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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-19
(45)【発行日】2022-07-27
(54)【発明の名称】商品販売データ処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/00 20060101AFI20220720BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20220720BHJP
   G07D 11/00 20190101ALI20220720BHJP
【FI】
G07G1/00 331Z
G07G1/12 361Z
G07D11/00
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2018100883
(22)【出願日】2018-05-25
(65)【公開番号】P2019128933
(43)【公開日】2019-08-01
【審査請求日】2021-02-16
(31)【優先権主張番号】P 2018009902
(32)【優先日】2018-01-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】斎藤 好一
(72)【発明者】
【氏名】杉山 鮎美
【審査官】中村 泰二郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-151842(JP,A)
【文献】特開平07-152966(JP,A)
【文献】特開平02-105995(JP,A)
【文献】特開平07-244769(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07G 1/00- 5/00
G07D 1/00- 3/16,
9/00-13/00
G07F 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
収納代行に係る払込用紙が挿入される挿入口を有し、前記挿入口に挿入された前記払込用紙を受け付ける受付部と、
商品から当該商品の金額を特定可能な情報を取得する第1取得手段と、
前記払込用紙から払込先に収める金額を特定可能な情報を取得する第2取得手段と、
一取引で取得された前記情報で特定される金額に基づき決済処理を実行する決済手段と、
前記第2取得手段で取得された前記情報に基づく決済処理が実行されたことを条件に、挿入された前記払込用紙の一要素である受領証に対し受領印を押印する押印手段と、
前記受領印が押印された前記払込用紙を複写する複写手段と、
複写された複写用紙を前記挿入口から排出する排出手段と、
を備える商品販売データ処理装置。
【請求項2】
前記受領印が押印された前記払込用紙を収納する収納部を更に備える請求項1に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項3】
前記複写手段は、前記払込用紙のうち前記受領印が押印された前記受領証の部分を複写する請求項1又は2に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項4】
前記第2取得手段が前記情報を取得したことを条件に、前記払込用紙の挿入を促す画面を表示部に表示するガイダンス手段を更に備える請求項1~3の何れか一項に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項5】
前記決済処理の内訳を印字したレシートを取引毎に発行する発行手段を更に備え、
前記発行手段は、前記第1取得手段で取得された前記情報に基づく決済処理と、前記第2取得手段で取得された前記情報に基づく決済処理とが実行されると、当該決済処理の内訳を同一のレシート又は別々のレシートに印字する請求項1~4の何れか一項に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項6】
前記複写手段による前記払込用紙の複写時に生成された、当該払込用紙を表す画像データを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記画像データを外部装置に送信する送信手段と、
を更に備える請求項1~5の何れか一項に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項7】
収納代行に係る払込用紙が挿入される挿入口を有し、前記挿入口に挿入された前記払込用紙を受け付ける受付部を備えた商品販売データ処理装置のコンピュータを、
商品から当該商品の金額を特定可能な情報を取得する第1取得手段と、
前記払込用紙から払込先に収める金額を特定可能な情報を取得する第2取得手段と、
一取引で取得された前記情報で特定される金額に基づき決済処理を実行する決済手段と、
前記第2取得手段で取得された前記情報に基づく決済処理が実行されたことを条件に、挿入された前記払込用紙の一要素である受領証に対し受領印を押印する押印手段と、
