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2026-86195ネックレス型端末、データ処理装置、データ処理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2026086195
(43)【公開日】2026-05-26
(54)【発明の名称】ネックレス型端末、データ処理装置、データ処理システム
(51)【国際特許分類】
   G16H 10/00 20180101AFI20260519BHJP
【FI】
G16H10/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024199162
(22)【出願日】2024-11-14
(71)【出願人】
【識別番号】591280485
【氏名又は名称】ソフトバンクグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】孫 正義
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA15
(57)【要約】
【課題】環境センサデバイス及び生体センサデバイスを備えるネックレス型端末を提供する。
【解決手段】ネックレス型端末は、移動可能な生体によって装着されて植物を育成するエリアにおいてデータ収集を行う。ネックレス型端末は、生体センサデバイス、環境センサデバイス、ネックレス型端末の外部からの音波及び生体によって発せられる音波を含む音響振動を検知する音響収集器、生体センサデバイス、環境センサデバイス、及び音響収集器からのデータ信号を収集してそれぞれの出力データを生成するデータ収集部、データ収集部からの出力データを受けるように構成されると共にネックレス型端末の外側に配置されるデータ処理装置と通信可能である第1通信部、並びに第1通信部からの電気信号を音響振動に変換する電気音響変換デバイスを備え、環境センサデバイスは、ネックレス型端末の位置における光を検知する光センサデバイスを含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動可能な生体によって装着されて植物を育成するエリアにおいてデータ収集を行うように構成されるネックレス型端末であって、
前記生体の生体データを検知するように構成される生体センサデバイスと、
前記ネックレス型端末の外側の環境データを検知するように構成される環境センサデバイスと、
前記ネックレス型端末の外部からの音波及び前記生体によって発せられる音波を含む音響振動を検知するように構成される音響収集器と、
前記生体センサデバイス、前記環境センサデバイス、及び前記音響収集器からのデータ信号を収集して、それぞれの出力データを生成するように構成されるデータ収集部と、
前記データ収集部からの前記出力データを受けるように構成されると共に前記ネックレス型端末の外側に配置されるデータ処理装置と通信可能である第1通信部と、
前記第1通信部からの電気信号を音響振動に変換する電気音響変換デバイスと、
を備え、
前記環境センサデバイスは、前記ネックレス型端末の位置における光を検知する光センサデバイスを含む、
ネックレス型端末。
【請求項2】
前記環境センサデバイスは、少なくとも水分を検知可能な土壌センサデバイスを更に含む、
請求項1に記載されたネックレス型端末。
【請求項3】
前記土壌センサデバイスは、前記ネックレス型端末の外観において突出する土壌センサ及び前記土壌センサに接続される無線通信部を含み、
前記土壌センサデバイスは、前記ネックレス型端末において分離可能に構成され、
前記土壌センサデバイスの前記無線通信部は、分離されたとき、前記ネックレス型端末の前記第1通信部と通信可能に構成される、
請求項2に記載されたネックレス型端末。
【請求項4】
前記環境センサデバイスは、前記ネックレス型端末の位置における湿度を検知する湿度センサデバイスを含む、
請求項1に記載されたネックレス型端末。
【請求項5】
前記環境センサデバイスは、前記ネックレス型端末の位置における温度を検知する温度センサデバイスの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載されたネックレス型端末。
【請求項6】
前記環境センサデバイスは、前記ネックレス型端末の位置における二酸化炭素濃度を検知する二酸化炭素センサデバイスを更に含む、
請求項1に記載されたネックレス型端末。
【請求項7】
植物を育成するエリアに設けられるデータ処理装置であって、
請求項1から請求項6の何れか一項に記載されるネックレス型端末と通信可能である第2通信部と、
前記第2通信部を介して前記ネックレス型端末からの前記出力データを受ける入力部と、
受け付けた前記出力データに基づき生成された前記ネックレス型端末への応答を前記第2通信部に送出する出力部と、
前記入力部及び前記出力部に接続されるプロセッサと、
プログラムコードを格納するように構成されると共に前記プロセッサに接続されるメモリと、
を備え、
前記プログラムコードは、前記プロセッサによって実行される際に、前記プロセッサに、
前記ネックレス型端末の前記出力データの音響データから生成された発話内容を示すテキストをユーザ発話として含むプロンプトをデータ生成モデルに入力して、前記データ生成モデルの出力データを用いて、発話に対する応答を取得することと、
を引き起こす、
データ処理装置。
【請求項8】
前記プログラムコードは、前記プロセッサによって実行される際に、前記プロセッサに、
前記ネックレス型端末の前記出力データとして前記環境センサデバイスからの環境センサデータを用いて学習を行って、前記植物の育成モデルを生成することと、
を引き起こす、
請求項7に記載されたデータ処理装置。
【請求項9】
前記プログラムコードは、前記プロセッサによって実行される際に、前記プロセッサに、
前記ネックレス型端末の前記出力データとして前記生体センサデバイスからの生体センサデータを用いて学習を行って、ユーザの行動の様式を示すユーザ生活モデルを生成すること
を引き起こす、
請求項7に記載されたデータ処理装置。
【請求項10】
前記プログラムコードは、前記プロセッサによって実行される際に、前記プロセッサに、
前記ユーザ発話が予め定められたトリガ条件を満たす場合に、前記ユーザ発話を含むプロンプトを、前記データ生成モデルに入力して、前記データ生成モデルの出力を用いて、前記ユーザ発話に対する応答を取得すること、
を引き起こす、
請求項7に記載されたデータ処理装置。
【請求項11】
前記エリアに提供されるべき光を調整するように構成される調光デバイスと、
前記植物に提供されるべき水分を供給可能な給水デバイスと、
前記エリアに維持されるべき湿気を調整するように構成される調湿気デバイスと、
前記エリアに維持されるべき気温を調整するように構成されるエアーコンディショニングデバイスと、
の少なくとも1つを更に備える、
請求項7に記載されるデータ処理装置。
【請求項12】
請求項1から請求項6の何れか一項に記載されるネックレス型端末と、
植物を育成するエリアに設けられるデータ処理装置と、
を備え、
前記データ処理装置は、
前記ネックレス型端末と通信可能である第2通信部と、
前記第2通信部を介して前記ネックレス型端末からの前記出力データを受ける入力部と、
受け付けた前記出力データに基づき生成された前記ネックレス型端末への応答を前記第2通信部に送出する出力部と、
前記入力部及び前記出力部に接続されるプロセッサと、
プログラムコードを格納するように構成されると共に前記プロセッサに接続されるメモリと、
を備え、
前記プログラムコードは、前記プロセッサによって実行される際に、前記プロセッサに、
前記ネックレス型端末の前記出力データの音響データから生成された発話内容を示すテキストをユーザ発話として含むプロンプトをデータ生成モデルに入力して、前記データ生成モデルの出力データを用いて、発話に対する応答を取得することと、
を引き起こす、
データ処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ネックレス型端末、データ処理装置、及びデータ処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、少なくとも一つのプロセッサにより遂行される、ペルソナチャットボット制御方法を開示する。この方法は、ユーザ発話を受信することと、ユーザ発話を、チャットボットのキャラクターに関する説明と関連した指示文を含むプロンプトに追加すること、及びプロンプトをエンコードすること、を含む。また、方法は、エンコードしたプロンプトを言語モデルに入力して、ユーザ発話に応答するチャットボット発話を生成することと、を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-180282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、オーディオセンサ及びイメージセンサに加えて、加速度センサ及びジャイロセンサを開示する。しかしながら、これらのセンサは、ペルソナチャットボットのユーザの生体データを収集することに関して十分に機能しない。これに従って、ウエアラブルデバイス、例えばネックレス型端末は、ユーザの健康状態及び発話をサポートする機能に焦点を置いて開発されるべきである。
【0005】
このようなウエアラブルデバイスは、健康状態の監視及び発話サポートに適用されることができる。例えば、健康状態の把握は、ユーザの居住及び労働の環境に拡張されることができ、発話サポートは、ユーザの居住及び労働の環境の内の外部デバイスとユーザとの対話に拡張される。このように、ウエアラブルデバイスの適用は、様々な新たな分野に拡張され得る。
【0006】
新たな適用の1つは、植物育成に関する分野である。植物育成に関するセンサデバイスは、可能な場合には、ウエアラブルデバイス、例えばネックレス型端末に取り込まれることができる。
【0007】
植物育成は、その環境を検知する様々なセンサデバイスを必要とする。しかしながら、これらのセンサデバイスは、専用デバイスとして提供されることが必要である。これらセンサデバイスの機能は、加速度センサ及びジャイロセンサといったこれまでのセンサからのデータを用いて代替できない。
【0008】
植物育成は、ユーザの生活環境及び行動様式といったユーザの日常生活と不可避的に関連する。新たな適用の実証は、日常生活と植物育成とを連携させるシステムによって促進される可能性がある。このシステムは、具体的には、ユーザの行動を補助して良好な育成環境を維持すること、或いはユーザの知識を補って育成環境を整えることを提供する。求められていることは、植物育成に適用可能なウエアラブルデバイス、例えばネックレス型端末及びデータ処理装置、並びにネックレス型端末及びデータ処理装置を含むデータ処理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る第1態様は、移動可能な生体によって装着されて植物を育成するエリアにおいてデータ収集を行うように構成されるネックレス型端末であって、ネックレス型端末は、前記生体の生体データを検出するように構成される生体センサデバイスと、前記ネックレス型端末の外側の環境データを検知するように構成される環境センサデバイスと、前記ネックレス型端末の外部からの音波及び前記生体によって発せられる音波を含む音響振動を検知するように構成される音響収集器と、前記生体センサデバイス、前記環境センサデバイス、及び前記音響収集器からのデータ信号を収集して、それぞれの出力データを生成するように構成されるデータ収集部と、前記データ収集部からの前記出力データを受けるように構成されると共に前記ネックレス型端末の外側に配置されるデータ処理装置と通信可能である第1通信部と、前記第1通信部からの電気信号を音響振動に変換する電気音響変換デバイスと、を備え、前記環境センサデバイスは、前記ネックレス型端末の位置における光を検知する光センサデバイスを含む。
