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特開2025-27734経営学習支援装置、システム、方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025027734
(43)【公開日】2025-02-28
(54)【発明の名称】経営学習支援装置、システム、方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G09B 5/02 20060101AFI20250220BHJP
   G06Q 50/20 20120101ALI20250220BHJP
   G06Q 10/0637 20230101ALI20250220BHJP
   G09B 9/00 20060101ALI20250220BHJP
   G09B 19/00 20060101ALI20250220BHJP
【FI】
G09B5/02
G06Q50/20
G06Q10/0637
G09B9/00 Z
G09B19/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023132808
(22)【出願日】2023-08-17
(71)【出願人】
【識別番号】523025791
【氏名又は名称】North Star Metric株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134706
【弁理士】
【氏名又は名称】中山 俊彦
(72)【発明者】
【氏名】太場 次一
(72)【発明者】
【氏名】平野 広大
(72)【発明者】
【氏名】藤田 大輝
【テーマコード(参考)】
2C028
5L010
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
2C028AA10
2C028BB01
2C028BC01
2C028BC05
5L010AA01
5L049AA01
5L049CC34
5L050CC34
(57)【要約】
【課題】経営計画の策定スキルを短期間で容易に習得させる経営学習支援装置、経営学習支援システム、経営学習支援方法、及び経営学習支援プログラムを提供する
【解決手段】経営学習支援装置18は、記憶部31、変動要素算出部32、表示制御部33を有する。記憶部31は、経営計画の複数の計画要素と、経営の損益計画を変動させる変動要素とを関連付けて記憶する。変動要素算出部32は、複数の計画要素の各々に関する回答を取得し、取得した回答に基づいて、変動要素の値を算出する。表示制御部33は、複数の計画要素と、これらの計画要素に関する回答欄とを表示する第1画像部と、計画要素に関連付けられた変動要素と、計画要素に関する回答に応じた変動要素の算出値とを示す第2画像部とを有する画像を生徒端末14に表示させる。

【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
経営計画の複数の計画要素と、経営の損益計画を変動させる変動要素とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記複数の計画要素の各々に関する回答を取得し、取得した前記回答に基づいて、前記変動要素の値を算出する変動要素算出部と、
前記複数の計画要素と、これらの計画要素に関する回答欄とを表示する第1画像部と、前記計画要素に関連付けられた前記変動要素と、前記計画要素に関する前記回答に応じた前記変動要素の算出値とを示す第2画像部とを有する画像を生徒側端末に表示させる表示制御部と
を備える経営学習支援装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記複数の計画要素を分割して複数のステップとして構成された前記ステップ毎に、各ステップに対応する前記計画要素と当該計画要素に関する回答欄とを表示する前記第1画像部と、前記各ステップに対応する前記計画要素に関連付けられた前記変動要素と前記算出値とを示す前記第2画像部とを有する前記画像を前記生徒側端末に表示させる請求項1に記載の経営学習支援装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記複数の計画要素の各々に関するすべての回答を取得したときに、取得した前記すべての回答に基づいて、前記変動要素の値を算出して、損益計算書、投資計画書、資金繰計画表及び、生産及び販売計画書のいずれか一つを有する経営計画結果画像を前記生徒側端末にさらに表示させる請求項1または2に記載の経営学習支援装置。
【請求項4】
前記変動要素算出部は、講師側端末から前記計画要素についての変動因子を取得して、前記変動要素及び前記損益計画を決定する請求項1または2に記載の経営学習支援装置。
【請求項5】
経営計画の複数の計画要素と、経営の損益計画を変動させる変動要素とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記複数の計画要素の各々に関する回答を取得し、取得した前記回答に基づいて、前記変動要素の値を算出する変動要素算出部と、
前記複数の計画要素と、これらの計画要素に関する回答欄とを表示する第1画像部と、前記計画要素に関連付けられた前記変動要素と、前記計画要素に関する前記回答に応じた前記変動要素の算出値とを示す第2画像部とを有する画像を生徒側端末に表示させる表示制御部と
を有する経営学習支援装置と、
前記複数の計画要素と、前記変動要素とが入力され、前記記憶部に対して前記複数の計画要素と前記変動要素との登録要求を送信する講師側端末と、
前記回答欄が表示され、前記回答が入力され、前記第1画像部と前記第2画像部とが表示される生徒側端末と
を備える経営学習支援システム。
【請求項6】
経営計画の複数の計画要素と、経営の損益計画を変動させる変動要素とを関連付けて記憶する記憶ステップと、
前記複数の計画要素の各々に関する回答を取得し、取得した前記回答に基づいて、前記変動要素の値を算出する変動要素算出ステップと、
前記複数の計画要素と、これらの計画要素に関する回答欄とを表示する第1画像部と、前記計画要素に関連付けられた前記変動要素と、前記計画要素に関する前記回答に応じた前記変動要素の算出値とを示す第2画像部とを有する画像を生徒側端末に表示させる表示制御ステップと
を有する経営学習支援方法。
【請求項7】
経営計画の複数の計画要素と、経営の損益計画を変動させる変動要素とを関連付けて記憶する記憶ステップと、
前記複数の計画要素の各々に関する回答を取得し、取得した前記回答に基づいて、前記変動要素の値を算出する変動要素算出ステップと、
前記複数の計画要素と、これらの計画要素に関する回答欄とを表示する第1画像部と、前記計画要素に関連付けられた前記変動要素と、前記計画要素に関する前記回答に応じた前記変動要素の算出値とを示す第2画像部とを有する画像を生徒側端末に表示させる表示制御ステップと
をコンピュータに実行させる経営学習支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、経営学習支援装置、経営学習支援システム、経営学習支援方法、及び経営学習支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
