(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025037261
(43)【公開日】2025-03-18
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 8/04 20060101AFI20250311BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20250311BHJP
【FI】
F21S8/04 110
F21V23/00 120
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023144047
(22)【出願日】2023-09-06
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147304
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 知哉
(74)【代理人】
【識別番号】100148493
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 浩二
(72)【発明者】
【氏名】下間 裕太
【テーマコード(参考)】
3K014
【Fターム(参考)】
3K014AA01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】輸送時に電源の厚みに左右されずコンパクトに輸送可能、かつ安定して輸送可能な照明装置、また照明装置の設置時に新たな組み立て不要な照明装置を提供する。
【解決手段】矩形の筐体10a,10bと、発光部と、前記発光部に電力を供給する電源部30a,30bを備える照明装置であって、前記電源部の高さをA、前記筐体の底部から第3の面又は第4の面までの高さをB、前記筐体の底部から前記第2の面までの高さをC、前記筐体の底部から前記第1の面までの高さをDとすると、A>(B-D)+(B-C)を満たし、一方の前記照明装置に対し他方の前記照明装置を上下反転して重ね合わせたとき、前記一方の照明装置及び前記他方の照明装置における前記第2の面は、前記他方の照明装置及び前記一方の照明装置における前記電源部が係合可能となるように、切り欠き部を備えることを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
矩形の筐体と、発光部と、前記発光部に電力を供給する電源部を備える照明装置であって、
前記筐体は、前記筐体の底部から所定の高さを有する第1の面、第2の面、第3の面、及び第4の面を、備え、
前記第1の面は、前記電源部を設置する面であり、
前記第2の面は、前記電源部を設置しない面であり、
前記電源部の高さをA、前記筐体の底部から前記第3の面又は前記第4の面までの高さをB、前記筐体の底部から前記第2の面までの高さをC、前記筐体の底部から前記第1の面までの高さをDとすると、A>(B-D)+(B-C)を満たし、
一方の前記照明装置に対し他方の前記照明装置を上下反転して重ね合わせたとき、前記一方の照明装置及び前記他方の照明装置における前記第2の面は、前記他方の照明装置及び前記一方の照明装置における前記電源部が係合可能となるように、切り欠き部を備えることを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記筐体は、前記第3の面及び前記第4の面から前記底部方向に延びる第3の側壁及び第4の側壁を、備え、
前記第3の側壁及び前記第4の側壁は、天井に取り付けるための高さ方向に延在した取付部材を備え、
前記一方の照明装置に対し前記他方の照明装置を上下反転して重ね合わせたとき、前記一方の照明装置に設けられた取付部材の中心軸が、前記他方の照明装置に設けられた取付部材の幅の内側に位置するよう構成されており、
前記取付部材の端部は、凸部と凹部とを備え、
前記一方の照明装置に設けられた凸部と前記他方の照明装置に設けられた凹部とが篏合することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記筐体は、前記第3の面及び前記第4の面から前記底部方向に延びる第3の側壁及び第4の側壁を、備え、
前記第3の側壁及び前記第4の側壁は、天井に取り付けるための高さ方向に延在した取付部材を備え、
