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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023090799
(43)【公開日】2023-06-29
(54)【発明の名称】買物アプリケーションプログラム
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/00 20060101AFI20230622BHJP
   G07G 1/01 20060101ALI20230622BHJP
   G07G 1/14 20060101ALI20230622BHJP
   G06Q 20/20 20120101ALI20230622BHJP
【FI】
G07G1/00 311E
G07G1/00 301D
G07G1/00 331C
G07G1/01 301E
G07G1/14
G06Q20/20
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023071076
(22)【出願日】2023-04-24
(62)【分割の表示】P 2019135321の分割
【原出願日】2019-07-23
(71)【出願人】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100139686
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 史朗
(74)【代理人】
【識別番号】100169764
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(72)【発明者】
【氏名】田代 勝章
(57)【要約】
【課題】顧客に通信費用を負担させずに、精算による待ち時間を少なくした商品販売システムを提供する。
【解決手段】顧客の携帯端末装置と買物かごと小売店端末装置と会員管理サーバと商品管理サーバとを用いた商品販売システムにおいて、前記携帯端末装置にインストールする買物アプリケーションプログラムであって、前記携帯端末装置が、前記会員管理サーバが発行した会員IDを記憶することで実行可能モードに設定され、買物手続き表示プログラムと、商品コード読み取りプログラムを有し、購入商品コード表示プログラムを有し、前記メイン画面に、商品を買物かごに入れる際に商品のバーコードを読み取る操作の選択ボタンを表示し、買物を中止する商品を買物かごから取り出す際に商品のバーコードを読み取る操作の選択ボタンを表示することを特徴とする買物アプリケーションプログラムを用いる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客の携帯端末装置と買物かごと小売店端末装置と会員管理サーバと商品管理サーバとを用いた商品販売システムにおいて、アプリ配信サイトまたは前記会員管理サーバまたは前記小売店端末装置から前記携帯端末装置にインストールする買物アプリケーションプログラムであって、
前記携帯端末装置が、前記会員管理サーバが発行した会員IDを記憶することで実行可能モードに設定され、
買い物手順のメイン画面を表示する買物手続き表示プログラムと、
商品のバーコードを読み取る商品コード読み取りプログラムを有し、
会員IDと顧客の購入商品の商品コードと商品個数の情報を含むコード画像を画面に表示する購入商品コード表示プログラムを有し、
前記メイン画面に、商品を買物かごに入れる際に商品のバーコードを読み取る操作の選択ボタンを表示し、
買物を中止する商品を買物かごから取り出す際に商品のバーコードを読み取る操作の選択ボタンを表示する
ことを特徴とする買物アプリケーションプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、買物アプリケーションプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯端末を用いた商品販売システムとして、特許文献1等の技術が提案されている。この種の商品販売システムでは、顧客自身が、携帯端末を用いて商品バーコードを読み取りつつ、商品を買物かごに投入していく。これにより、従来のレジ担当者による会計処理を省略できるため、店舗にとっては人員を削減でき、顧客にとっては精算による待ち時間が少なくなり買い物に要する時間を短縮できる利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-010521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は、顧客の携帯端末装置が通信回線を通じて商品管理サーバにアクセスして、その結果を2次元コードとして受取り、携帯端末装置に表示した2次元コードを小売店端末装置で読み取り精算する。
【0005】
そのため、特許文献1の技術では、顧客の携帯端末装置が通信回線を通じて商品管理サーバにアクセスするため、その通信費用を顧客が負担する必要がある問題があった。