前記受領印が押印された前記払込用紙を複写する複写手段と、
複写された複写用紙を前記挿入口から排出する排出手段と、
して機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、商品販売データ処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、公共料金や税金、通信販売等の支払いの受付を、コンビニエンスストア等の代行業者が行う収納代行サービスがある。例えば、コードシンボル付の払込用紙が用いられる場合、POS(Point Of Sales)端末等の商品販売データ処理装置では、スキャナがコードシンボルから読み取った払込先名称や口座番号、払込金額等の情報入力を受付ける。店員は客から払込金額を受領すると、商品販売データ処理装置にて決済処理を行い、プリンタから受領伝票(レシート)を発行させる。そして、店員は、受領印を押印した受領証を払込取扱票から切り離し、レシートとともに客に手渡している。
【0003】
また、近年では、客自身が商品の登録処理や決済処理を行うセルフ方式の商品販売データ処理装置も存在する。セルフ方式の商品販売データ処理装置においても、収納代行の決済を行うことが要望されており、種々の技術が提案されている。例えば、収納代行の決済が行われると受領ラベルを発行し、この受領ラベルを支払用紙(払込用紙)の一紙片である受領証に貼付すること及び受領証以外の紙片を回収ボックスに投入することをガイダンス表示する技術が提案されている。これにより、客は、ガイダンスに従い、受領証に受領ラベルを貼付し、受領証以外の紙片を回収ボックスに投入することで受領証を持ち帰ることができる。
【0004】
しかしながら、上記した従来の技術では、客自身が受領ラベルの貼付や受領証の切り離しを行うため煩雑であり、効率化の観点において改善の余地がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、収納代行の決済を効率的に行うことが可能な商品販売データ処理装置及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の商品販売データ処理装置は、収納代行に係る払込用紙が挿入される挿入口を有し、前記挿入口に挿入された前記払込用紙を受け付ける受付部と、商品から当該商品の金額を特定可能な情報を取得する第1取得手段と、前記払込用紙から払込先に収める金額を特定可能な情報を取得する第2取得手段と、一取引で取得された前記情報で特定される金額に基づき決済処理を実行する決済手段と、前記第2取得手段で取得された前記情報に基づく決済処理が実行されたことを条件に、挿入された前記払込用紙の一要素である受領証に対し受領印を押印する押印手段と、前記受領印が押印された前記払込用紙を複写する複写手段と、複写された複写用紙を前記挿入口から排出する排出手段と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係る商品販売データ処理装置の外観構成の一例を示す斜視図である。
図2図2は、実施形態に係る払込用紙の一例を模式的に示す図である。
図3図3は、実施形態に係る用紙処理部の概略構成を模式的に示す図である。
図4図4は、実施形態に係る商品販売データ処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る商品販売データ処理装置の機能構成の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態の商品販売データ処理装置が行う決済処理の一例を示すフローチャートである。
図7図7は、変形例に係る商品販売データ処理装置の機能構成の一例を示す図である。
図8図8は、変形例の収納代行支援部及び送信処理部が行う送信処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、実施形態に係る商品販売データ処理装置について説明する。以下の実施形態では、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の小売店に設けられる、セルフ方式の商品販売データ処理装置(以下、セルフPOSという)を例に説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
【0009】
図1は、セルフPOS1の外観構成の一例を示す斜視図である。図1に示すように、セルフPOS1は、本体部10と、第1の載置台20と第2の載置台30とを備える。本体部10は、第1の載置台20と第2の載置台30との間に設けられる。
【0010】
本体部10は、第1の筐体11と、第2の筐体12と、入出金部13と、定置スキャナ14と、表示操作パネル15と、カードリーダライタ16と、プリンタ17と、払込用紙入出部18とを備える。
【0011】
第1の筐体11は、略箱状に形成されており、後述する制御部101(図4参照)や、入出金部13、払込用紙入出部18等を内蔵する。第2の筐体12は、定置スキャナ14及びプリンタ17の外殻であり、第1の筐体11の上面に設けられる。
【0012】
