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特許7204017実験ポイント推薦装置、実験ポイント推薦方法及び半導体装置製造システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-04
(45)【発行日】2023-01-13
(54)【発明の名称】実験ポイント推薦装置、実験ポイント推薦方法及び半導体装置製造システム
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/02 20060101AFI20230105BHJP
   G06N 20/00 20190101ALI20230105BHJP
   G06N 3/02 20060101ALI20230105BHJP
【FI】
H01L21/02 Z
G06N20/00
G06N3/02
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021576616
(86)(22)【出願日】2021-03-01
(86)【国際出願番号】 JP2021007716
【審査請求日】2021-12-23
(73)【特許権者】
【識別番号】501387839
【氏名又は名称】株式会社日立ハイテク
(74)【代理人】
【識別番号】110000350
【氏名又は名称】ポレール弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】オウ ユヨ
(72)【発明者】
【氏名】森 靖英
(72)【発明者】
【氏名】恵木 正史
(72)【発明者】
【氏名】大森 健史
(72)【発明者】
【氏名】酒井 哲
(72)【発明者】
【氏名】松田 航平
【審査官】堀江 義隆
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-71296(JP,A)
【文献】国際公開第2010/119939(WO,A1)
【文献】特開2018-49936(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/02
G06N 20/00
G06N 3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体処理装置の制御パラメータを入力とし、前記半導体処理装置によって加工された半導体試料の加工形状を表現する形状パラメータを出力とする機械学習モデルの学習データを得る実験のため、前記半導体処理装置に設定される制御パラメータの値の組み合わせである実験ポイントを推薦する実験ポイント推薦装置であって、
貢献度算出プログラム、安定性算出プログラム、不確実性算出プログラム及び実験ポイント推薦プログラムを記憶する記憶装置と、
前記記憶装置から読み出されたプログラムを実行するプロセッサとを有し、
前記プロセッサは前記貢献度算出プログラムを実行することにより、前記機械学習モデルの学習に用いた学習データの制御パラメータの値である特徴量データから、前記機械学習モデルの予測に対する制御パラメータごとの貢献度を評価し、
前記プロセッサは前記安定性算出プログラムを実行することにより、前記貢献度に基づいて選定された制御パラメータの値の変更によって前記機械学習モデルの予測に異常な変化が発生するか否かに基づき、前記選定された制御パラメータを軸として張られる第1の空間における前記機械学習モデルによる予測の安定性を評価し、
前記プロセッサは前記不確実性算出プログラムを実行することにより、前記選定された制御パラメータを軸として張られる第2の空間における前記特徴量データの分布に基づき、前記第2の空間における前記機械学習モデルによる予測の不確実性を評価し、
前記プロセッサは前記実験ポイント推薦プログラムを実行することにより、前記選定された制御パラメータの前記機械学習モデルの予測に対する貢献度評価、安定性評価及び不確実性評価に基づき実験ポイントを推薦する実験ポイント推薦装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記第2の空間において、軸とする前記選定された制御パラメータの値の単位には、当該制御パラメータの貢献度換算値が用いられ、
前記貢献度換算値は、前記機械学習モデルが予測した形状パラメータの値を制御パラメータの貢献度評価に基づき割り振った値として算出される実験ポイント推薦装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記第1の空間において、軸とする前記選定された制御パラメータの値の単位には、当該制御パラメータの単位が用いられ、
前記プロセッサは前記実験ポイント推薦プログラムを実行することにより、前記第1の空間における前記機械学習モデルによる予測の安定性評価を前記第2の空間における前記機械学習モデルによる予測の安定性評価に変換し、前記第2の空間に、前記貢献度評価に基づく重要領域、前記安定性評価に基づく安定領域及び前記不確実性評価に基づく不確実領域を表示する実験ポイント推薦装置。
【請求項4】
