(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-12
(45)【発行日】2022-01-25
(54)【発明の名称】置換ピラゾロアゼピン-4-オンおよびそれらのホスホジエステラーゼ阻害剤としての使用
(51)【国際特許分類】
C07D 491/20 20060101AFI20220118BHJP
A61K 31/55 20060101ALI20220118BHJP
A61P 17/00 20060101ALI20220118BHJP
A61P 17/04 20060101ALI20220118BHJP
A61P 17/06 20060101ALI20220118BHJP
A61P 17/08 20060101ALI20220118BHJP
A61P 17/14 20060101ALI20220118BHJP
A61P 17/02 20060101ALI20220118BHJP
A61P 35/00 20060101ALI20220118BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20220118BHJP
A61K 45/00 20060101ALI20220118BHJP
【FI】
C07D491/20 CSP
A61K31/55
A61P17/00
A61P17/04
A61P17/06
A61P17/08
A61P17/14
A61P17/02
A61P35/00
A61P43/00 111
A61K45/00
(21)【出願番号】P 2019531241
(86)(22)【出願日】2017-12-12
(86)【国際出願番号】 EP2017082424
(87)【国際公開番号】W WO2018108910
(87)【国際公開日】2018-06-21
【審査請求日】2020-12-04
(32)【優先日】2016-12-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】521486055
【氏名又は名称】ユニオン・セラピューティクス・アクティエセルスカブ
【氏名又は名称原語表記】UNION THERAPEUTICS A/S
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100156144
【氏名又は名称】落合 康
(72)【発明者】
【氏名】リアン・シーフー
(72)【発明者】
【氏名】イェンス・ラーセン
(72)【発明者】
【氏名】シモン・フェルベク・ニールセン
(72)【発明者】
【氏名】ペーター・アナセン
【審査官】池上 佳菜子
(56)【参考文献】
【文献】特許第6850886(JP,B2)
【文献】特許第6850887(JP,B2)
【文献】特表2010-510216(JP,A)
【文献】特表2009-510159(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0254915(US,A1)
【文献】特表2012-532144(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 491/20
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I):
【化1】
[式中、
R
1およびR
4は、独立して、水素および(C
1~C
4)アルキルからなる群から選択され;
R
2およびR
3は、独立して、水素および(C
1~C
4)アルキルからなる群から選択されるか;または
R
2およびR
3は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環、シクロブチル環、シクロペンチル環、オキセタニル環、テトラヒドロフラニル環またはテトラヒドロピラニル環を形成し;
nは、0、1または2であり;nが0である場合、R
4は存在せず;
Qは、-O-C(O)-R
5および-O-C(O)-(C
1~C
6)アルキル-R
5からなる群から選択され;
R
5は、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは、独立してR
6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい;
R
6は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、(C
1~C
4)アルキル、ハロ(C
1~C
4)アルキル、(C
1~C
4)アルキルオキシ、-S(O)
2R
x、-S(O)
2NR
aR
b、-OR
x、-C(O)NR
aR
b、-C(O)OR
a、-C(O)R
a、シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからなり;
R
xは、(C
1~C
4)アルキルであり;
R
aおよびR
bは、独立して、水素、(C
1~C
4)アルキル、フェニル-(C
1~C
4)アルキルからなる群から選択されるか、または
R
aおよびR
bは、それらが結合している窒素と一緒になって、4~6員ヘテロシクロアルキルを形成し、ここで、該ヘテロシクロアルキルは、1個以上の(C
1~C
4)アルキルで置換されていてもよい]
で示される化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項2】
R
1、R
2、R
3が全て、水素であり、nが0であり、Qが、-O-C(O)-R
5および-O-C(O)-(C
1~C
6)アルキル-R
5からなる群から選択され;ここで、R
5が、5~6員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルが、独立して(C
1~C
4)アルキル、(C
1~C
4)アルキルオキシ、-C(O)R
a、(C
3~C
6)シクロアルキルから選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;ここで、R
aが、(C
1~C
4)アルキルである、請求項1記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項3】
R
1、R
2、R
3、R
4が全て、水素であり、nが1であり、Qが、-O-C(O)-R
5であり;ここで、R
5が、5~6員ヘテロアリール、9~10員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルが、独立してR
6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;ここで、R
6が、ヒドロキシル、(C
1~C
4)アルキル、(C
1~C
4)アルキルオキシ、-OR
x、-C(O)NR
aR
b、-C(O)OR
a、-C(O)R
aおよび(C
3~C
6)シクロアルキルからなり、R
x、R
a、R
bが全て、(C
1~C
4)アルキルである、請求項1記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項4】
R
1およびR
4が、ともに、水素であり、R
2およびR
3のうち1つが水素であり、R
2およびR
3のうち残り1つが(C
1~C
4)アルキルであり;nが1であり、Qが、-O-C(O)-R
5であり;ここで、R
5が4~6員ヘテロシクロアルキルである、請求項1記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項5】
R
1およびR
4が、ともに、水素であり、R
2およびR
3が、ともに、(C
1~C
4)アルキルであり;nが1であり、Qが-O-C(O)-R
5であり;ここで、R
5が4~6員ヘテロシクロアルキルである、請求項1記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項6】
R
1、R
2、R
3、R
4が全て、水素であり、nが2であり、Qが、-O-C(O)-R
5であり;ここで、R
5が、5~6員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールが、(C
1~C
4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい、請求項1記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【請求項7】
下記のものからなる群から選択される請求項1~6いずれか1項記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物:
イソオキサゾール-5-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
オキサゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
5-メチルイソオキサゾール-3-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-メチルオキサゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-メチルオキサゾール-5-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
チアゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(1-メチルピロール-2-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1,5-ジメチルピラゾール-3-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(3-メチルイソオキサゾール-5-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
3-メチルイソチアゾール-5-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
4-メチルチアゾール-2-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(2-メチルチアゾール-4-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1-アセチルピペリジン-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1H-イミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-ピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-イミダゾール-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-ピラゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソオキサゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
オキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
オキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-トリアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-1,2,4-トリアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロフラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピリダジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピリダジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピリミジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチル-1H-ピラゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチル-1H-イミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチル-1H-イミダゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルイミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルイミダゾール-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルイソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルイソオキサゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルトリアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソチアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソチアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
チアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
チアジアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロピラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロチオフェン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
6-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルピリミジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルピリダジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピリミジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルピリミジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピリミジン-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,5-ジメチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,5-ジメチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,3-ジメチルイミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4,5-ジメチルイソオキサゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,5-ジメチルオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルアゼチジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイソチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルイソチアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルチアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルチアジアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロチオピラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロチオピラン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,6-ジメチルピリジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,6-ジメチルピリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3,6-ジメチルピリダジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-シクロプロピルオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-エチル-5-メチル-ピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,3,5-トリメチルピラゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-エチル-5-メチル-イソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルピロリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4,5-ジメチルチアゾール-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,4-ジメチルチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,1-ジオキソチオラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3,5-ジエチルイソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルピペリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルピペリジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メトキシ-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルベンゾイミダゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,1-ジオキソチアン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,1-ジオキソチアン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピペリジン-1,3-ジカルボン酸O3-[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル]O1-メチル;
ピペリジン-1,4-ジカルボン酸O4-[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル]O1-メチル;
1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロフラン-3-カルボン酸[(2R)-3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2-メチル-プロピル];
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸[(2R)-3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2-メチル-プロピル];
テトラヒドロフラン-3-カルボン酸[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2,2-ジメチル-プロピル];
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2,2-ジメチル-プロピル];
2-メチルオキサゾール-5-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;
イソチアゾール-4-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;
チアゾール-4-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;および
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル。
【請求項8】
請求項1~7いずれか1項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物を薬学的に許容されるビヒクルもしくは賦形剤または薬学的に許容される担体と一緒に含む、医薬組成物。
【請求項9】
さらに、1つ以上の他の治療活性化合物を含む、請求項8記載の医薬組成物。
【請求項10】
他の治療活性化合物と組み合わせて投与される、請求項
8記載の
医薬組成物。
【請求項11】
PDE4阻害活性に反応する疾患、障害または状態の処置または軽減のため
に用いられる、請求項8~10いずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項12】
皮膚疾患または状態の処置または寛解のため
に用いられる、請求項8~10いずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項13】
皮膚疾患または状態が、増殖性および炎症性皮膚障害、皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、癌、上皮炎症、脱毛症、円形脱毛症、皮膚萎縮症、ステロイド誘発性皮膚萎縮症、皮膚老化、光皮膚老化、ざ瘡、じんま疹、掻痒症および湿疹からなる群から選択される、請求
項12記載の
医薬組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホスホジエステラーゼ阻害活性を有する新規置換ピラゾロアゼピン-4-オン、ならびに炎症性疾患および状態の処置における治療薬としてのそれらの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
ホスホジエステラーゼは、細胞中の環状AMPおよび/または環状GMPのそれぞれ5-AMPおよび5-GMPへの加水分解を触媒する酵素であり、したがって、それらは、cAMPまたはcGMPレベルの細胞性調節に重要である。これまでに同定された11種類のホスホジエステラーゼのうち、ホスホジエステラーゼ(PDE)4、PDE7およびPDE8はcAMPに対して選択である。PDE4は、好中球、マクロファージおよびTリンパ球などの免疫および炎症細胞において発現したcAMPの最も重要なモジュレーターである。cAMPは炎症反応の調節において重要なセカンドメッセンジャーであるので、PDE4は、TNF-α、IL-2、IFN-γ、GM-CSFおよびLTB4などの炎症誘発性サイトカインを調節することによって炎症細胞の炎症反応を制御することが判明している。したがって、PDE4の阻害は、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、関節リウマチ、アトピー性皮膚炎、乾癬、クローン病のような炎症性腸疾患などの炎症性疾患の治療のための魅力的なターゲットとなっている(非特許文献1)。アトピー性皮膚炎(AD)患者はPDE活性が増大しているので、PDE4阻害はまた、ADの実行可能な治療であると思われる(非特許文献2)。
【0003】
PDE4遺伝子ファミリーは、少なくとも、高度なホモロジーを有する4つの遺伝子A、B、CおよびDからなっている(非特許文献3)。この4つのPDE4アイソフォームは、異なる組織および細胞型において差次的に発現する。したがって、PDE4Bは主に単球および好中球において発現するが皮質および上皮細胞においては発現せず、一方、PDE4Dは肺、皮質、小脳およびT細胞において発現する(非特許文献4)。脳におけるPDE4Dの阻害は臨床的にPDE4阻害剤を投与した場合にみられる副作用、主に悪心および嘔吐と関連しているが、PDE4Bの阻害は、抗炎症効果と関連していると考えられている(非特許文献5)。
【0004】
多くのPDE4阻害剤が、炎症性疾患、主に喘息およびCOPDに対する治療効果について研究されている。
【0005】
特許文献1(Astrazeneca AB)は、喘息および慢性閉塞性肺疾患の処置のための5,6-ジヒドロピラゾロ[3,4-e][1,4]ジアゼピン-4(1H)-オン誘導体を開示している。該化合物は、他のPDEよりもPDE4の選択的阻害剤であると述べられている。
【0006】
特許文献2(Warner-Lambert Company)は、ピラゾロ[3,4-e]ジアゼピンを開示している。該化合物は、PDE4酵素を阻害すると述べられている。
【0007】
特許文献3(Vertex Pharmaceuticals Inc)は、プロテインキナーゼ阻害剤としての化合物に関している。
【0008】
