(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024063718
(43)【公開日】2024-05-13
(54)【発明の名称】プリント回路基板
(51)【国際特許分類】
H05K 3/46 20060101AFI20240502BHJP
【FI】
H05K3/46 B
H05K3/46 Q
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023034453
(22)【出願日】2023-03-07
(31)【優先権主張番号】10-2022-0139297
(32)【優先日】2022-10-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】594023722
【氏名又は名称】サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド.
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 相 潤
(72)【発明者】
【氏名】李 承 恩
【テーマコード(参考)】
5E316
【Fターム(参考)】
5E316AA12
5E316AA15
5E316AA32
5E316AA43
5E316CC04
5E316CC09
5E316CC10
5E316CC32
5E316CC33
5E316CC34
5E316CC37
5E316CC38
5E316CC39
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5E316EE33
5E316FF04
5E316FF07
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5E316FF09
5E316FF10
5E316FF15
5E316FF21
5E316GG28
5E316HH31
5E316JJ13
5E316JJ26
(57)【要約】
【課題】より容易にEPS(Embedded Passive Substrate)構造を実現してPI(Power Integrity)特性を向上させたプリント回路基板を提供する。
【解決手段】本発明のプリント回路基板は、第1受動部品が内蔵された第1コア部と、第2受動部品が内蔵された第2コア部と、第1コア部と第2コア部との間に配置されて第1受動部品及び第2受動部品に電気的に連結される第1導電性粒子を含む第1接合層と、を備える。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1受動部品が内蔵された第1コア部と、
第2受動部品が内蔵された第2コア部と、
前記第1コア部と前記第2コア部との間に配置されて前記第1受動部品及び前記第2受動部品に電気的に連結される第1導電性粒子を含む第1接合層と、を備えることを特徴とするプリント回路基板。
【請求項2】
前記第1接合層は、異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)を含むことを特徴とする請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項3】
前記第1受動部品及び前記第2受動部品は、それぞれ積層セラミックキャパシタ(MLCC:Multi Layer Ceramic Capacitor)を含むことを特徴とする請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項4】
前記第1コア部は、第1貫通孔を有する第1絶縁層、前記第1貫通孔に配置された前記第1受動部品、前記第1絶縁層上に配置されて前記第1受動部品の少なくとも一部を覆って前記第1貫通孔の少なくとも一部を満たす第2絶縁層、前記第2絶縁層の上面及び下面にそれぞれ配置された第1配線層及び第2配線層、前記第2絶縁層の少なくとも一部をそれぞれ貫通して前記第1配線層及び前記第2配線層を前記第1受動部品にそれぞれ電気的に連結する第1ビア及び第2ビア、並びに前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層を貫通して前記第1配線層と前記第2配線層とを電気的に連結する第1貫通ビア、を含むことを特徴とする請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項5】
前記第2コア部は、第2貫通孔を有する第3絶縁層、前記第2貫通孔に配置された前記第2受動部品、前記第3絶縁層上に配置されて前記第2受動部品の少なくとも一部を覆って前記第2貫通孔の少なくとも一部を満たす第4絶縁層、前記第4絶縁層の上面及び下面にそれぞれ配置された第3配線層及び第4配線層、前記第4絶縁層の少なくとも一部をそれぞれ貫通して前記第3配線層及び前記第4配線層を前記第2受動部品にそれぞれ電気的に連結する第3ビア及び第4ビア、並びに前記第3絶縁層及び前記第4絶縁層を貫通して前記第3配線層と前記第4配線層とを電気的に連結する第2貫通ビア、を含むことを特徴とする請求項4に記載のプリント回路基板。
【請求項6】
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔、前記第1受動部品及び前記第2受動部品、並びに前記第1ビア~前記第4ビアは、それぞれ複数個であり、
複数の前記第1受動部品は、複数の前記第1貫通孔にそれぞれ配置されて複数の前記第1ビア及び前記第2ビアにそれぞれ連結され、
複数の前記第2受動部品は、複数の前記第2貫通孔にそれぞれ配置されて複数の前記第3ビア及び前記第4ビアにそれぞれ連結されることを特徴とする請求項5に記載のプリント回路基板。
【請求項7】
前記第2配線層と前記第3配線層とは、それぞれ前記第1接合層に少なくとも一部が埋め込まれて前記第1導電性粒子を介して互いに電気的に連結されることを特徴とする請求項5に記載のプリント回路基板。
【請求項8】
前記第1配線層~前記第4配線層は、それぞれ前記第1ビア~前記第4ビアに連結される第1パッド~第4パッドを含み、
前記第2パッド及び前記第3パッドのそれぞれの断面上における最大幅は、前記第1パッド及び前記第4パッドのそれぞれの断面上における最大幅よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載のプリント回路基板。
【請求項9】
第5絶縁層、前記第5絶縁層の上面及び下面にそれぞれ配置された第5配線層及び第6配線層、並びに前記第5絶縁層を貫通して前記第5配線層と前記第6配線層とを電気的に連結する第3貫通ビアを含む第3コア部と、
前記第1コア部と前記第2コア部との間に配置されて前記第1受動部品及び前記第2受動部品に電気的に連結される第2導電性粒子を含む第2接合層と、を更に含み、
前記第1接合層は、前記第1コア部と前記第3コア部との間に配置され、
前記第2接合層は、前記第2コア部と前記第3コア部との間に配置されることを特徴とする請求項5に記載のプリント回路基板。
【請求項10】
前記第1接合層及び前記第2接合層は、それぞれ異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)を含むことを特徴とする請求項9に記載のプリント回路基板。
【請求項11】
前記第2配線層と前記第5配線層とは、それぞれ前記第1接合層に少なくとも一部が埋め込まれて前記第1導電性粒子を介して互いに電気的に連結され、
前記第3配線層と前記第6配線層とは、それぞれ前記第2接合層に少なくとも一部が埋め込まれて前記第2導電性粒子を介して互いに電気的に連結されることを特徴とする請求項9に記載のプリント回路基板。