【0010】
本開示に係る第2態様は、植物を育成するエリアに設けられるデータ処理装置であって、データ処理装置は、第1態様に記載されるネックレス型端末と通信可能である第2通信部と、前記第2通信部を介して前記ネックレス型端末からの前記出力データを受ける入力部と、受け付けた前記出力データに基づき生成された前記ネックレス型端末への応答を前記第2通信部に送出する出力部と、前記入力部及び前記出力部に接続されるプロセッサと、プログラムコードを格納するように構成されると共に前記プロセッサに接続されるメモリと、を備え、前記プログラムコードは、前記プロセッサによって実行される際に、前記プロセッサに、前記ネックレス型端末の前記出力データの音響データから生成された発話内容を示すテキストをユーザ発話として含むプロンプトをデータ生成モデルに入力して、前記データ生成モデルの出力データを用いて、発話に対する応答を取得することと、を引き起こす。
【0011】
本開示に係る第3態様は、データ処理システムであって、データ処理システムは、第1態様に記載されるネックレス型端末と、第2態様に記載されたデータ処理装置と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本実施形態に係る例示的なデータ処理システムを概略的に示す図面である。
図2図2は、例示的なデータ処理装置及び例示的なネックレス型端末の主要な機能を示す概略的に示す図面である。
図3図3は、例示的なネックレス型端末を模式的に示す図面である。
図4図4は、例示的な別のネックレス型端末を模式的に示す図面である。
図5図5は、本実施形態に係る例示的なデータ処理システムを配置する領域、例えば居室のマップを模式的に示す図面である。
図6図6は、図5の居室において環境センサデバイスを用いた例示的な育成を模式的に示す図面である。
図7図7は、図5の居室において環境センサデバイスを用いた例示的な育成を模式的に示す図面である。
図8図8は、図5の居室において環境センサデバイスを用いた例示的な育成を模式的に示す図面である。
図9図9は、図5の居室において環境センサデバイスを用いた例示的な育成を模式的に示す図面である。
図10図10は、例示的なユーザ生活モデル及び育成モデル並びにこれのモデルの使用を示す図面である。
図11図11は、ネックレス型端末の制御部の機能構成を概略的に示す図面である。
図12図12は、データ処理装置の特定処理モジュールの機能構成を概略的に示す図面である。
図13図13は、データ処理装置による特定処理の動作フローの一例を概略的に示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本開示を実施するための各実施の形態について説明する。同一の部分には、同一の符号を付して複写的な説明を省略する。
【0014】
先ず、本件の説明で使用される文言について説明する。
【0015】
以下の実施形態において、プロセッサは、単一の演算装置であることができ、或いは、複数の演算装置の組み合わせである結合された演算装置であることができる。また、プロセッサは、1種類の演算装置であってもよいし、複数種類の演算装置の組み合わせであってもよい。例示的な演算装置は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、GPGPU(General-Purpose computing on Graphics Processing Units)、又はAPU(Accelerated Processing Unit)を包含することができる。
【0016】
以下の実施形態において、RAM(Random Access Memory)は、一時的に情報を格納することができるメモリであり、このメモリは、プロセッサによってワークメモリとして用いられる。
【0017】
以下の実施形態において、ストレージは、様々なジュールを提供するプログラム及び各種パラメータといったデータを記憶する1又は複数の不揮発性記憶装置である。例示的な不揮発性記憶装置は、フラッシュメモリを含むSSD(Solid State Drive)、磁気ディスク(例えば、ハードディスク)、又は磁気テープといったメモリデバイスを包含することができる。
【0018】
以下の実施形態において、通信インタフェース(Interface:I/F)は、通信プロセッサ及びアンテナといった通信用デバイスを含むインタフェースである。通信インタフェースは、複数のコンピュータ間での通信を可能にする。通信インタフェースは、適用される例示的な通信規格として、5G移動通信規格(5th Generation Mobile Communication System)、様々なWi-Fi(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)といった等を含む無線通信規格を用いることができる。
【0019】
以下の実施形態において、「A及び/又はB」は、「A及びBのうちの少なくとも1つ」と同義である。つまり、「A及び/又はB」は、Aだけであってもよいし、Bだけであってもよいし、A及びBの組み合わせであってもよい、という意味である。また、本明細書において、3つ以上の事柄を「及び/又は」で結び付けて表現する場合も、「A及び/又はB」と同様の考え方が適用される。
【0020】
図1は、実施形態に係る例示的なデータ処理システムを概略的に示す図面である。添付図面に従って本開示の技術に係るデータ処理システム、データ処理装置、及びウエアラブルデバイスを説明する。
【0021】
図1を参照すると、データ処理システム10は、データ処理装置12及びネックレス型端末14を備える。例示的なデータ処理装置12は、サーバを包含することができる。引き続いて、例示的なデータ処理装置12及び例示的なネックレス型端末14が、記述される。以下の説明において、データ処理装置12は、本開示の技術に係る「データ処理装置」の一例であり、ネックレス型端末14は、本開示の技術に係る「ネックレス型端末」の一例である。データ処理システム10、データ処理装置12及びネックレス型端末14は、居室61内に配置される。居室61内には、育成されるべき植物70が置かれる。
【0022】
ネックレス型端末14は、自律的に移動可能な生体に装着されて、植物70を育成するエリア(以下、「育成エリア69」として参照される)において、センサデバイスを用いてデータ収集を行うように構成される。収集されたデータは、ネックレス型端末14において処理されてネックレス型端末14の動作に反映されることができる。また、収集されたデータは、データ処理装置12に送られると共にデータ処理装置12によって処理されて、データ処理装置12の動作に反映されることができる。さらに、収集されたデータは、データ処理装置12によって処理されて、データ処理装置12は処理結果を生成する。処理結果はネックレス型端末14に送られて、ネックレス型端末14の動作に反映されることができる。ネックレス型端末14は、ウエアラブルデバイスのある例示である。このようなウエアラブルデバイスの新たな適用の1つは、植物育成に関する分野である。
【0023】
一視点では、植物育成は、その環境を検知する様々な環境センサデバイスを必要とする。環境センサデバイスは、その機能の点で、オーディオセンサ及びイメージセンサ、並びに加速度センサ及びジャイロセンサと異なる。これ故に、環境センサデバイスは、ネックレス型端末14に専用デバイスとして提供されることがよい。
【0024】
別の視点では、植物育成は、植物育成を行う育成者(引き続く説明においてウエアラブルデバイスの使用者を示す「ユーザ20」として参照される)の生活環境及び行動様式と関連している。これに従って、植物育成、具体的には、居室61における植物70の育成は、ユーザ20の日常生活と連携させるシステム及びデバイスを求めている。システム及びデバイスに求められることの例示は、ユーザ20が手間をかけずに最適な育成環境を維持すること、及び/又はユーザ20の植物育成知識を補助して育成環境を整えることである。ユーザは、ウエアラブルデバイスの装着者であると共に、使用者である。
【0025】
更なる視点では、ユーザ20に目を向けると、その日常生活は、個々の人において様々であり、定型的ではない。これに従って、ウエアラブルデバイスは、特に植物育成のために、その搭載センサデバイス、例えば生体センサデバイスを用いて、ユーザ20の行動様式及び生活様式のセンサデータを収集する。
【0026】
上記の視点に従えば、ウエアラブルデバイスは、環境センサデバイス及び生体センサデバイスからのセンサデータ(具体的には、環境センサデータ及び生体センサデータ)を取得することができる。これらのセンサデータは、データ処理システム10、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも1つにおいて処理されて、このような処理は、所望の連携を可能にする。
【0027】
これらの視点は、以下のように更に具体化される。
【0028】
・ウエアラブルデバイスは、ユーザ20の行動データを収集すること、具体的には、ユーザ20の活動状況(例えば、移動、睡眠、屋内活動、屋外活動といった日常の活動)をリアルタイムにモニタすることを可能にする。
・ウエアラブルデバイスは、ユーザ20の行動様式及び活動状況のデータを取得する生体センサデバイス、並びに、育成中の植物の状態及びその植物の環境データを取得する環境センサデバイスを搭載する。これにより、ユーザ20の生活様式を植物の育成と関連付けるためのデータが提供されることができる。
・例示的なウエアラブルデバイス、具体的にはネックレス型端末は、ユーザ20の装着位置及びその形状の観点で、ユーザ20の行動データを取得する生体センサデバイスと、育成中の植物の環境データを取得する環境センサデバイスを搭載することとを可能にする。
・植物育成とユーザ20の行動との連携は、例えば、大規模言語モデル(Large Language Models、LLM)を含む人工知能(Artificial Intelligence、AI)を用いて、ウエアラブルデバイスの集音器といった音響センサ、及びスピーカといった電気音響変換器を介して支援されることができる。
【0029】
人工知能は、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも一方に搭載されて、学習機能を提供する。具体的には、人工知能は、生体センサデバイスからの生体センサデータに基づきユーザ20の行動の様式を学習して、ユーザ生活モデルを構築することができる。また、人工知能は、一般的な植物育成のデータを収集すると共に収集されたデータを用いて、育成モデルを構築することができる。具体的には、人工知能は、環境センサデバイスからの環境センサデータに基づき植物70の育成を学習して、育成モデルを構築することができる。ユーザ生活モデル及び育成モデルは、図10を参照しながら説明される。
【0030】
ユーザ行動と植物育成との連携のために、ネックレス型端末14は、ユーザ20の行動データを収集すると共に、収集された行動データは、ユーザ20の生活様式に合わせて、育成エリア69における植物育成の環境を調整するために利用される。