請求項3において、
前記不確実領域は、前記不確実性評価がユーザの指定した前記不確実性評価の範囲に含まれる領域である実験ポイント推薦装置。
【請求項5】
請求項3において、
前記重要領域、前記安定領域及び前記不確実領域が表示された前記第2の空間がユーザ端末上に表示され、
前記プロセッサは前記実験ポイント推薦プログラムを実行することにより、前記ユーザにより前記ユーザ端末に表示された前記第2の空間で指定された点を、実験ポイントとして特定する実験ポイント推薦装置。
【請求項6】
請求項2において、
前記第1の空間において、軸とする前記選定された制御パラメータの値の単位には、当該制御パラメータの単位が用いられ、
前記プロセッサは前記実験ポイント推薦プログラムを実行することにより、前記第1の空間における前記機械学習モデルによる予測の安定性評価を前記第2の空間における前記機械学習モデルによる予測の安定性評価に変換し、前記第2の空間における前記安定性評価の値及び前記不確実性の値に基づく統合スコアを求め、前記統合スコアに基づき実験ポイントを特定する実験ポイント推薦装置。
【請求項7】
半導体処理装置の制御パラメータを入力とし、前記半導体処理装置によって加工された半導体試料の加工形状を表現する形状パラメータを出力とする機械学習モデルの学習データを得る実験のため、前記半導体処理装置に設定される制御パラメータの値の組み合わせである実験ポイントを推薦する実験ポイント推薦方法において、
前記機械学習モデルの学習に用いた学習データの制御パラメータの値である特徴量データから、前記機械学習モデルの予測に対する制御パラメータごとの貢献度を評価する第1のステップと、
前記貢献度に基づいて選定された制御パラメータの値の変更によって前記機械学習モデルの予測に異常な変化が発生するか否かに基づき、前記選定された制御パラメータを軸として張られる第1の空間における前記機械学習モデルによる予測の安定性を評価する第2のステップと、
前記選定された制御パラメータを軸として張られる第2の空間における前記特徴量データの分布に基づき、前記第2の空間における前記機械学習モデルによる予測の不確実性を評価する第3のステップと、
前記選定された制御パラメータの前記機械学習モデルの予測に対する貢献度評価、安定性評価及び不確実性評価に基づき実験ポイントを推薦する第4のステップとを有する実験ポイント推薦方法。
【請求項8】
請求項7において、
前記第2の空間において、軸とする前記選定された制御パラメータの値の単位には、当該制御パラメータの貢献度換算値が用いられ、
前記貢献度換算値は、前記機械学習モデルが予測した形状パラメータの値を制御パラメータの貢献度評価に基づき割り振った値として算出される実験ポイント推薦方法。
【請求項9】
請求項8において、
前記第1の空間において、軸とする前記選定された制御パラメータの値の単位には、当該制御パラメータの単位が用いられ、
前記第4のステップにおいて、前記第1の空間における前記機械学習モデルによる予測の安定性評価を前記第2の空間における前記機械学習モデルによる予測の安定性評価に変換し、前記第2の空間に、前記貢献度評価に基づく重要領域、前記安定性評価に基づく安定領域及び前記不確実性評価に基づく不確実領域を表示する実験ポイント推薦方法。
【請求項10】
請求項9において、
前記不確実領域は、前記不確実性評価がユーザの指定した前記不確実性評価の範囲に含まれる領域である実験ポイント推薦方法。
【請求項11】
請求項9において、
前記重要領域、前記安定領域及び前記不確実領域が表示された前記第2の空間がユーザ端末上に表示され、
前記第4のステップにおいて、前記ユーザにより前記ユーザ端末に表示された前記第2の空間で指定された点を、実験ポイントとして特定する実験ポイント推薦方法。
【請求項12】
請求項8において、
前記第1の空間において、軸とする前記選定された制御パラメータの値の単位には、当該制御パラメータの単位が用いられ、
前記第4のステップにおいて、前記第1の空間における前記機械学習モデルによる予測の安定性評価を前記第2の空間における前記機械学習モデルによる予測の安定性評価に変換し、前記第2の空間における前記安定性評価の値及び前記不確実性の値に基づく統合スコアを求め、前記統合スコアに基づき実験ポイントを特定する実験ポイント推薦方法。
【請求項13】
半導体処理装置と、ネットワークを介して前記半導体処理装置に接続され、実験ポイント推薦処理を実行するプラットフォームとを備える半導体装置製造システムにおいて、
前記半導体処理装置の制御パラメータを入力とし、前記半導体処理装置によって加工された半導体試料の加工形状を表現する形状パラメータを出力とする機械学習モデルの学習データを得る実験のため、前記半導体処理装置に設定される制御パラメータの値の組み合わせである実験ポイントを推薦する前記実験ポイント推薦処理は、
前記機械学習モデルの学習に用いた学習データの制御パラメータの値である特徴量データから、前記機械学習モデルの予測に対する制御パラメータごとの貢献度が評価されるステップと、
