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特許7143000情報処理方法、プログラム及び情報処理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-16
(45)【発行日】2022-09-28
(54)【発明の名称】情報処理方法、プログラム及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20220920BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20220920BHJP
【FI】
G06Q30/02 320
G06Q30/06
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022116853
(22)【出願日】2022-07-22
【審査請求日】2022-07-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522293663
【氏名又は名称】株式会社テクミル
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】近藤 将多
(72)【発明者】
【氏名】古橋 正康
【審査官】久宗 義明
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-102261(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0300953(US,A1)
【文献】国際公開第2014/157170(WO,A1)
【文献】特許第6951602(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
第1受付ステップでは、店舗において第1ユーザが利用する店舗端末を介して、前記店舗の利用者である第2ユーザに付与するスタンプの数を決定する、決定入力を受け付け、
特定ステップでは、前記店舗端末を介してコードが取得されたことに応じて、前記第2ユーザに紐付けられた前記店舗のスタンプカードを特定し、ここで
前記コードは、前記第2ユーザそれぞれと1対1に対応付けられた第2ユーザ識別情報を示し、
付与ステップでは、前記決定入力に基づいて決定された数の前記スタンプを、前記スタンプカードに付与ここで
前記スタンプが付与された時点から一定時間が経過するまで、前記スタンプを新たに付与する処理が制限される、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記コードは、前記店舗に対する決済のために使用されるコードを除く、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記決定入力は、前記第2ユーザが来店したことに応じて、特定の数の前記スタンプを付与することを決定する入力である、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記決定入力は、前記第2ユーザの来店回数に応じて、特定の数の前記スタンプを付与することを決定する入力である、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記決定入力は、前記第2ユーザが支払う金額に応じて、特定の数の前記スタンプを付与することを決定する入力である、方法。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記付与ステップは複数回実行され、
前記付与ステップが実行される度に、前記第1受付ステップが実行される、方法。
【請求項7】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記付与ステップでは、付与することが決定された前記スタンプの数が負の数である場合に、前記スタンプカードから付与済みの前記スタンプを減ずる処理が実行される、方法。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理方法において、
さらに、第1表示制御ステップでは、前記スタンプカードと、前記決定入力を受け付けるウィジェットとを、前記第1ユーザが視認可能な態様で、前記店舗端末に表示させる、方法。
【請求項9】
情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
第1受付ステップでは、店舗において第1ユーザが利用する店舗端末を介して、前記店舗の利用者である第2ユーザに付与するスタンプの数を決定する、決定入力を受け付け、
特定ステップでは、前記店舗端末を介してコードが取得されたことに応じて、前記第2ユーザに紐付けられた前記店舗のスタンプカードを特定し、ここで
前記コードは、前記第2ユーザそれぞれと1対1に対応付けられた第2ユーザ識別情報を示し、
付与ステップでは、前記決定入力に基づいて決定された数の前記スタンプを、前記スタンプカードに付与し、
第2受付ステップでは、前記第2ユーザに対して新スタンプカードの配布を開始し、かつ、既に配布された旧スタンプカードの配布を終了する入力を、前記店舗端末を介して受け付け、
前記付与ステップでは、前記旧スタンプカードが特定条件を満たして終了するまでは、前記旧スタンプカードに前記スタンプを付与し、前記旧スタンプカードが終了した後は、前記新スタンプカードに前記スタンプを付与し、ここで