特許文献4(IRM LLC)は、プロテインキナーゼ阻害剤としての化合物に関している。
【0009】
治療効果を保持しつつ、より好ましい治療域を有する、すなわち副作用がより少ない、新規PDE4阻害剤の開発が依然として必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【文献】国際公開第2007/040435号
【文献】国際公開第2001/049689号
【文献】国際公開第2008/060597号
【文献】国際公開第2004/098520号
【非特許文献】
【0011】
【文献】M.D. Houslay et al., Drug Discovery Today 10 (22), 2005, pp. 1503-1519
【文献】Journal of Investigative Dermatology (1986), 87(3), 372-6
【文献】V. Boswell Smith and D. Spina, Curr. Opinion Investig. Drugs 6(11), 2006, pp. 1136-1141
【文献】C. Kroegel and M. Foerster, Exp. Opinion Investig. Drugs 16(1), 2007, pp. 109-124
【文献】B. Lipworth, Lancet 365, 2005, pp. 167-175
【発明の概要】
【0012】
本発明の目的は、PDE4阻害剤であり、それにより治療において有用である、新規化合物を提供することである。
【0013】
一の態様において、本発明は、一般式(I):
【化1】
[式中、
R
1およびR
4は、独立して、水素および(C
1~C
4)アルキルからなる群から選択され;
R
2およびR
3は、独立して、水素および(C
1~C
4)アルキルからなる群から選択されるか;または
R
2およびR
3は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環、シクロブチル環、シクロペンチル環、オキセタニル環、テトラヒドロフラニル環またはテトラヒドロピラニル環を形成し;
nは、0、1または2であり;nが0である場合、R
4は存在せず;
Qは、-O-C(O)-R
5および-O-C(O)-(C
1~C
6)アルキル-R
5からなる群から選択され;
R
5は、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは、独立してR
6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R
6は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、(C
1~C
4)アルキル、ハロ(C
1~C
4)アルキル、(C
1~C
4)アルキルオキシ、-S(O)
2R
x、-S(O)
2NR
aR
b、-OR
x、-C(O)NR
aR
b、-C(O)OR
a、-C(O)R
a、シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからなり;
R
xは、(C
1~C
4)アルキルであり;
R
aおよびR
bは、独立して、水素、(C
1~C
4)アルキル、フェニル-(C
1~C
4)アルキルからなる群から選択されるか、または
R
aおよびR
bは、それらが結合している窒素と一緒になって、4~6員ヘテロシクロアルキルを形成し、ここで、該ヘテロシクロアルキルは、1個以上の(C
1~C
4)アルキルで置換されていてもよい]
で示される化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物を提供する。
【0014】
別の態様において、本発明は、薬学的に許容されるビヒクルもしくは賦形剤または薬学的に許容される担体と一緒に、所望により1つ以上の他の治療活性化合物と一緒に、上記で定義した一般式(I)で示される化合物を含む、医薬組成物を提供する。
【0015】
別の態様において、本発明は、PDE4阻害活性に反応する疾患、障害または状態の予防(prophylaxis)、処置、防止(prevention)または寛解(amelioration)のための医薬組成物の製造のための本発明の化合物の使用を提供する。
【0016】
さらに別の態様において、本発明は、PDE4阻害活性に反応する疾患、障害または状態の処置、防止または軽減(alleviation)の方法であって、動物生体に本発明の式(I)で示される化合物の治療有効量を投与する工程を含む、方法を提供する。
【0017】
本発明の他の目的は、以下の詳細な説明および実施例から当業者に明らかになるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0018】
発明の詳細な説明
一の態様において、本発明は、一般式(I):
【化2】
[式中、
R
1およびR
4は、独立して、水素および(C
1~C
4)アルキルからなる群から選択され;
R
2およびR
3は、独立して、水素および(C
1~C
4)アルキルからなる群から選択されるか;または
R
2およびR
3は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環、シクロブチル環、シクロペンチル環、オキセタニル環、テトラヒドロフラニル環またはテトラヒドロピラニル環を形成し;
nは、0、1または2であり;nが0である場合、R
4は存在せず;
Qは、-O-C(O)-R
5および-O-C(O)-(C
1~C
6)アルキル-R
5からなる群から選択され;
R
5は、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは、独立してR
6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R
6は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、(C
1~C
4)アルキル、ハロ(C
1~C
4)アルキル、(C
1~C
4)アルキルオキシ、-S(O)
2R
x、-S(O)
2NR
aR
b、-OR
x、-C(O)NR
aR
b、-C(O)OR
a、-C(O)R
a、シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからなり;
R
xは、(C
1~C
4)アルキルであり;
R
aおよびR
bは、独立して、水素、(C
1~C
4)アルキル、フェニル-(C
1~C
4)アルキルからなる群から選択されるか、または
R
aおよびR
bは、それらが結合している窒素と一緒になって、4~6員ヘテロシクロアルキルを形成し、ここで、該ヘテロシクロアルキルは、1個以上の(C
1~C
4)アルキルで置換されていてもよい]
で示される化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物または溶媒和物を提供する。
【0019】
別の態様において、本発明は、
R1およびR4が、独立して、水素および(C1~C4)アルキルからなる群から選択され;
R2およびR3が、独立して、水素および(C1~C4)アルキルからなる群から選択され;
nが、0、1または2であり;nが0である場合、R4は存在せず;
Qが、-O-C(O)-R5および-O-C(O)-(C1~C6)アルキル-R5からなる群から選択され;
R5が、5~6員ヘテロアリール、9~10員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルが、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R6が、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、(C1~C4)アルキル、ハロ(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、-ORx、-C(O)NRaRb、-C(O)ORa、-C(O)Raおよびシクロアルキルからなり;
Rxが、(C1~C4)アルキルであり;
RaおよびRbが、独立して、水素および(C1~C4)アルキルからなる群から選択される、
一般式(I)で示される化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物を提供する。
【0020】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3は全て、水素であり、nは0であり、Qは、-O-C(O)-R5および-O-C(O)-(C1~C6)アルキル-R5からなる群から選択され、ここで、R5は、5~6員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは、独立して(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、-C(O)Raおよび(C3~C6)シクロアルキルから選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、ここで、Raは、(C1~C4)アルキルである。
【0021】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3は全て、水素であり、nは0であり、Qは、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5は、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい5~6員ヘテロアリールである。
【0022】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3は全て、水素であり、nは0であり、Qは、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5は、イソオキサゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリルからなる群から選択され、これらは全て、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい。
【0023】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3は全て、水素であり、nは0であり、Qは、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5は、-C(O)Raのうちの1個以上で置換されていてもよい4~6員ヘテロシクロアルキルであり;ここで、Raは、(C1~C4)アルキルである。
【0024】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3は全て、水素であり、nは0であり、Qは、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5は、-C(O)Raで置換されていてもよい、テトラヒドロピラニルおよびピペリジニルからなる群から選択され;ここで、Raは、(C1~C4)アルキルである。
【0025】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3は全て、水素であり、nは0であり、Qは、-O-C(O)-(C1~C6)アルキル-R5であり、ここで、R5は、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい5~6員ヘテロアリールである。
【0026】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3は全て、水素であり、nは0であり、Qは、-O-C(O)-(C1~C6)アルキル-R5であり;ここで、R5は、ピロリル、イソオキサゾリルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらは全て、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい。
【0027】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3、R4は全て、水素であり、nは1であり、Qは、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5は、5~6員ヘテロアリール、9~10員ヘテロアリール、および4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、ここで、R6は、ヒドロキシル、(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、-ORx、-C(O)NRaRb、-C(O)ORa、-C(O)Ra、および(C3~C6)シクロアルキルからなり、ここで、Rx、Ra、Rbは全て、(C1~C4)アルキルである。
【0028】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3、R4は全て、水素であり、nは1であり、Qは、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5は、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい5~6員または9~10員ヘテロアリールであり、ここで、R6は、ヒドロキシル、(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、-ORx、-C(O)NRaRb、-C(O)ORa、-C(O)Ra、および(C3~C6)シクロアルキルからなり、ここで、Rx、Ra、Rbは全て、(C1~C4)アルキルである。
【0029】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3、R4は全て、水素であり、nは1であり、Qは、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5は、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピリジニル、イソチアゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾイミダゾリルからなる群から選択され、これらは全て、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;ここで、R6は、ヒドロキシル、(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、(C3~C6)シクロアルキルおよび-ORxからなり、ここで、Rxは、(C1~C4)アルキルである。
【0030】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3、R4は全て、水素であり、nは1であり、Qは、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5は、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい4~6員ヘテロシクロアルキルであり;ここで、R6は、ヒドロキシル、(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、-ORx、-C(O)NRaRb、-C(O)ORa、-C(O)Ra、および(C3~C6)シクロアルキルからなり、Rx、Ra、Rbは全て、(C1~C4)アルキルである。
【0031】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3、R4は全て、水素であり、nは1であり、Qは、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5は、ピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、アゼチジニル、テトラヒドロチオピラニル、ジオキソチオラニルおよびジオキソチアニルからなる群から選択され、これらは全て、-C(O)NRaRb、-C(O)ORa、および-C(O)Raで置換されていてもよく、ここで、Ra、Rbは、(C1~C4)アルキルである。
【0032】
本発明の別の実施態様において、R1およびR4は、ともに、水素であり、R2およびR3のうち1つは水素であり、R2およびR3のうち残り1つは(C1~C4)アルキルであり;nは1であり、Qは、-O-C(O)-R5であり、ここで、R5は、4~6員ヘテロシクロアルキルである。
【0033】
本発明の別の実施態様において、R1およびR4は、ともに、水素であり、R2およびR3のうち1つは水素であり、R2およびR3のうち残り1つは(C1~C4)アルキルであり;nは1であり、Qは、-O-C(O)-R5であり、ここで、R5は、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルからなる群から選択される。
【0034】
本発明の別の実施態様において、R1およびR4は、ともに、水素であり、R2およびR3は、ともに、(C1~C4)アルキルであり;nは1であり、Qは、-O-C(O)-R5であり、ここで、R5は、4~6員ヘテロシクロアルキルである。
【0035】
本発明の別の実施態様において、R1およびR4は、ともに、水素であり、R2およびR3は、ともに、(C1~C4)アルキルであり;nは1であり、Qは、-O-C(O)-R5であり、ここで、R5は、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルからなる群から選択される。
【0036】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3、R4は全て、水素であり、nは2であり、Qは、-O-C(O)-R5であり、ここで、R5は、5~6員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい。
【0037】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3、R4は全て、水素であり、nは2であり、Qは、-O-C(O)-R5であり、ここで、R5は、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい5~6員ヘテロアリールである。
【0038】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3、R4は全て、水素であり、nは2であり、Qは、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5は、オキサゾリル、イソチアゾリルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらは全て、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい。
【0039】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3、R4は全て、水素であり、nは2であり、Qは、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5は、4~6員ヘテロシクロアルキルである。
【0040】
本発明の別の実施態様において、R1、R2、R3、R4は全て、水素であり、nは2であり、Qは、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5はテトラヒドロピラニルである。
【0041】
本発明の別の実施態様において、R1は水素である。
【0042】
本発明の別の実施態様において、R1およびR4は、ともに、水素である。
【0043】
本発明の別の実施態様において、R2およびR3のうち1つは水素であり、R2およびR3のうち残り1つは(C1~C4)アルキルである。
【0044】
本発明の別の実施態様において、R2およびR3は、ともに、水素である。
【0045】
本発明の別の実施態様において、R2およびR3は、ともに、(C1~C4)アルキル、例えば、ともに、メチルである。
【0046】
本発明の別の実施態様において、nは、0である。
【0047】
本発明の別の実施態様において、nは、1である。
【0048】
本発明の別の実施態様において、nは、2である。
【0049】
本発明の別の実施態様において、Qは、-O-C(O)-R5である。
【0050】
本発明の別の実施態様において、Qは、-O-C(O)-(C1~C6)アルキル-R5である。
【0051】
本発明の別の実施態様において、R5は、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいヘテロアリールである。
【0052】
本発明の別の実施態様において、R5は、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい5~6員ヘテロアリールである。
【0053】
本発明の別の実施態様において、R5は、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい9~10員ヘテロアリールである。
【0054】
本発明の別の実施態様において、R5は、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいヘテロシクロアルキルである。
【0055】
本発明の別の実施態様において、R5は、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい4~6員ヘテロシクロアルキルである。
【0056】
本発明の別の実施態様において、R6が、ヒドロキシル、(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、-ORx、-C(O)NRaRb、-C(O)ORa、-C(O)Ra、およびシクロアルキルからなり、ここで、Rx、Ra、Rbは全て、(C1~C4)アルキルである。
【0057】
本発明の別の実施態様において、R6は、ヒドロキシルである。
【0058】
本発明の別の実施態様において、R6は、(C1~C4)アルキル、例えばメチルまたはエチルである。
【0059】
本発明の別の実施態様において、R6は、(C1~C4)アルキルオキシである。
【0060】
本発明の別の実施態様において、R6は、-ORxであり、ここで、Rxは、(C1~C4)アルキルである。
【0061】
本発明の別の実施態様において、R6は、-C(O)NRaRbであり、ここで、Ra、Rbは、(C1~C4)アルキルである。
【0062】
本発明の別の実施態様において、R6は、-C(O)ORaであり、ここで、Raは、(C1~C4)アルキルである。
【0063】
本発明の別の実施態様において、R6は、C(O)Raであり、ここで、Raは、(C1~C4)アルキルであり、例えば、C(O)CH3である。
【0064】
本発明の別の実施態様において、R6は、シクロアルキル、例えば、(C3~C6)シクロアルキル、例えば、シクロプロピルである。
【0065】
式(I)で示される化合物の具体的な例は、下記のものからなる群から選択され得る:
イソオキサゾール-5-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
オキサゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
5-メチルイソオキサゾール-3-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-メチルオキサゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-メチルオキサゾール-5-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
チアゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(1-メチルピロール-2-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1,5-ジメチルピラゾール-3-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(3-メチルイソオキサゾール-5-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
3-メチルイソチアゾール-5-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
