(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-27
(45)【発行日】2022-02-04
(54)【発明の名称】流路切換弁
(51)【国際特許分類】
F16K 11/16 20060101AFI20220128BHJP
【FI】
F16K11/16 Z
(21)【出願番号】P 2017202303
(22)【出願日】2017-10-19
【審査請求日】2020-09-28
(73)【特許権者】
【識別番号】391060029
【氏名又は名称】株式会社ダンレイ
(74)【代理人】
【識別番号】100095245
【氏名又は名称】坂口 嘉彦
(72)【発明者】
【氏名】佐合 義人
(72)【発明者】
【氏名】高橋 信一
【審査官】大内 俊彦
(56)【参考文献】
【文献】実開昭48-1220(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2017/0145896(US,A1)
【文献】実開昭48-47511(JP,U)
【文献】中国特許出願公開第1563760(CN,A)
【文献】特開2013-44410(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16K 11/00-11/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
流入口と複数の流出口とが形成されたケーシングと、ケーシング内に配設されて流出口を開閉する複数の揺動弁と、前記複数の揺動弁に係合して揺動弁を揺動駆動する回転カムとを備え
、回転カムは環状のカム溝を備え、揺動弁は前記カム溝に係合するカムロッドを備えることを特徴とする流路切換弁。
【請求項2】
環状のカム溝の外周側壁の一部が切り欠かれていることを特徴とする請求項1に記載の流路切換弁。
【請求項3】
ケーシングが備えるU溝を有する軸受と、揺動弁が有し軸受のU溝に嵌合する軸部とによって、揺動弁の軸支部が形成されており、カムロッドはカム溝の底面に常時当接し、軸部はU溝の底面に常時当接することを特徴とする請求項1又は2に記載の流路切換弁。
【請求項4】
軸受と軸部とは、延在方向に2分割されており、2つの半部分の間の隙間に相対摺動可能に嵌合するリブがケーシングに形成されていることを特徴とする請求項3に記載の流路切換弁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流路切換弁に関するものである。
【背景技術】
【0002】
流入口と複数の流出口とが形成されたケーシングと、ケーシング内に配設されて流出口を開閉する複数の揺動弁と、前記複数の揺動弁に係合して揺動弁を開弁方向へ揺動駆動する軸部材と、揺動弁を閉弁方向へ揺動駆動するバネと備えることを特徴とする流路切換弁が、特許文献1に開示されている。
特許文献1の流路切換弁においては、軸部材が直動することにより揺動弁が開弁方向へ揺動駆動され、バネが伸びることにより揺動弁が閉弁方向へ揺動される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の流路切換弁には、揺動弁の開閉を互いに別個の二つの部材で行っているので部材数が多く、またバネによる揺動弁の揺動駆動が安定しないという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、流入口と複数の流出口とが形成されたケーシングと、ケーシング内に配設されて流出口を開閉する複数の揺動弁とを備える流路切換弁であって、従来に比べて部材数が少なく、作動が安定した流路切換弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明においては、流入口と複数の流出口とが形成されたケーシングと、ケーシング内に配設されて流出口を開閉する複数の揺動弁と、前記複数の揺動弁に係合して揺動弁を揺動駆動する回転カムとを備え、回転カムは環状のカム溝を備え、揺動弁は前記カム溝に係合するカムロッドを備えることを特徴とする流路切換弁を提供する。
回転カムを用いて揺動弁を揺動駆動することにより、揺動弁を開閉することができる。バネを使用しないので、従来に比べて部材数が低減し、作動が安定する。回転カムの環状のカム溝にカムロッドを係合させることにより、揺動弁を開閉方向に揺動駆動できる。
【0006】
本発明の好ましい態様においては、環状のカム溝の外周側壁の一部が切り欠かれている。
