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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-13
(45)【発行日】2022-12-21
(54)【発明の名称】固体撮像装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 27/146 20060101AFI20221214BHJP
   H04N 5/369 20110101ALI20221214BHJP
   H04N 5/374 20110101ALI20221214BHJP
【FI】
H01L27/146 A
H04N5/369
H04N5/374
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2017009174
(22)【出願日】2017-01-23
(65)【公開番号】P2018120884
(43)【公開日】2018-08-02
【審査請求日】2020-01-08
【審判番号】
【審判請求日】2021-11-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【弁理士】
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100136799
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 亜希
(72)【発明者】
【氏名】大貫 裕介
(72)【発明者】
【氏名】松野 靖司
(72)【発明者】
【氏名】三木 崇史
【合議体】
【審判長】恩田 春香
【審判官】松永 稔
【審判官】小田 浩
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-248679(JP,A)
【文献】特開2010-045083(JP,A)
【文献】特開2015-076532(JP,A)
【文献】特開2014-192348(JP,A)
【文献】特開2014-170966(JP,A)
【文献】特開2011-216970(JP,A)
【文献】特開2015-226255(JP,A)
【文献】国際公開第2016/194653(WO,A1)
【文献】特開2010-056430(JP,A)
【文献】特開2010-182789(JP,A)
【文献】特開2012-238648(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L27/146, H04N5/369, H04N5/374
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
入射光により生じた電荷の蓄積を行う光電変換部と、前記光電変換部から転送された前記電荷を保持する電荷保持部と、前記電荷保持部から転送された前記電荷を受ける入力ノードを含む増幅部と、を各々が有する複数の画素が配された画素領域を含む半導体基板と、
少なくとも前記電荷保持部を覆うように配され、少なくとも複数の前記画素に渡って延在する遮光部と、
前記遮光部に接続されたコンタクトプラグと、
前記コンタクトプラグに接続され、前記コンタクトプラグを介して前記遮光部に固定電位を供給する配線と、
を有し、
前記半導体基板は、前記画素領域の外側に配された境界領域を含み、
前記遮光部は、前記画素領域から、前記境界領域に至るように延在し、
前記コンタクトプラグは、前記画素領域の各画素に対応して配され、
前記境界領域に配され、前記画素が形成される第1ウェルと接続された第1半導体領域を更に有し、
前記第1半導体領域は、前記遮光部と前記コンタクトプラグを介さずに接続されていることを特徴とする固体撮像装置。
【請求項2】
前記電荷保持部は、前記半導体基板に配され、電荷を蓄積する第1導電型の蓄積領域と、前記蓄積領域と前記半導体基板の表面との間に配された第2導電型の半導体領域とを含むことを特徴とする請求項に記載の固体撮像装置。
【請求項3】
前記コンタクトプラグは、前記遮光部に対して、前記半導体基板とは反対側に配されることを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
【請求項4】
前記遮光部は、
前記電荷保持部を覆うように配され、複数の前記画素に渡って第1の方向に延在する第1の遮光部と、
前記電荷保持部を覆うように配され、複数の前記画素に渡って前記第1の方向に延在する第2の遮光部とを備え、
前記第1の遮光部および前記第2の遮光部は、前記第1の方向と交差する第2の方向に並んで配されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
【請求項5】
前記第1の遮光部および前記第2の遮光部は、前記画素領域から前記境界領域に至るように、前記第1の方向に延在していることを特徴とする請求項に記載の固体撮像装置。
【請求項6】