前記特定条件とは、前記旧スタンプカードの有効期限が満了すること、前記旧スタンプカードにおいて前記スタンプが上限数まで付与されること、又は前記第1ユーザから前記旧スタンプカードの取扱を終了する入力を受け付けることである、方法。
【請求項10】
請求項に記載の情報処理方法において、
さらに、第2表示制御ステップでは、前記第2ユーザに対して発行された、複数の前記スタンプカードを表示させ、ここで
複数の前記スタンプカードは、前記特定条件を満たして終了した前記旧スタンプカードを含む、方法。
【請求項11】
プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~請求項1の何れか1つに記載の各ステップを実行させる、もの。
【請求項12】
情報処理システムであって、
制御部を備え、
前記制御部は、請求項1~請求項1の何れか1つに記載の各ステップを実行するように構成される、もの。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、プログラム及び情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子スタンプカードに関する技術が知られている。例えば、特許文献1に記載の提供装置システムにおいて、決済サーバは、店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末を用いる決済に関する決済情報を受け付ける受付部と、店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードであって、利用者が所有するスタンプカードに対し、受付部により受け付けられた決済情報に基づいてスタンプを付与する付与部と、付与部により付与されたスタンプを示す情報を利用者に提供する提供部と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2022-100992公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、電子決済に対応していない店舗は、電子スタンプカードを利用することが困難であった。
【0005】
本発明では上記事情を鑑みて、電子決済に対応していない店舗であっても、容易に電子スタンプカードを導入可能な技術を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理システムが実行する情報処理方法が提供される。この情報処理方法における第1受付ステップでは、店舗において第1ユーザが利用する店舗端末を介して、店舗の利用者である第2ユーザに付与するスタンプの数を決定する、決定入力を受け付ける。特定ステップでは、店舗端末を介してコードが取得されたことに応じて、第2ユーザに紐付けられた店舗のスタンプカードを特定する。コードは、第2ユーザそれぞれと1対1に対応付けられた第2ユーザ識別情報を示す。付与ステップでは、決定入力に基づいて決定された数のスタンプを、スタンプカードに付与する。
【0007】
本開示によれば、電子決済に対応していない店舗であっても、容易に電子スタンプカードを導入することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】情報処理システム1の全体構成を示す図である。
図2】情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】店舗端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4】利用者端末4のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5】情報処理装置2の機能を示す機能ブロック図である。
図6】情報処理システム1による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
図7】表示部34に表示されるスタンプ付与画面5の一例を示す画面例である。
図8】表示部34に表示される結果画面6の一例を示す画面例である。
図9】情報処理システム1による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
図10】表示部34に表示されるスタンプ付与画面5の変形例を示す画面例である。
図11】表示部34に表示される訂正画面7の一例を示す画面例である。
図12】表示部34に表示されるカード一覧画面8の一例を示す画面例である。
図13】参考図である。
図14】参考図である。
図15】参考図である。
図16】参考図である。
図17】参考図である。
図18】参考図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本開示の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.ハードウェア構成
本節では、本開示に係る情報処理システム1のハードウェア構成について説明する。図1は、情報処理システム1の全体構成を示す図である。
【0014】
1.1.情報処理システム1
情報処理システム1は、情報処理装置2と、店舗端末3と、利用者端末4とを備え、これらが電気通信回線を通じて通信可能に構成される。一態様において、情報処理システム1とは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。仮に例えば、情報処理装置2のみからなる場合であれば、情報処理システム1は情報処理装置2となりうる。以下、これらの各構成要素についてさらに説明する。
【0015】
1.2.情報処理装置2
