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特許6993415無線通信システムにおけるデータを送受信する方法及びそのために装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-13
(45)【発行日】2022-01-13
(54)【発明の名称】無線通信システムにおけるデータを送受信する方法及びそのために装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/12 20090101AFI20220105BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20220105BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20220105BHJP
【FI】
H04W72/12 130
H04L27/26 113
H04W72/04 132
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2019536282
(86)(22)【出願日】2018-11-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-02-20
(86)【国際出願番号】 KR2018013644
(87)【国際公開番号】W WO2019093823
(87)【国際公開日】2019-05-16
【審査請求日】2019-07-03
【審判番号】
【審判請求日】2021-01-14
(31)【優先権主張番号】62/584,106
(32)【優先日】2017-11-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/585,532
(32)【優先日】2017-11-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/587,505
(32)【優先日】2017-11-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/590,393
(32)【優先日】2017-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100117019
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100173107
【弁理士】
【氏名又は名称】胡田 尚則
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(72)【発明者】
【氏名】コ ソンウォン
(72)【発明者】
【氏名】キム ヒョンテ
(72)【発明者】
【氏名】カン チウォン
【合議体】
【審判長】中木 努
【審判官】本郷 彰
【審判官】圓道 浩史
(56)【参考文献】
【文献】vivo,Symmary of Offline Discussions on DL PRB Bundling [online],3GPP TSG RAN WG1#90b R1-1719072,2017年10月13日アップロード,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1719072.zip>
【文献】vivo,Discussion on PRB Bund;ing for DL [online],3GPP TSG RAN WG1#90b R1-1717469,2017年10月3日アップロード,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1717469.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24-7/26
H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
3GPP TSG SA WG1-4
3GPP TSG CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいて端末がデータを受信する方法であって、
基地局からダウンリンク共有チャンネルの物理資源ブロック(PRB)バンドリングサイズに関連する構成情報を受信するステップであって、前記構成情報は、(i)複数の候補値のうちの1つの値からなる第1バンドリングサイズ集合、及び(ii)前記複数の候補値のうちの2つの値からなる第2バンドリングサイズ集合を含む、ステップと、
前記基地局からバンドリングサイズ指示子を含むダウンリンク制御情報を受信するステップと、
第1指示子値を有する前記バンドリングサイズ指示子に基づき、前記PRBバンドリングサイズを前記第1バンドリングサイズ集合内の前記1つの値として決定するステップと、
第2指示子値を有する前記バンドリングサイズ指示子に基づき、周波数領域内の連続するスケジュールされたPRBのサイズが前記端末に対する帯域幅部分(BWP)のサイズに関連するしきい値を超えるか否かに基づいて、前記PRBバンドリングサイズを前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値の1つとして決定するステップと、
前記PRBバンドリングサイズに基づいて設定された前記ダウンリンク共有チャンネルを通じて前記基地局からダウンリンクデータを受信するステップと、
を含むことを特徴とする、データ受信方法。
【請求項2】
前記複数の候補値は{2、4、W}と等しく、Wは前記周波数領域における、スケジュールされたPRBのサイズを表す、請求項1に記載のデータ受信方法。
【請求項3】
前記第1指示子値は0であり、前記第2指示子値は1である、請求項1に記載のデータ受信方法。
【請求項4】
前記第1バンドリングサイズ集合内の前記1つの値は、4又はWのどちらかに等しく、Wは前記周波数領域における、スケジュールされたPRBのサイズを表す、請求項1に記載のデータ受信方法。
【請求項5】
前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値は、{2、W}又は{4、W}のどちらかに等しく、Wは前記周波数領域における、スケジュールされたPRBのサイズを表す、請求項1に記載のデータ受信方法。
【請求項6】
前記周波数領域内の前記連続するスケジュールされたPRBのサイズが前記しきい値を超えるか否かに基づいて、前記PRBバンドリングサイズを前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値の1つとして決定するステップは、
前記連続するスケジュールされたPRBのサイズが前記しきい値より大きいことに基づいて、前記PRBバンドリングサイズを前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値のうちの大きい値として決定するステップを含む、請求項1に記載のデータ受信方法。
【請求項7】
前記周波数領域内の前記連続するスケジュールされたPRBのサイズが前記しきい値を超えるか否かに基づいて、前記PRBバンドリングサイズを前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値の1つとして決定するステップは、
前記連続するスケジュールされたPRBのサイズが前記しきい値より小さいことに基づいて、前記PRBバンドリングサイズを前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値のうちの小さい値として決定するステップを含む、請求項1に記載のデータ受信方法。
【請求項8】
前記端末に対する前記BWPのサイズに関連する前記しきい値は、前記BWPのサイズを2で割った値に等しい、請求項1に記載のデータ受信方法。
【請求項9】
無線通信システムにおいて基地局がデータを送信する方法であって、
端末にダウンリンク共有チャンネルの物理資源ブロック(PRB)バンドリングサイズに関連する構成情報を送信するステップであって、前記構成情報は、(i)複数の候補値のうちの1つの値からなる第1バンドリングサイズ集合、及び(ii)前記複数の候補値のうちの2つの値からなる第2バンドリングサイズ集合を含む、ステップと、
前記端末にバンドリングサイズ指示子を含むダウンリンク制御情報を送信するステップと、
前記PRBバンドリングサイズに基づいて設定された前記ダウンリンク共有チャンネルを通じて前記端末にダウンリンクデータを送信するステップと、
を含み、
第1指示子値を有する前記バンドリングサイズ指示子は、前記PRBバンドリングサイズが前記第1バンドリングサイズ集合内の前記1つの値であることを示し、
第2指示子値を有する前記バンドリングサイズ指示子は、周波数領域内の連続するスケジュールされたPRBのサイズが前記端末に対する帯域幅部分(BWP)のサイズに関連するしきい値を超えるか否かに基づいて、前記PRBバンドリングサイズが前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値の1つであることを示すことを特徴とする、データ送信方法。
【請求項10】
無線通信システムにおいてデータを受信するよう構成された端末であって、
RFモジュールと、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと動作可能に接続でき、命令を格納する少なくとも1つのコンピュータメモリと、を含み、
前記命令は、実行された際に、前記少なくとも1つのプロセッサに、
基地局からダウンリンク共有チャンネルの物理資源ブロック(PRB)バンドリングサイズに関連する構成情報を受信し、前記構成情報は、(i)複数の候補値のうちの1つの値からなる第1バンドリングサイズ集合、及び(ii)前記複数の候補値のうちの2つの値からなる第2バンドリングサイズ集合を含み、
前記基地局からバンドリングサイズ指示子を含むダウンリンク制御情報を受信し、
第1指示子値を有する前記バンドリングサイズ指示子に基づき、前記PRBバンドリングサイズを前記第1バンドリングサイズ集合内の前記1つの値として決定し、
第2指示子値を有する前記バンドリングサイズ指示子に基づき、周波数領域内の連続するスケジュールされたPRBのサイズが前記端末に対する帯域幅部分(BWP)のサイズに関連するしきい値を超えるか否かに基づいて、前記PRBバンドリングサイズを前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値の1つとして決定し、
前記PRBバンドリングサイズに基づいて設定された前記ダウンリンク共有チャンネルを通じて前記基地局からダウンリンクデータを受信することを含む動作を実行させる、端末。
【請求項11】
前記複数の候補値は{2、4、W}と等しく、Wは前記周波数領域における、スケジュールされたPRBのサイズを表す、請求項10に記載の端末。
【請求項12】
前記第1指示子値は0であり、前記第2指示子値は1である、請求項10に記載の端末。
【請求項13】
前記第1バンドリングサイズ集合内の前記1つの値は、4又はWのどちらかに等しく、Wは前記周波数領域における、スケジュールされたPRBのサイズを表す、請求項10に記載の端末。
【請求項14】
前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値は、{2、W}又は{4、W}のどちらかに等しく、Wは前記周波数領域における、スケジュールされたPRBのサイズを表す、請求項10に記載の端末。
【請求項15】
前記周波数領域内の前記連続するスケジュールされたPRBのサイズが前記しきい値を超えるか否かに基づいて、前記PRBバンドリングサイズを前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値の1つとして決定することは、
前記連続するスケジュールされたPRBのサイズが前記しきい値より大きいことに基づいて、前記PRBバンドリングサイズを前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値のうちの大きい値として決定することを含む、請求項10に記載の端末。
【請求項16】
前記周波数領域内の前記連続するスケジュールされたPRBのサイズが前記しきい値を超えるか否かに基づいて、前記PRBバンドリングサイズを前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値の1つとして決定することは、
前記連続するスケジュールされたPRBのサイズが前記しきい値より小さいことに基づいて、前記PRBバンドリングサイズを前記第2バンドリングサイズ集合内の前記2つの値のうちの小さい値として決定することを含む、請求項10に記載の端末。
【請求項17】