前記第1の遮光部および前記第2の遮光部の間には、前記コンタクトプラグとは異なる他のコンタクトプラグが配されることを特徴とする請求項またはに記載の固体撮像装置。
【請求項7】
請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
前記固体撮像装置から出力される信号を処理する信号処理部と
を有することを特徴とする撮像システム。
【請求項8】
移動体であって、
請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
前記固体撮像装置からの信号に基づく視差画像から、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段と、
前記距離情報に基づいて前記移動体を制御する移動体制御手段と
を有することを特徴とする移動体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ等の撮像システムに用いられる固体撮像装置として、消費電力が小さく、高速な読み出しが可能なCMOSイメージセンサを使用したものが普及している。画像を高速に読み出す一手段として、全ての画素で同時に露光を開始し、同時に終了するよう電子スイッチの駆動タイミングを制御するグローバル電子シャッタの機能を有するCMOSイメージセンサが提案されている。
【0003】
グローバル電子シャッタの機能を有する固体撮像装置において、受光部であるフォトダイオードを除く領域を遮光する遮光部が設けられているものがある。特許文献1には、遮光部を有する固体撮像装置において、遮光部に制御パルスを印加することにより、フォトダイオードに蓄積されている電荷を排出する構成が開示されている。特許文献2には、遮光部及び遮光部に接続されるコンタクトプラグの形成方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2011-216970号公報
【文献】特開2014-170966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び特許文献2のような固体撮像装置において、遮光部は、寄生容量を生じさせる。そのため、転送、リセット等の動作を一括して行う際に、この寄生容量を介して電源電位及びグラウンド電位の変動が生じることがある。この電位変動は出力信号に対するノイズとなり得る。
そこで本発明は、遮光部の寄生容量に起因するノイズが低減された固体撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの観点によれば、入射光により生じた電荷の蓄積を行う光電変換部と、前記光電変換部から転送された前記電荷を保持する電荷保持部と、前記電荷保持部から転送された前記電荷を受ける入力ノードを含む増幅部と、を各々が有する複数の画素が配された画素領域を含む半導体基板と、少なくとも前記電荷保持部を覆うように配され、少なくとも複数の前記画素に渡って延在する遮光部と、前記遮光部に接続されたコンタクトプラグと、前記コンタクトプラグに接続され、前記コンタクトプラグを介して前記遮光部に固定電位を供給する配線と、を有し、前記半導体基板は、前記画素領域の外側に配された境界領域を含み、前記遮光部は、前記画素領域から、前記境界領域に至るように延在し、前記コンタクトプラグは、前記画素領域の各画素に対応して配され、前記境界領域に配され、前記画素が形成される第1ウェルと接続された第1半導体領域を更に有し、前記第1半導体領域は、前記遮光部と前記コンタクトプラグを介さずに接続されていることを特徴とする固体撮像装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、遮光部の寄生容量に起因するノイズが低減された固体撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1実施形態に係る固体撮像装置のブロック図である。
図2】第1実施形態に係る固体撮像装置に含まれる画素の等価回路図である。
図3】第1実施形態に係る固体撮像装置の構造を示す模式図である。
図4】第1実施形態に係る固体撮像装置のタイミングチャート及び帯状ノイズを示す図である。
図5】第2実施形態に係る固体撮像装置の構造を示す模式図である。
図6】第3実施形態に係る固体撮像装置の構造を示す模式図である。
図7】第4実施形態に係る固体撮像装置の構造を示す模式図である。
図8】第5実施形態に係る撮像システムのブロック図である。