図2は、情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備え、これらの構成要素が情報処理装置2の内部において通信バス20を介して電気的に接続されている。
【0016】
通信部21は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、3G/LTE/5G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。
【0017】
記憶部22は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部23によって実行される情報処理装置2に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組合せであってもよい。
【0018】
制御部23は、情報処理装置2に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部23は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部23は、記憶部22に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置2に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部23によって具体的に実現されることで、制御部23に含まれる各機能部(図4参照)として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部23は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部23を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
【0019】
1.3.店舗端末3
店舗端末3は、例えば、第1ユーザが操作する装置であり、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置2にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。以下において、情報処理システム1のユーザは、第1ユーザ及び第2ユーザを含む複数のユーザであるものとする。第1ユーザは、例えば、飲食店、小売店、美容院、スポーツジム等の店舗の従業員であってよい。
【0020】
図3は、店舗端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。店舗端末3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33と、表示部34と、入力部35と、撮像部36とを備え、これらの構成要素が店舗端末3の内部において通信バス30を介して電気的に接続されている。通信部31、記憶部32及び制御部33の説明は、情報処理装置2における各部の説明と同様のため省略する。
【0021】
表示部34は、店舗端末3の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部34は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。これは例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、店舗端末3の種類に応じて使い分けて実施することが好ましい。以下では、表示部34は、店舗端末3の筐体に含まれるものとして説明する。
【0022】
入力部35は、店舗端末3の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部35は、表示部34と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部35がユーザによってなされた操作入力を受け付ける。当該入力が命令信号として、通信バス30を介して制御部33に転送され、制御部33が必要に応じて所定の制御や演算を実行しうる。
【0023】
撮像部36は、店舗端末3の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。撮像部36は、外界の情報を静止画又は動画として撮像可能に構成される、いわゆるビジョンセンサ(例えば、カメラ)である。撮像部36によって生成された撮像画像は、記憶部32に記憶されてよい。以下では、撮像部36は、店舗端末3の筐体に含まれるものとして説明する。
【0024】
1.3.利用者端末4
利用者端末4は、第2ユーザが操作する装置であり、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置2にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。第2ユーザは、例えば、店舗の利用客であってよい。
【0025】
図4は、利用者端末4のハードウェア構成を示すブロック図である。利用者端末4は、通信部41と、記憶部42と、制御部43と、表示部44と、入力部45とを備え、これらの構成要素が利用者端末4の内部において通信バス40を介して電気的に接続されている。これらの各構成は、店舗端末3における各構成と同様であってよいため、説明を省略する。
【0026】
2.機能構成
本節では、本開示の機能構成について説明する。図5は、情報処理装置2の機能を示す機能ブロック図である。前述の通り、記憶部22に記憶されたソフトウェアによる情報処理がハードウェア(具体的には、制御部23)によって具体的に実現されることで、制御部23に含まれる各機能部として実行されうる。