前記貢献度に基づいて選定された制御パラメータの値の変更によって前記機械学習モデルの予測に異常な変化が発生するか否かに基づき、前記選定された制御パラメータを軸として張られる第1の空間における前記機械学習モデルによる予測の安定性が評価されるステップと、
前記選定された制御パラメータを軸として張られる第2の空間における前記特徴量データの分布に基づき、前記第2の空間における前記機械学習モデルによる予測の不確実性が評価されるステップと、
前記選定された制御パラメータの前記機械学習モデルの予測に対する貢献度評価、安定性評価及び不確実性評価に基づき実験ポイントが推薦されるステップと、
を有することを特徴とする半導体装置製造システム。
【請求項14】
請求項13に記載の半導体装置製造システムにおいて、
前記実験ポイント推薦処理は、前記プラットフォームに備えられたアプリケーションとして実行されることを特徴とする半導体装置製造システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機械学習モデルの学習を効果的に促進する実験ポイント推薦装置、実験ポイント推薦方法及び半導体装置製造システムに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体プロセスにおいて適正な処理条件により半導体試料を処理することで、望ましい半導体加工を実施できる。近年、デバイスを構成する新材料が導入されるとともにデバイス構造が複雑化しており、半導体処理装置の制御範囲が拡大され、多くの制御パラメータが追加されてきた。プロセスはマルチステップ化し、微細で複雑な加工が実現されるようになった。半導体処理装置を用いて高性能なデバイス(半導体装置)を生産するためには、半導体試料の目標の加工形状を実現する適正な処理条件を導出するプロセス開発を行う必要がある。
【0003】
半導体処理装置の性能を十分に引き出すには、多数の制御パラメータの最適化が不可欠であり、その実現にはプロセス開発のノウハウや高い装置運用スキルおよび処理試験の多数の試行錯誤が必要である。したがって、プロセス開発には大規模な回数の処理試験を必要とする。
【0004】
特許文献1には、半導体処理装置に与える加工条件と半導体処理装置による加工結果との関係を示す予測モデルを生成し、予測モデルを用いて、加工結果の目標値を出力する条件を推定することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2019-40984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
予測モデルを用いた条件推定を適切に行うには、予測モデルの精度が求められる。予測モデルの精度を高めるには、学習データを多数用いて、学習する必要があり、このため、半導体処理装置による処理試験を多数回繰り返す必要がある。処理試験の繰り返しは、プロセス開発の費用、期間に大きな影響を及ぼすため、予測モデルの精度を効果的に高められる学習データの収集が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施の態様である実験ポイント推薦装置は、半導体処理装置の制御パラメータを入力とし、半導体処理装置によって加工された半導体試料の加工形状を表現する形状パラメータを出力とする機械学習モデルの学習データを得る実験のため、半導体処理装置に設定される制御パラメータの値の組み合わせである実験ポイントを推薦する実験ポイント推薦装置であって、貢献度算出プログラム、安定性算出プログラム、不確実性算出プログラム及び実験ポイント推薦プログラムを記憶する記憶装置と、記憶装置から読み出されたプログラムを実行するプロセッサとを有し、
プロセッサは貢献度算出プログラムを実行することにより、機械学習モデルの学習に用いた学習データの制御パラメータの値である特徴量データから、機械学習モデルの予測に対する制御パラメータごとの貢献度を評価し、
プロセッサは安定性算出プログラムを実行することにより、貢献度に基づいて選定された制御パラメータの値の変更によって機械学習モデルの予測に異常な変化が発生するか否かに基づき、選定された制御パラメータを軸として張られる第1の空間における機械学習モデルによる予測の安定性を評価し、
プロセッサは不確実性算出プログラムを実行することにより、選定された制御パラメータを軸として張られる第2の空間における特徴量データの分布に基づき、第2の空間における機械学習モデルによる予測の不確実性を評価し、
プロセッサは実験ポイント推薦プログラムを実行することにより、選定された制御パラメータの機械学習モデルの予測に対する貢献度評価、安定性評価及び不確実性評価に基づき実験ポイントを推薦する。
【発明の効果】
【0008】
機械学習モデルの学習を効果的に促進する学習データが得ることが可能になる。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実験ポイント推薦システムのシステム構成図である。
図2】各情報処理装置が保持する、実験ポイント推薦処理のためのプログラムおよびデータを示す図である。
図3】実験ポイント推薦処理のフローチャートである。
