IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社東芝の特許一覧 ▶ 東芝エネルギーシステムズ株式会社の特許一覧

特開2025-9412荷電粒子軌跡検出装置及び荷電粒子軌跡検出方法
<>
  • 特開-荷電粒子軌跡検出装置及び荷電粒子軌跡検出方法 図1
  • 特開-荷電粒子軌跡検出装置及び荷電粒子軌跡検出方法 図2
  • 特開-荷電粒子軌跡検出装置及び荷電粒子軌跡検出方法 図3
  • 特開-荷電粒子軌跡検出装置及び荷電粒子軌跡検出方法 図4
  • 特開-荷電粒子軌跡検出装置及び荷電粒子軌跡検出方法 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025009412
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】荷電粒子軌跡検出装置及び荷電粒子軌跡検出方法
(51)【国際特許分類】
   G01T 5/02 20060101AFI20250110BHJP
   G01T 1/172 20060101ALI20250110BHJP
   G01T 1/18 20060101ALI20250110BHJP
   G01T 1/20 20060101ALI20250110BHJP
   G01N 23/04 20180101ALN20250110BHJP
【FI】
G01T5/02
G01T1/172
G01T1/18 D
G01T1/20 G
G01N23/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023112407
(22)【出願日】2023-07-07
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】317015294
【氏名又は名称】東芝エネルギーシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001380
【氏名又は名称】弁理士法人東京国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宮寺 晴夫
(72)【発明者】
【氏名】杉田 宰
(72)【発明者】
【氏名】中居 勇樹
(72)【発明者】
【氏名】藤牧 拓郎
(72)【発明者】
【氏名】野口 恭平
【テーマコード(参考)】
2G001
2G188
【Fターム(参考)】
2G001AA08
2G001BA11
2G001CA08
2G001DA01
2G001DA09
2G001FA21
2G188AA20
2G188AA21
2G188AA27
2G188BB01
2G188BB02
2G188BB04
2G188BB07
2G188BB09
2G188CC03
2G188CC10
2G188CC20
2G188DD05
2G188DD42
2G188EE02
2G188EE16
2G188EE25
2G188EE28
2G188EE29
2G188EE39
(57)【要約】
【課題】高放射線環境下で安定的にミュオンの軌跡を検出する荷電粒子軌跡検出技術を提供する。
【解決手段】荷電粒子軌跡検出装置10は、複数の検出器21が面状配列して成る検出層22(22x1,22y1,22x2,22y2…)に荷電粒子が入射し出力された検出信号12を読み取る読取回路15と、荷電粒子11の進行方向に沿って隣接する検出器21が同時に電気信号を出力したときにコインシデンス信号を出力するコインシデンス回路23と、一定時間内に別々の検出層22から少なくとも2個以上のコインシデンス信号が出力された際にトリガー信号14を出力する検定回路16と、トリガー信号14によって選定された検出信号12のイベント情報26をデータ保存させる選定回路17と、を備えている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の検出器が面状配列して成る検出層に荷電粒子が入射し出力された検出信号を読み取る読取回路と、
前記荷電粒子の進行方向に隣接する前記検出器が同時に電気信号を出力したときにコインシデンス信号を出力するコインシデンス回路と、
一定時間内に別々の前記検出層から少なくとも2個以上の前記コインシデンス信号が出力された際にトリガー信号を出力する検定回路と、
前記トリガー信号によって選定された前記検出信号のイベント情報をデータ保存させる選定回路と、を備える荷電粒子軌跡検出装置。
【請求項2】
請求項1に記載の荷電粒子軌跡検出装置において、
前記検出器は、ドリフトチューブ方式、マルチワイヤ方式、GEM方式及びシンチレーション方式のいずれか一つである荷電粒子軌跡検出装置。
【請求項3】
請求項2に記載の荷電粒子軌跡検出装置において、
前記ドリフトチューブ方式、前記マルチワイヤ方式及び前記GEM方式の前記検出器に封入されているガスは、希ガスを主成分とし炭化水素を含まない荷電粒子軌跡検出装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の荷電粒子軌跡検出装置において、
前記イベント情報は、選定された前記検出信号を出力した前記検出器の識別ID、出力時刻を含み、
これら前記検出器の識別ID及び前記出力時刻をデータ保存部にデータ送信させる送信回路を備える荷電粒子軌跡検出装置。
【請求項5】
請求項4に記載の荷電粒子軌跡検出装置において、
前記読取回路、前記検定回路、前記選定回路及び前記送信回路は、共通の基板に設けられている荷電粒子軌跡検出装置。
【請求項6】
複数の検出器が面状配列して成る検出層に荷電粒子が入射し出力された検出信号を読み取るステップと、
前記荷電粒子の進行方向に隣接する前記検出器が同時に電気信号を出力したときにコインシデンス信号を出力するステップと、
一定時間内に別々の前記検出層から少なくとも2個以上の前記コインシデンス信号が出力された際にトリガー信号を出力するステップと、
前記トリガー信号によって選定された前記検出信号のイベント情報をデータ保存させるステップと、を含む荷電粒子軌跡検出方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、地表に到達する宇宙線ミュオンを観測することができる荷電粒子軌跡検出技術に関する。
【背景技術】
【0002】
構造物内部を把握する方法として、地表に到達する宇宙線ミュオンを観測し、この構造物内部を透視する技術が知られている。具体的には、ミュオンの粒子束の減衰を測定する透過法、および測定対象となる構造物の前後でミュオンの飛行軌跡を観測しクーロン多重散乱角を画像化する散乱法などが知られている。
【0003】
そして、このミュオンの観測による構造物内部の透視技術を、高放射線環境の下でも適用することが提案されている(例えば、非特許文献1)。また、放射能を帯びた構造物を対象にした観測も提案されている(例えば、非特許文献2)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】H.Miyadera,etal.,AIP Advances 3,052133(2013).
