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特開2025-27570固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンス及びその調製方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025027570
(43)【公開日】2025-02-28
(54)【発明の名称】固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンス及びその調製方法
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/65 20060101AFI20250220BHJP
   A61K 8/34 20060101ALI20250220BHJP
   A61K 8/73 20060101ALI20250220BHJP
   A61K 8/42 20060101ALI20250220BHJP
   A61K 8/60 20060101ALI20250220BHJP
   A61K 8/49 20060101ALI20250220BHJP
   A61K 8/98 20060101ALI20250220BHJP
   A61K 8/9728 20170101ALI20250220BHJP
   A61K 8/9789 20170101ALI20250220BHJP
   A61K 8/97 20170101ALI20250220BHJP
   A61Q 19/08 20060101ALI20250220BHJP
【FI】
A61K8/65
A61K8/34
A61K8/73
A61K8/42
A61K8/60
A61K8/49
A61K8/98
A61K8/9728
A61K8/9789
A61K8/97
A61Q19/08
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023132430
(22)【出願日】2023-08-16
(71)【出願人】
【識別番号】522281914
【氏名又は名称】朝日商事合同会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】朝日 美佳
(72)【発明者】
【氏名】新山 由佳
(72)【発明者】
【氏名】黄野 善子
(72)【発明者】
【氏名】若林 伸明
(72)【発明者】
【氏名】人見 信之
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA031
4C083AA032
4C083AA071
4C083AA072
4C083AA111
4C083AA112
4C083AC121
4C083AC122
4C083AC131
4C083AC132
4C083AC641
4C083AC642
4C083AC851
4C083AC852
4C083AD211
4C083AD212
4C083AD331
4C083AD332
4C083AD351
4C083AD352
4C083AD431
4C083AD432
4C083CC02
4C083DD23
4C083DD27
4C083EE12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】優れたアンチエイジング効果を有する植物エキスエッセンス及びその調製方法を提供する。
【解決手段】本発明は、化粧品技術分野に関し、特に固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンス及びその調製方法に関する。具体的には、マンニトール、ASAHIコラーゲン、バイオ多糖ガム、パンテノール、トレハロース、ナイアシンアミド、キサンタンガム、1,3-ブチレングリコール、ヒアルロン酸ナトリウム、エルゴチオネイン、グリセリン、ハチミツ、トリュフエキス、ツボクサエキス、乳酸桿菌培養溶解質、組織組み換えコラーゲンペプチド、プルラン及び水を含む。本発明により提供される固体から液体へ変換する美容液該当製品は、優れたアンチエイジング&引き締め効果を有し、肌質を明らかに改善することができる。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マンニトール2~4部、ASAHIコラーゲン2~8部、バイオ多糖ガム0.02~0.04部、パンテノール0.2~0.4部、トレハロース1~3部、ナイアシンアミド2~4部、キサンタンガム0.1~0.3部、1,3-ブチレングリコール1~3部、ヒアルロン酸ナトリウム0.1~0.3部、エルゴチオネイン0.4~0.6部、グリセリン2~4部、ハチミツ3~20部、トリュフエキス0.4~0.6部、ツボクサエキス0.4~0.6部、乳酸桿菌培養溶解質1~3部、組織組み換えコラーゲンペプチド0.4~0.6部、プルラン0.4~0.6部及び水60~80部という質量部を含む成分により調製されてなる、