【請求項12】
前記第1配線層~前記第6配線層は、それぞれ前記第1ビア~前記第4ビア及び前記第3貫通ビアに連結される第1パッド~第6パッドを含み、
前記第2パッド、前記第3パッド、前記第5パッド、及び前記第6パッドのそれぞれの断面上における最大幅は、前記第1パッド及び第4パッドのそれぞれの断面上における最大幅よりも大きいことを特徴とする請求項11に記載のプリント回路基板。
【請求項13】
前記第1コア部上に配置された第6絶縁層、前記第6絶縁層上又は前記第6絶縁層内に配置された第7配線層、及び前記第6絶縁層の少なくとも一部を貫通して前記第7配線層に連結された第5ビアを含む第1ビルドアップ部と、
前記第2コア部上に配置された第7絶縁層、前記第7絶縁層上又は前記第7絶縁層内に配置された第8配線層、及び前記第7絶縁層の少なくとも一部を貫通して前記第8配線層に連結された第6ビアを含む第2ビルドアップ部と、
前記第1ビルドアップ部上に配置されて前記第7配線層の少なくとも一部をオープンさせる第1開口を有する第1ソルダーレジスト層と、
前記第2ビルドアップ部上に配置されて前記第8配線層の少なくとも一部をオープンさせる第2開口を有する第2ソルダーレジスト層と、を更に含むことを特徴とする請求項5に記載のプリント回路基板。
【請求項14】
第1貫通孔を有する第1コア絶縁層、前記第1貫通孔に配置されて第1電極を含む第1受動部品、前記第1コア絶縁層及び前記第1受動部品のそれぞれの少なくとも一部を覆う第1縫合材、前記第1縫合材の上面及び下面にそれぞれ配置された第1コア配線層及び第2コア配線層、前記第1受動部品の上側及び下側で前記第1縫合材の少なくとも一部をそれぞれ貫通して前記第1電極を前記第1コア配線層及び前記第2コア配線層にそれぞれ電気的に連結する第1コアビア及び第2コアビア、並びに前記第1コア絶縁層及び前記第1縫合材を貫通して前記第1コア配線層と前記第2コア配線層とを電気的に連結する第3コアビアを含む第1コア基板と、
第2貫通孔を有する第2コア絶縁層、前記第2貫通孔に配置されて第2電極を含む第2受動部品、前記第2コア絶縁層及び前記第2受動部品のそれぞれの少なくとも一部を覆う第2縫合材、前記第2縫合材の上面及び下面にそれぞれ配置された第3コア配線層及び第4コア配線層、前記第2受動部品の上側及び下側で前記第2縫合材の少なくとも一部をそれぞれ貫通して前記第2電極を前記第3コア配線層及び前記第4コア配線層にそれぞれ電気的に連結する第4コアビア及び第5コアビア、並びに前記第2コア絶縁層及び前記第2縫合材を貫通して前記第3コア配線層と前記第4コア配線層とを電気的に連結する第6コアビアを含む第2コア基板と、
前記第1コア基板と前記第2コア基板との間に配置されて前記第1電極及び前記第2電極に電気的に連結される第1導電性粒子を含む第1接合層と、を備えることを特徴とするプリント回路基板。
【請求項15】
第3コア絶縁層、前記第3コア絶縁層の上面及び下面にそれぞれ配置された第5コア配線層及び第6コア配線層、並びに前記第3コア絶縁層を貫通して前記第5コア配線層と前記第6コア配線層とを連結する第7コアビアを含む第3コア基板と、
前記第1コア基板と前記第2コア基板との間に配置されて前記第1電極及び前記第2電極に電気的に連結される第2導電性粒子を含む第2接合層と、を更に含み、
前記第1接合層は、前記第1コア基板と前記第3コア基板との間に配置され、
前記第2接合層は、前記第2コア基板と前記第3コア基板との間に配置されることを特徴とする請求項14に記載のプリント回路基板。
【請求項16】
前記第1コア基板の上部に配置された複数の第1ビルドアップ絶縁層、前記複数の第1ビルドアップ絶縁層上又は前記複数の第1ビルドアップ絶縁層内にそれぞれ配置された複数の第1ビルドアップ配線層、及び前記複数の第1ビルドアップ絶縁層をそれぞれ貫通する複数の第1ビルドアップビアを含む第1ビルドアップ基板と、
前記第2コア基板の下部に配置された複数の第2ビルドアップ絶縁層、前記複数の第2ビルドアップ絶縁層上又は前記複数の第2ビルドアップ絶縁層内にそれぞれ配置された複数の第2ビルドアップ配線層、及び前記複数の第2ビルドアップ絶縁層をそれぞれ貫通する複数の第2ビルドアップビアを含む第2ビルドアップ基板と、
前記第1ビルドアップ基板の上部に配置されて前記複数の第1ビルドアップ配線層のうちの最上側に配置された第1ビルドアップ配線層の少なくとも一部をオープンさせる第1開口を有する第1ソルダーレジスト層と、
前記第1ビルドアップ基板の下部に配置されて前記複数の第2ビルドアップ配線層のうちの最下側に配置された第2ビルドアップ配線層の少なくとも一部をオープンさせる第2開口を有する第2ソルダーレジスト層と、を更に含むことを特徴とする請求項15に記載のプリント回路基板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント回路基板に関し、より詳細には、複数の受動部品が基板に内蔵されたプリント回路基板に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体パッケージ用プリント回路基板には、PI(Power Integrity)特性の確保のためにDSC(Die side Capacitor)、LSC(Land Side Capacitor)などが基板の表面に実装されており、最近ではEPS(Embedded Passive Substrate)構造が活発に採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2021-0076582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、より容易にEPS(Embedded Passive Substrate)構造を実現してPI(Power Integrity)特性を向上させたプリント回路基板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書を介して提案するいくつかの解決手段の一つは、複数のコア部にそれぞれ受動部品を内蔵した後、導電性粒子を含む接合層を用いて複数のコア部を上下に接合して上下の電気的連結経路を提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様によるプリント回路基板は、第1受動部品が内蔵された第1コア部と、第2受動部品が内蔵された第2コア部と、前記第1コア部と前記第2コア部との間に配置されて前記第1受動部品及び前記第2受動部品に電気的に連結される第1導電性粒子を含む第1接合層と、を備える。