経営計画の策定を支援する支援システムの普及が年々進んでおり、事業の中長期計画に従った損益計算書等の具体的な財務諸表を作成する経営管理支援システムが特許文献1に記載されている。この経営管理支援システムは、損益計算書記憶部と、条件設定部と、シミュレーション部とを備える。損益計算書記憶部は、各項目が、数値が入力される入力項目と、入力項目に入力された数値に従って算出される計算項目とに定義された損益計算書を記憶する。条件設定部は、入力項目に入力される数値の数値範囲を設定する。シミュレーション部は、入力項目の数値範囲に従って、計算項目を演算し、中長期計画に含まれる年度の損益計算をする。
【0003】
経営計画の策定は、事業経営上の知識や収支管理のバランスなど、多くの知識が要求される。しかし、事業経営は1年間の事業年度が基本であり、例えば、事業経営を志す生徒(学生)が実際に事業経営を行うまでに、経営計画を策定する試行回数には限界がある。さらに、事業内容によって、人員計画、管理費、資金調達などの条件が相違し、そうした相違に応じた経営計画の策定が要求されるので、1年1事業年度単位という事業サイクルの下での経営計画の策定スキルの習得は非常に困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2016-134053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載される経営管理支援システムは、企業の中長期計画をシミュレーションできるが、経営計画の策定スキルを習得させることは難しい。
【0006】
そこで、本発明は、経営計画の策定スキルを短期間で容易に習得させる経営学習支援装置、経営学習支援システム、経営学習支援方法、及び経営学習支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の経営学習支援装置は、記憶部と、変動要素算出部と、表示制御部とを備える。記憶部は、経営計画の複数の計画要素と、経営の損益計画を変動させる変動要素とを関連付けて記憶する。変動要素算出部は、複数の計画要素の各々に関する回答を取得し、取得した回答に基づいて、変動要素の値を算出する。表示制御部は、複数の計画要素と、これらの計画要素に関する回答欄とを表示する第1画像部と、計画要素に関連付けられた変動要素と、計画要素に関する回答に応じた変動要素の算出値とを示す第2画像部とを有する画像を生徒側端末に表示させる。
【0008】
表示制御部は、複数の計画要素を分割して複数のステップとして構成されたステップ毎に、各ステップに対応する計画要素と当該計画要素に関する回答欄とを表示する第1画像部と、各ステップに対応する計画要素に関連付けられた変動要素と算出値とを示す第2画像部とを有する画像を生徒側端末に表示させることが好ましい。
【0009】
表示制御部は、複数の計画要素の各々に関するすべての回答を取得したときに、取得したすべての回答に基づいて、変動要素の値を算出して、損益計算書、投資計画書、資金繰計画表及び、生産及び販売計画書のいずれか一つを有する経営計画結果画像を生徒側端末にさらに表示させることが好ましい。
【0010】
変動要素算出部は、講師側端末から計画要素についての変動因子を取得して、変動要素及び損益計画を決定することが好ましい。
【0011】
本発明の経営学習支援システムは、経営学習支援装置と、講師側端末と、生徒側端末とを備える。経営学習支援装置は、記憶部と、変動要素算出部と、表示制御部とを有する。記憶部は、経営計画の複数の計画要素と、経営の損益計画を変動させる変動要素とを関連付けて記憶する。変動要素算出部は、複数の計画要素の各々に関する回答を取得し、取得した回答に基づいて、変動要素の値を算出する。表示制御部は、複数の計画要素と、これらの計画要素に関する回答欄とを表示する第1画像部と、計画要素に関連付けられた変動要素と、計画要素に関する回答に応じた変動要素の算出値とを示す第2画像部とを有する画像を生徒側端末に表示させる。講師側端末は、複数の計画要素と、変動要素とが入力され、記憶部に対して複数の計画要素と変動要素との登録要求を送信する。生徒側端末は、回答欄が表示され、回答が入力され、第1画像部と第2画像部とが表示される。
【0012】
本発明の経営学習支援方法は、記憶ステップと、変動要素算出ステップと、表示制御ステップとを有する。記憶ステップは、経営計画の複数の計画要素と、経営の損益計画を変動させる変動要素とを関連付けて記憶する。変動要素算出ステップは、複数の計画要素の各々に関する回答を取得し、取得した回答に基づいて、変動要素の値を算出する。表示制御ステップは、複数の計画要素と、これらの計画要素に関する回答欄とを表示する第1画像部と、計画要素に関連付けられた変動要素と、計画要素に関する回答に応じた変動要素の算出値とを示す第2画像部とを有する画像を生徒側端末に表示させる。
【0013】
本発明の経営学習支援プログラムは、上記の各ステップをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、経営計画の策定スキルの短期間での習得を容易にさせる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施形態である経営学習支援システムの説明図である。
図2】経営学習支援システムの機能ブロック図である。
図3】テンプレートの作成を開始する際に表示される画像の一例を示す概略図である。
図4】業務命令書を作成するテンプレート画像の一例を示す概略図である。
図5】設問設定(1)が入力されるテンプレート画像の一例を示す概略図である。
図6】収量試算設定が入力されるテンプレート画像の一例を示す概略図である。
図7】等級試算設定が入力されるテンプレート画像の一例を示す概略図である。
図8】労働時間試算設定が入力されるテンプレート画像の一例を示す概略図である。
図9】達成目標設定が入力されるテンプレート画像の一例を示す概略図である。
図10】研修が登録されるテンプレート画像の一例を示す概略図である。
図11】方針の問題を示す画像の一例を示す概略図である。
図12】初期投資の問題を示す画像の一例を示す概略図である。
図13】雇用計画の問題を示す画像の一例を示す概略図である。
図14】損益計算書のシミュレーション結果を示す画像の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1に示す経営学習支援システム(以下、単に「支援システム」と称する)10は、本発明の一実施形態であり、経営計画の策定スキル(技術)の習得を支援するためのものである。支援システム10は、経営計画の策定スキルの習得を図る生徒に使用される。支援システム10は、生徒に加えて、講師と事業者との少なくとも一方に使用されてもよく、本例でも生徒、講師、事業者のいずれもが使用するように構成されている。講師は、経営計画の策定について生徒を教育する。事業者は、実際(現実)に事業経営を行い、経営計画の計画要素と、経営の損益計画を変動させる変動要素との少なくともいずれか一方を実データとして提供する。事業者は、財務面で成功実績のある有能な事業者である。事業者が、生徒として、自身の過去の実績と経営計画とを対比して支援システム10を用いて学習してもよい。優れた事業者は、優れた経営計画スキル及び事業経営スキルをもつが、それらのスキル及び知見は属人化しやすい。本例では、上記の通り有能な事業者からの実データの提供により、有能な事業者のスキルを生徒が把握ないし習得することができるようにしてある。