4-メチルチアゾール-2-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(2-メチルチアゾール-4-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1-アセチルピペリジン-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1H-イミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-ピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-イミダゾール-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-ピラゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソオキサゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
オキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
オキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-トリアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-1,2,4-トリアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロフラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピリダジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピリダジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピリミジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチル-1H-ピラゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチル-1H-イミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチル-1H-イミダゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルイミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルイミダゾール-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルイソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルイソオキサゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルトリアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソチアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソチアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
チアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
チアジアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロピラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロチオフェン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
6-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルピリミジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルピリダジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピリミジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルピリミジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピリミジン-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,5-ジメチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,5-ジメチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,3-ジメチルイミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4,5-ジメチルイソオキサゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,5-ジメチルオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルアゼチジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイソチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルイソチアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルチアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルチアジアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロチオピラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロチオピラン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,6-ジメチルピリジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,6-ジメチルピリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3,6-ジメチルピリダジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-シクロプロピルオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-エチル-5-メチル-ピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,3,5-トリメチルピラゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-エチル-5-メチル-イソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルピロリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4,5-ジメチルチアゾール-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,4-ジメチルチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,1-ジオキソチオラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3,5-ジエチルイソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルピペリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルピペリジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メトキシ-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルベンゾイミダゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,1-ジオキソチアン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,1-ジオキソチアン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピペリジン-1,3-ジカルボン酸O3-[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル]O1-メチル;
ピペリジン-1,4-ジカルボン酸O4-[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル]O1-メチル;
1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロフラン-3-カルボン酸[(2R)-3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2-メチル-プロピル];
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸[(2R)-3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2-メチル-プロピル];
テトラヒドロフラン-3-カルボン酸[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2,2-ジメチル-プロピル];
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2,2-ジメチル-プロピル];
2-メチルオキサゾール-5-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;
イソチアゾール-4-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;
チアゾール-4-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;または
その薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
【0066】
定義
本明細書および特許請求の範囲を通して使用される場合、以下の用語は、示された意味を有する:
【0067】
用語「アルキル」は、分枝状または直鎖状の炭化水素から1個の水素原子を取り除いた場合に得られるラジカルを示すことを意図している。該アルキルは、炭素原子1~6個、例えば1~4個、例えば1~3個、例えば2~3個、または例えば1~2個を含む。該用語は、サブクラスである第一級アルキル(n-アルキル)、第二級および第三級アルキル、例えばメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n-ヘキシルおよびイソヘキシルを包含する。
【0068】
用語「アルキルオキシ」および「アルコキシ」は、式-OR'で示されるラジカルを示すことを意図しており、ここで、R'は、本明細書で示されるアルキルであり、ここで、該アルキル基は、酸素原子を介して親分子部分に結合しており、例えば、メトキシ(-OCH3)、エトキシ(-OCH2CH3)、n-プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tert-ブトキシなどである。
【0069】
用語アルコキシアルキルは、1個以上の上記で定義したアルコキシ基で置換されている上記で定義したアルキル基を示すことを意図しており、例えば、メトキシメチル、エトキシメチル、2-メトキシエチル、2-エトキシエチル、3-メトキシプロパ-1-イルなどである。
【0070】
用語「ハロアルキル」は、1個以上の本明細書で定義されるハロゲン原子、例えばフルオロまたはクロロで置換されている本明細書で定義されるアルキル基を示すことを意図しており、例えばフルオロメチル、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルである。
【0071】
用語「ハロアルキルオキシ」および「ハロアルコキシ」は、酸素原子を介して親分子部分に結合する本明細書で定義されるハロアルキル基を示すことを意図しており、例えばジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシである。
【0072】
用語「ハロゲン」は、周期表の第VII主族由来の置換基を示すことを意図しており、例えばフルオロ、クロロおよびブロモである。
【0073】
用語「アルキルチオ」は、式-S-R'で示されるラジカル(ここで、R'は、本明細書で示されるアルキルであり、該アルキル基は、硫黄原子を介して親分子部分と結合している)を示すことを意図しており、例えば-S-CH3(メチルチオ)または-S-CH2CH3(エチルチオ)である。
【0074】
用語「シアノ」は、炭素原子を介して親分子部分と結合している-CN基を示すことを意図している。
【0075】
用語「シクロアルキル」は、炭素原子3~7個、3~6個、3~5個、3~4個を含む飽和シクロアルカン炭化水素ラジカルを示すことを意図しており、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルである。
【0076】
用語「アリール」は、少なくとも1個の芳香環との縮合炭素環を包含する、炭素原子6~13個、6~9個、例えば6個を含む芳香族炭素環のラジカル、特に5員環または6員環のラジカルを示すことを意図している。アリール基が縮合炭素環である場合、親分子部分へのアリール基の結合点は、アリール基内の芳香族炭素原子を介しても脂肪族炭素原子を介してもよい。アリールの代表的な例としては、フェニル、ナフチル、インデニル、インダニル、ジヒドロナフチル、テトラヒドロナフチルおよびフルオレニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0077】
用語「ヘテロアリール」は、炭素原子1~5個、ならびに酸素、硫黄および窒素から選択されるヘテロ原子1~4個を含有する5員環または6員環を含む単環式芳香族複素環のラジカルを示すことを意図している。ヘテロアリールラジカルは、ヘテロアリール基内のどこかに含まれる炭素原子または窒素原子を介して親分子部分に結合し得る。ヘテロアリール基の代表的な例としては、フラニル、イミダゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、チアゾリル、チエニル、トリアゾリルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0078】
用語「ヘテロアリール」は、窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子1個以上を含有する二環式複素環式芳香環を包含することも意図している。代表的な例は、インドリル、イソインドリル、ベンゾフラニル、インダゾリル、ベンゾピラニル、ベンゾイミダゾリルである。
【0079】
用語「5~6員ヘテロアリール」は、炭素原子1~5個、例えば2~5個または2~4個、ならびに酸素、硫黄および窒素から選択されるヘテロ原子1~4個、好ましくは1~3個、例えば1~2個を含有する5員環または6員環を含む単環式芳香族複素環のラジカルを示すことを意図する。ヘテロアリールラジカルは、ヘテロアリール基内のどこかに含まれる炭素原子または窒素原子を介して親分子部分に結合し得る。ヘテロアリール基の代表的な例としては、フラニル、イミダゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、チアゾリル、チエニル、トリアゾリルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0080】
用語「9~10員ヘテロアリール」は、炭素原子1~9個、例えば4~7個または4~6個、ならびに酸素、硫黄および窒素から選択されるヘテロ原子1~6個、好ましくは1~3個、例えば1~2個を含有する9員環または10員環を含む二環式芳香族複素環のラジカルを示すことを意図する。代表的な例は、インドリル、イソインドリル、ベンゾフラニル、インダゾリル、ベンゾピラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾトリアゾリルである。
【0081】
用語「ヘテロシクロアルキル」は、炭素原子1~6個、例えば2~5個または2~4個を含んでおり、さらにO、N、またはS、S(=O)もしくはS(=O)2から選択されるヘテロ原子1~3個、好ましくは1~2個を含んでいる、1個以上の炭素原子がヘテロ原子に置き換えられている本明細書に記載されているシクロアルカンラジカルを示すことを意図している。ヘテロシクロアルキルラジカルは、ヘテロシクロアルキル基内のどこかに含まれる炭素原子または窒素原子を介して親分子部分と結合し得る。ヘテロシクロアルキル基の代表的な例としては、アゼパニル、アゼチジニル、アジリジニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、ジオキソリル、イミダゾリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チオモルホリニル-1-オキシド、チオモルホリニル-1,1-ジオキシド、オキセタニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオピラニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0082】
用語「4~6員ヘテロシクロアルキル」は、環原子4~6個を含み、炭素原子1~5個、例えば2~5個または2~4個を含み、さらに、O、N、S、S(=O)またはS(=O)2から選択されるヘテロ原子1~3個、好ましくは1~2個を含む、本明細書で定義されたヘテロシクロアルキルを示すことを意図する。4~6員ヘテロシクロアルキル基の代表的な例としては、アゼチジニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、イミダゾールdinyl、モルホリニル、チオモルホリニル、チオモルホリニル-1-オキシド、チオモルホリニル-1,1-ジオキシド、オキセタニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロチオフェニル、チエタニルが挙げられる。
【0083】
用語「炭化水素ラジカル」は、水素原子および炭素原子だけを含有するラジカルを示すことを意図しており、1個以上の二重および/または三重炭素-炭素結合を含有し得、分枝鎖または直鎖部分と組み合わせて環状部分を含み得る。該炭化水素は、炭素原子1~6個を含んでおり、好ましくは炭素原子1~5個、例えば1~4個、例えば1~3個、例えば1~2個を含んでいる。該用語は、本明細書で示されるアルキル、シクロアルキルおよびアリールを包含する。
【0084】
いくつかの場合には、炭化水素ラジカル(例えば、アルキル、シクロアルキルおよびアリール)中の炭素原子の数は、接頭語「(Ca~Cb)」(ここで、aは炭化水素ラジカル中の炭素の最小数であり、bは炭化水素ラジカル中の炭素の最大数である)によって示される。かくして、例えば、(C1~C4)アルキルは、炭素原子1~4個を含むアルキルラジカルを示すことを意図しており、(C3~C6)シクロアルキルは、炭素環原子3~5個を含むシクロアルキルラジカルを示すことを意図している。
【0085】
用語「ヒドロキシアルキル」は、1個以上のヒドロキシで置換されている上記で定義したアルキル基を示すことを意図しており、例えば、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピルである。
【0086】
用語「ヒドロキシル」は、-OH基を示すことを意図している。
【0087】
用語「オキソ」は、二重結合を介して親分子部分と結合している酸素原子(=O)を示すことを意図している。
【0088】
用語「チオキソ」は、二重結合を介して親分子部分と結合している硫黄原子(=S)を示すことを意図している。
【0089】
基C(O)は、カルボニル基(C=O)を表すことを意図している。
【0090】
用語「薬学的に許容される塩」は、塩基部分を含んでいる式Iで示される化合物を、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、ギ酸、酢酸、2,2-ジクロロ酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、L-アスパラギン酸、L-グルタミン酸、ガラクタル酸、乳酸、マレイン酸、L-リンゴ酸、フタル酸、クエン酸、プロピオン酸、安息香酸、グルタル酸、グルコン酸、D-グルクロン酸、メタンスルホン酸、サリチル酸、コハク酸、マロン酸、酒石酸、ベンゼンスルホン酸、エタン-1,2-ジスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、スルファミン酸またはフマル酸などの好適な無機酸または有機酸と反応させることによって製造される塩を示すことを意図している。薬学的に許容される塩のさらなる例は、Berge, S.M.; J. Pharm. Sci.; (1977), 66(1), 1-19に挙げられている(出典明示により本明細書の一部とする)。
【0091】
用語「溶媒和物」は、化合物、例えば式Iで示される化合物と、溶媒、例えばアルコール、グリセロールまたは水との相互作用によって形成される化学種(species)を示すことを意図しており、ここで、該化学種は結晶形態である。水が溶媒である場合、該化学種は水和物と称される。
【0092】
用語「処置」は、本明細書で用いられる場合、疾患、障害または状態と闘うことを目的とする患者の管理およびケアを意味する。該用語は、疾患、障害または状態の進行の遅延、症状および合併症の寛解、軽減または緩和(relief)、および/または疾患、障害または状態の治癒または除去を包含することを意図している。該用語は、状態の防止を含んでもよく、ここで、防止とは、疾患、状態または障害と闘うことを目的とする患者の管理およびケアを意味すると解されるべきであり、症状または合併症の発症を防止するために活性化合物を投与することを包含する。それにもかかわらず、予防的(防止的)処置と治療的(治癒的)処置とは2つの異なる態様である。
【0093】
用語「疾患」、「状態」および「障害」は、本明細書で用いられる場合、正常な生理学的状態の人ではない患者の状態を特定するために互換的に用いられる。
【0094】
用語「医薬」は、本明細書で用いられる場合、患者への薬学的に活性な化合物の投与に好適な医薬組成物を意味する。
【0095】
用語「薬学的に許容される」とは、本明細書で用いられる場合、通常の薬学的用途に適していること、すなわち、患者等において有害事象を引き起こさないことを意味する。
【0096】
本発明の化合物は、有機溶媒からの濃縮によって直接的に、または有機溶媒から、もしくは該溶媒と有機であっても無機であってもよい共溶媒(例えば、水)との混合物からの結晶化もしくは再結晶によって、結晶形態で得ることができる。結晶は、本質的に無溶媒の形態で、または水和物のような溶媒和物として、単離され得る。本発明は、全ての結晶変態および形態ならびにそれらの混合物を網羅する。
【0097】
式(I)で示される化合物は、異性体形態、例えばエナンチオマーおよび場合によってはジアステレオマーの存在を引き起こす不斉置換(キラル)炭素原子を含んでも含まなくてもよい。本発明は、光学的に純粋な形態における、またはその混合物(例えば、ラセミ混合物または部分的に精製された光学混合物)としての、このような異性体の全てに関する。純粋な立体異性体形態の本発明の化合物および中間体は、当該技術分野で公知の手順を適用することによって得ることができる。選択的結晶化およびクロマトグラフィー技術、例えばキラル固定相を用いる高速液体クロマトグラフィーなどの物理的分離法によって様々な異性体形態を分取することができる。エナンチオマーは、l-エフェドリンのような光学活性アミンまたは光学活性酸を用いて形成されるそれらのジアステレオマー塩の選択的結晶化によって相互に分離され得る。その後、該精製されたジアステレオマー塩から光学的に精製された化合物を遊離し得る。エナンチオマーは、ジアステレオマー誘導体の形成により分割することもできる。別法として、エナンチオマーは、キラル固定相を用いるクロマトグラフィー技術によって分離することができる。反応が立体選択的または立体特異的に生じることを条件に、純粋な立体異性体形態の適切な出発物質から対応する純粋な立体異性体形態を誘導することもできる。特定の立体異性体が望まれる場合、該化合物は、立体選択的または立体特異的な製造方法で合成される。これらの方法は、有利には、キラル純粋出発物質を用いる。
【0098】
さらにまた、二重結合または完全にもしくは部分的に飽和した環系が分子中に存在する場合には、幾何異性体が形成され得る。分離された、純粋なもしくは部分的に精製された幾何異性体またはその混合物としてのいかなる幾何異性体も本発明の範囲内に含まれることが意図される。
【0099】
医薬用途