【0006】
その問題に加え、商品のバーコードを携帯端末装置で読み取った後、商品管理サーバにアクセスする際に、何らかの原因でネットワーク障害が発生した場合、顧客が買い物をすることができなくなる問題があった。
【0007】
また、買い物客が多数来店し、通信量が増え、商品管理サーバの負荷量が上がると、通信回線を通じて商品管理サーバにアクセスする通信の応答時間が遅くなる場合を生じる問題があった。
【0008】
また、顧客が商品管理サーバにアクセスしている間に、悪意の第三者が、顧客が商品管理サーバにアクセスする情報を入れたパケットデータを盗聴し、顧客になりすまして商品管理サーバの情報を書き換える等の攻撃を受けるリスクがある問題があった。
【0009】
また、顧客が対象商品コードを読み込んだ時点における価格の情報を携帯端末装置が保持する事になるが、顧客がレジで精算するまでの間に価格を低減するタイムセールスがおこなわれた場合、タイムセールスで価格改定をする以前の高い金額で顧客が当該商品の精算をする可能性がある問題もあった。
【0010】
本発明の課題は、かかる問題点を除き、顧客に商品管理サーバにアクセスする通信費用を負担させずに、精算による待ち時間を少なくして顧客に快適なサービスを提供できる商品販売システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、顧客の携帯端末装置と買物かごと小売店端末装置と会員管理サーバと商品管理サーバとを用いた商品販売システムにおいて、アプリ配信サイトまたは前記会員管理サーバまたは前記小売店端末装置から前記携帯端末装置にインストールする買物アプリケーションプログラムであって、
前記携帯端末装置が、前記会員管理サーバが発行した会員IDを記憶することで実行可能モードに設定され、
買い物手順のメイン画面を表示する買物手続き表示プログラムと、
商品のバーコードを読み取る商品コード読み取りプログラムを有し、
会員IDと顧客の購入商品の商品コードと商品個数の情報を含むコード画像を画面に表示する購入商品コード表示プログラムを有し、
前記メイン画面に、商品を買物かごに入れる際に商品のバーコードを読み取る操作の選択ボタンを表示し、
買物を中止する商品を買物かごから取り出す際に商品のバーコードを読み取る操作の選択ボタンを表示する
ことを特徴とする買物アプリケーションプログラムである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、顧客の携帯端末装置が、商品のバーコードを撮影し商品コードを読み取る商品コード読み取り手段と、会員IDと顧客の購入商品の商品コードと商品個数の情報を含むコード画像を画面に表示する購入商品コード表示手段を有する。そして、小売店端末装置が、顧客の購入商品が収納された前記買物かごの重量を測定する重量測定手段と、顧客の携帯端末装置の画面に表示されたコード画像が含む情報を読み取る画面表示コード読み取り手段を有する。
【0013】
小売店端末装置は、顧客の携帯端末装置の画面に表示されたコード画像から読み取った情報を、会員管理サーバおよび商品管理サーバに送信して、会員管理サーバから顧客の照合情報を受信し、商品管理サーバから購入商品の商品名および商品価格と商品重量の商品情報を含む購入商品明細情報を受信する。また、小売店端末装置は、購入商品の重量の合計値を計算し、重量測定手段が測定した買物かご内の購入商品の総重量と比較し、その比較の結果と、顧客の照合情報と商品名および商品価格と商品重量を含む商品情報を小売店端末装置の表示手段に表示して店員に通知する。
【0014】
これにより、本発明は、顧客に、携帯端末装置が商品管理サーバにアクセスする通信費用を負担させずに、レジの店員に速やかに顧客の購入商品を精算させて、買い物の際の精算による顧客の待ち時間を少なくして顧客に快適なサービスを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施形態の商品販売システムのシステム構成図である。
図2】本発明の実施形態の商品販売システムの運用の概略を示す図である。
図3】本発明の実施形態の商品販売システムが顧客情報をデータベースに登録するために顧客の携帯端末装置に表示する顧客情報の入力指示画面を示す図である。
図4】本発明の実施形態が顧客の携帯端末装置の画面に表示するメニューボタン群を示す図である。
図5】(a)本発明の実施形態が顧客の携帯端末装置の画面に表示する、撮像した購入商品のバーコードの画像を示す図である。(b)顧客に購入商品Pの個数を入力させる携帯端末装置の操作画面を示す図である。
図6】(a)本発明の実施形態が顧客の携帯端末装置の画面に表示する、メニューボタンの「b)商品をもどす」が選択された場合の表示例を示す図である。(b)撮像した、棚に戻す商品のバーコードの画像を示す図である。(c)顧客にかごに残す商品の個数を入力させる携帯端末装置の操作画面を示す図である。