前記一方の照明装置に対し前記他方の照明装置を上下反転して重ね合わせたとき、前記一方の照明装置に設けられた取付部材と、前記他方の照明装置に設けられた取付部材とが篏合可能となるよう、前記取付部材は鍵状部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項4】
前記発光部は、前記発光部の端部が空調用吸込み口内に位置されないように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第1の面に取り付けられた電子部品を、さらに備え、
前記電子部品の高さをEとすると、E<2B-D-Cを満たすことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項6】
前記一方の照明装置に対し前記他方の照明装置を上下反転して重ね合わせたとき、前記一方の照明装置に設けられた第3の面及び第4の面は、前記他方の照明装置に設けられた第3の面及び第4の面と接触することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、輸送安定性を向上させるために、分解するか、変形することができる構造にすることによって、輸送状態をコンパクトにすることが考えられてきた。
【0003】
例えば、特許文献1では、器具本体と、反射板と、支持するランプソケットとを備える照明器具が開示されている。係る照明器具によれば、梱包コストおよび運送コストを少なくできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1における照明器具では、輸送時に分解してしまうと、設置する際に再び組み立てを行う必要が生じ、手間が増える。また、場合によっては分解の際に工具を必要とする。さらに、一般に照明装置の電源は厚みがあり、輸送時に重ね合わせたときに体積が大きくなる原因となっていた。また、輸送時に照明装置が不安定になる場合がある。
【0006】
そこで、本開示は上記問題に鑑み、輸送時に電源の厚みに左右されずコンパクトに輸送可能、かつ安定して輸送可能な照明装置、また照明装置の設置時に新たな組み立て不要な照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る照明装置は、矩形の筐体と、発光部と、前記発光部に電力を供給する電源部を備える照明装置であって、前記筐体は、前記筐体の底部から所定の高さを有する第1の面、第2の面、第3の面、及び第4の面を、備え、前記第1の面は、前記電源部を設置する面であり、前記第2の面は、前記電源部を設置しない面であり、前記電源部の高さをA、前記筐体の底部から前記第3の面又は前記第4の面までの高さをB、前記筐体の底部から前記第2の面までの高さをC、前記筐体の底部から前記第1の面までの高さをDとすると、A>(B-D)+(B-C)を満たし、一方の前記照明装置に対し他方の前記照明装置を上下反転して重ね合わせたとき、前記一方の照明装置及び前記他方の照明装置における前記第2の面は、前記他方の照明装置及び前記一方の照明装置における前記電源部が係合可能となるように、切り欠き部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように本開示によれば、輸送時に電源の厚みに左右されずコンパクトに輸送可能、かつ安定して輸送可能な照明装置、また照明装置の設置時に新たな組み立て不要な照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、2つの照明装置を上下に重ね合わせたときの図である。
【
図2】
図2は、
図1に示す2つの照明装置のうち、上側の照明装置の図である。
【
図3】
図3は、
図1に示す2つの照明装置のうち、下側の照明装置の図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本開示の解決手段として必須であるとは限らない。なお、図面中では、X軸を照明装置の幅方向、Y軸を奥行方向、Z軸を高さ方向とする。
【0011】
図1は、2つの照明装置100a、100bを上下に重ね合わせたときの図である。本開示に係る照明装置100は、2つの照明装置100a、100bを上下に重ね合わせて輸送される。
【0012】
また、本開示に係る照明装置100は、主にビル等の建物に設置される。また、本開示に係る照明装置100は、ビル等の空調付近に設置される。また、本開示に係る照明装置100は、グリッド照明等である。
【0013】
