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  • 特許-スクラバ及びEGRユニット 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-12
(45)【発行日】2022-07-21
(54)【発明の名称】スクラバ及びEGRユニット
(51)【国際特許分類】
   F02M 26/35 20160101AFI20220713BHJP
   F02M 26/28 20160101ALI20220713BHJP
【FI】
F02M26/35 Z
F02M26/28
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2021081921
(22)【出願日】2021-05-13
(62)【分割の表示】P 2017095210の分割
【原出願日】2017-05-12
(65)【公開番号】P2021119304
(43)【公開日】2021-08-12
【審査請求日】2021-05-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000000974
【氏名又は名称】川崎重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】特許業務法人 有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】細野 隆道
(72)【発明者】
【氏名】中島 隆博
(72)【発明者】
【氏名】東田 正憲
(72)【発明者】
【氏名】大西 郁美
【審査官】楠永 吉孝
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-181241(JP,A)
【文献】国際公開第2014/148048(WO,A1)
【文献】実開昭57-140827(JP,U)
【文献】特開平08-257347(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02M 26/35
F02M 26/28
F01N 3/04
B01D 53/78
B01D 53/92
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄液を用いて排気ガスを洗浄するスクラバであって、
前記排気ガスと前記洗浄液が接触する気液接触部と、
前記気液接触部から落下する洗浄液を貯める貯水部と、
前記貯水部の前記洗浄液の液面よりも上方の部分と前記気液接触部とが連通する連通領域を除いて前記貯水部を覆うカバー部材と、
を備え、
前記連通領域は、平面視において前記貯水部の端部から離れた部分であって、前記貯水部の洗浄液が揺動したときに液面の変動が最も小さくなる部分にのみ位置しているスクラバ。
【請求項2】
洗浄液を用いて排気ガスを洗浄するスクラバであって、
前記排気ガスと前記洗浄液が接触する気液接触部と、
前記気液接触部から落下する洗浄液を貯める貯水部と、
前記貯水部の前記洗浄液の液面よりも上方の部分と前記気液接触部とが連通する連通領域を除いて前記貯水部を覆うカバー部材と、
を備え、
前記連通領域は、平面視において前記貯水部の端部から離れた部分であって、前記貯水部の幅方向中心部分にのみ位置しているスクラバ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のスクラバを備えたEGRユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スクラバ及びEGRユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
舶用エンジンの排ガス規制は年々強化されており、窒素酸化物(NOx)の排出量はこれまで以上に低減する必要がある。NOxの排出量を低減する技術として、排気ガスの一部をエンジンに戻す排気再循環(EGR;Exhaust Gas Recirculation)が知られている。排気ガスの一部をエンジンに戻すことにより、燃焼室内の酸素濃度が低下し、燃焼温度が低下する結果、NOxの生成を抑制することができる。
【0003】
ただし、舶用エンジンでは重油を燃料としていることから、舶用エンジンから排出される排気ガスには粒子状物質(PM;Particulate Matter)及び硫黄酸化物(SOx)が多く含まれている。そのため、排気ガスをエンジンに戻す際には、その排気ガス(EGRガス)からPM及びSOxを取り除く必要がある。EGRガスからPM及びSOxを取り除くには、洗浄液によってEGRガスを洗浄する湿式ガス洗浄装置(スクラバ;scrubber)が有効である(特許文献1参照)。
【0004】