図7】(a)本発明の実施形態が顧客の携帯端末装置の画面に表示する、メニューボタンの「c)会計をする」ボタンが選択された場合の表示例を示す図である。(b)携帯端末装置の画面に表示するコード画像DSの例を示す図である。(c)コード画像DSが含む情報である、会員IDと、複数の、商品コードと商品個数の情報を示す図である。
図8】本発明の実施形態が顧客の携帯端末装置内に、実行可能な買物アプリケーション手段を構築する手順を示すフローチャートである。
図9】本発明の実施形態が顧客に商品を販売する手順を示すフローチャート(その1)である。
図10】本発明の実施形態が顧客に商品を販売する手順を示すフローチャート(その2)である。
図11】本発明の実施形態が顧客に商品を販売する手順を示すフローチャート(その3)である。
図12】本発明の実施形態が顧客に商品を販売する手順を示すフローチャート(その4)である。
図13】本発明の実施形態が顧客に商品を販売する手順を示すフローチャート(その5)である。
図14】本発明の実施形態が顧客に商品を販売する手順を示すフローチャート(その6)である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<第1の実施形態>
以下、本発明の商品販売システムを、スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア等の小売店に適用した実施形態を図1から図14を参照して説明する。
【0017】
本実施形態の商品販売システムは、図1のブロック図の様な構成のシステムを、図2の様に運用する。すなわち、顧客の携帯端末装置10と、買物かごCと、店員が操作するレジの小売店端末装置20と、会員管理サーバ30と商品管理サーバ40を備えている。また、顧客の携帯端末装置10に、アプリ配信サイト50から、外部ネットワーク100を介して、買物アプリケーションプログラムAPをダウンロードさせてインストールさせて買物アプリケーション手段13を構築させて用いる。
【0018】
本実施形態の商品販売システムは、図2の様に、顧客が自分の携帯端末装置10に構築した買物アプリケーション手段13を用いて、携帯端末装置10で購入商品PのバーコードBを読み取って買物かごCに購入商品Pを収納する。そして、会計処理の際に、買物アプリケーション手段13が、携帯端末装置10の表示手段11に、コード情報を含む2次元コード等のコード画像DSを表示する。その携帯端末装置10の表示手段11に表示されたコード画像DSを、レジの小売店端末装置20の撮像手段21が撮影してコード情報を読み取って会計処理に用いる。
【0019】
小売店端末装置20は、撮像手段21が撮影したコード画像DSが含む情報を、画面表示コード読み取り手段22で読み取る。また、重量測定手段23を用いて顧客の購入商品Pの総重量を計測する。そして、小売店端末装置20は、内部ネットワーク101を介して会員管理サーバ30及び商品管理サーバ40から受信した、顧客の照合情報と商品情報を用いて、顧客の購入商品Pの販売精算処理を行う。
【0020】
(買物アプリケーションプログラムAP)
本実施形態の商品販売システムは、外部ネットワーク100に接続されたアプリ配信サイト50に、顧客の携帯端末装置10にインストールする買物アプリケーションプログラムAPを登録しておく。図2の様に、顧客の携帯端末装置10が、アプリ配信サイト50にアクセスして、買物アプリケーションプログラムAPを受信してインストールする。
【0021】
この買物アプリケーションプログラムAPは、小売店端末装置20を経由して会員管理サーバ30から顧客の携帯端末装置10にインストールすることができる様にシステムを構成する事もできる。
【0022】
(会員管理サーバ30)
会員管理サーバ30は、販売チェーン等の販売グループ毎に設け、会員登録手段31と会員データベース32を有している。
【0023】
(会員登録手段31)
会員管理サーバ30の会員登録手段31は、販売チェーン等の販売グループの買物アプリケーションプログラムAPをアプリ配信サイト50に登録しておく。
【0024】
顧客の携帯端末装置10は、アプリ配信サイト50から、販売チェーン等の販売グループの買物アプリケーションプログラムAPをダウンロードしてインストールする。また、携帯端末装置10は、小売店端末装置20を経由して会員管理サーバ30から買物アプリケーションプログラムAPを受信してインストールすることもできる。
【0025】
顧客が携帯端末装置10にインストールした買物アプリケーションプログラムAPは、顧客に携帯端末装置10から、顧客情報及び会員用パスワードを入力させる。そして、その顧客情報と会員用パスワードを会員管理サーバ30に送信して顧客を会員登録する。
【0026】
会員管理サーバ30の会員登録手段31は、顧客の携帯端末装置10の買物アプリケーションプログラムAPから顧客情報等を受信すると、会員IDを発行し、会員IDに顧客情報と会員用パスワードを紐付けて、会員データベース32に記憶して顧客を会員登録する。
【0027】