入出金部13は、紙幣入金口131と、紙幣出金口132と、硬貨入金口133と、硬貨出金口134とを備える。入出金部13は、紙幣入金口131や硬貨入金口133に投入された紙幣及び硬貨を受け入れ、金種毎に分別して収納する。そして、入出金部13は、制御部101の要求に応じて、釣銭を紙幣出金口132や硬貨出金口134から払い出す。
【0013】
定置スキャナ14は、第1の筐体11の上部に設けられた撮像窓141と、第1の筐体11に内蔵された撮像部(図示せず)とを有する。撮像部は、撮像窓141の前にかざされた例えばバーコード等のコードシンボル像を撮像し、撮像したコードシンボル像をデコードする。そして、撮像部は、デコードしたコード情報を制御部101に出力する。なお、コードシンボルのデコードは制御部101等の他の部位が行う構成としてもよい。
【0014】
表示操作パネル15は、表示器151と、タッチパネル152とを備え、第2の筐体12の上部に取り付けられている。表示器151は、制御部101の制御に従って各種の画面(画像)を表示する。タッチパネル152は、表示器151の表示面上に設けられており、触れた位置に基づく情報をユーザ操作として制御部101に出力する。
【0015】
カードリーダライタ16は、第1の筐体11の上面の、第2の筐体12の横に配されている。カードリーダライタ16は、カード媒体に対して情報を読み書きする。例えば、カードリーダライタ16は、クレジットカードや、プリペイド方式又はポストペイ方式の電子マネーカード等のカード媒体から、クレジット決済や電子決済に用いる情報を読み出し、制御部101に出力する。
【0016】
プリンタ17は、第2の筐体12に内蔵された印刷部(図示せず)と、第2の筐体12の前面に設けられたレシート発行口171とを有している。プリンタ17は、印刷部によって印刷したレシートをレシート発行口171から発行する。
【0017】
払込用紙入出部18は、第1の筐体11の前面に設けられた入出口181と、第1の筐体11に内蔵され、入出口181に接続された用紙処理部182(図3参照)とを有している。入出口181は、受付部の一例である。入出口181は、収納代行に係る払込用紙Pの挿入を受け付ける。なお、入出口181は、払込用紙Pの挿入を検出するためのセンサを備えてもよい。
【0018】
図2は、払込用紙Pの一例を模式的に示す図である。払込用紙Pは、収納代行用の払込用紙である。払込用紙Pは、複数の紙片に分離されるよう形成されている。例えば、図2の払込用紙Pは、払込取扱票P1と、振替払込請求書兼受領証P2と、払込受領証P3との3つの紙片(要素)で構成される。各紙片の間には、ミシン目が形成されている。
【0019】
払込取扱票P1には、コードシンボルであるバーコードB1が付されている。バーコードB1には、払込情報が保持されている。払込情報は、払込先の名称や口座番号、当該払込先に収める金額(払込金額)等の情報を含む。つまり、払込情報は、払込先に収める金額を特定可能な情報として機能する。また、払込取扱票P1、振替払込請求書兼受領証P2及び払込受領証P3には、上記した払込情報等が視認可能に印字されている(図示せず)。
【0020】
払込用紙Pのうち、払込受領証P3は、収納代行の決済後、客に渡される受領証である。払込受領証P3には、収納代行の決済が完了したことを示す受領印を押印するための受領印欄P3aが設けられている。セルフPOS1では、後述するように、受領印が押印された払込用紙Pを複写した複写用紙P’を、払込受領証P3の代わりに受領証として排出する。
【0021】
なお、入出口181に対する払込用紙Pの挿入方向は、予め定められているものとする。例えば、払込用紙Pは、図2に示した矢印方向でセルフPOS1内に挿入される。
【0022】
用紙処理部182は、入出口181に接続される。用紙処理部182は、図3に示すように、入出口181に挿入された払込用紙Pに対し、受領印(領収印)の押印や払込用紙Pの複写等を行うための機構を備える。
【0023】
図3は、用紙処理部182の概略構成を模式的に示す図である。図3に示すように、用紙処理部182は、搬送部1821と、押印部1822と、複写部1823と、収納部1824とを備える。
【0024】
搬送部1821は、入出口181に挿入された払込用紙Pを搬送路1825上で搬送するための機構である。搬送部1821は、搬送路1825に沿って設けられている。搬送路1825は、入出口181から収納部1824に至る第1の搬送路1825aと、複写部1823で複写された複写用紙P’を入出口181に搬送するための第2の搬送路1825bとを有する。
【0025】
押印部1822は、後述する制御部101(図4参照)と協働することで、押印手段として機能する。押印部1822は、払込用紙Pに対し受領印を押印するための装置である。押印部1822は、後述する制御部101の制御の下、第1の搬送路1825a上を搬送される払込用紙Pに対し受領印を押印する。具体的には、押印部1822は、払込用紙P(払込受領証P3)に設けられた受領印欄P3aに対し受領印を押印する。ここで、「押印」は、スタンプの押印に限らず、印影画像の印刷をも含む概念である。
【0026】