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明の他の態様によるプリント回路基板は、第1貫通孔を有する第1コア絶縁層、前記第1貫通孔に配置されて第1電極を含む第1受動部品、前記第1コア絶縁層及び前記第1受動部品のそれぞれの少なくとも一部を覆う第1縫合材、前記第1縫合材の上面及び下面にそれぞれ配置された第1コア配線層及び第2コア配線層、前記第1受動部品の上側及び下側で前記第1縫合材の少なくとも一部をそれぞれ貫通して前記第1電極を前記第1コア配線層及び前記第2コア配線層にそれぞれ電気的に連結する第1コアビア及び第2コアビア、並びに前記第1コア絶縁層及び前記第1縫合材を貫通して前記第1コア配線層と前記第2コア配線層とを電気的に連結する第3コアビアを含む第1コア基板と、第2貫通孔を有する第2コア絶縁層、前記第2貫通孔に配置されて第2電極を含む第2受動部品、前記第2コア絶縁層及び前記第2受動部品のそれぞれの少なくとも一部を覆う第2縫合材、前記第2縫合材の上面及び下面にそれぞれ配置された第3コア配線層及び第4コア配線層、前記第2受動部品の上側及び下側で前記第2縫合材の少なくとも一部をそれぞれ貫通して前記第2電極を前記第3コア配線層及び前記第4コア配線層にそれぞれ電気的に連結する第4コアビア及び第5コアビア、並びに前記第2コア絶縁層及び前記第2縫合材を貫通して前記第3コア配線層と前記第4コア配線層とを電気的に連結する第6コアビアを含む第2コア基板と、前記第1コア基板と前記第2コア基板との間に配置されて前記第1電極及び前記第2電極に電気的に連結される第1導電性粒子を含む第1接合層と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明のプリント回路基板によれば、より容易にEPS(Embedded Passive Substrate)構造を実現することができ、これによってPI(Power Integrity)特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】電子機器システムの一実施形態を概略的に示したブロック図である。
【
図2】電子機器の一実施形態を概略的に示した斜視図である。
【
図3】プリント回路基板の一実施形態を概略的に示した断面図である。
【
図4】
図3のプリント回路基板のA領域の概略的な部分拡大図である。
【
図5】プリント回路基板の他の実施形態を概略的に示した断面図である。
【
図6】
図5のプリント回路基板のB領域の概略的な部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。図面における要素の形状及び大きさなどは、より明確な説明のために拡大縮小表示(又は強調表示や簡略化表示)がなされる。
【0011】
≪電子機器≫
図1は、電子機器システムの一実施形態を概略的に示したブロック図である。
【0012】
図面を参照すると、電子機器1000はメインボード1010を収容する。メインボード1010には、チップ関連部品1020、ネットワーク関連部品1030、その他の部品1040などが物理的及び/又は電気的に連結されている。これらは、後述する他の電子部品とも結合されて、様々な信号ライン1090を形成する。
【0013】
チップ関連部品1020としては、揮発性メモリ(例えば、DRAM)、不揮発性メモリ(例えば、ROM)、フラッシュメモリなどのメモリチップ、セントラルプロセッサ(例えば、CPU)、グラフィックプロセッサ(例えば、GPU)、デジタル信号プロセッサ、暗号化プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラなどのアプリケーションプロセッサチップ、アナログ-デジタルコンバータ、ASIC(application-specific IC)などのロジックチップなどが含まれるが、これらに限定されるものではなく、これら以外にもその他の形態のチップ関連の電子部品が含まれる。更に、これらのチップ関連部品1020を互いに組み合わせることもできる。チップ関連部品1020は、上述したチップや電子部品を含むパッケージ形態である。
【0014】
ネットワーク関連部品1030としては、Wi-Fi(IEEE802.11ファミリなど)、WiMAX(IEEE802.16ファミリなど)、IEEE802.20、LTE(long term evolution)、Ev-DO、HSPA+、HSDPA+、HSUPA+、EDGE、GSM(登録商標)、GPS、GPRS、CDMA(登録商標)、TDMA、DECT、Bluetooth(登録商標)、3G、4G、5G、及びそれ以降のものとして指定された任意の他の無線及び有線プロトコルが含まれるが、これらに限定されず、これら以外にもその他の多数の無線又は有線標準やプロトコルが含まれる。また、ネットワーク関連部品1030をチップ関連部品1020と共に互いに組み合わせることもできる。
【0015】
その他の部品1040としては、高周波インダクタ、フェライトインダクタ、パワーインダクタ、フェライトビーズ、LTCC(low Temperature Co-Firing Ceramics)、EMI(Electro Magnetic Interference)filter、MLCC(Multi-Layer Ceramic Condenser)などが含まれる。但し、これらに限定されるものではなく、これら以外にもその他の様々な用途のために用いられるチップ部品の形態の受動素子などが含まれる。また、その他の部品1040をチップ関連部品1020及び/又はネットワーク関連部品1030と互いに組み合わせることもできる。
【0016】
電子機器1000の種類に応じて、電子機器1000は、メインボード1010に物理的及び/又は電気的に連結されるか又は連結されない他の電子部品を含む。他の電子部品の例を挙げると、カメラモジュール1050、アンテナモジュール1060、ディスプレイ1070、バッテリー1080などがある。但し、これらに限定されるものではなく、オーディオコーデック、ビデオコーデック、電力増幅器、羅針盤、加速度計、ジャイロスコープ、スピーカー、大容量記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)、CD(compact disk)、DVD(digital versatile disk)なども挙げられる。これら以外にも、電子機器1000の種類に応じて様々な用途のために用いられるその他の電子部品などが含まれる。
【0017】
電子機器1000は、スマートフォン(smart phone)、個人用情報端末機(personal digital assistant)、デジタルビデオカメラ(digital video camera)、デジタルスチルカメラ(digital still camera)、ネットワークシステム(network system)、コンピュータ(computer)、モニター(monitor)、タブレット(tablet)、ラップトップ(laptop)、ネットブック(netbook)、テレビジョン(television)、ビデオゲーム(video game)、スマートウォッチ(smart watch)、オートモーティブ(Automotive)などである。但し、これらに限定されず、これら以外にもデータを処理する任意の他の電子機器である。
【0018】
図2は、電子機器の一実施形態を概略的に示した斜視図である。
【0019】
図面を参照すると、電子機器は、例えばスマートフォン1100である。スマートフォン1100の内部にはマザーボード1110が収容されており、このようなマザーボード1110には様々な部品1120が物理的及び/又は電気的に連結されている。更に、カメラモジュール1130及び/又はスピーカー1140のように、マザーボード1110に物理的及び/又は電気的に連結されるか又は連結されない他の部品が内部に収容されている。部品1120の一部は、上述したチップ関連部品であり、例えば部品パッケージ1121であるが、これに限定されるものではない。部品パッケージ1121は、能動部品及び/又は受動部品を含む電子部品が表面に実装配置されたプリント回路基板の形態である。或いは、部品パッケージ1121は、能動部品及び/又は受動部品が内蔵されたプリント回路基板の形態である。一方、電子機器は、必ずしもスマートフォン1100に限定されるものではなく、上述したように他の電子機器であり得る。
【0020】
≪プリント回路基板≫
図3は、プリント回路基板の一実施形態を概略的に示した断面図であり、
