(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024026565
(43)【公開日】2024-02-28
(54)【発明の名称】調製されるべき媒体を投薬および/または調製するための装置、成分を受け入れて投薬するための容器、流体を受け入れて投薬するための容器、および対応するシステム
(51)【国際特許分類】
A47J 31/40 20060101AFI20240220BHJP
A47J 31/42 20060101ALI20240220BHJP
【FI】
A47J31/40 101
A47J31/40 104
A47J31/42
【審査請求】有
【請求項の数】57
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023220711
(22)【出願日】2023-12-27
(62)【分割の表示】P 2021531888の分割
【原出願日】2019-12-05
(31)【優先権主張番号】102018009551.8
(32)【優先日】2018-12-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(31)【優先権主張番号】102019001063.9
(32)【優先日】2019-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(31)【優先権主張番号】102019005000.2
(32)【優先日】2019-07-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(31)【優先権主張番号】202019004331.4
(32)【優先日】2019-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ベルクロ
2.テトラパック
3.マジックテープ
(71)【出願人】
【識別番号】521242174
【氏名又は名称】エス エム イー イー ツェー エス ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】110003524
【氏名又は名称】弁理士法人愛宕綜合特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シュラック ステファン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ベビーフード、特にベビーミルクまたはベビーマッシュ、コーヒーおよび/または紅茶を投薬および/または準備するための装置を提供する。
【解決手段】準備されるべきベビーミルクまたはベビーマッシュ、コーヒーおよび/または紅茶を投薬および/または準備するための装置1は、第1の受容領域5および第2の受容領域7を有するハウジング3を備え、第1の受容領域は、準備されるべき媒体の第1の成分のための第1の容器9を受容するように設計され、第2の受容領域7が、流体用の第2の容器11を受け入れるように設計されており、流体の温度を制御するための温度制御装置と、第1の成分を投薬するための投薬装置29とを備え、第1の受け入れエリア5が、投薬装置を受け入れるための投薬装置受け入れエリア27を備え、投薬装置のための作動および/または駆動装置が、投薬装置受け入れエリアに配置されていることを特徴とする。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベビーミルク、ベビーピューレ、コーヒー及び/又は茶である準備すべき媒体を投入及び/又は準備するための装置にして、
準備すべき媒体の第一の成分のための第一の容器を受容する第一の受容領域及び流体のための第二の容器を受容する第二の受容領域を備えたハウジングと、該流体をテンパー(temper)するためのテンパリング装置と、該第一の成分を投入するための投入装置を含み、
該第一の受容領域は該投入装置を受容するための投入装置受容領域を含み、
該投入装置受容領域には該投入装置のための作動及び/又は駆動装置が配設されており、
該投入装置はカバーを有する、
ことを特徴とする装置。
【請求項2】
該投入装置はスクリューコンベア及びスクリューコンベアハウジングを含み、該スクリューコンベア及び該スクリューコンベアハウジングは共通のスクリューコンベア長手方向軸線に沿って延びていて、該スクリューコンベアハウジングは入口開口を有する入口及び出口開口を有する出口を備えている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
該第一の容器及び該投入装置は交換可能であり且つ使い捨てである、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
該第一の容器及び該投入装置は相互に接続され又は接続可能であり、該第一の容器は該準備すべき媒体の該第一の成分で満たされている、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
該投入装置及び/又は該第一の容器は、該投入装置及び/又は該第一の容器を閉じるクロージャ又はフラップ要素を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
該装置は案内要素を含み、該投入装置及び/又は該第一の容器が該第一の受容領域に受容される際に、該投入装置及び/又は該第一の容器の接触面が該案内要素に沿ってスライドする、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
該第二の容器は流体貯蔵器に接続可能であり、該第二の容器及び該流体貯蔵器は交換可能であり且つ使い捨てである、請求項1記載の装置。
【請求項8】
該スクリューコンベアハウジングは該第一の容器内に一体化されている、請求項2に記載の装置。
【請求項9】
該投入装置は粉砕のための粉砕装置を有する、請求項1記載の装置。
【請求項10】
該投入装置は投入及び粉砕のための粉砕装置を有する、請求項1記載の装置。
【請求項11】
第一の成分及び流体から準備すべき媒体を準備する準備装置を含む、請求項1記載の装置。
【請求項12】
該準備装置の存在及び型を確定するように構成されている、請求項11記載の装置。
【請求項13】
該クロージャ又は該フラップ要素は該投入装置及び/又は該第一の容器を気密に閉じる、請求項5記載の装置。
【請求項14】
ベビーミルク、ベビーピューレ、コーヒー及び/又は茶である準備すべき媒体のための成分を受容し投入するための容器にして、
該成分を受容するための内部を有するハウジングと、該内部と流体連通している出口を含み、
該出口は投入装置の入口と接続可能であり、
該投入装置は出口を有し、該投入装置を作動することによって所定投入量の成分が該出口を通して分配され、
該容器は第一の容器として請求項1記載の準備すべき媒体を準備する装置内に導入されてそれに含まれ、
該投入装置はカバーを有する、
ことを特徴とする容器。
【請求項15】
該投入装置はスクリューコンベア及びスクリューコンベアハウジングを含み、該スクリューコンベア及び該スクリューコンベアハウジングは共通のスクリューコンベア長手方向軸線に沿って延びていて、該スクリューコンベアハウジングは入口開口を有する入口及び出口開口を有する出口を備えている、請求項14に記載の容器。
【請求項16】
該容器及び該投入装置は交換可能であり且つ使い捨てである、請求項14に記載の容器。
【請求項17】
該容器及び該投入装置は相互に接続され又は接続可能であり、該容器は該準備すべき媒体の該成分で予め満たされている、請求項14に記載の容器。
【請求項18】
該投入装置及び/又は該容器は、該投入装置及び/又は該容器を閉じるクロージャ又はフラップ要素を含む、請求項14に記載の容器。
【請求項19】
該投入装置及び/又は該容器は接触面を含み、該投入装置及び/又は該容器が該第一の受容領域に受容される際に、該接触面は該装置の該案内要素に沿ってスライドする、請求項14に記載の容器。
【請求項20】
該容器は入口開口を有し、該入口開口は該クロージャ要素によって閉じられるように構成されている、請求項14に記載の容器。
【請求項21】
該投入装置は粉砕のための粉砕装置を有する、請求項14記載の容器。
【請求項22】
該投入装置は投入及び破砕するための破砕装置を有する、請求項14記載の容器。
【請求項23】
該投入装置は該容器に接続され又は接続可能であって、該投入装置はスクリューコンベア及びスクリューコンベアハウジングを含み、該スクリューコンベアは該スクリューコンベアハウジング内に回転可能な状態で挿入されていて、該スクリューコンベア及び該スクリューコンベアハウジングは共通のスクリューコンベア長手方向軸線に沿って延びていて、
該投入装置の該入口は該スクリューコンベアハウジング内に又は該スクリューコンベアハウジング上に配置されている、
請求項14に記載の容器。
【請求項24】
容器の出口は該スクリューコンベアハウジングの該入口に堅固に接続されている、請求項14記載の容器。
【請求項25】
該スクリューコンベアハウジングは容器内に一体化されている、請求項14記載の容器。
【請求項26】
該第二の受容領域は後壁及び該後壁に対して横方向に指向され且つ間隔をおいて配置された2個の側壁を含み、該側壁に隣接して又は近接して、該後壁の反対側である前側と該第二の受容領域の該後壁との間を少なくとも部分的に延びる複数個のクランピング要素が配設されている、請求項1記載の装置。
【請求項27】
該テンパリング装置は該第二の容器と接触している、請求項26記載の装置。
【請求項28】
該クランピング要素の少なくとも1個は、該クランピング要素によって投入すべき流体の温度をテンパリングするためのテンパリング装置によって置き換えられており、該クランピング要素の少なくとも1個は該クランピング要素平面内で調節自在である、請求項26記載の装置。
【請求項29】
該クランピング要素を3個備えている、請求項26記載の装置。
【請求項30】
該第二の受容領域の該側壁の少なくとも1個は、90°とは異なる角度で傾斜する傾斜側壁であり、熱要素を備えた該傾斜側壁は該クランピング要素の1個のカウンター表面として機能する、請求項26記載の装置。
【請求項31】
該テンパリング装置はテンパリング要素を2個以上備えている、請求項30記載の装置。
【請求項32】
該クランピング要素の位置は該側壁に対して又は該傾斜壁に対して及び/又は該第二の受容領域の下部制限に対して変更又は移動可能である、請求項26記載の装置。
【請求項33】
該第二の容器を該第二の受容領域内に位置付けて保持する位置付け及び保持装置を更に含む、請求項1記載の装置。
【請求項34】
ベビーミルク、ベビーピューレ、コーヒー及び/又は茶である準備すべき媒体を準備するための流体を受容し投入するための容器にして、
流体を受容するための内部を有するハウジング、及び該内部と流体連通する出口を含み、
準備すべき媒体を準備するための所定投入量の流体を容器の該出口を通して排出可能であり、
該容器は交換可能であり且つ使い捨てであり、
該容器は第二の容器として請求項1記載の準備すべき媒体を投入及び/又は準備する装置内に導入及び受容し、
該容器は該流体を予め充填して配送可能であって、該内部に流体連通する入口を含み、該容器の該入口は流体貯蔵器の出口に接続されており、
該流体貯蔵器は該容器に一体的に組み込まれていて、
該容器の該入口は該容器の該出口とは反対側に位置する入口開口を含む、
ことを特徴とする容器。
【請求項35】
該容器は、準備すべき媒体を投入及び/又は準備するために該装置の該第二の受容領域内で該容器を位置付け及び保持するための位置付け及び保持装置を含む、請求項34に記載の容器。
【請求項36】
該装置の該第二の受容領域は2個の側壁を有し、3対のクランピング要素が該側壁に隣接又は近接して配置され、
夫々の該クランピング要素の対は同一平面上に配置され、
該クランピング要素の対のうちの1つは、該クランピング要素により投入される該容器内の該流体をテンパリングする該テンパリング装置によって交換され、
該容器は該クランピング要素の一つと該装置の該第二の受容領域内の該テンパリング装置との間に配置される、請求項34に記載の容器。
【請求項37】
一つ以上のクランピング要素が少なくとも一つのばね要素を有する、請求項36に記載の容器。
【請求項38】
該容器の該内側の該流体はペリスタルティックポンプにより投入される、請求項34に記載の容器。
【請求項39】
リフティングシステムが該容器に接続され又は接続可能であり、該リフティングシステムが該流体を投入する、請求項34に記載の容器。
【請求項40】
該テンパリング装置は該流体貯蔵器に隣接又は近接して配置される、請求項34に記載の容器。
【請求項41】
該テンパリング装置は該流体貯蔵器に接触している、請求項34に記載の容器。
【請求項42】
該流体貯蔵器は該流体を予め充填して配送可能である、請求項34記載の容器。
【請求項43】
該容器入口に隣接して又は近接して配置された実質上水平なプレートを含む、請求項34記載の容器。
【請求項44】
該プレートは容器に接続可能である、請求項43記載の容器。
【請求項45】
該プレートは容器に堅固に接続されている、請求項43記載の容器。
【請求項46】
該プレートは容器内に一体的に組み込まれている、請求項43記載の容器。
【請求項47】
該プレートは第一のフランジを有し、該第一のフランジは該プレートを該流体貯蔵器の出口に接続する、請求項43記載の容器。
【請求項48】
更に容器のテーパリングセクションの外壁には少なくとも1個の磁石が配列されている、請求項34記載の容器。
【請求項49】
更に、該第一の容器又はその内容物を振動させることができる振動装置を備えている、請求項1記載の装置。
【請求項50】
請求項1記載のベビーミルク、ベビーピューレ、コーヒー及び/又は茶である準備すべき媒体を準備するための装置と、請求項14記載の媒体を準備するための成分を受容し投入するための容器と、請求項34記載のベビーミルク、ベビーピューレ、コーヒー及び/又は茶である準備すべき媒体を準備するための流体を受容し投入するための容器とを含む、ことを特徴とするシステム。
【請求項51】
該テンパリング要素は第1の下側クランピング要素と第3の中間クランピング要素との間に配置されている、請求項29記載の装置。
【請求項52】
該テンパリング要素は第1の下側クランピング要素と第2の上側クランピング要素との間に配置されている、請求項29記載の装置。
【請求項53】
該テンパリング要素は該第1の下側クランピング要素と該第3の中間クランピング要素又は該第2の上側クランピング要素との間で延びている、請求項51記載の装置。
【請求項54】
該容器は投入装置に接続され又は接続可能である、請求項34記載の容器。
【請求項55】
該容器は投入装置を含む、請求項34記載の容器。
【請求項56】
該容器の該内側の該流体はペリスタルティックポンプにより投入される、請求項1に記載の装置。
【請求項57】
リフティングシステムが該第二の容器に接続され又は接続可能であり、該リフティングシステムが該流体を投入する、請求項1に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、調製すべき媒体、特にベビーフード、特にベビーミルクまたはベビーフード、コーヒーおよび/または紅茶を投薬および/または調製するための装置、媒体を調製するためのコンポーネント、特にベビーミルクまたはベビーフード、コーヒーおよび/または紅茶を受け入れて投薬するための容器、調製すべき媒体を調製するための流体を受け入れて投薬するための容器に関するものである。特にベビーフード、特にベビーミルクまたはベビーフード、コーヒーおよび/または紅茶、および調製されるべき媒体を投与および/または調製するための装置、媒体を調製するための成分を受け入れて投与するための容器、および調製されるべき媒体を調製するための流体を受け入れて投与するための容器を含むシステム。
【背景技術】
【0002】
特に、液体や水などの流体と、粉末や濃縮物などの成分を混合しなければならない媒体では、正確で精密な投与が重要な役割を果たす。例えば、濃縮ベビーフードからベビーフードを調製する場合、ベビーフードを投与する前に、対応する粉末または濃縮物の量を計量または投与し、水と混合する。また、例えばコーヒーを準備する際には、対応する量のコーヒー粉またはコーヒー豆を計量または投薬し、所望の量の水と混合する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
先行技術から出発して、本発明の目的は、特にベビーフード、特にベビーミルクまたはベビーフード、コーヒーおよび/または紅茶を調製する媒体の簡略化された投薬および/または調製を可能にすることである。
【0004】
本発明によれば、この目的は、独立請求項の主題によって達成される。好ましい実施形態は、従属請求項から生まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、特にベビーフード、特にベビーミルク、ベビーフード、コーヒー、および/または紅茶などの準備されるべき媒体を投与および/または準備するための装置であって、以下の構成を有する装置が提供される。第1の受容領域および第2の受容領域を有するハウジングであって、第1の受容領域が、準備される媒体の第1の成分のための第1の容器を受容するように設計され、第2の受容領域が、流体のための第2の容器を受容するように設計されているハウジングと、流体を調質するための調質装置と、第1の成分を投薬するための投薬装置とを備え、第1の受容領域が、投薬装置を受容するための投薬装置受容領域を有し、投薬装置のための作動装置および/または駆動装置が、投薬装置受容領域に配置されていることを特徴とする装置である。
【0006】
好ましくは、第2の容器は流体リザーバに接続することができ、第2の容器および/または流体リザーバは交換可能で、使い捨ての製品として設計されている。
【0007】
好ましくは、投与装置は第1の容器に接続されており、第1の容器と投与装置は交換可能で、使い捨ての製品として設計されている。
【0008】
本発明のさらなる態様によれば、媒体、特にベビーフード、特にベビーミルクまたはベビーフード、コーヒーおよび/またはお茶を調製するための成分を受け入れて投与するための容器であって、該容器は以下を含む。成分を受容するための内部を有するハウジングと、内部と流体連通する出口であって、該出口は投与装置の入口に接続可能であり、該投与装置は、該投与装置の作動により該出口を介して成分の投与量を吐出するような該出口を有し、該投与装置は、該容器に接続されているか、または接続可能であり、該容器および/または該投与装置は、交換可能であり、使い捨て可能な物品として設計されている容器である。
【0009】
好ましくは、媒体、特にベビーフード、特にベビーミルクまたはベビーフード、コーヒーおよび/またはお茶を調製するための成分を受け入れて投与するための容器は、成分があらかじめ充填された状態で供給することができる。
【0010】
本発明のさらなる態様によれば、準備される媒体、特にベビーフード、特にベビーミルクまたはベビーフード、コーヒーおよび/または紅茶の準備のために流体を受け入れて投与するための容器であって、該容器は以下を含む。流体を受容するための内部空間を有するハウジングと、該内部空間と流体的に連通する入口と、該内部空間と流体的に連通する出口とを備え、該入口は流体リザーバの出口に接続可能であり、調製すべき媒体を調製するための流体の投与量は、該容器の出口を介して供給可能であり、該容器は交換可能であり、使い捨て物品として設計されていることが特徴である。
【0011】
好ましくは、準備される媒体、特にベビーフード、特にベビーミルクやベビーフード、コーヒーおよび/またはお茶を準備するための流体を受け入れて投与するための容器は、流体があらかじめ充填された状態で供給することができる。
【0012】
本発明のもう一つの態様は、ベビーフード、特にベビーミルクやベビーフード、コーヒーおよび/または紅茶などの調製すべき媒体を調製するための装置と、媒体を調製するための成分を受け入れて投薬するための第1の容器と、ベビーフード、特にベビーミルクやベビーフード、コーヒーおよび/または紅茶などの調製すべき媒体を調製するための流体を受け入れて投薬するための/または第2の容器とを含むシステムに関してである。
【0013】
以下では、まず本発明を、コーヒー豆を計量・粉砕するための装置、および/またはコーヒー、特にフィルタコーヒーを調製するための装置に基づいて説明する。その後、本発明は、ベビーフード、特にベビーミルクまたはベビーフード、またはコーヒーを計量および/または調製するための装置に基づいて説明する。このように、準備される媒体としてコーヒーとベビーフードに基づいて説明する。準備される媒体は、例えば、お茶、スープなどの他の媒体であることも考えられる。
【0014】
フィルタコーヒーの準備には様々な方法が知られている。例えば、ケメックスフィルタを使ってケメックスカラフェでコーヒーを入れる方法や、二重ガラスの磁器製の細かいふるいでコーヒーを入れるカールスベーダージャグで入れる方法などがある。さらに、ペーパーフィルタを介して冷水が一滴ずつコーヒーの粉に染み込み、アイスコーヒーとして下のガラスジャグに溜まる、いわゆるドリップ式のコーヒーメーカーも販売されている。作り方によって、フィルタ、挽き具合、温度、混合比、コーヒーを浸す時間、水を出す速度などが異なる。
【0015】
フィルタコーヒーの香りを特によくするためには、香りが一緒に消えてしまうので、挽きたてのコーヒーが理想的である。これまでは、フィルタコーヒー用のコーヒーグラインダーが使われていた。手作業では、挽いたコーヒーを計量し、希望するコーヒーの量や種類に応じて、挽いたコーヒーと水などの液体との間に一定の混合比を維持して、コーヒーが特に良い香りを放つようにしなければならない。
【0016】
このようなコーヒーグラインダーを含むフィルタ式のコーヒーマシンが知られている。先行技術で知られているこれらのコーヒーマシンは、コーヒー豆を挽き、加熱してコーヒーを淹れることができるが、これらのコーヒーマシンは定期的に清掃しなければならない。コーヒーの残留物、例えば油の残留物などは、コーヒーの味を悪化させ、雑菌や細菌に汚染された残留物が発生する可能性がある。さらに、コーヒーマシンは時間の経過とともに石灰化し、その結果、取り返しのつかないダメージを受けるだけでなく、その石灰化が今度はコーヒーの香りに悪影響を及ぼすからです。そのため、従来から知られているグラインダーを内蔵したコーヒーメーカーは、定期的に洗浄し、石灰除去を行う必要がある。コーヒーを作るための液体を供給するラインも、例えばバイオフィルムを避けるために洗浄しなければならない。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、コーヒー豆やコーヒーを計量・粉砕するための装置を提供することを目的としており、この装置を使用することで、香りの良いコーヒーを簡単に調製することができる。
【0018】
好ましくは、コーヒー豆を計量・粉砕する装置、および/またはコーヒー、特にフィルタコーヒーを調製する装置が提供される。第1の受け入れエリアと第2の受け入れエリアを有するハウジングであって、第1の受け入れエリアは、コーヒー豆用の第1の容器を受け入れるように設計されており、第2の受け入れエリアは、流体用の第2の容器を受け入れるように設計されているハウジングと、流体の温度を制御するためのテンパリング装置と、コーヒー豆をドージングおよびグラインディングするためのドージングおよびグラインディング装置であって、第1の受け入れエリアは、グラインディング装置を有するドージングおよびグラインディング装置を受け入れるためのドージングおよびグラインディング装置受け入れエリアであり、ドージングおよびグラインディング装置のための作動装置および/または駆動装置が、ドージングおよびグラインディング装置受け入れエリアに配置されているハウジングとを備える。
【0019】
本発明による装置は、コーヒー豆の投入と粉砕、またはコーヒー、特にフィルタコーヒーの調製を行うためのものである。
【0020】
この装置は、コーヒー豆を入れた第1の容器を受け取るように設計された第1の受け取り領域を有することができる。さらに、装置の第1の受け皿には、コーヒー豆を定量化して粉砕するための定量化・粉砕装置を受けることができる受け皿である定量化・粉砕装置受け皿が配置されている。このように、コーヒー豆の入った第1の容器と、投与・粉砕装置とを、少なくとも部分的に第1の受け皿に受け入れることができる。これにより、有利には、投与・粉砕装置が第1の容器と相互作用することができる。特に、コーヒー豆の正しい投与は、投与・粉砕装置によって行われることができる。これは、投与・粉砕装置が、投与・粉砕装置受容領域にも配置された駆動装置によって駆動されることによって可能となる。
【0021】
さらに、投与・粉砕装置によって粉砕されたコーヒー豆またはコーヒー粉、あるいは流体と接触する、記載された装置のすべての構成要素は、特に交換可能であり、装置から簡単に取り外すことができる。交換可能な構成要素とは、構成要素が使い捨てまたは単一使用の物品として設計されていることを意味する。特に、コーヒー豆用の第1の容器、コーヒー豆を定量・粉砕するための定量・粉砕装置、および流体用の第2の容器は、交換可能である。第1の容器は、投与および粉砕装置に接続または流体的に接続することができ、/または、第2の容器は、流体リザーバに接続または流体的に接続することができる。これは、コーヒー豆を投与して粉砕するための装置、および/またはコーヒーを準備するための装置、特に第1の受入れ領域および第2の受入れ領域が、コーヒー豆および流体と接触しないという点で有利である。装置、特に第1の受容部および第2の受容部は、コーヒーや流体で汚染されないので、個々のコーヒーの準備の後に装置を洗浄する必要はない。さらに、装置および/またはその個々の構成要素は、脱石灰化する必要がない。
【0022】
コーヒー豆は、まず投薬・粉砕装置によって投薬され、次に投薬された量のコーヒーパウダーに粉砕される。次に、コーヒーパウダーと供給された流体を、正しい混合比率で容器、好ましくはフィルタまたはフィルタ容器に導入することができる。これは、準備されるコーヒーの所望の香りのために有利である。
【0023】
装置は、投与・粉砕装置によって粉砕されたコーヒー粉と流体からコーヒーを調製するための調製装置からなることが考えられるが、この調製装置も交換可能であり、使い捨てまたは単一使用のアーティクルとして設計することができる。この装置により、粉砕されたコーヒーと流体(例えば液体)は、第2の容器から正しい混合比率で準備装置に供給され、粉砕されたコーヒーと流体は、さらに別の容器、特にフィルタおよび/または漏斗容器に供給されることができるようになる。これにより、コーヒー、特にフィルタコーヒーを正しく準備することができ、コーヒーの香りの質に有利な効果が得られる。
【0024】
したがって、準備装置は、コーヒー粉と流体を導入および/または混合することができるフィルタおよび/または漏斗容器またはフィルタ容器を有することができる。さらに、準備装置は、コーヒーカップまたはコーヒーポットなどの容器を有することができ、また、準備装置は、コーヒーカップまたはコーヒーポットなどの容器と接触または相互作用を起こすができる。コーヒーカップまたはコーヒーポットは、重力の結果としてフィルタおよび/または漏斗容器からコーヒーを導入または充填できるように、フィルタおよび/または漏斗容器に対して相対的に配置される。コーヒーカップまたはコーヒーポットは、好ましくはフィルタおよび/または漏斗容器の下に配置される。
【0025】
好ましくは、準備装置の存在および/または種類を決定するための装置である。
【0026】
第2の容器内の液体の温度は、テンパリング装置によって、フィルタコーヒーの製造に適した準備温度にすることができる。フィルタコーヒーの調製に適した温度は、90℃から100℃の間、特に96℃前後が好ましい。テンパリング装置は、第2の容器内の流体を一定の温度にすることができる加熱プレートとして設計することができる。フローヒータとは対照的に、これが可能である。テンパリングデバイスは、高速の水クイックボイラーと同様に、第2の容器の内部の流体を全体的に加熱または加熱することができる。したがって、テンパリングデバイスを加熱プレートとして設計することにより、水クイックボイラーで注ぐ場合と同様の効果を得ることができ、特においしいコーヒーを準備することができる。特に、第2容器からの流体に接触したコーヒー粉の膨らみやブルームが可能となる。
【0027】
好ましくは、テンパリング装置は制御または調節可能である。この目的のために、装置は、制御または調節ユニットを含むことができる。テンパリング装置が加熱プレートおよび/または冷却プレートとして設計されているか、または焼き戻し装置が少なくとも1つの加熱プレートおよび/または少なくとも1つの冷却プレートから構成されていることが考えられる。また、テンパリング装置、加熱プレート、および/または冷却プレートの異なるゾーンまたはエリアを制御、調節、または作動させることも可能である。
【0028】
本発明のコーヒー豆及び/又はコーヒーを調製するための装置は、吐出・粉砕装置によって粉砕されたコーヒー粉が混合される所望の量の流体を自動的に投与することを可能にし、それによって、所望のコーヒーの香りが自動的に得られるようになっている。これは、従来のコーヒーフィルタマシンのように、粉砕されたコーヒー粉が混合される流体を正確に測定し、コーヒー粉の量に合わせる必要がなく、コーヒーフィルタマシンの流体タンクにある完全な流体が利用可能なスタンドで、消費されることを意味する。流体とコーヒー豆および/または挽いたコーヒー粉の比較が自動化されているため、流体とコーヒー粉の正しい混合比率の設定を誤ることがなく、コーヒーの香りにも有利な効果がある。
【0029】
コーヒー豆および/またはコーヒーを調合するための装置は、交換可能な構成要素により、異なる種類のコーヒー豆を入れた異なる第1の容器を第1の受け入れ領域に導入することができ、その結果、異なる種類のコーヒーを装置で調合することができる。有利なことに、使い捨ての製品または単回使用の製品として設計された第1の容器、および使い捨ての製品または単回使用の製品として設計された投与および粉砕装置は、以前の種類のコーヒーから装置の個々の構成要素に残留することを避けることができる。これは、洗浄が不要で、新しく準備されたコーヒーの香りが、以前に準備されたコーヒーの残留物によって損なわれないことを意味する。コーヒー豆を計量・粉砕するための装置や、コーヒーを準備するための装置を残留させることなく、また洗浄することなく、無限に異なる種類のコーヒーを準備または処理することができる。
【0030】
好ましくは、投薬・粉砕装置を第1の容器に接続することができる。
【0031】
投与および粉砕装置は、第1の容器に接続可能であることができる。つまり、投与・粉砕装置を第1の容器に接続することで、投与・粉砕装置と第1の容器を一緒に受け入れエリアに導入したり、再び取り出したりすることができる。例えば、投与・粉砕装置と第1の容器とが互いにしっかりと接続されるように、投与・粉砕装置を第1の容器にしっかりと接続することができる(例えば、接着および/または溶接)。しかし、投与・粉砕装置と第1の容器とが互いに着脱可能に接続されていることも考えられる。
【0032】
これにより、コーヒー豆の入った第1の容器および投与・粉砕装置を、簡略化された方法で第1の受取領域に導入し、少なくとも部分的に第1の受取領域で受け取ることができる。同時に、投与・粉砕装置は、駆動装置と安全に係合することができ、意図した量のコーヒー豆を第1の容器から投与・粉砕装置に導入または投与し、その後、コーヒー粉に粉砕することができる。しかし、投与・粉砕装置と第1の容器が互いに接続されておらず、第1の受容領域への導入および/または第1の受容領域からの除去が互いに別々に行われることも考えられる。
【0033】
好ましくは、投薬・粉砕装置は粉砕装置からなり、粉砕装置は投薬・粉砕用に設計されている。
【0034】
研削装置は、グラインダーで構成することができる。グラインダーを操作することで、コーヒー豆の投入と粉砕を同時に行うことができる。後述するスクリューコンベアのような別の投入装置を必要としない。
【0035】
好ましくは、定義された量のコーヒーは、粉砕装置またはグラインダーの制御または調節によって、制御または調節され、または投与される。
【0036】
例えば、グラインダーを作動させることで、一定期間に定義された量のコーヒー豆を挽くことができ、その結果、定義された量のコーヒーまたは挽いたコーヒーを同時に投薬することができる。これにより、コーヒー豆の粉砕と定義された量の挽いたコーヒーの投薬を同時に行うことができる。
【0037】
好ましくは、制御または調整パラメータは、センサ装置からの信号であり、センサ装置は、スケールおよび/またはタイマーから構成されている。
【0038】
センサ装置は、タイマーを含むことができる。タイマーは、粉砕および投薬の持続時間を制御または調節するための信号を発することができる。タイマーを介してグラインダーを一定時間作動させることで、定義された量または所定の量のコーヒー豆を挽き、一定の量のコーヒー粉を投薬することができる。代わりに、または同時に、センサ装置は、例えば台秤などのスケールを構成することができる。秤は、例えば、挽いたコーヒー粉が充填された容器の下に配置することで、容器内の重量を測定することができる。ある一定の、あるいは所望の重量に達すると、秤は粉砕装置に信号を送り、粉砕と投薬を終了させることができる。そうすれば、所望の投与量が得られる。秤は、粉砕されたコーヒー粉末が充填される容器の側方または上方に配置され、例えば、吊り下げ式の秤として設計されることも考えられる。例えば、秤を吊り下げ式にして、コーヒー豆の入った容器の上に配置することができる。コーヒー豆を入れた容器を秤の上に吊るしたり、配置したりすることで、容器の重量または重量減少によって所望の投与量を決定することができる。
【0039】
好ましくは、グラインダーは、好ましくはその全長にわたって、第1の容器の排出口に挿入することができ、グラインダーと排出口が共通の長手方向軸の周りに延びるように、そこに回転可能に配置される。
【0040】
特に、グラインダーは、コーヒー豆が入った第1の容器の排出口に少なくとも部分的に配置することができる。このようにして、第1の容器内のコーヒー豆を出口に重力的に供給して挽くことができる。この配置により、後述するスクリューコンベアを使用せずに済む。コーヒー豆は重力だけでグラインダーに運ばれる。グラインダーは、重力で運ばれてきたコーヒー豆を挽いて、コーヒー粉を作るようになっている。
【0041】
好ましくは、グラインダーは、第1の容器の出口に回転可能に配置される。グラインダーは、容器に接続または接続可能である。例えば、グラインダーを容器の排出口に接着したり、排出口の内壁に接着したりすることができる。しかし、グラインダーが容器に一体的に接続されていることも考えられる。
【0042】
排出口に挿入されたとき、グラインダーと排出口は、同じ長手方向の軸の周りに延びることができる。グラインダーは、作動装置および/または駆動装置によって作動および/または駆動させることができる。作動および/または駆動により、第1の容器からのコーヒー豆がグラインダーによって挽かれ、挽かれたコーヒー粉が第1の容器の排出口を通して容器またはグラインダーから出ることができる。
【0043】
研削機構は、研削機構長手方向軸に沿って、第1の端部および反対側の第2の端部を有することができる。第1の端部は、第1の容器の出口から突出することができ、したがって、第1の容器の外側に配置される。第2の端部は、第1の容器内に配置され得る。グラインダーの第1の端部は、グラインダーの駆動端として設計することができる。
【0044】
研削盤の駆動端には、研削盤の長手方向の軸に沿ってカップリング装置を配置することができ、また、第1の駆動端にカップリング装置を配置することができる。カップリング装置は、トランスミッション、例えば、ギアまたはピニオンを備えたギアトランスミッションで構成することができ、それによって、研削装置またはグラインダを駆動することができる。
【0045】
好ましくは、グラインダーはコーングラインダーである。コーングラインダーは、低速度、好ましくは30~240rpm(revolutions per minute)の速度で投薬および粉砕するために使用することができる。
【0046】
グラインダーは、グラインダーの長手軸の方向に本質的に円錐形の長手方向断面を有するグラインダーコアを有することができる。グラインダーコアは、グラインダの長手方向軸の方向において、グラインダの第1の端部と第2の端部との間に延びることができる。グラインダーコアの円錐形の長手方向断面に対応して、グラインダの長手方向軸に対して横方向に見たグラインダーコアの周長は、第1の端部から第2の端部の方向に向かって減少している。
【0047】
グラインダーは、第2の端部に隣接または近接する内輪を有してもよい。内側リングは、少なくとも部分的に、第2の端部から第1の端部の方向にグラインダーコアの周りに延びることができる。内輪は、研削機構の長手方向軸を取り囲むことができ、好ましくは、研削機構の長手方向軸に沿って実質的に円錐形の長手方向断面を有し、内輪の断面積は、第2の端部に向かって先細りすることができる。
【0048】
グラインダーコアまたはシャフトに取り付けられたグラインダーの内輪は、調整エレメントによって、グラインダーの長手方向に沿って、グラインダーの第1の端部および/または第2の端部の方向に移動することができる。調整要素は、第1の端部に隣接または近接して配置され、研削盤の長手方向の軸を同心円状に取り囲んでいる。調整要素を用いて、内輪は、研削盤の第1の端部の方向および/または第2の端部の方向に変位可能である。これにより、簡単な方法で研削度を設定することができる。
【0049】
グラインダーは、外輪を有することができる。この外輪は、本質的に円筒形の断面を有し、内輪の外周よりも大きく、かつ第1の容器の排出口の内周よりも小さい内周を有することができる。外側リングは、第1の容器の排出口の内壁に配置することができ、また、排出口の内壁に隣接または近接して配置することができる。外側リングは、例えばホールドダウン装置などの保持要素を用いて、排出口の内壁に配置することができる。アウターリングは、ホールドダウン装置によって排出口内の固定位置または静止位置に保持することができる。
【0050】
内輪の周りに外輪を配置することで、研削機構の駆動により内輪が外輪の中で回転することができる。調整要素を用いて挽き具合を調整することで、外輪に対する内輪の位置(グラインダーの長手方向に見た場合)を調整し、内輪と外輪の間の隙間を調整することができるようになっている。その隙間の中で、内輪と外輪の界面でコーヒー豆を挽いてコーヒー粉にすることができる。排出口とグラインダーに重力で運ばれたコーヒー豆は、内輪と外輪の間の空間に入り、外輪の中で内輪が回転することでコーヒー粉に挽くことができる。内側のリングと外側のリングは、排出口の内壁や第1の容器の排出口に隣接または近接して配置されている。これにより、内輪と外輪の間で粉砕されたコーヒー粉は、排出口を通って第1容器から出ることができる。
【0051】
モータは、装置の投与物受領領域の作動装置および/または駆動装置の一部として収容または配置することができる。モータは、ギアホイールまたはピニオンからなり、モータのギアホイールまたはピニオンがグラインダーの連結装置のギアホイールまたはピニオンと接触して、グラインダーまたはグラインダーを駆動することができる。
【0052】
モータは、好ましくはセンサ装置からの信号によって制御または調節される。
【0053】
モータは、例えば上述の体重計などのセンサ装置と通信することができ、所望の投与量に達した後にモータのスイッチを切ることができるようになっている。このようにして、装置は自動化された方法で操作することができる。
【0054】
好ましくは、コーヒー豆を投薬して粉砕したり、コーヒーを準備したりする装置は、ハウジングが1つの受け皿のみを有するように設計されており、その受け皿は、コーヒー豆用の第1の容器を受け入れるように設計されている。言い換えれば、この装置は流体のための第2の容器を受け入れるための第2の受け入れ領域を含まない。したがって、この装置は、流体のための第2の容器がないように設計することも可能であり、流体を調質するための調質装置を不要にすることができる。
【0055】
好ましくは、投薬・粉砕装置は粉砕装置と投薬装置からなる。粉砕装置はグラインダーから構成され、投与装置はスクリューコンベアから構成されることができる。さらに、好ましくは、投与・粉砕装置はスクリューコンベア、グラインダー、およびスクリューコンベアハウジングから構成され、スクリューコンベアは、好ましくはその全長でスクリューコンベアハウジングに導入され、および/またはその中に回転可能に配置され、または取り付けられ、グラインダーは、好ましくはその全長でスクリューコンベアハウジングに挿入され、その中に回転可能に配置され、スクリューコンベア、グラインダー、およびスクリューコンベアハウジングが、スクリューコンベアハウジングの共通の長手方向軸の周りに延びるようになっている。
【0056】
このように、投与・粉砕装置は、粉砕機とスクリューコンベアが配置されたスクリューコンベアハウジングを構成している。言い換えれば、投与・粉砕装置は、ハウジングまたは投与・粉砕装置ハウジングから構成されており、これを以下ではスクリューコンベアハウジングと呼ぶ。スクリューコンベアは、コーヒー豆をグラインダーまで搬送するように設計されている。グラインダーは、コーヒー豆が搬送スクリューによってグラインダーに搬送された後に、コーヒー豆を粉砕してコーヒー粉を形成するように設計されている。
【0057】
スクリューコンベアは、平らな金属シートおよび/またはゴム製のフラップまたはウィングの形をした、1つまたは複数のらせん状に巻かれたフライトの周りのシャフトとして設計することができ、これらのフライトは本質的に、スクリューコンベアの長手方向の軸から横方向に離れてねじ山の形で延びている。スクリューコンベアは、剛性の高いスクリューコンベアとして設計されるのが好ましい。しかし、スクリューコンベアは、柔軟な、特に曲げ可能なスクリューとして設計されることも考えられる。スクリューネジは、例えば溶接されるなどしてシャフトにしっかりと接続されるか、またはシャフトと一体的に製造されるかのいずれかである。スクリューコンベアは、好ましくはスクリューコンベアの長手方向の軸に沿って、スクリューコンベアの対向する端部間に延びる連続した連続したスクリュースレッドを備える。これにより、特に長手方向の軸に沿ってスクリューコンベアを用いてコーヒー豆を搬送することができる。スクリューコンベア、特にスクリューネジは、例えば丸鋼などの固体材料から回転させたり、鋳造部品や射出成形部品として製造することができる。スクリューコンベアおよび/またはスクリューコンベアのハウジングは、基本的に円筒形である。
【0058】
投入・粉砕装置の構成により、コーヒー豆は、第1の容器から投入・粉砕装置に導かれ、スクリューコンベアハウジング内のスクリューコンベアによって、スクリューコンベアの長手方向軸に沿ってグラインダーに搬送される。スクリューコンベアを1回転させるごとに、一定量のコーヒー豆を搬送することができるので、(部分的な)回転数によって、コーヒー豆の投与量、ひいてはグラインダーによって挽かれるコーヒー粉の量を決定することができるのである。
【0059】
これにより、コーヒー粉の投入を正確かつ簡単に行うことができます。この投入は、調整装置や制御装置などで自動的に行われる場合と、手動で行われる場合があります。
【0060】
投入・粉砕装置は、スクリューコンベアとスクリューコンベアハウジングを備えたスクリューコンベアで構成することができ、スクリューコンベアに隣接または近接するスクリューコンベアハウジング内に、コーヒー豆用の粉砕装置を配置することができる。スクリューコンベアは、シャフトがスクリューコンベアとグラインダーを同時に回転駆動することができるように、グラインダーに接続または接続可能とすることができる。研削盤の長手方向の軸とスクリューコンベアの長手方向の軸は、好ましくは1つの平面内または直線上に延びている。
【0061】
投与・粉砕装置および/またはグラインダーは、使い捨てまたは単一使用のアーティクルとして設計することができる。したがって、グラインダーの研削面や研削ナイフは、一定期間の使用後に研削したり交換したりする必要はない。むしろ、投与・粉砕装置や包装を備えたグラインダー全体を交換することで、高い研削品質や粉砕品質をしっかりと保証することができる。
【0062】
グラインダーは、例えば、セラミックでできていたり、セラミックで構成されていたりする。
【0063】
好ましくは、スクリューコンベアハウジングは入口開口部を有する入口と、出口開口部を有する出口とを有する。入口と出口は、スクリューコンベアの長手方向に見てスクリューコンベアハウジング内の反対側に配置されていることが好ましい。
【0064】
コーヒー豆は、開口部の入口開口部を通して第1の容器からスクリューコンベアハウジングの内部に供給され、スクリューコンベアのらせん状に巻かれた1つまたは複数のフライトに取り込まれるようになっている。コーヒーを準備するための装置は、第1の容器またはその内容物を揺動運動させることができる揺動装置を含むことができる。これにより、特にコーヒー豆が自力で滑らず、例えば重力によってスクリューコンベアハウジングの内部に誘導される場合には、コーヒー豆を第1の容器の入口開口部からスクリューコンベアハウジングの内部にほぼ完全に誘導することができる。振とう装置は、好ましくは第1の受け皿に配置されるか、または第1の受け皿に対応して配置され得る。コーヒーを準備するための装置は、少なくとも1つのセンサ要素またはカメラ要素を含むことができる。振分装置または振分機能は、調整装置または制御装置、および/またはセンサ素子またはカメラ素子を介して制御または調節可能とすることができる。コーヒー粉が容器内で均一に分散されるように、スクリューコンベアハウジングの出口から粉砕されたコーヒー粉が供給される容器またはフィルタ容器にも、同様の加振装置または加振機能を設けることができる。センサ素子やカメラ素子を用いて、所望の量の液体が容器またはフィルタ容器に入った時間または期間を決定することができる。この時間をもとに、自動または手動で挽き具合を調整することができます。粉砕度はコーヒーの品質と香りに決定的な影響を与えるため、その自動調整により特に優れたコーヒーや特に香りの高いコーヒーを調製することができる。
【0065】
好ましくは、入口はスクリューコンベアに隣接または近接して配置され、出口はグラインダーに隣接または近接して配置される。
【0066】
スクリューコンベアの回転の結果、スクリューコンベアハウジングの内部に入った後、コーヒー豆は、基本的にスクリューコンベアによって、コンベアスクリューの長手方向の軸に沿ってグラインダーに搬送される。コーヒー豆がグラインダーによって挽かれた後、コーヒー粉は出口を通ってスクリューコンベアハウジングを出て、好ましくはコーヒーを準備するための流体と接触させることができる。
【0067】
好ましくは、グラインダーはコーン・グラインダーである。コーングラインダーは低速度、好ましくは30~240rpm(revolutions per minute)の速度で研削することができる。
【0068】
好ましくは、スクリューコンベアは、スクリューピッチ径、すなわちスクリューコンベアの長手方向に直角な外径を有し、これは約20~40mmの範囲内である。スクリューフランクの直径は、特に好ましくは約25mmである。このようなスクリューフランクの直径の寸法は、コーヒー豆の搬送または投薬に有利である。
【0069】
好ましくは、スクリューコンベアの長さは、約50mmから120mmの間の範囲にある。スクリューコンベアの長さは、特に好ましくは約50mmから90mmの間であり、さらに好ましくは約65mmである。スクリューコンベアは、好ましくは、約10~40mmの範囲の直径を有する。直径は、特に好ましくは約20mmから30mmの間であり、より好ましくはスクリューコンベアの直径は約22mmである。このようなスクリューコンベアの長さは、コーヒー豆の搬送に有利である。スクリューコンベアの長さを短くすると、コーヒー豆が螺旋状に巻かれた1つまたは複数のフライトにブリッジを形成し、入口開口部が塞がれてしまい、それ以上コーヒー豆を入口開口部から導入できなくなる。ブリッジは、コーヒー豆が重力によって入口開口部からスクリューコンベアのハウジングに導かれる場合に特に発生する。
【0070】
好ましくは、スクリューコンベアハウジングは、約100mmと140mmの間の範囲にある長さを有する。スクリューコンベアハウジングの長さは、好ましくは約105mmから120mmの間、より好ましくは約110mmである。好ましくは、スクリューコンベヤーハウジングは、スクリューコンベヤーおよび/またはグラインダーの直径と少なくとも同じ大きさまたはわずかに大きい直径を有する。好ましくは、スクリューコンベアのハウジングの直径は、約25~50mmの範囲内である。特に好ましくは、スクリューコンベアハウジングの直径は約27.5~35mmであり、より好ましくは、スクリューコンベアハウジングの直径は約30mmである。
【0071】
スクリューコンベアの長さおよびスクリューフランクの直径を上述の値の範囲で寸法設定することにより、スクリューコンベアの1回転あたり約1~5g(例えば、1回転あたり約2g)の範囲でコーヒー豆の送出量を実現することができる。回転数(または長手方向軸の周りの回転角度)によって、所望の量のコーヒー豆が挽かれ、その結果、所望の量の挽かれたコーヒー粉がスクリューコンベアのハウジングの出口を通って案内され、その結果、スクリューコンベアのハウジングの外に出る。これにより、コーヒーの準備のために、コーヒー豆または挽いたコーヒー粉を正確に投与することができる。
【0072】
好ましくは、入口の開口部は本質的に楕円形で、長手方向に伸びています。しかし、他の形状の入口開口部も考えられます。入口開口部は、コンベヤスクリューの長手方向に約20mm~60mm(例えば約47mm)の長さ、および/または、コンベヤスクリューの長手方向に約10mm~40mm(例えば約29mm)の長さを有しており、特にスクリューコンベヤの長手方向に垂直に見た場合の長さを有している。好ましくは、出口開口部は本質的に長方形であり、長手方向に延びている。しかし、他の形態の出口開口部も考えられる。出口開口部は、スクリューコンベアの長手方向に約20mm~50mm(例えば約30mm)の長さ、および/または長手方向に約5mm~20mm(例えば約10mm)の長さを有しており、特にスクリューコンベアの長手方向に垂直に見た場合の長さを有している。入口および出口の開口部のこれらの寸法は、コーヒー豆をスクリューコンベアハウジングに特に良好に導入し、粉砕されたコーヒー粉をスクリューコンベアハウジングから特に良好に排出することを可能にする。
【0073】
好ましくは、スクリューコンベアハウジングはスクリューコンベアハウジングの長手方向軸に沿って、第1の端部と反対側の第2の端部との間で延びており、グラインダは、第1の端部に隣接または近接して配置され、グラインダの長手方向軸に沿って延びており、スクリューコンベアは、第2の端部に隣接または近接して配置され、スクリューコンベアの長手方向軸に沿って延びており、出口は、第1の端部に隣接または近接して配置され、入口は、第2の端部に隣接または近接して配置されていることが好ましい。スクリューコンベアの長手方向の軸、グラインダーの長手方向の軸、およびスクリューコンベアのハウジングの長手方向の軸は、好ましくは、1つの平面または直線上に延びる。
【0074】
入口と出口は、スクリューコンベアハウジングの長手方向に互いに距離を置いて配置されていることが好ましい。入口をスクリューコンベアハウジングの第2の端部に隣接または近接して配置し、出口をスクリューコンベアハウジングの第1の端部に隣接または近接して配置することにより、コーヒー豆は、入口の開口部からスクリューコンベアハウジングの内部に入った後、1つまたは複数の螺旋状のフライトによって受け取られ、スクリューコンベアの回転によってスクリューコンベアハウジングの第2の端部に搬送され、グラインダーによってピックアップされ、コーヒー粉に粉砕されるので、粉砕されたコーヒー粉は出口の開口部から再び出ることができる。このようにして、1回転あたり所定の量または予め決められた量のコーヒー豆を搬送することができるので、回転数(または長手方向軸の周りの回転角度)に基づいて投与量を設定(または制御、調節)することができる。
【0075】