なお、押印部1822の装置構成は特に問わず、自動押印機等の公知の技術を用いてもよい。また、押印部1822は、払込用紙Pから押印欄を検出するためのセンサや画像(文字)認識機能等を備えてもよい。また、押印部1822は、押印日を示す情報や自店舗を識別可能な情報等を含んだ受領印を押印する構成としてもよい。
【0027】
複写部1823は、後述する制御部101(図4参照)と協働することで、複写手段として機能する。複写部1823は、受領印が押印された払込用紙Pを複写するための装置である。複写部1823は、押印部1822と収納部1824との間に設けられる。複写部1823は、後述する制御部101の制御の下、受領印が押印された払込用紙Pを複写用紙P’に複写する。そして、複写部1823は、払込用紙Pが複写された複写用紙P’を、第2の搬送路1825b上に排出する。
【0028】
なお、複写部1823の装置構成は特に問わず、複写機等の公知の技術を用いてもよい。また、複写用紙P’への印刷方法は特に問わず、電子写真方式やインクジェット方式であってもよい。また、複写用紙P’への印刷色も特に問わず、カラー印刷であってもよいし、モノクロ印刷であってもよい。また、複写用紙P’の用紙サイズも特に問わず、払込用紙Pと同サイズであってもよいし、払込用紙Pと異なるサイズであってもよい。後者の場合、複写部1823は、払込用紙Pの内容が複写用紙P’のサイズに収まるよう、複写用紙P’に複写する払込用紙Pの画像を縮小又は拡大する構成としてもよい。
【0029】
収納部1824は、収納部の一例である。収納部1824は、受領印が押印された払込用紙Pを収納するための容器である。収納部1824は、第1の搬送路1825aの下流側(終端側)に設けられている。収納部1824は、第1の搬送路1825aに沿って搬送されてきた払込用紙Pを収納する。収納部1824に収納された払込用紙Pは、所定のタイミングで回収され、例えば、払込先の企業等に送付される。なお、収納部1824は、セルフPOS1(第1の筐体11)に対して着脱可能な構成としてもよい。
【0030】
上記の構成において、搬送部1821は、後述する制御部101(図4参照)の制御に従い払込用紙Pを搬送する。例えば、搬送部1821は、入出口181に挿入された払込用紙Pを第1の搬送路1825aに沿って搬送する。また、搬送部1821は、複写部1823で複写された払込用紙Pを収納部1824に向けて搬送する。また、搬送部1821は、第2の搬送路1825b上に排出された複写用紙P’を第2の搬送路1825bに沿って搬送し、入出口181から排出させる。つまり、搬送部1821は、後述する制御部101(図4参照)と協働することで、複写用紙P’を排出する排出手段として機能する。なお、搬送部1821の搬送機構は特に問わず、公知の技術を用いてもよい。
【0031】
図1に戻り、第1の載置台20は、登録前の商品が入れられた籠を載せるための台であって、本体部10の側面部に固定されている。第2の載置台30は、登録済の商品を載せるための台であって、本体部10を挟んで第1の載置台20の反対側に設置されている。
【0032】
第2の載置台30は、データ登録済の商品を入れる持帰り袋を掛けるためのフック31や、データ登録済の商品を持帰り袋に入れる前に一時的に置いておくための一時置台32を備える。一時置台32には、例えば卵やパンなど、破損や変形のおそれがあるために最後に袋詰めしたいものなどが置かれる。
【0033】
また、第2の載置台30は、計量器(図示せず)を内蔵する。セルフPOS1(制御部101)は、計量器の出力から、袋詰めされた商品が適切に登録されたか判断している。係る判断は、商品の登録と袋詰めとのタイミングを確認することで行ってもよいし、さらには、各商品の重量を商品情報としてPLUファイル等に予め記憶しておき、データ登録された商品の重量と計量器による計量値の増分とを比較するなどしてもよい。
【0034】
また、第1の載置台20にも計量器を内蔵する構成としてもよい。この構成とする場合、セルフPOS1は、商品の総重量が登録の前後で変わらないことを確認することができる。
【0035】
このようなセルフPOS1において、オペレータである客は、第1の載置台20上の商品を手に取り、当該商品の登録を本体部10で行い、当該商品を第2の載置台30に置く。この動作を客は繰り返し行い、商品が第1の載置台20上から第2の載置台30上へ全て移動すると、本体部10で決済を行う。
【0036】
なお、セルフPOS1は、図1の構成に限定されないものとする。例えば、セルフPOS1は、第1の載置台20及び第2の載置台30の何れか一方又は両方を取り除いた構成としてもよい。
【0037】
次に、上記したセルフPOS1のハードウェア構成について説明する。図4は、セルフPOS1のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0038】
図4に示すように、セルフPOS1の本体部10は、CPU(Central Processing Unit)、記憶媒体であるROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成されるコンピュータ構成の制御部101を備える。CPUは、セルフPOS1のプロセッサである。ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。