【0027】
具体的には、制御部23は、各機能部として、受付部230と、特定部231と、付与部232と、表示制御部233と、記録部234と、通知部235と、判定部236とを備える。なお、受付部230、特定部231、及び付与部232以外を省略してもよい。
【0028】
受付部230は、受付ステップを実行可能に構成される。例えば、受付部230は、通信部21又は記憶部22を介して情報を受け付け、これを作業メモリに読み出す。特に、受付部230は、店舗端末3の入力部35、撮像部36、又は利用者端末4の入力部45を介した、ユーザによる種々の入力を受け付ける。受付部230が受け付けた種々の情報は、記憶部22に記憶されてよい。
【0029】
特定部231は、特定ステップを実行可能に構成される。例えば、特定部231は、種々の情報を特定する。特に、特定部231は、特定ステップとして、店舗端末3を介して二次元コードCDが取得されたことに応じて、第2ユーザに紐付けられた店舗の電子スタンプカード(以下、スタンプカードSCという)を特定する。
【0030】
付与部232は、付与ステップを実行可能に構成される。例えば、付与部232は、ユーザのスタンプカードSCに電子スタンプ(以下、スタンプSTという)を付与する。また、付与部232は、スタンプSTに関する条件が満たされたことに応じて、ユーザに特典を付与する。特典とは、ユーザに対して与えられる、何らかの利益である。例えば、特典は、会計の割引クーポン、特定の商品又はプレゼントと交換可能なチケット、イベント参加権等であってよい。
【0031】
表示制御部233は、第1表示ステップ~第3表示ステップを実行可能に構成される。例えば、表示制御部233は、記憶部22に記憶された種々の情報若しくはこれらを含む画面、又は記憶部22に記憶された画像等を、店舗端末3又は利用者端末4でユーザが視認可能な態様で表示させる。例えば、表示制御部233は、画面、静止画又は動画を含む画像、アイコン、メッセージ等の視覚情報を、店舗端末3の表示部34又は利用者端末4の表示部44に表示させるように制御する。表示制御部233は、視覚情報を店舗端末3又は利用者端末4に表示させるためのレンダリング情報だけを生成してもよい。
【0032】
記録部234は、記録ステップを実行可能に構成される。例えば、記録部234が記録した種々の情報は、記憶部22に記憶される。
【0033】
通知部235は、第1通知ステップ及び第2通知ステップを実行可能に構成される。例えば、通知部235は、ユーザに対して種々の通知を実行する。通知の方法は特に限定されず、例えば、画面の表示、音又は端末の振動による通知、プッシュ通知、特定のユーザへのメール送信又はメッセンジャーアプリケーションにおけるメッセージ送信等であってもよい。
【0034】
判定部236は、判定ステップを実行可能に構成される。例えば、判定部236は、スタンプSTの付与に関する条件、特典の付与に関する条件等の判定を実行するように構成される。
【0035】
3.情報処理の詳細
第3節では、アクティビティ図を参照しながら、情報処理システム1により実行される情報処理方法について説明する。下記に示す通り、情報処理方法は、次の各ステップを備える。なお、処理の順番は適宜入れ替えることができ、複数の処理が同時に実行されてもよいし、その全ての処理を実行しなくてもよい。
【0036】
3.1.情報処理の概要
図6は、情報処理システム1による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。ここでは、一例として、特定の店舗の従業員である第1ユーザが、当該店舗の利用客である第2ユーザのスタンプカードSCに、来店に応じたスタンプSTを付与する場面を用いて説明をする。
【0037】
まず、受付部230は、店舗端末3を介して、来店に応じたスタンプSTを付与することを選択する選択入力を受け付ける(A001及びA002)。具体的には例えば、受付部230は、入力部35、ネットワーク、及び通信部21を介して、選択入力を、第1ユーザから受け付ける。
【0038】
次に、特定部231は、第2ユーザに付与するスタンプSTの数を特定する(A003)。例えば、第1ユーザは、第2ユーザの1回の来店に対して、スタンプSTを何個付与するかを予め設定可能であってよい。
【0039】
次に、表示制御部233は、表示部34に、第1ユーザが視認可能な態様で、特定されたスタンプSTの数を表示させる(A004)。
【0040】
次に、受付部230は、第1受付ステップとして、店舗において第1ユーザが利用する店舗端末3を介して、店舗の利用者である第2ユーザに付与するスタンプSTの数を決定する、決定入力を受け付ける(A005及びA006)。具体的には例えば、受付部230は、入力部35、ネットワーク、及び通信部21を介して、決定入力を、第1ユーザから受け付ける。
【0041】
次に、受付部230は、店舗端末3の撮像部36を介して読み取られたコードを受け付ける(A007)。具体的には例えば、受付部230は、入力部35、ネットワーク、及び通信部21を介して、二次元コードCDを、第1ユーザから受け付ける。二次元コードCDは、第2ユーザそれぞれと1対1に対応付けられた第2ユーザ識別情報UI2を示す。好ましくは、二次元コードCDは、店舗に対する決済のために使用されるコードを除く。コードは、例えば、バーコード、QRコード(登録商標)、データマトリックス等のコードであってよい。
【0042】
次に、特定部231は、二次元コードCDに基づいて、第2ユーザ識別情報UI2を特定する(A008)。