環状のカム溝の内周側面はカムロッドを径方向外方へ付勢し、ひいては揺動弁を閉弁方向に付勢して弁座に押し当てる。環状のカム溝の外周側面はカムロッドを径方向内方へ付勢し、ひいては揺動弁を開弁方向に付勢する。環状のカム溝の内周側面がカムロッドを径方向外方へ付勢し、ひいては揺動弁を閉弁方向に付勢して弁座に押し当てているカム溝の周方向領域では、揺動弁の閉弁方向の揺動は弁座によって規制されるので、カム溝の外周側面ひいては外周側壁は不要である。この部分を切り欠くことにより、カムの構造が簡素化され、ひいては流路切換弁の構造が簡素化される。
本発明の好ましい態様においては、ケーシングが備えるU溝を有する軸受と、揺動弁が有し軸受のU溝に嵌合する軸部とによって、揺動弁の軸支部が形成されており、カムロッドはカム溝の底面に常時当接し、軸部はU溝の底面に常時当接する。
カムロッドをカム溝の底面に常時当接させ、軸部をU溝の底面に常時当接させることにより、カム溝とU溝とで揺動弁を常時挟持して揺動弁を安定的に作動させることができる。
本発明の好ましい態様においては、軸受と軸部とは、延在方向に2分割されており、2つの半部分の間の隙間に介在し、軸部の半部分に相対摺動可能に当接するリブがケーシングに形成されている。
軸受と軸部とを、延在方向に2分割し、2つの半部分の間の隙間に介在し、軸部の半部分に相対摺動可能に当接するリブをケーシングに形成することにより、単一の部材で揺動弁を軸部の延在方向に位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の実施例に係る流路切換弁の構造図である。(a)は断面図であり(b)は(a)のb-b矢視図である。
【
図2】本発明の実施例に係る流路切換弁が備える回転カムの構造図である。(a)は上面図であり、(b)は底面図である。
【
図3】本発明の実施例に係る流路切換弁が備える揺動弁の構造図である。(a)は正面であり、(b)は(a)のb-b矢視図であり、(c)は(a)のc-c矢視図であり、(d)は変形例に係る揺動弁の(b)に相当する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1に示すように、流路切換弁1は、頂壁に軸挿通穴2aが形成され、底壁に流入口2bが形成され、周側壁に等間隔で4つの流出口2c、2d、2e、2fが形成された、頂壁と底壁とを有する円筒状のケーシング2と、ケーシング2内に配設されて流出口2c、2d、2e、2fを開閉する揺動弁3c、3d、3e、3fと、揺動弁3c、3d、3e、3fに係合して揺動弁3c、3d、3e、3fを揺動駆動する回転カム4とを備えている。回転カム4が有する回転軸4aの一端がケーシング頂壁の軸挿通穴2aに挿通され、他端がケーシング底壁によって回転可能に支持されている。
図2に示すように、回転カム4の底面に、環状カム溝4bが形成されている。環状カム溝4bは、180度を僅かに超える周長に亙って延在する曲率半径の大きな径方向外方へ凸の第1円弧部4b
1と、第1円弧部4b
1の両端から略60度の周長に亙って延在する曲率半径の小さな径方向外方へ凸の一対の第2円弧部4b
2と、前記一対の第2円弧部4b
2に挟まれて略60度の周長に亙って延在する第1円弧部4b
1と略同一曲率半径の径方向内方へ凸の第3円弧4b
3とで形成されている。第1一円弧部4b
1、第2円弧部4b
2、第3円弧4b
3は互いに滑らかに接続している。第1円弧部4b
1の深さは全長に亙って一定であり、第2円弧部4b
2と第3円弧4b
3の深さは第3円弧4b
3の延在方向中央部へ向けて第1円弧部4b
1の深さから連続的に漸減し、第3円弧4b
3の延在方向中央部が最も浅くなっている。
図3に示すように、揺動弁3cは、偏平直方体の弁体3c
1と、弁体3c
1に埋め込まれた合成ゴム製の弁ディスク3c
2と、弁体3c
1の一端に形成された先端が球形のカムロッド3c
3と、弁体3c
1の他端に形成された先端が半円形断面の軸部3c
4とを有している。軸部3c
4は延在方向に2分割されており、2つの半部分3c
4’の間に隙間Sが形成されている。揺動弁3d、3e、3fは揺動弁3cと同一構造である。
図1に示すように、ケーシングの底壁に、流出口2c、2d、2e、2fに対峙して軸受5c、5d、5e、5fが形成されている。軸受5cは、U溝5c
1を有している。軸受5cは延在方向に2分割されており、2つの半部分の間に隙間が形成されている。軸受5d、5e、5fは軸受5cと同一構造である。
ケーシングの底壁に、流出口2c、2d、2e、2fに対峙してリブ6c、6d、6e、6fが形成されている。リブ6c、6d、6e、6fは、軸受5c、5d、5e、5fの半部分の間の隙間と、揺動弁3c、3d、3e、3fの軸部の半部分の間の隙間とに介在し、揺動弁3c、3d、3e、3fの軸部の半部分に摺動可能に当接している。
