(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023098067
(43)【公開日】2023-07-10
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
H04L 67/52 20220101AFI20230703BHJP
H04L 67/06 20220101ALI20230703BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20230703BHJP
G06F 3/0488 20220101ALI20230703BHJP
G06T 11/60 20060101ALI20230703BHJP
【FI】
H04L67/52
H04L67/06
G06F3/0481
G06F3/0488
G06T11/60 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021214568
(22)【出願日】2021-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】000005016
【氏名又は名称】パイオニア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(72)【発明者】
【氏名】木下 瑛裕
(72)【発明者】
【氏名】岩永 直人
【テーマコード(参考)】
5B050
5E555
【Fターム(参考)】
5B050BA06
5B050BA11
5B050BA17
5B050CA07
5B050CA08
5B050DA01
5B050EA07
5B050EA18
5B050EA19
5B050FA02
5B050FA09
5B050GA08
5E555AA22
5E555AA25
5E555AA26
5E555AA61
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5E555BA02
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5E555BC04
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5E555CA42
5E555CA45
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5E555CB45
5E555CC19
5E555CC21
5E555DB25
5E555DB41
5E555DB51
5E555DB53
5E555DC13
5E555DC35
5E555DC61
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】地図上に画像を容易に投稿し、共有または保存することができること。
【解決手段】情報処理装置は、地図を表示する画面上で特定の操作を受け付けると、カメラを起動するカメラ制御部と、カメラで撮影された画像に対してタグの入力を受け付ける受付部と、受け付けたタグと、画像の撮影時の位置情報とを対応付けた画像を、地図上に投稿するよう送信する送信制御部と、を有することを特徴とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図を表示する画面上で特定の操作を受け付けると、カメラを起動するカメラ制御部と、
前記カメラで撮影された画像に対してタグの入力を受け付ける受付部と、
受け付けた前記タグと、前記画像の撮影時の位置情報とを対応付けた前記画像を、前記地図上に投稿するよう送信する送信制御部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記受付部は、前記カメラで前記画像が撮影されると、前記カメラの操作画面から前記タグの入力画面に遷移させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記送信制御部は、前記受付部で前記タグの入力を受け付けたタイミングで、前記地図の前記位置情報に応じた位置に紐付けて前記画像を投稿するよう送信する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記送信制御部は、前記受付部で前記タグの入力を受け付けた後、さらに投稿の指示と、投稿する前記地図上の位置とが入力されたタイミングで、入力された前記地図上の位置に紐付けて前記画像を投稿するよう送信する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記特定の操作は、前記画面上の特定エリアでのスワイプ操作、または、前記画面上のボタン操作である、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記受付部は、前記タグの候補を挙げて、前記候補の選択を受け付けることで、前記タグの入力を受け付ける、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記送信制御部は、前記地図を表示して仲間内で情報を共有するSNS(Social Networking Service)に、前記画像を投稿する、
