(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025019605
(43)【公開日】2025-02-07
(54)【発明の名称】空瓶が結合された照明ランプ(Lighting lamp combined with an empty bottle)
(51)【国際特許分類】
F21V 19/00 20060101AFI20250131BHJP
F21K 9/20 20160101ALI20250131BHJP
F21K 9/66 20160101ALI20250131BHJP
F21S 6/00 20060101ALI20250131BHJP
F21V 17/00 20060101ALI20250131BHJP
【FI】
F21V19/00 211
F21K9/20
F21K9/66
F21S6/00 501
F21V17/00 154
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023123294
(22)【出願日】2023-07-28
(71)【出願人】
【識別番号】523287609
【氏名又は名称】ディー-シーオー エンターテインメント
(74)【代理人】
【識別番号】110000660
【氏名又は名称】Knowledge Partners弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジョング-ムー
【テーマコード(参考)】
3K011
3K013
【Fターム(参考)】
3K011AA01
3K011AA03
3K011EC06
3K011ED01
3K011ED02
3K011GA05
3K013AA01
3K013AA05
3K013BA01
3K013EA02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】本発明は、ランプ部を空瓶内側に位置させて、使用者に多様な審美感を提供する。
【解決手段】ボディ部110にソケット部130をさらに形成してランプ部120の電力を供給することができるように構成することにより、既存キッチン、バスルーム、リビングルームなどに設置された照明ソケットに結合し、簡単に多様な室内雰囲気を演出する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内側に結合溝111が形成され、前記結合溝111の内側面に第1ねじ山が形成されるボディ部110と、
前記結合溝111に結合され、空瓶10の入口に挿入されて前記空瓶10の内部に配置された状態で光を発光するランプ部120と、そして、
前記ボディ部110の上部に結合され、前記ランプ部120に電源が印加されるように外部電源に接続されるソケット部130と、で構成されることを特徴とする空瓶が結合された照明ランプ100。
【請求項2】
前記ボディ部110が前記空瓶10の上部に据え置きされた状態で、前記ボディ部110を回転させると、前記第1ねじ山が前記空瓶10の上部外側面に形成されたタブ11に沿って移動し、前記ボディ部110が、前記空瓶10の上部に締結されることを特徴とする請求項1に記載のボトルが結合された照明ランプ100。
【請求項3】
内側に結合溝111が形成され、外側面に第2ねじ山112、及び、一定間隔で掘られた形態の圧着ガイド溝113が形成されるボディ部110と、
前記結合溝111に結合され、空瓶10の入口に挿入されて、前記空瓶10の内部に位置した状態で光を発光するランプ部120と、
前記ボディ部110の上部に結合して、前記ランプ部120に電源が印加されるように外部電源に接続されるソケット部130と、そして、
リング形状に形成され、内側面に前記第2ねじ山112と締結される第3ねじ山が形成される締め付けキャップ140と、で構成されることを特徴とする空瓶が結合された照明ランプ100。
【請求項4】
前記ボディ部110を前記空瓶10の上部に挿入すると、テーパーになった形態の前記空瓶10の上部形状により、前記圧着ガイド溝113が塑性変形して広がることを特徴とする請求項3に記載の空瓶が結合された照明ランプ100。
【請求項5】