本発明の化合物は、PDE4阻害活性を示すので、気管支喘息、COPD、アレルギー性鼻炎および腎炎などの炎症性アレルギー疾患;関節リウマチ、多発性硬化症、クローン病および全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患;急性または慢性の皮膚創傷障害(cutaneous wound disorder);うつ病、健忘症および認知症などの中枢神経系の疾患;心不全、ショックおよび脳血管疾患などによって引き起こされる虚血性逆流に関連する臓器障害;インスリン抵抗性糖尿病;創傷;AIDSなどに対する治療薬として有用であり得る。
【0100】
一の実施態様において、本発明の化合物は、皮膚疾患または状態の処置、防止または軽減に有用であると考えられる。
【0101】
別の実施態様において、本発明の化合物は、増殖性および炎症性皮膚障害、皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、癌、上皮炎症、脱毛症、円形脱毛症、皮膚萎縮症、ステロイド誘発性皮膚萎縮症、皮膚老化、光皮膚老化、ざ瘡、じんま疹、掻痒症および湿疹からなる群から選択される皮膚疾患または状態の処置、防止または軽減に有用であると考えられる。
【0102】
別の実施態様において、本発明の化合物は、アトピー性皮膚炎の処置または軽減に有用であると考えられる。
【0103】
別の実施態様において、本発明の化合物は、乾癬の処置または軽減に有用であると考えられる。
【0104】
別の実施態様において、本発明の化合物は、円形脱毛症の処置または軽減に有用であると考えられる。
【0105】
別の実施態様において、本発明の化合物は、ざ瘡の処置または軽減に有用であると考えられる。
【0106】
別の実施態様において、本発明の化合物は、掻痒症の処置または軽減に有用であると考えられる。
【0107】
別の実施態様において、本発明の化合物は、湿疹の処置または軽減に有用であると考えられる。
【0108】
本発明の化合物は、場合により他の活性化合物と組み合わせて、皮膚疾患または状態の処置、特に増殖性および炎症性皮膚障害、皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、癌、上皮炎症、脱毛症、円形脱毛症、皮膚萎縮症、ステロイド誘発性皮膚萎縮症、皮膚老化、光皮膚老化、ざ瘡、じんま疹、掻痒症および湿疹の処置に有用であり得る。
【0109】
本発明の化合物は、ヒトの処置に有用である以外に、ウマ、ウシ、ヒツジ、ブタ、イヌおよびネコなどの哺乳動物を包含する動物の獣医学的処置にも有用であり得る。
【0110】
治療における使用のためには、本発明の化合物は、典型的には、医薬組成物の形態である。したがって、本発明は、式(I)で示される化合物を、1つ以上の他の治療活性化合物と一緒であってもよく、薬学的に許容される賦形剤またはビヒクルと一緒に含む医薬組成物に関する。賦形剤は、組成物の他の成分と適合し、そのレシピエントに有害ではないという意味で、「許容され」なければならない。
【0111】
投与単位の形態で、該化合物は、適切な間隔で1日1回以上、しかしながら常に患者の状態に依存して、また、医師によって作成される処方箋に従って、投与することができる。好都合には、局所製剤の投与単位は、式(I)で示される化合物0.001mg~1000mg、好ましくは0.01mg~100mg、例えば0.1~50mgを含有する。
【0112】
本発明の化合物の好適な投与量は、とりわけ、患者の年齢および状態、処置されるべき疾患の重篤度、ならびに開業医に周知の他のファクターに依存する。該化合物は、異なる投与スケジュールに従って、例えば、毎日、または1週間間隔で、経口的に、非経口的に、または局所的に投与され得る。一般に、単回投与量は、0.0001~10mg/kg体重の範囲、例えば0.001~5mg/kg体重の範囲である。該化合物は、ボーラスとして投与され得る(すなわち、一日量全体が一度に投与される)かまたは1日2回以上の分割投与量で投与され得る。
【0113】
局所的処置との関連で、ユニタリ(unitary)であることを表す「使用単位(usage unit)」、すなわち、患者に投与することができ、また、容易に取り扱いおよび包装することができ、活性物質そのものまたはそれと固体または液体の薬学的希釈剤または担体との混合物を含む物理的および化学的に安定な単位用量として残る単回投与量を指すのがより適切であり得る。「使用単位」は、皮膚1cm2当たり問題の最終製剤0.1mg~50mg、好ましくは0.2mg~5mgの適用で患者に局所投与することができる。
【0114】
特定の処置計画において、より長い間隔での投与、例えば、一日おき、毎週、またはより長い間隔での投与さえも、有益であり得る。
【0115】
処置が他の治療活性化合物の投与を含む場合、該化合物の有用な投与量については、Goodman & Gilman's The Pharmacological Basis of Therapeutics, 9th Ed., J.G. Hardman and L.E. Limbird (Eds.), McGraw-Hill 1995を参照することが推奨される。
【0116】
本発明の化合物と1種類以上の他の活性化合物との投与は、同時かまたは連続的であり得る。
【0117】
製剤としては、例えば、経口投与(徐放または持続放出(sustained or timed release)を包含する)、直腸投与、非経口投与(皮下投与、腹腔内投与、筋肉内投与、動脈内投与および静脈内投与を包含する)、経皮投与、眼投与、局所投与、真皮(dermal)投与、鼻投与または頬側投与に好適な剤形のものが挙げられる。本発明の製剤の局所投与は特に好適である。
【0118】
該製剤は、好都合には、投与単位剤型で提供され得、例えばRemington, The Science and Practice of Pharmacy, 21ed ed., 2005に記載されているような、薬学の分野で周知の方法のいずれか(これらに限定されない)によって、調製され得る。全ての方法は、活性成分を、1つ以上の補助成分を構成する担体と会合させる工程を含む。一般に、該製剤は、活性成分を液体担体、半固体担体もしくは微粉固体担体またはこれらの組合せと均一かつ密接に会合させ、次いで、必要に応じて、該生成物を所望の製剤に成形することによって調製される。
【0119】
経口および頬側投与に適している本発明の製剤は、各々予め決定された量の活性成分を含有しているカプセル剤、サシェ剤、錠剤、チューインガムもしくはロゼンジ剤として個別単位の剤形で;散剤、顆粒剤もしくはペレット剤の剤形で;エタノールもしくはグリセロールなどの水性液体または非水性液体中の溶液または懸濁液の剤形で;または、ゲル、ナノもしくはマイクロエマルション、水中油型エマルション、油中水型エマルションまたは他の分散系の剤形であり得る。該油は、例えば綿実油、ゴマ油、ヤシ油またはピーナッツ油などの(しかし、これらに限定されない)食用油であり得る。水性懸濁液のための好適な分散剤または懸濁化剤としては、トラガカント、アルギン酸塩、アカシア、デキストラン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ゼラチン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボマー、ポリビニルピロリドン、ポリソルベート、ソルビタン脂肪酸エステルなどの(しかし、これらに限定されない)合成または天然の界面活性剤および増粘剤が挙げられる。活性成分はまた、巨丸剤、舐剤(electuary)またはペースト剤の剤形で投与することもできる。
【0120】
錠剤は、活性成分を、場合によっては1種類以上の副成分とともに、圧縮、成型または凍結乾燥することによって調製され得る。圧縮錠剤は、場合によっては例えばラクトース、グルコース、マンニトール、デンプン、ゼラチン、アカシアガム、トラガカントガム、アルギン酸ナトリウム、リン酸カルシウム、微結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレングリコール、ワックスなどの結合剤および/または増量剤;例えばオレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどの滑沢剤;例えばデンプン、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、クロスカルメロースナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム、クロスポビドンなどの崩壊剤、またはポリソルベート80などの分散剤と混合されていてもよい粉末または顆粒などの流動性形態の活性成分を好適な機械で圧縮することによって調製され得る。成型錠剤は、粉末状活性成分と不活性な液体希釈剤で湿らせた好適な担体との混合物を好適な機械で成型することによって調製され得る。凍結乾燥錠剤は、凍結乾燥器にて原薬(drug substance)の溶液から形成され得る。好適な増量剤を含むことができる。
【0121】
直腸投与用製剤は、本発明の化合物をカカオバター、硬化植物油、ポリエチレングリコール、またはポリエチレングリコールの脂肪酸エステルなどの水溶性または水不溶性の低融点固体と混合した坐剤の剤形であり得、一方、エリキシル剤は、パルミチン酸ミリスチルを用いて調製され得る。
【0122】
非経口投与に好適な製剤は、好都合には、好ましくはレシピエントの血液と等張性の、活性成分の滅菌油性または水性調製物、例えば等張生理食塩水、等張グルコース溶液または緩衝溶液を含む。さらにまた、該製剤は、共溶媒、可溶化剤および/または複合体形成剤(complexation agent)を含有し得る。該製剤は、好都合には、例えば細菌保持フィルターによる濾過、製剤への滅菌剤の添加、製剤への照射または製剤の加熱によって、滅菌することができる。例えばEncyclopedia of Pharmaceutical Technology, vol.9, 1994に記載されているようなリポソーム製剤もまた、非経口投与に好適である。
【0123】
別法として、式(I)で示される化合物は、使用直前に滅菌溶媒に容易に溶解する滅菌固体製剤、例えば凍結乾燥粉末として提供され得る。
【0124】
経皮製剤は、硬膏剤、パッチ剤、マイクロニードル、リポソームもしくはナノ粒子状送達系、または皮膚に適用される他の皮膚用製剤の剤形であり得る。
【0125】
眼投与に好適な製剤は、微結晶形態であり得る活性成分の滅菌水性調製物の剤形、例えば水性微結晶懸濁液の剤形であり得る。例えばEncyclopedia of Pharmaceutical Technology, vol.2, 1989に記載されているような、リポソーム製剤または生分解性ポリマー系もまた、眼投与用の活性成分を提供するために使用され得る。
【0126】
局所投与、例えば皮膚投与、皮内投与または眼投与に好適な製剤としては、液体または半固体調製物、例えばリニメント剤、ローション剤、ゲル剤、アプリカント剤(applicants)、スプレー剤、フォーム剤、薄膜形成システム(filmforming sytems)、マイクロニードル、マイクロエマルションもしくはナノエマルション、水中油型エマルションもしくは油中水型エマルション、例えばクリーム剤、軟膏剤もしくはペースト剤;または液剤もしくは懸濁剤、例えば滴剤が挙げられる。眼処置用組成物は、さらに、シクロデキストリンを含有し得る。
【0127】
局所投与については、式(I)で示される化合物は、組成物の0.001~20重量%、例えば0.01%~約10%の量で存在し得るが、組成物の約100%までの量でも存在し得る。
【0128】
鼻投与または頬側投与に好適な製剤としては、エアゾール剤およびアトマイザー剤などの、粉末製剤、自己噴射製剤およびスプレー製剤が挙げられる。かかる製剤は、例えばModern Pharmaceutics, 2nd ed., G.S. Banker and C.T. Rhodes (Eds.), page 427-432, Marcel Dekker, New York;Modern Pharmaceutics, 3th ed., G.S. Banker and C.T. Rhodes (Eds.), page 618-619 and 718-721, Marcel Dekker, New YorkおよびEncyclopedia of Pharmaceutical Technology, vol. 10, J. Swarbrick and J.C. Boylan (Eds), page 191-221, Marcel Dekker, New Yorkに、より詳細に記載されている。
【0129】
上記の成分に加えて、式(I)で示される化合物の製剤は、希釈剤、バッファー、矯味矯臭剤、着色剤、界面活性剤、増粘剤、浸透増強剤、溶解性増強剤、保存剤、例えばヒドロキシ安息香酸メチル(抗酸化剤を包含する)、乳化剤などのような1種類以上のさらなる成分を含み得る。
【0130】
活性成分が薬学的に許容される非毒性の酸または塩基との塩の形態で投与される場合、特定の適切な吸収速度を得るためには、好ましい塩は、例えば水易溶性(easily water-soluble)であるかまたは水に溶けにくい(slightly soluble in water)。
【0131】
医薬組成物は、さらに、例えばグルココルチコイド、ビタミンDおよびビタミンD類似体、抗ヒスタミン剤、血小板活性化因子(PAF)アンタゴニスト、抗コリン薬、メチルキサンチン、β-アドレナリン作用薬、COX-2阻害剤、JAK阻害剤、他のPDE、サリチラート(salicylates)、インドメタシン、フルフェナマート(flufenamate)、ナプロキセン、チメガジン(timegadine)、金塩、ペニシラミン、血清コレステロール降下剤、レチノイド、亜鉛塩、サリチルアゾスルファピリジンおよびカルシニューリン阻害剤からなる群から選択される、皮膚疾患または状態の処置に慣用的に使用される1種類以上の他の活性成分を含むことができる。
【0132】
製造方法
本発明の化合物は、合成の分野の当業者に周知の方法で製造することができる。式(I)で示される化合物は、例えば、有機合成化学の分野で公知の方法または当業者に認められているようなそれらの変形と一緒に以下に概略記載する反応および技術を用いて製造され得る。好ましい方法としては、以下に記載されるものが挙げられるが、これらに限定されない。該反応は、用いられる試薬および物質に適切で、行われる変換に好適な溶媒中にて行われる。また、以下に記載される合成方法において、溶媒の選択、反応雰囲気、反応温度、実験期間および後処理の手順を含む提案された全ての反応条件は当業者に容易に認識されるべきその反応の標準的な条件であるように選択されると解されるべきである。ある特定のクラスに分類される全ての化合物が、記載されているある種の方法に必要なある種の反応条件に適合するとは限らない。該反応条件に適合する置換基に対するそのような制限は、当業者には容易に明らかであろうし、代替方法を使用することができる。
【0133】
本発明の化合物または中間体は、必要に応じて有機合成化学者に周知の標準的な方法、例えば“Purification of Laboratory Chemicals”, 6th ed. 2009, W. Amarego and C. Chai, Butterworth-Heinemannに記載されている方法を使用して、精製され得る。
【0134】
出発物質は、公知もしくは市販の化合物であるか、または当業者に周知の慣用合成方法によって製造することができる。
【0135】
1H核磁気共鳴(NMR)スペクトルは、特記しない限り、300MHzまたは600MHzで記録した。化学シフト値(δ、ppm)は、テトラメチルシラン(δ=0.00)内部標準と比べて引用される。範囲が引用されていない限り、おおよその中間点でのダブレット(d)、トリプレット(t)、カルテット(q)または(m)のいずれかであると定義されたマルチプレットの値が与えられる。(br)は、幅広いピークを示しており、(s)はシングレットを示している。使用した有機溶媒は、通常無水であった。クロマトグラフィーは、Merckシリカゲル60(0.040~0-063mm)で行った。示される溶媒比は、特記しない限り、v:vを表す。NMRスペクトルは全て、別の溶媒を記載しない限り、DMSO-d6で記録されている。
【0136】
分析用UPLC/MS
分析用UPLC/MSは、Waters Acquity UPLCシステムおよびSQD-MSで行われる。
カラム: Waters Acquity HSS T3 1.8μm、2.1×50mm;溶媒系: A=水中10mM酢酸アンモニウム+0.1%HCOOHおよびB=アセトニトリル+0.1%HCOOH;流速=1.2mL/分;方法(1.4分): 0.9分間にわたって5%Bから95%Bまでに次いで0.3分間95%Bの直線勾配法。カラム温度は60℃である。
【0137】
分取精製HPLC/MS:
分取HPLC/MSは、Waters SQD2マススペクトロメーターを装備したWaters AutoPurificationシステムで行った。これは、前分析、分取精製および精製化合物の再分析の3つの工程を含む。
【0138】
溶媒: A=0.1%ギ酸および溶媒B=アセトニトリルおよび0.1%ギ酸。
【0139】
以下の方法を用いる分析的前分析:
カラム: Waters SUNFIRE C-18、100mm×4.6mm、5μm
流速=1.2mL/分。(方法10分)
【0140】
方法: 6.5分間に10%Bから95%Bまで進み、さらに化合物の保持時間を得るために1.5分間95%Bに維持する直線勾配法は、以下の4つの異なる分取勾配法を提供する:
【0141】
分取方法:
カラム: Waters SUNFIRE C-18、100mm×19mm、5μm
流速=20mL/分。(方法8分)
【0142】
0-3分: :2分間5%B、次いで、3分間で5%Bから35%Bまで進み、100%Bまで進み、さらに1.4分間100%Bに維持する直線勾配法。
3.01-5分: 1分間15%B、次いで、4分間で15%Bから55%Bまで進み、100%Bまで進み、さらに1.4分間100%Bに維持する直線勾配法。
5.01-7.5分: 1分間30%B、次いで、4分間で30%Bから70%Bまで進み、100%Bまで進み、さらに1.4分間100%Bに維持する直線勾配法。
7.51-10分: 1分間50%B、次いで、4分間で50%Bから100%Bまで進み、さらに1.5分間100%Bに維持する直線勾配法。
【0143】
関連イオンのイオントレースとPDAシグナル(240~400nm)に基づいて画分を回収した。
【0144】
画分の再分析法:
カラム: Waters Xselect C18;50×3.0mm 5μm
流速=1.2mL/分。(方法5分)
【0145】
方法: 3分間で10%Bから95%Bまで進み、さらに0.5分間95%Bに維持する直線勾配法。
【0146】
装置:
Waters 2767 Sample Manager
Waters 2545 Binary Gradient Module
Waters SFO System Fluidics Organizer
Waters 515 HPLC Pump
Waters 2998 Photodiode Array Detector
Waters SQDetector 2
【0147】
LCMS法「XE Metode 7 CM」
Waters LCT Premier MS装置およびWaters Aquity UPLCにて品質検査を行った。
カラム: Waters Aquity UPLC HSS T3 1.8μm、2.1×50mm、40℃で。
溶媒: A=10mM酢酸アンモニウム+0.1%HCOOH、B=ACN+0.1%HCOOH。
流速: 0.7ml/分。注入量2μl。UV検出範囲240~400nm。
【0148】
【0149】
MW確認および純度を抽出し、OpenLynxでチェックした。
【0150】
【0151】
一般的な方法
本発明の一般式(I)で示される化合物は、例えば、以下の非限定的な一般的な方法および例に従って製造することができる。R
1、R
2、R
3、R
4、Qおよびnは、一般式(I):
【化3】
で示される化合物についての前記定義と同じである。
【0152】
a)化合物004の合成法をスキーム1に概略記載する
化合物004は、国際公開第2008/110308号に記載されるように3つの工程で製造される。
【0153】
【0154】
b)化合物006の合成法をスキーム2に概略記載する
化合物006は、有機合成の分野の熟練化学者に公知の標準的な手順に従って製造される。DCM、THFなどの溶媒中でピリジン、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下において化合物004と塩化プロピオニルまたはプロピオン酸無水物とを反応させることにより、化合物005が得られる。アセトンシアノヒドリン、Et3Nの処理により、化合物006が得られる。
【0155】
【0156】
c)一般式(V)で示される化合物の合成法をスキーム3に概略記載する
一般式(II)で示される化合物は、室温~150℃(好ましくは50℃~120℃)の好適な温度で、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノールおよびTHFなどの好適な溶媒中、酢酸および4-トルエンスルホン酸などの好適な酸の存在下または酸の非存在下で、化合物006を一般式(III)で示される化合物で処理することにより製造することができる。
【0157】
特に一般式(II)で示される化合物が塩酸塩およびシュウ酸塩などの塩形態である場合には、一般式(II)で示される化合物はまた、室温~150℃(好ましくは50℃~120℃)の好適な温度で、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノールおよびTHFなどの好適な溶媒中、トリエチルアミン、K2CO3、Bu4NOH、KOHなどの好適な塩基の存在下、化合物006を式(III)で示される化合物で処理することにより製造することもできる。
【0158】
一般式(III)で示される化合物は、市販のものであっても、有機合成の分野の熟練化学者に公知の標準的な手順に従って製造されてもよい(例えば、Gever, Gabriel, J. Am. Chem. Soc. (1954), 76, 1283-1285;Ghali, N. I. J. Org. Chem. (1981), 46 (26), 5413-14;Kim, Yongju, ACS Medicinal Chemistry Letters (2012), 3 (2), 151-154を参照)。保護基は、アセチルおよびベンゾイルなどのアシルまたはテトラヒドロピラニル(tetrahydrapyranyl)であり得るが、これらに限定されない。
【0159】
一般式(IV)で示される化合物は、例えば、Bardakos, Vasilios et al. Chem Ber. (1976), 109, 1898-1910;Wang, Xiao-Feng et al. J. Med. Chem. (2014), 57 (4), 1390-1402に記載された手順と同様の手順によって製造することができる。典型的には、一般式(IV)で示される化合物は、0℃~100℃の好適な温度で、水、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸、メタンスルホン酸、トルエンおよびベンゼンまたはこれらのうちの2種類以上の混合物などの好適な溶媒中にて、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、リン酸、トリフルオロメタンスルホン酸およびトリフルオロボランエーテラートもしくはこれらのうちの2種類以上の混合物などの好適なブレンステッド・ローリー酸の存在下またはトリフルオロボランエーテラートのような好適なルイス酸の存在下で、式(II)をヒドラゾン酸、アジ化ナトリウムまたはアジ化トリメチルシリルで処理することにより製造することができる。
【0160】
式(V)で示される化合物は、保護アルコールを表す。一般式(IV)で示される化合物は、有機合成の分野の熟練化学者に公知の標準的な手順に従って保護基を除去することにより製造することができる(保護基のレビューについては、Kocienski, Philip J. Protecting groups, Georg Thieme Verlag, Stuttgart, New York, 2004を参照)。
【0161】
【0162】
d)Qが-O-C(O)-R5を表し、R5が前記定義と同じである、一般式Iで示される化合物の合成をスキーム4に概略記載する
Qが-O-C(O)-R5を表す一般式(I)で示される化合物は、有機合成の分野の熟練化学者に公知の標準的な手順に従って、式(IV)で示される化合物から製造することができる(エステル形成については、Junzo Otera, Esterification: Methods, Reactions, and Applications, Wiley-VCH, Weinheim (2004)を参照)。
【0163】
例えば、一般式(I)で示される化合物は、ジクロロメタン、ジクロロエタン、アセトニトリルおよび酢酸エチルなどの好適な溶媒中にて、DCC、EDACなどの好適なカップリング試薬およびDMAPのような好適な触媒の存在下で、一般式(IV)で示される化合物とHO-(CO)-R5とを反応させることにより製造することができる。
【0164】
【実施例】
【0165】
製造例および実施例
【0166】
製造例1(化合物001および002)
