(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024069786
(43)【公開日】2024-05-22
(54)【発明の名称】磁性保持具
(51)【国際特許分類】
H01F 7/02 20060101AFI20240515BHJP
A47G 29/00 20060101ALI20240515BHJP
【FI】
H01F7/02 F
A47G29/00 J
A47G29/00 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022179988
(22)【出願日】2022-11-10
(71)【出願人】
【識別番号】596161547
【氏名又は名称】有限会社コスモ
(74)【代理人】
【識別番号】230100022
【弁護士】
【氏名又は名称】山田 勝重
(74)【代理人】
【識別番号】100084319
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 智重
(74)【代理人】
【識別番号】100120204
【弁理士】
【氏名又は名称】平山 巌
(72)【発明者】
【氏名】大友康義
(72)【発明者】
【氏名】大友健義
【テーマコード(参考)】
3K100
【Fターム(参考)】
3K100AA05
3K100AA08
3K100AA13
3K100AB04
3K100AD07
3K100AE01
3K100AF01
3K100AF06
3K100AG03
3K100AH05
3K100AJ02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】非磁性の取着対象又は保持対象に対して取り付けることができ、永久磁石の磁力を用い磁性保持具を提供する。
【解決手段】磁性保持具は、保持対象又は取着対象を吸着することで、取着対象に保持対象を保持させる磁性保持具を非磁性材料からなる板状の本体部11の表面から延びる棒状部12の先端に、棒状部よりも大径の膨出部13を有する支持部10及びリング状の永久磁石を、弾性を有する非磁性材料で被覆して全体として板状とするとともに、その厚み方向に貫通する支持孔部23を有する磁性部20を備え、棒状部を支持孔部を弾性変形させつつ押入して一体とし、保持対象を取着対象に対して保持する。支持孔部は、支持部側に位置する入口部23aの内径が膨出部の外径よりも小さく、かつ、出口側に、膨出部の外径と同一又は膨出部の外径よりも大きな内径を有する係止孔部23bを有し、係止孔部は、膨出部が係止孔部から外側へ延出しない深さを有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
非磁性材料からなる板状の本体部の表面から延びる棒状部の先端に、前記棒状部よりも大径の膨出部を有する支持部と、
リング状の永久磁石を、弾性を有する非磁性材料で被覆して全体として板状とするとともに、その厚み方向に貫通する支持孔部を有する磁性部と、を備え、
前記棒状部を前記支持孔部を弾性変形させつつ押入して一体とし、保持対象を取着対象に対して保持するための磁性保持具であって、
前記支持孔部は、前記支持部側に位置する入口部の内径が前記膨出部の外径よりも小さく、かつ、出口側に、前記膨出部の外径と同一又は前記膨出部の外径よりも大きな内径を有する係止孔部を有し、
前記係止孔部は、前記膨出部が前記係止孔部に係止されたときに、前記膨出部が前記係止孔部から外側へ延出しない深さを有することを特徴とする磁性保持具。
【請求項2】
前記膨出部は、前記棒状部の先端部を球状又は半球状に形成してなる請求項1に記載の磁性保持具。
【請求項3】
前記支持部は前記棒状部を複数有し、
複数の前記棒状部は、複数の前記磁性部にそれぞれ押入される請求項2に記載の磁性保持具。
【請求項4】
前記支持部の前記本体部と、前記磁性部と、はともに円板状の外形形状を有する請求項2に記載の磁性保持具。
【請求項5】
前記永久磁石は、前記支持孔部を囲むリング形状を有する請求項4に記載の磁性保持具。
【請求項6】
前記支持部は、硬性を有する合成樹脂で形成される請求項2に記載の磁性保持具。
【請求項7】
前記支持部を、非磁性材料で構成された取着対象に固定し、前記永久磁石の磁力によって、磁性部位を有する前記保持対象を前記磁性部に吸着させることによって、前記保持対象を保持する請求項2に記載の磁性保持具。
【請求項8】
前記支持部を、非磁性材料で構成された前記保持対象に固定し、前記磁性部を、前記永久磁石の磁力によって、磁性部位を有する取着対象に吸着させることによって、前記保持対象を保持する請求項2に記載の磁性保持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、永久磁石を有する磁性保持具であって、取着対象に対して保持対象を保持するために用いられる磁性保持具に関する。
【背景技術】
【0002】