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記送信制御部は、公開範囲が異なるSNSに、前記画像を同時に投稿する、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記カメラ制御部は、前記カメラの起動時の位置情報に応じたフィルタを選択し、前記画像の撮影時に選択した前記フィルタを適用する、
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記送信制御部は、前記画像に、さらに撮影時の前記カメラの方位を対応付ける、
ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記カメラは、インカメラとアウトカメラとを有し、
前記送信制御部は、前記画像が前記インカメラで撮影された場合、公開範囲を限定した状態で前記地図に投稿する、
ことを特徴とする請求項1~10のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項12】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
地図を表示する画面上で特定の操作を受け付けると、カメラを起動するカメラ制御工程と、
前記カメラで撮影された画像に対してタグの入力を受け付ける受付工程と、
受け付けた前記タグと、前記画像の撮影時の位置情報とを対応付けた前記画像を、前記地図上に投稿するよう送信する送信制御工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項13】
地図を表示する画面上で特定の操作を受け付けると、カメラを起動するカメラ制御手順と、
前記カメラで撮影された画像に対してタグの入力を受け付ける受付手順と、
受け付けた前記タグと、前記画像の撮影時の位置情報とを対応付けた前記画像を、前記地図上に投稿するよう送信する送信制御手順と、
を情報処理装置に実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォン等を用いて画像を撮影し、SNS(Social Networking Service)に投稿することが行われている。例えば、ユーザは、カメラアプリで画像を撮影後に、SNSアプリにて撮影した画像を投稿する操作を行うことで、SNSのサーバに画像が送信される。また、SNSに投稿された画像には、撮影された位置情報が付加される場合がある。位置情報が付加された画像の利用としては、例えば、ユーザの現在位置の特定を防止するため、ユーザが投稿情報の送信を指示した後に、一定時間内に移動可能な仮想エリア外に移動してから投稿情報をサーバに送信することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のSNSにおいては、投稿がタイムラインで表示されるため、投稿された画像に位置情報が付加されていても、投稿された画像を見ただけでは、画像が撮影された位置がわかりにくい。また、ユーザも画像を投稿する際に、どこで撮影された画像であるかの位置情報を確認するのに手間がかかる場合がある。このため、例えば、地図を表示した状態で地図上に画像を容易に投稿することが困難である。
【0005】
本開示は、地図上に画像を容易に投稿し、共有または保存することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の情報処理装置は、地図を表示する画面上で特定の操作を受け付けると、カメラを起動するカメラ制御部と、前記カメラで撮影された画像に対してタグの入力を受け付ける受付部と、受け付けた前記タグと、前記画像の撮影時の位置情報とを対応付けた前記画像を、前記地図上に投稿するよう送信する送信制御部と、を有することを特徴とする。
【0007】
また、請求項12に記載の情報処理方法は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、地図を表示する画面上で特定の操作を受け付けると、カメラを起動するカメラ制御工程と、前記カメラで撮影された画像に対してタグの入力を受け付ける受付工程と、受け付けた前記タグと、前記画像の撮影時の位置情報とを対応付けた前記画像を、前記地図上に投稿するよう送信する送信制御工程と、を含むことを特徴とする。
【0008】
また、請求項13に記載の情報処理プログラムは、地図を表示する画面上で特定の操作を受け付けると、カメラを起動するカメラ制御手順と、前記カメラで撮影された画像に対してタグの入力を受け付ける受付手順と、受け付けた前記タグと、前記画像の撮影時の位置情報とを対応付けた前記画像を、前記地図上に投稿するよう送信する送信制御手順と、を情報処理装置に実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、本開示の一実施形態における情報処理システムの一例を示す図である。
【
図2】