【0039】
制御部101は、バス等を介して、上述した入出金部13、定置スキャナ14、表示器151、タッチパネル152、カードリーダライタ16、プリンタ17(印刷部)、払込用紙入出部18(用紙処理部182)、第2の載置台30(計量器)等に接続される。また、制御部101は、バス等を介して、本体部10に内蔵された記憶部102、通信I/F103等に接続される。
【0040】
記憶部102は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の、リードライト可能な不揮発性の記憶媒体を備えた記憶装置である。記憶部102は、制御部101(CPU)が実行可能なプログラムや各種の設定情報を記憶する。また、記憶部102は、PLUファイル(図示せず)を記憶する。PLUファイルは、店舗で販売される商品毎に、ユニークに割り当てられた商品コードと、その商品の商品情報とを対応付けて格納する。係る商品情報は、商品名や金額(単価)、分類、重量等の商品に関する商品情報を対応付けて格納する。つまり、商品コードは、商品の金額を特定可能な情報として機能する。
【0041】
通信I/F103は、図示しないネットワークに接続することが可能な通信装置である。制御部101は、通信I/F103を介して外部装置と通信を行う。例えば、制御部101は、通信I/F103を介して、払込用紙Pの払込情報で指示された払込先(金融機関)にアクセスを行う。
【0042】
次に、図5を参照して、セルフPOS1の機能構成について説明する。図5は、セルフPOS1の機能構成の一例を示す図である。
【0043】
図5に示すように、本体部10の制御部101は、記憶部102に記憶されたプログラムを実行することで、コード情報取得部111と、商品登録部112と、収納代行支援部113と、決済処理部114とを機能部として実現する。
【0044】
コード情報取得部111は、第1取得手段及び第2取得手段の一例である。コード情報取得部111は、定置スキャナ14と協働することで、コードシンボルから読み取られたコード情報を取得する。具体的には、コード情報取得部111は、商品に付されたコードシンボルが保持する商品コードや、払込用紙Pに付されたバーコードB1が保持する払込情報を、コード情報として取得する。
【0045】
商品登録部112は、客が購入する商品の登録処理を実行する。具体的には、商品登録部112は、コード情報取得部111により商品コードが取得されると、その商品コードに対応する商品をPLUファイルから特定する。そして、商品登録部112は、特定した商品コードと、別途入力される商品の個数(購入数)等とを関連付けた販売データをRAMや記憶部102等に記憶することで商品の登録を行う。
【0046】
収納代行支援部113は、用紙処理部182と協働することで、押印手段、複写手段、排出手段及びガイダンス手段として機能する。収納代行支援部113は、用紙処理部182と協働し、収納代行の決済に係る作業を支援するための処理を実行する。例えば、収納代行支援部113は、コード情報取得部111により払込情報が取得されると、その払込情報をRAMや記憶部102等に一時記憶させる。また、収納代行支援部113は、払込用紙Pを入出口181に挿入することを促す画面を表示器151に表示させる。そして、収納代行支援部113は、入出口181に払込用紙Pが挿入されると、搬送部1821を制御することで、挿入された払込用紙PをセルフPOS1(用紙処理部182)内に搬送させる。
【0047】
決済処理部114は、決済手段及び発行手段の一例である。決済処理部114は、商品登録部112で登録された各商品の決済処理や、払込用紙Pの払込情報に基づいた収納代行の決済処理を取引毎に実行する。
【0048】
例えば、商品の決済処理を実行する場合、決済処理部114は、商品登録部112で登録された各商品の商品コード及び個数と、PLUファイルに登録された当該商品コードの商品の価格とに基づき、登録された商品の合計金額を算出する。そして、商品登録部112は、算出した合計金額を、客が支払った金額(以下、支払金額)で決済する処理を実行する。ここで、支払金額は、入出金部13を介して受け付けた金額であってもよいし、カードリーダライタ16を介して受け付けた電子決済で利用可能な金額等であってもよい。
【0049】
また、例えば、収納代行の決済処理を実行する場合、決済処理部114は、払込用紙Pの払込情報に指示された払込金額を、客の支払金額で決済する処理を実行する。より詳細には、決済処理部114は、払込情報で指示された払込金額分の代金を、その払込情報で指示された払込先(口座番号)に払い込むための処理を実行する。
【0050】
決済処理部114は、一取引分の決済処理が完了すると、プリンタ17を制御することで、その決済処理の内訳を印字したレシートを発行させる。なお、収納代行の決済処理を実行した場合には、決済処理部114は、入出口181から払込受領証P3が出力されることを案内する画面を表示器151に表示させてもよい。また、決済処理部114は、商品及び収納代行の決済処理を一の取引で行った場合には、これら決済処理の内訳を同一のレシートに印字してもよいし、別々のレシートに印字してもよい。