【0031】
植物育成とユーザ行動との連携は、データ処理システム10の動作によって提供されることができ、また、データ処理装置12及びネックレス型端末14のいずれか1つ、或いはこれら2つの組み合わせの動作によって提供される。例えば、ネックレス型端末14は、生体センサデバイスを用いて、ユーザ20の生活様式、育成エリア69におけるユーザ20の不在、例えばユーザ20の外出、を特定することができる。データ処理装置12は、例えば生体センサデバイス及び環境センサデバイスの通信断絶を検知して、育成エリア69にユーザ20が不在であること、例えばユーザ20の外出を特定することができる。これに従って、データ処理装置12又はネックレス型端末14は、一時的に、ユーザ20の生活環境より植物の育成に適した育成環境(例えば、現時点の植物に適切な照明、湿度及び温度の少なくとも1つ)を育成エリア69に構築するように動作することができる。
【0032】
学習機能は、データ処理システム10、データ処理装置12、及びネックレス型端末14の少なくとも1つにおいて機能して、外出及び睡眠といったユーザ20の行動様式の繰り返し、例えば定型的な行動様式を特定することができる。定型的な行動、例えば外出の特定に応答して、データ処理システム10、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも1つが、植物70に適切な育成環境を育成エリア69に構築する。この構築は、定型的な外出といった定型的な行動様式の予想終了時刻に合わせて、予想終了時刻において適切な生活環境に育成環境から戻されることができる。
【0033】
音声インタフェースは、ユーザ20が、マイクロフォン及びスピーカといった音響デバイスを介して、インタラクティブな対話をネックレス型端末14と行うことを可能にする。インタラクティブな対話は、具体的には、発話される自然言語を用いて行われる。
【0034】
強化された音声インタフェースは、ユーザ20が、音声コマンドを介して、植物70の育成状態及び育成環境をネックレス型端末14に問い合わせることを可能にする。例示的な問い合わせは、ユーザ20は、音声コマンドを通じて、植物70の生育状態を問い合わせることができる。インタラクティブな育成支援の例示は、ネックレス型端末14が、例えば「今の植物の状態はどう?」という音声の問い合わせに対して、リアルタイムに音声を介して返答することである。返答は、ネックレス型端末14のセンサデバイスの現在値(例えば、光量、温度、及び湿度の最新の環境データ)の少なくとも1つを含むことができる。また、返答は、人工知能によって生成されることができる。音響デバイスは、人工知能からの返答を、例えばスピーカを介して提供する。
【0035】
自動応答の機能は、強化された音声インタフェースを介して提供される。自動応答の機能は、大規模言語モデルを含む人工知能が、植物の育成に関する質問に対して、センサデバイスの値を参照して返答を提供することを可能にする。このような強化された音声インタフェースは、ユーザ20へ迅速に逐次の返答を可能にして、ユーザ20に植物育成の関心及び動機付けの強化を提供でき、この結果として、育成の効率を向上できる。
【0036】
ネックレス型端末14は、環境センサデバイスを搭載することができる。例示的な環境センサデバイスは、光センサデバイス、湿度センサデバイス、温度センサデバイス、二酸化炭素(CO)濃度センサデバイス、土壌水分センサデバイスを包含することができる。環境センサデバイスは、植物の育成環境データをリアルタイムで収集することを可能にする。ネックレス型端末14は、湿度センサデバイス及び温度センサデバイスを生体の皮膚に接触しにくい位置に搭載する。また、水中の植物を育成するために、例示的な環境センサデバイスは、ネックレス型端末14とは別体の温度センサデバイス、酸素(O)濃度センサデバイスを包含することができる。
【0037】
上述のように動作可能なデータ処理装置12及びネックレス型端末14は、引き続いて説明される例示的なハードウェア及び例示的なコンピュータコードを用いて提供されることができる。引き続く説明は、例示的なハードウェア及び例示的なコンピュータコードを記述しており、当業者は、上述のようにデータ処理装置12及びネックレス型端末14を動作させるように例示的な記述に基づき変更することができる。
【0038】
データ処理装置12は、コンピュータ22、データベース24、及び通信インタフェース26といった第2通信部を備え、この第2通信部は、ネックレス型端末14及び外部デバイスと通信可能である。第2通信部は、データ処理装置12及びネックレス型端末14の外側に位置する外部センサデバイスからのデータを受信可能なように構成され、また外部センサデバイスへデータを送信可能なように構成されることができる。コンピュータ22は、本開示の技術に係る「コンピュータ」の一例である。コンピュータ22は、例えばプロセッサ28、並びにRAM30及びストレージ32といったメモリを備えることができ、メモリは、育成エリア69のマップを格納するように構成されることができる。プロセッサ28、RAM30、及びストレージ32は、バス34に接続される。また、データベース24及び通信インタフェース26も、同様に、バス34に接続されている。通信インタフェース26は、ネットワーク54に接続される。例示的なネットワーク54は、WAN(Wide Area Network)及び/又はLAN(Local Area Network)といった様々な有線又は無線の電気通信路、及び有線又は無線の光通信路を介して通信する。
【0039】
ネックレス型端末14は、コンピュータ36、及び通信インタフェース44といった第1通信部を備え、第1通信部は、無線による電気通信、赤外線による光通信、及び/又は超音波による音響通信を、例えば第2通信部及び外部センサデバイスと行うことができる。また、ネックレス型端末14は、1又は複数のマイクロフォン38といった音響収集器、1又は複数のセンサデバイス39、1又は複数のスピーカ40といった電気音響変換デバイス、及び1又は複数のカメラ42といった光電気変換デバイスを備えることができる。音響収集器は、ネックレス型端末14の外部からの音波及び生体によって発せられる音波を含む音響振動を検知するように構成される。第1通信部は、ネックレス型端末14の外側に位置する外部センサデバイスからのデータを受信可能なように構成され、また外部センサデバイスへデータを送信可能なように構成されることができる。コンピュータ36は、例えばプロセッサ46、並びにRAM48及びストレージ50といった記憶部を備えることができ、この記憶部は、育成エリア69のマップを格納するように構成されることができる。プロセッサ46、RAM48、及びストレージ50は、バス52に接続される。また、マイクロフォン38、スピーカ40、及びカメラ42も、バス52に接続されている。
【0040】
例示的な音響収集器は、マイクロフォン38を含むことができ、またネックレス型端末14の外部からの音波及び装着者によって発せられる音波を含む物理的振動を検知するように構成される。音響収集器は、音波として、生体の発話の周波数帯の音波を収集可能である。また、音響収集器は、音波として、植物から発せられる超音波の周波数帯の音波を収集可能である。植物からの超音波は、植物のストレスの有無及び変化に係る情報を含むことができる。
【0041】
例示的な電気音響変換デバイスは、スピーカ40を含むことができ、またネックレス型端末14の通信インタフェース44といった第2通信部からの電気信号を物理的振動に変換するように構成される。
【0042】
ネックレス型端末14には、例示的な音響デバイスとして、マイクロフォン38及びスピーカ40が設けられる。具体的には、マイクロフォン38は、ユーザ20が発する音声、及びユーザ20周辺の音を受ける。また、マイクロフォン38は、ユーザ20が発する音声を受けることができ、音声の受け付けを介してユーザ20から指示を含む発話を受ける。マイクロフォン38は、ユーザ20が発する音声をキャプチャし、キャプチャされた音声をディジタ形式の音声データに変換してプロセッサ46に提供する。
【0043】
スピーカ40は、プロセッサ46からのディジタ形式の音声データに従って指示のための音声を出力する。スピーカ40は、例えば、指向性スピーカであることができ、ユーザ20の耳に向かって音声を出力する。
【0044】
センサデバイス39は、環境センサデバイス及び生体センサデバイスを包含することができる。生体センサデバイスは、装着者の生体データを検出するように構成される。環境センサデバイスは、ネックレス型端末14の外側の環境データを検知するように構成される。
【0045】
生体センサデバイスといったセンサデバイス39は、ネックレス型端末の装着者であるユーザ20の生体データを検出することができる。例えば、生体センサデバイスは、心拍センサデバイス及び血中酸素センサデバイスを包含することができる。ネックレス型端末14上の加速度センサ及びジャイロセンサは、装着者の移動を示すセンサデータを提供することができる。生体センサデバイスは、データ処理装置12の第2通信部と通信することができる。データ処理装置12及びネックレス型端末14は、装着者の移動を追跡できる。
【0046】
例示的な生体センサデバイスは、あるエリアの広さにおいて移動体を検知するように構成された動体センサを含むことができる。ネックレス型端末14上の動体センサは、ネックレス型端末14の移動を周囲の物体の相対的な移動として検知することができる。
【0047】
環境センサデバイスといったセンサデバイス39は、ネックレス型端末14の外側の環境データを検出することができる。
【0048】
例示的な環境センサデバイスは、ネックレス型端末14の位置における光を検知する光センサデバイスを含むことができる。例示的な光センサデバイスは、一次元又は二次元の可視光センサ、及び一次元又は二次元の赤外光センサを含むことができる。例示的な光センサデバイスは、ネックレス型端末14の外部環境からの光を検知するカメラを含むことができる。撮像装置のある分野は、可視光センサ及び赤外光センサとして働くことができる。
【0049】
例示的な可視光センサからのセンサデータは、植物の光合成を可能にする波長体の光量を検知するように解析されることができる。例示的な赤外光センサからのセンサデータは、植物の生育状況を示す波長体の光量を検知するように解析されることができる。これらの解析データは、育成モデルを更新することを可能にする。
【0050】
例示的な光センサデバイスは、ネックレス型端末14のセンサ位置において光の強度及びスペクトルを正確に測定することができ、光センサデバイスからのセンサデータは、育成エリア69の植物に必要とされる光量を判断するために用いられる。例示的なデータ処理装置12は、ネックレス型端末14に、センサデータに基づく光量の不足及び光照射の追加の少なくとも一方を通知すると共に、光量の過剰及び引き続く光照射の低減の少なくとも一方を通知することができる。例示的なネックレス型端末14は、ユーザに、センサデータに基づき光量の不足及び光照射の過剰の少なくとも一方、並びに光量の追加及び光照射の低減の少なくとも一方を、例えばアラートとして通知することができる。
【0051】
例示的な環境センサデバイスは、ネックレス型端末14の位置における温度を検知する温度センサデバイスの少なくとも1つを含むことができる。
【0052】