スクリューコンベアハウジングの第1の端は、好ましくは開いているように設計されており、スクリューコンベアハウジングの第2の端は、好ましくは閉じているように設計されている。したがって、スクリューコンベアは、好ましくは第2の端部に達するまで、第1の端部を通してスクリューコンベアハウジングに完全に挿入することができる。その後、グラインダーは、第1の端部を介して、好ましくはスクリューコンベアの一端まで、スクリューコンベアハウジングに完全に挿入することができる。しかし、スクリューコンベアとグラインダーが一体的に設計され、スクリューコンベアとグラインダーがユニットとしてスクリューコンベアハウジング内に、好ましくは第2の端部に達するまで完全に挿入できるようにすることも考えられる。第2の端部には、第2の端部から離れて延びる挿入要素または除去要素を設けることができる。挿入要素または除去要素は、親指の大きさ程度の表面を構成するフラップとして設計することができる。特に、挿入要素または除去要素は、約3~4cmの長さおよび/または約2~3cmの幅を有することができる。反対側の面には、挿入要素または除去要素は、触覚的な波形構造を含むことができる。波形構造は、好ましくは、柔らかいゴム製の材料で作られている。しかし、挿入要素または除去要素と同じ材料で作ることもできる。
【0076】
挿入要素によって、投与・粉砕装置は、目標とする方法で投与・粉砕装置レセプタクルに保持および/または導入することができる。さらに、特に第1の容器が空になって交換しなければならない場合には、挿入要素によって投与・粉砕装置を再び簡単に取り出すことができる。
【0077】
好ましくは、入口は、少なくとも部分的に入口開口部を取り囲み、スクリューコンベアハウジングから(好ましくは実質的に半径方向に)延びる周壁を備えたフランジで構成され、投与・粉砕装置を第1の容器に接続するためのフランジ、および/または投与・粉砕装置を導入するためのフランジは、投与・粉砕装置受容領域に構成される。
【0078】
スクリューコンベアハウジングの入口の周壁は、第1の容器、特に第1の容器の出口と係合することができるように設計されている。これにより、第1の容器からのコーヒー豆を、特に信頼性の高い方法でスクリューコンベアハウジングに導入することができる。周壁は、スクリューコンベアハウジングと一体的に製造することができ、また、スクリューコンベアハウジングに接続可能な鋳造部品または射出成形部品として製造することもできる。
【0079】
周壁は、スクリューコンベアハウジングの入口開口部の縁から、本質的に0°または180°とは異なる角度で、特に横方向に延びることができる。したがって、周壁は、入口開口部と同様に、本質的に楕円形であり、スクリューコンベアの長手方向の軸と同じ方向に延びることができる。しかし、周壁には他の形状も考えられます。特に、周壁は、入口開口部と本質的に同じ形状を有する。周壁は、約100mm~130mm(例えば、約122mm)の範囲の円周を有することができる。また、周壁は、第1の周壁中心長手方向軸に沿って延在することができ、この長手方向軸は、約30mm~60mm(例えば、約47mm)の範囲の長さを有することができる。さらに、周辺壁は、第1の周辺壁中央長手方向軸に対して垂直に配向された第2の周辺壁中央長手方向軸に沿って延在することができ、/また、約20mmから40mm(例えば、約29mm)の範囲の長さを有することができる。他の長さも可能である。第1の周壁中央長手方向軸の長さは、第2の周壁中央長手方向軸の長さよりも大きいことが好ましい。第1および第2の周壁中央長手方向軸の前述の長さは、コーヒー豆をスクリューコンベアハウジングに導入するため、および/または、投与および粉砕装置を第1の容器に接続するために特に好ましい。
【0080】
好ましくは、周壁は第1の接触面と対向する第2の接触面からなり、第1の接触面と第2の接触面は互いに平行に配置されている。
【0081】
第1および第2の接触面は、第2の周壁の中央長手方向軸の反対側に配置することができる。これらの接触面により、投薬・粉砕装置を投薬・粉砕装置受入領域に特に簡単に導入することができる。特に、投与・粉砕装置受取領域への挿入中に、接触面は、第1受取領域の横方向のガイド要素に沿ってスライドすることができ、投与・粉砕装置受取領域に受け取られた後に、横方向のガイド要素に対して静止することができる。第1の接触面および第2の接触面は、本質的に放物線状の断面積を有することができる。2つの接触面および横方向のガイド要素の設計、ならびに第1の容器が第1の受け皿に挿入されるときのそれらの相互作用により、第1の容器は、第1の受け皿によって正しい位置で受け取られることができ、その結果、粉砕されたコーヒー粉は、正しい用量で投与および粉砕装置の出口から導かれることができる。
【0082】
好ましくは、カップリング装置がスクリューコンベアの駆動端からスクリューコンベアの長手方向に延びており、カップリング装置がグラインダーの駆動端からグラインダーの長手方向に延びている。スクリューコンベアの結合装置は、グラインダーの作動装置および/または駆動装置と結合的に相互作用するように設計されており、特に介在するように設計されている。粉砕機の結合装置は、特に介入するために、投与および粉砕装置の作動および/または駆動装置と結合的に相互作用するように設計されている。
【0083】
スクリューコンベアの結合装置は、グラインダーの作動装置および/または駆動装置と結合的に相互作用するように設計されており、特に介在するように、または接続されるように設計されている。相互接続状態では、スクリューコンベアのカップリング装置は、研削盤とスクリューコンベアの長手方向の軸が1つの平面または直線上を走るように、研削盤の作動装置および/または駆動装置と係合し、スクリューコンベアのハウジングに挿入されたときには、スクリューコンベアのハウジングの長手方向の軸が1つの平面または直線上を延びるようになっています。研削盤の作動装置および/または駆動装置とは反対に、研削盤は結合装置を有している。グラインダーの連結装置は、コーヒー豆を投入して粉砕する装置や、コーヒーを準備する装置の作動装置や駆動装置と連結的に相互作用するように設計されており、特に介在したり連結されたりする。これは、装置の作動装置および/または駆動装置を作動または駆動させることにより、同じシャフトを介してグラインダーとスクリューコンベアを同時に駆動できるという点で有利である。しかし、グラインダーが作動装置および/または駆動装置を持たず、スクリューコンベアが連結装置を持たず、代わりにグラインダーとスクリューコンベアが一体的に接続され、前述のようにグラインダーの連結装置を介して一緒に連結態様で駆動できることも考えられる。
【0084】
スクリューコンベアの結合装置は、本質的に円筒形の空洞、および/または、本質的にスクリューコンベアの長手方向に延びるレセプタクルとして設計することができる。これに対応して、グラインダーのカップリング装置は、本質的に円筒形の空洞として、またはグラインダーの長手方向に延びるレセプタクルとして設計することができる。投与・粉砕装置が導入され、投与・粉砕装置受容部に受容された後、投与・粉砕装置受容部のカップリング要素を同時にグラインダーの(好ましくは本質的に円筒形の)空洞に受容することができる。スクリューコンベアの(円筒形の)空洞の内壁は、好ましくは、グラインダーのカップリング要素の外壁の外郭と係合することができる内郭を有する。研削盤の(円筒形の)空洞の内壁は、好ましくは、装置の結合要素の外壁の外面形状と係合することができる内面形状を有する。
例えば、装置の結合要素の外側プロファイルは、グラインダーの円筒形キャビティの内側プロファイルの少なくとも1つの材料のくぼみと係合または相互作用することができる少なくとも1つの材料の高さを有することができる。これに対応して、グラインダーのカップリング要素の外側プロファイルは、コンベヤスクリューの円筒形キャビティの内側プロファイルにある少なくとも1つの材料の窪みと係合または相互作用することができる少なくとも1つの材料の高さを有することができる。
【0085】
装置の結合要素は、駆動軸として設計することができ、結合要素をグラインダーの円筒形キャビティに導入することで、投与・粉砕装置を駆動することができ、その結果、グラインダーとスクリューコンベアが結合要素によって、グラインダーと結合装置またはスクリューコンベアのキャビティが互いに接続されているときに、グラインダーとスクリューコンベアの回転が可能になるようになっている。好ましくは、速度の並進が調整可能または可変である。これにより、スクリューコンベアのハウジング内を搬送されるコーヒー豆の速度を変更することができ、その結果、コーヒー豆とその後に挽かれるコーヒー粉の用量を変更することができる。
【0086】
好ましくは、グラインダーは、グラインダーの長手方向軸の方向に本質的に円錐形の長手方向断面を有するグラインダーコアを有する。グラインダーまたはグラインダーコアは、シャフトとして設計することができる。グラインダーコアは、第1の端部と対向する第2の端部を有し、第1の端部には連結装置が配置され、第2の端部にはスクリューコンベアの連結装置に接続可能な連結要素が配置されている。グラインダーコアの円錐形の長手方向断面に対応して、グラインダーの長手方向軸線に対して横方向に見たグラインダーコアの円周は、第1の端部から第2の端部の方向に向かって減少している。また、グラインダーの長手軸方向から見たグラインダーコアのどの位置においても、スクリューコンベアの長手軸方向から見たスクリューコンベアの周長を超える周長を有していない。これにより、グラインダーとスクリューコンベアを一緒にスクリューコンベアのハウジングに導入することができ、コーヒー豆を粉砕して吐出する装置の作動・駆動装置によって、グラインダーとスクリューコンベアを一緒に駆動してスクリューコンベアのハウジングの長手方向軸を中心に回転させることができる。
【0087】
好ましくは、グラインダーは、グラインダーコアの第2の端部に隣接または近接する内輪を有する。内側リングは、第2の端部から第1の端部の方向にグラインダーコアの周りに少なくとも部分的に延びることができる。内側リングは、研削機構の長手方向軸を取り囲むことができ、好ましくは、長手方向軸に沿って本質的に円錐形の長手方向断面を有し、内側リングの断面積は、研削機構コアの第2の端部に向かって先細りになっている。研削機構コアおよび/またはシャフト上に着座した研削機の内輪は、調整要素によって、例えば調整ねじによって、研削機の長手方向軸に沿って、研削機構コアの第1端および第2端の方向に移動させることができる。調整エレメントは、好ましくは、グラインダーコアの第1の端部に隣接または近接して配置され、グラインダーの長手方向の軸を同心円状に取り囲む。内輪の位置は、調整要素を用いて研削盤の長手方向に調整することができる。そのため、内輪は、グラインダーコアの第1の端部の方向および/または第2の端部の方向に容易に変位させることができる。これにより、研削の度合いを簡単に設定することができる。調整エレメントを用いて、第1の容器に入っているコーヒー豆の種類や、調理の種類(Chemex、Cold Brew、Karlsbaderなど)に合わせて、挽き具合を調整することができる。コーヒーの品質と香りには、挽き具合が大きく影響する。挽き方が細かいほど、コーヒーの粉の中を水が通る時間が長くなる。これにより、コーヒーや抽出がより強くなる。挽き方が粗いほど、流体や水がコーヒーの粉を通る速度が速くなる。挽き方が粗すぎると、コーヒーの味が水っぽくなったり、酸っぱくなったりする。挽き方が細かすぎると、コーヒーの味が強くなりすぎて、土臭い味になったり、相性が悪くなったりする。コーヒーの味と香りを最大限に引き出すためには、適切な挽き具合を設定する必要がある。
【0088】
コーヒー豆を入れた第1の容器を、例えばスマートフォンなどのスキャン素子を用いてスキャンすることで、粉砕の度合いを(調整装置や制御装置を用いて)自動的に設定または調整または制御できるようにすることが考えられる。例えば、第2の容器内の流体の体積に応じて粉砕の度合いを調整することができ、あるいは、コーヒーの所望の準備の種類(例えば、Chemex、Cold Brew、Karlsbader)に応じて粉砕の度合いを調整することができる。投入・粉砕装置は、第1の容器に収容されたコーヒー豆に適したグラインダーを有しており、装置の投入・粉砕装置用レセプタクルに挿入またはクリックするだけでよい。粉砕の度合いは、調整要素を用いて手動で設定することもできる。しかし、研削度が既にプリセットされており、好ましくはコーヒー豆の種類またはタイプに適合しているため、自動および/または手動で設定する必要がないことも考えられる。
【0089】
好ましくは、グラインダーは、内輪に隣接または近接して配置されたバネ要素、および/またはグラインダーコアの第2端に隣接または近接して配置されたバネ要素を有する。バネ要素は、例えば、シャフトまたはグラインダの後部に配置することができる。シャフトの後部とは、グラインダーの第2の端部を意味し、その上にはグラインダーの作動装置および駆動装置が配置されている。しかしながら、グラインダーコア内の凹部が、グラインダーコアの第2の端部から少なくとも部分的に第1の端部の方向に延びていることも考えられる。この凹部は、グラインダーコアの長手方向軸または中央長手方向軸から距離を置いて配置され、グラインダの長手方向軸の周りに実質的に同心円状に延びることができる。したがって、凹部と、内輪に囲まれたグラインダーコアの外壁との間の、グラインダーコアの長手方向軸または中央長手方向軸に対して横方向の距離は、グラインダーコアの長手方向軸または中央長手方向軸に対する距離よりも小さくすることができる。このように配置することで、バネ要素を凹部に配置することもでき、その結果、所望の研削度の設定のために内輪が選択された位置にあることを確実にすることができる。
【0090】
好ましくは、グラインダーは、外側リングを有する。この外側リングは、内側リングの外周よりも大きい内周を有する実質的に円筒形の断面を有することができる。外側リングは、好ましくは、スクリューコンベアハウジングの内壁に配置され、より好ましくは、外側リングは、例えばホールドダウン装置などの保持要素によって、スクリューコンベアハウジングの内壁に配置される。ホールドダウン装置は、調整要素に隣接または近接するスクリューコンベアハウジングの第1開放端の間で、スクリューコンベアハウジングの内壁に沿って外輪まで延びることができる。
【0091】
好ましくは、グラインダーの外輪は、約20~30mm、好ましくは約25~27mm、より好ましくは約25.7mmの範囲の外径を有している。グラインダーの外輪は、好ましくは約10~20mm、好ましくは約17~19mm、より好ましくは約18mmの内径を有する。外輪は、好ましくは、外輪の中心長手方向軸が延びる長さを有し、この長さは、約5~15mmの間の範囲であり、好ましくは、約8~12mmの間の範囲であり、より好ましくは、約11mmである。
【0092】
好ましくは、グラインダーコアは約10~25mm、特に好ましくは約13.5mm~19.5mmの範囲の直径を有する。好ましくは、グラインダーコアは約5~15mm、特に好ましくは約10~12mmの範囲内の長さを有する。より好ましくは、グラインダーコアの長さは約11.1mmである。
【0093】
このように、内輪の周りに外輪を配置することで、グラインダーの駆動により内輪が外輪の中で回転することができる。
【0094】
調整エレメントを用いて挽き具合を調整することで,外側リングに対する内側リングの位置(スクリューコンベアの長手方向またはスクリューコンベアのハウジングの長手方向で見た場合)を調整し,内側リングと外側リングの間に隙間ができるようにしたり,内側リングと外側リングの間の界面を調整したりすることができる。本質的に円錐形の内輪により、コーヒー豆は回転する内輪と固定された外輪との間の界面でコーヒー粉に挽くことができる。スクリューコンベアによってグラインダーの方向に搬送されたコーヒー豆は、内輪と外輪の間の空間に到達し、外輪内で内輪が回転することによってコーヒー粉に挽くことができる。
【0095】
好ましくは、内輪と外輪は、スクリューコンベアハウジングの排出口に隣接または近接して配置される。そのため、グラインダーの内輪と外輪の間で粉砕されたコーヒー粉は、排出口を通ってスクリューコンベアハウジングから出ることができる。
【0096】
好ましくは、グラインダーとスクリューコンベアは、相互に連結された状態で、約0.5Nm~2Nm、好ましくは約1Nmの駆動力で駆動され、スクリューコンベアによってコーヒー豆をグラインダーに向けて搬送し、その後、グラインダーによって設定された挽き具合に応じて挽くことができる。
【0097】
好ましくは、スクリューコンベアのハウジングは、複数のリブを有する外壁を備え、リブは、好ましくは、第1の端部と第2の端部との間で少なくとも部分的に軸方向に本質的に延びており、/または、リブは、外壁から本質的に半径方向に離れて延びていることである。
【0098】
リブは、好ましくは、第1の端部と第2の端部との間に長手方向のリブとして形成され、/または、外壁を周方向に規則的または対称的な間隔で取り囲む。リブは、各リブがスクリューコンベアハウジングの長手方向の軸に実質的に平行な直線上を走る外縁を有し、かつ/またはスクリューコンベアハウジングの外壁から実質的に一定の距離を有するように、外壁から離れて延びることができる。しかし、リブは好ましくはスクリューコンベアハウジングの第1の端部の近くにある、例えば円錐形の領域を有することも可能である。この円錐形の領域では、リブの外縁はスクリューコンベアハウジングの第1の端部に向かって先細りになっている。
【0099】
好ましくは、さらに2つのリブが外壁の周方向において、出口開口部を制限しているか、または反対側にある。言い換えれば、2つのリブは出口開口部に隣接または近接して配置され、出口開口部の縁から離れて延びている。好ましくは、外壁の軸方向の反対側で出口開口部を制限する2つのさらなるリブが設けられる。これらのリブは,外周方向の反対側で出口開口部を制限する2つのリブの間を通っており,出口開口部に隣接または近接して配置され,その縁から離れて延びている。このようにして、排出口はすべての面でリブに囲まれることができる。
【0100】
排出口のリブ、特に排出口のリブは排出されたコーヒー粉がコーヒー豆の投入や粉砕、あるいはコーヒーの調製のための装置のハウジングと接触するのを有利に防ぐ。コーヒー粉が装置のハウジングに接触しないため、使用後にハウジングを洗浄する必要がなく、すぐに再利用することができる。さらに、ハウジングに付着したコーヒー粉が汚染されたり、コーヒーの準備に使用できなくなったりすることを避けることができます。しかし、リブは特に、定量供給装置が第1の受け皿の定量供給装置受け皿に挿入されていない場合には、定量供給装置のスタンドとしても機能することができる。これにより、第1の容器を投与・粉砕装置に簡単に接続することができ、その後、第1の容器にコーヒー豆を簡単に充填することができる。
【0101】
好ましくは、第1の受け皿は後壁を有し、より好ましくは、第1の受け皿は互いに間隔を空けて配置され、0°または180°とは異なる角度、特に後壁に対して本質的に横向きに配置された2つの側壁を有する。好ましくは、第1の受け皿は0°または180°とは異なる角度、特に基本的には側壁に対して横方向に向いている上側および下側の制限を有する。さらに好ましくは、第1の受け皿は後壁とは反対側の開放された前面を有し、第1の受け皿は、側壁および/または上部と下部の制限の間に形成される。第1の受容領域は、好ましくは、第1の容器を受容するための容器受容領域を有し、容器受容領域は好ましくは投与・粉砕装置受容領域の上に配置される。
【0102】
したがって、容器受取領域は、上部制限に隣接することができ、/または、投与および粉砕装置受取領域は、下部制限に隣接することができる。開放された前面を介して、第1の容器は、投与装置および粉砕装置とともに、後壁に対して本質的に垂直な動きによって第1の受取領域に導入されることができるので、第1の容器は、容器受取領域によって受け取られ、投与装置および粉砕装置は、投与装置および粉砕装置受取領域から受け取られる。好ましくは、第1の容器は、第1の受け入れエリアに挿入されたときに、下部制限に対して投与装置および粉砕装置の上方に配置され、かつ/または、投与装置および粉砕装置よりも下部制限からさらに間隔を空けて配置されるように、投与装置および粉砕装置に接続される。これにより、コーヒー豆は、例えば重力によって第1の容器から投与・粉砕装置に導かれる。
【0103】
好ましくは、第1のガイド要素と第2のガイド要素が、容器受取エリアと投与・粉砕装置受取エリアの間に配置されており、ガイド要素は基本的に開放された前面から後壁に向かって延びており、/または、ガイド要素が側壁から離れて延びている。
【0104】
ガイド要素は、前壁から後壁まで実質的に連続している。これにより、相互に接続された状態の第1の容器と投薬・粉砕装置を第1の受容領域に特に簡単に導入することができ、第1の容器はガイド要素の上に配置されて/受け取られ、投薬・粉砕装置はガイド要素の下に配置されて受け取られる。第1の容器および投与・粉砕装置を正しく挿入するために、周壁は、第1および第2の支持面が実質的にガイド要素に沿ってスライドするように、ガイド要素の間に挿入することができる。言い換えれば、投与・粉砕装置が投与・粉砕装置受容部に完全に受け入れられるまで、第1支持面は第1ガイド要素に沿ってスライドし、第2支持面は第2ガイド要素に沿ってスライドする。第1の受入れ領域の投与・粉砕装置受入れ領域に挿入された状態では、その後、投与・粉砕装置の周壁の横方向の接触面が、2つのガイド要素上に載る。これにより、第1の容器および/または投与・粉砕装置を特に簡単な方法で受け取ることができ、第1の受取領域に安定した方法で配置することができる。
【0105】
好ましくは、ガイド要素は、基本的に、上側の制限および/または下側の制限に平行な平面内に整列しており、ガイド要素は、好ましくは、容器受取領域に向かって平面の外側で前に向かって傾斜している。
【0106】
その結果、ガイド要素はそれぞれ、開放された前面に隣接または近接する挿入ベベルを含み、これにより、投与および粉砕装置の正しい挿入を助けることができる。特に、導入時には、スクリューコンベアハウジングの外壁に配置された2つのリブがガイド要素の下面に沿って実質的にスライドすることができ、一方、2つの横方向の接触面は、前述のようにガイド要素の間をスライドする。第1の受容領域の投与・粉砕装置受容領域に挿入された状態では、その後、投与・粉砕装置の周壁とリブのうちの2つの横方向の接触面が、2つのガイド要素上に静止する。特に、アバットメント面は側壁から離れて延びるガイド要素のエッジに接してもよく、2つのリブは下側の制限に向かって面する2つのガイド要素の下面に接してもよい。
スクリューコンベアまたはスクリューコンベアのハウジングを投薬・粉砕領域に挿入すると、スクリューコンベアは、例えば、最終位置に到達するとすぐに「カチッ」と音がする。これにより、ユーザーはスクリューコンベアが正しく設置されたこと、または(円筒状の)キャビティがカップリングエレメントまたはドライブシャフトに正しく接続されたことを知ることができる。リードインベベルは、最初のコンテナを正しい位置に持ってくるのに役立ち、また、スクリューコンベアのクリックインを簡素化することができる。
【0107】
好ましくは、下部制限は開放された前部から後部壁まで延びるスクリューコンベアハウジングのためのレセプタクルを有する。
【0108】
スクリューコンベアハウジングのためのレセプタクルは、2つの側壁に実質的に平行に配向されたレセプタクルの長手方向軸の周りに、2つの側壁の間に延びることができる。レセプタクルの長手方向軸線上に、特に後部背面壁に隣接または近接して、スクリューコンベアハウジングの出口開口部と実質的に同じ形状および寸法で形成されたレセプタクル出口開口部を配置することができる。レセプタクルは、レセプタクルの長手方向軸に直角な断面が本質的に凹んでいる。言い換えれば、レセプタクルは下部制限に実質的に凹状のセクションとして埋め込まれている。したがって、下部制限は側壁の第1に隣接または近接する第1の水平表面部と、側壁の第2に隣接または近接する第2の水平表面部とを有する表面を有することができ、第1および第2の表面部の間に実質的に凹んだ表面部としてのレセプタクルが配置される。
【0109】
クルーコンベアハウジングのためのレセプタクルは、投与および粉砕装置を投与および粉砕装置レセプタクル内に特に確実かつ堅固に保持することを可能にする。投与・粉砕装置が挿入されて受け取られた後、スクリューコンベアハウジングは、リブのうちの2つが第1および第2の水平面部上にしっかりと載っている状態で、スクリューコンベアハウジング用のレセプタクル内にしっかりと横たわっている。同時に、スクリューコンベアハウジングの出口開口部は、受入れ出口開口部の上方または隣接または近接して配置される。粉砕されたコーヒー粉は、コーヒー粉がハウジングと接触することなく、スクリューコンベアハウジングからスクリューコンベアハウジングの排出口開口部および投与・粉砕装置のレセプタクルのレセプタクル排出口開口部を介して搬送され、例えば準備装置に供給されることができる。
【0110】
好ましくは、駆動軸は後壁にまたは後壁上に形成され、駆動軸とレセプタクルは下側の限界に対して横方向の平面内に延びている。
【0111】
カップリング要素または駆動軸は、好ましくは後壁にまたは後壁上に配置される。レセプタクルの長手方向に対して横向きの平面で見た、下部制限とカップリング要素または駆動軸との間の距離は、スクリューコンベアの長手方向に対して横向きの平面で見た、第1の円筒形キャビティとスクリューコンベアの周壁との間の距離に対応することができる。前述したように、スクリューコンベアハウジングのレセプタクルに投与・粉砕装置を挿入することにより、カップリングエレメントまたは駆動軸は、(円筒形の)キャビティに自動的に係合することができる。
【0112】
複数のリブは、好ましくは、上側および/または下側の制限に実質的に平行に延びる。複数のリブは、好ましくは、開放された前面から後壁まで実質的に延びている。しかし、リブが上側または下側の制限を横切るように配置されていること、および/または、リブが前部から後部の壁まで連続して延びていないことも考えられる。
【0113】
複数のリブは、2つの側壁に対になって配置されているのが好ましい。言い換えれば、2つのリブはそれぞれ、側壁に対して横方向、および/または、上側または下側の制限に対して平行な面に延びている。このようにして、多数の対のリブを容器受容領域の側壁に、好ましくはガイド要素と上側制限部との間に配置することができる。好ましくは、一対のリブのリブは、それぞれ約40mmから50mmの間で互いに間隔を空けており、より好ましくは、一対のリブのリブは、それぞれ約50mmの間隔を空けている。また、一対のリブのすべてのリブが互いに同じ距離を有しているわけではなく、互いに異なる距離、好ましくは約40mmから50mmの間の距離を有することも考えられる。
【0114】
このリブにより、第1の受け皿に受け取られた第1の容器が最適に配置され、コーヒー豆が第1の容器の排出口からスクリューコンベアハウジングの入口開口部に導かれたり、排出されたりするようになる。同時に、コーヒー豆が第1の容器内に残ってしまい、コーヒーの調製に使用できなくなることを防ぐことができる。このように、リブによって、形状の異なる複数の第1の容器を容易かつ確実に受け入れ、それによって一定の所望の形状にすることができるので、粉体が出口の方向に移動することができる。それにより、第1の容器は、崩れない位置、特に直立した位置に保持される。
【0115】
好ましくは、コーヒー豆を受け取り、投薬および粉砕するための容器が提供され、この容器は、コーヒー豆を受け取るための内部空間を有するハウジングと、内部空間と流体連通する出口とを備え、この出口は、投薬および粉砕装置が出口を有する投薬および粉砕装置の入口に接続することができ、投薬および粉砕装置を作動させることによって、コーヒー豆が投薬および粉砕されてコーヒー粉になり、コーヒー粉が出口から吐出されるようになっている。容器は、先に述べたように、コーヒー豆を投薬・粉砕する装置、および/または、コーヒーを調製する装置に導入され、少なくとも部分的にこれに受容されるように設計されているのが好ましい。投与装置は、容器に接続されているか、または接続することができ、容器および/または投与装置と粉砕装置は、交換可能であり、使い捨て可能な物品として設計されている。
【0116】
好ましくは、コーヒー豆を受け入れ、投与し、粉砕するための容器は、あらかじめコーヒー豆が充填された状態で提供される。すなわち、工場でコーヒー豆を充填し、消費者にコーヒー豆が充填された状態で容器を提供することができる。
【0117】
容器は、前述した第1の容器の特徴および利点のすべてを有することができる。容器は、第1の容器として、コーヒー豆を投与して粉砕するための、および/またはコーヒーを準備するための上述の装置の第1の受容領域に導入され、そこに少なくとも部分的に受容されるように設計することができる。したがって、第1の容器および/または投与・粉砕装置に関連して説明した、先に説明した装置のすべての特徴は、コーヒー豆を受け取り、投与し、粉砕するための以下に説明する容器(以下、第1の容器と呼ぶ)にも適用される。
【0118】
第1の容器は、第1の容器が接続可能な投与・粉砕装置を含んでいてもよく、したがって、第1の容器と投与・粉砕装置が正しい量のコーヒー豆をコーヒー粉に投与・粉砕するために使用されるように接続されていてもよい。したがって、正しく投与された量のコーヒー粉が投与・粉砕装置によって提供されることが可能である。しかし、第1の容器と投与・粉砕装置が別の要素であることも考えられる。第1の容器は、出口開口部を有する出口を有するので、第1の容器に受け取られたコーヒー豆は、第1の容器から出ることができ、また、第1の容器から払い出されることができる。排出口は、投与・粉砕装置の入口に接続することができるので、第1の容器から出てきたコーヒー豆は、入口を通して投与・粉砕装置に導入することができる。スクリューコンベアによって、コーヒー豆はスクリューコンベアの長手方向軸に沿って粉砕機に搬送され、粉砕機によって粉砕されたコーヒー粉は、投与・粉砕装置の第2の出口から出ることができ、コーヒー粉の調製のために指定されたまたは予め決定された投与量で使用することができるようになる。
【0119】
このように、説明した第1の容器を用いて、コーヒー豆の正しい投入と、投入・粉砕装置によるコーヒー粉への粉砕を行うことができる。投与および粉砕装置は、作動装置および/または駆動装置によって駆動することができる。しかし、投与・粉砕装置を手動で駆動することも考えられる。第2の容器からの流体は、第1の容器から出るコーヒー豆によって得られるコーヒー粉と混合され、正しい混合比率で容器、特にフィルタ容器に導入することができる。これにより、コーヒーを正しくかつ簡単な方法で準備することができる。
【0120】
さらに、第1の容器は、第1の容器が接続可能な投与・粉砕装置を含んでいてもよく、したがって、第1の容器と投与・粉砕装置を使用して正しい量のコーヒー豆を投与し、その結果、挽きたてのコーヒー粉を正しく投与して吐出することができるように接続することができる。この目的のために、投与・粉砕装置に接続された第1の容器は、第1の受取領域、特に上述のコーヒーを準備するための装置の容器受取領域および投与・粉砕装置受取領域に挿入して受け取ることもできる。しかし、第1の容器と投与・粉砕装置が2つの別個の要素であり、それぞれが第1の受容領域、特に容器受容領域と投与・粉砕装置受容領域に挿入され、互いに別個に受け取られることも考えられる。
【0121】
このようにして、第1の容器からのコーヒー豆の正しい投入と、それに続くコーヒー粉への粉砕を、投入・粉砕装置を用いて行うことができる。投入・粉砕装置は、例えば、上述の装置の投入・粉砕装置受取領域に配置された作動装置および/または駆動装置によって駆動することができる。しかし、投入・粉砕装置を手動で駆動することも考えられる。投入・粉砕装置によって投入・粉砕されたコーヒー粉は、例えば第2の容器から供給される流体とともに、正しい混合比率で容器、特にフィルタ容器に導入することができる。これにより、コーヒーを正しくかつ簡単な方法で準備することができる。
【0122】
好ましくは、投薬・粉砕装置は粉砕装置からなり、粉砕装置は投薬・粉砕用に設計されている。
【0123】
研削装置は、グラインダーで構成することができる。グラインダーを操作することで、コーヒー豆の投入と粉砕を同時に行うことができる。これにより、後述するスクリューコンベアなどの別の投入装置を必要としない。
【0124】
好ましくは、定義された量のコーヒーは、粉砕装置またはグラインダーの制御または調節によって、制御または調節され、または投与される。
【0125】
例えば、グラインダーを作動させることで、一定期間に定義された量のコーヒー豆を挽くことができ、その結果、定義された量のコーヒーまたは挽いたコーヒーを同時に投薬することができる。これにより、コーヒー豆の粉砕と定義された量の挽いたコーヒーの投薬を同時に行うことができる。
【0126】
好ましくは、第1の容器はセンサ装置を備えており、また、第1の容器はセンサ装置に接続可能、特に信号接続可能である。
【0127】
好ましくは、制御または調整パラメータは、センサ装置からの信号であり、好ましくは、センサ装置は、スケールおよび/またはタイマーから構成されている。
【0128】
センサ装置は、タイマーを含むことができる。タイマーは、粉砕および投薬の継続時間を制御または調節するための信号を発することができる。したがって、タイマーを介してグラインダーを一定時間動作させることで、定義された量または所定の量のコーヒー豆を挽き、一定の量のコーヒー粉を投薬することができる。代わりに、または同時に、センサ装置は、例えば台秤などのスケールを構成することができる。秤は、例挽いたコーヒー粉が充填された容器の下方に配置し、容器内で重量を測定できるようにする。ある一定の、あるいは所望の重量に達すると、秤は粉砕装置に信号を送り、粉砕と投薬を終了させることができる。そうすれば所望の投与量が得られる。秤は、粉砕されたコーヒー粉末が充填された容器の側方または上方に配置され、例えば、吊り下げ式の秤として設計されることも考えられる。例えば、秤を吊り下げ式にして、コーヒー豆の入った容器の上に配置することができる。コーヒー豆を入れた容器を秤の上に吊るしたり、配置したりすることで、容器の重量または重量減少によって、所望の投与量を決定することができる。
【0129】
好ましくは、グラインダーは、第1の容器の排出口に、好ましくはその全長にわたって導入することができ、グラインダーと排出口が共通の長手方向軸の周りに延びるように、そこに回転可能に配置される。
【0130】
特に、グラインダーは、コーヒー豆の第1の容器の排出口に少なくとも部分的に配置されていてもよい。このようにして、第1の容器内のコーヒー豆は、重力によって排出口に導かれ、粉砕される。この配置により、後述するスクリューコンベアを不要とすることができる。コーヒー豆は重力だけでグラインダーに運ばれます。グラインダーは、重力で運ばれてきたコーヒー豆を挽いて、コーヒー粉を作るようになっている。
【0131】
好ましくは、グラインダーは、第1の容器の出口に回転可能に配置される。グラインダーは、容器に接続または接続可能である。例えば、グラインダーは、容器の排出口に接着されたり、排出口の内壁に接着されたりする。しかし、グラインダーが容器に一体的に接続されていることも考えられます。
【0132】
排出口に挿入されたとき、グラインダーと排出口は、同じ長手方向の軸の周りに延びることができる。グラインダーは、作動装置および/または駆動装置によって作動および/または駆動させることができる。作動および/または駆動により、第1の容器からのコーヒー豆がグラインダーによって挽かれ、挽かれたコーヒー粉が第1の容器の排出口を通して容器またはグラインダーから出ることができる。
【0133】
グラインダーは、グラインダーの長手方向の軸に沿って、第1の端部および反対側の第2の端部を有することができる。第1の端部は、第1の容器の出口から突出することができ、したがって、第1の容器の外側に配置される。第2の端部は、第1の容器の内部に配置することができる。グラインダーの第1の端部は、グラインダーの駆動端として設計することができる。
【0134】
研削盤の駆動端には、研削盤の長手方向の軸に沿ってカップリング装置を配置することができ、また、第1の駆動端にカップリング装置を配置することができる。カップリング装置は、トランスミッション、例えば、ギアまたはピニオンを備えたギアトランスミッションで構成することができ、それによって、研削装置またはグラインダを駆動することができる。
【0135】
グラインダーは、グラインダーの長手軸の方向に本質的に円錐形の長手方向断面を有する研削機構コアを有することができる。研削機構コアは、研削装置の長手方向軸線の方向において、研削装置の第1の端部と第2の端部との間に延在することができる。グラインダーコアの円錐形の長手方向断面に対応して、グラインダーの長手方向軸線に対して横方向に見たグラインダーコアの周長は、第1の端部から第2の端部の方向に向かって減少する。
【0136】
グラインダーは、第2の端部に隣接または近接する内輪を有してもよい。内側リングは、第2の端部から第1の端部の方向にグラインダーコアの周りに少なくとも部分的に延びることができる。内輪は、研削機構の長手方向軸を取り囲むことができ、好ましくは、研削機構の長手方向軸に沿って本質的に円錐形の長手方向断面を有し、内輪の断面積は、第2の端部に向かって先細りすることができる。
【0137】
グラインダーコアまたはシャフトに取り付けられたグラインダーのインナーリングは、調整エレメントによって、グラインダーの長手方向に沿って、グラインダーの第1の端部および/または第2の端部の方向に移動することができる。調整要素は、第1の端部に隣接または近接して配置され、研削盤の長手方向の軸を同心円状に取り囲んでいる。調整要素を用いて、内輪は、研削盤の第1の端部の方向および/または第2の端部の方向に変位可能である。これにより、簡単な方法で研削度を設定することができる。
【0138】
グラインダーは、外輪を有することができる。この外輪は、本質的に円筒形の断面を有し、内輪の外周よりも大きく、かつ第1の容器の排出口の内周よりも小さい内周を有することができる。外側リングは、第1の容器の排出口の内壁に配置することができ、また、排出口の内壁に隣接または近接して配置することができる。外側リングは、例えばホールドダウン装置などの保持要素を用いて、排出口の内壁に配置することができる。アウターリングは、ホールドダウン装置によって排出口内の固定位置または静止位置に保持することができる。
【0139】
内輪の周りに外輪を配置することで、グラインダーの駆動により内輪が外輪の中で回転することができます。調整要素を用いて粉砕度を調整することにより、外側リングに対する内側リングの位置を調整することができ(グラインダーの長手方向に見た場合)、内側リングと外側リングの間の中間スペースを調整することができるようになる。その空間内で、内輪と外輪の界面でコーヒー豆を挽いてコーヒー粉にすることができる。排出口とグラインダーに重力で運ばれたコーヒー豆は、こうして内輪と外輪の間の空間に入り、外輪内での内輪の回転により、コーヒー粉に挽くことができる。また、内輪と外輪は、排出口の内壁や第1容器の排出口に隣接または近接して配置されている。そのため、内輪と外輪の間で粉砕されたコーヒー粉は、排出口を通って第1容器から出ることができる。
【0140】
好ましくは、投薬・粉砕装置の作動装置および/または駆動装置はモータで構成され、モータはグラインダーを駆動するように設計されている。
【0141】
モータは、装置の投与物受領領域に、作動装置および/または駆動装置の一部として収容または配置することができる。モータは、ギアホイールまたはピニオンから構成され、モータのギアホイールまたはピニオンがグラインダーの連結装置のギアホイールまたはピニオンまたはスプロケットと接触して、研削装置またはグラインダーを駆動することができる。
【0142】
好ましくは、センサ装置からの信号によって、モータを制御または調節することができる。
【0143】
モータは、前述の秤などのセンサ装置と通信することができ、所望の投与量に達した後にモータのスイッチを切ることができるようになっています。このようにして、装置は自動化された方法で操作することができます。
【0144】
好ましくは、第1の容器および/または第2の容器は、少なくとも部分的に柔軟性のある材料および/または少なくとも部分的に寸法的に安定した材料で構成されている。
【0145】
好ましくは、第1の容器の筐体および/または第2の容器の筐体は、アルミニウム複合フィルムで構成されているか、またはアルミニウム複合フィルムから形成されている。
【0146】
好ましくは、第1の容器、例えばその外壁は、少なくとも1つのバルブを備える。好ましくは、少なくとも1つのバルブは、第1の容器から二酸化炭素を放出するように構成されている。好ましくは、少なくとも1つのバルブは、酸素が容器内に侵入しないように設計されている。
【0147】
好ましくは、投与・粉砕装置は、スクリューコンベア、グラインダー、およびスクリューコンベアハウジングを備え、スクリューコンベアは、好ましくはその全長で、スクリューコンベアハウジングに挿入可能かつ回転可能であり、グラインダーは、好ましくはその全長で、スクリューコンベアハウジングに挿入され、その中に回転可能に配置され、スクリューコンベア、グラインダー、およびスクリューコンベアハウジングが、スクリューコンベアハウジングの共通の長手方向軸の周りに延在するようになっており、投与・粉砕装置の入口が、スクリューコンベアハウジング内またはその上に配置されていることである。
【0148】
このように、投薬・粉砕装置の設計により、コーヒー豆は、第1の容器から投薬・粉砕装置に導かれ、スクリューコンベアハウジング内のスクリューコンベアによって、スクリューコンベアの長手方向軸に沿ってグラインダーに向かって搬送され、グラインダーによってコーヒー粉に粉砕される。スクリューコンベアを1回転させるごとに、一定量のコーヒー豆を搬送することができるので、回転数によってコーヒー豆や挽いたコーヒー粉の投与量を決定することができる。これにより、コーヒー豆または挽いたコーヒー粉の投与を正確かつ簡単に行うことができる。この投与は、例えば、調整装置または制御装置によって自動的に制御されるか、またはオペレータが手動で行うことができる。
【0149】
第1の容器は、スクリューコンベア、グラインダー、およびスクリューコンベアハウジングからなる投与・粉砕装置に接続することができる。スクリューコンベア、グラインダー、およびスクリューコンベアハウジングは、それによって、コーヒー豆を定量化して粉砕するための装置、および/またはコーヒーを調製するための装置の文脈で先に説明したすべての特徴を有することができ、それによって、定量化および粉砕装置は、先に説明したように、第1の受け入れ領域に受け入れられるか、または装置の定量化およびグラインダーの受け入れ領域に受け入れられることができる。
【0150】
このプレートは、好ましくはスタンドプレートとして設計されており、スクリューコンベアのハウジング上に配置されている。このスタンドプレートは、特に、コーヒー豆を保持するための第1の容器が、コーヒー豆を投与して粉砕するための、あるいはコーヒーを準備するための装置の外側に配置されている場合に、第1の容器をより適切に配置するために、あるいは第1の容器の転倒を防止するために使用される。プレートは、スクリューコンベアハウジングにしっかりと接続することができ、また、プレートをスクリューコンベアハウジングに接続可能にすることもできる。したがって、コーヒー豆がピックアップされた後、プレートをスクリューコンベアハウジングから取り外すことができ、それによって、第1の容器および/または投与および粉砕装置が、コーヒー豆および/またはコーヒーを準備するための装置の第1のレセプタクルに収容されることができる。さらに、スクリューコンベアのハウジングがケーシングからなり、ケーシングがスタンドプレートとして機能する少なくとも1つの平らな面を有することで、第1の容器がより適切に配置され、転倒しないように保護されることが考えられる。好ましくは、第1の容器の出口は、スクリューコンベアハウジングの入口にしっかりと接続されており、特にねじ止めおよび/または接着されている。
【0151】
第1の容器は、スクリューコンベアハウジングに接続することができ、コーヒー豆が第1の容器からスクリューコンベアハウジングに導入され、スクリューコンベアによってグラインダーへの搬送が行われた後、コーヒー粉に粉砕された後、コーヒー粉がここから正しい用量の缶に分注されるようにすることができる。第1の容器の出口は、スクリューコンベアハウジングの入口にしっかりと接続することができる(例えば、接着剤で)。この目的のために、例えば、第1の容器の出口は、スクリューコンベアハウジング上に配置されたフランジの周壁と同様の周壁を有することができる。特に、容器の出口の周壁は、フランジの周壁の周長よりもわずかに大きく、またはわずかに小さくなっているが、フランジの周壁の断面形状に対応する断面形状を有することができる。このようにして、周壁を重ね合わせ、または互いにしっかりと接続することができる(例えば、接着および/または溶接)。
【0152】
しかし、第1の容器の出口がスクリューコンベアハウジングの入口にねじ込まれていることも考えられる。したがって、スクリューコンベアハウジングのフランジの周壁は、第1の駆動プロファイルを構成し、容器の出口の周壁は、第2の駆動プロファイルを構成することができる。好ましくは、第1の容器と投与・粉砕装置とは、2つの駆動プロファイルを介して、形状的にフィットし、かつ回転的に固定された方法で互いに接続することができる。例えば、スクリューコンベアハウジング上のフランジの周壁の外輪郭は、駆動プロファイルを有することができ、容器出口の周壁の内輪郭は、対応する駆動プロファイルを有することができ、これにより、周壁は、特に回転不能な態様で互いに接続することができる。第1の容器と投与・粉砕装置との間の接続を可能にする任意の構造が、駆動プロファイルとして機能することができる。駆動プロファイルは、それに応じて、多角形、星型、スロット型などとすることができる。
【0153】
好ましくは、スクリューコンベアハウジングは、第1の容器に統合されている。スクリューコンベアハウジングを第1の容器に統合することにより、第1の容器とスクリューコンベアハウジングとを一体的に接続することができ、特に第1の容器と投与・粉砕装置とを強固にかつ着脱不能に接続することができる。特に、容器出口の周壁と、スクリューコンベアハウジング上のフランジの周壁とが、互いに一体的に形成されていることが考えられる。
【0154】
好ましくは、第1の容器は、少なくとも部分的に先細りの部分を有し、先細りの部分における第1の容器の周縁部は、好ましくは、出口に向かって実質的に円錐形に減少している。
【0155】
第1の容器は、第1の容器に接続された状態で、スクリューコンベアハウジングのコンベアスクリュー長手方向軸を通る平面上の断面を有することができ、先細り部は、第1の側縁と第2の側縁によって横方向に制限される。なお、「第1の容器に接続された状態」とは、吐出研磨装置またはスクリューコンベアハウジングが、スクリューコンベアおよび第1の容器に接続されていることを意味する。第1の側縁は、本質的に横方向に、好ましくは90°より小さい角度で、特に好ましくは約45°の角度で、スクリューコンベアハウジングの長手方向の軸に対して走ることができる(接続状態で見た場合)。第2の側縁は、搬送用スクリューコンベアハウジングの長手方向の軸に対して、本質的に横方向に、好ましくは約90°より小さい角度で、特に好ましくは約45°の角度で走ることができる。また、両方の側縁が本質的に横方向に、好ましくは約90°より小さい角度で、特に好ましくは約45°の角度で、スクリューコンベアハウジングの長手方向の軸に沿って走ることも考えられます。このように、スクリューコンベアハウジングの長手方向の軸に対して側縁が配置されているため(接続状態で見た場合)、第1の容器からコーヒー豆を特に容易に空けることができる。
【0156】
好ましくは、第2の側縁部は、第1の側縁部と約45°の角度を成している。このような構成により、先細り部における第1の容器の周長は、排出口に向かって徐々に小さくなっている。これにより、第1の容器に受け取られたコーヒー豆を出口から特に効率的に空け、その後、スクリューコンベアハウジングの入口に導入することができる。
【0157】
好ましくは、第1の容器は、少なくとも部分的に第1の本質的に対称な部分を有しており、第1の容器の円周は、第1の本質的に対称な部分内で同じままであり、好ましくは、第1の実質的に対称な部分は、先細りの部分よりも排出口からさらに間隔を空けている。
【0158】
第1の容器は、第1の容器との連結状態で見たときに、スクリューコンベアハウジングのコンベアスクリュー長手方向軸を通る平面上の断面を有していてもよく、第1の実質的に対称なセクションは、第1の側縁および第2の側縁によって横方向に制限されており、これらの側縁は、互いに実質的に平行に整列している。したがって、(連結状態で見たときに)スクリューコンベアハウジングのコンベアスクリュー長手方向軸に対して、実質的に横方向に、好ましくは約90°の角度で走っている。第1の実質的に対称的なセクションの第1の側縁は、テーパーセクションの第1の側縁と一平面上を走ることができ、および/または、第1の実質的に対称的なセクションの第2の側縁は、テーパーセクションの第2の側縁に対して横向きになることができる。しかし、第1の実質的に対称なセクションの第2の側縁が先細りセクションの第2の側縁と同一平面上を走り、対称セクションの代わりにさらなる先細りセクションが形成されるようにすることも考えられる。
【0159】
好ましくは、対称部の第1側縁と第2側縁の間の距離は最大で約140mm、/または2つの側縁の長さは最大で約155mmである。また、第1の側縁の長さが第2の側縁の長さよりも長いことも考えられる。したがって、第1の側縁の長さは最大で約155mm、/または、第2の側縁の長さは最大で約125mmとすることができる。しかし、先に述べた距離および長さが規定値と異なることも考えられ、その結果、第1の容器は、より小さい容積またはより大きい容積を有することができ、または、より小さいまたはより大きいものとすることができる。
【0160】
本実施形態により、第1の容器に収容されたコーヒー豆を第1の容器の出口から空け、その後、スクリューコンベアハウジングの入口に導入する作業を特に効率的に行うことができる。また、対称形の断面により、第1の容器に収容されたコーヒー豆を受け入れるための入口の構成を変更することができる。
【0161】
好ましくは、第1の容器は、排出口に隣接または近接する第2の本質的に対称な部分を有し、第1の容器の周縁部は、第2の本質的に対称な部分内で同じままであり、排出口の周縁部および/または排出口の開口部に実質的に対応している。
【0162】
第1の容器は、第1の容器と接続されたときに、コンベヤスクリューコンベヤハウジングのコンベヤスクリュー長手方向軸を通る平面上の断面を有することができ、第2の実質的に対称なセクションは、互いに実質的に平行に配置され、したがってコンベヤスクリューコンベヤハウジングのコンベヤスクリュー長手方向軸に対して実質的に横方向に、好ましくは約90°の角度で走る第1の側縁および第2の側縁によって横方向に限定される(接続状態で見た場合)。第2の実質的に対称的なセクションの第1の側縁は、先細りセクションの第1の側縁および第1の実質的に対称的なセクションの第1の側縁とコプラナであってもよく、および/または、第2の実質的に対称的なセクションの第2の側縁は、先細りセクションの第2の側縁に対して横向きであり、第1の第2の側縁に対して平行であってもよい。
【0163】
好ましくは、第2対称部の第1側縁と第2側縁の間の距離は、約20mm~60mm(例えば、約50mm)の範囲内であり、/または、2つの側縁の長さは、それぞれの場合において、約10mm~110mm(例えば、それぞれ約15mmまたは90mm)の範囲内である。しかし、先に述べた距離および長さが規定値と異なることも考えられ、その結果、第1の容器は、より小さい容積またはより大きい容積を有することができ、または、より小さいまたはより大きいことができる。
好ましくは、第2の本質的に対称的な部分が出口に接続されており、さらに好ましくは、出口の直径または出口開口部の通路が、第2の対称的な部分の第1および第2の側縁の間の距離に対応するようになっている。
【0164】
本実施形態では、第1の容器に受け取られたコーヒー豆を出口から空にし、その後、スクリューコンベアハウジングの入口に導入する作業を特に効率的に行うことができる。
