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特開2025-19020ポリウレタンロゴラベルの製造方法およびポリウレタンロゴラベルの付着方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025019020
(43)【公開日】2025-02-06
(54)【発明の名称】ポリウレタンロゴラベルの製造方法およびポリウレタンロゴラベルの付着方法
(51)【国際特許分類】
   B29C 39/10 20060101AFI20250130BHJP
   B29C 39/12 20060101ALI20250130BHJP
   B29C 39/26 20060101ALI20250130BHJP
【FI】
B29C39/10
B29C39/12
B29C39/26
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024119309
(22)【出願日】2024-07-25
(31)【優先権主張番号】10-2023-0097692
(32)【優先日】2023-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】524280991
【氏名又は名称】ブレニティ カンパニーリミテッド
【氏名又は名称原語表記】BRANITY Co., Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100114627
【弁理士】
【氏名又は名称】有吉 修一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100182501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100190975
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 聡子
(72)【発明者】
【氏名】シン ジュンヨン
(72)【発明者】
【氏名】クァク ギュサン
【テーマコード(参考)】
4F202
4F204
【Fターム(参考)】
4F202AA31
4F202AC05
4F202AD05
4F202AD08
4F202AD09
4F202AG01
4F202AG03
4F202AH81
4F202CA01
4F202CB02
4F202CB12
4F202CB22
4F202CK02
4F202CK89
4F202CL02
4F202CL06
4F202CQ01
4F202CQ05
4F204AA31
4F204AC05
4F204AD05
4F204AD08
4F204AD09
4F204AD35
4F204AF16
4F204AG01
4F204AG03
4F204AH81
4F204EA03
4F204EB01
4F204EB12
4F204EB22
4F204EF05
4F204EK24
(57)【要約】
【課題】生地との結合力を高めることができるロゴラベルの製造方法を提供する。
【解決手段】ロゴラベルの製造方法において、下板130と、下板130の上に結合した中板120と、中板の120上に結合した上板110で構成された金型を用い、下板130のロゴ溝132の底にイメージフィルムを挿入して、下板130の枠溝134に羽フィルムを挿入して、金型に装着する。上板110の注入口112を通じてロゴ溝132にポリウレタンレジンを注入して、イメージフィルムと羽フィルムとの間にポリウレタンレジンが充填されるようにして、イメージフィルムのロゴがポリウレタンレジンの熱によってポリウレタンレジンの前面に転写されて融着し、同時に羽フィルムのポリウレタンフィルムがポリウレタンレジンの熱によって一部融解されて、ポリウレタンレジンの底面に融着し、一体化した後、分離する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロゴがプリントされたポリウレタンイメージフィルムを備える段階1;
ポリウレタンフィルムとPETフィルムを貼り合わせた羽フィルムを備える段階2;
前記羽フィルムにロゴ溝へ流入することができるようにする注入孔を形成する段階3;
上板、中板、下板で構成した金型を備えるが、ロゴの形と同一で、ロゴの厚さほどの深さで形成したロゴ溝と、羽フィルムの形と同一で、羽フィルムの厚さほどの深さの枠溝が形成された下板を備えて、前記下板の上に重ねて結合して、前記ロゴ溝と枠溝を閉鎖しながら上面にポリウレタンレジンが流れることができる経路溝を形成し、経路溝に前記羽フィルムの注入孔と連通する注入孔が形成された中板を備えて、前記中板の上に重ねて結合して、前記経路溝を閉鎖しながら上面にポリウレタンレジンが注入されることができる注入口が形成された上板を備えた後、前記下板のロゴ溝の底にイメージフィルムを挿入して、前記枠溝に羽フィルムを挿入して、金型に装着するフィルム成形オプション段階4;及び