前記端末に対する前記BWPのサイズに関連する前記しきい値は、前記BWPのサイズを2で割った値に等しい、請求項10に記載の端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線通信システムに関し、より詳しくは、データを送受信するための方法及びこれを支援する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
移動通信システムは、ユーザの活動性を保障しながら音声サービスを提供するために開発された。しかしながら、移動通信システムは、音声だけでなくデータサービスまで領域を拡張し、現在では、爆発的なトラフィックの増加によって資源の不足現象が引き起こされ、ユーザがより高速のサービスを要求するので、より発展した移動通信システムが要求されている。
【0003】
次世代の移動通信システムの要求条件は大きく、爆発的なデータトラフィックの収容、ユーザ当たり送信率の画期的な増加、大幅増加した連結デバイス個数の収容、非常に低い端対端遅延(End-to-End Latency)、高エネルギー効率を支援できなければならない。そのために、二重連結性(Dual Connectivity)、大規模多重入出力(Massive MIMO:Massive Multiple Input Multiple Output)、全二重(In-band Full Duplex)、非直交多重接続(NOMA:Non-Orthogonal Multiple Access)、超広帯域(Super wideband)支援、端末ネットワーキング(Device Networking)など、様々な技術が研究されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書は、無線通信システムにおけるデータを送受信する方法及びそのための装置を提案する。
【0005】
これと関連して、本明細書はダウンリンク共有チャンネル(例:PDSCH)に対するバンドリングを設定する方法及びそのための装置を提案する。
【0006】
具体的に、本明細書はダウンリンク共有チャンネルに対するバンドリングサイズ(bundling size)を基地局から転送されたダウンリンク制御情報(Downlink Control Information:DCI)によって動的(dynamic)に設定するための方法及びそのための装置を提案する。
【0007】
本発明で達成しようとする技術的課題は以上で言及した技術的課題に制限されず、言及しない更に他の技術的課題は以下の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解できるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施形態に従う無線通信システムにおける端末がデータを送受信する方法において、前記方法は基地局からダウンリンク制御情報(downlink control information)を受信するステップ、前記ダウンリンク制御情報はダウンリンク共有チャンネルに対するバンドリングサイズ(bundling size)を設定するための指示子(Indicator)を含み、前記ダウンリンク制御情報に基づいて設定された前記ダウンリンク共有チャンネル(Downlink Shared Channel)を通じて前記基地局からダウンリンクデータ(Downlink Data)を受信するステップを含み、かつ前記バンドリングサイズは前記指示子の値によって設定される。
【0009】
また、本発明は、前記基地局から前記バンドリングサイズに対する少なくとも1つの候補値を各々含む複数のバンドリングサイズ集合(bundling size set)を含む構成情報を受信するステップをさらに含む。
【0010】
また、本発明で、前記指示子の値が‘0’の場合、前記複数のバンドリングサイズ集合のうちの1つの候補値を含む特定バンドリングサイズ集合が前記バンドリングサイズを設定するための集合で構成され、前記バンドリングサイズは前記特定バンドリングサイズ集合に含まれた候補値に決定される。
【0011】
また、本発明で、前記指示子の値が‘1’の場合、前記複数のバンドリングサイズ集合のうちの2つの候補値を含むバンドリングサイズ集合が前記バンドリングサイズを設定するための集合で構成される。
【0012】
また、本発明で、前記バンドリングサイズは周波数軸に連続的な物理資源ブロックの個数としきい値の比較結果によって前記2つの候補値のうちの1つの値に設定される。
【0013】
また、本発明で、前記連続的な物理資源ブロックの個数が前記しきい値より大きい場合、前記バンドリングサイズは前記2つの候補値のうち、大きい値に設定される。
【0014】
また、本発明で、前記連続的な物理資源ブロックの個数が前記しきい値より小さい場合、前記バンドリングサイズは前記2つの候補値のうち、小さい値に設定される。
【0015】
また、本発明で、前記しきい値は活性化された帯域幅部分(Bandwidth Part:BWP)に対する帯域幅(Bandwidth)の資源ブロック個数(Resource Block)を2で割った値である。
【0016】
また、本発明は、端末にダウンリンク制御情報(downlink control information)を転送するステップ、前記ダウンリンク制御情報はダウンリンク共有チャンネルに対するバンドリングサイズ(bundling size)を設定するための指示子(Indicator)を含み、及び前記ダウンリンク制御情報に基づいて設定された前記ダウンリンク共有チャンネル(Downlink Shared Channel)を通じて前記端末にダウンリンクデータ(Downlink Data)を転送するステップを含み、かつ前記バンドリングサイズは前記指示子の値によって設定されることを特徴とする、データ送受信方法を提供する。
【0017】
また、本発明は、無線信号を送受信するためのRFモジュール(radio frequency module)、及び前記RFモジュールと機能的に連結されているプロセッサを含み、前記プロセッサは、基地局からダウンリンク制御情報(downlink control information)を受信し、かつ前記ダウンリンク制御情報はダウンリンク共有チャンネルに対するバンドリングサイズ(bundling size)を設定するための指示子(Indicator)を含み、前記ダウンリンク制御情報に基づいて設定された前記ダウンリンク共有チャンネル(Downlink Shared Channel)を通じて前記基地局からダウンリンクデータ(Downlink Data)を受信し、かつ前記バンドリングサイズは前記指示子の値によって設定される端末を提供する。
【発明の効果】
【0018】
本発明の実施形態によれば、制御情報のオーバーヘッドを減少させ、バンドリングサイズを設定することができる効果がある。
【0019】
また、本発明の実施形態によれば、少ない量の制御情報を通じてバンドリングサイズを流動的に設定または指示することができる効果がある。
【0020】
また、本発明の実施形態によれば、スケジュールされた帯域幅(bandwidth)が大きい場合、同一なプリコーダーが適用される資源ブロック(Resource Block)係数を増加させてチャンネル推定の性能を向上させることができる効果がある。
【0021】
本発明で得ることができる効果は以上で言及した効果に制限されず、言及しない更に他の効果は以下の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解できるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付図面は、本発明に対する実施形態を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的特徴を説明する。
【0023】
図1】本明細書において提案する方法が適用できるNRの全体的なシステム構造の一例を示した図である。
図2】本明細書において提案する方法が適用できる無線通信システムにおけるアップリンクフレームとダウンリンクフレームとの間の関係を示す。
図3】本明細書において提案する方法が適用できる無線通信システムで支援する資源グリッド(resource grid)の一例を示す。
図4】本明細書において提案する方法が適用され得るアンテナポート及びヌメロロジー別資源グリッドの例を示す。
図5】本明細書において提案する方法が適用され得るself-contained slot構造の一例を示した図である。
図6】本明細書で提案する方法が適用できる無線通信システムにおけるデータを送受信する端末の動作順序図を示す。
図7】本明細書で提案する方法が適用できる無線通信システムにおけるデータを送受信する基地局の動作順序図を示す。
図8】本発明の一実施形態に従う無線通信装置のブロック構成図を例示する。
図9】本発明の一実施形態に従う通信装置のブロック構成図を例示する。
図10】本明細書で提案する方法が適用できる無線通信装置のRFモジュールの一例を示した図である。
図11】本明細書で提案する方法が適用できる無線通信装置のRFモジュールの更に他の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明に従う好ましい実施形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。添付した図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明しようとするものであり、本発明が実施できる唯一の実施形態を示そうとするものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために、具体的な細部事項を含む。しかしながら、当業者は本発明がこのような具体的な細部事項無しでも実施できることが分かる。
【0025】
幾つかの場合、本発明の概念が曖昧になることを避けるために公知の構造及び装置は省略されるか、または各構造及び装置の核心機能を中心としたブロック図形式に図示できる。
【0026】
本明細書で、基地局は端末と直接的に通信を遂行するネットワークの終端ノード(terminal node)としての意味を有する。本文書で、基地局により遂行されるものとして説明された特定動作は、場合によっては、基地局の上位ノード(upper node)により遂行されることもできる。即ち、基地局を含む複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークで、端末との通信のために遂行される様々な動作は基地局または基地局の以外の他のネットワークノードにより遂行できることは自明である。‘基地局(BS:Base Station)’は、固定局(fixed station)、Node B、eNB(evolved-NodeB)、BTS(base transceiver system)、アクセスポイント(AP:Access Point)、Gnb( next generation NB, general NB, gNodeB) などの用語により取替できる。また、‘端末(Terminal)’は固定されるか、または移動性を有することができ、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)、WT(Wireless terminal)、MTC(Machine-Type Communication)装置、M2M(Machine-to-Machine)装置、D2D(Device-to-Device)装置などの用語に取替できる。
【0027】
以下、ダウンリンク(DL:downlink)は基地局から端末への通信を意味し、アップリンク(UL:uplink)は端末から基地局への通信を意味する。ダウンリンクで、送信機は基地局の一部であり、受信機は端末の一部でありうる。アップリンクで、送信機は端末の一部であり、受信機は基地局の一部でありうる。
【0028】
以下の説明で使用される特定用語は本発明の理解を助けるために提供されたものであり、このような特定用語の使用は本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で異なる形態に変更できる。
【0029】