【0017】
支援システム10は、講師に使用される講師端末12と、生徒に使用される生徒端末14A,14B,14C,・・・と、事業者に使用される事業者端末16A,16B,・・・と、経営学習支援装置(以下、単に「支援装置」と称する)18とを備える。講師端末12と、生徒端末14A,14B,14C,・・・と、事業者端末16A,16B,・・・と、支援装置18とは、通信ネットワーク19を介して接続し、通信することができるようになっている。なお、以降の説明において、生徒端末14A,14B,14C,・・・を区別しない場合には生徒端末14と記載し、事業者端末16A,16B,・・・を区別しない場合には事業者端末16と記載する。なお、支援システム10は事業者端末16を必ずしも備えなくてよいが、本例のように備える方が好ましい。
【0018】
講師端末12は、講師に使用される端末装置であり、生徒及び事業者の管理、生徒端末14に送られる送信データの管理、事業者端末16に送られる送信データの管理、後述の研修データの管理などの各種管理を行う管理端末として機能する。支援システム10は生徒及び事業者が増減可能であり、生徒及び事業者の管理とは、例えば、生徒及び事業者の登録及び削除、生徒の分類(グルーピング)、事業者の分類(グルーピング)などである。生徒端末14に送られる送信データの管理とは、例えば、経営計画に関して生徒に回答させる各種問題の作成(編集を含む)、削除、各種問題の有効期間などの送信(配信)条件の設定等である。事業者端末16に送られる送信データの管理とは、事業者に入力させる各種データの種類の設定等である。
【0019】
講師端末12は、パーソナルコンピュータである。しかし、講師端末12はパーソナルコンピュータに限られず、タブレット端末、スマートフォンなど公知のものを用いることができる。講師端末12の数は少なくともひとつであればよく、複数でもよい。例えば講師が複数である場合には、講師端末12を複数とするなど、講師端末12の数は任意である。生徒端末14と事業者端末16、及びこれらの各数についても同様である。
【0020】
生徒端末14は、生徒に使用される端末装置である。生徒端末14は、例えば、経営計画の少なくとも雇用計画、管理経費、資金調達に関する出題要求、出題された問題に対する回答等の入力操作がなされる。生徒端末14は、さらに、例えば、回答に対する評価結果を確認するための当該評価結果を表示する。
【0021】
事業者端末16は、事業者に使用される端末装置である。事業者端末16は、例えば、前述の実データの入力操作などがなされる。
【0022】
支援装置18は、コンピュータで構成され、本発明の経営学習支援装置の一例である。支援装置18は、講師端末12、生徒端末14、事業者端末16での入力操作に応じた各種処理を行う。例えば、講師端末12でのログイン操作に応答して、支援装置18は、上記の各種管理のための入力操作を行う画像を当該講師端末12に送信する。そして、講師端末12での入力操作によって生徒が回答する問題が作成されて登録要求がなされた場合には、当該問題を記憶する。その後、支援装置18は、生徒端末14におけるログイン操作及び出題要求に応答して、生徒端末14に送信すべき問題を示す画像を送信する。生徒端末14での入力操作により回答が入力された場合には、支援装置18は、回答に基づく経営計画のシミュレーションをする、あるいは、回答の評価を行うなど、回答に関する処理を行い、処理結果を記憶するとともに当該処理結果を示す画像を生徒端末14等に送信する。また、支援装置18は、事業者端末16から取得した上記実データの記憶、記憶した実データに基づいたシミュレーションの実行などを行う。
【0023】
図2に示すように、経営学習支援システム10の講師端末12、生徒端末14、事業者端末16は、それぞれ、入力部21、表示部22、処理制御部23を備える。入力部21は、入力操作を行うためものであり、キーボード、タッチパネルディスプレイ、マウスなど、公知の入力機器を用いることができる。表示部22は、画像を表示するためのものであり、液晶ディスプレイなどの公知のディスプレイを用いることができる。処理制御部23は、入力部21及び表示部22を統括的に制御するとともに、入力部21及び支援装置18からの入力に応じた各種処理を行う。
【0024】
支援装置18は、記憶部31と、変動要素算出部32と、表示制御部33とを備える。表示制御部33は、第1画像部41(図11参照)と、第2画像部42(図11参照)とを有する画像を生徒端末14に表示させる。支援装置18は、さらにテンプレート記憶部50と、メンバ記憶部51とを備えることが好ましく、本例でもそのようにしている。記憶部31と、テンプレート記憶部50と、メンバ記憶部51とはデータベースDBを構成している。
【0025】
メンバ記憶部51は、支援システム10を使用するメンバのメンバ情報を記憶する。メンバ情報は、少なくとも、メンバ名と、講師、生徒、事業者のいずれであるかを示すメンバ分類、ログイン情報を含む。メンバ記憶部51は、講師端末12の入力部21におけるメンバ情報とメンバ情報の登録(削除、編集を含む)要求との入力操作によりメンバ情報を記憶する。
【0026】
記憶部31は、仮想の事業あるいは現実に存在する事業の経営計画の複数の計画要素と、経営の損益計画を変動させる変動要素とを関連付けて記憶する。当該計画要素に関する出題は、経営計画の策定スキルを短期間で容易に習得させるためのものである。
【0027】
経営計画の複数の計画要素としては、例えば、方針、初期投資、年間費用、雇用計画、販売計画、管理経費、規模拡大、資金調達などがある。
【0028】
本例では、キュウリの促成栽培を行う経営計画の策定スキルの習得を図る。経営の損益計画を変動させる変動要素としては、例えば、計画要素のうち初期投資と関連付けられたものとして、土地及び施設、機械、モニタリング装置、環境制御装置などがある。計画要素のうち雇用計画と関連付けられたものとして、月別工数(時間)などがある。計画要素のうち販売計画に関連付けられたものとして、売上、販促活動費、梱包材料費、物流及び輸送費、その他経費などがある。計画要素のうち管理経費に関連付けられたものとして、福利厚生、教育費、その他販売費などがある。計画要素のうち規模拡大に関連付けられたものとして、損益計算書、年度ごとの規模拡大、規模拡大に必要とする投資額などがある。計画要素のうち資金調達に関連付けられたものとして、資金繰計画表、資金調達、銀行からの借入情報、銀行からの新規借入金などがある。
【0029】
記憶部31は、複数の計画要素に加えて、経営計画の前提条件として、事業の背景及び概要と、事業経営の条件と、達成目標の説明との少なくともいずれかを記憶してもよい。当該前提条件は、講師が生徒に経営計画をより現実的に把握させ、生徒の経営計画の策定スキルをより短期間で効果的に習得させるためのものであり、講師端末12での入力操作により生成され、記憶部31に記憶される。事業の背景及び概要とは、事業を行う主体の沿革や事業の目的などであり、事業経営の条件とは、事業の持続可能性、安定性、規模拡大性などであり、達成目標の説明とは、単年黒字化、営業利益の数値、累計利益の金額や営業利益率、損益分岐点の達成、一定の事業規模(売上、人員数など)などの達成目標の説明のことである。本例の記憶部31は、事業の背景及び概要と事業経営の条件と達成目標の説明とのすべてを記憶している。上記の複数の計画要素、事業の背景及び概要、事業経営の条件及び達成目標の説明は、講師端末12において作成され、講師端末12からの問題の登録要求に応答して記憶部31に記憶される。