図2は、本実施形態における端末装置の構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、本実施形態における地図画面の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、本実施形態における撮影画面の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、本実施形態におけるタグ入力画面の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、本実施形態における投稿後の地図画面の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、本実施形態におけるサーバの構成の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、本実施形態における投稿処理の一例を示すシーケンス図である。
【
図9】
図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照しつつ、本開示を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本開示が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
【0011】
(実施形態)
[1.情報処理システムの構成]
図1は、本開示の一実施形態における情報処理システムの一例を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置100と、サーバ200とを有する。なお、
図1には、複数の端末装置100のうち、2つの端末装置100を代表として示したが、端末装置100の数は限定されず、情報処理システム1は、任意の数の端末装置100を有してもよい。
【0012】
端末装置100およびサーバ200の間は、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続される。かかるネットワークNには、有線または無線を問わず、インターネット(Internet)を始め、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用できる。
【0013】
情報処理システム1は、各ユーザの端末装置100等から、画像や文字等を含むメッセージがサーバ200に投稿され、サーバ200に投稿されたメッセージを各ユーザの端末装置100等に配信するサービス、すなわちSNSを提供する。当該SNSは、例えば、地図を表示して仲間内で情報を共有するSNSである。共有する情報は、例えば、各ユーザによって投稿された画像であり、投稿された画像が地図上に表示される。端末装置100は、ユーザから地図を表示する画面上で特定の操作を受け付けると、カメラを起動する。端末装置100は、カメラで撮影された画像に対してタグの入力を受け付ける。端末装置100は、受け付けたタグと、画像の撮影時の位置情報とを対応付けた画像を投稿情報として、地図上に投稿するようサーバ200に送信する。サーバ200は、受信した投稿情報を地図に反映し、各ユーザの端末装置100に更新データを送信する。各ユーザの端末装置100では、地図上に投稿された画像が表示される。
【0014】
[2.端末装置の構成]
図2は、本実施形態における端末装置の構成の一例を示す図である。
図2に示すように、端末装置100は、表示操作部101と、測位部102と、カメラ103と、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、端末装置100は、
図2に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイスなどの機能部を有することとしてもかまわない。端末装置100の一例としては、スマートフォン、タブレット端末等が挙げられる。また、端末装置100は情報処理装置の一例である。
【0015】
表示操作部101は、各種情報を表示するための表示デバイス、および、ユーザから各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、表示操作部101は、表示デバイスとして液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。また、例えば、表示操作部101は、入力デバイスとして、タッチパネル等によって実現される。つまり、表示操作部101は、表示デバイスと入力デバイスとが一体化される。表示操作部101は、ユーザによって入力された操作を操作情報として制御部130に出力する。なお、表示操作部101は、表示デバイスと入力デバイスとを個別に設けてもよい。
【0016】
測位部102は、衛星測位システムの信号を受信する。測位部102は、衛星測位システムとして、GPS(Global Positioning System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、および、ガリレオ等の全地球航法衛星システムの信号を受信して測位を行う。測位部102は、制御部130から測位を要求されると測位を行なって、測位結果をWGS(World Geodetic System)84等の測地系に基づいた位置情報として出力する。また、測位部102は、制御部130から連続して測位を続けるように要求されると、連続して測位を行なって、制御部130から停止を要求されるまで位置情報の出力を続ける。なお、測位部102は、衛星測位システムとして、準天頂衛星システム等の地域航法衛星システムの信号を受信してもよい。