【非特許文献2】H.Miyadera,etal.,Applied Optics 61,C154(2022).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ミュオンによる透視技術では、観測対象の構造物の外側に荷電粒子軌跡検出装置が設置される。そして、検出されたミュオンの飛行軌跡を検出し、この軌跡を解析することで、観測対象のイメージングが行われる。そのようなミュオンの軌跡を検出する荷電粒子軌跡検出装置としては、電離ガスを用いたドリフトチューブ検出器を積層させた装置や、マルチチャンネルのシンチレーション検出器を積層させたものが用いられる。
【0006】
ところで、環境におけるガンマ線量が高い場合、ガンマ線のコンプトン散乱の発生数も増加し、荷電粒子軌跡検出器において、ミュオンとは別にガンマ線に起因の検出が増加する。このため、高放射線環境下では、ガンマ線に起因する検出が、解析対象となるデータ量を増大させ、荷電粒子軌跡検出装置におけるミュオンの軌跡検出を不安定にする課題があった。
【0007】
本発明の実施形態はこのような事情を考慮してなされたもので、高放射線環境下で安定的にミュオンの軌跡を検出する荷電粒子軌跡検出技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態に係る荷電粒子軌跡検出装置において、複数の検出器が面状配列して成る検出層に荷電粒子が入射し出力された検出信号を読み取る読取回路と、前記荷電粒子の進行方向に沿って隣接する前記検出器が同時に電気信号を出力したときにコインシデンス信号を出力するコインシデンス回路と、一定時間内に別々の前記検出層から少なくとも2個以上の前記コインシデンス信号が出力された際にトリガー信号を出力する検定回路と、前記トリガー信号によって選定された前記検出信号のイベント情報をデータ保存させる選定回路と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施形態により、高放射線環境下で安定的にミュオンの軌跡を検出する荷電粒子軌跡検出技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態に係る荷電粒子軌跡検出装置の構成図。
図2】ドリフトチューブ型の検出器の検出層が成す積層体の斜視図。
図3】(A)検出層に荷電粒子が入射したとき検出信号を出力する検出器を示す図、(B)検出層にガンマ線が入射したとき検出信号を出力する検出器を示す図。
図4】ドリフトチューブ型の検出器の動作説明図。
図5】実施形態に係る荷電粒子軌跡検出方法を説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は実施形態に係る荷電粒子軌跡検出装置10の構成図である。図2はドリフトチューブ型の検出器21の検出層22が成す積層体20の斜視図である。図3(A)は検出層22に荷電粒子11が入射したとき検出信号12を出力する検出器21aを示す図である。図3(B)は検出層22にガンマ線が入射したとき検出信号12を出力する検出器21bを示す図である。
【0012】
図1に示すように荷電粒子軌跡検出装置10は、複数の検出器21が面状配列して成る検出層22(22x1,22y1,22x2,22y2…)に荷電粒子11(図3(A))が入射し出力された検出信号12を読み取りデジタル化する読取回路15と、荷電粒子11の進行方向に沿って隣接する検出器21が同時に電気信号を出力したときにコインシデンス信号を出力するコインシデンス回路23と、一定時間内に別々の検出層22から少なくとも2個以上のコインシデンス信号が出力された際にトリガー信号14を出力する検定回路16と、トリガー信号14によって選定された検出信号12(12x,12y)のイベント情報26をデータ保存させる選定回路17と、を備えている。
【0013】
そして、読取回路15、検定回路16、選定回路17及び送信回路18は、共通の基板19に設けられている。
【0014】
図2に示すように、検出層22(22x1,22y1,22x2,22y2…)の各々は、互いに直交する方向に揃った検出器21(21x,21y)が面状配列して成り、さらに交互に積層配置されている。それぞれの検出器21は、長さ方向の入射位置に依存することなく、荷電粒子11が一つ入射すると、パルス信号を一つ出力する。荷電粒子11の進行方向に隣接する二つの検出器21から同時にパルス信号が出力した場合、ガンマ線などのノイズではなく荷電粒子11らしいシグナルだとコインシデンス回路23で判定される。