【0051】
また、収納代行支援部113は、決済処理部114で収納代行の決済処理が実行されたことを条件に、受領証を排出するための制御を行う。
【0052】
具体的には、収納代行支援部113は、押印部1822を制御し、入出口181から挿入された払込用紙Pの払込受領証P3(受領印欄P3a)に受領印を押印する。また、収納代行支援部113は、複写部1823を制御し、受領印が押印された払込用紙Pを複写用紙P’に複写する。そして、収納代行支援部113は、複写用紙P’を第2の搬送路1825bに沿って入出口181に搬送し、元の払込用紙Pを第1の搬送路1825aに沿って収納部1824に搬送する。これにより、受領印が記録された複写用紙P’は、入出口181から排出され、払込用紙Pは、収納部1824に収納される。
【0053】
次に、図6を参照して、セルフPOS1が行う決済処理について説明する。図6は、セルフPOS1が行う決済処理の一例を示すフローチャートである。
【0054】
まず、制御部101は、ユーザ操作により取引の開始が指示されると(ステップS11)、定置スキャナ14を動作させ、コードシンボルを読み取り可能な状態とする。なお、制御部101は、定置スキャナ14を常時又は所定時間間隔で動作させ、定置スキャナ14でコードシンボルが読み取られたことを条件に取引開始と判断してもよい。
【0055】
コード情報取得部111は、定置スキャナ14がコードシンボルを読み取るまで待機する(ステップS12;No→ステップS18;No)。コード情報取得部111は、定置スキャナ14でコードシンボルが読み取られると、そのコードシンボルに保持されたコード情報を取得する(ステップS12;Yes)。
【0056】
ステップS12で取得されたコード情報が商品コードの場合(ステップS13;Yes)、商品登録部112は、その商品コードに基づいて商品の登録処理を実行し(ステップS14)、ステップS18に移行する。
【0057】
一方、取得されたコード情報が払込情報の場合(ステップS13;No→ステップS15;Yes)、収納代行支援部113は、払込用紙Pを入出口181に挿入することを促す画面を表示器151に表示させる(ステップS16)。払込用紙Pが挿入されると、収納代行支援部113は、当該払込用紙Pを受け入れ、用紙処理部182内に搬送した後(ステップS17)、ステップS18に移行する。ここで、用紙処理部182内に搬送された払込用紙Pは、押印部1822の手前等で停止(待機)される。なお、取得されたコード情報が商品コード及び払込情報の何れでもない場合には(ステップS15;No)、ステップS12に戻る。
【0058】
続くステップS18において、決済処理部114は、ユーザ操作により決済開始が指示されたか否かを判定する(ステップS18)。決済開始の指示がない場合(ステップS18;No)、決済処理部114は、ステップS12に処理を戻す。
【0059】
決済処理部114は、決済開始の指示を受け付けると(ステップS18;Yes)、登録された商品又は払込用紙Pに係る決済処理を実行する(ステップS19)。なお、決済処理部114は、商品の登録と払込用紙Pの挿入とが一の取引で行われた場合、登録された商品及び払込用紙Pに係る決済処理を一度に行ってもよいし、別々に行ってもよい。
【0060】
続いて、収納代行支援部113は、決済処理部114が収納代行の決済処理を実行したか否かを判定する(ステップS20)。ここで、収納代行の決済処理が実行されていない場合(ステップS20;No)、収納代行支援部113は、ステップS25に処理を移行させる。なお、払込用紙Pが挿入されたにも関わらず、収納代行の決済処理が行われなかった場合には、収納代行支援部113は、挿入された払込用紙Pをそのまま入出口181から排出するよう搬送部1821を制御する。
【0061】
一方、収納代行の決済処理が実行された場合(ステップS20;Yes)、収納代行支援部113は、搬送部1821及び押印部1822を制御し、払込用紙Pの払込受領証P3(受領印欄P3a)に受領印を押印する(ステップS21)。次いで、収納代行支援部113は、搬送部1821及び複写部1823を制御し、受領印が押印された払込受領証P3を複写用紙P’に複写する(ステップS22)。
【0062】
続いて、収納代行支援部113は、搬送部1821を制御し、払込受領証P3を複写した複写用紙P’を第2の搬送路1825bに沿って搬送することで、当該複写用紙P’を入出口181から排出させる(ステップS23)。また、収納代行支援部113は、搬送部1821を制御し、元の払込用紙Pを第1の搬送路1825aに沿って搬送することで、当該払込用紙Pを収納部1824に収納させる(ステップS24)。なお、収納代行支援部113は、複写用紙P’の排出に先駆けて、複写用紙P’を入出口181から排出することを報知する画面を表示器151に表示させてもよい。
【0063】
そして、決済処理部114は、ステップS19で実行した決済処理の内訳を印字したレシートをプリンタ17から発行させ(ステップS25)、本処理を終了する。