【0017】
カメラ103は、端末装置100の表示操作部101が配置された側を正面側とした場合の背面側に設けられ、被写体を撮像することができる。カメラ103は、例えば、撮像素子としてCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサまたはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等を用いて、画像を撮像する。カメラ103は、撮像素子が受光した光を光電変換しA/D(Analog/Digital)変換を行って画像を生成する。カメラ103は、撮像画像を制御部130に出力する。また、カメラ103は、端末装置100の正面側にも設けられてもよく、この場合、端末装置100を操作するユーザの顔を撮像することができる。なお、端末装置100の背面側に設けられたカメラ103は、アウトカメラの一例である。また、端末装置100の正面側に設けられたカメラ103は、インカメラの一例である。
【0018】
通信部110は、例えば、Wi-Fi(登録商標)等の無線LAN(Local Area Network)や第3~5世代移動通信システム(3G~5G)等に対応する通信モジュール等によって実現される。通信部110は、図示しない無線基地局を介してネットワークNと接続される。すなわち、通信部110は、ネットワークNを介してサーバ200と無線で接続され、サーバ200との間で情報の通信を司る通信インタフェースである。通信部110は、サーバ200から地図データや更新データ等を受信すると、受信した地図データや更新データ等を制御部130に出力する。また、通信部110は、制御部130から位置情報、地図要求、投稿情報等が入力されると、入力された位置情報、地図要求、投稿情報等をサーバ200に送信する。
【0019】
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、例えば、測位部102で測位された位置情報、カメラ103で撮影された画像、投稿の公開範囲の情報等を記憶する。また、記憶部120は、制御部130での処理に用いる情報(プログラムやデータ)を記憶する。
【0020】
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。
【0021】
制御部130は、受付部131と、カメラ制御部132と、送信制御部133と、更新部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130では、SNSアプリ等の各種アプリケーションが実行される。
【0022】
受付部131は、ユーザによってSNSアプリが起動されると、測位部102から位置情報の取得を開始する。受付部131は、取得した位置情報と、サーバ200に対して取得した位置情報の近傍の地図データを要求する地図要求とを、通信部110およびネットワークNを介してサーバ200に送信する。なお、受付部131は、ユーザによってSNSアプリが終了されると、測位部102から位置情報の取得を停止する。
【0023】
受付部131は、ネットワークNおよび通信部110を介して、サーバ200から地図データを受信すると、表示操作部101に受信した地図データを地図画面として表示する。なお、サーバ200から受信した地図データには、各ユーザから投稿された投稿情報が含まれている。ここで、受付部131は、地図データに含まれる他のユーザの投稿情報について、公開範囲の情報に自身のユーザが含まれない場合、当該他のユーザの投稿情報は表示しない。
【0024】
受付部131は、カメラ制御部132からタグ入力指示が入力されると、表示操作部101にタグ入力画面を表示し、撮影された画像に対して、ユーザからのタグの入力を受け付ける。つまり、受付部131は、カメラ103で画像が撮影されると、カメラ103の操作画面である撮影画面からタグの入力画面に遷移させる。タグとしては、例えば、SNSで用いられるハッシュタグが挙げられる。また、受付部131は、タグ入力画面において、タグの候補を挙げて、候補の選択をユーザから受け付けることで、タグの入力を受け付けるようにしてもよい。受付部131は、記憶部120を参照し、入力されたタグと、画像が撮影された位置の位置情報とを、当該画像に対応付けて投稿情報を生成する。なお、投稿情報には、予め設定された公開範囲の情報が含まれている。受付部131は、生成した投稿情報を送信制御部133に出力するとともに、記憶部120に記憶する。
【0025】
カメラ制御部132は、地図画面が表示されると、表示された地図画面において、特定の操作を受け付けたか否かを判定する。ここで、特定の操作とは、例えば、画面上の特定エリアでのスワイプ操作(画面端領域でのスワイプ操作や、画面端からのスワイプ操作)、3点タッチでのスワイプ操作、または、画面上のボタン操作が挙げられる。カメラ制御部132は、特定の操作を受け付けていないと判定した場合、引き続き、特定の操作を受け付けたか否かを判定する。一方、カメラ制御部132は、特定の操作を受け付けたと判定した場合、カメラ103を起動する。
【0026】