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)、NOMA(non-orthogonalmultipleaccess)などの様々な無線接続システムに利用できる。CDMAは、UTRA(universal terrestrial radio access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)で実現できる。TDMAは、GSM(global system for mobile communications)/GPRS(general packet radio service)/EDGE(enhanced data rates for GSM evolution)のような無線技術で実現できる。OFDMAは、IEEE 802.11(WiFi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802-20、E-UTRA(evolved UTRA)などの無線技術で実現できる。UTRAは、UMTS(universal mobile telecommunications system)の一部である。3GPP(3rd generation partnership project)LTE(longterm evolution)は、E-UTRAを使用するE-UMTS(evolved UMTS)の一部であって、ダウンリンクでOFDMAを採用し、アップリンクでSC-FDMAを採用する。LTE-A(advanced)は3GPP LTEの進化である。
【0030】
また, 5G NRは、usage scenarioによってeMBB(enhanced Mobile Broadband)、mMTC(massive Machine Type Communications)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications)、V2X(vehicle-to- verything)を定義する。
【0031】
そして、5G NR規格(standard)はNRシステムとLTEシステムとの間の共存(co-existence)によってstandalone(SA)とnon standalone(NSA)とに区分する。
【0032】
そして、5G NRは様々なサブキャリア間隔(subcarrier spacing)を支援し、ダウンリンクでCP-OFDMを、アップリンクでCP-OFDM及びDFT-s-OFDM(SC-OFDM)を支援する。
【0033】
本発明の実施形態は無線接続システムであるIEEE 802、3GPP、及び3GPP2のうち、少なくとも1つに開示された標準文書により裏付けられる。即ち、本発明の実施形態のうち、本発明の技術的思想を明確に示すために説明しないステップまたは部分は前記文書により裏付けられる。また、本文書で開示している全ての用語は前記標準文書により説明できる。
【0034】
説明を明確にするために、3GPP LTE/LTE, NR( New RAT) を中心として技術するが、本発明の技術的特徴がこれに制限されるものではない。
【0035】
用語の定義
【0036】
eLTE eNB:eLTE eNBは、EPC(Evolved Packet Core)及びNGC(Next Generation Core)に対する連結を支援するeNBの進化(evolution)である。
【0037】
gNB:NGCとの連結だけでなく、NRを支援するノード。
【0038】
新たなRAN:NRまたはE-UTRAを支援するか、またはNGCと相互作用する無線アクセスネットワーク。
【0039】
ネットワークスライス(network slice):ネットワークスライスは、終端間の範囲と共に特定要求事項を要求する特定市場シナリオに対して最適化されたソリューションを提供するようにoperatorにより定義されたネットワーク。
【0040】
ネットワーク機能(network function):ネットワーク機能は、よく定義された外部インターフェースとよく定義された機能的動作を有するネットワークインフラ内での論理的ノード。
【0041】
NG-C:新たなRANとNGCとの間のNG2レファレンスポイント(reference point)に使用される制御平面インターフェース。
【0042】
NG-U:新たなRANとNGCとの間のNG3レファレンスポイント(reference point)に使用されるユーザ平面インターフェース。
【0043】
非独立型(Non-standalone)NR:gNBがLTE eNBをEPCに制御プレーン連結のためのアンカーとして要求するか、またはeLTE eNBをNGCに制御プレーン連結のためのアンカーとして要求する配置構成。
【0044】
非独立型E-UTRA:eLTE eNBがNGCに制御プレーン連結のためのアンカーとしてgNBを要求する配置構成。
【0045】
ユーザ平面ゲートウェイ:NG-Uインターフェースの終端点。
【0046】
システム一般
【0047】
図1は、本明細書で提案する方法が適用できるNRの全体的なシステム構造の一例を示した図である。
【0048】
図1を参照すると、NG-RANはNG-RAユーザ平面(新たなAS sublayer/PDCP/RLC/MAC/PHY)及びUE(User Equipment)に対する制御平面(RRC)プロトコル終端を提供するgNBで構成される。
【0049】
前記gNBは、Xnインターフェースを通じて相互連結される。
【0050】
また、前記gNBは、NGインターフェースを通じてNGCに連結される。
【0051】
より具体的には、前記gNBはN2インターフェースを通じてAMF(Access and Mobility Management Function)に、N3インターフェースを通じてUPF(User Plane Function)に連結される。
【0052】
NRヌメロロジー(Numerology)及びフレーム(frame)構造
【0053】
NRシステムでは、複数のヌメロロジー(numerology)が支援できる。ここで、ヌメロロジーはサブキャリア間隔(subcarrier spacing)とCP(Cyclic Prefix)オーバーヘッドにより定義できる。この際、複数のサブキャリア間隔は基本サブキャリア間隔を整数N(または、μ)にスケーリング(scaling)することにより誘導できる。また、非常に高い搬送波周波数で非常に低いサブキャリア間隔を利用しないと仮定されても、用いられるヌメロロジーは周波数帯域と独立的に選択できる。
【0054】
また、NRシステムでは複数のヌメロロジーに従う様々なフレーム構造が支援できる。
【0055】
以下、NRシステムで考慮できるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)ヌメロロジー及びフレーム構造を説明する。
【0056】
NRシステムで支援される複数のOFDMヌメロロジーは、表1のように定義できる。
【0057】
【表1】
【0058】
NRシステムにおけるフレーム構造(frame structure)と関連して、時間領域の様々なフィールドのサイズは
の時間単位の倍数として表現される。ここで、
であり、
である。ダウンリンク(downlink)及びアップリンク(uplink)転送は
の区間を有する無線フレーム(radio frame)で構成される。ここで、無線フレームは各々
の区間を有する10個のサブフレーム(subframe)で構成される。この場合、アップリンクに対する1セットのフレーム及びダウンリンクに対する1セットのフレームが存在することができる。
【0059】
図2は、本明細書で提案する方法が適用できる無線通信システムにおけるアップリンクフレームとダウンリンクフレームとの間の関係を示す。
【0060】
図2に示すように、端末(User Equipment、UE)からのアップリンクフレーム番号iの転送は、当該端末での該当ダウンリンクフレームの開始より
以前に始めなければならない。
【0061】
ヌメロロジーμに対して、スロット(slot)はサブフレーム内で
の増加する順に番号が付けられて、無線フレーム内で
の増加する順に番号が付けられる。1つのスロットは
の連続するOFDMシンボルで構成され、
は用いられるヌメロロジー及びスロット設定(slot configuration)によって決定される。サブフレームでスロット
の開始は同一サブフレームでOFDMシンボル
の開始と時間的に整列される。
【0062】
全ての端末が同時に送信及び受信できるものではなく、これはダウンリンクスロット(downlink slot)またはアップリンクスロット(uplink slot)の全てのOFDMシンボルが利用できないことを意味する。
【0063】
表2はヌメロロジーμでの一般(normal)CPに対するスロット当たりOFDMシンボルの数を示し、表3はヌメロロジーμでの拡張(extended)CPに対するスロット当たりOFDMシンボルの数を示す。
【0064】
【表2】
【0065】
【表3】
【0066】
NR物理資源(NR Physical Resource)
【0067】
NRシステムにおける物理資源(physical resource)と関連して、アンテナポート(antenna port)、資源グリッド(resource grid)、資源要素(resource element)、資源ブロック(resource block)、キャリアパート(carrier part)などが考慮できる。
【0068】
以下、NRシステムで考慮できる前記物理資源に対して具体的に説明する。
【0069】
先に、アンテナポートと関連して、アンテナポートはアンテナポート上のシンボルが運搬されるチャンネルが同一なアンテナポート上の他のシンボルが運搬されるチャンネルから推論できるように定義される。1つのアンテナポート上のシンボルが運搬されるチャンネルの広範囲特性(large-scale property)が他のアンテナポート上のシンボルが運搬されるチャンネルから類推できる場合、2つのアンテナポートはQC/QCL(quasico-locatedまたはquasi co-location)関係にあるということができる。ここで、前記広範囲特性は遅延拡散(Delay spread)、ドップラー拡散(Doppler spread)、周波数シフト(Frequency shift)、平均受信パワー(Average received power)、受信タイミング(Received Timing)のうち、1つ以上を含む。
【0070】
図3は、本明細書において提案する方法が適用され得る無線通信システムで支援する資源グリッド(resource grid)の一例を示す。
【0071】
図3に示すように、資源グリッドが周波数領域上に
サブキャリアで構成され、1つのサブフレームが14・2μ OFDMシンボルで構成されることを例示的に技術するが、これに限定されるものではない。
【0072】
NRシステムにおいて、送信される信号(transmitted signal)は、
サブキャリアで構成される1つまたはそれ以上の資源グリッド及び
のOFDMシンボルにより説明される。ここで、
である。前記
は、最大送信帯域幅を表し、これは、ヌメロロジーだけでなく、上向きリンクと下向きリンクとの間にも変わることができる。
【0073】
この場合、図4のように、ヌメロロジー
及びアンテナポートp別に1つの資源グリッドが設定され得る。
【0074】
図4は、本明細書において提案する方法が適用され得るアンテナポート及びヌメロロジー別資源グリッドの例を示す。
【0075】
ヌメロロジー
及びアンテナポートpに対する資源グリッドの各要素は、資源要素(resource element)と称され、インデックス対
により固有的に識別される。ここで、
は、周波数領域上のインデックスであり、
は、サブフレーム内でシンボルの位置を称する。スロットで資源要素を称するときには、インデックス対
が用いられる。ここで、
である。
【0076】
ヌメロロジー
及びアンテナポートpに対する資源要素
は、複素値(complex value)
に該当する。混同(confusion)される危険がない場合、あるいは特定アンテナポートまたはヌメロロジーが特定されなかった場合には、インデックスp及び
は、ドロップ(drop)されることができ、その結果、複素値は、
または
になることができる。
【0077】
また、物理資源ブロック(physical resource block)は、周波数領域上の
連続的なサブキャリアで定義される。周波数領域上で、物理資源ブロックは、0から
まで番号が付けられる。このとき、周波数領域上の物理資源ブロック番号(physical resource block number)
と資源要素
との間の関係は、数式1のように与えられる。
【0078】
【数1】
【0079】
また、キャリアパート(carrier part)と関連して、端末は、資源グリッドのサブセット(subset)だけを用いて受信または送信するように設定されることができる。このとき、端末が受信または送信するように設定された資源ブロックの集合(set)は、周波数領域上で0から
まで番号が付けられる。
【0080】
ビーム管理(Beam management)
【0081】
NRでビーム管理は次の通り定義される。
【0082】
ビーム管理(Beam management):DL及びUL送受信に使われることができるTRP及び/又はUEビームのセット(set)を獲得し維持するためのL1/L2手続きのセットであって、少なくとも次の事項を含む:
【0083】
- ビーム決定:TRPまたはUEが自身の送信/受信ビームを選択する動作。
【0084】
- ビーム測定:TRPまたはUEが受信されたビーム形成信号の特性を測定する動作。
【0085】
- ビーム報告:UEがビーム測定に基盤してビーム形成された信号の情報を報告する動作。
【0086】
- ビームスイーピング(Beam sweeping):予め決定された方式により時間間隔の間、送信及び/又は受信されたビームを用いて空間領域をカバーする動作。
【0087】
また、TRP及びUEでのTx/Rxビーム対応(correspondence)は、次の通り定義される。
【0088】
- TRPでのTx/Rxビーム対応は、次のうちの少なくとも1つが満たされれば、維持される。
【0089】
- TRPは、TRPの1つ以上の送信ビームに対するUEのダウンリンク測定に基づいてアップリンク受信のためのTRP受信ビームを決定することができる。
【0090】
- TRPは、TRPの1つ以上のRxビームに対するTRPのアップリンク測定に基づいてダウンリンク転送に対するTRP Txビームを決定することができる。
【0091】
- UEでのTx/Rxビーム対応は次のうちの少なくとも1つが満たされれば、維持される。
【0092】
- UEは、UEの1つ以上のRxビームに対するUEのダウンリンク測定に基づいてアップリンク転送のためのUE Txビームを決定することができる。
【0093】
- UEは、1つ以上のTxビームに対するアップリンク測定に基づいたTRPの指示に基づいてダウンリンク受信のためのUE受信ビームを決定することができる。
【0094】
- TRPにUEビーム対応関連情報の能力指示が支援される。
【0095】
次のようなDL L1/L2ビーム管理手続きが1つまたは多数のTRP内で支援される。
【0096】
P-1:TRP Txビーム/UE Rxビームの選択を支援するために相異するTRP Txビームに対するUE測定を可能にするために使われる。
【0097】
- TRPでのビームフォーミングの場合、一般的に互いに異なるビームセットでイントラ(intra)/インター(inter)-TRP Txビームスイープ(sweep)を含む。UEでのビームフォーミングのために、それは通常的に相異するビームのセットからのUE Rxビームsweepを含む。
【0098】
P-2:相異するTRP Txビームに対するUE測定がインター/イントラ- TRP Txビームを変更するようにするために使われる。
【0099】
P-3:UEがビームフォーミングを使用する場合に同一なTRP Txビームに対するUE測定がUE Rxビームを変更させることに使われる。
【0100】
少なくともネットワークによりトリガーされた非周期的報告(apreiodic reporting)はP-1、P-2、及びP-3関連動作で支援される。
【0101】
ビーム管理(少なくともCSI-RS)のためのRSに基づいたUE測定はK(ビームの総個数)ビームで構成され、UEは選択されたN個のTxビームの測定結果を報告する。ここで、Nは必ず固定された数ではない。移動性の目的のためのRSに基盤した手続きは排除されない。報告情報は少なくともN<Kの場合、N個のビームに対する測定量及びN個のDL送信ビームを示す情報を含む。特に、UEがK'>1ノン-ゼロ-パワー(NZP)CSI-RS資源に対して、UEはN’のCRI(CSI-RS資源指示子)を報告することができる。
【0102】
UEはビーム管理のために次のような上位階層パラメータ(higher layer parameter)に設定できる。
【0103】
- N≧1報告設定(setting)、M≧1資源設定
【0104】
- 報告設定と資源設定との間のリンクは合意されたCSI測定設定で設定される。
【0105】
- CSI-RS基盤P-1及びP-2は資源及び報告設定に支援される。
【0106】
- P-3は報告設定の有無に関係なく支援できる。
【0107】
- 少なくとも以下の事項を含む報告設定(reporting setting)
【0108】
- 選択されたビームを示す情報
【0109】
- L1測定報告(L1 measurement reporting)
【0110】
- 時間領域動作(例:非周期的(aperiodic)動作、周期的(periodic)動作、半-持続的(semi-persistent)動作)
【0111】
- 幾つの周波数細分性(frequency granularity)が支援される場合の周波数細分性
【0112】
- 少なくとも以下の事項を含むリソース設定(resource setting)
【0113】
- 時間領域動作(例:非周期的動作、周期的動作、半-持続的動作)
【0114】
- RS類型:少なくともNZP CSI-RS
【0115】
- 少なくとも1つのCSI-RS資源セット。各CSI-RS資源セットはK≧1 CSI-RS資源を含む(K個のCSI-RS資源の一部パラメータは同一でありうる。例えば、ポート番号、時間領域動作、密度、及び周期)
【0116】
また、NRはL>1であるLグループを考慮して次のビーム報告を支援する。
【0117】
- 最小限のグループを示す情報
【0118】
- N1ビームに対する測定量(measurement quantity)(L1 RSRP及びCSI報告支援(CSI-RSがCSI獲得のための場合))
【0119】
- 適用可能な場合、Nl個のDL送信ビームを示す情報
【0120】
前述したようなグループ基盤のビーム報告はUE単位で構成することができる。また、前記グループ基盤のビーム報告はUE単位でターン-オフ(turn-off)できる(例えば、L=1またはNl=1の場合)。
【0121】
NRは、UEがビーム失敗から復旧するメカニズムをトリガーすることができることを支援する。
【0122】
ビーム失敗(beam failure)イベントは関連した制御チャンネルのビーム対リンク(beam pair link)の品質が十分に低い時に発生する(例えば、しきい値との比較、関連したタイマーのタイムアウト)。ビーム失敗(または、障害)から復旧するメカニズムはビーム障害が発生する時にトリガーされる。
【0123】
ネットワークは復旧の目的にUL信号を転送するための資源を有するUEに明示的に構成する。資源の構成は基地局が全体または一部方向から(例えば、random access region)聴取(listening)する個所で支援される。
【0124】
ビーム障害を報告するUL送信/資源はPRACH(PRACH資源に直交する資源)と同一な時間インスタンス(instance)に、またはPRACHと異なる時間インスタンス(UEに対して構成可能)に位置することができる。DL信号の送信はUEが新しい潜在的なビームを識別するためにビームをモニターできるように支援される。
【0125】
NRは、ビーム関連指示(beam-related indication)に関係なく、ビーム管理を支援する。ビーム関連指示が提供される場合、CSI-RS基盤測定のために使われたUE側ビーム形成/受信手続きに関する情報はQCLを通じてUEに指示できる。NRで支援するQCLパラメータにはLTEシステムで使用していたdelay、Doppler、average gainなどに対するパラメータだけでなく、受信端でのビームフォーミングのための空間パラメータが追加される予定であり、端末受信ビームフォーミング観点でangle of arrival関連パラメータ及び/又は基地局受信ビームフォーミング観点でangle of departure関連パラメータが含まれることができる。NRは、制御チャンネル及び該当データチャンネル転送で同一または相異するビームを使用することを支援する。
【0126】
ビーム対リンクブロッキング(beam pair link blocking)に対する堅固性(robustness)を支援するNR-PDCCH転送のために、UEは同時にM個のビーム対リンク上でNR-PDCCHをモニタリングするように構成できる。ここで、M≧1及びMの最大値は少なくともUE能力に依存することができる。
【0127】
UEは相異するNR-PDCCH OFDMシンボルで相異するビーム対リンク上のNR-PDCCHをモニタリングするように構成できる。多数のビーム対リンク上でNR-PDCCHをモニタリングするためのUE Rxビーム設定と関連したパラメータは上位階層シグナリングまたはMAC CEにより構成されるか、及び/又は探索空間設計で考慮される。
【0128】
少なくとも、NRはDL RSアンテナポートとDL制御チャンネルの復調のためのDL RSアンテナポートとの間の空間QCL仮定の指示を支援する。NR-PDCCH(即ち、NR-PDCCHをモニタリングする構成方法)に対するビーム指示のための候補シグナリング方法は、MAC CEシグナリング、RRCシグナリング、DCIシグナリング、スペックtransparent、及び/又は暗示的方法、及びこれらシグナリング方法の組合せである。
【0129】
ユニキャストDLデータチャンネルの受信のために、NRはDL RSアンテナポートとDLデータチャンネルのDMRSアンテナポートとの間の空間QCL仮定の指示を支援する。
【0130】
RSアンテナポートを示す情報はDCI(ダウンリンク許可)を通じて表示される。また、この情報はDMRSアンテナポートとQCLされているRSアンテナポートを示す。DLデータチャンネルに対するDMRSアンテナポートの相異するセットはRSアンテナポートの異なるセットとQCLとして示すことができる。
【0131】
以下、本明細書で提案する方法を具体的に説明する前に本明細書で提案する方法と直/間接的に関連した内容に対して先に簡略に説明する。
【0132】
5G、New Rat(NR)などの次世代通信では、より多い通信機器がより大きい通信容量を要求するようになるにつれて、既存のradio access technology(RAT)に比べて向上したmobile broadband通信に対する必要性が台頭されている。
【0133】
また、多数の機器及び事物を連結していつでもどこでも多様なサービスを提供するmassive MTC(Machine Type Communications)やはり次世代通信で考慮される主要問題の1つである。
【0134】
だけでなく、信頼性(reliability)及び遅延(latency)に敏感なサービス及び/又は端末(UE)を考慮した通信システムのデザインまたは構造が論議されている。
【0135】
このように、enhanced mobile broadband(eMBB)communication、massive MTC(mMTC)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)などを考慮した次世代radio access technology(RAT)の導入が現在論議されており、本明細書では便宜上、該当technologyを‘new RAT(NR)’と通称することにする。
【0136】
Self-containedスロット構造
【0137】
TDDシステムでデータ転送のlatencyを最小化するために5世代New RAT(NR)では図5のようなself-contained slot structureを考慮している。
【0138】
即ち、図5は本明細書で提案する方法が適用できるself-contained slot構造の一例を示した図である。
【0139】
図5で、斜線を施した領域(510)はダウンリンク制御(downlink control)領域を示し、黒色部分(520)はアップリンク制御(uplink control)領域を示す。
【0140】
何の表示がない部分(530)はdownlink data転送のために使われることもでき、uplink data転送のために使われることもできる。
【0141】
このような構造の特徴は、1つのslot内でDL転送とUL転送が順次に進行され、1つのslot内でDL dataを送り、UL Ack/Nackも送受信することができる。
【0142】
このようなslotを‘self-contained slot’と定義することができる。
【0143】
即ち、このようなslot構造を通じて、基地局はデータ転送エラー発生時に端末にデータ再転送までかかる時間を減らすようになり、これによって最終データ伝達のlatencyを最小化することができる。
【0144】
このようなself-contained slot構造で、基地局と端末は送信モードから受信モードに転換する過程、または受信モードから送信モードに転換する過程のための時間間隔(time gap)が必要である。
【0145】
そのために、該当slot構造で、DLからULに転換される時点の一部OFDM symbolが保護区間(guard period、GP)に設定される。
【0146】
