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特開2025-160577勤怠管理システム、勤怠管理方法及び勤怠管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025160577
(43)【公開日】2025-10-23
(54)【発明の名称】勤怠管理システム、勤怠管理方法及び勤怠管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0488 20220101AFI20251016BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20251016BHJP
   G06Q 10/1091 20230101ALI20251016BHJP
【FI】
G06F3/0488
G06F3/0481
G06Q10/1091
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024063187
(22)【出願日】2024-04-10
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2025-04-18
(71)【出願人】
【識別番号】395011562
【氏名又は名称】三菱電機ITソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002491
【氏名又は名称】弁理士法人クロスボーダー特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小松 雄一郎
(72)【発明者】
【氏名】安川 武史
(72)【発明者】
【氏名】伊澤 崇
【テーマコード(参考)】
5E555
5L010
【Fターム(参考)】
5E555AA08
5E555AA12
5E555BA01
5E555BA04
5E555BB04
5E555BC04
5E555BD01
5E555CB14
5E555CB16
5E555CB19
5E555CB55
5E555CB56
5E555CB76
5E555DA24
5E555DB53
5E555DC21
5E555DD08
5E555EA05
5E555FA00
5L010AA10
(57)【要約】
【課題】簡便かつミスなく勤怠情報の入力を行えるようにする。
【解決手段】ユーザ端末20は、勤怠入力画面を表示する。ユーザ端末20は、勤怠入力画面に対するスワイプ操作を受け付ける。ユーザ端末20は、受け付けされたスワイプ操作による移動方向に応じて、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目のうちどの勤怠項目が入力されたかを特定する。勤怠管理装置10は、ユーザ端末20によって特定された勤怠項目を時刻とともに記録する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スワイプ操作による移動方向に応じて、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目のうちどの勤怠項目が入力されたかを特定する項目特定部と、
前記項目特定部によって特定された前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠管理部と
を備える勤怠管理システム。
【請求項2】
前記項目特定部は、前記スワイプ操作の監視時間当たりの移動量が基準量以上である場合に、前記移動方向に関わらず、事前に設定された処理が指定されたと特定する
請求項1に記載の勤怠管理システム。
【請求項3】
前記勤怠管理システムは、さらに、
時刻を示した初期画面を表示する表示制御部
を備え、
前記項目特定部は、前記表示制御部によって表示された前記初期画面における前記時刻が示された時刻領域がタッチされた上でスライドされた操作を前記スワイプ操作として、どの勤怠項目が入力されたかを特定する
請求項1に記載の勤怠管理システム。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記時刻領域がタッチされると、前記時刻領域の周囲における方向毎に、前記複数の勤怠項目それぞれを示した入力画面を表示し、
前記項目特定部は、前記入力画面において前記スワイプ操作による移動方向に示された勤務項目が入力されたと特定する
請求項3に記載の勤怠管理システム。
【請求項5】
前記項目特定部は、どの勤怠項目が入力されたかを特定してから基準時間内にされたスワイプ操作の監視時間当たりの移動量が基準量以上である場合に、取消入力がされたと特定し、
前記勤怠管理部は、前記取消入力がされたと特定された場合には、直近に記録された前記勤怠項目及び前記時刻を削除する
請求項1に記載の勤怠管理システム。
【請求項6】
前記項目特定部は、特定された勤怠項目に応じたリズムでバイブレーション機能を作動させる
請求項1に記載の勤怠管理システム。
【請求項7】
前記勤怠管理システムは、さらに、
設定状態における前記スワイプ操作の速度及び移動量から、前記監視時間及び前記基準量を設定する設定部
を備える請求項2に記載の勤怠管理システム。
【請求項8】