ことを特徴とする固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンス。
【請求項2】
前記トリュフエキス及びツボクサエキスの調製方法は、
1)トリュフ及びツボクサを抽出剤とそれぞれ混合した後に抽出し、トリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスを得ること、
2)トリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスをトリステアリン酸グリセリルとそれぞれ混合して撹拌し、pHが中性になるまで調節し、滅菌し、トリュフエキス及びツボクサエキスを得ることである、
ことを特徴とする請求項1に記載の固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンス。
【請求項3】
ステップ1)に記載のトリュフ及びツボクサと抽出剤との質量比は何れも1:20~30である、
ことを特徴とする請求項2に記載の固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンス。
【請求項4】
ステップ1)に記載の抽出剤はプロピレングリコール及びn-ブタノールであり、体積比は2~6:15~19である、
ことを特徴とする請求項2に記載の固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンス。
【請求項5】
前記プロピレングリコールの体積濃度は40~50%、前記n-ブタノールの体積濃度は40~50%である、
ことを特徴とする請求項4に記載の固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンス。
【請求項6】
ステップ1)に記載の抽出時間は1~3hである、
ことを特徴とする請求項1に記載の固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンス。
【請求項7】
ステップ2)に記載のトリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスとトリステアリン酸グリセリルとの質量比は何れも30~40:2~4である、
ことを特徴とする請求項1に記載の固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンス。
【請求項8】
請求項1~7の何れか1項に記載の固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスの調製方法であって、
65~75℃の条件で、水、キサンタンガムを混合して一次撹拌し、材料1を得るステップ(1)と、
前記材料1を35~40℃に冷却し、1,3-ブチレングリコール、パンテノール、トレハロース、ナイアシンアミド、ハチミツ、ヒアルロン酸ナトリウム及びグリセリンを加え、二次撹拌し、材料2を得るステップ(2)と、
前記材料2を常温に冷却し、マンニトール、ASAHIコラーゲン、バイオ多糖ガム、エルゴチオネイン、トリュフエキス、ツボクサエキス、乳酸桿菌培養溶解質、組織組み換えコラーゲンペプチド及びプルランを加え、均質化して固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスを得るステップ(3)と、を含む、
ことを特徴とする調製方法。
【請求項9】
前記一次撹拌及び二次撹拌の回転速度は何れも200~300r/minであり、前記一次撹拌及び二次撹拌の時間は何れも15~25minである、
ことを特徴とする請求項8に記載の固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスの調製方法。
【請求項10】
ステップ(3)に記載の均質化速度は1000~2000r/min、前記均質化時間は3~7minである、
ことを特徴とする請求項8に記載の固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスの調製方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧品技術分野に関し、特に固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンス及びその調製方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のアンチエイジングや修復効果を有するスキンケア製品は様々な形で存在しているが、シワ改善や抗老化の効果は理想的ではなく、消費者のニーズに応えることができない。その理由としては、従来のアンチエイジング及び抗老化製品は全て、筋肉神経の伝達速度をブロックすることによって表情じわや小じわの発生を本質的に抑制するペプチド系アンチエイジング及びアンチエイジング成分におけるアセチル化ヘキサペプチドなど、人工的に合成された活性成分が添加されているものであり、このような活性成分は使用後に依存性が生じることが多く、使用しないと肌は元の状態に戻ってしまい、それ自体が肌に栄養を与えたり整えたりする効果がないため、皮膚が悪化してしまう。
