面開口部
6 観音開き式扉
6A 第一扉
6B 第二扉
7 回転仕切体
8、8A、8B 側面(面)
9 結露防止用ヒータ
10 扉外周枠内側
11 熱輸送手段
12 扉外周枠近傍
13A ガスケット
13B ガスケット
14 冷蔵室
21 扉内枠
22 扉外周枠
23 外装板
24 扉外周枠フランジ部
50 冷蔵庫
R 領域
S 空間
図1
図2
図3
図4