例示的な温度センサデバイスは、ネックレス型端末14のセンサ位置において環境温度を測定することができ、温度センサデバイスからのセンサデータは、育成エリア69における植物の育成に必要とされる気温を判断するために用いられる。例示的なデータ処理装置12は、ネックレス型端末14に、センサデータに基づき低い気温及び室温の上昇の少なくとも一方を通知すると共に、高い気温及び室温の低下の少なくとも一方を通知する。また、例示的なネックレス型端末14は、低い気温及び高い室温の少なくとも一方をユーザに、例えばアラートとして通知すると共に、室温の上昇及び低下の少なくとも一方をユーザに、例えばアラートとして提案する。
【0053】
例示的な環境センサデバイスは、ネックレス型端末14の位置における湿度を検知する湿度センサデバイスを含むことができる。
【0054】
例示的な湿度センサデバイスは、ネックレス型端末14のセンサ位置において湿度を測定することができ、湿度センサデバイスからのセンサデータは、育成エリア69における植物の育成に必要とされる湿度を判断するために用いられる。例示的なデータ処理装置12は、センサデータを用いて、ネックレス型端末14に、低い湿度及び乾燥の緩和、例えば加湿又は換気、の少なくとも一方を通知すると共に、過度な湿気及び高い湿気の緩和、例えば除湿又は換気、の少なくとも一方を通知する。例示的なネックレス型端末14は、センサデータを用いて、ユーザに、低い湿度及び乾燥の緩和、例えば加湿又は換気、の少なくとも一方、並びに、過度な湿気及び高い湿気の緩和、例えば除湿又は換気、の少なくとも一方を、例えばアラートとして通知する。
【0055】
例示的な環境センサデバイスは、ネックレス型端末14の位置における二酸化炭素濃度を検知する二酸化炭素センサデバイスを更に含むことができる。
【0056】
例示的な二酸化炭素センサデバイスは、ネックレス型端末14のセンサ位置における二酸化炭素の濃度を測定することができる。二酸化炭素センサデバイスからのセンサデータは、育成エリア69における植物70の育成に適切な二酸化炭素濃度を判断するために用いられる。例示的なネックレス型端末14及びデータ処理装置12の少なくとも一方は、センサデータを用いて、植物の効率的な光合成を可能にする環境をユーザに、例えばアラートとして通知する。
【0057】
データ処理装置12の第2通信部は、環境センサデバイスと通信することができ、環境センサデバイスは、光センサデバイス、湿度センサデバイス、温度センサデバイス、及び二酸化炭素センサデバイスの少なくとも1つを含む。
【0058】
例示的な環境センサデバイスは、少なくとも水分の検知可能な土壌センサデバイス(例えば、水分量、土壌の水素イオン濃度pH)を更に含むことができる。例示的な土壌センサデバイスは、ネックレス型端末14の外観において突出する土壌センサ、及びこの土壌センサに接続される無線通信部を含むことができる。
【0059】
例示的な土壌センサデバイスは、ネックレス型端末14において分離可能に構成されることができる。土壌センサデバイスの無線通信部は、ネックレス型端末14から分離されたとき、ネックレス型端末14の第1通信部と通信可能に構成されることができる。
【0060】
土壌水分センサデバイスは、育成エリア69内において植物を植え込んだ土壌の水分量を測定する。植物の育成、具体的には根の成長に相応しい提案をユーザに提供する。例示的なネックレス型端末14及びデータ処理装置12の少なくとも一方は、センサデータを用いて、乾燥に応答して水分補給を提案すると共に、根腐れの原因になる過剰な水分に応答して、土壌の乾燥若しくは排水、又は更なる給水の停止を提案する。
【0061】
環境センサデバイスは、光センサデバイス、湿度センサデバイス、温度センサデバイス、二酸化炭素センサデバイス、土壌センサデバイス、及び少なくとも水温の検知可能な耐水性の水温センサデバイスの少なくとも1つを含むことができる。
【0062】
例示的なカメラ42は、レンズ、絞り、及びシャッタといった光学系と、CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサデバイス又はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサデバイスといった一次元又は二次元の撮像素子とを搭載する小型デジタルカメラであり、ユーザ20の周囲(例えば、一般的な健常者の視界の広さに相当する画角で規定された撮像範囲)を撮像することができる。
【0063】
通信インタフェース44は、ネットワーク54に接続される。通信インタフェース44及び通信インタフェース26は、ネットワーク54を介してプロセッサ46とプロセッサ28との間の通信路を提供して、プロセッサ46とプロセッサ28との間において様々な情報に係るデータ信号の送信及び受信を可能にする。
【0064】
図2は、実施形態に係る例示的なデータ処理装置及びネックレス型端末の主要な機能ブロックを示す図面である。
【0065】
データ処理装置12では、プロセッサ28が、1又は複数のプログラムコードによって規定される特定処理を実行することができる。例示的なプログラムコードは、1又は複数の特定処理プログラム56としてストレージ32に格納される。データ処理装置12のメモリ、例えばストレージ32は、プロセッサ28に接続されており、またプログラムコードを格納するように構成される。
【0066】
具体的には、プロセッサ28は、ストレージ32からある特定処理プログラム56を読み出して、読み出された特定処理プログラム56をRAM30にロードする。プロセッサ28は、RAM30上の特定処理プログラム56を実行する。実行される特定処理プログラム56は、特定処理を規定しており、特定処理は、プロセッサ28がRAM30上で実行する特定処理プログラム56によって規定される特定処理モジュールとして提供される。特定処理モジュール(例えば、図2の特定処理部290)は、実行中の特定処理モジュールを示す。
【0067】
具体的には、データ処理装置12では、プログラムコードは、プロセッサ28によって実行される際に、プロセッサ28に、特定処理モジュールの以下の処理を引き起こすことができる。ネックレス型端末14の出力データの音響データから生成された発話内容を示すテキストをユーザ発話として含むプロンプトをデータ生成モデル58に入力して、データ生成モデル58の出力データを用いて、発話に対する応答を取得すること。
【0068】
また、データ処理装置12では、プログラムコードは、プロセッサ28によって実行される際に、プロセッサ28に、以下のモジュールの少なくとも1つを引き起こすことができる。ユーザ発話が予め定められたトリガ条件を満たす場合に、ユーザ発話を含むプロンプトを、データ生成モデル58に入力して、データ生成モデル598の出力結果を用いて、ユーザ発話に対する応答を取得すること。
【0069】
また、データ処理装置12では、プログラムコードは、プロセッサ28によって実行される際に、プロセッサ28に、以下の例示的なモジュールを引き起こすことができる。育成エリア69におけるネックレス型端末14の存在又は不在の判定を行うこと。
【0070】
データ処理装置12では、既に説明された及び引き続き説明される処理のプログラムコードは、プロセッサ28によって実行される際に、プロセッサ28に、それぞれの処理のモジュールを引き起こすことができる。
【0071】
例示的なストレージ32は、データ蓄積部55及びデータ生成モデル58を格納することができる。データ生成モデル58は、特定処理部290の1又は複数のモジュールによって用いられる。また、データ蓄積部55は、モジュールの実行によって生成されるデータを該モジュールと関連付けて格納することができる。
【0072】
図2を参照すると、ネックレス型端末14では、ストレージ50は、データ収集プログラム60を格納する。プロセッサ46は、データ収集プログラム60を実行して、データ収集処理を行う。具体的には、プロセッサ46は、ストレージ50からデータ収集プログラム60を読み出して、読み出したデータ収集プログラム60をRAM48にロードする。プロセッサ46は、RAM48上のデータ収集プログラム60を実行する。データ収集処理は、プロセッサ46がRAM48上で実行するデータ収集プログラム60によって規定されるデータ収集モジュールとして提供される。図2の制御部46Aは、実行中のデータ収集モジュールを示す。
【0073】
ネックレス型端末14では、既に説明された及び引き続き説明される処理のプログラムコードは、プロセッサ46によって実行される際に、プロセッサ46に、それぞれの処理のモジュールを引き起こすことができる。
【0074】
ネックレス型端末14は、二次電池16bを及び給電デバイス16cを更に備えることができ、給電デバイス16cは、ネックレス型端末14の内のデバイスに二次電池16bから給電するように構成される。
【0075】
図3は、例示的なネックレス型端末の外観を模式的に示す図面である。図3では、例示的なネックレス型端末の側面が示されている。図4は、例示的な別のネックレス型端末の外観を模式的に示す図面である。図4では、例示的なネックレス型端末の上面が示されている。
【0076】
図3及び図4を参照すると、ネックレス型端末14には、1又は複数のマイクロフォン38、1又は複数のセンサデバイス39、1又は複数のスピーカ40、及び1又は複数のカメラ42が設けられる。これらは、ネックレス型端末14の支持体15に支持されている。例示的な支持体15は、1又は複数のアーム(15b、15c、15d)を含むことができる。アーム(15b、15c、15d)の少なくとも一部分は、例えば金属又は生体に無害な可撓性部材を含むことができる。
【0077】
図3の例示的なネックレス型端末14は、一端及び他端を有する単一のアーム15bを有する。単一の例示的なアーム15b(15)には、単一のマイクロフォン38、単一のセンサデバイス39、単一のスピーカ40、及び単一のカメラ42が設けられることができる。図3のネックレス型端末14のアーム15bは、その一端にマイクロフォン38を搭載し、マイクロフォン38は、ネックレス型端末14を装着したユーザ20の前方に向くように、ネックレス型端末14に配置される。また、アーム15bは、その他端に、スピーカ40を搭載し、このスピーカ40は、ネックレス型端末14を装着したユーザ20の上方に向くように配置される。マイクロフォン38及びスピーカ40は、アーム15b上において互いに離間するように位置決めされることができる。さらに、アーム15bは、その一端から他端に延在する互いに対向する面の一方(おもて面又はうら面)に、1又は複数のカメラ42を搭載し、これらのカメラ42は、ネックレス型端末14を装着したユーザ20の前方を向くようにアーム15b上において位置決めされることができる。具体的には、アーム15bは、そのおもて面及びうら面の両方に、それぞれのカメラ42を搭載して、一方のカメラ42をユーザ20の前方を向けることを可能にする。アーム15bは、その一端及び他端の間に、1又は複数のセンサデバイス39を搭載し、これらのセンサデバイス39は、ネックレス型端末14を装着したユーザ20から離間しないようにアーム15b上において位置決めされることができる。
【0078】