【0043】
次に、特定部231は、第2ユーザ識別情報UI2と、参照情報RFとに基づいて、店舗から第2ユーザに配布されたスタンプカードSCを特定する(A009)。例えば、参照情報RFは、記憶部22から読み出され、受付部230によって受け付けられてよい。参照情報RFは、例えば、店舗毎に、第2ユーザ識別情報UI2と、スタンプカードSCとを関連づけたデータベースであってよい。例えば、各店舗は、店舗識別情報SIと1対1に対応付けられ、データベースにおいて識別可能に管理される。
【0044】
次に、判定部236は、第2ユーザに対してスタンプSTが前回付与された時点から、一定時間が経過したか否かを判定する(A010)。
【0045】
一定時間が経過したと判定された場合には、次の処理に進む。すなわち、付与部232は、付与ステップとして、決定入力に基づいて決定された数のスタンプSTを、第2ユーザのスタンプカードSCに付与する(A011)。一方で、一定時間が経過していないと判定された場合には、特に処理は実行されない。つまり、付与部232は、スタンプSTを付与しない。
【0046】
以上をまとめると、本開示に係る情報処理方法は、電子決済に紐づかない、電子スタンプの付与方法である。これにより、電子決済に対応していない店舗であっても、利用客にスタンプカードSCを提供するシステムを、容易に導入することができる。また、第2ユーザ識別情報UI2と紐付けられた二次元コードCDを、店舗端末3によって取得し、スタンプカードSCを特定することで、実際に店舗を利用した第2ユーザにのみ、スタンプSTを付与することが可能となる。従来の、利用者端末4の位置情報に応じて特典を付与するシステム、又は、店舗に備え付けられたコードを利用者端末4によって読み取ることで特典を付与するシステムと比較して、不正を抑制することが可能となる。
【0047】
好ましくは、決定入力は、第2ユーザが来店したことに応じて、特定の数のスタンプSTを付与することを決定する入力である。このような態様により、会計に関係のない利用客の行為に対しても、柔軟にスタンプSTを付与することができる。より好ましくは、決定入力は、第2ユーザの来店回数に応じて、特定の数のスタンプSTを付与することを決定する入力である。例えば、一定期間における来店回数が特定の条件を満たした場合に、通常よりも多くのスタンプSTが付与されてよい。このような態様により、店舗での様々なスタンプST付与の態様に柔軟に対応することができ、よりユーザフレンドリーである。
【0048】
好ましくは、付与ステップでは、スタンプSTが付与された時点から一定時間が経過するまで、スタンプSTを新たに付与する処理が制限される。このような態様により、短期間に何度も来店し、スタンプSTの付与を受けようとする第2ユーザの不正行為を抑制することができる。
【0049】
好ましくは、付与ステップは複数回実行される。付与ステップが実行される度に、第1受付ステップが実行される。このような態様により、スタンプSTの数を第1ユーザが毎回確認した上で、スタンプSTを付与することができ、誤操作を抑制可能となる。
【0050】
3.2.情報処理の詳細
続いて、前述した情報処理の詳細について説明する。
【0051】
(スタンプ付与画面5)
図7は、表示部34に表示されるスタンプ付与画面5の一例を示す画面例である。図7の例は、選択入力に基づいて、アクティビティA004において表示される画面であってよい。スタンプ付与画面5は、例えば、スタンプ数オブジェクト51と、操作ボタン52とを含む。
【0052】
例えば、スタンプ数オブジェクト51には、付与するスタンプSTの数として特定された数字が表示される。例えば、操作ボタン52は、決定入力を受け付けるウィジェットWDの一例である。来店に応じたスタンプSTの付与数は、第1ユーザによって任意に設定可能であってよい。図7の例では、1回の来店につき1個のスタンプSTを付与することが設定されている。
【0053】
(結果画面6)
図8は、表示部34に表示される結果画面6の一例を示す画面例である。結果画面6は、例えば、アクティビティA011でスタンプSTが付与された後に表示されてよい。操作ボタン64の入力に応じて、メニュー画面(図示せず)へと画面遷移がなされてよい。
【0054】
結果画面6は、例えば、複数のスタンプカード61と、枚数表示63と、操作ボタン64とを含む。スタンプカード61は、例えば、条件表示611と、スタンプ612と、スタンプ付与エリア613と、特典表示614とを含む。なお、第2ユーザに視認可能な態様で表示部44に表示されるスタンプカードSCは、スタンプカード61と同様の表示態様であってよい。
【0055】
例えば、条件表示611には、第1ユーザによる事前の設定に基づき、店舗からの特典が付与される条件が表示される。特典が付与される条件は、複数の条件を組み合わせて設定されてもよい。スタンプ612は、付与済みのスタンプSTを示すアイコンである。図8の例では、スタンプカード61の6番目の欄にスタンプSTが1個付与された状態を示す。スタンプ付与エリア613及び特典表示614は、まだスタンプSTが付与されていない欄を示す。特典表示614の欄にスタンプSTが付与された場合、第2ユーザに特典が付与される。その後、特典表示614は、「空」と表示されたスタンプ612へと表示態様が変化する。
【0056】
好ましくは、表示される複数のスタンプカード61は、過去に第2ユーザに対して店舗から配布されたスタンプカードSCを含む。枚数表示63は、第2ユーザに配布されたスタンプカードSCの枚数と、何枚目のスタンプカードSCであるかを示す表示であってよい。
