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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025027425
(43)【公開日】2025-02-27
(54)【発明の名称】半導体パッケージ及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/29 20060101AFI20250219BHJP
【FI】
H01L23/36 A
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024062430
(22)【出願日】2024-04-08
(31)【優先権主張番号】112130493
(32)【優先日】2023-08-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】500275072
【氏名又は名称】華泰電子股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100185694
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 隆志
(72)【発明者】
【氏名】董悦明
(72)【発明者】
【氏名】楊家銘
(72)【発明者】
【氏名】謝村隆
(72)【発明者】
【氏名】潘冠霖
(72)【発明者】
【氏名】顏伯晏
【テーマコード(参考)】
5F136
【Fターム(参考)】
5F136BA30
5F136BB18
5F136DA03
5F136EA23
5F136FA03
(57)【要約】
【課題】半導体パッケージ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
本発明の半導体パッケージは、相対する上面と底面を有する第1ダイと、前記第1ダイの前記上面に設置され、前記第1ダイと電気的に接続される複数の第1導電性ブロックと、前記第1ダイの前記上面を覆い、前記複数の第1導電性ブロックを露出させる成形層と、前記成形層に設置され、前記第1導電性ブロックに接続される再配線層と、を備える。本発明は、また、上述の半導体パッケージの製造方法を提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
相対する上面と底面を有する第1ダイをキャリアボード上に設置する工程と、
ワイヤボンディングによって前記第1ダイの前記上面に複数の第1導電性ブロックを形成し、前記複数の第1導電性ブロックを前記第1ダイと電気的に接続する工程と、
成形層を形成し、前記第1導電性ブロック及び前記第1ダイを覆う工程と、
前記成形層を研磨し、前記第1導電性ブロックを露出させる工程と、
前記成形層上に再配線層を形成し、前記複数の第1導電性ブロックと電気的に接続する工程と、
前記キャリアボードを取り外す工程と、
を含む、半導体パッケージの製造方法。
【請求項2】
前記キャリアボード上に第2ダイを設置する工程と、
ワイヤボンディングによって前記第2ダイ上に複数の第2導電性ブロックを形成し、前記複数の第2導電性ブロックを前記第2ダイと電気的に接続する工程と、
前記成形層で前記第2導電性ブロック及び前記第2ダイを覆う工程と、
前記第2導電性ブロックを前記成形層から露出させる工程と
前記再配線層を前記副臼の第2導電性ブロックと電気的に接続する工程と、
を含む請求項1に記載の半導体パッケージの製造方法。
【請求項3】
前記複数の第1導電性ブロックは、金線、銅線及び合金線のうちの1つによって前記第1ダイ上に形成される請求項1又は2に記載の半導体パッケージの製造方法。
【請求項4】
前記成形層は、底面を有し、前記第1ダイの前記底面と面一である請求項1又は2に記載の半導体パッケージの製造方法。
【請求項5】
前記再配線層が成形された後、前記再配線層上に電気的に接続される複数のはんだボールを設置する工程を更に含む請求項1又は2に記載の半導体パッケージの製造方法。
【請求項6】
前記第1ダイと前記第2ダイは、並んで配置される請求項2に記載の半導体パッケージの製造方法。
【請求項7】
相対する上面と底面を有する第1ダイと、
前記第1ダイの前記上面に設置される複数の第1パッドと、
前記複数の第1パッドにそれぞれ設置され、前記第1ダイと電気的に接続される複数の第1導電性ブロックと、
前記第1ダイの前記上面を覆い、前記複数の第1導電性ブロックを露出させる成形層と、
前記成形層に設置され、前記第1導電性ブロックに接続される再配線層と、
を備える、半導体パッケージ。
【請求項8】
相対する上面と底面を有する第2ダイと、
前記第1ダイの前記上面に設置される複数の第2パッドと、
前記複数の第2パッドにそれぞれ設置され、前記第2ダイと電気的に接続される複数の第1導電性ブロックと、
を更に備え、
前記成形層は、前記第2ダイの前記上面を覆い、前記複数の第2導電性ブロックを前記成形層から露出させ、
前記再配線層は、更に前記第2導電性ブロックに電気的に接続される請求項7に記載の半導体パッケージ。
【請求項9】
前記成形層は、底面を有し、前記第1ダイの前記底面と面一である請求項7又は8に記載の半導体パッケージ。
【請求項10】