図4の例示的なネックレス型端末14は、右アーム15c及び左アーム15dを有し、これらのアームの各々は、一端及び他端を有する。右アーム15c及び左アーム15dは、それぞれの一端において、例えばヒンジ又は固定具によって連結されることができ、それぞれの他端が離間するように配置される。図4の例示的なネックレス型端末14では、右アーム15c及び左アーム15dは、それぞれのマイクロフォン38を搭載し、これらのアームのマイクロフォン38は、ネックレス型端末14を装着したユーザ20の前方に向くように配置される。右アーム15c及び左アーム15dは、それぞれのスピーカ40を搭載し、これらのアームのスピーカ40は、ネックレス型端末14を装着したユーザ20の右側及び左側に位置するように配置される。右アーム15c及び左アーム15dは、それぞれのカメラ42を搭載し、これらのカメラ42は、ネックレス型端末14を装着したユーザ20の前方を向くようにそれぞれのアーム上において位置決めされることができる。右アーム15c及び左アーム15dは、それぞれのセンサデバイス39を搭載し、これらのアームのセンサデバイス39は、ネックレス型端末14を装着したユーザ20の右側及び左側に位置するように配置される。例えば、右アーム15c及び左アーム15dのセンサデバイス39の少なくとも一方は、ネックレス型端末14を装着したユーザ20の頸部、例えば首部に近づく又は接触するように、右アーム15c及び左アーム15dの内側に配置されることができる。
【0079】
図5は、例示的なデータ処理システム10を動作可能な例示的な居室を示す平面図である。図6は、図5の居室における例示的な調光を模式的に示す図面である。図7は、図5の居室における例示的な調光を模式的に示す図面である。図8は、図5の居室における例示的な給水を模式的に示す図面である。図9は、図5の居室における例示的な土壌水分検知を模式的に示す図面である。
【0080】
図5の居室61は、ユーザが日常生活を営むために使用されることができる。ユーザの居室61は、外界からの光を取り込み可能な窓62、居室61への出入りを可能にする出入り口63、サニタリ64、キッチン65、壁66、ベッドといった就寝用の家具67、換気扇といった換気装置68(外部への排気のための排気扇68b及び外部から吸気のための吸気扇68c)、並びに「育成エリア69」、換言すれば、植物70を育成するエリアを有する。これらの主要物の配置は、データ処理装置12及びネックレス型端末14の記憶部に、マップ(マップのデータ)として格納されることができる。或いは、マップのデータは、ユーザによってデータ処理システム10に予め提供されることができる。或いは、マップのデータは、データ処理システム10によって生体センサデータ及びその蓄積データに基づいて作成されることができる。居室61は、窓62、出入り口63、及び壁66によって外界から区別される。換気装置68の近傍に示された矢印は、換気装置68の換気扇の回転方向を示す。
【0081】
データ処理システム10のデータ処理装置12及びネックレス型端末14は、図5に示されるように、例示的な居室61内に配置される。データ処理装置12は、外部のインターネット53に接続されることができる。データ処理装置12の第2通信部は、インターネット53に接続される通信インタフェース44を備えることができる。両矢印のマーク「80」は、ネットワーク54を介して通信可能であることを示す。
【0082】
既に説明したように、データ処理システム10は、データ処理装置12及びネックレス型端末14を含む。加えて、データ処理システム10は、調光デバイス71(図6参照)、給水デバイス72、調湿気デバイス73、土壌センサといった外部センサデバイス74、及びエアーコンディショニングデバイス76の少なくとも1つを更に備えることができる。
【0083】
例示的な調光デバイス71は、育成エリア69に提供されるべき光を調整するように構成される。例示的な給水デバイス72は、植物70に提供されるべき水分を供給可能である。例示的な調湿気デバイス73(具体的には、加湿器及び乾燥器)は、育成エリア69に維持されるべき湿気を調整するように構成される。例示的なエアーコンディショニングデバイス76は、育成エリア69に維持されるべき気温を調整するように構成される。例示的な換気装置68は、育成エリア69に維持されるべき二酸化炭素の量を調整するように構成される。
【0084】
除湿器及び加湿器といった調湿気デバイス73は、居室61の湿度を調整することができる。調湿気デバイス73は、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも一方と通信可能である。また、エアーコンディショニングデバイス76は、居室61の温度及び湿度を調整することができる。エアーコンディショニングデバイス76は、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも一方と通信可能である。
【0085】
図6図7図8、及び図9は、図5の居室において環境センサデバイスを用いた例示的な育成を模式的に示す図面である。
【0086】
図6の(a)部を参照すると、植物70は、壁際(66)に置かれており、また居室61の天井に設置された照明具75b(例えば、ダウンライト)を調光デバイス71として用いて照明される。この照明具75bは、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも一方と通信可能である。照明具75bは、光量を段階的に又は連続的に変更することができる。これにより、植物70への照射光の量及び時間を調整することができる。
【0087】
図6の(b)部を参照すると、植物70は、壁際(66)に置かれており、また居室61の支持台上に配置された照明具75c(例えば、電気スタント)を調光デバイス71として用いて照明される。この照明具75cは、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも一方と通信可能である。照明具75cは、光量を段階的に又は連続的に変更することができる。これにより、植物70への照射光の光量及び照射時間を調整することができる。
【0088】
図6の(c)部を参照すると、植物70は、窓際(62)に支持台の上に置かれており、窓62を通して外からの光を受けることができる。植物70は、居室61の支持台上に配置された遮光具77(例えば、光の透過度及び遮光度を調整可能なデバイス)を介して調光デバイス71として用いて照明される。この遮光具77は、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも一方と通信可能である。遮光具77は、光量を段階的に又は連続的に変更することができる。
【0089】
図7の(a)部及び(b)部を参照すると、植物70は、窓際(62)に支持台の上に置かれており、窓62を通して外からの光を受けることができる。植物70は、窓62に沿って取り付けられた遮光具78(例えば、ブラインドカーテンデバイス)を介して調光デバイス71として用いて照明される。この遮光具78は、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも一方と通信可能である。遮光具78は、光量を段階的に又は連続的に変更することができる。図7の(a)部を参照すると、植物70は、窓62及び遮光具78を通して外からの光を受ける。図7の(b)部を参照すると、遮光具78は、窓62からの光の一部又は全部を遮ぎる。この遮光具78は、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも一方と通信可能である。遮光具77は、光量を段階的に又は連続的に変更することができる。
【0090】
図8の(a)部、(b)部及び(c)部を参照すると、植物70は、居室61の支持台上において壁際(66)に置かれている。図8の(a)部では、植物70は、給水の必要性を示す通知をネックレス型端末14から知らされた人手によって如雨露といった給水器79を用いてされている。
【0091】
図8の(b)部では、植物70は、居室61の支持台上に配置された給水装置81(例えば、噴霧器)を給水デバイス72として用いて給水される。この給水装置81は、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも一方と通信可能である。これにより、植物70への給水の量並びに供給期間及び供給時刻を調整することができる。噴霧器は、空気中の水分と類似の形態で植物70に水を補充できる。
【0092】
図8の(c)部を参照すると、居室61の支持台上に配置された給水装置82(例えば、給水器)を給水デバイス72として用いて給水される。この給水装置82は、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも一方と通信可能である。これにより、植物70への給水の量並びに供給期間及び供給時刻を調整することができる。給水器は、植物70を植えた土壌に水を補充できる。
【0093】
図9の(a)部及び(b)部を参照すると、植物70は、窓際(62)に支持台の上に置かれており、窓62を通して外からの光を受ける。窓62には、遮光具78が描かれていないが、遮光具78が取り付けられていてもよい。図9の(a)部を参照すると、植物70の土壌には、土壌水分センサデバイスのセンサ83が差し込まれている。センサ83は、外部センサデバイス74の一例として用いられる。センサ83は、土壌から抜き取られると、ネックレス型端末14に装着可能である。センサ83は、残りのネックレス型端末14と通信することができる。図9の(b)部を参照すると、植物70の土壌には、支持台の上に置かれた土壌水分センサデバイス84のセンサが差し込まれている。土壌水分センサデバイス84は、ネックレス型端末14とは別体の外部センサデバイス74の一例である。土壌水分センサデバイス84は、ネックレス型端末14と通信することができる。
【0094】
既に説明したように、人工知能は、例示的なデータ処理システム10に、学習済みユーザ生活モデル及び学習済み育成モデルを提供することができる。これらの学習済みモデルは、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも一方に搭載されることができる。
【0095】
具体的には、人工知能は、生体センサデバイスからの生体センサデータに基づきユーザの行動の様式を学習して、学習済みユーザ生活モデルを作成すると共に更新する。例示的なユーザ生活モデルは、一日又は一週間といった期間において抽出された行動の日常性及び類似性の情報を含む一方で、これに限定されない。学習済みユーザ生活モデルは、日常性及び類似性に従う予測行動を提供することができ、学習済みユーザ生活モデルは、学習済みユーザ生活モデルから外れた行動の特異性を特定することができる。学習済みユーザ生活モデルは、新たなセンサデータに基づき更新されることができる。
【0096】
また、例示的な育成モデルは、植物の種類、植物の生育状況、推定される暦における日付、育成エリア69内における植物の配置、並びに、水分補充及び光照射といった育成環境の維持管理の予定を含む一方で、これに限定されない。学習済み育成モデルに基づく育成の提案が、ユーザに提供される。この提案は、ユーザの要求、或いは育成モデルの学習結果に応じて行われることができる。提案は、植物育成の管理において、部分的に或いは全般的に、ユーザの負荷を軽減する。結果として、提案に従った育成は、高品質な植物を提供する。学習済み育成モデルは、学習済みユーザ生活モデルのユーザの生活様式に従って植物を育成するように構築されることができる。学習済み育成モデルは、新たなセンサデータに基づき更新されることができる。
【0097】