図4は、
図3のプリント回路基板のA領域の概略的な部分拡大図である。
【0021】
図面を参照すると、本実施形態によるプリント回路基板700Aは、第1受動部品210が内蔵された第1コア部110、第2受動部品220が内蔵された第2コア部120、及び第1コア部110と第2コア部120との間に配置された第1接合層310を含む。必要に応じて、本実施形態によるプリント回路基板700Aは、第1コア部110上に配置された第1ビルドアップ部410、第2コア部120上に配置された第2ビルドアップ部420、第1ビルドアップ部410上に配置された第1ソルダーレジスト層510、及び/又は第2ビルドアップ部420上に配置された第2ソルダーレジスト層520を更に含む。
【0022】
一方、薄型のEPS構造の場合、薄い厚さのコア材に類似する厚さの受動部品が内蔵される構造を容易に採用することができるが、大面積基板の場合には、剛性確保のために受動部品よりも厚いコア材が導入されるため、手動部品を内蔵することが容易ではない。このため、受動部品がそれぞれ内蔵された複数のコア層を別途に製造した後、これらを上下に接合する方式でEPS構造を製造することを考慮する。この場合、基板の内部で受動部品を最短経路で連結することで、迂回連結によるロスが除去されて設計自由度が上昇し、また受動部品が並列に隣接連結されてPI特性を最大化することができる。但し、受動部品がそれぞれ埋め込まれた複数のコア層を別途に製造した後に接合する方式をとる場合、従来のビルドアッププロセスによるビア連結の導入などが容易でない場合がある。
【0023】
一方、本実施形態によるプリント回路基板700Aの場合、第1及び第2受動部品(210、220)がそれぞれ内蔵された第1及び第2コア部(110、120)を第1及び第2受動部品(210、220)に電気的に連結する第1導電性粒子312を含む第1接合層310を用いて上下に接合するため、より容易にEPS構造を実現することができ、これによってPI特性を向上させることができる。また、設計自由度を高めることができる。
【0024】
以下では、図面を参照して一実施形態によるプリント回路基板700Aの構成要素についてより詳細に説明する。
【0025】
第1コア部110は、第1貫通孔H1を有する第1絶縁層111、第1貫通孔H1に配置された第1受動部品210、第1絶縁層111上に配置されて第1受動部品210の少なくとも一部を覆って第1貫通孔H1の少なくとも一部を満たす第2絶縁層112、第2絶縁層112の上面及び下面にそれぞれ配置された第1及び第2配線層(113、114)、第2絶縁層112の少なくとも一部をそれぞれ貫通して第1及び第2配線層(113、114)を第1受動部品210にそれぞれ電気的に連結する第1及び第2ビア(115、116)、並びに第1及び第2絶縁層(111、112)を貫通して第1配線層113と第2配線層114とを電気的に連結する第1貫通ビア117を含むコア基板である。
【0026】
第1絶縁層111は第1コア絶縁層である。第1絶縁層111は絶縁物質を含み、絶縁物質としては、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂やポリイミドなどの熱可塑性樹脂などの絶縁樹脂、これらの樹脂がシリカなどの無機フィラーと混合された材料、又は無機フィラーと共にガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、Glass Fabric)などの芯材に含浸された樹脂、例えばCCL(Copper Clad Laminate)などが用いられるが、これらに限定されるものではない。必要に応じて、第1絶縁層111としてガラス基板などの他の材質のコア絶縁層が導入されるか又は第1絶縁層111としてメタルコア層が用いられる。
【0027】
第2絶縁層112は第1縫合材である。第2絶縁層112は絶縁物質を含み、絶縁物質としては、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂やポリイミドなどの熱可塑性樹脂などの絶縁樹脂、これらの樹脂がシリカなどの無機フィラーと混合された材料、又は無機フィラーと共にガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、Glass Fabric)などの芯材に含浸された樹脂、例えばABF(Ajinomoto Build-up Film)、プリプレグ(Prepreg)などが用いられるが、これらに限定されるものではない。必要に応じて、第2絶縁層112は複数の絶縁層で構成され、複数の絶縁層は互いに同一又は異なる絶縁物質を含む。
【0028】
第1及び第2配線層(113、114)は第1及び第2コア配線層である。第1及び第2配線層(113、114)は金属物質を含み、金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などが用いられるが、これらに限定されるものではない。第1及び第2配線層(113、114)は、無電解めっき層及び電解めっき層を含み、必要に応じて銅箔を更に含む。第1及び第2配線層(113、114)は、該当層の設計デザインに応じて様々な機能を行う。例えば、グランドパターン、パワーパターン、信号パターンなどを含む。ここで、信号パターンは、グランドパターン、パワーパターンなどを除いた各種信号、例えばデータ信号などを伝達するためのパターンを含む。これらのパターンは、それぞれトレース(Trace)、プレーン(Plane)、及び/又はパッド(Pad)を含む。第1及び第2配線層(113、114)は、第2絶縁層112の上面及び下面上にそれぞれ配置され、必要に応じて上側及び下側にそれぞれ埋め込まれる。
【0029】
第1及び第2ビア(115、116)は第1及び第2コアビアである。第1及び第2ビア(115、116)は金属物質を含み、金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などが用いられるが、これらに限定されるものではない。第1及び第2ビア(115、116)は、それぞれ第1及び第2配線層(113、114)と共に形成され、無電解めっき層及び電解めっき層を含む。第1及び第2ビア(115、116)は、それぞれビアホールが金属物質で充填されたフィールドタイプであるが、これに限定されず、ビアホールの壁面に沿って金属物質が配置されたコンフォーマルタイプであり得る。第1及び第2ビア(115、116)は、断面上で互いに反対方向にテーパー形状を有する。第1及び第2ビア(115、116)は、該当層の設計デザインに応じて様々な機能を行う。例えば、グランドビア、パワービア、信号ビアなどを含む。ここで、信号ビアは、グランドビア、パワービアなどを除いた各種信号、例えばデータ信号などを伝達するためのビアを含む。第1及び第2ビア(115、116)の数は特に限定されず、例えば後述する第1受動部品210の第1電極211の数に合わせて形成される。
【0030】
第1貫通ビア117は第3コアビアである。第1貫通ビア117は金属物質を含み、金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などが用いられるが、これらに限定されるものではない。第1貫通ビア117は、第1及び第2配線層(113、114)と共に形成され、無電解めっき層及び電解めっき層を含む。第1貫通ビア117は、ビアホールが金属物質で充填されたフィールドタイプであるが、これに限定されず、ビアホールの壁面に沿って金属物質が配置されたコンフォーマルタイプであり得る。第1貫通ビア117は、断面上で砂時計形状を有するが、これに限定されず、長方形状を有することもできる。第1貫通ビア117は、設計デザインに応じて様々な機能を行う。例えば、グランドビア、パワービア、信号ビアなどを含む。ここで、信号ビアは、グランドビア、パワービアなどを除いた各種信号、例えばデータ信号などを伝達するためのビアを含む。第1貫通ビア117の数は特に限定されない。