【0165】
しかし、第1の容器が、先細りの部分の代わりに、さらに本質的に対称な部分を有することも考えられる。ここで、3つのセクションの第1の側縁は1つの平面内を走り、第2の側縁は1つの平面内を走り、2つの平面は互いに本質的に平行に配向されることができる。
【0166】
好ましくは、第1の容器は入口開口部を有し、入口開口部は好ましくは出口と本質的に対向して配置され、/または出口には出口開口部が設けられている。
【0167】
入口開口部は、好ましくは、第1の実質的に対称なセクションに配置することができる。さらに好ましくは、入口開口部は、第1の実質的に対称的なセクションの第1および第2の側縁の間を走る側縁に隣接または近接して配置することができる。好ましくは、入口開口部は、第1の容器の第2の自由端の反対側に位置する第1の自由端に配置され、出口および出口開口部は、第2の自由端に配置される。先細り部は、入口または入口開口部と、出口または出口開口部との間に配置することができる。
【0168】
入口の開口部を介して、コーヒー豆を第1の容器に受け入れることができる。入口開口部が出口と反対側に配置されているため、コーヒー豆は出口および出口開口部の方向に誘導され、第1の容器から投与および粉砕装置に誘導されることができる。これにより、コーヒー豆または挽いたコーヒー粉を正しく投与することができる。好ましくは、入口開口部は、閉鎖要素によって、より好ましくはジッパーによって閉じることができる。
【0169】
しかし、第1の容器が入口開口部を持たず、投与・粉砕装置に一体的または強固に接続されていることも考えられる。第1の容器と投与・粉砕装置は、ユニットとして一体的に互いに接続することができ、コーヒー豆を充填することができる。
【0170】
入口の開口部は、好ましくは、第1の実質的に対称的なセクションの第1および第2の側縁の間の第1の自由端に隣接して、またはその近くまで延びている。好ましくは、入口開口部は、閉鎖要素で閉じることができる。第1の容器は、有利には再利用可能であり、/または、コーヒー豆が完全に空になった後に再充填することができ、または、コーヒー豆が移送された後に第1の容器を再び閉じることができる。しかし、コーヒー豆を受け取った後に、入口または入口開口部が溶接されるように、第1の容器が再使用できず、閉鎖要素を持たないことも考えられる。また、第1の容器が入口または入口開口部を有しておらず、コーヒー豆が最初に出口または出口開口部を通して第1の容器に受け入れられ、その後、出口が投与および粉砕装置に接続されることも考えられる。特に、コーヒー豆が取り込まれた後、出口は、接続要素、例えば、接着ストリップまたはクリップの形態の接着要素によって、投与および粉砕装置の入口に接続することができる。この場合、第1の容器内のコーヒー豆を受け取るためと、第1の容器からコーヒー豆を取り出すために、1つの同じ開口部が使用される。
【0171】
このように、コーヒー豆の入った第一の容器は、すでに投与・粉砕装置に接続して供給することができ、使い捨てまたは単一使用の物品として設計されている。また、第1の容器に接続可能な投与・粉砕装置が、再利用可能な物品として設計されることも考えられる。特に、投与・粉砕装置と第1の容器が互いに一体的に形成されているか、または互いに接着またはねじ止めされている場合、投与・粉砕装置は、単回使用または使い捨ての物品として設計することができる。
【0172】
閉鎖要素は、開閉が容易なジッパーとして設計することができる。しかし、ジッパーの代わりに、またはジッパーに加えて、第1コンテナの第1自由端にレールを配置することも考えられる。このレールにより、第1コンテナは、第1受取部の上部領域に接続することができる。また、1つまたは複数のマグネットホルダー、1つまたは複数のベルクロファスナー、1つまたは複数のボタン、および/または1つまたは複数の接着剤ストリップなど、第1の容器を受け部の上部領域に接続することができる他のタイプの留め具も考えられる。さらに、第1の容器が第1のねじ要素を有し、第1の受け部の上部領域が第2のねじ要素を有し、これらのねじ要素によって第1の容器が受け部の上部領域に接続されることも考えられる。
【0173】
タブは、クロージャエレメントに隣接または近接して配置することができる。タブは、内部開口部を有することができる。内部開口部は、第1の容器をある場所から別の場所へ簡略化された方法で運搬または保持できるように、ハンドルとして設計することができる。しかし、内部開口部は、例えば、フックに引っ掛けたり、吊り下げたりする役割も果たすことができ、それによって、特に第1の容器を充填する際に、さらなる安定性を提供することができる。好ましくは、閉鎖要素であるジッパーは、コーヒー豆を投与して粉砕するための、および/またはコーヒーを準備するための装置の第1の受容領域の溝に挿入されるように設計されているのが好ましい。
【0174】
クロージャエレメントまたはジッパーは、溝に(少なくとも部分的に)挿入されるように設計することができる。好ましくは、クロージャエレメントまたはジッパーは、第1の受容領域に配置された溝に挿入されるように設計されており、特に下部制限の方を向いている上部制限の内側に配置されている。溝は、装置に挿入されたときに、投与・粉砕装置の受容領域の駆動軸と、コンベヤスクリューのコンベヤハウジングのコンベヤスクリュー長手方向軸と、実質的に同一平面上に延びていてもよい。好ましくは、溝は少なくとも部分的に上部制限で延びている。さらに好ましくは、溝は開放された前側に隣接する領域またはその近傍から、後壁に隣接する領域またはその近傍まで延びている。これにより、第1の容器および/または投与・粉砕装置を、コーヒー豆の投与・粉砕および/またはコーヒーの準備のための装置の第1の受容領域に容易に挿入することができ、投与・粉砕装置は、下部制限において受容装置によって受容され、投与・粉砕装置の円筒形の空洞は、駆動装置の駆動軸と係合することができる。同時に、閉鎖要素またはジッパーを溝に挿入することができ、これにより、横方向のリブに加えて、第1の容器を追加で保持することができる。
【0175】
第1の容器は、さまざまな材料で作ることができ、例えば、コーヒー豆を保持するための紙、プラスチック、その他の柔軟な材料で構成することができる。さらに、第1の容器は、ポーチまたはバッグとして設計することができる。しかし、第1の容器が柔軟性のない材料で作られ、したがって寸法的に安定していることも考えられ、ここでは、例えば、アルミニウムなどの金属やプラスチックで構成することが可能である。例えば、第1の容器は、テトラパックなどの段ボール箱として設計することも可能である。特に、第1の容器が非可撓性材料で作られている場合、第2の受け皿は、閉じた側壁および側壁から離れて延びる複数のリブの代わりに、受け皿の長手方向の軸の反対側に配置された2つの開いた側面を有することができる。
【0176】
第1の容器は、約1.5dm3の容量を持つことができる。この容量は、最大500gのコーヒー豆を受け入れることができ、500gのコーヒー豆は1.1dm3の体積に対応する。このように、1.5dm3の容量は、コーヒー豆の充填や移送を容易にします。しかし、第1の容器が約1.5dm3から逸脱した容量を持つことも考えられ、第1の容器を大きくしたり小さくしたりすることが可能である。
【0177】
以下では、第2の受け皿と第2の容器についてさらに詳しく説明する。
【0178】
好ましくは、第2の受容領域は、後壁と、互いに間隔を空けて配置され、0°または180°とは異なる角度、特に後壁に対して本質的に横向きに配置された2つの側壁と、0°または180°とは異なる角度、特に側壁に対して横向きに配置された下部制限と、を有する。前記側壁のうち少なくとも1つは、90°とは異なる角度、好ましくは10°から50°の間の角度、より好ましくは10°から30°の間の角度、特に好ましくは20°の角度で前記下部制限に対して配向している傾斜側壁であることを特徴とする、オープントップ。
【0179】
第2の受け皿は、開放された上面で構成することができる。言い換えれば、上面は完全に開放されるように設計することができる。これにより、第2の容器を下側の制限に対して本質的に垂直な動きで第2の受け皿に導入することができ、第2の容器を第2の受け皿で受け止めることができる。しかし、第2の受容領域が上部制限を有し、その中に貫通孔または開口部が配置されていて、第2の容器が下部制限に対して本質的に垂直な動きによって第2の受容領域に導入されることも考えられる。
【0180】
第2の受け皿は、後壁とは反対側の前面を有することができ、この前面は、好ましくは、例えば、ガラスまたはプラスチック製の窓要素、または、フラップまたは閉鎖フラップで構成することができる。これにより、第2の容器の充填レベルを前面から容易に確認することができる。しかし、前側が、後壁と同様に、閉じられていて開口部を持たない前壁として設計されることも考えられる。また、第1の受け皿の開いた前側は、好ましくは第2の受け皿の閉鎖フラップに類似した方法で、フラップまたはキャップによって閉鎖することができる。したがって、第1の容器が挿入されてピックアップされた後、閉鎖フラップを閉じることによって、第1の受容領域を埃や汚れから保護することができる。好ましくは、少なくとも1つの第2の受容領域は、流体を投与するためのリフティングシステムを受容するように設計されている。
【0181】
リフティングシステムにより、流体用の第2の容器に、例えばポンプ機構を用いて圧力をかけ、流体を正しく投与することができる。しかし、回転機構やその他の機構を用いて第2の容器に圧力をかけることも可能であり、これにより、流体を正確に、特に簡単な方法で投与することができる。第2の受け皿は、第2の容器に加えてリフティングシステムも収容できるように設計されている。
【0182】
好ましくは、リフティングシステムは、第2コンテナに接続されているか、接続可能である。
【0183】
リフティングシステムは、第2コンテナにしっかりと接続することができる。言い換えれば、リフティングシステムを第2の容器に統合し、そのような統合された方法で提供または配信することができる。しかし、リフティングシステムと第2の容器が2つの別個の要素であり、第2の容器から流体を投与できるように、互いに組み合わせたり接続したりすることも考えられる。例えば、リフティングシステムは、第2の容器の開口部(例えば、第2の容器の入口または出口)に結合または接続することができる。第2の容器と同様に、リフティングシステムは交換可能であり、使い捨てまたは単回使用の物品とすることができる。したがって、リフティングシステムは、好ましくはすでに液体で満たされている第2の容器と一緒に既製品として納入することができる。
【0184】
好ましくは、リフティングシステムは、第2の容器の出口に接続されているか、または接続可能である。したがって、リフティングシステムを操作することで、流体を第2の容器からポンプで送り出し、正確に投与することができる。好ましくは、リフティングシステムは、例えば、ホースシステムを介して、コーヒーポットやコーヒーマグなどの容器やマグカップ、または後述する準備装置の1つに接続されるか、または接続可能である。このようにして、正確に投与された流体を、容器またはカップまたは準備装置に充填することができる。
【0185】
好ましくは、容器またはカップまたは準備装置は、第2の容器に接続可能なまたは接続されている持ち上げシステムの下の重力方向に配置される。好ましくは,リフティングシステムは,容器またはカップまたは準備装置と第2の容器との間の重力方向に配置される。このように、流体は、第2の容器から重力によって持ち上げシステムの方向に簡単な方法で導かれ、第2の容器から容器またはカップに、または準備装置にポンプで送り出されるので、流体は、容器またはカップ内で特に簡単に、または準備装置に導かれることができる。
【0186】
リフティングシステムは、ピストンと回転板を備えていることが好ましい。
【0187】
リフティングシステムは、ピストンポンプによって流体を供給することが可能である。例えば、リフティングシステムは、モータによって駆動され、ピストンに圧力をかけることができる回転板を備えることができる。ピストンは、回転板によってピストンを偏向または移動させることができるように、第2の容器に接続可能または接続され得る。回転板は、好ましくは重力方向においてピストンの上方に配置され、回転板がモータによって駆動されて回転運動することができるようになっている。この回転運動により、ピストンは並進運動をする。したがって、ピストンを第2の容器の方向に重力方向で下向きに押すことができるので、流体を第2の容器からポンプで送り出し、正しく投薬することができる。このように、ピストンを偏向または移動させることで、簡単な方法で流体を第2の容器から汲み上げ、正しく投与することができる。モータの1回転で、数回の昇降動作が可能です。言い換えれば、モータの1回転は、回転板とピストンの回転運動と並進運動を組み合わせた複数の運動につながる。
【0188】
好ましくは、回転板は、軸上に取り付けられ、その中心が軸の外側にある、偏心器または制御ディスクとして設計される。ピストンは、好ましくは、重力方向において偏心器の下に、また、その軸の外側、好ましくは重力方向において上または下に配置されている。このようにして、偏心器の回転運動をピストンの並進運動に、あるいはピストンのストロークに有利に変換することができる。
【0189】
好ましくは、第2の受け皿は、リフティングシステム受け皿を有する。
【0190】
リフティングシステム受容部は、モータや回転板、ピストンを受容するように設計されている。モータおよび/または回転板および/またはピストンは、リフティングシステム受け部にしっかりと接続されていることが考えられる。これらは、例えば、第2の受け皿の後壁および/またはその側壁に配置することができる。次いで、リフティングシステム受け部の回転板および/またはピストンが第2の容器と相互に作用することができるような方法で、第2の容器を第2の受け部に導入および挿入することができる。このようにして、回転板およびピストンを用いて、第2の容器から流体を送り出し、正しく投与することができる。また、モータおよび/または回転板および/またはピストンが第2の容器にしっかりと接続されており、第2の容器と一緒に交換できることも考えられる。このように、モータおよび/または回転板および/またはピストンを、第2の容器と一緒にリフティングシステムの受け入れエリアに挿入することで、第2の容器から流体を送り出して投与することができる。
【0191】
好ましくは、リフティングシステムはセンサを備えている。
【0192】
センサは、昇降装置の受け部にしっかりと接続することができる。第2の容器が第2の受入れエリアに導入または挿入されたときに、センサによって第2の容器内の流体のレベルを決定することができる。センサは、後述するアプリケーションソフトウェア、例えばモバイルアプリに接続することができ、流体の充填レベルに基づいて、インターネット上で新しい流体を自動的に注文することができる。
【0193】
好ましくは、第2の容器は投与装置に接続されているか、接続可能であり、または第2の容器は投与装置を備えており、好ましくは、投与装置はリフティングシステムであり、リフティングシステムは第2の容器の内部から流体を投与するように設計されている。
この装置は、コーヒー豆を計量・粉砕するための計量・粉砕装置が1つだけで、液体を計量するための計量装置がないことも考えられる。
【0194】
好ましくは、リフティングシステムは、バイオプラスチックまたはバイオプラスチックまたはバイオベースのプラスチックから作られる。好ましくは、リフティングシステムは、バイオプラスチック、バイオプラスチック、またはバイオベースのプラスチックからなる。例えば、バイオプラスチックは、石材紙および/または木材からなることができる。
【0195】
第2の受け皿の傾斜側壁は、好ましくは、後壁に接続または接続可能であり、下部制限から間隔を空けることができる。したがって、第2の受容領域の下部制限を指す傾斜側壁の下端またはエッジは、下部制限の貫通孔を取り囲むことができるフランジに隣接または近接して配置することができる。傾斜した側壁は、流体の第2の容器を傾斜した位置で受け取り、保持するように構成されている。言い換えれば、第2の容器は、その外側の側壁の1つが傾斜側壁に接しており、傾斜側壁が支持部材および/または第2の容器の支持部材として構成されていることができる。第2の容器は、傾斜した側壁によって傾斜した状態で保持され、第2の容器の出口が、フランジで囲まれた貫通孔に開口することができる。フランジは、容器の排出口を貫通孔に簡単に導入することを可能にすると同時に、排出口の横方向の支持体または横方向の支持要素として機能する。第2の容器の傾斜した位置は、流体を第2の容器から適切な方法で流出させることができ、第2の容器内に残留体積または残留流体または死容積が残らないので有利である。同時に、投薬・粉砕装置を備えた第1の容器は、このようにして、本質的に横方向に、好ましくは下部制限に対して90°の角度で、下部制限の上、および/または貫通孔の上に配置される位置に配置することができる。このようにして、スクリューコンベアハウジングの排出口と第2の容器の排出口とは、有利には、貫通孔内で一緒に開くことができる。これにより、コーヒー粉を投入して粉砕するための装置および/またはコーヒーを調製するための装置において、粉砕されたコーヒー粉および流体を貫通孔を介して案内することができ、コーヒー粉および流体を容器、好ましくはフィルタ容器に供給することができる。
【0196】
好ましくは、第1の容器の排出口と第2の容器の排出口は、互いに距離を置いて貫通孔に開口している。第1の容器が第1の受け皿に挿入されて受け取られたときと、第2の容器が第2の受け皿に受け取られたときの2つの排出口の間の距離は、好ましくは約30mm~60mm、より好ましくは約45mmである。
【0197】
しかし、第2の受入れエリアが、互いに分離した2つの側壁を有し、これらの側壁は、後壁に対して横方向に、好ましくは約90°の角度で配置され、互いに平行に並んでいることも考えられる。傾斜壁として設計され、前述の傾斜側壁の特徴を有する第3の壁を、これら2つの分離した側壁の間に配置することができる。
【0198】
好ましくは、第2の受け皿は、後壁に対向する前面と第2の受け皿の後壁との間に少なくとも部分的に延びる複数のクランプ要素を有する。好ましくは、クランプ要素は、クランプとして設計されており、好ましくは、クランプは、傾斜した側壁に平行な平面に配置されている。
【0199】
特に好ましくは、第2の受け渡し領域の傾斜した側壁に隣接または近接して、傾斜した側壁に平行な平面またはクランプ要素平面を走行する少なくとも2つのクランプ要素、好ましくは3つのクランプ要素が配置される。しかしながら、第2の受け皿領域が、傾斜側壁に隣接または近接して3つ以上のクランプ要素を有し、これらのクランプ要素がクランプ要素平面内を走行することも考えられる。好ましくは、クランプエレメント平面は、90°とは異なる角度で、好ましくは10°から50°の間の角度で、より好ましくは10°から30°の間の角度で、特に好ましくは下限に対して20°の角度で配向される。これにより、第2の容器の側壁の1つが傾斜した側壁にかかり、第2の容器の反対側の側壁がクランプ要素にかかるように、第2の容器を傾斜した側壁とクランプ要素の間に保持することができるので、有利である。このようにして、クランプ要素を用いて第2の容器から流体を排出することができる。クランプエレメントは、第2の容器の内部で流体を投与することも、第2の容器の内部から流体を投与することも可能にする。第2の容器の内部における流体の所望のまたは正しい投与量は、クランプ要素によって締め切ることができる。これは、高価な蠕動ポンプ、流量センサなどを不要にできるため、有利である。
【0200】
好ましくは、クランプ要素の少なくとも1つは、クランプ要素によって投与される流体の温度を制御するためのテンパリング装置によって置き換えられる。
【0201】
開いた上部から第2の容器を第2の受容領域に導入することで、第2の容器は、最大3つのクランプ要素と傾斜した側壁によって、第2の容器が横方向に保持されたり、クランプされたりするように、第2の受容領域に受け入れられる。クランプエレメントは、第2の容器内の流体をクランプする。クランプエレメントは、第2の受入れエリアの後壁に変位可能に配置されているので、クランプエレメントを移動させることで、流体を投与することができる。これにより、最大3つのクランプ要素は、少なくとも1つの位置、特に第1の位置と第2の位置を取ることができる。第1の位置では、最大3つのクランプ要素が、第2の容器の側壁の1つに圧力をかけ、第2の容器の反対側の第2の側壁が、押し付けられた傾斜側壁に対向するように、第2の容器に横方向に隣接し、および/または第2の容器に接触することができる。第2の位置では、最大3組のクランプ要素は、容器に隣接することも、第2の容器に触れることもできないので、クランプ要素は第2の容器の側壁の1つに圧力をかけることができないようになっている。少なくとも1つのクランプ要素の異なる位置は、第2の容器の内部の流体が焼き戻し装置によって焼き戻されたり加熱されたりする場合に有利である。加熱または沸騰による加熱により、第2の容器の内部の流体が膨張し、膨張した流体により、外壁の周長、ひいては第2の容器の側壁間の距離が増加するようになる。
【0202】
少なくとも1つのクランプ要素の第1の位置および第2の位置により、クランプ要素の位置は、側壁に対して、または傾斜した側壁に対して、および/または第2の受取領域の下部制限に対して、変更または変位することができる。このように、クランプ要素の位置は、第2の容器が第2の受容領域に受容されたときに、側壁に対して、または傾斜した側壁に対して、および/または第2の容器の下部制限に対して、変更可能であることもできる。
【0203】
第1のクランプ要素は、クランプ要素が下限から第1の距離を有するように配置することができる。第2のクランプ要素は、クランプ要素が下限からの第1の距離よりも大きい下限からの第2の距離を有するように配置することができる。このようにして、第1のクランプ要素は、第2の受取領域において下限に隣接または近接する下部クランプ要素として配置することができる。また、第2のクランプ要素は、開放された上側に隣接または近接する上側クランプ要素として配置することができる。さらに、第3のクランプ要素は、第1のクランプ要素と第2のクランプ要素との間の中間のクランプ要素として配置することができ、第1の距離よりも大きく、第2の距離よりも小さい、下部制限からの第3の距離を有することができる。
【0204】
第1の下側クランプ要素は、下限からの第1の距離が10mmから30mmの間、好ましくは約20mmである。第2の上部クランプ要素は、160mmから240mmの間、好ましくは約180mmである下部制限からの第2の距離を有することができる。第1の下側クランプ要素と第2の上側クランプ要素との間の距離は、好ましくは140mmから220mmの間、好ましくは約160mmとすることができる。第3の中間クランプ要素は、第1の下側クランプ要素と第2の上側クランプ要素との間に、下限から10mm~30mmの範囲、好ましくは約20mmの範囲、および160mm~240mmの範囲、好ましくは約180mmの範囲で変位可能であるように配置することができる。
【0205】
第1の下部クランプ要素は、第2の容器が第2の受取領域に受け取られた状態で、第2の容器の側壁の1つに圧力をかけることができ、または、第2の容器が第2の受取領域に受け取られた状態で、第2の容器が閉じられて、流体が第2の容器から、例えば、第2の容器の出口開口部を通って逃げることができないように、第2の容器の側壁が下部クランプ要素と傾斜した側壁との間でクランプされ、または、閉じ込められる。第1の下側クランプ要素は、第2の容器を無菌的に密封することができるので、例えば第2の容器の出口開口部から細菌やバクテリアが第2の容器に侵入することはない。第2の上部クランプ要素は、第2の容器の側壁の1つに圧力をかけるか、または第2の容器の側壁を上部クランプ要素と傾斜した側壁との間でクランプするかして、第2の容器が閉じられ、第2の容器および/または第2の容器に接続可能な流体リザーバから、例えば第2の容器の入口開口部を介して流体が出てこないようにすることができ、第2の容器が第2の受け入れ領域に受け入れられたときに、第2の容器が閉じられる。このようにして、第2の上部クランプ要素は、第2の容器を無菌的に封止することができるので、例えば第2の容器の入口開口部から細菌やバクテリアが第2の容器に侵入することはない。発熱体を備えた傾斜した側壁は、クランプ、好ましくは下側クランプのカウンター面として機能することができ、下側クランプと発熱体および/または傾斜した側壁の間に第2の容器を配置することができる。また、傾斜した側壁が他の2つのクランプ、すなわち、第2の上部クランプ要素および/または第3の中間クランプ要素のために機能することも考えられる。
【0206】
第1の下側クランプ要素と第2の上側クランプ要素は、第2の容器の内部の殺菌または加熱される領域を閉鎖して、流体を無菌状態で保存する。第3の中間クランプ要素は、第1の下側クランプ要素と第2の上側クランプ要素との間で、第2の容器の内部に流体を投与するために設けられている。
【0207】
好ましくは、第1の下側クランプ要素と第2の上側クランプ要素は、2つのクランプ要素が第2の容器の領域を区切り、第2の容器内の約50mlから400mlの流体の量を区切るように配置される。これにより、約400mlまでの量の液体を投与することができる。この領域は、それぞれのケースで必要とされる準備方法に応じて、コーヒー1杯分、またはエスプレッソ1杯分に必要な液体の量をカバーしている。しかし、第1の下側クランプ要素と第2の上側クランプ要素が、2つのクランプ要素が第2の容器の領域を区切るように配置され、第2の容器内の400mlを超える、好ましくは400ml超約1000ml以下、または400ml超750ml以下の1つの流体量が制限されることも考えられる。このようにして、1人前以上のコーヒーや1杯以上のコーヒーを準備するのに適した量の流体を提供したり、投与したりすることもできる。
【0208】
好ましくは、クランプ要素間の距離は、下側の制限および/または開放された上側に対する相対的な変更が可能である。
【0209】
好ましくは、第3の中間クランプ要素は、クランプ要素平面内で調整可能または高さ調整可能である。言い換えれば、下側の制限に対する第3の距離を変更することができる。これにより、コーヒーの準備のために、所望の量の流体を正確に投与することができる。また、第1の下側クランプ要素および第2の上側クランプ要素が、クランプ要素平面内で調整可能または高さ調整可能であることも考えられるので、下限までの第1および第2の距離を変更することができる。これにより、2つのクランプ要素を第2の容器のサイズまたは容積に適合させることができ、異なるサイズの2つの容器を第2の受入れ領域で受入れ、クランプ要素および傾斜した側壁によって横方向に保持または制限して、第2の容器内の流体を正しく投与することができる。
【0210】
好ましくは、各クランプ要素は、第1のクランプ要素表面と第2のクランプ要素表面からなり、クランプ要素表面は、クランプ要素長手方向軸の反対側に配置されている。
【0211】
第1のクランプ要素表面および第2のクランプ要素表面は、互いに本質的に平行に配置することができ、それぞれが第1の端部と第2の端部との間で延びることができる。第1のクランプ要素表面は、第1の平面内に延在することができ、第2のクランプ要素表面は、第2の平面内に延在することができ、第1の平面と第2の平面は、互いに平行に配置され、/または、クランプ要素長手方向軸は、第1の平面と第2のレベルの間の平面内に配置されている。2つのクランプ要素の表面の幅、すなわち、0°または180°とは異なる角度、特にクランプ要素の長手方向軸に対して本質的に横方向の2つのクランプ要素の表面の幅は、第1の端部から第2の端部に向かってテーパー状になっている。さらに、クランプ要素のそれぞれは、0°または180°とは異なる角度、特にクランプ要素の長手方向軸に対して本質的に横向きに配置された連結プレートを含むことができる。第1のクランプ要素の表面は、第1の端部によって接続プレートに接続可能であり、第2のクランプ要素の表面は、第1の端部によって接続プレートに接続可能である。接続プレートは、個々のクランプ要素を第2の受け部に接続するように設計されている。特に、連結プレートは、クランプ要素が0°または180°とは異なる角度で後壁に対して本質的に横方向に延びるように、特に本質的に横方向に延びるように、クランプ要素表面の第2の端部が後壁から間隔を空けるように、第2の受容領域の後壁に連結可能であることができる。好ましくは、個々のクランプ要素の連結プレートは、第2の受け皿の傾斜した側壁に隣接または近接する後壁に連結され、クランプ要素が傾斜した側壁に沿って、好ましくはクランプ要素面で、前側と後壁との間に延びるようになっている。これにより、第2の容器は、第2の受け入れエリアに受け入れられた後、クランプ要素と傾斜した側壁との間で保持され、第2の容器内に流体を投与することができる。2つのクランプ要素の表面の幅が第2の端部に向かって先細りになっているため、個々のクランプ要素を第1の位置から第2の位置に、特に簡単な方法で移動させることができる。しかし、個々のクランプ要素が接続プレートによって後壁に接続されておらず、クランプ要素が、キャリッジまたはレールもしくはガイドレール要素によって、第2の受入れ領域の後壁および/または側壁の1つに変位可能な方法で配置または接続されていることも考えられる。
好ましくは、2つのクランプ要素の表面は、第3のクランプ要素の表面によって接続され、第3のクランプ要素の表面は、クランプ要素の長手方向の軸に対して本質的に横向きの円錐形の断面を有している。
【0212】
第3のクランプ要素表面は、第1のクランプ要素表面の第1の側縁から第2のクランプ要素表面の第1の側縁まで延びることができる。第1および第2のクランプ要素表面の第1の側縁は、0°または180°とは異なる角度、好ましくは90°の角度で、特にクランプ要素の長手方向の軸に対して横方向に延びる同一平面内に延びることができる。第3のクランプ要素表面は、第1のクランプ要素表面および第2のクランプ要素表面に対して90°の角度で、および/または、接続プレートに対して90°の角度で、および/または、後壁を有する接続プレートが接続されたときに第2の受容領域の後壁に対して90°の角度で配置することができる。好ましくは、連結プレートは少なくとも1つの貫通孔を備えており、連結要素、例えばねじを用いてクランプ要素を後壁に接続することができる。しかし、接続プレートは、クランプ要素を側壁に接続できるように、クランプ要素表面の第1の端部に隣接または近接して、例えば、クランプ要素表面の第1の側縁の反対側の第2の側縁に配置されることも考えられる。
【0213】
好ましくは、第3のクランプ要素表面は、0°または180°とは異なる角度で、特にクランプ要素の長手方向軸に対して本質的に横方向に、実質的に円錐形状または三角形状の断面を有することができる。第3のクランプ要素表面は、第1のクランプ要素表面の第1の側縁と第2のクランプ要素表面の第1の側縁との間の本質的に円錐形の断面に起因して、クランプ要素の長手方向に本質的に延びるクランプ要素エッジを有することができる。好ましくは、クランピングエレメントのエッジは、クランピングエレメントの長手方向の軸と同じ平面内に延びています。個々のクランプエレメントのクランプエレメントエッジのデザインにより、第2の容器が第2の受け入れエリアに受け入れられ、クランプエレメントと傾斜した側壁によって第2の容器の側壁に圧力がかかるときに、第2の容器内の流体を特に良好にドージングすることができる。
【0214】
また、第3のクランプ要素面は、2つ以上のクランプ要素エッジ、好ましくは2つのクランプ要素エッジを含んでおり、これらのエッジは、前述のクランプ要素エッジと同様に、本質的にクランプ要素長手軸の方向に延び、第1のクランプ要素面の第1の側部エッジと第2のクランプ要素面の第1の側部エッジとの間に延びていることが考えられる。クランプ要素エッジはそれぞれ、クランプ要素長手方向軸の平面に対して、本質的に横方向に走るか、0°または180°と異なる角度、好ましくは90°の角度で走る平面で延びる。
【0215】
クランプエレメントのそれぞれは、第3のクランプエレメント表面の反対側で、クランプエレメント長手方向軸に対して横方向に開いた構成を有するように設計することができる。言い換えれば、クランプ要素の各々は、3つのクランプ要素表面によって画定され、開放側を有する内部空洞を構成する。クランプエレメントが第2の受け皿に接続されている状態、例えば、クランプエレメントが連結プレートによって後壁に接続されている状態では、内部キャビティの開放側は、第2の受け皿の2つの側壁のうちの1つを指している。このような構成により、クランプ要素は軽量化され、第2の容器をクランプしたり、第2の容器内の流体を投与したりするのに適している。しかしながら、クランプ要素が、クランプ要素の長手方向軸線に対して横方向に見て、第3クランプ要素表面の反対側に、第1クランプ要素表面の第2側縁と第2クランプ要素表面の第2側縁との間に延びる第4クランプ要素表面を有することも考えられる。
【0216】
好ましくは、クランプ要素の表面の少なくとも1つ、好ましくは第3のクランプ要素の表面は、ベアリング表面として、好ましくはゴム製のサポート表面として設計される。
【0217】
この軸受面により、第2の容器を特にしっかりと閉じることができる。軸受面は、ゴム製の軸受面として構成することができ、エラストマーまたは熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂からなるか、そのような材料で作られる。支持面は、軟質プラスチックまたは固体プラスチックから構成されるか、または軟質プラスチックまたは固体プラスチックから形成され得る。
【0218】
特に、第1の下側クランプ要素と第2の上側クランプ要素が第2の位置を取ったとき、ゴム状の接触面により、細菌やバクテリアが第2の容器の内部に侵入しないようにシール性が向上し、流体が第2の容器の内部で無菌状態で受け取られ、流体が第2の容器から漏れないようにすることができる。さらに、装置の内部、特に第2の受容領域の内部、例えば側壁が流体と接触しないことが保証される。このようにして、装置の洗浄、特に装置の内部の洗浄を省略することができる。
【0219】
好ましくは、1つまたは複数の(好ましくはそれぞれの)クランプ要素は、少なくとも1つのバネ要素を有する。
【0220】
少なくとも1つのバネ要素は、引張バネまたはゴムバンドとして設計することができ、第1のクランプ要素表面の第1の端部に隣接または近接して配置され、または第2のクランプ要素表面の第1の端部に隣接または近接して配置される。しかし、第1のバネ要素が第1のクランプ要素の表面の第1の端部に隣接または近接して配置され、第2のバネ要素が第2のクランプ要素の表面の第1の端部に隣接または近接して配置されることも考えられる。第1の状態でのクランプエレメントの接触圧力は、スプリングエレメントによって調整することができる。これにより、特に第1の下側クランプ要素と第2の上側クランプ要素による第2の容器の特にタイトな閉塞または密封が可能になる。クランプエレメントの端部は、第2の容器の側壁の1つに対して特に強く押し付けることができ、流体が第2の容器内に無菌状態で受け入れられるようになる。スプリングサポートは、良好で無菌的なシールを保証する。
【0221】
スプリングサポートは、フラットな圧力または均一な面圧を可能にし、特に無菌的なシールを可能にする。平坦な圧力または均一な面圧は、第2の容器の内部の流体の静水圧よりも大きく、または流体の加熱または沸騰から生じる圧力よりも大きい圧力を、クランプ要素の接触面に及ぼすことができる。このようにして、クランプエレメントとその上に設けられたスプリングサポートによって、第2の容器の気密性または密閉性が常に確保される。
【0222】
好ましくは、テンパリング装置は、第2の容器と接触して配置され、テンパリング装置は、好ましくは、第2の受入れ領域の下限に隣接または近接した領域に配置され、/または、テンパリング装置は、好ましくは、傾斜した側壁に隣接または近接した領域に配置され、/または、下限に最も近いクランプ要素の1つに隣接または近接した領域に配置されている。
【0223】
テンパリング装置は、第1の下側クランプ要素に隣接または近接して配置することができ、また、第2の側壁の下端に隣接または近接して配置することができ、これは、第2の受入れ領域の下側制限に向けており、また、/または、下側制限を取り囲む貫通孔を有するフランジ上のものを適用することができる。第2の容器が第2の受容領域によって受容されるとき、第2の容器の下部領域は、テンパリング装置に隣接して、好ましくは隣接して配置される。テンパリング装置は、好ましくは、テンパリング要素、例えば加熱プレートから構成され、この加熱プレートは、第2の受け入れエリアの下部制限に隣接または近接して配置され、/または下部クランプ要素に隣接または近接して配置され、/または傾斜側壁の下端に隣接または近接して配置される。また、焼戻し要素が、第1の下側クランプ要素と第3の中間クランプ要素との間に配置されていること、あるいは、温度制御要素が、第1の下側クランプ要素と第2の上側クランプ要素との間に配置されていることも考えられます。この場合、焼き戻し要素は、第1の下側クランプ要素と第3の中間クランプ要素または第2の上側クランプ要素の間に延在することができる。さらに、この装置は、傾斜した側壁に隣接または近接して配置された2つ以上のテンパリングエレメント、好ましくは2つのテンパリングエレメントから構成されていることが考えられる。
【0224】
このような少なくとも1つのテンパリング要素の配置により、第2の容器の内部で流体を混合することができる。第2の容器の最深部または最下部、あるいは第2の容器が第2の受入れ領域に収容されたときに第2の受入れ領域の下限に最も近い第2の容器の点が、テンパリングまたは加熱される。このようにして、第2の容器の内部における流体の循環運動を起こさせることができ、流体を第2の容器の内部で十分に混合させることができる。これにより、第2の容器の内部全体で流体を同じ温度に保つことができる。これは、第2の容器内の混合ユニットを不要にすることができるので、有利である。
【0225】
好ましくは、テンパリング装置は、少なくとも1つのシール要素、好ましくは2つのシール要素を備える。少なくとも1つのシール要素は、第2受入領域の下限に隣接または近接して配置されたシールリップ、および/または、第1の下側クランプ要素ペアのクランプ要素の1つに隣接または近接して配置されたシールリップ、および/または、テンパリング要素の1つに隣接または近接して配置されたシールリップとすることができる。シールリップは、第2の受容領域に受容された状態の第2の容器の最深部、最下部、好ましくは第2の容器の出口開口部に隣接または近接する領域を焼き戻し要素に押し付けるように設計されており、焼き戻し要素が第2の容器に接触するように、好ましくは表面同士が接触するように、第2の容器にモータらされる。しかしながら、別個のシール要素の代わりに、第1の下側クランプ要素が、第2の受容領域、好ましくは第2の容器の出口開口部に隣接または近接する領域に受容された状態の第2の容器の最深部、最下部を焼き戻し要素に押し付けることも考えられる。これにより、熱伝導率が特に高くなり、第2の容器内の流体の温度が特に効果的に上昇する。第2の容器が第2の受容領域に受容されるとき、シール要素および第1の下側クランプ要素は、第2の容器の反対側に配置することができる。
【0226】
少なくとも1つのテンパリング要素は、第2の容器の内部で運動する流体の循環運動を設定し、内部を均一に加熱するために、前述のように加熱要素として、例えば加熱プレートとして設計することができる。好ましくは、少なくとも1つのテンパリングエレメントは、流体を90℃から100℃の間の温度、特に好ましくは約96℃に加熱するように設計されており、これによりコーヒーを準備することができる。
【0227】
しかし、少なくとも1つのテンパリングエレメントが、例えば冷却プレートのような冷却エレメントとして設計されていることも考えられる。このようにして、内部の循環運動を冷却要素によって停止させ、流体を所定の温度に冷却することができる。また、テンパリングエレメントの第1のものを加熱エレメント、例えば加熱プレートとして設計し、テンパリングエレメントの第2のものを冷却エレメント、例えば冷却プレートとして設計することも考えられる。さらに、1つの同じ焼き戻し要素を、加熱要素としても冷却要素としても設計することができる。冷却プレートとして設計された結果、第2の容器の内部の流体は、特別なタイプのコーヒー調製方法、例えばコールドブリュー調製に有利な温度に冷却または冷やされることができる。
【0228】
好ましくは、第2の受け皿の下部制限には、貫通孔が設けられている。
【0229】
貫通孔は、第2の容器の排出口や第1の容器の排出口を通すことができるように設計されている。特に、第2容器を上面が開いた状態で第2受取部に挿入して受け取る際に、第2容器の下端の排出口を貫通孔に案内することができるので、貫通孔を介して第2受取部に受け取った状態の第2容器の排出口が案内されて第2例外領域の下方に突出することになる。同様に、スクリューコンベアハウジングの排出口が、第1受け渡し領域に受け渡された状態で貫通孔に案内され、第2受け渡し領域の下方に突出するように、貫通孔に案内することができる。これにより、粉砕されたコーヒー粉はスクリューコンベアハウジングの出口を通って案内され、流体は第2の容器の出口を通って案内され、これらの出口は、貫通孔によって、例えばフィルタ容器などの容器の方向に案内されることができる。前述したように、貫通孔は、貫通孔を横方向に取り囲み、下側の制限から上側の制限の方向に向かって延びるフランジを備えている。このフランジにより、アウトレットの導入を簡略化することができる。同時に、スクリューコンベアハウジングおよび第2の容器のアウトレットは、例えば延長されたアウトレットとして、一定の長さを有するように設計することができ、これにより、すでに貫通孔内にある流体と粉砕されたコーヒー粉が互いに接触したり、貫通孔の側壁がコーヒー粉や流体で汚染されたりすることなく、アウトレットを簡単な方法で貫通孔に案内することができる。そのため、貫通孔の清掃を省略することができる。好ましくは、スクリューコンベアハウジングおよび第2の容器の出口は、横方向に見て、または下側の制限に対して90°の角度で見て、貫通孔およびフランジの長さよりも大きい長さを有している。
【0230】
好ましくは、貫通孔は、コーヒー豆を投入して粉砕するための装置、および/またはコーヒーを準備するための装置の下部制限の中央に、好ましくは、装置の前部および後部から等距離にある点、および/または装置の2つの対向する側壁から等距離にある点に配置される。これにより、第1の受け皿と第2の受け皿の間の仕切りが不要になる。投与・粉砕装置を備えた第1の容器と第2の容器は、排出口が貫通孔を通って誘導されるように配置することができる。
【0231】
これにより、出口を準備装置または容器(例えばフィルタ容器)に接続することができ、正しく投与された量の流体が第2の容器によって、準備装置によって、または準備装置と一緒にフィルタ容器内に出ることができ、またはフィルタ容器に供給された挽いたコーヒー粉が混合され、容器、好ましくはコーヒーカップまたはコーヒーポットに充填することができる。そして、正しく投与された量の液体とコーヒー粉末を容器またはフィルタ容器に供給し、容器またはフィルタ容器を振ったり、揺らしたりすることで、すぐに食べられるコーヒーを作ることができる。言い換えれば、正しく投与された量の液体とコーヒー粉は、容器またはフィルタ容器を振ったり揺すったりすることで混合される。振ったり揺すったりするのは、ユーザーが手動で行うことができる。しかし、装置が振動装置および/または混合装置を備えていることも考えられ、この装置によって、容器またはフィルタおよび/または漏斗容器内の正しく投与された流体およびコーヒー粉が振動し、/または混合される。
【0232】
均質なコーヒーを得るために、フィルタおよび/または漏斗容器内のコーヒーを混合することができる。これは手動で行うこともできるし、回転する加熱プレートを使ったり、3次元音波を使ったりすることもできるが、場合によっては振とうすることもできる。コーヒー粉やコーヒー豆を有利に滑らせること、コーヒーフィルタにコーヒー粉を均等に分散させること(正しく分散されたコーヒーを確認するためにカメラを使用することが望ましい)、ブルーム効果を認識すること、ドリッププロセスやコールドブリューでコーヒー粉を混合すること(3D音響波で混合することが望ましい)、水や流体がコーヒー粉を流れる速さ(流体の流量)を認識することなどが挙げられる。これにより、カメラはブルーム効果やコーヒー粉の正しい混合を認識することができる。必要に応じて、コーヒーの種類やコーヒーの作り方(クレマ、ドリップなど)に合わせて、挽き具合を再調整することができる。これは自動的に行うことができ、装置は自動的に最適化される。
【0233】
しかし、混合は調製装置によって行われることも考えられる。ドリップ法やドリップ式の場合、準備装置は、底にふるいがある容器の中に置かれる。コーヒーはここから水差しや容器などの下の容器に滴り落ちる。コールドブリューの場合、準備装置は、例えば、ふるいとして設計された容器の中に置かれ、その容器は、水を入れた別の容器に挿入されるか、または挿入することができるでしょう。しかし、混合物は任意のものしかできない。言い換えれば、コーヒー豆を投薬して挽くための装置、および/またはコーヒーを準備するための装置も、容器または部品を(正しい投薬量で)満たすことしかできない。コールドブリュー方式の準備の場合、容器に水を入れて、フィルタにコーヒーを注ぐことができる。ドリップ式の準備の場合には、液体または水とコーヒー粉末を準備装置内で混合する。
【0234】
以下に、本準備装置の特徴を簡単に説明する。本準備装置では、オプションのコンポーネントとして提供することができる。
【0235】
好ましくは、準備装置は、上側開放端と下側開放端との間で中心長手方向軸の周りに延びる内部空洞を有し、空洞は内壁によって囲まれ、その周長は好ましくは上側開放端から下側開放端に向かって減少する。好ましくは、内側の空洞は、中心長手方向軸に沿って延び、内側の空洞を第1の空洞領域と第2の空洞領域とに分割する内壁を備える。好ましくは、第1の空洞領域を閉じるための第1の閉鎖フラップと、第2の空洞領域を閉じるための第2の閉鎖フラップとが、準備装置の上部開放端に配置される。好ましくは、準備装置は、上部開放端に隣接または近接して、準備装置を装置に接続または結合するための接続部を備え、/または、準備装置は、下部開放端に隣接または近接して、準備装置を容器(例えば水差しまたは容器)に接続または結合するための接続部を備えている。
【0236】
好ましくは、調製装置は、コーヒー粉末と液体が導入および/または混合されるフィルタおよび/または漏斗容器を有する。さらに、準備装置は、コーヒーカップやコーヒーポットなどの容器を備えることができ、これらの容器は、コーヒーが重力によってフィルタおよび/または漏斗容器から導入または充填されるように、フィルタおよび/または漏斗容器に対して相対的に配置される。コーヒーカップまたはコーヒーポットは、好ましくはフィルタおよび/または漏斗容器の下に配置される。ドリッププロセスの場合、準備装置は、底部にふるいまたはフィルタを有する容器の中に置くことができる。コーヒーは、ここから水差しや容器などの下の容器に滴り落ちる。コールドブリュー方式またはタイプの調製の場合、調製装置または撹拌装置とフラップは、ふるいとして設計された容器の中にあり、この容器は、流体または水が配置され得る更なる容器の中に配置されるであろう。
【0237】
好ましくは、装置のハウジングにドリップトレイが設けられており、このドリップトレイは、ハウジングの側壁から、好ましくはハウジングの後壁から離れて延びている。好ましくは、ドリップトレイは、準備装置の下方に配置される。好ましくは、第1の受容領域の距離は、ドリップトレイに対して変更可能であり、/または、第2の受容領域の距離は、ドリップトレイに対して変更可能である。特に、装置の筐体を収納したり、一緒に押したりすることができる。これにより、例えば、押し込み式または折りたたみ式のハウジングを備えた装置を提供することができ、輸送用の包装材を節約することができる。さらに、ドリップトレイに対する第1の受け部および/または第2の受け部の距離を変えることで、その距離を容器のサイズ、特にコーヒーが充填されるコーヒー容器のサイズに合わせることができる。異なるサイズの容器やコーヒー容器をドリップトレイの上に配置し、コーヒーを入れることができる。
好ましくは、準備装置の存在および/または種類を決定するための装置である。
【0238】
好ましくは、投与・粉砕装置は、クロージャまたはフラップ要素を含み、クロージャまたはフラップ要素は、自動または手動で開くように設計されており、好ましくは、クロージャまたはフラップ要素は、投与・粉砕装置を収容し、および/または第1の容器を気密に封止するように設計されている。
【0239】
好ましくは、コーヒー、特にフィルタコーヒーを調製するための流体(特に液体)を受け入れて投与するための容器が提供され、この容器は、流体を受け入れるための内部空間を備えたハウジングと、内部空間と流体接続された入口と、内部と流体接続された出口とを有する。さらに、入口は、流体リザーバの出口に接続され、コーヒーを調製するための流体の投与は、容器の出口を介して行うことができる。容器は交換可能で、使い捨ての製品として設計されている。
【0240】
好ましくは、流体(特に液体)を受け入れて吐出するための容器は、あらかじめ流体が充填された状態で提供される。すなわち、工場で液体を充填した状態で容器を供給することができるので、コーヒー、特にフィルタコーヒーを調製するための液体を充填した状態で容器を消費者に提供することができるのである。
【0241】
コーヒー豆用の第1の容器、コーヒー豆を投薬および粉砕するための投薬および粉砕装置、流体用の第2の容器、および準備装置が交換可能な構成要素として設計され得るのと同様に、流体リザーバは交換可能であり、すなわち、流体リザーバは、使い捨てまたは単一使用の物品として設計され得る。しかし、先に交換可能と説明したようなそれぞれの構成要素を、再利用可能または再使用可能な構成要素として設計することも考えられる。流体リザーバは、コーヒー豆を投入して粉砕するための装置、および/またはコーヒーを準備するための装置、特に第2の受容領域が流体と接触しないような方法で、第2の容器に接続することができる。このようにして、装置、特に第2の受容部は流体で汚染されないので、コーヒーを個別に準備するたびに装置を清掃する必要はない。
【0242】
好ましくは、この容器は、コーヒー豆を計量・粉砕する装置や、コーヒーを準備する装置に導入され、第2の容器として受け取られるように設計されている。
【0243】
この容器は、第2の容器として、先に説明したコーヒー豆の投入と粉砕、および/またはコーヒーの準備のための装置の第2の受け皿に導入され、そこに少なくとも部分的に受容されるように設計することができる。したがって、第2の容器に関連して説明した装置のすべての既述の特徴は、流体を受けて投与するための以下に説明する第2の容器にも適用される。特に、以下に説明する第2の容器は、上述の装置の第2の受け入れ領域に挿入して受け入れることができ、これにより、コーヒーを準備するための流体の正確な投与がクランプ要素によって可能になる。
【0244】
好ましくは、第2の容器の入口は入口開口部からなり、この入口開口部は、好ましくは、容器長手軸方向に見た第2の容器の出口と本質的に反対側に配置され、/または、容器長手軸方向に見た第2の容器の出口の出口開口部と本質的に反対側に配置される。第2の容器は、入口開口部を有する入口と、出口開口部を有する出口とを備え、出口は、入口に対向する側に配置されていてもよい。第2の容器が開放された頂部を通る実質的に垂直な移動によって第2の受入れ領域に導入されると、第2の容器は、第2の受入れ領域の下側の領域に出口が配置され、第1の下側のクランプ要素に隣接または近接し、下側の制限に隣接または近接するように、第2の受入れ領域によって受け取られる。したがって、排出口は、第2の受入れ領域の下部制限にある貫通孔を介して実施することができる。入口は、第2の受容領域の上部領域に配置され、開放された上側に隣接または近接し、第2の上部クランプ要素に隣接または近接しているので。入口は、流体リザーバの出口に接続することができるので、流体リザーバから第2の容器の内部に流体を誘導することができ、これは、クランプ要素および/または傾斜した側壁によって行うことができる。コーヒーの準備に必要な所望の量の流体を投与し、出口を介して第2の容器から出てくることができる。これにより、コーヒーを準備するための流体の所定の投与量または事前に決定可能な投与量と、クランプ要素による流体の正しい投与量とを実現することができる。