【0009】
図1、2に示すように、揺動弁3cのカムロッド3c
3が、カム溝の第1円弧部4b
1の延在方向中央部に係合しており、軸部3c
4の2つの半部分3c
4’が、軸受5cのU溝5c
1の2つの半部分に係合している。リブ6cは、軸部3c
4の2つの半部分3c
4’の間の隙間Sに介在し、2つの半部分3c
4’に対して相対摺動可能に当接している。カムロッド3c
3は、カム溝4b
1の底面と内外周側面とに当接しており、カム溝4b
1の底面から軸受5c方向へ付勢され、カム溝4b
1の内周側面から径方向外方へ付勢されている。この結果、揺動弁3cは、軸受5cに押し付けられると共に、軸部3c
4回りに径方向外方へ揺動し、弁ディスク3c
2を流出口2c周囲のケーシング2内周側面が形成する弁座に押し付け、流出口2cを閉鎖している。
図1、2に示すように、揺動弁3d、3fのカムロッド3d
3、3f
3はカム溝の第1円弧部4b
1の延在方向両端部の一方と他方とに係合しており、それぞれの軸部の2つの半部分が、軸受5d、5fのU溝の2つの半部分に係合している。リブ6d、6fは、揺動弁3d、3fの軸部の2つの半部分の間の隙間に介在し、前記半部分に対して相対摺動可能に当接している。カムロッド3d
3、3f
3は、カム溝4b
1の底面と内外周側面とに当接しており、カム溝4b
1の底面から軸受5d、5f方向へ付勢され、カム溝4b
1の内周側面から径方向外方へ付勢されている。この結果、揺動弁3d、3fは、軸受5d、5fに押し付けられると共に、軸部回りに径方向外方へ揺動し、弁ディスクを流出口2d、2f周囲のケーシング内周側面が形成する弁座に押し付け、流出口2d、2fを閉鎖している。
図1、2に示すように、揺動弁3eのカムロッド3e
3は、カム溝の第3円弧部4b
3の延在方向中央部に係合しており、軸部の2つの半部分が、軸受5eのU溝の2つの半部分に係合している。リブ6eは、揺動弁3eの軸部の2つの半部分の間の隙間に介在し、前記2つの半部分に対して相対摺動可能に当接している。カムロッド3e
3は、カム溝4b
3の底面と内外周側面とに当接しており、カム溝4b
3の底面から軸受5e方向へ付勢され、カム溝4b
3の外周側面から径方向内方へ付勢されている。この結果、揺動弁3eは、軸受5eに押し付けられると共に、軸部回りに径方向内方へ揺動し、弁ディスクを流出口2e周囲のケーシング内周側面が形成する弁座から遠ざけて、流出口2eを開放している。
揺動弁3c、3d、3e、3fの上記作動により、流路切換弁1は、流入口2bを流出口2eに連通させている。
【0010】
回転カム4の回転軸4aを図示しないモータで回転駆動し、カム4を
図2の状態から回転させると、カムロッド3c
3、3d
3、3e
3、3f
3が、カム溝4bの底面と内外周側面とに当接しつつカム溝4bに対して相対移動する。
カムロッド3c
3、3d
3、3e
3、3e
3は、カム溝の第1円弧部4b
1と係合している時は、カム溝内周側面から径方向外方へ付勢される。カムロッド3c
3、3d
3、3e
3、3e
3が、第3円弧部4b
3へ向けて移動しつつ第2円弧部4b
2と係合している時は、カム溝内周側面から径方向外方への付勢力が漸減すると共にカム溝外周側面から径方向内方への付勢力が漸増し、カム溝の第3円弧部4b
3と係合している時は、カム溝外周側面から径方向内方へ付勢され、第1円弧部4b
1へ向けて移動しつつ第2円弧部4b
2と係合している時は、カム溝外周側面から径方向内方への付勢力が漸減すると共にカム溝内周側面から径方向外方への付勢力が漸増する。
カム溝4bの深さは、第1円弧部4b
1から第3円弧部4b
3の延在方向中央部へ向けて漸減しているので、
図1から分かるように、カムロッド3c
3、3d
3、3e
3、3f
3が、カム溝4b内を第1円弧部4b
1から第2円弧部4b
2を経由して第3円弧部4b
3の延在方向中央部へ向けて相対移動する時は、揺動弁3c、3d、3e、3fは、カムロッド3c
3、3d
3、3e
3、3f
3をカム溝4bの底面に当接させ、軸部を軸受5c、5d、5e、5fのU溝底面に当接させつつ、立った状態から次第に寝た状態へ揺動し、カムロッド3c
3、3d
3、3e
3、3f
3が、第3円弧部4b
3の延在方向中央部から第2円弧部4b
2を経由して第1円弧部4b
1へ向けて相対移動する時は、揺動弁3c、3d、3e、3fは、カムロッド3c
3、3d
3、3e
3、3f