1-テトラヒドロピラン-4-イリデンプロパン-2-オンおよび1-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロパン-2-オン
【化8】
0℃でのKOH(40g、722.9mmol)のH
2O(200mL)およびEtOH(800mL)中溶液にEtOH(100mL)中の1-ジメトキシホスホリルプロパン-2-オン(100g、602.04mmol)およびEtOH(100mL)中のテトラヒドロピラン-4-オン(60g、602.04mmol)を添加し、26℃で4時間撹拌した。反応完了後、過剰の溶媒を真空蒸発させ、得られた残留物を水(200mL)で処理し、ジエチルエーテル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(200mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空濃縮して、薄黄色(pale yellow)の液体として標記化合物(粗生成物)を得た。該粗生成物をさらに精製することなく次工程に使用した。
製造例2(化合物003)
【0167】
8-ヒドロキシ-10-オキソ-3-オキサスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン-11-カルボン酸エチル
【化9】
EtONa(97.14g、1428mmol)のエタノール(800mL)中溶液にマロン酸ジエチル(114g、714.28mmol)ならびにEtOH(200mL)中の1-テトラヒドロピラン-4-イリデンプロパン-2-オンおよび1-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロパン-2-オン(100g、713.3mmol)をゆっくりと添加し、還流温度で16時間撹拌した。完了後、過剰の溶媒を真空蒸発させて、茶色の固体として標記化合物(粗生成物)を得た。該粗生成物をさらに精製することなく次工程に使用した。
【0168】
製造例3(化合物004)
8-ヒドロキシ-3-オキサスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン-10-オン
【化10】
8-ヒドロキシ-10-オキソ-3-オキサスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン-11-カルボン酸エチル(100g、393.3mmol)に6N NaOH(1L)を添加し、26℃で16時間撹拌した。次いで、0℃で濃HCl(500mL)をゆっくりと添加してpHを約2に調整し、4時間還流させた。反応完了後、反応混合物を水で処理し、EtOAcで2回(2×500mL)抽出した。合わせた有機層をブライン(500mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空濃縮し、ジエチルエーテルで洗浄することにより精製して、茶色の固体として標記化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 11.02 (s, 1H), 5.19 (s, 1H), 3.71 - 3.45 (m, 4H), 2.29 (s, 4H), 1.45 (t, J = 5.4 Hz, 4H)。
【0169】
製造例4(化合物005)
プロパン酸(10-オキソ-3-オキサスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン-8-イル)
【化11】
0℃で8-ヒドロキシ-3-オキサスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン-10-オン(90g、494.5mmol)のDCM(1.5L)中溶液にピリジン(58.6g、741.7mmol)および塩化プロピオニル(45.5g、494.5mmol)をゆっくりと添加し、その後、該反応混合物を4時間撹拌した。完了後、該反応混合物を1N HClで処理し、有機層をブライン(700mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、茶色の液体として標記化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 5.91 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 3.68 (t, J = 5.4 Hz, 4H), 2.56 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 2.51 (q, J = 7.5, 2H), 2.44 (s, 2H), 1.73 - 1.49 (m, 4H), 1.22 (t, J = 7.5, 3H)。
【0170】
製造例5(化合物006)
9-プロパノイル-3-オキサスピロ[5.5]ウンデカン-8,10-ジオン
【化12】
0℃でプロパン酸(10-オキソ-3-オキサスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン-8-イル)(90g、378.15mmol)のACN(1500mL)中溶液にEt
3N(38.2g、378.15mmol)およびアセトンシアノヒドリン(48g、567.22mmol)を添加し、26℃で3時間撹拌した。完了後、過剰の溶媒を真空蒸発させ、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液としてDCM中1%MeOH)によって精製して、薄黄色の液体として標記化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 3.77 - 3.58 (m, 4H), 3.06 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.67 (s, 2H), 2.51 (s, 2H), 1.62 - 1.47 (m, 4H), 1.13 (t, J = 7.3 Hz, 3H)。
【0171】
製造例6(化合物007)
2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)酢酸エチル
【化13】
9-プロパノイル-3-オキサスピロ[5.5]ウンデカン-8,10-ジオン(218mg、0.91mmol)、トリエチルアミン(0.255mL、1.83mmol)および2-ヒドラジノ酢酸エチル・塩酸塩(141mg、0.91mmol)の混合物を80℃で1時間撹拌した。該反応混合物を真空濃縮した。カラムクロマトグラフィー(溶離液としてヘプタン中25~66%EtOAc)により、薄黄色の油状物として標記化合物を得た(278mg、収率95%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 4.81 (s, 2H), 4.25 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.79 - 3.59 (m, 4H), 2.86 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 2.73 (s, 2H), 2.53 (s, 2H), 1.72 - 1.52 (m, 4H), 1.38 - 1.16 (m, 6H)。
【0172】
製造例7(化合物008)
2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)酢酸エチル
【化14】
2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)酢酸エチル(1.4g、4.37mmol)およびアジ化ナトリウム(0.85g、13.1mmol)の乾燥クロロホルム中混合物にメタンスルホン酸(1mL)を添加した。該混合物を室温で15分間撹拌した後、さらなるメタンスルホン酸(2mL)を添加した。該混合物を室温でさらに15分間撹拌した後、さらなるメタンスルホン酸(2mL)を添加した。該混合物を室温で45分間撹拌した。最後に、さらなるアジ化ナトリウム(852mg、13.1mmol)およびメタンスルホン酸(2mL)を添加した。該混合物を室温で1時間撹拌した。該反応物をNaHCO
3飽和水溶液(120mL)でクエンチし、DCMで3回(3×50mL)抽出した。合わせた有機相を真空濃縮した。カラムクロマトグラフィー(溶離液としてヘプタン中20~100%EtOAc)により、標記化合物を得た(550mg、収率38%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 5.74 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.81 (s, 2H), 4.24 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.79 - 3.60 (m, 4H), 3.21 (d, J = 5.8 Hz, 2H), 2.91 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 2.69 (s, 2H), 1.68 - 1.54 (m, 4H), 1.33 - 1.21 (m, 6H)。
【0173】
製造例8(化合物009)
3-エチル-1-(2-ヒドロキシエチル)スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン
【化15】
2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)酢酸エチル(546mg、1.63mmol)のTHF:H
2O(2:1、12mL)中溶液に水素化ホウ素リチウム(185mg、4.88mmol)を添加した。該混合物を室温で1時間撹拌した。NH
4Cl飽和水溶液(10mL)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、DCMで10回(10×20mL)抽出した(生成物が水に非常に溶けやすかったことに注意する)。合わせた有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過した。蒸発乾固により、標記化合物を得た(422mg、収率88%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 7.37 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 4.01 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.75 - 3.46 (m, 6H), 3.00 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 2.82 (s, 2H), 2.73 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 1.56 - 1.32 (m, 4H), 1.12 (t, J = 7.5 Hz, 3H)。
HPLC保持時間(XE Metode 7 CM): 1.57分間。
検出した「M+1」質量: 294.18。
【0174】
製造例9(化合物010)
3-ヒドラジノプロパン-1-オール
【化16】
NaOH(42.5g、1063mmol)およびN
2H
4・H
2O(269.5g、5319mmol)の溶液を100℃まで加熱し、同温度で3-クロロプロパン-1-オール(100g、1063mmol)を添加し、5時間撹拌した。完了後、過剰の溶媒を真空蒸発させた。得られた残留物をEtOHで処理し、得られた固体を濾過した。濾液を濃縮し、過剰のN
2H
4・H
2Oを下方蒸留(downward distillation)下で除去して、無色の液体として標記化合物(粗生成物)を得、さらに精製することなく次工程に使用した。
【0175】
製造例10(化合物011)
3-エチル-1-(3-ヒドロキシプロピル)スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン
【化17】
9-プロパノイル-3-オキサスピロ[5.5]ウンデカン-8,10-ジオン(160g、671.7mmol)のエタノール(1.6L)中溶液にEt
3N(135.7g、1344.5mmol)および3-ヒドラジノプロパン-1-オール(72.6g、806mmol)をゆっくりと添加し、80℃で16時間撹拌した。完了後、過剰の溶媒を真空蒸発させ、得られた残留物をシリカゲル(100~200メッシュ)カラムクロマトグラフィー(溶離液としてDCM中5%MeOH)によって精製して、黄色の液体として標記化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 4.24 - 4.13 (m, 2H), 3.71 (t, J = 5.4 Hz, 4H), 3.61 (td, J = 5.8, 2.2 Hz, 2H), 2.95 - 2.76 (m, 4H), 2.52 (s, 2H), 2.13 - 1.95 (m, 2H), 1.73 - 1.50 (m, 4H), 1.23 (t, J = 7.5 Hz, 3H)。
HPLC保持時間(XE Metode 7 CM): 1.59分間。
検出した「M+1」質量: 308.19。
【0176】
製造例11(化合物012)
安息香酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル
【化18】
0℃で3-エチル-1-(3-ヒドロキシプロピル)スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン(160g、547.9mmol)のDCM(1.6L)中溶液にEt
3N(138.3g、1369.8mmol)および塩化ベンゾイル(153.4g、1095.9mmol)をゆっくりと添加し、26℃で16時間撹拌した。反応完了後、揮発性物質を真空蒸発させ、得られた残留物を水で処理した。有機層をブライン(500mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、シリカゲル(100~200メッシュ)カラムクロマトグラフィー(溶離液としてヘプタン中70%EtOAc)によって精製して、薄黄色の液体として標記化合物を得、そのまま次工程で使用した。
【0177】
製造例12(化合物013)
安息香酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル
【化19】
0℃で安息香酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル(160g、404.0mmol)のCH
3SO
3H(775.8g、8080.8mmol)中溶液にNaN
3(131.3g、2020.2mmol)を滴下し、26℃で16時間撹拌した。完了後、該反応混合物を0℃の水で希釈し、「DCM中10%MeOH」(2×250mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、シリカゲル(100~200メッシュ)カラムクロマトグラフィー(溶離液としてDCM中5%MeOH)によって精製して、薄黄色の液体として標記化合物を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d
6) δ 7.99 - 7.86 (m, 2H), 7.75 - 7.59 (m, 1H), 7.52 (t, J = 7.8 Hz, 2H), 7.40 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.27 (t, J = 5.9 Hz, 2H), 4.16 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 3.57 (dt, J = 12.0, 4.9 Hz, 2H), 3.49 (ddd, J = 11.7, 6.8, 4.7 Hz, 2H), 2.98 (d, J = 5.8 Hz, 2H), 2.75 (s, 2H), 2.72 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 2.20 (p, J = 6.5 Hz, 2H), 1.44 - 1.30 (m, 4H), 1.09 (t, J = 7.5 Hz, 3H)。
HPLC保持時間(XE Metode 7 CM): 2.04分間。
検出した「M+1」質量: 412.23。
【0178】
製造例13(化合物014)
3-エチル-1-(3-ヒドロキシプロピル)スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン
【化20】
0℃で安息香酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル(85g、207mmol)のMeOH(850mL)中溶液にK
2CO
3(57g、414mmol)を添加し、26℃で3時間撹拌した。完了後、反応物を濾過した。固体をMeOHで洗浄した。濾液を濃縮し、Neutral Aluminaカラムクロマトグラフィー(溶離液としてDCM中5%MeOH)によって精製して、オフホワイト色の固体として標記化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 7.39 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 4.58 (s, 1H), 4.01 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 3.77 - 3.46 (m, 4H), 3.38 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.01 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 2.85 - 2.66 (m, 4H), 1.84 (p, J = 6.5 Hz, 2H), 1.44 (t, J = 5.6 Hz, 4H), 1.11 (t, J = 7.5 Hz, 3H)。
HPLC保持時間(XE Metode 7 CM): 1.59分間。
検出した「M+1」質量: 308.19。
【0179】
製造例14(化合物015)
(2S)-2-メチル-3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシ-プロパン酸メチル
【化21】
室温で3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(16g、135mmol)およびPPTS(2g、8mmol)のDCM(50mL)中溶液に(2S)-3-ヒドロキシ-2-メチル-プロパン酸メチル(30g、356mmol)を添加した。2時間後、反応物をH
2O(100mL)、NaHCO
3飽和水溶液(100mL)およびブライン(100mL)で洗浄した。有機相をMgSO
4で乾燥させ、真空濃縮して、無色の液体として標記化合物を得、特徴付けることなく次工程に使用した。
【0180】
製造例15(化合物016)
(2R)-2-メチル-3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシ-プロパン-1-オール
【化22】
(2S)-2-メチル-3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシ-プロパン酸メチル(31g、153mmol)を0℃に冷却し、THF中1M LAH(200mL、200mmol)で滴下処理した。該溶液を室温で1時間撹拌した。氷浴冷却下にて、該溶液に2N NaOH(40 m)を滴下した。該混合物を濾過した。濾液を濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル(4:1)(R
f=0.1)からヘプタン/酢酸エチル(0:1)まで)によって精製して、無色の油状物として標記化合物を得た。
1H NMR (300 Hz, CDCl
3) δ 4.58 (1H, br), 3.93-3.29 (m, 6H), 2.67-2.49 (m, 1H), 2.13-1.94 (m, 1H), 1.90-1.42 (m, 6H), 0.98-0.83 (m, 3H)。
【0181】
製造例16(化合物017)
メタンスルホン酸[(2S)-2-メチル-3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシ-プロピル]
【化23】
0℃で(2R)-2-メチル-3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシ-プロパン-1-オール(18g、103mmol)およびEt
3N(27.6mL、198mmol)のDCM(100mL)中溶液に塩化メタンスルホニル(14.2g、124mmol)を滴下した。得られた混合物を室温で0.5時間撹拌し、H
2O、1N HClおよびNaHCO
3溶液で洗浄した。有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、真空濃縮して、茶色のシロップ状物として標記化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 4.62 - 4.50 (m, 1H), 4.35 - 4.09 (m, 2H), 3.83 (ddt, J = 11.1, 7.4, 3.7 Hz, 1H), 3.73 (dd, J = 9.8, 5.2 Hz, 0.5H), 3.67 (dd, J = 9.9, 7.0 Hz, 0.5H), 3.56 - 3.46 (m, 1H), 3.37 (dd, J = 9.8, 5.0 Hz, 0.5H), 3.30 (dd, J = 9.8, 7.1 Hz, 0.5H), 3.01/3.01 (s, 3H), 2.31 - 2.10 (m, 1H), 1.93 - 1.45 (m, 6H), 1.04 (dd, J = 6.9, 2.8 Hz, 3H)。
【0182】
製造例17(化合物018)
[(2R)-2-メチル-3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシ-プロピル]ヒドラジン
【化24】
メタンスルホン酸[(2S)-2-メチル-3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシ-プロピル](26g、103mmol)およびヒドラジン・一水和物(30mL)のイソプロパノール(100mL)中溶液を2時間加熱還流した。次いで、該混合物を真空濃縮した。残留物をDCMに溶解し、ブラインで洗浄した。水相をDCMで2回抽出した。合わせた有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、真空濃縮して、標記化合物(粗生成物)を得た。該粗生成物をさらに精製せずにそのまま次工程に使用した。
【0183】
製造例18(化合物019)
3-エチル-1-[(2R)-2-メチル-3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシ-プロピル]スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン
【化25】
9-プロパノイル-3-オキサスピロ[5.5]ウンデカン-8,10-ジオン(15g、63mmol)および[(2R)-2-メチル-3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシ-プロピル]ヒドラジン(15g、80mmol)のイソプロパノール(100mL)中溶液を5時間加熱還流した。該溶液を真空濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(酢酸エチル、R
f=0.41)によって精製して、油状物として生成物25gを得た。化合物を特徴付けることなく次工程に使用した。
【0184】
製造例19(化合物020)
3-エチル-1-[(2R)-3-ヒドロキシ-2-メチル-プロピル]スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン
【化26】
室温で3-エチル-1-[(2R)-2-メチル-3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシ-プロピル]スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン(27g、69mmol)のMeOH/H