前記締め付けキャップ140を前記空瓶10の上部外側に据え置きさせ、前記ボディ部110を前記空瓶10の上部に据え置きした状態で、前記ボディ部110の外側面に前記締め付けキャップ140を位置させ回転させると、前記第3ねじ山が前記第2ねじ山112に沿って移動し、広がっていた前記圧着ガイド溝113を締めて、前記ボディ部110が前記空瓶10の上部に締結されることを特徴とする請求項4に記載の空瓶が結合された照明ランプ100。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空瓶が結合された照明ランプに関し、ランプ部を空瓶内側に配置させ、ユーザに多様な審美感を提供し、ボディ部にソケット部をさらに形成してランプ部の電力を供給できるように構成することにより、既存キッチン、バスルーム、リビングルームなどに設置された照明ソケットに結合して、簡単に多様な室内雰囲気を演出することができることを特徴とする空瓶が結合された照明ランプに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、照明器具は、電気などを用いて光を発生させる人工光源体として、室内の空間を闇から照らすために使われるとか、室内雰囲気を飾るための手段で使われる。現在使われている照明はほとんどが電気を利用する。電気照明器具もいろいろがあるものの、家庭で使う光源は白熱灯、蛍光灯、LEDなど3つのカテゴリーに入る。 同じ光源を使っても、直接照明、間接照明など光を照らす方法によって明るさや多様な雰囲気を演出することができ、インテリアの最も重要な要素の一つとなる。一方、日常生活で使う透明な材質のプラスチック缶、ペットボトル、空瓶、ガラス瓶などをリサイクルし、照明器具としての使用が増えており、これらの資材を利用した照明器具の中に、下記特許文献1の「空瓶を利用した照明装置(大韓民国公開特許公報第10-2016-0138728号)」が掲示されている。前記特許文献1の「空瓶を用いた照明装置」は、前記空瓶5の底面Aをドリルにより穿孔した穿孔部10と、前記穿孔部10を介して収容し、空瓶内部に位置させた照明11と、前記照明11をオン/オフするスイッチと、空瓶5を陳列するための台12で構成されることが特徴である。これにより、空瓶をリサイクルすることができる効果があり、それぞれ異なる色を持つボトルを利用すれば、美しい色を容易に得ることができるだけでなく、装飾品兼用で活用することができるという長所があった。
しかし、前記特許文献1の「空瓶を利用した照明装置」は、空瓶底面を穿孔し、その穿孔された穿孔部10を介して空瓶内部に照明等を収容させるように構成されることにより、空瓶をリサイクルして照明装置で用いることができるように構成されるものの、空瓶を照明装置として使うために穿孔部10を穿孔するなど、空瓶の後加工の工程が必要であり、使用便宜性の低下、及び、単価上昇の問題があった。また、前記特許文献1の「空瓶を用いた照明装置」は、既存キッチン、バスルーム、リビングルームなどに設置された照明ソケットには適用できないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】大韓民国公開特許公報第10-2016-0138728号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上述した問題点を解決するために考案されたもので、本発明の目的はランプ部を空瓶入口を介して挿入して空瓶内側に位置させることにより、別途の加工なしに灯火のようなムード灯を演出することができる空瓶が結合された照明ランプを提供することである。また、ボディ部にソケット部をさらに形成してランプ部の電力を供給することができるように構成することにより、既存家庭のキッチン、バスルーム、リビングルームまたはカフェ、室外に設置される照明装置などに設置された照明ソケットに結合し、簡単に多様な室内雰囲気を演出することができる照明ランプを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上のような問題を解決するために、本発明に係る空瓶が結合された照明ランプは、内側に結合溝111が形成され、前記結合溝111の内側面に第1ねじ山が形成されるボディ部110と、前記結合溝111に連結され、空瓶10の入口に挿入されて前記空瓶10の内部に位置した状態で光を発光するランプ部120と、そして、前記ボディ部110の上部に結合され、前記ランプ部120に電源が印加されるように外部電源に接続されるソケット部130と、で構成されることを特徴とする。
また、前記ボディ部110が前記空瓶10の上部に据え置きされた状態でボディ部110を回転させると、前記第1ねじ山が前記空瓶10の上部外側面に形成されたタブ11に沿って移動し、前記ボディ部110が前記空瓶10の上部に締結されることを特徴とする。
また、内側面に結合溝111が形成され、外側面に第2ねじ山112、及び、一定間隔で掘られた形態の圧着ガイド溝113が形成されるボディ部110と、前記結合溝111に結合され、空瓶10の入口に挿入されて前記空瓶10の内部に位置した状態で光を発光するランプ部120と、前記ボディ部110の上部に結合して前記ランプ部120に電源が印加されるように外部電源に接続されるソケット部130と、そして、リング形状で形成され、内側面に前記第2ねじ山112と締結される第3ねじ山が形成される締め付けキャップ140と、で構成されることを特徴とする。