コンピュータが、スワイプ操作による移動方向に応じて、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目のうちどの勤怠項目が入力されたかを特定し、
コンピュータが、特定された前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠管理方法。
【請求項9】
スワイプ操作による移動方向に応じて、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目のうちどの勤怠項目が入力されたかを特定する項目特定処理と、
前記項目特定処理によって特定された前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠記録処理と
を行う勤怠管理システムとしてコンピュータを機能させる勤怠管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、勤怠情報の入力を受け付ける技術に関する。
【背景技術】
【0002】
企業等では、従業員は、出勤時及び退勤時に、PC又はスマートフォン等の端末により勤怠管理用のアプリケーションプログラムを起動して、勤怠情報を入力している。このアプリケーションプログラムでは、出勤ボタン及び退勤ボタン等が表示される。出勤時には従業員が出勤ボタンを押下することにより、ボタンが押下された時刻が出勤時刻として記録される。また、退勤時には従業員が退勤ボタンを押下することにより、ボタンが押下された時刻が退勤時刻として記録される。
【0003】
特許文献1には、第1のボタンを指で押した後に、表示画面上に指を触れたまま、第1のボタンの位置から第2のボタンの位置まで指を移動させるという操作が記載されている。特許文献1では、この操作がされると、再生中の映像コンテンツデータが第2のボタンに対応する電子機器に転送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011-090461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
勤怠情報の入力は日々行う必要があり、できるだけ簡便に、かつ、ミスなく行えることが望ましい。例えば、従業員がオフィスに到着した際に、挨拶等をしながら、画面を見ることなく入力できることが望ましい。
特許文献1に記載されたように、第1のボタンの位置から第2のボタンの位置に指を移動させる操作は直感的に分かり易い操作になっているかもしれないが、画面を見ながらでないと誤った操作がされ易い。
本開示は、簡便かつミスなく勤怠情報の入力を行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る勤怠管理システムは、
スワイプ操作による移動方向に応じて、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目のうちどの勤怠項目が入力されたかを特定する項目特定部と、
前記項目特定部によって特定された前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠記録部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示では、スワイプ操作による移動方向に応じてどの勤怠項目が入力されたかを特定する。これにより、画面を見なくても、勤怠項目の入力を間違いなく行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係る勤怠管理システム100の構成図。
図2】実施の形態1に係る勤怠管理装置10の構成図。
図3】実施の形態1に係るユーザ端末20の構成図。
図4】実施の形態1に係るユーザ情報131の説明図。
図5】実施の形態1に係る勤務実態情報132の説明図。
図6】実施の形態1に係る操作割付情報133の説明図。
図7】実施の形態1に係るボタン配置情報134の説明図。
図8】実施の形態1に係る操作割付情報231の説明図。
図9】実施の形態1に係るボタン配置情報232の説明図。
図10】実施の形態1に係る勤怠管理システム100の処理の流れを示すフローチャート。
図11】実施の形態1に係る勤怠入力画面の説明図。
図12】実施の形態1に係る特定操作の説明図。
図13】実施の形態1に係る確認画面の説明図。
図14】実施の形態1に係るボタンローテーションの説明図。
図15】実施の形態2に係るユーザ端末20の構成図。
図16】実施の形態2に係る勤怠管理システム100の処理の流れを示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を参照して、実施の形態1に係る勤怠管理システム100の構成を説明する。
勤怠管理システム100は、勤怠管理装置10と、1台以上のユーザ端末20とを備える。勤怠管理装置10と各ユーザ端末20とは、ネットワーク90を介して接続されている。
勤怠管理装置10は、クラウドサーバといったコンピュータである。ユーザ端末20は、ユーザによって操作されるスマートフォン等のコンピュータである。
【0010】
図2を参照して、実施の形態1に係る勤怠管理装置10の構成を説明する。
勤怠管理装置10は、コンピュータである。