【0030】
変動要素算出部32は、記憶部31に記憶された複数の計画要素の各々に関する生徒端末14からの回答を取得し、取得した回答に基づいて、変動要素の値をシミュレーション(算出)する。シミュレーションは、回答欄に入力された回答や、記憶部31に記憶された条件に従って算出項目の値を算出し、変動要素の値を算出する。変動要素算出部32は、回答の入力に応答して、予めプログラムされているシミュレーションプログラムによって、入力された回答に基づき、変動要素の値を複数の計画要素毎にシミュレーションし、シミュレーションした結果を回答シミュレーション結果として、表示制御部33に出力する。
【0031】
表示制御部33は、生徒端末14からの出題要求を取得した場合に、この取得に応答して、複数の計画要素と、これらの計画要素に関する回答欄を表示する出題画像(第1画像部41)を生成して生徒端末14に送信する。表示制御部33は、変動要素算出部32から回答シミュレーション結果が入力された場合に、回答シミュレーション結果を示すシミュレーション画像(第2画像部42)を生成して生徒端末14に送信する。以上のように、表示制御部33は、取得した種々の情報に基づいて、講師端末12、生徒端末14、事業者端末16の各表示部22に表示させる画像を生成して送信する。
【0032】
表示制御部33は、複数の計画要素を分割して複数のステップとして構成されたステップ毎に、各ステップに対応する計画要素と、当該計画要素に関する回答欄とを表示する第1画像部41を有する画像を生徒端末14に表示させると共に、各ステップに対応する計画要素に関連付けられた変動要素と、当該ステップにおける計画要素に関する回答に応じた変動要素の算出値とを示す第2画像部42とを有する画像を生徒端末14に表示させることが好ましい。本例では、このように表示させている。複数の計画要素を複数のステップに分割して生徒に回答させるのは、生徒に事業経営にあたっての思考能力を養わせるためである。また、当該ステップ毎にシミュレーション画像(第2画像部42)を表示させるのは、生徒がステップ毎に各回答シミュレーション結果を確認しながら計画要素に関する自身の回答を振り返り、第1画像部41に表示される回答欄に修正した回答を再入力しながら変動要素算出部32及び表示制御部33により再生成された回答シミュレーション結果を確認できるようにして、生徒により効果的に経営計画の策定スキルを習得させるためである。
【0033】
表示制御部33は、複数の計画要素の各々に関するすべての回答を取得したときに、取得したすべての回答に基づいて、変動要素の値を算出して、損益計算書、投資計画書、資金繰計画表、及び、生産及び販売計画書のいずれか一つを有する経営計画結果画像を生徒端末14にさらに表示させることが好ましい。本例では、損益計算書、投資計画書、資金繰計画表、及び、生産及び販売計画書のすべての経営計画結果画像を、シミュレーションして生徒端末14に表示させている。このように、多面的に経営計画の回答シミュレーション結果を確認することで、生徒がより効果的に経営計画の策定スキルを習得することができる。
【0034】
変動要素算出部32は、講師端末12から計画要素についての変動因子を取得して、変動要素及び損益計画を決定することが好ましい。本例でも、講師端末12から計画要素についての変動因子を取得して、変動要素及び損益計画を決定している。
【0035】
テンプレート記憶部50は、メンバ情報を生成するためのメンバ登録テンプレートと、各々の計画要素に関する問題をそれぞれ生成するための問題テンプレートと、学習の目的やカリキュラムに合わせて問題テンプレートを設定し、問題テンプレートと紐づけて問題テンプレートをそれぞれ生成するためのベーステンプレートとを記憶する。ベーステンプレートは、学習の目的やカリキュラムに合わせて各々の内容に切り替えて使い分けることができる。例えば、農業経営、工場経営、飲食店経営などの異なるベーステンプレートを作成し、当該ベーステンプレートに紐づいた問題テンプレートを作成して、異なる業界業種の経営計画の策定スキルを習得させることができる。本例では、農業経営を目的としている。特に、キュウリの促成栽培を行う経営計画の策定スキルの習得を図る。
【0036】
本発明の経営学習支援方法は、記憶ステップと、変動要素算出ステップと、表示制御ステップとを有する。記憶ステップは、経営計画の複数の計画要素と、経営の損益計画を変動させる変動要素とを関連付けて記憶する。変動要素算出ステップは、複数の計画要素の各々に関する回答を取得し、取得した回答に基づいて、変動要素の値を算出する。表示制御ステップは、複数の計画要素と、これらの計画要素に関する回答欄とを表示する第1画像部41と、計画要素に関連付けられた変動要素と、計画要素に関する回答に応じた変動要素の算出値とを示す第2画像部42とを有する画像を生徒端末14に表示させる。第1画像部41と、シミュレーション画像(第2画像部42)とを有する画像を生徒端末14に表示させるのは、生徒が各回答シミュレーション結果を確認しながら計画要素に関する自身の回答を振り返り、第1画像部41に表示される回答欄に修正した回答を再入力しながら変動要素算出ステップにより再生成された回答シミュレーション結果を確認できるようにして、生徒により効果的に経営計画の策定スキルを習得させるためである。
【0037】
本発明の経営学習支援プログラムは、記憶ステップと、変動要素算出ステップと、表示制御ステップとをコンピュータに実行させる。記憶ステップは、経営計画の複数の計画要素と、経営の損益計画を変動させる変動要素とを関連付けて記憶する。変動要素算出ステップは、複数の計画要素の各々に関する回答を取得し、取得した回答に基づいて、変動要素の値を算出する。表示制御ステップは、複数の計画要素と、これらの計画要素に関する回答欄とを表示する第1画像部41と、計画要素に関連付けられた変動要素と、計画要素に関する回答に応じた変動要素の算出値とを示す第2画像部42とを有する画像を生徒端末14に表示させる。第1画像部41と、シミュレーション画像(第2画像部42)とを有する画像を生徒端末14に表示させるのは、生徒が各回答シミュレーション結果を確認しながら計画要素に関する自身の回答を振り返り、第1画像部41に表示される回答欄に修正した回答を再入力しながら変動要素算出ステップにより再生成された回答シミュレーション結果を確認できるようにして、生徒により効果的に経営計画の策定スキルを習得させるためである。
【0038】
上記構成の作用を説明する。講師端末12から支援装置18に講師のログイン情報が入力されると、各種のメニューを示すメニュー画像が表示制御部33から講師端末12に送信され、講師端末12の表示部22に表示される。生徒または事業者を登録する場合には、講師端末12からメンバ登録テンプレートを要求するテンプレート要求が支援装置18に入力されて、テンプレート記憶部50のメンバ登録テンプレートが講師端末12に送信される。講師端末12において、メンバ登録テンプレートへの入力操作によってメンバ情報が生成され、講師端末12からメンバ情報の登録要求がなされると、支援装置18のメンバ記憶部51にメンバ情報が記憶される。