【0245】
好ましくは、第2の容器の入口は、流体リザーバの出口にしっかりと接続されており、好ましくはねじ止めまたは接着されている。
【0246】
第2の容器は、流体リザーバにしっかりと接続することができる。したがって、第2の容器と流体リザーバは、互いに強固に接続されたユニットとして設計することができる。したがって、流体リザーバは、好ましくは、流体リザーバが第2の容器と一体的に形成されるように、容器に統合することができる。その結果、第2の容器と流体リザーバは、受取領域に導入され、互いに接続されたユニットとして受け取ることができる。流体リザーバの出口が第2の容器の入口に接続されているため、第2の容器を第2の受け入れエリアに受け入れた後、流体リザーバから第2の容器の内部に流体を導き、クランプエレメントを用いて所望の量を投与し、出口から調製装置に供給することができる。これにより、液剤タンクと第2の容器が一体となって提供され、ユーザーは液剤タンクと第2の容器を手動で組み立てる必要がなくなる。このようにして、第2の容器を流体リザーバに接続して、組み合わせ容器または組み合わせバッグを形成することができる。この状態で、組み合わせ容器は、流体で満たされた状態で製造することができる。言い換えれば、第2の容器と流体リザーバとの間に流体を充填することができる。ここでは、流体リザーバのみに流体が充填され、折り畳まれた状態で第2の容器が流体リザーバに配置または固定されていることが考えられる。流体が充填された流体リザーバ(例えばテトラパック)は、例えばクランプなどの分離要素を用いて第2の容器から分離することができる。分離要素としてクランプを使用することで、流体が流体リザーバから第2の容器に流れ込むことや、第2の容器を開けたときに容器の出口から流出することを防ぐことができる。
【0247】
しかし、流体リザーバと第2の容器が2つの別個の要素であり、互いに別々に提供されることも考えられる。したがって、まず第2の容器の入口を流体リザーバの出口に、例えばねじ接続、プラグ接続、接着剤接続、クランプ接続などで接続し、第2の容器と流体リザーバを一緒に開放された上部から第2の受容領域に導入できるようにすることができる。
【0248】
第2の容器は、異なる材料から形成することができ、例えば、プラスチックやその他の柔軟な材料、例えばフィルム材料など、流体を受け入れるのに適した材料を使用することができる。さらに、第2の容器は、バッグまたはポーチとして設計することができる。第2の容器と同様に、流体リザーバは、柔軟な材料から形成することができる。しかし、流体リザーバが非可撓性材料から形成され、その結果、寸法的に安定していることも考えられ、流体リザーバは、例えば、アルミニウムなどの金属またはプラスチックからなることができる。例えば、流体リザーバは、例えばテトラパックのような段ボール箱として設計することもできる。好ましくは、流体リザーバと第2の容器が同じ材料から作られており、特に流体リザーバと第2の容器が2つの別々の要素ではなく1つのユニットとして作られている場合には、流体リザーバと第2の容器は同じ材料から作られている。
【0249】
好ましくは、第2の容器は、第2の容器の入口開口部に隣接または近接して配置される、および/または第2の容器の入口に隣接または近接して配置される、実質的に水平なプレートを備える。好ましくは、プレートを第2の容器に接続するか、プレートを第2の容器に強固に接続するか、プレートを第2の容器に統合することができる。また、水平プレートは、流体リザーバと一体化させることもできる。
【0250】
プレートまたはサスペンションストラップは、第2の容器の上部領域に固定または取り外し可能な方法で接続することができる。プレートは、第2の容器と一体的に形成することができる。好ましくは、プレートは、特に第2の容器の長手方向の容器軸に対して横方向に見て、0°または180°とは異なる角度、好ましくは90°の角度での第2の容器の断面の表面形状に本質的に対応する表面形状を有する。プレートの表面形状は、例えば、長方形、正方形、円形、楕円形とすることができる。しかし、他の形状も考えられる。プレートの断面の表面形状の対向する2つの側面間の距離は、第2の容器が第2の受容領域に挿入されて受容されたとき、または流体が充填されたとき、または第2の容器の内部に流体が追加されたときの、第2の容器の対向する2つの側面間の距離と等しいか、またはそれよりも大きいことが好ましい。
【0251】
このプレートにより、第2の容器の第2の受け皿への導入と、その後の第2の容器の第2の受け皿への保持または位置決めが容易になる。第2の容器が第2の受け入れ領域に受け入れられたとき、プレートは、傾斜した側壁の端部または縁部表面に載る。さらに、プレートによって、第2の容器を第2の受け皿に正確に挿入することができ、クランプ要素が第2の容器の一方の側壁に圧力をかけ、テンパリング装置が第2の容器に接触することができる。これにより、コーヒーを作るために、液体を所望の温度に正確に温度制御し、その後にドージングすることができる。
【0252】
プレートに代わるものとして、プレートと同様の目的を本質的に果たす位置決め・保持装置またはサスペンション装置を提供することができる。位置決め保持装置は、好ましくは、クランプとして、またはCクランプとして、またはC形状を有するC保持要素として設計される。このCクランプは、第2の容器と流体リザーバとの間に配置することができ、組み合わせ容器の場合には、好ましくは第2の容器が流体リザーバに接続される点に配置することができる。このC型クランプは、例えば、流体リザーバの下面または第2の容器の上面に固定することができ、好ましくは接着剤で固定される。また、位置決めおよび保持装置が、CクランプまたはC保持要素の代わりに、接着要素、例えば、接着ストリップ、および/または、マジックテープ要素からなることも考えられる。
【0253】
組合せ容器は、位置決め・保持装置によって、第2の受入れ領域の側壁の1つまたは傾斜した側壁に、好ましくは第2の受入れ領域の上部領域に位置決め・保持することができる。位置決め保持装置により、第2の受入れ領域に挿入された状態の組み合わせ容器が、流体を空にする間、下方限界の方向にスライドするのを防ぐことができる。これにより、第2の容器を完全に空にすることができます。位置決め保持装置は、第2の容器および/または流体リザーバを所定の位置に保持するように設計されている。
【0254】
好ましくは、プレートは、好ましくは、貫通孔を有し、プレートは、好ましくは、第1の周壁を有する第1のフランジを備え、第1の周壁は、少なくとも部分的に貫通孔を取り囲み、0°または180°とは異なる角度で、特にプレートの第1の側面から本質的に横方向に延びている。好ましくは、第1フランジは、プレートを流体リザーバの出口および/または出口開口部に接続するように設計されている。
【0255】
プレートの第1フランジの第1周壁は、流体リザーバ、特に流体リザーバの出口と係合できるように設計されている。これにより、第2の容器を流体リザーバに流体的に接続することができ、流体リザーバから第2の容器に流体を確実に導入することができる。第1のフランジまたは第1の周壁は、プレートと一体的に製造することができ、また、プレートに接続可能な鋳造部品または射出成形部品として製造することができる。第1フランジの外壁は、基本的に円形に形成することができ、流体リザーバの出口の外壁は、基本的に円形に形成することができる。しかし、他の形状も考えられ、例えば楕円形の形状が考えられる。
【0256】
第1のフランジは、例えば、プラグイン接続によって流体リザーバの出口に接続することができる。したがって、第1のフランジまたは第1の周壁の内径は、流体リザーバの出口の外径に本質的に対応することができ、または、第1のフランジまたは第1の周壁の内径は、流体リザーバの出口の外径よりもわずかに大きくすることができる。このようにして、流体リザーバの出口を第1フランジに簡単に接続することができるので、流体を第2容器に確実に導入することができる。しかし、第1フランジを流体リザーバの出口にねじ接続することも考えられる。したがって、第1フランジの第1周壁は、例えば貫通孔に相対する第1周壁の内側または外側に第1ねじを構成することができ、この第1ねじは、流体リザーバの排出口の第2ねじに、例えば排出口の周壁の外側または内側にねじで接続することができる。
【0257】
したがって、第2の容器を流体リザーバに接続するには、単に栓をしたり、ねじ込んだりすればよい。しかし、第2の容器を第1のフランジによって流体リザーバの出口に接着したり、第2の容器を流体リザーバと一体的に設計したりすることも考えられる(例えば、組み合わせ容器として)。準備のための装置の寸法に適合させることができるタンクを、流体リザーバとして提供することができる。例えば、タンクは、出口および出口開口部が配置されている側面の1つの平面における断面が、コーヒー豆を投入して粉砕するための装置および/またはコーヒーを準備するための装置の断面に本質的に対応しており、装置の長手方向軸または第2の受入れ領域の長手方向軸に対して、0°または180°の異なる角度のうちの1つ、特に横方向の断面を有することができる。しかし、流体リザーバが、コーヒーの準備に適した流体が保持され、例えばスーパーマーケットで購入できるボトル、例えば静止したミネラルウォーターが入ったボトルであることも考えられる。ボトルの代わりに、テトラパックなどの容器を使用することも考えられる。この場合、ボトルの開口部またはテトラパックの開口部は、簡単な方法で出口として第1のフランジにねじ込むことができ、それにより、例えば、第1のフランジまたは第1の周壁の内側にある第1のねじを備えたボトルの開口部またはテトラパックの開口部の外部ねじをねじ込むことができる。
【0258】
好ましくは、プレートは、第2の周壁を備えた第2のフランジを有し、第2の周壁は、少なくとも部分的に貫通孔を取り囲み、第1の側面の反対側にあるプレートの第2の側面から本質的に横方向に延びている。第2のフランジは、好ましくは、プレートを容器の入口および/または入口開口部に接続するように設計されている。
【0259】
前述のように、プレートは、第2の容器にしっかりと接続することができ、特に、第1のフランジおよび第1の周壁を備えた第1の側面とは反対側にあるプレートの第2の側面は、第2の容器にしっかりと接続することができ、これにより、プレートを用いた第2の容器は、流体リザーバに接続することができる。しかし、プレートは、第1のフランジによって流体リザーバの出口に接続することができ、第2のフランジによって第2の容器の入口に接続することができる別個の要素であることも考えられている。
【0260】
第2のフランジは、第2の周壁からなり、第2のフランジおよび第2の周壁が貫通孔を少なくとも部分的に取り囲むように、プレートの第2の側面に配置されています。第2のフランジおよび第2の周壁は、第1のフランジおよび第1の周壁と基本的に同様に構成することができる。好ましくは、第1のフランジと第2のフランジは、同じフランジ中心長手方向軸を取り囲み、このフランジ中心長手方向軸は、0°または180°とは異なる角度で、特にプレートの平面および/または貫通開口部に対して横方向に延びている。したがって、プレートは、第1のフランジによって流体リザーバに接続可能であり、第2のフランジによって第2の容器の入口に接続可能であり、流体リザーバの流体リザーバ中心長手方向軸および第2の容器の容器長手方向軸は、流体リザーバ、プレートおよび第2の容器が互いに接続されている場合、フランジ中心長手方向軸と同一の直線上を走っている。流体リザーバの中心長手方向軸は、アウトレットを通って延びており、アウトレットの開口部は、流体リザーバの中心長手方向軸の周りに配置されている。容器の長手方向の軸は、入口を通って延びており、入口の開口部は、容器の長手方向の軸の周りに配置されている。第2の容器の出口開口部および/または出口も、容器の長手方向の軸の周りに配置することができる。しかし、出口開口部および/または出口は、容器の長手方向の軸の周りではなく、容器の長手方向の軸に平行な平面内に延びる長手方向の軸の周りで延びることも考えられる。
【0261】
また、第2の容器の入口を流体リザーバの出口に直接接続することも考えられる。この場合、プレートは不要となる。好ましくは、流体リザーバの出口は、プラグ接続またはねじ接続によって、第2の容器の入口に接続することができる。しかし、第2の容器の入口は、流体リザーバの出口に接着することもでき、また、互いに一体的に接続することもできる。好ましくは、第2の容器の入口は、例えば、入口開口部に対して見て、入口の内側または外側に第1のねじ山を有し、流体リザーバの出口の第2のねじ山との第1のねじ山は、例えば、出口開口部に対して見て、その内側または外側にあり、ねじ込み可能である。好ましくは、流体リザーバは、上側および下側を有するハウジングからなり、上側および下側は、流体リザーバの中心長手方向軸に対して反対側の端部に配置される。流体リザーバの出口は、下面に配置されており、下面は、流体リザーバの中心長手方向軸に対して横方向から見て、実質的に水平な平面、または0°もしくは180°とは異なる角度、特に90°の角度の平面に延びている。この構成により、下面はプレートの機能を果たすことができる。
【0262】
また、流体リザーバは、入口開口部を有する入口を有することができ、この入口は、好ましくは、出口または出口開口部の反対側に配置される。このようにして、流体は、入口を介して流体リザーバに導入されるか、および/または追加される。しかし、特に流体で満たされた組み合わせ容器が製造される場合には、流体リザーバが入口または入口開口部を含まないことも考えられる。
【0263】
好ましくは、容器の排出口は、第2の受入れ領域の下部制限に構成された貫通孔に挿入するためのものである。
【0264】
第2の容器の排出口は、細長い要素として設計することができ、例えば、排出口は管状であり、排出口は、排出口の長手方向の軸に沿って第1の端部と反対側の第2の端部との間で延びることができる。第1の端部は、第2の容器に隣接または近接して配置され、第2の端部は、第2の容器から間隔を置いて配置される。排出口は、第2の受入れ領域の下側限定の貫通孔の内径よりも小さい外径を有する。そのため、第2容器を第2受け部に挿入する際に、第2容器の排出口を第2受け部の下限の貫通孔に案内することができる。これにより、第2の容器が第2の受容領域に挿入された状態で、出口を準備装置に接続することができ、正しく投与された量の流体が第2の容器から出て、準備装置によって準備装置にも供給されるコーヒー粉と混合され、容器、好ましくはコーヒーポットまたはカップに充填することができる。出口の第1の端部は、第2の容器にしっかりと接続することができ、例えば、出口の第1の端部は、第2の容器と一体的に設計することができ、または第2の容器に接着することができる。排出口の第2の端部は、第2の容器が第2の受容領域に受容されたときに、下側の制限の平面の下にある平面に位置することができる。しかし、第2の端部は、下部制限の平面と同じ平面にあるか、下部制限の平面に隣接または近接する平面、例えば下部制限のレベルより上にあることも考えられる。
【0265】
好ましくは、第2の容器は、少なくとも部分的に先細りの部分を有しており、先細りの部分における第2の容器の円周は、出口に向かって減少しており、好ましくは本質的に円錐形である。
【0266】
第2の容器は、容器の長手方向の軸に沿って、入口側の端部と反対側の出口側の端部との間で延びることができる。入口端に隣接または近接して、入口開口部および入口が配置される。出口端に隣接または近接して、出口および出口開口部が配置される。第2の容器は、入口端と出口端との間に、容器の長手方向軸の平面に実質的に平行に延びる第1の側壁と、対向する第2の側壁とを有することができる。出口端に近い下部領域では、容器は先細り部を有する。先細りの部分では,第1の側壁と第2の側壁との間の距離が,出口に向かって,好ましくは本質的に円錐形に減少している。これにより、流体が出口を通じて第2の容器からほぼ完全に誘導され、第2の容器内に残る残留流体の量が最小限になる。
【0267】
好ましくは、第2の容器は、少なくとも部分的に実質的に対称なセクションを有し、第2の容器の周縁部は、実質的に対称なセクション内で同じままであり、実質的に対称なセクションは、テーパードセクションよりも出口から離れている。
【0268】
実質的に対称なセクションでは、第1の側壁および第2の側壁はそれぞれ、容器の長手方向の軸の平面に平行な平面内に延びている。実質的に対称なセクションは、入口側の端部とテーパー部との間に延びていてもよい。第2の容器が第2の受容領域に挿入または受容された状態では、個々の対のクランプ要素は、実質的に対称的なセクションの側壁に隣接しており、側壁に圧力を加えることができる。これにより、コーヒーを準備するための流体を投与することができる。好ましくは、第1の下側の対のクランプ要素は、本質的に対称なセクション内にあり、先細りセクションに隣接または近接している第2の容器の領域に圧力をかけることができるように、第2の受容領域の側壁に配置されていることが好ましい。
【0269】
好ましくは、第2の容器は、少なくとも1つの第1の磁石を備え、少なくとも1つの第1の磁石は、好ましくは、テーパー部の外壁に配置され、第2の受け部の下限の貫通孔に隣接または近接する少なくとも1つの第2の磁石を備えた少なくとも1つの第1の磁石は、接続可能であることを特徴とする。
【0270】
少なくとも1つの第1の磁石は、排出口に隣接または近接して、好ましくは排出口の外壁に配置することができる。少なくとも1つの第2の磁石は、下部制限部の貫通孔に隣接または近接して、好ましくは貫通孔の内壁に配置することができる。少なくとも1つの第1の磁石は、排出口の外壁を少なくとも部分的に取り囲むことができ、好ましくは、少なくとも1つの第1の磁石は、排出口の外壁を完全に取り囲むことができる。少なくとも1つの第2の磁石は、少なくとも部分的に貫通孔の内壁を囲むことができ、好ましくは、少なくとも1つの第2の磁石は、排出口の内壁を完全に囲むことができる。好ましくは、少なくとも1つの第1の磁石と少なくとも1つの第2の磁石は、第2の容器が第2の受け入れ領域に受け入れられたときに相互作用できるように配置されている。このようにして、第2の容器が適切な位置に配置され、流体が第2の容器から排出口を通ってほぼ完全に排出されるようになり、また、個々のクランプ要素によって流体の最適な投与が可能になるか、保証されるようになる。また、少なくとも1つの第1磁石の代わりに、第2磁石と相互作用する金属要素(または金属板、金属片)を設けることも考えられる。さらに、少なくとも1つの第2の磁石の代わりに、第1の磁石と相互作用する金属要素(または金属板や金属片)が設けられていることも考えられる。磁石により、第2容器は常に正しい位置にあり、コーヒーを入れるための液体が第2受け部のハウジングに到達することなく、排出口から導かれる。
【0271】
好ましくは、第2の容器がホースであるか、または第2の容器がホースとして設計されていることである。
好ましくは、第2の容器の内部の流体は、蠕動ポンプを用いて投与することができる。
【0272】
好ましくは、第2の容器またはホースおよび/または蠕動ポンプは、好ましくは、コーヒー豆を投与して粉砕するための装置および/またはコーヒーを準備するための装置の第2の受取領域に導入され、第2の受取領域によって受け取られることができる。
【0273】
好ましくは、ホースおよび/または蠕動ポンプおよび/または流体リザーバは、交換可能で、単回使用または使い捨ての製品として設計されている。
【0274】
好ましくは、ホースと流体リザーバは相互に接続可能または相互に接続されている。
【0275】
好ましくは、テンパリング装置、例えば、加熱プレートおよび/または冷却プレートが、流体リザーバに隣接または近接して配置される。さらに好ましくは、テンパリング装置は、流体リザーバと接触していることが好ましい。
【0276】
好ましくは、少なくとも1つのクランプ要素が、流体リザーバに隣接または近接して配置される。好ましくは、少なくとも1つのクランプ要素は、クランプとして設計されている。好ましくは、少なくとも1つのクランプ要素またはクランプは、流体リザーバの内部で流体の少なくとも一部を加熱および/または冷却するように設計されている。
【0277】
好ましくは、第1の容器および/または第2の容器および/または投与装置またはスクリューコンベアおよび/またはホースおよび/または蠕動ポンプは、バイオプラスチックまたはバイオプラスチックまたはバイオベースのプラスチックから作られる。好ましくは、第1の容器および/または第2の容器および/または投与装置またはスクリューコンベアおよび/またはホースおよび/または蠕動ポンプは、バイオプラスチックまたはバイオプラスチックまたはバイオベースのプラスチックからなる。例えば、バイオプラスチックは、石紙および/または木材からなることができる。
【0278】
好ましくは、例えばコーヒー豆を空にした後、または一定の充填レベルに達した後の第1の容器、および/または、例えば液体を空にした後、または一定の充填レベルに達した後の第2の容器は、インターネット上で自動的に注文することができる。
【0279】
好ましくは、センサまたはスケールは、例えばモバイルアプリなどのアプリケーションソフトウェアに接続されており、信号音や信号光などによって液体のレベルを自動的に示し、液体入りの新しい容器またはコーヒー豆入りの新しい容器を手動で準備したり、または液体入りの新しい容器またはコーヒー豆入りの新しい容器をインターネット上で自動的に注文したりすることができるようになっている。
【0280】
好ましくは、装置または第2の容器は、第2の容器を第2の受取領域に位置決めして保持するように設計された位置決め・保持装置を備える。
【0281】
好ましくは、先に述べたような装置を遠隔操作することができる。例えば、スマートフォンやコンピュータのアプリやリモートコントロールを使って、どこからでも、いつでも、装置を調節または制御することができる。このようにして、装置の近くに人がいなくても、遠隔地でコーヒーを準備することができる。さらに、装置が所定の時点で自動的にコーヒーを準備することができるように、異なる動作スケジュールが考えられる。
【0282】
いわゆるコミュニティコーヒーを用意することも考えられる。コミュニティコーヒーとは、例えば、スマートフォンのアプリを使って、あるいはコンピュータを使って、あるいは遠隔操作で、グループの人々が装置にアクセスして、コーヒーを準備するための注文を出すことができることを意味する。この目的のために、上述の装置を制御または規制するための(およびコミュニティコーヒーを準備するための)コンピュータ実装の方法が考えられ、この方法は、以下のステップの少なくとも1つを含む。
【0283】
・誰かが特定の期間に特定の種類のコーヒーを準備している、または準備したいと思っていることを認識する。
・誰かが一定期間内に特定の種類のコーヒーを準備している、または準備したいと考えていることを、例えば信号音やスマートデバイスやスマートフォンやコンピュータの画面上のポップアップウィンドウ、またはテキストメッセージ(SMS)によって通知し、または
・パソコンやスマートフォンの画面に表示される予約ボタンなどを使って、希望する杯数のコーヒーを注文したり
・予約可能な最大容量または最大カップ数に関する情報。つまり、コーヒーポットなどの容器のスペースよりも多くの予約注文があった場合、別のコミュニティコーヒーを作らなければならず、ユーザーには自分の注文が次の準備のために考慮されることが通知されます(このプロセスは繰り返すことができます);そして、または
・どの期間に予約注文を行うか、自動準備を行うかどうかをアプリなどで設定する。
・すべての注文を含むコーヒーの準備さて、誰かがコーヒーを淹れると、コーヒーに加えて予約や注文が準備され、あるいは
・コーヒーの準備ができたことを、信号音や画面上のポップアップウィンドウ、テキストメッセージ(SMS)などで知らせる。コーヒーが準備された後、コーヒーを注文または予約した参加者全員に、コーヒーの準備ができたことを知らせることができる。さらに、注文が考慮されたかどうか、あるいは次の準備の際に考慮されるかどうかの情報も提供することができる。
・コーヒーが飲まれたこと、またはピックアップされたことを、画面などを介してユーザーが確認し、または
・新しい使い方や新しいコミュニティのコーヒーを意図していることを、信号音や画面上のポップアップウィンドウ、テキストメッセージ(SMS)などで通知する。例えば、「通常のフィルタコーヒーを用意するので、フィルタを装置に挿入し、それに合わせてコーヒーポットを設置してください」と、口頭またはアプリを介して合意することができる。
【0284】
前述のようにコンピュータを使った方法では、1種類の人が望む量のコーヒーを正確に定義して準備することができる。これにより、最終的に飲みきれないほどのコーヒーが準備されることを防ぐことができる。
前述したようなコンピュータで実行される方法は、企業のオフィスだけでなく、カフェや喫茶店でも使用することができる。また、このプロセスは、コールドブリュー、コールドドリップ、エスプレッソなどの他の種類の準備にも使用できる。遠隔地からの予約注文も考えられる。例えば、早朝、誰かが出勤するときに、到着したらすぐにコーヒーを飲めるようにすることも可能である。
【0285】
自動準備が行われない場合は、次のような順序が考えられる。あらかじめ決められた期間内に十分な数の注文が集まったとき、マシンの人にシステムの準備を依頼する。あるいは、地域の人や大学の人がソフトウェアによってそのために選ばれる。誰がどのくらいの頻度でそこにいたかを考慮して選ばれる。したがって、どの参加者も不利益を被ることはない。
【0286】
選ばれた人には、SMSなどのテキストメッセージや、シグナル音、パソコンやスマートフォンの画面上のポップアップウィンドウなどで、準備を行うことを知らせることができる。また、どの参加者がどのくらいの頻度で注文したかをアプリで把握し、課金システムを構築することも考えられる。また、どの参加者が装置に近づいてきたかを装置が自動的に認識することで、自動予約を行うことも考えられる。これは、例えば、スマートフォンの認識や、RFIDチップ付きの鍵の認識などで行うことができる。そのため、参加者がスマートフォンやRFIDチップ付きの鍵を持っている場合にのみ、準備が可能となる。また、装置の入力フィールドに識別コードを手動で入力して認識することも可能である。
【0287】
前述の装置を制御または調節するための別のコンピュータ実装方法は、以下のステップで構成することができる。投与・粉砕装置を用いて第1の容器からコーヒー豆を投与すること、および/または、例えば前述のクランプ要素または前述のリフティングシステムを用いて、さらなる投与装置を用いて第2の容器から液体を投与すること、および/または、(前述または以下の)準備装置を用いてコーヒーを準備すること。コーヒー豆を入れるように設計された第1の容器内のレベルを決定すること、および/または、流体を入れるように設計された第2の容器内のレベルを決定すること、および/または、第1のコンポーネントおよび/または流体を識別すること、および/または、決定されたレベルに基づいて、コーヒー豆および/または流体を再注文すること。
【0288】
好ましくは、装置は自動化された方法で準備装置の種類を認識する。
【0289】
装置は、センサ要素を介して、例えばクリックセンサを介して、装置に挿入される準備装置を認識することができることが考えられる。理想的には、装置またはセンサ要素は、装置内にコーヒーポットまたはコーヒーカップが配置されているかどうかを検出することができる。好ましくは、装置は、コーヒーポットまたはコーヒーカップが、準備されるべき量のコーヒーを受け取るのに適しているかどうかを検出する。さらに、装置がバーコードリーダーを備えていることも考えられ、このバーコードリーダーを用いて、例えば、投入・粉砕装置に取り付けられたバーコードを読み取ることができる。バーコードには、豆の種類やグラインダーに関するデータを含めることができる。
【0290】
さらに、認識された準備装置に応じて、装置は特定の準備手順やシーケンスを考慮に入れることができる。好ましくは、装置は、選択されたタイプの準備に適切なコーヒーと適切なグラインダーが使用されているかどうかをチェックするように設計されている。装置は、不適切なコーヒーや不適切なグラインダーが使用されていることを示すために、信号音を出力することができることが考えられる。
【0291】
好ましくは、準備装置(または準備ユニット)は、少なくとも1つのリングを有する。この少なくとも1つのリングは、少なくとも1つのノッチを有することができる。これにより、装置は、リングの数および/またはノッチの数を使用して、それぞれの準備装置または準備の種類(例えば、フィルタコーヒー、コールドブリュー、コールドドリップ、エスプレッソ、カールスベーダーなど)を認識することができる。また、RFIDやバーコード、リングの大きさを変えることで、調理器具の種類を認識することも可能である。
【0292】
この装置は、様々な準備器具を収容し、リングやノッチの数や種類に基づいて準備器具の種類を認識できるように設計されている。このようにして、調理器具は装置に組み込まれて使用され、センサ要素によって認識または識別される。このようにして、装置は、使用された準備装置に応じて、所望のコーヒーまたは所望の種類のコーヒーを自動的に準備することができる。しかし、準備の種類に関する追加の設定を、例えば制御パネルを介して選択または調整することも考えられる。
【0293】
この装置は、例えばペーパーフィルタ用のホルダーや、フィルタ付きのハウジングで構成されるホルダーなど、調製装置用の保持要素を収容するように設計されている。保持具は、例えば準備装置と接触する内面が磁器でできているか、少なくとも部分的に磁器でできている。また、フィルタは、磁器製または少なくとも部分的に磁器からなるものとすることができる。また、保持部材の少なくとも一部がガラス、金属、および/またはプラスチックで構成されているか、または保持部材がガラス、金属、またはプラスチックで構成されていることも考えられる。コーヒーポットまたはバレルは、フィルタの下に配置することができる。コーヒーポットは、様々なフィルタやフィルタホルダーと組み合わせたり、接続したりすることができる。
【0294】
好ましくは、フィルタコーヒー、コールドブリュー、コールドドリップ、エスプレッソなどの各種類の準備のために、装置またはセンサ要素によって自動的に認識される別の準備装置がある。
【0295】
準備装置は、コーヒーポットやコーヒーカップと接続したり、組み合わせたりすることが可能である。準備装置は、水受け、ポルタフィルタ、およびその他の付属品で構成される。この装置は、まず、温度制御された水または予熱された水が、バルブのすぐ下まで水受けに満たされるように設計することができる。その後、ポルタフィルタやフィルタをクリックしたり吊るしたりして、エスプレッソパウダー(挽きたて)を入れる。この装置は、液体または水とパウダーの正しい割合を自動的に提供することができる。
【0296】
また、準備装置、例えばエスプレッソを準備するための準備装置を、装置の下方に、好ましくは隣接または近接して配置したり、装置の下方位置に、好ましくはクリックして配置したりすることも考えられる。その際には、カバーやアタッチメントを付けるだけでよい。言い換えれば、水受け、ポルタフィルタ、別のアタッチメントなどの別個の部品は不要となる。装置は、テンパリングフィールドまたはホブを含むことができ、これらは、ミルクフォーマーおよび準備装置、例えばエスプレッソ準備装置に使用することができる。テンパリングフィールドは、加熱用に設計されていますが、冷却用にも設計されている。
【0297】
水とコーヒー粉が混合されたり、ポルタフィルタやフィルタの中で互いに接触したりすると、水が上昇し、泡立つようなヒスノイズのような音がする。この装置は、例えば、コーヒー粉と水の混合物の温度を測定するために、温度センサを含むように設計することができます。さらに、コーヒーまたはエスプレッソの準備ができたことを判定するための判定ユニットなどにより、バブリング・ヒスリング音や水の流れの影響を考慮して、対応する準備装置を装置から取り外すことができるようにすることもできる。装置は、加熱プレートを含み、温度を制御または調節することができる。
【0298】
これに対応して、コールドドリップタイプの準備を行う場合には、対応する準備装置を装置に引っ掛けることができ、その装置も装置または対応するセンサ要素によって認識することができる。また、フィルタと水差しを保持することができるクランプなどのクランプ要素を設けることができる。さらに、冷却水センサを装置内に吊り下げることができる。また、装置の下に設置することもできる。装置が、例えばクリックセンサを用いて対応する準備装置を決定するとすぐに、対応する種類の準備(ここではコールドドリップ)が実行される。
【0299】
この装置は、横方向だけでなく、縦方向にも使用できるように変位可能なコントロールパネルを備えている。
【0300】
好ましくは、システムが提供され、このシステムは、コーヒー豆を投与して粉砕するための、および/または、コーヒーを準備するための装置と、コーヒー豆を受け入れて投与し、粉砕するための第1の容器と、および/または、コーヒーを作るための流体を受け入れて投与するための第2の容器と、を備える。コーヒー豆を投薬および粉砕するためのシステム、および/または、コーヒーを準備するためのシステムに設けられた装置は、上述した特徴のすべてを有し、これらの特徴に関連する利点を有することができる。コーヒー豆を受け入れ、投与し、粉砕するための第1の容器は、上述した特徴のすべてを有し、これらの特徴に関連する利点を有することができる。コーヒーを準備するための流体を受け入れて投与するための第2の容器は、前述の特徴のすべてを有し、これらの特徴に関連する利点を有することができる。
【0301】
容器またはフィルタ容器は、コーヒー豆および/またはコーヒーを計量・粉砕するための装置の一部であり、粉砕されたコーヒー粉および液体が、好ましくは重力によって容器に導入されるように配置することができる。容器またはフィルタ容器は、スクリューコンベアハウジングの排出口および第2の容器の排出口が案内される貫通孔の下に配置されるのが好ましい。
【0302】
好ましくは、コーヒー豆を投入して粉砕するための装置、またはコーヒーを準備するための装置は、回転可能または回転するプレート、または回転可能または回転する加熱プレートを備えている。回転可能または回転とは、このプレートまたは加熱プレートが回転運動または円運動に設定できることを意味する。回転加熱プレートは、スクリューコンベアハウジングの排出口と第2の容器の排出口が案内される貫通孔の下方に配置されることが好ましい。容器またはフィルタ容器は、この回転プレート上に配置することができ、横方向の制限要素または位置要素によって回転プレート上の固定位置に保持することができる。
【0303】
水や液体は、均一な湿り気を得るために、円を描くようにコーヒーパウダーに塗布することができる。これは、回転プレートによって行うことができる。また、このようにして、フィルタ容器へのコーヒー粉の均一な充填をサポートすることも考えられる。この場合、フィルタ容器は水差しやカップに接続される。また、フィルタ容器またはフィルタホルダー(醸造グループ)に、一種の回転式のコマを直接取り付けることもできる。ジャイロスコープは、水平方向のプロペラの形状を持つことができる。水や液体がブレードに当たると、ブレードが回転します。これにより、水や流体がコーヒー粉と出会うポイントが回転する。このようにして、円形の動きを実現し、その結果、水または流体の均一な塗布を実現することができる。ブレードは、プロペラの羽根に相当する。スクリューは、水の衝突によって回転する。これにより、水がコーヒーパウダー上に均一に分配される。ジャイロスコープは、複数の翼からなることができ、好ましくは、ジャイロスコープは少なくとも2つの翼、好ましくは3つの翼、より好ましくは5つの翼からなる。
【0304】
例えば、フィルタ容器にコーヒーポットを接続し、このコーヒーポットを回転板上に配置することができる。このようにして、フィルタ容器内のコーヒー粉を所望の量の流体で均一に湿らせることができ、一方、フィルタ容器は回転運動にセットされているので、コーヒー粉は流体と特によく混合されることができる。有利な態様では、コーヒー粉全体が流体と混合されるか、または浸され、できるだけ少ないコーヒー粉がフィルタを通してコーヒーポットに入ることができる。これにより、コーヒーの品質が向上する。回転板があるので、ノズルは必要ない。また、コーヒー粉と液体の混合は、3次元音波や準備装置を介して行われることも考えられる。この混合は、コールドブリュータイプの調製やドリップタイプの調製に使用することができる。コーヒー粉を流体に均一に浸したり柔らかくしたりすることができれば有利であり、これは、例えば、前述のプロペラによって行うことができる。また、手動で旋回させたり、スプーンでかき混ぜたりして混合することもできる。
【0305】
好ましくは、コーヒー豆を計量・粉砕する装置、またはコーヒーを準備する装置には、コーヒーまたはコーヒー粉の膨らみを検出するように設計されたタイマーまたはカメラが搭載されている。コーヒー粉をフィルタ容器に入れてから約30秒後に、コーヒーが膨らみ始める(いわゆる「ブルーム」)。これにより、コーヒーから二酸化炭素(CO2)ガスが抜けていく。コーヒーは重くなり、フィルタへの密着度が高まる。これにより、均一な抽出が促進されます。これはおいしいコーヒーには欠かせないことです。タイマーやカメラで膨らみを調整したり、検出したりすることで、第2の容器から液体をさらに導入することができます。流体のさらなる投与は、第2の受容領域のクランプを介して行うことができる。調整装置または制御装置を設けることで、流体のさらなる投与のためにクランプを制御または調節することができる。したがって、クランプは、流体の第1の投与に使用することができ、コーヒーが膨らんだ後、クランプによって流体の第2の投与を行うことができる。ただし、クランプは、オペレータが手動で制御できるようにすることもできる。
【0306】
調整装置または制御装置は、フィルタ容器へのコーヒー粉および/または流体の充填速度を調整または制御するために使用することもできる。例えば、流体の静水圧を利用して、充填速度を調節・制御することができる。この調節または制御は、クランプの異なる位置を介して行うことができるため、第2の容器に異なる充填量を設定することができ、これにより異なる静水圧が発生し、その結果、異なる流速が得られる。調整は、必要に応じていずれかのブラケットを使用して行うことができる。しかし、傾斜した側壁の傾きや、3つのブラケットが延びる平面を、下限値に対して変更・調整することも考えられるだろう。これは、調整装置や制御装置が自動的に行うか、オペレータが手動で行うかのいずれかである。このようにして、傾斜した側壁と平面の傾きに応じて、流体の流量を決定したり、影響を与えたりすることができる。
【0307】
前述したコーヒー豆の投入・粉砕装置や、コーヒーを調製する装置は、例えば、冷水が一滴ずつ徐々にフィルタ容器のペーパーフィルタを通過してコーヒー粉にかかり、アイスコーヒーが下のグラスやコーヒーポットに溜まるドリッププロセスを用いてコーヒーを調製することができるコーヒーマシンとして使用することができる。なお、上記のペーパーフィルタはオプションである。そのために、第2の容器の出口にアタッチメントを配置することができる。アタッチメントは、排出口に接続可能であり、アタッチメントに接着またはねじ止めすることができる。アタッチメントは、第2の容器からの流体の滴下速度を調整するために、バルブとして設計することができる。例えば、2秒ごとに第2の容器からフィルタ容器に液滴を導入することができ、このフィルタ容器は、好ましくは貫通孔の下、つまり出口の下に配置される。前述のように、フィルタ容器の下には、コーヒーポットやガラスポットが配置されているのが好ましい。この装置は、流体とコーヒーパウダーの適切な投与を可能にするように設計されている。コーヒーパウダーは、機械(続いてアタッチメント)を使って湿らせます(パウダーのすべてが湿るように投与しなければなりません)。粉体は、3D音響波を介して、または調製装置を介して、または振とう機能または振とう装置を介して、またはフィルタ容器および/またはコーヒーポットが配置された回転プレートを介して混合することができる。その後、フィルタ容器内のコーヒーパウダーにペーパーフィルタを置くことができる。これは手動で行う。好ましくは、ペーパーフィルタがコーヒー粉の上に置かれるとき、または置かれるときに、機械が信号を発することができる。センサ素子またはカメラ素子を使用して、正しい混合が達成されたときに判断することができる。流体は、例えば、加熱と冷却を組み合わせたプレートとして設計されたテンパリング装置によって冷却することができる。しかし、貯水槽に氷を入れたり、貯水槽に氷を入れたりすることも考えられる。それに応じて、加熱要素をオフにすることができる。付属のバルブが自動的に制御または調節されることも考えられる。カメラやセンサを使って滴下速度を制御することも可能である。また、静水圧を利用して滴下速度を制御することも可能である。
【0308】
コーヒー豆を投入して粉砕する装置や、コーヒーを抽出する装置は、ケメックスやフレンチプレス、カフェ・ソロ・ブリュワーやハンドフィルタ、カールスベーダー・カンネやエアロプレスなど、他のタイプの抽出にも使用できる。コーヒー粉および/または流体の必要量、粉砕の程度、および流体とコーヒー粉が接触する時間の長さは、調整装置または制御装置、および/またはセンサ要素またはカメラ要素を用いて調整または制御することができる。以下の表は、選択された準備方法に対する好ましい値を示している。
【0309】
【0310】
本装置は、表に示された値が記憶されているメモリユニットを備えていることが考えられる。例えば、希望する準備の種類に応じて接触時間を自動的に決定することができ、その際、調整部または制御部がこの表にアクセスすることができる。必要な準備時間は、アプリを使って制御ユニットに転送することができる。
【0311】
好ましくは、ベビーフード、特にベビーミルクまたはベビーフード、またはコーヒーを投薬および/または調製するための装置が提供され、第1の受入れエリアおよび第2の受入れエリアを有するハウジングであって、第1の受入れエリアがベビーフード濃縮物またはコーヒー粉末のための第1の容器を収容するように設計され、第2の受入れエリアが流体(特に液体)のための第2の容器を収容するように設計されているハウジングと、流体をテンパリングするためのテンパリング装置と、ベビーフード濃縮物またはコーヒー粉末を投薬するための投薬装置とを備えている。また、第1の受入れエリアには、投与装置を受入れるための投与装置受入れエリアが設けられており、投与装置受入れエリアには、投与装置の作動装置および/または駆動装置が配置されている。
【0312】
この装置は、ベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉末を入れた第1の容器を受け入れるように設計された第1の受け入れエリアを有している。さらに、装置の第1の受容領域には、投与装置を受容することができる投与装置受容領域が配置されている。このようにして、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉末を入れた第1の容器と、投与装置とを、少なくとも部分的に第1の受入れ領域に受入れることができる。これにより、有利なことに、投与装置が第1の容器と相互作用することができる。特に、濃縮ベビーフードまたはコーヒーパウダーの正しい投与を投与装置で行うことができる。これは、投与装置が、投与装置受容領域に配置された駆動装置によって駆動されることによって可能となる。
【0313】
さらに、ベビーフードの濃縮物、コーヒーの粉末、または液体と接触する装置のすべての構成要素は、特に交換可能であり、装置から簡単に取り外すことができる。交換可能な構成要素とは、構成要素が使い捨てまたは単回使用の物品として設計されていることを意味する。特に、濃縮ベビーフードまたはコーヒー粉用の第1の容器、濃縮ベビーフードまたはコーヒー粉を投与するための投与装置、および流体用の第2の容器は交換可能である。第1の容器は、投与装置に接続または流体的に接続することができ、/または第2の容器は、流体リザーバに接続または流体的に接続することができる。これは、ベビーフードを準備するための装置、特に第1の受容領域および第2の受容領域が、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉末および流体と接触しないため、有利である。したがって、装置、特に第1の受容部および第2の受容部は、ベビーフードの濃縮物またはコーヒーの粉末および流体で汚染されないので、ベビーフードまたはコーヒーの個々の準備の後に装置を洗浄する必要はない。さらに、装置および/またはその個々のコンポーネントを脱石灰化する必要もない。
【0314】
濃縮ベビーフードやコーヒーの粉末と液体は、装置を介して容器、好ましくは哺乳瓶やコーヒーカップに、正しい混合比率で導入することができる。このように、容器や哺乳瓶、コーヒー容器やコーヒーカップを振ったり、揺らしたりすることで、ベビーフードやコーヒーを混合し、すぐに飲めるように準備することができる。
【0315】
しかし、この装置は、ベビーフードの濃縮物またはコーヒーの粉末と流体からベビーフードまたはコーヒーを調製するための調製装置からなることも考えられ、これらの装置は交換可能であり、使い捨てまたは単一使用のアーティクルとして設計することも可能である。この装置では、第1の容器からのベビーフード濃縮物またはコーヒー粉と、第2の容器からの流体(例えば液体)を準備装置に供給し、正しい混合比で漏斗および/またはフィルタ容器に導入することで、さらに別の容器、特に哺乳瓶またはコーヒーカップに入ったコーヒーを導入することができる。これにより、離乳食やコーヒーを正しく調理することができる。このように、本装置は、更なる別の容器の構成、例えば、形状および/または体積および/またはサイズを認識し、それに基づいて、更なる別の容器に流体および/またはベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉を充填するように設計することで、その設計を自動化することができる。
【0316】
テンパリング装置は、第2の容器内の液体の温度を、ベビーフードやコーヒーパウダーのメーカーが提供または推奨する準備温度にすることができる。さらに、テンパリング装置は、例えば、液体が準備装置に供給される前に、液体の殺菌を可能にするものである。殺菌は、ベビーフードを準備する際に特に有益である。殺菌には、例えば、まず液剤を沸点付近まで加熱し、液剤中の細菌やバクテリアを死滅させる方法がある。その後、冷却するなどして希望の温度に調整することができる。しかし、意図した飲用温度よりもすでに冷めてしまっている場合は、目的の温度まで加熱して調温することもできる。このようにして、赤ちゃんに無菌状態で投与するために、液体を適切な温度に保つことができる。このようにして、この装置は、離乳食の準備を簡単かつ安全に行うことができる。
【0317】
好ましくは、温度制御装置は制御または調整可能である。この目的のために、装置は、制御または調節ユニットを含むことができる。テンパリング装置が加熱プレートおよび/または冷却プレートとして設計されていること、あるいはテンパリング装置が少なくとも1つの加熱プレートおよび/または少なくとも1つの冷却プレートから構成されていることが考えられる。また、テンパリング装置の異なるゾーンまたはエリア、または加熱プレートおよび/または冷却プレートが制御または調節可能であるか、または起動可能であることも考えられる。
【0318】
好ましくは、投与装置は、第1の容器に接続することができる。
【0319】
投与装置は、第1の容器に接続可能である。これは、投与装置と第1の容器とが一緒に受取領域に導入され、/または再び取り出されるように、投与装置を第1の容器に接続することができることを意味する。例えば、投与装置と第1の容器とが互いにしっかりと接続されるように、投与装置を第1の容器にしっかりと接続することができる(例えば、接着および/または溶接)。しかし、投与装置と第1の容器とが互いに着脱可能に接続されることも考えられる。
これにより、第1の容器および投与装置を簡略化された方法で第1の受取領域に導入し、少なくとも部分的に第1の受取領域で受け取ることができる。同時に、投与装置は、駆動装置に安全に介入することができるので、意図した量のベビーフード濃縮物またはコーヒー粉を、投与装置によって第1の容器から準備装置に供給することができる。しかし、投与装置と第1の容器が互いに接続されておらず、第1の受容領域に導入されたり、第1の受容領域から互いに別々に除去されたりすることも考えられる。
【0320】
好ましくは、投与装置は、スクリューコンベアとスクリューコンベアハウジングからなり、スクリューコンベアは、好ましくはその全長で、スクリューコンベアハウジングに導入され、/またはその中に回転可能に配置または支持され、スクリューコンベアとスクリューコンベアハウジングは、コンベアのスクリュー軸の共通の長手方向軸の周りに延在する。
【0321】
投与装置は、スクリューコンベヤーとスクリューコンベヤーハウジングを備えたスクリューコンベヤーとして設計することができる。スクリューコンベアは、平らな金属シートおよび/またはゴム製のフラップまたはウィングの形をした1つまたは複数の螺旋状に巻かれたフライトの周りに巻かれたシャフトとして設計することができ、これらのフライトは、本質的に、コンベアスクリューの長手方向軸から横方向に離れてねじ山の形で延びている。好ましくは、コンベヤスクリューは、剛性の高いコンベヤスクリューとして設計されている。しかし、スクリューコンベアは、柔軟な、特に曲げ可能なスクリューとして設計されることも考えられる。スクリューネジは、例えば溶接されたようにシャフトにしっかりと接続されているか、またはシャフトと一体的に製造されているかのいずれかである。この好ましくはスクリューコンベアは、スクリューコンベアの長手方向軸に沿ってスクリューコンベアの対向する端部の間に延びる連続した連続したスクリューネジからなるので、特にベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉を、その長手方向軸に沿ってコンベアのネジによって搬送することができる。スクリューコンベア、特にスクリューネジは、例えば丸鋼などの固体材料から回転させたり、鋳造部品や射出成形部品として製造することができる。スクリューコンベアおよび/またはスクリューコンベアのハウジングは、基本的に円筒形である。
【0322】
投与装置の設計により、ベビーフードの濃縮物またはコーヒーの粉末は、第1の容器から投与装置に供給され、スクリューコンベアの長手方向の軸に沿って、スクリューコンベアのハウジング内のスクリューコンベアによって搬送される。スクリューコンベアを1回転させるごとに、一定量の粉体を搬送することができるので、ベビーフードの濃縮液やコーヒー粉の投与量は、(部分的な)回転数によって決定することができる。これにより、濃縮ベビーフードやコーヒーパウダーの投与を正確かつ簡単に行うことができます。この投与は、例えば調整装置や制御装置によって自動的に行われる場合と、手動で行われる場合がある。
【0323】
好ましくは、スクリューコンベアハウジングは、入口開口部を有する入口と、出口開口部を有する出口とを有する。入口と出口は、スクリューコンベアの長手方向に見て、スクリューコンベアハウジング内の反対側に配置されていることが好ましい。
【0324】
濃厚なベビーフードやコーヒーの粉を、第1の容器からスクリューコンベアのハウジングの内部に供給して、スクリューコンベアのらせん状に巻かれた1つまたは複数のフライトに取り込ませることができる。ベビーフードまたはコーヒーを準備するための装置は、第1の容器またはその内容物を振盪運動に設定することができる振盪装置を含むことができる。これにより、特にベビーフードやコーヒーの粉がそれ自体では滑らず、例えば重力によってスクリューコンベアのハウジングの内部に導かれる場合には、ベビーフードやコーヒーの粉を第1の容器の入口開口部からスクリューコンベアのハウジングの内部にほぼ完全に導き出すことができる。好ましくは、振分装置は、第1の受け皿に配置されるか、または第1の受け皿に対応して配置される。
【0325】