(会員データベース32)
すなわち、会員管理サーバ30の会員登録手段31が、新たに登録した顧客の会員データを会員データベース32に追加して記憶させる。会員データベース32は、図1のように、各会員について、会員IDと、顧客情報と会員用パスワードを紐付けて記憶する。
【0028】
そして、会員登録手段31は、顧客の携帯端末装置10に、登録した顧客の会員IDの情報を送信する。
【0029】
顧客の携帯端末装置10の買物アプリケーションプログラムAPは、会員管理サーバ30から受信した会員IDを記憶することで、実行可能な買物アプリケーション手段13を構築する。
【0030】
会員管理サーバ30は、小売店端末装置20から顧客の会員IDを受信し、会員ID情報を受信した会員管理サーバ30は、顧客が会員であるか否か照合し、その結果の顧客の照合情報を小売店端末装置20に送信する。
【0031】
(商品管理サーバ40)
商品管理サーバ40は、会員管理サーバ30と同様に、販売チェーン等の販売グループ毎に設け、商品情報管理手段41と商品データベース42を有している。
【0032】
商品管理サーバ40は、商品情報管理手段41が、小売店端末装置20と通信して、小売店端末装置20に顧客の購入商品明細情報LISTを送信する。
【0033】
(商品情報管理手段41)
商品管理サーバ40の商品情報管理手段41は、小売店端末装置20から、商品コードと商品個数を受信する。
【0034】
また、商品情報管理手段41は、受信した商品コードをキーにして、商品データベース42から商品名および商品価格と商品重量を含む商品情報を読み出す。
【0035】
(商品データベース42)
商品データベース42は、各商品について、商品コードと、商品名と、商品価格と、商品重量とを紐付けて記憶する。商品データベース42が記憶している商品重量は、小売店端末装置20が重量測定手段23で測定した購入商品Pの総重量と照合して商品の購入ミスを発見する際に利用される。
【0036】
そして、商品情報管理手段41は、商品データベース42から読み出した商品情報の購入商品明細情報LISTを作成し小売店端末装置20に送信する。
【0037】
(携帯端末装置10)
携帯端末装置10は、顧客が所有するスマートフォンやタブレット端末装置であり、図1のブロック図の様に、タッチパネル機能を有する表示手段11と、撮像手段12を備えている。なお、携帯端末装置10としては、これらの手段を備えた情報処理端末であればよく、携帯電話、ノート型パソコン等を用いる事もできる。
【0038】
(買物アプリケーションプログラムAPのインストール)
顧客の携帯端末装置10は、アプリ配信サイト50にアクセスして、図2の様に、買物アプリケーションプログラムAPを受信して携帯端末装置10にインストールする。
【0039】
この買物アプリケーションプログラムAPは、顧客の携帯端末装置10が、買物アプリケーションプログラムAPを記憶している小売店端末装置20から、ダウンロードしてインストールする事もできる。
【0040】
顧客の携帯端末装置10が、買物アプリケーションプログラムAPを小売店端末装置20からダウンロードする場合は、更に顧客の通信費用の負担を軽減できる効果がある。
【0041】
また、更に、顧客の携帯端末装置10が、顧客情報を会員管理サーバ30に送信する通信を、小売店端末装置20が仲介して行う様にする事もできる。そうする場合は、顧客が会員管理サーバ30に登録する処理における顧客の通信費用の負担も無くす事ができる効果がある。
【0042】
顧客は、携帯端末装置10にインストールした買物アプリケーションプログラムAPによって、図3の様に、顧客情報及び会員用パスワードを入力して、そのデータを会員管理サーバ30に送信する。
【0043】
会員管理サーバ30の会員登録手段31は、顧客の会員IDを発行して、図1の様な会員データベース32に顧客情報を登録する。そして、その会員IDを、顧客の携帯端末装置10に送信する。
【0044】
顧客の携帯端末装置10の買物アプリケーションプログラムAPは、会員登録した顧客の会員IDを会員管理サーバ30から受信して記憶することで、携帯端末装置10に、実行可能な買物アプリケーション手段13を構築する。
【0045】
(買物アプリケーション手段13)
買物アプリケーション手段13は、図1の様に、買物手続き表示手段13aと、商品コード読み取り手段13bと購入商品コード表示手段13cを有する。以下で、図2の動作概要を参照して、買物アプリケーション手段13の機能を説明する。
【0046】
(買物手続き表示手段13a)
買物手続き表示手段13aは、タッチパネルの表示手段11に図4の様な、買い物手順のメイン画面を表示して、タッチパネルのその画面を顧客に操作させる。
【0047】
買い物手順のメイン画面は、図4の様に、a)かごに入れる、b)商品をもどす、c)会計をする、d)かごを空にする、の4つのボタンを表示する。買物アプリケーション手段13は、その4つのボタンに対応して、商品コード読み取り手段13bや購入商品コード表示手段13cを動作させる等の処理を行う。