2O(3:1、200mL)中溶液にメタンスルホン酸(2mL)を添加した。該溶液を50℃で1時間撹拌し、真空濃縮してMeOHを除去した。該水性混合物を水で希釈し、DCMで3回抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、真空濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(酢酸エチル/MeOH(20:1))によって精製して、油状物として標記化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 4.63 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 4.05 (dd, J = 13.7, 6.5 Hz, 1H), 3.81 (dd, J = 13.7, 7.7 Hz, 1H), 3.68-3.50 (m, 4H), 3.37 - 3.15 (m, 2H), 2.95 - 2.82 (m, 2H), 2.80-2.65 (m, 2H), 2.41 (s, 2H), 2.15-2.00 (m, 1H), 1.53-1.39 (m, 4H), 1.13 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 0.80 (d, J = 6.8 Hz, 3H)。
【0185】
製造例20(化合物021)
3-エチル-1-[(2R)-3-ヒドロキシ-2-メチル-プロピル]スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン
【化27】
室温で3-エチル-1-[(2R)-3-ヒドロキシ-2-メチル-プロピル]スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン(17g、55.5mmol)のメタンスルホン酸(100mL)中溶液にアジ化ナトリウム(7.2g、111mmol)を少しずつ(in portion)添加した(発熱性)。得られた反応混合物を室温で2時間撹拌した。該混合物に水(400mL)を添加した後、NaOHで中和し、濃縮した。残留物をEtOH(400mL)に溶解した。沈殿物を濾過し、EtOHで洗浄した。濾液を真空濃縮した。残留物をDCMに溶解した。沈殿物を濾過し、DCMで洗浄した。濾液を真空濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(DCM/MeOH(10:1))で2回精製して、無色の固体として標記化合物を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d
6) δ 7.41 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 4.64 (t, J = 5.1 Hz, 1H), 4.00 (dd, J = 13.9, 6.5 Hz, 1H), 3.73 (dd, J = 13.9, 7.8 Hz, 1H), 3.69 - 3.60 (m, 2H), 3.58-3.50 (m, 2H), 3.30-3.20 (m, 2H), 3.01 (d, J = 5.8 Hz, 2H), 2.81-2.79 (m, 4H), 2.16 - 2.01 (m, 1H), 1.50-1.40 (m, 4H), 1.11 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 0.81 (d, J = 6.8 Hz, 3H)。
HPLC保持時間(XE Metode 7 CM): 1.67分間。
検出した「M+1」質量: 321.21。
【0186】
製造例21(化合物022)
安息香酸(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチル-プロピル)
【化28】
DCM(600mL)に3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノール(93.4g、900mmol)を溶解し、アルゴン下にて氷浴で冷却した。DMAP(7.3g、60mmol)およびピリジン(48.3mL、600mmol)を添加し、次いで、塩化ベンゾイル(34.9mL、300mmol)を15分間かけて滴下した。該混合物を室温で3日間撹拌し、4N HCl(90mL)でクエンチした。相を分取した後、有機相を飽和NaHCO
3(50mL)、水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。カラムクロマトグラフィー(ヘプタン中10%EtOAc)により、標記化合物を得た(47.7g、収率76%)。
【0187】
製造例22(化合物023)
安息香酸(2,2-ジメチル-3-オキソ-プロピル)
【化29】
DCM(229mL)中のDMSO(17.9mL、251mmol)を、温度計、滴下漏斗およびアルゴン流を装着した二口瓶中にて-70℃に冷却した。DCM(114mL)中の塩化オキサリル(25.5mL、297mmol)を、温度を-60~-70℃に維持しながらゆっくりと添加した。該混合物を-70℃で0.5時間撹拌した後、DCM(229mL)中の安息香酸(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチル-プロピル)(47.6g、229mmol)を、温度を-60~-70℃に維持しながらゆっくりと添加した。該反応混合物を-70℃で0.5時間撹拌した。トリエチルアミン(127mL、914mmol)を、温度を-60~-70℃に維持しながらゆっくりと添加した。該混合物を2時間撹拌した。水(100mL)を添加し、該混合物を相分取した。水相をDCMで3回(3×50mL)抽出し、合わせた有機相を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過した。蒸発乾固させて、沈殿を伴った赤みがかった油状物約60gを得た。この混合物をDCM(20mL)に懸濁し、濾過した。カラムクロマトグラフィー(ヘプタン中10~35%EtOAc)により、標記化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 9.64 (s, 1H), 8.22 - 7.79 (m, 2H), 7.64 - 7.50 (m, 1H), 7.50 - 7.35 (m, 2H), 4.37 (s, 2H), 1.21 (s, 6H)。
【0188】
製造例23(化合物024)
安息香酸[3-(2-tert-ブトキシカルボニルヒドラジノ)-2,2-ジメチル-プロピル]
【化30】
安息香酸(2,2-ジメチル-3-オキソ-プロピル)(34.0g、165mmol)のMeOH(200mL)中溶液にBOC-NHNH
2(21.8g、165mmol)およびAcOH(28.3mL、495mmol)を添加した。該反応混合物を室温で30分間撹拌した後、0℃に冷却した。シアノホウ素化水素ナトリウム(15.5g、247mmol)を5分間かけて滴下し、該混合物を0℃でさらに45分間撹拌した。反応物を水(100mL)でクエンチし、該混合物をDCMで2回(2×200mL)抽出した。合わせた有機相を水(100mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。カラムクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル(9:1~1:1))により、油状物として標記化合物を得た(37.7g、収率71%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.20 - 7.99 (m, 2H), 7.63 - 7.50 (m, 1H), 7.50 - 7.37 (m, 2H), 6.13 (s, 1H), 4.23 - 4.15 (m, 1H), 4.14 (s, 2H), 2.86 (s, 2H), 1.42 (s, 9H), 1.04 (s, 6H)。
【0189】
製造例24(化合物025)
安息香酸(3-ヒドラジノ-2,2-ジメチル-プロピル)・二トリフルオロ酢酸塩
【化31】
DCMに安息香酸[3-(2-tert-ブトキシカルボニルヒドラジノ)-2,2-ジメチル-プロピル](40g、124mmol)を溶解した。TFA(50mL)を添加し、得られた溶液を室温で1時間撹拌した。真空濃縮して、標記化合物を得た(27.6g、定量的収率)。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.03 - 7.96 (m, 2H), 7.64 - 7.53 (m, 1H), 7.50 - 7.40 (m, 2H), 4.20 (s, 2H), 3.09 (s, 2H), 1.16 (s, 6H)。
【0190】
製造例25(化合物026)
安息香酸[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2,2-ジメチル-プロピル]
【化32】
9-プロパノイル-3-オキサスピロ[5.5]ウンデカン-8,10-ジオン(15g、63.0mmol)、安息香酸(3-ヒドラジノ-2,2-ジメチル-プロピル)・2TFA(33.6g、74.6mmol)およびEt
3N(35mL、252mmol)のエタノール(200mL)中混合物を室温で10分間撹拌した後、2時間加熱還流した。次いで、該混合物を真空濃縮した。水(100mL)を添加し、該水性混合物をDCMで3回(3×100mL)抽出した。合わせた有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。クロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル(9:1~1:9))により、油状物として標記生成物を得た(15.8g、収率59%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 8.07 - 8.00 (m, 2H), 7.63 - 7.56 (m, 1H), 7.50 - 7.43 (m, 2H), 4.13 (s, 2H), 4.00 (s, 2H), 3.73 - 3.53 (m, 4H), 2.83 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 2.68 (s, 2H), 2.46 (s, 2H), 1.66 - 1.52 (m, 3H), 1.52 - 1.40 (m, 2H), 1.22 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 1.13 (s, 6H)。
【0191】
製造例26(化合物027)
安息香酸[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2,2-ジメチル-プロピル]
【化33】
室温で安息香酸[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2,2-ジメチル-プロピル](15g、35.3mmol)のメタンスルホン酸(30mL)およびDCM(50mL)中溶液にアジ化ナトリウム(11.5g、176.7mmol)を少しずつ(in portions)1時間かけて添加した。次いで、該混合物を室温で2時間撹拌した。反応は完了していなかった。該混合物にエタノール(500mL)を添加した後、固体水酸化ナトリウムで中和した。固体物質を濾去した。濾液を真空濃縮した。残留物をクロロホルム(100mL)に溶解した。該混合物を30分間放置した。再度、固体物質を濾去した。濾液を真空濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(CHCl
3/MeOH(10:1)、R
f=0.17)により3回精製して、固体として標記化合物を得た(7.0g、収率45%)。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ 7.98 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 7.67 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.54 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 7.42 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 4.10 (s, 2H), 4.01 (s, 2H), 3.60-3.55 (m, 2H), 3.52 3.45 (m, 2H), 2.97 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 2.75 (s, 2H), 2.71 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 1.37 (t, J = 5.4 Hz, 4H), 1.09 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 1.04 (s, 6H)。
HPLC保持時間(XE Metode 7 CM): 2.25分間。
検出した「M+1」質量: 440.25。
【0192】
製造例27(化合物028)
3-エチル-1-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチル-プロピル)スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン
【化34】
室温で安息香酸[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2,2-ジメチル-プロピル](7.0g、15.9mmol)のMeOH(50mL)中混合物にNaOH(1g)を添加した。出発物質が消失してしまうまで、該混合物を50℃で0.5時間撹拌した。次いで、4N HClを用いて該溶液を中和し、真空濃縮した。残留物をEtOHに溶解した。不溶物質を濾去した。濾液を真空濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(MeOH/DCM1:10、R
f=0.36)によって精製した。TBME/ヘプタン中で再結晶させて、無色の結晶として標記化合物を得た(5.06g、収率95%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 7.40 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 4.75 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 3.82 (s, 2H), 3.74 - 3.45 (m, 4H), 3.13 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 2.99 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 2.79 (s, 2H), 2.72 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 1.50-1.35 (m, 4H), 1.11 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 0.83 (s, 6H)。
HPLC保持時間(XE Metode 7 CM): 1.78分間。
検出した「M+1」質量: 336.22。
【0193】
製造例28(化合物029)
4-ヒドラジノブタン-1-オール
【化35】
0℃でヒドラジン・一水和物(20mL)に4-クロロブタノール(10.8g、99.5mmol)を添加した。該溶液を室温で2日間撹拌した。該溶液にNaOH(4g、99.5mmol)を添加した。該混合物を1時間撹拌し、真空濃縮した。残留物をイソプロパノール(50mL)に溶解した。沈殿物をセライトで濾過した。濾液を真空濃縮して、油状物(5.5g)を得、さらに精製することなく使用した。
【0194】
製造例29(化合物030)
3-エチル-1-(4-ヒドロキシブチル)スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン
【化36】
9-プロパノイル-3-オキサスピロ[5.5]ウンデカン-8,10-ジオン(1.2g、5.0mmol)、4-ヒドラジノブタン-1-オール(0.8g、8mmol)およびトリエチルアミン(2mL)のEtOH(20mL)中混合物を100℃に1時間加熱した。該溶液を真空濃縮した。カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/MeOH(9:1)、R
f=0.2)により、橙色の油状物として標記化合物を得た(1.09g、収率71%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 4.07 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 3.78 - 3.59 (m, 6H), 2.85 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 2.75 (s, 2H), 2.52 (s, 2H), 2.01 - 1.86 (m, 2H), 1.75 - 1.45 (m, 7H),
【0195】
製造例30(化合物031)
3-エチル-1-(4-ヒドロキシブチル)スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン
【化37】
3-エチル-1-(4-ヒドロキシブチル)スピロ[5,7-ジヒドロインダゾール-6,4'-テトラヒドロピラン]-4-オン(1.09g、3.56mmol)およびアジ化ナトリウム(1.2g、18mmol)のCHCl
3(5mL)中混合物にメタンスルホン酸(3.4g、35.6mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一夜撹拌した。次いで、該混合物を水で希釈し、NaOHの添加により中和させた。該混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、真空濃縮した。カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/MeOH(10:1))により、油状物として標記化合物を得た(319mg、収率28%)。
1H NMR (DMSO-d6) δ: 7.39 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 4.43 (t, J = 5.1 Hz, 1H), 3.96 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 3.69 - 3.60 (m, 2H), 3.60 - 3.49 (m, 2H), 3.43 - 3.36 (m, 2H), 3.01 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 2.77 - 2.67 (m, 4H), 1.80 - 1.66 (m, 2H), 1.51 - 1.35 (m, 6H), 1.10 (t, J = 7.5 Hz, 3H)。
HPLC保持時間(XE Metode 7 CM): 1.63分間。
検出した「M+1」質量: 322.21。
【0196】
一般的手順1:エステル化
酸(2当量)のDMF(0.1mL)中溶液にアルコール(0.013mmol)のDMF(0.1mL)中溶液およびDMAP(2当量)のDMF(0.1mL)中溶液を添加した。この得られた溶液にEDAC(2.7当量)のDMF(0.1mL)中懸濁液を添加した。該混合物を50℃で一夜振盪した。該粗生成物を分取LCMS精製して、エステルを得た。
【0197】
一般的手順2:エステル化
DCE(0.15mL)にアルコール(0.013mmol)を溶解した。酸(2当量)のDCE(0.2mL)中溶液およびDMAP(1当量)のDCE(0.1mL)中溶液を添加した。得られた混合物にEDAC(2当量)を添加した。次いで、該混合物を50℃で一夜振盪し、真空濃縮した。残留物をDMF(0.3mL)に溶解し、分取LCMS精製して、エステルを得た。
【0198】
PDE4アッセイ
ヒトPDE4D触媒ドメイン(UniProt no.Q08499[S380-L740])を非標識cAMP(環状アデノシン一リン酸)およびフルオレセインアミダイト(FAM)結合cAMPの混合物と一緒にインキュベートし、試験化合物または参照化合物を滴定した。短時間のインキュベーションの後に、1)AMPホスホ基と2)テルビウム(Tb)供与体フルオロフォアとを結合することができる固定化三価金属イオンを有するナノ粒子を含有する結合バッファーの添加により、酵素反応を停止させた。その後のTb供与体の励起は、隣接するFAM受容体分子への時間分解FRETの引き金を引き、その結果、発光が生じる。PDE4阻害剤の存在下では、AMPの生成が減少し、その結果、蛍光シグナルが低下した。cAMPホスホジエステルは、検出系によって拘束されない。
【0199】
結果は、対照試料と比較して基質切断の50%阻害をもたらすモル濃度として計算され、IC50(nM)の範囲として表される。
【0200】
【0201】
一般的手順1の記載に従って化合物009を適切な酸と反応させることにより、表1に示される実施例1~16を製造した:
【0202】
【0203】
一般的手順1の記載に従って化合物014を適切な酸と反応させることにより、表2に示される実施例17~107を製造した:
【0204】
【表2-1】
【表2-2】
【表2-3】
【表2-4】
【表2-5】
【表2-6】
【表2-7】
【表2-8】
【表2-9】
【表2-10】
【表2-11】
【表2-12】
【表2-13】
【表2-14】
【0205】
一般的手順2の記載に従って化合物021を適切な酸と反応させることにより、表3に示される実施例108~109を製造した:
【0206】
【0207】
一般的手順2の記載に従って化合物028を適切な酸と反応させることにより、表4に示される実施例110~111を製造した:
【0208】
【0209】
一般的手順2の記載に従って化合物031を適切な酸と反応させることにより、表5に示される実施例112~115を製造した:
【0210】
【0211】
条項
本明細書に照らして、本発明者は特に以下のものを提供する:
【0212】
第1項.一般式(I):
【化38】
[式中、
R
1およびR
4は、独立して、水素および(C
1~C
4)アルキルからなる群から選択され;
R
2およびR
3は、独立して、水素および(C
1~C
4)アルキルからなる群から選択されるか;または
R
2およびR
3は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環、シクロブチル環、シクロペンチル環、オキセタニル環、テトラヒドロフラニル環またはテトラヒドロピラニル環を形成し;
nは、0、1または2であり;nが0である場合、R
4は存在せず;
Qは、-O-C(O)-R
5および-O-C(O)-(C
1~C
6)アルキル-R
5からなる群から選択され;
R
5は、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは、独立してR
6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R
6が、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、(C
1~C
4)アルキル、ハロ(C
1~C
4)アルキル、(C
1~C
4)アルキルオキシ、-S(O)
2R
x、-S(O)
2NR
aR
b、-OR
x、-C(O)NR
aR
b、-C(O)OR
a、-C(O)R
a、シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからなり;
R
xは、(C
1~C
4)アルキルであり;
R
aおよびR
bは、独立して、水素、(C
1~C
4)アルキル、フェニル-(C
1~C
4)アルキルからなる群から選択されるか、または
R
aおよびR
bは、それらが結合している窒素と一緒になって、4~6員ヘテロシクロアルキルを形成し、ここで、該ヘテロシクロアルキルは、1個以上の(C
1~C
4)アルキルで置換されていてもよい]
で示される化合物、およびその薬学的に許容される塩、水和物または溶媒和物。
【0213】
第2項.R1およびR4が、独立して、水素および(C1~C4)アルキルからなる群から選択され;
R2およびR3が、独立して、水素および(C1~C4)アルキルからなる群から選択され;
nが、0、1または2であり;nが0である場合、R4は存在せず;
Qが、-O-C(O)-R5でありおよび-O-C(O)-(C1~C6)アルキル-R5からなる群から選択され;
R5が、5~6員ヘテロアリール、9~10員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルが、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R6が、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、(C1~C4)アルキル、ハロ(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、-ORx、-C(O)NRaRb、-C(O)ORa、-C(O)Raおよびシクロアルキルからなり;