勤怠管理装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信インタフェース14とのハードウェアを備える。プロセッサ11は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
【0011】
勤怠管理装置10は、機能構成要素として、通信部111と、勤怠管理部112とを備える。勤怠管理装置10の各機能構成要素の機能はソフトウェアにより実現される。
ストレージ13には、勤怠管理装置10の各機能構成要素の機能を実現するプログラムが格納されている。このプログラムは、プロセッサ11によりメモリ12に読み込まれ、プロセッサ11によって実行される。これにより、勤怠管理装置10の各機能構成要素の機能が実現される。
【0012】
ストレージ13には、ユーザ情報131と、勤務実態情報132と、操作割付情報133と、ボタン配置情報134とが記憶される。
【0013】
図3を参照して、実施の形態1に係るユーザ端末20の構成を説明する。
ユーザ端末20は、コンピュータである。
ユーザ端末20は、プロセッサ21と、メモリ22と、ストレージ23と、通信インタフェース24とのハードウェアを備える。プロセッサ21は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
【0014】
ユーザ端末20は、機能構成要素として、通信部211と、表示制御部212と、操作受付部213と、項目特定部214とを備える。ユーザ端末20の各機能構成要素の機能はソフトウェアにより実現される。
ストレージ23には、ユーザ端末20の各機能構成要素の機能を実現するプログラムが格納されている。このプログラムは、プロセッサ21によりメモリ22に読み込まれ、プロセッサ21によって実行される。これにより、ユーザ端末20の各機能構成要素の機能が実現される。
【0015】
ストレージ23は、操作割付情報231と、ボタン配置情報232とが記憶される。
【0016】
プロセッサ11,21は、プロセッシングを行うICである。ICはIntegrated Circuitの略である。プロセッサ11,21は、具体例としては、CPU、DSP、GPUである。CPUは、Central Processing Unitの略である。DSPは、Digital Signal Processorの略である。GPUは、Graphics Processing Unitの略である。
【0017】
メモリ12,22は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ12,22は、具体例としては、SRAM、DRAMである。SRAMは、Static Random Access Memoryの略である。DRAMは、Dynamic Random Access Memoryの略である。
【0018】
ストレージ13,23は、データを保管する記憶装置である。ストレージ13,23は、具体例としては、SSDである。SSDは、Solid State Driveの略である。また、ストレージ13,23は、SD(登録商標)メモリカード、CompactFlash(登録商標)、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク、DVDといった可搬記録媒体であってもよい。SDは、Secure Digitalの略である。DVDは、Digital Versatile Diskの略である。
【0019】
通信インタフェース14,24は、外部の装置と通信するためのインタフェースである。通信インタフェース14,24は、具体例としては、Ethernet(登録商標)、USB、HDMI(登録商標)のポートである。USBは、Universal Serial Busの略である。HDMIは、High-Definition Multimedia Interfaceの略である。
【0020】
図2では、プロセッサ11は、1つだけ示されていた。しかし、プロセッサ11は、複数であってもよく、複数のプロセッサ11が、各機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。同様に、図3では、プロセッサ21は、1つだけ示されていた。しかし、プロセッサ21は、複数であってもよく、複数のプロセッサ21が、各機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
【0021】
***動作の説明***
図4から図13を参照して、実施の形態1に係る勤怠管理システム100の動作を説明する。
実施の形態1に係る勤怠管理システム100の動作手順は、実施の形態1に係る勤怠管理方法に相当する。また、実施の形態1に係る勤怠管理システム100の動作を実現するプログラムは、実施の形態1に係る勤怠管理プログラムに相当する。
【0022】
図4を参照して、実施の形態1に係るユーザ情報131を説明する。
ユーザ情報131は、ユーザID毎に、ユーザ名と、認証情報とを含む。IDは、IDentifierの略である。ユーザIDは、ユーザの識別情報である。ユーザ名は、ユーザの氏名である。認証情報は、ユーザを認証するための情報であり、パスワード又は生体情報等である。
【0023】
図5を参照して、実施の形態1に係る勤務実態情報132を説明する。