スクラバでは、排気ガスに洗浄液を接触(気液接触)させることにより排気ガスに含まれるPM及びSOxを洗浄液に取り込む。これにより排気ガスからPM及びSOxを取り除くことができる。一方、PM及びSOxを取り込んだ洗浄液は、一時的に貯水部に貯められた後、再使用されるか又は浄化処理されて船外に放出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特許第5940727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、排出ガス規制には、NOxの排出規制のみならずSOxの排出規制も含まれている。SOxの排出規制の対策としては、硫黄成分の少ない燃料を使用することが有効である。
【0007】
ただし、エンジンの運転状況にもよるが、使用する燃料によっては排気ガスに含まれるPMの粒径が小さくなる場合があり、この場合は排気ガスを洗浄した洗浄液に含まれるPMの粒径も小さくなる。エンジン出力の変動によってスクラバ内の圧力が変動する状況下では、洗浄液に溶け込んだCO等の溶存ガスが膨張して気泡が発生しやすく、特に洗浄液に含まれるPMの粒径が小さいと、洗浄液の表面には気泡を含んだ浮上粒子層(スカム;scum)が形成されて、場合によってはスカムが急成長することもある。仮にスカムが成長すると、スカムの一部がEGRガスによって下流に搬送されて、スクラバの下流に位置する機器やエンジンを汚損するおそれがある。
【0008】
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構造でありながら、スカムの成長を抑制できるスクラバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係るスクラバは、洗浄液を用いて排気ガスを洗浄するスクラバであって、前記排気ガスと前記洗浄液が接触する気液接触部と、前記気液接触部から落下する洗浄液を貯める貯水部と、所定の連通領域を除いて前記貯水部を覆うカバー部材と、を備えている。
【0010】
この構成によれば、貯水部がカバー部材に覆われているため、貯水部でスカムが形成されたとしてもスカムがカバー部材に接触することでスカムを構成する気泡が潰れ、スカムの成長を抑制することができる。一方、上記の構成では、所定の連通領域についてはカバー部材は貯水部を覆っていない。そのため、気液接触部からカバー部材の上面に落下した洗浄液は、カバー部材の上面を流れ、カバー部材が覆われていない連通領域を介して貯水部へ供給される。
【0011】
また、上記のスクラバにおいて、前記連通領域は平面視において前記貯水部の中心部分に位置するようにしてもよい。
【0012】
ここで、例えば船舶の揺動に伴って貯水部が揺動し、さらに貯水部で貯められた洗浄液が揺動した場合、平面視における貯水部の端部で洗浄液の液面の変動が最も大きくなり、中心部分では洗浄液の液面の変動が最も小さくなる。そのため、上記のように、連通領域が平面視における貯水部の中心部分に位置していれば、貯水部が揺動したとしても、その揺動に伴ってスカムが洗浄液に押し上げられて連通領域から溢れ出るのを抑制することができる。
【0013】
また、上記のスクラバにおいて、前記連通領域は平面視において円形の形状を有するようにしてもよい。
【0014】
この構成によれば、連通領域は平面視において円形であるため、当該連通領域が平面視において貯水部の中心部分に位置することと相まって、平面視における貯水部の端部から連通領域までの距離に差が生じにくくなる。そのため、貯水部及び洗浄液がいずれの方向に揺動したとしても、スカムが洗浄液に押し上げられて連通領域から溢れ出るのを抑制することができる。
【0015】
さらに、本発明の一態様に係るEGRユニットは、上記のスクラバを備えている。
【0016】
EGRユニットはスクラバの下流にEGRブロワなどの機器を備えており、EGRユニットの下流にはエンジンが位置している。そのため、上記のスクラバをEGRユニットに適用すれば、EGRブロワやエンジンにスカムの一部が流入するのを防ぐことができ、これらが汚損するのを抑制することができる。しかも、EGRユニットを通過するEGRガスはエンジン運転状況によって圧力が変動しやすいため、EGRユニットにスクラバを設けると、そのスクラバ内でスカムが発生しやすい。よって、EGRユニットに上記のスクラバを設けることは、非常に有益である。
【発明の効果】
【0017】
上記の構成によれば、簡易な構造でありながら、スカムの成長を抑制できるスクラバを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は、本実施形態に係るスクラバを備えたエンジンシステムの概略図である。
図2図2は、図1に示すスクラバの概略図である。
図3図3は、図2におけるIII-III矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
<エンジンシステム>
以下、本発明の実施形態に係るスクラバ100について説明する。まず、スクラバ100を備えたエンジンシステム101について説明する。図1はエンジンシステム101の概略図である。本実施形態のエンジンシステム101は、船舶に搭載されている。
【0020】