前記再配線層上に形成される複数のはんだボールを更に含む請求項7又は8に記載の半導体パッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体パッケージ及びその製造方法に関し、特に、再配線層を含む半導体パッケージ及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
フリップチップ(flip chip)技術で製造される従来の半導体パッケージ構造の厚さは、通常、薄型化の要件を満たすことができず、コンタクト数が少ないパワー部材の製造コストが高くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これに鑑み、本発明は、ボールマウントプロセスの代わりにワイヤボンディングプロセスを使用してコストを低減し、再配線層を利用してパッケージ全体の厚さを低減する半導体パッケージとその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明の半導体パッケージは、相対する上面と底面を有する第1ダイと、前記第1ダイの前記上面に設置される複数の第1パッドと、前記複数の第1パッドにそれぞれ設置され、前記第1ダイと電気的に接続される複数の第1導電性ブロックと、前記第1ダイの前記上面を覆い、前記複数の第1導電性ブロックを露出させる成形層と、前記成形層に設置され、前記第1導電性ブロックに接続される再配線層と、を備える。
【0005】
本発明の半導体パッケージの製造方法は、相対する上面と底面を有する第1ダイをキャリアボード上に設置する工程と、ワイヤボンディングによって前記第1ダイの前記上面に複数の第1導電性ブロックを形成し、前記複数の第1導電性ブロックを前記第1ダイと電気的に接続する工程と、成形層を形成し、前記第1導電性ブロック及び前記第1ダイを覆う工程と、前記成形層を研磨し、前記第1導電性ブロックを露出させる工程と、前記成形層上に再配線層を形成し、前記複数の第1導電性ブロックと電気的に接続する工程と、前記キャリアボードを取り外す工程と、を含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明の半導体パッケージに基づき、ボールマウントプロセスの代わりにワイヤボンディングプロセスを使用してコストを低減し、再配線プロセスを用いてパッケージ全体の厚みを0.15mm以下まで薄くする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の半導体パッケージの説明図である。
図2図1に示す半導体パッケージの製造方法を表す図である。
図3図1に示す半導体パッケージの製造方法を表す図である。
図4図1に示す半導体パッケージの製造方法を表す図である。
図5図1に示す半導体パッケージの製造方法を表す図である。
図6図1に示す半導体パッケージの製造方法を表す図である。
図7図1に示す半導体パッケージの製造方法を表す図である。
図8図1に示す半導体パッケージの製造方法を表す図である。
図9図1に示す半導体パッケージの製造方法を表す図である。
図10図1に示す半導体パッケージの製造方法を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の上記及びその他の目的、特徴及び利点をより明確にするために、以下では本発明の実施形態を挙げ、図面を合わせて、詳細に説明する。
【0009】
本開示の態様は、以下の詳細な説明を添付の図面と併せて読むことにより最も良く理解される。業界の標準的な慣行に従って、様々な部材が一定の縮尺で描かれていないことに注意すべきである。実際に、説明を明確にするために、様々な部材の寸法を任意に拡大または縮小し得る。
【0010】
以下の開示は、本開示の異なる特徴を実施するための多くの異なる実施形態又は実例を提供する。本開示を簡略化するために、部材および構成の特定の実例を以下に説明する。当然ながら、これらの部材および構成は単なる実例であり、限定することを意図したものではない。例えば、以下の説明において、第2部材の上方又は上に第1部材を形成することには、第1部材と第2部材が直接接触して形成される実施形態を含むことができ、且つ第1部材と第1部材との間に追加の部材が形成されて第1部材と第2部材が直接接触しない実施形態も含むことができる。また、本開示は、各種実例では、参照番号および/または文字を繰り返し得る。この繰り返しは、単純化と明確化のためであり、それ自体が、議論されている各種実施形態および/または構成の間の関係を示すものではない。
【0011】
また、本文では、説明を容易にするために、「下にある」、「下方」、「下部」、「上にある」、「上部」などの空間的に相対的な用語を使用し、図に示される1つの部材又は構成要素と別の1つ又は複数の部材又は構成要素との関係を説明し得る。図に示す方向付け以外に、空間的に相対的な用語は、使用中又は動作中の装置の異なる方向付けをカバーすることを意図している。装置は、他の方式で方向付けしてもよく(90度回転又は他の方向付け)、本文で使用される空間的に相対的な記述は、それに応じて解釈される。
【0012】
図1を参照し、本発明の半導体パッケージは、1つ又は複数のダイを含み、例えば、第1ダイ110及び第2ダイ120を含み、前記第1ダイ110と前記第2ダイは、並べて配置される。
【0013】