【0048】
(商品コード読み取り手段13b)
顧客が買物をする場合に、図4(b)の様に、買い物手順のメイン画面の「a)かごに入れる」ボタンをタップすると商品コード読み取り手段13bが起動する。そして、商品コード読み取り手段13bは、顧客が購入商品Pを買物かごCに入れる前に、図5(a)の様に、顧客に撮像手段12で購入商品Pの商品バーコードBを撮影させる。
【0049】
商品コード読み取り手段13bは、顧客が同じ商品を複数個購入する場合は、図5(b)の様な画面を表示して、顧客にその購入商品Pの個数を入力させる。商品コード読み取り手段13bは、顧客が撮像手段12で撮影した商品バーコードBの画像から、バーコードBによる商品コードを読み取る。
【0050】
(顧客が商品を棚に戻す場合)
顧客が、買物かごCに入れた購入商品Pの購入を止めて買物かごCから棚に戻す場合に、図6(a)に様に「b)商品をもどす」ボタンをタップすると、商品コード読み取り手段13bが、顧客に、買物かごCから棚に戻す購入商品PのバーコードBを撮像手段12で撮影させて、撮影した画像を図6(b)の様に表示する。
【0051】
商品コード読み取り手段13bは、顧客が、購入商品Pの数個の購入を中止して棚に戻す場合は、図6(c)の様な画面を表示して、顧客にその購入商品Pをかごに残す個数を入力させる。商品コード読み取り手段13bは、顧客が撮像手段12で撮影した商品バーコードBの画像から商品コードを読み取る。
【0052】
そうして、顧客は、購入する予定の商品の商品コードを携帯端末装置10で読み取り、また、商品個数も携帯端末装置10に入力し、購入を予定する全ての購入商品Pを買物かごCに収納する。
【0053】
(購入商品Pの会計処理)
顧客が、その買物かごCを小売店端末装置20の前まで運んで購入商品Pの会計処理をする場合に、図7(a)の様に、携帯端末装置10の表示手段11に表示されている買い物手順のメイン画面の「c)会計をする」ボタンをタップする。
【0054】
そして、顧客が、購入商品Pを収納した買物かごCを小売店端末装置20の重量測定手段23の上に置く。
【0055】
(購入商品コード表示手段13c)
顧客が、携帯端末装置10の表示手段11に表示されている買い物手順のメイン画面の「c)会計をする」ボタンをタップすると、購入商品コード表示手段13cが、図7(b)の様な、会計処理の情報を含むコード画像DSを表示手段11に表示する。このコード画像DSが含む情報は、図7(c)の様に、会員IDと、複数の、商品コードCDと商品個数NMBの情報から成る。
【0056】
そして、顧客が、そのコード画像DSを表示した携帯端末装置10を、小売店端末装置20の撮像手段21の位置に設置する。
【0057】
小売店端末装置20の撮像手段21は、顧客が設置した携帯端末装置10の表示手段11に表示されているコード画像DSを撮影する。
【0058】
買物アプリケーション手段13の購入商品コード表示手段13cは、必ずしも1つのコード画像に一度に全ての購入商品Pの商品情報を含ませて表示しないでも良い。購入商品コード表示手段13cは、購入商品P毎に、順次に、一部の情報を含むコード画像DSを、表示を切り替えて表示し、小売店端末装置20の撮像手段21に複数のコード画像DSを撮影させる様にする事もできる。
【0059】
(小売店端末装置20)
小売店端末装置20は、店員が操作する情報処理端末であり、撮像手段21と、画面表示コード読み取り手段22と、重量測定手段23と、通信手段24と購入商品明細作成手段25と表示手段26を備えている。店員は、この小売店端末装置20を用いて、顧客の購入商品Pと精算情報の照合を行い、会計チェックを行う。
【0060】
小売店端末装置20は、買物アプリケーションプログラムAPを記憶し、顧客の携帯端末装置10に、小売店端末装置20から、買物アプリケーションプログラムAPをダウンロードしてインストールさせるようにする事もできる。また、小売店端末装置20が、顧客の携帯端末装置10が、顧客情報を会員管理サーバ30に送信する通信を仲介して行う様にする事もできる。
【0061】
小売店端末装置20をそのようにすると、顧客の携帯端末装置10が、買物アプリケーションプログラムAPをダウンロードする顧客の通信費用の負担を無くす事ができる効果がある。また、顧客が会員管理サーバ30に登録する処理における顧客の通信費用の負担も無くす事ができる効果がある。
【0062】
(画面表示コード読み取り手段22)
小売店端末装置20の画面表示コード読み取り手段22は、顧客の携帯端末装置10の表示手段11の画面に表示されている、会員IDと商品コードと商品個数の情報を含むコード画像DSを撮像手段21で撮影する。そして、そのコード画像DSから会員IDと商品コードを読み取る。
【0063】
画面表示コード読み取り手段22は、通信手段24を用いて、読み取った顧客の会員IDを会員管理サーバへ送信し、購入商品Pの商品コードと購入商品Pの個数のデータを商品管理サーバ40に送信する。
【0064】
