(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025027923
(43)【公開日】2025-02-28
(54)【発明の名称】掃除道具
(51)【国際特許分類】
A47L 13/10 20060101AFI20250220BHJP
A47L 13/257 20060101ALI20250220BHJP
【FI】
A47L13/10 E
A47L13/257
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023143270
(22)【出願日】2023-08-17
(71)【出願人】
【識別番号】591235072
【氏名又は名称】照内 秀夫
(72)【発明者】
【氏名】照内 秀夫
【テーマコード(参考)】
3B074
【Fターム(参考)】
3B074AA03
3B074AB02
(57)【要約】
【課題】 浴室内すべて、部屋の床、壁、天井、網戸、車の洗車などを掃除する掃除道具を提供する。
【解決手段】 軟質の柔らかな素材で形成なる基台の上部に空間を設けて、同じく軟質の柔らかな素材で形成なる弾力立体台を構成させ、弾力立体台を弾力のあるドーム形状にして開口部を設け、その弾力立体台の上部に柄を設け、基台の下部に柔らかな素材で形成なる磨き部を設けて、その基台にシートを留める差し込み留め口を設けてあり、磨き部を留める留め爪を設けたことを特徴とする掃除道具。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
軟質の柔らかな素材で形成なる基台の上部に空間を設けてなり同じく軟質の柔らかな素材で形成なる弾力立体台を構成させ、その弾力立体台の上部に柄を設け、基台の下部に柔らかな素材で形成なる磨き部を設けたことを特徴とした掃除道具。
【請求項2】
請求項1の基台1に、空間3を構成した弾力立体台2を弾力のあるドーム形状にして開口部6、7、8、9いずれかの開口部を設けた掃除道具。
【請求項3】
請求項2の構成した基台1にシートを留める差し込み留め口10、11、12、13のいづれかの差し込み留め口を設けてある掃除道具。
【請求項4】
請求項2の構成した基台の下部に、柔らかな素材で形成なる磨き部をスポンジにして孔を設けその周りに円い切り込みを入れ、それを挿入して留める留め爪を設けた掃除道具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室内すべて、部屋の床、壁、天井、網戸、車の洗車などを掃除する掃除道具である。
【背景技術】
【0002】
硬い台に柄と磨き部をつけた掃除道具があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011ー255141号公報
【特許文献2】特開2011ー194098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために次のような問題点があった。
掃除は柄を使わず掃除道具を直接手で持ってするのがやりやすいが、しゃがんだりすると腰や膝に負担がかかりよくないので柄の付いた掃除道具を使用するが、硬い台のため手の動きに近づけることができなかった。そのため軸を使って柄を曲げていた。それは先端に圧を加えるとスイングして押圧が加えられなかった。
特に浴槽を磨くのが硬い台のため腕に無理な力が入り疲れやすく、掃除面を傷つきやすい。
台にシートが付くのは専用の掃除具であり、浴槽や車の洗車など、どこでも兼用使用できる物はなかった。本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
軟質の柔らかな素材で形成なる基台の上部に空間を設けて、同じく軟質の柔らかな素材で形成なる弾力立体台を構成させ、弾力立体台をドーム形状にして開口部を設けたその弾力立体台の上部に柄を設け、基台の下部に柔らかな素材で形成なる磨き部を設けて、その基台にシートを留める差し込み留め口を設けてあり、磨き部を留める留め爪を設けた。
以上を特徴とする掃除道具である。
【発明の効果】
【0006】
この発明は、上記の手段を講じたので、これを使用すると
手の延長になるような動きができるようになり、柄を使って自在に曲がる弾力立体台により、つかむ、ひらく、曲がる、反る、しずむ、ひねる、振らすなどの動きができるようになり磨く底面全体に押圧を加えることができる。
特に浴槽は掃除しにくいため、手のように自由自在に動けば無理な力を入れずに掃除することができるので腕に負担が少なくなり疲れにくくなる。又、柔らかい台なので浴槽の掃除面にあたってもキズがつかない。
シートが付けられるので、浴槽を掃除したあと天井や壁にシートを巻いてふける。
洗面所、脱衣所、部屋のフローリング、網戸などもふける。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
軟質の柔らかな素材で形成なる基台1の上部に空間3を設けて、同じく軟質の柔らかな素材で形成なる弾力立体台2を構成させ、弾力立体台2を弾力のあるドーム形状にして開口部6、7、8、9を設け、その弾力立体台2の上部に柄4を設け、基台1の下部に柔らかな素材で形成なる磨き部5を設けて、その基台1にシートを留める差し込み留め口10、11、12、13を設けてあり、磨き部5を留める留め爪14を設けた。
本発明は、以上のような構造であるから、手の延長のように使用できるようになった。
本発明の実施例を説明する。
実施例の使用状態を示す斜視図[
図2]の弾力立体台2は柔らかな素材と空間3があるため、歪んで自由自在に変貌して全方位曲がり、思うように、手からの動きの伝達を柄4から弾力立体台2に伝えられる。又、側面使用図[
図3]はつかむ、側面使用図[
図4]は反る、正面使用図[
図5]はひらく、このようにどのような掃除する面に対しても対応できるので、浴槽や車の掃除などが楽になる。底面図[
図6]に示すように、基台1の下面図はシート15を留める差し込み留め口11、12、13、14が切り込んである。四隅には留め爪14を設けた。斜視図[
図7]に示すようにシート15を巻いて取りつけた状態である。[
図8]はー部を切り欠いた断面図であり、留め爪14を表している。磨き部5スポンジ5Aは下面から凹ます円の切り込み16により留め爪14を凹ませ掃除面にふれないようにしている。斜視図[
図9]はスポンジ5Aの下面であり、四隅に孔16を設け、その周りに円い切り込み17を入れ、留め爪14を挿入して凹ませ、スポンジ5Aの着脱は留め爪14で取り付けてある。着脱は面ファスナーでもよく他の方法でも妨げない。スポンジ5Aの両側はジグザグにして浴槽の蓋を掃除しやすいようになっており、切り抜き18、19、20、21はシートを留めやすくするためであり、折り曲がりも良くしている。
【符号の説明】
【0009】
1 基台
2 空間
3 弾力立体台
4 柄
5 磨き部
5A スポンジ
6、7、8、9 開口部
10、11、12、13、 シートを留める差し込み留め口
14 留め爪
15 シート
16 孔
17 円い切り込み
18、19、20、21 切り抜き