図9】第6実施形態に係る撮像システム及び移動体のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の例示的な実施形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。複数の図面を通じて同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化することもある。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る固体撮像装置の概略構成を表すブロック図である。固体撮像装置は、画素アレイ100、垂直走査回路101、列増幅回路102、水平走査回路103、出力回路104及び制御回路105を備える。固体撮像装置は、シリコン基板等の半導体基板上に形成される半導体装置であり、本実施形態においてはCMOSイメージセンサである。画素アレイ100は、半導体基板に複数の行及び複数の列を含む二次元状に配置された複数の画素20を備えている。垂直走査回路101は、画素20に含まれる複数のトランジスタをオン(導通状態)又はオフ(非導通状態)に制御するための複数の制御信号を供給する。なお、この制御信号を供給する制御線は図面上では1行につき1本図示されているが、実際には制御信号の個数に応じて複数本の制御線が配され得る。垂直走査回路101には、シフトレジスタ、アドレスデコーダ等の論理回路が用いられ得る。
【0011】
画素20の各列には垂直出力線10が設けられており、画素20からの信号が列ごとに垂直出力線10に読み出される。列増幅回路102は、垂直出力線10に出力された画素信号を増幅し、画素20のリセット時の信号及び光電変換時の信号に基づく相関二重サンプリング処理等の処理を行う。水平走査回路103は、列増幅回路102の増幅器に接続されたスイッチと、該スイッチをオン又はオフに制御するための制御信号を供給する。制御回路105は、垂直走査回路101、列増幅回路102及び水平走査回路103を制御する。出力回路104は、バッファアンプ、差動増幅器等を含み、列増幅回路102からの画素信号を固体撮像装置の外部の信号処理部に出力する。また、AD変換部を更に固体撮像装置に設けることにより、固体撮像装置がデジタルの画像信号を出力する構成であってもよい。
【0012】
図2は、本実施形態に係る撮像装置における画素20の等価回路を示す図である。図2には、行方向及び列方向に2次元配列された複数の画素20のうち、3行×3列の9個の画素20が示されている。しかしながら、これは複数の画素20の一部を示す例示であり、撮像装置は更に多くの画素20を有し得る。
【0013】
複数の画素20の各々は、光電変換部21、電荷保持部23、フローティングディフュージョン25、第1転送トランジスタ22、第2転送トランジスタ24及び電荷排出トランジスタ29を備える。更に、複数の画素20の各々は、リセットトランジスタ26、増幅トランジスタ27及び選択トランジスタ28を含む。第1転送トランジスタ22、第2転送トランジスタ24、リセットトランジスタ26、増幅トランジスタ27、選択トランジスタ28及び電荷排出トランジスタ29は、MOSトランジスタで構成される。これらの各トランジスタを制御する制御信号は、垂直走査回路101から、各トランジスタのゲートに制御線を介して入力される。以下、(m+1)行(p+1)列目の画素20に着目して説明するが、他の画素20も同様の構成を有し得る。
【0014】
光電変換部21は、入射光を光電変換するとともに、光電変換により生成された信号電荷を蓄積するフォトダイオード等の光電変換素子を含む。第1転送トランジスタ22は、ゲートに入力される制御信号pTX1(m+1)により制御され、オンとなることにより光電変換部21の電荷を電荷保持部23に転送する。電荷保持部23は、光電変換部21から転送された電荷を保持する。第2転送トランジスタ24は、ゲートに入力される制御信号pTX2(m+1)により制御され、オンとなることにより電荷保持部23の電荷を増幅トランジスタ27の入力ノードであるフローティングディフュージョン25に転送する。すなわち、増幅トランジスタ27は、増幅部として機能し、フローティングディフュージョン25は、電荷保持部23から転送された電荷を受ける、増幅部の入力ノードとして機能する。
【0015】
増幅トランジスタ27のドレインは電源電圧線11に接続され、増幅トランジスタ27のソースは選択トランジスタ28のドレインに接続されている。選択トランジスタ28のソースは垂直出力線10に接続されている。垂直出力線10には不図示の定電流源が接続されている。選択トランジスタ28は、ゲートに入力される制御信号pSEL(m+1)により制御され、オンとなることにより増幅トランジスタ27のソースと垂直出力線10とを接続状態にしてソースフォロワとして機能させる。このとき、フローティングディフュージョン25の電圧に基づく出力電圧Vout(p+1)は、各列の垂直出力線10を介して列増幅回路102に出力される。
【0016】
リセットトランジスタ26は、ゲートに入力される制御信号pRES(m+1)により制御され、オンとなることによりフローティングディフュージョン25の電圧をリセットする。電荷排出トランジスタ29のソースは光電変換部21に接続されている。電荷排出トランジスタ29のドレインは電源電圧を有するノードに接続されており、図2では、等価的に電源電圧線11に接続されているものとして図示されている。電荷排出トランジスタ29は、ゲートに入力される制御信号pOFG(m+1)により制御され、オンとなることにより光電変換部21に蓄積された電荷を電源電圧線11等に排出させる。
【0017】