【0057】
4.変形例
本開示に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
【0058】
(情報処理方法の変形例)
図9は、情報処理システム1による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。図9に示すように、好ましくは、決定入力は、第2ユーザが支払う金額に応じて、特定の数のスタンプSTを付与することを決定する入力である。このような態様により、現金のみに対応している店舗であっても、会計金額に応じたスタンプSTの付与が可能となる。
【0059】
図9について、図6の情報処理方法との相違点を説明する。まず、受付部230が、会計金額の入力を第1ユーザから受け付ける(A101及びA102)点である。例えば、第1ユーザは、金額に対するスタンプSTの付与数を予め設定可能であってよい。
【0060】
次に、判定部236が、付与するスタンプSTが一定数未満か一定数以上かを判定する(A007)点である。別の観点によると、判定部236は、通常処理か異常処理かを判定する。閾値は、特定の数値範囲であってもよい。異常処理と判定された場合、通知部235は、第1ユーザに対して通知をする(A108)。別の観点によると、通知部235は、第1通知ステップとして、一定数以上のスタンプSTを付与することが決定された場合に、第1ユーザに対して通知をする。ここで、通知は、表示部34に画面を表示させる態様で実行されてよい。通知後、第1ユーザから金額の再入力の要求があった場合には、アクティビティA101の処理に戻る。金額の再入力の要求がなかった場合には、A109の処理へと進む。このような態様により、従業員の誤操作を抑制することができる。
【0061】
(スタンプ付与画面5の変形例)
図10は、表示部34に表示されるスタンプ付与画面5の変形例を示す画面例である。図7のスタンプ付与画面5は、金額の入力に基づいて、アクティビティA104において表示される画面であってよい。
【0062】
スタンプ付与画面5は、例えば、スタンプ数オブジェクト51と、操作ボタン52と、テキストボックス53とを含む。例えば、第1ユーザは、テキストボックス53に会計金額を入力可能であってよい。他の構成は、図7で説明した内容と同様であってよいため、説明を省略する。
【0063】
(訂正画面7)
一態様において、第1ユーザは、第2ユーザのスタンプカードSCから、既に付与されたスタンプSTを減ずる訂正処理を実行することができる。別の観点によると、好ましくは、付与ステップでは、付与することが決定されたスタンプSTの数が負の数である場合に、スタンプカードSCから付与済みのスタンプSTを減ずる処理が実行される。このような態様により、実空間における従来のスタンプカード又は決済と紐付いたスタンプ付与システムでは困難だった、付与済みスタンプの訂正が可能となる。
【0064】
図11は、表示部34に表示される訂正画面7の一例を示す画面例である。訂正画面7は、例えば、スタンプカード71と、増減オブジェクト72と、スタンプ数表示73と、操作ボタン74と、操作ボタン75とを含む。スタンプカード71は、特定部231により特定された、第2ユーザのスタンプカードSCである。スタンプカード71は、図8のスタンプカード61と同様の構成であってよい。
【0065】
表示制御部233は、増減オブジェクト72の入力に応じて、スタンプ数表示73に表示されるスタンプSTの数を増減させる。操作ボタン74の入力に基づき、スタンプ数表示73に表示された数のスタンプSTが付与又は消去される。操作ボタン75の入力により、訂正処理の中断が受け付けられてよい。別の観点によると、好ましくは、表示制御部233は、第1表示制御ステップとして、スタンプカードSCと、決定入力を受け付けるウィジェットWDとを、第1ユーザが視認可能な態様で、店舗端末3に表示させる。このような態様により、第1ユーザは、第2ユーザのスタンプカードSCを確認しながら、任意の数のスタンプSTを付与又は消去することができ、状況に応じたより柔軟な対応が可能となる。
【0066】
(カード一覧画面8)
図12は、表示部34に表示されるカード一覧画面8の一例を示す画面例である。カード一覧画面8は、例えば、操作ボタン81と、複数のカード情報エリア82とを含む。操作ボタン81の入力に応じて、スタンプカードSCの新規作成画面が表示されてもよい。カード情報エリア82は、例えば、状態表示821を含む。カード情報エリア82には、第1ユーザにより作成されたスタンプカードSCの情報が表示されてよい。状態表示821には、各スタンプカードSCの現在の状態が示される。現実の状態は、例えば、準備中、配布中、配布終了、取扱終了等の、スタンプカードSCの運用に関するステータスであってよい。
【0067】
好ましくは、第1ユーザの入力により、配布するスタンプカードSCの切替が可能である。具体的には、受付部230は、第2受付ステップとして、第2ユーザに対して新スタンプカードSC1の配布を開始し、かつ、既に配布された旧スタンプカードSC2の配布を終了する入力を、店舗端末3を介して受け付ける。付与部232は、旧スタンプカードSC2が特定条件を満たして終了するまでは、旧スタンプカードSC2にスタンプSTを付与し、旧スタンプカードSC2が終了した後は、新スタンプカードSC1にスタンプSTを付与する。特定条件とは、旧スタンプカードSC2の有効期限が満了すること、旧スタンプカードSC2においてスタンプSTが上限数まで付与されること、又は第1ユーザから旧スタンプカードSC2の取扱を終了する入力を受け付けることである。このような態様により、旧スタンプカードSC2の有効期限の満了を待つことなく、新スタンプカードSC1の運用を開始することができる。