前記段階4の上板の注入口を通じてロゴ溝にポリウレタンレジンを注入して、前記イメージフィルムと前記羽フィルムとの間にポリウレタンレジンが充填されるようにして、前記イメージフィルムのロゴがポリウレタンレジンの熱によってポリウレタンレジンの前面に転写されて融着し、同時に前記羽フィルムのポリウレタンフィルムがポリウレタンレジンの熱によって一部融解されて、ポリウレタンレジンの底面に融着し、一体化した後、分離する射出成形段階5;を含めて成ったことを特徴とする
ポリウレタンロゴラベルの製造方法。
【請求項2】
ロゴがプリントされたポリウレタンイメージフィルムを備える段階1;
上板、中板、下板で構成した金型を備えるが、ロゴの形と同一で、ロゴの厚さほどの深さで形成したロゴ溝が形成された下板を備えて、前記下板の上に重ねて結合して、前記ロゴ溝と枠溝を閉鎖しながら上面にポリウレタンレジンが流れることができる経路溝を形成し、経路溝に多数の脚孔が形成された中板を備えて、前記中板の上に重ねて結合して、前記経路溝を閉鎖しながら上面にポリウレタンレジンが注入されることができる注入口が形成された上板を備えた後、前記下板のロゴ溝の底にイメージフィルムを挿入して、金型に装着するフィルム成形オプション段階4;及び
前記段階4の上板の注入口を通じてロゴ溝にポリウレタンレジンを注入して、前記ロゴ溝と経路溝の脚孔にポリウレタンレジンが充填されるようにして、前記イメージフィルムのロゴがポリウレタンレジンの熱によってポリウレタンレジンの前面に転写されて融着し、ポリウレタンレジンが固くなってロゴラベルに脚孔くらいの多数の脚が一体に形成されるようにする射出成形段階5;を含めて成ったことを特徴とする
ポリウレタンロゴラベルの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類やカバンなど製品の外面に付着して、製造会社や製品の出所を示して、製品の品質を保障する機能をするポリウレタンロゴラベルの製造方法およびポリウレタンロゴラベルの付着方法に関する。
【背景技術】
【0002】
衣類やカバンなど製品の外側に裁縫や接着剤などで付着されるロゴラベルは、製造会社名や商標名が印刷され、コーティングされ、製造会社のイメージと製品の出所を示して、製品の品質を保証する機能をする。
【0003】
また、飾り付けの効果を兼ねるように様々な模様が印刷され、コーティングされ、製品の外部に露出するように付着される。
【0004】
有名な会社であるほど、自分たちの会社を示すためにロゴ、エンブレムなどのブランドを銘板で制作して、製品に付着させ、マスコミを介してあまねく広報している。
【0005】
金属ロゴバッジには製品における商標、商品名および製造会社の会社名を独特な書体でデザインして示したロゴが形成されていて、各種の製品のケーシングに付着させて、その製品を生産する会社のブランドを示す。
【0006】
そのような様々な機能を有するロゴラベルは、ポリカーボネートシートの一側面に層合されたアルミホイルと、アルミホイルの表面にスクリーン、または、オフセットで印刷された各種の飾り付けの模様と、飾り付けの模様を保護するコーティング層としてエポキシからなる。
【0007】
また、そのようなロゴラベルの製造は、様々な素材と様々な方法で製造されているが、射出成形、プレス加工、ダイカスト、彫刻などの方法がある。
【0008】
特に金属ラベルは、色相が美麗で、高級なイメージであるため、最近多く使われているが、金属材質からなって切断、研磨、光沢などのような製造上に複雑で、製品に装着する時にも硬くて重いため、使用上不便であって、外部の衝撃によって簡単に壊れるおそれがあり、金属が壊れると鋭い部分が導出され使用者がケガをすることもある。
【0009】
また、延性が良くなくて、カバンや靴のような小さい製品の屈曲の部分には付着し難く、製品の屈曲の部分に付着しても、導出される部分があって製品と合わなくなり、デザイン上良くない上に、他のものにぶっつけられて容易に落ちたりすることもある。
【0010】
そのような金属材質のロゴラベルの問題点を解決するために、様々なメリットを有するポリウレタン(TPU)ロゴラベルが使われている。ポリウレタンは、様々な硬度の変化が可能で、引張強度および引裂強度が優秀であり、衝撃、摩擦、切断、破れに強くて、柔軟性および形状の反発回復が優秀で、吸音および吸振に優秀で、幅広い使用温度を有し、優れた弾性があって、伸率も高く、特に無毒性環境親和の素材であるため、PVCの代わりにも多く使われている。