垂直走査回路101は、同一行に配された画素20に対し共通の制御信号を供給する。すなわち、第m+1行の画素20の第1転送トランジスタ22、第2転送トランジスタ24、電荷排出トランジスタ29には、制御信号pTX1(m+1)、pTX2(m+1)、pOFG(m+1)がそれぞれ供給される。また、第m+1行の画素20の選択トランジスタ28、リセットトランジスタ26には、制御信号pSEL(m+1)、pRES(m+1)がそれぞれ供給される。これらのトランジスタはゲートに入力される制御信号がハイレベルのときにオン状態になり、ローレベルのときにオフ状態になる。
【0018】
電荷排出トランジスタ29は、全画素で一括してオフとなり、光電変換部21に蓄積された電荷を排出することにより、グローバル電子シャッタにおける露光の開始時刻の制御を行う機能を有する。第1転送トランジスタ22は、全画素で一括してオンとなることにより、光電変換部21に蓄積された電荷を電荷保持部23に転送し、グローバル電子シャッタにおける露光の終了時刻の制御を行う機能を有する。
【0019】
なお、トランジスタのソースとドレインの呼称は、トランジスタの導電型や着目する機能等に応じて異なることがあり、上述のソースとドレインとは逆の名称で呼ばれることもある。
【0020】
次に、第1実施形態の固体撮像装置の構造について、図3(a)、図3(b)及び図3(c)を用いて説明する。図3(a)は、固体撮像装置の平面模式図であり、半導体基板上の素子配置を示すために、電荷保持部23等を覆う遮光部を不図示とした図である。図3(b)は、固体撮像装置の平面模式図であり、遮光部の配置を示す図である。図3(c)は、固体撮像装置のA-A’線における断面図である。
【0021】
まず、図3(a)を参照して、固体撮像装置の素子配置を説明する。図3(a)には、画素アレイ100を構成する複数の画素20のうち、4個が抜き出されて示されている。また、図3(a)には、半導体基板上の画素20が形成される画素領域120とその外側の境界領域140が示されている。図1に示した垂直走査回路101、列増幅回路102、水平走査回路103等の周辺回路(図3(a)において不図示)は、画素領域120の外側の周辺回路領域(不図示)に形成される。境界領域140は周辺回路領域と画素領域120の境界の領域であり、画素20は配されていない。
【0022】
画素20内に設けられた各素子について説明する。光電変換部21及び電荷保持部23については、これらを構成する半導体領域が図3(a)に示されている。第1転送トランジスタ22、第2転送トランジスタ24、リセットトランジスタ26、増幅トランジスタ27、選択トランジスタ28及び電荷排出トランジスタ29については、これらのゲート電極が図3(a)に示されている。図中の小円は、基板上のゲート電極、アクティブ領域の半導体領域等と、半導体基板の上方の配線層の配線とを電気的に接続するコンタクトプラグを示している。各コンタクトプラグは、タングステン等の金属で形成される。コンタクトプラグ10aは、垂直出力線10に接続される。コンタクトプラグ11aは、電源電圧線11に接続される。フローティングディフュージョン25を構成する半導体領域は、コンタクトプラグ25a及び不図示の配線を介して増幅トランジスタ27のゲートに接続される。コンタクトプラグ12aは、半導体領域12と、グラウンド電位を有するグラウンド線とを接続する。
【0023】
境界領域140には、半導体領域15及びコンタクトプラグ17aが設けられている。これらの機能については後述する。画素領域120及び境界領域140において、素子間には素子分離領域13が形成される。素子分離領域13の構造としては、例えば、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)、STI(Shallow Trench Isolation)等が用いられ得る。
【0024】
図3(b)を参照して、遮光部14の構成について説明する。遮光部14は、タングステン等の光を透過しにくい材料で形成される。遮光部14は少なくとも電荷保持部23を覆い、遮光するように配置されている。遮光部14は、図3(b)に示されるように、画素領域120から境界領域140に至るように、途切れることなく延在している。光電変換部21の上方においては、光電変換部21に光を入射させるため、遮光部14は開口されている。また、コンタクトプラグ10a、11a等が配された部分においては、これらのコンタクトプラグと遮光部14が短絡しないように、遮光部14は開口されている。
【0025】
図3(c)を参照して、固体撮像装置の断面構造を説明する。半導体基板の上方には、不図示の層間絶縁層を間に介して配線層を構成する配線18が形成されている。配線18は、アルミニウム、銅等の金属で形成される。半導体領域12は、コンタクトプラグ12aを介してグラウンド電位を有する配線18と接続される。フローティングディフュージョン25を形成する半導体領域は、コンタクトプラグ25aを介して、増幅トランジスタ27のゲートに接続された配線18と接続される。
【0026】