図4】実験ポイントデータを示す図である。
図5】安定性解析の処理フローである。
図6A】安定性解析を説明するための模式図である。
図6B】安定性解析処理におけるステップS14~S15の処理例である。
図7】不確実性解析の処理フローである。
図8】不確実性解析を説明するための模式図である。
図9】実験ポイント推薦の処理フローである。
図10】表示画面の例である。
図11A】XAI分析結果の表示例である。
図11B】安定性解析結果の表示例である。
図11C】不確実性解析結果の表示例である。
図12】実験ポイント選択図の例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
【0011】
図1に実験ポイント推薦システムのシステム構成図を示す。以下では、本システムを半導体デバイスのプロセス開発に用いる例に即して説明する。プロセス開発では、半導体試料を処理する半導体処理装置について、目標の加工形状を実現する適正な処理条件を導出する。レシピAI(Artificial Intelligence)サーバ10は、AIモデルを用いて、所定の処理条件(レシピ)で半導体処理装置が半導体試料を処理することにより得られる加工形状を予測する。AIモデルは、半導体処理装置の制御パラメータを入力とし、半導体処理装置によって加工された半導体試料の加工形状を表現する形状パラメータを出力とする機械学習モデルである。AIモデルの精度を高めるには、制御パラメータと形状パラメータの組である学習データを多数用いて、学習する必要がある。このため、半導体処理装置に与える制御パラメータを変えて半導体試料の加工を行い、加工された半導体試料の加工形状を計測して形状パラメータを得る作業(以下、実験という)を繰り返す必要がある。実験には、半導体処理装置に実際に加工を行わせる必要があるため、時間と費用がかかる。このため、実験を行う制御パラメータとして、AIモデルの精度を上げるために効果的な制御パラメータを選択することができれば、プロセス開発に要する時間の短縮、費用の低減につながる。しかしながら、プロセス開発時に調整を行う半導体処理装置の制御パラメータは多数あるため、実験ポイント候補となる制御パラメータの値の組み合わせはいわば無数に存在する。実験ポイント推薦サーバ20は、そのような、レシピAIサーバ10のAIモデルの精度を改善するために適切な制御パラメータの値の組み合わせの特定を支援する。ユーザは、実験ポイント推薦サーバ20が推薦する制御パラメータの値の組み合わせについて実験を行い、得られた学習データを用いてAIモデルの学習を継続することで、AIモデルの学習を加速することができる。
【0012】
ユーザは、ユーザ端末30から、レシピAIサーバ10、実験ポイント推薦サーバ20にアクセスし、AIモデルの学習、AIモデルの学習データを得るための実験ポイントの選択を実行する。図1に示すように、レシピAIサーバ10、実験ポイント推薦サーバ20、ユーザ端末30はネットワーク40を介して相互に接続可能とされている。レシピAIサーバ10、実験ポイント推薦サーバ20、ユーザ端末30はいずれも情報処理装置であって、ハードウェアの基本構成は同様であるので、以下、ユーザ端末30を例に説明する。
【0013】
ユーザ端末30は、CPU(Central Processing Unit)31、メモリ32、記憶装置33、ネットワークインタフェース34、入力装置36、出力装置37を備え、これらがバス35により結合されている。キーボードやポインティングデバイスである入力装置36と出力装置37であるディスプレイとにより、GUI(Graphical User Interface)が実装され、ユーザはGUIを介してインタラクティブにシステムを利用することができる。ネットワークインタフェース34はネットワーク40と接続するためのインタフェースである。
【0014】
記憶装置33は通常、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、ユーザ端末30が実行するプログラムやプログラムが処理対象とするデータ等を記憶する。メモリ32はRAM(Random Access Memory)で構成され、CPU31の命令により、プログラムやプログラムの実行に必要なデータ等を一時的に記憶する。CPU31は、記憶装置33からメモリ32にロードしたプログラムを実行する。
【0015】
ユーザ端末30は、例えば、PC(Personal Computer)、あるいはタブレットなどである。また、図1では、レシピAIサーバ10、実験ポイント推薦サーバ20はそれぞれ別の情報処理装置上に実装した例を示しているが、同じ情報処理装置上に実装してもよく、クラウド上に実装してもよい。
【0016】
図2に各情報処理装置の記憶装置が保持する、実験ポイント推薦処理のためのプログラムおよびデータを示し、図3に実験ポイント推薦処理のフローを示す。ユーザ端末30のアプリケーション/GUIプログラム41は、本システムに対してユーザの指示を入力したり、システムの処理結果をユーザに提示したりする処理を行う。ユーザは、ユーザ端末30のアプリケーション/GUIプログラム41を用いて、実験ポイント推薦処理を実行する。