勤務実態情報132は、ユーザID毎に、勤怠項目と、日時とを含む。勤怠項目は、出勤と退勤といった勤怠管理をする上で必要となる項目である。具体的には、勤怠項目には、出勤と退勤と外出と外出戻りといった項目がある。日時は、勤怠項目が入力された日時である。
【0024】
図6を参照して、実施の形態1に係る操作割付情報133を説明する。
操作割付情報133は、ユーザID毎に、基準量と、監視時間と、特定処理とを含む。基準量は、スワイプ操作により移動したピクセル数である。監視時間は、事前に設定された時間で単位は秒である。特定処理は、事前に設定された処理である。例えば、ユーザIDがID001で設定されているレコードでは、監視時間2秒の間に基準量2000ピクセル以上のスワイプ操作があったときは、直前の入力操作の取消という特定処理を行うことが記憶されている。
【0025】
図7を参照して、実施の形態1に係るボタン配置情報134を説明する。
ボタン配置情報134は、ユーザID毎に、ボタン配置を含む。ボタン配置は、勤怠入力画面に含まれる各ボタンについて、認識領域と、表示条件とを示す。ここでは、勤怠入力画面には、現在時刻と、出勤と、退勤と、外出と、外出戻りとのボタンが含まれる。
【0026】
図8を参照して、実施の形態1に係る操作割付情報231を説明する。
操作割付情報231は、操作割付情報133に含まれる情報のうち、ユーザ端末20を使用するユーザのユーザIDに対応する情報である。
【0027】
図9を参照して、実施の形態1に係るボタン配置情報232を説明する。
ボタン配置情報232は、ボタン配置情報134に含まれる情報のうち、ユーザ端末20を使用するユーザのユーザIDに対応する情報である。
【0028】
図10を参照して、実施の形態1に係る勤怠管理システム100の処理の流れを説明する。
(ステップS101:ログイン処理)
ユーザ端末20の通信部211は、ユーザ端末20を使用するユーザのユーザID及び認証情報の組を勤怠管理装置10に送信する。
具体的には、ユーザ端末20にインストールされた勤怠管理アプリケーションプログラムが起動される。すると、通信部211は、ユーザ端末20に事前に設定されたユーザID及び認証情報を読み出して、勤怠管理装置10に送信する。なお、ユーザID及び認証情報の少なくとも一方は、勤怠管理アプリケーションプログラムが起動される度にユーザに入力されるようにしてもよい。
【0029】
(ステップS102:認証判定処理)
勤怠管理装置10の通信部111は、ステップS101で送信されたユーザID及び認証情報の組を取得する。通信部111は、ユーザID及び認証情報の組がユーザ情報131に登録されているか否かを判定する。
通信部111は、ユーザID及び認証情報の組が登録されている場合には、認証可(ログインOK)として、処理をステップS103に進める。一方、通信部111は、ユーザID及び認証情報の組が登録されていない場合には、認証不可(ログインNG)として、処理を終了する。認証不可の場合には、通信部111は、ユーザ端末20にエラーメッセージ等を送信してもよい。
【0030】
(ステップS103:情報送信処理)
勤怠管理装置10の通信部111は、ステップS102で取得されたユーザIDに対応する情報を、操作割付情報133及びボタン配置情報134から読み出す。具体的には、通信部111は、操作割付情報133からユーザIDに対応する基準量と監視時間と特定処理とを読み出す。また、通信部111は、ボタン配置情報134からユーザIDに対応するボタン配置を読み出す。通信部111は、読み出された情報を、ステップS102で取得されたユーザIDの送信元のユーザ端末20に送信する。
【0031】
(ステップS104:情報設定処理)
ユーザ端末20の通信部211は、ステップS103で送信された情報を取得する。通信部211は、基準量と監視時間と特定処理とを操作割付情報231として設定する。また、通信部211は、ボタン配置をボタン配置情報232として設定する。
【0032】
(ステップS105:初期操作受付処理)
ユーザ端末20表示制御部212は、ボタン配置情報232に設定されたボタン配置に従い、勤怠入力画面を表示する。図9に示すボタン配置情報232であれば、表示制御部212は、図11の(A)に示す勤怠入力画面を初期画面として表示する。ここで、初期画面における現在時刻の領域は、画面の中央において、縦方向及び横方向の概ね1/2程度の領域を有している。つまり、現在時刻の領域は、見なくても触れることができる程度の大きな領域である。
そして、ユーザ端末20の操作受付部213は、表示された初期画面に対する操作を受け付ける。
【0033】
(ステップS106:操作判定処理)
ユーザ端末20の項目特定部214は、ステップS105で受け付けた操作が通常処理に対応する通常操作であるか、又は、特定処理に対応する特定操作であるかを判定する。
通常操作は、ボタン配置情報232が示す初期表示から次の表示に遷移させる操作である。図9に示すボタン配置情報232であれば、現在時刻の領域である時刻領域をタッチする操作が初期表示から次の表示に遷移させる操作である。特定操作は、操作割付情報231が示す基準量及び監視時間により示される操作である。特定操作は、監視時間内に移動量が基準量以上となるスワイプ操作である。例えば、図12に示すように、開始位置及び移動方向を問わず、素早く長い距離のスワイプ操作がされた場合には、特定操作がされたことになる。