コンベアスクリューの回転の結果、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉は、コンベアスクリューのコンベアハウジングの内部に入った後、基本的にコンベアスクリューの長手方向の軸に沿ってコンベアスクリューによって搬送され、出口の開口部から出ることができる。それを通して、出口は、コンベヤスクリューの長手方向軸に対して横方向に見て、入口の反対側に配置されており、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉は、入口に到達したときに、コンベヤスクリューのコンベヤハウジングから出ることができる。
【0326】
好ましくは、スクリューコンベアは、スクリューフランクの直径、すなわちスクリューコンベアの長手方向に直角な外径を有し、これは約20~40mmの範囲内である。特に好ましくは、スクリューフランクの直径は、特に好ましくは約25mmである。スクリューフランク直径のこの寸法は、ベビーフード濃縮物またはコーヒー粉末の搬送または投薬に有利である。ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉末の特性は、特に、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉末が(部分的に)一緒に塊になったり、一緒に固まったりした場合には、水分の結果として大きく変化する可能性がある。前述したスクリューフランクの直径の設定により、水分が侵入した場合でも、ベビーフードの濃縮物やコーヒーパウダーが正しく搬送され、ドージングされることが保証される。
【0327】
好ましくは、スクリューコンベアは、約60mmから120mmの間の範囲にある長さを有している。特に、好ましくは、スクリューコンベアの長さは、約90mmから110mmの間、さらに好ましくは約106mmである。このようなスクリューコンベアの長さは、ベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉末の搬送に適している。スクリューコンベアの長さが短くなると、ベビーフードの濃縮物やコーヒー粉が1つ以上のらせん状の通路にブリッジを形成するため、入口の開口部が塞がれ、ベビーフードの濃縮物やコーヒー粉を入口の開口部から導入することができなくなる。ブリッジは、特に、ベビーフードの濃縮物やコーヒー粉が重力によって入口開口部からスクリューコンベアのハウジングに供給される場合に発生する可能性がある。
【0328】
スクリューコンベアの長さとスクリューフランクの直径を前述のような値の範囲で寸法設定することにより、スクリューコンベアの1回転あたり約5~10g(例えば1回転あたり約8.8g)の範囲でベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉の送出速度が可能になる。この回転数(または長手方向の軸を中心とした回転角度)により、所望の量のベビーフード用濃縮液またはコーヒー粉をスクリューコンベアのハウジングの出口から送り出すことができ、その結果、スクリューコンベアのハウジングから出ることができる。これにより、ベビーフードを調製するためのベビーフード濃縮物またはコーヒー粉の正確な投与が可能になる。
【0329】
好ましくは、入口の開口部は本質的に楕円形で、長手方向に伸びている。しかし、他の形状の入口開口部も考えられる。入口開口部は、スクリューコンベアの長手方向に約20mm~60mm(例えば、約47mm)の長さ、および/またはスクリューコンベアの長手方向に約10mm~40mm(例えば、約29mm)の長さを有し、特にスクリューコンベアの長手方向に垂直に見た場合、約10mm~40mmの長さを有している。好ましくは、出口の開口部は本質的に長方形であり、長手方向の軸の方向に延びている。しかし、他の形状の出口開口部も考えられる。出口開口部は、スクリューコンベアの長手方向に約20mm~50mm(例えば約30mm)の長さ、および/または長手方向に約5mm~20mm(例えば約10mm)の長さを有しており、特にスクリューコンベアの長手方向に垂直に見た場合の長さは約5mm~20mmである。入口および出口の開口部のこれらの寸法は、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉をスクリューコンベアのハウジング内に特に良好に導入および実行することを可能にする。
【0330】
好ましくは、スクリューコンベアのハウジングは、スクリューコンベアの長手方向の軸に沿って第1の端部と反対側の第2の端部との間に延びており、出口は第1の端部に隣接または近接して配置され、入口は第2の端部に隣接または近接して配置されている。
【0331】
入口と出口は、長手方向に互いに離れて配置されていることが好ましい。入口をスクリューコンベアハウジングの第2の端部に隣接または近接して配置し、出口をスクリューコンベアハウジングの第1の端部に隣接または近接して配置することにより、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉は、螺旋状に巻かれた1つまたは複数のフライトの入口の開口部からスクリューコンベアハウジングの内部に入った後、スクリューコンベアの回転によって取り込まれ、スクリューコンベアハウジングの第2の端部まで搬送され、出口の開口部から再び出ることができる。このようにして、1回転あたり、所定量または予見可能な量のベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉を搬送することができるので、回転数(または長手方向軸線の周りの回転角度)に基づいて投与量を設定(または制御、調節)することができる。
【0332】
スクリューコンベアハウジングの第1の端は、好ましくは開放されるように設計され、スクリューコンベアハウジングの第2の端は、好ましくは閉鎖されるように設計される。したがって、スクリューコンベアは、第1の端部を通してスクリューコンベアハウジングに完全に挿入することができる。第2の端部から離れて延びる挿入要素または除去要素を、第2の端部に設けることができる。挿入要素または除去要素は、ほぼ親指の大きさの表面を構成するタブとして設計することができる。特に、挿入要素または除去要素は、約3~4cmの長さ、および/または、約2~3cmの幅を有することができる。反対側の面には、挿入要素または除去要素は、触覚的な波形構造を含むことができる。好ましくは、この波形構造は、柔らかいゴム製の材料で作られている。しかし、挿入要素または除去要素と同じ材料で作ることもできる。
【0333】
投与装置は、挿入要素を用いて、投与装置のレセプタクルに目標とする方法で保持および/または導入することができる。さらに、特に第1の容器が空になって交換しなければならない場合には、投与装置を挿入部から簡単に取り外すこともできる。
【0334】
好ましくは、入口は、少なくとも部分的に入口開口部を取り囲み、スクリューコンベアハウジングから離れて(好ましくは実質的に半径方向に)延びる周壁を有するフランジからなり、投与装置を第1の容器に接続するための、および/または投与装置を投与装置受入領域に導入するためのフランジが設計されている。
【0335】
スクリューコンベアハウジングの入口の周壁は、第1の容器、特に第1の容器の出口と係合することができるように設計されている。これにより、ベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉末を、特に第1の容器からスクリューコンベアハウジングに確実に導入することができる。周壁は、スクリューコンベアハウジングと一体的に製造することができ、また、スクリューコンベアハウジングに接続可能な鋳造部品または射出成形部品として製造することができる。
【0336】
周壁は、スクリューコンベアハウジングの入口開口部の縁から、本質的に0°または180°とは異なる角度で、特に横方向に延びることができる。したがって、周壁は、入口開口部と同様に、本質的に楕円形であり、スクリューコンベアの長手方向の軸と同じ方向に延びることができる。しかし、周壁には他の形状も考えられます。特に、周壁は、入口開口部と本質的に同じ形状を有する。周壁は、約100mm~130mm(例えば、約122mm)の範囲の円周を有することができる。また、周壁は、第1の周壁中心長手方向軸に沿って延在することができ、この長手方向軸は、約30mm~60mm(例えば、約47mm)の範囲の長さを有することができる。さらに、周辺壁は、第1の周辺壁中央長手方向軸に対して垂直に配向された第2の周辺壁中央長手方向軸に沿って延在することができ、/また、約20mmから40mm(例えば、約29mm)の範囲の長さを有することができる。他の長さも可能である。第1の周壁部長手方向軸の長さは、第2の周壁部中央長手方向軸の長さよりも大きいことが好ましい。上述した第1および第2の周壁部長手方向軸の長さは、ベビーフード濃縮物またはコーヒー粉をスクリューコンベアハウジングに導入するため、および/または投与装置を第1の容器に接続するために特に好ましい。
【0337】
好ましくは、周壁は、第1の接触面と対向する第2の接触面からなり、第1の接触面と第2の接触面は互いに平行に配置されている。
【0338】
第1および第2の接触面は、第2の周壁の中央長手方向軸の反対側に配置することができる。これらの接触面により、投与装置の投与装置受取領域への導入を特に簡単に行うことができる。特に、投与装置受取領域への導入時に、接触面は、第1の受取領域の横方向のガイド要素に沿ってスライドすることができ、投与装置受取領域に受け入れられた後に、横方向のガイド要素に対して静止することができる。第1の接触面および第2の接触面は、本質的に放物線状の断面積を有することができる。2つの接触面および横方向のガイド要素の設計、ならびに第1の容器が第1の受容領域に挿入されるときのそれらの相互作用により、第1の容器は、第1の受容領域によって正しい位置で受容されることができ、その結果、正しい用量で出てくるベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉が、投与装置の出口に導かれることができる。
【0339】
好ましくは、スクリューコンベアの駆動端から長手方向にカップリング装置が延びており、このカップリング装置は、作動装置および/または駆動装置とカップリングする形で相互作用、特に介入するように設計されている。
【0340】
カップリング装置は、本質的に円筒形の空洞および/またはレセプタクルとして設計することができ、投与装置が投与装置受容領域に導入されて受容された後、投与装置受容領域のカップリング要素が同時に(好ましくは本質的に円筒形の)空洞に受容されることができる。円筒形の)空洞の内壁は、好ましくは、カップリング要素の外壁の外面形状と係合することができる内面形状を有する。例えば、カップリングエレメントの外側プロファイルは、円筒形キャビティの内側プロファイルの少なくとも1つの材料の凹部と係合または相互作用することができる少なくとも1つの材料の隆起を有することができる。カップリング要素は、駆動軸として設計することができ、カップリング要素を円筒状空洞に導入することで、投与装置を駆動することができ、その結果、スクリューコンベアを回転させることができるようになる。好ましくは、回転速度の伝達比は調整可能または可変である。これにより、スクリューコンベアのハウジングを介して搬送されるベビーフード濃縮物の速度を変更することができ、ベビーフード濃縮物の投与量を変更することができる。
【0341】
好ましくは、スクリューコンベアのハウジングは、複数のリブを備えた外壁を有し、リブは、好ましくは、第1の端部と第2の端部との間で少なくとも部分的に軸方向に本質的に延びており、/または、外壁から離れた半径方向に本質的にリブが延びている。
【0342】
リブは、好ましくは、形成された第1端部と第2端部との間の長手方向のリブとして、および/または、外壁を周方向に規則的または対称的な間隔で取り囲んでいる。リブは、各リブがスクリューコンベアハウジングの長手方向の軸に実質的に平行な直線上を走り、かつ/または、スクリューコンベアハウジングの外壁に対して実質的に一定の距離を保つ外縁を有するように、外壁から離れて延びていてもよい。しかし、リブは、好ましくはスクリューコンベアハウジングの第1の端部の近くにある、例えば円錐形の領域を有することもできる。この円錐形の領域では、リブの外縁がスクリューコンベアハウジングの第1の端部に向かって先細りになっている。
【0343】
好ましくは、2つのさらなるリブが、外壁の周方向において出口開口部を制限するか、または反対側にある。言い換えれば、2つのリブは、出口開口部に隣接または近接して配置され、出口開口部の縁から離れて延びている。好ましくは、外壁の軸方向の反対側で出口開口部を制限する2つのさらなるリブが設けられる。これらのリブは,外周方向の反対側で出口開口部を画定する2つのリブの間を通り,出口開口部に隣接または近接して配置され,出口開口部の縁から離れるように延びている。このように、排出口は四方をリブで囲まれている。
【0344】
出口、特に出口の開口部に設けられたリブは、有利なことに、逃げ出したベビーフード用濃縮液またはコーヒー粉が、ベビーフード用濃縮液またはコーヒー粉を調製するための装置のハウジングと接触するのを防ぐ。粉体が装置のハウジングに接触しないという事実により、ハウジングは各使用後に洗浄する必要がなく、すぐに再使用することができる。さらに、ハウジングに付着した粉が汚染されたり、ベビーフードやコーヒーの調製に使用できなくなったりするのを防ぐことができる。しかし、リブは、特に投与装置が第1の受容領域の投与装置受容領域に挿入されていない場合には、投与装置のベースとしても機能することができる。これにより、第1の容器を定量供給装置に簡単に接続することができ、その後、第1の容器にベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉末を簡単に充填することができる。
【0345】
好ましくは、第1の受け渡しエリアは、後壁と、0°または180°と異なる角度、特に後壁に対して本質的に横方向に配向する、間隔を空けて配置された2つの側壁と、0°または180°と異なる角度、特に側壁に対して本質的に横方向に配向する上側および制限と、後壁に対向する開放された前側とを有し、第1の受け渡しエリアが側壁および/または上側および下側の制限の間に形成されるようになっている。第1の受入れエリアは、好ましくは、第1の容器を受入れるための容器受入れエリアを有し、容器受入れエリアは、好ましくは、投与装置受入れエリアの上方に配置される。
したがって、容器受取領域は、上部制限に隣接することができ、/または投与装置受取領域は、下部制限に隣接することができる。開放された前面を介して、第1の容器を投与装置とともに、後壁に対して実質的に垂直な動きで第1の受容領域に導入することができ、第1の容器が容器受容領域に受容され、投与装置が投与装置受容領域に受容されるようになる。好ましくは、第1の容器は、第1の受容領域に挿入されたときに、下部制限に対して投与装置の上または上方に配置され、かつ/または、投与装置よりも下部制限からさらに間隔を空けて配置されるように、投与装置に接続される。これにより、例えば重力によって、粉末を第1の容器から投与装置に誘導することができる。
【0346】
好ましくは、第1のガイド要素と第2のガイド要素が、容器受け渡しエリアと投与装置受け渡しエリアの間に配置され、ガイド要素は、基本的に開放された前面から後壁に向かって延びており、/または、ガイド要素が側壁から離れて延びている。
【0347】
ガイド要素は、前壁から後壁まで実質的に連続している。これにより、相互に接続された状態の第1の容器と投与装置を第1の受容領域に特に簡単に導入することができ、第1の容器はガイド要素の上に配置され、かつ/または受容され、投与装置はガイド要素の下に配置され、かつ受容される。第1の容器および投与装置を正しく挿入するために、周壁をガイド要素の間に挿入して、第1および第2の支持面がガイド要素に沿って本質的にスライドするようにすることができる。言い換えれば、投与デバイスが投与デバイスレセプタクルに完全に受け入れられるまで、第1の支持面は第1のガイド要素に沿ってスライドし、第2の支持面は第2のガイド要素に沿ってスライドする。第1の受容部の投与装置受容領域に挿入された状態では、投与装置の周壁の横方向の接触面は、その後、2つのガイド要素上に静止する。これにより、第1の容器および/または投与装置を特に簡単な方法で受け取ることができ、第1の受取領域に安定した方法で配置することができる。
【0348】
好ましくは、ガイド要素は、基本的に、上側の制限および/または下側の制限に平行な平面内に整列しており、ガイド要素は、好ましくは、容器受容領域に向かって平面の外側で前に向かって傾斜している。
【0349】
その結果、ガイド要素はそれぞれ、開放された前面に隣接または近接した挿入ベベルを構成し、投与装置の正しい挿入を助けることができる。特に、導入時には、スクリューコンベアハウジングの外壁に配置された2つのリブが、ガイド要素の下面に沿って本質的にスライドすることができ、一方で、2つの横方向のアバットメント面は、前述のようにガイド要素の間をスライドする。第1の受取領域の投与装置受取領域に挿入された状態では、投与装置の周壁の横方向の接触面と2つのリブとが、2つのガイド要素上に静止する。特に、接触面は、側壁から離れて延びるガイド要素の端部に対して静止することができ、2つのリブは、下側の制限に向かっている2つのガイド要素の下側に対して静止することができる。
【0350】
スクリューコンベアまたはスクリューコンベアのハウジングを投薬器の受入れエリアに挿入すると、例えば終了位置に到達すると同時に、オーガーが所定の位置にカチッと収まる。これにより、ユーザーはスクリューコンベアが正しく設置されたこと、または(円筒状の)キャビティがカップリングエレメントやドライブシャフトに正しく接続されたことを知ることができる。リードインベベルは、最初のコンテナを正しい位置に持ってくるのに役立ち、また、スクリューコンベアのクリックインを簡素化することができる。
【0351】
好ましくは、下部制限は、開放された前側から後壁まで延びるスクリューコンベアハウジングのためのレセプタクルを有する。
【0352】
スクリューコンベアハウジング用のレセプタクルは、2つの側壁に実質的に平行に配向されたレセプタクルの長手方向軸の周りに、2つの側壁の間に延びることができる。レセプタクルの長手方向軸線上で、特に背面壁に隣接または近接して、レセプタクル出口開口部を配置することができ、この開口部は、スクリューコンベアハウジングの出口開口部と実質的に同じ形状および同じ寸法で形成されている。レセプタクルは、レセプタクルの長手方向の軸に横切る断面が、本質的に凹状である。言い換えれば、レセプタクルは、下部制限に実質的に凹んだ部分として埋め込まれている。したがって、下部制限は、側壁の第1に隣接または近接する第1の水平面部と、側壁の第2に隣接または近接する第2の水平面部とを有する表面を有することができ、第1および第2の面部の間に実質的に凹んだ面部としてのレセプタクルが配置される。
【0353】
スクリューコンベアハウジングのためのレセプタクルは、投与装置を投与装置レセプタクルの中で特に確実かつしっかりと保持することを可能にする。投与装置を挿入して受け取った後、スクリューコンベアハウジングは、リブのうちの2つが第1および第2の水平面部にしっかりと載るようにして、コンベアハウジング用のレセプタクルにしっかりと載る。同時に、スクリューコンベアハウジングの出口開口部は、受け入れ出口開口部の上方または隣接または近接して配置される。したがって、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉は、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉がハウジングと接触することなく、スクリューコンベアハウジングからスクリューコンベアハウジングの出口開口部および投与装置のレセプタクルの受け入れ出口開口部を介して搬送され、調製装置に供給されることができる。
【0354】
好ましくは、駆動軸は後壁にまたは後壁上に形成され、駆動軸とレセプタクルは、下側の限界に対して横方向の平面内に延びている。
【0355】
カップリング要素または駆動軸は、好ましくは後壁にまたは後壁上に配置される。レセプタクルの長手方向に対して横向きの平面で見た、下部制限とカップリング要素または駆動軸との間の距離は、スクリューコンベアの長手方向に対して横向きの平面で見た、第1の円筒形キャビティとスクリューコンベアの周壁との間の距離に対応することができる。前述したように、投与装置をスクリューコンベアハウジングのレセプタクルに挿入することにより、カップリングエレメントまたは駆動軸は、スクリューコンベアハウジングの(円筒形の)空洞に自動的に係合することができる。それゆえ、スクリューコンベアを駆動することができる。
【0356】
好ましくは、容器受け部の1つ以上の側壁は、1つ以上の側壁から延びる複数のリブを含んでいる。
【0357】
複数のリブは、好ましくは、上側および/または下側の制限に実質的に平行に延びる。好ましくは、複数のリブは、開放された前面から後壁まで実質的に延びている。しかしながら、リブが上側または下側の制限に対して横方向に配置されていること、および/または、リブが前部から後部の壁まで連続して延びていないことも考えられる。
【0358】
複数のリブは、2つの側壁に対になって配置されているのが好ましい。言い換えれば、2つのリブはそれぞれ、側壁に対して横方向の平面、および/または、上部または下部の制限に対して平行に延びている。このようにして、多数の対のリブを容器受容領域の側壁に、好ましくはガイド要素と上側制限部との間に配置することができる。好ましくは、一対のリブのリブは、それぞれ約40mmから50mmの間で互いに間隔を空けており、より好ましくは、一対のリブのリブは、それぞれ約50mmの間隔を空けている。また、一対のリブのすべてが互いに同じ距離を有するのではなく、互いに異なる距離、好ましくは約40mmから50mmの間の距離を有することも考えられる。
【0359】
このリブにより、第1の受け皿に受け取られた第1の容器を最適に配置することができ、ベビーフードの濃縮物やコーヒー粉を第1の容器の出口からスクリューコンベアハウジングの入口開口部に誘導したり、投薬したりすることができるようになっている。同時に、ベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉末が第1の容器に残ってしまい、ベビーフードやコーヒーの調製に使用できなくなることを防ぐことができる。このように、リブによって、形状の異なる複数の第1の容器を容易かつ確実に受け止めることができ、それによって、粉体が排出口に向かって移動できるように、ある所望の形状にすることができる。これにより、第1の容器は、特に直立した状態で、崩れないように保持される。
【0360】
好ましくは、ベビーフードの濃縮物またはコーヒーの粉末を受け入れて投薬するための容器が提供され、この容器は、ベビーフードの濃縮物またはコーヒーの粉末を受け入れるための内部を有するハウジングと、内部と流体連通する出口とを備え、この出口は投薬装置の入口に接続することができ、投薬装置は出口を有し、投薬装置を作動させることにより、ベビーフードの濃縮物またはコーヒーの粉末の投薬量が出口から吐出される。好ましくは、容器は、ベビーフードやコーヒーを準備する装置に導入され、少なくとも部分的にはその装置に受け入れられるように設計されている。投与装置は、容器に接続されているか、または接続することができ、容器および/または投与装置は、交換可能であり、使い捨て可能な物品として設計されている。
【0361】
好ましくは、濃縮ベビーフードまたはコーヒーパウダーを受けて投与するための容器は、濃縮ベビーフードまたはコーヒーパウダーがあらかじめ充填された状態で提供される。容器は、濃縮ベビーフードまたはコーヒーパウダーが充填された状態で既製品として供給することができる。すなわち、容器は工場で濃縮ベビーフードまたはコーヒーパウダーを充填することができるので、容器は濃縮ベビーフードまたはコーヒーパウダーが充填された状態で消費者に既に引き渡されることになる。
【0362】
この容器は、第1の容器として、先に説明したベビーフードまたはコーヒーを準備するための装置の第1の受容領域に導入され、そこに少なくとも部分的に受容されるように設計することができる。したがって、第1の容器および/または投与装置に関連して説明された、以前に説明された装置のすべての特徴は、ベビーフードの濃縮物またはコーヒーの粉末を受け入れて投与するための、以下に説明される容器(以下、第1の容器と称する)にも適用される。
【0363】
第1の容器は、第1の容器が接続可能な投与装置を有しており、第1の容器と投与装置を用いて適量のベビーフード濃縮物またはコーヒー粉末を吐出し、従って投与することができるように接続することができる。しかし、第1の容器と投与装置が2つの別々の要素であることも考えられる。第1の容器は、出口開口部を有する出口を有しているので、第1の容器に受け取られたベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉末は、第1の容器から出ることができ、また、第1の容器から吐出することができる。出口は投与装置の入口に接続することができるので、第1の容器から出てくるベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉は、投与装置の入口から導入することができる。投与装置を作動させることにより、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉は、次に、投与装置の第2の出口から出て、ベビーフードまたはコーヒーを準備するための所定のまたは予め定められた投与量で使用することができる。
【0364】
このように、説明した第1の容器では、投与装置を用いてベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉末を正しく投与することができる。投与装置は、作動装置および/または駆動装置によって駆動することができる。しかし、投与装置を手動で駆動することも可能である。第2の容器からの流体は、第1の容器からのベビーフード濃縮物またはコーヒー粉末と混合され、正しい混合比率で、容器、特にベビーボトルまたはコーヒーカップに導入されることができる。これにより、離乳食やコーヒーを正確かつ簡単な方法で準備することができる。
【0365】
さらに、第1の容器は、第1の容器と投与装置を使用して正しい量のベビーフード濃縮物またはコーヒー粉末を分配して投与することができるように、第1の容器を接続することができ、そのために接続される投与装置を有することができる。この目的のために、投与装置に接続された第1の容器は、ベビーフードまたはコーヒーを準備するために前述したように、第1の受取領域、特に装置の容器受取領域および投与装置受取領域に挿入して受け取ることもできる。しかし、第1の容器と投与装置が2つの別個の要素であり、それぞれが個別に第1の受容領域、特に容器受容領域と投与装置受容領域に挿入され、互いに別個に受け取られることも考えられる。
【0366】
このようにして、投与装置を用いて、第1の容器からのベビーフード濃縮物またはコーヒー粉末の正しい投与を行うことができる。投与装置は、作動装置および/または駆動装置によって、例えば、前述のように装置内に配置された投与装置受容領域で駆動される。しかし、投与装置を手動で駆動することも可能である。濃縮ベビーフードまたはコーヒーパウダーは、例えば第2の容器から供給される流体と共に第1の容器から調製装置に供給され、濃縮ベビーフードまたはコーヒーパウダーと流体とが容器内、特に哺乳瓶内またはコーヒーカップ内で正しい混合比になるように混合されることができる。これにより、ベビーフードやコーヒーを正確かつ簡単な方法で準備することができます。
好ましくは、投与装置は、スクリューコンベアとスクリューコンベアハウジングからなり、スクリューコンベアは、好ましくはその全長において、スクリューコンベアハウジングに挿入可能かつ回転可能であり、スクリューコンベアとスクリューコンベアハウジングは、共通のスクリューコンベア長手方向軸の周りに延びており、スクリューコンベアハウジング内またはスクリューコンベアハウジング上に投与装置の入口が配置されている。
【0367】
このように、投薬装置の構成により、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉を第1の容器から投薬装置に案内し、スクリューコンベアの長手方向軸に沿ってスクリューコンベアハウジング内のスクリューコンベアによって搬送することができる。スクリューコンベアを1回転させるごとに、一定量の粉体を搬送することができるので、ベビーフードの濃縮液やコーヒー粉の投与量を回転数で決定することができる。これにより、濃縮ベビーフードやコーヒーパウダーの投与を正確かつ簡単に行うことができる。この投与は、例えば調整装置や制御装置によって自動的に行われる場合と、オペレータが手動で行う場合の両方がある。
【0368】
第1の容器は、スクリューコンベアとスクリューコンベアハウジングからなる投与装置に接続することができる。スクリューコンベアおよびスクリューコンベアハウジングは、離乳食またはコーヒーを準備するための装置の文脈で先に説明したすべての特徴を有することができるので、投与装置は、先に説明したように、装置の第1の受取領域または投与装置受取領域に収容されることができる。
【0369】
投与装置がプレートで構成されていることも考えられますが、このプレートは好ましくはスタンディングプレートとして設計され、スクリューコンベアのハウジング上に配置される。
【0370】
このスタンドプレートは、特に、ベビーフードやコーヒーを準備するための装置の外側に、ベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉末を入れるための第1の容器が配置されている場合に、第1の容器をより適切に配置するため、および/または、第1の容器が倒れるのを防ぐために使用される。プレートは、スクリューコンベアハウジングにしっかりと接続することができ、また、プレートをスクリューコンベアハウジングに接続することもできる。したがって、ベビーフードまたはコーヒー粉がピックアップされた後、プレートはスクリューコンベアハウジングから取り外され、第1の容器および/または投与装置が、ベビーフードまたはコーヒーを準備するための装置の第1のレセプタクルによってピックアップされることができる。また、スクリューコンベアハウジングがケーシングを有し、このケーシングがスタンドプレートとして機能する少なくとも1つの平らな面を有することも考えられる。これにより、第1の容器をより良い位置に配置することができ、転倒から保護することができる。好ましくは、第1の容器の出口は、スクリューコンベアハウジングの入口にしっかりと接続されており、特にねじ止めおよび/または接着されている。
【0371】
第1の容器をスクリュー・コンベア・ハウジングに接続することで、ベビー・フード・コンセントレートやコーヒー・パウダーを第1の容器からスクリュー・コンベア・ハウジングに導入したり、正しい量を再びそこから吐出したりすることができる。第1の容器の出口は、スクリューコンベアハウジングの入口にしっかりと接続することができる(例えば、接着する)。この目的のために、例えば、第1の容器の出口は、スクリューコンベアハウジング上に配置されたフランジの周壁と同様の周壁を有することができる。特に、容器の出口の周壁は、フランジの周壁の周長よりもわずかに大きく、またはわずかに小さくなっているが、フランジの周壁の断面形状に対応する断面形状を有することができる。このようにして、周壁を重ね合わせ、または互いにしっかりと接続することができる(例えば、接着および/または溶接)。
【0372】
しかし、スクリューコンベアハウジング内の入口を有する第1の容器の出口がねじ止めされていることも考えられる。したがって、スクリューコンベアハウジング上のフランジの周壁は、第1の駆動プロファイルを構成することができ、容器の出口の周壁は、第2の駆動プロファイルを構成することができる。第1の容器と投与装置とは、好ましくは、2つの駆動プロファイルを介して、形態的に適合しかつ回転的に固定された方法で互いに接続することができる。例えば、スクリューコンベアハウジング上のフランジの周壁の外側輪郭は、駆動プロファイルを有することができ、容器出口の周壁の内側輪郭は、周壁が特に回転不能な態様で互いに接続できるように、対応する駆動プロファイルを有することができる。第1の容器と投与装置との間の接続を可能にする任意の構造が、駆動プロファイルとして機能することができる。駆動プロファイルは、それに応じて、多角形、星形、スロット形などとすることができる。
【0373】
好ましくは、スクリューコンベアのハウジングは、第1のコンテナに統合されている。
【0374】
スクリューコンベアハウジングを第1の容器に組み込むことにより、第1の容器とスクリューコンベアハウジングとを一体的に接続することができ、特に第1の容器と投与装置とを強固にかつ着脱不能に接続することができる。特に、容器出口の周壁とスクリューコンベアハウジングのフランジの周壁とが互いに一体的に形成されていることが考えられる。
【0375】
好ましくは、第1の容器は、少なくとも部分的に先細りの部分を有し、先細りの部分における第1の容器の周縁部は、好ましくは、出口に向かって本質的に円錐形に減少する。
【0376】
第1の容器は、第1の容器と接続された状態のスクリューコンベアハウジングの長手方向のコンベアスクリュー軸を通る平面で見たときの断面を有することができ、先細りの部分は、第1の側縁と第2の側縁によって横方向に制限されるようになる。第1の容器と接続された状態」とは、投与装置またはスクリューコンベアハウジングが、スクリューコンベアと第1の容器とに接続されていることを意味する。第1の側縁は、(接続状態で見て)コンベアのスクリューコンベアハウジングの長手方向の軸に対して、本質的に横方向に、好ましくは90°未満の角度で、特に好ましくは約45°の角度で走ることができる。第2の側縁は、スクリューコンベアハウジングの長手方向のコンベアスクリュー軸に対して、本質的に横方向に、好ましくは約90°より小さい角度で、特に好ましくは約45°の角度で走ることができる。また、両方の側縁が、スクリューコンベアハウジングの長手方向のコンベアスクリュー軸に対して、基本的に横方向に、好ましくは約90°よりも小さい角度で、特に好ましくは約45°の角度で、走ることも考えられる。接続状態のスクリューコンベアハウジングの長手方向の軸に対する側縁のこのような配置により、ベビーフード濃縮物またはコーヒー粉を第1の容器から特に容易に空けることができる。
【0377】
好ましくは、第2の側縁は、第1の側縁と約45°の角度を形成する。この構成により、先細り部における第1の容器の周長は、排出口に向かって徐々に小さくなる。これにより、第1の容器に入っているベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉末を出口から空け、その後、スクリューコンベアハウジングの入口に導入する作業を特に効率的に行うことができる。
【0378】
第1の容器は、好ましくは、少なくとも部分的に第1の実質的に対称なセクションを有し、第1の容器の円周は、第1の実質的に対称なセクション内で同じままであり、好ましくは、第1の実質的に対称なセクションは、先細りセクションよりも出口から離れている。
【0379】
第1の容器は、第1の容器に接続されたときに、スクリューコンベアハウジングの長手方向軸を通る平面上の断面を有することができ、第1の実質的に対称なセクションは、第1の側縁および第2の側縁によって横方向に区切られ、これらの側縁は、互いに実質的に平行に整列し、したがって、スクリューコンベアハウジングの長手方向軸に対して実質的に横方向に、好ましくは約90°の角度で走る(接続状態で見た場合)。第1の実質的に対称的なセクションの第1の側縁は、テーパーセクションの第1の側縁と一平面上を走ることができ、/または、第1の実質的に対称的なセクションの第2の側縁は、テーパーセクションの第2の側縁に対して横向きになることができる。しかし、第1の実質的に対称なセクションの第2の側縁が先細りセクションの第2の側縁と同一平面上を走り、対称セクションの代わりにさらなる先細りセクションが形成されるようにすることも考えられる。
【0380】
好ましくは、対称部の第1側縁と第2側縁の間の距離は最大で約140mm、/または2つの側縁の長さは最大で約155mmである。また、第1の側縁の長さが第2の側縁の長さよりも長いことも考えられます。したがって、第1の側縁の長さは最大で約155mm、/または、第2の側縁の長さは最大で約125mmとすることができる。
【0381】
本実施形態では、第1の容器で受け取ったベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉を出口から空にし、その後、スクリューコンベアハウジングの入口に導入する作業を特に効率的に行うことができる。同時に、対称形のセクションは、第1の容器内のベビーフード濃縮物またはコーヒー粉を受け入れるための入口の代替構成を可能にする。
【0382】
好ましくは、第1の容器は、排出口に隣接または近接する本質的に対称な第2の部分を有し、第1の容器の円周は、第2の本質的に対称な部分内で同じままであり、排出口の周縁部および/または排出口の開口部に本質的に対応している。
【0383】
第1の容器は、第1の容器に接続されたときに、スクリューコンベアハウジングの長手方向のコンベアスクリュー軸を通る平面上の断面を有することができ、第2の本質的に対称なセクションは、互いに本質的に平行に配置され、したがって、スクリューコンベアハウジングの長手方向のコンベアスクリュー軸に対して本質的に横方向に、好ましくは約90°の角度で走る第1の側縁および第2の側縁によって横方向に区切られる(接続状態で見た場合)。第2の本質的に対称な部分の第1の側縁は、テーパー部の第1の側縁と、第1の本質的に対称な部分の第1の側縁と、1つの平面内を走ることができ、/または、第2の本質的に対称な部分の第2の側縁は、テーパー部の第2の側縁と横方向に、第1の本質的に対称な部分の第2の側縁と整列して平行になることができる。
【0384】
好ましくは、第2対称部の第1側縁と第2側縁の間の距離は、約20mmから60mm(例えば約50mm)の範囲であり、/または2つの側縁の長さは、それぞれ約10mmから110mm(例えばそれぞれ約15mmまたは90mm)の範囲である。
好ましくは、第2の本質的に対称な部分が出口に接続されているので、出口の直径または出口の開口部の通路は、好ましくは第2の対称な部分の第1および第2の側縁の間の距離に対応している。
【0385】
本実施形態では、第1の容器で受け取ったベビーフードの濃縮物やコーヒーパウダーを出口から空にし、その後、スクリューコンベアハウジングの入口に導入する作業を特に効率的に行うことができる。
【0386】
しかし、第1の容器が、先細りの部分の代わりに、さらに本質的に対称な部分を有することも考えられる。この場合、3つのセクションの第1の側縁は1つの平面内を走り、第2の側縁は1つの平面内を走り、2つの平面は互いに本質的に平行に配向することができる。
【0387】
好ましくは、第1の容器は入口開口部を有し、入口開口部は好ましくは出口と本質的に対向して配置され、/または出口には出口開口部が設けられている。
【0388】
好ましくは、入口開口部は、第1の実質的に対称なコンベヤースクリューセクションに配置することができる。より好ましくは、入口開口部は、第1の実質的に対称的なセクションの第1および第2の側縁の間を走る側縁に隣接して、またはその近くに配置することができる。好ましくは、入口開口部は、第1容器の第2自由端の反対側に位置する第1容器の第1自由端に配置され、出口および出口開口部は、第2自由端に配置される。先細り部は、入口または入口開口部と、出口または出口開口部との間に配置することができる。
【0389】
ベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉末は、入口の開口部を通して第1の容器に受け入れることができる。入口開口部を出口と反対側に配置することで、ベビーフードの濃縮物やコーヒー粉を出口および出口開口部の方向に誘導して、第1の容器から投与装置に送り出すことができる。これにより、濃縮ベビーフードまたはコーヒーパウダーの正しい投与が可能になる。入口開口部は、好ましくは、閉鎖要素によって、より好ましくは、ファスナーまたはジッパーによって閉じることができる。
【0390】
しかし、第1の容器が入口開口部を持たず、投与装置に一体的にまたは強固に接続されていることも考えられる。第1の容器と投与装置は、ユニットとして互いに一体的に接続され、ベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉末を充填することができる。
【0391】
好ましくは、入口開口部は、第1の実質的に対称的なセクションの第1および第2の側縁の間の第1の自由端に隣接または近接して延びている。好ましくは、入口開口部は、閉鎖要素で閉じることができる。したがって、第1の容器は、有利には再利用可能であり、/ベビーフードを完全に空にした後に再充填することができ、あるいは、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉を移した後に第1の容器を再び閉じることができる。しかし、濃縮ベビーフードまたはコーヒー粉を取り込んだ後に入口または入口開口部が溶接されるので、第1の容器が再利用可能でなく、閉鎖要素を持たないことも考えられる。また、第1の容器が入口または入口開口部を有していないが、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉が最初に出口または出口開口部を介して第1の容器に受け入れられ、その後、出口が投与装置に接続されることも考えられる。特に、濃縮ベビーフードまたはコーヒー粉が取り込まれた後、出口は、接続要素、例えば、接着ストリップまたはクリップの形態の接着要素によって、投与装置の入口に接続することができる。この場合、濃縮ベビーフードまたはコーヒー粉を第1の容器に受け入れるためと、濃縮ベビーフードまたはコーヒー粉を第1の容器から取り出すために、1つの同じ開口部が使用される。
【0392】
このように、ベビーフードの濃縮物を入れた第1の容器は、投与装置に接続して既に供給することができ、使い捨てまたは1回使用の物品として設計されている。また、第1の容器に接続可能な投与装置が、再使用可能な物品として設計されていることも考えられる。特に、投与装置と第1の容器が互いに一体的に形成されているか、または互いに接着またはねじ止めされている場合、投与装置は、単回使用または使い捨ての物品として設計することができる。
【0393】
閉鎖要素は、開閉が容易なジッパーとして設計することができる。しかし、ジッパーの代わりに、またはジッパーに加えて、第1コンテナの第1自由端にレールを配置することも考えられる。このレールにより、第1容器は第1受取部の上部領域に接続することができる。また、1つ以上のマグネットホルダー、1つ以上のベルクロファスナー、1つ以上のボタン、および/または1つ以上の粘着ストリップなど、第1コンテナを受け部の上部領域に接続することができる他のタイプの留め具も考えられる。また、第1の容器が第1のねじ要素を有し、第1の受け部の上部領域が第2のねじ要素を有し、これらのねじ要素によって第1の容器が受け部の上部領域に接続されることも考えられる。
【0394】
タブは、クロージャエレメントに隣接または近接して配置することができる。タブは、内部開口部を有することができる。内部開口部は、第1の容器をある場所から別の場所へ簡略化された方法で運搬または保持できるように、ハンドルとして設計することができる。しかし、内部開口部は、例えば、フックで引っ掛けたり、吊り下げたりする役割も果たすことができ、これにより、特に第1の容器を充填する際に、さらなる安定性が確保される。好ましくは、閉鎖要素、好ましくはジッパーは、ベビーフードまたはコーヒーを準備するための装置の第1の受容領域の溝に挿入されるように設計される。
【0395】
クロージャエレメントまたはジッパーは、溝に(少なくとも部分的に)挿入されるように設計することができる。クロージャエレメントまたはジッパーは、好ましくは、第1の受容領域に配置された溝に挿入されるように設計されており、特に、下部制限の方を向いている上部制限の内側に配置されている。溝は、投与装置受容領域の駆動軸と実質的に同じ平面にあることができ、装置に挿入されたときにフィードスクリューコンベアハウジングのフィードスクリュー長手方向軸がどのように走るかを示す。溝は、好ましくは、少なくとも部分的に上部制限で延びる。より好ましくは、溝は、開放された前側に隣接する領域またはその近傍から、後壁に隣接する領域またはその近傍まで延びている。これにより、第1の容器および/または投与装置を、離乳食の準備のための装置の第1の受容領域に容易に挿入することができ、投与装置は、下部制限において受容装置によって受容され、投与装置の円筒形の空洞は、駆動装置の駆動軸と係合することができる。同時に、閉鎖要素またはジッパーを溝に挿入することができ、これにより、横方向のリブに加えて、第1の容器の追加の保持が可能となる。
第1の容器は、さまざまな材料から作ることができ、例えば、ベビーフードの濃縮物やコーヒーパウダーなどの粉体を保持するために、紙、プラスチック、その他の柔軟な材料で構成することができます。さらに、第1の容器は、パウチまたはバッグとして構成することができる。しかし、第1の容器が柔軟性のない材料で構成され、そのために寸法が安定していることも考えられ、例えば、アルミニウムなどの金属やプラスチックで構成されることも可能である。例えば、第1の容器は、テトラパックのような段ボール箱として設計することも可能である。特に、第1の容器が非可撓性材料で構成されている場合、第2の受け皿は、閉じた側壁および側壁から離れて延びる複数のリブの代わりに、受け皿の長手方向軸の反対側に配置された2つの開いた側面を有することができる。
【0396】
第1の容器は、約1.5dm3の容量を持つことができる。この容量により、最大500gのベビーフード用濃縮液またはコーヒーパウダーを摂取することができ、500gのベビーフード用濃縮液またはコーヒーパウダーは、1.1dm3の容量に対応する。このように、1.5dm3の容量は、濃縮ベビーフードやコーヒー粉の充填や移送を容易にする。しかし、第1の容器が約1.5dm3から逸脱した容量を持つことも考えられ、第1の容器を大きくしたり小さくしたりすることが可能である。
以下に、第2の受け皿と第2の容器について詳細に説明する。
【0397】
好ましくは、第2受入れエリアは、後壁と、互いに間隔を空けて配置され、0°または180°とは異なる角度で、特に後壁に対して本質的に横向きに配置された2つの側壁と、0°または180°とは異なる角度で、特に側壁に対して横向きに配置された下部制限と、下部制限に対向するオープントップとを有し、第2容器を受け入れるための第2受入れエリアは、側壁の間に形成されている。
【0398】
第2の受信エリアは、オープントップで構成することができる。言い換えれば、上部は完全に開放されるように設計することができる。これにより、第2の容器を下部制限に対して本質的に垂直な動きで第2の受け皿に導入することができ、第2の容器を第2の受け皿で受け取ることができる。しかし、第2の受入れ領域が、貫通孔または開口部が配置された上部制限を有し、その貫通孔または開口部を介して、第2の容器が下部制限に対して本質的に垂直な動きによって第2の受入れ領域に導入されることも考えられる。
【0399】
第2の受け皿は、後壁とは反対側の前面を有することができ、この前面は、好ましくは、例えば、ガラスまたはプラスチック製の窓要素、または、フラップまたは閉鎖フラップで構成することができる。これにより、第2の容器の充填レベルを前面から容易に確認することができる。しかし、前側が、後壁と同様に、閉じられていて開口部を持たない前壁として設計されることも考えられる。また、第1の受け皿の開放された前面は、好ましくは第2の受け皿の閉鎖フラップに類似した方法で、フラップまたはキャップを用いて閉じることができる。このように、第1の容器が挿入されてピックアップされた後、閉鎖フラップを閉じることによって、第1の受容領域を埃や汚れから保護することができる。
【0400】
好ましくは、少なくとも1つの、第2の受容領域は、好ましくは、流体を投与するためのリフティングシステムを受容するように設計されている。
【0401】
リフティングシステムにより、例えばポンプ機構を用いて流体用の第2の容器に圧力をかけることができ、流体を正しく投与することができる。しかし、回転機構やその他の機構を用いて第2の容器に圧力をかけることも可能であり、これにより、流体を正確に、特に簡単に投与することができる。また、第2の受け皿は、第2の容器に加えて昇降装置も収納できるように設計されている。
【0402】
好ましくは、リフティングシステムは、好ましくは、第2コンテナに接続されているか、または接続可能である。
【0403】
リフティングシステムは、第2コンテナにしっかりと接続することができる。言い換えれば、リフティングシステムを第2の容器に統合し、そのような統合された方法で提供または配信することができる。しかし、リフティングシステムと第2の容器が2つの別個の要素であり、第2の容器から流体を投与できるように、互いに組み合わせたり接続したりすることも考えられる。例えば、リフティングシステムは、第2の容器の開口部(例えば、第2の容器の入口または出口)に接続されるか、または接続可能である。第2の容器と同様に、リフティングシステムは交換可能であり、使い捨てまたは単回使用の物品とすることができる。したがって、リフティングシステムは、好ましくはすでに液体で満たされている第2の容器と一緒に工場から納入することができる。
【0404】
好ましくは、リフティングシステムは、第2の容器の出口に接続されているか、接続可能である。したがって、リフティングシステムを作動させることにより、流体を第2の容器から汲み上げ、正確に投与することができる。リフティングシステムは、コーヒーやベビーフードなどの容器やカップ、またはホースシステムなどの調製装置に接続されているか、接続可能であることが好ましい。このようにして、正確に投与された流体を、容器またはカップ、あるいは準備装置に充填することができる。
【0405】
好ましくは、容器またはカップまたは準備装置は、第2の容器に接続可能なまたは接続されている持ち上げシステムの下の重力方向に配置される。リフティングシステムは、好ましくは、容器またはカップまたは準備装置と第2の容器との間の重力方向に配置される。このように、流体は、第2の容器から重力によって持ち上げシステムの方向に簡単な方法で導かれ、第2の容器から容器またはカップに、または調製装置にポンプで送り出されるので、流体は、容器またはカップ内で特に簡単に、または調製装置に導かれることができる。
【0406】
好ましくは、昇降装置はピストンと回転板を有する。
【0407】
リフティングシステムは、ピストンポンプによって流体を投与することが可能であると考えられる。例えば、リフティングシステムは、モータによって駆動され、ピストンに圧力をかけることができる回転板を備えることができる。ピストンは、回転板によってピストンを偏向または移動させることができるように、第2の容器に接続可能または接続され得る。好ましくは、回転板は、重力方向においてピストンの上方に配置され、回転板がモータによって駆動されて回転運動するようになっている。この回転運動により、ピストンは並進運動をする。したがって、ピストンは、第2の容器の方向に重力方向に下向きに押すことができるので、流体を第2の容器から汲み上げて、正しく投与することができる。このように、ピストンのたわみや動きによって、流体をピストンから簡単に取り除くことができるので、第2の容器をポンプで送り、正しく投与することができる。モータの1回転で、数回の昇降動作が可能である。言い換えれば、モータの1回転は、回転板とピストンの回転運動と並進運動を組み合わせた複数の運動につながる。
【0408】
好ましくは、ターンテーブルは、軸に取り付けられ、その中心点が軸の外側にある偏心体または制御ディスクとして設計される。好ましくは、ピストンは、重力方向において偏心器の下方に配置され、そのシャフト軸の外側、好ましくは重力方向において上方または下方に配置される。このようにして、偏心器の回転運動を、ピストンの並進運動またはピストンのストロークに有利に変換することができる。