カメラ制御部132は、カメラ103を起動すると、表示操作部101の画面表示を地図画面から撮影画面に切り替え、測位部102から取得した位置情報に応じたフィルタをデフォルトのフィルタとして選択する。ここで、フィルタとは、撮影時に画像に対して適用するフィルタであり、例えば、料理撮影用のフィルタ等である。カメラ制御部132は、選択したフィルタを適用した画像を、撮影画面内に表示する。また、カメラ制御部132は、ユーザから他のフィルタの選択を受け付けるようにしてもよい。
【0027】
カメラ制御部132は、ユーザによって撮影画面上の撮影ボタンが押下されると、選択中のフィルタが適用された画像を撮影する。カメラ制御部132は、撮影した画像を記憶部120に記憶するとともに、タグ入力指示を受付部131に出力する。
【0028】
ここで、
図3から
図5を用いて地図画面、撮影画面およびタグ入力画面について説明する。
図3は、本実施形態における地図画面の一例を示す図である。
図3に示すように、地図画面10には、地
図11が表示され、例えば、地
図11の下部に特定のエリア12が設定される。エリア12では、矢印13に示すようにスワイプ操作の入力を受け付ける。つまり、カメラ制御部132は、エリア12において矢印13に示すようなスワイプ操作を受け付けると、特定の操作を受け付けたと判定し、カメラ103を起動して表示操作部101の画面表示を地図画面から撮影画面に切り替える。また、地
図11には、各ユーザから投稿された投稿情報を表すピンが表示される。なお、表示されるピンは、投稿情報に含まれる公開範囲の情報に、ユーザ自身が含まれるものが表示される。また、投稿情報を表すピンは、例えば、投稿日時が新しいものを濃い色とし、投稿日時が古いものを薄い色とするようなグラデーション表示としてもよい。すなわち、地図画面10では、投稿日時の時系列が容易にわかるように、地
図11に投稿情報が表示されるようにしてもよい。
【0029】
図4は、本実施形態における撮影画面の一例を示す図である。
図4に示すように、撮影画面14には、表示エリア15と、フィルタ選択エリア16と、撮影ボタン18とが表示される。表示エリア15には、カメラ103で撮影中の画像が表示される。フィルタ選択エリア16には、各種フィルタのアイコンが並べて表示され、初期値として位置情報に応じたフィルタが選択されている。フィルタ選択エリア16では、ユーザが矢印17に示すように、左右にスワイプ操作を行うことでフィルタが選択可能となっている。ユーザは、表示エリア15に表示される画像を見ながら撮影ボタン18を押下する(触れる)ことで、画像を撮影することができる。つまり、カメラ制御部132は、ユーザによって撮影ボタン18が押下されると、表示エリア15に表示中の画像を撮影する。なお、撮影された画像は、選択中のフィルタが適用された画像である。
【0030】
図5は、本実施形態におけるタグ入力画面の一例を示す図である。
図5に示すように、タグ入力画面19には、タグ入力欄20と、キーボード21と、完了ボタン22とが表示される。タグ入力欄20には、例えば、ハッシュタグが入力される。なお、
図5では、タグ入力欄20が未入力である場合に、ユーザにハッシュタグを入力するよう促すために、「ハッシュタグ」と薄い文字で表示している。キーボード21は、例えば、フリック入力が可能なキーボードが表示される。キーボード21は、QWERTYキーボード等、他の種類のキーボードであってもよい。完了ボタン22は、タグ入力欄20にタグが入力された後にユーザによって押下されると、投稿情報が投稿されるようサーバ200に送信される。
【0031】
図2の説明に戻る。送信制御部133は、受付部131から投稿情報が入力されると、通信部110およびネットワークNを介して、投稿情報をサーバ200に送信する。すなわち、送信制御部133は、受付部131で受け付けたタグと、画像の撮影時の位置情報とを対応付けた画像を投稿情報として、地図上に投稿するようサーバ200に送信する。このとき、送信制御部133は、受付部131でタグの入力を受け付けたタイミングで、地図の位置情報に応じた位置に紐付けて画像を投稿するようサーバ200に送信することで、ユーザがタグの入力を完了すると、ただちに画像が地図上に投稿される。送信制御部133は、投稿情報の送信が完了すると、表示操作部101の画面を地図画面に遷移させる。
【0032】
なお、送信制御部133は、受付部131でタグの入力を受け付けた後、さらに投稿の指示と、投稿する地図上の位置とが入力されたタイミングで、入力された地図上の位置に紐付けて画像を投稿するようサーバ200に送信してもよい。この場合、ユーザによるタグの入力後に、本当に投稿するかどうかを再考する時間的余裕を当該ユーザに与えることができる。
【0033】
さらに、送信制御部133は、サーバ200が提供するSNSとは、公開範囲が異なるSNSを提供する他のサーバに、画像を含む投稿情報を同時に投稿するよう送信してもよい。公開範囲が異なるSNSとしては、例えば、世界中から誰でも自由に閲覧できるSNS等が挙げられる。
【0034】
また、送信制御部133は、端末装置100が有する図示しない方位センサから、撮影時のカメラ103の方位を示す方位情報を取得して、投稿情報の画像に、さらに方位情報を対応付けてもよい。これにより、例えば風景を撮影した画像の場合、他のユーザが同じ構図の画像を容易に撮影することができる。