Rxが、(C1~C4)アルキルであり;
RaおよびRbが、独立して、水素および(C1~C4)アルキルからなる群から選択される、
第1項記載の化合物、およびその薬学的に許容される塩、水和物または溶媒和物。
【0214】
第3項.R1、R2、R3が全て、水素であり、nが0であり、Qが、-O-C(O)-R5および-O-C(O)-(C1~C6)アルキル-R5からなる群から選択され、ここで、R5が、5~6員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルが、独立して(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、-C(O)Raおよび(C3~C6)シクロアルキルから選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、ここで、Raが、(C1~C4)アルキルである、第1項または第2項記載の化合物。
【0215】
第4項.R1、R2、R3が全て、水素であり、nが0であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい5~6員ヘテロアリールである、第3項記載の化合物。
【0216】
第5項.R1、R2、R3が全て、水素であり、nが0であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が、イソオキサゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリルからなる群から選択され、これらが全て、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい、第4項記載の化合物。
【0217】
第6項.R1、R2、R3が全て、水素であり、nが0であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が、-C(O)Raのうちの1個以上で置換されていてもよい4~6員ヘテロシクロアルキルであり、ここで、Raが、(C1~C4)アルキルである、第3項記載の化合物。
【0218】
第7項.R1、R2、R3が全て、水素であり、nが0であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が、-C(O)Raで置換されていてもよい、テトラヒドロピラニルおよびピペリジニルからなる群から選択され、ここで、Raが、(C1~C4)アルキルである、第6項記載の化合物。
【0219】
第8項.R1、R2、R3が全て、水素であり、nが0であり、Qが、-O-C(O)-(C1~C6)アルキル-R5であり;ここで、R5が、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい5~6員ヘテロアリールである、第3項記載の化合物。
【0220】
第9項.R1、R2、R3が全て、水素であり、nが0であり、Qが、-O-C(O)-(C1~C6)アルキル-R5であり;ここで、R5が、ピロリル、イソオキサゾリルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらが全て、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい、第8項記載の化合物。
【0221】
第10項.R1、R2、R3、R4が全て、水素であり、nが1であり、Qが、-O-C(O)-R5であり、ここで、R5が、5~6員ヘテロアリール、9~10員ヘテロアリール、および4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルが、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、ここで、R6が、ヒドロキシル、(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、-ORx、-C(O)NRaRb、-C(O)ORa、-C(O)Raおよび(C3~C6)シクロアルキルからなり、ここで、Rx、Ra、Rbが全て、(C1~C4)アルキルである、第1項または第2項記載の化合物。
【0222】
第11項.R1、R2、R3、R4が全て、水素であり、nが1であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい5~6員または9~10員ヘテロアリールであり、ここで、R6が、ヒドロキシル、(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、-ORx、-C(O)NRaRb、-C(O)ORa、-C(O)Raおよび(C3~C6)シクロアルキルからなり、ここで、Rx、Ra、Rbが全て、(C1~C4)アルキルである、第10項記載の化合物。
【0223】
第12項.R1、R2、R3、R4が全て、水素であり、nが1であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピリジニル、イソチアゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾイミダゾリルからなる群から選択され、これらが全て、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、ここで、R6が、ヒドロキシル、(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、(C3~C6)シクロアルキルおよび-ORxからなり、ここで、Rxが、(C1~C4)アルキルである、第11項記載の化合物。
【0224】
第13項.R1、R2、R3、R4が全て、水素であり、nが1であり、Qが、-O-C(O)-R5であり、ここで、R5が、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい4~6員ヘテロシクロアルキルであり、ここで、R6が、ヒドロキシル、(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、-ORx、-C(O)NRaRb、-C(O)ORa、-C(O)Raおよび(C3~C6)シクロアルキルからなり、ここで、Rx、Ra、Rbが全て、(C1~C4)アルキルである、第10項記載の化合物。
【0225】
第14項.R1、R2、R3、R4が全て、水素であり、nが1であり、Qが、-O-C(O)-R5であり、ここで、R5が、ピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、アゼチジニル、テトラヒドロチオピラニル、ジオキソチオラニルおよびジオキソチアニルからなる群から選択され、これらが全て、-C(O)NRaRb、-C(O)ORaおよび-C(O)Raで置換されていてもよく、ここで、Ra、Rbが(C1~C4)アルキルである、第13項記載の化合物。
【0226】
第15項.R1およびR4が、ともに、水素であり、R2およびR3のうち1つが水素であり、R2およびR3のうち残り1つが(C1~C4)アルキルであり;nが1であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が4~6員ヘテロシクロアルキルである、第1項または第2項記載の化合物。
【0227】
第16項.R1およびR4が、ともに、水素であり、R2およびR3のうち1つが水素であり、R2およびR3のうち残り1つが(C1~C4)アルキルであり;nが1であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルからなる群から選択される、第15項記載の化合物。
【0228】
第17項.R1およびR4が、ともに、水素であり、R2およびR3が、ともに、(C1~C4)アルキルであり;nが1であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が4~6員ヘテロシクロアルキルである、第1項または第2項記載の化合物。
【0229】
第18項.R1およびR4が、ともに、水素であり、R2およびR3が、ともに、(C1~C4)アルキルであり;nが1であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルからなる群から選択される、第17項記載の化合物。
【0230】
第19項.R1、R2、R3、R4が全て、水素であり、nが2であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が、5~6員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールが(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよく、第1項または第2項記載の化合物。
【0231】
第20項.R1、R2、R3、R4が全て、水素であり、nが2であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい5~6員ヘテロアリールである、第19項記載の化合物。
【0232】
第21項.R1、R2、R3、R4が全て、水素であり、nが2であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が、オキサゾリル、イソチアゾリルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらが全て、(C1~C4)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい、第20項記載の化合物。
【0233】
第22項.R1、R2、R3、R4が全て、水素であり、nが2であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5が4~6員ヘテロシクロアルキルである、第19項記載の化合物。
【0234】
第23項.R1、R2、R3、R4が全て、水素であり、nが2であり、Qが、-O-C(O)-R5であり;ここで、R5がテトラヒドロピラニルである、第22項記載の化合物。
【0235】
第24項.R1およびR4が、ともに、水素である、第1項または第2項記載の化合物。
【0236】
第25項.R2およびR3のうち1つが水素であり、R2およびR3のうち残り1つが(C1~C4)アルキルである、第1項または第2項記載の化合物。
【0237】
第26項.R2およびR3が、ともに、水素である、第1項または第2項記載の化合物。
【0238】
第27項.R2およびR3が、ともに、(C1~C4)アルキル、例えば、ともに、メチルである、第1項または第2項記載の化合物。
【0239】
第28項.nが0である、第1項または第2項記載の化合物。
【0240】
第29項.nが1である、第1項または第2項記載の化合物。
【0241】
第30項.nが2である、第1項または第2項記載の化合物。
【0242】
第31項.Qが、-O-C(O)-R5である、第1項または第2項記載の化合物。
【0243】
第32項.Qが-O-C(O)-(C1~C6)アルキル-R5である、第1項または第2項記載の化合物。
【0244】
第33項.R5が、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいヘテロアリールである、第1項または第2項記載の化合物。
【0245】
第34項.R5が、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい5~6員ヘテロアリールである、第33項記載の化合物。
【0246】
第35項.R5が、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい9~10員ヘテロアリールである、第33項記載の化合物。
【0247】
第36項.R5が、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいヘテロシクロアルキルである、第1項または第2項記載の化合物。
【0248】
第37項.R5が、独立してR6から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい4~6員ヘテロシクロアルキルである、第36項記載の化合物。
【0249】
第38項.R6が、ヒドロキシル、(C1~C4)アルキル、(C1~C4)アルキルオキシ、-ORx、-C(O)NRaRb、-C(O)ORa、-C(O)Raおよびシクロアルキルからなり、ここで、Rx、Ra、Rbが全て、(C1~C4)アルキルである、第1項または第2項記載の化合物。
【0250】
第39項.R6がヒドロキシルである、第38項記載の化合物。
【0251】
第40項.R6が、(C1~C4)アルキルである、第38項記載の化合物。
【0252】
第41項.R6が、(C1~C4)アルキルオキシである、第38項記載の化合物。
【0253】
第42項.R6が、-ORxであり、ここで、Rxが、(C1~C4)アルキルである、第38項記載の化合物。
【0254】
第43項.R6が、-C(O)NRaRbであり、ここで、Ra、Rbが、(C1~C4)アルキルである、第38項記載の化合物。
【0255】
第44項.R6が、-C(O)ORaであり、ここで、Raが、(C1~C4)アルキルである、第38項記載の化合物。
【0256】
第45項.R6がC(O)Raであり、ここで、Raが、(C1~C4)アルキルである、第38項記載の化合物。
【0257】
第46項.R6が(C3~C6)シクロアルキルである、第38項記載の化合物。
【0258】
第47項.下記のものからなる群から選択される前記条項のいずれか記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物:
イソオキサゾール-5-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
オキサゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
5-メチルイソオキサゾール-3-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-メチルオキサゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-メチルオキサゾール-5-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
チアゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(1-メチルピロール-2-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1,5-ジメチルピラゾール-3-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(3-メチルイソオキサゾール-5-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
3-メチルイソチアゾール-5-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
4-メチルチアゾール-2-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(2-メチルチアゾール-4-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1-アセチルピペリジン-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル。
【0259】
第48項.下記のものからなる群から選択される前記第1項~第46項のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物:
1H-イミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-ピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-イミダゾール-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-ピラゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソオキサゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
オキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
オキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-トリアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-1,2,4-トリアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロフラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピリダジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピリダジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピリミジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチル-1H-ピラゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチル-1H-イミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチル-1H-イミダゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルイミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルイミダゾール-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルイソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルイソオキサゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルトリアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソチアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソチアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
チアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
チアジアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロピラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロチオフェン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
6-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルピリミジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルピリダジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピリミジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルピリミジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピリミジン-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,5-ジメチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,5-ジメチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,3-ジメチルイミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4,5-ジメチルイソオキサゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,5-ジメチルオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルアゼチジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイソチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルイソチアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルチアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルチアジアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロチオピラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロチオピラン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,6-ジメチルピリジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,6-ジメチルピリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3,6-ジメチルピリダジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-シクロプロピルオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-エチル-5-メチル-ピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,3,5-トリメチルピラゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-エチル-5-メチル-イソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルピロリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4,5-ジメチルチアゾール-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,4-ジメチルチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,1-ジオキソチオラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3,5-ジエチルイソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルピペリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルピペリジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メトキシ-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルベンゾイミダゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,1-ジオキソチアン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,1-ジオキソチアン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピペリジン-1,3-ジカルボン酸O3-[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル]O1-メチル;
ピペリジン-1,4-ジカルボン酸O4-[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル]O1-メチル;
1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル。
【0260】
第49項.下記のものからなる群から選択される前記第1項~第46項のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物:
テトラヒドロフラン-3-カルボン酸[(2R)-3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2-メチル-プロピル];