【0015】
ここで図3(A)に示すように、検出層22への入射が正ミュオン、負ミュオン、電子又は陽電子のような荷電粒子11である場合、高い貫通性を示す。一方において図3(B)に示すように、検出層22への入射がX線、ガンマ線等の電磁波又は中性子である場合、コンプトン散乱などで発生した荷電粒子11のエネルギーは低く、複数の検出器を貫通できない。
【0016】
このため、検出層22への入射が荷電粒子11であるか、もしくは電磁波又は中性子起因のイベントであるかは、それぞれの入射の貫通性を評価することで識別することができる。ただし、荷電粒子11の進行方向に沿って隣接する検出器ペアが同時に別々のガンマ線により信号出力することもあるため、複数のコインシデンス信号の同時発生を取ることで荷電粒子11の検出確度を向上させることができる。
【0017】
なお検出器21は、荷電粒子11、電磁波又は中性子に応答した直後は、短時間ながら不感期間が発生する。このため、荷電粒子11が貫通した場合であっても、その軌道に沿った検出器21のうちいくつかからは、検出信号12が出力されない場合もある。
【0018】
また検出器21として、ドリフトチューブ方式を例示しているが、その他にマルチワイヤ方式、GEM方式及びシンチレーション方式のいずれかの方式を採用することもできる。シンチレーション方式は、プラスチックシンチレータ又はファイバシンチレータを採用することができる。
【0019】
またドリフトチューブ方式、マルチワイヤ方式及びGEM方式の検出器21では、封入ガスは、一般的に採用される炭化水素系ガスでは高放射線環境で分解してしまうため、アルゴン等の希ガスを主成分としたものを用いるのが好ましい。
【0020】
図1に戻って説明を続ける。読取回路15は、積層体20を構成する全ての検出器21(21x,21y)から随時出力される検出信号12(12x,12y)を入力とし、これを発した検出器21の識別IDとその出力時刻の組み合わせを出力する。
【0021】
コインシデンス回路23(23x1,23y1,23x2,23y2…)は、積層された複数の検出層22(22x1,22y1,22x2,22y2…)の各々を単位として設けられている。もしくは図1に示すように、検出層22を複数(図示は二つ)に分割したセグメント25(25a,25b)を単位として、コインシデンス回路23(23x1a,23x1b,23y1a,23y1b,23x2a,23x2b,23y2a,23y2b…)が設けられている。
【0022】
そして、このコインシデンス回路23は、接続されている検出器21のうち図3(A)のようにペアとなる1組の検出器21が検出信号12を同時出力した場合、検出層22に入射有りの検定結果を示すコインシデンス信号を出力する。
【0023】
そして検定回路16は、積層体20に配置される全てのコインシデンス回路23(23x1a,23x1b,23y1a,23y1b,23x2a,23x2b,23y2a,23y2b…)から一定数以上(例えば4)のコインシデンス信号が同時入力された場合にトリガー信号14を出力する。
【0024】
なお、コインシデンス回路23及び検定回路16における同時の時間間隔とは、荷電粒子の通過時間と、荷電粒子が通過し検出器が検出信号を出力するまでの時間の和である。
【0025】
このようにして検定回路16は、それぞれの検出層22(22x1,22y1,22x2,22y2…)又はセグメント25(25a,25b)に分割された検出層22(22x1a,22x1b,22y1a,22y1b,22x2a,22x2b,22y2a,22y2b…)におけるイベントが、ガンマ線などのノイズか荷電粒子11によるものかを検定する。
【0026】
選定回路17は、検定回路16が出力するトリガー信号14が入力された場合にのみ、読取回路15が出力する一連の検出器の識別IDと出力時刻の組み合わせを送信回路18に出力する。トリガー信号14が入力されなかった場合、検出器の識別IDと出力時刻の情報は破棄される。
【0027】
送信回路18は、一連の検出器の識別IDと出力時刻の組み合わせを含むイベント情報26を、データ保存部27にデータ送信する。これにより、荷電粒子11のイベント情報26として一連の検出器IDと出力時刻の組み合わせがデータ保存部27に蓄積される。ガンマ線等の電磁波や中性子によるノイズイベントの大部分は排除される。