また、遮光部14は、境界領域140に配されたコンタクトプラグ17aを介して配線18と接続される。遮光部14には、配線からコンタクトプラグ17aを介して固定電位が供給される。固定電位は、グラウンド電位、正電位又は負電位であり得る。図3(c)に示されるように、コンタクトプラグ17aは、遮光部14に対して半導体基板とは反対側に配されている。この構成により、コンタクトプラグ17aと遮光部14は低いインピーダンスで接続されている。また、境界領域140には、半導体領域15が設けられている。半導体領域15はウェル19に接続されており、画素領域120のウェル電位を供給する。電荷保持部23は、図3(c)には明示されていないが、半導体基板に配された、第1導電型の蓄積領域と、第2導電型の半導体領域とを含む構成であり得る。第1導電型の蓄積領域は、転送された電荷を蓄積する。第2導電型の半導体領域は、蓄積領域と半導体基板の表面との間に配される。
【0027】
図4は、固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャート及び、画像に生じる帯状ノイズを示す図である。図4を参照しつつ第1実施形態の効果について説明する。図4には、制御信号pOFG、pTX1と、各列の画素20からの読み出し(readout)のタイミングが示されている。ここで、図4の制御信号pOFG、pTX1は全ての行の画素20に供給される信号を意味するものであり、すなわち、全ての行に対して同じタイミングで図示されたパルスが出力される。
【0028】
制御信号pOFGがハイレベルとなることにより、全ての画素20の光電変換部21から電荷が排出される。制御信号pOFGがローレベルとなることにより、光電変換部21は電荷の蓄積を開始する。その後、制御信号pTX1がハイレベルとなることにより、全ての画素20の光電変換部21から電荷保持部23に蓄積された電荷が転送される。このようにして、すべての画素20が同じ露光期間となるグローバルシャッタの機能が実現される。その後、「readout」に示されるように、電荷保持部23に蓄積された電荷は行ごとに順次、列増幅回路102に読み出される。
【0029】
図4には、更に、電源電位(Vdd)及びグラウンド電位(Gnd)の変化と、第nフレーム及び第(n+1)フレームの画像(image)の例が示されている。まず、図示されたタイミングで電源電位(Vdd)及びグラウンド電位(Gnd)の変化が生じる理由とその影響について説明する。
【0030】
第1転送トランジスタ22と遮光部14の間には、大きな寄生容量が生じる。当該寄生容量は、典型的には、数万pFとなり得る。同様に、電荷排出トランジスタ29と遮光部14の間、及び制御信号を伝達する配線18と遮光部14の間にも大きな寄生容量が生じる。遮光部14が、フローティング状態である場合は、上述のグローバル電子シャッタの駆動のための排出動作及び転送動作を行う際にこれらの寄生容量を介して遮光部14の電位が変動する。
【0031】
更に、遮光部14の電位の変動は、電源電位及びグラウンド電位の変動を生じさせる。図4には、制御信号pOFGのレベルの変動に起因する電源電位及びグラウンド電位の変化の例が示されている。制御信号pOFGのパルスが入力される期間を水平ブランキング期間(数μs又はそれ以下)内とすることは困難であるため、図4に示されるように電源電位及びグラウンド電位が変動する期間が、読み出しと重複する場合がある。そのため、電源電位及びグラウンド電位が変動すると、読み出される信号に影響を与えることがある。図4に示されたフレームの画像(image)は、制御信号pOFGのパルスが入力されるタイミングが、m-1行からm+1行の読み出しタイミングと一致した場合に、出力画像に生じる帯状ノイズの例を示している。このように、遮光部14が、フローティング状態である場合には、遮光部14の寄生容量に起因して帯状ノイズ等のノイズが生じる場合がある。
【0032】
これに対し、本実施形態では、遮光部14に、コンタクトプラグ17aを介して固定電位が供給されている。そのため、グローバル電子シャッタの駆動の際に生じる、遮光部14の電位の変動が低減される。したがって、電源電位及びグラウンド電位の変動も低減され、ノイズを低減することができる。
【0033】
なお、遮光部14に所定の電位が供給されている場合であってもその供給経路が高インピーダンスである場合には、遮光部14の電位の変動を抑える効果が弱くなるため、電源電位及びグラウンド電位の変動によるノイズの問題が生じうる。そのため、遮光部14への電位の供給経路のインピーダンスは低いことが望ましい。本実施形態では、コンタクトプラグ17aにより遮光部14に固定電位を供給する構成となっており、十分に低いインピーダンスでの供給経路が確保されている。そのため、本実施形態の構成は遮光部14の寄生容量に起因するノイズの低減に好適である。