会員ID情報を受信した会員管理サーバ30は、顧客が会員であるか否か照合し、その結果の顧客の照合情報を小売店端末装置20に送信する。商品管理サーバ40は、当該商品コードに対応する商品情報を含む購入商品明細情報LISTを作成して小売店端末装置20に送信する。
【0065】
(重量測定手段23)
小売店端末装置20の重量測定手段23は、買物かごCに収容されている購入商品Pの総重量を測定する。また、買物かごCを含めた合計重量から予め測定した買物かごCの重量を差し引いた購入商品Pの総重量を算出することもできる。
【0066】
(購入商品明細作成手段25)
小売店端末装置20の購入商品明細作成手段25は、以下の様に、商品管理サーバ40から受信した購入商品明細情報LISTを表示手段26に表示して店員に確認させる。店員は、表示手段26に表示された購入商品明細情報LISTと、顧客本人と、買物かごC内の購入商品Pとを目視によって比較照合して、顧客の購入商品Pの会計の適否を判定する。
【0067】
すなわち、購入商品明細作成手段25は、商品管理サーバ40から受信した購入商品明細情報LISTから抽出した商品重量の値を使って購入商品Pの重量の合計値を計算し、その合計値を、重量測定手段23が測定した購入商品Pの総重量と比較する。両者の重量が相違した場合には、その旨を表示手段26に表示して店員に警告する。
【0068】
また、購入商品明細作成手段25は、顧客が未成年である場合に、購入商品明細情報LISTに記載された購入商品Pに顧客が購入すべきで無い商品が含まれている場合は、その旨を警告する購入規則違反警告情報を作成し、その購入規則違反警告情報を表示手段26に表示して店員に警告する。
【0069】
(動作手順)
次に、図2から図14を参照し、本実施形態の商品販売システムの動作手順を説明する。
【0070】
(買物アプリケーション手段13の構築処理)
図8のフローチャートのステップS1からステップS4の手順で、顧客の携帯端末装置10内に、実行可能な買物アプリケーション手段13を構築する。
【0071】
(ステップS1)買物アプリケーションプログラムAPのインストール
顧客の携帯端末装置10が、アプリ配信サイト50にアクセスして、買物アプリケーションプログラムAPを受信してインストールする。また、携帯端末装置10は、小売店端末装置20を経由して会員管理サーバ30から買物アプリケーションプログラムAPを受信してインストールすることもできる。
【0072】
(ステップS2)
顧客の携帯端末装置10にインストールされた買物アプリケーションプログラムAPは、図3の様に、表示手段11の画面に顧客情報及び会員用パスワードの入力指示画面を表示して、顧客に、顧客情報及び会員用パスワードを入力させる。
【0073】
買物アプリケーションプログラムAPは、顧客が顧客情報及び会員用パスワードを入力すると、会員管理サーバ30に、顧客情報及び会員用パスワードのデータを送信する。
【0074】
(ステップS3)
会員管理サーバ30の会員登録手段31は、顧客の携帯端末装置10から顧客情報及び会員用パスワードのデータを受信すると、その顧客の会員IDを発行して、顧客を会員データベース32に登録する。そして、発行した会員IDを顧客の携帯端末装置10に送信する。
【0075】
(ステップS4)
顧客の携帯端末装置10の買物アプリケーションプログラムAPは、会員登録した顧客の会員IDを会員管理サーバ30から受信して記憶することで、携帯端末装置10に、実行可能な買物アプリケーション手段13を構築する。
【0076】
(商品の販売処理)
図9から図14のフローチャートに従って顧客に購入商品Pを販売する。
【0077】
(購入商品Pを買物かごCに入れる処理)
図9から図11に示すステップS5からステップS8の手順によって、顧客が、購入商品PのバーコードBを携帯端末装置10の撮像手段12で撮影しつつ購入商品Pを買物かごCに入れ、また、買い物を中止した購入商品Pを棚に戻す処理を行う。
【0078】
(ステップS5)
顧客は、携帯端末装置10の買物アプリケーションボタンをタップして買物アプリケーション手段13を起動する。
【0079】
(ステップS6)買物手続き表示プログラム
買物アプリケーション手段13の買物手続き表示手段13aが、表示手段11の画面に、買い物手順のメイン画面として、図4(a)の様に、a)かごに入れる、b)商品をもどす、c)会計をする、d)かごを空にする、の4つのボタンを含むメニューボタン群を表示する。
【0080】
(ステップS7)購入商品Pのかご入れ処理
買物手続き表示手段13aが、図4(b)の様に、顧客が「a)かごに入れる」ボタンをタップした事を検知すると、図10の手順のかご入れ処理を行う。
【0081】
(商品コード読み取りプログラム)
先ず商品コード読み取り手段13bが、撮像手段12を起動して購入商品PのバーコードBを撮影する。商品コード読み取り手段13bは、バーコードBの画像を解析して商品コードCDを読み取る。商品コード読み取り手段13bは、図5(a)の様に、撮影したバーコードBの画像と、読み取った商品コードCDを表示手段11に表示する。