【0039】
講師が方針、初期投資、年間費用、雇用計画、販売計画、管理経費、規模拡大、資金調達のいずれかの問題を作成する場合には、講師端末12から、問題テンプレートを要求するテンプレート要求が支援装置18に入力されて、テンプレート作成を開始するための開始画像が支援装置18から講師端末12に送信されて表示される。図3に示すように、開始画像G1は、例えば、既に記憶部31に記憶されている問題を一覧表示するテンプレート一覧画像部G1aと、目的とするテンプレートの表示要求をするためのボタンB1aと、仮登録されている問題の表示要求をするためのボタンB1bなどを有する。ボタンB1aの選択操作がなされると、一例として、目的とする種別を指定するための画像(図示無し)が表示され、種別の選択操作に応答して当該種別の問題テンプレートが表示される。
【0040】
問題テンプレートを示すテンプレート画像G2は、図4に示すように、ベーステンプレートが入力される入力欄G2aと、事業の背景及び概要、事業経営の条件、達成目標の説明などの前提条件(業務命令書)が入力される入力欄G2bとを有する。図4においては、ベーステンプレートは、講師端末12での入力操作により、プルダウン方式による選択入力としている。業務命令書は、この例ではテキスト入力としているが、講師端末12での入力操作により、プルダウン方式による選択入力としてもよい。
【0041】
方針、初期投資、年間費用、雇用計画、販売計画、管理経費、規模拡大、資金調達のそれぞれ問題は、習得すべき業界業種により取捨選択され、また生徒のスキルの習得度合によっても異なる順序で設定される。本例では、農業経営の経営計画の習得を教育の目的としており、方針、初期投資、年間費用、雇用計画、販売計画、管理経費、規模拡大、資金調達の順に設定されている。テンプレート画像G2には、前提条件のうちの事業の背景及び概要と、事業経営の条件の「業務命令書」の設定ステップがSTEP1、会社情報及び方針、施設及び初期投資、並びに人員設定の設定ステップが「設問設定(1)」のSTEP2、販売及び販売促進、諸経費及び福利厚生費、2年目以降の計画、並びに資金調達の設定ステップが「設問設定(2)」のSTEP3、等級別収量推移の設定ステップが「収量試算設定ステップ」のSTEP4と「等級試算設定ステップ」のSTEP5、人員設定の「労働時間試算設定」のSTEP6、前提条件のうちの達成目標の設定ステップが「達成目標設定」のSTEP7として、帯状のステップ画像部G2cに示されている。さらに、表示中のテンプレートが対応するステップの背景と、対応しないステップとの背景とが区別して表示されている。これにより、表示されているテンプレートがいずれのステップのテンプレートかが講師に瞬時に把握される。
【0042】
図5において、設問設定(1)の問題テンプレート画像G3は、ステップ画像部G2cと、方針、初期投資、年間費用の大項目及び中項目の内容が入力される入力部G3aと、方針、初期投資、年間費用の詳細設定の内容が入力される入力部G3bとを有する。入力部G3a及び入力部G3bは、プルダウン方式による選択入力と、ラジオボタン方式による選択入力と、テキスト入力とのいずれでもよく、本例では、これらを併用し、回答の選択肢については同様としている。入力部G3aで大項目または中項目のうちのいずれかを選択すると、大項目または中項目に対応する詳細設定をするための入力部G3bが表示される。入力部G3bでは、フィールド名の変更、ラジオボタンの項目の選択肢の増減、ラジオボタンの項目の順序の並び替えなどを行うことができる。設問設定(2)の問題テンプレート画像(図示無し)も、設問設定(1)の問題テンプレート画像G3と同様にステップ画像部G2bと、販売及び販売促進、諸経費及び福利厚生費、2年目以降の計画、並びに資金調達の大項目及び中項目の内容が入力される入力部(図示無し)と、これらの詳細設定の内容が入力される入力部(図示無し)とを有する。入力方法も設問設定(1)と同様である。
【0043】
図6において、収量試算設定の問題テンプレート画像G4は、ステップ画像部G2cと、月別の基本収量の試算設定が入力される入力部G4aと、投資項目別の収量の重み付け設定が入力される入力部G4bとを有する。入力部G4aは、テキスト入力としているが、入力する項目に応じてプルダウン方式を併用してもよい。入力部G4aは、例えば、面積(a)あたり大単位時間としての「1月」、「2月」、「3月」・・・等の月ごとに、基本収量(t/10a)が入力される。入力部G4bは、例えば設問設定(1)で入力された初期投資に基づく投資項目が導入された場合の等級の収量の増加率(%)が入力される。
【0044】
図7において、等級試算設定の問題テンプレート画像G5は、ステップ画像部G2cと、月別の等級の配分設定が入力される入力部G5aと、投資項目別の等級の重み付け設定が入力される入力部G5bとを有する。入力部G5aは、テキスト入力としているが、入力する項目に応じてプルダウン方式を併用してもよい。入力部G5aは、例えば大単位時間としての「1月」、「2月」、「3月」・・・等の月ごとに、A品の配分(%)が入力される。その他の等級品の配分(%)は、A品と合計して100%となるように計算されて入力される。入力部G5bは、例えば(設問設定(1)で入力された初期投資に基づく)投資項目が導入された場合の等級の収量の増加率(%)が入力される。
【0045】
変動因子とは、講師が計画要素の入力項目に基づいて、変動要素及び損益計画を変動させるための因子である。本例では、初期投資(図5参照)に変動因子を設けている。初期投資に関する出題には、土地(借入れ若しくは購入)、ハウス建設場所、ハウス面積などの出題のほかに、暖房機を購入するか否か、カーテン・循環扇・かん水装置・炭酸ガス発生機などの機器・設備の導入の有無などの出題がある。これらの機器・設備の導入の有無に関する出題について、各々導入した場合に、各々の導入項目に基づき収量の増加、等級の向上、必要労働時間の低減など、変動要素が変動する。変動因子による変動要素の変動の度合については、重み付け設定(図6及び図7参照)により決定される。これらの変動要素の変動により、年間の売上や利益などの損益計画についても間接的に変動する。この変動因子を設けることで、生徒の計画要素に関する回答に応じて算出される変動要素及び損益計画の算出値は異なるものとなるため、様々な条件の下で経営教育を行い、効果的に経営計画の策定スキルを習得させることができる。変動要素算出部32(図2参照)は、講師端末12から計画要素についての変動因子を取得して、変動要素及び損益計画を決定する。本例では、初期投資を変動因子として設けているが、いずれの計画要素を変動因子としても構わない。
【0046】
図8において、労働時間試算設定の問題テンプレート画像G6は、ステップ画像部G2cと、作業工程(必要労働時間の単位(h/10aもしくはh/t))の各々に応じた年間の必要労働時間(h)と、設備投資時の年間の労働削減量(h)と、月別の必要労働時間の比率(%)とが入力される入力部G6aを有する。入力部G6aは、テキスト入力としているが、入力する項目に応じてプルダウン方式を併用してもよい。入力部G6aにおいて、月別の必要労働時間の比率(%)は、単位時間としての「1月」、「2月」、「3月」・・・等の月ごとに、年間で合計して100%となるように比率(%)が入力される。
【0047】