前記第1ダイ110は、相対する第1面111、第2面112、および複数の第3面113を有し、前記第1面111が活性面である。前記第1面111と前記第2面112は、異なる平面上に位置し、前記複数の第3面113は、前記第1面111と前記第2面112を接続する。前記第1面111上には、複数の第1パッド114が形成される。一実施形態では、前記第1面111が上面であり、前記第2面112が底面であり、前記複数の第3面113が側面であるが、これに限定されるものではない。
【0014】
前記第2ダイ120は、相対する第1面121、第2面122、および複数の第3面123を有し、前記第1面121が活性面である。前記第1面121と前記第2面122は異なる平面上に位置し、前記複数の第3面123は、前記第1面121と前記第2面122を接続する。前記第1面121上には、複数の第2パッド124が形成される。一実施形態では、前記第1面121が上面であり、前記第2面122が底面であり、前記複数の第3面123が側面であるが、これに限定されるものではない。
【0015】
前記第1ダイ110の前記第1面111の前記複数の第1パッド114上に複数の第1導電性ブロック131がそれぞれ設けられ、前記複数の第1パッド114を介して前記第1ダイ110に電気的に接続される。前記第2ダイ120の前記第1面121の前記複数の第2パッド124には複数の第2導電性ブロック132がそれぞれ設けられており、前記複数の第2パッド124を介して前記第2ダイ120に電気的に接続される。前記複数の第1導電性ブロック131および前記複数の第2導電性ブロック132は、導電性材料からなり、例えば、金、銅、または合金で形成することができる。本発明では、前記複数の第1導電性ブロック131および前記複数の第2導電性ブロック132は、金線、銅線、合金線または他の導電性ワイヤを使用してワイヤボンディング(wire bonding)プロセスを通じてボンディングされ、前記第1ダイ110の前記複数の第1パッドと前記第2ダイ120の前記複数の第2パッド124に形成さる。前記複数の第1導電性ブロック131と前記複数の第2導電性ブロック132の形状は、球状である。
【0016】
本発明の半導体パッケージは、例えば、エポキシ樹脂材料などのシーラント材料からなる成形層170を更に含み、これに限定されるものではない。前記成形層170は、相対する第1面171および第2面172を有し、前記第1面171および前記第2面172は、異なる平面上に位置し、例えば、前記第1面171が上面であり、前記第2面172が底面である。前記成形層170は、前記第1ダイ110の前記第1面111と前記第2ダイ120の前記第1面121上に形成され、前記第1ダイ110の前記複数の第3面113と前記第2ダイ120の前記複数の第3面123を覆う。前記成形層170は、前記第1ダイ110の前記第2面112および前記第2ダイ120の前記第2面122には形成されず、前記複数の第1導電性ブロック131および前記複数の第2導電性ブロック132を完全には覆わず、前記複数の第1導電性ブロック131および前記第2導電性ブロック132のそれぞれは、前記成形層170から露出する部分を有する。したがって、前記成形層170の前記第1面171は、前記第1ダイ110の前記第1面111および前記第2ダイ120の前記第1面121の上方に位置し、前記成形層170の前記第2面172は、前記第1ダイ110の前記第2面112および前記第2ダイ120の前記第2面122と面一である。
【0017】
前記成形層170の前記第1面171上には再配線層(redistribution layer;RDL)140が形成され、導電ラインが配置される。前記再配線層140は、前記第1ダイ110の前記第1面111上から前記第2ダイ120の前記第1面121の上方まで延伸し、前記複数の第1導電性ブロック131及び前記複数の第2導電性ブロック132と接触して電気的に接続される。前記第1ダイ110は、前記再配線層140を介して前記第2ダイ120に電気的に接続される。
【0018】
前記再配線層140上には複数のはんだボール150が設けられ、前記複数のはんだボール150は、前記再配線層140に電気的に接続される。前記第1ダイ110及び前記第2ダイ120は、前記複数のはんだボール150を用いて前記再配線層140を通じて外部回路と電気的に接続できる。
【0019】
図2図10は、図1に示す半導体パッケージの製造方法を示している。図2に示すように、ウエハ、ガラス、金属又はその他の耐高温の材料からなるキャリアボード190を準備する。
【0020】
図3に示すように、前記キャリアボード190上に、接着性と剥離性を有する離型材層180を塗布または接着により形成する。
【0021】
図4に示すように、その後、例えば、第1ダイ110および第2ダイ120などの1つまたは複数のダイを、前記剥離材料層180を使用して前記キャリアプレート190に接着し、前記第1ダイ110と前記第2ダイ120は、並んで配置される。
【0022】
前記第1ダイ110は、相対する第1面111、第2面112、および複数の第3面113を有し、前記第1面111は活性面であり、前記第2面112は、前記キャリアボード190に接着される。前記第1面111と前記第2面112は、異なる平面上に位置し、前記複数の第3面113は、前記第1面111と前記第2面112を接続する。前記第1面111上には、複数の第1パッド114が形成される。一実施形態では、前記第1面111が上面であり、前記第2面112が底面であり、前記複数の第3面113が側面であるが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0023】