【0082】
また、商品コード読み取り手段13bは、顧客が同じ購入商品Pを複数個購入する場合は、顧客に図5(b)の様な操作画面から商品個数NMBを入力させる。顧客は、携帯端末装置10の撮像手段12でバーコードBを撮影して商品コードCDを読み取った購入商品Pを買物かごCに入れる。
【0083】
(ステップS8)
買物手続き表示手段13aが、図6(a)の様に、顧客が、「b)商品をもどす」ボタンをタップした事を検知すると、商品コード読み取り手段13bが、撮像手段12を用いて、図6(b)の様に、購入を止めて買物かごCから棚に戻す購入商品PのバーコードBを撮影して商品コードCDを読み込む。
【0084】
同じ購入商品Pを複数個、買物かごCから棚に戻す場合は、図6(c)の様に、顧客に操作画面からかごに残す購入商品Pの個数を入力させる。そして、顧客は、撮像手段12でバーコードBを撮影して商品コードCDを読み取った購入商品Pを買物かごCから取り出して棚に戻す。
【0085】
(購入商品Pの会計処理)
顧客は、買物手続き表示手段13aが、購入商品Pの商品コードCDを読み取り、商品個数NMBを入力し、購入商品Pを買物かごCに収納した上で、レジの小売店端末装置20の設置場所に行き、図9及び図12から図14の、ステップS9とステップS10、ステップS11からステップS28の処理により、購入商品Pの会計処理を行う。
【0086】
(ステップS9)
顧客が図7(a)の様に、携帯端末装置10の表示手段11に表示されている、買い物手順のメイン画面の「c)会計をする」ボタンをタップする。
【0087】
(ステップS10)
図9のフローチャートにおいて、顧客が「c)会計をする」ボタンをタップした事を買物手続き表示手段13aが検知すると、購入商品コード表示手段13cが、図12から図14のフローチャートのステップS11からステップS28の会計処理を開始する。
【0088】
(ステップS11)購入商品コード表示プログラム
購入商品コード表示手段13cが会計処理を開始すると、先ず、携帯端末のメモリから会員ID、商品コード、個数の情報を取得する。
【0089】
(ステップS11b)
そして、その情報を基に、会員IDと商品コードCDと商品個数NMBの情報を含む2次元コード等のコード画像DSを生成する。
【0090】
(ステップS11c)
次に、購入商品コード表示手段13cが、生成したコード画像DSを、図7(b)の様に表示手段11に表示する。このコード画像DSが含む情報は、図7(c)に示す様に、会員IDと、複数の、商品コードCDと商品個数NMBの情報から成る。
【0091】
(ステップS12)
顧客が、購入商品Pを収納した買物かごCをレジの小売店端末装置20の重量測定手段23の上に置く。
【0092】
(ステップS13)
小売店端末装置20の重量測定手段23は、買物かごCに収容されている全ての購入商品Pの総重量を測定する。
【0093】
(ステップS14)
顧客は、携帯端末装置10を、小売店端末装置20の撮像手段21の位置に設置し、その携帯端末装置10の表示手段11の画面をレジの小売店端末装置20の撮像手段21に撮影させる。
【0094】
(ステップS15)
小売店端末装置20の画面表示コード読み取り手段22は、顧客の携帯端末装置10の表示手段11の画面に表示されているコード画像DSを撮像手段21で撮影する。
【0095】
(ステップS16)
画面表示コード読み取り手段22は、撮影したコード画像DSから顧客の会員IDと、複数の、商品コードCDと商品個数NMBの情報を読み取る。
【0096】
(ステップS17)
画面表示コード読み取り手段22は、通信手段24を用いて、読み取った会員IDを、会員管理サーバ30に送信する。
【0097】
(ステップS18)
小売店端末装置20から情報を受信した会員管理サーバ30は、受信した会員IDをキーに登録済の会員であるか否かを照合する。そして、照合した結果の顧客の照合情報を小売店端末装置20に送信する。
【0098】
(ステップS19)
会員管理サーバ30から、顧客の照合情報を受信した小売店端末装置20は、照合結果がOKならば、通信手段24を用いて、複数の、商品コードCDと商品個数NMBの情報を、商品管理サーバ40に送信する。
【0099】
(ステップS20)
商品管理サーバ40の商品情報管理手段41は、小売店端末装置20から受信した商品コードCDをキーとして、商品データベース42から商品名および商品価格と商品重量を含む商品情報を読み出す。
【0100】
(ステップS21)
そして、商品管理サーバ40は、当該商品コードに対応する商品情報を含む購入商品明細情報LISTを作成して小売店端末装置20に送信する。
【0101】
(ステップS22)
小売店端末装置20は、会員管理サーバ30から受信した顧客の照合情報と、商品管理サーバ40から受信した購入商品明細情報LISTが含む商品情報を処理して、購入規則判定処理を行う。
【0102】