図9において、達成目標設定の問題テンプレート画像G7は、ステップ画像部G2cと、達成目標の設定が入力される入力部G7aとを有する。入力部G7aは、テキスト入力、チェックボックス方式及びプルダウン方式を併用してもよい。本例では、達成目標に含めるかどうかの選択肢についてはチェックボックス方式とし、達成目標の数値はテキスト入力としている。
【0048】
以上のようにして、設問設定(1)、設問設定(2)、収量試算設定、等級試算設定、労働時間試算設定及び達成目標設定のそれぞれは、講師端末12において問題テンプレートへの入力操作がなされることにより作成される。支援装置18は、講師端末12からの設問設定(1)、設問設定(2)、収量試算設定、等級試算設定、労働時間試算設定及び達成目標設定のうち少なくともいずれかの登録要求を取得すると、この取得に応答して、記憶部31に当該問題を記憶する。なお、作成中の各問題は、講師端末12の処理制御部23に備えられる記憶部(図示無し)に記憶してもよいし、講師端末12から作成中の問題の仮登録要求を支援装置18が取得する場合には、この取得に応答して支援装置18の記憶部31に仮登録として記憶してもよい。仮登録された作成中の問題は、講師端末12からの表示要求に応答して、支援装置18から講師端末12に送信され、講師端末12での編集等の入力操作を経て、作成される。
【0049】
以上のテンプレートG3~G7のうち少なくともいずれかひとつへの入力の後に、問題の登録要求が講師端末12においてなされると、入力された事項が、記憶部31に記憶される。
【0050】
本例においては、生徒が受講する研修を方針等の計画要素と関連付けて設定することができる。例えば、前述のメニュー画像から、図10に示すような、研修を設定するテンプレート画像G8を講師端末12において取得することができる。テンプレート画像G8は、「研修詳細」に、「研修名」と、当該研修の「実施期間」と、研修を担当とする「研修受講者」の入力欄が設けられている。このテンプレート画像G8と、方針等の計画要素とが、前述のテンプレートG2(図4参照)の「研修テンプレート名」の入力欄への入力により関連付けられ、記憶部31に記憶されるように、支援装置18は構成されている。
【0051】
生徒端末14からのログイン情報の取得に応答して、支援装置18の表示制御部33は、生徒端末14の表示部22に各種のメニューを示すメニュー画像が表示制御部33から生徒端末14に送信され、生徒端末14の表示部22に表示される。支援装置18の表示制御部33は、生徒端末14からの出題要求に応答して、記憶部31に記憶されている業務命令書、方針、初期投資、年間費用、雇用計画、販売計画、管理経費、規模拡大及び資金調達の問題を順次、生徒端末14に表示させる。なお、本例では、支援装置18は、生徒端末14から業務命令書の閲覧の完了通知を取得した場合には方針の問題が示される画像を生徒端末14に送信するが、取得しない場合には当該画像を送信しない。支援装置18は同様に、方針の回答の完了通知を取得した場合に限り、初期投資の問題を示す画像を生徒端末14に送信し、初期投資の回答の完了通知を取得した場合に限り、年間費用の問題を示す画像を生徒端末14に送信し、年間費用の回答の完了通知を取得した場合に限り、雇用計画の問題を示す画像を生徒端末14に送信し、雇用計画の回答の完了通知を取得した場合に限り、販売計画の問題を示す画像を生徒端末14に送信し、販売計画の回答の完了通知を取得した場合に限り、管理経費の問題を示す画像を生徒端末14に送信し、管理経費の回答の完了通知を取得した場合に限り、規模拡大の問題を示す画像を生徒端末14に送信し、規模拡大の回答の完了通知を取得した場合に限り、資金調達の問題を示す画像を生徒端末14に送信する。このように、複数の計画要素に関する問題を分割して複数のステップとして構成し、ステップ毎に生徒に問題の回答をさせることで、生徒に事業経営にあたっての思考能力を養わせることとしている。本例では、ステップ1から8に分割して8ステップの構成としているが、ステップの数はこれに限られない。
【0052】
表示制御部33は、生徒端末14から業務命令書の表示要求を取得すると、この取得に応答して、記憶部31に記憶されている業務命令書を読み出し、読み出した業務命令書を示す画像(図示無し)を生成して、生徒端末14に送信する。表示制御部33は、生徒端末14から業務命令書の閲覧の完了通知を取得した場合に、生徒端末14から方針の出題要求を取得すると、この取得に応答して、記憶部31に記憶されている問題を読み出し、方針の問題を示す画像を生成して、生徒端末14に送信する。
【0053】
図11に示すように、生徒端末14の表示部22には処理制御部23による制御の下で方針の問題を示す画像G9が表示される。図11において、方針の問題を示す画像G9は、生徒の回答中の問題がどのステップであるかを示す帯状の画像部G9aと、方針の問題毎に設けられた回答欄Cを複数示す第1画像部41と、回答欄Cへの入力結果に基づく回答シミュレーション結果を示すシミュレーション画像である第2画像部42とを有する。本例では、回答欄Cは、ラジオボタン形式の選択肢で示されているが、テキスト入力の形式でもよく、これらに限られない。第2画像部42は、問題によって回答シミュレーション結果が表示される場合とされない場合とがあり、方針の問題については、第2画像部42には回答シミュレーション結果は表示されない。方針の問題を示す画像G9には、「方針」の出題回答のSTEP1、初期投資の出題回答のSTEP2、年間費用の出題回答のSTEP3、雇用計画の出題回答のSTEP4、販売計画の出題回答のSTEP5、管理経費の出題回答のSTEP6、規模拡大の出題回答のSTEP7、資金調達の出題回答のSTEP8として、帯状のステップ画像部G9aに示されている。図11では、STEP1としての「方針」の背景に、他のステップと区別されるようにドットハッチングを付してあり、他のステップでもステップ毎に、他のステップと区別されるようにドットハッチングを付してある。方針の問題を示す画像G9はさらに、次の問題の表示要求をするためのボタンB9b、前の業務命令書の表示要求をするためのボタンB9cを有し、ボタンB9b、B9cの選択操作がなされると、一例として、表示制御部33は方針の問題を切り替え表示させる。
【0054】
すべての方針の問題に対する回答の入力操作(ラジオボタン形式の選択肢における選択操作)が完了すると、回答及び回答の完了通知が生徒端末14から表示制御部33に送信され、表示制御部33は生徒端末14から取得した回答を変動要素算出部32に送る。ボタンB9bの選択操作がなされると、表示制御部33は初期投資の問題を示す画像を生徒端末14に送信する。
【0055】
図12において、初期投資の問題を示す画像G10は、生徒の回答中の問題がどのステップであるかを示す帯状の画像部G9aと、初期投資の問題毎に設けられた回答欄Cを複数示す第1画像部41と、回答欄Cへの入力結果に基づく回答シミュレーション結果を示すシミュレーション画像である第2画像部42とを有する。初期投資の問題についても、生徒端末14から初期投資の出題要求を取得すると、この取得に応答して、記憶部31に記憶されている初期投資の問題を読み出し、初期投資の問題を示す画像を生成して、生徒端末14に送信する。第1画像部41には、初期投資に関する出題とその回答欄Cが複数表示され、変動要素算出部32は、各問題に関して取得した回答に基づいて、変動要素の値をシミュレーション(算出)して、回答シミュレーション結果として第2画像部42を示し、当該回答シミュレーション結果を表示制御部33を介して生徒端末14に送る。これにより、生徒端末14の表示部22には、初期投資の問題での回答シミュレーション結果が第2画像部42において参考情報として表示され、生徒によって回答シミュレーション結果が把握される。本例では、第1画像部41は、回答欄Cとして、「土地」、「ハウス建設場所」、「ハウスの面積」、「ハウスのタイプ」、「農舎」、「出荷調整作業場」などの問題について、ラジオボタン方式で選択できるようになっている。第1画像部41は、スクロール表示されるようになっている。