【0011】
また、金属および様々な物質に接着力が優秀で、耐薬品性、耐オゾン性、耐化学性、耐油性にとても優れていて、成形性も優秀で、色の表現も優秀である。
【0012】
そういったメリットのため、金属ロゴラベルを代替するポリウレタン(TPU)ロゴラベルが多く使われているが、いくつか解決すべき技術的問題がある。ポリウレタンロゴラベルは、金属ロゴラベルよりは延性が良く、弾性もよくて、生地に付着する方法も接着や裁縫など様々であるが、ロゴに立体感を与えるためにロゴの部分が厚く製造されると、なお生地と違和感なく自然に付着することはない。即ち、延性の優れたポリウレタン材質であっても、立体感のある厚いロゴラベルが付着されると、生地の境界面がぐちゃぐちゃになったり、屈曲する部分に付着されると、ロゴラベルが、バランスが合わなく変形したりもする。そういうことを改善するために、相対的に厚いロゴラベルの底面に薄いフィルムを羽のように形成して、生地との接着性を高めて、結合部の柔軟性を高めて、境界面のぐちゃぐちゃさや、バランスの合わない変形を防ぐが、衣服を長期間着たり、繰り返し洗濯すると、フィルムとロゴラベルの接合部分が脱離することが度々発生する。
【0013】
それは、フィルムとロゴラベルとの間の接着剤成分の接着力が低いためでもあるが、接着剤とフィルムおよびロゴラベルは、異形材料であるため、熱膨張率が異なり、衣服を使ううちに繰り返す温度変化に耐えられないためでもある。
【0014】
故に、ロゴラベルの底面に結合するフィルムは、薄いほど延性が良く、生地に付着すると、生地の変化に能動的に変形され、視覚的にも違和感がなく、生地との結合力も強くなるが、フィルムが薄いほど、フィルムとロゴラベルとの結合力(接着力)を高めるのは難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】大韓民国登録特許第10-1553772号公報(2015.09.10)
【特許文献2】大韓民国公開特許第10-2004-104443号公報(2004.12.10)
【特許文献3】大韓民国公開特許第10-2014-63543号公報(2014.05.27)
【特許文献4】大韓民国公開特許第10-2014-61332号公報(2014.05.21)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は、前述のような問題点を解決するためのものであって、立体ロゴラベルの製造過程で、ロゴラベルの底面に薄膜のフィルムを形成するが、射出成形で結合して、ロゴラベルとフィルムの結合力を高めることができ、生地との結合力を高めることができるロゴラベルの製造方法を提供し、ロゴラベルが生地に付着する時に柔軟性があって違和感も減少し、付着した生地を繰り返し洗濯して、長期間着用しても生地からロゴラベルが脱離しなく、付着した部分の水密も保持されるロゴラベルの付着方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は、前記の目的を達成するために、ロゴがプリントされたポリウレタンイメージフィルムを備える段階1;ポリウレタンフィルムとPETフィルムを貼り合わせた羽フィルムを備える段階2;前記羽フィルムにロゴ溝へ流入することができるようにする注入孔を形成する段階3;上板、中板、下板で構成した金型を備えるが、ロゴの形と同一で、ロゴの厚さほどの深さで形成したロゴ溝と、羽フィルムの形と同一で、羽フィルムの厚さほどの深さの枠溝が形成された下板を備えて、前記下板の上に重ねて結合して、前記ロゴ溝と枠溝を閉鎖しながら上面にポリウレタンレジンが流れることができる経路溝を形成し、経路溝に前記羽フィルムの注入孔と連通する注入孔が形成された中板を備えて、前記中板の上に重ねて結合して、前記経路溝を閉鎖しながら上面にポリウレタンレジンが注入されることができる注入口が形成された上板を備えた後、前記下板のロゴ溝の底にイメージフィルムを挿入して、前記枠溝に羽フィルムを挿入して、金型に装着するフィルム成形オプション段階4;および前記段階4の上板の注入口を通じてロゴ溝にポリウレタンレジンを注入して、前記イメージフィルムと前記羽フィルムとの間にポリウレタンレジンが充填されるようにして、前記イメージフィルムのロゴがポリウレタンレジンの熱によってポリウレタンレジンの前面に転写されて融着し、同時に前記羽フィルムのポリウレタンフィルムがポリウレタンレジンの熱によって一部融解されて、ポリウレタンレジンの底面に融着し、一体化した後、分離する射出成形段階5;を含めて成ったことを特徴とするポリウレタンロゴラベルの製造方法を提供する。
【0018】