項目特定部214は、通常操作である場合には、処理をステップS107に進める。一方、項目特定部214は、特定操作である場合には、処理をステップS112に進める。
なお、項目特定部214は、基準時間経過しても通常操作又は特定操作がされない場合には、タイムアウトとして、処理を終了してもよい。
【0034】
(ステップS107:勤怠操作受付処理)
ユーザ端末20の表示制御部212は、通常操作に対応して勤怠入力画面を次の表示に遷移させる。図9に示すボタン配置情報232であれば、表示制御部212は、図11の(B)に示す勤怠入力画面に遷移させる。つまり、現在時刻の表示欄の下に出勤の表示がされ、上に退勤の表示がされ、左に外出の表示がされ、右に戻り(外出戻り)の表示がされる。
そして、ユーザ端末20の操作受付部213は、表示された遷移後の画面に対する操作を受け付ける。
【0035】
(ステップS108:項目特定処理)
ユーザ端末20の項目特定部214は、ステップS107で受け付けた操作に対応する勤怠項目を特定する。
具体的には、項目特定部214は、現在時刻にタッチされた状態からのスワイプ操作による移動方向に応じて、出勤と退勤と外出と外出戻りとのどの勤怠項目が入力されたかを特定する。ここでは、項目特定部214は、スワイプ操作による移動方向が下方向である場合には、勤怠項目は出勤であると特定する。項目特定部214は、スワイプ操作による移動方向が上方向である場合には、勤怠項目は退勤であると特定する。項目特定部214は、スワイプ操作による移動方向が左方向である場合には、勤怠項目は外出であると特定する。項目特定部214は、スワイプ操作による移動方向が右方向である場合には、勤怠項目は外出戻りであると特定する。
なお、項目特定部214は、画面から指等が離され、スワイプ操作がされなかった場合には、処理をステップS105に戻してもよい。この場合には、表示制御部212は、初期画面を表示し、操作受付部213は、初期画面に対する操作を受け付ける。
【0036】
(ステップS109:項目送信処理)
ユーザ端末20の通信部211は、ユーザ端末20を使用するユーザのユーザIDと、ステップS108で特定された勤怠項目と、現在の時刻とを勤怠管理装置10に送信する。ここで、ユーザIDは、ステップS101で送信されたユーザIDと同じである。
【0037】
(ステップS110:勤怠管理処理)
勤怠管理装置10の勤怠管理部112は、ステップS109で送信されたユーザIDと勤怠項目と時刻とを勤務実態情報132に追加する。
【0038】
(ステップS111:受付表示処理)
ユーザ端末20の表示制御部212は、ステップS108で特定された勤怠項目に対応する確認画面を表示する。例えば、表示制御部212は、勤怠項目として出勤が特定された場合には、図13に示すように、「おはようございます。」というメッセージを表示する。このメッセージを見ることにより、正しく勤怠項目が入力できたことが確認可能である。
また、項目特定部214は、ステップS108で特定された勤怠項目に対応するリズムでバイブレーション機能を作動させてもよい。つまり、ステップS108で特定された勤怠項目に応じて異なるリズムでユーザ端末20が振動する。これにより、画面を見なくても、正しく勤怠項目が入力できたことが確認可能である。
特定された勤務項目に応じて異なるリズムのバイブレーション機能を持たせる方法としては、勤怠管理装置10のボタン配置情報134に入力ボタン毎のリズムを設定しておけばよい。そうすることで、ユーザ端末20の項目特定部214は、ボタン配置情報232を参照することで特定された勤務項目に応じた。バイブレーション機能を作動させることができる。
そして、表示制御部212は、処理をステップS105に戻す。すると、表示制御部212は、初期画面を表示し、操作受付部213は、初期画面に対する操作を受け付ける。
【0039】
(ステップS112:特定処理実行処理)
ユーザ端末20の項目特定部214は、特定操作がされた場合には、移動方向に関わらず、事前に設定された特定処理が指定されたと特定する。そして、項目特定部214は、操作割付情報231に設定された特定処理を実行する。
【0040】
図8に示す操作割付情報231であれば、項目特定部214は、取消入力がされたと特定する。そして、項目特定部214は、直前に記録された勤怠項目及び時刻の取消依頼の送信を通信部211に指示する。すると、通信部211は、ユーザ端末20を使用するユーザのユーザIDを含む取消依頼を勤怠管理装置10に送信する。勤怠管理装置10の勤怠管理部112は、送信されたユーザIDについての直近に追加されたレコードを勤務実態情報132から削除する処理を行う。直近に追加されたレコードは、勤務実態情報132の時刻が最も新しいレコードである。勤怠管理装置10の勤怠管理部112が行う直近に追加されたレコードを削除する処理とは、例えば勤務実態情報132に該当レコードの取消申請を示すレコードを新たに作成することを示す。勤怠管理装置10の勤怠管理部112は、例えば1日単位でユーザID毎に勤務実態情報132のレコードを参照し、取消申請のレコードがあれば直近のレコードを勤怠項目として除外することで、ユーザID毎の勤怠状況を管理する。あるいは勤怠管理装置10の勤怠管理部112は、送信されたユーザIDについての直近に追加されたレコードを勤務実態情報132から削除するように構成してもよい。