【0056】
初期投資の出題のうちの各々の問題に対する生徒の回答に応じて、変動要素算出部32により回答シミュレーション結果が算出され、計画要素に関連付けられた変動要素とともにシミュレーション画像(第2画像部42)が表示されるようにしている。回答シミュレーション結果は、表やグラフで表されるが、これらに限られない。初期投資に関連付けられた変動要素として、土地及び施設、機械、モニタリング装置、環境制御装置などがあり、それらの回答シミュレーション結果がシミュレーション画像として表示される。生徒は、各々の問題の回答が回答シミュレーション結果にどのような影響を及ぼすのかを第2画像部42により確認することができる。そして、第1画像部41に表示される回答欄Cに回答を再入力しながら変動要素算出部32により算出される回答シミュレーション結果を第2画像部42で都度確認できるようにしている。このように、生徒にシミュレーションの途中経過において試行錯誤を促すことで、現実の事業経営を行うことなく、短期間での生徒の経営計画の策定スキルの確実な向上が期待できる。さらに、回答シミュレーション結果は実データに基づくものであり、実データは事業者端末16からの実データあるいは実データに基づく数値であるから、生徒端末14には、事業者における実データに基づいた回答シミュレーション結果が表示される。これにより、生徒は、回答シミュレーション結果を、事業者の経営学習が反映された実データと比較して分析を行うことができ、現実的なものとしての経営学習が向上する。画像G10はさらに、次の問題の表示要求をするためのボタンB10b、前の方針の問題の表示要求をするためのボタンB10cを有し、ボタンB10b、B10cの選択操作がなされると、一例として、表示制御部33は初期投資の問題を切り替え表示させる。
【0057】
すべての初期投資の問題に対する回答の入力操作(ラジオボタン形式の選択肢における選択操作)が完了すると、回答及び回答の完了通知が生徒端末14から表示制御部33に送信され、表示制御部33は生徒端末14から取得した回答を変動要素算出部32に送る。そして、変動要素算出部32は、すべての回答と変動要素算出部32により算出された回答シミュレーション結果とを記憶部31に送る。ボタンB10bの選択操作がなされると、表示制御部33は年間費用の問題を示す画像を生徒端末14に送信する。回答欄Cに未入力の項目がある場合に、ボタンB10bの選択操作がなされると、未入力の項目にエラーが表示され、すべての回答欄Cへの入力操作がなされるまで次の問題は表示されない。
【0058】
年間費用の問題を示す画像(図示無し)は、生徒の回答中の問題がどのステップであるかを示す帯状の画像部(図示無し)と、年間費用の問題の回答欄がラジオボタン形式の選択肢で示される出題画像である第1画像部(図示無し)と、回答欄の入力結果に基づく回答シミュレーション結果を示すシミュレーション画像である第2画像部(図示無し)とを有する。年間費用の問題についても、生徒端末14から初期投資の出題要求を取得すると、この取得に応答して、記憶部31に記憶されている年間費用の問題を読み出し、年間費用の問題を示す画像を生成して、生徒端末14に送信する。第1画像部には、年間費用に関する出題とその回答欄が表示される。年間費用の問題については、第2画像部42には何も表示されない。年間費用の問題を示す画像はさらに、次の問題の表示要求をするためのボタン(図示無し)、前の初期投資の問題の表示要求をするためのボタン(図示無し)を有し、これらのボタンの選択操作がなされると、一例として、表示制御部33は年間費用の問題を切り替え表示させる。すべての年間費用の問題に対する回答の入力操作(ラジオボタン形式の選択肢における選択操作)が完了すると、回答及び回答の完了通知が生徒端末14から表示制御部33に送信され、表示制御部33は生徒端末14から取得した回答を変動要素算出部32に送る。そして、変動要素算出部32は、すべての回答と変動要素算出部32により算出された回答シミュレーション結果とを記憶部31に送る。次の問題の表示要求をするためのボタンの選択操作がなされると、表示制御部33は雇用計画の問題を示す画像を生徒端末14に送信する。
【0059】
図13において、雇用計画の問題を示す画像G11は、生徒の回答中の問題がどのステップであるかを示す帯状の画像部G9aと、雇用計画の問題毎に設けられた回答欄Cを複数示す第1画像部41と、回答欄Cの入力結果に基づく回答シミュレーション結果を示すシミュレーション画像である第2画像部42とを有する。雇用計画の問題についても、生徒端末14から雇用計画の出題要求を取得すると、この取得に応答して、記憶部31に記憶されている雇用計画の問題を読み出し、雇用計画の問題を示す画像を生成して、生徒端末14に送信する。第1画像部41には、雇用計画に関する出題とその回答欄Cが複数表示され、変動要素算出部32は、各問題に関して取得した回答に基づいて、変動要素の値をシミュレーション(算出)して、回答シミュレーション結果として第2画像部42を示し、当該回答シミュレーション結果を表示制御部33を介して生徒端末14に送る。これにより、生徒端末14の表示部22には、雇用計画の問題での回答シミュレーション結果が第2画像部42において参考情報として表示され、生徒によって回答シミュレーション結果が把握される。本例では、第1画像部41には、回答欄Cとして、「社員または家族労働者の人数」、「社長または家族経営代表者の月額報酬額」、「社員または家族労働者の月額給与額」、「栽培技術コンサルの人数とその雇用形態」、「栽培技術コンサルの1日平均稼働時間」、「栽培技術コンサルの1月平均稼働日数」、「栽培技術コンサルの月給額と賞与の有無」などの問題について、プルダウン方式による選択入力と、ラジオボタン方式による選択入力がなされるようになっている。第1画像部41は、スクロール表示されるようになっている。
【0060】