【0031】
第2コア部120は、第2貫通孔H2を有する第3絶縁層121、第2貫通孔H2に配置された第2受動部品220、第3絶縁層121上に配置されて第2受動部品220の少なくとも一部を覆って第2貫通孔H2の少なくとも一部を満たす第4絶縁層122、第4絶縁層122の上面及び下面にそれぞれ配置された第3及び第4配線層(123、124)、第4絶縁層122の少なくとも一部をそれぞれ貫通して第3及び第4配線層(123、124)を第2受動部品220にそれぞれ電気的に連結する第3及び第4ビア(125、126)、並びに第3及び第4絶縁層(121、122)を貫通して第3配線層123と第4配線層124とを電気的に連結する第2貫通ビア127を含むコア基板である。
【0032】
第3絶縁層121は第2コア絶縁層である。第3絶縁層121は絶縁物質を含み、絶縁物質としては、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂やポリイミドなどの熱可塑性樹脂などの絶縁樹脂、これらの樹脂がシリカなどの無機フィラーと混合された材料、又は無機フィラーと共にガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、Glass Fabric)などの芯材に含浸された樹脂、例えばCCL(Copper Clad Laminate)などが用いられるが、これらに限定されるものではない。必要に応じて、第3絶縁層121としてガラス基板などの他の材質のコア絶縁層が導入されるか又は第3絶縁層121としてメタルコア層が用いられる。
【0033】
第4絶縁層122は第2縫合材である。第4絶縁層122は絶縁物質を含み、絶縁物質としては、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂やポリイミドなどの熱可塑性樹脂などの絶縁樹脂、これらの樹脂がシリカなどの無機フィラーと混合された材料、又は無機フィラーと共にガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、Glass Fabric)などの芯材に含浸された樹脂、例えばABF(Ajinomoto Build-up Film)、プリプレグ(Prepreg)などが用いられるが、これらに限定されるものではない。必要に応じて、第4絶縁層122は複数の絶縁層で構成され、複数の絶縁層は互いに同一又は異なる絶縁物質を含む。
【0034】
第3及び第4配線層(123、124)は第3及び第4コア配線層である。第3及び第4配線層(123、124)は金属物質を含み、金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などが用いられるが、これらに限定されるものではない。第3及び第4配線層(123、124)は、無電解めっき層及び電解めっき層を含み、必要に応じて銅箔を更に含む。第3及び第4配線層(123、124)は、該当層の設計デザインに応じて様々な機能を行う。例えば、グランドパターン、パワーパターン、信号パターンなどを含む。ここで、信号パターンは、グランドパターン、パワーパターンなどを除いた各種信号、例えばデータ信号などを伝達するためのパターンを含む。これらのパターンは、それぞれトレース(Trace)、プレーン(Plane)、及び/又はパッド(Pad)を含む。第3及び第4配線層(123、124)は、第4絶縁層122の上面及び下面上にそれぞれ配置され、必要に応じて上側及び下側にそれぞれ埋め込まれる。
【0035】
第3及び第4ビア(125、126)は第4及び第5コアビアである。第3及び第4ビア(125、126)は金属物質を含み、金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などが用いられるが、これらに限定されるものではない。第3及び第4ビア(125、126)は、それぞれ第3及び第4配線層(123、124)と共に形成され、無電解めっき層及び電解めっき層を含む。第3及び第4ビア(125、126)は、それぞれビアホールが金属物質で充填されたフィールドタイプであるが、これに限定されず、ビアホールの壁面に沿って金属物質が配置されたコンフォーマルタイプであり得る。第3及び第4ビア(125、126)は、断面上で互いに反対方向にテーパー形状を有する。第3及び第4ビア(125、126)は、該当層の設計デザインに応じて様々な機能を行う。例えば、グランドビア、パワービア、信号ビアなどを含む。ここで、信号ビアは、グランドビア、パワービアなどを除いた各種信号、例えばデータ信号などを伝達するためのビアを含む。第3及び第4ビア(125、126)の数は特に限定されず、例えば後述する第2受動部品220の第2電極221の数に合わせて形成される。
【0036】
第2貫通ビア127は第6コアビアである。第2貫通ビア127は金属物質を含み、金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などが用いられるが、これらに限定されるものではない。第2貫通ビア127は、第3及び第4配線層(123、124)と共に形成され、無電解めっき層及び電解めっき層を含む。第2貫通ビア127は、ビアホールが金属物質で充填されたフィールドタイプであるが、これに限定されず、ビアホールの壁面に沿って金属物質が配置されたコンフォーマルタイプであり得る。第2貫通ビア127は、断面上で砂時計形状を有するが、これに限定されず、長方形状を有することもできる。第2貫通ビア127は、設計デザインに応じて様々な機能を行う。例えば、グランドビア、パワービア、信号ビアなどを含む。ここで、信号ビアは、グランドビア、パワービアなどを除いた各種信号、例えばデータ信号などを伝達するためのビアを含む。第2貫通ビア127の数は特に限定されない。
【0037】
第1及び第2受動部品(210、220)は、インダクタ、キャパシタなどのチップタイプの部品であるが、これに限定されない。より具体的に、第1及び第2受動部品(210、220)は、それぞれ積層セラミックキャパシタ(MLCC:Multi Layer Ceramic Capacitor)を含むが、これに限定されない。第1及び第2受動部品(210、220)はそれぞれ第1及び第2電極(211、221)を有する。第1及び第2電極(221、221)は、第1及び第2受動部品(210、220)の内部に配置された電極に電気的に連結され、また第1~第4ビア(115、116、125、126)を介して第1~第4配線層(113、114、123、124)に電気的に連結される。
【0038】
第1及び第2貫通孔(H1、H2)、第1及び第2受動部品(210、220)、並びに第1~第4ビア(115、116、125、126)は、それぞれ複数個である。複数の第1受動部品210は、複数の第1貫通孔H1にそれぞれ配置され、複数の第1及び第2ビア(115、116)にそれぞれ連結される。例えば、複数の第1受動部品210のそれぞれの第1電極211は、複数の第1及び第2ビア(115、116)にそれぞれ上側及び下側で電気的に連結される。複数の第2受動部品220は、複数の第2貫通孔H2にそれぞれ配置され、複数の第3及び第4ビア(125、126)にそれぞれ連結される。例えば、複数の第2受動部品220のそれぞれの第2電極221は、複数の第3及び第4ビア(125、126)にそれぞれ上側及び下側で電気的に連結される。