【0035】
さらに、送信制御部133は、カメラ103がインカメラとアウトカメラとを有する場合に、インカメラで撮影された画像について、公開範囲をさらに限定した状態で地図に投稿するようサーバ200に送信してもよい。公開範囲をさらに限定した状態としては、例えば、予め登録した家族内だけに公開範囲を限定した状態が挙げられる。これにより、ユーザ自身の写真が意図せず広く公開されることを抑制することができる。
【0036】
更新部134は、ネットワークNおよび通信部110を介して、サーバ200から更新データを受信すると、表示操作部101に表示される地図画面を更新する。更新部134は、例えば、地図上に画像が投稿されると、投稿された画像に対応付けられた位置にピンを表示し、当該ピンと関連付けて投稿された画像を表示する。なお、更新部134は、更新データに含まれる他のユーザの投稿情報について、公開範囲の情報に自身のユーザが含まれない場合、当該他のユーザの投稿情報に関する画像およびピンは表示しない。
【0037】
ここで、
図6を用いて投稿された画像を表示中の地図画面について説明する。
図6は、本実施形態における投稿後の地図画面の一例を示す図である。
図6に示すように、地図画面23には、地
図11が表示される。地
図11には、ピン24と、投稿画像25とが表示される。ピン24は、地
図11上において、投稿された画像の位置情報に対応する位置に配置される。投稿画像25は、投稿された画像と、当該画像に対応付けられたタグとが含まれる。つまり、更新部134は、投稿情報を反映した更新データによって、
図3に示す地図画面10の表示を更新する。なお、他のユーザが使用する端末装置100が、地図画面23を表示した場合、ピン24および投稿画像25に対応する投稿情報の公開範囲の情報に、当該他のユーザが含まれている場合に、ピン24および投稿画像25が表示される。また、
図3に示す当初の地図画面10においても、例えば、最新の投稿情報に対応するピンおよび投稿画像を、地図画面23のピン24および投稿画像25と同様に表示してもよい。
【0038】
[3.サーバの構成]
次に、
図7を用いてサーバ200の構成について説明する。
図7は、本実施形態におけるサーバの構成の一例を示す図である。
図7に示すように、サーバ200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを有する。なお、サーバ200は、
図7に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイスなどの機能部を有することとしてもかまわない。
【0039】
通信部210は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部210は、ネットワークNを介して端末装置100と有線または無線で接続され、端末装置100との間で情報の通信を司る通信インタフェースである。通信部210は、端末装置100から位置情報、地図要求、投稿情報等を受信すると、受信した位置情報、地図要求、投稿情報等を制御部230に出力する。また、通信部210は、制御部230から地図データや更新データ等が入力されると、入力された地図データや更新データ等を端末装置100に送信する。
【0040】
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部220は、地図情報記憶部221を有する。また、記憶部220は、制御部230での処理に用いる情報(プログラムやデータ)を記憶する。
【0041】
地図情報記憶部221は、地図データと、投稿情報とを記憶する。つまり、地図情報記憶部221は、SNSに投稿された位置情報を含む画像やテキスト等の各種情報を、地図データに対応付けて記憶する。また、地図情報記憶部221は、投稿情報に含まれる公開範囲の情報も併せて地図データに対応付けて記憶する。
【0042】
制御部230は、例えば、CPUやMPU等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されるようにしてもよい。制御部230は、管理部231を有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、
図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0043】
管理部231は、地図情報記憶部221に記憶される地図データと、SNSの投稿情報とを管理する。管理部231は、ネットワークNおよび通信部210を介して、端末装置100から位置情報および地図要求を受信すると、受信した位置情報および地図要求に応じた地図データを地図情報記憶部221から取得する。なお、ここで取得する地図データには、既に投稿済みの各ユーザの投稿情報も含まれる。管理部231は、取得した地図データを、通信部210およびネットワークNを介して、端末装置100に送信する。
【0044】