磁性を利用して、取着対象、例えば金属製の棚、に取り付けることによって、保持対象を取着対象に保持させることを可能とする磁性保持具として、例えば、特許文献1に記載の磁性保持具がある。この磁性保持具は、本体背面の凹部内に金属部材を嵌挿させ、この金属部材内に磁石が抱持され、さらに、本体の下端に鉤部を連設した構成を有している。この構成により、内蔵する磁石の磁力によって金属製の棚等に吸着固定され、この状態において、鉤部に保持対象を吊り下げて保持することを可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の磁性保持具は、取着対象が磁性を有する材料で構成されていなければ吸着させることができない。また、この磁性保持具では、鉤部によって保持対象を保持する構成であるため、下方へ延び出た後に前方へ折り返された鉤部の形状により、上下方向及び前後方向に大きなスペースを必要としていた。また、この磁性保持具では、本体背面において磁石が露出した構成であるため、継続使用により磁石が本体から外れやすくなるおそれがあった。
【0005】
そこで本発明は、非磁性の取着対象に対して取り付けることができ、永久磁石の磁力を用いて保持対象を保持することができ、又は、非磁性の保持対象に対して取り付けることができ、永久磁石の磁力を用いて取着対象に取り付けることで保持対象を保持することができる磁性保持具を提供することを目的とする。また、コンパクトな構成を有するとともに、継続使用しても永久磁石が外れることがない磁性保持具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の磁性保持具は、非磁性材料からなる板状の本体部の表面から延びる棒状部の先端に、棒状部よりも大径の膨出部を有する支持部と、リング状の永久磁石を、弾性を有する非磁性材料で被覆して全体として板状とするとともに、その厚み方向に貫通する支持孔部を有する磁性部と、を備え、棒状部を支持孔部を弾性変形させつつ押入して一体とし、保持対象を取着対象に対して保持するための磁性保持具であって、支持孔部は、支持部側に位置する入口部の内径が膨出部の外径よりも小さく、かつ、出口側に、膨出部の外径と同一又は膨出部の外径よりも大きな内径を有する係止孔部を有し、係止孔部は、膨出部が係止孔部に係止されたときに、膨出部が係止孔部から外側へ延出しない深さを有することを特徴としている。
【0007】
本発明の磁性保持具において、膨出部は、棒状部の先端部を球状又は半球状に形成してなることが好ましい。
【0008】
本発明の磁性保持具において、支持部は棒状部を複数有し、複数の棒状部は、複数の磁性部にそれぞれ押入されることが好ましい。
【0009】
本発明の磁性保持具において、支持部の本体部と、磁性部と、はともに円板状の外形形状を有することが好ましい。
【0010】
本発明の磁性保持具において、永久磁石は、支持孔部を囲むリング形状を有することが好ましい。
【0011】
本発明の磁性保持具において、支持部は、硬性を有する合成樹脂で形成されることが好ましい。
【0012】
本発明の磁性保持具において、支持部を、非磁性材料で構成された取着対象に固定し、永久磁石の磁力によって、磁性部位を有する保持対象を磁性部に吸着させることによって、保持対象を保持することができる。
【0013】
本発明の磁性保持具において、支持部を、非磁性材料で構成された保持対象に固定し、磁性部を、永久磁石の磁力によって、磁性部位を有する取着対象に吸着させることによって、保持対象を保持することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によると、非磁性の取着対象に対して取り付けることができ、永久磁石の磁力を用いて保持対象を保持することができ、又は、非磁性の保持対象に対して取り付けることができ、永久磁石の磁力を用いて取着対象に取り付けることで保持対象を保持することができる磁性保持具を提供することができる。また、コンパクトな構成を有することで、保持対象の保持に大きなスペースを要しない磁性保持具を提供できる。さらに、継続使用しても永久磁石が外れやすくなることがない磁性保持具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の実施形態に係る磁性保持具の構成を示す斜視図である。
【
図3】(A)は本発明の実施形態における支持部の正面図、(B)は本発明の実施形態における磁性部の正面図である。
【
図5】本発明の実施形態における磁性部への支持部の押入工程を示す図である。
【
図6】取着対象に固定した磁性保持具に対して保持対象を保持させる状態を示す側面図である。
【
図7】保持対象に固定した磁性保持具を取着対象に取り付ける状態を示す側面図である。
【
図8】変形例1における支持部に、磁性部を取り付ける状態を示す断面図である。
【
図9】(A)は変形例2における支持部の構成を示す平面図、(B)は(A)に示す支持部に磁性部を被装した磁性保持具を示す平面図である。
【
図10】
図9(B)に示す磁性保持具に保持対象を保持させた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態に係る磁性保持具について図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1に示すように、磁性保持具100は、支持部10と磁性部20とを備える。
図2又は