また、前記ボディ部110を前記空瓶10の上部に挿入すると、テーパーになった形態の前記空瓶10の上部形状により、前記圧着ガイド溝113が塑性変形して広がることを特徴とする。
また、締め付けキャップ140を空瓶10の上部外側に据え置きし、前記ボディ部110を前記空瓶10の上部に据え置きした状態で、前記ボディ部110の外側面に前記締め付けキャップ140を位置させ回転させると、前記第3ねじ山が前記第2ねじ山112に沿って移動し、広がっていた前記圧着ガイド溝113を締め付けて前記ボディ部110が前記空瓶10の上部に締結されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
以上のように本発明によれば、ランプ部を空瓶入口を介して挿入し、空瓶内側に位置させることにより、別途の加工なしに灯火のようなムード灯を演出することができるという長所がある。また、ボディ部にソケット部をさらに形成して、ランプ部の電力を供給することができるように構成することにより、既存家庭のキッチン、バスルーム、リビングルームまたはカフェ、室外に設置される照明装置などに設置された照明ソケットに結合し、簡単に多様な室内雰囲気を演出することができるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の好ましい実施例に係る空瓶が結合された照明ランプの全体像を示す写真である。
【
図2】本発明の好ましい実施例に係る空瓶が結合された照明ランプを空瓶に結合する過程を示す写真である。
【
図3】本発明の好ましい実施例に係る空瓶が結合された照明ランプを空瓶に結合する過程を示す写真である。
【
図4】本発明の好ましい他の実施例に係る空瓶が結合された照明ランプの全体像を示す写真である。
【
図5】本発明の好ましい他の実施例に係る空瓶が結合された照明ランプが空瓶に結合される過程を示す写真である。
【
図6】本発明の好ましい他の実施例に係る空瓶が結合された照明ランプが空瓶に結合される過程を示す写真である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下では、添付の図面を参照して、本発明の一実施例に係る空瓶が結合された照明ランプ100について詳細に説明する。まず、図面の中に、同一の構成要素または構成要素はできるだけ同一の参照符号で示す。本発明を説明することにおいて、関わった公知の機能または構成に関する具体的な説明は、本発明の要旨を曖昧でないようにするために省略する。
【0009】
図1、
図2、
図3を参照すると、本発明の一実施例に係る空瓶が結合された照明ランプ100は大きく、ボディ部110、ランプ部120、及び、ソケット部130で構成される。
【0010】
まず、ボディ部110について説明する。前記ボディ部110は、
図1、
図2または
図3に示すように、円筒形状で形成され、空瓶10の上部に結合される構成要素として、前記ボディ部110の内側には前記空瓶10の上部が挿入され、後述するランプ部120が収容される結合溝111が形成される。
【0011】
また、前記結合溝111の内側面には、前記空瓶10の上部外側面に形成されたタブ11と締結されるように、ねじ山(screw thread)形態の第1ねじ山が形成される。
【0012】
次に、ランプ部120について説明する。前記ランプ部120は、
図1、
図2または
図3に示すように、先端は前記結合溝111の内側に結合され、末端は前記空瓶10の入口に挿入されて、前記空瓶10内部に位置した状態で光を発光する構成要素として、前記空瓶10の内部に挿入された状態で、照明機能を提供できる所定の長さで構成される。本発明において、ランプ部300のオン/オフ、あるいは、明るさ制御のための詳細構造は、本発明が属する技術分野において公知技術なので、詳細な説明は省略する。
【0013】
次に、ソケット部130について説明する。前記ソケット部130は、
図1、
図2または
図3に示すように、前記ボディ部110の上部に結合され、前記ランプ部120の先端と電気的に連結されて、前記ランプ部120に電源が印加されるように外部電源に接続される構成要素として、前記ソケット部130の構造は、本発明が属する技術分野では公知技術なので、詳細な説明は省略する。
【0014】
以下では、
図1、
図2、
図3を参照して、本発明の好ましい実施例に係る空瓶が結合された照明ランプ100を空瓶に結合する過程を説明する。
【0015】
