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▶ 合同会社ORIC-LABの特許一覧

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  • 特開-足裏マッサージ機能を有する椅子 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025019966
(43)【公開日】2025-02-07
(54)【発明の名称】足裏マッサージ機能を有する椅子
(51)【国際特許分類】
   A47C 7/62 20060101AFI20250131BHJP
   A47C 7/50 20060101ALI20250131BHJP
   A61H 39/04 20060101ALI20250131BHJP
【FI】
A47C7/62 Z
A47C7/50 A
A61H39/04 D
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023132725
(22)【出願日】2023-07-28
(71)【出願人】
【識別番号】323008349
【氏名又は名称】合同会社ORIC-LAB
(72)【発明者】
【氏名】飯田 富二夫
【テーマコード(参考)】
3B084
4C101
【Fターム(参考)】
3B084JA10
3B084JC12
4C101BA01
4C101BB02
4C101BC21
4C101BD09
4C101BD17
4C101BD18
4C101BE01
4C101BE02
(57)【要約】
【課題】既存の椅子に対し、簡易で少ない変更を施す事により、コスト増が少なくじゃまにならず騒音も発生せず、椅子に座りながら安定した姿勢で容易に足裏マッサージができる椅子を提供する。
【解決手段】足裏マッサージ機能を有する椅子として、椅子脚部先端の上部に脚部と一体,もしくは一部別体部品であるマッサージ部の突起を設け、椅子に座りながらこの突起を足で踏むことにより、足裏マッサージができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
椅子脚部(6)の延長上にあり、脚部先端の上部に脚部と一体、もしくは一部別体部品であるマッサージ部(6a)の突起を設けたことを特徴とする足裏マッサージ機能を有する椅子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、事務用等の椅子において、簡易な方法で容易に足裏マッサージができる椅子に関する。
【背景技術】
【0002】
人間の足の裏には、古来より各種の「つぼ」があり、それらを押したりして刺激する事によって血行を良くしたり、脳や内臓の働きを活発にしたり、各種疾患の治療に役立つと言われている。
【0003】
こういう事から、健康器具としてさまざまな足裏マッサージ器具があり、使用されている。
【0004】
これらの足裏マッサージ器具を椅子に座りながら使う場合、床に置いて使う器具、椅子の脚部に別部品として取り付けて使う器具があり、さらには動力を必要とする器具や必要としない器具がある。
【0005】
動力を必要とする器具としては、主に床に置いて使うものだが、電動モーターを使って足を載せる部分の突起などを振動させ、足裏を刺激する。
【0006】
動力を必要としない器具としては、床に置いて使うもの、椅子の脚部に別部品として取り付けて使うもの、どちらも有るが器具の突起に足を載せ、足を前後に移動させて足裏を刺激するものや自分の体重をかけて踏んで足裏を刺激するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【実用新案文献1】
実用新案登録第3166716号(U3166716)
【実用新案文献2】
実用新案登録第3194677号(U3194677)
【実用新案文献3】
実用新案登録第3187668号(U3187668)
【実用新案文献4】
実用新案登録第3139291号(U3139291)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、椅子に座りながらこの足裏マッサージ器具を床に置いて使う場合、椅子の座面に腰掛けた後に椅子を前に出した時や、椅子を横に移動した時、椅子の脚部やキャスター部に足裏マッサージ器具がぶつかりじゃまである。
【0009】
さらに、この床に置いて使う器具、特に動力を必要としないものでは、足を前後に移動させたり、自分の体重をかけて踏む必要があるが、キャスター付き椅子に座りながら使うと、椅子が動いてしまいやりにくい。
【00010】
また、動力を必要とする足裏マッサージ器具は振動を発生させ、騒音が出るので仕事中などは周囲の迷惑となる。
【00011】
さらに、この器具は電動モーターから振動を発生させる構造であるため、部品点数が多くなりコスト高となる。
【00012】
またこれとは別に、椅子の脚部に別部品として取り付けて使う足裏マッサージ器具も部品点数が多くなりコスト高となる。
【00013】
さらに、この器具は自分の体重をかけて踏んで足裏を刺激するもので、器具と椅子の脚部との固定を強固にする必要があり、比較的大柄な部品となるため、座りながら椅子や足を移動する際、足にぶつかりじゃまである。
【00014】
本考案は上記の事を鑑み提案したもので、その目的とするところは、椅子の移動や足の移動でじゃまにならず騒音も発せず、さらに体重をかけて突起部を踏んでも椅子が動かず足裏を刺激しやすく、コスト増もほとんど無く、容易に使用しうる足裏マッサージ機能付き椅子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【00015】
椅子脚部(6)の延長上にあり、脚部先端の上部に脚部と一体、もしくは一部別体部品であるマッサージ部(6a)の突起を設け、椅子に座りながらその突起を足で踏む事により、足裏マッサージができることを特徴とする足裏マッサージ機能を有する椅子。
【発明の効果】
【00016】
本考案によれば、既存の椅子の脚部先端の一部に突起を設けるだけで、足裏マッサージ機能を有する椅子となり、コスト増もほとんど無い。さらにこの突起位置は自分の足や他の物のじゃまにならないし、床面に対し椅子と人の荷重を支える点近くにあるため、踏んでも椅子が動いたりずれたりしない。またこの突起位置は、人の重心軸上近くにあるため体重をかけて踏むことができる。よって確実に安定した姿勢で容易に足裏のつぼ刺激ができる。また騒音も発生しないので周囲の迷惑にならない。
【図面の簡単な説明】
【00017】
図1】本考案の椅子の斜視図を示す
図2】本考案の椅子脚部(6)、マッサージ部(6a)の斜視図を示す
図3】本考案の椅子脚部(6)、マッサージ部(6a)の平面図を示す
図4】同上の正面図を示す
図5】同上の側面図を示す
図6】本考案の椅子使用状態全体図
図7】本考案の椅子脚部(6)、マッサージ部(6a)の使用状態図
【符号の説明】
【00018】
1 椅子
2 背もたれ
3 第一の支柱
4 座部
5 第二の支柱
6 椅子脚部
6a マッサージ部
7 キャスター
8 足裏
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-08-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
椅子脚部(6)の延長上にあり、脚部先端一部の上部に脚部と一体、もしくは一部別体部品であり、自分の足や他の物のじゃまにならず、確実に安定した姿勢で容易に足裏のつぼ刺激ができ、コスト増もほとんど無いマッサージ部(6a)の突起を設けたことを特徴とする足裏マッサージ機能を有する椅子。