以下、本明細書では、ダウンリンクデータの送受信と関連してダウンリンク共有チャンネル(physical shared channel)(例:PDSCH(Physical Downlink Shared Channel))に適用されるPRBバンドリングのサイズ(Physical Resource Block bundling size)を設定及び/又は指示する方法について具体的に説明する。
【0147】
PRBバンドリングとは、データ転送時、隣接した多数この資源ブロック(すなわち、物理資源ブロック、PRB)に亘って同一なPMIを適用する動作を意味することができる。言い換えると、これは、端末がPMI報告及び/又はRI報告を遂行するために、周波数領域上の多数の資源ブロックをプリコーディング(precoding)のための1つのグラニュラリティ(granularity)と仮定することを意味することができる。
【0148】
また、ダウンリンク共有チャンネルに対するPRBバンドリングはDMRSバンドリング(DeModulation Reference Signal bundling)を意味するか、または称するものでありうる。
【0149】
この場合、プリコーディング資源ブロックグループ(Precoding Resource block Group、PRG)のサイズ(例:P’またはP’BWP、i)によってシステム帯域幅(system bandwidth)または帯域幅部分(bandwidth part、BWP)を分割することができる。各々のPRGは連続的なPRB(consecutive PRBs、contiguous PRBs)で構成できる。即ち、本明細書で説明されるPRBバンドリングサイズ(PRB bundling size)はPRGのサイズまたはPRG値を意味することができる。また、PRBバンドリングサイズを示す値(即ち、数字)は該当PRBバンドリングのためのPRBの数を意味することができる。
【0150】
この際、PRBバンドリングのサイズの設定は、PRBで用いられるプリコーダーの柔軟性(flexibility)及びチャンネル推定の品質の間のトレードオフ(trade-off)を考慮して決定される必要がある。具体的に、PRBバンドリングのサイズが非常に大きく設定される場合には、全てのPRBで同一なプリコーダーを利用しなければならない点によって柔軟性側面の短所が誘発できる。これとは異なり、PRBバンドリングのサイズが非常に小さく設定される場合には、チャンネル推定において複雑度が増加することがある。これによって、PRBバンドリングのサイズを設定することは前述したような側面を考慮して効率よく遂行される必要がある。
【0151】
ダウンリンクデータの転送と関連して、NRシステムでPRBバンドリングサイズの値は予め設定された値(例:1、2、4、8、16など)のうち、特定値に選択される方式(以下、第1方式)及び/又は周波数領域上で該当端末に対して連続的にスケジューリングされた(即ち、割り当てられた)帯域幅(または、PRB)と同一な値に設定される方式(以下、第2方式)によって設定できる。この際、第1方式及び第2方式は互いに独立的に適用されるか、または2つ方式を混合して適用されることもできる。
【0152】
例えば、PRBバンドリングサイズ集合が{2、4、端末割り当て帯域(例:広帯域(wideband))}に設定される場合、PRBバンドリングサイズは前述した第1方式によって2または4のうち、いずれか1つの値に選択(または、決定)できる。または、この場合、PRBバンドリングサイズは前述した第2方式によって端末割り当て帯域に選択されることもできる。
【0153】
この際、PRBバンドリングサイズ集合が{2、4、端末割り当て帯域(例:広帯域(wideband))}のような候補値を含んでいる場合、PRBバンドリングサイズは以下のようにDCIフィールドの1ビット情報を通じて指示できる。
【0154】
例えば、DCIフィールドの1ビットが‘1’の値を指示する場合、PRBバンドリングサイズはRRCにより構成された1つまたは2つの候補値のうちの1つをPRBバンドリングサイズに決定することができる。
【0155】
この際、RRCにより2つの候補値が設定される場合、PRBバンドリングサイズはスケジュールされた帯域幅、資源ブロックグループ、サブバンドサイズ、PDCCH資源要素グループバンドリングサイズ、帯域幅部分、DMRSパターンなどにより暗示的に1つの値に決定できる。
【0156】
DCIフィールドの0ビットが‘0’の値を指示する場合、PRBバンドリングサイズはRRCにより構成された値に設定できる。
【0157】
仮に、UEがRBG(Resource Block Group)=2に設定される場合、UEはPRGの値が‘4’と期待しない。
【0158】
広範囲帯域幅でRBGサイズの集合は少なくとも2、[3、]4、[6、]8、16の値を含むことができ、RBGサイズはデータのためのシンボルの個数によって変わることがある。
【0159】
RGBサイズは、ネットワークチャンネル帯域幅、設定された帯域幅部分のための帯域幅、ネットワークまたはダウンリンク制御情報により決定できる。
【0160】
アップリンク/ダウンリンクの資源割り当ては以下の表4のように設定されることができ、RRCにより選択できる。
【0161】
【表4】
【0162】
RRCはConfig1またはConfig2を選択することができ、1つのconfigはRRCが異なるconfigで構成するまで基本値に設定できる。
【0163】
アップリンク/ダウンリンクのための構成は別途であるが、同一なテーブルが用いられることができ、持続期間(duration)に関係なく、同一なRGBサイズが利用できる。
【0164】
これと関連して、NRシステムではPRBバンドリングサイズを1ビット(1bit)値を通じて指示する方法が考慮されている。この場合、前述したように、DCIフィールドのバンドリングサイズを指示する指示個が‘0’の場合、RRCにより設定された1つの値がバンドリングサイズに設定できる。
【0165】
しかしながら、DCIフィールドでバンドリングサイズを指示する指示子の値が‘1’の場合、RRCにより2つの値が設定されることができ、この場合、2つの値のうち、バンドリングサイズを暗示的に設定するための方法が考慮される必要がある。
【0166】
前述した点を考慮して、本発明はバンドリングサイズを指示する指示子の値が‘1’の場合、バンドリングサイズを動的に指示するための暗示的決定方法を提案する。
【0167】
以下に説明される実施形態は説明の便宜のために区分されたものであり、ある実施形態の一部構成や特徴は他の実施形態に含まれることができ、または他の実施形態の対応する構成または特徴と交替できる。
【0168】
例えば、以下の第1実施形態で説明されるPRBバンドリングサイズ集合に対する内容は本明細書の多様な実施形態に対して共通的に適用できる。
【0169】
また、PRBバンドリングの設定及び/又は指示のために、以下の第1実施形態乃至第4実施形態で説明される方式(例:一般的なダウンリンクデータに対する方式)と第5実施形態で説明される方式(例:ブロードキャストダウンリンクデータに対する方式)が独立的に、または結合されて適用されることができ、その反対の場合も可能である。
【0170】
<実施形態1>
【0171】
バンドリングサイズを指示する指示子の値が‘1’の場合、バンドリングサイズは端末にPDSCH転送のために割り当てられた資源ブロックの個数によって決定できる。
【0172】
具体的に、PDSCH転送のために割り当てられた資源ブロックの個数が基準個数(例えば、特定しきい値)より大きい場合、RRCにより構成されたバンドリングサイズの候補値集合に含まれた候補値のうち、大きい値をバンドリングサイズに設定することができる。
【0173】
または、割り当てられた資源ブロックの個数の代わりにPDSCH転送のために端末に割り当てられた資源ブロックのうち、連続的に隣接した資源個数の最大値または最小値を基準RB値(または、しきい値)と比較してバンドリングサイズを暗示的に設定することができる。
【0174】
例えば、端末に割り当てられた資源ブロックが(1、2、3)、(6、7)、(10)の場合、連続的に隣接した資源個数の最大値は3であり、最小値は1となる。
【0175】
この場合、端末は最大値または最小値をしきい値と比較して、比較結果によってRRCにより設定されたバンドリングサイズの候補値のうちの1つをバンドリングサイズに設定することができる。
【0176】
“割り当てられた資源ブロックの個数”、“割り当てられた資源ブロックのうち、連続的に隣接した資源ブロック個数の最大値または最小値”及び“基準個数(しきい値)”はネットワークが上位階層RRCシグナリングを通じて別途に設定することができ、割り当てられた資源ブロックの個数、割り当てられた資源ブロックのうち、連続的に隣接した資源ブロック個数の最大値、及び最小値のうち、どの値をしきい値と比較してバンドリングサイズを決定するか否かは基地局がRRCシグナリングを通じて端末に指示することができる。
【0177】
<実施形態1-1>
【0178】
前記実施形態1で、バンドリングサイズを決定するための基準個数(しきい値)は各々の活性化された帯域幅部分(active bandwidth part)の帯域幅、活性化帯域幅部分サイズ、または帯域幅部分サイズ、
)によって決定できる。
【0179】
例えば、キャリアBWP1で50RBを活用する場合、割り当てられた資源が10RB以上であれば、RRCにより構成されたバンドリングサイズの候補値集合{2、4}、{2、スケジュールされた帯域幅(Scheduled BW)}、{4、スケジュールされた帯域幅}のうち、大きい値をバンドリングサイズに設定(または、決定)する。
【0180】
この際、データ転送のために割り当てられたRB個数に関係なく、端末と基地局はスケジューリングされた帯域幅の値を2または4より大きい値に仮定してバンドリングサイズを決定することができる。
【0181】
BWP2で100RBを活用する場合にはBWP1とは異なり、しきい値を変更して割り当てられた資源が20RB以上の場合に、バンドリングサイズの候補値集合でより大きい値をバンドリングサイズに設定することができる。
【0182】
即ち、バンドリングサイズを決定するための基準RB個数であるしきい値は以下の数式2のように各々の活性化された帯域幅部分(active bandwidth part)の帯域幅、活性化帯域幅部分サイズ、または帯域幅部分サイズ、
)を2で割った値でありうる。
【0183】
【数2】
【0184】
この際、数式2でしきい値は各々の活性化された帯域幅部分(active bandwidth part)の帯域幅、活性化帯域幅部分サイズ、または帯域幅部分サイズ、
)を2で割った値の切上げ値、切下げ値、または四捨五入値に設定できる。
【0185】
割り当てられたRBの個数によってバンドリングサイズを決定する場合、割り当てられたRB個数が小さければ、小さいバンドリングサイズを通じてプリコーダーサイクリング(precoder cycling)を遂行してダイバーシティ(diversity)効果を得ることができる。
【0186】
基準になるRBの個数であるしきい値は、システム帯域幅、コンポーネントキャリアの帯域幅、または端末特定(UE-Specific)帯域幅によって決定できる。
【0187】
または、しきい値は端末に構成された(configured)BWPのうち、活性化BWP(active BWP)が連続的に隣接するように、または非連続的に多数存在する場合、多数の活性化されたBWPにおいて1つのDCI設定にPDSCHを転送すれば、各活性化BWP BWの総個数、最小値、または最大値によって決定できる。
【0188】
例えば、活性化BWP1で10RBを使用し、活性化BWP2で20RBを用いる場合、BWの総個数である30RB、最小値である10RB、または最大値である20RBに基づいてしきい値が決定できる。
【0189】
<実施形態1-2>
【0190】
実施形態1-1とは異なり、しきい値はRBGサイズによって決定できる。例えば、RGBサイズが{1、2、4}の場合、割り当てられた資源が10RB以上であれば、バンドリングサイズの候補値集合{2、4}、{2、スケジュールされた帯域幅(Scheduled BW)}、{4、スケジュールされた帯域幅}のうち、大きい値をバンドリングサイズに設定(または、決定)する。
【0191】
しかしながら、RGBサイズが{8、16}の場合には、しきい値を変更して割り当てられた資源が20RB以上であれば、バンドリングサイズの候補値集合{2、4}、{2、スケジュールされた帯域幅(Scheduled BW)}、{4、スケジュールされた帯域幅}のうち、大きい値をバンドリングサイズに設定(または、決定)することができる。
【0192】
提案1-1及び1-2で説明した方法を用いると、割り当てられたRB個数が少ない場合、小さいバンドリングサイズを通じてプリコーダーサイクリングを遂行してダイバーシティ効果を得ることができる