【0064】
以上のように、セルフPOS1は、収納代行の決済が行われると、払込用紙Pに対する受領印の押印を自動で行い、当該払込用紙Pを複写した複写用紙P’を入出口181から排出する。これにより、客は、収納代行の決済後、受領印の押印や払込受領証P3の切り離し作業を行うことなく、排出された複写用紙P’を受領証として持ち帰ることができる。したがって、セルフPOS1は、収納代行の決済に際し、客の作業量を減らすことができるため、収納代行の決済の効率化を図ることができる。
【0065】
また、セルフPOS1は、一取引の間に取得した商品コードと払込情報とに基づいて、決済処理を実行する。これにより、客は、商品の決済と収納代行の決済とを別々に行うことなく、一の取引で一度に済ますことができる。したがって、セルフPOS1は、商品及び収納代行の決済の効率化を図ることができる。
【0066】
なお、図6の決済処理では、セルフPOS1は、複写用紙P’を排出した後にレシートを発行する構成としたが、出力の順序はこれに限らず、同時又は逆順に出力してもよい。
【0067】
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記の新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。上記の実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0068】
例えば、上記実施形態では、定置スキャナ14を用いてコードシンボルを読み取る構成としたが、この構成に限らないものとする。例えば、セルフPOS1は、コードシンボルを読み取ることが可能なハンディタイプのスキャナ装置を別途備えてもよい。また、セルフPOS1は、コードシンボルを読み取ることが可能なスキャナ装置を払込用紙入出部18に備える構成としてもよい。この構成を採用する場合、例えば、スキャナ装置は、入出口181と押印部1822との間に設けられ、入出口181から挿入された払込用紙PのバーコードB1から払込情報を読み取る。
【0069】
また、上記実施形態では、商品の金額を特定可能な情報として商品コードを読み取る構成としたが、読み取り対象の情報はこれに限らないものとする。例えば、商品に付されたコードシンボル(例えば二次元コード)に、商品コードや商品名、金額等の商品情報が保持されている場合、コード情報取得部111は、定置スキャナ14によって読み取られた商品情報を取得する構成としてもよい。また、定置スキャナ14が商品のオブジェクト認識機能を有する場合、コード情報取得部111は、定置スキャナ14で読み取られた商品の特徴を示す情報(特徴情報)を取得してもよい。この場合、PLUファイルは、各商品の特徴情報と商品情報とを対応付けて格納し、コード情報取得部111が取得した特徴情報と比較することで該当する商品の商品情報を特定することが可能であるとする。
【0070】
また、上記実施形態では、払込用紙Pの挿入と複写用紙P’の排出とを同一の入出口181から行う構成としたが、これに限らず、それぞれ独立した口から挿入と排出とを行う構成としてもよい。
【0071】
また、上記実施形態では、払込受領証P3に押印する構成としたが、他の紙片に押印欄が設けられている場合には、当該押印欄にも押印する構成としてもよい。この場合、押印部1822が他の紙片に押印する印は受領印と同一であってもよいし、各紙片に応じた内容の印を押印してもよい。後者の場合、押印部1822は、紙片毎にスタンプを用意する構成としてもよいし、押印する印影画像を切り替える構成としてもよい。
【0072】
また、上記実施形態では、複写部1823は、払込用紙Pの全てを複写する構成としたが、これに限らず、払込用紙Pの一部を複写する構成としてもよい。この場合、複写部1823は、払込用紙Pを構成する紙片のうち、払込受領証P3の部分を複写用紙P’に複写することが好ましい。
【0073】
また、上記実施形態では、セルフ方式のセルフPOS1を例に説明したが、他の方式の商品販売データ処理装置に適用してもよい。例えば、商品販売データ処理装置は、店員が商品の登録と決済とを行う、通常の商品販売データ処理装置(例えばPOS端末)であってもよい。
【0074】
また、上記実施形態では、複写部1823を用いて払込用紙Pの複写を行うが、複写部1823が払込用紙Pを画像データに変換するスキャナ機能を有する場合には、複写時に生成される画像データを払込先の金融機関等に送信する構成としてもよい。以下、この構成を上記実施形態の変形例として説明する。なお、上記実施形態と同様の構成要素のついては同一の符号を付与し説明を省略する。
【0075】
図7は、変形例に係るセルフPOS1の機能構成の一例を示す図である。図7に示すように、本体部10の制御部101は、記憶部102に記憶されたプログラムを実行することで、コード情報取得部111と、商品登録部112と、収納代行支援部113aと、決済処理部114と、送信処理部115とを機能部として備える。また、本変形例において、複写部1823は、複写機能とともにスキャナ機能を有するものとする。
【0076】