【0017】
レシピAIサーバ10は、学習データを用いてAIモデル51の学習を行う(S01)。AIモデル51は、半導体処理装置の制御パラメータを入力して、当該制御パラメータが設定された半導体処理装置によって加工された半導体試料の形状パラメータを予測して出力する。学習データは制御パラメータと形状パラメータとの組であり、学習データの形状パラメータは、実際に半導体処理装置に当該制御パラメータを設定して半導体試料を加工させることによって得られる。
【0018】
本実施例では、AIモデル51の学習に用いられた学習データの制御パラメータの値(特徴量データ52)を、新しい実験ポイントを探索するために利用する。ステップS01の後、レシピAIサーバ10は、学習を終えたAIモデル51に、学習に用いた制御パラメータの値である特徴量データ52を入力して、予測値データ53を求める(S02)。
【0019】
実験ポイント推薦サーバ20が保持するXAI(Explainable AI)算出プログラム61は、AIモデル51がどのような根拠でその予測を行ったかを解釈するプログラムである。AIモデル51は中身がブラックボックスであるため、そのままでは予測が得られた理由が分からない。XAI算出プログラム61は、AIモデル51がそのような予測に至った根拠の一つとして、予測結果に対する各入力の貢献度を示す貢献度データ65を算出する。このような算出を行うツールとしてはSHAP(Shapley Additive explanations)といったものが知られている。実験ポイント推薦サーバ20は、XAI算出プログラム61により、予測値データ53について、特徴量データ52の各制御パラメータの貢献度データ65を求める(S03)。
【0020】
半導体処理装置の制御パラメータの数は極めて多い。このため、貢献度データ65により、予測値に対して貢献の大きい少数の制御パラメータ、すなわち、加工形状に大きな変動を及ぼす少数の制御パラメータを選択して、以降の処理を実行する。
【0021】
AIモデル51の学習の促進に効果的な学習データが得られる実験ポイントを選択するため、本実施例では、実験ポイントを安定性と不確実性という2つの観点から評価する。詳細については後述するが、安定性とは、制御パラメータの値の変更によって予測値が異常な変化を生じない(例えば、予測形状が破壊されない)ことをいう。また、不確実性とは、AIモデルの予測の精度が低いことをいう。
【0022】
実験ポイント推薦サーバ20は、安定性算出プログラム62を用いて特徴量データ52について安定性評価データ66を求め(S04)、不確実性算出プログラム63を用いては特徴量データ52について不確実性評価データ67を求める(S05)。その後、実験ポイント推薦プログラム64を用い、貢献度データ65、安定性評価データ66、不確実性評価データ67に基づき、ユーザの意向に沿った、次の学習データを得るための実験ポイントを推薦する(S06)。
【0023】
図4に実験ポイント推薦処理によって得られる実験ポイントデータの例を示す。ID71は実験ポイントを一意に特定するIDである。実験ポイントは、複数の制御パラメータの値の組み合わせとして定義され、制御パラメータ情報72は、名称72a、値72b、レンジ72cを含んでいる。値72bは、レンジ72cに含まれるよう設定される。これらの値や単位は制御パラメータによって異なる。ここでは電力[W]、流量[sccm]が例示されている。貢献度評価情報73は、AIモデルにより実験ポイントについての予測を行った場合の各制御パラメータの貢献度を示すものであり、XAI算出プログラム61により算出される。安定性評価情報74、不確実性評価情報75は、実験ポイントごとにそれぞれ安定性解析(ステップS04)、不確実性解析(ステップS05)により、求められる値である。
【0024】
図5に、安定性解析(ステップS04)の処理フローを示す。上述したように、調整する制御パラメータを貢献度データ65に基づき絞り込む(S11)。ここでは、貢献度の大きい上位2つの制御パラメータを選択するものとし、以下の特徴量データ52に対する処理は、ステップS11で絞り込まれた制御パラメータに対して実行される。
【0025】
まず、特徴量データ52をクラスタリングし(S12)、クラスタの中心データを初期ポイントとして選択する(S13)。図6Aに安定性解析を説明するための模式図を示す。特徴量データ52が制御パラメータ1と制御パラメータ2を軸として張られる特徴量空間においてクラスタリングされた様子を示している。この例では、3つのクラスタC1~C3が形成され、それぞれのクラスタ中心Cc1~Cc3が表されている。ここで、クラスタ中心は、クラスタを代表する実験ポイントであればよく、クラスタ中心の求め方は特に限定されない。クラスタ中心に最も近い特徴量データをクラスタ中心としてもよい。
【0026】