雇用計画の出題のうちの各々の問題に対する生徒の回答に応じて、変動要素算出部32により回答シミュレーション結果が算出され、計画要素に関連付けられた変動要素とともにシミュレーション画像(第2画像部42)が表示されるようにしている。回答シミュレーション結果は、表やグラフで表されるが、これに限られない。雇用計画に関連付けられた変動要素として、栽培に必要な月別工数などがあり、回答シミュレーション結果がグラフで示される。グラフは、横軸に各月と年間の合計、縦軸に工数(時間)とが対応付けられて表示される。労働時間が不足する場合は、雇用計画を見直すよう生徒への示唆が表示される。生徒は、各々の問題の回答が回答シミュレーション結果にどのような影響を及ぼすのかを第2画像部42により確認することができる。そして、第1画像部41に表示される回答欄Cに回答を再入力しながら変動要素算出部32により算出される回答シミュレーション結果を第2画像部42で都度確認できるようにしている。このように、生徒にシミュレーションの途中経過において試行錯誤を促すことで、現実の事業経営を行うことなく、短期間での生徒の経営計画の策定スキルの確実な向上が期待できる。さらに、回答シミュレーション結果は実データに基づくものであり、実データは事業者端末16からの実データあるいは実データに基づく数値であるから、生徒端末14には、事業者における実データに基づいた回答シミュレーション結果が表示される。これにより、生徒は、回答シミュレーション結果を、事業者の経営学習が反映された実データと比較して分析を行うことができ、現実的なものとしての経営学習が向上する。画像G11はさらに、次の問題の表示要求をするためのボタンB11b、前の年間費用の問題の表示要求をするためのボタンB11cを有し、ボタンB11b、B11cの選択操作がなされると、一例として、表示制御部33は雇用計画の問題を切り替え表示させる。
【0061】
すべての雇用計画の問題に対する回答の入力操作(プルダウン方式及びラジオボタン方式の選択肢における選択操作)が完了すると、回答及び回答の完了通知が生徒端末14から表示制御部33に送信され、表示制御部33は生徒端末14から取得した回答を変動要素算出部32に送る。そして、変動要素算出部32は、すべての回答と変動要素算出部32により算出された回答シミュレーション結果とを記憶部31に送る。ボタンB11bの選択操作がなされると、表示制御部33は販売計画の問題を示す画像を生徒端末14に送信する。回答欄Cに未入力の項目がある場合に、ボタンB11bの選択操作がなされると、未入力の項目にエラーが表示され、すべての回答の入力操作がなされるまで次の問題は表示されない。
【0062】
販売計画、管理経費、規模拡大及び資金調達の問題を示す各画像(図示無し)は、生徒が回答中の問題がどのステップであるかを示す帯状の画像部(図示無し)と、各ステップの問題毎に設けられた回答欄を複数示す第1画像部(図示無し)と、第1画像部の入力結果に基づく回答シミュレーション結果を示すシミュレーション画像である第2画像部(図示無し)とを有する。各ステップの問題についても、生徒端末14から各問題の出題要求を取得すると、この取得に応答して、記憶部31に記憶されている各問題を読み出し、各問題を示す画像を生成して、生徒端末14に送信する。第1画像部には、各ステップの問題に関する出題とその回答欄が複数表示され、変動要素算出部32は、各問題に関して取得した回答に基づいて、変動要素の値をシミュレーション(算出)して、回答シミュレーション結果としてシミュレーション画像を各々の第2画像部として示し、当該回答シミュレーション結果を表示制御部33を介して生徒端末14に送る。これにより、生徒端末14の表示部22には、各問題での回答シミュレーション結果が第2画像部において参考情報として表示され、生徒によって回答シミュレーション結果が把握される。
【0063】
各ステップのすべての問題に対する回答の入力操作(プルダウン方式、ラジオボタン方式及びテキスト入力方式の選択肢における選択操作)が完了すると、回答及び回答の完了通知が生徒端末14から表示制御部33に送信され、表示制御部33は生徒端末14から取得した回答を変動要素算出部32に送る。そして、変動要素算出部32は、各ステップの問題のすべての回答と変動要素算出部32により算出された回答シミュレーション結果とを記憶部31に送る。次の問題の表示要求をするためのボタンの選択操作がなされると、表示制御部33は次の問題を示す画像を生徒端末14に送信する。回答欄に未入力の項目がある場合に、次の問題の表示要求をするためのボタンの選択操作がなされると、未入力の項目にエラーが表示され、すべての回答の入力操作がなされるまで次の問題は表示されない。
【0064】
各ステップのすべての問題に対する回答の入力操作(プルダウン方式、ラジオボタン方式及びテキスト入力方式の選択肢における選択操作)が完了し、回答及び回答の完了通知が生徒端末14から表示制御部33に送信され、表示制御部33は生徒端末14から取得した回答を変動要素算出部32に送信する。変動要素算出部32は、すべての回答と変動要素算出部32により算出された回答シミュレーション結果とを記憶部31に送信する。そして、経営計画結果画像を表示要求するためのボタンの選択操作がなされると、表示制御部33は、5か年の損益計算書のシミュレーション結果を示す画像を生徒端末14に送信する。図14において、経営計画結果画像を示す画像G12は、損益計算書、投資計画書、資金繰計算表、及び、生産及び販売計画書のシミュレーション結果のうちのどの画像であるかを示すタブ画像部G12aと損益計算書、投資計画書、資金繰計算表、及び、生産及び販売計画書のうちのいずれかの画像並びに達成目標に対する結果を示す画像を表示する画像部G12bとを有する。画像部G12bは表及びグラフで表されており、各表示年度をラジオボタン方式で選択表示させることができる。本例では、損益計算書、投資計画書、資金繰計算表、及び、生産及び販売計画書の画像並びに達成目標に対する結果を示す画像のすべてを表示させることとしているが、いずれか一つを表示させることとしてもよい。画像G12はさらに、問題の回答に戻ることを要求するためのボタンB12a、問題の一覧の表示要求をするためのボタンB12bを有し、ボタンB12a、B12bの選択操作がなされると、一例として、表示制御部33は問題の回答画面を切り替え表示させる。これにより、経営計画結果画像を確認してからさらに回答画面に戻って回答を再入力することで、生徒は仮想的に経営計画の試行が可能であり、現実の事業経営をすることなく経営学習が短期間で確実に向上する。
【0065】
生徒のすべての回答及びその結果は、記憶部31(図2参照)に記憶され、生徒が自身の研修内容及び結果を確認できるようにすることが好ましい。生徒のすべての回答及びその結果は、集計され、表及びグラフとして記憶部31に記憶され、講師が、その生徒の回答及びその結果を集計した表、グラフを確認することができるようにすることが好ましい。また、講師が、生徒の個別の回答及びその結果を確認することができるようにすることが好ましい。本例では、いずれもそのようにしている。
【0066】
支援装置18によれば、事業者の予実管理を行うこともできる。支援装置18を用いて、事業者が立てた経営計画と事業者自身の実績や同規模レベルの模範生産者の実績とを対比しながら経営計画の策定の学習を行う。例えば、予実の比較対象とする重要項目(売上、利益など)の予算値を模範生産者の許容範囲と事業者の実績とを対比し、許容範囲内か否かを判定しながら学習を進める。事業者自身の実績や同規模レベルの模範事業者の実績などの実データは、事業者端末16から、記憶部31に送信して記憶させる。実データは、CSVファイル等での送信や任意の会計システムとの連携などにより、記憶部31に記憶させることができる。
【符号の説明】
【0067】
10 経営学習支援システム
12 講師端末
14A,14B,14C,・・・ 生徒端末
16 事業者端末
18 経営学習支援装置
31 記憶部
32 変動要素算出部
33 表示制御部
41 第1画像部
42 第2画像部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14