ここで、収納代行支援部113aは、上記した収納代行支援部113と同様の機能を有する。また、収納代行支援部113aは、取得手段の一例として機能し、複写部1823の複写時に生成される画像データを取得する。
【0077】
具体的には、収納代行支援部113aは、受領印が押印された払込用紙P(払込受領証P3)を複写させる際に、複写部1823によって生成された払込用紙Pを表す画像データを取得する。また、収納代行支援部113aは、画像データを取得すると、当該画像データをRAMや記憶部102の所定の領域(格納領域)に格納する。
【0078】
ここで、画像データは、払込用紙Pの全体を表すものであってもよいし、払込用紙Pを構成する一部の紙片(払込取扱票P1、振替払込請求書兼受領証P2)を表すものであってもよい。また、画像データのデータ形式は特に問わず、例えばJPEG形式やビットマップ形式、PDF形式等であってもよい。また、収納代行支援部113aは、例えば、JPEG形式からPDF形式に変換する等、画像データのデータ形式を他のデータ形式に変換してから格納領域に格納する構成としてもよい。また、収納代行支援部113aは、画像データを暗号化してから格納領域に格納する構成としてもよい。この場合、画像データの暗号化は、当該画像データの送信先で復号可能な鍵を用いて行われるものとする。
【0079】
送信処理部115は、送信手段の一例である。送信処理部115は、格納領域に格納された画像データを、通信I/F103等を介して、払込先のサーバ装置等の外部装置に送信する。ここで、画像データの送信先は、例えば、払込用紙Pの払込情報に含まれた情報(払込先の名称等)に基づき特定する構成としてもよい。また、予め定められた送信先に送信するように構成してもよい。
【0080】
送信処理部115が画像データを送信するタイミングは特に問わず、任意に設定することが可能である。例えば、送信処理部115は、格納領域に画像データが格納される度に、つまり収納代行が行われる毎に、格納領域に格納された画像データを送信してもよい。また、例えば、送信処理部115は、予め定められた時刻や所定時間毎に、格納領域に格納された画像データを一度に送信してもよい。なお、送信が完了した画像データは、格納領域から削除又は記憶部102等の他の領域に移動が行われるものとする。
【0081】
次に、図8を参照して、変形例のセルフPOS1が行う処理について説明する。ここで、図8は、収納代行支援部113a及び送信処理部115が行う送信処理の一例を示すフローチャートである。なお、本処理は、図6で説明した決済処理のバックグラウンド、より詳細にはステップS22~S25のバックグラウンドで実行されるものである。
【0082】
図6に示したステップS22で払込用紙Pの複写が開始されると(ステップS31)、収納代行支援部113aは、複写部1823で生成された払込用紙Pを表す画像データを取得する(ステップS32)。次いで、収納代行支援部113aは、取得した画像データを格納領域に格納する(ステップS33)。
【0083】
続いて、送信処理部115は、図6のステップS15で取得された払込情報に基づき、送信先を特定する(ステップS34)。そして、送信処理部115は、格納領域に格納された画像データを、ステップS34で特定した送信先に送信し(ステップS35)、本処理を終了する。
【0084】
以上のように、本変形例に係るセルフPOS1は、払込用紙Pを複写時に、当該払込用紙Pを表す画像データを生成し、生成した画像データを払込先の金融機関等に送信する。これにより、セルフPOS1では、収納部1824に収納された払込用紙Pの代わりに、当該払込用紙Pを表した画像データを払込先に提供することができるため、店員の作業量(払込用紙Pの送付作業)を減らすことが可能となり、収納代行の決済の効率化を図ることができる。
【0085】
上記実施形態の各装置で実行されるプログラムは、当該装置が備える記憶媒体(ROM等)に予め組み込んで提供するが、プログラムの提供方法はこれに限らない。例えば、プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。更に、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0086】
また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることで提供してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0087】
1 セルフPOS
10 本体部
101 制御部
111 コード情報取得部
112 商品登録部
113、113a 収納代行支援部
114 決済処理部
115 送信処理部
18 払込用紙入出部
181 入出口
182 用紙処理部
1821 搬送部
1822 押印部
1823 複写部
1824 収納部
1825 搬送路
P 払込用紙
P1 払込取扱票
P2 振替払込請求書兼受領証
P3 払込受領証
P’ 複写用紙
【先行技術文献】
【特許文献】
【0088】
【文献】特開2012-93973号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8