【0003】
一部のスキンケア製品には植物エキスが使用されているが、植物エキス製品は安全で副作用がないという利点があるが、植物に対する配合の違いによってスキンケア製品の効果も大きく変わっていると同時に、抽出方法の違いによって植物における有効成分の抽出にも顕著な違いがあり、エキスに含まれる有効成分はスキンケア製品の効果に大きな影響を与える。
【0004】
従って、優れたアンチエイジング効果を有する植物エキスエッセンスを提供し、アンチエイジングペプチドの使用効果を更に改善することは、当業者が早急に解決すべき問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンス及びその調製方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記発明の目的を実現するために、本発明は以下の技術的解決手段を提供する。
【0007】
本発明は、マンニトール2~4部、ASAHIコラーゲン2~8部、バイオ多糖ガム0.02~0.04部、パンテノール0.2~0.4部、トレハロース1~3部、ナイアシンアミド2~4部、キサンタンガム0.1~0.3部、1,3-ブチレングリコール1~3部、ヒアルロン酸ナトリウム0.1~0.3部、エルゴチオネイン0.4~0.6部、グリセリン2~4部、ハチミツ3~20部、トリュフエキス0.4~0.6部、ツボクサエキス0.4~0.6部、乳酸桿菌培養溶解質1~3部、組織組み換えコラーゲンペプチド0.4~0.6部、プルラン0.4~0.6部及び水60~80部という質量部を含む成分により調製されてなる、固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスを提供する。
【0008】
好ましくは、前記トリュフエキス及びツボクサエキスの調製方法は、
1)トリュフ及びツボクサを抽出剤とそれぞれ混合した後に抽出し、トリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスを得ること、
2)トリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスをトリステアリン酸グリセリルとそれぞれ混合して撹拌し、pHが中性になるまで調節し、滅菌し、トリュフエキス及びツボクサエキスを得ることである。
【0009】
好ましくは、ステップ1)に記載のトリュフ及びツボクサと抽出剤との質量比は何れも1:20~30である。
【0010】
好ましくは、ステップ1)に記載の抽出剤はプロピレングリコール及びn-ブタノールであり、体積比は2~6:15~19である。
【0011】
好ましくは、前記プロピレングリコールの体積濃度は40~50%、前記n-ブタノールの体積濃度は40~50%である。
【0012】
好ましくは、ステップ1)に記載の抽出時間は1~3hである。
【0013】
好ましくは、ステップ2)に記載のトリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスとトリステアリン酸グリセリルとの質量比は何れも30~40:2~4である。
【0014】
本発明は、
65~75℃の条件で、水、キサンタンガムを混合して一次撹拌し、材料1を得るステップ(1)と、
前記材料1を35~40℃に冷却し、1,3-ブチレングリコール、パンテノール、トレハロース、ナイアシンアミド、ハチミツ、ヒアルロン酸ナトリウム及びグリセリンを加え、二次撹拌し、材料2を得るステップ(2)と、
前記材料2を常温に冷却し、マンニトール、ASAHIコラーゲン、バイオ多糖ガム、エルゴチオネイン、トリュフエキス、ツボクサエキス、乳酸桿菌培養溶解質、組織組み換えコラーゲンペプチド及びプルランを加え、均質化して固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスを得るステップ(3)と、を含む、前記固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスの調製方法を更に提供する。
【0015】
好ましくは、前記一次撹拌及び二次撹拌の回転速度は何れも200~300r/minであり、前記一次撹拌及び二次撹拌の時間は何れも15~25minである。
【0016】
好ましくは、ステップ(3)に記載の均質化速度は1000~2000r/min、前記均質化時間は3~7minである。
【発明の効果】
【0017】
従来技術に比べると、本発明は以下の有益な効果を有する。
【0018】
1、本発明により提供される固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスは、優れたアンチエイジング&引き締め効果を有し、特定の植物から活性成分を抽出してエッセンスに適用することで、エッセンスのアンチエイジング及びアンチエイジング効果を安全に実現し、そして各成分の配合によって、皮膚自体に栄養を与え、アンチエイジング及びアンチエイジングを本質的に実現し、肌質を明らかに改善することができる。
【0019】