【0409】
好ましくは、第2の受け皿は、リフティングシステム受け皿を有する。
【0410】
リフティングシステム受容部は、モータや回転板、ピストンを受容するように設計されています。モータおよび/または回転板および/またはピストンは、リフティングシステム受け部にしっかりと接続されていることが考えられる。これらは、例えば、第2の受け皿の後壁および/またはその側壁に配置することができる。次に、リフティングシステム受け部の回転板および/またはピストンが第2の容器と相互作用することができるように、第2の容器を第2の受け部に導入および挿入することができる。このようにして、回転板およびピストンによって、流体を第2の容器から汲み上げ、正しく投与することができる。また、モータおよび/または回転板および/またはピストンが第2の容器にしっかりと接続されており、第2の容器と一緒に交換できることも考えられる。したがって、モータおよび/または回転板および/またはピストンを、第2の容器と一緒にリフティングシステムの受容領域に挿入して、第2の容器から液体を汲み上げて投薬することができる。
【0411】
好ましくは、リフティングシステムはセンサを備えている。
【0412】
センサは、昇降装置の受け部にしっかりと接続することができる。第2の容器が第2の受入れエリアに導入または挿入されたときに、第2の容器内の流体の充填レベルをセンサによって決定することができる。センサは、後述するアプリケーションソフトウェア、例えばモバイルアプリに接続することができ、流体の充填レベルに基づいて、インターネット上で新しい流体を自動的に注文することができる。
【0413】
好ましくは、第2の容器は投与装置に接続されているか、接続可能であり、または第2の容器は投与装置を備え、投与装置は好ましくはリフティングシステムであり、リフティングシステムは第2の容器の内部から流体を投与するように設計されている。
ベビーフード、特にベビーミルクやベビーフード、またはコーヒーを計量・調製するための装置が、液体を計量するための1つの計量装置のみで構成され、ベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉末を計量するための計量装置がないことも考えられる。ベビーフードを投与および/または準備するための装置の場合、流体は、事前に準備されたベビーミルクである可能性があり、したがって、単なる水ではない。
【0414】
好ましくは、リフティングシステムは、バイオプラスチックまたはバイオプラスチックまたはバイオベースのプラスチックから作られたリーである。好ましくは、リフティングシステムは、バイオプラスチック、バイオプラスチック、またはバイオベースのプラスチックからなる。例えば、バイオプラスチックは、石紙および/または木材からなることができる。
【0415】
好ましくは、第2の受け皿の側壁の少なくとも1つは、90°とは異なる角度、好ましくは10°から50°の間の角度、より好ましくは10°から30°の間の角度、特に好ましくは下限に対して20°の角度で傾斜している傾斜側壁であることが好ましい。
【0416】
傾斜した側壁は、先に説明したような実施形態のコーヒー豆を投薬および粉砕するための装置、および/またはコーヒーを調製するための装置のすべての利点および特徴を有することができる。さらに、離乳食やコーヒーを調合する装置は、先に述べたコーヒー豆を調合・粉砕する装置やコーヒーを調合する装置の実施形態と同様に設計することができ、傾斜した側壁を持つことができるか、これと一緒に動作することができる。
【0417】
好ましくは、傾斜側壁は、好ましくは、後壁に接続または接続可能であり、下部制限から間隔を空けることができる。したがって、傾斜側壁の下端または第2の受容領域の下限を指す傾斜側壁の端部は、下限の貫通孔を囲むことができるフランジに隣接または近接して配置することができる。傾斜した側壁は、流体の第2の容器を受け取り、それを傾斜した位置に保持するように構成することができる。言い換えれば、第2の容器の外側の側壁の1つは、傾斜した側壁に当たることができるので、傾斜した側壁は、第2の容器の支持要素および/または支持要素として設計されている。第2の容器は、傾斜した側壁によって傾斜した状態で保持され、第2の容器の出口が、フランジで囲まれた貫通孔に開くことができる。フランジは、容器の排出口を貫通孔に簡単に導入することを可能にすると同時に、排出口の横方向の支持体または横方向の支持要素として機能する。第2の容器の傾斜した位置は、このように流体が適切な方法で第2の容器から流出することができるので、第2の容器内に残留体積または残留流体または死容積が残らないので有利である。同時に、投与装置を備えた第1の容器は、このようにして、本質的に横方向に、好ましくは下限の制限に対して90°の角度で、下限の制限の上、および/または貫通孔の上に配置される位置に配置することができる。
したがって、スクリューコンベアハウジングの排出口と第2の容器の排出口とは、有利には、貫通孔内で一緒に開くことができる。これにより、コーヒーパウダーまたはベビーフードの濃縮物と流体とを、ベビーフードまたはコーヒーの調合および/または準備のための装置の貫通孔を通して案内することができ、コーヒーパウダーまたはベビーフードの濃縮物と流体とが容器、好ましくは哺乳瓶またはフィルタ容器に入っている状態で、供給することができる。
【0418】
好ましくは、複数のクランプ要素が側壁に隣接または近接して配置されており、これらのクランプ要素は、少なくとも部分的に、後壁の反対側の前面と第2の受入れ領域の後壁との間に延びている。クランプ要素は、好ましくは、クランプとして設計される。クリップのうちの2つは、互いに対向して、第2の受容領域の下側限界に平行な平面に配置することができる。
【0419】
特に好ましくは、少なくとも2つのクランプ要素、好ましくは3つのクランプ要素が、第2の受け部の2つの側壁の一方に隣接または近接して配置され、少なくとも2つのクランプ要素、好ましくは3つのクランプ要素が、第2の受け部の2つの側壁の他方に隣接または近接して配置される。言い換えれば、第2の受け部は、好ましくは最大6つのクランプ要素から構成され、6つのクランプ要素のうちの2つは、第2の受け部の下側の制限に平行な平面において、一対のクランプ要素として互いに反対側に配置されている。好ましくは、第2の受容領域は、最大3組のクランプ要素で構成されている。しかし、第2の受け皿が、2つの側壁に隣接または近接する3つ以上のクランプ要素を有し、第2の受け皿が6つ以上のクランプ要素、ひいては3つ以上のクランプ要素のペアを有するようにすることも考えられる。
【0420】
クランプエレメントまたはクランプエレメントペアは、第2の容器の内部で、または第2の容器の内部から流体を投与することを可能にする。
【0421】
第2の容器の内部の流体の所望のまたは正しい投与量に起因して、クランプ要素またはクランプ要素のペアによってクランプオフすることができる。これは、高価な蠕動ポンプや流量センサなどを必要としないという点で有利である。
【0422】
第2の容器の内部からの流体は、時間の関数として投与することができることが考えられる。これにより、第1の容器からの濃縮ベビーフードまたはベビーフードパウダーと、第2の容器からの液体を交互に投与することが可能になります。これにより、ベビーフード濃縮物またはベビーフード粉末と液体の間の混合挙動および/または混合比を改善することができる。特に良好な混合比は、最初に液体、次に粉末、そして再び液体を投与することで得られる。混合は、好ましくは約37℃~43℃、特に好ましくは40℃、の温度でこの順序で行われる。その後、粉体と液体の混合物を手動または自動で振ることができる。濃縮ベビーフードは、好ましくは、時間の関数として第1の容器から投薬することもできる。
【0423】
濃縮ベビーフードまたはコーヒーパウダーは、第2の容器および液体の投与に関連して後述するように、複数のクランプ要素またはクランプ要素のペアによって、第1の容器内で類似の方法で投与することができることに留意すべきである。言い換えれば、ベビーフードの濃縮物またはコーヒーの粉末は、スクリューコンベアおよびスクリューコンベアのハウジングを用いて第1の容器の内部に投与することはできず、これによりベビーフードの濃縮物またはコーヒーの粉末を正しく投与することができる。
開いた上部から第2の容器を第2の受入れ領域に導入することで、第2の容器は、最大3組のクランプ要素によって第2の容器を保持したり、横方向にクランプしたりすることができるように、第2の受入れ領域によって受け取られる。クランピングエレメントのペアは、第2の容器内の流体をクランプする。クランプ要素が第2の受容領域の側壁に変位可能に配置されているため、クランプ要素またはクランプ要素のペアを移動させることで、流体を投与することができる。これにより、最大3組のクランプ要素は、少なくとも1つの位置、特に第1の位置と第2の位置を取ることができる。第1の位置では、最大3対のクランプ要素が、第2の容器の側壁、特に第2の容器の対向する2つの側壁に圧力をかけることができるように、第2の容器に横方向に隣接し、かつ/または第2の容器に接触することができる。第2の位置では、最大3つのクランプ要素のペアは、容器に隣接したり、第2の容器に触れたりすることができないので、クランプ要素のペアは、第2の容器の側壁に圧力をかけることができない。少なくとも1対のクランプ要素の異なる位置は、第2の容器の内部の流体がテンパリング装置によってテンパリングされたり、加熱されたり、殺菌されたりする場合に有利である。沸騰による加熱により、第2の容器の内部の流体が膨張し、膨張した流体により、外壁の周縁部、ひいては第2の容器の側壁間の距離が増加するようになる。
【0424】
少なくとも一対のクランプ要素の第1の位置および第2の位置により、クランプ要素の位置は、第2の受取領域の側壁に対して変更または変位させることができる。したがって、第2の容器が第2の受取領域に受け取られたときに、クランプ要素の位置を第2の容器の側壁に対して相対的に変更することもできる。クランプ要素対の配置により、第2の容器が第2の受け入れエリアに受け入れられたとき、第2の容器および/または第2の容器の内部の流体は、第2の受け入れエリアの側壁と接触することができない。これにより、第2の容器の導入による第2の受入れ領域の側壁の汚れや、第2の容器内の流体の汚染を低減することができる。
クランプ要素ペアの第1のものは、第1のクランプ要素ペアのクランプ要素が下限からの第1の距離を有するように配置することができる。第2のクランプ要素のペアは、第2のクランプ要素のペアのクランプ要素が、下限からの第1の距離よりも大きい下限からの第2の距離を有するように配置することができる。このようにして、第1のクランプ要素のペアは、第2の受取領域において下限に隣接または近接する下部クランプ要素のペアとして配置することができる。第2の対のクランプ要素は、開放された上側に隣接または近接した上側クランプ要素対として配置することができる。さらに、第3のクランプ要素対は、第1のクランプ要素対と第2のクランプ要素対との間の中間のクランプ要素対として配置することができ、第1の距離よりも大きく、第2の距離よりも小さい、下部制限に対する第3の距離を有することができる。
【0425】
第1の下側の対のクランプ要素は、10mmから30mmの間、好ましくは約20mmの下側制限からの第1の距離を有することができる。第2の上側の対のクランプ要素は、160mmから240mmの間、好ましくは約180mmである下側の制限からの第2の距離を有することができる。第1の、下側のクランプ要素の対と第2の、上側のクランプ要素の対との間の距離は、好ましくは140mmから220mmの間、好ましくは約160mmであることができる。第3の中間の対のクランプ要素は、第1の下側の対のクランプ要素と第2の上側のクランプ要素の対との間で、下限から10mmと30mmの間の範囲、好ましくは約20mmの間の範囲、および160mmと240mmの間の範囲、好ましくは約180mmの間の範囲にあるように、配置することができる。
【0426】
第1の下側の一対のクランプ要素は、第2の容器が第2の受取領域に受け取られたときに、第2の容器の側壁に圧力をかけたり、第2の容器が閉じられ、第2の容器が第2の受取領域に受け取られたときに、第2の容器からの流体が、例えば、第2の容器の出口開口部を通って出てこないような方法で、第2の容器の側壁をクランプまたは挟み込むことができる。このように、第1の下側のクランプ要素は、第2の容器を無菌的に封止することができ、例えば第2の容器の出口開口部を介して、細菌やバクテリアが第2の容器に入ることができないようにすることができる。第2の上側の一対のクランプ要素は、第2の容器が第2の受け入れ領域に受け入れられたときに、第2の容器が閉じられ、第2の容器および/または第2の容器に接続可能な流体リザーバから、例えば第2の容器の入口開口部を介して流体が出ないように、第2の容器の側壁に圧力をかけたり、側壁をクランプしたりすることができる。したがって、第2の上部対のクランプ要素は、第2の容器を無菌的に封止することができ、例えば第2の容器の入口開口部を介して細菌やバクテリアが第2の容器に入らないようにすることができる。
第1の下側のクランプ要素と第2の上側のクランプ要素が、第2の容器の内部の殺菌または加熱される領域を閉鎖することで、流体を無菌状態で保存することができる。このようにして、細菌を殺すために液体を沸騰させる必要がないので、準備時間を短縮することができる。液体は、飲料用の温度にするだけでよい。第3の中間クランプ要素対は、第1の下側クランプ要素対と第2の上側クランプ要素対との間で、第2の容器の内部に流体を投与するために設けられている。
【0427】
好ましくは、第1の下側のクランプ要素の対と第2の上側のクランプ要素の対は、2つのクランプ要素の対が、第2の容器内の約180mlから250mlの流体の量を制限する第2の容器の領域を画定するように配置される。これにより、約250mlまでの量の液体を投与することができる。これは、離乳食やコーヒーを作る際に、従来の哺乳瓶やコーヒーカップに入れることができる最大量である。しかし、第1の下側クランプ要素対と第2の上側クランプ要素対は、2つのクランプ要素対が、第2の容器内の250mlを超え、好ましくは250ml超で約500mlまで、または500ml超で750mlまでの流体の量を制限する第2の容器の領域を画定するように配置されることも考えられる。このようにして、従来からある複数の哺乳瓶に離乳食を用意したり、複数のポーションやコーヒーカップにコーヒーを用意したりするのに適した量の液体を提供したり投与したりすることもできる。このようにして、複数の哺乳瓶を短時間でベビーフードで満たしたり、複数のコーヒーカップやコーヒーポットを短時間でコーヒーで満たしたりすることができる。
【0428】
第2の受容領域の側壁の少なくとも1つが傾斜した側壁として設計されている場合、クランプ要素は好ましくはブラケットとして設計され、ブラケットは傾斜した側壁と平行な平面に配置される。クランプは、コーヒー豆の投入および粉砕、および/またはコーヒーの準備のための装置に関する既述の実施形態で説明したように、傾斜した側壁に平行な平面に配置することができる。さらに、クリップは、この文脈で説明したすべての利点と特徴を有することができる。
【0429】
好ましくは、クランプ要素の1つが、クランプ要素によって投薬される流体の温度を制御するためのテンパリング装置によって置き換えられる。これにより、少なくとも1つのクランプ要素を用いて、容器内の流体の投与とテンパリングを同時に行うことができる。
【0430】
好ましくは、クランプ要素間の距離は、下側の制限および/または開放された上側に対する相対的な変更が可能である。
【0431】
好ましくは、第3の中間ペアのクランプ要素は、高さが調整可能である。言い換えれば、下側の制限に対する第3の距離を変更できる。これにより、離乳食の準備のために、所望の量の流体を正確に投与することができる。さらに、第1の下側のクランプ要素の対と第2の上側のクランプ要素の対が高さ調整可能であり、下限までの第1および第2の距離を変更することができることが考えられる。これにより、2組のクランプ要素を第2の容器のサイズまたは容積に適合させることができ、異なるサイズの第2の容器を第2の受け入れエリアで受け入れ、第1の下部クランプ要素対および第2の上部クランプ要素対によって横方向に保持または制限することができ、流体を第2の容器内に正しく投与することができる。
【0432】
好ましくは、各クランプ要素は、第1のクランプ要素領域と第2のクランプ要素領域からなり、これらのクランプ要素領域は、クランプ要素長手方向軸の反対側に配置されている。
【0433】
第1のクランプ要素表面および第2のクランプ要素表面は、互いに本質的に平行に配置することができ、それぞれが第1の端部と第2の端部との間で延びることができる。第1のクランプ要素表面は、第1の平面内に延在することができ、第2のクランプ要素表面は、第2の平面内に延在することができ、第1の平面と第2の平面は、互いに平行に配置され、/または、クランプ要素長手方向軸は、第1の平面と第2のレベルの間の平面内に配置されている。つのクランプ要素の表面の幅、すなわち、0°または180°とは異なる角度、特にクランプ要素の長手方向軸に対して本質的に横方向にある2つのクランプ要素の表面の幅は、第1の端部から第2の端部に向かって先細りになっている。さらに、各クランプ要素は、0°または180°とは異なる角度、特にクランプ要素の長手方向軸に対して本質的に横向きに配置された連結プレートを含むことができる。第1のクランプ要素の表面は、第1の端部によって接続プレートに接続可能であり、第2のクランプ要素の表面は、第1の端部によって接続プレートに接続可能である。接続プレートは、個々のクランプ要素を第2の受入れ領域に接続するように設計されている。
【0434】
特に、連結プレートは、クランプ要素が0°または180°とは異なる角度で後壁に対して本質的に横方向に、特に本質的に横方向に延びるように、第2の受け部の後壁に連結可能であり、クランプ要素表面の第2の端部が後壁から間隔を空けるようにすることができる。好ましくは、個々のクランプ要素の連結プレートは、第2の受容領域の側壁の1つに隣接または近接する後壁に連結され、クランプ要素が前側と後壁の間で側壁に沿って延びるようになっている。これにより、第2の容器が第2の受け入れ領域に受け入れられた後、クランプ要素対の個々のクランプ要素の間で第2の容器を保持することができ、第2の容器内に流体を投与することができる。2つのクランプ要素の表面の幅が第2の端部に向かって先細りになっているため、個々のクランプ要素を第1の位置から第2の位置に特に簡単な方法で移動させることができる。しかし、個々のクランプ要素が接続プレートによって後壁に接続されておらず、クランプ要素がキャリッジによって第2の受容領域の後壁および/または側壁に配置されるか、または変位可能に配置されるか、あるいはレールまたはガイドレール要素が接続可能であることも考えられる。
【0435】
好ましくは、2つのクランプ要素の表面は、第3のクランプ要素の表面によって接続されており、第3のクランプ要素の表面は、クランプ要素の長手方向の軸に対して本質的に横向きの円錐形の断面を有している。
【0436】
第3のクランプ要素面は、第1のクランプ要素面の第1の側縁から第2のクランプ要素面の第1の側縁まで延びることができる。第1および第2のクランプ要素表面の第1の側縁は、0°または180°とは異なる角度、好ましくは90°の角度で、特にクランプ要素の長手方向の軸に対して横方向に延びる同一平面内に延びることができる。第3のクランプ要素面は、第1のクランプ要素面に対して90°の角度で、第2のクランプ要素面、および/または、接続プレートに対して90°の角度で、および/または、接続プレートが後壁に接続されている場合には、第2の受け部の後壁に対して90°の角度で配置することができる。個々のクランプ要素ペアのクランプ要素のそれぞれは、したがって、第3のクランプ要素面を有することができ、各クランプ要素ペアの2つのクランプ要素の第3のクランプ要素面は、クランプ要素が接続プレートによって後壁に接続されたときに、互いに平行に整列する。好ましくは、連結プレートは、少なくとも1つの貫通孔を備えており、ネジなどの連結要素によってクランプ要素を後壁に連結できるようになっている。しかし、連結プレートは、クランプ要素が側壁に接続できるように、クランプ要素の表面の第1の端部に隣接または近接して、例えばクランプ要素の表面の第1の側端部の反対側の第2の側端部に配置されていることも考えられる。
【0437】
好ましくは、第3のクランプ要素表面は、0°または180°とは異なる角度で、特にクランプ要素の長手方向軸に対して実質的に横方向に、実質的に円錐形状または三角形状の断面を有することができる。第3のクランプ要素表面は、第1のクランプ要素表面の第1の側縁部と第2のクランプ要素表面の第1の側縁部との間の本質的に円錐形の断面により、クランプ要素の長手方向に本質的に延びるクランプ要素エッジを有することができる。好ましくは、クランプエレメントのエッジは、クランプエレメントの長手方向の軸と同じ平面内に延びている。個々のクランプエレメントのクランプエレメントエッジのデザインにより、第2の容器が第2の受容領域に受容され、クランプエレメントまたはクランプエレメントエッジによって第2の容器の側壁に圧力が加えられたときに、第2の容器内の流体を特に良好に投与することができる。
【0438】
また、第3クランプ要素面が2つ以上のクランプ要素エッジを有することも考えられ、好ましくは、既述のクランプ要素エッジと同様の2つのクランプ要素エッジが、本質的にクランプ要素長手軸方向に延び、第1クランプ要素面の第1側部エッジと第2クランプ要素面の第1側部エッジとの間に延びる。クランプ要素エッジはそれぞれ、クランプ要素長手方向軸の平面に対して、本質的に横方向に走る平面、または0°もしくは180°とは異なる角度、好ましくは90°の角度で走る平面で延びる。
【0439】
クランプエレメントの各々は、第3のクランプエレメント表面の反対側で、クランプエレメント長手方向軸に対して横方向に見て、開いているように設計することができる。言い換えれば、クランプ要素の各々は、3つのクランプ要素表面によって画定され、開いた側を有する内部空洞を構成する。クランプエレメントが第2の受け皿に接続されている場合、例えば、クランプエレメントが連結プレートによって後壁に接続されている場合、内部空洞の開放側は、第2の受け皿の2つの側壁のうちの1つを向いている。このような構成の結果、クランプ要素は軽量化され、第2の容器をクランプしたり、第2の容器内の流体を投与したりするのにも適している。しかしながら、クランプ要素が、クランプ要素の長手方向軸線に対して横方向に見て、第3クランプ要素表面の反対側に、第1クランプ要素表面の第2側縁と第2クランプ要素表面の第2側縁との間に延びる第4クランプ要素表面を有することも考えられる。
【0440】
好ましくは、クランプ要素の表面の少なくとも1つ、好ましくは第3のクランプ要素の表面は、好ましくは支持面として、好ましくはゴム製の支持面として設計されている。
【0441】
この支持面により、第2の容器を特にしっかりと閉じることができます。支持面は、ゴム製の軸受面として設計することができ、エラストマーまたは熱可塑性プラスチックまたは熱硬化性プラスチックからなるか、そのような材料で作られる。特に、第1の下側の一対のクランプ要素と第2の上側の一対のクランプ要素が第2の位置を取ったときに、ゴム付きの接触面が改善されたシールを可能にするので、細菌やバクテリアが第2の容器の内部に侵入することがなく、流体が第2の容器の内部で無菌状態で受け取られるようになる。さらに、装置の内部、特に第2の受容領域の内部、例えば側壁が流体と接触しないことが保証される。このようにして、装置の洗浄、特に装置の内部の洗浄を省略することができる。
好ましくは、1つまたは複数の(好ましくはそれぞれの)クランプ要素は、少なくとも1つのバネ要素を有する。
【0442】
少なくとも1つのバネ要素は、引張バネまたはゴムバンドとして設計することができ、第1のクランプ要素表面の第1の端部に隣接または近接して配置され、または第2のクランプ要素表面の第1の端部に隣接または近接して配置される。しかし、第1のバネ要素が第1のクランプ要素の表面の第1の端部に隣接または近接して配置され、第2のバネ要素が第2のクランプ要素の表面の第1の端部に隣接または近接して配置されることも考えられる。第1の状態でのクランプエレメントの接触圧力は、スプリングエレメントによって調整することができる。これにより、特に第1の下側クランプ要素のペアと第2の上側クランプ要素のペアによる第2の容器の特に厳しい閉鎖または密封が可能になる。クランプエレメントのエッジは、それぞれの場合において、第2の容器の側壁に特に強く押し付けられ、流体が第2の容器内に無菌的に受け入れられるようにすることができる。特に、個々のクランプエレメントのペアのクランプエレメントのそれぞれは、スプリングエレメントを含むことができる。第2の容器の両側にあるこの両面のバネ支持により、良好で無菌的な1つのシーリングが保証される。無菌性が重要なのは、水を沸騰させた後、または少なくとも100℃の温度にテンパリングした後、または沸騰した温度にテンパリングした後に、第2の容器に保存または保管されるからである。ベビーフードを準備する際には、水は目的の飲用温度、すなわち加熱または冷却された状態になるだけなので、ユーザーは準備中の時間を節約することができる。
【0443】
両側のスプリングサポートにより、フラットな圧力または均一な面圧が得られ、特に無菌的なシールが可能となる。平坦な圧力または均一な面圧は、クランプエレメントの接触面に、第2の容器内の流体の静水圧よりも大きく、または流体の加熱または沸騰から生じる圧力よりも大きい圧力をかけることができる。このようにして、クランプエレメントとその上に設けられたスプリングサポートによって、第2の容器の気密性または密閉性が常に確保される。
【0444】
好ましくは、テンパリング装置は、第2の容器と接触して配置され、テンパリング装置は、好ましくは、第2の受入れ領域の下限に隣接または近接した領域に配置され、/または、クランプ要素の1つに隣接または近接した領域にテンパリング装置が配置され、下限に最も近い位置に配置される。
【0445】
テンパリング装置は、第1の下側の一対のクランプ要素に隣接または近接して配置することができる。第2の容器が第2の受取領域によって受け取られるとき、第2の容器の下部領域は、テンパリング装置に隣接して、好ましくは隣接して配置される。好ましくは、テンパリング装置は、第2受入れエリアの下部制限に隣接または近接して配置されたテンパリング要素、例えば加熱プレート、および/または第1、下部クランプ要素ペアのクランプ要素に隣接または近接して配置されたテンパリング要素を含むことができる。また、第1の下側クランプ要素対と第3の中間クランプ要素対との間にテンパリング要素が配置されていること、または、第1の下側クランプ要素対と第2の上側クランプ要素対との間にテンパリング要素が配置されていることも考えられる。焼き戻し要素は、第1の下側クランプ要素のペアのクランプ要素と、第3の中間クランプ要素のペアのクランプ要素または第2の上側クランプ要素のペアのクランプ要素との間に延在することができる。本装置は、2つ以上のテンパリング・エレメント、好ましくは2つのテンパリング・エレメントを備えており、これらのテンパリング・エレメントは、それぞれが第2の受入れエリアの対向する側壁の近くに、前述のように下部制限および/または第2の容器に対する位置に配置されていることも考えられる。例えば、テンパリングエレメントの第1のものは、第1の下側クランプエレメントのペアのクランプエレメントに隣接または近接して配置され、テンパリングエレメントの第2のものは、第1の下側クランプエレメントのペアの他のクランプエレメントに隣接または近接して配置されることができる。
【0446】
このような少なくとも1つのテンパリングエレメントの配置により、第2の容器の内部で流体を混合することができる。第2の容器の最深部または最下部、あるいは第2の容器が第2の受け皿に収容されているときに第2の受け皿の下限に最も近い第2の容器の点が、テンパリングまたは加熱される。これにより、第2の容器の内部で流体の循環運動を起こさせることができ、第2の容器の内部で流体を十分に混合させることができる。これにより、第2の容器の内部全体で流体を同じ温度に保つことができる。これは、第2の容器内の混合ユニットを不要にすることができるという点で有利である。
【0447】
好ましくは、テンパリング装置は、少なくとも1つのシール要素、好ましくは2つのシール要素を備える。少なくとも1つのシール要素はシールリップとすることができ、このシールリップは、第2受入領域の下限に隣接または近接して配置され、かつ/または、第1の下側クランプ要素ペアのクランプ要素の1つに隣接または近接して配置され、かつ/または、テンパリング要素の1つに隣接または近接して配置される。シールリップは、第2の受容領域に受容された状態の第2の容器の最深部、最下部、好ましくは第2の容器の出口開口部に隣接または近接した領域を焼き戻し要素に押し付けるように設計されており、焼き戻し要素が第2の容器に接触するように、好ましくは表面同士が接触するようになっている。しかし、別個のシール要素の代わりに、第1の下側のペアのクランプ要素の1つが、第2の受容領域、好ましくは第2の容器の出口開口部に隣接または近接する領域に受け取られた状態の第2の容器の最深部、最下部に、焼き戻し要素を押し付けることも考えられる。これにより、特に高い熱伝導率が得られ、第2の容器内の流体の温度が特に効果的に上昇する。第2の容器が第2の受容領域に受容された状態では、第1の下側クランプ要素対のシール要素およびクランプ要素は、第2の容器の反対側に配置することができる。
【0448】
少なくとも1つのテンパリングエレメントは、第2の容器の内部で運動する流体の循環運動を設定し、内部を均一に加熱するために、例えば加熱プレートのように、前述のような加熱エレメントとして設計することができる。好ましくは、少なくとも1つのテンパリングエレメントは、流体を少なくとも100℃の温度または沸騰温度まで加熱するように設計されている。これにより、離乳食を作る際に、第2の容器内の液体を殺菌することができ、細菌やバクテリアを確実に死滅させることができ、離乳食やコーヒーを作るのに適した状態にすることができる。また、コーヒーの注入および/または準備の場合、少なくとも1つのテンパリングエレメントにより、コーヒーの準備に適した90℃から100℃の間の温度、特に好ましくは約96℃に流体を加熱することができる。
【0449】
しかし、少なくとも1つの焼き戻し要素が、例えば冷却プレートのような冷却要素として設計されていることも考えられる。したがって、内部の循環運動を冷却要素によって停止させ、流体を所定の温度に冷却することができる。また、テンパリングエレメントの第1のものを加熱エレメント、例えば加熱プレートとして設計し、テンパリングエレメントの第2のものを冷却エレメント、例えば冷却プレートとして設計することも考えられる。さらに、1つの同じ焼き戻し要素を、加熱要素としても冷却要素としても設計することができる。例えば、液体を少なくとも100℃または沸騰温度まで加熱して殺菌した後に、離乳食の調合および/または調製を行う場合、液体を離乳食またはコーヒーの調製のために意図された温度、または意図された飲用温度にすることができる。少なくとも100℃または沸点への加熱中に、第3の中間ペアのクランプ要素を第2の位置にすることができ、その後の冷却、例えばテンパリング要素による意図した飲用温度への冷却中に、第3の中間ペアのクランプ要素を第1の位置にすることができる。このようにして、第2の容器は、加熱中と冷却中の両方において、クランプエレメントによって保持され、またはクランプされる。このようにして、正しく調整された液体の正確な投与が保証される。
【0450】
第2の受け皿の側壁の少なくとも1つが傾斜した側壁として設計されている場合、焼き戻し装置は、傾斜した側壁に隣接または近接した領域、および/または、下限に最も近いクランプ要素の1つに隣接または近接した領域にも好ましく配置することができる。
【0451】
この場合、テンパリング装置は、先に述べたコーヒー豆の投入・粉砕および/またはコーヒーの調合のための装置の実施形態で説明したような方法で、傾斜した側壁に配置することができる。さらに、テンパリング装置は、この文脈で説明したすべての利点および特徴を有することができる。
【0452】
好ましくは、第2の受け皿の下部制限には、貫通孔が設けられている。
【0453】
貫通孔は、第2容器の排出口が貫通孔を通過できるように設計されている。特に、第2容器を上面が開いた状態で第2受取部に挿入して受け取ったときに、第2容器の下端にある排出口を貫通孔に案内することができるので、貫通孔を介して第2受取部に受け取った状態の第2容器の排出口が第2例外領域の下方に案内されて突出することになる。これにより、排出口を準備装置に接続することができ、正しく投与された量の液体が第2の容器によって出て、同じく準備装置に供給されるベビーフードの濃縮物またはコーヒーパウダーと混合され、容器、好ましくは哺乳瓶またはフィルタ容器、および/またはコーヒーカップまたはコーヒーポットに充填することができるようになる。しかし、正しく投与された量の液体およびベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉が、容器または哺乳瓶またはコーヒー容器またはコーヒーカップまたはコーヒーポットに供給されることも考えられる。そして、容器や哺乳瓶、コーヒー容器やコーヒーカップ、コーヒーポットを振ったり、揺らしたりすることで、すぐに食べられるベビーフードやコーヒーを作ることができる。言い換えれば、正しく投与された量の液体とベビーフードの濃縮物またはコーヒーの粉末は、容器または哺乳瓶またはコーヒー容器またはコーヒーカップを振ったり、揺すったりすることによって混合される。振ったり、揺らしたりするのは、ユーザーが手動で行うことができる。しかし、装置が振動装置や混合装置を備えていて、容器や哺乳瓶、コーヒー容器に入っている正しく投与された液体やベビーフードの濃縮液、コーヒー粉を振動させたり、混合したりすることも考えられる。振ったり、揺らしたりする代わりに、3次元音響波を使用することも考えられる。
好ましくは、離乳食やコーヒーを準備するための流体(特に液体)を受け入れて投与するための容器が提供され、この容器は、流体を受け入れるための内部を備えたハウジングと、内部と流体連通した入口と、内部と流体連通した出口とを含む。さらに、入口は、流体リザーバの出口に接続することができ、離乳食またはコーヒーの準備のための液体の投与は、容器の出口を介して分配することができる。また、容器は交換可能であり、1回の使用で済むように設計されている。
【0454】
好ましくは、流体(特に液体)を受け入れて投与するための容器は、あらかじめ流体が充填された状態で提供される。つまり、コーヒーや離乳食を作るために、容器に液体を充填して消費者に提供することができる。
【0455】
流体リザーバは交換可能であり、すなわち、流体リザーバは、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉末のための第1の容器、ベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉末を投与するための投与装置、流体のための第2の容器、および準備装置が交換可能な構成要素として設計され得るのと同様に、使い捨てまたは単回使用の物品として設計され得る。しかし、先に交換可能と説明したそれぞれの構成要素を、再利用可能または再使用可能な構成要素として設計することも考えられる。流体リザーバは、離乳食を準備するための装置、特に第2の受容領域が流体と接触しないような方法で、第2の容器に接続することができる。このように、装置、特に第2の受容部は流体で汚染されないので、離乳食やコーヒーを個別に準備した後に装置を洗浄する必要がない。
好ましくは、この容器は、ベビーフードやコーヒーを準備するための装置に導入され、第2の容器として受け入れられるように設計されている。
【0456】
この容器は、第2の容器として、先に説明したベビーフードやコーヒーを準備するための装置の第2の受け皿に導入され、少なくとも部分的にそこに受け入れられるように設計することができる。したがって、第2の容器に関連して説明した装置の既述のすべての特徴は、流体を受け入れて投与するための以下に説明する第2の容器にも適用される。特に、以下に説明する第2の容器は、先に説明したように、装置の第2の受け入れ領域に挿入して受け入れることができるので、離乳食またはコーヒーを準備するための流体の正確な投与が、個々のクランプ要素対のクランプ要素によって可能になる。
【0457】
好ましくは、第2の容器の入口は入口開口部からなり、この入口開口部は、好ましくは、容器長手軸方向に見た第2の容器の出口と本質的に反対側に配置され、および/または、容器長手軸方向に見た第2の容器の出口の出口開口部と本質的に反対側に配置される。第2の容器は、入口開口部を有する入口と、出口開口部を有する出口とを備え、出口は、入口に対向する側に配置されていてもよい。第2の容器が開放された頂部を通る実質的に垂直な移動によって第2の受入れ領域に導入されるとき、第2の容器は、出口が第2の受入れ領域の下部領域に配置され、第1の下側の一対のクランプ要素に隣接または近接し、下部制限に隣接または近接するように、第2の受入れ領域によって受け取られる。したがって、出口は、第2の受入れ領域の下部制限にある貫通孔を介して実施することができる。同時に、入口は、第2の受容領域の上部領域に配置されており、開放された上側に隣接または近接し、第2の上側の一対のクランプ要素に隣接または近接している。入口を流体リザーバの出口に接続できるようにすることで、流体リザーバから第2の容器の内部に流体を流すことができ、個々のクランプ要素対のクランプ要素によって、離乳食やコーヒーの調製に必要な所望の量の流体を投与することができ、出口から第2の容器を出ることができる。これにより、離乳食またはコーヒーを準備するための流体の所定のまたは予め定められた投薬、およびクランプ要素による流体の正しい投薬を行うことができる。
【0458】
好ましくは、第2の容器の入口は、流体リザーバの出口にしっかりと接続されており、好ましくはねじ止めまたは接着されている。
【0459】
第2の容器は、流体リザーバにしっかりと接続することができる。したがって、第2の容器と流体リザーバは、このように互いに強固に接続されたユニットとして構成することができる。好ましくは、流体リザーバが第2の容器と一体的に形成されるように、流体リザーバを容器に統合することができる。その結果、第2の容器および流体リザーバは、受取領域に導入され、互いに接続されたユニットとして受け取ることができる。流体リザーバの出口が第2の容器の入口に接続されていることで、第2の容器を第2の受け入れエリアに受け入れた後、流体リザーバから第2の容器の内部に流体を導き、クランプエレメントを用いて所望の量を投与し、出口から調製装置に供給することができる。これにより、液剤タンクと第2の容器が一体となって提供され、ユーザーは液剤タンクと第2の容器を手動で結合する必要がなくなる。このようにして、第2の容器を流体リザーバに接続して、組み合わせ容器または組み合わせバッグを形成することができる。この状態で、組み合わせ容器に流体を充填して製造することができる。言い換えれば、第2の容器および流体リザーバに流体を充填することができる。この場合、ここでは、流体リザーバのみに流体が充填され、折り畳まれた状態では、第2の容器または投与・滅菌エリアが流体リザーバに配置または固定されることが考えられる。流体が充填された流体リザーバ(例えばテトラパック)は、例えばクランプなどの分離要素を用いて第2の容器から分離することができる。分離要素としてブラケットを使用することで、流体リザーバから第2の容器に流体が流れ込むことや、第2の容器を開けたときに容器の出口から流体が逃げ出すことを防ぐことができる。
【0460】
しかし、流体リザーバと第2の容器が2つの別個の要素であり、互いに別々に提供されることも考えられる。したがって、まず第2の容器の入口を流体リザーバの出口に、例えばねじ接続、プラグ接続、接着剤接続、クランプ接続などで接続し、第2の容器と流体リザーバを一緒に開放された上部から第2の受容領域に導入できるようにすることができる。
【0461】
第2の容器は、異なる材料で作ることができ、例えば、プラスチックや、流体を受け入れるのに適した他の柔軟な材料、例えば、フィルム材料を含むことができる。さらに、第2の容器は、バッグまたはパウチとして設計することができる。第2の容器と同様に、流体リザーバは、柔軟な材料から形成することができる。しかし、流体リザーバが非可撓性材料から形成され、その結果、寸法的に安定していることも考えられ、流体リザーバは、例えば、アルミニウムなどの金属またはプラスチックからなることができる。例えば、流体リザーバは、例えばテトラパックのような段ボール箱として設計することも可能である。流体リザーバと第2の容器は、特に流体リザーバと第2の容器が2つの別々の要素ではなくユニットとして作られている場合には、同じ材料から作られていることが好ましい。
【0462】
好ましくは、第2の容器は、入口開口部に隣接または近接して配置された実質的に水平なプレート、および/または第2の容器の入口に隣接または近接して配置された実質的に水平なプレートを備える。好ましくは、プレートは第2の容器に接続可能であるか、プレートは第2の容器にしっかりと接続されているか、プレートは第2の容器に統合されている。また、水平方向のプレートは、流体リザーバと一体化していてもよい。
【0463】
プレートまたはサスペンションストラップは、第2の容器の上部領域に強固にまたは着脱可能な方法で接続することができる。プレートは、第2の容器と一体的に形成することができる。好ましくは、プレートは、特に第2の容器の長手方向軸に対して横方向に見て、0°または180°とは異なる角度、好ましくは90°の角度での第2の容器の断面の表面形状に本質的に対応する表面形状を有する。プレートの表面形状は、例えば、長方形、正方形、円形、楕円形とすることができる。しかし、他の形状も考えられる。プレートの断面の表面形状の対向する2つの側面間の距離は、第2の容器が第2の受容領域に挿入されて受容されたとき、または流体が充填されたとき、または第2の容器内に流体が追加されたときの、第2の容器の対向する2つの側面間の距離と等しいか、またはそれよりも大きいことが好ましい。
【0464】
このプレートにより、第2の容器の第2の受け皿への導入と、その後の第2の容器の第2の受け皿への保持または位置決めを簡単に行うことができる。第2の容器が第2の受け皿に受け取られた状態では、プレートは、開放された上面の端部または余白面に載るので、プレートは開放された上面を覆う。さらに、プレートによって、第2の容器を第2の受け皿に正確に挿入することができ、個々のクランプ要素のペアのクランプ要素が第2の容器の側壁に圧力をかけ、テンパリング装置が第2の容器に接触することができる。これにより、所望の温度に液体を正確に調合することができ、その後、ベビーフードの準備のために投与することができる。
【0465】
プレートに代わるものとして、プレートと同様の目的を本質的に果たす位置決め・保持装置またはサスペンション装置を提供することができる。位置決め保持装置は、好ましくは、クランプまたはCクランプまたはC形状の教育を受けたC保持要素である。このCクランプは、第2の容器と流体リザーバとの間、好ましくは、組み合わせ容器の場合に第2の容器が流体リザーバに接続される点に配置することができる。Cクランプは、例えば、流体リザーバの下面または第2の容器の上面に固定することができ、好ましくは接着剤で固定することができる。また、位置決めおよび保持装置が、CクランプまたはC保持要素の代わりに、接着要素、例えば、接着ストリップ、および/または、マジックテープ要素からなることも考えられる。
【0466】
組合せ容器は、位置決め・保持装置によって、第2の受入れ領域の側壁の1つ、好ましくは第2の受入れ領域の上部領域に位置決め・保持することができる。位置決め保持装置は、流体を空にしている間、第2の受入れ領域に挿入された状態の組み合わせ容器が、下方の制限方向にスライドすることを防止する。これにより、第2の容器を完全に空にすることができる。位置決め保持装置は、第2の容器および/または流体リザーバを所定の位置に保持するように設計されている。
【0467】
好ましくは、プレートは貫通孔を有し、プレートは、第1の周壁を有する第1のフランジを備え、第1の周壁は、少なくとも部分的に貫通孔を取り囲み、0°または180°とは異なる角度で、特にプレートの第1の側面から本質的に横方向に延びていることが好ましい。第1フランジは、好ましくは、プレートを流体リザーバの出口および/または出口開口部に接続するように設計されている。
【0468】
プレートの第1フランジの第1周壁は、流体リザーバ、特に流体リザーバの出口と係合できるように設計されている。これにより、第2の容器を流体リザーバに流体的に接続することができ、流体リザーバから第2の容器に流体を確実に導入することができる。第1のフランジまたは第1の周壁は、プレートと一体的に作ることができ、また、プレートに接続可能な鋳造部品または射出成形部品として作ることができる。第1のフランジの外壁は、基本的に丸い形状とすることができ、流体リザーバの出口の外壁は、基本的に丸い形状とすることができる。しかし、他の形状も考えられ、例えば楕円形の形状が考えられる。
【0469】
第1のフランジは、例えばプラグ接続によって、流体リザーバの出口に接続することができる。したがって、第1のフランジまたは第1の周壁の内径は、流体リザーバの出口の外径に本質的に対応することができ、または、第1のフランジまたは第1の周壁の内径は、流体リザーバの出口の外径よりもわずかに大きくすることができる。このようにして、流体リザーバの出口を第1フランジに簡単に接続することができるので、流体を第2容器に確実に導入することができる。ただし、第1のフランジを流体リザーバの出口にねじ接続することも可能である。したがって、第1フランジの第1周壁は、例えば、貫通孔に対して第1周壁の内側または外側に第1ねじを構成することができ、この第1ねじは、例えば、流体リザーバの排出口の第2ねじに接続され、排出口の周壁の外側または内側に、ねじ接続することができる。
【0470】
このように、第2の容器を流体リザーバに接続するには、単にプラグを差し込んだり、ねじ込んだりすればよい。しかし、第2の容器が第1のフランジによって流体リザーバの出口に接着されたり、第2の容器が流体リザーバと一体的に形成されている、例えば組み合わせ容器としても考えられる。流体リザーバとしては、準備のための装置の寸法に合わせて提供可能なタンクを設けることができる。例えば、タンクは、排出口および排出口が配置されているその側面の1つの平面において、0°または180°とは異なる角度で、特に横方向に、装置の長手方向軸または第2の受け部の長手方向軸に対して見たときに、本質的にベビーフードまたはコーヒーを準備するための装置の断面を有することができる。しかし、流体リザーバが、離乳食やコーヒーの調製に適した流体が入っているボトルであり、例えばスーパーマーケットで購入できることも考えられる。また、ボトルの代わりに、テトラパックなどの容器も考えられる。この場合、ボトルの開口部またはテトラパックの開口部を、簡単な方法で第1のフランジに出口としてねじ込むことができる。例えば、ボトルの開口部またはテトラパックの開口部の外ねじと、第1のフランジまたは第1の周壁の内側にある第1のねじとをねじ込むことができる。
【0471】
好ましくは、プレートは、第2の周壁を有する第2のフランジを備え、第2の周壁は、少なくとも部分的に貫通孔を取り囲み、第1の側面とは反対側のプレートの第2の側面から実質的に横方向に延びる。好ましくは、第2のフランジは、プレートを容器の入口および/または入口開口部に接続するように設計されている。
【0472】
前述のように、プレートは、第2の容器にしっかりと接続することができ、特に、第1のフランジおよび第1の周壁を備えた第1の側面とは反対側にあるプレートの第2の側面は、第2の容器にしっかりと接続することができ、これにより、プレートを用いた第2の容器は、流体リザーバに接続することができる。しかし、プレートは、第1のフランジによって流体リザーバの出口に接続することができ、第2のフランジによって第2の容器の入口に接続することができる別個の要素であることも考えられている。
【0473】
第2のフランジは、第2の周壁からなり、第2のフランジおよび第2の周壁が貫通孔を少なくとも部分的に取り囲むように、プレートの第2の側面に配置されている。第2のフランジおよび第2の周壁は、第1のフランジおよび第1の周壁と実質的に同じ設計とすることができる。第1のフランジおよび第2のフランジは、好ましくは、同じフランジ中心長手方向軸を取り囲み、このフランジ中心長手方向軸は、0°または180°とは異なる角度で、特にプレートの平面および/または貫通開口部に対して横方向に延びている。したがって、プレートは、第1のフランジによって流体リザーバに接続することができ、第2のフランジによって第2の容器の入口に接続することができ、流体リザーバの流体リザーバ中心長手方向軸および第2の容器の容器長手方向軸は、流体リザーバ、プレートおよび第2の容器が互いに接続されている場合、フランジ中心長手方向軸と同一の直線上を走っている。流体リザーバの中心長手方向軸は、アウトレットを通って延びており、アウトレットの開口部は、流体リザーバの中心長手方向軸の周りに配置されている。容器の長手方向の軸は、入口を通って延びており、入口の開口部は、容器の長手方向の軸の周りに配置されている。第2の容器の出口開口部および/または出口も、容器の長手方向の軸の周りに配置することができる。しかし、出口開口部および/または出口は、容器の長手方向の軸の周りではなく、容器の長手方向の軸と平行な平面内に延びる長手方向の軸の周りに延びることも考えられる。
【0474】
また、第2の容器の入口を流体リザーバの出口に直接接続することも考えられる。この方法では、プレートを使用しないことができる。好ましくは、流体リザーバの出口は、プラグ接続またはねじ接続によって、第2の容器の入口に接続することができる。しかし、第2の容器の入口は、流体リザーバの出口に接着することもでき、また、互いに一体的に接続することもできる。第2の容器の入口は、好ましくは、例えば入口開口部に相対的に見て入口の内側または外側に第1のねじ山を有し、流体リザーバの出口の第2のねじ山との第1のねじ山は、例えば、出口開口部に相対的に見て、その内側または外側にありねじ接続することができる。流体リザーバは、好ましくは、上側および下側を有するハウジングからなり、上側および下側は、流体リザーバの中心長手方向軸に対して反対側の端部に配置される。流体リザーバの出口は下面に配置されており、下面は、流体リザーバの中心長手方向軸に対して横方向から見て、実質的に水平な平面、または0°もしくは180°とは異なる角度、特に90°の角度の平面内を走行している。このように構成することで、下面がプレートの機能を果たすことができる。
【0475】
また、流体リザーバは、入口開口部を有する入口を有することができ、この入口は、好ましくは、出口または出口開口部の反対側に配置される。このようにして、流体は、入口を介して流体リザーバに導入されるか、または追加される。しかし、特に流体で満たされた組み合わせ容器が製造される場合には、流体リザーバが入口または入口開口部を構成しないことも考えられる。
好ましくは、容器の排出口は、第2の受入れ領域の下部制限に構成された貫通孔に挿入するためのものである。
【0476】
第2の容器の排出口は、細長い要素として設計することができ、例えば、排出口は管状であり、排出口は、排出口の長手方向の軸に沿って第1の端部と反対側の第2の端部との間で延びることができる。第1の端部は、第2の容器に隣接または近接して配置され、第2の端部は、第2の容器から間隔を空けて配置される。排出口は、第2の受入れ領域の下側限定の貫通孔の内径よりも小さい外径で構成されている。そのため、第2の容器を第2の受け皿に挿入する際に、第2の容器の排出口を第2の受け皿の下限に設けられた貫通孔に導くことができる。これにより、第2の容器が第2の受け部に挿入されたときに、排出口を準備装置に接続することができ、第2の容器から正しく投与された量の液体が出てきて、準備装置によって、準備装置にも供給されているものと混合され、容器、好ましくは哺乳瓶、フィルタおよび/または漏斗容器、および/またはコーヒーカップまたはコーヒーポットに充填することができる。また、この方法では、液体およびベビーフードの濃縮物またはコーヒー粉末を、容器、ベビーボトル、またはコーヒーカップに直接導入または投与し、調製装置を使用しないようにすることも考えられる。吐出口の第1の端部は、第2の容器にしっかりと接続することができ、例えば、吐出口の第1の端部は、第2の容器と一体的に設計することができ、また、第2の容器に接着することができる。第2の容器が第2の受容領域に受容された状態にあるとき、排出口の第2の端部は、下部制限の平面の下に位置する平面に存在することができる。しかし、第2の端部は、下部制限の平面と同じ平面にあるか、下部制限の平面に隣接または近接する平面、例えば下部制限のレベルよりも上にあることも考えられる。