なお、項目特定部214は、どの勤怠項目が入力されたかを特定してから基準時間内に特定操作がされた場合にのみ取消入力がされたと特定してもよい。つまり、勤怠項目の入力がされてから基準時間以上経過した後では、取消入力を受け付けないようにしてもよい。
【0041】
特定操作は、ユーザID毎に設定されるものであり、取消入力に限られるものではない。
例えば、図6のユーザIDがUser2のレコードに示されるように、特定操作は、ボタンのローテーションであってもよい。ボタンのローテーションとは、ボタン配置をローテーションして変更することを意味する。例えば、ボタンのローテーションが1度実行されると、ボタンの配置が時計回りに1段階回される。つまり、図11の(B)に示される配置である場合に、ボタンのローテーションが1度実行されると、現在時刻の周りの表示が時計回りに1段階回されて、図14に示す配置に変更される。
項目特定部214は、特定操作がされ、ボタンのローテーションがされたと特定すると、ローテーション依頼の送信を通信部211に指示する。通信部211は、ユーザ端末20を使用するユーザのユーザIDを含むローテーション依頼を勤怠管理装置10に送信する。勤怠管理装置10の勤怠管理部112は、ボタン配置情報134における送信されたユーザIDについてボタンの配置を時計回りに1段階回す。また、項目特定部214は、ボタン配置情報232のボタンの配置を時計回りに1段階回す。
このとき、勤怠管理装置10の勤怠管理部112は、ボタンの配置を時計周りに1段階回すようにボタン配置情報134を生成しなおした後、新しいボタン配置情報134をユーザ端末20に送信する。ユーザ端末20の項目特定部214は、ボタン配置情報232を更新し、新しいボタン配置情報232に基づきボタンの配置を変更するように構成してもよい。
【0042】
また、例えば、図6のユーザIDがUser3のレコードに示されるように、特定操作は、特定の勤怠項目の入力であってもよい。User3のレコードでは、時刻が13:00前である場合には出勤が入力されたものとして扱われ、時刻が13:00以降の場合には退勤が入力されたものとして扱われるようになっている。
項目特定部214は、特定操作がされ、特定の勤怠項目の入力がされたと特定する。例えば、時刻が13:00前であった場合には、項目特定部214は、出勤の入力がされたと特定する。すると、項目特定部214は、項目登録依頼の送信を通信部211に指示する。通信部211は、ユーザ端末20を使用するユーザのユーザIDと、特定された勤怠項目と、現在の時刻とを含む項目登録依頼を勤怠管理装置10に送信する。勤怠管理装置10の勤怠管理部112は、ステップS110と同様に、送信されたユーザIDと勤怠項目と時刻とを勤務実態情報132に追加する。
【0043】
***実施の形態1の効果***
以上のように、実施の形態1に係る勤怠管理システム100は、スワイプ操作による移動方向に応じてどの勤怠項目が入力されたかを特定する。これにより、画面を見なくても、勤怠項目の入力を間違いなく行うことが可能である。そのため、オフィスに到着した際に、挨拶等をしながら、そっと出勤の入力を行うこと等が可能である。
【0044】
また、実施の形態1に係る勤怠管理装置10は、スワイプ操作の監視時間当たりの移動量が基準量以上である場合には、移動方向に関わらず、特定処理を行う。これにより、画面を見なくても特定処理を容易に行うことが可能である。
【0045】
***他の構成***
<変形例1>
実施の形態1では、各機能構成要素がソフトウェアで実現された。しかし、変形例1として、各機能構成要素はハードウェアで実現されてもよい。この変形例1について、実施の形態1と異なる点を説明する。
【0046】
各機能構成要素がハードウェアで実現される場合には、勤怠管理装置10は、プロセッサ11とメモリ12とストレージ13とに代えて、電子回路を備える。電子回路は、各機能構成要素と、メモリ12と、ストレージ13との機能とを実現する専用の回路である。
【0047】
同様に、各機能構成要素がハードウェアで実現される場合には、ユーザ端末20は、プロセッサ21とメモリ22とストレージ23とに代えて、電子回路を備える。電子回路は、各機能構成要素と、メモリ22と、ストレージ23との機能とを実現する専用の回路である。
【0048】
電子回路としては、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、FPGAが想定される。GAは、Gate Arrayの略である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略である。
各機能構成要素を1つの電子回路で実現してもよいし、各機能構成要素を複数の電子回路に分散させて実現してもよい。
【0049】
<変形例2>
変形例2として、一部の各機能構成要素がハードウェアで実現され、他の各機能構成要素がソフトウェアで実現されてもよい。
【0050】
プロセッサ11,21とメモリ12,22とストレージ13,23と電子回路とを処理回路という。つまり、各機能構成要素の機能は、処理回路により実現される。
【0051】
また、以上の説明における「部」を、「回路」、「工程」、「手順」、「処理」又は「処理回路」に読み替えてもよい。
【0052】
実施の形態2.