【0039】
第1接合層310は、第1絶縁樹脂311の内部に複数の第1導電性粒子312が分散されたフィルム状である。第1絶縁樹脂311は、エポキシ化合物などの熱重合性化合物やアクリレート化合物などの光重合性化合物を含むが、これらに限定されるものではない。第1導電性粒子312は、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、銀(Ag)、銅(Cu)、金(Au)、パラジウム(Pd)などの金属粒子、はんだ付けなどの合金粒子、及び/又は金属被覆樹脂粒子などを含み、2種以上を併用することもできるが、これらに限定されるものではない。第1導電性粒子312の表面には、導通特性に支障をきたさない絶縁処理が行われる。絶縁処理としては、例えば絶縁性微粒子を付着させるか又は絶縁性樹脂コーティングが挙げられるが、これらに限定されるものではない。より具体的に、第1接合層310は、公知の異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)を含むが、これに限定されるものではない。第1導電性粒子312は、第1及び第2受動部品(210、220)に電気的に連結される。第1導電性粒子312の直径の調節によって第1接合層310の厚さを調節する。第1接合層310は、第1コア部110と第2コア部120との間に配置され、高温高圧条件でこれらに接合される。この過程で第1絶縁樹脂311の成形及び硬化が行われる。
【0040】
第2配線層114と第3配線層123とは、それぞれ第1接合層310に少なくとも一部が埋め込まれて、第1導電性粒子312を介して互いに電気的に連結される。より具体的に、第1~第4配線層(113、114、123、124)は、それぞれ第1~第4ビア(115、116、125、126)に連結される第1~第4パッド(P1、P2、P3、P4)を含み、ここで、第2パッドP2と第3パッドP3とは、それぞれ第1接合層310の上側及び下側に埋め込まれて、第1導電性粒子312を介して互いに電気的に連結される。従って、第1電極211と第2電極221とは、第2及び第4ビア(115、126)、第2及び第3パッド(P2、P3)、並びに第1導電性粒子312を介して互いに電気的に連結される。例えば、第1及び第2受動部品(210、220)は並列に連結される。また、第1配線層113と第4配線層124とは、第1及び第2貫通ビア(117、127)、第2及び第3パッド(P2、P3)、並びに第1導電性粒子312を介して互いに電気的に連結される。
【0041】
第2及び第3パッド(P2、P3)のそれぞれの断面上における最大幅(W2、W3)は、第1及び第4パッド(P1、P4)のそれぞれの断面上における最大幅(W1、W4)よりも大きい。この場合、第1及び第2コア部(110、120)のミスアライン(Misalign)などのリスクが減少する。一方、最大幅は、プリント回路基板700Aの研磨又は切断断面を基準に走査顕微鏡又は光学顕微鏡を用いて測定することができる。第2及び第3パッド(P2、P3)はそれぞれ突出型パッドであり、従ってこれらの間の圧力集中により第1導電性粒子312を介した電気的連結がより容易になる。
【0042】
第1ビルドアップ部410は、第1コア部110上に、例えば第1コア部110の上部に配置された第6絶縁層411、第6絶縁層411上に又は第6絶縁層411内に配置された第7配線層412、及び第6絶縁層411の少なくとも一部を貫通して第7配線層412に連結された第5ビア413を含むビルドアップ基板である。
【0043】
第6絶縁層411は第1ビルドアップ絶縁層である。第6絶縁層411は絶縁物質を含み、絶縁物質としては、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂やポリイミドなどの熱可塑性樹脂などの絶縁樹脂、これらの樹脂がシリカなどの無機フィラーと混合された材料、又は無機フィラーと共にガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、Glass Fabric)などの芯材に含浸された樹脂、例えばABF(Ajinomoto Build-up Film)、プリプレグ(Prepreg)などが用いられるが、これらに限定されるものではない。必要に応じて、第6絶縁層411はPID(Photo Imageable Dielectric)を含む。第6絶縁層411は複数の絶縁層で構成され、複数の絶縁層は互いに同一又は異なる絶縁物質を含む。
【0044】
第7配線層412は第1ビルドアップ配線層である。第7配線層412は金属物質を含み、金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などが用いられるが、これらに限定されるものではない。第7配線層412は、無電解めっき層及び電解めっき層を含み、必要に応じて銅箔を更に含む。第7配線層412は、該当層の設計デザインに応じて様々な機能を行う。例えば、グランドパターン、パワーパターン、信号パターンなどを含む。ここで、信号パターンは、グランドパターン、パワーパターンなどを除いた各種信号、例えばデータ信号などを伝達するためのパターンを含む。これらのパターンは、それぞれトレース(Trace)、プレーン(Plane)、及び/又はパッド(Pad)を含む。第7配線層412は、複数の配線層で構成され、各配線層は、第6絶縁層411のそれぞれの絶縁層上に又は絶縁層内に配置される。
【0045】
第5ビア413は第1ビルドアップビアである。第5ビア413は金属物質を含み、金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などが用いられるが、これらに限定されるものではない。第5ビア413は、第7配線層412と共に形成され、無電解めっき層及び電解めっき層を含む。第5ビア413は、それぞれビアホールが金属物質で充填されたフィールドタイプであるが、これに限定されず、ビアホールの壁面に沿って金属物質が配置されたコンフォーマルタイプであり得る。第5ビア413は、断面上でテーパー形状を有する。第5ビア413は、該当層の設計デザインに応じて様々な機能を行う。例えば、グランドビア、パワービア、信号ビアなどを含む。ここで、信号ビアは、グランドビア、パワービアなどを除いた各種信号、例えばデータ信号などを伝達するためのビアを含む。第5ビア413は、複数層で配置され、例えば第6絶縁層411のそれぞれの絶縁層を貫通する。第5ビア413は、互いに異なる層に配置された第7配線層412間の電気的連結、及び/又は第1配線層113と第7配線層412との間の電気的連結経路を提供する。
【0046】
第2ビルドアップ部420は、第2コア部120上に、例えば第2コア部120の下部に配置された第7絶縁層421、第7絶縁層421上に又は第7絶縁層421内に配置された第8配線層422、及び第7絶縁層421の少なくとも一部を貫通して第8配線層422に連結された第6ビア423を含むビルドアップ基板である。
【0047】