【0477】
好ましくは、第2の容器は、少なくとも部分的に先細りの部分を有し、先細りの部分における第2の容器の周縁部は、出口に向かって、好ましくは本質的に円錐形に減少する。
【0478】
第2の容器は、容器の長手方向の軸に沿って、入口側の端部と反対側の出口側の端部との間で延びることができる。入口端に隣接または近接して、入口開口部および入口が配置される。出口端に隣接または近接して、出口および出口開口部が配置される。第2の容器は、入口端と出口端との間に、容器の長手方向軸の平面に実質的に平行に延びる第1の側壁と、対向する第2の側壁とを有することができる。出口端に近い下部領域では、容器は先細り部を有する。先細りの部分では,第1の側壁と第2の側壁の間の距離が,出口に向かって,好ましくは本質的に円錐形に減少している。これにより、流体を出口を通して第2の容器からほぼ完全に導き出すことができ、第2の容器内に残る残留流体を最小限に抑えることができる。
【0479】
好ましくは、第2の容器は、少なくとも部分的に実質的に対称なセクションを有し、第2の容器の周縁部は、実質的に対称なセクション内で同じままであり、実質的に対称なセクションは、テーパードセクションよりも出口から離れている。
【0480】
本質的に対称なセクションでは、第1の側壁および第2の側壁はそれぞれ、容器の長手方向の軸の平面に平行な平面内に延びている。本質的に対称なセクションは、入口端と先細りセクションとの間に延在することができ、第2の容器が第2の受容領域に挿入または受容されると、個々のクランプ要素対のクランプ要素は、本質的に対称なセクションの側壁に隣接し、側壁に圧力を加えることができる。これにより、離乳食を作るための液体を投与することができる。第1の下側のクランプ要素対は、好ましくは、実質的に対称的なセクション内にあり、テーパーセクションに隣接または近接する第2の容器の領域に圧力をかけることができるように、第2の受容領域の側壁に配置される。
【0481】
好ましくは、第2の容器は、少なくとも1つの第1の磁石を備え、少なくとも1つの第1の磁石は、好ましくは、テーパー部の外壁に配置され、第2の受け部の下限の貫通孔に隣接または近接する少なくとも1つの第2の磁石を備えた少なくとも1つの第1の磁石は、接続可能であることを特徴とする。
【0482】
少なくとも1つの第1の磁石は、排出口に隣接または近接して配置することができ、好ましくは排出口の外壁に配置される。少なくとも1つの第2の磁石は、下部制限に配置された貫通孔に隣接または近接して配置することができ、好ましくは貫通孔の内壁に配置される。少なくとも1つの第1の磁石は、排出口の外壁を少なくとも部分的に取り囲むことができ、好ましくは、少なくとも1つの第1の磁石は、排出口の外壁を完全に取り囲むことができる。少なくとも1つの第2の磁石は、貫通孔の内壁を少なくとも部分的に取り囲むことができ、好ましくは、少なくとも1つの第2の磁石は、排出口の内壁を完全に取り囲むことができる。少なくとも1つの第1の磁石と少なくとも1つの第2の磁石は、第2の容器が第2の受け入れ領域に受け入れられたときに相互作用できるように配置されていることが好ましい。このようにして、第2の容器が適切な位置に配置され、流体が第2の容器から排出口を通ってほぼ完全に排出されるようになり、また、個々のクランプ要素によって流体の最適な投与が可能になり、また、確実に行われるようになる。また、少なくとも1つの第1磁石の代わりに、第2磁石と相互作用する金属要素(または金属板、金属片)を設けることも考えられる。また、少なくとも1つの第2の磁石の代わりに、第1の磁石と相互作用する金属要素(または金属板や金属片)を設けることも考えられる。磁石により、第2の容器は常に正しい位置にあり、離乳食やコーヒーを作るための液体が第2の受け皿のハウジングに到達することなく、排出口から誘導されるようになっている。
【0483】
好ましくは、第2の容器がホースであるか、または第2の容器がホースとして設計されていることである。
【0484】
好ましくは、第2の容器の内部の流体は、好ましくは蠕動ポンプを用いて投与することができる。
【0485】
好ましくは、第2の容器またはホースおよび/または蠕動ポンプは、ベビーフード、特にベビーミルクまたはベビーフード、またはコーヒーを投与および/または調製するための装置の第2の受容領域に導入され、第2の受容領域によって受け取られることができる。
好ましくは、ホースおよび/または蠕動ポンプおよび/または流体リザーバは交換可能であり、単回使用または使い捨ての製品として設計されている。
【0486】
好ましくは、ホースと流体リザーバは、互いに接続可能または接続されている。
【0487】
好ましくは、テンパリング装置、例えば、加熱プレートおよび/または冷却プレートが、流体リザーバに隣接または近接して配置される。テンパリング装置は、流体リザーバと接触していることも好ましい。
【0488】
好ましくは、少なくとも1つのクランプ要素が、流体リザーバに隣接または近接して配置される。少なくとも1つのクランプ要素は、好ましくはクランプとして設計されている。少なくとも1つのクランプ要素またはクランプは、好ましくは、流体リザーバの内部の流体の少なくとも一部を加熱および/または冷却するように設計されている。
【0489】
好ましくは、第1の容器および/または第2の容器および/または投与装置またはスクリューコンベアおよび/またはホースおよび/または蠕動ポンプは、好ましくは、バイオプラスチックまたはバイオプラスチックまたはバイオベースのプラスチックから作られる。第1の容器および/または第2の容器および/または投与装置またはスクリューコンベアおよび/またはホースおよび/またはホースポンプは、好ましくはバイオプラスチックまたはバイオプラスチックまたはバイオベースのプラスチックからなる。例えば、バイオプラスチックは、石紙および/または木材からなることができる。
【0490】
好ましくは、例えばベビーパウダーやコーヒーパウダーを空にした後、または一定のレベルに達した後の第1の容器、および/または例えば液体を空にした後、または一定のレベルに達した後の第2の容器は、インターネット上で自動的に注文したり、再注文したりすることができる。
【0491】
好ましくは、センサまたはスケールは、例えばモバイルアプリなどのアプリケーションソフトウェアに接続されており、信号音や信号光などによって液体のレベルを自動的に示すことができ、液体入りの新しい容器、コーヒーパウダーやベビーパウダー入りの新しい容器を手動で提供することができ、/または、液体入りの新しい容器、コーヒー豆入りの新しい容器をインターネットで自動的に注文することができるようになっている。
【0492】
好ましくは、装置または第2の容器は、第2の容器を第2の受取領域に位置決めして保持するように設計された位置決め・保持装置を備える。
【0493】
好ましくは、上述のデバイスは好ましくはリモートで操作することができる。例えば、スマートフォンのアプリを介して、あるいは遠隔操作によって、いつでもどこからでも装置を調節または制御することができる。このようにして、誰もが装置の近くにいることなく、ベビーフードやコーヒーを遠隔地で準備することができる。さらに、異なる動作スケジュールが考えられ、装置が所定の時間にベビーフードやコーヒーを自動的に準備することができる。
【0494】
前述したような装置を制御または調節するためのコンピュータで実装された方法は、以下のステップを含むことができる。
【0495】
投与装置を用いて第1の容器からベビーフードの濃縮物またはコーヒーの粉末を投与すること、および/またはさらなる投与装置を用いて第2の容器から液体を投与すること、例えば前述のクランプ要素または前述のリフティングシステムを用いて投与すること、および/または準備装置(以下に記載)を用いてベビーフードまたはコーヒーを準備すること。濃縮ベビーフードまたはコーヒー粉を入れるように設計された第1の容器内の充填レベルの決定、および/または液体を入れるように設計された第2の容器内の充填レベルの決定、および/または第1のコンポーネントおよび/または液体の識別、および/または決定されたレベルに基づいた濃縮ベビーフードまたはコーヒー粉および/または液体の再注文を行う。
【0496】
好ましくは、システムが提供され、このシステムは、ベビーフード、特にベビーミルクやベビーフード、またはコーヒーを準備するための装置と、ベビーフードの濃縮物またはコーヒーの粉末を受け入れて投与するための第1の容器と、ベビーフードを準備するための流体を受け入れて投与するための第2の容器とを備える。
【0497】
ベビーフードやコーヒーを準備するための装置と、ベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉や液を受け入れて投与するための容器は、いずれも前述のような特徴と、これらの特徴に関連する利点をすべて備えている。
【0498】
以下に、本準備装置の特徴を簡単に説明します。本準備装置では、オプションのコンポーネントとして提供することができる。
【0499】
最初に、ベビーフードを投与および/または調製するために本装置を使用するための調製装置について説明する。好ましくは、準備装置は、上側開放端と下側開放端との間で中心長手方向軸の周りに延びる内部キャビティを有し、キャビティは内壁によって囲まれ、その周縁は好ましくは上側開放端から下側開放端に向かって減少する。好ましくは、内部キャビティは、中心長手方向軸に沿って延び、内部キャビティを第1キャビティ領域と第2キャビティ領域とに分割する内壁を備える。好ましくは、第1の空洞領域を閉じるための第1の閉鎖フラップと、第2の空洞領域を閉じるための第2の閉鎖フラップとが、準備装置の上部開放端に配置される。好ましくは、準備装置は、上部開放端に隣接または近接して、準備装置を装置に接続または結合するための接続部を含み、/または、準備装置は、下部開放端に隣接または近接して、準備装置を哺乳瓶に接続または結合するための接続部を含む。
【0500】
装置がコーヒーの注入および/または準備に使用される場合、準備装置は、コーヒー粉末と液体が導入および/または混合されるフィルタおよび/または漏斗容器を有する。準備装置はさらに、コーヒーカップやコーヒーポットなどの容器を備えており、これらの容器は、コーヒーが重力によってフィルタおよび/または漏斗容器から導入または充填されるように、フィルタおよび/または漏斗容器に対して相対的に配置されている。コーヒーカップまたはコーヒーポットは、好ましくは、フィルタおよび/または漏斗容器の下に配置される。しかし、準備装置が、ドリッププロセスやコールドブリュープロセスのように設計されていることや、ベビーディスペンサーのように準備のタイプが決まっていることも考えられる。ドリッププロセスでは、準備装置は、底部にふるいを備えた容器に入れられる。コーヒーはここから、水差しや容器などの下の容器に滴り落ちる。コールドブリュー方式またはタイプの準備の場合、準備装置または撹拌装置と準備装置のフラップは、ふるいとして設計された容器の中にあるだろう。この容器は、流体または水が配置できるさらなる容器の中にある。
【0501】
好ましくは、装置のハウジングにドリップトレイが設けられており、このドリップトレイは、ハウジングの側壁から、好ましくはハウジングの後壁から離れて延びている。ドリップトレイは、好ましくは、準備装置の下方に配置される。好ましくは、第1の受容領域の距離は、ドリップトレイに対して変更可能であり、/または、第2の受容領域の距離は、ドリップトレイに対して変更可能である。特に、本装置のハウジングは、収納可能または押し込み可能である。これにより、例えば、折りたたまれた、あるいは、折りたたみ可能なハウジングを備えた装置を実現することができ、輸送用の包装材を節約することができる。さらに、ドリップトレイに対する第1の受け皿と第2の受け皿との間の距離を変えることで、容器のサイズに合わせて距離を調整することができ、特に、ベビーフードを入れる哺乳瓶やコーヒーを入れるコーヒー容器を調整することができる。ドリップトレイの上または上に異なるサイズの容器、または哺乳瓶やコーヒー容器を配置し、ベビーフードやコーヒーを充填することができる。
【0502】
好ましくは、準備装置の存在および/または種類を決定するための装置である。
【0503】
好ましくは、投与装置は、クロージャまたはフラップ要素を含み、クロージャまたはフラップ要素は、自動または手動で開くように設計されており、クロージャまたはフラップ要素は、好ましくは、投与装置および/または第1の容器を気密にして閉じるように設計されている。
【0504】
以下、本発明を、好ましい例示的な実施形態のみを示す図面に基づいて説明すると、以下の通りである。
【図面の簡単な説明】
【0505】
【
図1】ベビーフードやコーヒーを準備するための装置の一実施形態の透視図であり、その中には、スクリューコンベアとスクリューコンベアハウジングを備えた投与装置が受け入れられている。
【
図3】
図1の例示的な実施形態の一部分を示す透視図である。
【
図4】投与装置を受け取っていない状態の投与装置レセプタクルの透視図である。
【
図6】スクリューコンベアのハウジングを上から見た透視図である。
【
図7】スクリューコンベアのハウジングを下方から見た透視図である。
【
図8】投与装置受容部の断面図であり、搬送スクリューを備えた投与装置とスクリュー搬送ハウジングが投与装置受容部に受容されている様子を示している。
【
図9】投与装置を受け取った状態の投与装置レセプタクルの正面図である。
【
図10】投与装置に接続可能な容器の第1の実施形態の側面図である。
【
図11】投与装置に接続可能な容器のさらに例示的な実施形態の側面図である。
【
図12】ベビーフードの濃縮物やコーヒーの粉末を受け入れて投薬するための容器のさらなる実施形態の側面図である。
【
図13】投与装置に接続することができる容器の複数のさらなる例示的な実施形態を示している。
【
図14】投与装置に接続することができる容器のさらなる実施形態例を示している。
【
図15】
図15Aは、
図1の離乳食またはコーヒーを準備するための装置の透視図であり、第2の容器はまだ第2の受容領域に挿入されておらず、受容されていない。
図15Bは、
図15Aの装置の第2の受入れ領域の正面図であり、第2の容器は第2の受入れ領域に挿入されている。
図15Cは、
図15Aの装置の第2の受け皿の正面図であり、第2の容器は第2の受け皿に受けられている。
【
図16】第2の受容領域の一対のクランプ要素の透視図である。
【
図18】離乳食やコーヒーを作るための装置を下から見た透視図である。
【
図19】離乳食やコーヒーを作るための装置の透視図である。前記流体リザーバが前記第2の容器と流体的に接続はされていない。
【
図20】離乳食やコーヒーを準備するための装置の透視図であり、流体リザーバが第2の容器に流体的に接続されている。
【
図21】実質的に水平なプレートによって互いに接続することができる、流体リザーバおよび第2の容器の一実施形態の透視図を示している。
【
図22】流体リザーバと第2の容器のさらなる例示的な実施形態の透視図であり、流体リザーバと第2の容器を接続するための実質的に水平なプレートが設けられていない。
【
図24】第2の容器を受け取った状態の第2の受け皿の下部領域の正面図である。
【
図27】スクリューコンベア、グラインダー、およびスクリューコンベアハウジングを備えた投与・粉砕装置が設置されている、コーヒー豆の投与・粉砕、および/またはコーヒーの準備のための本発明による装置の実施形態例の透視図である。
【
図28】スクリューコンベア、グラインダー、スクリューコンベアハウジングを備えた投与・粉砕装置の透視図である。
【
図29】
図28の投与・粉砕装置の断面図であり、スクリューコンベアとグラインダーは、投与・粉砕装置のスクリューコンベアハウジングに受け入れられている。
【
図30】コールドブリュータイプの準備を例にした準備装置の一実施形態の正面図である。
【
図31】滴下式の調製装置を例にした、調製装置のさらなる実施形態の正面図である。
【
図32】第1の容器のさらなる例示的な実施形態の透視図を示しており、この場合、研削装置またはグラインダーは、第1の容器の出口に回転可能に配置されている。
【
図34】
図32の第1の容器に示されているものの下側の部分の断面図である。
【
図35】異なるコーヒーの準備方法のための複数の準備装置を示している。
【
図36】コーヒーの異なる準備のための複数の準備装置を示している。
【発明を実施するための形態】
【0506】
図1から
図26を見てわかるように、まず、乳児・ベビーフード、特にベビーフードとベビーマッシュを準備するための装置の特徴を説明する。しかし、同じ装置の特徴は、コーヒーを準備するのにも適しているので、コーヒーを準備するための装置は別に説明しない。以下の図の説明では、ベビーフード、特にベビーミルクまたはベビーフード、およびコーヒーの調製に基づいて調製される媒体を投与および/または調製するための本発明による装置1、1’について説明することに留意すべきである。しかし、他の媒体、例えばお茶などを適宜準備することも考えられる。
【0507】
まず、
図1から
図9を参照して、乳児またはベビーフード、特にベビーミルクおよびベビーマッシュを調製するための装置1の例示的な実施形態を説明する。
【0508】
図1から
図3に示すように、ベビーフード(乳幼児に与えるのに特に適した食品)、特にベビーミルクやベビーマッシュを調製するための装置1は、第1の受入れエリア5と第2の受入れエリア7を備えたハウジング3から構成されている。
第1の受容領域5は、ベビーフード濃縮物用の第1の容器9を少なくとも部分的に受容するように設計されている。第1の受容領域5は、後壁13と、特に後壁13に対して横方向に0°又は180°とは異なる角度で配向された2つの間隔を空けた側壁15,17と、特に側壁15,17に対して横方向に0°又は180°とは異なる角度の下にある上側制限部19及び下側制限部21と、を備える。さらに、第1の受容領域5は、後壁13の反対側にある少なくとも部分的に開放された前側23から構成されており、第1の受容領域5は、側壁15,17、上側および下側の制限19,21、後壁13、および少なくとも部分的に開放された前側23の間に形成されている。上下限19,21は、実質的に互いに平行に配置することができ、後壁31は、上下限19,21がそれぞれ、後壁が配置されている平面に対して垂直な1つの平面内を走るように、上下限19,21に対して実質的に横方向に配置することができる。
【0509】
図の説明では、上、頂上、左、右、前、後、横、縦、上、下などの用語は、それぞれの図で選択されたベビーフードを準備するための装置1の例示的な表現に関するものである。特に、水平および垂直という用語は、装置1の上部制限19および下部制限21が延びる平面に関するものである。
【0510】
第1の受入れエリア5は、第1の容器9を受入れるための上側の容器受入れエリア25と、投与装置29を受入れるための下側の投与装置受入れエリア27とからなる。容器受入れエリア25は、好ましくは投与装置受入れエリア27の上方に配置される。
【0511】
さらに、
図1から
図3には、離乳食を作るための装置1における第2の受け皿7が示されている。
図1から
図3は、離乳食の準備のための装置1の第2の受容領域7を示しており、この領域は、流体(特に液体)のための第2の容器11を少なくとも部分的に受容するように設計されている。第2の受入れエリア7は、後壁と、0°または180°とは異なる角度、特に横方向に後壁と向き合う2つの離間した側壁と、0°または180°とは異なる角度、特に横方向に側壁と向き合う下部制限と、下部壁と対向するオープントップとを有し、第2の容器11を受け入れるための第2の受入れエリア7は、側壁の間に形成されている。第2の受容領域の側壁は、1つ以上の、好ましくは複数のクランプ要素155を有しており、これらのクランプ要素155は、後壁に対向する第2の受容領域7の前側から後壁に向かって延びており、第2の容器11を装置1内に配置するため、および/または、第2の容器内に流体を投与するため、および/または、第2の容器内に流体を無菌状態で保管するために設計されている。クランプ要素155は、特にクランプとして設計されており、クランプのうちの2つは、互いに対向して、下側の制限に平行な平面に配置されている。クランプ要素155の、下限に対する距離、および/または開放された上側に対する距離は、変更可能である。第2の受容領域7の下部制限は、第2の容器11の出口を受け入れるように設計された貫通孔を有する。
【0512】
さらに、この装置は、流体をテンパリングするためのテンパリング装置(
図1~
図3では図示せず)を備えている。このテンパリング装置は、第2の容器11内の流体(特に液体)の温度を、準備温度(特に、ベビーフード濃縮物の製造者によって提供されるか、または予め決められた温度)にすることができる。テンパリング装置は、好ましくは、第2の容器11と少なくとも部分的に接触して配置され、好ましくは、第2の受容領域7の下限に隣接または近接する領域に配置される。
【0513】
さらに、ベビーフードを準備するための装置は、ベビーフードの濃縮物と流体からベビーフードを準備するための準備装置(
図1~
図3には示されていない)を備える。好ましくは、準備装置は、装置1のそれと連結されており、第1の受取領域のスクリューコンベアハウジングの出口開口部からのベビーフード濃縮物、および/または、第2の受取領域の第2の容器11からの流体が、別の容器、好ましくは哺乳瓶に注がれるようになっている。
【0514】
図を参照して
図4から
図14を参照して、第1の受け皿5、第1の容器9、および投与装置29をさらに詳細に説明する。
【0515】
図4は、投与装置受容領域27が、投与装置29のための作動装置および/または駆動装置39を有することを示している。作動装置および/または駆動装置39は、後壁13内または後壁13上に配置され、かつ/または後壁13から実質的に離れて延びる結合要素または駆動軸41からなる。下部制限部21は、投与装置29のためのレセプタクル43を有しており、このレセプタクル43は、レセプタクル長手方向軸45に沿って、開いた前側23から後壁13まで実質的に延びている。後壁13の駆動軸41と、投与装置29のためのレセプタクル43とは、下部制限部21に対して横方向に同一平面上に延びており、および/またはレセプタクル長手方向軸45に対して本質的に垂直である。
【0516】
レセプタクル43は、特に、レセプタクル長手方向軸45に直角な断面が凹状である。言い換えれば、レセプタクル43は、凹状の断面として下部制限部21に埋め込まれている。したがって、下部制限部21は、側壁15,17の第1のものに隣接または近接する第1の水平面部47と、側壁15,17の第2のものに隣接または近接する第2の水平面部49とを有する表面を有することができ、レセプタクル43は、第1および第2の面部47,49の間に凹面部として配置されている。レセプタクル出口開口部51は、レセプタクル長手方向軸45上、特に後壁13に隣接または近接して配置することができる。
【0517】
第1のガイド要素31および第2のガイド要素33が、容器受け渡しエリア25と投与装置受け渡しエリア27との間に配置されており、ガイド要素31,33は、開放された前面23から後壁13まで延びており、および/または、ガイド要素31,33は、側壁15,17から延びているところである。ガイド要素31,32は、第1の受入れエリア5を上部容器受入れエリア25と下部投与装置受入れエリア27とに分割し、上部容器受入れエリア25が上部制限19と反対側の2つのガイド要素31,33によって制限されるようにしている。下部投与装置受領領域27は、2つのガイド要素31,33と反対側の下部制限21によって制限される。
第1の容器9および投与装置29が第1の受容領域5に導入され、かつ/または少なくとも部分的に受容された後、第1の容器9は、ガイド要素31,33と上部制限19との間に配置され、投与装置29は、ガイド要素31,33と下部制限21との間に少なくとも部分的に配置される。ガイド要素31,33は、基本的に、上部制限部19および下部制限部21に平行な平面内に整列しており、容器受容領域25に向かって上方に向かって平面外の開いた前側23に向かって傾斜している。したがって、ガイド要素31,33は、本質的に平行な領域35と、傾斜した領域37とを有している。本質的に平行な領域35は、後壁13から傾斜した領域37まで延びている。傾斜37は、本質的に平行な領域35から開放された前側23に向かって延びている。
【0518】
容器受取領域25の1つ以上の側壁15,17は、1つ以上の側壁15,17から離れて延びる複数のリブ53を含んでいる。複数のリブ53は、特に、上側制限部19および/または下側制限部21に実質的に平行に延びている。複数のリブ53は、好ましくは、開放された前側23から後壁13まで延びる。
【0519】
特に、複数のリブ53は、2つの側壁15,17に対になって配置されている。リブ53のうちの2つはそれぞれ、側壁15,17に対して本質的に横向きの面、および/または上側または下側の制限部19,21に対して本質的に平行な面に、リブ55の対として延びている。一対のリブ55は、容器受容領域25の側壁19,21上で、好ましくはガイド要素31,33と上側制限部19との間に、好ましくは等間隔で規則的に配置されている。
【0520】
投与装置29は、第1の容器9からのベビーフード濃縮物を第2の容器11から投与するためのものである。投与装置29は、第1の容器9に接続可能である。このように、投与装置29は、第1容器9に接続することができるので、第1容器9に接続された状態の投与装置29は、第1受入れエリア5の後壁13に対して実質的に垂直な動きによって、第1受入れエリア5に導入または受入れられる。
【0521】
吐出装置29は、
図5~
図7に示すように、スクリューコンベア57とスクリューコンベアハウジング59で構成されている。
図8に示すように、スクリューコンベア57は、好ましくはその全長で、スクリューコンベアハウジング59に挿入され、そこに回転可能に配置されることができるので、スクリューコンベア57およびスクリューコンベアハウジング59は、共通のスクリューコンベア長手方向軸61の周りに延びる。以下では、
図5から
図7に示すように、スクリューコンベア57がスクリューコンベアハウジング59に挿入されていない場合でも、共通のスクリューコンベア長手方向軸61に関連するスクリューコンベア57およびスクリューコンベアハウジング59の特徴を説明する。
【0522】
スクリューコンベアハウジング59は、入口開口部35を有する入口63、および/または、出口開口部69を有する出口67を有する。入口63および出口67は、スクリューコンベアの長手方向軸線61に対して横方向に見て、反対側のスクリューコンベアハウジング59に配置されている。スクリューコンベアハウジング59は、スクリューコンベアの長手方向軸線61に沿って、第1の端部71と反対側の第2の端部73との間で延びている。出口67は、第1端部71に隣接または近接して配置され、入口63は、第2端部73に隣接または近接して配置されている。
【0523】
入口63は、特に、周壁77を有するフランジ75からなり、周壁77は、少なくとも部分的に入口開口65を取り囲み、かつ/または、スクリューコンベアハウジング59から離れてコンベアスクリューの長手方向軸61に対して実質的に半径方向に延びている。
図6が示すように、周壁77は、第1の周壁中心長手方向軸78に沿って実質的に延びている。周壁中央長手方向軸78は、特に約47mmの長さを有することができる。さらに、周辺壁77は、第2の周辺壁中心長手方向軸80に沿って延びており、この第2の周辺壁中心長手方向軸80は、0°または180°とは異なる角度で、特に横方向に、好ましくは第1の周辺壁中心長手方向軸78に対して垂直に配向されており、特に約29mmの長さを有することができる。
【0524】
フランジ75は、投与装置29を第1の容器9に接続するため、および/または投与装置29を投与装置受容領域27に導入するために設計されている。したがって、周壁77は、第1の接触面79と、実質的に反対側の第2の接触面81とを備え、第1および第2の接触面79,81は、互いに平行に配置されている。これらの接触面79,81により、投与装置29を特に簡単な方法で投与装置受容領域27に導入することができる。特に、投与装置受入れ領域27への挿入中、接触面79,81は、第1受入れ領域5のガイド要素31,33に沿って本質的にスライドすることができ、/あるいは、投与装置受入れ領域27に受入れられた後、横方向のガイド要素31,33に対して本質的に静止することができる。
【0525】
スクリューコンベアハウジング59は、特に、複数のリブまたはスクリューコンベアハウジングリブ85を備えた外壁83を有し、リブ85は、好ましくは、スクリューコンベアハウジング59の第1の端部71と第2の端部73との間で少なくとも部分的に軸方向に延びている。リブ85は、スクリューコンベアの長手方向軸61から見て、実質的に半径方向に外壁83から離れて延びている。
【0526】
第1の一対の制限リブ87としての2つのリブ85は、外壁83の周方向の反対側でスクリューコンベアハウジング59の出口開口部69を制限する。第2の一対の制限リブ89としての2つのさらなるリブ85は、外壁83の軸方向における対向面で出口開口部69を制限する。このような構成により、投与装置29や容器9とは対照的に交換できない第1受入部5に、ベビーフードの濃縮物が接触することがない。
【0527】
コンベアスクリュー57は、コンベアスクリュー長手方向軸61の方向に駆動端82を有する。スクリューコンベア57の駆動端82から、または駆動端82において、カップリング装置91が、本質的にスクリューコンベアの長手方向軸61に沿って延びており、カップリング装置91は、作動および/または駆動装置39または駆動軸41と相互作用するように、特に介在するように設計されている。
【0528】
カップリング装置91は、本質的に円筒形の空洞93として、またはレセプタクルとして設計することができるので、投与装置受入れ領域27内の投与装置29の導入および少なくとも部分的な包含の後、投与装置受入れ領域27内のカップリング要素41は、少なくとも部分的に(円筒形の)空洞93内に受容されることができる。円筒状の凹部93の内壁95は、好ましくは、カップリング要素41の外壁96の外周プロファイルと係合させることができる内周プロファイルを有する。カップリングエレメント41の外側プロファイルは、少なくとも1つの材料隆起部97を有し、この材料隆起部97は、円筒形キャビティ93の内側プロファイルの少なくとも1つの材料凹部99と係合または相互作用することができる。このように、カップリング要素91は、駆動軸として設計されており、カップリング要素41の(円筒形)空洞93への導入により、投与装置29の駆動が可能となり、その結果、スクリューコンベア57の回転が可能となる。
【0529】
スクリューコンベア57は、好ましくは、平らなガイド面またはシートまたはゴムフラップの形態の1つまたは複数の螺旋状に巻かれたフライト101が巻かれたシャフトとして設計されており、このフライトは、コンベアスクリューの長手方向軸61から横方向に離れてねじ山107の形態で延びている。
【0530】
図8は、離乳食を準備するための装置1の第1の受け入れエリア5の投与装置受け入れエリア27に挿入され、受け入れられた投与装置29を示している。スクリューコンベア57は、好ましくは、スクリューコンベアハウジング59の内部に延びており、後壁13上の結合要素41は、スクリューコンベア57の円筒形の空洞93に挿入され、かつ/または、それを駆動することができる。入口開口部65を介してスクリューコンベアハウジング59の内部に導入されるベビーフード濃縮物は、本質的にコンベアスクリューの長手方向軸61に沿った1つ以上の螺旋状に巻かれたフライト101に沿って、出口67および/または出口開口部69を介してスクリューコンベアハウジング59の内部を去るように案内することができる。挿入要素または除去要素105は、好ましくは、スクリューコンベアハウジング59の第2の端部73に配置される。
【0531】
図9は、投与装置29が挿入された状態の投与装置受入れエリア27の正面図である。第1の受入れエリア5の投与装置受入れエリア27に挿入された状態では、投与装置29の周壁77とリブ85のうちの2つの横方向の接触面79,81が、2つのガイド部材31,33上に載っている。特に、当接面79,81は、側壁15,17から離れて延びるガイド部材31,33の縁部107に当接することができ、2つのリブは、下部制限21に面する2つのガイド部材31,33の下面109に当接することができる。
【0532】
図10から
図14を参照して、ベビーフードの濃縮物を受け取るための、および/または投与するための第1の容器9の例示的な実施形態を説明する。
【0533】
図10から分かるように、第1の容器9は、ベビーフードの濃縮物を受け入れるための内部空間112と、内部112と流体連通する排出口113とを有するハウジング111を備えることができる。第1の容器9は、
図1~
図9の文脈で前述したように、ベビーフードを準備するための装置1に少なくとも部分的に導入および/または受容されるように設計されている。
【0534】
排出口113は、投薬装置29の入口に接続することができ、この投薬装置29は、スクリューコンベア57とスクリューコンベアハウジング59とを備え、スクリューコンベア57は、好ましくはその全長で、スクリューコンベアハウジング59に挿入され、回転可能に配置され、スクリューコンベア57とスクリューコンベアハウジング59とが共通の長手方向軸であるコンベアスクリュー長手方向軸61の周りに延びるようになっている。第1の容器9の出口113は、スクリューコンベアハウジング59の入口63に接続することができ、スクリューコンベアハウジング59は、出口67を有し、投与装置29を作動させることによって、出口67を介してベビーフード濃縮物の所定のまたは予め決定された量(または投与量)が送出されるようになっている。第1の容器9の出口113は、スクリューコンベアハウジング59の入口63にねじ止めまたは接着することができる。しかしながら、スクリューコンベアハウジング59は、第1の容器9に一体化されたり、第1の容器9に強固に接続されたりすることもできる。
【0535】
第1の容器9は、入口開口部115を有することができ、入口開口部115は、好ましくは、出口113と本質的に反対側に配置され、/または、出口113に出口開口部117を有する。入口開口部115は、閉鎖要素119、好ましくはジッパーまたはジップによって閉鎖可能とすることができる。閉鎖要素119、好ましくは、ジッパーはベビーフードを準備するための装置1の第1受容領域5の溝に少なくとも部分的に挿入されるように設計されている。内側開口部123を有するタブ121が、閉鎖要素119に隣接または近接して配置されている。内側開口部123は、第1の容器をある場所から別の場所に容易に運ぶことができるように、ハンドルとして機能することができる。
【0536】
図11および
図12から分かるように、第1の容器9は、少なくとも部分的に先細り部125を有し、第1の容器9の周縁部は、先細り部125において出口113に向かって減少している(好ましくは本質的に円錐形)、または先細りである。
【0537】
第1の容器9は、(第1の容器9に接続された状態で見て)スクリューコンベアハウジング59の長手方向軸61に対して横方向の断面を有することができ、先細り部125は、第1の側縁135および第2の側縁137によって横方向に制限される。第1の側縁135は、本質的に0°または180°とは異なる角度で、特に本質的に横方向に、好ましくは90°未満の角度で、特に好ましくは約45°の角度で、スクリューコンベアハウジング59のコンベアスクリュー長手軸61の平面(接続された状態で見た場合)に対して走ることができる。第2の側縁137は、スクリューコンベアハウジング59のコンベアスクリュー長手軸61の平面に対して、0°または180°とは異なる角度、特に本質的に横方向に、好ましくは90°未満の角度、特に好ましくは約45°の角度で走ることができる。第1の側縁135および/または第2の側縁137はそれぞれ、(連結状態で見て)スクリューコンベアハウジング59のコンベアスクリュー長手方向軸61の平面に対して90°の角度で延びることができる側縁部136を有することができる。側縁部136は、実質的に対称的な部分の第1の側縁部131または第2の側縁部133の平面内に延びることができる。
【0538】
第1の容器9は、少なくとも部分的に第1の実質的に対称的なセクション127を有することができる。第1の実質的に対称的なセクション127内の第1の容器29の周縁は、好ましくは一定である。第1の実質的に対称なセクション127は、テーパセクション125よりも排出口113からさらに間隔を空けている。第1の容器9は、第1の容器9に接続された状態のスクリューコンベアハウジング59の長手方向軸61に対して横方向の断面を有することができ、第1の実質的に対称なセクション127は、第1の側縁131および第2の側縁133によって横方向に制限される。第1の側縁部131および第2の側縁部133は、(接続状態で見て)スクリューコンベアハウジング59のコンベアスクリューの長手方向軸61の平面に対して、本質的に互いに平行に、および/または0°もしくは180°とは異なる角度で、特に本質的に横方向に、好ましくは約90°の角度で配向されている。第1の実質的に対称的なセクション127の第1の側縁131は、テーパー部125の第1の側縁135と1つの平面を走ることができ、/または第1の実質的に対称的なセクション127の第2の側縁133は、0°または180とは異なる角度で配向することができ、特にテーパー部125の第2の側縁137に対して本質的に横方向に配向することができる。
【0539】
排出口113に隣接または近接して、第1の容器9は、第2の本質的に対称なセクション129を有することができ、第2の本質的に対称なセクション129内の第1の容器9の円周は、好ましくは本質的に同じままであり、本質的に排出口113の周縁および/または排出口113の開口部の周縁に対応する。第2の本質的に対称なセクション129は、ベビーフードの濃縮物を第1の容器9の内部112から案内することができる出口として機能することができる。第2の本質的に対称なセクション129の側縁139および141は、好ましくは10~30mmの長さ、特に好ましくは15mmの長さを有することができる。
【0540】
しかし、第2の本質的に対称的なセクション129の側縁139および141が、30mmよりも大きい、好ましくは70~110mmの間、特に好ましくは90mmの長さを有することも考えられる。これは、特に、投薬が、先に説明したようなスクリューコンベア58およびスクリューコンベアハウジング59を備えた投薬装置29によって行われず、第1の受取領域5の側壁15,17に隣接または近接して離乳食の濃縮物を投薬するためにクランプ要素またはクランプが使用される場合に提供することができ、このクランプ要素またはクランプは、第2の容器11および第2の受取領域7に関連して後述するクランプ要素155またはブラケットに類似して設計されている。
【0541】
第1の容器9は、第1の容器9に接続された状態のスクリューコンベアハウジング59の長手方向軸61に対して横方向の断面を有することができ、第2の本質的に対称なセクション129は、第1の側縁139および第2の側縁141によって横方向に制限され、これらはIsにおいて互いに本質的に平行に並んでいる。第1の側縁部139および第2の側縁部141は、0°または180°とは異なる角度で、特に本質的に横方向に、好ましくは約90°の角度で、スクリューコンベアハウジング59のコンベアスクリューの長手軸61の平面(接続状態で見た場合)に対して走っている。第2の本質的に対称なセクション129の第1の側縁部139は、先細りセクション125の第1の側縁部135と、第1の本質的に対称なセクション127の第1の側縁部131と、一平面上を走ることができる。
【0542】
テーパー部125は、第1実質的対称部127と第2実質的対称部129との間に配置されている。第2の実質的に対称な部分129は、好ましくは、第1の実質的に対称な部分127の周縁部よりも小さい周縁部を有する。第2の実質的に対称な部分129は、第1の実質的に対称な部分127を取り囲む容積よりも小さい第1の容器29の容積を取り囲む。
【0543】
図13は、第1の容器9のさらに考えられる実施形態を示しており、この容器は、投与装置29に接続することができ、また/あるいは、ベビーフードを準備するために前述したように装置1に挿入して受け取るように設計されている。投与装置29は、スタンドプレートとして設計され、スクリューコンベアハウジング59上に配置することができ、またはスクリューコンベアハウジング59に接続することができるプレート143を含むことができる。このスタンドプレート143は、特に、第1の容器9が離乳食の濃縮物を受け取るように配置されているときに、第1の容器9をより良く配置するため、および/または、倒れないように保護するために使用される。スクリューコンベアハウジング59がカバー145を有し、このカバー145が、第1の容器9をより良く位置決めでき、かつ/または転倒から保護できるように、ベースとして機能する少なくとも1つの平坦な表面147を有することも考えられる。しかしながら、第1の容器9が、先細り部125の代わりに、さらに本質的に対称的な部分を有することも考えられる。3つのセクションの第1の側縁131,135,139は、1つの平面内を走行することができ、第2の側縁133,137,141は、1つの平面内を走行することができ、2つの平面は、互いに本質的に平行に配向されている。
図14は、第1の容器9のさらなる実施形態を示しており、この場合、第1の容器9内のベビーフード濃縮物を受け取るため、および第1の容器9からベビーフード濃縮物を取り出すために、1つの同じ開口部117が使用される。この場合、開口部は出口開口部117に対応しており、第1の容器9が別個に設計された入口または入口開口部を有していないようになっている。ベビーフードの濃縮物は、まず、出口113または出口開口部117を介して第1の容器9に受け入れられ、その後、出口113が投与装置29に接続される。特に、ベビーフードの濃縮物が取り込まれた後、出口117は、接続要素149、例えば、接着ストリップ151またはクリップ153の形態の接着要素によって、投与装置29の入口63に接続することができる。
【0544】
図を参照して説明する。15A~24を参照して、装置1の第2の受入れ領域7、第2の容器9、および投薬装置29をより詳細に説明する。
【0545】
図15Aが示すように、第2の受け入れエリア7は、後壁157と、後壁157に対して横方向に向いている2つの間隔を空けた側壁159と、側壁159に対して横方向に向いている下部制限部161と、下部制限部161の反対側にある1つのオープントップ163とを有する。第2容器11を受容するための第2受容領域7は、側壁159の間に形成されている。側壁159に隣接または近接して、後壁157に対向する前側159と第2の受容領域7の後壁165との間に少なくとも部分的に延びる複数のクランプ要素155が配置されている。
【0546】
図15A~15Cに示された第2の受容領域7の実施形態は、3対のクランプ要素167,169,171から構成されている。
図15A~
図15Cに示された第2の受け皿7の実施形態は、側壁159に隣接または近接して配置された3組のクランプ要素対167,169,171からなる。クランプ要素対167,169,171のそれぞれは、第2の受容領域7の下側限定161に実質的に平行に配置される平面に配置される。クランプ要素155は、クランプとして設計することができ、クランプのうちの2つは、互いに対向して、第2の受容領域7の下部制限161に平行な平面内に配置される。第1の、下側のクランプ要素対167のクランプ要素の1つが、テンパリング装置(図示せず)によって置き換えられることが考えられる。このように、第2の容器11は、クランプ要素とテンパリング装置との相互作用によって閉鎖またはクランプすることができ、同時に第2の容器11の内部の流体の温度を制御することができる。
【0547】
クランプ要素ペア167,169,171のうちの第1のものは、第1の、下側クランプ要素ペア167のクランプ要素が下側制限部161から第1の距離D1を有するように、下側クランプ要素ペア167として配置されている。クランプ要素対167,169,171のうちの第2のものは、第2の、上側のクランプ要素対169のクランプ要素が、下側の制限部161に対する第1の距離D1よりも大きい、下側の制限部161に対する第2の距離D2を有するように、上側のクランプ要素対169として配置される。第1の、下側のクランプ要素の対167は、第2の受取領域7において下側制限部161に隣接または近接して配置することができる。第2の、上側の対のクランプ要素169は、開放上側163に隣接または近接して配置される。さらに、第3のクランプ要素対167,169,171は、第1のクランプ要素対167と第2のクランプ要素対169との間に中間のクランプ要素対171として配置することができ、第1の距離D1よりも大きく、第2の距離D2よりも小さい、下側制限部161に対する第3の距離D3を有する。
【0548】
下限161に対するクランプ要素155の相対的な距離または間隔、あるいは開放された上側163に対する相対的な距離を変更することができる。特に、第3の中間ペアのクランプ要素171は、第3の距離D3を変更できるという点で、高さ調整可能である。これにより、離乳食を調製するための所望の量の液体(特に、液体の量)を正確に投与することができる。しかしながら、第1の下側クランプ要素対167および第2の上側クランプ要素対169も、第1の距離D1および第2の距離D2を変更できるように、高さを調整することができる。
【0549】
第2の容器11は、
図15Aおよび15Bに示すように、第2の受取領域7に挿入することができ、
図15Cに示すように、第2の受取領域7によって受け取ることができる。15Cは、第2の容器11を第2の受取領域7で受け取った状態を示している。第2容器11は、下側の制限部161に対して実質的に垂直な動きによって、第2受取領域7に導入される。
【0550】
第2の受容領域7に受容された状態では、第2の容器11は、3対のクランプ要素167,169,171によって横方向に保持またはクランプされる。3対のクランプ要素167,169,171は、第1の位置(
図15C参照)と第2の位置(図示せず)をとることができる。第1の位置では、3対のクランプ要素167,169,171は、第2の容器11の対向する第1および第2の側壁173,175に圧力をかけるような方法で、第2の容器11に横方向に隣接し、および/または第2の容器11に接触する。第2の位置では、3組のクランプ要素167,169,171は、第2の容器11に隣接しないか、または第2の容器11に触れないので、クランプ要素167,169,171の組は、第2の容器11の側壁173,175に圧力を及ぼさない。
【0551】
図16は、3つのクランプ要素対167,169,171のうちの1つと、クランプ要素対167,169,171のうちの1つの第1クランプ要素177と第2クランプ要素179とが相対的に配置されている実施形態を示す図である。第1のクランプ要素177と第2のクランプ要素179とが相対的に配置された位置では、第2の受取領域7における3つのクランプ要素対167,169,171の個々のクランプ要素も相対的に配置される。
【0552】
クランプ要素155,177,179のそれぞれは、第1のクランプ要素面181と第2のクランプ要素面183とからなり、クランプ要素面181,183は、クランプ要素長手方向軸185の反対側に配置され、2つのクランプ要素面181,183は、好ましくは、第3のクランプ要素面186によって接続され、第3のクランプ要素面186は、クランプ要素長手方向軸185に対して横方向に、実質的に円錐形の断面を有する。
【0553】
第1および第2のクランプ要素表面181,183は、互いに本質的に平行に配置され、それぞれが第1の端部187と第2の端部189との間でクランプ要素長手軸185の方向に延びている。第1のクランプ要素面181は第1の平面内に延び、第2のクランプ要素面183は第2の平面内に延び、第1の平面と第2の平面が互いに平行に配置され、/またはクランプ要素長手方向軸185が第1のレベルと第2のレベルの間の平面内に配置されていることを特徴とする。つのクランプ要素面181,183の幅B、すなわち、0°または180°とは異なる角度、特にクランプ要素長手方向軸185に対して横方向の2つのクランプ要素面181,183の幅Bは、第1の端部187から第2の端部189に向かってテーパー状になっている。さらに、クランプ要素177,179のそれぞれは、0°または180°とは異なる角度で、特にクランプ要素長手方向軸185に対して横方向に配置された連結プレート191を含んでいる。第1のクランプ要素表面181は、第1の端部187と接続プレート191に接続され、第2のクランプ要素表面183は、第1の端部187と接続プレート191に接続することができる。
【0554】
接続プレート191を用いて、個々のクランプ要素155,177,179は、クランプ要素155,179,179が0°または180°のいずれかで後壁157に対して本質的に横方向になるように、第2の受容領域7、特に第2の受容領域7の後壁157に接続することができる。特に横方向に、個々のクランプ要素表面181,183の第2の端部189が後壁157から間隔を空けて、クランプ要素155,177,179が、前側165と後壁157の間の側壁173,175に隣接または近接して延びるようにする。
【0555】
第3のクランプ要素面186は、第1のクランプ要素面181の第1の側縁193から第2のクランプ要素面183の第1の側縁195まで延びている。第1の側縁193,195は同一平面上に延びており、この平面は、特にクランプ要素の長手方向軸185に対して横方向に、0°または180°とは異なる角度、好ましくは90°の角度で延びている。第3のクランプ要素表面186は、第1のクランプ要素表面181および第2のクランプ要素表面183に対して90°の角度で配置されており、接続プレート191が後壁157に接続されているときには、それぞれの場合において、接続プレート191および第2の受容領域7の後壁157に対して90°の角度で配置されている。個々のクランプ要素対167,169,171のクランプ要素155,177,179のそれぞれは、したがって、第3のクランプ要素面186を有することができ、各クランプ要素対167,169,171の個々のクランプ要素155,177,179の第3のクランプ要素面181は、クランプ要素155,177,179が接続プレート191によって後壁157に接続されるときに、互いに平行に整列される。接続プレート191は、少なくとも1つの貫通孔192を有しており、クランプ要素155,177,179を、ねじなどの接続要素によって後壁157に接続することができるようになっている。しかし、クランプ要素155,177,179が接続プレート191によって後壁157に接続されておらず、クランプ要素155,177,179がスライドによって後壁上に変位可能に配置されていたり、レールまたはガイドレール要素157および/または第2の受入れエリア7の側壁159に配置または接続可能に配置されていたりすることも考えられる。
【0556】
第3クランプ要素面186は、基本的にクランプ要素長手軸185の方向に、第1クランプ要素面181の第1側縁193と第2クランプ要素面183の第1側縁195との間に延びるクランプ要素縁197を有することができる。クランプ要素エッジ197は、クランプ要素長手方向軸185と同一平面上に延びている。