まず、上部外側面にタブ11が形成された空瓶10を準備する。以後、前記空瓶10の入口に前記ランプ部120を挿入し、前記ボディ部110は前記空瓶10の上部に据え置きさせる。
【0016】
次に、前記空瓶10の上部に前記ボディ部110が据え置きされた状態で、前記ボディ部110が回転すると、前記第1ねじ山が前記空瓶10の上部外側面に形成されたタブ11に沿って移動し、前記ボディ部110と前記空瓶10が緊密に締結される。
【0017】
以後、前記ソケット部130を既存キッチン、バスルーム、リビングルームなどに設置された照明ソケットに結合する。
【0018】
一方、照明ランプ100を空瓶から分離する過程は、結合過程の逆順で実行することが好ましい。
【0019】
以下では、
図4、
図5、
図6を参照して、本発明の好ましい他の実施例に係る空瓶が結合された照明ランプ100について説明する。
【0020】
まず、ボディ部110について説明する。 前記ボディ部110は、
図4、
図5または
図6に示すように、円筒形状に形成され、空瓶10の上部に結合される構成要素として、前記ボディ部110の内側には、前記空瓶10の上部が挿入され、後述するランプ部120が収容される結合溝111が形成される。
【0021】
一方、前記ボディ部110の外側面には、後述する締め付けキャップ140とねじ締結されるようにねじ山(screw thread)形態の第2ねじ山112が形成される。
【0022】
また、前記第2ねじ山112が形成された前記ボディ部110には一定間隔で離隔配置され、長さ方向に溝形態で掘られた圧着ガイド溝113が多数個形成されて、前記ボディ部110と締結される前記締め付けキャップ140の操作による前記圧着ガイド溝113の塑性変形によって、前記ボディ部110が前記空瓶10に緊密に締結されるとか、締結解除されることができる。
【0023】
一方、前記ランプ部120と前記ソケット部130は前述した内容と同一なので、詳細な説明は省略する。
【0024】
次に、締め付けキャップ140について説明する。前記締め付けキャップ140は、
図4、
図5、
図6に示すように、リング形状に形成され、前記ボディ部110の外側面を包み締結され、回転方向によって前記ボディ部110が前記空瓶10に緊密に締結されるとか、締結解除されることをガイドする構成要素として、前記締め付けキャップ140の内側面には、前記第2ねじ山112と締結される第3ねじ山が形成される。
【0025】
以下では、
図4、
図5、
図6を参照して本発明の好ましい他の実施例に係る空瓶が結合された照明ランプ100を空瓶に結合する過程を説明する。
【0026】
まず、上部テーパーになった形態である空瓶10を準備する。以後、前記締め付けキャップ140を前記空瓶10の上部外側に据え置きさせる。(この時に、前記締め付けキャップ140を前記本体部(110)の外側面に一部締結した状態で前記ボディ部(110)を前記空瓶10の上部に据え置きさせることもできる。)
【0027】
以後、前記空瓶10の入口に前記ランプ部120を挿入し、前記ボディ部110は前記空瓶10の上部に据え置きさせる。このとき、前記ボディ部110を前記空瓶10の上部に挿入すると、テーパーになった形態の前記空瓶10の上部形状により、前記圧着ガイド溝113が塑性変形されて広がった状態となる。
【0028】
次に、前記空瓶10の上部に前記ボディ部110が据え置きされた状態で、前記ボディ部110の外側面に前記締め付けキャップ140を位置させ回転させると、前記第3ねじ山が前記第2ねじ山112に沿って移動し、広がっていた前記圧着ガイド溝113を締め付けて、前記ボディ部110を前記空瓶10に緊密に締結する。
【0029】
以後、前記ソケット部130を既存キッチン、バスルーム、リビングルームなどに設けられた照明ソケットに結合する。
【0030】
一方、照明ランプ100を空瓶から分離する過程は、結合過程の逆順で実行することが好ましい。
【0031】
図面と明細書で最適の実施例を開示した。ここで特定の用語を用いたが、これは単に本発明を説明するための目的で用いたものであり、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために用いたものではない。従って、当該技術分野の通常の知識を有する者であれば、多様な変形および均等な他の実施例が可能であることを理解すべきである。また、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められる。
【符号の説明】
【0032】
10: 空瓶
11: タブ
100: 空瓶が結合された照明ランプ
110: ボディ部
111: 結合溝
112: 第2ねじ山
113: 圧着ガイド溝
120: ランプ部
130: ソケット部
140: 締め付けキャップ