人工知能は、居室61の環境に従った成長予測を提供することができる。成長予測は、学習済み育成モデルを用いて行われる。成長予測は、センサデバイスからの収集されたデータに基づいて、育成エリア69の植物の成長を予測することができる。具体的には、成長予測は、これまでの植物成長データと現在の環境データに基づき、今後の成長予測の補正を行うことができる。この予測に基づいて、データ処理装置12及びネックレス型端末14の少なくとも一方は、水やり及び追肥のタイミングを事前にユーザ20に通知できる。水やり及び追肥のタイミングは、学習済みユーザ生活モデルに基づいて特定されることができる。
【0098】
この予測は、収集されたデータに加えて、人工知能によって提供される一般的な植物育成法の情報を用いて為されることができる。成長予測は、次の植物の世話、開花、及び収穫の時期をユーザに通知ですることを可能にする。
【0099】
人工知能は、成長予想からの逸脱を検知することができる。この逸脱検知は、学習済み育成モデルに基づいて、植物の実際の成長における逸脱の有無、及び逸脱の大きさを逐次に監視することによって行われる。逸脱の大きさは、閾値と比較されると共に、比較が、大きな逸脱を示すとき、ユーザに通知することができる。この通知と一緒に、或いはユーザの求めに応じて、人工知能は、適切な対策を提案する。これは、植物の成長及び育成が適切になる可能性を高める。
【0100】
図10は、例示的なユーザ生活モデル及び育成モデルのスケジュールを示す図面である。横軸は、時間の経過、金曜日から後の金曜日までの期間を日単位で示し、縦軸は、学習済みのユーザ生活モデル及び学習済みの育成モデル、並びにこれらのモデルに対する変更を示す。
【0101】
図10を参照すると、具体的には、学習済みのユーザ生活モデルの睡眠85の期間85b及び外出86の期間86b、並びに学習済みの育成モデルの環境変更87(育成エリア69の環境変更87b)の期間が示される。また、センサデバイスからのデータに基づき学習済みの育成モデルから修正された修正環境変更88の期間、並びに、変更された環境変更の期間に基づく育成モデルの提案89の時期が示される。
【0102】
ユーザ生活モデル(85、86)は、このユーザ20が、一週間を通して規則的な時刻に睡眠を開始すると共に起床すること、及びウイークデイでは規則的な時刻に外出すると共に帰宅することを学習した。これに従って、育成モデルは、ユーザが不在であるウイークデイの時間帯に、育成エリア69の温度といった環境変更87bを行うことを学習した。
【0103】
生体センサデバイス及び環境センサデバイスからのデータは、ウイークエンド、具体的には土曜日及び日曜日に、規則的に起床した後に外出しない予定通りのことを検知する。これに応答して、育成モデルは、ウイークエンドには、育成エリア69の環境変更87b(例えば、湿度)に替えて、予定通り、ユーザに音声の提案(89b、89c)を行う。提案(89b、89c)は、低い湿度のときには、例えば「少し乾燥しています」といった自然言語の音声を提供することを含むことができる。
【0104】
また、生体センサデバイス及び環境センサデバイスからのデータは、あるウイークデイ、具体的には水曜日に、ユーザが規則的に起床した後に規則的な時刻に外出しないことを示す。育成モデルは、この例外的な行動に応答して、ウイークデイのユーザ不在中における育成エリア69の環境変更87b(例えば、温度)の中止を特定する。これに応答して、育成モデルは、例外的なユーザ動作のウイークデイには、育成エリア69の環境変更87bに替えて、ユーザに音声の提案(89d)を行う。提案(89d)は、低い気温のときには、例えば「少し寒いですね」といった親しみのある自然言語の音声を含むことができる。
【0105】
図11は、例示的なネックレス型端末の機能を概略的に示す図面である。このネックレス型端末14は、データを収集する例示的なデータ収集処理、及び収集されたデータを通信する通信制御処理を行う。
【0106】
例示的な制御部46Aは、データ収集部100として示されるデータ収集モジュール及び通信部102として示される通信制御モジュールを備える。ネックレス型端末14では、引き続き説明される処理のプログラムコードは、プロセッサ46によって実行される際に、プロセッサ46に、それぞれの処理のモジュールを引き起こすように構成されることができる。
【0107】
データ収集部100は、ネックレス型端末14に搭載される様々なセンサデバイス、マイクロフォン38、センサデバイス39、及びカメラ42からの出力データを収集する。
【0108】
具体的には、ネックレス型端末14は、データ収集処理において生体センサデバイスを用いて、装着者の生体データをリアルタイムで収集する。リアルタイム収集の生体データによれば、例えば装着者の就寝中又は起床中といった活動状態を特定することができる。また、ネックレス型端末14は、搭載されるセンサデバイスを用いて、装着者の生体データではなく装着者の周囲の状況を示す様々な種類のデータを、定期的に又は不定期に収集することができる。具体的には、ネックレス型端末14は、搭載されるセンサデバイスを用いて、装着者の周囲の状況を示す様々な種類のデータ、例えば、画像及び音響といった周囲状況データ、並びに気温、湿度、及び二酸化炭素濃度といった環境データを収集することができる。例えばカメラ42からの画像データにより、特定エリアにおける植物の有無及び植物の種類を特定することを可能にする。
【0109】
通信部102は、センサデバイス及び生体デバイスから提供されると共にデータ収集部100によって収集された出力データ、例えばマイクロフォン38、センサデバイス39、及びカメラ42からの出力データをデータ処理装置12へ送信する。また、通信部102は、データ処理装置12からデータを受信する。受信されたデータは、送信データに応答してデータ処理装置12によって生成された応答データ、及びデータ処理装置12によって独自に生成された一般データを含む。
【0110】
データ処理装置12は、特定処理部290を用いて、ネックレス型端末14からのユーザ発話のデータへの応答を取得する特定処理を行うことができる。
【0111】
例示的な特定処理では、ネックレス型端末14のマイクロフォン38によって集音されたユーザ発話への応答データは、データ生成モデル58を用いて生成される。
【0112】
図12は、データ処理装置の特定処理モジュールの機能を概略的に示す図面である。例示的な特定処理部290のモジュールは、入力部292として示される入力モジュール、処理部294として示される処理モジュール、及び出力部296として示される出力モジュールを備える。例示的な入力部292及び出力部296は、プロセッサ28内に設けられる。入力部292は、ネックレス型端末14からの出力データを受け付けるように構成されると共に、出力部296は、音声を示す受け付けた出力データへの応答をネックレス型端末14に提供されるべき生成データを送出するように構成される。
【0113】
入力モジュール(入力部292)は、以下の制御を行う。具体的には、入力モジュールは、ネックレス型端末14において収集されたユーザ発話を含む音響データを取得する。ネックレス型端末14は、マイクロフォン38が集音したユーザ発話の音響データを収集して、データ処理装置12に送出する。データ処理装置12は、受けた音響データを入力モジュール(入力部292)に提供する。
【0114】
入力モジュールは、ネックレス型端末14から受信された出力データ、例えばマイクロフォン38、センサデバイス39、及びカメラ42の出力データを受けると共に、受けたデータをストレージ32のデータ蓄積部55(データ蓄積領域)に格納する。
【0115】
処理モジュール(処理部294)は、以下の制御を行う。具体的には、データ生成モデル58を用いた特定処理を行う。具体的には、処理モジュール(処理部294)は、データ生成モデル58に、ユーザ発話のテキストデータを含むプロンプトを入力すると共に、データ生成モデル58からの生成結果を受ける。この際に使用されるプロンプトは、テキストデータに加えて、ネックレス型端末14の様々なセンサデバイスからの出力データ、例えば、データ収集部100によって収集されたセンサデバイス39及びカメラ42の出力データを含むことができる。
【0116】
出力モジュール(出力部296)は、以下の制御を行う。具体的には、出力モジュールは、特定処理の結果データをネックレス型端末14によって利用可能なフォーマットで送信する処理を行う。特定処理の結果データは、ネックレス型端末14に到達して、ネックレス型端末14は、特定処理の結果をスピーカ40から出力する。ネックレス型端末14の処理は、制御部46A内の出力処理モジュールによって行われる。
【0117】
これらのモジュールに従って、ユーザ発話が、マイクロフォン38によって集音されて、ネックレス型端末14からデータ処理装置12に送られる。データ処理装置12は、ユーザ発話のデータに特定処理を適用して、その応答をデータ生成モデル58に生成させる。特定処理の結果は、スピーカ40から出力されて、スピーカ40からの音声は、ユーザ20の聴覚に到達する。
【0118】
ネックレス型端末14のスピーカ40からの音響データの出力が完了した後に、マイクロフォン38は、アクティブにされて、ユーザ20の更なるユーザ発話を収集することができる。具体的には、マイクロフォン38は、更に、スピーカ40からの音声として提供された特定処理の結果に対するユーザ発話を収集することができる。
【0119】
ネックレス型端末14は、マイクロフォン38によって取得されたユーザ発話を示す音声データをデータ処理装置12に、例えば制御部46Aを用いて送信する。音声データは、データ処理装置12に到達して、特定処理部290によってユーザ発話の音声データとして処理される。
【0120】
データ生成モデル58は、いわゆる生成系AIであることができる。例示的なデータ生成モデル58は、ChatGPT(登録商標)(インターネット検索<URL: https://openai.com/blog/chatgpt>)、Gemini(登録商標)(インターネット検索<URL: https://gemini.google.com/?hl=ja>)といった生成系AIにおいて利用されることができる。データ生成モデル58は、ニューラルネットワークに対して深層学習を行わせることによって構築される。データ生成モデル58は、生成されるべきデータを示す指示を含むプロンプト、及び音声を示す音声データ、テキストを示すテキストデータ、及び画像を示す画像データといった推論用データを受ける。データ生成モデル58は、入力された推論用データをプロンプトにより示される指示に従って推論してし、推論結果を、音声データ及びテキストデータといった様々なデータ形式で出力する。ここで、推論とは、例えば、分析、分類、予測、及び/又は要約等を指す。
【0121】
上記の説明から理解されるように、データ生成モデル58は、以下のような例示的な特定処理を行うことができる。データ生成モデル58は、ネックレス型端末14からの植物の像を含む可視光画像データを受ける。また、データ生成モデル58は、植物の種類及び/又は植物の育成方法を問う指示を含むプロンプトに従って可視光画像データに基づき、植物の種類及び/又は植物の育成方法を含む特定処理の結果を生成することができる。
【0122】
データ処理装置12及びネックレス型端末14は、一旦、植物に関する特定処理の結果、例えば植物の種類及び/又は植物の育成方法を含む特定処理の結果を受け取ると、このデータをデータ蓄積部55及びストレージ50に格納することができる。
【0123】
装着者は、ネックレス型端末14に、育成中の植物又は育成したい植物に関する問いを発話によって伝える。この問いに対する特定処理の結果が提供される。