従来の装置でも、装置を上下に重ねて輸送される場合があるが、係る場合は電源の厚みにより体積が増加する原因となる。また、輸送時に装置が不安定になる場合がある。さらに装置を上下に重ねるとき、装置同士の干渉を防ぐため、緩衝材を設けているが、輸送時に梱包が大型化する。また、装置が組み立て変形できる構造とすると装置の強度が低下し、不良の原因となる場合がある。また、空調レターンの面積はビルごとに決まっており、大きくても小さくても空調設備に悪影響を与える場合がある。
【0014】
そこで、本開示に係る照明装置100によれば、電源の厚みに左右されずに、2つの照明装置100a、100bを上下に重ね合わせてコンパクトに輸送可能、かつ安定して輸送可能となる。また、より少ない緩衝材となるので、コスト削減になる。また、照明装置の設置時に新たに作業が生じさせず、取付作業性が向上する。また、照明装置は十分な強度を有する。また、空調レターンの面積を変えることがないので、空調設備に影響を与えず、梱包状態の安定性が向上する。以下に本開示に係る照明装置100の構成について説明する。
【0015】
本開示に係る照明装置は、
図1に示すように筐体10a、10bと、発光部20a、20bと、電源部30a、30bと、を備える。
【0016】
筐体10a、10bは、主に矩形である。筐体10a、10bは、変形しにくい材料が用いられる。変形しにくい材料は、例えば金属が挙げられる。筐体10a、10bの詳しい構造は後述する。
【0017】
発光部20aは、上側の照明装置100aの第1の面11a及び第2の面12aの下側に設けられる。また、発光部20bは、上側の照明装置100bの第1の面11b及び第2の面12bの上側に設けられる。発光部20a、20bは、発光体としてLED等が用いられる。
【0018】
電源部30a、30bは、発光部20a、20bに電力を供給する。
【0019】
図2は、
図1に示す2つの照明装置100a、100bのうち、上側の照明装置100aの図である。
図3は、
図1に示す2つの照明装置100a、100bのうち、下側の照明装置100bの図である。
図2は、
図1に示す上側の照明装置100aを便宜的に180°回転させている。
【0020】
図2及び
図3に示すように、筐体10a、10bには、筐体10a、10bの底部10cから所定の高さを有する第1の面11a、11b、第2の面12a、12b、第3の面13a、13b、及び第4の面14a、14bを、備える。第1の面11a、11b、第2の面12a、12b、第3の面13a、13b、及び第4の面14a、14bは、XYでなす面と略平行である。
【0021】
第1の面11a、11bは、電源部30a、30bを設置する面である。また、第1の面11a、11bには、電源部30a、30bの他に、電子部品31a、31bが取り付けられている。
【0022】
電子部品31a、31bは、端子、端子台、ハーネス等が挙げられる。第1の面11a、11b、後述する第2の面12a、12b、第3の面13a、13b、及び第4の面14a、14bは、平面である。
【0023】
第2の面12a、12bは、電源部30a、30bを設置しない面である。そして、第2の面12a、12bは、切り欠き部40a、40bを備える。切り欠き部40a、40bについては後述する。
【0024】
一方(上側)の照明装置100aに対し他方(下側)の照明装置100bを上下反転して重ね合わせたとき、一方(上側)の照明装置100aに設けられた第3の面13a、13b及び第4の面14a、14bは、他方(下側)の照明装置100bに設けられた第3の面13a、13b及び第4の面14a、14bと接触する。つまり、2つの照明装置100a、100bを反転して重ね合わせたとき、一方(上側)の照明装置100aの第3の面13aは、他方(下側)の照明装置100bの第4の面14bと接触する。また、一方(上側)の照明装置100aの第4の面14aは、他方(下側)の照明装置100bの第3の面13bと接触する。このようにすれば、より少ない緩衝材となるので、コスト削減になる。
【0025】
第3の面13a、13bは、第3の面13a、13bから筐体10a、10bの底部10c方向へ垂直に延びる第3の側壁23a、23bを備える。また、第4の面14a、14bは、第4の面14a、14bから筐体10a、10bの底部10c方向へ垂直に延びる第4の側壁24a、24bを備える。第3の側壁23a、23bと第4の側壁24a、24bは、Z方向と略平衡である。また、第3の側壁23a、23bと第4の側壁24a、24bの高さは、同じであってもよく異なってもよい。
【0026】
切り欠き部40a、40bは、