クランプ要素155,177,179は、第3のクランプ要素表面186に対向し、クランプ要素長手方向軸185に対して横向きに見て、開放されるように設計されている。言い換えれば、クランプ要素155,177,179のそれぞれは、3つのクランプ要素表面181,183,186によって制限され、開放面201を有する内部空洞199を構成する。しかし、クランプ要素155,177,179が、内部空洞199を持たないように設計されていることも考えられる。クランプ要素155,177,179が第2の受入れエリア7に接続されている場合、例えば、クランプ要素155,177,179が接続プレート191によって後壁157に接続されている場合、または、クランプ要素155,177,179がスライドまたはレールまたはガイドレール要素によって後壁157および/または側壁159に接続されている場合、内側空洞199の開放側201は、第2の受入れエリア7の2つの側壁159のうちの1つを指している。クランプ要素表面181,183,186のうちの少なくとも1つ、好ましくは第3のクランプ要素表面186は、支持面、好ましくはゴム製の支持面として設計することができる。好ましくは、クランプ要素155,177,179のそれぞれは、バネ要素(図示せず)を含んでいる。バネ要素は、第1のクランプ要素表面181または第2のクランプ要素表面183の第1の端部187に隣接または近接して配置することができる。クランプ要素155,177,179は、第2の容器11がクランプ要素155,177,179によって保持またはクランプされたときに均一な面圧を生成するために、エラストマーから形成されるか、またはエラストマーからなることができる。
【0557】
テンパリング装置は、第2の容器11と接触して配置することができ、テンパリング装置は、好ましくは、第2の受け入れエリア7の下部制限161に隣接または近接した領域に配置され、/または、テンパリング装置は、下部制限161に最も近いクランプ要素155,177,179のいずれかに隣接または近接した領域に配置されている。したがって、テンパリング装置は、第2の容器11の最も低い位置(第2の受容領域7に挿入された状態)に配置または接触していることが好ましい。これにより、第2の容器11内の流体の均一な加熱および/または混合が保証される。
【0558】
テンパリング装置は、第1の下側の一対のクランプ要素167に隣接して、またはその近くに配置することができる。第2の容器11が第2の受取領域7によって受け取られるとき、第2の容器11の下部領域は、第2の容器11の内部の流体(特に液体)を温度制御することができるように、テンパリング装置に隣接して、好ましくは隣接して配置される。
【0559】
図17AおよびBは、離乳食を準備するための装置1に導入されて受け取るように設計された、離乳食の準備のための流体を受け取って投与するための第2の容器11の可能な実施形態を示すものである。第2の容器11は、流体を受け入れるための内部空間205を有するハウジング203と、内部空間205と流体連通する入口207と、内部空間205と流体連通する出口209とを備える。ハウジング203は、柔軟な材料、例えばフィルム材料から形成することができる。さらに、第2の容器11の入口207は、流体リザーバ213の出口211または出口開口部255に接続することができ、離乳食の準備のための流体の投与が第2の容器11の出口209を介して行われるようになっている。
【0560】
第2の容器11の入口207は、入口開口部215からなり、この入口開口部215は、好ましくは、容器長手軸217の方向において第2の容器11の出口209と本質的に対向し、および/または、容器長手軸217の方向において第2の容器11の出口209の出口開口部219と本質的に対向して配置されて見られる。このように、第2容器11は、入口開口部215を有する入口207と、出口開口部219を有する出口209とを備え、出口209は、入口207とは反対側の側面に配置されている。
【0561】
第2の容器11が開放された頂部163を通る実質的に垂直な移動によって第2の受容領域7に導入されると、第2の容器11は、排出口209が第2の受容領域7の下側領域221に配置され、第1の下側クランプ要素対167に隣接または近接し、下側制限部161に隣接または近接するように、第2の受容領域7によって受容される。例えば、第2の容器11の出口209は、好ましくは下部制限部161に対して実質的に垂直な動きによって、第2の受け皿エリア7の下部制限部161に設けられた貫通孔223を通過させることができる(
図18参照)。同時に、第2の容器11の入口207は、第2の受容領域7の上部領域225に配置され、開いた頂部163に隣接または近接し、第2の上側の一対のクランプ要素169に隣接または近接している。
【0562】
容器11の排出口209は、第2受入れエリア7の下部制限部161に設けられた貫通孔223に挿入できるようになっている。
【0563】
第2の容器11の排出口209は、細長い要素として構成することができ、例えば、排出口209は、管状であり、長手方向の排出軸231に沿って第1の端部227と反対側の第2の端部229との間で延びることができる。排出口209は、第2の記録領域7の下部制限部161に設けられた貫通孔223の内径よりも小さい1つの外径からなる。それゆえ、第2容器11の排出口209は、第2容器11が第2受け渡し領域7に挿入される際に、第2受け渡し領域7の下部制限部161の貫通孔223を通過することができる。第2容器11が第2受入れエリア7に受入れられたときの排出口209の第2端部229は、下部制限部161の平面よりも下にある平面に位置することができる。
【0564】
第2の容器11は、容器の長手方向の軸217に沿って、入口端233と反対側の出口端235との間に延びている。入口端233に隣接または近接して、入口開口215および入口207が配置されている。出口端235に隣接または近接して、出口209および出口開口219が配置されている。出口長手方向軸231は、容器長手方向軸217と同一平面上を走ることができ、これは、基本的に第2の容器11の中心長手方向軸に対応する。しかし、排出口長手方向軸231が、容器長手方向軸217と平行な平面内を走ることも考えられる。
【0565】
第2の容器11は、入口端233と出口端235との間で容器長手方向軸217の平面に実質的に平行に延びる第1の側壁173および対向する第2の側壁175を有する。第2の容器11は、少なくとも部分的に、出口端235に近い下側の領域に先細り部241を有し、第2の容器11の周縁部は、先細り部241において、出口209に向かって、好ましくは本質的に円錐形に減少している。先細り部241において、第1の側壁173と第2の側壁175との間の距離は、排出口209に向かって、好ましくは本質的に円錐形に減少する。これにより、流体(特に液体)は、排出口209を介して第2の容器11からほぼ完全に導かれる。
【0566】
第2の容器11は、少なくとも部分的に実質的に対称な部分243を有しており、第2の容器11の周縁部は、実質的に対称な部分243内では同じままであり、実質的に対称な部分243は、テーパー部241よりも第2の容器209の出口209からさらに離間している。
【0567】
実質的に対称的なセクション243において、第1の側壁173および第2の側壁175はそれぞれ、容器の長手方向軸217の平面に平行な平面内に延びている。実質的に対称なセクション243は、入口端部233とテーパー部241との間に延びている。第2の容器11が第2の受容領域に挿入または受容されると、個々のクランプ要素対167,169,171のクランプ要素155は、実質的に対称的なセクション243の側壁173,175に隣接し、側壁173,175に圧力をかける。
【0568】
好ましくは、本質的に対称的なセクション243における2つの側壁173,175の間の距離は、約20mm~60mm(例えば約30mm)の間のpであり、/または本質的に対称的なセクション243における2つの側壁173,175の長さは、約150mm~300mm(例えば約220mm)の範囲である。
【0569】
2つの側壁173,175の間の距離は、先細り部241において、出口209の第2の端部229に向かって約20mm~60mm(例えば約30mm)から約10mm~50mm(例えば約20mm)に減少する。好ましくは、排出口(209)における2つの側壁173,175の間の距離は、約10mm~50mm(例えば約20mm)である。
【0570】
図19および
図20が示すように19および20が示すように、第2の容器11の入口207は、流体リザーバ213の出口227に接続することができるので、流体(特に液体)を流体リザーバ213から第2の容器111の内部に投与することができ、個々の対のクランプ要素167,169,171のクランプ要素155によって、離乳食の準備に必要な所望の量の流体を投与して、出口209を介して第2の容器11から導出することができる。第2の容器11の入口207は、流体リザーバ213の出口255に、例えばねじ止めや接着剤などでしっかりと接続することができる。しかし、流体リザーバ213は、第2の容器11に組み込むことも可能である。
【0571】
第2の容器11は、第2の容器11の入口開口部215および/または入口207に隣接または近接して配置された、実質的に水平なプレート245を有することができる。プレート245は、流体リザーバ213が寸法的に安定した容器として設計されていない場合、または、
図25A,25B,26を参照して後述するように、組み合わせ容器284ではない場合に、特に有利である。25A,25Bおよび26を参照して後述する。プレート245は、好ましくは、第2の容器11に接続されるか、プレート245が第2の容器11に強固に接続されるか、プレート245が第2の容器11に統合されることができる。プレート245またはサスペンションタブは、第2の容器11の入口端233に近い上部領域に、固定式または着脱式で接続することができる。プレート245は、第2の容器11と一体的に形成することができる。プレート245は、好ましくは、特に第2の容器11の長手方向軸217に対して横方向に見て、0°又は180°とは異なる角度、好ましくは90°の角度で、第2の容器11の断面の表面形状に本質的に対応する表面形状を有する。プレート245の表面形状は、例えば長方形である。プレートの対向する2つの側面間の距離は、好ましくは、第2容器11が第2受容領域7に挿入されて想定される場合、または流体で満たされている場合、または第2容器11の内部205に流体が受容されている場合の、例えば第2容器11の第1側壁173と第2側壁175との間の距離と等しいか、またはそれ以上である。
図19および
図20が示すように19および20が示すように、第2の容器11が第2の受容領域7に収容されるとき、プレート245は、オープントップ163のエッジまたは周辺面に載るので、プレート245は、オープントップ163を少なくとも部分的に、好ましくは完全に覆う。
【0572】
プレート245は、貫通孔247を備え、貫通孔247は、好ましくは、第1の周壁251を有する第1のフランジ249を備え、第1の周壁251は、少なくとも部分的に貫通孔247を取り囲み、0°または180°とは異なる角度で、特にプレート245の第1の側面253から実質的に横方向に延在するようになっている。第1フランジ249は、プレート245を流体リザーバ213の出口211、および/または流体リザーバ213の出口開口255に接続するように設計されている。
【0573】
図19および
図20は、第1のフランジ249が、例えばプラグ接続によって、流体リザーバ213の出口211に接続され得る実施形態を示す。流体リザーバ213は、タンクとして設計されている。したがって、第1フランジ249または第1周壁251の外径は、流体リザーバ213の出口211の内径よりもわずかに小さい。したがって、流体リザーバ213の排出口211は、簡単な方法で第1フランジ249にプラグ接続することができ、その結果、流体を第2容器11に確実に導入することが可能となる。
【0574】
図21は、第1のフランジ249を流体リザーバ213の出口211にねじ接続することができる例示的な実施形態を示す。流体リザーバ213は、ベビーフードの調製に適した流体が受け取られるボトルであり、例えば、スーパーマーケットで購入することができる。第1フランジ249の第1周壁251は、第1ねじ257を有しており、第1ねじ257は、プレート245の貫通孔247に面する第1周壁251の内側に配置されている。この第1のネジ山257は、流体溜め213の出口211の周壁261の外側に設けられた第2のネジ山259と螺合するようになっている。
【0575】
プレート245は、第2の容器11に接続可能であるか、第2の容器11に強固に接続されるか、または第2の容器11に一体化されることができる。特に、プレート245は、第1の側面253に対向して配置された第2の側面262を備えて、第2の容器11に強固に接続または一体化することができ、プレート245の貫通孔247は、第2の容器11の入口207に流体的に接続されている。
【0576】
図21に示すように、貫通孔247は、第2の周壁265を有する第2のフランジ263を備えることができ、第2の周壁265は、少なくとも部分的に貫通孔247を取り囲み、プレート245の第2の側面262から実質的に横方向に離れて延びている。第2のフランジ263は、プレート245を容器11の入口207および/または入口開口部215に接続するように設計されている。
【0577】
第2のフランジ263および第2の周壁265は、プレート245の貫通孔247を少なくとも部分的に取り囲むように、プレート245の第2の側面262に配置されている。第2フランジ263および第2周壁265は、第1フランジ249および第1周壁251と基本的に同様に構成されている。第1のフランジ249および第2のフランジ263は、同じフランジ中心長手軸267を取り囲んでおり、このフランジ中心長手軸267は、0°または180°とは異なる角度で、特にプレート245の平面に対して横方向に、および/またはプレート245の貫通口247を通って延びている。したがって、プレート245は、第1のフランジ249によって流体リザーバ213に接続され、第2のフランジ263によって第2の容器11の入口207に接続することができ、流体リザーバ213の流体リザーバ中心長手方向軸269および第2の容器11の容器長手方向軸217は、流体リザーバ213、プレート245、および第2の容器11が互いに接続されているときに、図中のフランジ中心長手方向軸267と同一の直線上にある。
【0578】
図22は、第2容器11の入口207を流体リザーバ213の出口211に直接接続できる実施形態を示している。流体リザーバ213は、プレート245を払拭できるように設計されている。流体リザーバ213の出口211は、先に説明したように、プラグ接続またはねじ接続によって、第2の容器11の入口207に接続することができる。
図22の例示的な実施形態では、第2の容器11の入口207は、入口207の内側に第1のねじ257を有しており、これは入口開口215の方を向いており、流体リザーバ213の出口開口255に相対する出口211の外側にある第2のねじ259にねじ止めすることができる。流体リザーバ213は、上面273と下面275を有するハウジング271からなり、上面273と下面275は、流体リザーバ中心長手方向軸269に対して反対側の端部に配置されている。流体リザーバ213の出口211は、下側275上に構成され、下側275は、実質的に水平な平面、または0°もしくは180°とは異なる角度、特に90°の角度で、流体リザーバ中央長手方向軸269に対して横方向に走る。下側275のデザインは、プレート245の機能を想定している。
【0579】
図23Aおよび
図23Bが示すように、第2の容器11は、少なくとも1つの第1の磁石277を備え、少なくとも1つの第1の磁石277は、好ましくは、第2の容器11の先細り部241の外壁279上に配置され、少なくとも1つの第1の磁石277は、第2の受入れ領域7の下部制限部161の貫通孔223に隣接または近接する少なくとも1つの第2の磁石281に接続可能である。少なくとも1つの第2磁石281は、貫通孔223の内壁283に配置されている。少なくとも1つの第1の磁石277は、第1の磁性板および第2の磁性板を含むことができ、これらの磁性板は、対向する面において、特に容器の長手方向軸217に対して横方向に、0°または180°とは異なる角度で配置されている。少なくとも1つの第2の磁石281は、第1の磁気接点と第2の磁気接点とを有することができ、これらは、その内壁の貫通孔223の反対側に配置される。
図24が示すように、第2の容器11は、磁石277,281によって第2の受け皿7に正しく受け取られるか、または配置されることができるので、離乳食を準備するための流体が第2の受け皿7のハウジングに到達することなく、第2の容器11の出口209から案内されることができる。なお、第1の磁石277または第2の磁石281の代わりに、金属要素(または金属板、金属片)を設けることもできる。
【0580】
図25Aおよび
図25Bは、第2の容器11と流体リザーバ213とが互いに接続された組み合わせ容器284を示す。第2の容器11と流体リザーバ213は、ユニットとして一体的に互いに接続することができ、流体リザーバ213および/または第2の容器11は流体で満たされている。また、ここでは、流体リザーバ213のみに流体が充填され、第2の容器11または投与・殺菌領域が流体リザーバ213に折り畳まれた状態で固定されていることも考えられる。流体が充填された流体リザーバ、例えばテトラパックは、クリップまたは接着ストリップを用いて、第2の容器11または投与・滅菌バッグから分離することができる。
【0581】
しかしながら、第2の容器11および流体リザーバ213が、まず互いに別々に製造され、その後、前述のように、例えば接着によって互いに接続され、流体が充填されることも考えられる。組合せ容器284は、上述した接続プレート191の代替として提供され、実質的に同様の目的を果たす位置決め・保持装置285を含むこともできる。位置決めおよび保持装置285は、好ましくは、クランプとして、またはCクランプとして、またはC形状を有するC保持要素として設計される。このCクランプは、第2の容器11と流体リザーバ213との間、好ましくは第2の容器11が流体リザーバ213に接続されている点に配置される。CクランプまたはC保持要素は、例えば、流体リザーバ213の下側または第2の容器11の上側に、好ましくは接着剤で取り付けることができる。
【0582】
図26が示すように、組み合わせ容器284は、位置決め・保持装置285によって、第2の受入れエリア7の側壁159の1つに、好ましくは第2の受入れエリア7の上部エリアに位置決めして保持することができる。しかし、開口部を有するカバー(図示せず)が設けられ、それによって、第2の受容領域7の開放された上部163を閉じたり、カバーしたりして、組み合わせ容器284が位置決め・保持装置285によってカバー上に位置決めされ、保持できるようにすることも考えられる。位置決め・保持装置285は、組み合わせ容器284が第2の受入れ領域7に挿入されたときに、カバー上の開口部を取り囲み、第2のバッグ11がカバーの下方に配置され、流体リザーバ213がカバーの上方に配置されるように配置することができる。位置決め・保持装置285は、第2の受入れ領域7に挿入された状態の組み合わせ容器284が、流体を空にしている間、下側の制限部161の方向に下方にスライドすることを防止する。これにより、第2容器11を完全に空にすることができる。
【0583】
このシステムは、前述のように、ベビーフード、特にベビーミルクまたはベビーマッシュを準備するための装置1と、ベビーフードの濃縮物を受け入れて投与するための第1の容器9と、流体(特に液体)を受け入れて投与するための第2の容器11とを備えており、このシステムを用いてベビーフードを準備することができる。この目的のために、第1の容器9は、ベビーフードの濃縮物を受け入れて投与するため、およびベビーフードを準備するための装置1を受け入れて相互作用するために設計されている。第2の容器11は、液体を受け入れて投与するためのものであり、装置1を受け入れて相互作用するためのものである。装置1は、第1の容器9を受け取り、容器9に接続可能な投与装置29を受け取り、駆動するように設計された第1の受け取り領域5を備える。投与装置29は、第1の受入れエリア5内の投与装置受入れエリア27に配置された作動装置および/または駆動装置39によって駆動されるので、ベビーフードの濃縮物および/または流体を正しく投与することができる。また、装置1は、第2の容器11を受け入れるように設計された第2の受け入れエリア7を備えている。第2の受容領域7に配置されたクランプ要素155によって、流体を正しく投与することができる。本装置1により、第1の容器9からの濃縮ベビーフードと、第2の容器11からの流体とを準備装置に搬送し、正しい混合比で容器、特に哺乳瓶に導入することができる。このようにして、装置1は、離乳食を簡単に、正しく、安全に準備することを可能にする。
【0584】
コーヒー粉を投入して粉砕する、またはコーヒーを調製する装置1の例示的な実施形態について、
図27から
図29を参照して説明する。以下では、コーヒー粉を定量して粉砕するための、および/または、コーヒーを調製するための装置1’を、先に説明した装置1と異なる特徴に基づいてのみ説明する。したがって、コーヒー豆を入れた第1の容器9’が使用される代わりに、ベビーフードの濃縮物を入れた第1の容器9が装置1’の第1の受け入れ領域5’に挿入される場合、以下に説明する装置1’は、ベビーフードの投薬および調製にも使用できることが考えられる。
【0585】
コーヒー粉を投薬して粉砕する、あるいはコーヒーを準備するための装置1’は、先に
図1から26で説明した装置1とは異なる。投与装置29が、コーヒー豆を投与・粉砕するための投与・粉砕装置29’として使用されるという点で、1~26は構成されており、第1の受容領域5’は、投与・粉砕装置29’を受容するための投与・粉砕装置受容領域27’を有しており、投与・粉砕装置受容領域27’には、投与・粉砕装置29’のための作動装置および/または駆動装置39が配置されている。
【0586】
図27は、装置1’と、コーヒー豆用の第1の容器9’とそれに接続された定量・粉砕装置29’が、装置1’の第1の受け入れエリア5’に挿入されている様子を示している。さらに、第2の容器11が装置1’の第2の受入れエリア1’に挿入されている。
【0587】
図28及び
図29は、吐出・研削装置29’を示す。投与・粉砕装置29’は、スクリューコンベア57’と、グラインダー287と、スクリューコンベアハウジング59とからなる。グラインダー287は、好ましくは、スクリューコンベアハウジング59にその全長で挿入され、その中に回転可能に配置され、スクリューコンベア57’は、好ましくは、スクリューコンベアハウジング59にその全長で挿入され、その中に回転可能に配置される。スクリューコンベアハウジング59に挿入されると、研削機構287およびスクリューコンベア57’は、スクリューコンベアねじ軸61と一平面上または直線上を走るスクリューコンベアハウジング59の長手方向軸に沿って互いに近接して延びるので、研削機構287およびスクリューコンベア57’は、操作および/または駆動装置39によって同時に作動および/または駆動することができる。作動および/または駆動の結果、スクリューコンベア57’は、第1の容器9’から入口53を介して導入されたコーヒー豆を、コンベアスクリュー長手軸61の方向に、グラインダー287に搬送し、コーヒー豆がグラインダー287によってコーヒー粉に粉砕され、粉砕されたコーヒー粉が出口67を介してスクリューコンベアハウジング59から出るようにする。装置1’のスクリューコンベア57’は、本質的に装置1のスクリューコンベア57と同様に設計されており、スクリューコンベア57’、57の長さが異なっている。言い換えれば、スクリューコンベア57’は、スクリューコンベア57よりも短いので、スクリューコンベア57’の、コンベアスクリュー長手軸61の方向における対向する端部間の長さは、スクリューコンベア57よりも短くなる。
【0588】
スクリューコンベアハウジング59は、スクリューコンベアハウジング59の長手方向に沿って、第1の端部71と対向する第2の端部73との間に延びており、グラインダー287は、第1の端部71に隣接または近接して配置され、グラインダーの長手方向の軸線297およびスクリューコンベアハウジング59の長手方向の軸線に沿って延びている。ここで、スクリューコンベア57’は、第2の端部73に隣接または近接して配置され、スクリューコンベアの長手方向軸61に沿って延びており、排出口67が第1の端部71に隣接または近接して配置され、第2の端部73に隣接または近接しているスクリューコンベアハウジング59の入口53が配置されている。入口53は、スクリューコンベア57’の上方に配置されている。したがって、コーヒー豆は、重力の作用のみによって第2の容器11からスクリューコンベアハウジング59に入り、その後、スクリューコンベア57’によってグラインダー287の方向に搬送されることができる。スクリューコンベアハウジング59の排出口67は、グラインダー287の下方に配置されている。グラインダー287によって挽かれたコーヒー粉は、重力の作用のみによって排出口67を介してスクリューコンベアハウジング59またはスクリューコンベアおよびグラインダーハウジング59から出て、コーヒーを準備するための流体と接続されることができる。
【0589】
研削機構287は、研削機構長手方向軸297に沿った第1の端部301と、反対側の第2の端部303とを有する。研削機構287の第1の端部301は、研削機構287の駆動端289として設計されている。スクリューコンベア57’は、スクリューコンベアの長手方向軸61に沿った第1の端部と対向する第2の端部とを有する。スクリューコンベア57’の第1の端部は、スクリューコンベア57’の駆動端82として設計されている。
【0590】
結合装置91は、スクリューコンベア57’の駆動端82からスクリューコンベア57’の長手方向軸61の方向に延びており、結合装置291は、研削機構287の駆動端289から研削機構の長手方向軸297に沿って延びている。スクリューコンベア57’のカップリング装置91は、研削機構287の第2の端部に配置されている研削機構287の作動装置および/または駆動装置293と、カップリング的に相互作用するように、特に介在するように設計されている。粉砕機構287のカップリング装置91は、投与・粉砕装置29’のための作動装置および/または駆動装置39とカップリング的に相互作用するように、特に介在するように設計されている。
【0591】
相互連結状態では、グラインダー長手軸297と搬送スクリュー長手軸61が一平面または直線上を走行するように、スクリューコンベア57’の連結装置91がグラインダー287の作動・駆動装置293と係合し、スクリューコンベアハウジング59の長手軸が一平面または直線上を延びるスクリューコンベアハウジング59挿入状態となる。このように、装置1’の作動装置および/または駆動装置39を作動または駆動させることにより、グラインダー287とスクリューコンベア57’とを同一軸を介して同時に駆動させることができる。
【0592】
スクリューコンベア57’の結合装置91は、本質的に円筒形の空洞として、あるいはスクリューコンベアの長手方向軸61の方向に本質的に延びるレセプタクルとして設計されている。これに対応して,研削機構287の結合装置291は、本質的に円筒形の空洞および/または、質的に研削機構の長手方向軸297の方向に延びるレセプタクルとして設計されている。
【0593】
研削機構287は、研削機構長手軸297の方向に、本質的に円錐形の長手方向断面を有する研削機構コア299を有する。研削機構コア299は、研削機構長手方向軸297の方向において、研削機構287の第1の端部301と第2の端部303との間に延びている。研削機構コア299の円錐形の長手方向断面に対応して、研削機構長手軸297に対して横方向に見た研削機構コア299の周縁部は、第1端部301から第2端部303の方向に向かって減少している。
【0594】
グラインダー287は、第2端部303に隣接または近接する内輪305を有する。内側リング305は、第2の端部303から第1の端部301の方向にグラインダーコア299の周りを少なくとも部分的に延びている。内側リング305は、グラインダーの長手方向軸297を取り囲み、好ましくは、グラインダーの長手方向軸297に沿って実質的に円錐形の長手方向断面を有し、内側リング305の断面積は、第2の端部303に向かって先細りになっている。
【0595】
研削盤コア299またはシャフト上に配置された研削盤287の内輪305は、調整要素307によって、研削盤長手方向軸297に沿って、研削盤287の第1の端部301の方向および/または第2の端部303の方向に移動することができる。調整要素307は、第1の端部301に隣接または近接して配置され、研削盤の長手方向軸297を同心円状に取り囲んでいる。調整要素307によって、内輪305は、研削盤287の第1の端部301の方向および/または第2の端部303の方向に変位可能である。これにより、簡単な方法で研削の度合いを設定することができる。
【0596】
グラインダー287は、インナーリング305に隣接または近接して、および/またはグラインダー287の第2の端部303に隣接または近接して、またはグラインダーコア299に隣接または近接して配置されるバネ要素(図示せず)を有することができる。バネ要素は、グラインダーコア299内の凹部309に配置することができ、凹部309は、少なくとも部分的に、グラインダ長手方向軸297の方向、および/または、グラインダ長手方向軸297と平行に、第1の端部301の方向に延びている。
【0597】
グラインダー287は、外側リング311を有している。この外側リング311は、実質的に円筒形の断面と、内側リング305の外周部よりも大きい内周部とを有している。外側リング311は、スクリューコンベアハウジング59の内壁313上に配置されており、例えばホールドダウン315のような保持要素を用いてスクリューコンベアハウジング59の内壁313上に配置されている。ホールドダウン装置315は、調整要素307に隣接または近接する、スクリューコンベアハウジング59の第1の開放端71の間に、スクリューコンベアハウジング59の内壁313に沿ってアウターリング311まで延びている。外側リング311は、ホールドダウン装置315によって、固定または静止した位置に保持することができる。
【0598】
押さえ込み装置315は、外輪311が固定または静止した状態で保持されるように、外輪311の円周上のすべての点で外輪311に隣接する必要はない。これは、好ましくはセラミック材料でできている、または好ましくはセラミック材料で構成されている外輪の剛性のために必要ではない。外側リング311が固定または静止した位置に保持されるように、押さえ装置315が少なくとも2つの点または接触点、好ましくは3つの点または接触点で外側リング311と接触していれば十分である。3つのポイントは、好ましくは、グラインダーの長手方向の軸の周りに120°の間隔で配置することができる。これにより、ホールドダウン315が、スクリューコンベアハウジング59の出口67または出口開口部69を塞がないようにすることができ、粉砕されたコーヒー粉がスクリューコンベアハウジング59から出ることができる。
【0599】
外側リング311は、研削機構287の駆動により内側リング305が外側リング311内で回転できるように、内側リング305の周囲に配置されている。調整要素307によって粉砕の度合いを調整することで、外側リング311に対する内側リング305の位置(搬送スクリューの長手方向軸61の方向に見た場合)を調整することができ、内側リング305と外側リング311との間の中間空間317を調整することができる。中間空間317内では、内輪305と外輪311の界面で、コーヒー豆をコーヒー粉に挽くことができる。スクリューコンベア57’によってグラインダー287の方向に搬送されたコーヒー豆は、こうして内側リング305と外側リング311との間の空間317に到達し、外側リング311内での内側リング305の回転により、コーヒー粉に挽くことができる。また、内輪305と外輪311は、スクリューコンベアハウジング59が配置されている排出口67または排出口69に隣接または近接している。したがって、内輪305と外輪311との間で粉砕されたコーヒー粉は、排出口67を介してスクリューコンベアハウジング59から出ることができる。
【0600】
図27が示すように、第2の受容領域7’は、後壁157と、0°または180°とは異なる角度で、特に後壁157に対して本質的に横向きになっている2つの間隔を空けた側壁159と、0°または180°とは異なる角度で、特に側壁159、159’に対して横向きになっている下部制限部161とを有する。と、下部制限161に対向するオープントップ163とを備え、側壁159’のうちの少なくとも1つは、下部制限161に対して90°とは異なる角度、好ましくは10°から50°の間の角度、より好ましくは10°から30°の間の角度、特に好ましくは20°の角度で配向している傾斜側壁159’である。
【0601】
傾斜側壁159’は、後壁157に接続または接続可能であり、下部制限161から離間している。傾斜側壁159’の下縁319、または第2受入れ領域7の下部制限部161を指す傾斜側壁159’の縁319は、下部制限部161の貫通孔223を取り囲むフランジ321に隣接または近接して配置することができる。傾斜側壁159’は、流体の入った第2容器11を受け入れて傾斜位置に保持するように設計されており、第2容器11は、その外側の側壁の1つが傾斜側壁159’上に載っているか、または支持されている。第2容器11は、傾斜側壁159’によって傾斜位置に保持されることができるので、第2容器11の排出口209は、フランジ321によって囲まれている貫通孔223に開口することができる。
【0602】
投与・粉砕装置29を備えた第1の容器9は、本質的に横方向である位置に、好ましくは下側制限部161に対して90°の角度で、第1の受容領域5’の下側制限部21の上方に、および/または第2の受容領域7’の下側制限部161の上方に、および/または貫通孔223の上方に配置されている。したがって、スクリューコンベアハウジング59からの排出口67と、第2の容器11の排出口209とは、有利には、一緒に貫通孔223に開くことができる。これにより、コーヒー粉および/またはコーヒーを調合するための装置1’において、粉砕されたコーヒー粉および流体を貫通孔223を介して案内することができ、コーヒー粉および流体を容器、好ましくはフィルタ容器に供給することができる。しかしながら、装置1の第1の例示的な実施形態に示されているように、スクリューコンベアハウジング59からの排出口67および第2の容器の排出口209がそれぞれ、間隔の空いた貫通孔51,223を介して開くことも考えられる(
図4および18参照)。
【0603】
傾斜側壁159’に隣接または近接して、3つのクランプ要素155が配置されており、これらは傾斜側壁159’に平行な平面またはクランプ要素平面を走行している。クランプ要素平面は、下部制限161に対して、90°とは異なる角度、好ましくは10°から50°の間の角度、より好ましくは10°から30°の間の角度、特に好ましくは20°の角度で配向されている。第2の容器11は、第2の容器11の側壁の1つが傾斜側壁159’にかかっているか、かかっていて、第2の容器11の反対側の側壁がクランプ要素155にかかっているように、傾斜側壁159’とクランプ要素155の間に保持される。このようにして、流体(特に液体)は、クランプ要素155によって第2の容器11からドージングすることができる。
【0604】
図30は、好ましくはコールドブリュー法またはタイプの準備を使用してコーヒーを準備するために使用することができる準備装置323の第1の実施形態を示すものである。準備装置323は、コーヒー粉末および流体を導入および/または混合することができるフィルタおよび/または漏斗容器325またはフィルタ容器を備える。さらに、準備装置323は、例えば、コーヒーカップやコーヒーポットなどの容器327を有することができる。フィルタおよび/または漏斗容器325は、容器327の内部に配置されたふるいまたはフィルタ329からなる。準備装置323の上部開放端には、第1の空洞領域333を閉じるための第1の閉鎖フラップ331と、第2の空洞領域337を閉じるための第2の閉鎖フラップ335とが配置されている。蓋は、フィルタまたは水差しに手動で配置することができることが考えられる。コーヒー粉は、例えば、第1の空洞領域333に導入することができ、また、例えば、流体は、第2の空洞領域337に導入することができ、いずれの場合も、コーヒー豆を投与して粉砕するための装置1’、および/または、コーヒーを準備するための装置1’から導入することができる。準備装置323は、撹拌要素または撹拌器339をさらに備え、この撹拌器は、容器327が準備装置323に接続されているときに、容器327内および/またはふるいまたはフィルタ329内に配置される。準備装置323が1つの空洞または空洞領域と1つの閉鎖キャップのみを有し、それを介してコーヒーまたはコーヒー粉と流体の両方がフィルタおよび/または漏斗容器325に導入されることも考えられている。また、コーヒー豆を定量して挽くための、および/またはコーヒーを準備するための装置11が、所望の量のコーヒー粉および流体をフィルタおよび/または漏斗容器325に導入するだけで済むように、混合物が分注されることも考えられる。
【0605】
図31は、準備装置323’のさらなる実施形態を示しており、この装置は、好ましくは、ドリップ方法または準備のタイプによってコーヒーを準備するために使用することができる。準備装置323’は、コーヒーを入れることができる容器327’を備える。ふるいまたはフィルタ329’が、コーヒー粉を含む容器327’の上に配置され、その中に、冷却された水または氷水または氷を混ぜた流体が、さらなる容器または冷却水容器341から供給される。冷却水タンク341は、好ましくは、フィルタ329’の上方に配置される。冷却水タンク341とフィルタ329’との間にバルブ343を配置し、それによって冷却水をフィルタ329’に一滴ずつ導入することができる。なお、冷却水容器341の代わりに、内部に冷却された流体を有する第2の流体入り容器11を設けることもできる。第2の容器11は、例えば、テンパリング装置によって冷却することができ、それによって、流体を、ドリップ方式またはタイプの準備によってコーヒーを準備するのに適した温度に温度制御することができる。テンパリング装置による温度制御の代わりに、再利用可能な第2の容器11を使用する場合には、第2の容器の内部に氷を充填または導入することができる。
【0606】
コーヒーを準備するために、準備装置323’はフィルタ329’に接続されており、冷却水または流体をフィルタ329’に一滴ずつ供給することができ、コーヒー粉末と混合することができるので、完成したコーヒーを容器327’に入れることができるようになっている。準備装置323’は、容器327’が準備装置323’に接続されているときに、容器327’内および/またはふるいまたはフィルタ329’内に配置される(図示せず)撹拌要素または撹拌器339をさらに含むことができる。準備装置323’が、コーヒーまたはコーヒー粉、およびふるいまたはフィルタ329’内への流体が導入される、少なくとも1つの空洞または空洞領域、および少なくとも1つの閉鎖キャップ、好ましくは2つの空洞領域および2つの閉鎖フラップを有することも考えられる(図示せず)。
【0607】
準備装置323’,323’の代わりに、3D音響波を使用してコーヒー粉末と流体を混合することも考えられる。また、混合物が分注されることも考えられ、コーヒー豆を分注して挽くための装置および/またはコーヒーを準備するための装置1’が、所望の量のコーヒー粉末および流体をフィルタおよび/または漏斗容器325に導入するだけである。
【0608】
図32~
図34は、排出口113に粉砕装置29’’または粉砕機構287’’が配置されている第1の容器9’’の実施形態を示している。研削装置287’’を操作することで、定義された量のコーヒー豆を第1の容器9’’から挽くことができ、その結果、定義された量のコーヒーまたは挽いたコーヒーを同時に投薬することができる。
【0609】
グラインダーは、第1の容器9’’の排出口113に導入され、グラインダー287’’と排出口113が共通の長手方向軸の周りに、またはグラインダーの長手方向軸297の周りに延びるように、そこに回転可能に配置される。このようにして、第1の容器9’’内のコーヒー豆は、出口113に向かって重力的に導かれ、粉砕されることができる。
【0610】
グラインダー293’’は、作動装置および/または駆動装置293’’によって作動および/または駆動される。作動および/または駆動することによって、第1の容器9’’からのコーヒー豆をグラインダー287’’によって粉砕することができるので、粉砕されたコーヒー粉は、第1の容器9’’の出口113を通して容器9’’またはグラインダー287’’から出ることができる。
【0611】
グラインダー287’’は、グラインダーの長手方向の軸297に沿って、第1の端部301と、反対側の第2の端部303とからなる。第1の端部301は、第1の容器9’’の排出口113から突出しており、したがって、第1の容器9’’の外側に配置される。第2の端部303は、第1の容器9’’の内側に配置されるようになっている。グラインダー287’’の第1の端部301は、排出口113から突出しているので、第1の端部301は、グラインダー287’’の駆動端301として設計することができる。
【0612】
グラインダー287’’の駆動端301には、カップリング装置291’’が配置されている。カップリング装置は、ギア294を備えたギアトランスミッションで構成されており、このギアトランスミッションを用いて、研削装置29’’またはグラインダー287’’を駆動することができる。
【0613】
研削機構287’’は、研削機構長手方向軸297の方向に本質的に円錐形の長手方向断面を有する研削機構コア299’’を含んでいる。研削機構コア299’’は、研削機構の長手方向軸297の方向において、研削機構299’’の第1の端部301と第2の端部303との間に延びている。
【0614】
グラインダー287’’は、第2端部303に隣接または近接する内輪305’’を有する。内側リング305’’は、第2の端部303から第1の端部301の方向にグラインダーコア299’’の周りを少なくとも部分的に延びている。
【0615】
グラインダー287’’は、さらに、外リング311’’を備えている。外側リング311’’は、第1容器9’’の排出口113の内壁に隣接しており、グラインダー287’’の駆動により内側リング305’’が外側リング311’’内で回転できるように、内側リング305’’の周囲に配置されている。研削の度合いを、例えば調整要素によって調整することで、内側リング305’’と外側リング311’’との間の隙間を調整できるように、外側リング311’’に対する内側リング305’’の位置(グラインダーの長手軸297の方向に見た場合)を調整することができる。空間311’’内では、内輪305’’と外輪311’’の制限面で、コーヒー豆をコーヒー粉に挽くことができる。
【0616】
作動装置および/または駆動装置293’’は、モータ318からなり、モータ318は、グラインダー287’’を駆動するように設計されている。モータ318は、モータ318のギア293がグラインダー287のカップリング装置291のギア294と接触し、研削装置30またはグラインダー287が駆動されるように、カップリング装置291のギア294に関連して配置されたギア293を含んでいる。
【0617】
図35および
図36は、例えばフィルタコーヒー347、コールドブリュー349、コールドドリップ351、エスプレッソ353、カールスベーダー355など、異なる種類の準備のための複数の準備装置345を示している。準備装置345(または準備ユニット)は、少なくとも1つのリング357を有する。リング357の一部は、少なくとも1つのノッチ359を有する。これにより、装置は、対応するセンサ素子(図示せず)を介して、リング357の数および/またはノッチ359の数またはノッチ359の存在を決定し、それにより、それぞれの準備装置345を決定し、その後、対応する種類の準備、例えば、フィルタコーヒー、コールドブリュー、コイドドリップ、エスプレッソ、カールスベーダーなどを実行することができる。
【0618】
このシステムは、前述したように、コーヒー豆を計量・粉砕する装置1’と、コーヒー豆を受け入れて計量する第1の容器9’と、流体(特に液体)を受け入れて計量する第2の容器11とを備え、このシステムを用いてコーヒーを調製できるようになっている。この目的のために、第1の容器9’は、コーヒーを受け取って投与し、装置1’を受け取って相互作用するように設計されている。第2の容器11は、液体を受け取り、投与するために、また装置1’を受け取り、それと相互作用するために設計されている。装置1’は、第1の容器9’を受け入れ、容器9’に接続可能な投与・粉砕装置29’を受け入れて駆動するように設計された、第1の受け入れ領域5’を備える。投与・粉砕装置29’は、第1の受入れエリア5’内の投与・粉砕装置受入れエリア27’に配置されている作動装置および/または駆動装置39によって駆動されるので、第1の容器9’から投与・粉砕装置29’内に移動できるコーヒー豆は、これによって導入されて正しく投与され、コーヒー粉に粉砕されることになる。また、装置1’は、第2容器11を受け入れるようになっている第2受入れエリア7’を備えている。第2の受容領域7’に配置されているクランプ要素155によって、流体を正しく投与することができる。装置1’を使用することで、投与・粉砕装置29’からの粉砕されたコーヒー粉末と、第2の容器11からの流体とを、準備装置に供給し、正しい混合比で容器、特にフィルタ容器に導入することができる。このように、装置1’は、コーヒーの簡略化された正しい安全な準備を可能にする。
【符号の説明】
【0619】
1、1’ デバイス
3 ハウジング
5、5’ 第一受信エリア
7、7’ 第二受信エリア
9、9’、9’’ 第一コンテナ
11 セカンドコンテナ
13 バックウォール
15 サイドウォール
17 サイドウォール
19 上限
21 下限
23 オープンフロント
25 コンテナ受取エリア
27、27’ 吐出装置の受け皿、吐出・グラインダーの受け皿
29、29’、29’’ 吐出装置、吐出・研磨装置
31 ガイドエレメント
33 ガイドエレメント
35 ガイド要素の実質的に平行な領域
37 ガイド要素の傾斜領域
39 アクチュエーションおよび/またはドライブデバイス
41 カップリングエレメントまたはドライブシャフト
43 投与装置用ホルダー
45 長手方向の軸
47 第一水平面部
49 第2水平面セクション
51 レセプタクルアウトレット開口部
53 複数のリブ
55 対のリブ
57、57’ スクリューコンベア
59 スクリューコンベアのハウジング
61 スクリューコンベアの長手方向の軸
63 スクリューコンベアハウジングの入口
65 インレット開口部
67 スクリューコンベアハウジングの出口
69 出口開口部
71 スクリューコンベアハウジングの第1の端部
73 スクリューコンベアハウジングの第2端
75 フランジ
77 周壁
78 第一周壁の中央長手方向の軸
79 第一接触面
80 第二周壁の中央長手方向の軸
81 第二接触面
82 スクリューコンベアのドライブエンド
83 スクリューコンベアのハウジングの外壁
85 複数のリブ
87 第1ペアの制限リブ
89 2つ目の限定リブ
91 連結装置
93 円筒形キャビティ
95 円筒形キャビティの内壁
96 カップリングエレメントの外壁
97 少なくとも1つの材料の高さ
99 少なくとも1つの材料の凹部
101 らせん状に巻かれたフライト
103 ねじ山
105 挿入要素または除去要素
107 ガイド要素のエッジ
109 ボトム
111 第一の容器のハウジング
112 第一の容器の内部
113 アウトレット
115 第一の容器の入口開口部
117 出口開口部
119 クロージャーエレメント
121 タブ
123 内側の開口部
125 テーパードセクション
127 第一の基本的に対称的なセクション
129 第2の本質的に対称的なセクション
131 第1の実質的に対称的なセクションの第1のサイドエッジ
133 第1の実質的に対称的なセクションの第2のサイドエッジ
135 テーパード部の第一側縁
137 テーパード部の第2側縁
139 第2の実質的に対称的なセクションの第1のサイドエッジ
141 第2の実質的に対称的なセクションの第2のサイドエッジ
143 プレート
145 カバー
147 フラット面
149 接続エレメント
151 粘着テープ
153 クリップ
155 第2の受入れエリアの側壁のクランプ要素
157 第二受信エリアの後壁
159、159’ サイドウォール
161 下限
163 オープントップ
165 フロント
167 第一、下のペアのクランプエレメント
169 第2、上側のペアのクランプエレメント
171 第3、中間ペアのクランプエレメント
D1 最初の距離
D2 秒の距離
D3 サードディスタンス
173 第二の容器の第一の側壁
175 第二容器の第二側壁
177 第1クランプエレメント
179 第二クランプエレメント
181 第1クランプエレメント表面
183 第2クランプエレメント面
185 クランピングエレメントの長手方向の軸
186 第3クランプエレメント面
187 クランピングエレメントの表面の第一端
189 クランプエレメントの第2端面
B クランピングエレメント表面の幅
191 コネクティングプレート
192 スルーホール
193 第1のクランプエレメント表面の第1のサイドエッジ
195 第2のクランプエレメント表面の第1のサイドエッジ
197 クランピングエレメントエッジ
199 インナーキャビティ
201 キャビティのオープンサイド
203 第2の容器のハウジング
205 インナースペース
207 セカンドコンテナインレット
209 第二の容器の出口
211 流体リザーバの出口
213 流体リザーバ
215 第二容器の入口開口部
217 容器の長手方向の軸
219 第二の容器の排出口
221 第二受圧部の下部領域
223 下限のスルーホール
225 第二受光部の上部領域
227 第二の容器の出口の第一端
229 第2の容器の出口の第2端
231 長手方向の出口軸
233 インレットエンド
235 アウトレットエンド
241 第二の容器のテーパー部
243 第2の容器の本質的に対称的な部分
245 基本的に水平なプレート
247 プレートのスルーホール
249 プレートの第一フランジ
251 プレートの第一周壁
253 プレートの第一面
255 流体リザーバの出口開口部
257 最初のスレッド
259 2本目
261 液体貯留槽の出口の周壁
262 第二面のプレート
263 プレートの第2フランジ
265 プレートの第2周壁
267 フランジセンター長手方向の軸
269 流体リザーバ中央長手方向軸
271 ハウジングフルードリザーバー
273 流体リザーバの上部
275 液槽の底
277 少なくとも第1の磁石
279 テーパー部の外壁
281 少なくとも第2の磁石
283 貫通孔の内壁
284 コンビネーションコンテナまたはコンビネーションバッグ
285 位置決め・保持装置
287、287’’ グラインダー
289 グラインダーのドライブエンド
291、291’’ グラインダーのカップリング装置
293、293’’ 作動装置および/または駆動装置
294 ギア又はピニオン
295 ギヤまたはピニオン
297 グラインダーの長手方向の軸
299、299’’ グラインダーコア
301 ファーストエンドグラインダー
303 セカンドエンドグラインダー
305、305’’ インナーリング
307 調整要素
309 リセス
311、311’’ アウターリング
313 スクリューコンベアハウジングの内壁
315 ホールディングエレメント/ホールドダウン
317、317’’ スペース
318 モータ
319 傾斜した側壁の下端
321 貫通孔を囲むフランジ
323、323’ 準備装置
325 フィルタおよび/または漏斗容器
327 コンテナ
329 ふるいまたはフィルタ
331 ファーストフラップ
333 第一キャビティエリア
335 セカンドフラップ
337 第二キャビティエリア
339 スターラーまたはスターラーエレメント
341 冷却水タンク
343 バルブ
345 準備装置
347 フィルタコーヒー準備装置
349 コールドブリュー準備装置
351 コールドドリップ装置
353 エスプレッソ抽出装置
355 カールスベーダー準備装置
357 少なくとも一つのリング
359 少なくとも1つのノッチ