また、射出成形を通じて底面に羽フィルムが融着されたロゴラベルを備える段階1;ロゴラベルが付着される生地に前記段階1のロゴ形と同一の形になるように切り取り、ロゴ形穿孔部を形成する段階2;前記段階1のロゴラベルを前記段階2の生地のロゴ形穿孔部に羽フィルムが生地の内側に位置するようにした後、前記透明羽フィルムにウレタンプライマー層とホットメルト層を塗布させた後、前記ロゴ形穿孔部が形成された生地部分に熱を加えながら加圧し、生地と羽フィルムが一体に融着する段階3;を含めて成ったことを特徴とするポリウレタンロゴラベルの付着方法を提供する。
【0019】
また、ロゴがプリントされたポリウレタンイメージフィルムを備える段階1;上板、中板、下板で構成した金型を備えるが、ロゴの形と同一で、ロゴの厚さほどの深さで形成したロゴ溝が形成された下板を備えて、前記下板の上に重ねて結合して、前記ロゴ溝と枠溝を閉鎖しながら上面にポリウレタンレジンが流れることができる経路溝を形成し、経路溝に多数の脚孔が形成された中板を備えて、前記中板の上に重ねて結合して、前記経路溝を閉鎖しながら上面にポリウレタンレジンが注入されることができる注入口が形成された上板を備えた後、前記下板のロゴ溝の底にイメージフィルムを挿入して、金型に装着するフィルム成形オプション段階4;および前記段階4の上板の注入口を通じてロゴ溝にポリウレタンレジンを注入して、前記ロゴ溝と経路溝の脚孔にポリウレタンレジンが充填されるようにして、前記イメージフィルムのロゴがポリウレタンレジンの熱によってポリウレタンレジンの前面に転写されて融着し、ポリウレタンレジンが固くなってロゴラベルに脚孔くらいの多数の脚が一体に形成されるようにする射出成形段階5;を含めて成ったことを特徴とするポリウレタンロゴラベルの製造方法を提供する。
【0020】
また、底面に射出成形を通じて多数の脚が一体に形成されたロゴラベルを備える段階1;ロゴラベルが付着される生地に前記段階1のロゴラベルの脚の断面の形と同一の形になるように多数の脚孔をあけて孔集団を形成する段階2;前記段階1のロゴラベルの各々の脚を前記段階2の生地の孔集団の各々の脚孔に差し込む段階3;およびポリウレタンフィルムを別途に備えて前記段階3の孔の中に突出した各々の脚の端部に結合するが、ウレタンプライマー層を塗布させて、前記ウレタンプライマー層の上にウレタンホットメルトを塗布させた後、熱を加えながら加圧し、各々の脚と前記ポリウレタンフィルムを一体に融着する段階4;を含めて成ったことを特徴とするポリウレタンロゴラベルの付着方法を提供する。
【発明の効果】
【0021】
本発明によると、ポリウレタンロゴラベルの底面に射出成形からなる結合力が高くて薄膜である羽フィルムが結合していて、生地に付着されると、生地の変形によって柔軟に変形され、視覚的に違和感が減少し、羽フィルムとロゴラベルを接着剤ではなくレジンの状態で、射出成形で結合するため、結合力が優秀で、生地にロゴラベルが付着する時、実質的には羽フィルムが裁縫なしに融着するため、生地との結合力は強くなるが、視覚的に美感も優秀である。また、ポリウレタン材質の羽フィルムと生地との間に水密もよく保持される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の一実施例による射出成形したロゴラベルを示したものである。
図2】本発明の一実施例による羽フィルムを示したものである。
図3】本発明の一実施例による金型の分解図である。
図4】本発明の一実施例による金型の結合断面図である。
図5】本発明の一実施例による金型の下板のロゴ溝にイメージフィルムが安着することを示したものである。
図6】本発明の一実施例による金型の下板の枠溝に羽フィルムが安着することを示したものである。
図7】本発明の一実施例による金型の下板にイメージフィルムと羽フィルムが安着したことを示したものである。
図8】本発明の一実施例による金型にポリウレタンレジンが注入される過程を示したものである。
図9】本発明の一実施例による金型にポリウレタンレジンが注入され固まった状態を示したものである。
図10】本発明の一実施例によるロゴラベルを用いて生地に付着することを示したものである。
図11】本発明の他実施例による射出成形したロゴラベルを示したものである。
図12】本発明の他実施例による射出成形したロゴラベルの底面斜視図である。
図13】本発明の他実施例による金型の分解図である。
図14】本発明の他実施例による金型の結合断面図である。
図15】本発明の他実施例による金型の下板のロゴ溝にイメージフィルムが安着する過程を示したものである。
図16】本発明の他実施例による金型の下板のロゴ溝にイメージフィルムが安着した状態を示したものである。
図17】本発明の他実施例による金型にポリウレタンレジンが注入される過程を示したものである。