実施の形態2は、特定操作がされたかを判定するために使用される監視時間と基準量とをユーザのスワイプ操作に基づき設定する点が実施の形態1と異なる。実施の形態2では、この異なる点を説明し、同一の点については説明を省略する。
【0053】
***構成の説明***
図15を参照して、実施の形態2に係るユーザ端末20の構成を説明する。
ユーザ端末20は、機能構成要素として、設定部215を備える点が図3に示すユーザ端末20と異なる。設定部215の機能は、他の機能構成要素と同様に、ソフトウェア又はハードウェアによって実現される。
【0054】
***動作の説明***
図16を参照して、実施の形態2に係る勤怠管理システム100の処理の流れを説明する。
ステップS201からステップS205の処理は、図10のステップS101からステップS105の処理と同じである。ステップS105で表示された勤怠入力画面でユーザによって設定状態の開始が指示される。すると、ステップS206に遷移する。設定状態の開始が指示されない場合には、実施の形態1で説明した通り、ステップS106に遷移する。設定状態の開始の指示方法は、ボタンの押下等の任意の方法でよい。
【0055】
(ステップS206:設定状態開始処理)
表示制御部212は、設定画面を表示する。設定画面は、ボタン等のない画面である。なお、初期画面をそのまま設定画面としてもよい。
【0056】
(ステップS207:操作受付処理)
操作受付部213は、設定画面に対する操作を受け付ける。ここでは、ユーザは、特定操作を想定したスワイプ操作を行う。
【0057】
(ステップS208:設定処理)
設定部215は、ステップS207で受け付けたスワイプ操作の速度及び移動量から、監視時間及び基準量を操作割付情報231に設定する。
例えば、設定部215は、スワイプ操作の速度に応じて監視時間を設定する。具体例としては、スワイプ操作の速度が閾値よりも速い場合には1秒とし、閾値よりも遅い場合には2秒とする。また、設定部215は、設定した監視時間におけるスワイプ操作の移動量から、基準量を設定する。具体例としては、設定部215は、監視時間におけるスワイプ操作の移動量の90%の移動量を基準量として設定する。
ユーザ端末20の通信部211は、ユーザ端末20を使用するユーザのユーザIDと、設定された監視時間及び基準量とを勤怠管理装置10に送信する。
【0058】
(ステップS209:設定記録処理)
勤怠管理装置10の通信部111は、操作割付情報133におけるステップS208で送信されたユーザIDのレコードに、監視時間及び基準量を設定する。
【0059】
***実施の形態2の効果***
以上のように、実施の形態2に係る勤怠管理システム100は、設定状態におけるユーザのスワイプ操作から監視時間及び基準量を設定する。これにより、ユーザに適した監視時間及び基準量を設定することが可能である。
【0060】
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
スワイプ操作による移動方向に応じて、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目のうちどの勤怠項目が入力されたかを特定する項目特定部と、
前記項目特定部によって特定された前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠記録部とを備える勤怠管理システム。
(付記2)
前記項目特定部は、前記スワイプ操作の監視時間当たりの移動量が基準量以上である場合に、前記移動方向に関わらず、事前に設定された処理が指定されたと特定する
付記1に記載の勤怠管理システム。
(付記3)
前記勤怠管理システムは、さらに、
時刻を示した初期画面を表示する表示制御部
を備え、
前記項目特定部は、前記表示制御部によって表示された前記初期画面における前記時刻が示された時刻領域がタッチされた上でスライドされた操作を前記スワイプ操作として、どの勤怠項目が入力されたかを特定する
付記1又は2に記載の勤怠管理システム。
(付記4)
前記表示制御部は、前記時刻領域がタッチされると、前記時刻領域の周囲における方向毎に、前記複数の勤務項目それぞれを示した入力画面を表示し、
前記項目特定部は、前記入力画面において前記スワイプ操作による移動方向に示された勤務項目が入力されたと特定する
付記3に記載の勤怠管理システム。
(付記5)
前記項目特定部は、どの勤怠項目が入力されたかを特定してから基準時間内にされたスワイプ操作の監視時間当たりの移動量が基準量以上である場合に、取消入力がされたと特定し、
前記勤怠記録部は、前記取消入力がされたと特定された場合には、直近に記録された前記勤怠項目及び前記時刻を削除する
付記1から4までのいずれか1項に記載の勤怠管理システム。
(付記6)
前記項目特定部は、特定された勤怠項目に応じたリズムでバイブレーション機能を作動させる
付記1から5までのいずれか1項に記載の勤怠管理システム。
(付記7)
前記勤怠管理システムは、さらに、
設定状態における前記スワイプ操作の速度及び移動量から、前記監視時間及び前記基準量を設定する設定部
を備える付記2に記載の勤怠管理システム。
(付記8)
コンピュータが、スワイプ操作による移動方向に応じて、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目のうちどの勤怠項目が入力されたかを特定し、
コンピュータが、特定された前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠管理方法。
(付記9)
スワイプ操作による移動方向に応じて、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目のうちどの勤怠項目が入力されたかを特定する項目特定処理と、
前記項目特定処理によって特定された前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠記録処理と
を行う勤怠管理システムとしてコンピュータを機能させる勤怠管理プログラム。
【0061】
以上、本開示の実施の形態及び変形例について説明した。これらの実施の形態及び変形例のうち、いくつかを組み合わせて実施してもよい。また、いずれか1つ又はいくつかを部分的に実施してもよい。なお、本開示は、以上の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0062】