図3(A)に示すように、支持部10は、円板状の本体部11の表面11aの中央から、その法線方向に沿って棒状部12が延び、この棒状部12の先端部を、棒状部12よりも大径の球状の膨出部13に形成した構成を有する。支持部10は、非磁性で硬性を有する材料で構成され、例えば、ABS樹脂(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンの共重合合成樹脂)やPP(ポリプロピレン)の成形によって、本体部11、棒状部12、及び、膨出部13を一体的に製造される。
【0017】
図2、
図3(B)、又は
図4に示すように、磁性部20は、リング形状の永久磁石21と、この永久磁石21の全周囲を被覆した、弾性を有する非磁性材料からなる被覆部22と、を備え、全体として円板状の外形を有する。磁性部20は、その円板状の形状を厚み方向に貫通する支持孔部23を有する。この支持孔部23は、リング形状の永久磁石21の中心軸21xを含むように形成されており、永久磁石21は、支持孔部23を囲むように配置される。
【0018】
図4に示すように、支持孔部23は、磁性部20の背面20b側(支持部10側)に位置し、同一の内径で円筒状に延びる入口部23aと、入口部23aから磁性部20の表面20aへ連なる係止孔部23bと、を有する。係止孔部23bは、入口部23aと同心状に形成され、入口部23aから離れるにしたがって内径が大きくなる形状を有する。
【0019】
磁性部20の製造は、例えば、リング形状の永久磁石21を金型内に配置し、この金型へ、被覆部22を形成するための材料を注入するして成形することによって行う。永久磁石21としては、例えば、ネオジム磁石、フェライト磁石、アルニコ磁石が挙げられ、被覆部22としては、例えば、合成ゴム、シリコーン樹脂(合成樹脂)が挙げられる。
【0020】
図4に示すように、磁性保持具100は、磁性部20の支持孔部23を弾性変形させつつ、支持孔部23内に支持部10の棒状部12と膨出部13を押入又は圧入して一体化した状態で使用する。この状態では、支持孔部23の係止孔部23b内に膨出部13が配置され、膨出部13の最大幅D1が入口部23aの内径D2よりも大きいことによって、膨出部13が係止され、棒状部12が抜け止められている。支持部10は、取着対象に対して、例えば、両面テープ、接着剤、ビス止めによって固定される。磁性部20に対しては、磁性部位を有する保持対象が、永久磁石21の磁力によって吸着保持される。
【0021】
図4に示すように、支持部10の膨出部13の形状は、棒状部12の延伸方向に直交する面内における最大幅D1が、磁性部20の入口部23aの内径D2よりも大きく、かつ、係止孔部23bの最大内径D3よりも小さい。さらに、棒状部12が延びる方向においては、係止孔部23b内に位置するときに係止孔部23bから外側へ延出しない、別言すると磁性部20の表面20aから突出しない形状である。したがって、棒状部12が延びる方向において、膨出部13の高さH1が係止孔部23bの深さ(高さ)H3以下である。
【0022】
ここで、円柱状の棒状部12の外径D4は、入口部23aの内径D2以下であり、棒状部12の延伸方向における、棒状部12の長さH2は、入口部23aの深さ(高さ)H4と同一である(
図5(A)参照)。
【0023】
膨出部13の形状は、係止孔部23b内に入ったときに、係止孔部23bの形状に適合して係止可能な形状であり、例えば、球状、半球状、円錐台状、円柱状、角柱状にすることができる。また、外形形状における上記最大幅D1が、磁性部20の支持孔部23の入口部23aの内径D2よりも大きく、かつ、係止孔部23bから外側へ延出しないサイズであれば、中空であってもよく、例えば円柱状、環状とすることができる。
【0024】
支持部10の硬性は、磁性部20と一体となり、保持対象を保持したときに円板状の形状を維持でき、これにより、取着対象に対して、本体部11の裏面全面が接触する状態が維持され、取着対象に対する取付強度が確保される程度の硬性であり、磁性部20が有する永久磁石21の磁力の強さ、保持対象の想定重量、本体部11の厚み・面積その他形状、棒状部12の長さ・太さなどに応じて設定される。
【0025】
磁性部20の被覆部22の弾性は、永久磁石21の被覆を確実に維持できるとともに、所定以上の力を加えることで、支持孔部23の入口部23aに膨出部13を押入させることができ、棒状部12と膨出部13を係止孔部23b側へ移動させることができるような弾性である。さらに、膨出部13が入口部23aから係止孔部23bに入ったときには、一定以上の力で支持部10を入口部23aへ引かない限り、入口部23aの内径D2と膨出部13の最大幅D1の違いにより、膨出部13が入口部23aへ戻ることなく係止孔部23bに係止される。
【0026】
なお、支持部10の本体部11は、板状であれば円板状の形状に限定されず、例えば平面視矩形状をなしていてもよい。矩形状をなしている場合、棒状部12は、平面中心から法線方向に沿って延びるように設けられる。
【0027】
磁性保持具100は、
図5(A)~(D)に順に示す工程を経て、支持部10を磁性部20に押入して一体化される。