【0193】
即ち、提案1乃至1-2には、PRBのバンドリングサイズを流動的に設定する場合、DCIフィールドのバンドリングサイズを指示する指示子の値によってバンドリングのサイズが設定できる。
【0194】
この際、端末はバンドリングサイズの候補値を含む候補値集合は基地局からRRCシグナリングを通じて獲得することができる。
【0195】
具体的に、DCIの値が‘0’の場合、端末は同一なDCIによりスケジューリングされたPDSCHを受信する時、前記候補値の集合のうち、1つの候補値を含む候補値集合を選択し、選択された候補値集合に含まれた値をバンドリングサイズに設定することができる。
【0196】
DCIの値が‘1’の場合、端末は同一なDCIによりスケジューリングされたPDSCHを受信する時、前記候補値の集合のうち、1つ以上の候補値を含む候補値集合を選択する。
【0197】
選択された候補値集合に1つ以上の値が含まれた場合、端末は2つの値のうちの1つの値を選択してバンドリングのサイズに設定することができる。
【0198】
この際、2つの値のうちの1つを選択することは、端末に暗示的(implicit)に端末に指示できる。
【0199】
具体的に、端末は連続したPRBの個数が前述したしきい値より大きければ、候補値集合に含まれた値のうち、大きい値をバンドリングサイズに設定し、でなければ、端末は小さい値をバンドリングサイズに設定することができる。
【0200】
例えば、端末は候補値集合が{2、wideband}または{4、wideband}の場合、連続的に隣接したPRBの個数がしきい値より大きい場合、wideband値をバンドリングサイズに設定し、でなければ、2または4をバンドリングサイズに設定することができる。
【0201】
<提案2>
【0202】
バンドリングサイズを指示する指示子の値が‘1’の場合、バンドリングサイズは端末に設定された資源割り当てタイプによって暗示的に決定できる。
【0203】
具体的に、LTEでダウンリンク資源の割り当てはタイプによって異なるように設定できる。即ち、ダウンリンク資源の設定のための資源割り当てタイプは0、1、2に定義できる。
【0204】
資源割り当てタイプ0はBWPによってRBG単位で資源が割り当てられ、資源割り当てタイプ1はBWPに従う連続したRBGで構成されたサブセット内でダウンリンク転送が発生するRBをビットマップで端末に知らせることによって資源が割り当てられる。資源割り当てタイプ2は、資源割り当てが始まるRB番号と長さを知らせる ことによって、連続したRB資源が割り当てられるが、資源割り当てタイプ2の場合、また地域化された(localized)転送と分散された(distributed)転送とに分けられる。
【0205】
資源割り当てタイプ2の地域化された転送の場合、連続的なRB資源が端末にそのまま割り当てられ、分散された転送の場合、BWPに従うギャップサイズ(gap size)によって各RBは周波数領域に均等に分散されて端末に割り当てられる。
【0206】
NRダウンリンクではLTEでの資源割り当てタイプ0及び2の地域化された資源割り当てが支援されることができ、タイプ2の分散された資源割り当ても支援できる。これによって、端末に割り当てられた資源割り当てタイプに基づいてバンドリングサイズは暗示的に設定できる。
【0207】
<提案2-1>
【0208】
提案2で説明した資源割り当てタイプ0で、RRCにより構成されたバンドリングサイズの候補値集合が{2、4}及び{2、scheduled BW}の場合、RBGサイズが{1、2}であれば、バンドリングサイズは小さい値に設定され、RGBサイズが{4、8、16}であれば、バンドリングサイズは大きい値に設定される。
【0209】
また、候補値集合が{4、スケジュールされたBW}の場合、RBGのサイズが{1、2、4}であれば、バンドリングサイズは小さい値に設定され、RBGサイズが{8、16}であれば、バンドリングサイズは大きい値に設定される。
【0210】
この場合、連続的に割り当てられたRBGのサイズが大きい場合、隣接した周波数領域で多い数のDMRSシンボルを用いて高いチャンネル推定性能を得ることができる。
【0211】
提案2-1は、資源割り当てタイプが‘0’の場合、バンドリングサイズを設定するための方法であるが、これに限定されず、資源割り当てタイプに関係なく、バンドリングサイズを設定するための方法にも適用できる。
【0212】
活性化BWPがMACシグナリングを通じて流動的に変わることができるところ、端末のRGB(活性化BWPのサイズに決定される)は流動的に変わることができ、結果的にバンドリングサイズも流動的に変わることができる。
【0213】
<提案2-2>
【0214】
資源割り当てタイプがタイプ2であり、分散された転送がDCIに設定されれば、RRCにより構成された候補値集合{2、4}、{2、スケジュールされたBW}、{4、スケジュールされたBW}のうち、各集合で小さい値をバンドリングサイズに設定する。
【0215】
資源割り当てタイプ2の分散された転送はBWPによって周波数領域で均一に分布した非連続的なRB資源が割り当てられる方法であるので、割り当てられたRB別にコヒーレント(coherent)周波数から外れる可能性が高いので、バンドリングサイズを大きく設定することは無意味でありうる。
【0216】
資源割り当てタイプ2で分散された転送に設定されれば、端末はDCIでバンドリングサイズを指示する指示子(フィールド値)を無視し、候補値集合で最も小さい値をバンドリングサイズに仮定するか、またはバンドリングを適用しないことがある。
【0217】
即ち、PRBバンドリングをオフして各RB別に互いに異なるプリコーダーが適用されるようにすることができる。
【0218】
<提案2-3>
【0219】
資源割り当てタイプがタイプ2であり、地域化された転送がDCIに設定されれば、RRCにより構成された候補値集合{2、4}、{2、スケジュールされたBW}、{4、スケジュールされたBW}のうち、各集合で大きい値をバンドリングサイズに設定する。
【0220】
この場合、連続的に割り当てられたRBから隣接した周波数領域で多い数のDMRSシンボルを活用して提案2-1でのように高いチャンネル推定性能を獲得することができる。
【0221】
または、資源割り当てタイプ2の地域化された転送の場合、提案1の方法を用いてバンドリングサイズを設定し、その以外の資源割り当てタイプでは提案2で説明した資源割り当てタイプに従うバンドリングサイズを決定するための方法を用いることができる。
【0222】
<提案3>
【0223】
提案1及び提案2とは異なり、DCIのバンドリングサイズと関連した指示子が‘1’の値を有する場合、端末にDCIに設定された多重アンテナ情報のうち、階層(layer)の数によってバンドリングサイズを設定することができる。
【0224】
例えば、DCIにより設定された階層の数が2つ以下である場合、RRCにより構成された候補値集合である{2、4}、{2、スケジュールされたBW}、{4、スケジュールされたBW}のうち、各集合で大きい値がバンドリングサイズに設定できる。
【0225】
仮に、DCIにより設定された階層の数が3個以上である場合、候補値集合のうち、各集合で小さい値がバンドリングサイズに設定できる。
【0226】
SNRが固定されている場合、階層の数が多くなるということは、独立的な送受信経路の個数が増加することを意味するので、全体送受信経路の数も増加することができる。
【0227】
送受信経路が増加する場合、遅延拡散(Delay spread)の増加などによって送受信チャンネルの周波数選択性(selectivity)が大きくなることができる。
【0228】
チャンネルの周波数選択性が大きい場合、小さいバンドリングサイズを通じて周波数選択利得(frequency selective gain)を獲得することができる。
【0229】
<提案4>
【0230】
DCIのバンドリングサイズと関連した指示子が‘1’の値を有する場合、MU(Multi User)-MIMOにスケジューリングされた端末はRRCにより構成された候補値集合{2、4}、{2、スケジュールされたBW}、{4、スケジュールされたBW}のうち、各集合で小さい値をバンドリングサイズに設定する。
【0231】
任意の端末に割り当てられたRBのうち、SUに割り当てられたRBとMU-MIMOに割り当てられたRBが共存する場合、大きいバンドリングサイズは各RBに効率よいプリコーダーを適用するに当たって妨げになることがある。
【0232】
例えば、スケジュールされたBWが10RBであり、MU-MIMOに割り当てられたRBが1RB、SUに割り当てられたRBが9RBである場合、バンドリングサイズがスケジュールされたBWである10RBに設定され、MU-MIMOに割り当てられた1RBのためにスケジュールされたBWで全部ゼロZero-Forcingプリコーダーが使われれば、SUに割り当てられた9RBに必要のないビームフォーミングが遂行できる。
【0233】
この際、2または4のような小さいバンドリングサイズが設定されれば、不必要にビームフォーミングが遂行されるRBの個数を減少させることができる。
【0234】
端末は、基地局からMU-MIMOにco-scheduleされる他の端末のDMRSポート情報またはCDM方式を用いて多重化されるDMRS CDMグループ情報をDCIとして受信する。
【0235】
端末は、受信したDCIを通じて端末がMU-MIMOにスケジューリングされるか否かを認識(または、判断)することができ、これによって、提案4で説明した方法によりバンドリングサイズを決定することができる。
【0236】
または、端末はMU-MIMOが適用されるか否かをDMRSシンボルの特定ポートまたはCDMグループのレートマッチング(rate matching)有無により判断することができる。
【0237】
また、端末はMU-MIMOの適用有無だけでなく、MUペアリングされた他の端末の総階層数または自身に割り当てられた階層数と他の端末に割り当てられた総階層数の比によってバンドリングサイズを決定することができる。
【0238】
または、端末はDMRSシンボルでレートマッチングが指示されたポート数またはCDMグループ数が一定の値(しきい値)以上(または、超過)か否かによってバンドリングサイズを決定するか、または自身に割り当てられたDMRSポート数またはRE数とレートマッチングが指示されたポート数またはRE数の比が一定値以上(または、超過)か否かによってバンドリングサイズを決定することができる。
【0239】
この際、前述した方法のうち、2つ以上の方法によりDCIのバンドリングサイズを指示する指示子の値が‘1’である時、バンドリングサイズが決定できる。
【0240】
例えば、提案1乃至3の方式で、特定の場合に提案4の方式によりバンドリングサイズを決定し、かつ提案4の方法は提案1乃至提案3の方法に優先して遂行できる。
【0241】
本発明の更に他の実施形態に、候補値の集合が3個の値を含む場合、提案1乃至3でのしきい値を2つに設定してバンドリングサイズを決定することができる。この場合、提案4はMU-MIMOにスケジュールされた端末は3個の候補値のうち、最も小さい値をバンドリングサイズに設定することができる。
【0242】
提案1乃至4でRBGサイズによって基準RBであるしきい値を決定するか、またはRBGサイズによってPRGが決定される方法でRBGの代わりに(CSI計算で使われる)サブバンドサイズが使われることができる。
【0243】
即ち、サブバンドサイズによって基準RBであるしきい値が決定されるか、またはPRGが決定できる。
【0244】
この際、RGBの候補値とサブバンドの候補値は互いに異なるので、RBG値はサブバンド値に適切に代替できる。
【0245】
RGB値とサブバンド値は全て活性化BWPのBWに決定されるので、RBG値をサブバンド値に代替する時、RBG値に該当するBWPのBWを計算し、該当BWにより決定されるサブバンド値に代替することができる。
【0246】
<提案5>
【0247】
スケジューリングDCIを通じて資源割り当てタイプ1の分散された転送が設定される場合、連続的なVRB(Virtual Resource Block)はRB pair単位でインターリービング(interleaving)されてPRBドメインに分散配置される。
【0248】
以後、RB pair内でも各RBは活性化BWPのBWサイズ別に規定されるギャップサイズ(gap size)間隔で配置される。
【0249】
VRBが分散配置される場合、VRBが分散されるパターンまたはインターリービング方式は多様な方法により遂行できる。
【0250】
この際、インターリービングの単位によってバンドリングサイズを暗示的に決定する方法が変わることができる。
【0251】