100 勤怠管理システム、10 勤怠管理装置、11 プロセッサ、12 メモリ、13 ストレージ、14 通信インタフェース、111 通信部、112 勤怠管理部、131 ユーザ情報、132 勤務実態情報、133 操作割付情報、134 ボタン配置情報、20 ユーザ端末、21 プロセッサ、22 メモリ、23 ストレージ、24 通信インタフェース、211 通信部、212 表示制御部、213 操作受付部、214 項目特定部、231 操作割付情報、232 ボタン配置情報、90 ネットワーク。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【手続補正書】
【提出日】2025-02-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
初期画面におけるスワイプ操作の監視時間当たりの移動量が基準量以上である場合に、前記スワイプ操作の移動方向に関わらず、事前に設定された処理が指定されたと特定し、前記移動量が基準量未満である場合には、勤怠入力画面に遷移させ、前記勤怠入力画面におけるスワイプ操作の移動方向に応じて、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目のうちどの勤怠項目が入力されたかを特定する項目特定部と、
前記項目特定部によって前記勤怠項目が特定されると、前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠管理部とを備える勤怠管理システム。
【請求項2】
時刻が示された時刻領域を含む初期画面を表示するとともに、前記時刻領域がタッチされると、前記時刻領域の周囲における方向毎に、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目それぞれを示した勤怠入力画面を表示する表示制御部と、
前記複数の勤怠項目のうち、前記表示制御部によって表示された前記勤怠入力画面において前記時刻領域がタッチされた上でスライドされたスワイプ操作による移動方向に示された勤怠項目が入力された特定する項目特定部と、
前記項目特定部によって前記勤怠項目が特定されると、前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠管理部とを備える勤怠管理システム。
【請求項3】
前記項目特定部は、どの勤怠項目が入力されたかを特定してから基準時間内にされた前記初期画面におけるスワイプ操作の監視時間当たりの移動量が基準量以上である場合に、前記事前に設定された処理として取消入力が指定されたと特定し、
前記勤怠管理部は、前記取消入力が指定されたと特定された場合には、直近に記録された前記勤怠項目及び前記時刻を削除する
請求項1に記載の勤怠管理システム。
【請求項4】
前記項目特定部は、特定された勤怠項目に応じたリズムでバイブレーション機能を作動させる
請求項1又は2に記載の勤怠管理システム。
【請求項5】
前記勤怠管理システムは、さらに、
設定状態における前記スワイプ操作の速度及び移動量から、前記監視時間及び前記基準量を設定する設定部
を備える請求項に記載の勤怠管理システム。
【請求項6】
コンピュータが、初期画面におけるスワイプ操作の監視時間当たりの移動量が基準量以上である場合に、前記スワイプ操作の移動方向に関わらず、事前に設定された処理が指定されたと特定し、前記移動量が基準量未満である場合には、勤怠入力画面に遷移させ、前記勤怠入力画面におけるスワイプ操作の移動方向に応じて、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目のうちどの勤怠項目が入力されたかを特定し、
コンピュータが、前記勤怠項目が特定されると、前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠管理方法。
【請求項7】
コンピュータが、時刻が示された時刻領域を含む初期画面を表示するとともに、前記時刻領域がタッチされると、前記時刻領域の周囲における方向毎に、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目それぞれを示した勤怠入力画面を表示し、
コンピュータが、前記複数の勤怠項目のうち、前記勤怠入力画面において前記時刻領域がタッチされた上でスライドされたスワイプ操作による移動方向に示された勤怠項目が入力された特定し、
コンピュータが、前記勤怠項目が特定されると、前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠管理方法。
【請求項8】
初期画面におけるスワイプ操作の監視時間当たりの移動量が基準量以上である場合に、前記スワイプ操作の移動方向に関わらず、事前に設定された処理が指定されたと特定し、前記移動量が基準量未満である場合には、勤怠入力画面に遷移させ、前記勤怠入力画面におけるスワイプ操作の移動方向に応じて、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目のうちどの勤怠項目が入力されたかを特定する項目特定処理と、
前記項目特定処理によって前記勤怠項目が特定されると、前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠記録処理と
を行う勤怠管理システムとしてコンピュータを機能させる勤怠管理プログラム。
【請求項9】
時刻が示された時刻領域を含む初期画面を表示するとともに、前記時刻領域がタッチされると、前記時刻領域の周囲における方向毎に、出勤と退勤とを含む複数の勤怠項目それぞれを示した勤怠入力画面を表示する表示制御処理と、
前記複数の勤怠項目のうち、前記表示制御処理によって表示された前記勤怠入力画面において前記時刻領域がタッチされた上でスライドされたスワイプ操作による移動方向に示された勤怠項目が入力された特定する項目特定処理と、
前記項目特定処理によって前記勤怠項目が特定されると、前記勤怠項目を時刻とともに記録する勤怠記録処理と
を行う勤怠管理システムとしてコンピュータを機能させる勤怠管理プログラム。