2、本発明で添加されるトレハロース、マンニトール及びパンテノールは、皮膚の水分を維持し、皮膚の水分吸収を加速し、水分保護膜を形成し、水分を効果的にロックし、皮膚をよりしっとりさせることができる。
【0020】
バイオ多糖ガムは、天然の生理水とミネラルが豊富であり、浸透力が高く、ブタンジオールは、皮膚に対して保水や保湿の作用を有するため、上記成分の添加は優れた補水効果を有し、それによってしわの発生を抑制し、小じわを改善する。
【0021】
ヒアルロン酸ナトリウムは、水分を吸収して体積を増やし、皮膚の内部に潤いを与えることで、皮膚弾力性や輝きを改善することができる。ヒアルロン酸ナトリウムは更に、コラーゲンや弾性線維の成長を刺激し、皮膚組織の修復や再生を促進することができる。
【0022】
ナイアシンアミドは、皮膚細胞の新陳代謝を促進し、エルゴチオネインは、その強力な抗酸化特性により、皮膚の老化プロセスを遅らせるのに役立つ。上記成分は、フリーラジカルによる皮膚への損傷を軽減し、それにより皮膚のしわや色素沈着などの老化兆候を軽減することができる。
【0023】
トリュフエキスは、様々なアミノ酸、ビタミン、不飽和脂肪酸などの栄養成分が豊富であるため、皮膚の抗酸化能力を高め、体内のフリーラジカルの除去を促進することができ、それによりアンチエイジング、皮膚弾力性を強化するという効果を達成する。
【0024】
ツボクサエキスは、コラーゲンを補充するという効果を有するだけでなく、ニキビ跡の除去、抗炎症及び鎮静の作用も有する。表皮と真皮との間の結合部分を引き締め、皮膚を柔らかくし、皮膚のたるみの対処に有利であり、皮膚を滑らかで伸びやすくし、真皮層内のコラーゲンパウダーの形成を促進し、遊離脂肪酸を再生し、それぞれ再結合し、皮膚を引き締め、滑らかにすることができる。
【0025】
乳酸桿菌培養溶解質には、細菌と、ペプチドポリグルコース、テイコ酸、タンパク質、リン脂質、ステロール、脂肪酸、各種酵素、ペプチド、アミノ酸、ヌクレオチド、細胞外多糖類などを含む発酵プロセスで合成される全ての活性成分と、が含まれ、肌に豊富な栄養を提供し、細胞の新陳代謝の速度を促進し、肌細胞を迅速に再生し、メラニン沈着を抑制し、そばかすやシミなどの形成を効果的に改善することができ、乳酸杆菌を継続的に使用することで、皮膚をより白くて透明にすることができる。
【0026】
ASAHIコラーゲン及び組織組み換えコラーゲンペプチドは、コラーゲンの効果を最大限に発揮し、皮膚の状態を多面的に改善し、ふっくら、引き締め、透明、やんわり、しっとり、弾力性のある皮膚へ導く。ハチミツは、皮膚に潤いを与え、皮膚をより繊細で滑らかにすることができる。
【0027】
プルランは、付着性、粘着性、分解性、紡糸性を有し、主な機能は膜形成剤であり、キサンタンガムと併用することで、エッセンスを使用する時に、まず顔にコロイドマスクを形成し、更に20min待った後、顔のコロイドマスクが消えると、エッセンスが皮膚に完全に吸収され、スキンケアプロセスが完了したことを示す。
【0028】
以上から分かるように、本発明で添加される成分のうち、トレハロース、マンニトール、パンテノールは、皮膚の水分をロックすることができ、トレハロース、マンニトール、パンテノール、ヒアルロン酸ナトリウムは、皮膚の水分を補充することができ、乳酸桿菌培養溶解質、エルゴチオネイン及びナイアシンアミドは、損傷した皮膚細胞を修復することができ、トリュフエキス及びツボクサエキスは、組織組み換えコラーゲンペプチドと併用することで、主なアンチエイジング作用を果たす。ハチミツは、皮膚に潤いを与える。プルラン及びキサンタンガムは、膜形成の作用を果たす。本発明の様々な成分を併用することで、アンチエイジング、引き締め及び補水の技術効果を達成する。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明は、マンニトール2~4部、ASAHIコラーゲン2~8部、バイオ多糖ガム0.02~0.04部、パンテノール0.2~0.4部、トレハロース1~3部、ナイアシンアミド2~4部、キサンタンガム0.1~0.3部、1,3-ブチレングリコール1~3部、ヒアルロン酸ナトリウム0.1~0.3部、エルゴチオネイン0.4~0.6部、グリセリン2~4部、ハチミツ3~20部、トリュフエキス0.4~0.6部、ツボクサエキス0.4~0.6部、乳酸桿菌培養溶解質1~3部、組織組み換えコラーゲンペプチド0.4~0.6部、プルラン0.4~0.6部及び水60~80部という質量部を含む成分により調製されてなる、固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスを提供する。
【0030】
好ましくは、マンニトール3部、ASAHIコラーゲン3~7部、バイオ多糖ガム0.03部、パンテノール0.3部、トレハロース2部、ナイアシンアミド3部、キサンタンガム0.2部、1,3-ブチレングリコール2部、ヒアルロン酸ナトリウム0.2部、エルゴチオネイン0.5部、グリセリン3部、ハチミツ4部、トリュフエキス0.5部、ツボクサエキス0.5部、乳酸桿菌培養溶解質2部、組織組み換えコラーゲンペプチド0.5部、プルラン0.5部及び水65~75部という質量部を含む成分により調製されてなる。