第1に、RB単位でVRBがインターリービングされる場合、RRCにより構成された候補値集合で、小さい値がバンドリングサイズに設定できる。例えば、候補値集合が{2、4}、{2、スケジュールされたBW}の場合、バンドリングサイズは‘2’に決定され、{4、スケジュールされたBW}の場合、バンドリングサイズは‘4’に決定できる。
【0252】
任意の端末のために割り当てられたRB個数が多くなれば、割り当てられたVRBはインターリービングを経てもPRBドメインで隣接する可能性が大きい。したがって、最小2または4のバンドリングサイズは隣接したRBでバンドリングサイズが‘1’の場合より多い数のDMRSシンボルを活用することができ、この場合、チャンネル推定性能が向上できる。
【0253】
仮に、候補値集合が{4、scheduled BW}の場合、小さい値である‘4’をバンドリングサイズに選択することが非効率的であると判断される場合、ネットワークはDCIのバンドリングサイズを示す指示子(または、フィールド)を‘0’に設定してバンドリングサイズを‘2’に設定することができる。
【0254】
または、分散された資源割り当てタイプ1(distributed RA type1)でRB単位でVRBをインターリービングする場合に、バンドリングサイズは常に2に設定できる。
【0255】
第2に、RBG単位でVRBがインターリービングされる場合、チャンネル推定性能を向上させるために最小限RBG単位のPRGサイズが考慮されなければならないので、PRGサイズは構成されたRBGサイズに設定できる。
【0256】
または、RBG単位でインターリービングが遂行されても特定端末に割り当てられたRBGの個数が多い場合、割り当てられたRBGの間に隣接する可能性がある。
【0257】
したがって、活性化BWP BWのサイズによって、またはインターリービング方式によって実質的に端末に割り当てられるRBG個数にしきい値を設定して割り当てられるRBG個数がしきい値を超過すれば、PRGサイズは以下の数式3のように設定できる。
【0258】
【数3】
【0259】
この際、数式3でNは‘2’の値を有することができる。
【0260】
割り当てられるRBG個数がしきい値を超過しなければ、PRGサイズは構成されたRBGサイズに設定できる。
【0261】
または、提案2-1のようにPRGサイズはRGBサイズに基づいて暗示的に決定できる。
【0262】
本発明の更に他の実施形態に、スケジューリングDCIを通じて分散された資源割り当てタイプ1が設定され、RB単位でVRBをPRBにインターリービングする場合、前述したように、任意の端末のデータ転送のために割り当てられたRB個数が増加すれば、該当RBがインターリーバ(interleaver)を通じてインターリービングされても実際PRBドメインで隣接する確率が大きくなる。
【0263】
この場合、活性化BWP BWのサイズによって、またはインターリービング方式によって割り当てられるRBの個数にしきい値を設定することができる。
【0264】
仮に、割り当てられるRBの個数がしきい値を超過する場合、DCIのバンドリングサイズを指示するための指示子(または、1bitフィールド)が“1”であれば、RRCにより構成された候補値集合で小さい値をバンドリングサイズに決定する。
【0265】
しかしながら、割り当てられたRBの個数がしきい値を超過しない場合、例外的にバンドリングサイズを“1”に設定することができる。
【0266】
この際、PRG=1が候補値に含まれる場合、バンドリングサイズが“1”に設定できる。
【0267】
または、バンドリングサイズを指示するための指示子(または、1bitフィールド)の値に関係なく、バンドリングをオフして遂行しないことがある(即ち、PRG=1RB)。
【0268】
<提案6>
【0269】
提案1乃至提案6で、DCIのバンドリングサイズを指示するための指示子(または、1bitフィールド)のためにRRCにより構成された候補値集合{2、スケジュールされたBW}、{4、スケジュールされたBW}でスケジュールされたBWであるデータ転送のために割り当てられたRBの個数が2または4より小さい場合、端末と基地局は2または4よりスケジューリングされたBWがより小さいと仮定して提案1乃至提案5の方式を用いてバンドリングサイズを設定することができる。
【0270】
図6は、本明細書で提案する方法が適用できる無線通信システムにおけるデータを送受信する端末の動作順序図を示す。図6は単に説明の便宜のためのものであり、本発明の範囲を制限するものでない。
【0271】
図6を参考すると、該当端末は前述した本明細書の実施形態で説明された方法を遂行することができる。特に、該当端末は提案1乃至提案6で説明された方法を支援することができる。図6ではこれと関連して前述した内容と重複する具体的な説明は省略する。
【0272】
まず、端末は基地局からダウンリンク制御情報(DCI)を受信することができる(S6010)。
【0273】
この際、DCIは提案1乃至6で説明したバンドリングサイズを指示するための指示子(または、1bitフィールド)を含むことができる。
【0274】
この後、ダウンリンク制御情報に基づいて設定されたダウンリンク共有チャンネル(Downlink Shared Channel)を通じて基地局からダウンリンクデータ(Downlink Data)を受信することができる(S6020)。
【0275】
この際、ダウンリンク共有チャンネルに対するバンドリングサイズ(bundling size)は特定数の物理資源ブロックまたは端末に割り当てられた周波数資源領域のサイズに設定できる。ここで、特定数の物理資源ブロックを示す値はダウンリンク共有チャンネルのために予め設定された候補値集合(candidate value set)に含まれることができる。
【0276】
候補値集合はRRCシグナリングを通じて獲得されることができ、各々の候補値集合は提案1乃至6で説明した候補値を含むことができる。
【0277】
バンドリングサイズは指示子または1bitフィールドの値によって提案1乃至6で説明した方法により暗示的に設定できる。
【0278】
例えば、提案1で説明したように、指示子または1bitフィールドの値が‘0’の場合、RRCにより構成された値によりバンドリングサイズは設定できる。
【0279】
しかしながら、指示子または1bitフィールドの値が‘1’の場合、連続的なPRBの個数としきい値を比較結果によってバンドリングサイズが決定できる。
【0280】
具体的に、連続的なPRBの係数がしきい値より大きい場合、候補値集合に含まれた値のうち、大きい値がバンドリングサイズに設定され、そうでない場合、残りの値がバンドリングサイズに設定できる。
【0281】
この際、しきい値は先の提案1で説明したように活性化された帯域幅部分(Bandwidth Part:BWP)に対する帯域幅(Bandwidth)の資源ブロック個数(Resource Block)を2で割った値でありうる。
【0282】
端末は、以下の図8乃至図11に図示したように、プロセッサ、RFユニット、及びメモリーで構成されることができ、プロセッサはRFユニットが基地局からダウンリンク制御情報(Downlink Control Information:DCI)を受信し、ダウンリンク制御情報に基づいて設定されたダウンリンク共有チャンネル(Downlink Shared Channel)を通じて基地局からダウンリンクデータ(Downlink Data)を受信するように制御することができる。
【0283】
この際、DCIは提案1乃至6で説明したバンドリングサイズを指示するための指示子(または、1bitフィールド)を含むことができる。
【0284】
ダウンリンク共有チャンネルに対するバンドリングサイズ(bundling size)は特定数の物理資源ブロックまたは端末に割り当てられた周波数資源領域のサイズに設定できる。ここで、特定数の物理資源ブロックを示す値はダウンリンク共有チャンネルのために予め設定された候補値集合(candidate value set)に含まれることができる。
【0285】
候補値集合はRRCシグナリングを通じて獲得されることができ、各々の候補値集合は提案1乃至6で説明した候補値を含むことができる。
【0286】
バンドリングサイズは、指示子または1bitフィールドの値によって提案1乃至6で説明した方法により暗示的に設定できる。
【0287】
例えば、提案1で説明したように、指示子または1bitフィールドの値が‘0’の場合、RRCにより構成された値によりバンドリングサイズは設定できる。
【0288】
しかしながら、指示子または1bitフィールドの値が‘1’の場合、連続的なPRBの個数としきい値を比較結果によってバンドリングサイズが決定できる。
【0289】
具体的に、連続的なPRBの係数がしきい値より大きい場合、候補値集合に含まれた値のうち、大きい値がバンドリングサイズに設定され、そうでない場合、残りの値がバンドリングサイズに設定できる。
【0290】
この際、しきい値は先の提案1で説明したように、活性化された帯域幅部分(Bandwidth Part:BWP)に対する帯域幅(Bandwidth)の資源ブロック個数(Resource Block)を2で割った値でありうる。
【0291】
図7は、本明細書で提案する方法が適用できる無線通信システムにおけるデータを送受信する基地局の動作順序図を示す。
【0292】
図7は単に説明の便宜のためのものであり、本発明の範囲を制限するものでない。
【0293】
図7を参考すると、該当基地局は前述した本明細書の実施形態で説明された方法を遂行することができる。特に、該当基地局は提案1乃至提案6で説明された方法を支援することができる。図7ではこれと関連して前述した内容と重複する具体的な説明は省略する。
【0294】
まず、基地局は端末にダウンリンク制御情報を転送することができる(S7010)。
【0295】
この際、DCIは提案1乃至6で説明したバンドリングサイズを指示するための指示子(または、1bitフィールド)を含むことができる。
【0296】
以後、ダウンリンク制御情報に基づいて設定されたダウンリンク共有チャンネル(Downlink Shared Channel)を通じて基地局は端末にダウンリンクデータ(Downlink Data)を転送することができる(S7020)。
【0297】
この際、DCIは提案1乃至6で説明したバンドリングサイズを指示するための指示子(または、1bitフィールド)を含むことができる。
【0298】
ダウンリンク共有チャンネルに対するバンドリングサイズ(bundling size)は特定数の物理資源ブロックまたは端末に割り当てられた周波数資源領域のサイズに設定できる。ここで、特定数の物理資源ブロックを示す値はダウンリンク共有チャンネルのために予め設定された候補値集合(candidate value set)に含まれることができる。
【0299】
候補値集合はRRCシグナリングを通じて獲得されることができ、各々の候補値集合は提案1乃至6で説明した候補値を含むことができる。
【0300】
バンドリングサイズは指示子または1bitフィールドの値によって提案1乃至6で説明した方法により暗示的に設定できる。
【0301】
例えば、提案1で説明したように、指示子または1bitフィールドの値が‘0’の場合、RRCにより構成された値によりバンドリングサイズは設定できる。
【0302】
しかしながら、指示子または1bitフィールドの値が‘1’の場合、連続的なPRBの個数としきい値を比較結果によってバンドリングサイズが決定できる。
【0303】
具体的に、連続的なPRBの係数がしきい値より大きい場合、候補値集合に含まれた値のうち、大きい値がバンドリングサイズに設定され、そうでない場合、残りの値がバンドリングサイズに設定できる。
【0304】
この際、しきい値は先の提案1で説明したように、活性化された帯域幅部分(Bandwidth Part:BWP)に対する帯域幅(Bandwidth)の資源ブロック個数(Resource Block)を2で割った値でありうる。
【0305】
基地局は、以下の図8乃至図11に図示したように、プロセッサ、RFユニット、及びメモリーで構成されることができ、プロセッサはRFユニットが端末にダウンリンク制御情報を転送し、ダウンリンク制御情報に基づいて設定されたダウンリンク共有チャンネル(Downlink Shared Channel)を通じて端末にダウンリンクデータ(Downlink Data)を転送するように制御することができる。
【0306】
この際、DCIは提案1乃至6で説明したバンドリングサイズを指示するための指示子(または、1bitフィールド)を含むことができる。
【0307】
ダウンリンク共有チャンネルに対するバンドリングサイズ(bundling size)は特定数の物理資源ブロックまたは端末に割り当てられた周波数資源領域のサイズに設定できる。ここで、特定数の物理資源ブロックを示す値はダウンリンク共有チャンネルのために予め設定された候補値集合(candidate value set)に含まれることができる。