第7絶縁層421は第2ビルドアップ絶縁層である。第7絶縁層421は絶縁物質を含み、絶縁物質としては、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂やポリイミドなどの熱可塑性樹脂などの絶縁樹脂、これらの樹脂がシリカなどの無機フィラーと混合された材料、又は無機フィラーと共にガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、Glass Fabric)などの芯材に含浸された樹脂、例えばABF(Ajinomoto Build-up Film)、プリプレグ(Prepreg)などが用いられるが、これらに限定されるものではない。必要に応じて、第7絶縁層421は、PID(Photo Imageable Dielectric)を含む。第7絶縁層421は複数の絶縁層で構成され、複数の絶縁層は互いに同一又は異なる絶縁物質を含む。
【0048】
第8配線層422は第2ビルドアップ配線層である。第8配線層422は金属物質を含み、金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などが用いられるが、これらに限定されるものではない。第8配線層422は、無電解めっき層及び電解めっき層を含み、必要に応じて銅箔を更に含む。第8配線層422は、該当層の設計デザインに応じて様々な機能を行う。例えば、グランドパターン、パワーパターン、信号パターンなどを含む。ここで、信号パターンは、グランドパターン、パワーパターンなどを除いた各種信号、例えばデータ信号などを伝達するためのパターンを含む。これらのパターンは、それぞれトレース(Trace)、プレーン(Plane)、及び/又はパッド(Pad)を含む。第8配線層422は複数の配線層で構成され、各配線層は第7絶縁層421のそれぞれの絶縁層上に又は絶縁層内に配置される。
【0049】
第6ビア423は第2ビルドアップビアである。第6ビア423は金属物質を含み、金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などが用いられるが、これらに限定されるものではない。第6ビア423は、第8配線層422と共に形成され、無電解めっき層及び電解めっき層を含む。第6ビア423は、それぞれビアホールが金属物質で充填されたフィールドタイプであるが、これに限定されず、ビアホールの壁面に沿って金属物質が配置されたコンフォーマルタイプであり得る。第6ビア423は、断面上でテーパー形状を有する。第6ビア423は、該当層の設計デザインに応じて様々な機能を行う。例えば、グランドビア、パワービア、信号ビアなどを含む。ここで、信号ビアは、グランドビア、パワービアなどを除いた各種信号、例えばデータ信号などを伝達するためのビアを含む。第6ビア423は、複数層に配置され、例えば第7絶縁層421のそれぞれの絶縁層を貫通する。第6ビア423は、互いに異なる層に配置された第8配線層422間の電気的連結、及び/又は第4配線層124と第8配線層422との間の電気的連結経路を提供する。
【0050】
第1ソルダーレジスト層510は、第1ビルドアップ部410上に、例えば第1ビルドアップ部410の上部に配置され、第7配線層412、例えば第7配線層412のうちの最上側に配置された第7配線層412の少なくとも一部をオープンさせる第1開口h1を有する。第1ソルダーレジスト層510は、公知のソルダーレジスト材料を含み、感光性絶縁物質を含むが、これに限定されるものではない。
【0051】
第2ソルダーレジスト層520は、第2ビルドアップ部420上に、例えば第2ビルドアップ部420の下部に配置され、第8配線層422、例えば第8配線層422のうちの最下側に配置された第8配線層422の少なくとも一部をオープンさせる第2開口h2を有する。第2ソルダーレジスト層520は、公知のソルダーレジスト材料を含み、感光性絶縁物質を含むが、これに限定されるものではない。
【0052】
図5は、プリント回路基板の他の実施形態を概略的に示した断面図であり、
図6は、
図5のプリント回路基板のB領域の概略的な部分拡大図である。
【0053】
図面を参照すると、本実施形態によるプリント回路基板700Bは、第1受動部品210が内蔵された第1コア部110、第2受動部品220が内蔵された第2コア部120、第3コア部130、第1コア部110と第3コア部130との間に配置された第1接合層310、及び第2コア部120と第3コア部130との間に配置された第2接合層320を含む。必要に応じて、本実施形態によるプリント回路基板700Bは、第1コア部110上に配置された第1ビルドアップ部410、第2コア部120上に配置された第2ビルドアップ部420、第1ビルドアップ部410上に配置された第1ソルダーレジスト層510、及び/又は第2ビルドアップ部420上に配置された第2ソルダーレジスト層520を更に含む。
【0054】
本実施形態によるプリント回路基板700Bの場合も、第1及び第2受動部品(210、220)がそれぞれ内蔵された第1及び第2コア部(110、120)とこれらの間に配置された第3コア部130とを、第1及び第2受動部品(210、220)に電気的に連結される第1及び第2導電性粒子(312、322)を含む第1及び第2接合層(310、320)を用いて上下に接合するため、より容易にEPS構造を実現することができ、これによってPI特性を向上させることができる。また、設計自由度を高めることができる。
【0055】
以下では、図面を参照して他の実施形態によるプリント回路基板700Bの構成要素についてより詳細に説明する。
【0056】
第3コア部130は、第5絶縁層131、第5絶縁層131の上面及び下面にそれぞれ配置された第5及び第6配線層(133、134)、並びに第5絶縁層131を貫通して第5配線層133と第6配線層134とを電気的に連結する第3貫通ビア137を含むコア基板である。第3コア部130は、第1コア部110と第2コア部120との間に配置され、これによって更に厚いマルチコアが実現される。
【0057】
第5絶縁層131は第3コア絶縁層である。第5絶縁層111は絶縁物質を含み、絶縁物質としては、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂やポリイミドなどの熱可塑性樹脂などの絶縁樹脂、これらの樹脂がシリカなどの無機フィラーと混合された材料、又は無機フィラーと共にガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、Glass Fabric)などの芯材に含浸された樹脂、例えばCCL(Copper Clad Laminate)などが用いられるが、これらに限定されるものではない。必要に応じて、第5絶縁層131としてガラス基板などの他の材質のコア絶縁層が導入されるか又は第5絶縁層131としてメタルコア層が用いられる。
【0058】
第5及び第6配線層(133、134)は第5及び第6コア配線層である。第5及び第6配線層(133、134)は金属物質を含み、金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などが用いられるが、これらに限定されるものではない。第5及び第6配線層(133、134)は、無電解めっき層及び電解めっき層を含み、必要に応じて銅箔を更に含む。第5及び第6配線層(133、134)は、該当層の設計デザインに応じて様々な機能を行う。例えば、グランドパターン、パワーパターン、信号パターンなどを含む。ここで、信号パターンは、グランドパターン、パワーパターンなどを除いた各種信号、例えばデータ信号などを伝達するためのパターンを含む。これらのパターンは、それぞれトレース(Trace)、プレーン(Plane)、及び/又はパッド(Pad)を含む。第5及び第6配線層(133、134)は、第5絶縁層131の上面及び下面上にそれぞれ配置され、必要に応じて上側及び下側にそれぞれ埋め込まれる。
【0059】