図3に示すように、第2の面12a、12bに設けられている。切り欠き部40a、40bは、切り欠き状の孔である。一方(上側)の照明装置100aに対し他方(下側)の照明装置100bを上下反転して重ね合わせたとき、一方(上側)の照明装置100a及び他方(下側)の照明装置100bにおける第2の面12a、12bに、他方(下側)の照明装置100b及び一方(上側)の照明装置100aにおける電源部30a、30bが係合可能となるように切り欠き部40a、40bが設けられている。
図2に示す一方(上側)の照明装置100aの電源部30aが、
図3に示す他方(下側)の照明装置100bの切り欠き部40bに係合する。そして重ね合わせたときに
図1に示す2つの照明装置100a、100bとなる。
【0027】
このようにすれば、一方(上側)の照明装置100aの高さのある電源部30aが他方(下側)の照明装置100bの切り欠き部40bに係合し、他方(下側)の照明装置100bの筐体10b内に収まるので、輸送時に電源の厚みに左右されずコンパクトに輸送可能となる。
【0028】
切り欠き部40a、40bと電源部30a、30bが係合可能となるように、電源部30a、30bのXYでなす面の面積は、切り欠き部40a、40bのXYでなす面の面積よりも小さい。また、電源部30a、30b自体の高さは、切り欠き部40a、40bの深さよりも小さい。さらに、2つの照明装置100a、100bを上下反転して重ね合わせ、切り欠き部40a、40bと電源部30a、30bが係合した時、切り欠き部40a、40bと電源部30a、30bの間にはわずかな隙間を有していてもよい。
【0029】
図4は、
図3に示す照明装置100bの正面図である。また、
図5は
図4に示す照明装置100bをAから見た図であり、
図6は
図4に示す照明装置100bをBから見た図であり、
図7は
図4に示す照明装置100bをCから見た図であり、
図8は
図4に示す照明装置100bをDから見た図である。
【0030】
図4から
図8に示すように、本開示に係る照明装置100a、100bは、電源部30a、30bの高さをA(第1の面から電源部までの高さ)、筐体10a、10bの底部10cから第3の面13a、13b又は第4の面14a、14bまでの高さをB、筐体10a、10bの底部10cから第2の面12a、12bまでの高さをC、筐体10a、10bの底部10cから第1の面11a、11bまでの高さをDとすると、A>(B-D)+(B-C)を満たす。このようにすれば、輸送時に電源の厚みに左右されずコンパクトに輸送可能、かつ安定して輸送可能となる。
【0031】
また、
図4から
図8に示すように、電子部品31a、31bの高さをE(第1の面11a、11bから電子部品31a、31bまでの高さ)とすると、E<2B-D-Cを満たすことが好ましい。このようにすれば、同様に輸送時に電源の厚みに左右されずコンパクトに輸送可能、かつ安定して輸送可能となる。
【0032】
図9は、
図1に示す照明装置100a、100bをDから見た図である。本開示に係る照明装置100a、100bは、
図9に示すように、天井に取り付けるための高さ方向に延在した50a、50b取付部材を備える。取付部材50a、50bは、第3の側壁及び第4の側壁に取り付けられている。また、取付部材55a、55bは、第3の面13a、13b付近の第3の側壁23a、23b及び第4の面14a、14b付近の第4の側壁24a、24bから筐体10a、10bの底部10c方向に伸びている。
【0033】
また、取付部材50a、50bは、筐体10a、10bの奥行方向(Y方向)の中央に設けられている。
【0034】
また、一方(上側)の照明装置100aに対し他方(下側)の照明装置100bを上下反転して重ね合わせたとき、一方(上側)の照明装置100aに設けられた取付部材50aの中心軸50amが、他方(下側)の照明装置100bに設けられた取付部材50bの幅50bLの内側に位置するよう構成されている。
【0035】
図10は、
図9に示すXの拡大図である。
図11は、取付部材50を示す図である。
図10及び
図11に示すように、取付部材50、50a、50bの端部は、凸部52、52a、52bと凹部53、53a、53bとを備える。一方(上側)の照明装置100aの取付部材50aの凸部52aと他方(下側)の照明装置100bの取付部材50bの凹部53bが篏合する。
【0036】