【0308】
候補値集合はRRCシグナリングを通じて獲得されることができ、各々の候補値集合は提案1乃至6で説明した候補値を含むことができる。
【0309】
バンドリングサイズは指示子または1bitフィールドの値によって提案1乃至6で説明した方法により暗示的に設定できる。
【0310】
例えば、提案1で説明したように、指示子または1bitフィールドの値が‘0’の場合、RRCにより構成された値によりバンドリングサイズは設定できる。
【0311】
しかしながら、指示子または1bitフィールドの値が‘1’の場合、連続的なPRBの個数としきい値を比較結果によってバンドリングサイズが決定できる。
【0312】
具体的に、連続的なPRBの係数がしきい値より大きい場合、候補値集合に含まれた値のうち、大きい値がバンドリングサイズに設定され、そうでない場合、残りの値がバンドリングサイズに設定できる。
【0313】
この際、しきい値は先の提案1で説明したように、活性化された帯域幅部分(Bandwidth Part:BWP)に対する帯域幅(Bandwidth)の資源ブロック個数(Resource Block)を2で割った値でありうる。
【0314】
本発明が適用できる装置一般
【0315】
図8は、本発明の一実施形態に従う無線通信装置のブロック構成図を例示する。
【0316】
図8を参照すると、無線通信システムは、基地局(または、ネットワーク)810と端末820を含む。
【0317】
基地局810は、プロセッサ(processor)811、メモリー(memory)812、及び通信モジュール(communication module)813を含む。
【0318】
プロセッサ811は、先の図1乃至図7で提案された機能、過程、及び/又は方法を具現する。有/無線インターフェースプロトコルの階層はプロセッサ811により具現できる。メモリー812はプロセッサ811と連結されて、プロセッサ811を駆動するための多様な情報を格納する。通信モジュール813はプロセッサ811と連結されて、有/無線信号を送信及び/又は受信する。
【0319】
前記通信モジュール813は、無線信号を送/受信するためのRF部(radio frequency unit)を含むことができる。
【0320】
端末820は、プロセッサ821、メモリー822、及び通信モジュール(または、RF部)823を含む。プロセッサ821は、先の図1乃至図7で提案された機能、過程、及び/又は方法を具現する。無線インターフェースプロトコルの階層はプロセッサ821により具現できる。メモリー822はプロセッサ821と連結されて、プロセッサ821を駆動するための多様な情報を格納する。通信モジュール823はプロセッサ821と連結されて、無線信号を送信及び/又は受信する。
【0321】
メモリー812、822はプロセッサ811、821の内部または外部にあることができ、よく知られた多様な手段によりプロセッサ811、821と連結できる。
【0322】
また、基地局810及び/又は端末820は1つのアンテナ(single antenna)または多重アンテナ(multiple antenna)を有することができる。
【0323】
図9は、本発明の一実施形態に従う通信装置のブロック構成図を例示する。
【0324】
特に、図9では先の図8の端末をより詳細に例示する図である。
【0325】
図9を参照すると、端末は、プロセッサ(または、ディジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)910、RFモジュール(RF module)(または、RFユニット)935、パワー管理モジュール(power management module)905、アンテナ(antenna)940、バッテリー(battery)955、ディスプレイ(display)915、キーパッド(keypad)920、メモリー(memory)930、 SIMカード(SIM(Subscriber Identification Module)card)925(この構成は選択的である)、スピーカー(speaker)945、及びマイクロフォン(microphone)950を含んで構成できる。また、端末は単一のアンテナまたは多重のアンテナを含むことができる。
【0326】
プロセッサ910は、先の図1乃至図7で提案された機能、過程、及び/又は方法を具現する。無線インターフェースプロトコルの階層はプロセッサ910により具現できる。
【0327】
メモリー930はプロセッサ910と連結され、プロセッサ910の動作と関連した情報を格納する。メモリー930はプロセッサ910の内部または外部にあることができ、よく知られた多様な手段によりプロセッサ910と連結できる。
【0328】
ユーザは、例えば、キーパッド920のボタンを押すとか(あるいは、タッチするか)、またはマイクロフォン950を用いた音声駆動(voice activation)により電話番号などの命令情報を入力する。プロセッサ910は、このような命令情報を受信し、電話番号で電話をかけるなど、適切な機能を遂行するように処理する。駆動上のデータ(operational data)はSIMカード925またはメモリー930から抽出できる。また、プロセッサ910はユーザが認知し、また便宜のために命令情報または駆動情報をディスプレイ915上にディスプレイすることができる。
【0329】
RFモジュール935はプロセッサ910に連結されて、RF信号を送信及び/又は受信する。プロセッサ910は通信を開始するために、例えば、音声通信データを構成する無線信号を転送するように命令情報をRFモジュール935に伝達する。RFモジュール935は無線信号を受信及び送信するために受信機(receiver)及び転送機(transmitter)で構成される。アンテナ940は、無線信号を送信及び受信する機能をする。無線信号を受信する時、RFモジュール935はプロセッサ910により処理するために信号を伝達し、基底帯域に信号を変換することができる。処理された信号はスピーカー945を通じて出力される可聴または可読情報に変換できる。
【0330】
図10は、本明細書で提案する方法が適用できる無線通信装置のRFモジュールの一例を示した図である。
【0331】
具体的に、図10はFDD(Frequency Division Duplex)システムで具現できるRFモジュールの一例を示す。
【0332】
まず、転送経路で、図8及び図9で記述されたプロセッサは転送されるデータをプロセシングしてアナログ出力信号を送信機1010に提供する。
【0333】
送信機1010内で、アナログ出力信号はディジタル-対-アナログ変換(ADC)により引き起こされるイメージを除去するために低域通過フィルタ(Low Pass Filter、LPF)1011によりフィルタリングされ、上向き変換器(Mixer)1012により基底帯域からRFに上向き変換され、可変利得増幅器(Variable Gain Amplifier、VGA)1013により増幅され、増幅された信号はフィルタ1014によりフィルタリングされ、電力増幅器(Power Amplifier、PA)1015により追加で増幅され、デュプレクサ1050/アンテナスイッチ1060を通じてルーティングされ、アンテナ1070を通じて転送される。
【0334】
また、受信経路で、アンテナ1070は外部から信号を受信して、受信された信号を提供し、この信号はアンテナスイッチ1060/デュプレクサ1050を通じてルーティングされ、受信機1020に提供される。
【0335】
受信機1020内で、受信された信号は低雑音増幅器(Low Noise Amplifier、LNA)1023により増幅され、帯域通過フィルタ1024によりフィルタリングされ、下向き変換機(Mixer)1025によりRFから基底帯域に下向き変換される。
【0336】
前記下向き変換された信号は低域通過フィルタ(LPF)1026によりフィルタリングされ、VGA1027により増幅されてアナログ入力信号を獲得し、これは図8及び図9で記述したプロセッサに提供される。
【0337】
また、ローカルオシレーター(local oscillator、LO)発生器1040は転送及び受信LO信号を発生及び上向き変換機1012及び下向き変換機1025に各々提供する。
【0338】
また、位相固定ループ(Phase Locked Loop、PLL)1030は適切な周波数で転送及び受信LO信号を生成するためにプロセッサから制御情報を受信し、制御信号をLO発生器1040に提供する。
【0339】
また、図10に図示された回路は図10に図示された構成と異なるように配列されることもできる。
【0340】
図11は、本明細書で提案する方法が適用できる無線通信装置のRFモジュールの更に他の一例を示した図である。
【0341】
具体的に、図11はTDD(Time Division Duplex)システムで具現できるRFモジュールの一例を示す。
【0342】
TDDシステムでのRFモジュールの送信機1110及び受信機1120はFDDシステムでのRFモジュールの送信機及び受信機の構造と同一である。
【0343】
以下、TDDシステムのRFモジュールはFDDシステムのRFモジュールと差が出る構造に対してのみ説明し、同一な構造に対しては図18の説明を参照する。
【0344】
送信機の電力増幅器(Power Amplifier、PA)1115により増幅された信号はバンド選択スイッチ(Band Select Switch)1150、バンド通過フィルタ(BPF)1160、及びアンテナスイッチ1170を通じてルーティングされ、アンテナ1180を通じて転送される。
【0345】
また、受信経路で、アンテナ1180は外部から信号を受信して、受信された信号を提供し、この信号はアンテナスイッチ1170、バンド通過フィルタ1160、及びバンド選択スイッチ1150を通じてルーティングされ、受信機1120に提供される。
【0346】
以上で説明された実施形態は本発明の構成要素と特徴が所定の形態に結合されたものである。各構成要素または特徴は別途の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮されなければならない。各構成要素または特徴は他の構成要素や特徴と結合されない形態に実施できる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施形態を構成することも可能である。本発明の実施形態で説明される動作の順序は変更できる。ある実施形態の一部の構成や特徴は他の実施形態に含まれることができ、または他の実施形態の対応する構成または特徴と取替できる。特許請求範囲で明示的な引用関係がない請求項を結合して実施形態を構成するか、または出願後の補正により新たな請求項に含めることができることは自明である。
【0347】
本発明に従う実施形態は、多様な手段、例えば、ハードウェア、ファームウエア(firmware)、ソフトウェア、またはそれらの結合などにより具現できる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施形態は1つまたはその以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラー、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサなどにより具現できる。
【0348】
ファームウエアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施形態は以上で説明された機能または動作を遂行するモジュール、手続、関数などの形態に具現できる。ソフトウェアコードはメモリーに格納されてプロセッサにより駆動できる。前記メモリーは前記プロセッサの内部または外部に位置し、既に公知された多様な手段により前記プロセッサとデータをやり取りすることができる。
【0349】
本発明は本発明の必須的な特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化できることは通常の技術者に自明である。したがって、前述した詳細な説明は全ての面で制限的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮されなければならない。本発明の範囲は添付した請求項の合理的な解釈により決定されなければならず、本発明の等価的な範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
【産業上利用可能性】
【0350】
本発明の無線通信システムにおけるデータを送受信する方法は、3GPP LTE/LTE-Aシステム、5Gに適用される例を中心として説明したが、その他にも多様な無線通信システムに適用可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11