【0068】
別の観点によると、好ましくは、表示制御部233は、第2表示制御ステップとして、第2ユーザに対して発行された、複数のスタンプカードSCを、表示部34又は表示部44に表示させる。複数のスタンプカードSCは、特定条件を満たして終了した旧スタンプカードSC2を含む。このような態様により、第2ユーザの店舗の利用状況を容易に確認することができる。また、より現実のスタンプカードに近い態様で、かつ、スタンプカードの保管場所を取ることなく、第2ユーザがスタンプ集めを楽しむことができる。
【0069】
(その他の変形例)
スタンプSTが付与される他の例として、特定の商品又は役務の購入、店舗で開催されるイベントへの参加、募金への協力、感染症対策への協力、友人の紹介、一定の人数以上での利用等であってよい。これらの条件が満たされたと第1ユーザが判断した場合、訂正処理と同様の方法で、任意の数のスタンプSTが付与されてよい。
【0070】
二次元コードCDは、表示部44に表示されてもよく、第2ユーザに実際に配布されるプラスチック製のカード等に印字されていてもよい。例えば、表示制御部233が表示部44に二次元コードCDを表示させてもよいし、他のプログラムによって記憶部42から二次元コードCDが読み出され、表示部44に表示されてもよい。または、二次元コードCDは、単に表示部44のスクリーンショットとして記憶された画像であってもよい。
【0071】
一態様において、表示制御部233は、第3表示制御ステップとして、履歴の一覧を、第1ユーザが視認可能な態様で表示させる。例えば、記録部234は、記録ステップとして、第1ユーザそれぞれと1対1に対応付けられた第1ユーザ識別情報と、第1ユーザによって実行されたスタンプSTの付与の履歴とを関連づけて記録する。このような態様により、従業員の誤操作又は不正行為を抑制することができる。例えば、図6のアクティビティA101の前に、第1ユーザのユーザ認証処理が実行されてもよい。
【0072】
一態様において、通知部235は、第2通知ステップとして、スタンプカードSCの有効期限の満了までの残り期間が閾値以下となった場合に、第2ユーザに通知をする。通知を実行するタイミングは、第1ユーザにより任意に設定可能であってよい。このような態様により、第2ユーザに来店を促すことができる。なお、有効期限は、第1ユーザによって任意に設定可能であってよい。
【0073】
一態様において、1つの店舗において、複数の店舗端末3が設置されてもよい。例えば、第1ユーザの操作を受け付ける店舗端末3と、二次元コードCDを読み取る店舗端末3とが別の端末であってもよい。
【0074】
一態様において、複数の店舗が同一のスタンプカードSCを利用することが可能であってよい。例えば、フランチャイズチェーンの複数の店舗が、単一の店舗識別情報SIに関連づけられて管理されてもよい。
【0075】
上記の実施形態では、参照情報RFがデータベースであるものとして説明したが、参照情報RFは、ルックアップテーブルであってもよく、複数の情報を数学的に関係づけた数理モデルでもよく、複数の情報の相関性を予め機械学習させた学習済みモデルであってもよい。
【0076】
本開示では、受付部230と、特定部231と、付与部232と、表示制御部233と、記録部234と、通知部235と、判定部236とを、情報処理装置2の制御部23によって実現される機能部として説明したが、この少なくとも一部を、店舗端末3の制御部33又は利用者端末4の制御部43によって実現される機能部として実施してもよい。また、本開示の一態様は、プログラムであってよい。プログラムは、コンピュータに、情報処理方法の各ステップを実行させる。
【0077】
本開示では、情報処理装置2が種々の記憶・制御を行ったが、情報処理装置2に代えて、複数の外部装置が用いられてもよい。上記の例で説明した種々の情報、例えば、参照情報RF、第1ユーザ識別情報UI1、第2ユーザ識別情報UI2、及び店舗識別情報SI等は、記憶部22、記憶部32又は制御部33の何れに記憶されてもよい。また、ブロックチェーン技術等を用いて、これらの情報が複数のノード装置に分散して記憶されてもよい。
【0078】
また、本開示に係る情報処理システム1によって提供されるサービスの各画面は、意匠性が高いことにも留意されたい。図13図18は、参考図である。例えば、これらの画面例において表示される、所謂吹き出し型のオブジェクトが特徴のある部分であり、美感を起こさせるものとなっている。
【0079】
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0080】
(1)情報処理システムが実行する情報処理方法であって、第1受付ステップでは、店舗において第1ユーザが利用する店舗端末を介して、前記店舗の利用者である第2ユーザに付与するスタンプの数を決定する、決定入力を受け付け、特定ステップでは、前記店舗端末を介してコードが取得されたことに応じて、前記第2ユーザに紐付けられた前記店舗のスタンプカードを特定し、ここで前記コードは、前記第2ユーザそれぞれと1対1に対応付けられた第2ユーザ識別情報を示し、付与ステップでは、前記決定入力に基づいて決定された数の前記スタンプを、前記スタンプカードに付与する、方法。
【0081】
(2)上記(1)に記載の情報処理方法において、前記コードは、前記店舗に対する決済のために使用されるコードを除く、方法。
【0082】
(3)上記(1)又は(2)に記載の情報処理方法において、前記決定入力は、前記第2ユーザが来店したことに応じて、特定の数の前記スタンプを付与することを決定する入力である、方法。