また、管理部231は、ネットワークNおよび通信部210を介して、端末装置100から投稿情報を受信すると、受信した投稿情報を地図情報記憶部221に記憶する。つまり、管理部231は、受信した投稿情報に含まれる位置情報に対応する地図上の位置に、投稿情報に含まれる画像やテキストデータ等を対応付けて地図情報記憶部221に記憶する。管理部231は、投稿情報を地図情報記憶部221に記憶すると、投稿情報を反映した更新データを生成する。更新データは、例えば、端末装置100に対して前回送信した地図データとの差分データである。管理部231は、生成した更新データを、通信部210およびネットワークNを介して、端末装置100に送信する。
【0045】
[4.情報処理のフロー]
続いて、
図8を用いてユーザがSNSの地図上に画像を投稿して反映されるまでの一連の投稿処理について説明する。
図8は、本実施形態における投稿処理の一例を示すシーケンス図である。
【0046】
端末装置100の受付部131は、ユーザによってSNSアプリが起動されると、測位部102から位置情報の取得を開始する(ステップS1)。受付部131は、取得した位置情報および地図要求をサーバ200に送信する(ステップS2)。
【0047】
サーバ200の管理部231は、端末装置100から位置情報および地図要求を受信すると、受信した位置情報および地図要求に応じた地図データを地図情報記憶部221から取得する。管理部231は、取得した地図データを端末装置100に送信する(ステップS3)。
【0048】
端末装置100の受付部131は、サーバ200から地図データを受信すると、表示操作部101に受信した地図データを地図画面として表示する(ステップS4)。カメラ制御部132は、表示された地図画面において、特定の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS5)。カメラ制御部132は、特定の操作を受け付けていないと判定した場合(ステップS5:No)、ステップS5の判定を繰り返す。
【0049】
一方、カメラ制御部132は、特定の操作を受け付けたと判定した場合(ステップS5:Yes)、カメラ103を起動する(ステップS6)。カメラ制御部132は、カメラ103を起動すると、地図画面から撮影画面に切り替え、位置情報に応じたフィルタを選択する(ステップS7)。カメラ制御部132は、選択したフィルタを適用した画像を、撮影画面内に表示する。カメラ制御部132は、ユーザによって撮影画面上の撮影ボタンが押下されると、選択中のフィルタが適用された画像を撮影する(ステップS8)。カメラ制御部132は、撮影した画像を記憶部120に記憶するとともに、タグ入力指示を受付部131に出力する。
【0050】
受付部131は、カメラ制御部132からタグ入力指示が入力されると、表示操作部101にタグ入力画面を表示し、撮影された画像に対して、ユーザからのタグの入力を受け付ける(ステップS9)。受付部131は、記憶部120を参照し、入力されたタグと、画像が撮影された位置の位置情報とを、当該画像に対応付けて投稿情報を生成する。受付部131は、生成した投稿情報を送信制御部133に出力するとともに、記憶部120に記憶する。
【0051】
送信制御部133は、受付部131から投稿情報が入力されると、投稿情報をサーバ200に送信する(ステップS10)。
【0052】
サーバ200の管理部231は、端末装置100から投稿情報を受信すると、受信した投稿情報を地図情報記憶部221に記憶する(ステップS11)。管理部231は、投稿情報を地図情報記憶部221に記憶すると、投稿情報を反映した更新データを生成する。管理部231は、生成した更新データを端末装置100に送信する(ステップS12)。
【0053】
端末装置100の更新部134は、サーバ200から更新データを受信すると、表示操作部101に表示される地図画面を更新する(ステップS13)。これにより、端末装置100は、地図上に画像を容易に投稿することができる。
【0054】
[5.変形例]
上述した実施形態に係る処理は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。
【0055】
上記実施形態では、地図画面23において、投稿画像25の位置を示すピン24について色や形状を特定していないが、これに限定されない。例えば、ユーザ自身と他のユーザとで、投稿情報のピンの色や形状を変更するようにしてもよい。例えば、投稿したユーザ自身の投稿情報のピンを赤色の四角形とし、他のユーザの投稿情報のピンを青色の円形とすることができる。
【0056】
また、上記実施形態では、タグ入力画面でユーザからタグの入力を受け付けたが、これに限定されない。例えば、端末装置100が、撮影した画像に写っている物体を画像解析により判定し、判定した物体の名称、例えば、パフェ、富士山といった名称がタグ入力欄に予め入力された状態のタグ入力画面としてもよい。また、タグ入力画面において、ユーザの完了ボタンの押下を待たずに、タグ入力欄に予め入力されたタグを画像に対応付けて投稿されるようにしてもよい。
【0057】
また、上記実施形態では、地図画面23において、ピン24と投稿画像25とが表示されたが、これに限定されない。例えば、投稿画像25は表示せずに、ピン24に新規投稿であるマーク(例えばドット)が付加されて表示されるようにしてもよい。
【0058】
[6.効果]