3をカム溝4bの底面に当接させ、軸部を軸受5c、5d、5e、5fのU溝底面に当接させつつ、寝た状態から次第に立った状態へ揺動する。
カム4を
図2の状態から時計回りに90度回転させると、カムロッド3c
3、3d
3、3e
3が、カム溝の第1円弧部4b
1に係合し、カムロッド3f
3がカム溝の第3円弧部4b
3の延在方向中央部に係合する。この結果、流出口2c、2d、2eが閉鎖され、流出口2fが開放される。
回転カム4の回転軸4aを図示しないモータで回転駆動し、カム4を時計回りに更に90度回転させると、カムロッド3d
3、3e
3、3f
3が、カム溝の第1円弧部4b
1に係合し、カムロッド3c
3がカム溝の第3円弧部4b
3の延在方向中央部に係合する。この結果、流出口2d、2e、2fが閉鎖され、流出口2cが開放される。
回転カム4の回転軸4aを図示しないモータで回転駆動し、カム4を時計回りに更に90度回転させると、カムロッド3e
3、3f
3、3c
3が、カム溝の第1円弧部4b
1に係合し、カムロッド3d
3がカム溝の第3円弧部4b
3の延在方向中央部に係合する。この結果、流出口2e、2f、2cが閉鎖され、流出口2dが開放される。
上記説明から分かるように、流路切換弁1においては、回転カム4を回転駆動することにより、流出口を切り換えることができる。
【0011】
本実施例に係る流路切換弁1に於いては、回転カム4を用いて揺動弁3c、3d、3e、3fを揺動駆動して、流出口2c、2d、2e、2fを開閉している。バネを使用しないので、従来に比べて部材数が低減し、作動が安定している。
回転カム4の環状のカム溝4bにカムロッド3c
3、3d
3、3e
3、3f
3を係合させることにより、揺動弁3c、3d、3e、3fを開閉方向に揺動駆動できる。
本実施例に係る流路切換弁1に於いては、揺動弁3c、3d、3e、3fのカムロッド3c
3、3d
3、3e
3、3f
3をカム溝4bの底面に常時当接させ、軸部を軸受5d、5d、5e、5fのU溝の底面に常時当接させているので、カム溝4bと軸受5d、5d、5e、5fのU溝とで揺動弁3c、3d、3e、3fを常時挟持して、揺動弁3c、3d、3e、3fを安定的に作動させることができる。
本実施例に係る流路切換弁1に於いては、揺動弁3c、3d、3e、3fの軸部と軸受5c、5d、5e、5fを、それぞれ延在方向に2分割し、揺動弁と軸受の2つの半部分の間の隙間に介在し、揺動弁の2つの半部分に対して相対摺動可能に当接するリブ6c、6d、6e、6fをケーシングに形成したので、単一の部材であるリブ6c、6d、6e、6fで揺動弁3c、3d、3e、3fを軸部の延在方向に位置決めできている。
環状のカム溝4bの内周側面はカムロッド3c
3、3d
3、3e
3、3e
3を径方向外方へ付勢し、ひいては揺動弁3c、3d、3e、3fを閉弁方向に付勢して弁座に押し当てる。環状のカム溝4bの外周側面はカムロッド3c
3、3d
3、3e
3、3f
3を径方向内方へ付勢し、ひいては揺動弁3c、3d、3e、3fを開弁方向に付勢する。環状のカム溝4bの内周側面がカムロッド3c
3、3d
3、3e
3、3f
3を径方向外方へ付勢し、ひいては揺動弁3c、3d、3e、3fを閉弁方向に付勢して弁座に押し当てているカム溝4bの周方向領域、即ち第1円弧部4b
1では、揺動弁3c、3d、3e、3fの閉弁方向の揺動は弁座によって規制されるので、カム溝の外周側面ひいては外周側壁は不要である。第1円弧部4b
1の外周側壁を切り欠くことにより、カム4の構造が簡素化され、ひいては流路切換弁1の構造が簡素化される。
上記実施例では、流路切換弁1を4方弁として構成したが、流出口2c、2d、2e、2fの何れか1つを恒久的に閉鎖すれば、流路切換弁1は3方弁になり、流出口2c、2d、2e、2fの何れか2つを恒久的に閉鎖すれば、流路切換弁1は2方弁になる。
回転カム4の形状を変更し、或いは回転カム4の形状と流入出口の配置とを変更すれば、上記実施例とは異なる種々の流路切換えを実現できる。
図3(d)に示すように、揺動弁3cの弁ディスク3c
2をOリング3c
2’に置換しても良い。揺動弁3d、3e、3fに就いても同様である。
回転カム駆動用モータは、ステッピングモータ、ギャードモータ等を使用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0012】
本発明は、流路切換弁に広く利用可能である。
【符号の説明】
【0013】
1 流路切換弁
2 ケーシング
2b 流入口
2c、2d、2e、2f 流出口
3c、3d、3e、3f 揺動弁
4 カム
4b カム溝
5c、5d、5e、5f 軸受
6c、6d、6e、6f リブ