【0124】
装着者は、ネックレス型端末14に、育成中の植物の状態に関する問いを発話によって伝える。この問いに対する特定処理の結果が提供される。
この問いに、ネックレス型端末14は、装着者からの指示に基づき直ちに取得したセンサデバイスからのデータ、例えば可視光画像データ、赤外線画像データ、超音波音響データ、環境センサデバイスの少なくとも1つの値をリアルタイムで添付することができる。そして、この問いに対する特定処理の結果が提供される。
【0125】
データ処理装置12及びネックレス型端末14は、例えばマイクロフォン38、センサデバイス39、及びカメラ42といったセンサからの出力データを格納する。
【0126】
ネックレス型端末14は、センサデバイス39を用いて、画像及び音響といった周囲状況データ、並びに気温、湿度、及び二酸化炭素濃度といった周囲環境データを収集することができる。ネックレス型端末14は、定期的に又は不定期に周囲環境データを取得することができる。ネックレス型端末14は、育成中の植物70に対して適切ではない範囲の気温、湿度、及び二酸化炭素濃度の特定検知の少なくとも1つに応答して、この特定を示すメッセージ音声を遅滞なくスピーカ40から提供する。
【0127】
ネックレス型端末14は、定期的に又は不定期に取得された周囲環境データをデータ処理装置12に送ることができる。受けた周囲環境データは、データ処理装置12に格納される。データ処理装置12は、格納された周囲環境データを時系列に調べて、適切ではない範囲の気温、湿度、及び二酸化炭素濃度の検出の長さ、及び/又は過去の一定期間(例えば、1ヶ月)における検出の頻度といった補助データを生成する。これらの補助データは、データ処理装置12からネックレス型端末14に送られて、ネックレス型端末14は、補助データの内容を示すメッセージ音声をスピーカ40から提供する。この提供は、例えば補助データの受信時に遅滞なく或いは定時に行われることができる。
【0128】
例示的なセンサデバイス39の生体センサデバイスは、心拍センサデバイス及び動体センサデバイスを含むことができる。動体センサデバイスは、居室61のエリアの少なくとも広さにおいて移動体を検知するように構成されることができる。ネックレス型端末14に搭載される動体センサデバイスは、ネックレス型端末14を装着する装着者の移動を周囲の物体の相対的移動として検出することができる。データ処理装置12に搭載される動体センサデバイスは、ネックレス型端末14を装着する装着者の移動及び不在を検出することができる。
【0129】
既に説明したように、ネックレス型端末14は、二次電池16bを及び給電デバイス16cを更に備えることができる。給電デバイス16cは、二次電池16bの充電残量の管理を行う。充電残量の低下に応答して、ネックレス型端末14は、残量僅かを示すアラートを、例えばスピーカ40から提供することができる。
【0130】
ネックレス型端末14は、充電残量を示す充電量データをデータ処理装置12に送ることができる。データ処理装置12は、充電量データに基づき、ネックレス型端末14との通信途絶に際して、ネックレス型端末14が、装着者と一緒に通信エリアの外に滞在するか否かを判定することができる。
【0131】
データ処理装置12は、ネックレス型端末14との通信可能である一方で、生体センサデバイスからのデータに生体反応を検知できないとき、ネックレス型端末14がユーザ20の装着者に装着されていないことを特定する。この特定の後において、ネックレス型端末14は、センサデバイスからのデータ(例えば、気温、湿度、及び二酸化炭素濃度の検出データ)及び生体センサデバイスからのデータをデータ処理装置12に送り、データ処理装置12は、受けたデータを時系列に格納することができる。このように格納された時系列データは、例えばデータ生成モデル58に、データの解析を指示するプロンプトと一緒に入力される。データ生成モデル58は、データ解析を含む特定処理の結果を生成することができる。
【0132】
この特定処理の結果は、データ処理装置12からネックレス型端末14に送られることができる。この送付は、例えばネックレス型端末14がそのセンサデバイスの検知によって再び装着されていることを示すデータをデータ処理装置12に送ったことに応答して行われることができる。ネックレス型端末14は、特定処理の結果を示すメッセージを例えばスピーカ40から提供することができる。このメッセージは、例えば「水を補給してください」、「室温の上げてください」又は「換気してください」といった少ない単語の列を含むことができる。給水のアラートは、土壌センサデバイスのデータに基づき行われることができる。室温のアラートは、温度センサデバイスのデータに基づき行われることができる。換気のアラートは、湿度センサデバイス及び/又は二酸化炭素濃度センサデバイスに基づき行われることができる。
【0133】
ネックレス型端末14は、ネックレス型端末14を装着する装着者の声として、「外出する」といった発話を特定したとき、この発話データは、データ処理装置12によって特定されて、データ処理装置12によって、装着者の不在の予告として特定される。時系列の動作では、データ処理装置12は、生体センサデバイスからのデータに生体反応を検知できないとき、ネックレス型端末14が装着者に装着されていないことを特定することができる。この不装着の特定の後に、データ処理装置12は、引き続き、ネックレス型端末14からのデータを受信したときは、ネックレス型端末14が装着されていないことを特定する。この特定の後において、ネックレス型端末14は、センサデバイスからのデータ(例えば、気温、湿度、及び二酸化炭素濃度の検出データ)及び生体センサデバイスからのデータをデータ処理装置12に送り、受けたデータは、不在と関連付けられてデータ処理装置12によって時系列に格納されることができる。このように格納されたデータは、例えばデータ生成モデル58に、データの解析を指示するいくつかの単語を含むプロンプトと一緒に入力される。データ生成モデル58は、データ解析を含む特定処理の結果を生成することができる。
【0134】
上記の説明から理解されるように、データ処理装置12は、ネックレス型端末14からの受信データに応答して、受信データに対応する特定処理をデータ生成モデル58に実行させることができる。
【0135】
加えて、ネックレス型端末14を装着する装着者は、発話によって、発話データとしてネックレス型端末14に特定処理の具体的な要求を提供することができる。データ処理装置12は、ネックレス型端末14からの受信データ及び特定処理の要求に応答して、要求された特定処理をデータ生成モデル58に実行させることができる。
【0136】
データ処理装置12は、栽培される植物の種類、例えばほうれん草及び小松菜といった植物に応じて、ネックレス型端末14からの要求に応じて、又は要求に関係無く、栽培の植物に固有の栽培法の補助データをネックレス型端末14に提供することができる。
【0137】
図13は、データ処理装置による特定処理の例示的な動作フローを概略的に示す図面である。図13を参照しながら、データ処理システム10の操作を説明する。
【0138】
まず、データ収集処理の例示的な流れが以下に示される。
【0139】
ユーザ20がネックレス型端末14を装着しているときに、データ収集部100は、マイクロフォン38、センサデバイス39、及びカメラ42の各々の出力を逐次収集する。通信部102は、データ収集部100によって収集したマイクロフォン38、センサデバイス39、及びカメラ42の各々の出力を、逐次、データ処理装置12へ送信する。
【0140】
次に、図13を参照しながら、特定処理の例示的な流れを説明する。データ処理装置12の入力モジュール(入力部292)は、ネックレス型端末14から受信した出力データ、例えばマイクロフォン38、センサデバイス39、及びカメラ42の各々の出力データを順に取得して、取得されたデータをデータ蓄積部55に格納する。
【0141】
操作S300では、処理モジュール(処理部294)は、予め定められたトリガ条件を満たすか否かを判定する。具体的には、マイクロフォン38によって集音されたユーザ発話に、特定の単語(例えば、ネックレス型端末14が搭載するエージェントの名前)又はフレーズ(例えば、「ハイ!〇〇」(ここで「〇〇」は、エージェントの名前))が含まれていることを、トリガ条件としてもよい。
【0142】
操作S300で、トリガ条件を満たす場合には(操作S300;Yes)、データ処理システム10は操作S301へ進む。一方、操作S300で、トリガ条件を満たさない場合には(操作S300;No)、データ処理システム10は特定処理を終了する。
【0143】
操作S301で、処理モジュール(処理部294)は、マイクロフォン38によって集音されたユーザ発話を表すテキストに、特定処理の結果を得るための指示文を追加して、プロンプトを生成する。
【0144】
生成されたプロンプトは、例えば、「ユーザが以下のように発話しています。〇〇〇。エージェントとして回答してください。」(〇〇〇はユーザ発話である。)という指示を含むことができる。あるいは、生成されたプロンプトには、センサデバイス39、及びカメラ42の各々の出力データが追加されることができ、追加データは、例えばユーザの心拍を表す生体データ及びユーザの周辺を表す映像データを含むことができる。また、生成されたプロンプトは、「ユーザが以下のように発話しています。〇〇〇。エージェントとして回答してください。」(〇〇〇はユーザ発話である)を含むことができる。
【0145】
操作S303で、処理モジュール(処理部294)は、生成されたプロンプトを、データ生成モデル58に入力すると共に、データ生成モデル58の出力データに基づいた特定処理の結果を取得する。
【0146】
操作S304で、出力モジュール(出力部296)は、ネックレス型端末14に対して特定処理の結果を出力すると共に、特定処理を終了する。
【0147】
以上、本開示に係るシステムをデータ処理装置12の機能を主として説明したが、本開示に係るシステムはサーバに実装されていることに限定されない。本開示に係るシステムは、一般的な情報処理システムとして実装されていてもよい。本開示は、例えば、パーソナルコンピュータで動作するソフトウェアプログラム、スマートフォン等で動作するアプリケーションとして実装されてもよい。本開示に係る方法はSaaS(Software as a Service)形式でユーザに対して提供されてもよい。
【0148】
上記実施形態に係るシステムでは、1台のコンピュータ22によって特定処理が行われる形態例を挙げたが、本開示の技術はこれに限定されず、コンピュータ22を含めた複数のコンピュータによる特定処理に対する分散処理が行われるようにしてもよい。
【0149】
上記実施形態に係るシステムでは、ストレージ32に特定処理プログラム56が格納されている形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、特定処理プログラム56がUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの可搬型のコンピュータ読み取り可能な非一時的格納媒体に格納されていてもよい。非一時的格納媒体に格納されている特定処理プログラム56は、データ処理装置12のコンピュータ22にインストールされる。プロセッサ28は、特定処理プログラム56に従って特定処理を実行する。
【0150】