【0034】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る固体撮像装置の構造について、図5(a)、図5(b)、及び図5(c)を用いて説明する。図5(a)は、固体撮像装置の平面模式図であり、半導体基板上の素子配置を示すために、電荷保持部23等を覆う遮光部を不図示とした図である。図5(b)は、固体撮像装置の平面模式図であり、遮光部の配置を示す図である。図5(c)は、固体撮像装置のB-B’線における断面図である。以下の説明では、主として第1実施形態と異なる点について説明する。
【0035】
図5(a)、図5(b)及び図5(c)を参照すると、コンタクトプラグ17aに代えて、コンタクトプラグ17bが、画素領域120において遮光部14と接続されている点が第1実施形態との相違点である。本実施形態では、画素領域120内においてコンタクトプラグ17bを介して遮光部14に固定電位が供給されているため、画素領域120での遮光部14の電位を均一に近づけることができる。これにより、第1実施形態と同様の効果が得られることに加え、画素アレイ100の外周に配された画素20と内部に配された画素20とで遮光部14の電位変動量が異なることに起因するシェーディングを低減させる効果を得ることができる。
【0036】
また、図5(a)及び図5(b)に示されるように、コンタクトプラグ17bを、画素20のそれぞれに対応して画素領域120内に配置することにより、遮光部14の電位を更に均一にすることができる。これにより、シェーディングを低減する効果がより向上する。
【0037】
コンタクトプラグ17b、12a等は、エッチングによりコンタクトホールを形成し、その後タングステン等の金属をコンタクトホール内に埋め込むことにより形成される。ここで、遮光部14上に形成されるコンタクトプラグ17bのコンタクトホール形成は、他のコンタクトプラグのコンタクトホール形成と別の工程とすることが望ましい。遮光部14上のコンタクトホールと、ゲート電極又は半導体基板のアクティブ領域のコンタクトホールとを同時に形成すると、遮光部14がエッチングされた際にタングステン等の金属が飛散し、アクティブ領域等に付着することがある。この飛散した金属は、白点等のノイズを画像に生じさせる原因となり得る。遮光部14上に形成されるコンタクトプラグ17bのコンタクトホール形成は、他のコンタクトプラグのコンタクトホール形成と別の工程とすることによりこの金属の飛散による問題が抑制される。なお、本実施形態の構成に加え、第1実施形態と同様に、境界領域140に更にコンタクトプラグ17aが設けられていてもよい。
【0038】
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る固体撮像装置の構造について、図6(a)、図6(b)、及び図6(c)を用いて説明する。図6(a)は、固体撮像装置の平面模式図であり、半導体基板上の素子配置を示すために、電荷保持部23等を覆う遮光部を不図示とした図である。図6(b)は、固体撮像装置の平面模式図であり、遮光部の配置を示す図である。図6(c)は、固体撮像装置のC-C’線における断面図である。以下の説明では、主として第1実施形態又は第2実施形態と異なる点について説明する。
【0039】
図6(a)、図6(b)及び図6(c)を参照すると、コンタクトプラグ17aが、境界領域140において遮光部14と接続され、かつ、コンタクトプラグ17bが、画素領域120において遮光部14と接続されている。更に、遮光部14は、境界領域140において、画素20が形成されるウェル19(第1ウェル)にウェル電位を供給するための半導体領域15(第1半導体領域)と接続されている。これらの点が、第1実施形態又は第2実施形態との相異点である。
【0040】
ここで遮光部14は、図6(b)に示されるように、画素領域120から境界領域140に至るように、途切れることなく延在しており、面積が大きい。そのため、遮光部14をスパッタリング等による成膜を行うプロセス及びエッチング等により加工するプロセスにおいて、チャージングによる異常放電が発生することがある。
【0041】
これに対し本実施形態では、遮光部14は、半導体領域15と接続されているため、上述のプロセスにより生じた電荷を基板に逃がすことができ、異常放電の発生を低減することができる。
【0042】
配線18bは、コンタクトプラグ17a、17bを介して遮光部14にグラウンド電位(固定電位)を供給する。また、遮光部14に接続された半導体領域15を介してウェル19にもグラウンド電位が供給される。これらにより、遮光部14の電位の変動が低減され、第1実施形態と同様の効果が得られる。なお、半導体領域12にグラウンド電位を供給する配線18aと、遮光部14にグラウンド電位を供給する配線18bは、配線層内において相互に接続されていてもよい。
【0043】
なお、半導体領域15の表層付近は、接触抵抗を下げるために、CoSi等の合金を形成する合金化処理がなされていることが望ましい。これにより、上述のプロセスにより生じた電荷を基板により逃がしやすくすることができ、異常放電の発生をより低減することができる。
【0044】
[第4実施形態]