第3貫通ビア137は第7コアビアである。第3貫通ビア137は金属物質を含み、金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などが用いられるが、これらに限定されるものではない。第3貫通ビア137は、第5及び第6配線層(133、134)と共に形成され、無電解めっき層及び電解めっき層を含む。第3貫通ビア137は、ビアホールが金属物質で充填されたフィールドタイプであるが、これに限定されず、ビアホールの壁面に沿って金属物質が配置されたコンフォーマルタイプであり得る。第3貫通ビア137は、断面上で砂時計形状を有するが、これに限定されず、長方形状を有することもできる。第3貫通ビア137は、設計デザインに応じて様々な機能を行う。例えば、グランドビア、パワービア、信号ビアなどを含む。ここで、信号ビアは、グランドビア、パワービアなどを除いた各種信号、例えばデータ信号などを伝達するためのビアを含む。第3貫通ビア137の数は特に限定されない。
【0060】
第2接合層320は、第2絶縁樹脂321の内部に複数の第2導電性粒子322が分散されたフィルム状である。第2絶縁樹脂321は、エポキシ化合物などの熱重合性化合物やアクリレート化合物などの光重合性化合物を含むが、これらに限定されるものではない。第2導電性粒子322は、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、銀(Ag)、銅(Cu)、金(Au)、パラジウム(Pd)などの金属粒子、はんだ付けなどの合金粒子、及び/又は金属被覆樹脂粒子などを含み、2種以上を併用することもできるが、これらに限定されるものではない。第2導電性粒子322の表面には、導通特性に支障をきたさない絶縁処理が行われる。絶縁処理としては、例えば絶縁性微粒子を付着させるか又は絶縁性樹脂コーティングが挙げられるが、これらに限定されるものではない。より具体的に、第2接合層320は公知の異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)を含むが、これに限定されるものではない。第2導電性粒子322は、第1及び第2受動部品(210、220)に電気的に連結される。第2導電性粒子322の直径の調節によって第2接合層320の厚さを調節する。第2接合層320は、第2コア部120と第3コア部130との間に配置され、高温高圧条件でこれらに接合される。この過程で第2絶縁樹脂321の成形及び硬化が行われる。
【0061】
第2配線層114と第5配線層133とは、それぞれ第1接合層310に少なくとも一部が埋め込まれて、第1導電性粒子312を介して互いに電気的に連結される。第3配線層123と第6配線層134とは、それぞれ第2接合層320に少なくとも一部が埋め込まれて、第2導電性粒子322を介して互いに電気的に連結される。より具体的に、第1~第6配線層(113、114、123、124、133、134)は、それぞれ第1~第4ビア(115、116、125、126)及び第3貫通ビア137に連結される第1~第6パッド(P1、P2、P3、P4、P5、P6)を含む。ここで、第2パッドP2と第5パッドP5とは、それぞれ第1接合層310の上側及び下側に埋め込まれて、第1導電性粒子312を介して互いに電気的に連結される。また、第3パッドP3と第6パッドP6とは、それぞれ第2接合層320の上側及び下側に埋め込まれて、第2導電性粒子322を介して互いに電気的に連結される。従って、第1電極211と第2電極221とは、第2及び第4ビア(116、126)、第3貫通ビア137、第2、第3、第5、及び第6パッド(P2、P3、P5、P6)、並びに第1及び第2導電性粒子(312、322)を介して互いに電気的に連結される。例えば、第1及び第2受動部品(210、220)は並列に連結される。また、第1配線層113と第4配線層124とは、第1~第3貫通ビア(117、127、137)、第2、第3、第5、及び第6パッド(P2、P3、P5、P6)、並びに第1及び第2導電性粒子(312、322)を介して互いに電気的に連結される。
【0062】
第2、第3、第5、及び第6パッド(P2、P3、P5、P6)のそれぞれの断面上における最大幅(W2、W3、W5、W6)は、第1及び第4パッド(P1、P4)のそれぞれの断面上における最大幅(W1、W4)よりも大きい。この場合、第1~第3コア部(110、120、130)のミスアライン(Misalign)などのリスクが減少する。一方、最大幅は、プリント回路基板700Bの研磨又は切断断面を基準に走査顕微鏡又は光学顕微鏡を用いて測定することができる。第2、第3、第5、及び第6パッド(P2、P3、P5、P6)はそれぞれ突出型パッドであり、従ってこれらの間の圧力集中により第1及び第2導電性粒子(312、322)を介した電気的連結がより容易になる。
【0063】
その他の説明は、上述した一実施形態によるプリント回路基板700Aで説明したものと実質的に同じであるため、重複する説明は省略する。
【0064】
本発明において、連結されるという意味は、直接連結される場合だけではなく、間接的に連結される場合を含む概念である。更に、第1、第2などの表現は、ある構成要素と他の構成要素とを区分するために用いられるものであって、該当構成要素の順序及び/又は重要度などを限定しない。場合によって、権利範囲から逸脱することなく、第1構成要素は第2構成要素と命名されることもあり、同様に第2構成要素は第1構成要素と命名されることもある。
【0065】
本発明で用いた実施形態という表現は、互いに同一の実施形態を意味するものではなく、それぞれ互いに異なる固有の特徴を強調して説明するために提供されたものである。しかし、上記に提示した実施形態は、他の実施形態の特徴と組み合わせて実現されることを排除しない。例えば、特定の実施形態で説明した事項が他の実施形態で説明していなくても、他の実施形態でその事項と反対又は矛盾する説明がない限り、他の実施形態に関連する説明であると理解することができる。
【0066】
本発明で用いられた用語は、単に実施形態を説明するために用いられたものであり、本発明を限定する意図ではない。このとき、単数の表現は、文脈上明らかに異なるものを意味しない限り、複数の表現を含む。
【0067】
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0068】
110、120、130 第1~第3コア部
111、112、121、122、131 第1~第5絶縁層
113、114、123、124、133、134 第1~第6配線層
115、116、125、126 第1~第4ビア
117、127、137 第1~第3貫通ビア
210、220 第1、第2受動部品
211、221 第1、第2電極
310、320 第1、第2接合層
311、321 第1、第2絶縁樹脂
312、322 第1、第2導電性粒子
410、420 第1、第2ビルドアップ部
411、421 第6、第7絶縁層
412、422 第7、第8配線層
413、423 第5、第6ビア
510、520 第1、第2ソルダーレジスト層
700A、700B プリント回路基板
1000 電子機器
1010 メインボード
1020 チップ関連部品
1030 ネットワーク関連部品
1040 その他の部品
1050 カメラ
1060 アンテナ
1070 ディスプレイ
1080 バッテリー
1090 信号ライン
1100 スマートフォン
1110 マザーボード
1120 部品
1121 部品パッケージ
1130 カメラモジュール
1140 スピーカー
H1、H2 第1、第2貫通孔
P1~P6 第1~第6パッド