図18】本発明の他実施例による金型にポリウレタンレジンが注入され固まった状態を示したものである。
図19】本発明の他実施例によるロゴラベルを用いて生地に付着することを示したものである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
添付の図面を参照して本発明を詳しく説明すると次のようである。
【0024】
本発明によるロゴラベルは、インモールド成形を通じて成る。インモールド成形(INMOLD以下、「IMD」と称する)は、成形の後に遂行されるその他の飾り付けの方法に比べて設計柔軟性および生産性など数多くのメリットを提供する。そのようなメリットには設計柔軟性、単一作業で多重色相、効果および質感の具現、長らく持続するグラフィックの製造生産性およびシステム費用の節減などがある。
【0025】
設計の柔軟性を整えると、製品を徹底的に違う形に容易く製造することができる一方、顧客は、自分の個性を表現することができる。
【0026】
IMDで製品が鋳型から出ると、相異なる色相、効果および質感を完璧に具現することができる。そのような要因のうち、ある要因が変更される場合、再度チューニングするか、レジンの色相を変化させる必要がない。単にフィルムを入れ替われば、外観や質感を劇的に変化させることができる。
【0027】
IMDを用いると、「寿命が長らく持続する」グラフィックがフィルムとレジンとの間で保護される。剥がれることがある既存の表面グラフィックと違って、背面IMDグラフィックは、部品を破損させない限り、除去することができない。
【0028】
また、IMDを用いると、二次作業および労働が減少し、接着剤もなくなり、多くの適用分野でシステム費用が節減する。
【0029】
IMDの過程を説明すると次のようである。
【0030】
1.スクリーン印刷段階
【0031】
フィルムの原反にロゴを形成する段階であって、スクリーン印刷を用いてデザインをフィルムに転写することができる。全ての製造業者の指針を従うのが重要である。
【0032】
2.フィルム成形オプション段階
【0033】
金型の内部にフィルムを装着する段階であって、良質のインモールド成形部品を得るために射出成形道具に成形インサートが適切にフィットすることが重要である。色々なフィルム成形オプションが存在する。
【0034】
3.射出成形段階
【0035】
金型の内部に液状の鋳物を注入して、金型の内部に装着されたフィルムに印刷されたロゴが射出成形部に転写されて一体化させる段階であって、インモールド成形のモールディングは、既存のモールディングと大きく変わらない。しかし、良質の部品と適切な成形、トリミングを得るためには、道具の設計がとても重要である。
【0036】
しかし、IMDをしても、次のような問題点が現れる。
【0037】
インキ洗浄がオフ、成形した製品のデラミネーション、レンズにオレンジの皮のようなきめ、しわ、偏光フィルターで見ると応力ラインが見える、グラフィック不良、グラフィックレジストレーション不良、グラフィックがぼけるか白化、間違った方向にレジンラッピング、素材が乾燥されてない、成形したフィルムの表面がオレンジの皮のような欠陥、気泡、または、ピンの大きさの真空空間、フィルムが過度に垂れる、不完全成形、ディテール不良、フィルムのブランクの間の垂れ変動、成形する間にクモの巣形、または、しわ発生、金型にフィルム固着、成形する時にフィルムの破れなどその他の射出成形方法と同様に色々な問題が現れる。
【0038】
そのような問題等を解決する方法は、状況によって異なるが、フィルムの材質的特性のため、特定の問題等が現れる場合も多い。
【0039】
IMD用ロゴラベルを作る時に用いる材料は、PC、PET、ABS、シリコン、ウレタンなど様々である。
【0040】
ポリウレタンは、衝撃、摩擦、切断破れ、優れた成形性、耐薬品性、耐オゾン性、耐化学性、耐油性、高伸率などのメリットがある。
【0041】
こうして、各々のフィルムで使われる材質ごとに、互いに相対的な長所と短所があるが、製造されたロゴラベルは、硬度も高くて延性も良ければならない。延性が低いと、構造的な剛性がほとんどない衣類に付着した時に衣類とロゴラベルがかみ合わなく、靴、カバンなどの屈曲の部分に付けば、使ううちにすぐ取れやすい。従って、ロゴラベルの材料として延性はとても重要である。
【0042】
ポリウレタンフィルムで製造したロゴラベルの最も大きいメリットは、延性が良く、衣類および靴やカバンの屈曲のところに付着されても、金属のように見えて、違和感がない。
【0043】