前記第2ダイ120は、相反する第1面121、第2面122、および複数の第3面123を有し、前記第1面121は活性面であり、前記第2面122は、前記キャリアボード190に接着される。前記第1面121と前記第2面122は異なる平面上に位置し、前記複数の第3面123は、前記第1面121と前記第2面122を接続する。前記第1面121上には複数の第2パッド124が形成される。一実施形態では、前記第1面121が上面であり、前記第2面122が底面であり、前記複数の第3面123が側面であるが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0024】
図5に示すように、その後、前記第1ダイ110の前記第1面111の前記複数の第1パッド114上に複数の第1導電性ブロック131が設けられる。前記第2ダイ120の前記第1面121の前記複数の第2パッド124上には、複数の第2導電性ブロック132が設けられる。前記複数の第1導電性ブロック131は、前記複数の第1パッド114を介して前記第1ダイ110に電気的に接続される。前記複数の第2導電性ブロック132は、前記複数の第2パッド124を介して前記第2ダイ120に電気的に接続される。
【0025】
前記複数の第1導電性ブロック131および前記複数の第2導電性ブロック132は、導電材料からなり、例えば、金、銅又は合金などから形成されることができる。本発明では、前記複数の第1導電性ブロック131と前記複数の第2導電性ブロック132は、金ワイヤ、銅ワイヤ、合金ワイヤ、または他の導電ワイヤを使用して、ワイヤボンディング(wire bonding)プロセスを通じてボンディングされ、前記第1ダイ110の前記複数の第1パッド114および前記第2ダイ120の前記複数の第2パッド124に形成される。
【0026】
図6に示すように、その後、例えば、エポキシ樹脂材料などのシーラント材料を使用して、前記キャリアボード190上の前記複数の第1導電性ブロック131および前記複数の第2導電性ブロック132を覆う成形層170を形成する。前記成形層170は、相対する第1面171および第2面172を有し、前記第1面171および前記第2面172は、異なる平面上に位置し、例えば、前記第1面171が上面であり、前記第2面172が底面である。前記成形層170は、前記第1ダイ110の前記第1面111および前記第2ダイ120の前記第1面121を更に覆い、前記第1ダイ110の前記複数の第3面113および前記第2ダイ120の前記複数の第3面123も覆う。前記キャリアボード190によって遮蔽されるため、前記成形層170は、前記第1ダイ110の前記第2面112と前記第2ダイ120の前記第2面122には形成されず、前記成形層170の前記第2面172は、前記第1ダイ110の前記第2面112および前記第2ダイ120の前記第2面122と面一である。
【0027】
図7に示すように、その後、前記成形層170の前記第1面171を研磨して前記成形層170の厚さを薄くし、前記複数の第1導電性ブロック131及び前記複数の第2導電性ブロック132の上部を露出させる。
【0028】
図8に示すように、その後、回路再配線プロセスを通じて前記成形層170の前記第1面171上に再配線層140を形成し、前記再配線層140内に導電回路が配設され、前記第1ダイ110の前記第1面111の上方から前記第2ダイ120の前記第1面121の上方まで延伸し、且つ前記複数の第1導電性ブロック131および前記複数の第2導電性ブロック132と接触して電気的に接続される。前記第1ダイ110は、前記再配線層140を介して前記第2ダイ120に電気的に接続される。
【0029】
図9に示すように、その後、前記複数の第1導電性ブロック131および前記複数の第2導電性ブロック132を回路再配線により前記外部との電気的接続に使用されるピンコンタクトを生成し、その後、前記キャリアボード190を取り外す。
【0030】
図10に示すように、その後、前記成形層170を分割し、前記再配線層140上にそれと電気的に接続された複数のはんだボール150を設け、図1に示すような複数の半導体パッケージを形成する。
【0031】
本発明の半導体パッケージに基づき、ボールマウントプロセスの代わりにワイヤボンディングプロセスを使用してコストを低減し、再配線プロセスを用いてパッケージ全体の厚みを0.15mm以下まで薄くする。
【0032】
本発明は、前述の実施形態において開示されているが、本発明を限定するものではなく、当業者であれば、本発明の精神を逸脱しない範囲内で、様々な変更及び修正を行うことができる。したがって、本発明の保護範囲は、後述の特許請求の範囲に従うものとする。
【符号の説明】
【0033】
110 第1ダイ
111 第1面
112 第2面
113 第3面
114 第1パッド
120 第2ダイ
121 第1面
122 第2面
123 第3面
124 第2パッド
131 第1導電性ブロック
132 第2導電性ブロック
140 再配線層
150 はんだボール
170 成形層
171 第1面
172 第2面
180 離型材層
190 キャリアボード

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10