【0031】
更に好ましくは、マンニトール3部、ASAHIコラーゲン5部、バイオ多糖ガム0.03部、パンテノール0.3部、トレハロース2部、ナイアシンアミド3部、キサンタンガム0.2部、1,3-ブチレングリコール2部、ヒアルロン酸ナトリウム0.2部、エルゴチオネイン0.5部、グリセリン3部、ハチミツ4部、トリュフエキス0.5部、ツボクサエキス0.5部、乳酸桿菌培養溶解質2部、組織組み換えコラーゲンペプチド0.5部、プルラン0.5部及び水70部という質量部を含む成分により調製されてなる。
【0032】
本発明において、前記トリュフエキス及びツボクサエキスの調製方法は、
1)トリュフ及びツボクサを抽出剤とそれぞれ混合した後に抽出し、トリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスを得ること、
2)トリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスをトリステアリン酸グリセリルとそれぞれ混合して撹拌し、pHが中性になるまで調節し、滅菌し、トリュフエキス及びツボクサエキスを得ることである。
【0033】
本発明において、ステップ1)に記載のトリュフ及びツボクサと抽出剤との質量比は何れも1:20~30であり、好ましくは1:22~28、より好ましくは1:24~26、更に好ましくは1:25である。
【0034】
本発明において、ステップ1)に記載の抽出剤はプロピレングリコール及びn-ブタノールであり、体積比は2~6:15~19、好ましくは3~5:16~18、より好ましくは4:16~18、更に好ましくは4:17である。
【0035】
本発明において、前記プロピレングリコールの体積濃度は40~50%、好ましくは42~48%、より好ましくは44~46%、更に好ましくは45%である。
【0036】
本発明において、前記n-ブタノールの体積濃度は40~50%、好ましくは42~48%、より好ましくは44~46%、更に好ましくは45%である。
【0037】
本発明において、ステップ1)に記載の抽出時間は1~3h、好ましくは2hである。
【0038】
本発明において、ステップ2)に記載のトリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスとトリステアリン酸グリセリルとの質量比は何れも30~40:2~4であり、好ましくは32~38:2~4、より好ましくは35:2~4、更に好ましくは35:3である。
【0039】
本発明は、
65~75℃の条件で、水、キサンタンガムを混合して一次撹拌し、材料1を得るステップ(1)と、
前記材料1を35~40℃に冷却し、1,3-ブチレングリコール、パンテノール、トレハロース、ナイアシンアミド、ハチミツ、ヒアルロン酸ナトリウム及びグリセリンを加え、二次撹拌し、材料2を得るステップ(2)と、
前記材料2を常温に冷却し、マンニトール、ASAHIコラーゲン、バイオ多糖ガム、エルゴチオネイン、トリュフエキス、ツボクサエキス、乳酸桿菌培養溶解質、組織組み換えコラーゲンペプチド及びプルランを加え、均質化して固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスを得るステップ(3)と、を含む、前記固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスの調製方法を更に提供する。
【0040】
本発明において、ステップ(1)は、好ましくは67~73℃、より好ましくは69~71℃、更に好ましくは70℃の条件で材料を混合する。
【0041】
本発明において、ステップ(2)は、前記材料1を、好ましくは36~39℃、より好ましくは37℃に冷却する。
【0042】
本発明において、前記一次撹拌及び二次撹拌の回転速度は何れも200~300r/minであり、好ましくは220~280r/min、より好ましくは240~260r/min、更に好ましくは250r/minである。
【0043】
本発明において、前記一次撹拌及び二次撹拌の時間は何れも15~25minであり、好ましくは17~23min、より好ましくは19~21min、更に好ましくは20minである。
【0044】
本発明において、ステップ(3)に記載の均質化速度は1000~2000r/minであり、好ましくは1200~1800r/min、より好ましくは1400~1600r/min、更に好ましくは1500r/minである。
【0045】
本発明において、ステップ(3)に記載の均質化時間は3~7minであり、好ましくは4~6min、より好ましくは5minである。
【0046】
以下、実施例に合わせて、本発明により提供される技術的解決手段を詳しく説明する。
【0047】
本発明で使用される成分:マンニトールは沫爾生物科技有限公司から購入し、バイオ多糖ガム(粉末)、組織組み換えコラーゲンペプチドは上海雅黛生物科技有限公司から購入し、乳酸桿菌培養溶解質は上海彦賦実業有限公司から購入し、エルゴチオネインは山西利聖生物科技有限公司から購入する。