エンジンシステム101は、舶用の2ストロークディーゼルエンジンであるエンジン102と、エンジン102に掃気ガスを供給する掃気流路103と、エンジン102から排出された排気ガスを船外に放出する排気流路104と、排気ガスのエネルギにより駆動し船外から取り込んだ新気を昇圧する過給機105と、排気流路104から排気ガスを抽出して抽出した排気ガスをEGRガスとして掃気流路103に供給するEGRユニット106と、を備えている。
【0021】
エンジンシステム101では、上記のEGRユニット106によって新気とEGRガスを混合した掃気ガスをエンジン102に供給することで、エンジン102の燃焼室内おける酸素濃度を低下させている。これにより、エンジン102における燃焼温度が低下し、エンジン102から発生するNOxの発生量を抑制することができる。
【0022】
EGRユニット106は、排気流路104と掃気流路103を接続するEGR流路110と、EGR流路110に設けられEGRガスを洗浄液で洗浄するスクラバ100と、EGRガスを昇圧するとともに掃気流路103に供給するEGRブロワ111と、を備えている。すなわち、本実施形態に係るスクラバ100は、舶用のエンジンシステム101のEGRユニット106に設けられている。
【0023】
<スクラバ>
次に、スクラバ100の詳細について説明する。図2は、本実施形態に係るスクラバ100の概略図である。また、図3は、図2におけるIII-III矢視断面図である。図2における塗りつぶした矢印は、排気ガス(EGRガス)の流れを示している。
【0024】
図2に示すように、スクラバ100の上方部分に位置する入口10から流入した排気ガスは、入口側流路11を下方に向かって流れた後、方向転換して出口側流路12を斜め上方に向かって流れ、スクラバ100の側方部分に位置する出口13から流出する。なお、出口側流路12は、排気ガスが水平方向に流れるように構成されていてもよく、斜め下方に向かって流れるように構成されていてもよい。
【0025】
図2に示すように、スクラバ100は、気液接触部20と、貯水部30と、ミスト除去部40と、カバー部材50とを備えている。
【0026】
気液接触部20は、入口側流路11に設けられており、排気ガスと洗浄液を接触させる部分である。排気ガスと洗浄液が接触すると、排気ガスに含まれるPM及びSOxが洗浄液に取り込まれ、排気ガスからPM及びSOxを除去することができる。気液接触部20は、排気ガスを冷却する熱交換器21と、熱交換器21に向かって洗浄液を噴射する噴射ノズル22とを有している。熱交換器21は複数のフィンを有しており、そのフィンの間を排気ガスが通過する。
【0027】
熱交換器21のフィンには、噴射ノズル22から噴射された洗浄液と、排気ガスが冷却されることによって生じた凝縮水とが付着しており、排気ガスがフィンの間の狭い流路を通過することにより、排気ガスが洗浄液及び凝縮水と効率よく接触する。なお、ここでは熱交換器21で発生する凝縮水を洗浄液と区別して説明しているが、凝縮水は排気ガスと接触することにより排気ガスを洗浄していることから洗浄液に含まれる。特に説明がない限り、洗浄液には上記の凝縮水が含まれる。
【0028】
気液接触部20は気液接触ができる構成であればよく、例えば、気液接触部20は熱交換器21のみで構成されていてもよく、噴射ノズル22のみで構成されていてもよい。気液接触部20において排気ガスと接触した洗浄液、つまりPM及びSOxを含む洗浄液は貯水部30に向かって落下する。なお、エンジン102で使用する燃料やエンジン102の運転状況に応じて、洗浄液に含まれるPMの粒径、比重、及び洗浄液中における濃度等は異なる。
【0029】
貯水部30は、気液接触部20の下方に位置し、気液接触部20から落下する洗浄液を貯める部分である。図3に示すように、本実施形態の貯水部30は平面視において矩形状の形状を有しているが、例えば円形の形状など他の形状を有していてもよい。洗浄液に含まれるPMの粒径及びエンジンの運転状況(すなわちスクラバ100内の圧力)によっては、貯水部30に貯められた洗浄液の液面に気泡を含むスカム120(図2参照)が発生することがあり、条件によっては発生したスカム120が急成長する。
【0030】
貯水部30に貯められた洗浄液の一部は、噴射ノズル22に供給されて再使用される。再使用される洗浄液は、ポンプ31によって噴射ノズル22に供給される。その際、洗浄液には中和剤(アルカリ性の水溶液)が供給される。また、貯水部30に貯められた洗浄液の他の一部は廃水処理装置32で浄化処理された後、船外に放流される。
【0031】
なお、廃水処理装置32に供給される洗浄液の供給量は、調整バルブ33によって調整される。本実施形態では、この調整バルブ33を用いて、貯水部30に貯められた洗浄液の水位が一定以下になるように調整している。これにより、貯水部30に貯められた洗浄液の液面が後述するカバー部材50よりも上方に位置するのを防ぎ、洗浄液の液面とカバー部材50との距離を一定に保っている。
【0032】