続いて、初期ポイントの制御パラメータの値をランダムに変更し(S14)、AIモデル51により予測する(S15)。図6Bに、ステップS14~S15の処理例を示す。初期ポイントで予測される加工形状80が、深さdの溝形状であるとする。制御パラメータの値を変更することによって、予測される加工形状が変化する。例えば、予測ポイント1では、溝の深さがd’に変化した加工形状81が予測され、予測ポイント2では、破壊された加工形状82が予測される。
【0027】
このように制御パラメータの値を変更して、予測形状が破壊された場合には(S15でYes)、予測ポイント(制御パラメータの値の組み合わせ)を危険領域(danger zone)の1点としてラベリングし(S16)、予測形状が破壊されなかった場合には(S15でNo)、再度、初期ポイントの制御パラメータの値をランダムに変更して(S14)、同様の処理を行い、危険領域としてラベリングされる予測ポイントが十分な点数となるまで繰り返す(S17)。十分な点数が得られたら、危険境界(danger boundary)を近似的に決定する(S18)。危険境界の内部を安全領域(safe zone)と呼ぶものとする。
【0028】
図6Aには、クラスタC1について、ステップS14~S17においてAIモデル51による形状予測を行った予測ポイントについて、破壊のない加工形状が得られた予測ポイントと破壊された加工形状が得られた予測ポイントとを区別してプロット(図6Bを参照)した様子を示している。クラスタ中心Cc1から離れるほど、破壊された加工形状が得られる可能性が高まる。したがって、破壊された加工形状が得られた予測ポイントが優位に存在する領域(危険領域)と破壊のない加工形状が得られた予測ポイントが優位に存在する領域(安全領域)を区分するよう危険境界を定めることができる。なお、破壊された加工形状が得られる頻度の高さに対応させた複数の危険境界を設けるようにしてもよい。例えば、後述する不確実性解析と同様に、特徴量空間中に多数のサンプリング点をとって、サンプリング点を中心とする半径γの円内に含まれる×プロットの点数をカウントする。これにより、特徴量空間における×プロットの密度を把握し、複数の危険境界を設けることができる。
【0029】
すべてのクラスタについて、危険境界を決定すれば(S19でYes)、安定性解析を終了する(S20)。終了にあたり、特徴量空間における危険境界の座標(複数の危険境界を求めた場合には、複数の危険境界それぞれの定義と座標)を安定性評価データ66として記憶する。あるいは、破壊された加工形状が得られた予測ポイントの座標を安定性評価データ66として記憶してもよい。
【0030】
図7に、不確実性解析(ステップS05)の処理フローを示す。不確実性は、AIモデルの予測の精度に基づく評価である。制御パラメータを軸として張られる特徴量空間において、既にAIモデルの学習データとして使用された実験ポイントが多数存在する第1の領域と、AIモデルの学習データとして使用された実験ポイントがほとんど存在しない第2の領域とがあるとする。新たな実験ポイントが第1の領域に含まれているとすれば、AIモデルの予測の精度は高く(不確実性が低い)、第2の領域に含まれていれば、AIモデルの予測の精度は低い(不確実性が高い)、といえる。
【0031】
このように、本実施例では不確実性を特徴量空間における実験ポイントの分布に基づき判定するが、分布状態を評価するには、空間における距離が定義できる必要がある。ところが、制御パラメータの単位は様々であり、かつ制御パラメータが取りうるレンジも様々であるから、制御パラメータの値をそのまま使うことができない。このため、実験ポイントの分布を評価するため、XAI算出プログラム61により算出される制御パラメータの貢献度に基づく貢献度換算値(以下では、XAI換算値と表記する)を用いる。加工ターゲットとする形状パラメータが溝の深さである場合を例にとる。予測された加工形状における溝の深さ(形状パラメータ)が10nmの溝であり、かつ制御パラメータ1の貢献度が50%、制御パラメータ2の貢献度が30%であったとするとき、溝の深さを貢献度に応じて割り振りした値がXAI換算値である。この場合、制御パラメータ1のXAI換算値は5(=10×0.5)nm、制御パラメータ2のXAI換算値は3(=10×0.3)nmになる。このように異なる単位の制御パラメータであっても、比例尺度であるXAI換算値で評価することにより、特徴量空間における実験ポイントの分布を適正に評価することができる。XAI換算値により単位を揃えた特徴量空間のことをXAI空間と呼ぶ。
【0032】
まず、調整する制御パラメータを貢献度データ65に基づき絞り込む(S31)。本ステップは、図5のステップS11と同じ処理であり、図3のように、安定性解析を不確実性解析よりも先に行っている場合には、再度行う必要はない。
【0033】
図8に不確実性解析を説明するための模式図を示す。特徴量データ52が制御パラメータ1の値(XAI換算値)と制御パラメータ2の値(XAI換算値)を軸として張られるXAI空間において分布している様子を示している。XAI空間における特徴量データ52の分布を評価するため、以下の処理を行う。
【0034】