【0028】
そして、軌跡解析部28は、データ保存部27の一連の検出器IDと出力時刻の組み合わせを含む荷電粒子11のイベント情報26から荷電粒子11の軌跡を解析する。
【0029】
図4はドリフトチューブ型の検出器21の動作説明図である。ドリフトチューブ検出器21は、筒体として金属製円筒管内の中心位置に、正の高電圧が印加される芯線29が張設されている。そして、検出器21の円筒管内には、アルゴン等の希ガスを主成分とするガスが封入されている。
【0030】
宇宙線ミュオン等の荷電粒子11がドリフトチューブ検出器21を通過すると、ガスが電離されてイオンと電子に分離される。そして、分離した電子が移動して芯線29に到達したとき、ドリフトチューブ検出器21から検出信号12が出力される。
【0031】
図4に示すようにドリフトチューブ検出器21内で発生した電子の芯線29まで移動するドリフト時間に基づいて、検出器21内における荷電粒子11の通過位置を検出できる。つまり、荷電粒子11が通過し電子が発生する時刻と電子が芯線29に到達する時間(検出信号の発生時刻)とから、電子が発生してから芯線29に移動するまでの移動時間(ドリフト時間)が判明する。このドリフト時間に基づいて芯線29までの電子の移動距離(ドリフト半径r)を求めることで、ドリフトチューブ検出器21内での荷電粒子11の通過位置の検出分解能を向上させることができる。
【0032】
図5のフローチャートに基づいて、実施形態に係る荷電粒子軌跡検出方法を説明する(適宜、図1参照)。まず、検出層22(22x1,22y1,22x2,22y2…)に荷電粒子11(図3(A))が入射すると(S11)、検出器21から検出信号12が出力される(S12)。
【0033】
次に、同時出力される一対の検出信号12の組み合わせから、ペアとなる検出器21が識別される(S13)。そして、ミュオン通過らしいイベントの発生としてコインシデンス信号が発信される(S14)。
【0034】
次に、同時に一定数以上のコインシデンス信号の発信があった場合(S15、Yes)、ミュオンイベントとしてトリガー信号14を出力し、検出信号12(12x,12y)を発した一連の検出器の識別IDと出力時刻の情報の組み合わせをデータ保存部27に送信し(S16)、イベント情報26としてデータ保存する(S17)。
【0035】
一方において、トリガー信号14の発信と同時に識別されなかった検出信号12(12x,12y)は(S15、No)、ガンマ線等のノイズ成分の検出とみなされ、破棄される。そして、測定を終了するまで(S11)から(S17)までのフローが繰返される(S18、No、Yes、END)。
【0036】
実施形態で説明した荷電粒子軌跡検出技術を用いて、原子炉、乾式キャスク、燃料デブリ、コンテナ、車両、列車、船舶の何れかを、地表に到達する宇宙線ミュオン等の荷電粒子を用いて測定することができる。特に、原子炉、原子炉の構造物、核燃料、使用済み燃料、燃料デブリ、放射性廃棄物、特殊核物質等を対象とする場合等、ガンマ線または中性子等の高放射線環境下における荷電粒子の軌跡検出に好適である。
【0037】
以上述べた少なくともひとつの実施形態の荷電粒子軌跡検出装置10によれば、異なる階層の検出層22の間で、入射有りの検定結果を示すトリガー信号14と同時に識別された一連の検出信号12の組み合わせを選定することにより、高放射線環境下で安定的に荷電粒子11の軌跡を検出することが可能となる。
【0038】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0039】
10…荷電粒子軌跡検出装置、11…荷電粒子、12(12x,12y)…検出信号、14…トリガー信号、15…読取回路、16…検定回路、17…選定回路、18…送信回路、19…基板、20…積層体、21(21x,21y,21a,21b)…検出器、22(22x1,22y1,22x2,22y2…)…検出層、23(23x1a,23x1b,23y1a,23y1b,23x2a,23x2b,23y2a,23y2b…)…コインシデンス回路、25…セグメント、26…イベント情報、27…データ保存部、28…軌跡解析部、29…芯線。
図1
図2
図3
図4
図5