ところで、厚さが厚くなるほど、延性の良いポリウレタンロゴラベルであっても、生地に付着すると延性が落ちて違和感が生ずるため、ポリウレタンロゴラベルの底面に射出金型を通じて羽フィルムを融着させる。羽フィルムを、射出金型を通じて融着させることは、結合力と温度の変化による脱離において、とても重要である。また、射出金型を通じて外部に露出する部分のポリウレタンロゴラベルの表面にイメージフィルムを転写させる。
【0044】
本発明による一実施例として、IMDを通じてポリウレタンロゴラベルにイメージフィルムを転写させて羽フィルムを融着させる過程は次のようである。図1ないし図9に図示のように、上板(110)、中板(120)、下板(130)と仕分けた金型を備えて、イメージフィルム(210)と羽フィルム(220)を備える。イメージフィルム(210)は、ポリウレタン材質で成ってロゴラベル(200)が射出成形される時、ロゴラベル(200)の前面の表面に転写されて、ロゴが鮮明に見えるようにするものであって、羽フィルム(220)は、ロゴラベル(200)と一体化され、ロゴラベル(200)の外周に沿って羽のように延長される。
【0045】
下板(130)には、目当てのロゴ形のロゴ溝(132)が一定の間隔で多数形成される。ロゴ溝(132)の個数は、金型の大きさやロゴの大きさによって加減することができる。ロゴ溝(132)は、ポリウレタンレジンが充填されるところである。ロゴ溝(132)が形成された部分の下板(130)の表面には、枠溝(134)が形成される。枠溝には、射出成形する時に羽フィルム(220)を固定させるためのフィルム固定具(136)が形成される。
【0046】
枠溝(134)は、ロゴ溝(132)の縁より2~5mmくらい幅が広く形成されて、羽フィルム(ポリウレタンフィルム+PETフィルム)の厚さと同一の深さで形成される。羽フィルム(220)は、ポリウレタンフィルム(220a)にPETフィルム(220b)を接着して貼り合わせたものであって、生地(300)にロゴラベル(200)が付着される前の段階まで貼り合わせた状態でありながら、ポリウレタンフィルム(220a)の変形を防ぐ。
【0047】
枠溝(134)の幅をロゴ溝(132)の縁より2~5mm幅が広く形成すると、射出成形が終わった時にロゴの縁より2~5mm広い羽(ロゴの外周に沿って羽のように延長された部分の羽フィルム)が形成される。羽は、生地にロゴラベル(200)を付着する時、結合力を高めて違和感を減少させて、水密を保持するのにとても重要である。
【0048】
羽フィルム(220)には、一側に枠溝(134)のフィルム固定具(136)に挿入される二つのフィルム固定孔(p)とロゴ溝(132)と連通する二つの注入孔(h)が形成される。羽フィルム(220)に二つの注入孔(h)が形成される理由は、図2に図示のように、ロゴ溝(132)が連続しない二つの部分で分離されているため、ポリウレタンレジンが注入される時、各々のロゴ溝に注入されるようにしたものである。ロゴ溝(132)が連続しない三つの部分で分離されていると、ロゴ溝(132)に三つの注入孔(h)が形成されなければならない。
【0049】
下板(130)の上に中板(120)が組み立てられる。中板(120)は、下板(130)の上に重ねて組み立てられ、ロゴ溝(132)と枠溝(134)を覆って閉鎖するものであって、中板(120)の上面に射出成形する時、ポリウレタンレジンが流れてロゴ溝(132)と枠溝(134)に注入されることができるように経路溝(122)が形成され、経路溝(122)には、羽フィルム(220)に形成された注入孔(h)に対応する注入孔(h)が各々形成されている。即ち、中板(120)の注入孔(h)にポリウレタンレジンが流入すると、羽フィルム(220)の注入孔(h)に直ちに流入するように形成されている。
【0050】
中板(120)の上に上板(110)が組み立てられる。上板(110)は、中板(120)の上に重ねて組み立てられ、経路溝(122)を閉鎖するものであって、上板(110)の中心に注入口(112)が形成されている。注入口(112)は、ポリウレタンレジンが注入されてところである。
【0051】
前述のように構成した本発明によるポリウレタンロゴラベルの製造方法を説明すると次のようである。
【0052】
まず、下板(130)のロゴ溝(132)にイメージフィルム(210)を安着させ、枠溝(134)にポリウレタンフィルム(220a)が下に向くように羽フィルム(220)を安着させた後、中板(120)と上板(110)を結合し、注入口(112)を通じて200~280℃のポリウレタンレジンを注入する。ポリウレタンレジンが注入されると、経路溝(122)にポリウレタンレジンが流入して流れて、経路溝(122)に形成された注入孔(h)を通って羽フィルム(220)に形成された注入孔(h)を通じてロゴ溝(132)にポリウレタンレジンが充填される。
【0053】