XAI空間上でサンプリング点を選択する(S32)。サンプリング点は、XAI空間において十分密になるように選択する。サンプリング点はXAI空間上で、ランダムに設定してもよく、規則的に(例えば、格子状に)設定してもよい。サンプリング点を中心とする半径γの円内に含まれる特徴量データの点数をカウントし(S33)、円内に含まれる特徴量データの点数を、サンプリング点における不確実性評価値としてラベリングする(S34)。図8には2つのサンプリング点Sp1,Sp2を中心とする半径γの円を表示している。この場合、サンプリング点Sp1の不確実性評価値は1、サンプリング点Sp2の不確実性評価値は3となる。サンプリング点を十分密にとることにより、XAI空間における特徴量データの分布状況をサンプリング点ごとの不確実性評価値により評価できる。この処理をすべてのサンプリング点について繰り返す(S35)。
【0035】
すべてのサンプリング点について、不確実性評価値を求めていれば(S35でYes)、不確実性解析を終了する(S36)。終了にあたり、XAI空間における各サンプリング点での不確実性評価値を不確実性評価データ67として記憶する。
【0036】
なお、サンプリング点を中心とする半径γの大きさは、不確実性評価の分解能に影響する。このため、異なる半径γの大きさでサンプリング点の不確実性評価値を求め、所望の分解能を与える半径γで求めたサンプリング点の不確実性評価値を用いて、以降の処理を行ってもよい。
【0037】
図9に実験ポイント推薦(ステップS06)の処理フローを示す。また、図10にユーザ端末30に表示されるGUI例として、表示画面90を示す。表示画面90は、レシピAIサーバ10及び実験ポイント推薦サーバ20に対するGUIの両方を含んでいる。制御パラメータ(レシピ)入力欄91に制御パラメータの値の組み合わせが設定されると、レシピAIサーバ10は設定された制御パラメータの値の組み合わせをAIモデル51に入力し、出力された形状パラメータを画像化し、予測形状欄92に表示する。
【0038】
実験ポイント推薦サーバ20が実行したXAI分析(図3のステップS03)、安定性解析(図3のステップS04)、不確実性解析(図3のステップS05)の結果は、それぞれXAI分析結果表示欄93、安定性解析結果表示欄95、不確実性解析結果表示欄97に表示される。実験ポイント推薦サーバ20は、実験ポイント推薦プログラム64を実行することにより、貢献度データ65、安定性評価データ66、不確実性評価データ67をユーザが結果を理解しやすいように可視化して、ユーザ端末30に表示される表示画面90の各表示欄に表示する(S41)。図10の例は、XAI空間における特徴量データ52の分布とそれぞれの結果から実験ポイントとしての適正を評価する指標の等高線とを表示する形式で結果を表示している。さらに、各表示欄の表示形式は複数の表示形式の間で変更できるようにしてもよい。
【0039】
図11Aに貢献度データ65に基づくXAI分析結果94を示す。制御パラメータ1と制御パラメータ2とで張られるXAI空間における特徴量データ52の分布と重要性指標の等高線が表示されている。XAI分析では、予測結果に対する各制御パラメータの貢献度を算出しているため、XAI空間の左下の空間ほど制御パラメータ1と制御パラメータ2は予測結果に対する重要性が低くなり、右上の空間ほど制御パラメータ1と制御パラメータ2は予測結果に対する重要性が高くなるといえる。したがって、重要性指標の等高線は右下がりの線状になる。
【0040】
XAI分析結果の表示形式としては、他に、特徴量データ52について算出した貢献度の代表値(平均値、中央値等)を制御パラメータごとに表示する形式も考えられる。
【0041】
図11Bに安定性評価データ66に基づく安定性解析結果96を示す。制御パラメータ1と制御パラメータ2とで張られるXAI空間における特徴量データ52の分布と安定性指標の等高線が表示されている。XAI空間における安定性指標の等高線は、特徴量空間における危険境界をXAI空間に座標変換して写像したものである。
【0042】
安定性解析結果の表示形式としては、特徴量空間における特徴量データ52の分布と危険境界とを表示する形式も考えられる。
【0043】
図11Cに不確実性評価データ67に基づく不確実性解析結果98を示す。制御パラメータ1と制御パラメータ2とで張られるXAI空間における特徴量データ52の分布と不確実性指標の等高線が表示されている。XAI空間における不確実性指標の等高線は、各サンプリング点における不確実性評価値に基づき描画される。すなわち、等高線は、2つの等高線の間に挟まれるサンプリング点の不確実性評価値の値が等しくなるよう、XAI空間中に描画される。
【0044】
次に、ユーザは、実験ポイントの不確実性評価レンジを設定する(S42)。表示画面90の不確実性評価レンジ入力欄100にユーザが値を入力することにより設定する。不確実性指標は高すぎても、低すぎてもAIモデルへの学習効果は薄くなると考えられるため、特徴量データ52の分布状況から適切な範囲をユーザが設定するようにしている。他の指標のレンジはシステムで設定する。重要性指標は、安定性解析、不確実性解析を行った2つの制御パラメータの貢献が大きい実験ポイントを選択する方がよい。制御パラメータの貢献の小さい領域では、AIモデルの予測通りの加工結果が得られないおそれがあるためである。また、半導体処理装置によって加工形状が破壊されてしまうと得られる情報が乏しくなるため、破壊を起こさず加工ができる制御パラメータの組み合わせを実験ポイントとして選んだ方がよい。したがって、安定性指標も高い値を選択することが望ましい。もちろん、ユーザが不確実性指標と同様に、重要性指標や安定性指標について、レンジを設定できるようにしてもよい。