購入規則判定処理では、未成年が購入すべきで無い商品の情報を抽出し、商品管理サーバ40が会員データベース32から照合した顧客の照合情報から、顧客が未成年であるか否かの情報を抽出し、顧客が未成年であって、購入商品Pに未成年が購入すべきで無い商品が含まれている場合を判定する。
【0103】
購入商品明細作成手段25は、購入商品Pに、未成年が購入すべきで無い商品が含まれている場合は、その旨を警告する購入規則違反警告情報を作成し、表示手段26に表示して店員に警告する。
【0104】
(ステップS23)
小売店端末装置20の購入商品明細作成手段25が、商品管理サーバ40から受信した購入商品明細情報LISTが含む商品名及び商品重量情報の商品情報と商品個数NMBの情報を、表示手段26に表示する。また、重量測定手段23の測定結果と、購入商品Pの合計重量の計算結果を対比させて表示手段26に表示する。
【0105】
(ステップS24)
購入商品明細作成手段25は、商品重量情報を使って購入商品Pの重量の合計値を計算する。購入商品明細作成手段25は、その合計値を、重量測定手段23が測定した全購入商品Pの総重量と比較する。
【0106】
(ステップS25)
両者の重量の相違が予め定めたしきい値より小さく、購入商品Pの重量の合計値が適切な場合は、店員は、買物かごC内の購入商品Pと、購入商品明細情報LISTの内容が一致していると判断し、顧客の購入商品Pの販売の精算をする。
【0107】
(ステップS26)
購入商品明細作成手段25は、計算した全購入商品Pの重量の合計値と、重量測定手段23が測定した全購入商品Pの総重量の相違が、予め定めたしきい値より大きい場合は、店員に警告を通知するメッセージを表示手段26に表示する。店員と顧客は、表示手段26に表示されている商品情報と商品個数の情報を、顧客の買物かごC内の購入商品Pの数と照合する。
【0108】
(ステップS27)
その照合の結果、かごの中の購入商品Pの数が、計上した購入商品Pの数より少ない場合は、店員が顧客と協議して、かごの中の購入商品Pの数に従って減算して顧客が同意した数の購入商品Pの販売精算処理を行うか、又は、会計処理を中断して、顧客が再度ステップS7の処理でかごの中の購入商品Pの数を増すか、顧客がステップS8の処理で、図6(c)の様にかごに残す購入商品Pの個数を操作画面から入力した上で、再度、ステップS10以降の会計処理を繰り返す。
【0109】
(ステップS28)
買物かごCの中の購入商品Pの数が、計上した購入商品Pの数より多い場合は、店員が顧客と協議して、余分な数の購入商品Pを除外する等の処理をし、そうして、顧客が同意した数の購入商品Pの販売精算処理を行う。又は、会計処理を中断して、顧客が再度ステップS7の処理で、図5(b)の様にかごの中の購入商品Pの個数を操作画面から入力して増やすか、顧客がステップS8の処理で、図6(c)の様にかごに残す購入商品Pの個数を操作画面から入力した上で、再度、ステップS10以降の会計処理を繰り返す。
【0110】
(ステップS31)かご空化処理プログラム
顧客が携帯端末装置10の表示手段11に表示されている買い物手順のメイン画面の「d)かごを空にする」ボタンをタップすると、買物手続き表示手段13aが、顧客が、買い物手順のメイン画面の「d)かごを空にする」ボタンをタップした事を検知し、図9のフローチャートの、かご空化処理を開始する。
【0111】
(ステップS32)
かご空化処理は、携帯端末のメモリから、商品コード、個数の情報を消去する。
【0112】
なお、本発明は、上述した実施例に限定されず、内部ネットワーク101に接続する装置間では通信相手を限定する通信手段を用いることで、外部ネットワーク100と内部ネットワーク101に共通のネットワークを使用する事もできる。その他、本発明は、商品販売システムのシステム構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0113】
10・・・携帯端末装置
11・・・表示手段
12・・・撮像手段
13・・・買物アプリケーション手段
13a・・・買物手続き表示手段
13b・・・商品コード読み取り手段
13c・・・購入商品コード表示手段
20・・・小売店端末装置
21・・・撮像手段
22・・・画面表示コード読み取り手段
23・・・重量測定手段
24・・・通信手段
25・・・購入商品明細作成手段
26・・・表示手段
30・・・会員管理サーバ
31・・・会員登録手段
32・・・会員データベース
40・・・商品管理サーバ
41・・・商品情報管理手段
42・・・商品データベース
50・・・アプリ配信サイト
100・・・外部ネットワーク
101・・・内部ネットワーク
AP・・・買物アプリケーションプログラム
B・・・バーコード
C・・・買物かご
CD・・・商品コード
DS・・・(2次元コード等の)コード画像
ID・・・会員ID
LIST・・・購入商品明細情報
NMB・・・商品個数
P・・・購入商品
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14