ロゴ溝(132)に充填されたポリウレタンレジンによってイメージフィルム(210)に形成されたロゴが転写されて一体化し、羽フィルム(220)のポリウレタンフィルム(220a)の表面の一部がポリウレタンレジンの初期熱によって一部融解されて、ポリウレタンレジンが金型の内部で徐々に冷却され固めると、ポリウレタンレジンと羽フィルム(220)が一体化される。ロゴ溝(132)で固まったポリウレタンレジンは、ロゴラベル(200)になるため、金型を分離してロゴ溝(132)からロゴラベル(200)を取り出すと、ロゴラベル(200)の前面にはイメージフィルム(210)が転写された状態になって、ロゴラベル(200)の底面には羽フィルム(220)が一体に結合した状態になる。
【0054】
羽フィルム(220)は、ポリウレタンフィルム(220a)とPETフィルム(220b)が貼り合わせた状態であるが、延性は優秀であるが、熱や外力によって変形がしやすいポリウレタンフィルム(220a)の特性上、PETフィルムを貼り合わせた状態で射出成形する時にポリウレタンレジンと融着することは、ポリウレタンフィルム(220a)の変形を防ぐのにとても重要である。
【0055】
また、ロゴラベル(200)に羽フィルム(220)が高温のプリウレタンレジンの状態で、射出成形で結合することは、ロゴラベル(200)と羽フィルム(220)の結合力にとても重要である。ポリウレタンレジンが金型の内部に注入されると、そこから冷却されるのに初期熱が最も高温であるため、初期にポリウレタンレジンによって羽フィルム(220)のポリウレタンフィルム(220a)の一部が融解され、ポリウレタンレジンが冷却されて固まって、ロゴラベル(200)と羽フィルムが融着結合する。
【0056】
ところで、ロゴラベル(200)と羽フィルム(220)を結合する時、レジンの状態で射出成形しないで接着剤を用いて結合すると、接着剤は、ポリウレタン材質のロゴラベル(200)とポリウレタン材質の羽フィルム(220)のポリウレタンフィルム(220a)とは異形材料であるため、使ううちに温度変化が繰り返されると容易に脱離する。また、ロゴラベル(200)と羽フィルム(220)を金型の内部で射出成形しても、ロゴラベル(200)がレジン状態ではなく、個体状態で金型に熱を加えてその熱によってロゴラベル(200)が一部融解し、羽フィルム(220)が一部融解して結合するようにした後、再度金型を冷却させる方法は、結合力の差のみならず、ロゴラベル(200)と羽フィルム(220)の結合部の表面が目当てのほど融解しなく、結合力も落ちる。
【0057】
前述のように本発明の一実施例によって成ったポリウレタンロゴラベルを生地に付着する方法を説明すると次のようである。
【0058】
図10に図示のように、底面に羽フィルム(220)が一体に融着して成ったロゴラベル(200)を備える。
【0059】
ロゴラベル(200)が付着される生地(300)に前記ロゴ形と同一の形になるように切り取り、ロゴ形穿孔部(310)を形成する。
【0060】
前記段階1のロゴラベル(200)をロゴ形穿孔部(310)が形成された生地(300)の内側に羽フィルム(220)が位置するように当てた後、前記羽フィルム(220)にウレタンプライマー層とホットメルト層を塗布させた後、前記ロゴ形穿孔部(310)が形成された生地(300)と羽フィルム(220)を、熱を加えながら同時に加圧し、生地(300)と羽フィルム(220)がウレタンプライマー層とホットメルト層によって一体に接着するようにする。そこで融着のために、熱を加える前、羽フィルム(220)のポリウレタンフィルム(220a)に貼り合わせたPETフィルム(220b)は除去する。
【0061】
こうしてロゴラベル(200)を生地(300)に付着するが、生地(300)に付着されるものは、実質的に羽フィルム(220)である。登山服のような生地(300)は、伸縮性があって表面がコーティング処理されたものも多いが、延性の優秀なポリウレタン材質のロゴラベル(200)であっても、厚いロゴラベル(200)が直接付着されると、生地(300)の伸縮と連動できなくて、結合部にしわが寄るか、結合力が落ちて、使ううちに脱離し、結合部分に水が染みることもある。しかし、本発明のようにポリウレタン材質の薄膜の羽フィルム(220)を付着すると、ポリウレタン材質でありながら薄膜であるため、伸縮性に優れるので、生地(300)の伸縮による変形に一緒に連動して結合部にしわがよることもなく、視覚的に違和感も少なくて、水密が保持され、水が結合部に染みることもない。
【0062】
本発明の他実施例を説明すると、次のようである。
【0063】