【0083】
(4)上記(1)~(3)の何れか1つに記載の情報処理方法において、前記決定入力は、前記第2ユーザの来店回数に応じて、特定の数の前記スタンプを付与することを決定する入力である、方法。
【0084】
(5)上記(1)~(4)の何れか1つに記載の情報処理方法において、前記決定入力は、前記第2ユーザが支払う金額に応じて、特定の数の前記スタンプを付与することを決定する入力である、方法。
【0085】
(6)上記(1)~(5)の何れか1つに記載の情報処理方法において、前記付与ステップは複数回実行され、前記付与ステップが実行される度に、前記第1受付ステップが実行される、方法。
【0086】
(7)上記(1)~(6)の何れか1つに記載の情報処理方法において、前記付与ステップでは、付与することが決定された前記スタンプの数が負の数である場合に、前記スタンプカードから付与済みの前記スタンプを減ずる処理が実行される、方法。
【0087】
(8)上記(1)~(7)の何れか1つに記載の情報処理方法において、さらに、第1表示制御ステップでは、前記スタンプカードと、前記決定入力を受け付けるウィジェットとを、前記第1ユーザが視認可能な態様で、前記店舗端末に表示させる、方法。
【0088】
(9)上記(1)~(8)の何れか1つに記載の情報処理方法において、前記付与ステップでは、前記スタンプが付与された時点から一定時間が経過するまで、前記スタンプを新たに付与する処理が制限される、方法。
【0089】
(10)上記(1)~(9)の何れか1つに記載の情報処理方法において、さらに、第2受付ステップでは、前記第2ユーザに対して新スタンプカードの配布を開始し、かつ、既に配布された旧スタンプカードの配布を終了する入力を、前記店舗端末を介して受け付け、前記付与ステップでは、前記旧スタンプカードが特定条件を満たして終了するまでは、前記旧スタンプカードに前記スタンプを付与し、前記旧スタンプカードが終了した後は、前記新スタンプカードに前記スタンプを付与し、ここで前記特定条件とは、前記旧スタンプカードの有効期限が満了すること、前記旧スタンプカードにおいて前記スタンプが上限数まで付与されること、又は前記第1ユーザから前記旧スタンプカードの取扱を終了する入力を受け付けることである、方法。
【0090】
(11)上記(10)に記載の情報処理方法において、さらに、第2表示制御ステップでは、前記第2ユーザに対して発行された、複数の前記スタンプカードを表示させ、ここで複数の前記スタンプカードは、前記特定条件を満たして終了した前記旧スタンプカードを含む、方法。
【0091】
(12)プログラムであって、コンピュータに、上記(1)~(11)の何れか1つに記載の各ステップを実行させる、もの。
【0092】
(13)情報処理システムであって、制御部を備え、前記制御部は、上記(1)~(11)の何れか1つに記載の各ステップを実行するように構成される、もの。
もちろん、この限りではない。
【0093】
最後に、本開示に係る種々の態様を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な態様は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該態様やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0094】
1 :情報処理システム
2 :情報処理装置
20 :通信バス
21 :通信部
22 :記憶部
23 :制御部
230 :受付部
231 :特定部
232 :付与部
233 :表示制御部
234 :記録部
235 :通知部
236 :判定部
3 :店舗端末
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
34 :表示部
35 :入力部
36 :撮像部
4 :利用者端末
40 :通信バス
41 :通信部
42 :記憶部
43 :制御部
44 :表示部
45 :入力部
5 :スタンプ付与画面
51 :スタンプ数オブジェクト
52 :操作ボタン
53 :テキストボックス
6 :結果画面
61 :スタンプカード
611 :条件表示
612 :スタンプ
613 :スタンプ付与エリア
614 :特典表示
63 :枚数表示
64 :操作ボタン
7 :訂正画面
71 :スタンプカード
72 :増減オブジェクト
73 :スタンプ数表示
74 :操作ボタン
75 :操作ボタン
8 :カード一覧画面
81 :操作ボタン
82 :カード情報エリア
821 :状態表示
CD :二次元コード
RF :参照情報
SC :スタンプカード
SC1 :新スタンプカード
SC2 :旧スタンプカード
SI :店舗識別情報
ST :スタンプ
UI1 :第1ユーザ識別情報
UI2 :第2ユーザ識別情報
WD :ウィジェット
【要約】
本発明の一態様によれば、情報処理システムが実行する情報処理方法が提供される。この情報処理方法における第1受付ステップでは、店舗において第1ユーザが利用する店舗端末を介して、店舗の利用者である第2ユーザに付与するスタンプの数を決定する、決定入力を受け付ける。特定ステップでは、店舗端末を介してコードが取得されたことに応じて、第2ユーザに紐付けられた店舗のスタンプカードを特定する。コードは、第2ユーザそれぞれと1対1に対応付けられた第2ユーザ識別情報を示す。付与ステップでは、決定入力に基づいて決定された数のスタンプを、スタンプカードに付与する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18