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸[(2R)-3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2-メチル-プロピル]。
【0261】
第50項.下記のものからなる群から選択される前記第1項~第46項のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物:
テトラヒドロフラン-3-カルボン酸[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2,2-ジメチル-プロピル];
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2,2-ジメチル-プロピル]。
【0262】
第51項.下記のものからなる群から選択される前記第1項~第46項のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物:
2-メチルオキサゾール-5-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;
イソチアゾール-4-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;
チアゾール-4-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル。
【0263】
第52項.第1項~第51項いずれか1項記載の化合物を薬学的に許容されるビヒクルもしくは賦形剤または薬学的に許容される担体と一緒に含む、医薬組成物。
【0264】
第53項.さらに、1つ以上の他の治療活性化合物を含む、第52項記載の医薬組成物。
【0265】
第54項.医薬組成物の製造のための第1項~第51項いずれか1項記載の化合物の使用。
【0266】
第55項.PDE4阻害活性に反応する疾患、障害または状態の処置または寛解のための医薬組成物の製造における第54項記載の化合物の使用。
【0267】
第56項.疾患、障害または状態が皮膚疾患または状態である、第55項記載の使用。
【0268】
第57項.疾患、障害または状態が増殖性および炎症性皮膚障害、皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、癌、上皮炎症、脱毛症、円形脱毛症、皮膚萎縮症、ステロイド誘発性皮膚萎縮症、皮膚老化、光皮膚老化、ざ瘡、じんま疹、掻痒症および湿疹である、第56項記載の使用。
【0269】
第58項.医薬としての使用のための第1項~第51項いずれか1項記載の化合物。
【0270】
第59項.PDE4阻害活性に反応する疾患、障害または状態の処置または寛解における使用のための第58項記載の化合物。
【0271】
第60項.皮膚疾患または状態の処置または寛解における使用のための第59項記載の化合物。
【0272】
第61項.増殖性および炎症性皮膚障害、皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、癌、上皮炎症、脱毛症、円形脱毛症、皮膚萎縮症、ステロイド誘発性皮膚萎縮症、皮膚老化、光皮膚老化、ざ瘡、じんま疹、掻痒症および湿疹の処置における使用のための第60項記載の化合物。
【0273】
第62項.PDE4阻害活性に反応する疾患、障害または状態の処置または軽減方法であって、動物生体に第1項~第51項いずれか1項記載の化合物の治療有効量を投与する工程を含む、方法。
【0274】
第63項.皮膚疾患または状態の処置または寛解方法であって、該疾患のうち少なくとも1つに罹患しているヒトに、第1項~第51項いずれか1項記載の1種類以上の化合物の有効量を、薬学的に許容される担体または1種類以上の賦形剤と一緒であってもよく、他の治療活性化合物と組み合わせてもよく、投与することを含む、方法。
【0275】
第64項.皮膚疾患または状態が、増殖性および炎症性皮膚障害、皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、癌、上皮炎症、脱毛症、円形脱毛症、皮膚萎縮症、ステロイド誘発性皮膚萎縮症、皮膚老化、光皮膚老化、ざ瘡、じんま疹、掻痒症および湿疹からなる群から選択される、第62項記載の方法。
【0276】
第65項.中間化合物
【化39】
[式中、R
1、R
2、R
3、R
4およびnは、第1項における定義と同じである]。
本願は下記の態様も包含する。
[態様1]
一般式(I):
【化40】
[式中、
R
1
およびR
4
は、独立して、水素および(C
1
~C
4
)アルキルからなる群から選択され;
R
2
およびR
3
は、独立して、水素および(C
1
~C
4
)アルキルからなる群から選択されるか;または
R
2
およびR
3
は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環、シクロブチル環、シクロペンチル環、オキセタニル環、テトラヒドロフラニル環またはテトラヒドロピラニル環を形成し;
nは、0、1または2であり;nが0である場合、R
4
は存在せず;
Qは、-O-C(O)-R
5
および-O-C(O)-(C
1
~C
6
)アルキル-R
5
からなる群から選択され;
R
5
は、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは、独立してR
6
から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい;
R
6
は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、(C
1
~C
4
)アルキル、ハロ(C
1
~C
4
)アルキル、(C
1
~C
4
)アルキルオキシ、-S(O)
2
R
x
、-S(O)
2
NR
a
R
b
、-OR
x
、-C(O)NR
a
R
b
、-C(O)OR
a
、-C(O)R
a
、シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからなり;
R
x
は、(C
1
~C
4
)アルキルであり;
R
a
およびR
b
は、独立して、水素、(C
1
~C
4
)アルキル、フェニル-(C
1
~C
4
)アルキルからなる群から選択されるか、または
R
a
およびR
b
は、それらが結合している窒素と一緒になって、4~6員ヘテロシクロアルキルを形成し、ここで、該ヘテロシクロアルキルは、1個以上の(C
1
~C
4
)アルキルで置換されていてもよい]
で示される化合物、およびその薬学的に許容される塩、水和物または溶媒和物。
[態様2]
R
1
、R
2
、R
3
が全て、水素であり、nが0であり、Qが、-O-C(O)-R
5
および-O-C(O)-(C
1
~C
6
)アルキル-R
5
からなる群から選択され;ここで、R
5
が、5~6員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルが、独立して(C
1
~C
4
)アルキル、(C
1
~C
4
)アルキルオキシ、-C(O)R
a
、(C
3
~C
6
)シクロアルキルから選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;ここで、R
a
が、(C
1
~C
4
)アルキルである、態様1記載の化合物。
[態様3]
R
1
、R
2
、R
3
、R
4
が全て、水素であり、nが1であり、Qが、-O-C(O)-R
5
であり;ここで、R
5
が、5~6員ヘテロアリール、9~10員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルが、独立してR
6
から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;ここで、R
6
が、ヒドロキシル、(C
1
~C
4
)アルキル、(C
1
~C
4
)アルキルオキシ、-OR
x
、-C(O)NR
a
R
b
、-C(O)OR
a
、-C(O)R
a
および(C
3
~C
6
)シクロアルキルからなり、R
x
、R
a
、R
b
が全て、(C
1
~C
4
)アルキルである、態様1記載の化合物。
[態様4]
R
1
およびR
4
が、ともに、水素であり、R
2
およびR
3
のうち1つが水素であり、R
2
およびR
3
のうち残り1つが(C
1
~C
4
)アルキルであり;nが1であり、Qが、-O-C(O)-R
5
であり;ここで、R
5
が4~6員ヘテロシクロアルキルである、態様1記載の化合物。
[態様5]
R
1
およびR
4
が、ともに、水素であり、R
2
およびR
3
が、ともに、(C
1
~C
4
)アルキルであり;nが1であり、Qが-O-C(O)-R
5
であり;ここで、R
5
が4~6員ヘテロシクロアルキルである、態様1記載の化合物。
[態様6]
R
1
、R
2
、R
3
、R
4
が全て、水素であり、nが2であり、Qが、-O-C(O)-R
5
であり;ここで、R
5
が、5~6員ヘテロアリールおよび4~6員ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、該ヘテロアリールが、(C
1
~C
4
)アルキルのうちの1個以上で置換されていてもよい、態様1記載の化合物。
[態様7]
下記のものからなる群から選択される、前記態様のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物:
イソオキサゾール-5-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
オキサゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
5-メチルイソオキサゾール-3-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-メチルオキサゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-メチルオキサゾール-5-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
チアゾール-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(1-メチルピロール-2-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1,5-ジメチルピラゾール-3-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(5-メチルイソオキサゾール-3-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(3-メチルイソオキサゾール-5-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
3-メチルイソチアゾール-5-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
4-メチルチアゾール-2-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
2-(2-メチルチアゾール-4-イル)酢酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1-アセチルピペリジン-4-カルボン酸2-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)エチル;
1H-イミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-ピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-イミダゾール-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-ピラゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソオキサゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
オキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
オキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-トリアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1H-1,2,4-トリアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロフラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピリダジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピリダジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピリミジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチル-1H-ピラゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチル-1H-イミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチル-1H-イミダゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルイミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-メチルイミダゾール-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルイソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルイソオキサゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルトリアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソチアゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
イソチアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
チアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
チアジアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロピラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロチオフェン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
6-メチルピリジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルピリミジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルピリダジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピリミジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルピリミジン-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルピリミジン-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,5-ジメチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,5-ジメチルピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,3-ジメチルイミダゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4,5-ジメチルイソオキサゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,5-ジメチルオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルアゼチジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルイソチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルイソチアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
5-メチルチアゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メチルチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4-メチルチアジアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロチオピラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロチオピラン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,6-ジメチルピリジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,6-ジメチルピリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3,6-ジメチルピリダジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-シクロプロピルオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-エチル-5-メチル-ピラゾール-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,3,5-トリメチルピラゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-エチル-5-メチル-イソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルピロリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
4,5-ジメチルチアゾール-2-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2,4-ジメチルチアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,1-ジオキソチオラン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3,5-ジエチルイソオキサゾール-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルピペリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-アセチルピペリジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
2-メトキシ-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
3-メチルベンゾイミダゾール-5-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,1-ジオキソチアン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1,1-ジオキソチアン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
ピペリジン-1,3-ジカルボン酸O3-[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル]O1-メチル;
ピペリジン-1,4-ジカルボン酸O4-[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル]O1-メチル;
1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-3-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボン酸3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)プロピル;
テトラヒドロフラン-3-カルボン酸[(2R)-3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2-メチル-プロピル];
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸[(2R)-3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2-メチル-プロピル];
テトラヒドロフラン-3-カルボン酸[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2,2-ジメチル-プロピル];
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸[3-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)-2,2-ジメチル-プロピル];
2-メチルオキサゾール-5-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;
イソチアゾール-4-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;
チアゾール-4-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル;
テトラヒドロピラン-4-カルボン酸4-(3-エチル-4-オキソ-スピロ[6,8-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[4,3-c]アゼピン-7,4'-テトラヒドロピラン]-1-イル)ブチル。
[態様8]
態様1~7のいずれか1つに記載の化合物を薬学的に許容されるビヒクルもしくは賦形剤または薬学的に許容される担体と一緒に含む、医薬組成物。
[態様9]
さらに、1つ以上の他の治療活性化合物を含む、態様8記載の医薬組成物。
[態様10]
医薬組成物の製造のための態様1~7のいずれか1つに記載の化合物の使用。
[態様11]
PDE4阻害活性に反応する疾患、障害または状態の処置または寛解のための医薬組成物の製造における、態様10記載の化合物の使用。
[態様12]
疾患、障害または状態が皮膚疾患または状態である、態様11記載の使用。
[態様13]
疾患、障害または状態が増殖性および炎症性皮膚障害、皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、癌、上皮炎症、脱毛症、円形脱毛症、皮膚萎縮症、ステロイド誘発性皮膚萎縮症、皮膚老化、光皮膚老化、ざ瘡、じんま疹、掻痒症および湿疹である、態様12記載の使用。
[態様14]
医薬としての使用のための態様1~7のいずれか1つに記載の化合物。
[態様15]
PDE4阻害活性に反応する疾患、障害または状態の処置または寛解における使用のための態様14記載の化合物。
[態様16]
皮膚疾患または状態の処置または寛解における使用のための態様15記載の化合物。
[態様17]
増殖性および炎症性皮膚障害、皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、癌、上皮炎症、脱毛症、円形脱毛症、皮膚萎縮症、ステロイド誘発性皮膚萎縮症、皮膚老化、光皮膚老化、ざ瘡、じんま疹、掻痒症および湿疹の処置における使用のための態様16記載の化合物。
[態様18]
PDE4阻害活性に反応する疾患、障害または状態の処置または軽減方法であって、動物生体に態様1~7のいずれか1つに記載の化合物の治療有効量を投与する工程を含む、方法。
[態様19]
皮膚疾患または状態の処置または寛解方法であって、該疾患のうち少なくとも1つに罹患しているヒトに、態様1~7のいずれか1つに記載の1種類以上の化合物の有効量を、薬学的に許容される担体または1種類以上の賦形剤と一緒であってもよく、他の治療活性化合物と組み合わせてもよく、投与することを含む、方法。
[態様20]
皮膚疾患または状態が、増殖性および炎症性皮膚障害、皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、癌、上皮炎症、脱毛症、円形脱毛症、皮膚萎縮症、ステロイド誘発性皮膚萎縮症、皮膚老化、光皮膚老化、ざ瘡、じんま疹、掻痒症および湿疹からなる群から選択される、態様18記載の方法。