本発明の他実施例が一実施例と異なる点は、羽フィルムがなく、生地に付着する時、ポリウレタン材質のワッシャーフィルムを用いることである。一実施例によるロゴラベル(200)は、文字のようにラインが繋がって形成されているが、ラインなしで面積が大きいものもある。ラインが繋がっていると、ラインの部分のみが突出するため、生地に付着する時にもラインの部分のみを穿孔すれば良い。ところで、ラインがないと、ロゴラベルの全体の大きさほどに生地を穿孔しなければならない。穿孔する部分(面積)が大きいほど、生地の損傷する部分が多くなって、生地の基本構造が変化して、伸縮性が減少し、生地との結合力も落ちる。従って、相対的に面積の広いロゴラベルが付着する時、生地の損失部分を最小化させながら、生地との結合力を高める方法が考案された。
【0064】
本発明が他実施例として、IMDを通じてポリウレタンロゴラベルにイメージフィルムを転写させて脚部を形成する過程は次のようである。図11ないし図18に図示のように、上板(110)、中板(120)、下板(130)と仕分けた金型を備える。
【0065】
下板(130)には、目当てのロゴ形のロゴ溝(132)が一定の間隔で多数形成される。ロゴ溝(132)の個数は、金型の大きさやロゴの大きさによって加減することができる。ロゴ溝(132)は、ポリウレタンレジンが充填されるところである。
【0066】
下板(130)の上に中板(120)が組み立てられる。中板(120)は、下板(130)の上に組み立てられて、ロゴ溝(132)を覆って閉鎖するものであって、中板(120)の上面にポリウレタンレジンが流れてロゴ溝(132)に注入されることができるように経路溝(122)が形成される。
【0067】
中板(120)の底面にはロゴ溝(132)にポリウレタンレジンが注入されると、一緒に流入して固まると、ロゴラベル(200)の脚(202)になる脚孔(124)がロゴ溝(132)と連通するように多数形成される。脚孔(124)の深さは、ロゴラベル(200)の脚の長さになるため、生地の厚さを考えて脚孔(124)の深さ(中板の厚さ)を決める。
【0068】
中板(120)の上に上板(110)が組み立てられる。上板(110)は、中板(120)の上に組み立てられて、経路溝(122)を閉鎖するものであって、上板(110)の中心に経路溝(122)と連通する注入口(112)が形成されている。
【0069】
前述のような他実施例のポリウレタンロゴラベルを生地に付着する方法は次のようである。
【0070】
図19に図示のように、底面に脚(202)が射出成形で一体に融着し、形成されたロゴラベル(200)を備える。
【0071】
ロゴラベル(200)が付着される生地(300)に前記ロゴラベル(200)の脚(202)の断面の形と同一で、脚(202)の個数ほどの孔(320)を形成する。
【0072】
ロゴラベル(200)の脚(202)を生地(300)の外側から各々の孔(320)に挿入して、生地(300)の内側に脚(202)を突出させる。突出した脚(202)の端には、ポリウレタン材質のワッシャーフィルム(400)を融着するが、ワッシャーフィルム(400)にポリウレタンプライマー層とポリウレタンホットメルト層を塗布させた後、前記ワッシャーフィルム(400)を脚の端に当てて熱を加えながら加圧すると、脚(202)とワッシャーフィルム(400)が一体に融着する。即ち、脚(202)に融着したワッシャーフィルム(400)によってロゴラベル(200)が生地(300)に結合する。
【0073】
そこで、脚(202)の端部分は、一部融解され、押されて平べったくなって、ワッシャーフィルム(400)と融着する。脚(202)の端部分が押されて平べったくなると、脚(202)の長さが短くなって、ロゴラベル(200)の底面とワッシャーフィルム(400)との間の距離が縮まり、その間にある生地(300)が密着して離隔がなくなる。また、脚(202)が押されて平べったくなると、平べったい部分が生地(300)の孔(320)にかかって結合力を高める機能もする。
【符号の説明】
【0074】
110: 上板
112: 注入口
120: 中板
122: 経路溝
124:脚孔
130: 下板
132: ロゴ溝
134: 枠溝
136: フィルム固定具
200: ロゴラベル
202: 脚
210: イメージフィルム
220: 羽フィルム
220a:ポリウレタンフィルム
220b:PETフィルム
300: 生地
310: ロゴ形穿孔部
320: 孔
400: ワッシャーフィルム
p: フィルム固定孔
h: 注入孔
図1
図2
図3
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図5
図6
図7
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図19