ミスト除去部40は、出口側流路12に設けられており、排気ガスに含まれるミスト(洗浄液)を捕集して排気ガスからミストを除去する部分である。出口側流路12の底面部分は排気ガスの流れ方向に向かうに従って高くなるように傾斜している。そのため、ミスト除去部40で捕集した洗浄液は、出口側流路12の底面部分に沿って流れ落ち、流れ落ちた洗浄液は貯水部30に貯められる。
【0033】
カバー部材50は、貯水部30を覆う平板状の部材である。カバー部材50は、貯水部30よりも上方に位置しており、入口側流路11及び出口側流路12よりも下方に位置している。図3に示すように、本実施形態の貯水部30は平面視において矩形状の形状を有しており、カバー部材50も貯水部30の形状にあわせて平面視において矩形状の形状を有している。ただし、カバー部材50の中央部分には、円形状の貫通孔51が形成されている。つまり、カバー部材50は、貫通孔51に相当する連通領域52を除いて、貯水部30を覆っている。
【0034】
また、連通領域52(貫通孔51)は、平面視において貯水部30の中心部分に位置するとともに円形の形状を有している。ただし、連通領域52は平面視において貯水部30の中心部分以外の部分に位置していてもよく、円形以外の他の形状を有していてもよい。さらに、本実施形態では、カバー部材50は平板状の形状を有しているが、下方に向かって幅寸法が小さくなる円錐状の形状を有していてもよい。
【0035】
また、本実施形態では連通領域52に対応する貫通孔51はカバー部材50に1つのみ形成されているが、複数の貫通孔51がカバー部材50に形成されていてもよい。ただし、多数の貫通孔51がカバー部材50に形成される場合、スカム120の成長を抑えるためには1つあたりの貫通孔51の面積を小さくしなければならない。この場合、気液接触部20からカバー部材50に落下した洗浄液は、貫通孔51から抜けずにカバー部材50の上面で溜まりやすくなり、カバー部材50の上面でスカム120が発生するおそれがある。そのため、貫通孔51はカバー部材50に1つのみ形成されるか、又は、同程度の大きさを有する貫通孔51がカバー部材50に2つないし4つ程度形成されるのが望ましい。
【0036】
また、本実施形態ではカバー部材50が1枚の板材で構成されているが、カバー部材50は複数の板材で形成されていてもよい。例えば、カバー部材50を2枚の板材で構成し、両板材の間を連通領域としてもよい。この場合であっても、気液接触部20からカバー部材50に落下した洗浄液を、連通領域を介して貯水部30に供給することができる。
【0037】
以上のとおり、本実施形態に係るスクラバ100では、貯水部30がカバー部材50に覆われているため、貯水部30でスカム120が形成されたとしてもスカム120がカバー部材50に接触することでスカム120を構成する気泡が潰れ、スカム120の成長を抑制することができる。
【0038】
一方で、平面視における所定の連通領域52については、カバー部材50は貯水部30を覆っていない。そのため、気液接触部20からカバー部材50の上面に落下した洗浄液及びミスト除去部40から流れ落ちてくる洗浄液は、連通領域52を介して貯水部30へ供給することができる。
【0039】
ここで、船舶の揺動に伴って貯水部30が揺動した場合、貯水部30に貯められた洗浄液の液面も揺動する。このとき、平面視における貯水部30の端部(側壁の近傍)で液面の変動が最も大きくなる一方、平面視における中心部分で洗浄液の液面の変動が最も小さくなる。そのため、本実施形態のように連通領域52が平面視において貯水部30の中心部分に位置していれば、洗浄液の揺動に伴ってスカム120が押し上げられたとしても、スカム120が連通領域52から溢れ出るのを抑制することができる。
【0040】
また、本実施形態では、連通領域52は平面視において円形の形状を有している。そのため、連通領域52が平面視において貯水部30の中心部分に位置することと相まって平面視における貯水部30の端部から連通領域52までの距離に差が生じにくい。その結果、貯水部30(洗浄液の液面)がいずれの方向に揺動しても、スカム120が洗浄液に押し上げられて連通領域から溢れ出るのを抑制することができる。
【0041】
なお、本実施形態に係るスクラバ100はEGRガスを洗浄するものであるが、スクラバ100はエンジン102から排出された排気ガスのうち船外へ排出される排気ガスを洗浄するものであってもよい。ただし、EGRユニット106が上述したスクラバ100を備えることにより、スクラバ100の下流に位置するEGRブロワ111及びエンジン102にスカム120の一部が流れるのを防ぐことができ、これらが汚損するのを抑制することができる。しかも、EGRユニット106を通過するEGRガスはエンジン102の運転状況によって圧力が変動しやすいため、スクラバ100内でスカム120が発生するおそれがある。よって、上記のスクラバ100をEGRユニット106に設けることは、非常に有益である。
【符号の説明】
【0042】
20 気液接触部
30 貯水部
50 カバー部材
51 貫通孔
52 連通領域
100 スクラバ
106 EGRユニット
120 スカム
図1
図2
図3