以上、本実施形態によれば、端末装置100は、カメラ制御部132と、受付部131と、送信制御部133とを有する。カメラ制御部132は、地図を表示する画面上で特定の操作を受け付けると、カメラ103を起動する。受付部131は、カメラ103で撮影された画像に対してタグの入力を受け付ける。送信制御部133は、タグと、画像の撮影時の位置情報とを対応付けた画像を、地図上に投稿するよう送信する。その結果、端末装置100は、地図上に画像を容易に投稿し、共有または保存することができる。
【0059】
また、本実施形態によれば、受付部131は、カメラ103で画像が撮影されると、カメラ103の操作画面からタグの入力画面に遷移させる。その結果、端末装置100は、ユーザの操作が無くても画像に対応付けるタグの入力画面を表示することができる。
【0060】
また、本実施形態によれば、送信制御部133は、受付部131でタグの入力を受け付けたタイミングで、地図の位置情報に応じた位置に紐付けて画像を投稿するよう送信する。その結果、端末装置100は、ユーザによるタグの入力を受け付けたタイミングで、地図画面を更新して投稿した画像を地図上に表示することができる。
【0061】
また、本実施形態によれば、送信制御部133は、受付部131でタグの入力を受け付けた後、さらに投稿の指示と、投稿する地図上の位置とが入力されたタイミングで、入力された地図上の位置に紐付けて画像を投稿するよう送信する。その結果、端末装置100は、ユーザによる地図上への投稿が指示されたタイミングで、地図画面を更新して投稿した画像を地図上に表示することができる。
【0062】
また、本実施形態によれば、特定の操作は、画面上の特定エリアでのスワイプ操作、または、画面上のボタン操作である。その結果、端末装置100は、地図画面から撮影画面への切り替えを受け付けることができる。
【0063】
また、本実施形態によれば、受付部131は、タグの候補を挙げて、候補の選択を受け付けることで、タグの入力を受け付ける。その結果、端末装置100は、より簡単な方法でタグの入力を受け付けることができる。
【0064】
また、本実施形態によれば、送信制御部133は、地図を表示して仲間内で情報を共有するSNSに、画像を投稿する。その結果、端末装置100は、投稿をユーザの仲間内で共有させることができる。
【0065】
また、本実施形態によれば、送信制御部133は、公開範囲が異なるSNSに、画像を同時に投稿する。その結果、端末装置100は、ユーザの投稿の手間を軽減することができる。
【0066】
また、本実施形態によれば、カメラ制御部132は、カメラ103の起動時の位置情報に応じたフィルタを選択し、画像の撮影時に選択したフィルタを適用する。その結果、端末装置100は、撮影地に応じたフィルタを適用することができる。
【0067】
また、本実施形態によれば、送信制御部133は、画像に、さらに撮影時のカメラ103の方位を対応付ける。その結果、端末装置100は、他のユーザに同じ構図の画像を容易に撮影させることができる。
【0068】
また、本実施形態によれば、カメラ103は、インカメラとアウトカメラとを有する。送信制御部133は、画像がインカメラで撮影された場合、公開範囲を限定した状態で地図に投稿する。その結果、端末装置100は、ユーザ自身の写真が意図せず広く公開されることを抑制することができる。
【0069】
[7.ハードウェア構成]
また、上述してきた実施形態に係る端末装置100やサーバ200等の情報機器は、例えば
図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を備える。
【0070】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0071】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
【0072】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。なお、CPU1100の代わりに、MPU、また多大な計算パワーを必要とすることからGPU(Graphics Processing Unit)を用いてもよい。
【0073】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0074】
例えば、コンピュータ1000が端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0075】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0076】
[8.その他]
また、上記実施形態および変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0077】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0078】
また、上述してきた実施形態および変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【符号の説明】
【0079】
1 情報処理システム
100 端末装置
101 表示操作部
102 測位部
103 カメラ
110 通信部
120 記憶部
130 制御部
131 受付部
132 カメラ制御部
133 送信制御部
134 更新部
200 サーバ
210 通信部
220 記憶部
221 地図情報記憶部
230 制御部
231 管理部
N ネットワーク