【実施例0048】
固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスの調製方法であって、ステップは以下の通りである。
【0049】
(1)体積濃度40%のプロピレングリコールと体積濃度50%のn-ブタノールを体積比2:15で混合して抽出剤を得た。
【0050】
(2)トリュフ及びツボクサを抽出剤と質量比1:20でそれぞれ混合した後に1h抽出し、0.45μmの微細ろ過膜でろ過し、ろ液はトリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスであった。
【0051】
(3)55℃の環境で、トリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスをトリステアリン酸グリセリルと質量比30:2でそれぞれ混合し、150r/minで10min撹拌し、pHが中性になるまで調節し、105℃で20s滅菌し、トリュフエキス及びツボクサエキスを得た。
【0052】
(4)65℃の条件で、水60部、キサンタンガム0.1部を混合し、200r/minで15min撹拌し、材料1を得た。
【0053】
(5)前記材料1を35℃に冷却し、1,3-ブチレングリコール1部、パンテノール0.2部、トレハロース1部、ナイアシンアミド2部、ハチミツ8部、ヒアルロン酸ナトリウム0.1部及びグリセリン2部を加え、200r/minで15min撹拌し、材料2を得た。
【0054】
(6)前記材料2を常温に冷却し、マンニトール2部、ASAHIコラーゲン2部、バイオ多糖ガム0.02部、エルゴチオネイン0.4部、トリュフエキス0.4部、ツボクサエキス0.4部、乳酸桿菌培養溶解質1部、組織組み換えコラーゲンペプチド0.4部、プルラン0.4部を加え、1000r/minで3min均質化し、固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスを得た。
【0055】
(7)使用時、まず前記固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスをマスク基布に塗布し、固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングマスクを得て、更にスキンケアプロセスを実行した。
【実施例0056】
固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスの調製方法であって、ステップは以下の通りである。
【0057】
(1)体積濃度50%のプロピレングリコールと体積濃度50%のn-ブタノールを体積比6:19で混合して抽出剤を得た。
【0058】
(2)トリュフ及びツボクサを抽出剤と質量比1:30でそれぞれ混合した後に3h抽出し、0.45μmの微細ろ過膜でろ過し、ろ液はトリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスであった。
【0059】
(3)60℃の環境で、トリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスをトリステアリン酸グリセリルと質量比40:4でそれぞれ混合し、250r/minで20min撹拌し、pHが中性になるまで調節し、106℃で22s滅菌し、トリュフエキス及びツボクサエキスを得た。
【0060】
(4)75℃の条件で、水80部、キサンタンガム0.3部を混合し、300r/minで25min撹拌し、材料1を得た。
【0061】
(5)前記材料1を40℃に冷却し、1,3-ブチレングリコール3部、パンテノール0.4部、トレハロース3部、ナイアシンアミド4部、ハチミツ5部、ヒアルロン酸ナトリウム0.3部及びグリセリン4部を加え、300r/minで25min撹拌し、材料2を得た。
【0062】
(6)前記材料2を常温に冷却し、マンニトール4部、ASAHIコラーゲン8部、バイオ多糖ガム0.04部、エルゴチオネイン0.6部、トリュフエキス0.6部、ツボクサエキス0.6部、乳酸桿菌培養溶解質3部、組織組み換えコラーゲンペプチド0.6部、プルラン0.6部を加え、2000r/minで7min均質化し、固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスを得た。
【0063】
(7)使用時、まず前記固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスをマスク基布に塗布し、固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングマスクを得て、更にスキンケアプロセスを実行した。
【実施例0064】
固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスの調製方法であって、ステップは以下の通りである。
【0065】
(1)体積濃度45%のプロピレングリコールと体積濃度45%のn-ブタノールを体積比4:17で混合して抽出剤を得た。