次に、第4実施形態に係る固体撮像装置の構造について、図7(a)、図7(b)、及び図7(c)を用いて説明する。図7(a)は、固体撮像装置の平面模式図であり、半導体基板上の素子配置を示すために、電荷保持部23等を覆う遮光部を不図示とした図である。図7(b)は、固体撮像装置の平面模式図であり、遮光部の配置を示す図である。図7(c)は、固体撮像装置のD-D’線における断面図である。以下の説明では、主として第1実施形態乃至第3実施形態と異なる点について説明する。
【0045】
図7(a)、図7(b)及び図7(c)を参照すると、本実施形態では、遮光部14が、ウェル19(第1ウェル)にウェル電位を供給するための半導体領域15(第1半導体領域)とは別の半導体領域15a(第2半導体領域)に接続されている。半導体領域15aが接続されるウェル19a(第2ウェル)は、ウェル19とは接続されていない別のウェルである。本実施形態は、これらの点が、第3実施形態と異なる。この構成により、第3実施形態の場合と同様に、遮光部14は、半導体領域15aと接続されているため、成膜、加工等のプロセスで生じた電荷を基板に逃がすことができ、異常放電の発生を低減させることができる。なお、半導体領域15aの表層付近は、第3実施形態で述べたものと同様の理由により、CoSi等の合金を形成する合金化処理がなされていることが望ましい。
【0046】
更に、本実施形態では、遮光部14が半導体領域15を介して接続されるウェル19aと、画素20のウェル電位を供給するウェル19とが分離されている。そのため、遮光部14の電位の変動に伴いウェル19aの電位が変動する場合においても、ウェル19の電位の変動を低減することができる。これにより、電源電位及びグラウンド電位の変動がより低減され、ノイズ低減の効果をより向上させることができる。
【0047】
また、遮光部14が半導体領域15を介して接続されるウェル19aと、画素20のウェル電位を供給するウェル19とが分離されているため、遮光部14に供給される電位は、ウェル19に供給されるグラウンド電位とは異なる固定電位とすることができる。例えば、電荷保持部23がPIN型のダイオードで形成されている場合において、遮光部14に負の固定電位を供給することができる。この場合、電荷保持部23を構成する半導体の界面にホールが励起されることで、電荷保持部23が電荷を保持する期間に生じる暗電流を低減することができ、暗電流に起因するノイズを低減することができる。
【0048】
[第5実施形態]
次に、上述の実施形態による固体撮像装置を適用した装置の例を説明する。図8は、本実施形態による撮像システム500の構成を示すブロック図である。図8に示す固体撮像装置300は、上述の第1乃至第4実施形態で述べた固体撮像装置のいずれかである。固体撮像装置300が適用可能な撮像システム500としては、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダー、監視カメラなどが挙げられる。図8に、上述の実施形態に記載の固体撮像装置300を適用したデジタルスチルカメラの構成例を示す。
【0049】
図8に例示した撮像システム500は、固体撮像装置300、被写体の光学像を固体撮像装置300に結像させるレンズ502、レンズ502を通過する光量を可変にするための絞り504、レンズ502の保護のためのバリア506を有する。レンズ502及び絞り504は、固体撮像装置300に光を集光する光学系である。
【0050】
撮像システム500は、また、固体撮像装置300から出力される出力信号の処理を行う信号処理部508を有する。信号処理部508は、必要に応じて入力信号に対して各種の補正、圧縮を行って出力する信号処理の動作を行う。信号処理部508は、固体撮像装置300より出力される出力信号に対してAD変換処理を実施する機能を備えていてもよい。この場合、固体撮像装置300の内部には、必ずしもAD変換回路を有する必要はない。
【0051】
撮像システム500は、更に、画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリ部510、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)512を有する。更に撮像システム500は、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体514、記録媒体514に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)516を有する。なお、記録媒体514は、撮像システム500に内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
【0052】
更に撮像システム500は、各種演算を行うとともにデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部518、固体撮像装置300と信号処理部508に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部520を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、撮像システム500は、少なくとも固体撮像装置300と、固体撮像装置300から出力された出力信号を処理する信号処理部508とを有すればよい。全体制御・演算部518及びタイミング発生部520は、固体撮像装置300の制御回路105等の機能の一部又は全部を実施するように構成してもよい。