このようにすれば、2つの照明装置100a、100bを重ね合わせたときに、より安定して輸送可能となる。凸部52、52a、52bは凸となっている箇所であり、凹部53、53a、53bは凸部52、52a、52bより凹んでいる箇所である。なお、取付部材50、50a、50bが第3の面13a、13b及び第4の面14a、14bの上に位置する部分は、取付部材50、50a、50bの凸部52、52a、52bの高さ分、低くなっており、第3の面13a、13bと第4の面14a、14bが接触可能となっている。
【0037】
図12は、取付部材50、50a、50bの変形例を示す図である。
図13は、
図12に示す取付部材50a、50bを正面から見た図である。なお、
図12に示す照明装置100a、100bは構成要素を一部省略している。
【0038】
図12及び
図13に示す照明装置100a、100bは、第3の側壁23a、23b及び第4の側壁24a、24bに、天井に取り付けるための高さ方向に延在した取付部材50a、50bを備える。
図12及び
図13に示す取付部材50a、50bは、第3の面13a、13bと反対側の筐体10a、10bの底部1c付近の第3の側壁23a、23b及び第4の側壁24a、24bから高さ方向に伸びている。
【0039】
そして、一方(上側)の照明装置100aに対し他方(下側)の照明装置100bを上下反転して重ね合わせたとき、一方(上側)の照明装置100aに設けられた取付部材50aと、他方(下側)の照明装置100bに設けられた取付部材50bとが篏合可能となるよう、取付部材50a、50bはその先端に鍵状部材51a、51bを備える。
【0040】
鍵状部材51a、51bは、
図12及び
図13に示すように、J形状を有する箇所で構成された鍵状となっている。詳細には、
図12及び
図13に示す鍵状部材51a、51bは、基部54a、54b、先端に位置する鍵状部材51a、51b、基部54a、54bからZ方向に延びて鍵状部材51a、51bと接続する接続部材55a、55bで構成されている。
【0041】
本開示に係る照明装置100a、100bは、
図12及び
図13に示す鍵状部材51a、51bを備えることで、2つの照明装置100a、100bを固定することができるので、より安定して輸送可能となる。
【0042】
図14及び
図15は、
図4に示すXIV-XIV断面図である。本開示に係る照明装置100は、筐体内に設けられたボックスの発光部20が設けられている。
図14に示す装置では、発光部20の端部21が空調用吸込み口15内に位置されているように配置されている。つまり、これは断面視において発光部20の端部21の一方が空調用吸込み口領域15Sにあることを示す。
図14に示す装置では、発光部20の端部21が空調用吸込み口15内に位置されているので、空調の吸入量が多くなり、悪影響を及ぼす。
【0043】
そこで、
図15に示すように、発光部20の端部21が空調用吸込み口15内に位置されないように配置されていることが好ましい。つまり、これは断面視において発光部20の端部21の一方及び他方が空調用吸込み口領域15Sにないことを示す。このようにすれば、空調の吸入量を調整することができ、上記悪影響を防止することができる。
【0044】
以上より、本開示に係る照明装置100、100a、100bによれば、輸送時に電源の厚みに左右されずコンパクトに輸送可能、かつ安定して輸送可能となる。
【0045】
なお、上記のように本開示の各実施形態及び各実施例について詳細に説明したが、本開示の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本開示の範囲に含まれるものとする。
【0046】
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、高周波多層基板の構成、動作も本開示の各実施形態及び各実施例で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
【符号の説明】
【0047】
10a、10b 筐体、10c 筐体の底部、11a、11b 第1の面、12a、12b 第2の面、13a、13b 第3の面、14a、14b 第4の面、15 空調用吸込み口、15S 空調用吸込み口領域、
23a、23b 第3の側壁、24a、24b 第4の側壁、
20、20a、20b 発光部、21 端部、
30a、30b 電源部、31a、31b 電子部品、
40a、40b 切り欠き部、
50、50a、50b 取付部材、50bL 取付部材の幅、50am 取付部材の中心軸、51a、51b 鍵状部材、52、52a、52b 凸部、53、53a、53b 凹部、54a、54b 基部、55a、55b 接続部材、
100、100a、100b 照明装置