また、特定処理プログラム56は、ネットワーク54を介してデータ処理装置12に接続されるサーバ等の格納装置に格納させておくことができる。特定処理プログラム56は、データ処理装置12の要求に応じてダウンロードされ、コンピュータ22にインストールされるようにしてもよい。
【0151】
なお、特定処理プログラム56の全てが、ネットワーク54を介してデータ処理装置12に接続されるサーバ等の格納装置に格納されておくことができる。ストレージ32は、特定処理プログラム56の全てを記憶しておく必要はなく、特定処理プログラム56の一部を格納するようにしてもよい。
【0152】
特定処理を実行するハードウェア資源としては、次に示す各種のプロセッサを用いることができる。プロセッサとしては、例えば、ソフトウェア、すなわち、プログラムを実行することで、特定処理を実行するハードウェア資源として機能する汎用的なプロセッサであるCPUが挙げられる。また、プロセッサとしては、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、PLD(Programmable Logic Device)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路が挙げられる。何れのプロセッサにもメモリが内蔵又は接続されており、何れのプロセッサもメモリを使用することで特定処理を実行する。
【0153】
特定処理を実行するハードウェア資源は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ、又はCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、特定処理を実行するハードウェア資源は1つのプロセッサであってもよい。
【0154】
1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが、特定処理を実行するハードウェア資源として機能する形態がある。第2に、SoC(System-on-a-chip)などに代表されるように、特定処理を実行する複数のハードウェア資源を含むシステム全体の機能を1つのICチップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、特定処理は、ハードウェア資源として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて実現される。
【0155】
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路を用いることができる。また、上記の特定処理はあくまでも一例である。従って、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
【0156】
以上に示した記載内容及び図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、及び効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、及び効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容及び図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことは言うまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容及び図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。
【0157】
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
【0158】
本実施形態に係る第1側面のネックレス型端末は、移動可能な生体によって装着されて植物を育成するエリアにおいてデータ収集を行うように構成されるネックレス型端末であって、前記生体の生体データを検出するように構成される生体センサデバイスと、前記ネックレス型端末の外側の環境データを検知するように構成される環境センサデバイスと、前記ネックレス型端末の外部からの音波及び前記生体によって発せられる音波を含む音響振動を検知するように構成される音響収集器と、前記生体センサデバイス、前記環境センサデバイス、及び前記音響収集器からのデータ信号を収集して、それぞれの出力データを生成するように構成されるデータ収集部と、前記データ収集部からの前記出力データを受けるように構成されると共に前記ネックレス型端末の外側に配置されるデータ処理装置と通信可能である第1通信部と、前記第1通信部からの電気信号を音響振動に変換する電気音響変換デバイスとを備え、前記環境センサデバイスは、前記ネックレス型端末の位置における光を検知する光センサデバイスを含む。
【0159】
本実施形態に係る第1側面に従う第2側面のネックレス型端末では、前記環境センサデバイスは、少なくとも水分を検知可能な土壌センサデバイスを更に含むことができる。
【0160】
本実施形態に係る第2側面に従う第3側面のネックレス型端末では、前記土壌センサデバイスは、前記ネックレス型端末の外観において突出する土壌センサ及び前記土壌センサに接続される無線通信部を含み、前記土壌センサデバイスは、前記ネックレス型端末において分離可能に構成され、前記土壌センサデバイスの前記無線通信部は、分離されたとき、前記ネックレス型端末の前記第1通信部と通信可能に構成されることができる。
【0161】
本実施形態に係る第1側面、第2側面、又は第3側面に従う第4側面のネックレス型端末では、前記環境センサデバイスは、前記ネックレス型端末の位置における湿度を検知する湿度センサデバイスを含むことができる。
【0162】
本実施形態に係る第1側面、第2側面、第3側面、又は第4側面に従う第5側面のネックレス型端末では、前記環境センサデバイスは、前記ネックレス型端末の位置における温度を検知する温度センサデバイスの少なくとも1つを含むことができる。
【0163】
本実施形態に係る第1側面、第2側面、第3側面、第4側面、又は請求項5に従う第6側面のネックレス型端末では、前記環境センサデバイスは、前記ネックレス型端末の位置における二酸化炭素濃度を検知する二酸化炭素センサデバイスを更に含むことができる。
【0164】
本実施形態に係る第7側面のデータ処理装置は、植物を育成するエリアに設けられるデータ処理装置であって、第1側面から第6側面の何れか一側面に記載されるネックレス型端末と通信可能である第2通信部と、前記第2通信部を介して前記ネックレス型端末からの前記出力データを受ける入力部と、受け付けた前記出力データに基づき生成された前記ネックレス型端末への応答を前記第2通信部に送出する出力部と、前記入力部及び前記出力部に接続されるプロセッサと、プログラムコードを格納するように構成されると共に前記プロセッサに接続されるメモリと、を備え、前記プログラムコードは、前記プロセッサによって実行される際に、前記プロセッサに、前記ネックレス型端末の前記出力データの音響データから生成された発話内容を示すテキストをユーザ発話として含むプロンプトをデータ生成モデルに入力して、前記データ生成モデルの出力データを用いて、発話に対する応答を取得することと、を引き起こす。
【0165】
本実施形態に係る第7側面に従う第8側面のデータ処理装置では、前記プログラムコードは、前記プロセッサによって実行される際に、前記プロセッサに、前記ネックレス型端末の前記出力データとして前記環境センサデバイスからの環境センサデータを用いて学習を行って、前記植物の育成モデルを生成することと、を引き起こすことができる。
【0166】
本実施形態に係る第7側面又は第8側面に従う第9側面のデータ処理装置では、前記プログラムコードは、前記プロセッサによって実行される際に、前記プロセッサに、前記ネックレス型端末の前記出力データとして前記生体センサデバイスからの生体センサデータを用いて学習を行って、ユーザの行動の様式を示すユーザ生活モデルを生成すること、を引き起こすことができる。
【0167】
本実施形態に係る第7側面、第8側面、又は第9側面に従う第10側面のデータ処理装置では、前記プログラムコードは、前記プロセッサによって実行される際に、前記プロセッサに、前記ユーザ発話が予め定められたトリガ条件を満たす場合に、前記ユーザ発話を含むプロンプトを、前記データ生成モデルに入力して、前記データ生成モデルの出力を用いて、前記ユーザ発話に対する応答を取得すること、を引き起こすことができる。
【0168】
本実施形態に係る第7側面、第8側面、第9側面、又は第10側面に従う第11側面のデータ処理装置は、前記エリアに提供されるべき光を調整するように構成される調光デバイスと、前記植物に提供されるべき水分を供給可能な給水デバイスと、前記エリアに維持されるべき湿気を調整するように構成される調湿気デバイスと、前記エリアに維持されるべき二酸化炭素の量を調整するように構成される調湿気デバイスと、前記エリアに維持されるべき気温を調整するように構成されるエアーコンディショニングデバイスと、の少なくとも1つを更に備えることができる。
【0169】
本実施形態に係る第12側面のデータ処理システムは、第1側面から第6側面の何れか一側面に記載されるネックレス型端末と、第7側面から第11側面の何れか一側面に記載されたデータ処理装置と、を備える。
【0170】
本開示に係る第1形態は、装着者の周辺を撮影するカメラと、前記装着者の生体データを検出するセンサデバイスと、マイクロフォンと、前記カメラ、前記センサデバイス、及び前記マイクロフォンの各々の出力を収集する収集部と、を備えるネックレス型端末である。
【0171】
本開示に係る第2形態は、第1形態のネックレス型端末であって、前記収集部によって収集した前記カメラ、前記センサデバイス、及び前記マイクロフォンの各々の出力を、データ処理装置へ送信する通信部を更に含む。
【0172】
本開示に係る第3形態は、第2形態のネックレス型端末であって、前記マイクロフォンによって集音したユーザ発話に対応する応答を出力するスピーカを更に含む。
【0173】
本開示に係る第4形態は、第3形態のネックレス型端末と、データ処理装置とを含むデータ処理システムであって、前記データ処理装置は、前記マイクロフォンによって集音したユーザ発話を受け付ける入力部と、前記ユーザ発話を含むプロンプトを、データ生成モデルに入力して、前記データ生成モデルの出力を用いて、前記ユーザ発話に対する応答を取得する処理部と、前記取得した前記応答を前記ネックレス型端末に対して出力する出力部と、を含む。
【0174】
本開示の技術に係る第5形態は、第4の態様のデータ処理システムであって、前記処理部は、前記ユーザ発話が予め定められたトリガ条件を満たす場合に、前記ユーザ発話を含むプロンプトを、前記データ生成モデルに入力して、前記データ生成モデルの出力を用いて、前記ユーザ発話に対する応答を取得する。
【0175】
本開示は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。そして、それらはすべて、本開示の技術思想に含まれるものである。
【符号の説明】
【0176】
10 データ処理システム、
12 データ処理装置、
14 ネックレス型端末、
38 マイクロフォン、
39 センサデバイス、
40 スピーカ、
42 カメラ、
46A 制御部、
100 データ収集部、
102 通信部、
290 特定処理部、
292 入力部、
294 処理部、
296 出力部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13