【0053】
固体撮像装置300は、画像用信号を信号処理部508に出力する。信号処理部508は、固体撮像装置300から出力される画像用信号に対して所定の信号処理を実施し、画像データを出力する。また、信号処理部508は、画像用信号を用いて、画像を生成する。
【0054】
第1乃至第4実施形態による固体撮像装置300を用いて撮像システムを構成することにより、より良質の画像が取得可能な撮像システムを実現することができる。
【0055】
[第6実施形態]
図9(a)及び図9(b)は、本実施形態による撮像システム600及び移動体の構成を示す図である。図9(a)は、車戴カメラに関する撮像システム600の一例を示したものである。撮像システム600は、固体撮像装置300を有する。固体撮像装置300は、上述の第1乃至第4実施形態のいずれかに記載の固体撮像装置300である。撮像システム600は、固体撮像装置300により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部612と、撮像システム600により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差算出部614を有する。また、撮像システム600は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離計測部616と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部618と、を有する。ここで、視差算出部614や距離計測部616は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部618はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
【0056】
撮像システム600は、車両情報取得装置620と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、撮像システム600には、衝突判定部618での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU630が接続されている。すなわち、制御ECU630は、距離情報に基づいて移動体を制御する移動体制御手段の一例である。また、撮像システム600は、衝突判定部618での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置640とも接続されている。例えば、衝突判定部618の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU630はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置640は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
【0057】
本実施形態では、車両の周囲、例えば前方又は後方を撮像システム600で撮像する。図9(b)に、車両前方(撮像範囲650)を撮像する場合の撮像システム600を示した。車両情報取得装置620は、撮像システム600を動作させ撮像を実行させるように指示を送る。第1乃至第4実施形態による固体撮像装置300を用いることにより、本実施形態の撮像システム600は、測距の精度をより向上させることができる。
【0058】
以上の説明では、他の車両と衝突しないように制御する例を述べたが、他の車両に追従して自動運転する制御、車線からはみ出さないように自動運転する制御等にも適用可能である。更に、撮像システムは、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
【0059】
[その他の実施形態]
なお、上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を、他の実施形態に追加した実施形態、あるいは他の実施形態の一部の構成と置換した実施形態も本発明を適用し得る実施形態であると理解されるべきである。
【0060】
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
【符号の説明】
【0061】
11a、12a、17a コンタクトプラグ
14 遮光部
18 配線
20 画素
21 光電変換部
22 第1転送トランジスタ
23 電荷保持部
24 第2転送トランジスタ
25 フローティングディフュージョン
27 増幅トランジスタ
120 画素領域
140 境界領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9