図5(A)に示すように、支持部10の本体部11の中心軸11xと、永久磁石21の中心軸21xとが重ねた状態で、支持部10と磁性部20を互いに対向させ、この状態から、磁性部20において支持部10側に位置する入口部23aから支持孔部23内へ膨出部13を押入する(
図5(B))。
図5(C)に示すように、所定以上の力で支持部10を磁性部20に押入して、膨出部13が支持孔部23の入口部23a内を移動させるとき、被覆部22の弾性によって入口部23aが弾性変形して押し広げられる。そして、
図5(D)に示すように、膨出部13が、入口部23aを出て係止孔部23b内に至り、支持部10の押入動作を停止すると、入口部23aは元の内径D2に復帰するため、膨出部13は、内径の小さい入口部23aによって移動が規制され、位置決めされる。
【0028】
図6に示すように、磁性保持具100は、取着対象T11の磁性を有する部位(磁性部位)に対して、予め両面テープや接着によって支持部10側が固定されており、磁性部20が外側に配置される。この磁性保持具100の磁性部20に対して、少なくとも一部に磁性部位を有する保持対象T12を付着すると、磁性部20の磁気力によって吸着され、磁性保持具100によって、取着対象T11に保持対象T12が保持される。
【0029】
ここで、
図6に示す取着対象T11としては、例えば、非磁性の壁面や冷蔵庫の外面が挙げられ、保持対象T12としては、磁性を有する金属製の刃物や食器が挙げられる。
【0030】
図7に示すように、保持対象T22に対して、両面テープや接着によって磁性保持具100の支持部10側を予め固定し、外側に配置された磁性部20を、磁性部位を有する取着対象T21に付着させ、磁性部20の磁気力によって吸着させることも可能である。
【0031】
図7に示す保持対象T22としては、例えば、非磁性のボトルその他の容器類が挙げられ、取着対象T21としては、少なくとも表面の一部に磁性部位を有する板材が挙げられる。
【0032】
図8に示す変形例1においては、取着対象T31への支持部210の固定は、両面テープや接着のほか、本体部211の厚み方向に貫通する複数の孔部211aにそれぞれ挿通させた複数のビス214を取着対象T31に打ち込むことに行っている。
【0033】
図9(A)に示す変形例2における支持部110においては、本体部111を長板状に形成し、本体部111が延びる方向(
図9(A)の左右方向)に、
図1~4と同様の棒状部12と膨出部13を等間隔に複数配置している。
図9(B)に示すように、支持部110の複数の膨出部13には、それぞれ、
図1~4と同様の磁性部20が配置される。
【0034】
図9(B)に示す磁性保持具200は、
図10に例示するように、取着対象T41に支持部110側が固定され、磁性部20に、磁性を有する金属製の玉杓子T42、フライ返しT43その他の食器類を磁気力で吸着することで、取着対象T41に保持した状態を実現できる。
【0035】
以上のように構成されたことから、上記実施形態によれば、鉤部等の大きなスペースを要する部位のないコンパクトな構成で、取着対象又は保持対象に簡単に付着させることができ、磁性を有しない取着対象に保持対象を保持させることができ、又は、磁性を有しない保持対象を取着対象に保持させることを可能とした、磁性保持具を提供することができる。磁性部20に対して、磁性部位を有する、保持対象又は取着対象を簡便に脱着することができる。磁性保持具を介して取着対象に保持対象を保持させたときに、磁性保持具の厚みの分だけ、取着対象と保持対象の間に隙間を形成することができるため、長期間保持させるときに隙間が通風路の役割を果たすこととなり、保持対象にカビが発生することを防止できる。永久磁石21が被覆部22で覆われているため、永久磁石21が錆びることを防止することができる。また、被覆部22が弾性を有するため、金属製の食器等を磁性部20に吸着させるときに、永久磁石21と食器等との接触音が生じることがなく、静かに保持させることができ、さらに、永久磁石21と直接接触しないため、吸着させるときの衝撃等によって食器等が破損するおそれがない。取着対象に対して、所望の間隔で簡便に配置でき、また、任意のサイズや形状で形成できるため、保持対象の配置位置等を示す指示体として活用することができる。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的又は本発明の思想の範囲内において改良又は変更が可能である。
【符号の説明】
【0036】
10 支持部
11 本体部
11a 本体部の表面
11x 本体部の中心軸
12 棒状部
13 膨出部
20 磁性部
20a 磁性部の表面
20b 磁性部の背面
21 永久磁石
21x 永久磁石の中心軸
22 被覆部
23 支持孔部
23a 入口部
23b 係止孔部
100、200 磁性保持具
110、210 本体部
111、211 本体部
211a 孔部
214 ビス
D1 膨出部の最大幅
D2 入口部の内径
D3 係止孔部の最大内径
D4 棒状部の外径
H1 膨出部の高さ
H2 棒状部の長さ
H3 係止孔部の深さ
H4 入口部の深さ
T11、T21、T31、T41 取着対象
T12、T22 保持対象
T41 玉杓子(保持対象)
T42 フライ返し(保持対象)