【0045】
実験ポイント推薦サーバ20は、実験ポイント推薦プログラム64を実行することにより、表示画面90に実験ポイント選択図101を表示する(S43)。実験ポイント選択図101図12に示す。実験ポイント選択図101はXAI空間上に重要領域111、安定領域112、ステップS42で設定された不確実性評価レンジを有する不確実領域113を重畳表示したものである。重要領域111はXAI分析結果、安定領域112は安定性解析結果、不確実領域113は不確実性解析結果から得られる。ユーザは、3つの領域の重なり具合に基づき、実験ポイントを選択する(S44)。図12の例であれば、3つの領域が互いに重なった重なり領域114において実験ポイントを選択することにより、AIモデル51の学習を促進する学習データが得られる可能性が高い。
【0046】
ステップS44の実験ポイントの選択は、表示画面90の実験ポイント選択図101に表示されたXAI空間に対してカーソル102で1点を指定することによって行える(図10参照)。カーソル102で指定した位置における値は、推奨制御パラメータ表示欄103に表示される。なお、表示欄103の値は、XAI換算値で表示してもよいし、制御パラメータの値を表示してもよい。
【0047】
以上、本発明を実施例に沿って説明したが、さまざまな変形が可能である。例えば、実験ポイントを2次元で表示したXAI空間上で指定する例で説明したが、例えばXAI空間を3次元で表示するGUIとすれば、3つの制御パラメータを最適化する実験ポイントを選択することが可能になる。さらに、GUIに表示したXAI空間により実験ポイントを選択する方法に限らず、例えば、安定性評価値と不確実性評価値に基づく統合スコアを求め、統合スコアを高くするように実験ポイントを選択するといった方法でもよい。統合スコアSは、例えば、S=a×(安定性評価値)+b×(不確実性評価値)、ただし、a,bは重み、として定めることができる。
【0048】
以上、説明した実施例の実施態様として、半導体処理装置を含むラインを運用管理するアプリケーションをプラットフォーム上で実行する半導体装置製造システムが考えられる。半導体処理装置は、ネットワークを介してプラットフォームに接続され、プラットフォームからの制御を受ける。この場合、レシピAIサーバ10、実験ポイント推薦サーバ20をプラットフォーム上のアプリケーションとして、それぞれの処理を実行させることにより、半導体装置製造システムにおいて、本実施例を実施することが可能になる。
【符号の説明】
【0049】
10:レシピAIサーバ、11,21,31:CPU、12,22,32:メモリ、13,23,33:記憶装置、14,24,34:ネットワークインタフェース、15,25,35:バス、20:実験ポイント推薦サーバ、30:ユーザ端末、36:入力装置、37:出力装置、40:ネットワーク、41:アプリケーション/GUIプログラム、51:AIモデル、52:特徴量データ、53:予測値データ、61:XAI算出プログラム、62:安定性算出プログラム、63:不確実性算出プログラム、64:実験ポイント推薦プログラム、65:貢献度データ、66:安定性評価データ、67:不確実性評価データ、71:ID、72:制御パラメータ情報、72a:名称、72b:値、72c:レンジ、73:貢献度評価情報、74:安定性評価情報、75:不確実性評価情報、80,81,82:加工形状、90:表示画面、91:制御パラメータ(レシピ)入力欄、92:予測形状欄、93:XAI分析結果表示欄、94:XAI分析結果、95:安定性解析結果表示欄、96:安定性解析結果、97:不確実性解析結果表示欄、98:不確実性解析結果、100:不確実性評価レンジ入力欄、101:実験ポイント選択図、102:カーソル、103:推奨制御パラメータ表示欄、111:重要領域、112:安定領域、113:不確実領域、114:重なり領域。
【要約】
半導体処理装置の制御パラメータを入力とし、半導体処理装置によって加工された半導体試料の加工形状を表現する形状パラメータを出力とする機械学習モデルについて、学習データを得る実験ポイントを推薦する。機械学習モデルの学習に用いた学習データの制御パラメータの値である特徴量データから、機械学習モデルの予測に対する制御パラメータごとの貢献度を評価し、貢献度に基づいて選定された制御パラメータを軸として張られる空間における機械学習モデルによる予測の安定性評価、不確実性評価に基づき実験ポイントを推薦する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8
図9
図10
図11A
図11B
図11C
図12