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▶ 藤田 民輝の特許一覧

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  • 特開-防犯装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024074732
(43)【公開日】2024-05-31
(54)【発明の名称】防犯装置
(51)【国際特許分類】
   G08B 13/00 20060101AFI20240524BHJP
【FI】
G08B13/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022196656
(22)【出願日】2022-11-21
(71)【出願人】
【識別番号】598129853
【氏名又は名称】藤田 民輝
(72)【発明者】
【氏名】藤田 民輝
【テーマコード(参考)】
5C084
【Fターム(参考)】
5C084AA02
5C084AA07
5C084AA08
5C084BB04
5C084CC16
5C084DD01
5C084GG66
5C084HH01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】家人、経営者、従業員等合法的な関係者には、警音器5を鳴動させないことができ、不法侵入者に対しては警音器5が鳴動しこれを撃退する防犯装置を提供する。
【解決手段】防犯装置は、防犯装置を起動させるためのメインスイッチ2と、人を検知する対人センサー3と、作動遅延タイマー4と、警報器5と、を備え、作動遅延タイマー4の働きにより、対人センサー3が人を感知してから一定時間経過後に警音器5が鳴動する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メインスイッチ2を入れると、対人センサー3が待機状態に入る。この対人センサー3が人の動きや体温を感知したら、対人センサー3に出力電圧が発生し電流が作動遅延タイマー4に流れる。作動遅延タイマー4は、電圧と電流が入力されたら、一定時間経過後に出力電圧が発生し、出力電流が警音器5に流れる。つまり、この作動遅延タイマー4の働きにより、対人センサー3が人の動きや体温を感知してから一定時間経過したのちに、警音器5に電流が流れ警音器5が鳴動することを特徴とする防犯装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作動遅延タイマー4による作動遅延時差を利用して、合法的な入室者(入場者)および退室者(退場者)は警音器5を鳴動させないことができ、不審者には警音器5が鳴動しこれを撃退する防犯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の防犯装置として、対人センサーが、人の動きや体温を感知したらその瞬間に防犯ベルが鳴動する防犯装置が公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-111780
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の防犯装置によれば、どのような人にでもその体温や、動きを感知したらその瞬間に防犯ベルが鳴動する。そこには、誰にでも鳴動するという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、メインスイッチ2を入れて対人センサー3が待機中に人を感知しても作動遅延タイマー4の作用により、一定時間、警音器5は鳴動しない。そこで、メインスイッチ2の所在場所を認知している合法的な入室(入場)者および退場者(退室者)は、その一定時間内にメインスイッチ2を切ることにより、警音器5を鳴動させないことができる。
一方、対人センサー3が待機中にメインスイッチ2の所在場所を知らない不審者を感知したら、作動遅延タイマー4の作用により、一定時間ののちに警音器5が鳴動し、不審者を撃退する効果を有する防犯装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る防犯装置は、「メインスイッチ2」、人の存在を感知したら出力電圧が発生し電流が流れる「対人センサー3」、この出力電圧と出力電流を入力電圧、入力電流として受け入れてから、一定時間出力電圧、出力電流の発生をを遅らせる「作動遅延タイマー4」、電流が流れたら警報音を発生する「警音器5」により構成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明においては、家人、経営者、従業員等合法的な関係者が退室時においては、この防犯装置を起動させるためメインスイッチ2を入れて対人センサー3が作動しても、作動遅延タイマー4により、一定時間経過後に警音器5に電流が流れる。その一定時間内に退室(退場)し対人センサー3の感応範囲より外に出ることにより、警音器5の鳴動をさせないことができる。(2)
【0008】
また、上記のとおり対人センサー3が起動後、人を感知したら、作動遅延タイマー4により、一定時間経過後に警音器5が鳴動する。したがって、あらかじめメインスイッチ2の存在場所を認知している合法的な入室(入場)者は、この一定時間の間にメインスイッチ2を切ることにより、警音器5は鳴動しない。しかし、メインスイッチ2の存在場所を認知しない不法侵入者に対しては、この一定時間経過後に警音器5が鳴動し、不法侵入者を撃退する。
本発明の構造は非常に簡素で、安いコストで製造できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】添付図面は、本発明の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図中の、メインスイッチ2を電源1および対人センサー3の間に、適度な長さのコードで接続し設置する。そのことで、メインスイッチを不法侵入者に気づかれない場所に設置することができる。
【符号の説明】
【0011】
1 電源
2 メインスイッチ
3 対人センサー
4 作動遅延タイマー
5 警音器
図1