【0066】
(2)トリュフ及びツボクサを抽出剤と質量比1:25でそれぞれ混合した後に2h抽出し、0.45μmの微細ろ過膜でろ過し、ろ液はトリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスであった。
【0067】
(3)57℃の環境で、トリュフ粗エキス及びツボクサ粗エキスをトリステアリン酸グリセリルと質量比35:3でそれぞれ混合し、200r/minで15min撹拌し、pHが中性になるまで調節し、105℃で20s滅菌し、トリュフエキス及びツボクサエキスを得た。
【0068】
(4)70℃の条件で、水70部、キサンタンガム0.2部を混合し、250r/minで20min撹拌し、材料1を得た。
【0069】
(5)前記材料1を37℃に冷却し、1,3-ブチレングリコール2部、パンテノール0.3部、トレハロース2部、ナイアシンアミド3部、ハチミツ4部、ヒアルロン酸ナトリウム0.2部及びグリセリン3部を加え、250r/minで20min撹拌し、材料2を得た。
【0070】
(6)前記材料2を常温に冷却し、マンニトール3部、ASAHIコラーゲン5部、バイオ多糖ガム0.03部、エルゴチオネイン0.5部、トリュフエキス0.5部、ツボクサエキス0.5部、乳酸桿菌培養溶解質2部、組織組み換えコラーゲンペプチド0.5部、プルラン0.5部を加え、1500r/minで5min均質化し、固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスを得た。
【0071】
(7)使用時、まず前記固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングエッセンスをマスク基布に塗布し、固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングマスクを得て、更にスキンケアプロセスを実行した。
【0072】
実験例1
1、試験対象:
女性ボランティア140人が選ばれ、平均して各群20人ずつ7群に分けられた。年齢範囲は30~40歳であった。
【0073】
2、使用方法:
ボランティアは顔を清潔した後、対応する製品を1日1回使用した。それぞれ10日目と20日目に試験を実行した。
【0074】
3、試験機器:
VISIA-CR(顔皮膚画像分析装置)でボランティアの肌質の変化を測定し、当該機器は、しわの深さと長さの減少程度を評価することができ、その試験結果の平均値を表1に示す。
【0075】
皮膚テスター(Derma-Expert MC760)でボランティアの両頬の皮膚弾力性を試験し、その試験結果の平均値を表2に示す。
【0076】
4、実験の群分け
実施例3の方法で得られた製品を実験群とする。
【0077】
対照群1:他の方法は実施例3と同じであるが、唯一の区別は、トリュフエキス及びツボクサエキスが添加されていないことである。
【0078】
対照群2:他の方法は実施例3と同じであるが、唯一の区別は、トリュフエキスを市販されているトリュフエキス(上海雅黛生物科技有限公司)及びツボクサエキス(上海卓鼎生物)で置き換えることである。
【0079】
対照群3:他の方法は実施例3と同じであるが、唯一の区別は、トリュフエキスが添加されていないことである。
【0080】
対照群4:他の方法は実施例3と同じであるが、唯一の区別は、組織組み換えコラーゲンペプチドが添加されていないことである。
【0081】
対照群5:他の方法は実施例3と同じであるが、唯一の区別は、エルゴチオネインが添加されていないことである。
【0082】
実験群及び対照群1~対照群5の使用方法は、顔を清潔した後、固体から液体へ変換可能なASAHIコラーゲンキング引き締め&アンチエイジングマスクを顔に塗布し、マスク基布を取り除き、エッセンスが顔に「コロイドマスク」を形成し、更に10min待った後、顔の「コロイドマスク」が消えると、エッセンスが皮膚に完全に吸収され、スキンケアプロセスが完了したことを示す。
【0083】
従来技術群:POLAアンチエイジングエッセンス(説明書の方法に従って使用する)。
【0084】
【表1】
【0085】
【表2】
【0086】
表1及び表2に記載される内容から分かるように、本発明により提供される固体から液体へ変換する美容液該当製品は、優れたアンチエイジング効果を有し、皮膚表面しわの減少量、平均しわ体積の減少量及び皮膚弾力性値の増加量は、従来技術の製品の使用効果と相当する。
【0087】
対照群のデータから分かるように、本発明の方法により調製されたトリュフエキス及びツボクサエキスも、優れたアンチエイジング効果を有し、添加しない場合、製品の使用効果に顕著な影響を与える。組織組み換えコラーゲンペプチド及びエルゴチオネインが使用されているか否かも、製品の効果に顕著な影響を与える。
【0088】
以上の記述は、本発明の好ましい実施形態に過ぎず、当業者にとって、本発明の原理から逸脱することなく、幾つかの改良および修正を行うこともできることを指摘すべきであり、これらの改良および修正も本発明の請求範囲とみなされるべきである。